JP7497602B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、決められた1つのホームポジションに戻って待機する場合と比べて移動時間が短縮化される移動機器を備えたサービス提供システム等を提供することを課題とし、オフィス内で移動し、そのオフィス内に在席するユーザーからのサービスの提供の指示を受けそのユーザーのもとへ移動してユーザーに向けてサービスを提供する自走式プリンタを備え、その自走式プリンタが、サービス提供エリア内に設定された複数の待機場所のうちの、ユーザーの所在位置に近い優先待機場所に移動して、サービス提供の指示を待つことが開示されている。
特開2017-199168号公報
ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器を待機場所に移動させる制御を行う場合に、ユーザーの在席状況だけで待機場所を決定する構成では、ユーザーの利用実績が考慮されていない。そこで本発明は、ユーザーの利用実績を考慮して、移動機器を待機場所に移動させる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、メモリと一又は複数のプロセッサを備え、前記メモリは、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、前記プロセッサは、前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御する、情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記移動機器が移動できる領域は、前記ユーザーが所属している組織に分割されており、前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、前記プロセッサは、前記組織毎に、在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動するように制御する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記移動機器が移動できる領域は、予め定められた小領域に分割されており、前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、前記プロセッサは、前記小領域毎に、該小領域に在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い小領域の近くにある待機場所に移動するように制御する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、複数の移動機器があり、該移動機器の機能のうち少なくとも1つ以上は、他の移動機器の機能における性能が異なっており、前記メモリは、機能毎の利用実績を記憶しており、前記プロセッサは、前記メモリ内の機能毎の利用実績に応じて、該機能の性能が高い移動機器を、該機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するように制御する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記プロセッサは、前記メモリ内の機能毎の利用実績に応じて、該機能の性能が低い移動機器を、前記第1待機場所から、予め定められた距離以上離れた第2待機場所に移動するように制御する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記プロセッサは、前記第1待機場所には、複数の移動機器が待機しないように制御する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記移動機器が提供するサービスは、画像処理であって、前記移動機器の機能として、印刷する機能、画像を読み取る機能があり、前記プロセッサは、第1待機場所に、印刷する機能の性能が高い第1の移動機器、及び、画像を読み取る機能の性能が高い第2の移動機器の複数の移動機器が待機することになった場合は、該第1の移動機器を、該第1待機場所に移動するように制御する、請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、メモリと一又は複数のプロセッサを備えたコンピュータの前記メモリは、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、前記プロセッサに、前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御する、処理を実行させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、ユーザーの利用実績を考慮して、移動機器を待機場所に移動させることができる。
請求項2の情報処理装置によれば、移動機器が移動できる領域は、ユーザーが所属している組織に分割されており、移動機器を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動するように制御することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、移動機器が移動できる領域は、予め定められた小領域に分割されており、移動機器を利用する可能性が高い小領域の近くにある待機場所に移動するように制御することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、機能の性能が高い移動機器を、その機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するように制御することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、機能の性能が低い移動機器を、第1待機場所から、予め定められた距離以上離れた第2待機場所に移動するように制御することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、第1待機場所には、複数の移動機器が待機しないように制御することができる。
請求項7の情報処理装置によれば、第1待機場所に、印刷する機能の性能が高い第1の移動機器、及び、画像を読み取る機能の性能が高い第2の移動機器の複数の移動機器が待機することになった場合は、第1の移動機器を、その第1待機場所に移動するように制御することができる。
