JP7497604B2 - 振動デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

振動デバイス、電子機器および移動体 Download PDF

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Description

本発明は、振動デバイス、電子機器および移動体に関する。
特許文献1に記載された水晶発振器は、所定の周波数で発振する水晶振動片を内包する水晶振動子と、水晶振動子を載置し、水晶振動片を発振させる発振回路を含む集積回路と、集積回路上で水晶振動子を覆うように形成される絶縁性樹脂と、を有する。
特開2018-142786号公報
しかしながら、特許文献1の水晶発振器では、集積回路を形成する半導体基板が平坦な板状であるため、機械的強度が低く、変形により回路の機能や特性が悪化するおそれがある。さらに、この水晶発振器は、熱や紫外線による硬化によって絶縁性樹脂が収縮するため、この収縮により生じる応力によって集積回路が変形し、これにより、回路の機能や特性が悪化するおそれがある。
本適用例にかかる振動デバイスは、第1面および前記第1面とは反対側に位置する第2面を有し、前記第1面に開口する有底の凹部を備える半導体基板と、
前記第2面に配置される回路と、
前記凹部の底面と前記第2面とを貫通し、前記回路と電気的に接続される貫通電極と、
収容空間を備える容器および前記収容空間に収容される振動片を有し、前記凹部内に配置され、前記貫通電極と電気的に接続される振動子と、を有する。
本適用例にかかる電子機器は、上述の振動デバイスと、
前記振動デバイスから出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備えている。
本適用例にかかる移動体は、上述の振動デバイスと、
前記振動デバイスから出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備えている。
第1実施形態に係る振動デバイスを示す縦断面図である。 半導体基板を上側から見た平面図である。 振動子の横断面図である。 振動子の横断面図である。 図1に示す振動デバイスの変形例を示す縦断面図である。 図1に示す振動デバイスの変形例を示す縦断面図である。 図1に示す振動デバイスの製造工程を示す図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。 第2実施形態のスマートフォンを示す斜視図である。 第3実施形態の自動車を示す斜視図である。 図1に示す振動デバイスの変形例を示す縦断面図である。 図1に示す振動デバイスの変形例を示す縦断面図である。
以下、本適用例にかかる振動デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す縦断面図である。図2は、半導体基板を上側から見た平面図である。図3および図4は、振動子の横断面図である。図5および図6は、図1に示す振動デバイスの変形例を示す縦断面図である。図7は、図1に示す振動デバイスの製造工程を示す図である。図8ないし図16は、振動デバイスの製造方法を説明するための縦断面図である。なお、図1は、図4中のA-A線断面図である。また、説明の便宜上、図7を除く各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示する。また、Z軸の矢印先端側を「上」とも言い、基端側を「下」とも言う。また、半導体基板5の厚さ方向すなわちZ軸に沿った平面視を単に「平面視」とも言う。
図1に示す振動デバイス1は、例えば、発振器として用いられる。ただし、振動デバイス1は、発振器以外の機器、例えば、加速度センサー、角速度センサー等の各種センサーとして用いられてもよい。本実施形態の振動デバイス1は、半導体回路基板4と、半導体回路基板4に配置された振動子3と、を有する。また、振動子3は、容器2と、容器2に収容された振動片9と、を有する。
[半導体回路基板4]
図1に示すように、半導体回路基板4は、半導体基板5と、半導体基板5に設けられた回路6と、を有する。また、半導体基板5は、シリコン基板である。特に、本実施形態では、半導体基板5は、P型導電性を有するP型シリコン基板であり、基板電位がグランドとなる。ただし、半導体基板5は、シリコン基板以外の半導体基板、例えば、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、ガリウム砒素リン、窒化ガリウム、炭化珪素等で構成された各種半導体基板であってもよい。また、半導体基板5は、N型導電性を有するN型シリコン基板であってもよい。
