JP7503008B2 - 景品獲得装置及び景品復帰機構 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 ネットクレーンモール「とるモ」における一部の景品獲得装置、2021年1月8日試験運用開始
本発明は、景品獲得装置等に関する。
ゲームセンターなどにおいて人気の装置に、「クレーンゲーム機」「クレーン型景品獲得装置」などと呼ばれる景品獲得装置がある。この種の景品獲得装置は、いわゆる「クレーン」と呼ばれる景品移動部を備える。クレーンは、景品を把持する把持部と、把持部を昇降する昇降部と、昇降部を水平移動させる2次元直動機構部と、を具備する。プレーヤとなるユーザは、クレーンを移動させる移動操作を行う。移動操作後、景品獲得装置はクレーンを自動制御する。すなわち、景品獲得装置は、クレーンを降下させる動作・爪を閉じて景品を掴む動作・吊り上げる動作・景品獲得口の上方へ移動する動作・爪を開いて景品を落下させる動作、を自動で行う。プレーヤによる移動操作が適当であれば、景品を掴む動作によって意中の景品を把持部でキャッチできる。そして、無事に景品を運んで景品獲得口に落下させることができれば、プレーヤはこれを獲得できる。以降では、この種の装置を総じて「景品獲得装置」と呼ぶこととする。
従来、景品獲得装置の使用形態は、ゲームセンターやショッピングモール等のゲームコーナに景品獲得装置を設置する実店舗設置式が主であった。近年では、遠隔操作対応型の景品獲得装置として、インターネットを介して通信接続されたスマートフォンやパソコンで遠隔操作してプレイする「オンラインプレイ式」の使用形態も普及しつつある(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。オンラインプレイ式は「ネットクレーンゲーム」とも呼ばれる。
景品獲得装置をオンラインプレイ式で運用する場合、運営の効率化のため、景品獲得装置に入れられる景品は、プレーヤが手にする実物の景品(例えば、ウサギのぬいぐるみなど)ではなく、それを獲得すれば実物の景品を獲得したと見なされる代用景品(例えば、景品の写真を貼った空箱や球形のカプセルなど)を用いる場合が多い。
特開2019-162255号公報 特開2019-98112号公報
「オンラインプレイ式」で景品獲得装置を運用する現場は、多くの場合、コストを抑えるために限られた少人数のスタッフで対応している。スタッフの仕事の1つに、景品獲得口に落下した代用景品を景品取出口から取り出して、元の景品獲得装置の中に戻す手作業がある。
この手作業は、煩雑で時間のかかる作業であるが、その景品獲得装置で再びプレイ可能とするためには必須である。そのため、できるだけ速やかに遂行することが求められる。しかし、多くの景品獲得装置で頻繁に代用景品が景品獲得口に落下する場合には、手が回らない事態が生じ得た。スタッフの人数が限られていると、この状態に拍車がかかり得た。再びプレイ可能となるまでの時間が長いと、プレーヤを待たせてしまったり、場合によってはプレイするのを諦めるプレーヤが生じかねない、という問題があった。またこの手作業は、腰や膝の曲げ伸ばしなどの肉体的な負荷をスタッフに強いていた。1日に何度も繰り返される作業であった。以上の理由から、これらの作業の省略化が求められていた。なお、代用景品の場合を例に挙げて説明したが、実物の景品であっても同じ問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、景品獲得口に落下した景品を景品配置領域の中に戻す手作業を省略できる新たな景品獲得装置の技術を提供すること、である。
上述した課題を解決するための第1の発明は、景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置であって、前記景品獲得口に景品が落下したことを検出する落下検出部と、前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、を備える景品獲得装置である。
ここで言う「景品」は、プレーヤが実際に手にすることができる実物の景品であってもよいし、それを獲得することで実物の景品を得る権利を取得したと見なされる代用景品であってもよい。
第1の発明によれば、景品獲得口に落下した景品は自動的に検出され、リフト部により所定の高さまで押し上げられて、再びゲームフィールドに排出される。よって、従来、スタッフが行っていた、景品獲得口に落下した景品を取り出して、該当するゲームフィールドに戻す手作業を、機械的な自動処理で実現することができる。そのため、景品獲得装置が再びプレイ可能な状態に戻るまでの所要時間が短くなり、プレーヤを待たせる時間が短くなる。プレーヤにとっても、スタッフにとっても、運営者にとってもメリットの高い景品獲得装置を実現できる。
第2の発明は、前記排出部は、排出方向を第1方向にする第1作動部と、排出方向を第2方向にする第2作動部とを有し、前記落下検出部による検出がなされた場合に、前記リフト部に押し上げ動作を行わせるとともに、前記第1作動部又は前記第2作動部を作動させる制御を行う制御部(例えば、図1の景品復帰機構用制御基板400)、を更に備える第1の発明の景品獲得装置である。
第2の発明によれば、景品獲得装置は、リフト部により押し上げられた景品をゲームフィールドに排出する際に、複数の方向の何れかに向けて選択的に排出することができる。よって、景品獲得口に落下した景品をゲームフィールドに戻す機能を向上できる。
第3の発明は、上面視において、前記ゲームフィールドには、前記景品獲得口から前記第1方向に沿った方向に位置する第1配置領域と、前記景品獲得口から前記第2方向に沿った方向に位置する第2配置領域とが定められており、前記第1配置領域は、第1配置位置を底部とする傾斜面を有する領域であり、前記第2配置領域は、第2配置位置を底部とする傾斜面を有する領域である、第2の発明の景品獲得装置である。
第3の発明によれば、ゲームフィールドは、リフト部により押し上げられた景品をゲームフィールドに排出する第1方向に、景品を載置するための第1配置領域を有し、第2方向に第2配置領域を有する。第1、第2配置領域は、それぞれの所定の配置位置(第1配置位置、第2配置位置)を底部としている。従って、リフト部により押し上げられ、第1方向或いは第2方向へ排出された景品は、第1配置位置或いは第2配置位置へ案内される。つまり、景品獲得装置は、景品獲得口に落下した景品を、所定の配置位置へ自動的に戻すことができる。
第4の発明は、前記ゲームフィールドにおいて、前記第1配置領域及び前記第2配置領域以外の領域に設けられた丘部、を更に備え、前記丘部は、前記第1配置領域又は前記第2配置領域に向けて傾斜する傾斜面を有する、第3の発明の景品獲得装置である。
第4の発明によれば、リフト部により押し上げられてゲームフィールドに排出された景品が、仮にゲームフィールドの丘部に載ったとしても、丘部の傾斜面によって第1配置領域又は第2配置領域に案内される。つまり、景品獲得装置は、景品獲得口に落下した景品を、より確実に所定の配置位置へ戻すことができる。
第5の発明は、前記丘部と前記第1配置領域との境界が段差状に形成され、前記丘部と前記第2配置領域との境界が段差状に形成された、第4の発明の景品獲得装置である。
第5の発明によれば、リフト部により押し上げられてゲームフィールドに排出された景品が、第1配置領域を転がって丘部に入ろうとしても、境界の段差がこれを抑制する。同様に、リフト部により押し上げられてゲームフィールドに排出された景品が、第2配置領域を転がって丘部に入ることも抑制される。つまり、景品獲得装置は、景品獲得口に落下した景品を、より確実に所定の配置位置へ戻すことができる。
