以下は、添付の図面を参照して本発明の実施形態において技術的解決法について記載する。記載されている実施形態は、本願の実施形態の一部にすぎず、全部ではないことが明らかである。
本明細書の記載中、「実施形態」、「いくつかの実施形態」、などは、本願の1つ以上の実施形態が、実施形態を参照して説明されている特定の特徴、構造、又は特性を含む、ことを示す。従って、本明細書中の様々な場所に現れる「実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、及び「他の実施形態において」などの記述は、必ずしも、同じ実施形態に言及していることを意味するわけではない。代わりに、当該記述は、他の方法で別段特に強調されない限りは、「1つ以上だが全てではない実施形態」を意味する。
本明細書の記載中、「/」は、別段指定されない限りは、「又は」を意味する。例えば、A/Bは、A又はBを表し得る。本明細書中、「及び/又は」は、関連するオブジェクトどうしの関連関係のみを示し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみが存在、A及びBの両方が存在、Bのみが存在、を表し得る。更に、本願の実施形態における記載中、「複数の~」は、2つ以上を意味する。
本明細書の記載中の「第1」及び「第2」という用語は、説明の目的を意図されているにすぎず、示されている技術的特徴の相対的な重要性の指示若しくは言外の意味又はその数量の暗黙的な指示として理解されるべきではない。従って、「第1」又は「第2」によって限定されている特徴は、1つ以上のそのような特徴を明示的に示すか、又は暗黙的に含み得る。「含む」、「有する」という用語、及びそれらの変形は全て、他の方法で別段特に強調されない限りは、「含むが限られない」を意味する。
本願の実施形態で提供される画面表示方法は、電子デバイス100に適用され得る。
図1は、電子デバイス100のハードウェア構造の概略図である。
電子デバイス100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェース120、内部メモリ121、ユニバーサル・シリアル・バス(universal serial bus,USB)ポート130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、レシーバ170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module,SIM)カードインターフェース195、などを含み得る。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学式近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180M、などを含み得る。
本発明の実施形態で示されている構造は、電子デバイス100に対する具体的な限定を構成しない。本願のいくつかの他の実施形態では、電子デバイス100は、図示されているものよりも少ない又は多いコンポーネントを含んでも、いくつかのコンポーネントを組み合わせても、いくつかのコンポーネントを分けても、あるいは、異なるコンポーネント配置を有してもよい。図示されているコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実装されてよい。
プロセッサ110は1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor,AP)、モデムプロセッサ、グラフィクス処理ユニット(graphics processing unit,GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor,ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、ベースバンドプロセッサ、及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit,NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは独立したコンポーネントであってよく、あるいは、1つ以上のプロセッサに一体化されてもよい。
コントローラは、命令の読み出し及び命令の実行を制御するように、命令オペコード及び時間シーケンス信号に基づき動作制御信号を生成し得る。
メモリが更にプロセッサ100に配置されてもよく、命令及びデータを記憶するよう構成される。いくつかの実施形態において、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって使用されたばかりの、又は周期的に使用される、命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ110が命令又はデータを再び使用する必要がある場合に、プロセッサ110は、メモリから命令又はデータを直接呼び出し得る。これは、アクセスが繰り返されないようにし、プロセッサ100の待ち時間を減らし、システム効率を改善する。
いくつかの実施形態において、プロセッサ110は1つ以上のインターフェースを含んでもよい。インターフェースは、集積回路間通信(inter-integrated circuit,I2C)インターフェース、集積回路間サウンド通信(inter-integrated circuit sound,I2S)インターフェース、パルス符号変調(pulse code modulation,PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期レシーバ/トランスミッタ(universal asynchronous receiver/transmitter,UART)インターフェース、モバイル産業プロセッサインターフェース(mobile industry processor interface,MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output,GPIO)インターフェース、加入者識別モジュール(subscriber identification module,SIM)インターフェース、ユニバーサル・シリアル・バス(universal serial bus,USB)ポート、及び/又は同様のものを含み得る。
I2Cインターフェースは双方向の同期シリアルバスであり、1つのシリアルデータライン(serial data line,SDA)及び1つのシリアルクロックライン(serial clock line,SCL)を含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、I2Cバスの複数のグループを含んでもよい。プロセッサ110は、タッチセンサ180K、充電器、フラッシュ、カメラ193、などへ異なるI2Cインターフェースを通じて別々に結合され得る。例えば、プロセッサ110は、I2Cインターフェースを通じてタッチセンサ180Kへ結合され得、それにより、プロセッサ110は、電子デバイス100のタッチ機能を実装するように、I2Cインターフェースを通じてタッチセンサ180Kと通信する。
I2Sインターフェースは、オーディオ通信のために使用され得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、I2Sバスの複数のグループを含んでもよい。プロセッサ110は、プロセッサ110とオーディオモジュール170との間の通信を実装するように、I2Sバスを通じてオーディオモジュール170へ結合され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットを使用することによって電話に出る機能を実装するように、I2Sインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を転送し得る。
PCMインターフェースも、オーディオ通信、並びにアナログ信号サンプリング、量子化、及びコーディングのために使用され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、PCMインターフェースを通じて無線通信モジュール160へ結合される。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、代替的に、Bluetoothヘッドセットを使用することによって電話に出る機能を実装するように、PCMインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を転送してもよい。I2Sインターフェース及びPCMインターフェースは両方とも、オーディオ通信のために使用され得る。
UARTインターフェースは、ユニバーサル・シリアル・データ・バスであり、非同期通信のために使用される。バスは双方向の通信バスであってよい。バスは、送信されるべきデータを、シリアル通信とパラレル通信との間で変換する。いくつかの実施形態において、UARTインターフェースは、通常は、プロセッサ110を無線通信モジュール160へ接続するよう構成される。例えば、プロセッサ110は、Bluetooth機能を実装するように、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160内のBluetoothモジュールと通信する。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットを使用することによって音楽を再生する機能を実装するように、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を転送し得る。
MIPIインターフェースは、ディスプレイ194又はカメラ193などの周辺コンポーネントへプロセッサ110を接続するよう構成され得る。MIPIインターフェースは、カメラシリアルインターフェース(camera serial interface,CSI)、ディスプレイシリアルインターフェース(display serial interface,DSI)、などを含む。いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、電子デバイス100の写真撮影機能を実装するように、CSIを通じてカメラ193と通信する。プロセッサ110は、電子デバイス100の表示機能を実装するように、DSIを通じてディスプレイ194と通信する。
GPIOインターフェースは、ソフトウェアを使用することによって構成され得る。GPIOインターフェースは、制御信号又はデータ信号として構成され得る。いくつかの実施形態において、GPIOインターフェースは、プロセッサ110をカメラ193、ディスプレイ194、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール180、などへ接続するよう構成され得る。GPIOインターフェースは、代替的に、I2Cインターフェース、I2Sインターフェース、UARTインターフェース、MIPIインターフェース、などとして構成されてもよい。
USBポート130は、USB標準仕様に準拠するインターフェースであり、具体的に、ミニUSBポート、マイクロUSBポート、USBタイプCポート、などであってよい。USBポート130は、電子デバイス100を充電するために充電器へ接続するよう構成されてよく、あるいは、電子デバイス100と周辺機器との間でデータを伝送するよう構成されてよく、あるいは、ヘッドセットによりオーディオを再生するためにヘッドセットへ接続するよう構成されてよい。代替的に、ポートは、他の電子デバイス、例えば、ARデバイスへ接続するよう構成されてもよい。
本発明のこの実施形態で示されているモジュール間のインターフェース接続関係は、説明のための例にすぎず、電子デバイス100の構造に対する限定を構成するものではない、ことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態では、電子デバイス100は、代替的に、上記の実施形態のものとは異なるインターフェース接続方式を使用しても、又は複数のインターフェース接続方式の組み合わせを使用してもよい。
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受けるよう構成される。充電器は、無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、USBポート130を通じて有線充電器から充電入力を受け得る。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、電子デバイス100の無線充電コイルを通じて無線充電入力を受け得る。充電管理モジュール140は更に、バッテリ142を充電しながら、電力管理モジュール141を使用することによって電子デバイスへ電力を供給し得る。
電力管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140、及びプロセッサ110へ接続するよう構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140から入力を受け、電力をプロセッサ110、内部メモリ121、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160、などへ供給する。電力管理モジュール141は更に、バッテリ容量、バッテリサイクル数、及びバッテリ性能ステータス(漏電又はインピーダンス)などのパラメータをモニタするよう構成されてもよい。いくつかの他の実施形態では、電力管理モジュール141は、代替的に、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態では、電力管理モジュール141及び充電管理モジュール140は、代替的に、同じデバイスに配置されてもよい。
電子デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、などにより実装され得る。
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送信及び受信するよう構成される。電子デバイス100の各アンテナは、1つ以上の通信帯域をカバーするよう構成され得る。異なるアンテナは更に、アンテナ利用を改善するように多重化されてもよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークにおけるダイバーシティアンテナとして実装されてよい。いくつかの他の実施形態では、アンテナは、チューニングスイッチと組み合わせて使用されてもよい。
モバイル通信モジュール150は、2G/3G/4G/5Gなどを含み、電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低雑音増幅器(low noise amplifier,LNA)、などを含み得る。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を通じて電磁波を受け、受け取られた電磁波に対してフィルタ処理及び増幅などの処理を実行し、処理された電磁波を復調のためにモデムプロセッサへ送信し得る。モバイル通信モジュール150は更に、モデムプロセッサによって変調された信号を増幅し、信号を、アンテナ1による放射のために、電磁波に変換し得る。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュール及びプロセッサ110の少なくともいくつかの機能モジュールは、同じデバイスに配置されてもよい。
モデムプロセッサは、変調器及び復調器を含み得る。変調器は、送信されるべき低周波ベースバンド信号を中間~高周波信号に変調するよう構成される。復調器は、受信された電磁波信号を低周波ベースバンド信号に復調するよう構成される。次いで、復調器は、復調により得られた低周波ベースバンド信号を処理のためにベースバンドプロセッサへ送る。ベースバンドプロセッサは、低周波ベースバンド信号を処理し、次いで、処理された信号をアプリケーションプロセッサへ送る。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(スピーカ170A、レシーバ170B、などに限られない)により音響信号を出力するか、あるいは、ディスプレイ194により画像又は映像を表示する。いくつかの実施形態において、モデムプロセッサは独立したコンポーネントであってよい。いくつかの他の実施形態では、モデムプロセッサは、プロセッサ110から独立してよく、モバイル通信モジュール150又は他の機能モジュールと同じデバイスに配置される。
無線通信モジュール160は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)(例えば、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)ネットワーク)、Bluetooth(Bluetooth,BT)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system,GNSS)、周波数変調(frequency modulation,FM)、近距離通信(near field communication,NFC)、赤外線(infrared,IR)技術、などを含み、電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを組み込む1つ以上のコンポーネントであってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2により電磁波を受け、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタ処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110へ送る。無線通信モジュール160は更に、送信されるべき信号をプロセッサ110から受信し、信号に対して周波数変調及び増幅を実行し、信号を、アンテナ2による放射のために、電磁波に変換する。
いくつかの実施形態において、電子デバイス100では、アンテナ1及びモバイル通信モジュール150は結合され、アンテナ2及び無線通信モジュール160は結合され、それにより、電子デバイス100は、無線通信技術を使用することによって、ネットワーク及び他のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)、時分割符号分割多重アクセス(time-division code division multiple access,TD-CDMA)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術、及び/又は同様のものを含み得る。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system,GPS)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system,GLONASS)、北斗衛星導航系統(BeiDou navigation satellite system,BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system,QZSS)、及び/又は静止衛星型補強システム(satellite based augmentation system,SBAS)を含み得る。
電子デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などを使用することによって、表示機能を実装する。GPUは、画像処理用のマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194及びアプリケーションプロセッサへ接続されている。GPUは、数学及び幾何学演算を行い、画像を描画するよう構成される。プロセッサ110は、表示情報を生成又は変更するようプログラム命令を実行する1つ以上のGPUを含み得る。
ディスプレイ194は、画像、映像、などを表示するよう構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode,OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode,AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode,FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode,QLED)、などであってよい。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでもよく、Nは、1よりも大きい正の整数である。
電子デバイス100は、ISP、カメラ193、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などを使用することによって、写真撮影機能を実装することができる。
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するよう構成される。例えば、写真撮影中、シャッターが押され、光がレンズを通ってカメラの感光素子へ伝わる。光信号は電気信号に変換され、カメラの感光素子は、電気信号を可視画像に変換するように、電気信号を処理のためにISPへ送る。ISPは更に、画像のノイズ、明るさ、及び外観に対してアルゴリズム最適化を実行してもよい。ISPは更に、写真撮影シナリオの露出及び色温度などのパラメータを最適化してもよい。いくつかの実施形態において、ISPはカメラ193に配置され得る。
カメラ193は、静止画像又は映像を捕捉するよう構成される。対象の光学画像は、レンズを通して生成され、感光素子に投影される。感光素子は電荷結合デバイス(charge coupled device,CCD)又は相補型金属酸化膜半導体(complementary meta-oxide-semiconductor,CMOS)光電トランジスタであってよい。感光素子は、光信号を電気信号に変換し、それから、電気信号を、電気信号をデジタル画像信号に変換するISPへ送る。ISPは、デジタル画像信号を処理のためにDSPへ出力する。DSPは、デジタル画像信号を標準フォーマット、例えば、RGB又はYUV、での画像信号に変換する。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、1つ又はN個のカメラ193を含んでもよく、Nは、1よりも大きい正の整数である。
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するよう構成され、デジタル画像信号に加えて他のデジタル信号を処理してもよい。例えば、電子デバイス100が周波数を選択する場合に、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギに対してフーリエ変換を実行するよう構成される。
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮又は圧縮解除するよう構成される。電子デバイス100は、1つ以上のビデオコーデックをサポートし得る。従って、電子デバイス100は、複数のコーディングフォーマット、動画専門家集団(moving picture experts group,MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、及びMPEG-4で映像を再生又は記録し得る。
NPUはニューラルネットワーク(neural-network,NN)コンピューティングプロセッサである。NPUは、生物学的ニューラルネットワークの構造、例えば、人間の脳のニューロン間の転送モード、を参照して入力情報を即時に処理し、更には、自己学習を連続的に行い得る。電子デバイス100のインテリジェント・コグニションなどのアプリケーション、例えば、画像認識、顔認識、発話認識、及びテキスト理解は、NPUにより実装され得る。
外部メモリインターフェース120は、電子デバイス100の記憶容量を拡張するように、外部記憶カード、例えば、マイクロSDカードへ接続するために使用され得る。外部記憶カードは、データ記憶機能を実装するように、外部メモリインターフェース120を通じてプロセッサ110と通信する。例えば、音楽及び映像などのファイルが外部記憶カードに記憶される。
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するよう構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ121は、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含み得る。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音響再生機能又は画像再生機能)によって必要とされるアプリケーション、などを記憶し得る。データ記憶エリアは、電子デバイス100の使用中に生成されるデータ(例えば、オーディオデータ及びアドレス帳)などを記憶し得る。更には、内部メモリ121は、高速ランダム・アクセス・メモリを含んでもよく、あるいは、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又はユニバーサル・フラッシュ・ストレージ(universal flash storage,UFS)を含んでもよい。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶されているメモリ、及び/又はプロセッサに配置されたメモリに記憶されている命令を実行して、電子デバイス100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
電子デバイス100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、レシーバ170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ、などにより、音楽再生及び録音などのオーディオ機能を実装し得る。
オーディオモジュール170は、デジタルオーディオ情報をアナログオーディオ信号出力に変換するよう構成され、また、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するよう構成される。オーディオモジュール170は更に、オーディオ信号を符号化又は復号化するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170はプロセッサ110に配置されてもよく、あるいは、オーディオモジュール170のいくつかの機能モジュールがプロセッサ110に配置される。
スピーカ170Aは、「ラウドスピーカ」とも呼ばれ、オーディオ電気信号を音響信号に変換するよう構成される。電子デバイス100は、スピーカ170Aを使用することによって、音楽を聴いたり、ハンズフリー通話したりすることができる。
レシーバ170Bは、「イヤホン」とも呼ばれ、電気オーディオ信号を音響信号に変換するよう構成される。電子デバイス100を使用することによって電話に出たり、オーディオ情報を聴いたりするとき、レシーバ170Bは、音声を聞くために人間の耳の近くに置かれ得る。
マイクロホン170Cは、「マイク」又は「マイク」とも呼ばれ、音響信号を電気信号に変換するよう構成される。電話をかけたり、音声メッセージを送ったりするときに、ユーザは、音響信号をマイクロホン170Cに入力するために、ユーザの口を通じてマイクロホン170Cの近くで音を出し得る。少なくとも1つのマイクロホン170Cが電子デバイス100には配置され得る。いくつかの他の実施形態では、2つのマイクロホン170Cが、音響信号を収集しかつノイズキャンセル機能を実装するために、電子デバイス100に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態では、3つ、4つ、又はそれ以上のマイクロホン170Cが、代替的に、音響信号を収集、ノイズキャンセルを実装し、音源を特定し、指向性記録機能を実装する、などのために、電子デバイス100に配置されてもよい。
