JP4394610B2 - 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム - Google Patents

組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4394610B2
JP4394610B2 JP2005193105A JP2005193105A JP4394610B2 JP 4394610 B2 JP4394610 B2 JP 4394610B2 JP 2005193105 A JP2005193105 A JP 2005193105A JP 2005193105 A JP2005193105 A JP 2005193105A JP 4394610 B2 JP4394610 B2 JP 4394610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
copy
area
combination
combined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005193105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007011801A (ja
Inventor
幹規 山田
孝容 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Marketing Japan Inc
Original Assignee
Canon Marketing Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Marketing Japan Inc filed Critical Canon Marketing Japan Inc
Priority to JP2005193105A priority Critical patent/JP4394610B2/ja
Publication of JP2007011801A publication Critical patent/JP2007011801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4394610B2 publication Critical patent/JP4394610B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、各種届出に必要な複数の帳票を構成する記入欄を含むパーツを適宜組み合わせて、複数の届出を一式の帳票で行うことが可能な組合せ帳票を作成する組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラムに関する。
一般に、銀行等において所定の手続/届出を行うために、その手続/届出に必要な帳票が予め複数種類用意されている。それら帳票は、例えば保存店舗や保存年数が異なるので、通常複数の用紙に必要事項を記入すべき欄が印刷されていて、届出を行う顧客はそれらに必要事項を記入する。それら帳票は大部分が複写式になっているため、同一の項目について用紙毎に重複して記入する手間がなくなり、記入者の負担を軽減することが可能になっている。手続/届出を行う顧客は、その帳票に必要事項を記入して窓口に提出することで、所望する手続/届出を完了することになる。
しかし、複数の事項について手続/届出を行う際には、その手続/届出を行うために必要なすべてに帳票対して、必要事項を記入する必要があった。例えば、それぞれの帳票について、顧客は、重複した内容(氏名や住所等)を記載しなければならなかった。これが、届出を行う顧客にとっては手間であり、改善が求められている。
そこで、特許文献1には、顧客が目的とする届出に従って選択される複数の帳票を統合して組合せ帳票を作成することにより、顧客の記入・捺印等を合理化・簡素化する技術について開示されている。これにより顧客は複数の手続/届出に必要な帳票それぞれに同一の事項を記入することなく複数の手続/届出を行うことが可能になる。
特開2001−5894号公報
前述したように、銀行等で手続/届出に使用される帳票はそのほとんどが複写式の帳票になっている。したがって、このようにユーザが所望する手続/届出を1つの帳票で行わせるようにするためには、作成した組合せ帳票を、複写可能な用紙(例えば、ノンカーボン複写紙等)に出力する必要がある。
しかしながら、ノンカーボン複写紙等の複写可能な用紙の裏面に文字や線等が印刷されていると、その箇所の複写が好適に行われない場合がある。これは、ノンカーボン紙の発色剤が塗布されている面と顕色剤が塗布されている面とが印刷に使われたトナーの影響で好適に接触することが妨げられてしまうためである。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、記入事項の複写を好適に行わせることが可能な組合せ帳票を作成することができる組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ帳票作成装置は以下の構成を備える。すなわち、各々が複数頁から構成される複数の帳票フォームを組み合わせて組合せ帳票フォームを作成し、該組合せ帳票フォームを画像形成装置によりノンカーボン複写紙に両面印刷させることによって複写式帳票書類を作成する組合せ帳票作成装置において、前記複数の帳票フォームを構成するパーツを、帳票フォームごとに記憶する記憶手段と、組合せを行う帳票フォームの種別を設定する設定手段と、前記設定手段で設定された前記帳票フォームを構成するパーツのパーツ情報を前記記憶手段から取得し、該取得したパーツのパーツ情報に基づいて、組合せを行う複数の帳票フォームで重複または類似するパーツを集約し、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツを選択する集約手段と、前記集約手段によって選択されたパーツのレイアウト処理を行い、前記組合せ帳票フォームを作成する帳票フォーム作成手段と、を備え、前記帳票フォームを構成するパーツには、当該パーツが印刷された箇所に記入された事項を他の用紙に複写するパーツである複写パーツ、及び、前記複写パーツとは異なる頁にレイアウトされる、前記複写パーツに記入された事項の複写を受け付けるパーツである複写受けパーツが含まれ、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツのうち、前記複写受けパーツのレイアウト領域となる第1の領域を取得する第1の領域取得手段と、前記複写式帳票書類への記入時に前記第1の領域と接することになる領域であり、前記第1の領域と面対称をなす領域である第2の領域を取得する第2の領域取得手段と、少なくとも一部が前記第2の領域にレイアウトされるパーツの画像を前記ノンカーボン複写紙に印刷記録するために使用される記録材の使用量を抑制する印刷出力を前記画像形成装置に行わせる印刷制御手段と、を更に備える。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ帳票作成装置の制御方法は以下の構成を備える。すなわち、各々が複数頁から構成される複数の帳票フォームを組み合わせて組合せ帳票フォームを作成し、該組合せ帳票フォームを画像形成装置によりノンカーボン複写紙に両面印刷させることによって複写式帳票書類を作成する組合せ帳票作成装置の制御方法において、前記複数の帳票フォームを構成するパーツを、帳票フォームごとに記憶部に記憶する記憶工程と、組合せを行う帳票フォームの種別を設定する設定工程と、前記設定工程で設定された前記帳票フォームを構成するパーツのパーツ情報を前記記憶部から取得し、該取得したパーツのパーツ情報に基づいて、組合せを行う複数の帳票フォームで重複または類似するパーツを集約し、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツを選択する集約工程と、前記集約工程によって選択されたパーツのレイアウト処理を行い、前記組合せ帳票フォームを作成する帳票フォーム作成工程と、を備え、前記帳票フォームを構成するパーツには、当該パーツが印刷された箇所に記入された事項を他の用紙に複写するパーツである複写パーツ、及び、前記複写パーツとは異なる頁にレイアウトされる、前記複写パーツに記入された事項の複写を受け付けるパーツである複写受けパーツが含まれ、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツのうち、前記複写受けパーツのレイアウト領域となる第1の領域を取得する第1の領域取得工程と、前記複写式帳票書類への記入時に前記第1の領域と接することになる領域であり、前記第1の領域と面対称をなす領域である第2の領域を取得する第2の領域取得工程と、少なくとも一部が前記第2の領域にレイアウトされるパーツの画像を前記ノンカーボン複写紙に印刷記録するために使用される記録材の使用量を抑制する印刷出力を前記画像形成装置に行わせる印刷制御工程と、を更に備える。