第6の発明は、前記第1配置位置に前記景品が有るか否かを検出する第1景品検出センサと、前記第2配置位置に前記景品が有るか否かを検出する第2景品検出センサと、を更に備え、前記制御部は、前記第1景品検出センサにより景品無しが検出された場合に前記第1作動部を作動させ、前記第2景品検出センサにより景品無しが検出された場合に前記第2作動部を作動させる、第3~第5の何れかの発明の景品獲得装置である。
第6の発明によれば、景品獲得装置は、複数の配置位置別に景品の有無を検出できる。そして、押し上げられた景品を排出する際に、第1作動部と第2作動部のうち、景品が「無い」配置位置の作動部を作動させる。これにより、景品の無い配置位置へ、景品を自動的に戻すことが可能となる。
第7の発明は、前記リフト部が、前記落下景品が載る皿状部を有し、前記皿状部を上昇させることで前記落下景品を押し上げ、前記皿状部は、前記所定の高さにおいて、前記第1方向及び前記第2方向に揺動可能に前記リフト部に支持されており、前記第1作動部は、前記皿状部を前記第1方向に揺動させ、前記第2作動部は、前記皿状部を前記第2方向に揺動させる、第2~第6の何れかの発明の景品獲得装置である。
また、第8の発明は、前記皿状部が、前記第1方向に揺動するための第1垂下部と、前記第2方向に揺動するための第2垂下部とを有し、前記第1作動部が、前記リフト部によって前記皿状部が上昇する途中に前記第1垂下部に係合して前記皿状部を前記第1方向に揺動させる動作が可能であり、前記第2作動部が、前記リフト部によって前記皿状部が上昇する途中に前記第2垂下部に係合して前記皿状部を前記第2方向に揺動させる動作が可能である、第7の発明の景品獲得装置である。
第7又は第8の発明によれば、景品獲得装置は、リフト部の皿状部を、第1作動部又は第2作動部によって第1方向又は第2方向に揺動・傾斜させて、落下景品を、第1方向又は第2方向へ選択的に排出できる。
第9の発明は、前記皿状部が、前記落下景品が停留する停留位置と、前記停留位置に向けて傾斜する傾斜面とを有し、前記落下検出部が、前記停留位置に前記落下景品が有るか否かを検出するセンサ(例えば、図8の落下検出センサ390)を有する、第7又は第8の発明の景品獲得装置である。
第9の発明によれば、落下景品は、皿状部の傾斜面により停留位置に案内されてセンサにより停留位置にあることが検出される。よって、景品獲得装置は、確実に落下景品を検出できる。
第10の発明は、前記制御部が、前記落下検出部による検出の有無と、前記リフト部及び前記排出部の動作制御とに基づいて、前記落下景品の排出の成否を判定し、当該判定結果に基づく外部通知を行う(例えば、図12のステップS46)、第2~第9の何れかの発明の景品獲得装置である。
第10の発明によれば、景品獲得装置は、落下景品の排出の成否の判定結果を、例えば景品獲得装置のスタッフ用コンピュータ等の外部へ通知できる。つまり、スタッフの手作業による対処が必要な状況を判定して、外部通知することができる。
第11の発明は、前記リフト部及び前記排出部が、上方に開口するフレーム部に取り付けられ、前記フレーム部は、上面視において前記開口が前記景品獲得口の位置に合うように設置される、第1~第10の何れかの発明の景品獲得装置である。
第11の発明によれば、リフト部及び排出部はフレーム部と一体とされ、フレーム部ごと景品獲得口に設置される。つまり、落下景品をゲームフィールドに自動排出させる要素を、景品獲得装置の後付け要素として用意することができる。よって、既存の景品獲得装置を、第1~第10の発明の景品獲得装置として簡単に改造できる。
第12の発明は、前記落下景品の種類を判定する種類判定部(例えば、図1の景品復帰機構用制御基板400、CPU402、図12のステップS10)と、前記種類判定部による判定結果を外部通知する種類通知制御部(例えば、図11の景品復帰機構用制御基板400、CPU402、通信モジュール412、図12のステップS10)と、を更に備える第1~第11の何れかの発明の景品獲得装置である。
第12の発明によれば、景品獲得装置は、落下景品の種類を判定して、判定結果を外部通知できる。つまり、複数種類の景品をゲームフィールドに載置させたとしても、どの種類の景品が獲得されたかの情報を自動的に判定して、これを外部通知できる。
第13の発明は、景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置に装備される景品復帰機構であって、上方に開口する枠体であるフレーム部であって、上面視において前記開口が前記景品獲得口の位置に合うように設置されるフレーム部と、前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、を備える景品復帰機構である。
第13の発明の景品復帰機構を装備した景品獲得装置は、第1の発明と同様の効果を発揮できる。
景品獲得装置の構成例を示す斜視外観図。 ゲームフィールドを斜め後方から見た斜視図。 フィールドプレートを斜め前方から見た斜視図。 景品獲得装置の上段部を描いた斜視図。 景品復帰機構を斜め前方から見た斜視外観図。 景品復帰機構を斜め後方から見た斜視外観図。 景品復帰機構の内部構造例を示すための斜め後方から見た透視図。 排出部の一部及び揺動機構部の構成例を示すX軸マイナス側から見た図。 排出部の一部及び揺動機構部の構成例を示すY軸プラス側から見た図。 皿状部の斜視図。 景品復帰機構に係る電気回路の構成例を示す図。 景品復帰機構の動作について説明するためのフローチャート。 リフト部が上方到達検知センサで検知される位置まで上昇した状態を示す景品復帰機構の斜視透視図。 ゲームフィールド及び景品復帰機構の変形例を示す図。 景品復帰機構の変形例をZ軸方向プラス側から見た図。 景品復帰機構の変形例における排出部の一部及び揺動機構部の構成例をX軸マイナス側から見た図。 景品復帰機構の変形例における排出部の一部及び揺動機構部の構成例をY軸プラス側から見た図。
以下、本発明の実施形態の例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。各図には右手系の直交三軸を示し、X軸プラス方向を前、X軸マイナス方向を後ろ、Y軸プラス方向を左、Y軸マイナス方向を右、Z軸プラス方向を上、Z軸マイナス方向を下、として説明する。上下前後左右の方向は、景品獲得装置10にとっての方向として説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、景品獲得装置10の構成例を示す斜視外観図である。
景品獲得装置10は、「景品移動部12を操作して、ゲームフィールド14内に載置されている代用景品6(6a,6b)を景品獲得口16に落下させる景品獲得プレイ」を実行可能なステーションを複数備える装置である。図1の例では、景品獲得装置10は、上下2段それぞれに左右方向に2ステーションを有する4ステーション一体型の景品獲得装置である。なお、上下の段数や左右方向のステーションの配置数は、適宜構成可能である。勿論、1ステーションのみ備えた構成も可能である。
景品獲得装置10は、オンラインプレイ式の景品獲得プレイ、いわゆるネットクレーンゲームを提供するためのゲームシステムで用いられる。
ゲームシステムは、単数又は複数の景品獲得装置10と、サーバシステム1100と、プレーヤとなるユーザが操作する単数又は複数のユーザ端末1500と、を有し、これらは互いにネットワーク9を介してデータ通信可能に接続されている。ユーザ端末1500の数は、その時々のユーザの数により変化する。