半導体基板5は、第1面としての上面51と、上面51とは反対側に位置する第2面としての下面52と、を有する。また、半導体基板5は、上面51に開口する有底の凹部53を有する。また、半導体基板5の表面には絶縁膜50が形成されている。絶縁膜50は、酸化シリコン(SiO)で構成され、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成される。また、半導体基板5の下面52には振動子3と電気的に接続された回路6が設けられている。半導体基板5に回路6を設けることにより、半導体基板5のスペースを有効活用することができる。そのため、例えば、回路6を振動デバイス1と別体で形成した構成と比べて、装置全体の小型化を図ることができる。
なお、以下の説明において、上面51に配置されとは、上面51側に配置されていることを意味し、上面51上に直接配置されている場合の他、上面51から離間した位置に配置されている場合も含む概念である。このことは、下面52についても同様である。
半導体基板5の下面52には、絶縁層61、配線層62、絶縁層63、パッシベーション膜64および端子層65が積層された積層体60が設けられている。そして、配線層62に含まれる配線を介して、下面52に形成された図示しない複数の能動素子(半導体素子)が電気的に接続されて回路6が構成される。つまり、回路6は、半導体基板5と一体形成されている。なお、前記能動素子は、半導体基板5の下面52側からリン(P)、ボロン(B)、砒素(As)等の不純物をドープすることにより形成される。
また、端子層65には、複数の端子651が形成され、複数の端子651には、例えば、電源に接続される端子、グランドに接続される端子、回路6から信号が出力される端子等が含まれている。
なお、絶縁層61、63は、酸化シリコン(SiO)で構成され、配線層62および端子層65は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、導電性のポリシリコン、タングステン(W)等の導電性材料で構成され、パッシベーション膜64は、ポリアミド等の樹脂材料で構成されている。ただし、これら各部の構成材料は、特に限定されない。
なお、回路6としては、特に限定されず、例えば、振動片9を発振させてクロック信号等の基準信号の周波数を生成する発振回路、発振回路からの出力信号を処理する処理回路、例えば、PLL(phase locked loop)回路等が挙げられる。また、回路6は、RTC(real-time clock)回路であってもよい。
なお、図示の構成では、積層体60に1つの配線層62が含まれているが、これに限定されず、複数の配線層62が絶縁層63を介して積層されていてもよい。つまり、絶縁層61とパッシベーション膜64との間に、配線層62と絶縁層63とが交互に複数回積層されていてもよい。
また、図2に示すように、凹部53の底面531には、一対の接続端子74、75および一対のダミー端子76、77が設けられている。また、図1に示すように、半導体基板5には、半導体基板5の厚さ方向すなわちZ軸方向に延在し、凹部53の底面531と下面52とに貫通する一対の貫通孔54、55が形成されている。また、貫通孔54、55内には導電性材料が充填され、貫通電極540、550が形成されている。また、貫通電極540は、接続端子74と回路6とを電気的に接続し、貫通電極550は、接続端子75と回路6とを電気的に接続している。なお、以下では、説明の便宜上、接続端子およびダミー端子を単に「端子」とも言う。
[振動子3]
図1に示すように、振動子3は、容器2と、容器2に収容された振動片9と、を有する。また、容器2は、ベース21と、ベース21に接合されたリッド22と、を有する。また、容器2は、その内部に気密封止された収容空間Sを有し、この収容空間Sに振動片9が収容されている。収容空間Sは、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態である。これにより、振動片9の発振特性が向上する。ただし、収容空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、窒素またはAr等の不活性ガスを封入した雰囲気であってもよく、減圧状態でなく大気圧状態または加圧状態となっていてもよい。
ベース21およびリッド22は、それぞれ、シリコン基板で構成されている。これにより、ベース21とリッド22との線膨張係数が等しくなり、熱膨張に起因する熱応力の発生が抑えられ、優れた振動特性を有する振動子3となる。また、振動子3を半導体プロセスによって形成することができるため、振動子3を精度よく製造することができると共に、その小型化を図ることができる。ただし、ベース21およびリッド22の構成材料としては、特に限定されず、シリコン以外の半導体材料、各種ガラス材料、各種セラミック材料等を用いることもできる。
また、図3に示すように、ベース21の上面には一対の内部端子231、232が配置され、ベース21の下面には、一対の外部端子241、242および一対のダミー端子251、252が配置されている。また、図1および図3に示すように、ベース21にはその上面と下面とに貫通する一対の貫通電極261、262が形成されている。また、貫通電極261を介して内部端子231と外部端子241とが電気的に接続され、貫通電極262を介して内部端子232と外部端子242とが電気的に接続されている。