請求項8の情報処理プログラムによれば、ユーザーの利用実績を考慮して、移動機器を待機場所に移動させることができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 オフィスのレイアウト例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ユーザー・組織管理テーブル、組織・エリア管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 エリア・利用枚数管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 待機場所決定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 オフィスのレイアウト例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ユーザー・利用枚数管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ユーザー・エリア管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 エリア別利用総数管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 オフィスのレイアウト例を示す説明図である。 エリア・印刷枚数管理テーブル、エリア・スキャン枚数管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(「ソフトウェア」の解釈として、コンピュータ・プログラムを含む)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(例えば、コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(例えば、データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(「2以上の値」には、もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(「ネットワーク」には、一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(つまり、社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。
本実施の形態である情報処理装置100は、サービスを提供させるために移動機器を移動させる処理を行う機能を有している。図1の例に示すように、情報処理装置100は、少なくともプロセッサ105、メモリ110を有しており、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス198により構成されている。この他に、情報処理装置100は、センサー175、移動装置180、出力装置185、受付装置190、通信装置195を有していてもよい。そして、バス198を介して、プロセッサ105、メモリ110、センサー175、移動装置180、出力装置185、受付装置190、通信装置195の間でデータのやりとりが行われる。
移動機器が提供するサービスとして、例えば、複写機能、印刷機能、スキャン機能、ファックス送信、ファックス受信機能、掃除機能、コーヒー等の飲料提供機能等がある。以下、例示して説明する場合は、印刷機能、スキャン機能を有する画像処理装置を用いて説明する。なお、情報処理装置100は、図2(a)の例を用いて後述するように、移動用のためのセンサー175、移動装置180、そして、サービスを提供する印刷装置189、文書読取装置194を有していて、情報処理装置100自身が移動機器に内蔵されていてもよいし、図2(b)の例を用いて後述するように、センサー175、移動装置180、印刷装置189、文書読取装置194を有している移動機器と情報処理装置100は別体であり、その移動機器と通信を行って移動を制御するようにしてもよい。
なお、図1の例に示すブロック図は、本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例をも示している。本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図1に例示するようなコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。具体例として、処理部としてプロセッサ105を用い、記憶装置としてメモリ110を用いている。
プロセッサ105は、1つであってもよいし、複数あってもよい。プロセッサ105として、例えば、CPU(Central Processing Unitの略)、マイクロプロセッサ等を含む。複数のプロセッサ105を用いる場合は、密結合マルチプロセッサ、疎結合マルチプロセッサのいずれの形態であってもよい。例えば、1つのプロセッサ105内に複数のプロセッサ・コアが搭載されていてもよい。さらに、複数のコンピュータを通信路で結んで仮想的に一台のコンピュータのように振る舞わせるシステムとしてもよい。具体例として、疎結合マルチプロセッサであって、クラスタシステム、コンピュータクラスタとして構成してもよい。プロセッサ105は、プログラムメモリ120内のプログラムを実行する。
メモリ110として、例えば、レジスタやキャッシュメモリ等のプロセッサ105内部の半導体メモリを含めてもよいし、RAM(Random Access Memoryの略)やROM(Read Only Memoryの略)等によって構成される主記憶装置であるメインメモリであってもよいし、永続性記憶装置としての機能を有するHDD(Hard Disk Driveの略)やSSD(Solid State Driveの略)の内部記憶装置、CD、DVD、Blu-ray(登録商標) Disc、USBメモリ、メモリーカード等の外部記憶装置又は補助記憶装置であってもよいし、また、通信回線を介して接続されたサーバー等の記憶装置を含めてもよい。
メモリ110は、主にプログラムを記憶するプログラムメモリ120と主にデータを記憶するデータメモリ115を有している。なお、プログラムメモリ120、データメモリ115には、図示しているモジュールのプログラムの他、本コンピュータを起動するためのOS等のプログラム、モジュールの実行において適宜変化するパラメータ等のデータが格納されていてもよい。
センサー175は、移動装置180で待機場所へ移動するために、移動機器の周囲の状況を検知するためのセンサーである。近接センサー、カメラ等の可視光センサー、圧力センサー等がある。例えば、近接センサーによる検知結果によって、移動機器の周囲又は進行方向に人間がいるか否か等を判断してもよいし、カメラの撮影画像によって、移動用の通路を決定すること、どの座席にだれが座っているかの検知等を行ってもよい。また、座席の椅子等に圧力センサーを設置し、その椅子に人間が座ったことを検知して、ユーザーがどの座席にいるかを判断するようにしてもよい。
移動装置180は、移動制御モジュール140によるプロセッサ105の制御にしたがって、移動機器の移動、方向転換用のモーター、車輪等を制御して、移動機器を移動させる。
出力装置185は、例えば、表示装置187、印刷装置189等を有している。液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、3次元ディスプレイ等の表示装置187は、プロセッサ105による処理結果、データメモリ115内のデータ等を、テキストやイメージ情報等として表示する。プリンタ、複合機等の印刷装置189は、プロセッサ105による処理結果、データメモリ115内のデータ等を印刷する。また、出力装置185として、スピーカー、機器を振動させるアクチュエータ等を含んでいてもよい。
受付装置190は、例えば、指示受付装置192、文書読取装置194等を有している。キーボード、マウス、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等の指示受付装置192は、これらに対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいたデータを受け付ける。
また、タッチスクリーンのように、表示装置187と指示受付装置192の両方の機能を備えているものがあってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、物理的なキーが存在しなくても、タッチスクリーン上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
なお、ユーザーインタフェースとして、主に、表示装置187、指示受付装置192が用いられる。