ヘッドセットジャック170Dは、有線ヘッドセットへ接続するよう構成される。ヘッドセットジャック170Dは、USBポート130であってよく、あるいは、3.5mmオープンモバイル端末プラットフォーム(open mobile terminal platform,OMTP)標準インターフェース、又はアメリカ合衆国のセルラー電気通信産業連合(cellular telecommunications industry association of the USA,CTIA)標準インターフェースであってもよい。
圧力センサ180Aは、圧力信号を検知するよう構成され、圧力信号を電気信号に変換することができる。いくつかの実施形態において、圧力センサ180Aはディスプレイ194に配置されてよい。抵抗型圧力センサ、誘導型圧力センサ、及び容量型圧力センサなどの、複数のタイプの圧力センサ180Aが存在する。容量型圧力センサは、導電材料から成る少なくとも2枚の平行なプレートを含み得る。力が圧力センサ180Aに加えられる場合に、電極間のキャパシタンスが変化する。電子デバイス100は、キャパシタンス変化に基づき圧力の強さを決定する。タッチ操作がディスプレイ194に行われる場合に、電子デバイス100は、圧力センサ180Aを使用することによって、タッチ操作の強さを検出する。電子デバイス100はまた、圧力センサ180Aの検出信号に基づきタッチ位置を計算することもできる。いくつかの実施形態において、同じタッチ位置で行われるがタッチ操作強さが異なるタッチ操作は、異なる操作命令に対応し得る。例えば、タッチ操作強さが第1圧力閾値よりも小さいタッチ操作がメッセージアイコンに対して行われる場合には、SMSメッセージを見るための命令が実行される。タッチ操作強さが第1圧力閾値以上であるタッチ操作がメッセージアイコンに対して行われる場合には、新規のSMSメッセージを作成するための命令が実行される。
ジャイロセンサ180Bは、電子デバイス100の運動姿勢を決定するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、3つの軸(つまり、軸x、y、及びz)の周りの電子デバイス100の角速度は、ジャイロセンサ180Bを使用することによって決定され得る。ジャイロセンサ180Bは、写真撮影中に手振れ補正機構を実装するよう構成されてもよい。例えば、シャッターが押される場合に、ジャイロセンサ180Bは、手振れ補正機構を実装するために、電子デバイス100が揺れる角度を検出し、角度に基づき、レンズモジュールが補償する必要がある距離を計算し、レンズが電子デバイス100の揺れを逆の動きにより相殺することを可能にする。ジャイロセンサ180Bは更に、ナビゲーションシナリオ及び運動検知ゲームシナリオで使用されてもよい。
気圧センサ180Cは、気圧を測定するよう構成される。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、位置決め及びナビゲーションを支援するために、気圧センサ180Cによって測定された気圧の値に基づき高度を計算する。
磁気センサ180Dはホール効果センサを含む。電子デバイス100は、磁気センサ180Dを使用することによって、フリップカバーの開閉を検出し得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100がフリップ型の電話機である場合に、電子デバイス100は、磁気センサ180Dに基づきフリップカバーの開閉を検出し得る。更に、フリップカバーを開けるときに自動ロック解除などの機構が、フリップカバーの検出された開閉状態に基づきセットされる。
加速度センサ180Eは、電子デバイス100の様々な方向における(通常は3軸上の)加速度を検出し得る。電子デバイス100が静止している場合に、重力の大きさ及び方向が検出され得る。加速度センサ180Eは更に、電子デバイスの姿勢を特定するよう構成されてもよく、横向きモードと縦向きモードとの間の切り替え又は歩数計などの用途で使用される。
距離センサ180Fは、距離を測定するよう構成される。電子デバイス100は、赤外線方式又はレーザー方式で距離を測定し得る。いくつかの実施形態において、写真撮影シナリオでは、電子デバイス100は、高速ピント合わせを実装するために、距離センサ180Fを使用することによって距離を測定し得る。
光学式近接センサ180Gは、例えば、発光ダイオード(LED)及びフォトダイオードなどの光検出器を含み得る。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであってよい。電子デバイス100は、発光ダイオードを使用することによって赤外線光を発する。電子デバイス100は、フォトダイオードを使用することによって、近くの物体からの赤外線反射光を検出する。十分な反射光が検出される場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100の近くに物体が存在すると決定し得る。反射光の検出が不十分である場合には、電子デバイス100は、電子デバイス100の近くに物体はないと決定し得る。電子デバイス100は、光学式近接センサ180Gを使用することによって、ユーザが電話のために耳の近くで電子デバイス100を持っていることを検出して、節電のために画面を自動的にオフしてもよい。光学式近接センサ180Gはまた、画面を自動的にロック又はロック解除するために、レザーケースモード又はポケットモードで使用されてもよい。
周囲光センサ180Lは、周囲光輝度を検知するよう構成される。電子デバイス100は、検知された周囲光輝度に基づき、ディスプレイ194の明るさを適応的に調整し得る。周囲光センサ180Lはまた、写真撮影中にホワイトバランスを自動的に調整するよう構成されてもよい。周囲光センサ180Lはまた、偶発的なタッチを回避するように、電子デバイス100がポケット内にあるかどうかを検出するために光学式近接センサ180Gと協働してもよい。
指紋センサ180Hは、指紋収集するよう構成される。電子デバイス100は、指紋に基づいたロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋に基づいた写真撮影、指紋に基づいた通話応答、などを実装するために、収集された指紋の特徴を使用し得る。
温度センサ180Jは、温度を検出するよう構成される。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、温度センサ180Jによって検出された温度に基づき、温度処理ポリシーを実行する。例えば、温度センサ180Jによって報告された温度が閾値を超える場合に、電子デバイス100は、熱保護のために電力消費を減らすように、温度センサ180J近くにあるプロセッサの性能を低下させる。いくつかの他の実施形態では、温度が他の閾値に満たない場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100が低温により異常シャットダウンすることを防ぐために、バッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態では、温度が更なる他の閾値に満たない場合に、電子デバイス100は、低温による異常シャットダウンを回避するように、バッテリ142の出力電圧を上げる。
タッチセンサ180Kはまた、「タッチコンポーネント」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kはディスプレイ194に配置されてもよい。タッチセンサ180K及びディスプレイ194はタッチスクリーンを構成する。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ180Kで又はその近くで実行されたタッチ操作を検出するよう構成される。タッチセンサは、タッチイベントのタイプを決定するために、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサへ転送し得る。ディスプレイ194は、タッチ操作に関連した視覚的出力を供給し得る。いくつかの他の実施形態では、タッチセンサ180Kは、代替的に、ディスプレイ194の場所とは異なる場所において電子デバイス100の表面に配置されてもよい。
骨伝導センサ180Mは振動信号を取得し得る。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは、人間の声帯部分の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mはまた、人間の脈拍と接触して、血圧拍動信号を受信し得る。いくつかの実施形態において、骨伝導センサ180Mは、代替的に、骨伝導ヘッドセットを構成するようにヘッドセットに配置されてもよい。オーディオモジュール170は、ボイス機能を実装するために、骨伝導センサ180Mによって取得される声帯部分の振動骨の振動信号に基づき、パーシングを通じてボイス信号を取得し得る。アプリケーションプロセッサは、心拍検出機能を実装するために、骨伝導センサ180Mによって取得された血圧拍動信号に基づき心拍情報をパースし得る。
ボタン190は、電源ボタン、ボリュームボタン、などを含む。ボタン190は、機械的なボタンであってよく、あるいは、タッチボタンであってもよい。電子デバイス100は、ボタン入力を受け取り、電子デバイス100のユーザ設定及び機能制御に関連したキー信号入力を生成し得る。
モータ191は振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着呼振動プロンプト及びタッチ振動フィードバックを生成するよう構成され得る。例えば、異なるアプリケーション(例えば、写真撮影及びオーディオ再生)に対して実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。ディスプレイ194の異なるエリアに対して実行されるタッチ操作については、モータ191も異なる振動フィードバック効果に対応してよい。異なるアプリケーションシナリオ(例えば、時間リマインダ、情報の受け取り、アラーム時計、及びゲーム)も異なる振動フィードバック効果に対応してよい。タッチ振動フィードバック効果は更に、カスタマイズされてもよい。
インジケータ912はインジケータ灯であってよく、充電状態及び電力変化を示すよう構成されてよく、あるいは、メッセージ、不在着信、通知、などを示すよう構成されてもよい。
SIMカードインターフェース195は、SIMカードを接続するよう構成される。SIMカードは、電子デバイス100との接触又は電子デバイス100からの分離を実装するように、SIMカードインターフェース195に挿入されたり、SIMカードインターフェース195から取り外されたりしてよい。電子デバイス100は、1つ又はN個のSIMカードインターフェースをサポートしてもよく、Nは、1よりも大きい正の整数である。SIMカードインターフェース195は、ナノSIMカード、マイクロSIMカード、SIMカード、などをサポートすることができる。複数のカードが同時に同じSIMカードインターフェース195に挿入されてもよい。複数のカードは、同じタイプ又は異なるタイプであってよい。SIMカードインターフェース195は、異なるタイプのSIMカードと互換性がある。SIMカードインターフェース195はまた、外部記憶カードとも互換性がある。電子デバイス100は、電話及びデータ通信などの機能を実装するように、SIMカードを通じてネットワークとインターフェース接続する。いくつかの実施形態において、電子デバイス100はeSIM、つまり、埋め込み型SIMカードを使用する。eSIMカードは、電子デバイス100に埋め込まれてよく、電子デバイス100から分離され得ない。
次いで、多層アーキテクチャのアンドロイド(Android)システムが、電子デバイスのソフトウェア構造について説明するために例として使用される。
電子デバイス100のソフトウェアシステムは、多層アーキテクチャ、イベント駆動型アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ、又はクラウドアーキテクチャを使用し得る。本発明のこの実施形態では、多層アーキテクチャのアンドロイドシステムが、電子デバイス100のソフトウェア構造について説明するために例として使用される。
図2は、本発明の実施形態に係る電子デバイス100のソフトウェア構造のブロック図である。
多層アーキテクチャでは、ソフトウェアはいくつかのレイヤに分けられ、各レイヤは明りょうな役割及びタスクを有している。レイヤどうしは、ソフトウェアインターフェースにより互いに通信する。いくつかの実施形態において、アンドロイドシステムは、4つのレイヤに、つまり、上から下に、アプリケーションレイヤと、アプリケーションフレームワークレイヤと、アンドロイドランタイム(Android runtime)及びシステムライブラリと、カーネルレイヤに、分けられる。
アプリケーションレイヤは、一連のアプリケーションパッケージを含み得る。
図2に示されるように、アプリケーションパッケージは、カメラ、ギャラリー、カレンダー、電話、地図、ナビゲーション、WLAN、Bluetooth、音楽、映像、及びメッセージなどのアプリケーションを含み得る。
アプリケーションフレームワークレイヤは、アプリケーションレイヤにあるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface,API)及びプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワークレイヤは、いくつかの、予め定義された機能を含む。
図2に示されるように、アプリケーションフレームワークレイヤは、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、電話マネージャ、リソースマネージャ、通知マネージャ、などを含み得る。
ウィンドウマネージャは、ウィンドウプログラムを管理するよう構成される。ウィンドウマネージャは、ディスプレイのサイズを取得し、ステータスバーがあるかどうかを決定し、画面をロックし、スクリーンショットを撮る、などし得る。
コンテンツプロバイダは、データを記憶及び取得し、データがアプリケーションによってアクセスされることを可能にするよう構成される。データは、映像、画像、オーディオ、発信及び着信、ブラウザ検索履歴及びブックマーク、アドレス帳、などを含み得る。
ビューシステムは、テキスト表示のための制御及びピクチャ表示のための制御などの□制御を含む。ビューシステムは、アプリケーションを構築するよう構成される。表示インターフェースは1つ以上のビューを含み得る。例えば、SMSメッセージ通知アイコンを含む表示インターフェースは、テキスト表示ビュー及び画像表示ビューを含み得る。
電話マネージャは、電子デバイス100の通信機能、例えば、呼び出し状態(応答、辞退、などを含む)の管理を提供するよう構成される。
リソースマネージャは、アプリケーションのために、ローカライズされた文字列、アイコン、ピクチャ、レイアウトファイル、及びビデオファイルなどの様々なリソースを供給する。
通知マネージャは、アプリケーションがステータスバーで通知情報を表示することを可能にし、通知タイプメッセージを伝えるよう構成され得る。表示された通知情報は、ユーザインタラクションなしで短時間のポーズ後に自動的に消え得る。例えば、通知マネージャは、ダウンロード完了を通知し、メッセージ通知を供給する、などを行うよう構成される。通知マネージャは、代替的に、グラフ又はスクロールバーテキストの形でシステムの上ステータスバーに現れる通知、例えば、バックグラウンドで実行されているアプリケーションの通知又はダイアログウィンドウの形で画面に現れる通知、であってよい。例えば、テキスト情報がステータスバーで表示され、アラート音が再生され、電子デバイスが振動し、あるいは、インジケータ灯が点滅する。
アンドロイドランタイムは、コアライブラリ及び仮想マシンを含む。アンドロイドランタイムは、アンドロイドシステムのスケジューリング及び管理に関与する。
コアライブラリは、2つの部分、つまり、Java言語で呼び出される必要がある機能、及びアンドロイドのコアライブラリ、を含む。
アプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤは、仮想マシンで実行される。仮想マシンは、アプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤにあるJavaファイルをバイナリファイルとして実行する。仮想マシンは、オブジェクトライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、セキュリティ及び例外管理、並びにガベージコレクションなどの機能を実装するよう構成される。
システムライブラリは、複数の機能モジュール、例えば、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアライブラリ(Media Library)、3次元グラフィクス処理ライブラリ(例えば、OpenGL ES)、及び2Dグラフィクスエンジン(例えば、SGL)を含み得る。
サーフェスマネージャは、表示サブシステムを管理し、複数のアプリケーションのために2D及び3Dレイヤの融合を提供するよう構成される。
メディアライブラリは、複数の広く使用されているオーディオ及びビデオフォーマット、静止画像ファイル、などでの再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、MPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG、及びPNGなどの複数のオーディオ及びビデオコーディングフォーマットをサポートし得る。
3次元グラフィクス処理ライブラリは、3次元グラフィクス描画、画像レンダリング、合成、レイヤ処理、などを実装するよう構成される。
2Dグラフィクスエンジンは、2D描画用の描画エンジンである。
カーネルレイヤは、ハードウェアとソフトウェアとの間のレイヤである。カーネルレイヤは、少なくとも表示ドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、及びセンサドライバを含む。
以下は、写真撮影シナリオを参照して、電子デバイス100のソフトウェア及びハードウェアの作動プロシージャの例について記載する。
タッチセンサ180Kがタッチ操作を受け取る場合に、対応するハードウェア割り込みがカーネルレイヤへ送られる。カーネルレイヤは、タッチ操作をオリジナル入力イベント(タッチ操作のタッチ座標及びタイムスタンプなどの情報を含む)へと処理する。オリジナル入力イベントはカーネルレイヤで保存される。アプリケーションフレームワークレイヤは、カーネルレイヤからオリジナル入力イベントを取得し、入力イベントに対応する制御を識別する。例えば、タッチ操作はシングルタップ操作であり、シングルタップ操作に対応する制御はカメラアプリケーションアイコンの制御である。カメラアプリケーションは、アプリケーションフレームワークレイヤでインターフェースを呼び出して、カメラアプリケーションが開かれるようにする。次いで、カメラドライバが、カーネルレイヤを呼び出すことによって起動され、静止画像又は映像が、カメラ193を使用することによって捕捉される。
以下は、インターフェースがフローティング方式で表示されるシナリオを参照して、電子デバイス100のソフトウェア及びハードウェアの作動プロシージャの例について記載する。
タッチセンサ180Kが、インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にするタッチ操作を受け取る場合に、対応するハードウェア割り込みがカーネルレイヤへ送られる。カーネルレイヤは、タッチ操作をオリジナル入力イベント(タッチ操作のタッチ座標及びタイムスタンプなどの情報を含む)へと処理する。オリジナル入力イベントはカーネルレイヤで保存される。アプリケーションフレームワークレイヤにあるウィンドウマネージャは、カーネルレイヤからオリジナル入力イベントを取得し、入力イベントに対応するウィンドウマネージャ(window manager)オブジェクト、つまり、入力イベントに対応するインターフェースを識別し得る。ウィンドウマネージャは、入力イベントに対応するインターフェースのサイズ、位置、及びサポートされている機能(最大化、最小化、閉じること、移動、など)を制御するようWindowManager.LayoutParamsのパラメータを調整して、インターフェースがフローティング方式で表示されるようにする。
以下は、インターフェースAが入力状態に入り、他のインターフェースが最小化されるシナリオを参照して、電子デバイス100のソフトウェア及びハードウェアの作動プロシージャの例について記載する。
タッチセンサ180Kが第1インターフェース内の編集ボックスでのタッチ操作を受け取る場合に、対応するハードウェア割り込みがカーネルレイヤへ送られる。カーネルレイヤは、タッチ操作をオリジナル入力イベント(タッチ操作のタッチ座標及びタイムスタンプなどの情報を含む)へと処理する。オリジナル入力イベントはカーネルレイヤで保存される。アプリケーションフレームワークレイヤにあるウィンドウマネージャは、カーネルレイヤからオリジナル入力イベントを取得し、入力イベントに対応するインターフェースAを識別し得る。ウィンドウマネージャは、ディスプレイで現在表示されているインターフェースA以外のインターフェースを最小化するようWindowManager.LayoutParamsのパラメータを調整して、インターフェースA以外のインターフェースが最小化されるようにする。
電子デバイスは、ユーザが異なるタスクを実行するように、複数のアプリケーションのインターフェースを同時に表示し得る。例えば、電子デバイスは、ノートパッドアプリケーションのテキスト入力インターフェースと、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットウィンドウとを表示してよく、チャットウィンドウは、フローティングウィンドウとしてテキスト入力インターフェースにおいて表示され得る。ユーザがテキスト入力インターフェースでテキストコンテンツを入力する必要がある場合に、ユーザ入力は、チャットウィンドウによって遮られることで、不便である。解決法は、次のとおりに、最初に、チャットウィンドウを最小化するようチャットウィンドウの最小化機能オプションをタップし、次いで、テキスト入力インターフェースをタップすることであり、それにより、テキスト入力インターフェースは、ユーザ入力を助けるよう、入力フォーカスを得る。この解決法では、ユーザは少なくとも2回の操作を実行する必要があり、操作が複雑である。特に、最小化機能オプションは小さいので、つまり、ユーザのタップ目標は小さいので、フィッツの法則によれば、最小化機能オプションをタップする操作は長い時間を必要とし、ユーザ経験は悪い。
本願の実施形態は画面表示方法を提供する。複数のインターフェースを表示する場合に、電子デバイスは、1つのインターフェースに対してユーザによって実行された操作に応答して、他のインターフェースを自動的に最小化し得る。電子デバイスがノートパッドアプリケーションのテキスト入力インターフェース及びインスタントメッセージングアプリケーションのチャットウィンドウを表示することは、依然として例として使用される。電子デバイスは、テキスト入力インターフェースに対して実行された操作に応答して、チャットウィンドウを自動的に最小化し得る。具体的に言えば、ユーザは、チャットウィンドウの最小化機能オプションをタップする操作を実行する必要がなく、チャットウィンドウは、ユーザがテキスト入力インターフェースをタップする操作を行うことで自動的に最小化され得る。これは、チャットウィンドウを最小化する操作を簡単にし、ユーザ経験を改善する。
いくつかの実施形態において、本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用が、図3A、図3B,及び図3Cを参照して説明される。
図3Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し得る。第1インターフェースは、アプリケーションAの実行中インターフェースであってよい。
アプリケーションAは、ノートパッドアプリケーション、例えば、Youdao Cloud Notesであってよい。アプリケーションAは、代替的に、ショッピングアプリケーション、例えば、Taobao又はJingdongであってもよい。アプリケーションAは、代替的に、リーディングアプリケーション、例えば、Huawei Reader又はQQ Readerであってもよい。相応して、アプリケーションAの実行中インターフェースは、テキスト又はピクチャ表示インターフェースであってよい。アプリケーションAは、代替的に、ビデオ再生アプリケーション、例えば、Huawei Video又はTencet Videoであってもよい。相応して、アプリケーションAの実行中インターフェースは、ビデオ画像であってよい。アプリケーションAは、ピクチャ再生アプリケーション、例えば、ピクチャブラウザ又はMeituであってもよい。相応して、アプリケーションAの実行中インターフェースは、ピクチャであってよい。他の例は、ここで1つずつ列挙されない。
実例となる例では、図3Aに示されるように、アプリケーションAはショッピングアプリケーション(例えば、Taobao又はJingdong)であってよく、電子デバイスは、全画面モードでショッピングアプリケーションの実行中インターフェース(例えば、商品紹介ページ)を表示してよい。実行中インターフェースは、第1インターフェースと呼ばれ得る。
電子デバイスは、電子デバイスのディスプレイの表示エリアにおいて全画面モードで第1インターフェースを表示してよく、ディスプレイの表示エリアは、ディスプレイの点灯状態にあるエリアである。
実例となる例では、ディスプレイの表示エリアは、ディスプレイの表示可能エリア全体であってよく、あるいは、表示エリアの部分的な表示可能エリアであってもよい。例えば、ディスプレイは曲面スクリーンであってよい。ディスプレイの表示エリアは、ディスプレイの正面表示エリア及び側面表示エリアを含んでよく、あるいは、ディスプレイの表示エリアは、ディスプレイの正面表示エリアしか含まなくてもよい。他の例として、ディスプレイは折り畳み式スクリーンであってもよい。ディスプレイの表示エリアは、折り畳み式スクリーンの曲げ可能なエリアと、曲げ可能なエリアの両側にある曲げ不可能なエリアとを含んでよく、あるいは、ディスプレイの表示エリアは、折り畳み式スクリーンの曲げ可能なエリアと、曲げ可能なエリアの片側にある曲げ不可能なエリアとを含んでよく、あるいは、ディスプレイの表示エリアは、折り畳み式スクリーンの片側にある曲げ不可能なエリアしか含まなくてもよい。
実例となる例では、全画面モードで第1インターフェースを表示することは、第1インターフェースがディスプレイの表示エリアに表示される場合に、システムレベルのインターフェース要素も表示され得ることを意味する。例えば、ステータスバーが表示エリアの上部に表示されてもよく、且つ/あるいは、仮想キーが表示エリアの下部に表示されてもよい。ステータスバーは、オペレータ名(例えば、China Mobile)、信号強さを示す信号バー、バッテリ残量、などを含み得る。仮想キーは、仮想バックキー、仮想ホームキー、などを含み得る。
実例となる例では、全画面モードで第1インターフェースを表示することは、第1インターフェースがディスプレイの表示エリア全体を占有することを意味する。言い換えると、ディスプレイの表示エリアは第1インターフェースしか表示せず、システムインターフェース内のインターフェース要素などの他のコンテンツを表示しない。
依然として図3Aを参照されたい。アプリケーションBから新しいメッセージを受け取る場合に、電子デバイスは、第1インターフェースにおいてフローティング方式で新しいメッセージを出力及び表示し得る。アプリケーションBは、アプリケーションAとは異なり得る。例えば、アプリケーションBは、インスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションであってよい。