図4に示すように、振動片9は、振動基板91と、振動基板91の表面に配置された電極と、を有する。振動基板91は、厚みすべり振動モードを有し、本実施形態ではATカット水晶基板から形成されている。ATカット水晶基板は、三次の周波数温度特性を有するため、優れた温度特性を有する振動片9となる。また、電極は、振動基板91の上面に配置された励振電極921と、下面に励振電極921と対向して配置された励振電極922と、振動基板91の下面に配置された一対の端子923、924と、端子923と励振電極921とを電気的に接続する配線925と、端子924と励振電極922とを電気的に接続する配線926と、を有する。
なお、振動片9の構成は、上述の構成に限定されない。例えば、振動片9は、励振電極921、922に挟まれた振動領域がその周囲から突出したメサ型となっていてもよいし、逆に、振動領域がその周囲から凹没した逆メサ型となっていてもよい。また、振動基板91の周囲を研削するベベル加工や、上面および下面を凸曲面とするコンベックス加工が施されていてもよい。
また、振動片9としては、厚みすべり振動モードで振動するものに限定されず、例えば、複数の振動腕が面内方向に屈曲振動する振動片であってもよい。つまり、振動基板91は、ATカット水晶基板から形成されたものに限定されず、ATカット水晶基板以外の水晶基板、例えば、Xカット水晶基板、Yカット水晶基板、Zカット水晶基板、BTカット水晶基板、SCカット水晶基板、STカット水晶基板等から形成されていてもよい。また、本実施形態では、振動基板91が水晶で構成されているが、これに限定されず、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、四ホウ酸リチウム、ランガサイト、ニオブ酸カリウム、リン酸ガリウム等の圧電単結晶体により構成されていてもよいし、これら以外の圧電単結晶体で構成されていてもよい。さらにまた、振動片9は、圧電駆動型の振動片に限らず、例えば、シリコンMEMS等、静電気力を用いた静電駆動型の振動片であってもよい。
このような振動片9は、導電性の接合部材B1、B2によってベース21の上面に固定される。接合部材B1は、端子923と内部端子231との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。一方、接合部材B2は、端子924と内部端子232との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。
接合部材B1、B2としては、導電性と接合性とを兼ね備えていれば、特に限定されず、例えば、金バンプ、銀バンプ、銅バンプ、はんだバンプ等の各種金属バンプ、ポリイミド系、エポキシ系、シリコーン系、アクリル系の各種接着剤に銀フィラー等の導電性フィラーを分散させた導電性接着剤等を用いることができる。接合部材B1、B2として前者の金属バンプを用いると、接合部材B1、B2からのガスの発生を抑制でき、収容空間Sの環境変化、特に圧力の上昇を効果的に抑制することができる。一方、接合部材B1、B2として後者の導電性接着剤を用いると、接合部材B1、B2が金属バンプに比べて柔らかくなり、容器2から振動片9に応力が伝わり難くなる。
以上、振動子3の構成について説明した。図1に示すように、振動子3は、凹部53内に配置される。そして、振動子3は、4つの導電性の接合部材B3によって凹部53の底面531に固定される。これらのうち、1つの接合部材B3は、接続端子74と外部端子241との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。また、1つの接合部材B3は、接続端子75と外部端子242との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。また、図示しないが、1つの接合部材B3は、ダミー端子76とダミー端子251との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。また、図示しないが、1つの接合部材B3は、ダミー端子77とダミー端子252との間に設けられ、これらを機械的に固定すると共に電気的に接続している。
また、本実施形態では、ダミー端子76、77、接合部材B3およびダミー端子251、252を介して半導体基板5と容器2とが電気的に接続されている。そのため、半導体基板5と容器2とが同電位となっている。これにより、半導体基板5に対する振動子3の位置ずれに起因した、振動子3の電気的特性の変動を抑制することができる。具体的には、例えば振動デバイスの製造上の問題によって有底の凹部53の側壁の絶縁膜50のカバレッジが悪くなり、また、半導体基板5に対して振動子3の位置がずれ、容器2が半導体基板5に接触し、当該接触部分を介してこれらが電気的に接続した状態となるおそれがある。そこで、容器2が半導体基板5に接触しない正常な状態においても、容器2と半導体基板5とを電気的に接続して同電位としておくことにより、どちらの状態においても容器2の電位が等しくなる。そのため、振動子3の位置ずれに起因した電気的特性の変動を抑制することができる。