ネットワーク9は、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、ネットワーク9とは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味である。また、通信方法については有線/無線を問わない。
サーバシステム1100は、ユーザ端末1500と景品獲得装置10とをマッチングする処理を行う。具体的には、サーバシステム1100は、アクセスしてきたユーザ端末1500へ、その時点で使用可能な景品獲得装置10へのアクセス情報を提供し、ユーザよる景品獲得装置10の選択を受け付ける。そして、サーバシステム1100は、ユーザが選択した景品獲得装置10へのアクセス情報を提供する。
ユーザ端末1500は、景品獲得装置10へのアクセス情報を取得すると、当該アクセス情報を用いて景品獲得装置10にアクセスする。景品獲得装置10は、正規のアクセス情報を用いてアクセスしてきたユーザ端末1500が有ると、サーバシステム1100へ所定の使用開始通知を送信し、当該ユーザ端末1500による遠隔操作によるオンラインプレイ制御を開始する。そして、プレイが終了すると、景品獲得装置10はサーバシステム1100へ所定の待機通知を送信する。サーバシステム1100は、景品獲得装置10から使用開始通知や待機通知を受信して、景品獲得装置10毎に使用可能であるかを把握し、ユーザ端末1500へ使用可能な景品獲得装置10の情報を提供する。
なお、図1の例では図示が省略されているが、景品獲得装置10の各ステーションには、それぞれ専用のビデオカメラが設置されており、サーバシステム1100は、ビデオカメラで撮影した景品獲得プレイ中のステーションの様子を、プレーヤであるユーザのユーザ端末1500へライブ配信する。
次に、景品獲得装置10の構成を詳しく説明する。
景品獲得装置10は、1ステーション毎に、景品移動部12と、代用景品6(6a,6b)を載置するゲームフィールド14と、景品獲得口16と、景品復帰機構300と、を備える。各ステーションの景品移動部12は、共通する標準制御基板50によりプレーヤ別に動作制御される。
代用景品6(6a,6b)は、プレーヤであるユーザが実際に取得する実景品の代用となる物体である。代用景品6は、ある程度の傾斜面に置かれると自重で転がって移動する転動体であり、代用景品6の種類に応じて色・模様・形状・大きさ等のデザインが異なるように設定されている。
代用景品6(6a,6b)は、2種類用意されており、それぞれ異なる実景品が対応づけられている。代用景品6は、透明なカプセル7の中に対応する実景品の写真を描いた箱や、縮小模型などの核部8を内蔵させている。代用景品6の種類は、カプセル7の大きさや色柄、核部8の形状や色柄を変えることで、種類違いが明らかとなるように設定されている。
代用景品6の外観形状は、球形に限らず、正多面体などの転動可能な形状ならば適宜設定可能である。円筒形状、卵形状、ラグビーボール形状、などでもよい。実景品それ自体が転動体である場合(例えば、球形のキャラクタのぬいぐるみ)などであれば、代用景品6ではなく実景品そのものを用いることもできる。
なお、本実施形態では、1台の景品獲得装置10で2種類の代用景品6を使用する例を示すが、使用する代用景品6の種類は、1種類でもよいし3種類以上であってもよい。また、代用景品6の種類に対応する実景品は、ステーション共通でも良いし、ステーション別に異なっていても良い。
図2は、ゲームフィールド14を右斜め後方から見下ろした斜視図である。
ゲームフィールド14は、隣り合うステーション20A、20B間に設置された仕切り板19によって分けられている。上段及び下段それぞれにおいて左右に配置された2つのステーション20(20A,20B)のレイアウトは、この仕切り板19を境界として左右対称に構成されている。以降では、景品獲得装置10の右上の第1のステーション20Aを代表として構成の説明をする。
1つのゲームフィールド14は、立体的な板状部材である1枚のフィールドプレート22と、当該プレートを配置する高さを調整可能にする調整金具24と、を有する。
図3は、フィールドプレート22を右斜め前方から見下ろした斜視図である。
ゲームフィールド14を構成するフィールドプレート22は、上面視において、大きく3つの矩形領域を備えている。各矩形領域は、上面視において、X軸方向に沿った辺とY軸方向に沿った辺とを有する。
具体的には、フィールドプレート22は、景品獲得口16からX軸マイナス方向(第1方向)に沿った方向に位置する第1配置領域31と、景品獲得口16からY軸プラス方向(第2方向)に沿った方向に位置する第2配置領域32と、これらの配置領域以外の領域に設けられた丘部33と、を有する。
第1配置領域31及び第2配置領域32は、それぞれ凹部34を有する。凹部34は、代用景品6を自重で転動させて、凹部34の底部にある1つの所定位置に案内する形状を有している。図3の例では、凹部34は、4つの傾斜面35で形成される逆さ四角錐状を成しているが、逆さ円錐状や、四角錐以上の逆さ多角錐状を成していてもよい。
第1配置領域31の凹部34が代用景品6を案内する所定位置を第1配置位置、第2配置領域32の凹部34が代用景品6を案内する所定位置を第2配置位置、と呼ぶ。
そして、フィールドプレート22は、第1配置位置及び第2配置位置の直下に、それぞれの配置位置に代用景品6が有るか否かを検出するための景品配置検出部40を有する。
景品配置検出部40は、第1配置位置の直下の裏面に装着された第1景品検出センサ41と、第2配置位置の直下の裏面に装着された第2景品検出センサ42と、第1配置位置P1及び第2配置位置P2の直下に空けられた挿通孔43と、を有する。
第1景品検出センサ41及び第2景品検出センサ42は、所定方向へ検出光を照射して、その反射光を受光するまでの時間差から、照射先の物体(この場合、代用景品6)を検出する反射式センサである。挿通孔43は、検査光及び反射光が通過する孔である。
なお、景品配置検出部40の構成は、これに限らず適宜設定可能である。例えば、凹部34の底部に設置した荷重センサや接触センサ、で実現してもよい。或いは、イメージセンサとして、イメージセンサで撮影された画像から代用景品6を画像認識処理することで実現してもよい。
丘部33は、傾斜面36と第1配置領域31との境界、及び、傾斜面36と第2配置領域32との境界に設けられた境界段差37と、を有する。
傾斜面36は、第1配置領域31及び第2配置領域32から最遠方となる位置を最高地点として、第1配置領域31又は第2配置領域32に向けて傾斜する。図3中の太い破線の矢印は、傾斜面36の傾斜方向を示している。傾斜面36の傾斜角度は、代用景品6を自重で転動させることができる十分な角度に設定されている。
境界段差37は、景品復帰機構300から排出された代用景品6が、排出されて転動してゆく勢いによって丘部33に進入するのを防止する高さに設定されている。
図4は、景品獲得装置10の上段部を描いた斜視図である。見難くなるため、図4では、景品移動部12の図示を省略している。
景品復帰機構300は、景品獲得口16から景品取出口17までの通路部18内に、上から挿入されて固定される追加機構である。景品復帰機構300が追加されることで通路部18は塞がれる。景品復帰機構300は、ステーション毎に1台ずつ用意され、それぞれが景品復帰機構用制御基板400と電気的に接続され、個別に動作制御される。図4の左側の景品復帰機構300(300a)は、景品獲得装置10に装着する装着前の状態を示し、図4の右側の景品復帰機構300(300b)は、装着後の状態を示している。