本発明によれば、記入事項の複写を好適に行わせることが可能な組合せ帳票を作成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る組合せ帳票作成システムにおける組合せ帳票作成処理の詳細について説明する。
<組合せ帳票作成システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態における組合せ帳票作成システムの構成図である。図1において、101は、情報処理装置103−1、103−2等からの指示に従って、組合せ帳票の作成/管理を行う帳票管理サーバである。102−1、102−2は、帳票管理サーバ101によって作成された組合せ帳票の印刷処理を行う画像形成装置である。103−1、103−2は、ユーザが使用する情報処理装置であり、ユーザによる入力部からの入力指示に従い、所望する帳票の選択を行い、帳票管理サーバ101に対して組合せ帳票の作成の指示を行う。
また、104は、帳票管理サーバ101、画像形成装置102−1、102−2及び情報処理装置103−1、103−2を相互に接続するネットワークである。尚、ネットワーク104は、典型的には、LANやWAN、インターネット、電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用の無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、相互のデータの送受信が可能であれば、有線/無線の形態は問わない。
<帳票管理サーバ101等の構成>
図2は、本発明の一実施形態における組合せ帳票作成システムにおける帳票管理サーバ101を実現するコンピュータのハードウェア構成図である。図2において、201は、CPUであり、RAM202やROM203に格納されているプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うとともに、本コンピュータを適用する帳票管理サーバ101が行う後述する各処理を実行する。
202は、RAMであり、HDD(ハードディスクドライブ)204からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリアを有するとともに、CPU201が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。また、203は、ROMであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等を記憶している。さらに、204は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、OS(オペレーティングシステム)や、本コンピュータを適用する帳票管理サーバ101が行う後述の処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータ等を保存しており、これらは必要に応じてCPU201の制御によりRAM202に読み出され実行されることになる。
さらにまた、図2において、205は、ネットワークインタフェース(I/F)であり、コンピュータをネットワーク104に接続するためのものである。コンピュータ(すなわち、当該帳票管理サーバ101)は、このネットワークI/F205を介して、外部のコンピュータ等とデータ通信を行うことが可能である。206は、記憶媒体ドライブであって、CD−ROM、CD−R/RW、DVD―ROM、DVD−R/RW、DVD−RAM等から構成される。
さらにまた、207はポインティングデバイスであり、208はキーボードであり、いずれもユーザによる各種指示をCPU201に入力することができる。尚、これらは帳票管理サーバ101の入力部として機能する。
さらにまた、209はビデオインタフェース(I/F)であって、ここにディスプレイ装置210を接続する。ディスプレイ装置210は、CRTや液晶画面等で構成されており、ビデオI/F209を介して送られた信号に基づいて文字や画像等を表示画面上に表示する機能を有する。
さらにまた、211は外部機器インタフェース(I/F)であり、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートである。当該外部機器I/F211を介して、コンピュータは、周辺機器とのデータの送受信を行うことが可能である。外部機器I/Fは、USBやIEEE1394等で構成されており、通常複数の外部機器I/Fを有する。尚、周辺機器との接続形態は、有線/無線を問わない。
さらにまた、212はシステムバスであって、上述の各部を互いに接続するためのバスとして機能する。
尚、情報処理装置103−1、103−2を実現するコンピュータについても、帳票管理サーバ101と同様のハードウェア構成を有する。ここで、情報処理装置103−1、103−2の入力部は、タッチパネル等で構成されていても構わない。
<組合せ帳票の概要>
図3は、本実施形態に係る組合せ帳票作成処理で対象となる組合せ帳票の概要を説明するための図である。まず、図3に示すように、組み合わせる前の帳票として、帳票X(301)と帳票Y(302)とがある。帳票X(301)は、「氏名」、「住所」、「印鑑」の3つの欄を含むパーツ301−aと、「変更前」、「内容」の2つの欄を含むパーツ301−bとから構成されている。一方、帳票Yは、「氏名」、「住所」、「印鑑」の3つの欄を含むパーツ302−aと、「変更・廃止内容」欄を含むパーツ302−bとから構成されている。
例えば、ある顧客が所定の届出を行うに際して、図3に示すこの2種類の帳票への記入が必要であるとする。すなわち、その届出を行う届出者は、帳票X及び帳票Yの必要事項に記入しなければならない。その際、帳票X及び帳票Yのそれぞれに、「氏名」、「住所」記入欄への記入、及び「印鑑」欄への押印を行わなければならない。よって、当該顧客にとっては、同時に行う手続であっても同一の内容を記入等する必要が生じ、手間がかかる。
そこで、本発明では、この2つの帳票を組み合わせて1つの帳票である帳票X/帳票Y(303)を作成する。帳票X/帳票Y(303)では、帳票Xに含まれる301−aと帳票Yに含まれる302aが1つのパーツ303−aに集約され、それ以外は共通するものがないので、それぞれのパーツ(パーツ301−b、302−b)を組合せ帳票を構成するパーツ303−b、303−c)として追加されることになる。
このような帳票データを作成することにより、従来であれば複数の帳票に記載しなければ不可能であった届出を一つの帳票のみへの記入で行うことが可能になる。尚、本実施形態における組合せ帳票に関する説明は、理解を容易にするために各帳票が1枚のものとして説明しているが、本発明では、複数枚数にわたる帳票(複写帳票)についてこのような組合せ帳票を作成することを想定している。
<組合せ帳票作成処理の内容>
以下、図4を参照して、本発明の一実施形態にかかる組合せ帳票作成処理について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る組合せ帳票作成システムにおける帳票管理サーバ101のCPU201によって行われる組合せ帳票作成処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、帳票管理サーバ101のCPU201は、帳票種別情報を取得する(ステップS401)。この帳票種別情報は、届出を行うユーザが使用する情報処理装置103−1又は103−2を操作して選択した届出に必要な帳票種別が、情報処理装置103−1又は103−2よりネットワーク104を介して取得される。
そして、CPU201は、取得した帳票種別が複数選択されているか否かを確認する(ステップS402)。その結果、複数の帳票種別が選択されていないと判断した場合には(ステップS402でNO)、個別の帳票に対しての記入で届出を行うことが可能であるので、図23に示すような既に帳票ファイルデータベース(DB)に登録されている個別の帳票の印刷処理を行うことになる(ステップS412)。
図23は、帳票(単独、組合せ双方)のイメージデータを登録した帳票ファイルDBの構成例を示す図である。図23において、帳票IDは帳票識別子を示し、帳票ファイル名は帳票のイメージファイルを示し、複写制御ファイル名は、当該帳票イメージファイルに対応する複写制御ファイル名を示す。