接合部材B3の構成材料としては、導電性と接合性とを兼ね備えていれば、特に限定されず、例えば、各種金属材料、各種樹脂材料に導電性フィラーを分散させた導電性接着剤等を用いることができる。これらの中でも、接合部材B3の構成材料としては、半田であることが好ましい。これにより、半田リフローによる振動子3と半導体回路基板4との接合を行うことができ、振動デバイス1の製造プロセスがより簡単となる。
また、半田は、半田リフロー時に溶融した半田の表面張力によって半導体回路基板4に対する振動子3の位置決めが自然となされるセルフアライメント機能を発揮することもできる。すなわち、接合部材B3として半田を用いることにより、接合部材B3を半導体回路基板4に対する振動子3の位置決めを行う位置決め部材として用いることができる。そのため、半導体回路基板4に対する振動子3の位置決めを行う必要がなくなり、この点においても、振動デバイス1の製造プロセスがより簡単となる。このように、振動子3と半導体基板5とを機械的および電気的に接続する接合部材B3が位置決め部材としての機能を発揮することにより、例えば、位置決め部材を別途設ける構成と比べて、振動デバイス1の小型化、低コスト化を図ることができる。
なお、図2に示すように、振動子3は、平面視で矩形であり、特に、X軸方向を長手方向とする長方形である。また、この振動子3が配置される凹部53も、平面視で矩形であり、特に、X軸方向を長手方向とする長方形である。ここで、振動子3に外接する仮想円を仮想円C1とし、凹部53に内接する仮想円を仮想円C2としたとき、仮想円C1の径R1は、仮想円C2の径R2よりも大きい。つまり、R1>R2である。これにより、凹部53内での振動子3の回転変位を効果的に抑制することができる。つまり、振動子3が凹部53内で回転しようとしても、凹部53の内側面に衝突して、それ以上の回転が規制される。そのため、振動デバイス1の製造工程中、まだ、振動子3が半導体基板5に固定されていない状態での、振動子3の不都合な変位を効果的に抑制することができる。
以上のように、半導体基板5の上面51に凹部53を設けて、この凹部53内に振動子3を収容することにより、上述した特許文献1のような、半導体基板5が平坦な板状である構成と比べて、半導体基板5を厚くすることができる。そのため、半導体基板5の機械的強度を高めることができる。したがって、半導体基板5の変形や、当該変形による回路6の特性悪化を効果的に抑制することができる。また、振動子3を凹部53の周囲にある枠状の壁部59が取り囲んでいるため、振動子3が外部の構造体と接触し難く、接触による振動子3の破損や、振動子3の半導体基板5からの離脱を効果的に抑制することができる。
また、図1に示すように、凹部53の開口は、例えば、リッドのような別部材によって塞がれておらず、開放している。このように、凹部53を別部材によって塞がないことにより、当該別部材を設けた場合と比べて、振動デバイス1の低背化を図ることができる。
また、図1に示すように、容器2の上面2aは、半導体基板5の上面51と面一である。すなわち、上面2aと上面51とは、同一の面F上に位置している。これにより、振動子3を壁部59で効果的に保護することができる。また、上面2aよりも上側に半導体基板5が突出しないため、振動デバイス1の低背化を図ることができる。ただし、これに限定されず、例えば、図5に示すように、容器2の上面2aは、半導体基板5の上面51よりも下側に位置してもよい。すなわち、上面2aよりも上側に壁部59が突出していてもよい。これにより、振動子3を囲む壁部59がより高くなり、その分、振動子3をより効果的に保護することができる。
また、図6に示すように、容器2の上面2aは、半導体基板5の上面51よりも上側に位置していてもよい。すなわち、上面2aよりも下側に壁部59が退避してもよい。これにより、壁部59の高さを上述の構成よりも低くすることができる。そのため、凹部53の底面531に端子74~77を成膜するプロセスを精度よく行うことができ、端子74~77の形成不良を抑制することができる。具体的には、端子74~77は、底面531に金属膜を成膜した後、この金属膜をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法によってパターニングすることで形成される。壁部59が高い程、フォトリソグラフィー技法中の露光工程において、底面531への露光光の照射が阻害されて露光の精度が低下する。そこで、壁部59を低くすることにより、露光精度の低下を抑制することができ、端子74~77の形成不良を抑制することができる。
以上、振動デバイス1について説明した。このような振動デバイス1は、前述したように、第1面である上面51および上面51とは反対側に位置する第2面である下面52を有し、上面51に開口する有底の凹部53を備える半導体基板5と、下面52に配置される回路6と、凹部53の底面531と下面52とを貫通し、回路6と電気的に接続される貫通電極540、550と、収容空間Sを備える容器2および収容空間Sに収容される振動片9を有し、凹部53内に配置され、貫通電極540、550と電気的に接続される振動子3と、を有する。