図3Aに示されるように、例えば、電子デバイスはWeChatから新しいメッセージを受け取る。電子デバイスにインストールされているWeChatは、バックグラウンド実行状態にあるようセットされ得る。WeChatの友人であるMomoから新しいメッセージを受け取る場合に、電子デバイスは、第1インターフェースにおいてフローティング方式で新しいメッセージのプロンプト情報を出力及び表示し得る。プロンプト情報は、新しいメッセージの内容の全部又は一部を含んでよく、更には、WeChatの友人のアバターを含んでもよい。
図3Bを参照されたい。ユーザは、プロンプト情報が表示されている画面エリア内で操作(タップ、タッチ、など)を実行し得る。操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウでユーザとWeChatの友人であるMomoとの間のダイアログボックスを表示してよく、それにより、ユーザは、ユーザのWeChatの友人であるMomoと会話する。ユーザとWeChatの友人であるMomoとの間のダイアログボックスは、WeChatアプリケーションの実行中インターフェースであり、第2インターフェースと呼ばれ得る。
記載を簡単にするために、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースは、フローティングウィンドウと呼ばれ得る。
フローティングウィンドウのサイズは、全画面モードで表示されている第1インターフェースのサイズよりも小さい。
実例となる例では、フローティングウィンドウのサイズ、位置、及び形状は、出荷時の電子デバイスのデフォルト設定であってよい。例えば、フローティングウィンドウは、固定サイズの長方形であってよく、ディスプレイの表示エリアの右上の位置に位置付けられてよく、それにより、ユーザは、右手で第2インターフェースに対して関連操作を実行する。
実例となる例では、電子デバイスは、大きなサイズを有するディスプレイを設けられている、タブレットコンピュータ又はノートブックコンピュータなどのデバイスであってよく、例えば、8インチディスプレイ又は9インチディスプレイを設けられているタブレットコンピュータであってよい。フローティングウィンドウのサイズは、従来の携帯電話機のディスプレイのサイズ、例えば、4.8インチ又は5.5インチであってよく、それにより、ユーザがフローティングウィンドウでコンテンツを見る経験は改善され得る。
実例となる例では、フローティングウィンドウの形状は、同じ比率でディスプレイの表示エリアをスケールダウンすることによって得られるエリアの形状であってよく、あるいは、ユーザによって選択又はカスタマイズされた形状であってもよい。
実例となる例では、ユーザは、複数の設定可能な形状を含む設定メニューから前もってフローティングウィンドウの形状を選択してよい。複数の設定可能な形状は、円、ダイヤモンド、六角形、などを含み得る。例において、ユーザは、ユーザによってカスタマイズされた形状が受け取られ得る設定ページで前もってフローティングウィンドウの形状をカスタマイズしてもよい。例えば、ユーザは、カスタマイズされたフローティングウィンドウにおいてフローティングウィンドウの形状を描き得る。
実例となる例では、フローティングウィンドウは、ディスプレイの表示エリアの右上エリア、左上エリア、中央エリア、上側エリア、左下エリア、又は右下エリアなどの如何なるエリアに位置付けられてもよい。
実例となる例では、ユーザは、フローティングウィンドウの位置を動かし得る。例えば、ユーザは、フローティングウィンドウの縁、例えば、フローティングウィンドウの上端、左端、又は右端を押し、フローティングウィンドウを目標位置にドラッグし得る。このプロセスでは、電子デバイスは、フローティングウィンドウに対してユーザによって開始される押す操作及びドラッグ操作に応答して、ドラッグ操作の軌跡に基づき、表示のための目標位置にフローティングウィンドウを置くことができる。
実例となる例では、電子デバイスは目標位置を記録してよく、フローティングウィンドウを再び表示するときに、電子デバイスはフローティングウィンドウを目標位置に表示し得る。
実例となる例では、フローティングウィンドウは透明であってよく、ユーザは、フローティングウィンドウを通して、フローティングウィンドウによって遮られてディスプレイ上で表示されているコンテンツを見ることができ、つまり、ユーザは、フローティングウィンドウを通して、フローティングウィンドウによって遮られている第1インターフェースを見ることができる。
実例となる例では、フローティングウィンドウは透明でなくてもよく、ユーザは、フローティングウィンドウによって遮られてディスプレイ上で表示されているコンテンツを見ることができない。
実例となる例では、電子デバイスは、フローティングウィンドウを適応させるように、フローティングウィンドウのサイズに基づき第2インターフェース内のインターフェース要素及び/又はインターフェース要素の配置様式を調整し得る。
例において、フローティングウィンドウを表示する前に、電子デバイスは、全画面表示状態での第2インターフェース内のインターフェース要素及びインターフェース要素間の間隔を取得し得る。次いで、電子デバイスは、全画面表示状態での第2インターフェースのサイズ及びフローティングウィンドウのサイズに基づき、同じ比率でインターフェース要素及びインターフェース要素間の間隔をスケールダウンし、それから、フローティングウィンドウにおいてインターフェース要素及びインターフェース要素間の間隔を表示し得る。具体的に言えば、フローティングウィンドウ状態で表示される第2インターフェースは、全画面表示状態での第2インターフェースを同じ比率でスケールダウンすることによって、取得され得る。具体的に、WeChatダイアログボックスが例として使用される。フローティングウィンドウ状態で表示されるWeChatダイアログボックスは、全画面表示状態でのWeChatダイアログボックスを同じ比率でスケールダウンすることによって、取得される。
実例となる例では、フローティングウィンドウを表示する前に、電子デバイスは、全画面表示状態での第2インターフェース内のインターフェース要素を取得し得る。次いで、電子デバイスは、フローティングウィンドウにおいて、全画面表示状態での第2インターフェース内の一部のインターフェース要素、又は第2インターフェースのエリアの一部を表示する。言い換えると、フローティングウィンドウ状態で表示される第2インターフェースは、全画面表示状態での第2インターフェース内の一部のインターフェース要素、又は第2インターフェースのエリアの部分を表示する。
この例の例において、フローティングウィンドウが全画面表示状態での第2インターフェース内の一部のインターフェース要素、又は第2インターフェースのエリアの部分を表示する場合に、ユーザは、スライディングなどの操作を行うことによって、フローティングウィンドウで表示されるインターフェース要素又はエリアを変更し得る。言い換えると、ユーザは、スライディングなどの操作を行うことによって、フローティングウィンドウ内の内容を変更し得る。
この例の他の例では、フローティングウィンドウが全画面表示状態での第2インターフェース内の一部のインターフェース要素、又は第2インターフェースのエリアの部分を表示する場合に、スクロールバーがフローティングウィンドウの側部に表示されてもよい。例えば、スクロールバーは、フローティングウィンドウの右側及び下側に表示されてよく、それにより、ユーザは、フローティングウィンドウに表示されているインターフェース要素又はエリアを都合よく調整することができる。
実例となる例では、フローティングウィンドウを表示する前に、電子デバイスは、全画面表示状態での第2インターフェース内のインターフェース要素を取得し得る。次いで、電子デバイスは、全画面表示状態での第2インターフェース内のインターフェース要素を再結合し、それから、フローティングウィンドウにおいてインターフェース要素を表示する。この例では、フローティングウィンドウはフローティングカードと呼ばれ得る。
図3Cを参照されたい。第1インターフェース(例えば、ショッピングアプリケーションの実行中インターフェース)での操作に応答して、電子デバイスは第2インターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。第1インターフェースでの操作は、第1インターフェースに対して実行された操作である。第1インターフェースで実行された操作は、具体的に、第2インターフェースによって遮られているエリア以外の第1インターフェース内のエリアに対して実行された操作である。
第1インターフェースでの操作は、第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にすることができ、操作はまた、第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作とも呼ばれ得る。ユーザは、全画面モードで表示されている第1インターフェース内で、フローティングウィンドウによって遮られていないエリアにおいて、操作を実行し得る。フローティングウィンドウのサイズは全画面モードで表示されている第1インターフェースのサイズよりも小さい、ことが容易に理解され得る。従って、ユーザは、第1インターフェース内のフローティングウィンドウ以外のエリアにおいて、操作、例えば、タップ操作又はタッチ操作を実行し得る。
実例となる例では、第1インターフェースでの操作は、第1インターフェースがフォーカス取得状態に入ることを可能にし得る。フォーカス取得状態は第1状態と呼ばれ得る。本願のこの実施形態では、ユーザによって開始された最後の操作があるか又は実行されるインターフェースは、フォーカス取得インターフェースとして定義されてよく、つまり、インターフェースはフォーカス取得状態に入る。操作は、タップ又はタッチなどの接触操作であってよく、あるいは、他のタイプの操作(フローティングジェスチャ、ボイス命令、など)であってもよい。言い換えると、第1インターフェースでの操作は、ユーザによって開始された最後の操作であり、操作が実行されるインターフェースは、第1インターフェースであり、操作は、第1インターフェースがフォーカス取得状態に入ることを可能にする。
この例では、電子デバイスは、第1インターフェースに対してユーザによって実行された操作に応答して、第2インターフェースを自動的に最小化し得る。具体的に言えば、ユーザは操作を実行し、それにより、ユーザ操作経験を改善するように、第1インターフェースがフォーカスを取得し、第2インターフェースが最小化される。
実例となる例では、第1インターフェースは、少なくとも1つの編集ボックス(Edit Box)を含み得る。編集ボックスは、入力フォーカスが取得された後にユーザの入力操作に応答してテキストコンテンツ又はピクチャを受け取り、収容し、又は編集することができるウィンドウである。編集ボックスは、具体的に、入力されたテキストコンテンツなどを収容することができる入力ボックス、テキストボックス、ピクチャボックス、アドレスバー、検索ボックス、編集可能なページ(ワードページ、ノートパッド、など)、表(エクセル表など)であってよい。留意されるべきは、ここでの記載は、編集ボックスの包括的な列挙ではなく、説明のための例にすぎない点である。
入力フォーカスを取得した後、編集ボックスは入力状態に入ってよい。ユーザがテキスト又はピクチャ情報を入力する場合に、入力状態にある編集ボックスは、ユーザによって入力されたテキスト又はピクチャ情報を受信又は収容する。より具体的には、タッチスクリーンを設けられている携帯電話機又はタブレットコンピュータなどの電子デバイスによって表示される編集ボックスが入力状態に入ることは、編集ボックスが入力フォーカスを取得し、仮想キーボードを表示することを意味し得る。物理キーボードを設けられているノートブックコンピュータ又はデスクトップコンピュータなどの電子デバイスによって表示される編集ボックスが入力状態に入ることは、編集ボックスが入力フォーカスを取得し、キーボードを操作することによって生成されたコンテンツ、又は貼り付け操作に対応するコンテンツを受け取ることができることを意味し得る。
この例では、第1インターフェースに対して実行された操作が、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作でない場合に、つまり、操作が、フォーカスを取得することを第1インターフェースに可能にするが、入力状態に入ることを第1インターフェース内の編集ボックスに可能にしない場合に、操作は、電子デバイスに、第2インターフェースを自動的に最小化させない。ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力する必要があるとき、第2インターフェースは第1インターフェースを遮っているので、ユーザ入力は不便である。上記の場合について、この例では、ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力する必要があると決定する場合に、電子デバイスは、第2インターフェースを自動的に最小化し得る。具体的に言えば、第1インターフェースに対して実行される全ての操作が、電子デバイスに、第2インターフェースを自動的に最小化させ得るわけではない。従って、電子デバイスは、第1インターフェース内の編集ボックスがユーザによって入力された操作を受け取る必要があると決定することができ、電子デバイスは、第2インターフェースを最小化するようトリガされ得る。詳細は次のとおりである。
電子デバイスは、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作に応答して、第2インターフェースを自動的に最小化し得る。第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作は、編集ボックスに対して実行された操作(例えば、シングルタップ、ダブルタップ、又はタッチなどの操作)であってよい。例えば、第1インターフェース内の編集ボックスに対して実行された操作を受け取るとき、又はその後で、電子デバイスは、操作に応答して編集ボックスにおいてフォーカス取得(focus obtaining)イベントを生成してよく、それにより、編集ボックスは入力状態に入り、第2インターフェースは最小化される。
この例では、第1インターフェースに対して実行された操作が、フォーカスを取得することを第1インターフェースに可能にするが、入力状態に入ることを第1インターフェース内の編集ボックスに可能にしない場合に、第2インターフェースは依然として第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウで表示される。ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力するつもりであることを検出する場合に、例えば、第1インターフェース内の編集ボックスにおいてフォーカス取得イベントを検出する場合に、電子デバイスは第2インターフェースを自動的に最小化し、それにより、ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力するのは都合がよく、ユーザが偶発的に第1インターフェースにタッチしたために第2インターフェースが最小化される場合が回避され得る。
実例となる例では、最小化された状態での第2インターフェースはフローティングボールであってよく、フローティングボールは、第2インターフェースが属するアプリケーションの名称、又は名称の一部のテキストを含んでよく、一部のテキストは、名称の最初のテキストであってよい。例えば、第2インターフェースはWeChatダイアログボックスであり、WeChatダイアログボックスに対応するフローティングボールは、“WeChat”又は“We”を含み得る。
実例となる例では、最小化された状態での第2インターフェースは、第2インターフェースが属するアプリケーションのアプリケーションアイコンであってもよい。
実例となる例では、最小化された状態での第2インターフェースは、最小化された第2インターフェースのインターフェースアイコンであってよい。インターフェースアイコンは、第2インターフェースの識別情報を含み得る。例において、第2インターフェースは、インスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションのダイアログボックスであってよく、最小化された状態での第2インターフェースは、連絡先アバターであってよい。具体的に、ユーザとWeChatの友人(つまり、連絡先)であるMomoとの間のWeChatダイアログボックスが例として使用される。図3Cを参照されたい。最小化された実行中インターフェースのアイコンは、WeChatの友人であるMomoのアバター及び小さいWeChatアイコンを含んでよく、あるいは、最小化された実行中インターフェースのアイコンは、WeChatの友人であるMomoのアバターしか含まなくてもよい。例において、第2インターフェースは、リーディングアプリケーションのコンテンツ表示インターフェースであり、インターフェースアイコンは、コンテンツ表示インターフェースに含まれているコンテンツのタイトルを含んでもよい。例えば、第2インターフェースは、ニュースのコンテンツ表示インターフェースであってよく、インターフェースアイコンは、ニュースのタイトルを含んでよい。他の例として、第2インターフェースは、電子ブック内のいずれかのチャプターのコンテンツ表示インターフェースであり、インターフェースアイコンは、チャプターのタイトルを含んでよい。例において、第2インターフェースは、ショッピングアプリケーションの商品表示インターフェースであってよく、インターフェースアイコンは、商品の名称又は画像を含んでよい。
実例となる例では、第2インターフェースがビデオ再生インターフェースである場合に、最小化された状態での第2インターフェースは、代替的に、スケールダウンされたビデオ再生インターフェースであってよく、スケールダウンされたビデオ再生インターフェースは、ビデオ・ポップアップ・ウィンドウと呼ばれ得る。具体的に、最小化された状態でのビデオ再生インターフェースのサイズは、フローティングウィンドウ状態で表示されるビデオ再生インターフェースのサイズよりも小さい。例えば、最小化された状態でのビデオ再生インターフェースは、最小化されたピクチャ・イン・ピクチャ(picture-in-picture,PiP)インターフェースであってよい。
実例となる例では、最小化された状態でのインターフェースのサイズ、位置、及び形状は、出荷時の電子デバイスのデフォルト設定であってよい。例えば、最小化された状態でのインターフェースは、固定直径を有する円形フローティングボールであってよく、ディスプレイの表示エリアの右上の位置に位置付けられてよく、それにより、ユーザは、右手で最小化された状態でのインターフェースに対して操作を実行する。
実例となる例では、電子デバイスは、曲面スクリーンを設けられた電子デバイスである。最小化された状態でのインターフェースは、ユーザ操作を助けかつ曲面スクリーンの真ん中のエリアに表示されているコンテンツの遮断を低減するように、デフォルトで曲面スクリーンの片側に表示され得る。
実例となる例では、電子デバイスは、折り畳み式スクリーンを設けられた電子デバイスである。折り畳み式スクリーンが折りたたまれた形態にあるとき、最小化された状態でのインターフェースは、ユーザ操作を助けかつ折り畳み式スクリーンのフラットエリアに表示されているコンテンツの遮断を低減するように、デフォルトで折り畳み式スクリーンの曲げエリアに表示され得る。
実例となる例では、最小化された状態でのインターフェースのサイズ、位置、及び形状は、ユーザによって選択又はカスタマイズされてもよい。最小化された状態でのインターフェースをユーザが選択又はカスタマイズする方法については、ユーザがフローティングウィンドウを選択又はカスタマイズすることについての上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、第1インターフェースが第1状態に入ることは、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることである。この場合に、最小化された状態での第2インターフェースの表示位置は、入力状態にある編集ボックス内のカーソル位置から離れている。この例では、電子デバイスは、第1インターフェースにおいて入力状態にある編集ボックス内のカーソル位置を取得し、カーソル位置に基づき、最小化された状態での第2インターフェースの表示位置を決定し得る。例えば、カーソル位置からの距離が閾値よりも大きい複数の位置のうちのいずれか1つ、又は側面に近い位置が、表示位置として使用されてよい。閾値は予めセットされてよく、例えば、10mm又は14mmであってよい。このようにして、最小化された状態での第2インターフェースの表示位置は、ユーザ入力に対する最小化された状態での第2インターフェースの影響を回避又は低減するように、カーソル位置から離れることができる。
実例となる例では、電子デバイスは、第1インターフェースでの操作に応答して、フローティングウィンドウを自動的に隠し得る。この例の例において、第1インターフェースでの操作は、第1インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作を含む。
実例となる例では、第1インターフェースでの操作に応答して、電子デバイスは、第2インターフェースを自動的に最小化し、最小化された状態で第2インターフェースを隠し得る。
実例となる例では、第1インターフェースでの操作に応答して、電子デバイスは、第2インターフェースを自動的に最小化し、最小化された状態での第2インターフェースを完全な透明なインターフェースとしてセットし得る。
実例となる例では、図3Bを参照されたい。フローティングウィンドウ(第2インターフェース)の上部には、閉じ、最小化、及び最大化機能オプションが存在してよい。最小化機能オプションに対してユーザによって開始された操作(第2インターフェースを最小化する操作と呼ばれ得る)に応答して、電子デバイスは第2インターフェースを最小化し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。最小化された状態での第2インターフェースについては、上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示する場合に、電子デバイスが、第1状態から出ることを第1インターフェースに可能にする操作を検出するか、あるいは、最小化された状態での第2インターフェースに対する操作を検出するならば、電子デバイスは、最小化された状態での第2インターフェースを、フローティングウィンドウ状態で表示された第2インターフェースに自動的にリストアし得る。
実例となる例では、第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作は、システムレベルのバックキーに対する動作(例えば、タップ又はタッチ)であってよく、それにより、第1インターフェースは第1状態から出る、つまり、第1インターフェースはフォーカスを失う。システムレベルのバックキーに対してユーザによって開始された操作に応答して、電子デバイスは、最小化された状態での第2インターフェースを、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウに自動的にリストアし得る。
実例となる例では、第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作は、第1インターフェースにおいて入力状態にある編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作であってよく、例えば、第1インターフェースにおいて入力状態にある編集ボックス以外のエリアにおいて実行されたタップ又はタッチ操作であってよい。例えば、電子デバイスは、入力状態にある編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作に応答して、編集ボックスにおいてフォーカス喪失(focus loss)イベントを生成してよい。フォーカス喪失イベントに応答して、電子デバイスは、最小化された状態での第2インターフェースを、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウに自動的にリストアし得る。
実例となる例では、ユーザは、最小化された状態での第2インターフェースが表示されている画面エリアにおいて操作(例えば、タップ又はタッチ)を実行してよく、それにより、第2インターフェースはフォーカスを取得する。操作に応答して、電子デバイスは、最小化された状態での第2インターフェースを、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウで表示される第2インターフェースに自動的にリストアし得る。
ユーザは、第2インターフェースにおいて関連タスクを実行するために、第2インターフェースがフローティングウィンドウ状態で表示されている画面エリアにおいて関連操作を実行してよい。例えば、第2インターフェースはWeChatダイアログボックスである。ユーザは、WeChatダイアログボックスにおいてテキスト入力タスク、ボイス入力タスク、などを実行し、更には、ビデオ電話をかけても、又はボイス再生タスクを実行してもよい。
留意されるべきは、タスクが第2インターフェースにおいて実行される場合に、第1インターフェースにおけるタスクは注意されなくてもよい点である。例えば、第1インターフェースはビデオ再生インターフェース(例えば、ショッピングアプリケーションの商品表示ビデオ再生インターフェース)であり、第2インターフェースはWeChatダイアログボックスである。WeChatの友人からのボイス再生タスクが第2インターフェースにおいて実行される場合に、第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクは実行され続けてよく、つまり、映像は引き続き再生されてよい。
実例となる例では、リソース呼び出しの衝突が、第1インターフェースにおけるタスクと第2インターフェースにおけるタスクとの間で起こり、例えば、リソース呼び出しの衝突が、第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクと第2インターフェースにおけるボイス再生タスク(又はビデオ通話タスク)との間で起こる。この場合に、ひと組のオーディオリソースしか電子デバイスのために構成されていない場合には、インスタントメッセージングアプリケーションのボイス再生タスク(又はビデオ通話タスク)が最初に実行され、第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクの再生は一時停止されてよく、あるいは、第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクは、ミュートされた状態で再生されてよい。少なくともふた組のオーディオリソースが電子デバイスのために構成されている場合には、電子デバイスは、第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクと、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるボイス再生タスク(又はビデオ通話タスク)とを夫々実行するために、異なるオーディオリソースを呼び出してよい。例において、スピーカを設けられている電子デバイスは、オーディオリソースに外部接続、例えば、Bluetoothスピーカに接続される、ことが特定される場合がある。電子デバイスが第1インターフェースにおけるビデオ再生タスクを実行するためにBluetoothスピーカを呼び出す場合に、電子デバイスが第2インターフェースにおけるボイス再生タスク(又はビデオ通話タスク)を実行する必要があるならば、電子デバイスは、第2インターフェースにおけるボイス再生タスク(又はビデオ通話タスク)を実行するために電子デバイスのスピーカを呼び出してよい。