一方、ステップS402で複数の帳票種別が選択されていると判断した場合(ステップS402でYES)は、図20に示すような帳票の組合せ情報を取得する(ステップS403)。図20は、帳票の組合せ情報DBの構成例を示す図である。図20において、×がついているものについては、組合せ不可を示し、数字は、組合せを行う際の優先度を示している。また、数字が入力されている欄については、その組合せのうち、数字が入力されている欄の左に記入されている帳票が、当該組合せにおいて優先される帳票であることを示している。例えば、帳票Dと帳票Aでは、帳票Dが優先される。
その後、複数選択されている帳票のうちのいずれかの組合せを行うことができるかを判断する(ステップS404)。その結果、選択された帳票の組合せが不可能と判断した場合(ステップS404でYES)は、既に帳票ファイルDBに登録されている選択された帳票に対する印刷指示を1帳票ずつ個別に、印刷指示を画像形成装置102−1又は102−2に対して行う(ステップS412)。一方、選択された帳票のいずれかの組合せを行うことが可能であると判断した場合(ステップS404でNO)は、帳票の組合せ情報に含まれる組合せ優先度情報に基づいて組合せを行う帳票の種別を決定する(ステップS405)。
そして、ステップS405で決定された帳票を組み合わせた組合せ帳票の作成処理を行うか否かを判断する(ステップS406)。この判断ステップS406では、決定された帳票を組み合わせた組合せ帳票が登録されていない場合に、作成処理を行うと判断されることになる。この判断ステップは、帳票管理サーバ101を操作するユーザが既に登録されている帳票を使用するのか(すなわち、登録されている場合)、それとも新規に組合せ帳票を作成するのか(登録されていない場合及び既に登録されている組合せ帳票を更新する場合)という指示入力部から入力し、その入力指示に従ってCPU201が判断してもよい。
その結果、作成を行わずに既に登録されている組合せ帳票を印刷すると判断した場合(ステップS406でNO)は、登録されている組合せ帳票データの印刷処理を行う(ステップS412)。一方、組合せ帳票の作成処理を行うと判断した場合(ステップS406でYES)は、組合せ帳票データの作成処理を行う(ステップS407)。尚、ステップS407の組合せ帳票の作成処理の内容については後述する。
組合せ帳票データの作成処理(ステップS407)後、作成された組合せ帳票のデータを帳票ファイルDBに登録する(ステップS408)。その後、ステップS407で作成した組合せ帳票の印刷指示を画像形成装置102−1又は102−2に対して行い、印刷処理を行うことになる(ステップS409)。
印刷処理(ステップS409或いはステップS412の印刷処理)終了後、まだ印刷処理を行っていない帳票があるか否かを判断する(ステップS410)。その結果、未処理の帳票があると判断した場合(ステップS410でYES)は、未処理の帳票の中で組合せ帳票の作成が可能か否かを判断する(ステップS411)。そして、組合せ帳票が作成可能と判断した場合(ステップS411でYES)は、ステップS405に戻って上記処理を繰り返す。
尚、ステップS411で組合せ帳票の作成が不可であると判断した場合(ステップS411でNO)は、まだ印刷処理を行っていない帳票を個別に印刷処理(ステップS412)を繰り返すことになる。
そして、上記処理をステップS401で取得した帳票についての処理がすべて終了するまで(すなわち、ステップS410でNOと判断されるまで)行うことになる。
<組合せ帳票データ作成処理(ステップS407)>
図5は、図4に示すフローチャートの組合せ帳票データ作成処理(ステップS407)の詳細を説明するためのフローチャートである。尚、この処理も帳票管理サーバ101のCPU201によって行われる。
まず、図4のステップS405で組合せを行う帳票として選択された帳票を構成するパーツ情報を帳票に含まれるパーツデータ(図22)から取得する(ステップS501)。
図22は、各帳票に含まれるパーツの種類と優先度及び属性を示す図である。図22において、パーツIDは、パーツの識別子である。また、1から5(行き先優先順位を示す。優先順位が高い行き先への部分帳票から順に用紙に出力されることになる。)において、○がある頁には当該パーツが含まれることを示している。さらに、複写の欄において、○は複写パーツであることを示している。
さらにまた、固定の欄において、○は配置する際に位置を固定する必要があるパーツ(位置固定パーツ)を示す。また、△は、そのパーツが配置される頁よりも前のページにある類似パーツに配置位置を合わせることを示す。さらに、Xは位置固定パーツを配置する際のX座標であり、Yは同Y座標である。
図24は、パーツの詳細情報を登録しているパーツDBの構成を示す図である。図24において、パーツIDはパーツの識別子を示す。例えば、識別IDとしてPA0031とPA0030があるとすると、PA003までが種別を示す識別子であり、これが同一の場合は集約可能パーツであることを示す。そして、残りの下一桁は、パーツを集約する際に、数字が小さいほうが優先される。したがって、この場合は、PA0030が集約する際に優先されることになる。
また、図24において、サイズに関して、Widthは横方向のサイズ、Heightは縦方向のサイズである。さらに、イメージファイルに関して、表面用は表面に配置する際のパーツのイメージファイルを示し、裏面用は同裏面を示す。
前記類似パーツの管理方法については、識別IDの下一桁が0のものは、基本的な項目しか持たないパーツを示し、下1桁が1以上のパーツは、基本項目+αの項目を持つパーツを示すようにしても良い。その際には、下1桁が1以上のパーツについては、「+α」部分のイメージを登録しておき、そのイメージを基本項目に追加する際にどの位置に追加するかの情報を持たせるという構成をとっても良い。
次いで、組合せ帳票を構成する帳票中の優先度情報に従って、頁の出力順を決定する(ステップS502)。ここでは、頁の出力順を優先度が高い帳票の出力順にあわせることによって出力順を決定する。
その後、各頁の作成処理(すなわち、ステップS503での「パーツの配置処理」、ステップS504での「フッターパーツの配置処理」、及びステップS506での「複写制御パーツの配置処理」)を行うことになるが、それぞれの処理の詳細については後述する。
<パーツ配置処理(ステップS503)>
図6は、図5に示すフローチャートのパーツ配置処理(ステップS503)の詳細を説明するためのフローチャートである。尚、この処理は帳票管理サーバ101のCPU201によって行われる処理である。
まず、図5のステップS501で取得した組合せを行う複数の帳票それぞれに含まれるパーツデータ(ヘッダーパーツ、一般パーツ、フッターパーツ)を、同一の用紙に印刷するグループ(本実施例では、行き先/保存年数別に振分けを行う)毎に取得する(ステップS601)。次いで、そして、その行き先/保存年数のグループ毎に複数の帳票に共通して含まれているパーツ(同一パーツ)や、同一ではないが集約できるパーツ(類似パーツ)を種類別に1つに集約する(ステップS602)。
さらに、行き先(宛て先)ごとにパーツを配置する順序を決定する(ステップS603)。これは、まず、組合せ帳票に含むべきパーツのうち1ページ目に配置すべき位置固定パーツ(複写パーツである場合も当然あり得る)、そして複写パーツの順でまず優先順位を設け、後は帳票の優先度に従ってそれ以外のパーツに対して優先度を設けることになる。この結果、第1優先帳票に含まれる残りのパーツの優先度順、次いで第2優先帳票に含まれる残りのパーツに含まれるパーツ・・・という順に優先度が設定される。
次に、行き先の優先順位(頁順)を決定する(ステップS604)。これは、第1優先帳票の行き先の優先順位に従って、優先順位(頁順)が先ず設定され、その次に第2優先帳票のうち第1優先帳票に含まれる行き先と統合できない行き先を第2優先帳票で設定されている行き先の優先順位に従って優先度を設ける。以下、第3優先帳票以降についても同様の処理を行う。
次に、組合せ帳票の印刷に使用する用紙サイズや、印刷を行う際の余白等を設定する(ステップS605)。そして、帳票名や帳票についての説明書き等を記載するための領域であるヘッダーパーツ配置領域を設定する(ステップS606)。
その後、組合せ帳票を作成するそれぞれの帳票に含まれるフッターパーツ情報(ステップS601で取得した情報)から、各行き先毎にパーツ配置に必要な領域サイズを算出し、その配置領域を設定する(ステップS607)。尚、領域サイズの算出は縦方向のみでもよい。そして、組合せ帳票を構成するパーツの配置領域(一般パーツ用)を設定する(ステップS608)。