このように、半導体基板5の上面51に凹部53を設けて、この凹部53内に振動子3を収容することにより、上述した特許文献1のような、半導体基板5が平坦な板状である構成と比べて、半導体基板5を厚くすることができる。特に、凹部53の形成に伴い、底部58と、底部58の外周部から立設した壁部59とを有する、いわゆる箱型の形状とすることができる。そのため、半導体基板5の機械的強度、特に、曲げ強度を高めることができる。これにより、半導体基板5の変形による回路6の機能や特性悪化を効果的に抑制することができる。また、振動子3を凹部53の周囲にある枠状の壁部59が取り囲んでいるため、振動子3が外部の構造体と接触し難く、接触による振動子3の破損や、振動子3の半導体基板5からの離脱を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、収容空間Sは、減圧状態である。これにより、振動片9の発振特性が向上する。
また、前述したように、凹部53は、解放している。これにより、振動デバイス1の低背化を図ることができる。
また、前述したように、容器2の底面531とは反対側の面すなわち上面2aは、上面51と面一である。すなわち、上面2aと上面51とは、同一面上に位置している。これにより、振動子3を壁部59で効果的に保護しつつ、上面2aよりも上側に半導体基板5が突出しないため、振動デバイス1の低背化を図ることができる。
また、前述したように、容器2の底面531とは反対側の面すなわち上面2aは、上面51よりも下面52側に位置してもよい。すなわち、壁部59が上面2aよりも上側に突出していてもよい。これにより、振動子3を囲む壁部59がより高くなり、その分、振動子3をより効果的に保護することができる。
また、前述したように、容器2の底面531とは反対側の面すなわち上面2aは、上面51よりも下面52とは反対側に位置してもよい。すなわち、上面2aよりも下側に壁部59が退避してもよい。これにより、壁部59の高さを上述の構成よりも低くすることができる。そのため、凹部53の底面531に端子74~77を成膜するプロセスを精度よく行うことができ、端子74~77の形成不良を抑制することができる。
また、前述したように、振動デバイス1は、半導体基板5に対して振動子3の位置決めを行う位置決め部材としての接合部材B3を有する。これにより、振動デバイス1の製造プロセスがより簡単となる。
また、前述したように、接合部材B3によって、半導体基板5と振動子3とが固定される。このように、振動子3と半導体基板5とを機械的に接続する接合部材B3が位置決め部材としての機能を発揮することにより、例えば、位置決め部材を別途設ける構成と比べて、振動デバイス1の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、前述したように、接合部材B3を介して、振動子3と貫通電極540、550とが電気的に接続される。このように、振動子3と貫通電極540、550とを電気的に接続する接合部材B3が位置決め部材としての機能を発揮することにより、例えば、位置決め部材を別途設ける構成と比べて、振動デバイス1の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、前述したように、容器2は、半導体基板5と電気的に接続される。これにより、半導体基板5に対する振動子3の位置に起因した、振動子3の電気的特性の変動を抑制することができる。
以上、振動デバイス1の構成について簡単に説明した。次に、振動デバイス1の製造方法について、図7ないし図16を参照しつつ具体的に説明する。振動デバイス1の製造方法は、図7に示すように、複数の半導体回路基板4が一体形成されたシリコンウエハSWを形成する半導体回路基板形成工程S1と、シリコンウエハSW上の各半導体回路基板4に接合部材B3を配置する接合部材配置工程S2と、シリコンウエハSW上の各半導体回路基板4に振動子3を配置する振動子配置工程S3と、接合部材B3のリフローによって半導体回路基板4と振動子3とを固定するリフロー工程S4と、個片化工程S5と、を含む。
<半導体回路基板形成工程S1>
まず、図8に示すように、複数の半導体基板5が行列状に一体形成されたシリコンウエハSWを準備する。なお、シリコンウエハSWのサイズとしては、特に限定されず、例えば、8インチ、12インチ程度のものを好適に用いることができる。
次に、必要に応じて、シリコンウエハSWを薄板化し、所定の厚さTとする。厚さTとしては、特に限定されないが、例えば、450μm以上550μm以下とすることが好ましい。特に、本実施形態ではT=500μmである。このような厚さTとすれば、十分に薄く、小型の振動デバイス1を製造し得る半導体基板5となる。また、特に、12インチ以下のシリコンウエハSWにおいては、十分な機械的強度を発揮することができる。そのため、シリコンウエハSWにガラス基板等の支持基板(WSS:Wafer Support System)を貼り付けて補強しなくても、その後の半導体プロセスをスムーズに実施することができる。このように、厚さTを上述の範囲とすることにより、WSSを用いなくてよく、WSSの着脱工程も不要なことから、振動デバイス1の製造プロセスの簡易化、低コスト化を図ることができる。
なお、薄板化の方法は、特に限定されず、例えば、切削、研削、研磨、エッチング等を用いることができる。また、研削、研磨の方法としては、例えば、バックグラインド、CMP(化学機械研磨)、ドライポリッシュ等を組み合わせて用いることができる。
次に、図9に示すように、半導体基板5の上面51に開口する凹部53を形成する。凹部53の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、ドライエッチング、特に、ボッシュ・プロセスにより形成することができる。なお、凹部53の深さDとしては、特に限定されないが、凹部53と重なる部分である底部58の厚さTdが100μm未満とならないようにすることが好ましい。すなわち、厚さTdは、T-Td≧100μmの関係を満たすような値とすることが好ましい。本実施形態ではD=400μmであり、Td=100μmである。これにより、シリコンウエハSWの機械的強度を十分に確保することができ、上述したように、支持基板なしでの半導体プロセスを実施することができる。
次に、図10に示すように、半導体基板5の表面に、CVD法によって酸化シリコン(SiO)からなる絶縁膜50を形成する。ただし、絶縁膜50の構成材料としては、特に限定されず、例えば、窒化シリコン(SiN)で構成されていてもよい。
次に、図11に示すように、半導体基板5の下面52に回路6を形成する。回路6は、例えば、半導体基板5の下面52側から半導体基板5に不純物をドープして図示しない能動素子を形成し、さらに、下面52に、絶縁層61、配線層62、絶縁層63、パッシベーション膜64および端子層65を順に積層して積層体60を形成することにより形成することができる。なお、説明の便宜上、同図からは、回路6を簡易的に図示する。
次に、図12に示すように、半導体基板5に、凹部53の底面531と下面52とに貫通する貫通孔54、55を形成する。貫通孔54、55の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、ドライエッチング、特に、ボッシュ・プロセスにより形成することができる。これにより、高アスペクト比の貫通孔54、55を形成することができ、振動デバイス1の小型化を図ることができる。
次に、図12に示すように、貫通孔54、55内に絶縁膜50を形成した後、貫通孔54、55内に導電性材料を充填し、貫通電極540、550を形成する。導電性材料としては、特に限定されないが、例えば、導電性のポリシリコンを用いることができる。導電性のポリシリコンとは、例えば、リン(P)、ボロン(B)、砒素(As)等の不純物をドープして導電性を付与したポリシリコンのことを言う。このように、導電性材料をポリシリコンとすることにより、後のリフロー工程S4において加わる熱に対して十分な耐性を有する貫通電極540、550となる。そのため、貫通電極540、550を原因とする電気不良が生じ難くなる。また、半導体基板5との線膨張係数差を小さくすることもできる。そのため、熱応力が生じ難く、優れた発振特性を有する振動デバイス1となる。ただし、導電性材料としては、特に限定されず、例えば、タングステン(W)等の耐熱性に優れる金属材料を用いることもできる。
次に、図12に示すように、凹部53の底面531に接続端子74、75および一対のダミー端子76、77を形成する。これら端子74~77は、底面531に金属膜を成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることにより形成することができる。以上により、複数の半導体回路基板4が一体形成されたシリコンウエハSWが得られる。
[接合部材配置工程S2]
次に、図13に示すように、接続端子74、75および一対のダミー端子76、77上に接合部材B3を配置する。接合部材B3は、半田、特に半田ペーストであり、例えば、めっき、スクリーン印刷等によって配置することができる。なお、図13以降では、説明の便宜上、ダミー端子76、77の図示を省略している。
[振動子配置工程S3]
次に、図14に示すように、予め準備しておいた振動子3を所定の向きで凹部53内に挿入する。なお、後述するリフロー工程S4時に生じる接合部材B3のセルフアライメント機能によって、振動子3が半導体基板5に対して自然と適正な位置に移動して位置決めされる。そのため、本工程では、詳細な位置決めは必要なく、決められた向きさえ守れば振動子3を凹部53に適当に挿入するだけでよい。したがって、本工程をより容易に、短時間で行うことができる。
なお、本工程で用いる振動子3は、事前の検査、選別によって所定の特性を満足している良品(KGD:known good die)に限ることが好ましい。これにより、振動デバイス1の歩留まりが向上し、半導体回路基板4の無駄を削減することができる。そのため、振動デバイス1の製造コストの削減を図ることができる。