スキャナ、カメラ等の文書読取装置194は、文書を読み取り又は撮影して、発生する画像データを受け付ける。
通信装置195は、通信回線を介して他の装置と接続するためのネットワークカード等の通信回線インタフェースである。
本実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のプログラムメモリ120にソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、本実施の形態が実現される。
なお、図1に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図1に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、プロセッサ105として、GPU(Graphics Processing Unitの略、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Unitsの略)を含む)を用いてもよいし、一部のモジュールの実行を専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(具体例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略)等がある)や再構成可能な集積回路(具体例として、FPGA(Field-Programmable Gate Arrayの略)等がある)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図1に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等に組み込まれていてもよい。
プロセッサ105は、バス198を介してメモリ110、センサー175、移動装置180、出力装置185、受付装置190、通信装置195と接続されている。プロセッサ105は、プログラムメモリ120内のプログラムである各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する。例えば、移動制御モジュール140による制御によって、移動機器をプログラムメモリ120で移動させるようにする。また、指示受付装置192がユーザーの操作を受け付けたことを契機として、プログラムメモリ120内のその操作に対応するモジュールによる処理を実行し、その処理結果をデータメモリ115に記憶させたり、表示装置187に出力したり、通信装置195を制御して他の装置に送信したりする。
メモリ110は、データメモリ115、プログラムメモリ120を有しており、バス198を介してプロセッサ105、センサー175、移動装置180、出力装置185、受付装置190、通信装置195と接続されている。
データメモリ115は、利用実績記憶領域125を記憶している。
利用実績記憶領域125は、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶している。つまり、移動機器が行ったサービスに関する情報を記憶する。また、利用実績記憶領域125は、移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶している。
例えば、利用実績記憶領域125が記憶する情報として、サービス提供のログ情報が該当し、移動機器が図2の例に示す移動画像処理装置200、ユーザー端末210である場合、ユーザー又はユーザーが属している組織毎の印刷枚数、スキャン枚数、ファックス送信枚数、ファックス受信枚数等が該当する。それらのサービスが提供された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を対応させて記憶してもよい。
プログラムメモリ120は、在席検知モジュール130、利用実績取得モジュール135、移動制御モジュール140を記憶している。
在席検知モジュール130は、ユーザーが領域内にいるか否かを検知する。さらに、どのユーザーがどの座席にいるかについても検知するようにしてもよい。例えば、机にユーザー端末が固定されている場合は、利用されている(例えば、電源オンとなっている、ログインされている等)ユーザー端末を検知して、そのユーザー端末のユーザーは、その机の座席にいると判断してもよいし、領域内にカメラを配置し、そのカメラが撮影した画像内から顔画像を認識して、だれがその領域内のどの座席にいるかを判断するようにしてもよい。
利用実績取得モジュール135は、在席検知モジュール130によって検知されたユーザー(具体的には、在席しているユーザー)における移動機器の利用実績、又は、在席検知モジュール130によって検知されたユーザーが属している組織における移動機器の利用実績、を利用実績記憶領域125から取得する。
移動制御モジュール140は、利用実績取得モジュール135が取得した利用実績にしたがって、移動装置180を制御して、移動機器の移動を制御する。
移動制御モジュール140は、利用実績記憶領域125内の利用実績に応じて、移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御する。
また、移動制御モジュール140は、現在の日時及び利用実績記憶領域125内の利用実績に応じて、現在又は将来において、移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。
ここで「現在又は将来」における「将来」とは、現在から予め定められた期間の未来をいう。例えば、その日、5分後等である。また、移動の開始時について、移動機器の現在の位置から待機場所までの移動距離を計測し、その移動距離を移動するために要する時間Aを算出し、利用が予測される時間の時間A以前に移動を開始するようにしてもよい。
「現在の日時及び利用実績記憶領域125内の利用実績に応じて」として、例えば、現在の日と過去の月(例えば、前月等)の同じ日において利用実績が多いこと、現在の日の曜日と過去の同じ曜日において利用実績が多いこと、現在の日の第A曜日(例えば、「その月の第1月曜日」等)と過去の月の同じ第A曜日において利用実績が多いこと等がある。ここでの「多い」とは、他のユーザーの利用実績と比べた場合、他の組織の利用実績と比べた場合、又は、他の小領域にいるユーザーの利用実績と比べた場合、である。
「利用する可能性が高い」とは、過去の利用実績が他のユーザーよりも高いことをいう。3人のユーザーが在席している場合は、その3人のユーザー内で、過去の利用実績が最も多いユーザーが「利用する可能性が高いユーザー」となる。また、同様に組織についても、3つの組織(正確には、それらの各組織に属しているユーザー)が在席している場合は、その3つの組織内で、過去の利用実績が最も多い組織が「利用する可能性が高い組織」となる。また、同様に小領域についても、3つの小領域(正確には、それらの各小領域に属しているユーザー)に在席している場合は、その3つの小領域内で、過去の利用実績が最も多い小領域が「利用する可能性が高い小領域」となる。
移動機器が移動できる領域は、ユーザーが所属している組織に分割されていてもよい。ここで「移動機器が移動できる領域」は、移動機器がサービスを提供するために、その移動機器自身で走行できる領域をいい、例えば、従業員の居室であるオフィス等が該当する。
また「領域が組織に分割されている」とは、組織の領域が固定されていることをいう。したがって、組織に属しているユーザーの位置は、その組織の領域内である。ただし、各ユーザーの座席が固定されていてもよいし、その組織内の座席であれば、ユーザーの座席は固定されていなくてもよい。