その後、組合せ帳票に含まれる1頁目に配置される位置固定パーツ情報を取得し(ステップS609)、そのパーツ配置領域を算出し、複写パーツの配置禁止領域を算出する(ステップS610)。
そして、一般パーツの配置領域内の、複写パーツの配置禁止領域として設定されていない領域のうちで、複写パーツを配置可能な箇所に複写パーツの配置領域の設定を行う(ステップS611)。以上の処理によって、印刷が行われた結果、組合せ帳票の表面となる頁の帳票作成処理の基準となる仮想頁(表面)が作成されることになる。尚、裏面となる頁については頁サイズと余白が設定されているものが仮想頁として設定される。
そして、行き先の優先順位の1番目のものから(すなわち、ステップS612で優先順位が1番目のものをまず作成するように設定)、当該行き先用の組合せ帳票(部分帳票)の作成処理(ステップS613)を組合せ帳票(一般パーツ部分)の作成終了したと判断するまで(ステップS614でYESと判断されるまで)行う。そして、ステップS613で作成した各行き先用の部分帳票を1つのファイルに統合して組合せ帳票を作成し、最終的にステップS409で印刷処理が行われることになる。
<行き先別の組合せ帳票の作成処理(ステップS613)>
図7は、図6に示すフローチャートにおける組合せを行う各帳票に含まれる行き先別の帳票(部分帳票)を組み合わせて、組合せ帳票を構成する各行き先別の帳票(部分帳票)の作成処理(ステップS613)の細部手順を説明するためのフローチャートである。尚、この処理は帳票管理サーバ101のCPU201によって行われる。
本処理は、各行き先用帳票(部分帳票)を1頁目から順番に作成するため、X=1を設定する(ステップS701)。そして、頁作成の基準となる仮想頁を取得する(ステップS702)。
次に、仮想頁(表面)のヘッダーパーツ配置領域にヘッダーパーツの配置処理を行う(ステップS703)。ヘッダーパーツとしては、帳票の名称データ、帳票の説明データ等がある。具体的には、選択された帳票の種別、優先度に基づいて名称データを作成し、その名称を設定したパーツをまず配置する。その後、当該帳票の説明書パーツを配置する。尚、図示していないが、個別帳票毎に説明書パーツが登録されており、統合可能なパーツについてもデータとして設定されている。そして、それらが統合可能であれば統合し、統合が不可能な場合にはユーザの入力部からの入力等に従って新たな説明書きパーツを設定し、配置することになる。
そして、ステップS702で取得した仮想頁に対して、配置優先度が高いパーツから配置処理を行うことになる。表面の場合には表面用、裏面の場合には裏面用の仮想頁を使用してパーツの配置処理を行う。
そこで、まず、未配置のパーツのうち優先度が最も高いパーツ(当該頁への配置処理の結果、配置不可と判断されたものは除く)を取得する(ステップS704)。次いで、ステップS704で取得したパーツを正位置(配置処理を行う際に基準となる原点が配置領域の右上(初期設定)のまま)で配置できるか否かについて判断する(ステップS705)。この際、ステップS704で取得したパーツが位置固定パーツの場合は配置座標とサイズに基づいて、通常のパーツ(一般パーツのうち、位置固定パーツ以外のもの)についてはサイズに基づいて頁のパーツ未配置部分に当該パーツの配置が可能かどうかをCPU201が判断する。
その結果、正位置で配置可能と判断した場合(ステップS705でYES)は、配置座標を確定させる(ステップS709)。一方、正位置で配置可能ではないと判断した場合(ステップS705でNO)は、ステップS704で取得したパーツが位置固定パーツであるか否かを判定する(ステップS706)。
ステップS706で当該パーツが位置固定パーツではないと判断した場合(ステップS706でNO)は、ステップS714に移行する。一方、位置固定パーツであると判断した場合(ステップS706でYES)は、配置位置の反転処理を行った場合に(原点を右上から左下に変更。詳細は図11参照)配置が可能かを判定する(ステップS707)。配置位置の反転処理を行って当該パーツを所定の座標(本来配置すべき位置の仮想ページの中心点に対して対称位置である位置)に配置可能であると判定した場合には(ステップS707でYES)、当該パーツの180度反転処理を行い(ステップS708)、次いで配置座標を確定させる(ステップS709)。
ステップS709で配置座標が確定した後、作成している頁が表面か裏面かの判定を再度行う(ステップS710)。その結果、表面と判断した場合(ステップS710でNO)は、当該パーツをステップS709で確定させた座標への配置処理を行う(ステップS713)。一方、裏面であると判断した場合(ステップS710でYES)は、パーツの裏面処理(配置するパーツを裏面用のパーツに設定する)を行うか否かを判断する(ステップS711)。尚、裏面処理については後述する。そして、裏面処理を行うと判断した場合には(ステップS711でYES)、裏面処理を行う(ステップS712)。
その後、当該パーツの配置処理を行う(ステップS713)。そして、CPU201は、作成中の頁にまだ未配置の他のパーツを配置処理が可能であるか否かを判断する(ステップS714)。その結果、配置可能と判断した場合(ステップS714でYES)は、ステップS704に戻り、ステップS704からステップS713までの処理を繰り返すことになる。一方、配置不可と判断した場合(ステップS714でNO)は、当該部分帳票に含めなければならないすべてのパーツについての配置処理が終了したかを判断する(ステップS715)。その結果、まだ終了していないと判断した場合(ステップS715でNO)、X(頁数を示す)の値をインクリメントして次ページ処理前設定を行い(ステップS716)、当該部分帳票に含まなければならないパーツの配置がすべて終了したと判断するまで(すなわち、ステップS715でYESと判断されるまで)、上記ステップS704からステップS716の処理を繰り返すことになる。
当該部分帳票のパーツ配置処理が終了した(ステップS715でYES)と判断された場合は、当該部分帳票の頁の総数が奇数であるか否かを確認する(ステップS717)。その結果、奇数であった場合(ステップS717でYES)は、空白頁の追加処理を行い(ステップS718)、本処理を終了する。これは、帳票の印刷を行う際には、同一の行き先の帳票を同じ用紙に印刷する必要があるのだが、奇数ページで作成した場合には、空白頁を挿入しないと違う行き先の帳票(異なる部分帳票)が用紙の表裏に印刷されてしまうからである。一方、奇数でない場合(ステップS717でNO)はそのまま本処理を終了する。
以上がパーツの配置処理の詳細である。
<フッターパーツ配置処理(ステップS504)>
図8は、図5に示すフローチャートにおけるフッターパーツ配置処理(ステップS504)の詳細な処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU201は、組合せ帳票を構成するすべての帳票に含まれるフッターパーツを取得し(ステップS801)、行き先/保存期間が同一のもの(同一行き先、保存期間の部分帳票、同じ用紙に印刷する基準となる)にまとめる(ステップS802)。そして、優先度が高い行き先から順にフッターパーツの配置処理を行う。尚、図中ステップS803で「N」は行き先番号を示しており、ステップS809で1ずつインクリメントしている。
そして、図5のフローチャートにおけるパーツ配置処理(ステップS503)で作成したパーツの配置が終了した行き先番号N用の部分帳票の1ページ目のデータを取得する(ステップS804)。その後、当該頁内でのフッターパーツの配置順を決定し(ステップS805)、ステップS805で決定した配置順に従ってフッターパーツの配置処理を行う(ステップS806)。尚、フッターパーツの配置順については後述する。その後、テキスト流し込み領域に、行き先(経由を含む)や保存年数などを示すテキスト情報を挿入する(ステップS807)。
図21は、各帳票に含まれる帳票の行き先を示す帳票の頁属性データ例を示す図である。図21において、最終宛て先は、最終的な行き先となる宛て先である。また、保管年数は、その帳票を保管する年数である。さらに、経由1〜経由3は、帳票を最終的な行き先に送達する前に経由する行き先である。