図5は、景品復帰機構300を斜め前方から見た斜視外観図である。図6は、景品復帰機構300を斜め後方から見た斜視外観図である。図7は、景品復帰機構300の内部構造例を示すための斜め後方から見た透視図である。
景品復帰機構300は、機構としての主たる枠体となるフレーム部301と、フレーム部301に内蔵されるリフト部310及び排出部350と、を備える。
フレーム部301は、上方に開口する筒(XY断面が矩形の角筒)を形成する板金部品である。フレーム部301は、開口部から第1方向(後方;X軸マイナス方向)及び第2方向(左方;Y軸プラス方向)に延設された2つの舌部303(303a、303b)と、下部の前面側(X軸プラス側)に設けられた固定部305と、を有する。
景品復帰機構300は、2つの舌部303(303a、303b)を含む上面視X軸方向幅及び上面視Y軸方向幅が、景品復帰機構300装着前の元々の景品獲得口16を塞ぐ大きさを有している。また、景品復帰機構300の全高は、通路部18に収まるサイズに設定されている。
固定部305は、景品取出口17の周りにある雌ネジ部(例えば、景品取出口17の開閉扉の部品を取り付けるための雌ネジ部)に合わせてネジ止めされて、景品獲得装置10に対して位置決めされる。位置決めされると、フレーム部301は、上面視において上端の開口が景品獲得口16の位置に合う。つまり、景品復帰機構300を取り付けると、フレーム部301の上方開口部が実質的な景品獲得口16となる。
リフト部310は、ガイド部311と、リフトベース315と、駆動部330と、上方到達検知センサ341と、下方到達検知センサ342と、を有する。
ガイド部311は、既存の直動機構部で実現できる。例えば、フレーム部301の前側(X軸プラス側)の内面に沿って上下方向に配置されたガイドレール312と、当該ガイドレールに案内され滑走するスライダー313との直動機構で実現できる。そして、スライダー313にリフトベース315が固定されている。
リフトベース315は、フレーム部301の筒の中で昇降する床面に相当する板金部材であって、床面から上向きに折り曲げられた左右の連結部でスライダー313に固定されている。
駆動部330は、フレーム部301の前側(X軸プラス側)の下部に固定されたモータ331と、当該モータの出力軸に連結された駆動プーリ332と、フレーム部301の前側(X軸プラス側)の上部に支持された従動プーリ333と、これらのプーリ間に上下に架け渡されたベルト334と、を有する。モータ331は、景品復帰機構用制御基板400により駆動制御される。
上方到達検知センサ341及び下方到達検知センサ342は、それぞれフレーム部301の前側(X軸プラス側)の上方・下方に取り付けられている。上方到達検知センサ341は、リフトベース315が所定の上方位置にあることを検出し、景品復帰機構用制御基板400へ検出信号を出力する。下方到達検知センサ342は、所定の下方位置にあることを検出し、景品復帰機構用制御基板400へ検出信号を出力する。
リフト部310の初期位置は、フレーム部301の底、すなわち下方到達検知センサ342で検知される位置にあり、リフト部310の上昇上限位置は、上方到達検知センサ341で検知される位置とされる。
排出部350は、リフトベース315に載置・固定されており、リフトベース315とともに昇降する。景品獲得口16に落下した落下景品(すなわち景品獲得口16内に装着された景品復帰機構300内に落下した代用景品6)はリフト部310によって所定の高さまで押し上げられるが、この所定の高さまで押し上げられた落下景品(代用景品6)を、排出部350がゲームフィールド14へ排出させる。
具体的には、排出部350は、第1垂下部351と、第2垂下部352と、リフトベース315の上面に固定される揺動機構部360と、揺動機構部360により揺動可能に支持される皿状部370と、第1作動部381と、第2作動部382と、を有する。
第1垂下部351は、第1作動部381が作動した際に、皿状部370に係合する部位となる。具体的には、第1垂下部351は、皿状部370の後側(X軸マイナス側)端部にて下方に垂れ下がって、下端が後方(X軸マイナス方向)に折れ曲がって鉤状部を形成する板金部材である。
第2垂下部352は、第2作動部382が作動した際に、皿状部370に係合する部位となる。具体的には、第2垂下部352は、皿状部370の左側(Y軸プラス側)端部にて下方に垂れ下がって、下端が左方(Y軸プラス方向)に折れ曲がって鉤状部を形成する板金部材である。
図8は、排出部350の一部及び揺動機構部360の構成例を示す後方(X軸マイナス方向)から見た図であって、第1垂下部351で隠れている揺動機構部360を分かり易くするために第1垂下部351の一部の図示を省略している。
図9は、排出部350の一部及び揺動機構部360の構成例を示す左方(Y軸プラス方向)から見た図であって、第2垂下部352で隠れている揺動機構部360を分かり易くするために第2垂下部352の一部の図示を省略している。
なお、図8及び図9では、停留位置にある代用景品6を一点鎖線で示している。
揺動機構部360は、ゲームフィールド14に設けられた領域(第1配置領域31,第2配置領域32)の有る方向へ傾斜可能な支持構造体である。揺動機構部360は、例えば、左右方向(Y軸方向)に沿った第1軸361を第1軸受部363でリフトベース315に対して支持し、前後方向(X軸方向)に沿った第2軸362を第1軸361で揺動可能に支持された第2軸受部364で支持する。第2軸受部364は、防止部377を介して皿状部370に固定されている。第2軸受部364の一部は、第1垂下部351を兼ねている。
第2軸受部364は、第1軸361より後方、第2軸362より右方にストッパー部369を有する。ストッパー部369は、皿状部370が水平(又は略水平)な状態において、リフトベース315の上面に当接するように設定されている。これにより、皿状部370は、揺動機構部360で第1方向(X軸ナス方向)及び第2方向(Y軸プラス方向)に限って揺動可能にリフト部310に支持されていることになる。
リフトベース315の前側(X軸プラス側)は、背部板316で強化されている。
背部板316は、X軸プラス方向に向けて延設された昇降位置検出用舌片317と、Z軸マイナス方向に向けて延設されたベルト固定部318と、を有する。ベルト334は、ベルト固定部318により背部板316を介してリフトベース315に連結されている。
図10は、皿状部370の斜視図である。
皿状部370は、景品獲得口16(実質的には、景品獲得口16内に装着された景品復帰機構300の上方開口)へ落下した代用景品6を載置するための床面を形成する樹脂成形部品である。
皿状部370は、上面視において上面中央に凹部371を有する。
凹部371は、代用景品6を自重で転動させて所定の停留位置へ案内する(図7では停留位置に案内された状態の代用景品6を実線で示している。図8では、停留位置に案内された代用景品6の位置を一点鎖線で示している。)。
なお、図10では、凹部371を、4つの傾斜面372で逆さ四角錐形を形成している例として示しているが、凹部371の形状はこれに限定されない。例えば、凹部371は、逆さ楕円錐形でもよい。
そして、皿状部370は、凹部371の第1方向(X軸マイナス方向)側上縁部に第1方向に沿って直状の第1案内溝373を有し、凹部371の第2方向(Y軸プラス方向)側上縁部に第2方向に沿って直線状の第2案内溝374を有する。また、皿状部370は、挿通孔375と、切り欠き部376と、防止部377と、を有する。