フローティング方式で第2インターフェースを表示する方法については、図3Bの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する場合に、電子デバイスがフローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作を検出するならば、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを自動的に最小化し、第2インターフェースにおいて第1インターフェース又は最小化された状態での第1インターフェースを表示してよい。
実例となる例では、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作は、ダブルタップ操作、2本の指によるストレッチ操作、などであってよい。
実例となる例では、図3Bを参照されたい。フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースの上部に最大化機能オプションがある。第2インターフェースを最大化する操作は、最大化機能オプションに対する操作であってよい。
第1インターフェースがフローティングウィンドウ状態で表示される解決法については、図3Bの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
最小化された状態での第1インターフェースが表示される解決法については、最小化された状態での第2インターフェースの表示について上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態で提供される画面表示方法によれば、第2インターフェースは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で表示されてよく、第2インターフェースは、第1インターフェースが第1状態に入る(例えば、第1インターフェースがフォーカス取得状態に入るか、又は編集ボックスが入力状態に入る)場合に、自動的に最小化されてよい。具体的に言えば、第2インターフェースは、第1インターフェースに対して1つの操作を実行することによって、最小化され得る。これは、ユーザによって第2インターフェースを最小化する操作を改善し、第2インターフェースからの干渉又は第1インターフェースにおいてユーザによって実行されるタスクに対する影響を軽減又は回避する。
本願で提供される画面表示方法は、異なる適用シナリオを参照して異なる実施形態における例を使用することによって、以下で引き続き説明される。別段特定されない限りは、以下の実施形態は、図3A、図3B、及び図3Cに示される実施形態の上記の説明を参照して実装されてよい。
いくつかの実施形態において、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する他の実施が説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェースは、アプリケーションAの実行中インターフェースである。アプリケーションAの実行中インターフェースが全画面モードで表示される場合に、隠しサイドバー(sidebar)が電子デバイスのディスプレイの側部に配置されてもよい。サイドバーは、少なくとも1つのアプリケーションのアイコンを含んでよく、少なくとも1つのアプリケーションは、アプリケーションBを含んでよい。方法は更に、電子デバイスが全画面モードでアプリケーションAの実行中インターフェースを表示し、ユーザによって開始される、サイドバーを表示する動作に応答して、サイドバーを表示し、サイドバー内のアプリケーションBのアイコンに対してユーザによって開始された操作に応答して、全画面モードで表示されているアプリケーションAの実行中インターフェース(第1インターフェース)においてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションBの実行中インターフェース(第2インターフェース)を表示する、ことを含む。アプリケーションBの実行中インターフェースは、アプリケーションBが開かれるときに表示されるホームページインターフェースであってよい。例えば、アプリケーションBはWeChatであり、アプリケーションBの実行中インターフェースは、WeChatに入った後で表示されるホームページインターフェースであってよい。
いくつかの実施形態において、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する更なる他の実施が説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェースはアプリケーションAの実行中インターフェースであってよく、第2インターフェースはアプリケーションBの実行中インターフェースであってよい。電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し、電子デバイスは、アプリケーションBを開くために使用されるボイスに応答して、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションBの実行中インターフェースを表示する。アプリケーションBを起動するボイス操作は、ユーザによって送られるボイスであってよい。例えば、アプリケーションBはWeChatであり、ユーザは、電子デバイスに「WeChatを開け」と発話し得る。ユーザによって開始されたボイス「WeChatを開け」に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションBの実行中インターフェースを表示し得る。
いくつかの実施形態において、他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図4を参照して説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェースはアプリケーションリストインターフェースであってよい。アプリケーションリストインターフェースは、ホーム画面とも呼ばれることがあり、アプリケーションのインターフェースでもある。アプリケーションリストインターフェースは、複数のアプリケーションアイコンを含み得る。第2インターフェースはアプリケーションBの実行中インターフェースであってよい。電子デバイスは最初に、全画面モードでアプリケーションBの実行中インターフェースを表示し得る。次いで、アプリケーションBの実行中インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでアプリケーションリストインターフェースを表示し、全画面モードで表示されているアプリケーションリストインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションBの実行中インターフェースを表示し得る。
実例となる例では、図4を参照されたい。アプリケーションBの実行中インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にする操作は、アプリケーションBの実行中インターフェースでユーザによって開始される2本の指によるピンチ操作であってよい。
実例となる例では、アプリケーションBの実行中インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にする操作は、アプリケーションBの実行中インターフェースでユーザによって開始されるスライドアップ操作、スライドダウン操作、スライドサイド操作、などであってもよい。
図4を参照されたい。例えば、アプリケーションBはWeChatであり、アプリケーションBの実行中インターフェースは、ユーザとユーザのWeChatの友人であるMomoとの間のWeChatダイアログボックスである。電子デバイスが全画面モードでWeChatダイアログボックスを表示する場合に、電子デバイスは、WeChatダイアログボックスがフローティングウィンドウ状態で表示されることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、アプリケーションリストインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でWeChatダイアログボックスを表示してよく、このとき、アプリケーションリストインターフェースは、全画面モードで表示されている第1インターフェースである。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードでアプリケーションリストインターフェースを表示し、全画面モードで表示されているアプリケーションリストインターフェースにおいてフローティング状態でアプリケーションBの実行中インターフェースを表示する場合に、ユーザは、アプリケーションCを開くために、アプリケーションリストインターフェース内のアプリケーションCのアプリケーションアイコンをタップ又はタッチしてよい。留意されるべきは、アプリケーションCのアプリケーションアイコンが、フローティングウィンドウ状態で表示されているアプリケーションBの実行中インターフェースによって遮られている場合に、ユーザは、アプリケーションCのアプリケーションアイコンがフローティングウィンドウ状態で表示されているアプリケーションBの実行中インターフェースによって遮られないように、フローティングウィンドウ状態で表示されているアプリケーションBの実行中インターフェースをドラッグしてもよい点である。
この例の例において、アプリケーションCが開かれた後、電子デバイスは、全画面モードで表示されているアプリケーションリストインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションCの実行中インターフェースを表示してよい。
この例の他の例では、アプリケーションCが開かれた後、電子デバイスは、全画面モードでアプリケーションCの実行中インターフェースを表示してもよい。
この例では、電子デバイスを操作するユーザ経験を改善するように、ユーザは、アプリケーションBの実行中インターフェースを出ずにアプリケーションCを直ぐに開くことができる。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードでアプリケーションBの実行中インターフェースを表示し、全画面モードで表示されているアプリケーションBの実行中インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でアプリケーションリストインターフェースを表示する場合に、ユーザは、アプリケーションCを開くために、アプリケーションリストインターフェース内のアプリケーションCのアプリケーションアイコンをタップ又はタッチしてよい。次いで、フローティングウィンドウ状態で表示されているアプリケーションリストインターフェースは、アプリケーションCのアプリケーションインターフェースに変換されてよい。この例では、全画面モードでアプリケーションの実行中インターフェースを表示しているときに、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態でアプリケーションリストインターフェースを表示してもよく、それにより、ユーザは、電子デバイスを操作するユーザ経験を改善するように、全画面モードで現在表示されているアプリケーションを出ずに、フローティングウィンドウ状態で表示されているアプリケーションリストインターフェースにおいて、他のアプリケーションを直ぐに開くことができる。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図5A、図5B、及び図5Cを参照して説明される。
図5Aに示されるように、電子デバイスは、全画面モードでノート編集ページを表示し、ノート編集ページ上にフローティングウィンドウ状態でWeChatダイアログボックスを表示し得る。ユーザは、このダイアログボックスを通じてユーザのWeChatの友人であるMomoとチャットし得る。
図5Bに示されるように、ユーザは、ノート編集ページ上の入力エリア(つまり、編集ボックス)をタップしてよく、それにより、WeChatダイアログボックスは最小化された状態でのWeChatダイアログボックスに最小化され、編集ボックスは入力状態に入り、仮想キーボードが表示される。具体的に言えば、ノート編集ページ上の編集ボックスをタップする操作を行うことによって、WeChatダイアログボックスは、最小化された状態でのWeChatダイアログボックスに自動的に最小化され得る。従って、ノート編集ページ上の編集ボックスに対して操作を行うことによって、WeChatダイアログボックスは自動的に最小化され得る。
図5Bに示されるように、最小化された状態でのWeChatダイアログボックスはフローティングボールであってよく、ユーザのWeChatの友人であるMomoのWeChatアバター及び小さいWeChatアイコンを含んでよい。フローティングボールは、ディスプレイの右上のエリアに表示されてよく、それにより、ユーザは右手でフローティングボールを操作することができる。
最小化された状態でのWeChatダイアログボックスの形及び表示様式については、図3Cの上記の説明を参照されたい。
ユーザは、WeChatダイアログボックスをフローティングウィンドウにリストアするために、最小化された状態でのWeChatダイアログボックスが表示されている画面エリアをタップ又はタッチしてもよい。
実例となる例では、図5Cを参照されたい。ユーザは、最小化された状態でのWeChatダイアログボックスが表示されている画面エリアをタップ又はタッチしてよく、それにより、WeChatダイアログボックスは再びフローティングウィンドウ状態で表示される。このようにして、ユーザは、WeChatメッセージを確認又は送信することができる。
依然として図5Cを参照されたい。ユーザが、最小化された状態でのWeChatダイアログボックスが表示されている画面エリアをタップ又はタッチして、WeChatダイアログボックスが再びフローティングウィンドウ状態で表示されるようにし得る場合に、ノート編集ページ上の編集ボックスは依然として入力状態にあり、仮想キーボードは依然として表示されている。この例では、ユーザは、最小化された状態でのインターフェースに対して操作を実行することによって、第2インターフェース内の関連情報を見ることができる。第1インターフェースにおいて入力が行われる必要があるとき、ユーザは、電子デバイスを操作する経験を改善するように、仮想キーボードを有効化又は表示する操作を行わずに、仮想キーボードにより入力を直接行うことができる。
上記は、単に、図5Aから図5Cに示される例を、説明のための例として使用する。ノート編集ページは、編集ボックスを含む如何なるインターフェースでも置換されてよく、編集ボックスを含むあらゆるインターフェースが第1インターフェースと呼ばれ得る。WeChatダイアログボックスインターフェースも、如何なる他のインターフェースでも置換されてよく、あらゆる他のインターフェースが第2インターフェースと呼ばれ得る。電子デバイスは、ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力する必要があると決定するとき、第2インターフェースを自動的に最小化し得る。電子デバイスは、第2インターフェースを自動的に最小化するために、ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力する必要があると決定するよう、第1インターフェース内の編集ボックスに対して実行された操作を受け取り得る。より具体的には、電子デバイスは、第1インターフェース内の編集ボックスに対して実行された操作に応答して、編集ボックスにおいてフォーカス取得イベントを生成する。フォーカス取得イベントを生成するとき、電子デバイスは、ユーザが編集ボックスにコンテンツを入力する必要があると知ることができ、第2インターフェースを自動的に最小化し得る。
この実施形態では、第1インターフェースで実行された操作が、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作でない場合に、第2インターフェースは依然として第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で表示されている。ユーザが第1インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力するつもりであると電子デバイスが決定する場合に、つまり、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作を電子デバイスが検出する場合に、電子デバイスは、ユーザの入力操作を助けるように、第2インターフェースを自動的に最小化する。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図6A、図6B、及び図6Cを参照して説明される。詳細は次のとおりである。
図6Aに示されるように、電子デバイスの折り畳み式スクリーンの展開された形において、ノートパッドアプリケーションのノート編集インターフェースは全画面モードで表示されてよく、ノート編集インターフェースは入力エリア(つまり、編集ボックス)を含む。ユーザとユーザのWeChatの友人であるMomoとの間のWeChatダイアログボックスが、ノート編集インターフェースにおいてフローティングで表示されている。図6Aに示されるシナリオでは、ユーザは、WeChatダイアログボックスによりユーザのWeChatの友人であるMomoとチャットし得る。
図6Bに示されるように、ユーザは、ノート編集インターフェース内の編集ボックスをタップしてよく、それにより、編集ボックスは入力状態に入り、仮想キーボードは有効にされる。ユーザによってノート編集インターフェース内の編集ボックスをタップする操作に応答して、電子デバイスは、ユーザとユーザのWeChatの友人であるMomoとの間のWeChatダイアログボックスを自動的に隠してよい。
図6Cに示されるように、ユーザは、ノート編集インターフェース内の編集ボックス以外のエリアをタップしてよい。タップ操作に応答して、電子デバイスは、編集ボックスが入力状態から出ることを可能にし(つまり、第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にし)、仮想キーボードが終了することを可能にし、また、全画面モードで表示されているノート編集インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でユーザとユーザのWeChatの友人であるMomoとの間のWeChatダイアログボックスを自動的に表示して、ユーザがユーザの友人Momoとの会話を続けることができるようにする。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図7A、図7B、及び図7Cを参照して説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェース及び第2インターフェースは、同じアプリケーションの2つの実行中インターフェースであってよく、第1インターフェースは第2インターフェースの前段階のインターフェースであってよい。多段階インターフェースは、複数の実行中インターフェースが同時に開かれ得るアプリケーション(例えば、Taobao又はUC Browser)について、同時に開かれる場合がある。例えば、電子デバイスは、ユーザによるアプリケーションを開く操作に応答して、そのアプリケーションのテーマインターフェースを表示し、次いで、テーマインターフェース内のインターフェース要素に対する操作に応答して、インターフェース要素に対応する、テーマインターフェースの次段階のインターフェースを開いてよい。テーマインターフェースは第1インターフェースと呼ばれてもよく、テーマインターフェースの次段階のインターフェースは第2インターフェースと呼ばれてもよい。
電子デバイスが全画面モードで第2インターフェースを表示する場合に、第2インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウとして第2インターフェースを表示してよい。
図7Aに示されるように、第2インターフェースがフローティング方式で表示されることを可能にする操作は、第2インターフェースでユーザによって開始される2本の指によるピンチ操作であってよい。操作に応答して、電子デバイスは、第2インターフェースの前段階のインターフェース、つまり第1インターフェースを全画面モードで表示し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する。
図7B及び図7Cを参照されたい。電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する場合に、第2インターフェースを最大化する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを最小化された状態での第1インターフェースに自動的に最小化し、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示してよい。
実例となる例では、図7Cに示されるように、最小化された状態での第1インターフェースはフローティングボールであってよい。
実例となる例では、図7Bに示されるように、第2インターフェースを最大化する操作は、第2インターフェースで実行される2本の指によるストレッチ操作であってよい。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードで第2インターフェースを表示し、第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する場合に、第2インターフェースがフォーカスを失うことを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいてフローティングウィンドウとして第1インターフェースを自動的に表示し得る。
例において、第2インターフェースがフォーカスを失うことを可能にする操作は、第2インターフェースがフォーカスを取得している状態でシステムバックキーをタップする操作であってよい。他の例では、第2インターフェースがフォーカスを失うことを可能にする操作は、代替的に、最小化された状態での第1インターフェースをタップする操作であってもよい。
実例となる例では、第1インターフェース及び第2インターフェースは夫々、閉じ機能オプションを含む。電子デバイスが全画面モードで第2インターフェースを表示し、第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する場合に、第2インターフェース内の閉じ機能オプションに対する操作に応答して、電子デバイスは、第2インターフェースを閉じて、全画面モードで第1インターフェースを表示し得る。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図8A、図8B、図8C、及び図8Dを参照して説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェースはビデオ再生インターフェースであってよく、第2インターフェースはインスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションのダイアログボックスであってよい。電子デバイスが全画面モードでビデオ再生インターフェースを表示する場合に、電子デバイスは、インスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションから新しいメッセージを受け取ると、その新しいメッセージをプロンプトし得る。
実例となる例では、新しいメッセージをプロンプトすることは、具体的に、全画面モードで表示されているビデオ再生インターフェースにおいてフローティング方式で新しいメッセージのプロンプト情報を表示することであってよい。詳細については、図3Aの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、メッセージをプロンプトすることは、具体的に、全画面モードで表示されているビデオ再生インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示することであってよく、ここで、第2インターフェースは、新しいメッセージを含むインターフェースである。
例において、図8Aを参照されたい。新しいメッセージは、ユーザのWeChatの友人からのメッセージであることが特定されている。最小化された状態での第2インターフェースは、ユーザとユーザのWeChatの友人との間のWeChatダイアログボックスを最小化することによって取得されたフローティングボールであってよく、フローティングボールは、ユーザのWeChatの友人のアバターを含んでよい。
最小化された状態での第2インターフェースでユーザによって開始された操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されているビデオ再生インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示してよい。
第2インターフェースでユーザによって開始された操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを最小化された状態での第1インターフェースに最小化してよい。
実例となる例では、図8Bに示されるように、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースは編集ボックスを含む。図8Cを参照されたい。第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、第1インターフェースを最小化された状態での第1インターフェースに自動的に最小化してよい。編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作については、図5A及び図5Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
この例では、ユーザがフローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェース内の編集ボックスにコンテンツを入力するつもりである場合に、第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、全画面モードでもともと表示されていた第1インターフェースを自動的に最小化して、ユーザの入力操作を助けることができる。
実例となる例では、図8Bに示されるように、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースは最大化機能オプションを含む。図8Cを参照されたい。最大化機能オプションに対してユーザによって開始された操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、第1インターフェースを最小化された状態での第1インターフェースに自動的に最小化してよい。
実例となる例では、図8Cに示されるように、最小化された状態での第1インターフェースは、ピクチャ・イン・ピクチャインターフェースであってよく、ピクチャ・イン・ピクチャインターフェースは、全画面モードで表示されるビデオ再生インターフェースをスケールダウンすることによって取得され、ピクチャ・イン・ピクチャインターフェースのサイズは、フローティングウィンドウのサイズよりも小さい。具体的に言えば、ビデオ再生インターフェースは、3つの状態、つまり、全画面表示状態、フローティングウィンドウ状態(ビデオ再生インターフェースがフローティングウィンドウ状態で再生される状態)、及びピクチャ・イン・ピクチャ状態、において存在し得る。全画面表示状態に対応するサイズ>フローティングウィンドウ状態に対応するサイズ>ピクチャ・イン・ピクチャ状態に対応するサイズ、である。ピクチャ・イン・ピクチャ状態でのビデオ再生インターフェースは、ビデオ・ポップアップ・ウィンドウとも呼ばれ得る。