ここで、テキスト流し込み領域とは、フッターパーツのうち図25に示されるDBの属性がテキストになっているものを指す。図25は、フッターパーツの詳細情報を登録するDBに格納されている情報例を示す図である。ここで、図25において、「FパーツID」はフッターパーツの識別子であり、「種別」はフッターパーツの種別である。また、「WIDTH」は横方向のサイズ、「HEIGHT」は縦方向のサイズ、「INPUT」は種別がテキストの場合にその領域に設定するテキスト項目であり、「IMAGE」はファイル名を示している。また、図26は、各帳票に含まれるフッターパーツの種類とその優先度の一例を示す図である。
このパーツには、INPUTで設定されている情報をテキスト情報として挿入することになる。例えば、INPUTが「経由」になっている場合は、当該帳票の配送経路(経由情報と行き先情報とからテキスト情報を作成する)をその領域に設定することになる。以上、ステップS804からステップS807までの処理をステップS808でYES(全行き先への作成が終了)と判断するまで行うことになる。尚、ある行き先についての部分帳票が、パーツ種類の関係上2枚以上の用紙を使用した場合には、すべての用紙の表面にこのフッターパーツの配置処理を行うことになる。
図18は、フッターパーツの配置順について説明するための図である。図18に示す例では、帳票X、帳票Y、帳票Zという3種類の帳票があり、この3種類の帳票の組合せ帳票を作成する際のフッターパーツ配置処理について説明する。尚、フッターパーツは、種類によって配置される優先順が決められている。
まず、組合せを行う帳票間での帳票の優先順位に従って、上位2帳票のフッターパーツの集約を行う。図18において、帳票Xには、○、△、×、□の4種類のフッターパーツが含まれており、帳票Yには☆、○、×、●が含まれる。尚、これら記号は全く同じフッターパーツであることを示しているのではなく、集約できるフッターパーツを同一の記号で表している。フッターパーツの集約は、集約できるパーツのうち、最もサイズの小さいものを優先パーツとして採用する手法をとる。
まず、両帳票の間で集約できるパーツを集約する。図に示す例では、○と×が両帳票に含まれるので、それらを集約して1つにすることになる。フッターパーツは配置の優先度(順番)がその種類によって決定しているので、集約後のフッターの配置順番は、☆、○、△、×、□、●の順番になる。そして、上記処理で作成した帳票X/Yのパーツと帳票Zのフッターパーツを集約することになる。
<複写制御パーツ配置処理(ステップS505)>
図9は、図5のフローチャートにおける複写制御パーツ配置処理(ステップS505)の詳細な処理手順を説明するためのフローチャートである。この処理は、1枚目に記入する項目の複写が、2枚目以降に好適に行われるようにするための処理である。
まず、2枚目の表面(3頁目)から当該処理を行う。そこで、ステップS901で、Nに3を設定する。次いで、組合せ帳票のN頁目の頁情報を取得し(ステップS902)、その頁に含まれるパーツの情報から複写領域を取得する(ステップS903)。そして、ステップS903で取得した領域を除外した領域を指定し(ステップS904)、当該領域をN頁目のトナー塗布領域として設定する(ステップS905)。さらに、ステップS904で指定した領域を左右反転し(印刷処理された組合せ帳票のステイプル処理等が施される接合部が左端の場合。上端の場合には上下反転)(ステップS906)、その領域をN−1頁目(例えば、Nページ目が2枚目表面の場合には、1枚目の裏面)のトナー塗布領域として設定する(ステップS907)。その後、次の表面の処理を行うために頁数(N)に2を足す(ステップS908)。
上述した上記処理ステップS902からステップS908までの処理をNが全頁数を超えるまで(ステップS909でYESと判断されるまで)行う。そして、この処理で作成したトナー塗布領域を当該組合せ帳票と関係付けて保存することになる(ステップS910)。
尚、この際に、トナー塗布領域ファイルと組合せ帳票ファイルを同一のものにしても、別々に登録してもどちらでもかまわない。
<仮想頁の作成処理例>
図10は、図6のフローチャートによる仮想頁の作成例を説明するための図である。すなわち、ここで説明する処理は、図6のステップS606〜ステップS610の処理によって行われる。尚、それぞれのパーツは、互いに重なることなく配置しなければならない。
まず、帳票管理装置101のCPU201は、帳票の印刷に用いる用紙のサイズやその他の印刷設定に従って、仮想頁1001のサイズや余白(余白(左)1002、余白(右)1003、余白(上)1004、余白(下)1005)を設定する(図6のステップS605の処理)。そしてその後、ヘッダー領域1006、フッターパーツ配置領域1008を設定する。フッターパーツについては、図6のステップS606で算出された領域がその配置領域(基準は用紙の底辺:余白は考慮)として設定される。そして余白、ヘッダー領域1006、フッターパーツ配置領域1008以外の箇所が、(一般)パーツ配置領域として設定される(図6のステップS607の処理)。尚、(一般)パーツ配置領域は、複写パーツ配置可能領域1007として設定される。
そして、組合せ帳票の1頁目に配置されるべき位置固定パーツを取得して(図6のステップS609の処理)、複写パーツ配置可能領域1007の調整を行う(図6のステップS607の処理)。より具体的には、1頁目に配置されるべき位置固定パーツの配置領域には、複写パーツを配置することができないので、その領域を(例えば、図10では領域1011と領域1012)を複写パーツ配置可能領域1007から除外することになる。
その後、図5のステップS501で取得した組合せ帳票を構成するパーツに含まれる複写パーツの仮想頁への配置処理(図6のステップS608の処理)を行う。尚、それぞれのパーツは、互いに重なることなく配置しなければならない。
図10に示す例では、複写パーツ1(1051)と複写パーツ2(1052)の仮想頁への配置処理を行う。まず、複写パーツ1(1051)は、複写パーツ配置不可領域1011の直下の複写パーツ配置可能領域1015に配置することが可能なので、その位置(すなわち、図10の領域1021)に配置する。次に、複写パーツ2(1052)の配置処理を行うことになる。ここで、領域1022の直下の複写パーツ配置領域1015に配置を行おうとしても、複写パーツ2(1052)のサイズが複写パーツ配置可能領域よりも大きいため、配置を行うことができない。そこで、複写パーツ配置不可領域1012の直下の複写パーツ配置可能領域1016に複写パーツ2(1052)を配置することになる(図10中の1022)。
そして作成された仮想頁1081が、組合せ帳票作成の際に各パーツを配置する際の基準、すなわち表面の仮想頁となる。
<位置固定パーツ配置例>
図11は、位置固定パーツの配置の様子を示す図である。本実施形態では、各帳票を構成するパーツのうち、記入後OCR等の処理を行う必要があるパーツを位置固定パーツとして設定している。これは、OCR処理を行う際には、ページ中のある位置に記載されているものに対して処理を行うという設定を行う必要があるため、位置を固定にしておくことが望ましいためである。尚、本実施形態では、パーツを配置する際の基準を用紙の右上の原点(0,0)1105として説明する。
位置固定パーツの配置であるが、通常であればパーツデータ1102のように原点1105を基準に所定の位置に配置されることになる。しかし、頁1111のように、位置固定パーツの配置座標に、既に他のパーツが配置済みの場合(図11の場合はパーツ1112が既に配置済み)、次ページに位置固定パーツを配置するように制御するのではなく、用紙を180度回転させ、原点を左下(図11、1111の場合の原点1115)に移動させ、この原点を基準にしてパーツを180度回転させて配置を行うようにする(図11の1113)。
このようにする理由は、OCR処理を行わせる前の用紙読み取り処理の際に用紙を180度反転させて(すなわち、上下を逆にして)読み取らせることによって、通常の配置の場合と同様にOCR処理を行うことができる。また、無駄な頁を追加しなくてもすみ、組合せ帳票を出力する際の用紙の削減を行えるという効果を奏する。
<パーツ配置処理>
次に、図12と図13を用いて、パーツの配置処理について説明する。
図12は、本発明の一実施形態におけるパーツ配置処理を行う前に既に配置されているパーツの状態について示す図である。未配置パーツとしては、位置固定パーツ1251と通常のパーツ1252がある。パーツ1203、1205、1222、及び1223は、複写パーツであり、仮想頁に対して配置領域設定済みのパーツデータである。複写パーツ(印刷処理がされた結果、当該パーツが印刷された領域に記入された事項を、他の用紙に複写するパーツ)の配置領域として設定されている領域には、基本的に当該複写パーツへの記入事項の複写を受け付ける当該複写パーツと同一または類似するパーツ以外の配置処理を行わないようにする。というのも、当該複写パーツに対する記入事項が、他の関係ないパーツが印刷されて領域に裏写りしてしまうことを防ぐためである。