第1案内溝373及び第2案内溝374は、皿状部370が第1方向又は第2方向に傾斜した場合に、凹部371に入っていた代用景品6が当該方向へ真っ直ぐに転がり出るように補助する働きをする。
挿通孔375は、凹部371の底部に設けられた上下貫通孔であり、皿状部370の裏面に配置された落下検出センサ390の検知窓となる。落下検出センサ390は、挿通孔375を通じて上方方向へ検出光を照射して、その反射光を受光するまでの時間差から、照射先の物体(この場合、落下した代用景品6)を検出する反射式センサである。つまり、落下検出センサ390と挿通孔375は、代用景品6の落下検出部391を構成する。
なお、落下検出センサ390及び挿通孔375を、凹部371の底部に設置した荷重センサや接触センサで代用してもよい。或いは、イメージセンサとして、イメージセンサで撮影された画像から落下した代用景品6を画像認識処理して検出するとしてもよい。
切り欠き部376は、X軸マイナス側端部(第1方向側端部)とY軸プラス側端部(第2方向側端部)とに、それぞれ設けられ、後述する第1作動部381や第2作動部382が作動した際に皿状部370と係合しないようにする「回避」空間となる。
防止部377は、落下して皿状部370に載置された代用景品6が、揺動機構部360により傾斜可能な方向以外に転がり出ないようにするための衝立である。具体的には、防止部377は、皿状部370を下支えする床面部(水平面部)から前側(X軸プラス側)と、右側(Y軸マイナス側)にそれぞれ立面を形成した板金部材、或いは合成樹脂成形品である。なお、防止部377にも皿状部370の切り欠き部376に相当する切り欠き部が設けられている。
ここで、排出部350のうち、揺動機構部360の第1軸361で支持される部位(皿状部370・第1垂下部351・第2垂下部352・防止部377・第2軸362、第2軸受部364)の重心に着目すると、代用景品6が皿状部370に載置されている/されていないに関わらず、当該重心は第1軸361よりも上方のX軸プラス方向側にある(図9における重心位置マークを参照)。
そのため、皿状部370は、常に第1軸361を中心にX軸プラス方向に揺動(図9で言えば反時計回りに回転)しようとしている。しかし、第2軸受部364のストッパー部369がリフトベース315の上面に当接することで、揺動機構部360が第1軸361を中心に前方(X軸プラス方向)へ揺動せず、図9に示すように水平状態(又は略水平状態)で維持されている。
同様に、排出部350のうち、揺動機構部360の第2軸362で支持される部位(皿状部370・第1垂下部351・第2垂下部352・防止部377・第2軸受部364の一部)の重心に着目すると、代用景品6が皿状部370に載置されている/されていないに関わらず、当該重心は第2軸362よりも上方のY軸マイナス方向側にある(図8における重心位置マークを参照)。
そのため、皿状部370は、常に第2軸362を中心にY軸マイナス方向に揺動(図8で言えば時計回りに回転)しようとしている。しかし、第2軸受部364のストッパー部369がリフトベース315の上面に当接することで、実際には皿状部370は第2軸362を中心に右方(Y軸マイナス方向)へ揺動せず、図8に示すように水平状態(又は略水平状態)で維持されている。
図5~図7に戻って、第1作動部381は、作動することで排出部350の排出方向を第1方向にする付属装置である。第2作動部382は、作動することで排出部350の排出方向を第2方向にする付属装置である。第1作動部381は、フレーム部301の後側(第1方向側;X軸マイナス側)の外側面に取り付けられている。第2作動部382は、フレーム部301の左側(第2方向側;Y軸プラス側)の外側面に取り付けられている。第1作動部381及び第2作動部382は、フレーム部301への取り付け位置が異なるものの同じ構成の部品であり、ともに景品復帰機構用制御基板400(図1参照)により個別に動作制御される。
第1作動部381及び第2作動部382は、それぞれ、リニアソレノイド383と、クランク機構部384と、揺動腕385と、を有する。リニアソレノイド383(第1作動部381の第1リニアソレノイド383a、第2作動部382の第2リニアソレノイド383b)は、景品復帰機構用制御基板400により駆動制御され、通電・作動に伴ってプランジャを下方に引き込み、クランク機構部384のスライダー側を引き下げる。クランク機構部384のクランクシャフトには、揺動腕385が固定されている。揺動腕385は、リニアソレノイド383の非作動時には、その全体がフレーム部301の外にある。しかし、リニアソレノイド383が作動すると、クランクシャフトが回転して、揺動腕385の先端が挿通孔306に突入し、フレーム部301内へ突出する。
図11は、景品復帰機構300に係る電気回路の構成例を示す図である。
景品復帰機構用制御基板400は、CPU(Central Processing Unit)402と、ICメモリ404と、IF(interface)回路406と、リレー回路408と、モータ駆動回路410と、通信モジュール412と、を有し、これらは内部バス414などで電気的に接続され、相互に通信可能に構成されている。勿論、これら以外の要素も適宜含めることができる。
ICメモリ404は、制御プログラム441と、景品種類判定基準データ442と、を記憶している。
制御プログラム441は、CPU402が制御プログラム441を読み込んで実行することにより、景品復帰機構300の動作を統合的に制御する機能を実現させるためのプログラムである。
景品種類判定基準データ442は、景品獲得口16に落下した代用景品6(景品復帰機構300の皿状部370に落下して載った代用景品6)の種類を判定するための基準データである。本実施形態では、第1配置領域31に載置される代用景品6a、第2配置領域32に載置される代用景品6bは、予め決まっている。従って、景品種類判定基準データ442は、第1景品検出センサ41に対応づけられる景品種類の情報と、第2景品検出センサ42に対応付けられる景品種類の情報と、を含んでいる。
IF回路406は、各ステーション20のセンサ類(例えば、第1景品検出センサ41、第2景品検出センサ42、上方到達検知センサ341、下方到達検知センサ342、落下検出センサ390)とCPU402との入出力を制御する。
リレー回路408は、CPU402からの制御信号に基づいて、各ステーション20の第1リニアソレノイド383a及び第2リニアソレノイド383bへ個別に駆動電流を出力する。
モータ駆動回路410は、CPU402からの制御信号に基づいて、各ステーション20のモータ331へ個別に駆動電流を出力する。
通信モジュール412は、ネットワーク9を介して、サーバシステム1100やスタッフコンピュータ1600と通信接続する。スタッフコンピュータ1600は、スタッフの詰め所に用意されたコンピュータや、スタッフが所持するスマートフォンなどである。
図12は、景品復帰機構300の動作について説明するためのフローチャートであって、景品復帰機構用制御基板400のCPU402が所定のプログラムを実行することにより実現される。
当該フローチャートで説明する処理の流れの前提として、とあるプレーヤ(ユーザ)が、とあるステーション20においてオンラインで景品獲得プレイしているものとする。景品獲得プレイに係る景品獲得装置10の動作は、景品獲得装置10に元来標準装備されている標準制御基板50(図1参照)により制御されるものであり、従来と同様なのでここでの説明は省略する。景品復帰機構300(景品復帰機構用制御基板400)は、標準制御基板50とは独立して図12に示す処理を実行する。