例において、ピクチャ・イン・ピクチャ状態でのビデオ再生インターフェースは、ビデオを再生するのを中止しなくてもよい。言い換えると、全画面表示状態で再生されていたビデオ再生インターフェースはピクチャ・イン・ピクチャインターフェースに最小化され、ビデオは続けて再生され得る。
更に図8Cを参照されたい。電子デバイスは、第2インターフェースの右上隅にピクチャ・イン・ピクチャインターフェースを表示し得る。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードで第2インターフェースを表示し、第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する場合に、第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェース、つまり、ビデオ再生インターフェースを自動的に表示し、第2インターフェースを最小化し、ビデオ再生インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作については、図6Cの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、電子デバイスが全画面モードで第2インターフェースを表示し、第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する場合に、最小化された状態での第1インターフェースに対してユーザによって開始された操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェース、つまり、ビデオ再生インターフェースを自動的に表示し、第2インターフェースを最小化し、ビデオ再生インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作については、図6Cの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、図8Dを参照されたい。電子デバイスが全画面モードで第1インターフェース(つまり、ビデオ再生インターフェース)を表示し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示する場合に、予めセットされた時間内に、第2インターフェースに対応するアプリケーションが新しいメッセージを受信しないか、あるいは、電子デバイスが、最小化された状態での第2インターフェースに対してユーザによって開始された操作を検出しないならば、電子デバイスは、最小化された状態での第2インターフェースを隠してもよい。予めセットされた時間は30秒、20秒、などであってよい。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図9A、図9B、図9C、及び図9Dを参照して説明される。詳細は次のとおりである。
第1インターフェースは、読書アプリケーションの実行中インターフェースであってよく、第2インターフェースは、支払いインターフェースであってよい。例において、支払いインターフェースは、支払いコードインターフェース、例えば、Alipay又はWeChat Payのような支払いアプリケーションの支払いページであってよい。他の例では、支払いインターフェースは、メトロコード又はバスコードを含むインターフェース、例えば、Beijingオール・イン・ワンカードアプリケーションのバスコードインターフェースであってもよい。他の例についてここで1つずつ列挙されない。
この実施形態では、説明は、第1インターフェースがPhoenix Newsの実行中インターフェースであり、第2インターフェースがAlipayの支払いコードインターフェースである例を使用することによって、以下で与えられる。
図9Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードでPhoenix Newsの実行中インターフェース(第1インターフェース)を表示し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でAlipayの支払いコードインターフェース(第2インターフェース)を表示し得る。
具体的に、電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示する場合に、Alipayは、サイドバー、ボイスウェイクアップ、などを通じて開かれ得、Alipayの支払いインターフェース(第2インターフェース)は、関連する操作を実行することによって表示され得る。詳細については、フローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する実施の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する場合に、第2インターフェースを最大化する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示し得る。
図9Bを参照されたい。第2インターフェースを最大化操作(例えば、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェース内の最大化機能オプションをタップすること)、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、第1インターフェースを最小化し、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示し得る。例において、図9Bに示されるように、最小化された状態での第1インターフェースは、Phoenix Newsのアプリケーションアイコンであってよい。
図9Cを参照されたい。第2インターフェースが第1状態に入ることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて第1インターフェースを自動的に表示し得る。
第2インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作は、第2インターフェースがフォーカス状態から出ることを可能にする操作であってよく、あるいは、第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作であってよい。詳細については、上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図9Cを参照されたい。第1インターフェースを最大化する(例えば、フローティングウィンドウ状態で表示されている第1インターフェース内の最大化機能オプションをタップすること)、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを自動的に表示し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。
図10A及び図10Bを参照されたい。以下は、本願の実施形態に係る画面表示方法について説明する。図10A及び図10Bを参照されたい。方法は次のステップを含む。
ステップ1001:電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示し、このとき、フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースのサイズは、全画面表示状態での第1インターフェースのサイズよりも小さい。
実例となる例では、第1インターフェースはアプリケーションリストインターフェースであってよく、第2インターフェースはアプリケーションの実行中インターフェースであってよい。詳細については、図4に示されている実施形態の上記の説明を参照されたい。
実例となる例では、第1インターフェースはアプリケーションAの実行中インターフェースであってよく、第2インターフェースはアプリケーションBの実行中インターフェースであってよい。詳細については、図3Bに示される実施形態、図5Aに示される実施形態、図6Aに示される実施形態、図7Aに示される実施形態、又は図8Aに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。
実例となる例では、第1インターフェース及び第2インターフェースは、同じアプリケーションの2つのページであってよく、第1インターフェースは、第2インターフェースの前段階のページであってよい。詳細については、図7A及び図7Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。
電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示する様態については、図3Aに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。
電子デバイスが全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する様態については、図3Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。
ステップ1003:第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作を電子デバイスが検出するかどうかを決定する。
第1インターフェースの第1状態は、インターフェースがフォーカスを取得することであってよく、あるいは、インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。詳細については、上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作がステップ1003で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1001を実行し続けてよい。
第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作がステップ1003で検出される場合には、電子デバイスはステップ1005を実行してよい:電子デバイスは、第2インターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示する。
例において、最小化された状態での第2インターフェースは、フローティングボールであってよい。例において、最小化された状態での第2インターフェースは、代替的に、第2インターフェースが属するアプリケーションのアプリケーションアイコンであってよい。例において、最小化された状態での第2インターフェースは、代替的に、最小化された第2インターフェースのインターフェースアイコンであってよく、インターフェースアイコンは、第2インターフェースの特徴情報を含んでよい。例えば、第2インターフェースはWeChatダイアログボックスであり、インターフェースアイコンはWeChatの友人のアバターを含んでよい。例において、第2インターフェースがビデオ再生インターフェースである場合に、最小化された状態での第2インターフェースは、最小化されたピクチャ・イン・ピクチャインターフェースであってよく、このとき、最小化されたピクチャ・イン・ピクチャインターフェースのサイズは、フローティングウィンドウ状態で表示される第2インターフェースのサイズよりも小さい。最小化されたピクチャ・イン・ピクチャインターフェースは、ビデオ・ポップアップ・ウィンドウと呼ばれ得る。
実例となる例では、第1インターフェースの第1状態、具体的に、第1インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることである場合に、最小化された状態での第2インターフェースは、隠された状態又は完全に透過な状態にあってよい。詳細については、図3Comの上記の説明を参照されたい。
実例となる例では、第1インターフェースの第1状態が、第1インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることである場合に、最小化された状態での第2インターフェースの表示位置は、入力状態に入る編集ボックス内のカーソル位置に基づきセットされてよい。詳細については、上記の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態において、電子デバイスが、1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作を検出するか、あるいは、最小化された状態での第2インターフェースに対する操作を検出する場合に、電子デバイスはステップ1009を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを自動的に表示する。
上記の場合は、異なる例において以下で詳細に説明される。
実例となる例では、本願のこの実施形態で提供される画面表示方法は、ステップ1007aを更に含む:第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。
例において、インターフェースが第1状態から出ることは、インターフェースがフォーカスを失うことであってよい。例えば、第1インターフェースは、システムレベルのバックキーによりフォーカスを失い得る。詳細については、上記の説明を参照されたい。
例において、インターフェースが第1状態から出ることは、インターフェース内でもともと入力状態にある編集ボックスが入力状態から出ることであってよい。詳細については、上記の説明を参照されたい。
第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作がステップ1007aで検出されない場合には、電子デバイスはステップ1005を実行し続けてよい。第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作が検出される場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
留意されるべきは、ステップ1007aを実行するときに、電子デバイスはステップ1005を実行することを止めなくてもよい点である。
実例となる例では、本願のこの実施形態で提供される画面表示方法は、ステップ1007bを更に含む:最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定する。最小化された状態での第2インターフェースに対する操作は、最小化された状態での第2インターフェースが表示されている画面エリアにおいてユーザによって開始されるタップ、タッチ、又は押下などの操作であってよい。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1007bで検出されない場合には、電子デバイスはステップ1005を実行し続けてよい。最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出される場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
留意される場合には、ステップ1007bを実行するときに、電子デバイスはステップ1005を実行することを止めない点である。
実例となる例では、本願のこの実施形態で提供される画面表示方法は、ステップ1007aを更に含む:第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。
第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作がステップ1007aで検出されない場合に、電子デバイスはステップ1007bを更に実行してよい:最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定する。第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作がステップ1007aで検出される場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
留意されるべきは、ステップ1007aを実行するときに、電子デバイスはステップ1005を実行することを止めない点である。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1007bで検出されない場合には、電子デバイスはステップ1005を実行し続けてよい。最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1007bで検出される場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
留意される場合には、ステップ1007bを実行するときに、電子デバイスはステップ1005を実行することを止めない点である。
実例となる例では、本願のこの実施形態で提供される画面表示方法はステップ1007bを更に含む:最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定する。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1007bで検出されない場合に、電子デバイスはステップ1007aを更に実行してよい:第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。インターフェースに対する操作がステップ1007bで検出されない場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
留意される場合には、ステップ1007bを実行するときに、電子デバイスはステップ1005を実行することを止めない点である。
第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作がステップ1007aで検出されない場合に、電子デバイスはステップ1005を実行し続けてよい。第1インターフェースが第1状態から出ることを可能にする操作がステップ1007aで検出される場合には、電子デバイスはステップ1009を実行してよい。
いくつかの実施形態において、ステップ1009を実行するとき、電子デバイスはステップ1011を更に実行してよい:フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作が検出されるかどうかを決定する。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作は、具体的には、第2インターフェースに対してユーザによって開始される2本の指によるストレッチ操作であってよく、あるいは、第2インターフェース内の最大化機能オプションに対する操作であってよい。他の例についてはここで1つずつ列挙されない。フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作は、具体的には、第2インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作であってよい。詳細については、図8B及び図8Cの上記の説明を参照されたい。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作がステップ1011で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1009を実行し続けてよい。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作がステップ1011で検出される場合には、電子デバイスはステップ1013を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを表示し、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第1インターフェースを表示するか、あるいは、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する。
フローティングウィンドウ状態で表示される第1インターフェースについては、フローティングウィンドウ状態で表示される第2インターフェースの上記の説明を参照されたい。最小化された状態での第1インターフェースについては、最小化された状態での第2インターフェースの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
本願のこの実施形態で提供される画面表示方法に従って、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ形式で第2インターフェースを表示し得る。第1インターフェースに対する操作(操作は、第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にし得る)を検出するとき、電子デバイスは、ユーザが第1インターフェースを見ること又は操作することに対する影響を軽減するように、フローティングウィンドウ形式で表示されている第2インターフェースを最小化し得る。第1インターフェースが第1状態から出るか、又は電子デバイスが最小化された状態での第2インターフェースに対する操作を検出する場合に、電子デバイスは、第1インターフェースにおいて再びフローティングウィンドウ形式で第2インターフェースを表示して、ユーザが第2インターフェースを直ちに呼び出すようにし得る。
本願の実施形態は他の画面表示方法を提供する。3つ又はそれ以上のインターフェースが表示されてもよい。例えば、新しいアプリケーションのインターフェース、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットウィンドウ、及び支払いアプリケーションのインターフェースが表示され得る。ニュースアプリケーションのインターフェースは全画面モードで表示されるインターフェースであり、他のインターフェースはニュースアプリケーションのインターフェース内で表示されるフローティングウィンドウである、ことが特定され得る。電子デバイスは、他のインターフェースがニュースアプリケーションのインターフェースを遮ることを低減するように、ニュースアプリケーションのインターフェースに対して実行された操作に応答して、他のインターフェースを最小化し得る。
方法は、異なる適用シナリオを参照して、異なる実施形態において以下で説明される。
いくつかの実施形態において、あるシナリオへの本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図11A、図11B、図11C、図11D、及び図11Eを参照して説明される。
図11Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、インターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示し得る。複数のインターフェースは、インターフェースD及びインターフェースEを含んでよい。
インターフェースCは、アプリケーションCの実行中インターフェース、又はアプリケーションリストインターフェースであってよく、インターフェースDは、アプリケーションDの実行中インターフェースであってよく、インターフェースEは、アプリケーションEの実行中インターフェースであってよい。アプリケーションC、アプリケーションD、及びアプリケーションEは、異なるアプリケーションである。
実例となる例では、図11Aに示されるように、インターフェースCは、Phoenix Newsの実行中インターフェースであってよく、インターフェースDは、WeChatの実行中インターフェース(WeChatダイアログボックス)であってよく、インターフェースEは、Alipayの実行中インターフェース(支払いコードインターフェース)であってよい。
実例となる例では、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースEを表示し得る。具体的な実施については、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示することの上記の実施を参照されたい。
電子デバイスが全画面モードでインターフェースCを表示し、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースEを表示し得る場合に、電子デバイスは、ユーザによって開始され、アプリケーションDを開くために使用されるボイスに応答して、フローティングウィンドウ状態でインターフェースDを表示してもよい。例えば、電子デバイスが全画面モードでPhoenix Newsの実行中インターフェースを表示し、その実行中インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でAlipayの支払いコードインターフェースを表示する場合に、ユーザは、新しいWeChatメッセージが受信されることを知ると(例えば、新しいWeChatメッセージが受信されるときに得られるアラート音又は振動を通じて、新しいWeChatメッセージが受信されると知ると)、ボイス「WeChatメッセージを見る」を発話し得る。そのボイスに応答して、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で、新しいメッセージが位置しているWeChatダイアログボックスを表示する。このようにして、図11Aに示されるインターフェースは実装される。
フローティングウィンドウ状態で表示されるインターフェースD及びインターフェースEについては、フローティングウィンドウ状態で表示される第2インターフェースの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図11Bを参照されたい。インターフェースDが第2状態に入ることを可能にする動作に応答して、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中でインターフェースDを除いたインターフェースを自動的に最小化し得る。インターフェースEは、最小化された状態でのインターフェースEに変化し、インターフェースCは依然として全画面モードで表示され、インターフェースDは依然としてフローティングウィンドウ状態で表示される。
第2状態はフォーカス取得状態であってよい。インターフェースDがフォーカス取得状態に入ることを可能にする操作は、インターフェースDに対してユーザによって開始された操作、例えば、フォーカスを取得することをインターフェースDに可能にするタップ又はタッチなどの操作であってよい。詳細については、第1インターフェースがフォーカスを取得する上記の説明を参照されたい。
インターフェースDは少なくとも1つの編集ボックスを含んでよい。インターフェースDの第2状態は、具体的に、少なくとも1つの編集ボックスの中のいずれかの第1編集ボックスの入力状態であってよい。詳細については、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る上記の説明を参照されたい。
より具体的には、図11Bに示されるように、インターフェースDはWeChatダイアログボックスであり、インターフェースEはAlipayの支払いコードインターフェースである。ユーザは、WeChatダイアログボックス内の編集ボックスをタップしてよく、それにより、編集ボックスは入力状態に入る。編集ボックスが入力状態に入ることは、WeChatダイアログボックスが第2状態に入ることであってよい。電子デバイスは、編集ボックスをタップする、ユーザによって開始される操作に応答して、支払いコードインターフェースを最小化された状態でのインターフェースEに変更し得る。