[リフロー工程S4]
次に、図15に示すように、シリコンウエハSWをリフロー炉に通して接合部材B3を溶融させる。溶融した接合部材B3には表面張力が働き、この表面張力によって振動子3が半導体基板5に対して移動し、半導体基板5に対する振動子3の位置が自然と適正なものとなる。このように、接合部材B3がセルフアライメント機能を発揮することにより、振動子3の位置決めを容易かつ精度よく行うことができる。以上の工程によって、複数の振動デバイス1が一体形成されたシリコンウエハSWが得られる。
なお、前述したように、本実施形態では、仮想円C1の径R1>仮想円C2の径R2となっているため、凹部53内での振動子3の回転変位が効果的に抑制されている。そのため、振動子配置工程S3からリフロー工程S4までの間およびリフロー工程S4中、すなわち、振動子3が半導体基板5に固定されていない状態での、振動子3の不都合な変位を効果的に抑制することができる。そのため、本工程をより精度よく行うことができ、振動デバイス1の歩留まりの低下を抑制することができる。
[個片化工程S5]
図16に示すように、ダイシングソー等によりシリコンウエハSWを切断し、各振動デバイス1を切り出して個片化する。以上により、振動デバイス1が得られる。
以上、振動デバイス1の製造方法について説明した。なお、振動デバイス1の製造方法は、上記の方法に限定されない。例えば、前述した接合部材配置工程S2では、接合部材B3を接続端子74、75および一対のダミー端子76、77上に配置しているが、これに限定されず、振動子3の外部端子241、242およびダミー端子251、252上に配置してもよいし、両方に配置してもよい。また、前述した半導体回路基板形成工程S1では、回路6を形成した後に貫通電極540、550を形成しているが、これに限定されず、回路6を形成する前に貫通電極540、550を形成してもよい。
<第2実施形態>
図17は、第2実施形態のスマートフォンを示す斜視図である。
図17に示すスマートフォン1200は、本発明の電子機器を適用したものである。スマートフォン1200には、発振器として用いられる振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1210と、を有する。演算処理回路1210は、例えば、画面1208から入力された入力信号に基づいて、表示画面を変化させたり、特定のアプリケーションを立ち上げたり、警告音や効果音を鳴らしたり、振動モーターを駆動して本体を振動させたりすることができる。
このような電子機器としてのスマートフォン1200は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1210と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動デバイス1を備える電子機器は、前述したスマートフォン1200の他にも、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、タブレット端末、時計、スマートウォッチ、インクジェットプリンター、テレビ、スマートグラス、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ドライブレコーダー、ページャー、電子手帳、電子辞書、電子翻訳機、電卓、電子ゲーム機器、玩具、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、車両、鉄道車輌、航空機、ヘリコプター、船舶等の各種計器類、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第3実施形態>
図18は、第3実施形態の自動車を示す斜視図である。
図18に示す移動体としての自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステム等のシステム1502を含んでいる。また、自動車1500には、発振器として用いられる振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作し、システム1502を制御する演算処理回路1510と、を有する。
このように、移動体としての自動車1500は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1510と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動デバイス1を備える移動体は、自動車1500の他、例えば、ロボット、ドローン、二輪車、航空機、船舶、電車、ロケット、宇宙船等であってもよい。
以上、本発明の振動デバイス、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、振動デバイス1を発振器に適用しているが、これに限定されない。例えば、振動片9を角速度や加速度を検出可能な物理量センサー素子とすることにより、振動デバイス1を角速度センサーや加速度センサー等の各種物理量センサーに適用することができる。