そして、1枚目(表面)1201には、他にパーツ1202、パーツ1204、パーツ1206が既に配置されている。また、1枚目(裏面)1211には、パーツ1212、パーツ1213が既に配置されている。
一方、2枚目(表面)1221及び2枚目(裏面)1231については、位置固定パーツ1251(すなわち、次に配置すべきパーツ)の配置処理を行う際には作成されていないが、図12では、説明を容易にするために記載している。2枚目(表面)1221は仮想頁情報を示している。表面の作成の際には、この仮想頁がパーツ配置の基準となる。2枚目(裏面)については頁サイズや余白のみが設定されているのみである(裏面の仮想頁情報)。
図13は、未配置パーツ(位置固定パーツ1251、通常パーツ1252)の配置処理の流れを説明するためのイメージ図である。本処理では、未配置パーツのうち、優先度が高い位置固定パーツの配置処理を行うことになる。尚、既に、1枚目(表面)への配置処理はこの段階で終了しているので、1枚目(裏面)への配置処理から説明する。
まず、位置固定パーツ1252のパーツ情報を取得し(図7のステップS703の処理)、配置済みではないので(図7のステップS704でNO)、正位置で所定の座標(図中1311で示される領域)に対して配置が可能であるかどうかを判断する(図7のステップS705の処理)。領域1311には既に他のパーツ(パーツ1212)が配置済みのため、CPU201は、この位置には配置不可であると判断する(図7のステップS705でNO)。この状態は、図13の[1]で示される部分に位置固定パーツを配置しようとして、配置不可とされた場合に相当する。
次に、配置を試みたパーツが、位置固定パーツであるか否かを判断する(図7のステップS706の処理)。配置対象が位置固定パーツであるので、ここではYESと言う判断がされ(図7のステップS706でYES)、次に当該パーツを反転位置に配置できるか否かを判断する(図7のステップS707)。そして、位置固定パーツ1251を反転位置に配置する場合には、図中の1313に示す領域に配置処理をすることになる。しかし、その領域には既に配置されているパーツがあるため、配置不可という判断がされる(図7のステップS707でNO)。よって位置固定パーツ1251は、1枚目(裏面)には配置不可となる。この状態は、図13の[2]で示される部分に位置固定パーツを反転して配置しようとして、配置不可とされた場合に相当する。
次に、当該頁への配置処理が、まだ済んでいないパーツがあるか否かを判断する。この場合は、通常パーツ1252の配置処理がまだ済んでいないので(図7のステップS714でNO)、そのパーツ情報を取得する(図7のステップS704)。そして、このステップS704の処理で、通常パーツ1252が取得されることになる。そして、通常パーツ1252の1枚目(裏面)への配置処理を行う。
まず、当該パーツが正位置で配置可能かどうかを判断する(図7のステップS705)。図13に示すように、通常パーツ1252を既に配置が終了しているパーツの直下に配置を試みた場合、既配置のパーツ1213と重なってしまうので、新たに配置を行うことができない。また、既配置のパーツ1213の直下に配置しようとしても、配置領域からからはみ出してしまうので(不図示)、その場所にも配置を行うことができない。従って、図7のステップS705の判断処理でCPU201はNOと判断することになる。この状態は、図13の[3]で示される部分に通常パーツを配置しようとして、配置不可とされた場合に相当する。
その次に、通常パーツ1252が位置固定パーツであるかを判断することになる(図7のステップS706)。そして、位置固定パーツではないので、CPUはNOと判断し(ステップS706でNO)、この通常パーツ1252は1枚目(裏面)には配置不可という判断がされる。
通常パーツ1252の配置処理が終了したことにより、1枚目(裏面)への配置処理が済んでいないパーツはないという判断をCPUが行うことになる(図7のステップS714でNO)。
次に、CPU201は、全パーツの配置が終了しているか否かを判断する(図7のステップS715の処理)。この場合、まだ位置固定パーツ1251、通常パーツの配置が終わっていないので、全パーツの配置はまだ終了していないという判断がされる(図7のステップS715でNO)。従って、次のページの作成処理に移ることになる(図7のステップS716で頁数を示す変数Xの値をインクリメントして次のページの作成を示している)。
次いで、図13の[4]で示される部分に、位置固定パーツを所定の座標に配置しようとしたが、すでに配置されているパーツと重なるために配置不可とされる。さらに、図13の[5]で示される部分に、位置固定パーツを反転して所定の座標に配置しようとしたが、すでに配置されているパーツと重なるために配置不可とされる。これにより、3ページ目(2枚目表紙)に位置固定パーツは配置することができない。その後、図13の[6]で示される部分に通常パーツを配置し、[7]で示すように位置固定パーツを所定の座標に配置する。
図14は、複写パーツの裏面部分に配置されるパーツの線や文字についての印刷を通常より薄くする処理を説明するための図である。この図は、印刷処理をされた組合せ帳票の各用紙の接合部が左端であった場合の図である。図14に示す例では、1401(1ページ目)に記入欄1403(複写パーツ)がある。そして、この欄に記入した文字は2ページ目以降に複写されることになる。
顧客は、この帳票の1403に必要事項(例えば1402)を記入することになる。その記入の際に1411に示されている1403の裏側となる領域の箇所と、1421に示す1423が印刷されていると箇所(これらが面対をなしている)が接触するようにして、顧客は必要事項を記入することになる。しかし、記入の際に記入欄1403の裏に文字や線等が印刷されていると(1412)、記入欄1403に記入した文字(1402)がうまく裏写りしないことがある(1422)。これは1412を印字するためのトナーが原因となっている。すなわち、線や文字を印刷する際には、通常、文字データや線データを印刷処理する際には、印刷処理が行われた結果、文字や線として表現される領域に100%トナーを塗布することになる(色指定が黒の場合。他の色であれば必ずしもそうとはならない。)ので、顕色剤と発色剤がトナーにより反応しらくなってしまうからである。
そこで、複写パーツ部分に記入された文字をうまく2枚目以降に写すためには、その裏面の印刷について工夫をしなければならない。そこで本発明では、複写パーツの裏面部分に配置されるパーツの線や文字については、印刷を通常より薄くする(印刷処理が行われた結果、文字や線として表現される領域に100%トナーを塗布ことにならない)ことによって、上記のような問題が発生しずらくするようにしている。
図15は、本発明の一実施形態における裏面へのパーツの配置処理について説明するための図である。この図は、印刷処理をされた組合せ帳票の各用紙の接合部が左端であった場合の図である。図15において、1501は表面へのパーツの配置状態を示している。表面1501には、複写パーツ1502及び1503が配置されている。この表面1501の裏に印刷されることになる裏面1511へのパーツの配置処理(図中、配置対象パーツの配置処理)を行う際に、このパーツを配置すると、複写パーツ1502の裏面部分(1512)と領域が重なることになる。この場合、当該部分にパーツを配置する際に、通常のパーツ(線や文字を薄くしていないもの)を配置してしまうと、複写パーツ1502に記入された文字が2枚目以降に好適に裏写りしなくなってしまう。
従って、このような場合には、線や文字を薄く表示して、あらかじめ登録してある配置対象パーツ(裏面)を配置することになる。このような処理を行うことで、文字や線が印刷される領域に塗布されるトナーがべた塗りにならず、その領域中にトナーが塗布されない領域が生まれることになり、記入された文字を裏写りさせることをより好適に行うことが可能になる。尚、配置対象パーツ(裏面)のようなパーツを用意せずに、印刷処理の際に表面が複写パーツである箇所に配置されるパーツの印刷を通常よりも薄くするよう印刷制御を行うことによっても、同様の効果を奏することが可能である。また、線や文字を薄くするのではなく、文字のフォントを小さくしたり、線を細くしたり、破線にしたりしても良い。
<複写制御パーツ例>