最小化された状態でのインターフェースEの形、表示方法、表示位置、などについては、最小化された状態での第2インターフェースの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図11Cを参照されたい。インターフェースCが第1状態に入ることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースDを最小化された状態でのインターフェースDに自動的に最小化し得る。最小化されたインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。例えば、図11Cに示されるように、インターフェースEは依然として、最小化された状態のままであり、つまり、電子デバイスは、最小化された状態でインターフェースEを表示し続ける。
最小化された状態でのインターフェースDの形、表示方法、表示位置、などについては、最小化された状態での第2インターフェースの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、図11Cに示されるように、最小化された状態でのインターフェースD及び最小化された状態でのインターフェースEは、部分的に重なり合ってもよく、それにより、ユーザは、最小化された状態でのインターフェースD及び最小化された状態でのインターフェースEを都合よく操作することができ、一方で、最小化された状態でのインターフェースD及び最小化された状態でのインターフェースEによって占有される画面空間は低減され、全画面モードで表示されているインターフェースCに対する影響は軽減される。
インターフェースCの第1状態は、インターフェースCがフォーカスを取得する状態であってよく、あるいは、インターフェースC内のいずれかの編集ボックスの入力状態であってよい。詳細については、第1インターフェースの第1状態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図11Dを参照されたい。最小化された状態でのインターフェースEに対する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティング状態でインターフェースEを表示し得る。最小化されたインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。例えば、図11Dに示されるように、インターフェースDは依然として、最小化された状態のままであり、つまり、電子デバイスは、最小化された状態でインターフェースDを表示し続ける。
最小化された状態でのインターフェースEに対する具体的な操作については、最小化された状態での第2インターフェースに対する操作の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティング状態でインターフェースEを表示する様態については、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティング状態で第2インターフェースを表示することの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図11Eを参照されたい。インターフェースEを最大化する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースEを表示し、インターフェースCを最小化された状態でのインターフェースCに自動的に変更し得る。最小化された状態にあるインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。例えば、図11Eに示されるように、インターフェースDは依然として、最小化された状態のままであり、つまり、電子デバイスは、最小化された状態でインターフェースDを表示し続ける。
これらの実施形態では、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示し得る。全画面モードで表示されているインターフェースがフォーカスを取得するか、あるいは、全画面モードで表示されているインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースを自動的に最小化してよく、それにより、ユーザは、全画面モードで表示されているインターフェースCを都合よく見たり又は操作したりすることができる。フローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースの中のいずれかのインターフェースがフォーカスを取得するか、あるいは、そのいずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で表示されている他のインターフェースを自動的に最小化してよく、それにより、ユーザは、フォーカスを取得するか、又は編集ボックスが入力状態に入るインターフェースを都合よく見たり又は操作したりすることができる。
いくつかの実施形態において、他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図12A、図12B、図12C、及び図12Dを参照して説明される。
図12Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、インターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示してよく、このとき、複数のインターフェースはインターフェースDを及びインターフェースEを含む。詳細については、図11Aの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
インターフェースDは少なくとも1つの編集ボックスを含んでよい。例えば、図12Aに示されるように、インターフェースDはWeChatダイアログボックスであり、WeChatメッセージを入力及び編集するために使用される編集ボックスを含む。
図12Bを参照されたい。インターフェースD内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースDを表示し、インターフェースCを最小化された状態でのインターフェースCに自動的に最小化し、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの夫々を最小化された状態でのインターフェースに自動的に最小化し、例えば、インターフェースEを最小化された状態でのインターフェースEに最小化し得る。
電子デバイスは、インターフェースD内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作に応答して仮想キーボードを表示して、ユーザ入力を助けることができる。
具体的に、図12Bに示されるように、インターフェースDはWeChatダイアログボックスであってよい。ユーザは、WeChatダイアログボックス内の編集ボックスをタップしてよく、それにより、編集ボックスは入力状態に入り、仮想キーボードが、WeChatメッセージを入力するために、表示される。ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースC及びフローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースEを夫々、最小化された状態でのインターフェースC及び最小化された状態でのインターフェースEに自動的に最小化して、ユーザとWeChatの友人との間の会話を容易にすることができる。
図12Cを参照されたい。最小化された状態でのインターフェースEに対する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースDにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースEを表示し得る。最小化された状態にある他のインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。例えば、図12Cに示されるように、インターフェースCは依然として、最小化された状態のままであり、つまり、電子デバイスは、最小化された状態でインターフェースCを表示し続ける。
最小化された状態でのインターフェースEに対する具体的な操作については、最小化された状態での第2インターフェースに対する操作の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。全画面モードで表示されているインターフェースDにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースEを表示する様態については、全画面モードで第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示することの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
依然として図12Cを参照されたい。最小化された状態でのインターフェースEに対する操作に応答して、インターフェースDはフォーカスを失う。従って、編集ボックスは入力状態から脱し、仮想キーボードは隠される。
図12Dを参照されたい。インターフェースEを最大化する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースEを表示し、インターフェースDを最小化された状態でのインターフェースDに自動的に最小化し得る。最小化された状態にある他のインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。例えば、図12Dに示されるように、インターフェースCは依然として、最小化された状態のままであり、つまり、電子デバイスは、最小化された状態でインターフェースCを表示し続ける。
これらの実施形態において、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示し得る。フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中のいずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、全画面モードでそのいずれかのインターフェースを自動的に表示して、ユーザ入力を助けることができる。フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中のいずれかのインターフェースがフォーカスを取得する(フォーカスを取得することは、いずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることを含まない)場合に、そのいずれかのインターフェースは依然としてフローティングウィンドウ状態で表示され、フローティングウィンドウ状態で表示されている他のインターフェースは自動的に最小化される。
いくつかの実施形態において、更なる他のシナリオに対する本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図13A、図13B、図13C、及び図13Dを参照して説明される。
図13A及び図13Bを参照されたい。全画面モードで現在表示されているインターフェースDがフローティング方式で表示されることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースDを表示し得る。
実例となる例では、インターフェースCは、インターフェースDの前段階のインターフェースであってよく、つまり、インターフェースDを及びインターフェースCは、同じアプリケーションの異なるインターフェースであり、インターフェースDは、インターフェースCの次段階のインターフェースである。詳細については図7A及び図7Bの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、インターフェースCは、アプリケーションリストインターフェースであってよい。詳細については、図4の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
全画面モードで現在表示されているインターフェースDがフローティング方式で表示されることを可能にする操作については、図4、図7A、及び図7Bの上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、図13A及び図13Bに示されるように、インターフェースDは、Taobaoの実行中インターフェースであってよく、インターフェースCも、Taobaoの実行中インターフェースであり、インターフェースCは、インターフェースDの前段階のインターフェースである。
図13Cを参照されたい。インスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションから新しいメッセージを受信するとき、電子デバイスは新しいメッセージのプロンプト情報を表示してよい。例えば、図13Cに示されるように、WeChatアプリケーションから新しいWeChatメッセージを受信するとき、電子デバイスは新しいメッセージのプロンプト情報を表示し得る。プロンプト情報は、新しいメッセージの内容の全部又は一部を含んでよく、更には、WeChatの友人のアバターを含んでもよい。
図13C及び図13Dを参照されたい。プロンプト情報に対する操作に応答して、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で、新しいメッセージに対応するダイアログボックス、つまり、インターフェースEを表示してよい。例えば、図13C及び図13Dに示されるように、新しいメッセージは新しいWeChatメッセージであってよく、インターフェースEは、新しいWeChatメッセージが位置しているWeChatダイアログボックスであってよい。
プロンプト情報に対する操作が実行される場合に、フローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースEがフォーカスを取得することができ、インターフェースE内の編集ボックスが入力状態に入らない、ことは容易に理解される。この場合に、インターフェースDは依然として、フローティングウィンドウ状態のままである。具体的に言えば、これらの実施形態において、電子デバイスは、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェース(インターフェースD、インターフェースE、など)を表示してよい。フローティングウィンドウ状態で表示されているいずれかのインターフェース、例えば、インターフェースEがフォーカスを取得し、そのいずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入らない場合に、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数の他のインターフェースは、依然として、フローティングウィンドウ状態で表示される。
これらの実施形態において、全画面モードで現在表示されているインターフェースDがフローティングウィンドウ状態で表示されることを可能にする、ユーザによって開始される操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースDの前段階のインターフェース(例えば、同じアプリケーションの前段階のインターフェース、又はアプリケーションリストインターフェース)を表示し、全画面モードで表示されているそのインターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態でインターフェースDを表示してよく、それにより、ユーザは、ユーザ経験を改善するように、インターフェースDとインターフェースDの前段階のインターフェースとの間を切り替える。
いくつかの実施形態において、図14A及び図14Bを参照して、本願の実施形態で提供される画面表示方法の実施が説明される。
図14Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示してよい。複数のインターフェースはインターフェースD及びインターフェースEを含む。
インターフェースCは、アプリケーションリストインターフェース、又はアプリケーションCの実行中インターフェースであってよい。インターフェースDは、アプリケーションDの実行中インターフェースであってよく、インターフェースEは、アプリケーションEの実行中インターフェースであってよい。インターフェースEは少なくとも1つの編集ボックスを含んでよい。
実例となる例では、アプリケーションC及びアプリケーションDは同じアプリケーションであってよく、インターフェースC及びインターフェースDは、同じアプリケーションの異なるインターフェースであってよい。インターフェースCは、インターフェースDの前段階のインターフェースであってよい。
図14Bを参照されたい。電子デバイスは、インターフェースE内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作(例えば、編集ボックスをタップ又はタッチすること)に応答して、複数のインターフェースの中でインターフェースE以外のインターフェースを自動的に最小化し得る。例えば、図14Bに示されるように、電子デバイスは、インターフェースDを最小化された状態でのインターフェースDに自動的に最小化し得る。インターフェースCは依然として、全画面表示状態のままである。インターフェースE内の編集ボックスが入力状態に入ることは、インターフェースEが第2状態に入ることであってよい。
これらの実施形態において、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中のいずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、複数のインターフェースの中で、編集ボックスが入力状態に入るインターフェース以外のインターフェースを、自動的に最小化し得る。
いくつかの実施形態において、図15A及び図15Bを参照して、本願の実施形態で提供される画面表示方法の他の実施が説明される。
図15Aを参照されたい。電子デバイスは、全画面モードでインターフェースCを表示し、全画面モードで表示されているインターフェースCにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示してよい。複数のインターフェースはインターフェースD及びインターフェースEを含む。
インターフェースCは、アプリケーションリストインターフェース、又はアプリケーションCの実行中インターフェースであってよい。インターフェースDは、アプリケーションDの実行中インターフェースであってよく、インターフェースEは、アプリケーションEの実行中インターフェースであってよい。インターフェースEは少なくとも1つの編集ボックスを含んでよい。
実例となる例では、アプリケーションC及びアプリケーションDは同じアプリケーションであってよく、インターフェースC及びインターフェースDは、同じアプリケーションの異なるインターフェースであってよい。インターフェースCは、インターフェースDの前段階のインターフェースであってよい。
図15Bを参照されたい。インターフェースE内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作(例えば、編集ボックスをタップ又はタッチすること)に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースEを自動的に表示し、インターフェースCと、複数のインターフェースの中でインターフェースE以外のインターフェースとを自動的に最小化し得る。例えば、図15Bに示されるように、電子デバイスは、インターフェースDを最小化された状態でのインターフェースDに自動的に最小化し、インターフェースCを最小化された状態でのインターフェースCに自動的に最小化し得る。インターフェースE内の編集ボックスが入力状態に入ることは、インターフェースEが第2状態に入ることであってよい。
これらの実施形態において、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中のいずれかのインターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、全画面モードで、編集ボックスが入力状態に入るインターフェースを自動的に表示し、他のインターフェースを自動的に最小化して、ユーザが入力操作を実行するようにし得る。
図16A及び図16Bを参照されたい。以下は、本願の実施形態に係る画面表示方法について説明する。図16A及び図16Bを参照されたい。方法は次のステップを含む。
ステップ1601:電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示し、このとき、フローティングウィンドウ状態で表示されているインターフェースのサイズは、第1インターフェースのサイズよりも小さい。
第1インターフェースは、アプリケーションリストインターフェース、又は第1アプリケーションの実行中インターフェースであってよい。複数のインターフェースは、第2インターフェースを含んでよく、第2インターフェースは、第2アプリケーションの実行中インターフェースであってよい。実例となる例では、第1アプリケーション及び第2アプリケーションは同じアプリケーションであってよく、つまり、第2インターフェース及び第1インターフェースは、同じアプリケーションの実行中インターフェースである。第1インターフェースは、第2インターフェースの前段階のインターフェースであってよい。
詳細については、図11Aに示される実施形態、図12Aに示される実施形態、及び図13Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1603:第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作を電子デバイスが検出するかどうかを決定する。
第1インターフェースが第1状態に入ることは、第1インターフェースがフォーカスを取得することであってよく、あるいは、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。詳細については、図11Cに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1603を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1601を実行することを止めなくてもよい。
第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作がステップ1603で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1601を実行し続けてよい。
第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作がステップ1603で検出される場合には、電子デバイスはステップ1605を実行してよい:電子デバイスは、複数のインターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で複数のインターフェースを表示する。
全画面モードで表示されている第1インターフェースがフォーカスを取得するか、あるいは、第1インターフェース内の編集ボックスが入力状態に入る場合に、電子デバイスは、複数のインターフェースの夫々を自動的に最小化してよく、このとき、各インターフェースは、最小化された状態でのインターフェースに最小化される。詳細については、図11Cに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスは、ステップ1607を更に実行してよい:最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定し、このとき、第2インターフェースは複数のインターフェースの中のいずれか1つである。
ステップ1607については、図11Dに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1607を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1605を実行することを止めなくてもよい。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1607で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1605を実行し続けてよい。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1607で検出される場合には、電子デバイスはステップ1609を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する。
ステップ1609については、図11Dに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスは、ステップ1611を更に実行してよい:フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作が検出されるかどうかを決定する。
ステップ1611については、図11Eに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1611を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1609を実行することを止めなくてもよい。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作がステップ1611で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1609を実行し続けてよい。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作がステップ1611で検出される場合には、電子デバイスはステップ1613を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示する。
フローティングウィンドウ状態で表示されている第2インターフェースを最大化する操作が実行される場合に、第2インターフェースが最大化(全画面モードで表示)され得るのみならず、第2インターフェースがフォーカスを取得することもできる、ことは容易に理解される。従って、もともとも全画面モードで表示されていた第1インターフェースは、自動的に最小化され得、最小化されていたインターフェースは、依然として、最小化された状態のままである。詳細については、図11Eに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。
図16A及び図16Bを参照されたい。電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示する場合に、つまり、電子デバイスがステップ1601を実行する場合に、電子デバイスは、ステップ1615を更に実行してよい:複数のインターフェースの中の第2インターフェースが第2状態に入ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。詳細については、図11Bに示される実施形態及び図12Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェースがフォーカスを取得することであってよい。
ステップ1615を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1601を実行することを止めなくてもよい。
複数のインターフェースの中の第2インターフェースが第2状態に入ることを可能にする操作がステップ1615で検出されない場合には、電子デバイスは、ステップ1601を実行し続けてよい。
複数のインターフェースの中の第2インターフェースが第2状態に入ることを可能にする操作がステップ1615で検出される場合には、電子デバイスは、ステップ1617を実行してよい:電子デバイスは、少なくとも、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースを、自動的に最小化する。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。ステップ1617は、具体的に、全画面モードで第1インターフェースを引き続き表示し、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースを自動的に最小化することである。従って、ユーザ入力に対する他のインターフェースの影響は軽減され得る。詳細については、図11Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。ステップ1617は、具体的に、全画面モードで第1インターフェースを引き続き表示し、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースを自動的に最小化することである。従って、ユーザ入力に対するフローティングウィンドウ状態で表示されている他のインターフェースの影響は、軽減され得る。詳細については、図11Bに示される実施形態及び図14Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェース内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることであってよい。ステップ1617は、具体的に、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースと、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースとを自動的に最小化することである。従って、ユーザ入力は容易にされ得る。詳細については、図12Bに示される実施形態及び図15Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
実例となる例では、第2インターフェースが第2状態に入ることは、第2インターフェースがフォーカスを取得することであってよい。ステップ1617は、具体的に、全画面モードで第1インターフェースを引き続き表示し、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースを自動的に最小化することである。
図16A及び図16Bに示される方法に従って、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で複数のインターフェースを表示し得る。第1インターフェースがフォーカスを取得することを可能にするか、又は編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作を検出するとき、電子デバイスは、フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースを最小化してよく、それにより、ユーザは、第1インターフェースを都合よく見たり又は操作したりすることができる。フローティングウィンドウ状態で表示されている複数のインターフェースの中の第2インターフェースがフォーカスを取得することを可能にするか、又は編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作を検出するとき、電子デバイスは、少なくとも、複数のインターフェースの中で第2インターフェース以外のインターフェースを自動的に最小化してよく、それにより、ユーザは、第2インターフェースを都合よく見たり又は操作したりすることができる。
本願の実施形態は更なる他の画面表示方法を提供する。インターフェースP及びインターフェースQは、画面に並べて表示されてよく、それにより、ユーザは、インターフェースP及びインターフェースQにおいて両方の内容を見ることができる。本願のこの実施形態では、画面に並べて表示することは、分割画面モードで表示することとも呼ばれ得る。具体的に言えば、インターフェースP及びインターフェースQを画面に並べて表示することは、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示することとも呼ばれ得る。例えば、ビデオアプリケーションのビデオ再生インターフェース及びインスタントメッセージングアプリケーションのチャットウィンドウは、分割画面モードで表示される。チャットウィンドウ内の編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでチャットウィンドウを表示し、ビデオ再生インターフェースを最小化してよく、それにより、ユーザは入力操作を実行する。
方法は、異なる適用シナリオを参照して、異なる実施形態において以下で説明される。
いくつかの実施形態において、あるシナリオへの本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図17A、図17B、図17C、及び図17Dを参照して説明される。
図17Aを参照されたい。電子デバイスは、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示し得る。
電子デバイスがインターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示することは、電子デバイスがインターフェースP及びインターフェースQを異なる表示エリアに表示することを意味し、インターフェースP及びインターフェースQの表示エリアは重なり合わない。言い換えると、インターフェースPとインターフェースQのとの間には重なり合ったエリアがない。
インターフェースP及びインターフェースQは、異なるアプリケーションの実行中インターフェースであってよい。
インターフェースPは、没入タスクのインターフェースであってよい。没入タスクのインターフェースは、ユーザに関連するタスクであり、ユーザが多くの注意を払う必要があるタスク、例えば、ビデオの視聴、読書、又はゲームのプレイである。電子デバイスは、カメラ又は他のセンサを使用することによってユーザの挙動(アイコンタクト、眼球回転、顔の表情、長時間の動いていないこと、長時間の有意な動きの変化がないこと、など)を識別して、ユーザの非常に集中しているかどうかを決定し、更には、電子デバイスの現在のタスクが没入タスクであるかどうかを特定し得る。ビデオ再生タスク、電子ブック表示タスク、及びゲーム操作タスクは更に、没入タスクとして定義されてよく、電子デバイスは、これらのタスクを識別し得る。例えば、図17Aに示されるように、ユーザが電子デバイスによりビデオを見ることは、没入タスクである。
インターフェースQは、少なくとも1つの編集ボックスを含んでよい。具体的に、インターフェースQは、インスタントメッセージングアプリケーション又はメッセージアプリケーションのダイアログボックスであってよく、メッセージ編集ボックスを含む。具体的に、図17Aに示されるように、インターフェースQは、WeChatダイアログボックスであってよく、WeChatメッセージ編集ボックスを含む。
実例となる例では、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示する前に、電子デバイスは、アプリケーションPを開く操作(例えば、アプリケーションPのアプリケーションアイコンをタップする、ユーザによって開始される操作)に応答して、全画面モードでアプリケーションPの実行中インターフェースを表示し得る。アプリケーションPの実行中インターフェースは、インターフェースPと呼ばれ得る。電子デバイスは、アプリケーションPが分割画面モードで表示されることを可能にする操作に応答して、画面の上半分部分(又は下半分部分)又は左半分部分(又は右半分部分)でインターフェースPを表示し得る。
アプリケーションPが分割画面モードで表示されることを可能にする操作は、インターフェースPに対して実行される2本の指によるピンチ操作であってよい。例において、2本の指によるピンチ方向は、ディスプレイの側部が位置している直線の方向に平行又は略平行であってよい。具体的に、例えば、電子デバイスは携帯電話機である。携帯電話機のディスプレイは、通常は長方形である。携帯電話機のディスプレイの4つの辺のうちの2つのより長い方の辺はロングサイドと呼ばれてよく、2つのより短い方の辺はワイドサイドと呼ばれてよい。指ピンチ方向がロングサイドが位置している直線の方向に平行又は略平行である場合に、インターフェースPは、ディスプレイの上半分部分(又は下半分部分)に表示されてよい。指ピンチ方向がワイドサイドが位置している直線の方向に平行又は略平行である場合には、インターフェースPは、ディスプレイの左半分部分(又は右半分部分)に表示されてよい。
例において、インターフェースPが分割画面表示状態にあるとき、ユーザは、インターフェースPの表示位置を調整するようインターフェースPをドラッグしてもよい。
インターフェースPが分割画面表示状態にあり、アプリケーションQが開かれる場合に、アプリケーションQの実行中インターフェースは、インターフェースPが表示されていないエリアに表示される。アプリケーションQの実行中インターフェースは、インターフェースQと呼ばれ得る。
例において、アプリケーションQを開く操作は、アプリケーションリストインターフェース内のアプリケーションQのアプリケーションアイコンをタップ又はタッチすることといった操作であってよい。ユーザは、アプリケーションQのアプリケーションアイコンを示すように、インターフェースPによって遮られているアプリケーションリストインターフェースのエリアを変更するようインターフェースPをドラッグしてよく、それにより、ユーザは、アプリケーションQのアプリケーションアイコンに対して操作を実行することができる。
例において、アプリケーションQは、サイドバーにより開かれてよい。
図17Bを参照されたい。インターフェースPを最大化する操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースPを表示し、インターフェースQを最小化された状態でのインターフェースQに自動的に最小化する。
インターフェースPを最大化する操作は、インターフェースPが表示されている画面エリアにおいて行われる2本の指によるストレッチ操作であってよく、あるいは、インターフェースPが表示されている画面エリアにおいて行われるダブルタップ操作であってよく、あるいは、インターフェースP内の最大化機能オプションに対する操作であってよい。他の例についてはここで1つずつ列挙されない。
最小化された状態でのインターフェースQの形状、表示方法、表示位置、などについては、図3Cに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
図17Cを参照されたい。電子デバイスは、最小化された状態でのインターフェースQに対する操作に応答して、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで自動的に表示してよい。
最小化された状態でのインターフェースQに対する操作は、タップ操作又はタッチ操作であってよい。他の例についてはここで1つずつ列挙されない。
図17Dを参照されたい。インターフェースQを内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでインターフェースQを自動的に表示し、インターフェースPを最小化された状態でのインターフェースPに自動的に最小化し得る。
インターフェースQ内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作は、編集ボックスをタップする操作であってよい。最小化された状態でのインターフェースPの形状、表示方法、表示位置、などについては、図3Cに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
インターフェースPが、ビデオ再生タスクが実行されるインターフェースである、つまり、インターフェースPがビデオ再生インターフェースである場合には、最小化された状態でのインターフェースPは、スケールダウンされたビデオ再生インターフェースであってよく、このとき、最小化された状態でのインターフェースPのサイズは、分割画面表示状態でのインターフェースPのサイズよりも小さい。例えば、スケールダウンされたビデオ再生インターフェースは、最小化されたピクチャ・イン・ピクチャインターフェースであってよく、最小化されたピクチャ・イン・ピクチャインターフェースは、ビデオ・ポップアップ・ウィンドウと呼ばれ得る。
実例となる例では、電子デバイスは、最小化された状態でのインターフェースPに対する操作に応答して、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで自動的に表示し得る。
最小化された状態でのインターフェースPに対する操作は、タップ操作又はタッチ操作であってよい。他の例についてはここで1つずつ列挙されない。
実例となる例では、電子デバイスは、インターフェースQにおいて入力状態にある編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作に応答して、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで自動的に表示し得る。
インターフェースQにおいて入力状態にある編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作は、インターフェースQ内の編集ボックス以外のエリアをタップするなどの操作であってよい。
実例となる例では、電子デバイスがインターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示する場合に、ユーザは、サイドバー又はボイスによりアプリケーションKを開き、フローティングウィンドウ状態でアプリケーションKのインターフェースKを表示してもよい。インターフェースP及びインターフェースQは両方とも、フローティングウィンドウ状態で表示されている実行中インターフェースKと部分的に重なり合ってよい。ユーザは、インターフェースP(又はインターフェースQ)の方に向かってインターフェースKに対して実行されるスライディング操作を実行してよく、それにより、インターフェースKはインターフェースP(又はインターフェースQ)を置換し、インターフェースP(又はインターフェースQ)はフローティングウィンドウ状態で表示される。言い換えると、インターフェースP(又はインターフェースQ)の方に向かって、インターフェースKが表示されている画面上で実行される、ユーザによって開始されるスライディング操作に応答して、電子デバイスは、インターフェースK及びインターフェースQ(又はインターフェースP)を分割画面モードで表示し、インターフェースP(又はインターフェースQ)をフローティングウィンドウ状態で表示し得る。
これらの実施形態において、電子デバイスは、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示し、インターフェースに対する操作に応答して、対応するインターフェースを全画面モードで自動的に表示し、他のインターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて最小化された状態で他のインターフェースを表示し得る。具体的に言えば、ユーザはただ1つの操作を実行し、それにより、1つのインターフェースが全画面モードで表示され得、他のインターフェースが最小化され得る。従って、ユーザは、対応するインターフェースを都合よく見たり又は操作したりして、インターフェースPとインターフェースQとの間を都合よく切り替えることができる。
いくつかの実施形態において、他のシナリオにする本願の実施形態で提供される画面表示方法の適用は、図18A及び図18Bを参照して説明される。
図18Aを参照されたい。電子デバイスは、インターフェースQ及びインターフェースPを分割画面モードで表示してよい。インターフェースQ及びインターフェースPを分割画面モードで表示する様態については、図17Aに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
例において、図18Aに示されるように、インターフェースPは、Taobaoの商品表示インターフェースであってよく、インターフェースQは、WeChatダイアログボックスであってよい。WeChatダイアログボックスは入力ボックスを含む。入力ボックスは編集ボックスとも呼ばれ得る。
図18Bを参照されたい。インターフェースQ内のいずれかの編集ボックスが入力状態に入るとき、電子デバイスは、自動的に、インターフェースQを全画面モードで表示し、インターフェースPを最小化し、全画面モードで表示されているインターフェースQにおいて最小化された状態でインターフェースPを表示し得る。
インターフェースQはWeChatダイアログボックスであり、WeChatダイアログボックスは入力ボックスを含む、ことが特定され得る。インターフェースPは、Taobaoの商品表示インターフェースである。図18A及び図18Bに示されるように、ユーザは、WeChatダイアログボックス内の入力ボックスをタップしてよい。タップ操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードでWeChatダイアログボックスを自動的に表示し、Taobaoの商品表示インターフェースを最小化された状態でのインターフェースPに自動的に最小化し得る。具体的に言えば、ユーザは、WeChatダイアログボックス内の入力ボックスをタップする操作を実行し、それにより、WeChatダイアログボックスは全画面モードで表示され得、Taobaoの商品表示インターフェースは最小化され得る。
実例となる例では、インターフェースQにおいて入力状態にある編集ボックスが入力状態から出る場合に、電子デバイスは、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで自動的に表示し得る。
具体的に、図18Aを及び図18Bに示されるように、WeChatダイアログボックス内の入力ボックスが入力状態から出るとき、電子デバイスは、WeChatダイアログボックス及びTaobaoの商品表示インターフェースを分割画面モードで自動的に表示し得る。
実例となる例では、電子デバイスは、最小化された状態でのインターフェースPに対する操作に応答して、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで自動的に表示し得る。
具体的に、図18A及び図18Bに示されるように、最小化された状態でのインターフェースPは、具体的に、フローティングボールであってよい。ユーザが最小化された状態でのインターフェースP、つまり、フローティングボールをタップするとき、電子デバイスは、WeChatダイアログボックス及びTaobaoの商品表示インターフェースを分割画面モードで自動的に表示し得る。
これらの実施形態において、電子デバイスは、インターフェースP及びインターフェースQを分割画面モードで表示し、インターフェースに対する操作に応答して、対応するインターフェースを全画面モードで自動的に表示し、他のインターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて最小化された状態で他のインターフェースを表示し得る。従って、ユーザは、対応するインターフェースを都合よく見たり又は操作したりして、インターフェースPとインターフェースQとの間を都合よく切り替えることができる。
図19を参照されたい。以下は、本願の実施形態に係る画面表示方法について記載する。図19を参照されたい。方法は次のステップを含む。
ステップ1901:電子デバイスは、第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示し、このとき、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアはない。
ステップ1901については、図17Aに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1903:第1インターフェースを最大化する操作が検出されるかどうかを決定する。
第1インターフェースを最大化する操作については、図17Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。第1インターフェースを最大化する操作は、第1インターフェースが第1状態に入ることを可能にする操作とも呼ばれ得る。
ステップ1903を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1901を実行することを止めなくてもよい。
第1インターフェースを最大化する操作がステップ1903で検出されない場合には、電子デバイスはステップ1901を実行し続けてよい。
第1インターフェースを最大化する操作がステップ1903で検出される場合には、電子デバイスはステップ1905を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第2インターフェースを自動的に最小化し、このとき、最小化された状態での第2インターフェースは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて表示されてよい。
詳細については、図17Bに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスはステップ1907を更に実行してよい:最小化された状態での第2インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定する。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作については、図17Cに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1907を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1905を実行することを止めなくてもよい。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1907で検出されない場合には、電子デバイスは、ステップ1905を実行し続けてよい。
最小化された状態での第2インターフェースに対する操作がステップ1907で検出される場合には、電子デバイスは再びステップ1901を実行してよく、つまり、電子デバイスは、第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで自動的に表示し、このとき、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアはない。
図19を参照されたい。電子デバイスが第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示し、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアがない場合、つまり、電子デバイスがステップ1901を実行する場合に、電子デバイスは、ステップ1909を更に実行してよい:第2インターフェース内のいずれかの第1編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。
ステップ1909については、図17Dに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1909を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1901を実行することを止めなくてもよい。
第2インターフェース内のいずれかの第1編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作がステップ1909で検出されない場合には、電子デバイスは、ステップ1901を実行し続けてよい。
第2インターフェース内のいずれかの第1編集ボックスが入力状態に入ることを可能にする操作がステップ1909で検出される場合には、電子デバイスはステップ1911を実行してよい:電子デバイスは、全画面モードで第2インターフェースを自動的に表示し、第1インターフェースを自動的に最小化し、このとき、最小化された状態での第1インターフェースは、全画面モードで表示されている第2インターフェースにおいて表示されてよい。
ステップ1911については、図17Dに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
電子デバイスは、ステップ1913を更に実行してよい:第1編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作が検出されるかどうかを決定する。
ステップ1913については、図17Dに示される実施形態の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ1913を実行するとき、電子デバイスは、ステップ1911を実行することを止めなくてもよい。
第1編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作がステップ1913で検出されない場合には、電子デバイスは、ステップ1911を実行し続けてよい。
第1編集ボックスが入力状態から出ることを可能にする操作がステップ1913で検出される場合には、電子デバイスは、再びステップ1901を実行してよく、つまり、電子デバイスは、第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示し、このとき、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアはない。
ステップ1913は、次の:最小化された状態での第1インターフェースに対する操作が検出されるかどうかを決定する、と置換されてもよい。最小化された状態での第1インターフェースに対する操作が検出されない場合には、電子デバイスは、ステップ1911を実行し続けてよい。最小化された状態での第1インターフェースに対する操作が検出される場合には、電子デバイスは、再びステップ1901を実行してよい。詳細についてはあ、図17Dの上記の説明を参照されたい。
図19に示される方法に従って、電子デバイスは、第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示し、対応するインターフェースに対する操作に応答して、その対応するインターフェースを全画面モードで自動的に表示し、他のインターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて最小化された状態で他のインターフェースを表示し得る。具体的に言えば、ユーザは1つの操作を実行し、それにより、1つのインターフェースが全画面モードで表示され得、他のインターフェースが最小化され得る。従って、ユーザは、対応するインターフェースを都合よく見たり又は操作したりして、第1インターフェースと第2インターフェースとの間を都合よく切り替えることができる。