そして、移動制御モジュール140は、組織毎に、在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、移動機器を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。
移動機器が移動できる領域は、予め定められた小領域に分割されていてもよい。主に、ユーザーが自由な位置に席を確保することができる場合(いわゆるフリーアドレスオフィス)を想定したものである。
ここで「予め定められた小領域」は、領域内を同じ大きさに分割した小領域であってもよいし、ユーザーの在席場所の数(机又は椅子の数)が等しくなるように分割した小領域であってもよいし、待機場所に合わせて小領域を設定してもよい。
そして、移動制御モジュール140は、小領域毎に、その小領域に在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、移動機器を利用する可能性が高い小領域の近くにある待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。
また、複数の移動機器があってもよい。そして、それらの移動機器の機能のうち少なくとも1つ以上は、他の移動機器の機能における性能が異なっていてもよい。例えば、各移動機器は、複数の機能を有しており、移動機器Aの機能aの性能は、移動機器Aではない他の移動機器の機能aの性能よりも高い場合が該当する。
そして、利用実績記憶領域125は、機能毎の利用実績を記憶していてもよい。
その場合、移動制御モジュール140は、利用実績記憶領域125内の機能毎の利用実績に応じて、その機能の性能が高い移動機器を、その機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。
ここで「機能の性能が高い移動機器」とは、他の移動機器と比較した場合において、対象としている機能の性能が高いことをいう。また、移動機器が3台以上ある場合は、対象としている機能の性能が最も高いことをいう。もしも、移動機器が利用されている最中である場合は、利用されていない移動機器の中で、対象としている機能の性能が最も高い移動機器をいう。
移動機器内に情報処理装置100が内蔵されている場合は、他の移動機器と機能に関する情報をやり取りする通信を行い、自移動機器が有している機能の性能が高いか否かを判断するようにしてもよい。
また、複数の移動機器を制御するマスターを情報処理装置100としている構成の場合(例えば、図2(b)に示す情報処理装置100)は、稼働可能な移動機器について、機能の性能で順位付けを行うようにすればよい。
また、移動制御モジュール140は、利用実績記憶領域125内の機能毎の利用実績に応じて、その機能の性能が低い移動機器を、第1待機場所から、予め定められた距離以上離れた第2待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。例えば、移動機器が2台あるときに、機能の性能がよい1台は、その機能をよく使う人の近くに、性能が低い他方の1台は、バランスをとって、性能がよい1台とは、近すぎない待機位置に移動させる。なお、この制御は、複数の移動機器がある場合にあって、対象としている機能の性能が高い移動機器を第1待機場所に移動させ、他の移動機器は、第1待機場所から予め定められた距離以上離れた位置にある第2待機場所に移動させるものであるが、後述するように、対象としている機能が2つ以上あり、複数の移動機器を第1待機場所に移動させることになってしまう場合に、そのうちの1つの移動機器を第1待機場所に移動させるときは、その他の移動機器の待機場所を決定する際に用いるようにしてもよい。例えば、対象としている機能aの性能が高い移動機器Aと対象としている機能bの性能が高い移動機器B(移動機器Bは、機能aの性能では移動機器Aより劣る)を同じ第1待機場所に移動させようとした場合にあって、移動機器Aを第1待機場所に移動させると決定した場合に、移動機器Bの待機場所を決定する場合に用いるようにしてもよい。この場合、移動機器Bは、第1待機場所から予め定められた距離以上離れた第2待機場所に移動することになる。
また、移動制御モジュール140は、第1待機場所には、複数の移動機器が待機しないよう制御するようにしてもよい。なお、第1待機場所に限らず、待機場所には、複数の移動機器が待機しないよう制御するようにしてもよい(以下、同様である)。
ここで「第1待機場所には、複数の移動機器が待機しないように制御する」として、例えば、単に「移動先とする第1待機場所に既に他の移動機器がある場合は、その第1待機場所には移動しない」ようにする制御を行ってもよい。また、次に示すような制御を行うようにしてもよい。
移動機器が提供するサービスは、画像処理であってもよい。その場合、移動機器の機能として、印刷する機能、画像を読み取る機能がある。
その場合、移動制御モジュール140は、1つの第1待機場所に、印刷する機能の性能が高い第1の移動機器、及び、画像を読み取る機能の性能が高い第2の移動機器の複数の移動機器が待機することになった場合は、その第1の移動機器を、その第1待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。この場合とは、前述の「利用実績記憶領域125内の機能毎の利用実績に応じて、その機能の性能が高い移動機器を、その機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するように制御」した結果、印刷する機能の性能が高い第1の移動機器、及び、画像を読み取る機能の性能が高い第2の移動機器を、同じ待機場所に移動させるようになった場合のことをいう。なお、ここでのユーザーは、1人のユーザーであってもよいし、複数人のユーザーであってもよい。後者の例として、印刷機能を利用する可能性の高いユーザーAと画像を読み取る機能を利用する可能性の高いユーザーBがおり、ユーザーAとユーザーBに近い待機場所が同じである場合が該当する。
印刷する機能の性能が高い移動機器を第1待機場所に移動するのは、その印刷済みの文書が他人の目に触れる機会を減らすためである。特に、機密文書等の秘密を守るべき文書が印刷された場合に有効である。そのため、印刷された文書が秘密を守るべき文書を含むか否かを、過去の利用実績から本情報処理装置100が判断して、印刷された文書が秘密を守るべき文書を含む場合に、印刷する機能の性能が高い移動機器を、印刷する機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。なお、印刷された文書が秘密を守るべき文書であるか否かについての履歴は、文書の内容を解析(例えば、「機密」等の文字があるか否かを判断)した結果を履歴として記憶してもよいし、その文書を印刷指示したユーザーが機密と指定したか否かを履歴として記憶してもよい。そして、印刷された文書が秘密を守るべき文書を含んでいない場合は、画像を読み取る機能の性能が高い移動機器を、前述の第1待機場所に移動するよう制御するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
図2(a)は、スタンドアロン型のシステム構成例を示している。
移動画像処理装置200は、情報処理装置100を有している。例えば、移動画像処理装置200は、複合機(多機能複写機とも呼ばれ、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)である。つまり、移動画像処理装置200は、ユーザーに対して、例えば、複写機能、印刷機能、スキャン機能、ファックス送信、ファックス受信機能等のサービスを提供する。例えば、印刷機能等を提供するために、ユーザー端末と無線による通信可能であり、ユーザー端末からの印刷指示にしたがって、文書を印刷する。また、スキャン機能を提供するために、文書を読み込んで生成した画像を、ユーザー端末に無線で送信する。