また、前述した実施形態では、半導体基板5の凹部53が開放しているが、これに限定されず、例えば、図19に示すように、半導体基板5の上面に接合されたリッド8によって塞がれていてもよい。また、この場合、凹部53内の空間SSは、気密であり、減圧状態、特により真空に近い状態であることが好ましい。これにより、空間SSが断熱層として機能して、使用環境に起因した振動子3の温度変化を抑制することができる。また、収容空間Sと空間SSとの圧力を同程度とすることができるため、仮に、容器2の気密性が失われても、収容空間S内の圧力をそのまま維持することができる。そのため、振動子3の特性変化を効果的に抑制することができる。
また、前述した実施形態では、半導体基板5の凹部53が開放しているが、これに限定されず、例えば、図20に示すように、凹部53にモールド材Mが充填されていてもよい。これにより、振動子3を埃や水分から保護することができる。モールド材Mとしては、特に限定されず、絶縁性の各種樹脂材料を用いることができる。なお、このようにモールド材Mを充填する場合でも、凹部53内への充填に留まるため、上述の特許文献1の構成と比較してモールド材Mの体積が十分に小さい。また、半導体基板5自体の機械的強度も高い。そのため、半導体基板5の変形が効果的に抑えられる。
1…振動デバイス、2…容器、2a…上面、3…振動子、4…半導体回路基板、5…半導体基板、6…回路、8…リッド、9…振動片、21…ベース、22…リッド、50…絶縁膜、51…上面、52…下面、53…凹部、54、55…貫通孔、58…底部、59…壁部、60…積層体、61…絶縁層、62…配線層、63…絶縁層、64…パッシベーション膜、65…端子層、74、75…接続端子、76、77…ダミー端子、91…振動基板、231、232…内部端子、241、242…外部端子、251、252…ダミー端子、261、262…貫通電極、531…底面、540、550…貫通電極、651…端子、921、922…励振電極、923、924…端子、925、926…配線、1200…スマートフォン、1208…画面、1210…演算処理回路、1500…自動車、1502…システム、1510…演算処理回路、B1、B2、B3…接合部材、C1、C2…仮想円、D…深さ、M…モールド材、R1、R2…径、S…収容空間、S1…半導体回路基板形成工程、S2…接合部材配置工程、S3…振動子配置工程、S4…リフロー工程、S5…個片化工程、SS…空間、SW…シリコンウエハ、T、Td…厚さ

Claims (12)

  1. 第1面および前記第1面とは反対側に位置する第2面を有し、前記第1面に開口する有底の凹部を備える半導体基板と、
    前記第2面に配置される回路と、
    前記凹部の底面と前記第2面とを貫通し、前記回路と電気的に接続される貫通電極と、
    収容空間を備える容器および前記収容空間に収容される振動片を有し、前記凹部内に配置され、前記貫通電極と電気的に接続される振動子と、を有することを特徴とする振動デバイス。
  2. 前記収容空間は、減圧状態である請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記凹部は、されている請求項1または2に記載の振動デバイス。
  4. 前記容器の前記底面とは反対側の面は、前記第1面と面一である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  5. 前記容器の前記底面とは反対側の面は、前記第1面よりも前記第2面側に位置する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  6. 前記容器の前記底面とは反対側の面は、前記第1面よりも前記第2面とは反対側に位置する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  7. 前記半導体基板に対して前記振動子の位置決めを行う位置決め部材を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  8. 前記位置決め部材によって、前記半導体基板と前記振動子とが固定される請求項7に記載の振動デバイス。
  9. 前記位置決め部材を介して前記振動子と前記貫通電極とが電気的に接続される請求項7または8に記載の振動デバイス。
  10. 前記容器は、前記半導体基板と電気的に接続される請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動デバイスと、
    前記振動デバイスから出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動デバイスと、
    前記振動デバイスから出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備えていることを特徴とする移動体。
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