景品獲得プレイにおいて、代用景品6が景品移動部12で把持・移動されて、景品獲得口16(実際は、景品復帰機構300のフレーム部301の上端開口部)へ落下すると、代用景品6は皿状部370の上に落下する。そして、この代用景品6は、皿状部370の凹部371(図10参照)の傾斜面372を自重で転動して、挿通孔375の上の所定の停留位置に至り、停留する(図8参照)。
景品復帰機構300は、落下検出センサ390で代用景品6が停留位置にあることを検出すると(ステップS8のYES)、獲得景品の種類を判定して判定結果をサーバシステム1100へ通知する制御を行う(ステップS10)。
具体的には、景品復帰機構300は、景品種類判定基準データ442を参照し、第1景品検出センサ41と第2景品検出センサ42のうち「検出が無い」センサと対応付けられている種類を判定結果としてサーバシステム1100へ送信する。
次に、景品復帰機構300は、第1景品検出センサ41及び第2景品検出センサ42の検出結果から、第1配置領域31と第2配置領域32のうち代用景品6が獲得されたことで景品未載置となっている領域を判定する(ステップS12)。そして、第1作動部381と第2作動部382のうち、判定された景品未載置の領域側に対応する側の作動部を作動させる(ステップS14)。つまり、第1景品検出センサ41による検出が無ければ第1リニアソレノイド383aを作動させ、第2景品検出センサ42による検出が無ければ第2リニアソレノイド383bを作動させる。作動すると、揺動腕385がフレーム部301内に突入して突出する。
次に、景品復帰機構300は、復帰ミス回数のカウンタを「0」に初期化し(ステップS16)、モータ331を駆動制御してリフト部310の上昇を開始する(ステップS18)。リフト部310が上昇すると、リフト部310に載置されている落下した代用景品6は排出部350と共に押し上げられる
リフト部310が上方到達検知センサ341で検知される位置まで上昇すると(ステップS20のYES)、景品復帰機構300は、モータ331の駆動を停止してリフト部310の上昇を停止させる(ステップS22)。
図13は、リフト部310が上方到達検知センサ341で検知される位置まで上昇した状態を示す景品復帰機構300の斜視透視図であって、ステップS14によって、第1作動部381が作動した状態にある。
第1作動部381の揺動腕385がフレーム部301内に突入・突出している。リフト部310が上昇する途中、排出部350は揺動腕385が突出している場所を通過する。その際、皿状部370及び防止部377の底面には、それぞれ切り欠き部376が設けられており、突出した揺動腕385の先端はそこをすり抜ける。しかし、第1垂下部351又は第2垂下部352にはそうした切り欠き部は無いため、フレーム部301内に突出した揺動腕385が、その何れかに引っかかる。
図13の例では、第1垂下部351に揺動腕385が引っ掛かっている。第1作動部381は、皿状部370を、第1軸361で第1方向(X軸マイナス方向)へ揺動させ傾斜させる。ステップS14において、第2作動部382が作動した場合では、同様にして第2垂下部352に揺動腕385が引っ掛かって、皿状部370を、第2軸362で第2方向(Y軸プラス方向)へ揺動させ傾斜させる。
第1作動部381又は第2作動部382により揺動される角度は、凹部371の全ての傾斜面372が、揺動後において代用景品6が自重で排出方向に転動するのに十分な角度を有するように設定されている。また、この時、皿状部370の上面は、元々の景品獲得口16よりも上方にあり、且つ、ゲームフィールド14よりも上方にある。よって、代用景品6は、自重で皿状部370→舌部303(303a)の順に転がって、揺動した側、すなわち景品未載置状態の配置領域の側へ排出される。
排出されたその先には、景品移動部12により代用景品6が移動されて空になっている配置領域がある。図13の例では、第1配置領域31が空になっており、排出先に当たる。景品復帰機構300から排出された代用景品6は、当該配置領域に進入し、当該領域の凹部34内を転がってその底部に導かれる。そして、景品獲得口16に落下した代用景品6は、元あった位置に復帰する。よって、従来のようにスタッフが景品落下口に落下した景品を手作業で取り出して、該当するゲームフィールドに戻す必要はない。
図12に戻って、リフト部310を上昇させた後、景品復帰機構300は落下した代用景品6が復帰したかを確認する。具体的には、ステップS12で判定した景品未載置の配置領域の景品検出センサ(第1景品検出センサ41又は第2景品検出センサ42)で代用景品6が検出されているかを判定する(ステップS24)。
もし肯定ならば(ステップS24のYES)、景品復帰機構300は、全てのリニアソレノイド383をOFFにしてステップS14で作動させた第1作動部381又は第2作動部382の作動を終了させる(ステップS26)。そして、リフト部310を降下させるようにモータ331を駆動制御する(ステップS28)。
リフト部310が初期位置(下方到達検知センサ342で検知される位置)まで降下したならば(ステップS30のYES)、景品復帰機構300はリフト部310の降下を停止する(ステップS32)。
一方、ステップS12で判定した景品未載置の配置領域の景品検出センサで検出が無ければ(ステップS24のNO)、景品復帰機構300は、復帰ミス回数を「1」加算する(ステップS40)。そして、加算後の復帰ミス回数が所定の要対処基準値(例えば「3」程度)に到達していなければ(ステップS42のNO)、景品復帰機構300は、リフト部310を、揺動腕385が第1垂下部351又は第2垂下部352から離れて、一時的に皿状部370が水平に戻る程度に少し降下させて(ステップS44)、再度上昇させる(ステップS18~ステップS20)。
もし、加算後の復帰ミス回数が要対処基準値に達した場合は(ステップS42のYES)、景品復帰機構300はスタッフコンピュータ1600(図11参照)へ所定の要対処信号を送信し(ステップS46)、一連の処理を終了する。つまり、手作業による対処が必要である棟の外部通知を行って待機状態になる。
ここまで景品獲得装置10の右上の第1のステーション20Aを代表例として構成の説明をしてきた。景品獲得装置10の右下のステーションについては、同じ構成で実現できる。景品獲得装置10の左上の第2のステーション20B及び左下のステーションについては、これまで説明した構成を左右反転させた構成とすればよい。勿論、第2のステーション20B向けの景品復帰機構300は、これまで説明した第1のステーション20Aの景品復帰機構300とは、構成が左右対称になる。
また、景品獲得装置10が1段あたり3以上のステーションで構成される場合(例えば、上段が3ステーション、下段3がステーションを有する合計6ステーション構成)は、各ステーションに、第1のステーション20A又は第2のステーション20Bの何れかの構成を適宜採用すればよい。また、2段の構成ではなく、2段以上の構成や1段の構成であっても、ステーションを同様に配置構成することで実現できる。
以上、本実施形態によれば、景品獲得口に落下した景品を景品配置領域の中に戻す手作業を省略できる新たな景品獲得装置の技術を提供できる。
すなわち、景品獲得口16に代用景品6が落下したことが自動的に検出される。しかも、皿状部370の凹部371の傾斜面372により自然と停留位置に案内されることで、確実に代用景品6が落下したことを検出できる。そして、落下した代用景品6はリフト部310により所定高さまで押し上げられて、ゲームフィールド14の元あった配置領域(第1配置領域31又は第2配置領域32)に自動的に排出される。よって、従来、スタッフが行っていた景品獲得口に落下した景品を取り出して、該当するゲームフィールドに戻す手作業を機械的な自動処理で実現することができる。そのため、景品獲得装置10が再びプレイ可能な状態に戻るまでの所要時間が短くなり、プレーヤを待たせる時間が短くなる。プレーヤにとっても、スタッフにとっても、運営者にとってもメリットの高い景品獲得装置を実現できる。
また、リフト部310により押し上げられた代用景品6をゲームフィールド14に排出する際に、当該代用景品6を、元あった方向へ選択的に排出することもできる。
また、代用景品6の排出先には、凹部34を有する第1配置領域31及び第2配置領域32がある。よって、排出された代用景品6は、第1配置領域31或いは第2配置領域32の底部、すなわち元あった配置位置に自動的に復帰することになる。これにより、景品獲得プレイの開始状態を同じにして、いつでも同じ条件でプレイできる環境を整えることができる。
また、第1配置領域31や第2配置領域32以外の領域には、丘部33が用意されており、排出された代用景品6が勢い余って丘部33に載ったとしても、その傾斜面36によって第1配置領域31又は第2配置領域32に自然に戻ることとなる。また、丘部33と第1配置領域31の境界、丘部33と第2配置領域32との境界には、境界段差37が設けられており、排出された代用景品6が丘部33に入ることがそもそも抑制される。つまり、景品獲得装置10は、景品獲得口16に落下した代用景品6を、より確実に所定の配置位置へ自動的に戻すことができる。
また、景品獲得装置10は、景品獲得口16に落下した代用景品6の排出の成否の判定結果を、例えば景品獲得装置10の運営管理を行うスタッフのコンピュータ等へ外部通知できる。つまり、スタッフの手作業による対処が必要な状況を判定して、外部通知することができる。
そして、景品復帰機構300は、景品獲得装置10の景品獲得口16から繋がる通路部18内に挿入・設置される。つまり、景品復帰機構300を後付け要素として用意することができる。よって、既存の景品獲得装置を、本実施形態の景品獲得装置10へと簡単に改造することができる。
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態の例について説明したが、本発明を適用可能な形態は上記形態に限定されるものではなく適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
例えば上記実施形態では、景品獲得口16に落下した代用景品6の種類判定を、配置領域別の景品検出センサ(第1景品検出センサ41、第2景品検出センサ42)の検出の有無によって実現したが、これ以外の方法で実現してもよい。そして、それに応じて、適宜、景品種類判定基準データ442の内容を変更可能である。
例えば、代用景品6内にRFID(radio frequency identifier)用ICチップを内蔵し、且つ落下検出センサ390の代わりにRFID用リーダを用いる構成として、RFID用ICチップに記憶されている識別情報をリーダで読み出すことで、代用景品6が落下したこと、及び、落下した代用景品6の種類を判定するとしてもよい。この場合、景品種類判定基準データ442に、RFID用ICチップに記憶されている識別情報を含めればよい。また、代用景品6をビデオカメラで撮影し、撮影画像から画像認識することによって種類を判定する構成も可能である。この場合、画像認識用の辞書データを景品種類判定基準データ442に含めれば良い。
また、上記実施形態では、景品移動部12として、把持するための爪部を有するクレーン部を例示したがこれ限らない。例えば、代用景品6を掬いあげるスコップやショベル、などを採用してもよい。その場合、代用景品6と景品移動部12との係合のあり方は「掴み」「把持」から「すくい上げ」となる。
また、上記実施形態では、1つのゲームフィールド14に、代用景品6の配置領域が2つある構成なので、景品復帰機構300を2つの方向に代用景品6を選択的に排出可能な構成としたが、これに限らない。1つの景品復帰機構300に対応付けられる代用景品6の配置領域の数に応じて、景品復帰機構300の排出方向は適宜増減可能である。
例えば、図14に示すように、ゲームフィールド14を上面視すると、景品獲得口16のX軸マイナス方向(第1方向)側に第1配置領域31、景品獲得口16のY軸プラス方向(第2方向)側に第2配置領域32、景品獲得口16のY軸マイナス方向(第3方向)に第3配置領域38があるとする。このケースでは、景品獲得口16には、第1方向・第2方向・第3方向それぞれに向けて代用景品6を選択的に排出可能な景品復帰機構300Bを装着する。
図15は、景品復帰機構300Bの構成例をZ軸方向プラス側(上方)から見た図である。景品復帰機構300Bは、基本的には上記実施形態の景品復帰機構300と同様の構成を有するが、第1方向・第2方向・第3方向それぞれに向けて舌部303(303a、303b、303c)を有する。なお、舌部303(303a、303b、303c)は長破線で透視表示している。
また、景品復帰機構300Bは、フレーム部301の第3方向側外面に、第1作動部381及び第2作動部382と同様の第3作動部388を備える。
皿状部370Bは、第1案内溝373及び第2案内溝374と同様に、Y軸マイナス方向側に第3案内溝378を有する。第3案内溝378は、皿状部370Bが第3方向へ傾斜した場合に、凹部371に入っていた代用景品6が当該方向へ転がり出るように補助する働きをする。
図16は、景品復帰機構300Bの排出部350Bの一部及び揺動機構部の構成例をX軸マイナス側から見た図である。図17は、同構成例をY軸プラス側から見た図である。排出部350Bは、基本的には排出部350と同様の構造を有するが、上記実施形態の揺動機構部360に代えて可撓部398を有し、第3垂下部358を有する。
可撓部398は、代用景品6が皿状部370Bに載っている/載っていないに係わらず皿状部370Bを水平(又は略水平)に支持しつつ、外力を受けると可撓して代用景品6が皿状部370Bの凹部371を転がり出る程度の傾斜を許容し、外力が無くなると元の状態に自然と復元する弾性部材又は構造体である。図15及び図16では、揺動部材360Bを1つのコイルスプリングとして例示しているが、他の構成としてもよい。例えば、複数のコイルスプリングであっても良いし、シリコン樹脂管、スポンジ、合成樹脂体にスリットを刻んで可撓性を持たせた部品(スリット型カップリング的構造体)、などであってもよい。
第3垂下部358は、皿状部370Bの右側(Y軸マイナス側)端部にて下方に垂れ下がって、下端が右方(Y軸マイナス方向)に折れ曲がって鉤状部を形成する板金部材である。第3垂下部358は、第3作動部388が作動して皿状部370Bに係合する部位となる。
景品復帰機構300Bの制御は、排出方向が1方向分増えただけで、基本的には上記実施形態の景品復帰機構300の制御と同様である。
なお、1つのゲームフィールド14に4つの配置領域と1つの景品獲得口16がある構成にも本実施形態は自明の範囲で適用・応用することが可能である。景品復帰機構300Bをベースとして、X軸プラス方向を第4方向として、第4方向側に第4作動部及び第4垂下部を追加した4つの方向へ代用景品6を排出可能な景品復帰機構を用意すればよい。勿論、1つのゲームフィールド14に1つの配置領域と1つの景品獲得口16がある構成では、上記実施形態の景品復帰機構300から、第1作動部381・第1垂下部351・第1軸361を省略した第2方向のみに排出可能な景品復帰機構、或いは第2作動部382・第2垂下部352・第2軸362を省略した第1方向のみに排出可能な景品復帰機構、を用意すればよい。
6…代用景品
10…景品獲得装置
12…景品移動部
14…ゲームフィールド
16…景品獲得口
18…通路部
22…フィールドプレート
31…第1配置領域
32…第2配置領域
33…丘部
34…凹部
35…傾斜面
37…境界段差
40…景品配置検出部
41…第1景品検出センサ
42…第2景品検出センサ
300…景品復帰機構
301…フレーム部
310…リフト部
315…リフトベース
330…駆動部
331…モータ
332…駆動プーリ
334…ベルト
341…上方到達検知センサ
342…下方到達検知センサ
350…排出部
351…第1垂下部
352…第2垂下部
360…揺動機構部
361…第1軸
362…第2軸
363…第1軸受部
364…第2軸受部
369…ストッパー部
370…皿状部
371…凹部
372…傾斜面
373…第1案内溝
374…第2案内溝
377…防止部
381…第1作動部
382…第2作動部
383…リニアソレノイド
385…揺動腕
390…落下検出センサ
391…落下検出部
400…景品復帰機構用制御基板
441…制御プログラム
442…景品種類判定基準データ
1100…サーバシステム
1500…ユーザ端末
1600…スタッフコンピュータ

Claims (10)

  1. 景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置であって、
    前記景品獲得口に景品が落下したことを検出する落下検出部と、
    前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、
    排出方向を第1方向にする第1作動部と、排出方向を第2方向にする第2作動部とを有し、前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、
    前記落下検出部による検出がなされた場合に、前記リフト部に押し上げ動作を行わせるとともに、前記第1作動部又は前記第2作動部を作動させる制御を行う制御部と、
    を備え
    上面視において、前記ゲームフィールドには、前記景品獲得口から前記第1方向に沿った方向に位置する第1配置領域と、前記景品獲得口から前記第2方向に沿った方向に位置する第2配置領域とが定められており、
    前記第1配置領域は、第1配置位置を底部とする傾斜面を有する領域であり、
    前記第2配置領域は、第2配置位置を底部とする傾斜面を有する領域である、
    景品獲得装置。
  2. 前記ゲームフィールドにおいて、前記第1配置領域及び前記第2配置領域以外の領域に設けられた丘部、
    を更に備え、
    前記丘部は、前記第1配置領域又は前記第2配置領域に向けて傾斜する傾斜面を有する、
    請求項に記載の景品獲得装置。
  3. 前記丘部と前記第1配置領域との境界が段差状に形成され、
    前記丘部と前記第2配置領域との境界が段差状に形成された、
    請求項に記載の景品獲得装置。
  4. 前記第1配置位置に前記景品が有るか否かを検出する第1景品検出センサと、
    前記第2配置位置に前記景品が有るか否かを検出する第2景品検出センサと、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記第1景品検出センサにより景品無しが検出された場合に前記第1作動部を作動させ、前記第2景品検出センサにより景品無しが検出された場合に前記第2作動部を作動させる、
    請求項の何れか一項に記載の景品獲得装置。
  5. 景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置であって、
    前記景品獲得口に景品が落下したことを検出する落下検出部と、
    前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、
    排出方向を第1方向にする第1作動部と、排出方向を第2方向にする第2作動部とを有し、前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、
    前記落下検出部による検出がなされた場合に、前記リフト部に押し上げ動作を行わせるとともに、前記第1作動部又は前記第2作動部を作動させる制御を行う制御部と、
    を備え
    前記リフト部は、前記落下景品が載る皿状部を有し、前記皿状部を上昇させることで前記落下景品を押し上げ、
    前記皿状部は、前記第1方向に揺動するための第1垂下部と、前記第2方向に揺動するための第2垂下部とを有し、前記所定の高さにおいて、前記第1方向及び前記第2方向に揺動可能に前記リフト部に支持されており、
    前記第1作動部は、前記リフト部によって前記皿状部が上昇する途中に前記第1垂下部に係合して前記皿状部を前記第1方向に揺動させる動作が可能であり、
    前記第2作動部は、前記リフト部によって前記皿状部が上昇する途中に前記第2垂下部に係合して前記皿状部を前記第2方向に揺動させる動作が可能である、
    景品獲得装置。
  6. 前記皿状部は、前記落下景品が停留する停留位置と、前記停留位置に向けて傾斜する傾斜面とを有し、
    前記落下検出部は、前記停留位置に前記落下景品が有るか否かを検出するセンサを有する、
    請求項に記載の景品獲得装置。
  7. 前記制御部は、前記落下検出部による検出の有無と、前記リフト部及び前記排出部の動作制御とに基づいて、前記落下景品の排出の成否を判定し、当該判定結果に基づく外部通知を行う、
    請求項の何れか一項に記載の景品獲得装置。
  8. 景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置であって、
    前記景品獲得口に景品が落下したことを検出する落下検出部と、
    前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、
    前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、
    を備え
    前記リフト部及び前記排出部は、上方に開口するフレーム部に取り付けられ、
    前記フレーム部は、上面視において前記開口が前記景品獲得口の位置に合うように設置されている、
    景品獲得装置。
  9. 前記落下景品の種類を判定する種類判定部と、
    前記種類判定部による判定結果を外部通知する種類通知制御部と、
    を更に備える請求項1~の何れか一項に記載の景品獲得装置。
  10. 景品移動部を操作して、ゲームフィールド内に載置されている景品を景品獲得口に落下させる景品獲得プレイを楽しむ景品獲得装置に装備される景品復帰機構であって、
    上方に開口する枠体であるフレーム部であって、上面視において前記開口が前記景品獲得口の位置に合うように設置されるフレーム部と、
    前記景品獲得口に落下した落下景品を、前記景品獲得口から排出させるために押し上げるリフト部と、
    前記リフト部によって所定の高さまで押し上げられた前記落下景品を前記ゲームフィールドに排出させる排出部と、
    を備える景品復帰機構。
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