情報処理装置100は、移動画像処理装置200に備え付けられているモーター、車輪等を制御して、移動画像処理装置200を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動させる。移動画像処理装置200は、ユーザーがいるオフィス内を移動する。そして、予め定められた待機場所に移動して、ユーザーが使用するのを待つことになる。また、移動画像処理装置200は、カメラを備えており、そのカメラを進行方向に向けて通行可能な通路であるかどうかを観察及び判断し、障害物を避けながら自走するようにしてもよい。
図2(b)は、ネットワーク型のシステム構成例を示している。
情報処理装置100、ユーザー端末210a、ユーザー端末210b、ユーザー端末210c、移動画像処理装置220a、移動画像処理装置220bは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
情報処理装置100は、各移動画像処理装置220から、ログ情報、どのような機能があるか等の機能情報、その機能についての性能を示す性能情報を収集する。性能情報として、例えば、印刷速度、スキャン速度等がある。各移動画像処理装置220は、情報処理装置100による制御にしたがって、オフィス内でその移動画像処理装置220を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動して、ユーザーが使用するのを待つことになる。
図3は、オフィス300のレイアウト例を示す説明図である。
オフィス300内には、机、椅子が配置されている。このオフィス300は、組織の座席が固定されており、ユーザーも固定した座席であるオフィスの例を示している。
移動画像処理装置200が移動できるオフィス300が、ユーザーが所属している組織に分割されている一例を示すものである。この例では、6つの領域(エリア1:370A1、エリア2:370A2、エリア3:370A3、エリア4:370A4、エリア5:370A5、エリア6:370A6)に分割されている。そして、この領域は、組織に対応付けられている。また、待機場所として、6つ(待機場所1:380P1、待機場所2:380P2、待機場所3:380P3、待機場所4:380P4、待機場所5:380P5、待機場所6:380P6)用意されている。各待機場所は、少なくとも2つの領域(すなわち2つの組織)から近くなるように設定されている。
各エリアに常に同じ人数のユーザーがいるとは限らない。例えば、図3(a)に示す10月1日のエリア2:370A2では、ユーザー321、ユーザー323、ユーザー324、ユーザー326の4人であるが、図3(b)に示す10月20日のエリア2:370A2では、ユーザー321、ユーザー322、ユーザー323、ユーザー324、ユーザー326の5人となっている。
組織毎に、その組織に属しており、現在その組織に対応するエリアに在席しているユーザーの移動画像処理装置200の利用実績を集計し、移動画像処理装置200を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動する。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。ここでは、移動画像処理装置200が提供するサービスとして、印刷機能の例を用いている。もちろんのことながら、スキャン機能等についても同様の記録処理を行う。
ステップS400では、印刷頻度の記録処理を開始する。
ステップS402では、印刷処理が行われた日時を取得する。
ステップS404では、利用実績記憶モジュール425内の印刷頻度情報を記録する。なお、利用実績記憶モジュール425は、利用実績記憶領域125の一例である。このステップS404では、例えば、図6、図7の例を用いて後述するログテーブル600又はエリア・利用枚数管理テーブル700を生成する。
ステップS499では、印刷頻度の記録処理を終了する。
図5は、ユーザー・組織管理テーブル500、組織・エリア管理テーブル550のデータ構造例を示す説明図である。
ユーザー・組織管理テーブル500、組織・エリア管理テーブル550は、データメモリ115内に記憶されている。
図5(a)は、ユーザー・組織管理テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。
ユーザー・組織管理テーブル500は、ユーザー欄505、組織欄510を有している。ユーザー欄505は、ユーザーを記憶している。組織欄510は、そのユーザーが属している組織を記憶している。例えば、ユーザー・組織管理テーブル500の1行目は、ユーザー「U001」は、組織「X」に属していることを示しており、2行目は、ユーザー「U002」は、組織「Y」に属していることを示している。
図5(b)は、組織・エリア管理テーブル550のデータ構造例を示す説明図である。
組織・エリア管理テーブル550は、組織欄555、エリア欄560を有している。組織欄555は、組織を記憶している。エリア欄560は、その組織がいるエリアを記憶している。例えば、組織・エリア管理テーブル550の1行目は、組織「X」は、エリア「エリア1」にいることを示しており、2行目は、組織「Y」は、エリア「エリア2」にいることを示している。
ユーザー・組織管理テーブル500の組織欄510と組織・エリア管理テーブル550の組織欄555を対応させることによって、ユーザーがどのエリアにいるかが分かる。つまり、オフィス300内にいるユーザーを検知し、ユーザー・組織管理テーブル500、組織・エリア管理テーブル550を用いることによって、そのユーザーが属している組織、エリアを取得することが可能である。
図6は、ログテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。
ログテーブル600は、利用実績記憶モジュール425内に記憶されている。
ログテーブル600は、日時欄605、ユーザー欄610、利用枚数欄615を有している。日時欄605は、日時を記憶している。ユーザー欄610は、印刷指示を行ったユーザーを記憶している。利用枚数欄615は、利用枚数(この例では印刷枚数)を記憶している。
例えば、ログテーブル600の1行目は、日時「2020年10月01日10:00」に、ユーザー「U001」が、「10」枚印刷したことを示しており、2行目は、日時「2020年10月01日10:05」に、ユーザー「U003」が、「20」枚印刷したことを示している。
図7は、エリア・利用枚数管理テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。
エリア・利用枚数管理テーブル700は、利用実績記憶モジュール425内に記憶されている。
エリア・利用枚数管理テーブル700は、各列にエリア(エリア1欄700A1、エリア2欄700A2、エリア3欄700A3、エリア4欄700A4、エリア5欄700A5、エリア6欄700A6)を対応させ、各行に日付(日付(1)欄701、…、日付(20)欄720、…)を対応させて、その交差のセルに、そのエリアにおいてその日に印刷された枚数を記憶している。
例えば、エリア・利用枚数管理テーブル700において、日付「1」日に、エリア1では「112」枚、エリア2では「20」枚、エリア3では「30」枚、エリア4では「45」枚、エリア5では「10」枚、エリア6では「2」枚印刷されたことを示しており、日付「20」日に、エリア1では「5」枚、エリア2では「5」枚、エリア3では「20」枚、エリア4では「10」枚、エリア5では「100」枚、エリア6では「45」枚印刷されたことを示している。
なお、エリア・利用枚数管理テーブル700内の各セル内の枚数は、エリア毎の印刷枚数としてもよいし、現在そのエリアにいるユーザーによる印刷枚数としてもよい。前者の枚数は、現在そのエリアにはいないユーザー(ただし、そのエリアに対応する組織に属しているユーザー)による印刷枚数も含まれている可能性があるが、後者の枚数は、現在そのエリアにいるユーザーだけによる印刷枚数である。
また、エリア・利用枚数管理テーブル700内の各セル内の枚数は、前月における枚数としてもよいし、前月以前における累計の枚数としてもよい。
また、エリア・利用枚数管理テーブル700は、月単位としているが、例えば、年単位、週単位(つまり、各行は曜日に対応)等であってもよい。
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS800では、待機場所の決定処理を開始する。
ステップS802では、現在の日時を取得する。
ステップS804では、現在の在席状況を取得する。具体的には、在席検知モジュール130がオフィス300内のどの座席にだれがいるかを検知する。具体的な検知方法は、前述した通りである。
ステップS806では、利用実績記憶モジュール425から現在の在席しているユーザー又はそのユーザーが属している組織における印刷頻度を取得する。前述のエリア・利用枚数管理テーブル700を取得してもよいし、ログテーブル600から現在におけるエリア・利用枚数管理テーブル700を生成するようにしてもよい。
ステップS808では、待機場所を決定する。例えば、ユーザー毎の利用実績を用いて、利用実績の多いユーザーは、移動画像処理装置200を利用する可能性が高いユーザーであるとして、そのユーザーの近くにある待機場所としてもよい。また、組織毎に、在席しているユーザーの利用実績を集計した場合は、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、移動画像処理装置200を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所としてもよい。後者の決定方法については、図9の例を用いて後述する。
ステップS899では、待機場所の決定処理を終了する。
図9は、待機場所決定テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。
待機場所決定テーブル900は、各行に最多のエリア、各列に次に多いエリアを対応させ、その交差のセルに待機場所を記憶している。待機場所決定テーブル900内の各セルは、2つのエリアに近い待機場所を示している。なお、エリアは組織と1対1に対応しているので、エリアを組織としてもよい。つまり、日付毎に組織が利用した枚数が記録されている。この待機場所決定テーブル900を用いて、現在の日と同じ日において印刷実績が多い場合に、その組織の近くにある待機場所に、移動画像処理装置200を移動させるようにしてもよい。具体的には、以下のように待機場所を決定する。
この待機場所決定テーブル900を用いて、利用実績が最も多いエリアと、利用実績が2番目に多いエリアから、移動画像処理装置200の待機場所を決定する。
現在がX月1日である場合は、次のように決定する。図7の例に示したエリア・利用枚数管理テーブル700の日付(1)欄701では、エリア1が最多であり、次に多いのがエリア4である。待機場所決定テーブル900のエリア1欄911とエリア4欄924が交差するセルにある待機場所3:380P3を待機場所とする。したがって、この場合は、移動画像処理装置200を待機場所3:380P3に移動させる。
また、現在がX月20日である場合は、次のように決定する。図7の例に示したエリア・利用枚数管理テーブル700の日付(20)欄720では、エリア5が最多であり、次に多いのがエリア6である。待機場所決定テーブル900のエリア5欄915とエリア6欄926が交差するセルにある待機場所4:380P4を待機場所とする。したがって、この場合は、移動画像処理装置200を待機場所4:380P4に移動させる。
図10は、オフィス1000のレイアウト例を示す説明図である。
オフィス1000内には、机、椅子が配置されている。このオフィス1000は、座席が固定されておらず、ユーザーは自由に座席を決めることができるフリーアドレスオフィスの例を示している。また、オフィス1000は、複数の組織(例えば、複数の会社等)のユーザーが混在する可能性のあるシェアオフィスであってもよい。
移動画像処理装置200が移動できるオフィス1000が、予め定められた小領域に分割されている一例を示すものである。この例では、4つのエリア(エリアA:1070A1、エリアB:1070A2、エリアC:1070A3、エリアD:1070A4)に分割されている。また、待機場所として、4つ(待機場所1:1080P1、待機場所2:1080P2、待機場所3:1080P3、待機場所4:1080P4)用意されている。各待機場所は、1つのエリア内に少なくとも1つ設定されている。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1100では、印刷量の記録処理を開始する。
ステップS1102では、ユーザー・枚数を検知する。印刷指示を行ったユーザー、その印刷枚数を検知する。
ステップS1104では、利用実績記憶モジュール425内の個人別印刷量を記録する。このステップS404では、例えば、図12の例を用いて後述するユーザー・利用枚数管理テーブル1200を生成する。
ステップS1199では、印刷量の記録処理を終了する。
図12は、ユーザー・利用枚数管理テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。
ユーザー・利用枚数管理テーブル1200は、ユーザー欄1205、利用枚数欄1210を有している。ユーザー欄1205は、ユーザーを記憶している。利用枚数欄1210は、そのユーザーによる印刷枚数である利用枚数を記憶している。つまり、ユーザー毎に過去の累積の印刷枚数を記憶している。例えば、ユーザー・利用枚数管理テーブル1200の1行目は、ユーザー「Aさん」は、「0」枚印刷したことを示しており、2行目は、ユーザー「Bさん」は、「4」枚印刷したことを示しており、3行目は、ユーザー「Cさん」は、「4」枚印刷したことを示しており、4行目は、ユーザー「Dさん」は、「3」枚印刷したことを示しており、5行目は、ユーザー「Eさん」は、「4」枚印刷したことを示しており、6行目は、ユーザー「Fさん」は、「6」枚印刷したことを示しており、7行目は、ユーザー「Gさん」は、「0」枚印刷したことを示しており、8行目は、ユーザー「Hさん」は、「10」枚印刷したことを示しており、9行目は、ユーザー「Iさん」は、「15」枚印刷したことを示している
図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1300では、待機場所の決定処理を開始する。
ステップS1302では、在席状況を取得する。具体的には、在席検知モジュール130がオフィス1000内のどのエリアにだれがいるかを検知する。例えば、ユーザー・エリア管理テーブル1400を生成する。ユーザー・エリア管理テーブル1400については、図14の例を用いて後述する。
ステップS1304では、印刷頻度を取得する。具体的には、ユーザー・利用枚数管理テーブル1200を用いて、在席しているユーザーの印刷枚数を取得する。
ステップS1306では、待機場所を決定する。具体的には、オフィス1000内の各エリアにいるユーザーの印刷枚数を合算し、合算した印刷枚数が多いエリアにある待機場所に決定する。例えば、エリア別利用総数管理テーブル1500を生成する。エリア別利用総数管理テーブル1500については、図15の例を用いて後述する。
ステップS1308では、待機場所の決定処理を終了する。
図14は、ユーザー・エリア管理テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。
ユーザー・エリア管理テーブル1400は、ユーザー欄1405、エリア欄1410を有している。ユーザー欄1405は、ユーザーを記憶している。エリア欄1410は、そのユーザーが在席しているエリアを記憶している。例えば、ユーザー・エリア管理テーブル1400の1行目では、ユーザーAさんはエリアBに在席しており、2行目では、ユーザーBさんはエリアBに在席していることを示している。
図15は、エリア別利用総数管理テーブル1500のデータ構造例を示す説明図である。
エリア別利用総数管理テーブル1500は、エリア欄1505、人数欄1510、利用総数欄1515、ユーザー欄1520を有している。エリア欄1505は、エリアを記憶している。人数欄1510は、そのエリア内にいるユーザーの人数を記憶している。利用総数欄1515は、そのユーザーによる印刷総数である利用総数を記憶している。ユーザー欄1520は、そのエリア内にいるユーザーを記憶している。例えば、エリア別利用総数管理テーブル1500の1行目は、「エリアA」には、「0人」おり、利用総数は「0枚」であることを示しており、2行目は、「エリアB」には、「3人」おり、利用枚数は「8枚」で、ユーザーとして「Aさん/Bさん/Cさん」がいることを示しており、3行目は、「エリアC」には、「3人」おり、利用枚数は「13枚」で、ユーザーとして「Dさん/Eさん/Fさん」がいることを示しており、4行目は、「エリアD」には、「3人」おり、利用枚数は「25枚」で、ユーザーとして「Gさん/Hさん/Iさん」がいることを示している。
この例の場合、エリアD:1070A4が最も利用枚数が多いので、エリアD:1070A4内の待機場所4:1080P4に移動画像処理装置200を移動させる。
なお、秘密文書を印刷した枚数を計数し、その秘密文書の印刷枚数が多いエリア内の待機場所に移動画像処理装置200を移動させるようにしてもよい。特に、シェアオフィスでは、他社のユーザーがいる場合もあり、印刷した秘密文書を他社のユーザーに見られる機会を減少させるために、秘密文書の印刷枚数で待機場所を決定するようにしてもよい。
図16は、オフィス1600のレイアウト例を示す説明図である。
オフィス1600は、図10の例に示したオフィス1000と同等であるが、オフィス1600内には、2台の移動画像処理装置200(移動画像処理装置200a、移動画像処理装置200b)がある。
移動画像処理装置200a、移動画像処理装置200bは、両方とも印刷機能とスキャン機能を有している。
移動画像処理装置200aは、移動画像処理装置200bより印刷速度等の印刷性能が高く、移動画像処理装置200bは、移動画像処理装置200aよりスキャン速度等のスキャン性能が高い。
図17は、エリア・印刷枚数管理テーブル1700、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750のデータ構造例を示す説明図である。
エリア・印刷枚数管理テーブル1700、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750は、利用実績記憶モジュール425内に記憶されている。
エリア・印刷枚数管理テーブル1700、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750のデータ構造は、図7の例に示したエリア・利用枚数管理テーブル700と同等のものであるが、エリア・印刷枚数管理テーブル1700は、各エリアにおいてその日に印刷された枚数を記憶している。エリア・スキャン枚数管理テーブル1750は、各エリアにおいてその日にスキャンされた枚数を記憶している。
図18は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1800では、待機場所の決定処理を開始する。
ステップS1802では、現在の日時を取得する。
ステップS1804では、現在の在席状況を取得する。
ステップS1806では、利用実績記憶モジュール425から現在の在席しているユーザー又はそのユーザーが属している組織における印刷頻度を取得する。前述のエリア・印刷枚数管理テーブル1700を用いればよい。
ステップS1808では、利用実績記憶モジュール425から現在の在席しているユーザー又はそのユーザーが属している組織におけるスキャン頻度を取得する。前述のエリア・スキャン枚数管理テーブル1750を用いればよい。
ステップS1810では、待機場所を決定する。ステップS1810の詳細な処理については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS1899では、待機場所の決定処理を終了する。
図19は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1902では、同じ待機場所に移動画像処理装置200が2台以上待機することになるか否かを判断し、同じ待機場所に2台以上が待機することになる場合はステップS1904へ進み、それ以外の場合はステップS1906へ進む。
ステップS1904では、印刷機能の性能が高い移動画像処理装置200aをその待機場所へ移動させる。さらに、印刷機能の性能が低い移動画像処理装置200bをその待機場所とは予め定められた距離以上離れた他の待機位置へ移動させるようにしてもよい。例えば、図16の例で示すと、移動画像処理装置200aを待機場所3:1680P3に移動させた場合は、待機場所3:1680P3から予め定められた距離以上離れている待機場所(例えば、待機場所6:1680P6等)に、移動画像処理装置200bを移動させる。なお、この場合、待機場所1:1680P1と待機場所5:1680P5は、待機場所3:1680P3から予め定められた距離未満であるので、移動画像処理装置200bの待機場所とはならないことになる。
ステップS1906では、各移動画像処理装置200をそれぞれの待機場所へ移動させる。
図17の例に示したエリア・印刷枚数管理テーブル1700、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750を用いて説明する。
現在が1日である場合は、以下のような処理を行う。
1日では、エリア・印刷枚数管理テーブル1700において、エリア1が最多であり、次がエリア4である。したがって、待機場所決定テーブル900にしたがって、待機場所は待機場所3:1680P3となる。一方、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750において、エリア5が最多であり、次がエリア2である。したがって、待機場所決定テーブル900にしたがって、待機場所は待機場所4:1680P4となる。この場合は、移動画像処理装置200aは、待機場所3:1680P3へ行き、移動画像処理装置200bは、待機場所4:1680P4へ行くことになる。
現在が20日である場合は、以下のような処理を行う。