従って、上記の実施形態で示される方法に従って、電子デバイスは、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示するか、あるいは、第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示し得る。電子デバイスが全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する場合に、第2インターフェースは第1インターフェースにおいて表示され、つまり、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアがある。電子デバイスが第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示する場合には、第1インターフェースと第2インターフェースとの間には重なり合ったエリアがない。電子デバイスが全画面モードで第1インターフェースを表示し、第1インターフェースにおいてフローティングウィンドウ状態で第2インターフェースを表示する場合に、第1インターフェースに対して実行された操作に応答して、電子デバイスは、第2インターフェースを最小化し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。電子デバイスが第1インターフェース及び第2インターフェースを分割画面モードで表示する場合に、第1インターフェースに対して実行された操作に応答して、電子デバイスは、全画面モードで第1インターフェースを自動的に表示し、第2インターフェースを自動的に最小化し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示し得る。本願のこの実施形態では、ユーザは、第1インターフェースに対して1つの操作を実行し、それにより、第2インターフェースは最小化され得る。従って、第2インターフェースからの干渉、又は第1インターフェースにおいてユーザによって行われるタスクに対する影響は、軽減され得る。更には、ユーザは、マルチタスクシナリオでのユーザ操作を改善するように、第1インターフェースと第2インターフェースとの間を都合よく且つ即座に切り替えることができる。
図20を参照されたい。本願の実施形態は画面表示方法を提供する。方法は、電子デバイスに適用されてよい。図20に示されるように、方法は次のステップを含む。
ステップ2001:第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを含む、少なくとも2つのアプリケーションのインターフェースを表示し、このとき、第1インターフェースは、全画面モードで表示されるインターフェースであり、第2インターフェースは、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウである。
ステップ2001については、図10Aのステップ1001の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
ステップ2003:第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取る。
ステップ2005:第1操作に応答して、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示する。
ステップ2005における最小化された状態での第2インターフェースは、次のうちのいずれか1つである:
フローティングボール、第2アプリケーションのアイコン、連絡先アバター、及びビデオ・ポップアップ・ウィンドウ。
ステップ2003及びステップ2005については、図10Aのステップ1003及びステップ1005の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
いくつかの実施形態において、第1インターフェースは第1編集ボックスを含み、第1操作は、第1編集ボックスに対して実行される操作であり、第1操作に応答して第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示することは、具体的に、第1操作に応答して第1編集ボックスにおいてフォーカス取得イベントを生成し、第1編集ボックスにおけるフォーカス取得イベントに応答して第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示することである。詳細については、図10Aのステップ1003及びステップ1005の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
これらの実施形態の例では、方法は、第2操作に応答して第1編集ボックスについてフォーカス喪失イベントを生成することと、第1編集ボックスにおけるフォーカス喪失イベントに応答して、最小化された状態での第2インターフェースをフローティングウィンドウに自動的にリストアすることとを更に含む。この例に関する詳細については、図10A及び図10Bのステップ1007a及びステップ1009の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
これらの実施形態の例では、方法は、第1編集ボックス内のカーソル位置を取得することと、カーソル位置からの距離が第1閾値よりも大きい第1位置を決定することとを更に含み、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示することは、第1位置において最小化された状態で第2インターフェースを表示することを含む。詳細については、図10Aのステップ1005の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
いくつかの実施形態において、方法は、フローティングウィンドウ状態での第2インターフェースに対して実行される第3操作を受け取ることと、第3操作に応答して、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを最小化することと、第2インターフェースにおいて最小化された状態で第1インターフェースを表示することとを更に含む。詳細については、図10Bのステップ1011及びステップ1012の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
これらの実施形態の例では、第2インターフェースは第2編集ボックスを含み、第3操作は、第2編集ボックスに対して実行される操作であり、第3操作に応答して、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを最小化することは、第3操作に応答して第2編集ボックスにおいてフォーカス取得イベントを生成することと、第2編集ボックスにおけるフォーカス取得イベントに応答して、自動的に、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェースを最小することとを含む。詳細については、図10Bのステップ1011及びステップ1012の上記の説明を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
いくつかの実施形態において、少なくとも2つのアプリケーションのインターフェースは、第3アプリケーションの第3インターフェースを更に含み、第3インターフェースは、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウである。詳細については、図16Aのステップ1601の上記の説明を参照されたい。
これらの実施形態の例では、方法は、フローティングウィンドウ状態での第2インターフェースに対して実行される第4操作を受け取ることと、第4操作に応答して少なくとも第3インターフェースを自動的に最小化することとを更に含む。詳細については、図16Bのステップ1615及びステップ1617の上記の説明を参照されたい。
本例の例において、第4操作に応答して少なくとも第3インターフェースを自動的に最小化することは、第4操作に応答して、全画面モードで第2インターフェースを表示し、第1インターフェース及び第3インターフェースを最小化することと、第2インターフェースにおいて、最小化された状態で第1インターフェースを、及び最小化された状態で第3インターフェースを表示することとを含む。
これらの実施形態の例では、第1操作に応答して第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示することは、具体的に、第1操作に応答して第1インターフェースにおいて、自動的に、最小化された状態で第2インターフェースを、及び最小化された状態で第3インターフェースを表示することである。詳細については、図16Aのステップ1603及びステップ1605の上記の説明を参照されたい。
本願のこの実施形態で提供される画面表示方法に従って、複数のアプリケーションのインターフェースを表示する場合に、1つのアプリケーションのインターフェースに対して実行される操作に応答して、電子デバイスは、他のアプリケーションのインターフェースを自動的に最小化し、最小化された状態にある他のアプリケーションのインターフェースを表示し得る。これは、ユーザによって他のアプリケーションのインターフェースを最小化する操作を簡単にし、より良いユーザ操作経験を提供する。
図21を参照されたい。本願の実施形態は画面表示方法を提供する。方法は、電子デバイスに適用されてよい。図21を参照されたい。方法は次のステップを含む。
ステップ2101:第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを電子デバイスの画面に並べて表示し、第1インターフェースと第2インターフェースとの間に重なり合ったエリアはない。詳細については、図19のステップ1901の上記の説明を参照されたい。
ステップ2103:第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取る。
ステップ2105:第1操作に応答して、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第2インターフェースを最小化し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示する。
ステップ2105における最小化された状態での第2インターフェースは、次のうちのいずれか1つである:
フローティングボール、第2アプリケーションのアイコン、連絡先アバター、及びビデオ・ポップアップ・ウィンドウ。
ステップ2103及び2105については、図19のステップ1903、1905、1909、及び1911の上記の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態において、第1インターフェースは第1編集ボックスを含み、第1操作は、第1編集ボックスに対して実行される操作であり、第1操作に応答して、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第2インターフェースを最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示することは、具体的に、第1操作に応答して前記第1編集ボックスにおいてフォーカス取得イベントを生成し、第1編集ボックスにおけるフォーカス取得イベントに応答して、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第2インターフェースを最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示することである。詳細については、図19のステップ1909及び1911の上記の説明を参照されたい。
これらの実施形態の例では、方法は、第2操作を受け取ることと、第2操作に応答して第1編集ボックスにおいてフォーカス喪失イベントを生成することと、フォーカス喪失イベントに応答して第1インターフェース及び前記第2インターフェースを再び並べて表示することとを更に含む。詳細については、図19のステップ1913及び1901の上記の説明を参照されたい。
これらの実施形態の例では、方法は、第1編集ボックスにおけるカーソル位置を取得することと、カーソル位置からの距離が第1閾値よりも大きい第1位置を決定することとを更に含み、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示することは、第1位置において最小化された状態で第2インターフェースを表示することを含む。詳細については、図19のステップ1909の上記の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態において、第1インターフェースは最大化機能オプションを含み、第1操作は最大化機能オプションに対する操作である。詳細については、図19のステップ1903及び1905の上記の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態において、方法は、最小化された状態での第2インターフェースに対して実行される第3操作を受け取ることと、第3操作に応答して前記第1インターフェース及び前記第2インターフェースを再び並べて表示することとを更に含む。詳細については図19のステップ1907及び1901の上記の説明を参照されたい。
本願のこの実施形態で提供される画面表示方法に従って、2つのアプリケーションのインターフェースは画面上で並べて表示されてよく、並べて表示されている2つのアプリケーションのインターフェースの間に重なり合ったエリアはなく、それにより、ユーザは、2つのアプリケーションのインターフェースを都合よく見ることができる。並べて表示されている2つのインターフェースのうちの一方に対して実行される操作が検出される場合に、そのインターフェースは自動的に全画面モードで表示され得、他方のインターフェースは自動的に最小化され得、最小化された状態でのインターフェースは、ユーザ操作経験を改善するように、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて表示され得る。
図22を参照されたい。本願の実施形態は画面表示装置2200を提供する。装置2200は、
第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを含み、第1インターフェースが、全画面モードで表示されるインターフェースであり、第2インターフェースが、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウである、少なくとも2つのアプリケーションのインターフェースを表示するよう構成される表示ユニット2210と、
第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取るよう構成される受信ユニット2220と、
第1操作に応答して、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示するよう構成されるインターフェース調整ユニット2230と
を有し、
最小化された状態での第2インターフェースは、次のうちのいずれか1つである:
フローティングボール、第2アプリケーションのアイコン、連絡先アバター、及びビデオ・ポップアップ・ウィンドウ。
装置2200の機能ユニットの機能については、図20に示される方法実施形態の実施を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
上記は、単に、方法プロシージャの視点から、本願のこの実施形態で提供される装置2200について記載している。上記の機能を実装するために、各電子デバイスは、各機能を実装するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む、ことが理解され得る。当業者は、本明細書で開示されている実施形態を参照して記載されている例のユニット、アルゴリズム、及びステップが本願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形で実装され得る、と容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の用途ごとに、記載されている機能を実装し得るが、実施は本願の範囲を越えると見なされるべきではない。
本願の実施形態において、電子デバイスなどは、図20に示される方法実施形態に従って機能ブロックに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは、各対応する機能に基づいた分割により取得されてよく、あるいは、2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに一体化されてよい。一体化されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてよく、あるいは、ソフトウェア機能モジュールの形で実装されてよい。留意されるべきでは、本願の実施形態において、モジュールへの分割は例であり、論理的機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい点である。
複数のアプリケーションのインターフェースを表示する場合に、1つのアプリケーションのインターフェースに対して実行される操作に応答して、本願のこの実施形態で提供される画面表示装置は、他のアプリケーションのインターフェースを自動的に最小化し、最小化された状態にある他のアプリケーションのインターフェースを表示し得る。これは、ユーザによって他のアプリケーションのインターフェースを最小化する操作を簡単にし、より良いユーザ操作経験を提供する。
図23を参照されたい。本願の実施形態は画面表示装置2300を提供する。装置2300は、
第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを電子デバイスの画面に並べて表示し、第1インターフェースと第2インターフェースとの間に重なり合ったエリアはない、よう構成される表示ユニット2310と、
第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取るよう構成される受信ユニット2320と、
第1操作に応答して、全画面モードで第1インターフェースを表示し、第2インターフェースを最小化し、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示するよう構成されるインターフェース調整ユニット2330と
を有し、
最小化された状態での第2インターフェースは、次のうちのいずれか1つである:
フローティングボール、第2アプリケーションのアイコン、連絡先アバター、及びビデオ・ポップアップ・ウィンドウ。
装置2300の機能ユニットの機能については、図21に示される方法実施形態の実施を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
上記は、単に、方法プロシージャの視点から、本願のこの実施形態で提供される装置2300について記載している。上記の機能を実装するために、各電子デバイスは、各機能を実装するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む、ことが理解され得る。当業者は、本明細書で開示されている実施形態を参照して記載されている例のユニット、アルゴリズム、及びステップが本願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形で実装され得る、と容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の用途ごとに、記載されている機能を実装し得るが、実施は本願の範囲を越えると見なされるべきではない。
本願の実施形態において、電子デバイスなどは、図21に示される方法実施形態に従って機能ブロックに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは、各対応する機能に基づいた分割により取得されてよく、あるいは、2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに一体化されてよい。一体化されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてよく、あるいは、ソフトウェア機能モジュールの形で実装されてよい。留意されるべきでは、本願の実施形態において、モジュールへの分割は例であり、論理的機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい点である。
本願のこの実施形態で提供される画面表示装置に従って、2つのアプリケーションのインターフェースは画面上で並べて表示されてよく、並べて表示されている2つのアプリケーションのインターフェースの間に重なり合ったエリアはなく、それにより、ユーザは、2つのアプリケーションのインターフェースを都合よく見ることができる。並べて表示されている2つのインターフェースのうちの一方に対して実行される操作が検出される場合に、そのインターフェースは自動的に全画面モードで表示され得、他方のインターフェースは自動的に最小化され得、最小化された状態でのインターフェースは、ユーザ操作経験を改善するように、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて表示され得る。
図24を参照されたい。本願の実施形態は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、プロセッサ2410、メモリ2420、及びディスプレイ2430を含み得る。メモリ2420は、コンピュータ実行可能命令を記憶するよう構成される。電子デバイスが作動する場合に、プロセッサ2410は、メモリ2420に記憶されているコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、電子デバイスは、図20に示される方法を実行する。プロセッサ2410は、第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを含み、第1インターフェースが、全画面モードで表示されるインターフェースであり、第2インターフェースが、第1インターフェースにおいて表示されるフローティングウィンドウである、少なくとも2つのアプリケーションのインターフェースを表示するように、ディスプレイ2430を制御するよう構成される。プロセッサ2410は、第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取るよう構成される。プロセッサ2410は、第1操作に応答して、第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを自動的に表示するよう構成される。
いくつかの実施形態において、電子デバイスは、通信バス2440を更に含む。プロセッサ2410は、メモリ2420に記憶されているコンピュータ実行可能命令を取得するよう、通信バス2440を通じてメモリ2420へ接続され、コンピュータ実行可能命令を実行し得る。
本願のこの実施形態の電子デバイスの部/コンポーネントの具体的な実施については、図20に示される方法実施形態の上記の実施を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
従って、複数のアプリケーションのインターフェースを表示する場合に、1つのアプリケーションのインターフェースに対して実行される操作に応答して、電子デバイスは、他のアプリケーションのインターフェースを自動的に最小化し、全画面モードで表示されているアプリケーションにおいて、最小化された状態にある他のアプリケーションのインターフェースを表示し得る。これは、ユーザによって他のアプリケーションのインターフェースを最小化する操作を簡単にし、より良いユーザ操作経験を提供する。
図25を参照されたい。本願の実施形態は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、プロセッサ2510、メモリ2520、及びディスプレイ2530を含み得る。メモリ2520は、コンピュータ実行可能命令を記憶するよう構成される。電子デバイスが作動する場合に、プロセッサ2510は、メモリ2520に記憶されているコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、電子デバイスは、図21に示される方法を実行する。プロセッサ2510は、第1アプリケーションの第1インターフェース及び第2アプリケーションの第2インターフェースを並べて表示し、第1インターフェースと第2インターフェースとの間に重なり合ったエリアがないように、ディスプレイ2530を制御するよう構成される。プロセッサ2510は、第1インターフェースに対して実行される第1操作を受け取るよう構成される。プロセッサ2510は、第1操作に応答して、第1インターフェースを全画面モードで表示し、第2インターフェースを最小化し、全画面モードで表示されている第1インターフェースにおいて最小化された状態で第2インターフェースを表示するよう構成される。
いくつかの実施形態において、電子デバイスは、通信バス2540を更に含む。プロセッサ2510は、メモリ2520に記憶されているコンピュータ実行可能命令を取得するよう、通信バス2540を通じてメモリ2520へ接続され、コンピュータ実行可能命令を実行し得る。
本願のこの実施形態の電子デバイスの部/コンポーネントの具体的な実施については、図21に示される方法実施形態の上記の実施を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
従って、2つのアプリケーションのインターフェースは画面上で並べて表示されてよく、並べて表示されている2つのアプリケーションのインターフェースの間に重なり合ったエリアはなく、それにより、ユーザは、2つのアプリケーションのインターフェースを都合よく見ることができる。並べて表示されている2つのインターフェースのうちの一方に対して実行される操作が検出される場合に、そのインターフェースは自動的に全画面モードで表示され得、他方のインターフェースは自動的に最小化され得、最小化された状態でのインターフェースは、ユーザ操作経験を改善するように、全画面モードで表示されているインターフェースにおいて表示され得る。
本願の実施形態における方法ステップは、ハードウェア方式で実装されてよく、あるいは、プロセッサによってソフトウェア命令を実行する方式で実装されてよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能リード・オンリー・メモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD-ROM、又は当該技術でよく知られている任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてよい。例えば、記憶媒体はプロセッサへ結合され、それにより、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み出したり、又は記憶媒体に情報を書き込んだりすることができる。確かに、記憶媒体は更に、プロセッサのコンポーネントであってもよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに置かれてもよい。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合に、実施形態は、完全に又は部分的に、コンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロードされ実行される場合に、本願の実施形態に係るプロシージャ又は機能は全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体を使用することによって伝送されてよい。コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込むサーバ又はデータセンターのようなデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive,SSD))などであってよい。
本願の実施形態における様々な番号は、説明を簡単にするために区別のために使用されているにすぎず、本願の実施形態の範囲を制限するために使用されない、ことが理解され得る。
本願は、2019年12月25日付けで中国国家知識産権局に出願された、発明の名称が「SCREEN DISPLAY METHOD AND ELECTRONIC DEVICE」である中国特許出願第201911354756.5号に対する優先権を主張するものであり、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。