図16及び図17は、本実施形態で使用される複写制御パーツ例を示す図である。これらの図は、印刷処理をされた組合せ帳票の各用紙の接合部が左端であった場合を想定している。図16の帳票C/帳票F(1/5枚)1601に含まれるパーツ1602は複写パーツであり、パーツ1602に記載された内容は、帳票C/帳票F(2/5枚)のパーツ1611に複写されることになる。ここで、1601に記入された内容のうち、1602以外に記入されたものは、2枚目以降に複写する必要はない。しかし、このままではパーツ1601以外に記入された内容も2枚目以降に複写されてしまうことになる。
そこで、必要な事項以外が複写されないような工夫が必要になってくる。
図13、図14及び図15を用いた上記説明に際して、裏面にトナーが塗られていると複写が好適に行われないことについて触れた。そこで、ここではその性質を利用する。すなわち、複写したくない部分について予めトナーを塗布しておけば、その部分はその用紙よりも前の用紙に記入されたものが複写されないので、この制御により複写領域を好適に設定することが可能である。
図17に示すように、2枚目の表面の1枚目より複写すべき部分を算出し、その領域にトナーを塗布する領域を設定する(図17の1712)。複写すべき領域については、パーツ毎にその領域が設定されており(不図示)、その領域を除外した形で領域が設定される。そして、その領域を左右反転させ、1枚目の裏面にもトナーを塗布する領域を設定する(図17の1702)。
このようにすることによって、必要な項目以外の複写を抑制することを好適に行うことが可能である。
<フッターパーツ配置領域の設定例>
図19は、フッターパーツ配置領域の設定例を説明するための図である。図18に示すように組合せ帳票を作成すると、その組合せ帳票に必要なフッターパーツが単独帳票よりも多くなってしまい、その配置領域はより広い領域を必要とすることになる可能性がある。そこで、必要なパーツ数に応じてその領域を予め確保しておく必要がある。この場合、パーツ配置処理の前に、フッターパーツ配置領域の算出が必要になってくる。その処理は、図6のステップS601からステップS607に該当する。以下では、その概要について説明する。
図19に示すように、フッターパーツの数、サイズによってはそれらを一列に配置しようとすると用紙の幅を超えてしまう場合がある(図19の上の図)。その際には、すべてのフッターパーツを配置するためには2列以上配置できる領域がフッター領域で必要になる(図19の下の図)。従って、予め仮想頁作成の際に各行き先毎にフッターパーツ配置領域を算出し、その中でフッターパーツ配置領域が一番広いものを採用し、仮想頁にフッターパーツ配置領域として設定しておく。このことによって、フッターパーツの配置領域を予め確保することが可能になる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の一実施形態における組合せ帳票作成システムの構成図である。 本発明の一実施形態における組合せ帳票作成システムにおける帳票管理サーバ101を実現するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施形態に係る組合せ帳票作成処理で対象となる組合せ帳票の概要を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る組合せ帳票作成システムにおける帳票管理サーバ101のCPU201によって行われる組合せ帳票作成処理手順を説明するためのフローチャートである。 図4に示すフローチャートの組合せ帳票データ作成処理(ステップS407)の詳細を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートのパーツ配置処理(ステップS503)の詳細を説明するためのフローチャートである。 図6に示すフローチャートにおける行き先別の組合せ帳票の作成処理(ステップS613)の細部手順を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートにおけるフッターパーツ配置処理(ステップS504)の詳細な処理手順を説明するためのフローチャートである。 図5のフローチャートにおける複写制御パーツ配置処理(ステップS505)の詳細な処理手順を説明するためのフローチャートである。 図6のフローチャートによる仮想頁の作成例を説明するための図である。 位置固定パーツの配置の様子を示す図である。 本発明の一実施形態におけるパーツ配置処理を行う前に既に配置されているパーツの状態について示す図である。 未配置パーツ(位置固定パーツ1251、通常パーツ1252)の配置処理の流れを説明するためのイメージ図である。 複写パーツの裏面部分に配置されるパーツの線や文字についての印刷を通常より薄くする処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態における裏面へのパーツの配置処理について説明するための図である。 本実施形態で使用される複写制御パーツ例を示す図である。 本実施形態で使用される複写制御パーツ例を示す図である。 フッターパーツの配置順について説明するための図である。 フッターパーツ配置領域の設定例を説明するための図である。 帳票の組合せ情報DBの構成例を示す図である。 各帳票に含まれる帳票の行き先を示す帳票の頁属性データ例を示す図である。 各帳票に含まれるパーツの種類と優先度及び属性を示す図である。 帳票(単独、組合せ双方)のイメージデータを登録した帳票ファイルDBの構成例を示す図である。 パーツの詳細情報を登録しているパーツDBの構成を示す図である。 フッターパーツの詳細情報を登録するDBに格納されている情報例を示す図である。 各帳票に含まれるフッターパーツの種類とその優先度の一例を示す図である。
符号の説明
101 帳票管理サーバ
102−1、102−2 画像形成装置
103−1、103−2 情報処理装置
104 ネットワーク
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 HDD
205 ネットワークI/F
206 記憶媒体ドライブ
207 ポインティングデバイス
208 キーボード
209 ビデオI/F
210 ディスプレイ装置
211 外部機器I/F
212 システムバス

Claims (6)

  1. 各々が複数頁から構成される複数の帳票フォームを組み合わせて組合せ帳票フォームを作成し、該組合せ帳票フォームを画像形成装置によりノンカーボン複写紙に両面印刷せることによって複写式帳票書類を作成する組合せ帳票作成装置であって、
    前記複数の帳票フォームを構成するパーツを、帳票フォームごとに記憶する記憶手段と、
    組合せを行う帳票フォームの種別を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された前記帳票フォームを構成するパーツのパーツ情報を前記記憶手段から取得し、該取得したパーツのパーツ情報に基づいて、組合せを行う複数の帳票フォームで重複または類似するパーツを集約し、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツを選択する集約手段と、
    前記集約手段によって選択されたパーツのレイアウト処理を行い、前記組合せ帳票フォームを作成する帳票フォーム作成手段と、
    を備え、
    前記帳票フォームを構成するパーツには、当該パーツが印刷された箇所に記入された事項を他の用紙に複写するパーツである複写パーツ、及び、前記複写パーツとは異なる頁にレイアウトされる、前記複写パーツに記入された事項の複写を受け付けるパーツである複写受けパーツが含まれ、
    前記組合せ帳票フォームを構成するパーツのうち、前記複写受けパーツのレイアウト領域となる第1の領域を取得する第1の領域取得手段と、
    前記複写式帳票書類への記入時に前記第1の領域と接することになる領域であり、前記第1の領域と面対称をなす領域である第2の領域を取得する第2の領域取得手段と、
    少なくとも一部が前記第2の領域にレイアウトされるパーツの画像を前記ノンカーボン複写紙に印刷記録するために使用される記録材の使用量を抑制する印刷出力を前記画像形成装置に行わせる印刷制御手段と
    を更に備えることを特徴とする組合せ帳票作成装置。
  2. 前記パーツ情報には、パーツが前記第2の領域にレイアウトされる際に用いられる第1のパーツイメージと、それ以外の領域にレイアウトされるに用いられる第2のパーツイメージと、が含まれ、
    前記印刷制御手段は、前記第2の領域にレイアウトされるパーツについて、前記帳票フォーム作成手段に、該パーツの前記第1のパーツイメージを用いた前記レイアウト処理させることで、前記画像形成装置に前記記録材の使用量を抑制する印刷出力を行わせること