20日では、エリア・印刷枚数管理テーブル1700において、エリア5が最多であり、次がエリア6である。したがって、待機場所決定テーブル900にしたがって、待機場所は待機場所4:1680P4となる。一方、エリア・スキャン枚数管理テーブル1750において、エリア5が最多であり、次がエリア6である。したがって、待機場所決定テーブル900にしたがって、待機場所は待機場所4:1680P4となる。この場合は、移動画像処理装置200aと移動画像処理装置200bの両方が待機場所4:1680P4に行くことになるので、印刷機能の高い移動画像処理装置200aを待機場所4:1680P4に行かせることになる。移動画像処理装置200bは、他の待機場所に行かせることになる。ここでの「他の待機場所」は、移動画像処理装置200aが待機する待機場所4:1680P4以外であればいずれの待機場所であってもよい。例えば、3番目にスキャン枚数の多いエリアに近い待機場所に移動させるようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digitalの略)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…プロセッサ
110…メモリ
115…データメモリ
120…プログラムメモリ
125…利用実績記憶領域
130…在席検知モジュール
135…利用実績取得モジュール
140…移動制御モジュール
175…センサー
180…移動装置
185…出力装置
187…表示装置
189…印刷装置
190…受付装置
192…指示受付装置
194…文書読取装置
195…通信装置
198…バス
200…移動画像処理装置
210…ユーザー端末
220…移動画像処理装置
290…通信回線
425…利用実績記憶モジュール

Claims (9)

  1. メモリと一又は複数のプロセッサを備え、
    前記メモリは、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    前記移動機器が移動できる領域は、前記ユーザーが所属している組織に分割されており、
    前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記組織毎に、在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動するように制御する、
    情報処理装置。
  2. メモリと一又は複数のプロセッサを備え、
    前記メモリは、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    前記移動機器が移動できる領域は、予め定められた小領域に分割されており、
    前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記小領域毎に、該小領域に在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い小領域の近くにある待機場所に移動するように制御する、
    情報処理装置。
  3. メモリと一又は複数のプロセッサを備え、
    前記メモリは、ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    複数の移動機器があり、該移動機器の機能のうち少なくとも1つ以上は、他の移動機器の機能における性能が異なっており、
    前記メモリは、機能毎の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリ内の機能毎の利用実績に応じて、該機能の性能が高い移動機器を、該機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するように制御する、
    情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記メモリ内の機能毎の利用実績に応じて、該機能の性能が低い移動機器を、前記第1待機場所から、予め定められた距離以上離れた第2待機場所に移動するように制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記第1待機場所には、複数の移動機器が待機しないように制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記移動機器が提供するサービスは、画像処理であって、
    前記移動機器の機能として、印刷する機能、画像を読み取る機能があり、
    前記プロセッサは、
    第1待機場所に、印刷する機能の性能が高い第1の移動機器、及び、画像を読み取る機能の性能が高い第2の移動機器の複数の移動機器が待機することになった場合は、該第1の移動機器を、該第1待機場所に移動するように制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. メモリと一又は複数のプロセッサを備えたコンピュータの前記メモリは、
    ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサに、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    前記移動機器が移動できる領域は、前記ユーザーが所属している組織に分割されており、
    前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、
    前記プロセッサに、
    前記組織毎に、在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い組織の近くにある待機場所に移動するように制御する、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
  8. メモリと一又は複数のプロセッサを備えたコンピュータの前記メモリは、
    ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサに、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    前記移動機器が移動できる領域は、予め定められた小領域に分割されており、
    前記メモリは、前記移動機器における過去の利用実績を日時と対応させて記憶しており、
    前記プロセッサに、
    前記小領域毎に、該小領域に在席しているユーザーの利用実績を集計し、現在の日時及び利用実績の集計結果に応じて、現在又は将来において、前記移動機器を利用する可能性が高い小領域の近くにある待機場所に移動するように制御する、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
  9. メモリと一又は複数のプロセッサを備えたコンピュータの前記メモリは、
    ユーザーに向けてサービスを提供する移動機器における過去の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサに、
    前記メモリ内の利用実績に応じて、前記移動機器を利用する可能性が高いユーザーの近くにある待機場所に移動するように制御し、
    複数の移動機器があり、該移動機器の機能のうち少なくとも1つ以上は、他の移動機器の機能における性能が異なっており、
    前記メモリは、機能毎の利用実績を記憶しており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリ内の機能毎の利用実績に応じて、該機能の性能が高い移動機器を、該機能を利用する可能性の高いユーザーに近い第1待機場所に移動するように制御する、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
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