    を特徴とする請求項1に記載の組合せ帳票作成装置。
  3. 前記第1の領域を含む頁の該第1の領域を除く領前記第2の領域を含む頁の該第2の領域を除く領少なくとも複写禁止領域として設定する禁止領域設定手段と、
    前記複写式帳票書類において、前記複写禁止領域に記入された事項が他の頁に複写されないよう複写禁止制御する複写禁止制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の組合せ帳票作成装置。
  4. 前記複写禁止制御手段は、前記複写禁止領域に前記記録材を塗布する印刷出力を前記画像形成装置に行わせることを特徴とする請求項3に記載の組合せ帳票作成装置。
  5. 各々が複数頁から構成される複数の帳票フォームを組み合わせて組合せ帳票フォームを作成し、該組合せ帳票フォームを画像形成装置によりノンカーボン複写紙に両面印刷させることによって複写式帳票書類を作成する組合せ帳票作成装置の制御方法であって、
    前記複数の帳票フォームを構成するパーツを、帳票フォームごとに記憶部に記憶する記憶工程と、
    組合せを行う帳票フォームの種別を設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された前記帳票フォームを構成するパーツのパーツ情報を前記記憶部から取得し、該取得したパーツのパーツ情報に基づいて、組合せを行う複数の帳票フォームで重複または類似するパーツを集約し、前記組合せ帳票フォームを構成するパーツを選択する集約工程と、
    前記集約工程によって選択されたパーツのレイアウト処理を行い、前記組合せ帳票フォームを作成する帳票フォーム作成工程と、
    を備え、
    前記帳票フォームを構成するパーツには、当該パーツが印刷された箇所に記入された事項を他の用紙に複写するパーツである複写パーツ、及び、前記複写パーツとは異なる頁にレイアウトされる、前記複写パーツに記入された事項の複写を受け付けるパーツである複写受けパーツが含まれ、
    前記組合せ帳票フォームを構成するパーツのうち、前記複写受けパーツのレイアウト領域となる第1の領域を取得する第1の領域取得工程と、
    前記複写式帳票書類への記入時に前記第1の領域と接することになる領域であり、前記第1の領域と面対称をなす領域である第2の領域を取得する第2の領域取得工程と、
    少なくとも一部が前記第2の領域にレイアウトされるパーツの画像を前記ノンカーボン複写紙に印刷記録するために使用される記録材の使用量を抑制する印刷出力を前記画像形成装置に行わせる印刷制御工程と、
    を更に備えることを特徴とする組合せ帳票作成装置の制御方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至4の何れか1項に記載の組合せ帳票作成装置の各手段として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
JP2005193105A 2005-06-30 2005-06-30 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4394610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005193105A JP4394610B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005193105A JP4394610B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007011801A JP2007011801A (ja) 2007-01-18
JP4394610B2 true JP4394610B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=37750181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005193105A Expired - Fee Related JP4394610B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4394610B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5187057B2 (ja) * 2008-08-07 2013-04-24 株式会社リコー レイアウト印刷システム、レイアウト文書閲覧方法、及びプログラム
JP5343584B2 (ja) * 2009-01-28 2013-11-13 株式会社リコー 情報処理装置及びプログラム
JP5754962B2 (ja) * 2011-02-03 2015-07-29 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007011801A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6134568A (en) Previewing an assembled document
US8259333B2 (en) Information processing apparatus, control method thereof, and program thereof
CN101281565B (zh) 打印处理执行装置、限制信息发布装置、信息处理装置及历史信息处理方法
US8351067B2 (en) Device to edit documents for printout and method thereof
JP2012099131A (ja) 年鑑作成のシステムおよび方法
EP2291783A1 (en) System and method for yearbook creation
CN101365030A (zh) 图像处理装置及图像处理方法
CN102263872B (zh) 图像形成系统、数据处理装置、图像形成装置以及显示方法
US6166716A (en) Presentation apparatus for two-dimensional picture information
JP6116352B2 (ja) 製本印刷システムおよび情報処理装置およびその制御方法およびプログラム
US8014015B2 (en) Print data processing system, printer, and data processing indicating apparatus
US6493108B1 (en) Image processing apparatus, data processing method therefor, and storage medium for storing computer readable program therefor
JP2006135819A (ja) 画像管理システム
JP4394610B2 (ja) 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム
US20050015392A1 (en) Document self-verification and routing
CN101556531A (zh) 信息处理器、信息处理方法及记录介质
JP4387992B2 (ja) 組合せ帳票作成装置及び組合せ帳票作成装置の制御方法、並びにプログラム
JPH09174956A (ja) プリンタ制御装置
JP3832333B2 (ja) 文書処理方法および装置
JP7415441B2 (ja) 印刷管理システム、管理サーバー、および、印刷管理方法
JP3855398B2 (ja) プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体
JP4165191B2 (ja) 印刷情報設定装置およびその方法
JP4173028B2 (ja) 印刷属性設定装置、印刷属性設定方法及び印刷属性設定用プログラム
WO2000026810A1 (en) Previewing an assembled document
JP5403096B2 (ja) 印刷システム及び印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4394610

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141023

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees