JP7496941B1 - 施設案内装置、情報処理装置、施設案内方法及び施設案内プログラム - Google Patents

施設案内装置、情報処理装置、施設案内方法及び施設案内プログラム Download PDF

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Abstract

施設利用者の個人情報を取得する個人情報取得部(12)と、個人情報取得部(12)により取得された個人情報に基づいて、施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する視覚障がい者判定部(13)とを備えるように、施設案内装置(2)を構成した。また、施設案内装置(2)は、視覚障がい者判定部(13)によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する案内画像生成部(14)とを備えている。

Description

本開示は、施設案内装置、情報処理装置、施設案内方法及び施設案内プログラムに関するものである。
施設の案内画像を表示させる施設案内装置がある。
このような施設案内装置として、例えば、特許文献1には、施設の案内画像を記憶している記憶部と、記憶部に記憶されている案内画像をディスプレイに表示させる制御部とを備える経路案内表示システムが開示されている。
特開2019-82875号公報
施設の利用者(以下「施設利用者」という)が、視覚障がい者であることがある。全盲以外の視覚障がい者は、視覚障がいを有していない非視覚障がい者よりも、視力が弱い等の障がいを有しているものの、案内画像を見ることができる場合がある。
特許文献1に開示されている経路案内表示システムのディスプレイに表示された案内画像は、施設利用者が全盲以外の視覚障がい者である場合が考慮されたものではなく、例えば、非視覚障がい者には見易い画像であっても、全盲以外の視覚障がい者にとっては見づらい画像であることがあるという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、施設利用者が全盲以外の視覚障がい者であれば、視覚障がい者にとって見易い案内画像を表示させることができる施設案内装置を得ることを目的とする。
本開示技術に係る施設案内装置は、視覚障がい者の顔画像の登録を受け付ける登録受付部と、サイネージが設置されている施設の利用者である施設利用者の個人情報であって、視覚障がいの種類を示す種類情報を含む個人情報を取得する個人情報取得部と、個人情報取得部により取得された個人情報に基づいて、施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する視覚障がい者判定部と、視覚障がい者判定部によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、サイネージのディスプレイに表示させるための施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する案内画像生成部と、を備える。
登録受付部は、視覚障がい者の顔画像と一緒に、視覚障がいの種類の登録を受け付けるものであり、個人情報取得部は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を取得し、視覚障がい者判定部は、登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、個人情報取得部により取得された施設利用者の顔画像とを照合し、登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定し、かつ、施設利用者の視覚障がいの種類が、登録受付部によって登録が受け付けられている種類であると判定する、というものである。
本開示によれば、施設利用者が全盲以外の視覚障がい者であれば、視覚障がい者にとって見易い案内画像を表示させることができる。
実施の形態1に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態1に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 サイネージ3を示す説明図である。 施設案内装置2の処理手順である施設案内方法を示すフローチャートである。 登録受付部11により登録が受け付けられた視覚障がい者の顔画像等の一覧を示す説明図である。 図7Aは、視野障がいがある視覚障がい者向けの案内画像を示す説明図、図7Bは、表示領域の表示内容が時系列に変化する場合の案内画像を示す説明図である。 実施の形態2に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態2に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態3に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態3に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 サイネージ3を示す説明図である。 実施の形態4に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態4に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態5に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態5に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態6に係る施設案内装置2を示す構成図である。 実施の形態6に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態6に係る情報処理装置4を示す構成図である。 実施の形態6に係る情報処理装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 情報処理装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 図22Aは、係員呼出用のスイッチ42の形状例を示す説明図、図22Bは、係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの形状が、三角形、又は、四角形である例を示す説明図、図22Cは、係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの中央部が、凹んでいる形状、又は、膨らんでいる形状の例を示す説明図である。 図23Aは、スライドによって操作する例を示す説明図、図23Bは、回転によって操作する例を示す説明図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る施設案内装置2を示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1において、ユーザ端末1は、例えば、移動端末、又は、パソコンによって実現される。
ユーザ端末1は、施設利用者である視覚障がい者の個人情報として、視覚障がい者の顔画像を示す顔画像データと、視覚障がいの種類を示す種類情報とを含む個人情報を施設案内装置2に送信する。
視覚障がい者の中には、全盲の視覚障がい者と、全盲以外の視覚障がい者(以下「非全盲視覚障がい者」という)とが含まれる。非全盲視覚障がい者は、施設の案内画像の表示形態によっては、案内画像を見ることが可能である。
施設案内装置2は、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16を備えている。
施設案内装置2は、例えば、インターネットを介して、ユーザ端末1と接続されている。
施設案内装置2は、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を表示させる装置である。なお、案内画像には静止画だけでなく動画も含まれる。もちろん、案内画像は、静止画と動画とが組み合わせたものであってもよい。
サイネージ3は、図4に示すように、カメラ41、係員呼出用のスイッチ42、ディスプレイ43、スピーカ44及びマイク45が設けられている電子看板である。
サイネージ3には、施設案内装置2が内蔵されている。ただし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2がサイネージ3の外部に設けられていてもよい。
登録受付部11は、例えば、図2に示す登録受付回路21によって実現される。
登録受付部11は、ユーザ端末1から送信された視覚障がい者の個人情報を受信する。
登録受付部11は、視覚障がい者の個人情報に含まれている顔画像データが示す視覚障がい者の顔画像と、個人情報に含まれている種類情報が示す視覚障がいの種類との登録を受け付ける。
個人情報取得部12は、例えば、図2に示す個人情報取得回路22によって実現される。
個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報を取得する。
具体的には、個人情報取得部12は、サイネージ3のカメラ41を介して、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を取得する。
個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を視覚障がい者判定部13に出力する。
視覚障がい者判定部13は、例えば、図2に示す視覚障がい者判定回路23によって実現される。
視覚障がい者判定部13は、個人情報取得部12から、施設利用者の個人情報を取得する。
視覚障がい者判定部13は、個人情報に基づいて、施設利用者が視覚障がい者であるか否かを判定する。
具体的には、視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、個人情報取得部12により取得された施設利用者の顔画像とを照合する。視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していなければ、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像を利用して、施設利用者の視覚障がいの有無の2次判定を実施する。視覚障がい者判定部13は、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像を、サイネージ3のカメラ41を介して、施設利用者の個人情報として取得する。2次判定では、視覚障がい者判定部13は、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像から、施設利用者がサングラスをかけているか、白状らしきものを持っているか、盲導犬を連れているかなど、施設利用者が視覚障がい者であることを示すものがいるか否かを探すことで、施設利用者の視覚障がいの有無を判定する。2次判定で、視覚障がい者判定部13が、施設利用者に視覚障がいがあると判定した場合、視覚障がい者判定部13は、視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していなくても、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。視覚障がい者判定部13は、2次判定で施設利用者に視覚障がいがないと判定した場合、又は、2次判定ができなかった場合、施設利用者が非視覚障がい者であると判定する。
視覚障がい者判定部13は、施設利用者の視覚障がいの種類が、登録受付部11によって登録が受け付けられている種類であると判定する。
視覚障がい者判定部13は、判定結果を案内画像生成部14及び音声出力部16のそれぞれに出力する。
案内画像生成部14は、例えば、図2に示す案内画像生成回路24によって実現される。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13から、判定結果を取得する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、視覚障がいの種類が判定されれば、視覚障がいの種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が視覚障がい者でないと判定されれば、施設の案内画像として、非視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を画像表示処理部15に出力する。しかし、これは一例に過ぎず、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が視覚障がい者でないと判定された場合には、案内画像生成部14は、非視覚障がい者向けの案内画像を生成せず、画像表示処理部15に何も出力しなくてもよい。視覚障がい者判定部13によって施設利用者が視覚障がい者でないと判定され、画像表示処理部15に何も出力されない場合、サイネージ3のディスプレイ43には、施設利用者がサイネージ3の前に立った時点と同じものが表示され続けることなる。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、視覚障がいの種類が全盲であると判定されれば、施設の案内画像の表示内容を音声で示す音声案内データを音声出力部16に出力する。
画像表示処理部15は、例えば、図2に示す画像表示処理回路25によって実現される。
画像表示処理部15は、案内画像生成部14から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得する。
画像表示処理部15は、取得した案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
音声出力部16は、例えば、図2に示す音声出力回路26によって実現される。
音声出力部16は、例えば、視覚障がい者によって、係員呼出用のスイッチ42が操作されたとき、施設の係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から施設の係員の音声を出力させる。
音声出力部16は、案内画像生成部14から、音声案内データが出力された場合、音声案内データをスピーカ44に出力する。スピーカ44は、案内音声データが示す音声を出力する。
図2では、施設案内装置2の構成要素である登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16のそれぞれが、図3に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25及び音声出力回路26によって実現されるものを想定している。
登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25及び音声出力回路26のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムがメモリ31に格納される。それぞれの処理手順は、登録受付部11の登録受付処理手順、個人情報取得部12の情報取得処理手順、視覚障がい者判定部13の判定処理手順、案内画像生成部14の画像生成処理手順、画像表示処理部15の表示処理手順、音声出力部16の音声出力処理手順である。
そして、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図2では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
図4は、サイネージ3を示す説明図である。
図4において、カメラ41は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を撮影する。
カメラ41は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を個人情報取得部12に出力する。
係員呼出用のスイッチ42は、サイネージ3が設置されている施設の係員を呼び出すためのスイッチである。係員呼出用のスイッチ42が、例えば、視覚障がい者によって操作されたとき、施設の係員が呼び出される。施設としては、例えば、駅、図書館、市役所、病院、又は、ショッピングモールがある。
ディスプレイ43には、案内画像生成部14により生成された案内画像が表示される。
また、ディスプレイ43には、視覚障がい者と係員との会話が文字表示される。
スピーカ44は、例えば、視覚障がい者によって、係員呼出用のスイッチ42が操作されたとき、施設の係員の音声を出力する。
また、スピーカ44は、音声出力部16から出力された音声案内データが示す音声を出力する。
マイク45は、視覚障がい者の音声等を集音する。
次に、図1に示す施設案内装置2の動作について説明する。
図5は、施設案内装置2の処理手順である施設案内方法を示すフローチャートである。
図1に示す施設案内装置2では、視覚障がい者が、施設を利用するに際して、事前に個人情報を施設案内装置2に登録する必要がある。
視覚障がい者は、ユーザ端末1を操作して、自己の顔を撮影する。また、視覚障がい者は、ユーザ端末1を操作して、視覚障がいの種類を入力する。視覚障がいの種類としては、例えば、視力障がい、視野障がい、色覚障がい、光覚障がい、又は、全盲がある。
視力障がいは、弱視と呼ばれることがある。文字等が拡大されていれば、文字等を認識できる場合、又は、視覚補助具等を使用すれば、文字等を認識できる場合には、視力障がいに該当する。
視野障がいは、目を動かさないで見ることのできる範囲が狭くなる障がいである。視野障がいには、見える範囲が中心部分だけになって、周囲が段々と見えなくなる求心性視野狭窄と、周囲はぼんやり見えるものの、中心部分が見えなくなる中心暗転とがある。
色覚障がいは、一定の色が分かり難くなる障がいである。
光覚がいは、光を感じて、光の強さを区別する機能が、障害によって調整できなくなる障がいである。光覚がいの症状として、弱い光でも眩しく感じる症状と、強い光でも弱い光に感じる症状とがある。
ユーザ端末1は、視覚障がい者の個人情報として、視覚障がい者の顔画像を示す顔画像データと、視覚障がいの種類を示す種類情報とを含む個人情報を施設案内装置2に送信する。
施設案内装置2の登録受付部11は、ユーザ端末1から送信された視覚障がい者の個人情報を受信する。
登録受付部11は、視覚障がい者の個人情報に含まれている顔画像データが示す視覚障がい者の顔画像と、個人情報に含まれている種類情報が示す視覚障がいの種類との登録を受け付ける。
図6は、登録受付部11により登録が受け付けられた視覚障がい者の顔画像等の一覧を示す説明図である。
図6の例では、視覚障がい者(1)~(4)の顔画像等が登録されている。
視覚障がい者(1)~(4)の顔画像のそれぞれは、図面の簡単化のため、〇、△、◇、□の記号で区別されている。
視覚障がい者(1)の視覚障がいの種類は、視力障がいであり、視覚障がい者(2)の視覚障がいの種類は、視野障がいである。また、視覚障がい者(3)の視覚障がいの種類は、色覚障がいであり、視覚障がい者(4)の視覚障がいの種類は、光覚障がいである。
施設利用者がサイネージ3の前に立つと、サイネージ3のカメラ41が、施設利用者の顔画像を撮影する。
個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報として、カメラ41により撮影された施設利用者の顔画像を取得する(図5のステップST1)。
個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を視覚障がい者判定部13に出力する。
図1に示す施設案内装置2では、施設利用者がサイネージ3の前に立つと、サイネージ3のカメラ41が、施設利用者の顔画像を撮影している。しかし、これは一例に過ぎず、施設利用者が、例えば、係員呼出用のスイッチ42、又は、後述する操作スイッチ71a,71b(図12を参照)を操作したときに、サイネージ3のカメラ41が、施設利用者の顔画像を撮影するようにしてもよい。
視覚障がい者判定部13は、個人情報取得部12から、施設利用者の個人情報を取得する。
視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、施設利用者の個人情報である施設利用者の顔画像とを照合する。顔画像の照合処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していれば(図5のステップST2:YESの場合)、施設利用者が視覚障がい者であると判定する(図5のステップST3)。
また、視覚障がい者判定部13は、施設利用者の視覚障がいの種類が、登録受付部11によって登録が受け付けられている種類であると判定する。
例えば、施設利用者が視覚障がい者(1)であれば、視覚障がい者判定部13は、図6に示すように、視覚障がいの種類が視力障がいであると判定する。例えば、施設利用者が視覚障がい者(2)であれば、視覚障がい者判定部13は、図6に示すように、視覚障がいの種類が視野障がいであると判定する。なお、視覚障がいの種類が全盲であれば、視覚障がい者判定部13は、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定する。
視覚障がい者判定部13は、登録受付部11によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していなければ(図5のステップST2:NOの場合)、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像を利用して、施設利用者の視覚障がいの有無の2次判定を実施する(図5のステップST4a)。
視覚障がい者判定部13は、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像を、サイネージ3のカメラ41を介して、施設利用者の個人情報として取得する。2次判定では、視覚障がい者判定部13は、施設利用者の顔画像以外の情報も含む施設利用者の画像から、施設利用者がサングラスをかけているか、白状らしきものを持っているか、盲導犬を連れているかなど、施設利用者が視覚障がい者であることを示すものがいるか否かを探すことで、施設利用者の視覚障がいの有無を判定する。2次判定で、視覚障がい者判定部13が、施設利用者に視覚障がいがあると判定した場合、視覚障がい者判定部13は、視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していなくても、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。視覚障がい者判定部13は、2次判定で施設利用者に視覚障がいがないと判定した場合、又は、2次判定ができなかった場合、施設利用者が非視覚障がい者であると判定する(図5のステップST4b)。
視覚障がい者判定部13は、判定結果を案内画像生成部14及び音声出力部16のそれぞれに出力する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13から、判定結果を取得する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば(図5のステップST5:YESの場合)、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する(図5のステップST6)。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、視覚障がいの種類が判定されれば、視覚障がいの種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
視覚障がいの種類が視力障がいであれば、案内画像生成部14は、非視覚障がい者向けの案内画像よりも、フォントサイズが大きい案内画像を生成する。また、視覚障がい者向けの案内画像に表される文字が、例えば、画数が多い漢字であれば、案内画像生成部14は、当該漢字を、平仮名又はカタカナのいずれかに変換することで、案内画像を見易くする。
視覚障がいの種類が、視野障がいであれば、見える範囲が狭いため、サイネージ3のディスプレイ43の全体を見ることが困難であることがある。このため、案内画像生成部14は、図7Aに示すように、視野障がいの視覚障がい者が確認可能な範囲の表示領域を有する案内画像を生成する。当該表示領域は、ディスプレイ43の全体よりも狭いため、視野障がいの視覚障がい者によって確認される可能性が高い。
また、案内画像生成部14は、視覚障がい者が、表示領域を容易に見つけることができるようにするため、図7Aに示すように、ディスプレイ43において、表示されている表示領域の位置を示す矢印を含む案内画像を生成する。
視覚障がい者が、表示領域を見つけることができていないときに、矢印を確認できれば、視覚障がい者は、矢印に従って視線を変えることで、案内が表示されている表示領域を確認できることがある。
表示領域は、ディスプレイ43の全体よりも狭いため、多くの情報の全てを含めることができない場合がある。このような場合、案内画像生成部14は、情報を分割し、図7Bに示すように、分割後の情報のそれぞれを含む表示領域を順番に表示させる案内画像を生成する。図7Bの例では、分割後の情報(1)、分割後の情報(2)、分割後の情報(3)の順番で表示される。
図7Aは、視野障がいがある視覚障がい者向けの案内画像を示す説明図である。
図7Bは、表示領域の表示内容が時系列に変化する場合の案内画像を示す説明図である。
視覚障がいの種類が色覚障がいであれば、案内画像生成部14は、色覚障がいであっても、確認可能な色彩の組み合わせが用いられている案内画像を生成する。確認可能な色彩の組み合わせ自体は、公知であるため、詳細な説明を省略する。
視覚障がいの種類が光覚障がいであって、症状として、まぶしさを伴う光覚障がいであれば、案内画像生成部14は、非視覚障がい者向けの案内画像よりも、画面輝度が低い案内画像を生成する。
視覚障がいの種類が光覚障がいであって、症状として、強い光でも弱い光に感じる光覚障がいであれば、案内画像生成部14は、非視覚障がい者向けの案内画像よりも、画面輝度が高い案内画像を生成する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が非視覚障がい者であると判定されれば(図5のステップST5:NOの場合)、施設の案内画像として、非視覚障がい者向けの案内画像を生成する(図5のステップST7)。
非視覚障がい者は、視覚の障がいがない健常者であるため、案内画像生成部14は、例えば、視覚障がい者向けの案内画像よりも、情報量が多い詳細な案内画像を生成する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を画像表示処理部15に出力する。
案内画像生成部14は、視覚障がい者判定部13によって、視覚障がいの種類が全盲であると判定されれば、施設の案内画像の表示内容を音声で示す音声案内データを音声出力部16に出力する。
画像表示処理部15は、案内画像生成部14から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得する。
画像表示処理部15は、取得した案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる(図5のステップST8)。
画像表示処理部15は、案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させているとき、施設利用者に対して案内中であることを報知する。
具体的には、画像表示処理部15は、案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させているときに、ディスプレイ43の一部に“案内中”であることを強調表示することによって、施設利用者に対して案内中であることを報知する。ディスプレイ43の一部としては、例えば、ディスプレイ43の右上の隅、又は、ディスプレイ43の左上の隅がある。“案内中”であることの強調表示としては、例えば、案内画像内の文字よりも大きな文字で表示する表示形態、又は、“案内中”の文字を点滅表示する表示形態がある。
あるいは、画像表示処理部15は、案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させているときに、ディスプレイ43の上部、ディスプレイ43の下部、又は、ディスプレイ43の側部等に設けられている図示せぬ表示灯を点灯する。表示灯の表面に“案内中”の文字が印刷されていれば、表示灯が点灯することによって、“案内中”の文字が強調表示される。
視覚障がい者は、係員呼出用のスイッチ42を操作すれば、施設の係員を呼び出すことが可能になる。
音声出力部16は、視覚障がい者によって、係員呼出用のスイッチ42が操作されたとき、施設の係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から施設の係員の音声を出力させる。これにより、視覚障がい者は、サイネージ3を介して、係員と会話することができる。視覚障がい者は、係員と会話することで、係員から、施設を案内してもらう等のサポートを受けることができる。
音声出力部16は、案内画像生成部14から、音声案内データが出力された場合、スピーカ44から、音声案内データが示す音声を出力させる。
以上の実施の形態1では、施設利用者の個人情報を取得する個人情報取得部12と、個人情報取得部12により取得された個人情報に基づいて、施設利用者が非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する視覚障がい者判定部13とを備えるように、施設案内装置2を構成した。また、施設案内装置2は、視覚障がい者判定部13によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する案内画像生成部14とを備えている。したがって、施設案内装置2は、施設利用者が非全盲視覚障がい者であれば、非全盲視覚障がい者にとって見易い案内画像を表示させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、施設利用者の個人情報として、施設利用者が視覚障がい者である旨を示す視覚障がい者情報を取得する個人情報取得部17を備える施設案内装置2について説明する。
図8は、実施の形態2に係る施設案内装置2を示す構成図である。図8において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図9において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
施設案内装置2は、個人情報取得部17、視覚障がい者判定部18、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16を備えている。
個人情報取得部17は、例えば、図9に示す個人情報取得回路27によって実現される。
個人情報取得部17は、施設利用者の個人情報を取得する。
具体的には、個人情報取得部17は、サイネージ3のカメラ41を介して、施設利用者の個人情報として、施設利用者が視覚障がい者である旨を示す視覚障がい者情報と、視覚障がいの種類を示す種類情報とを取得する。
視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれは、例えば、1つの二次元バーコードに含められる。視覚障がい者が、例えば、自己の移動端末のディスプレイに表示されている二次元バーコードを、バーコードリーダの機能を備えるカメラ41にかざすことによって、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれが、個人情報取得部17に取り込まれる。
個人情報取得部17は、施設利用者の個人情報として、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれを視覚障がい者判定部18に出力する。
視覚障がい者判定部18は、例えば、図9に示す視覚障がい者判定回路28によって実現される。
視覚障がい者判定部18は、個人情報取得部17から、施設利用者の個人情報を取得する。
視覚障がい者判定部18は、個人情報取得部17から、視覚障がい者情報が取得されれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。
視覚障がい者判定部18は、個人情報取得部17から、種類情報が取得されれば、施設利用者の視覚障がいの種類が、種類情報が示す種類であると判定する。
視覚障がい者判定部18は、判定結果を案内画像生成部14及び音声出力部16のそれぞれに出力する。
図8では、施設案内装置2の構成要素である個人情報取得部17、視覚障がい者判定部18、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16のそれぞれが、図9に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、個人情報取得回路27、視覚障がい者判定回路28、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25及び音声出力回路26によって実現されるものを想定している。
個人情報取得回路27、視覚障がい者判定回路28、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25及び音声出力回路26のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、個人情報取得部17、視覚障がい者判定部18、案内画像生成部14、画像表示処理部15及び音声出力部16におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムが図3に示すメモリ31に格納される。それぞれの処理手順は、個人情報取得部17の情報取得処理手順、視覚障がい者判定部18の判定処理手順、案内画像生成部14の画像生成処理手順、画像表示処理部15の表示処理手順、音声出力部16の音声出力処理手順である。
そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図9では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図8に示す施設案内装置2の動作について説明する。ただし、個人情報取得部17及び視覚障がい者判定部18以外は、図1に示す施設案内装置2と同様であるため、ここでは、主に、個人情報取得部17と視覚障がい者判定部18との動作を説明する。
図8に示す施設案内装置2では、図1に示す施設案内装置2と異なり、視覚障がい者が、施設を利用するに際して、事前に個人情報を施設案内装置2に登録する必要がない。
視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれは、例えば、1つの二次元バーコードに含められる。例えば、視覚障がい者の移動端末に、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれを1つの二次元バーコードに含めるためのアプリがインストールされていれば、視覚障がい者が当該アプリを起動することによって、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれを1つの二次元バーコードに含めることが可能である。
視覚障がい者が、例えば、移動端末のディスプレイに表示されている二次元バーコードを、バーコードリーダの機能を備えるカメラ41にかざすことによって、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれが、個人情報取得部17に取り込まれる。
個人情報取得部17は、施設利用者の個人情報として、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれを視覚障がい者判定部18に出力する。
図8に示す施設案内装置2では、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれが、1つの二次元バーコードに含められている。しかし、これは一例に過ぎず、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれが、例えば、障がい者手帳に印刷されていてもよい。この場合、視覚障がい者が、障がい者手帳をカメラ41にかざすことによって、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれが、個人情報取得部17に取り込まれる。
視覚障がい者判定部18は、個人情報取得部17から、施設利用者の個人情報として、視覚障がい者情報が取得されれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。
視覚障がい者判定部18は、個人情報取得部17から、施設利用者の個人情報として、種類情報が取得されれば、施設利用者の視覚障がいの種類が、種類情報が示す種類であると判定する。
視覚障がい者判定部18は、判定結果を案内画像生成部14及び音声出力部16のそれぞれに出力する。
以上の実施の形態2では、個人情報取得部17が、施設利用者の個人情報として、施設利用者が視覚障がい者である旨を示す視覚障がい者情報を取得し、視覚障がい者判定部18が、個人情報取得部17により視覚障がい者情報が取得されれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定するように、施設案内装置2を構成した。したがって、施設案内装置2は、施設利用者が非全盲視覚障がい者であれば、非全盲視覚障がい者にとって見易い案内画像を表示させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、視覚障がい者が存在している位置の周囲の音を収集する周囲音収集部51を備える施設案内装置2について説明する。
図10は、実施の形態3に係る施設案内装置2を示す構成図である。図10において、図1及び図8と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図11は、実施の形態3に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図11において、図2及び図9と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
施設案内装置2は、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53を備えている。
サイネージ3のマイク45は、施設利用者が存在している位置の周囲の音を集音し、周囲の音を示す集音データを周囲音収集部51に出力する。
周囲音収集部51は、例えば、図11に示す周囲音収集回路61によって実現される。
周囲音収集部51は、マイク45から、集音データを収集する。
周囲音収集部51は、集音データを阻害音生成部52に出力する。
阻害音生成部52は、例えば、図11に示す阻害音生成回路62によって実現される。
阻害音生成部52は、周囲音収集部51から、集音データを取得する。
阻害音生成部52は、集音データが示す周囲の音を軽減するための音である阻害音を示す阻害音データを生成する。
阻害音生成部52は、阻害音データを音声出力部53に出力する。
音声出力部53は、例えば、図11に示す音声出力回路63によって実現される。
音声出力部53は、阻害音生成部52から、阻害音データを取得する。
音声出力部53は、係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力するほかに、阻害音データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から阻害音を出力させる。
図10に示す施設案内装置2は、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53のそれぞれが図1に示す施設案内装置2に適用されたものである。しかし、これは一例に過ぎず、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53のそれぞれが図8に示す施設案内装置2に適用されたものであってもよい。
図10では、施設案内装置2の構成要素である登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53のそれぞれが、図11に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25、周囲音収集回路61、阻害音生成回路62及び音声出力回路63によって実現されるものを想定している。
登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25、周囲音収集回路61、阻害音生成回路62及び音声出力回路63のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムが図3に示すメモリ31に格納される。そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図11では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図10に示す施設案内装置2の動作について説明する。ただし、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53以外は、図1に示す施設案内装置2と同様であるため、ここでは、主に、周囲音収集部51、阻害音生成部52及び音声出力部53の動作について説明する。
サイネージ3のマイク45は、施設利用者が存在している位置の周囲の音を集音し、周囲の音を示す集音データを施設案内装置2の周囲音収集部51に出力する。
周囲の音としては、例えば、群衆の音、施設からの放送音、施設に設置されている機器類の音、又は、乗り物の音がある。
周囲音収集部51は、マイク45から、集音データを収集する。
周囲音収集部51は、集音データを阻害音生成部52に出力する。
阻害音生成部52は、周囲音収集部51から、集音データを取得する。
阻害音生成部52は、集音データが示す周囲の音を軽減するための音である阻害音を示す阻害音データを生成する。
阻害音としては、例えば、集音データが示す周囲の音と逆の位相を有する音がある。阻害音の生成処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
阻害音生成部52は、阻害音データを音声出力部53に出力する。
音声出力部53は、阻害音生成部52から、阻害音データを取得する。
音声出力部53は、施設の係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力するほかに、阻害音データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から阻害音を出力させる。
スピーカ44から阻害音が出力されることによって、施設利用者が存在している位置の周囲の音が軽減される。このため、施設利用者が存在している位置の周囲の音の音量が大きくても、施設利用者は、係員の音声を容易に聞き取れるようになる。
以上の実施の形態3では、施設利用者が存在している位置の周囲の音を収集する周囲音収集部51と、周囲音収集部51により収集された周囲の音を軽減するための音である阻害音を示す阻害音データを生成する阻害音生成部52とを備えるように、施設案内装置2を構成した。また、施設案内装置2の音声出力部53は、施設の係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力するほかに、阻害音データをスピーカ44に出力する。したがって、施設案内装置2は、施設利用者が存在している位置の周囲の音の音量が大きいときの、施設利用者における音声の聞き取り難さを低減させることができる。
図10に示す施設案内装置2では、阻害音生成部52が、周囲音収集部51により収集された周囲の音を軽減するための音である阻害音を示す阻害音データを生成し、音声出力部53が、阻害音データをスピーカ44に出力している。しかし、これは一例に過ぎず、音声出力部53は、周囲音収集部51により収集された周囲の音の音量に応じて、音声データが示す係員の音声の音量を切り替えるようにしてもよい。
具体的には、音声出力部53は、周囲の音の音量が大きいほど、スピーカ44から出力させる係員の音声の音量を大きくする。この場合、音声出力部53は、周囲音収集部51により収集された周囲の音を収集する。
これにより、施設案内装置2は、施設利用者が存在している位置の周囲の音の音量が大きいときの、施設利用者における音声の聞き取り難さを低減させることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、操作スイッチ71a,71bの機能を音声によって案内するための音声案内データを生成する音声案内データ生成部54を備える施設案内装置2について説明する。
図12は、サイネージ3を示す説明図である。図12において、図4と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図12に示すサイネージ3は、操作スイッチ71a,71b及び接触センサ72a,72bをさらに備えている。
操作スイッチ71a,71bのそれぞれは、施設利用者の操作を受け付けるスイッチである。
接触センサ72aは、操作スイッチ71aに対する施設利用者の接触を検知するセンサである。
接触センサ72bは、操作スイッチ71bに対する施設利用者の接触を検知するセンサである。
図12の例では、2つの操作スイッチ71a,71bと、2つの接触センサ72a,72bとがサイネージ3に設けられている。しかし、これは一例に過ぎず、サイネージ3に設けられる操作スイッチの数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、サイネージ3に設けられる接触センサの数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
図13は、実施の形態4に係る施設案内装置2を示す構成図である。図13において、図1、図8及び図10と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図14は、実施の形態4に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図14において、図2、図9及び図11と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
施設案内装置2は、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、音声案内データ生成部54及び音声出力部55を備えている。
音声案内データ生成部54は、例えば、図14に示す音声案内データ生成回路64によって実現される。
音声案内データ生成部54は、接触センサ72aによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71aの機能を音声によって案内するための音声案内データを生成する。
音声案内データ生成部54は、接触センサ72bによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71bの機能を音声によって案内するための音声案内データを生成する。
音声出力部55は、例えば、図14に示す音声出力回路65によって実現される。
音声出力部55は、例えば、視覚障がい者によって、係員呼出用のスイッチ42が操作されたとき、施設の係員の音声を示す音声データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から施設の係員の音声を出力させる。
また、音声出力部55は、音声案内データ生成部54により生成された音声案内データをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から音声案内データが示す音声を出力させる。
図13に示す施設案内装置2は、音声案内データ生成部54及び音声出力部55のそれぞれが図1に示す施設案内装置2に適用されたものである。しかし、これは一例に過ぎず、音声案内データ生成部54及び音声出力部55のそれぞれが、図8に示す施設案内装置2、又は、図10に示す施設案内装置2に適用されたものであってもよい。
図13では、施設案内装置2の構成要素である登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、音声案内データ生成部54及び音声出力部55のそれぞれが、図14に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25、音声案内データ生成回路64及び音声出力回路65によって実現されるものを想定している。
登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、画像表示処理回路25、音声案内データ生成回路64及び音声出力回路65のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、画像表示処理部15、音声案内データ生成部54及び音声出力部55におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムが図3に示すメモリ31に格納される。そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図14では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図13に示す施設案内装置2の動作について説明する。ただし、音声案内データ生成部54及び音声出力部55以外は、図1に示す施設案内装置2と同様であるため、ここでは、主に、音声案内データ生成部54及び音声出力部55の動作について説明する。
施設利用者がサイネージ3の前に立ち、施設利用者が操作スイッチ71aに触れると、接触センサ72aは、操作スイッチ71aに対する施設利用者の接触を検知し、接触検知信号Saを音声案内データ生成部54に出力する。
施設利用者が操作スイッチ71bに触れると、接触センサ72bは、操作スイッチ71bに対する施設利用者の接触を検知し、接触検知信号Sbを音声案内データ生成部54に出力する。
音声案内データ生成部54は、接触センサ72aから、接触検知信号Saを取得した場合、操作スイッチ71aの機能を音声によって案内するための音声案内データGaを生成する。
音声案内データ生成部54は、音声案内データGaを音声出力部55に出力する。
操作スイッチ71aの機能が、例えば、施設内の地図表示の要求を受け付けるものであれば、施設内の地図表示の要求を受け付ける旨を示す音声案内データGaが生成される。
音声案内データ生成部54は、接触センサ72bから、接触検知信号Sbを取得した場合、操作スイッチ71bの機能を音声によって案内するための音声案内データGbを生成する。
音声案内データ生成部54は、音声案内データGbを音声出力部55に出力する。
操作スイッチ71bの機能が、例えば、路線図表示の要求を受け付けるものであれば、路線図表示の要求を受け付ける旨を示す音声案内データGbが生成される。
音声出力部55は、音声案内データ生成部54から、音声案内データGaを取得した場合、音声案内データGaをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から音声案内データGaが示す音声を出力させる。
音声出力部55は、音声案内データ生成部54から、音声案内データGbを取得した場合、音声案内データGbをスピーカ44に出力することによって、スピーカ44から音声案内データGbが示す音声を出力させる。
以上の実施の形態4では、施設利用者の操作を受け付ける操作スイッチ71a,71bと、操作スイッチ71a,71bに対する施設利用者の接触を検知する接触センサ72a,72bとがサイネージ3に設けられている。接触センサ72a,72bによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71a,71bの機能を音声によって案内するための音声案内データを生成する音声案内データ生成部54と、音声案内データ生成部54により生成された音声案内データをスピーカ44に出力する音声出力部55とを備えるように、施設案内装置2を構成した。したがって、施設案内装置2は、操作スイッチ71a,71bの機能を施設利用者に知らせることができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、操作スイッチ71a,71bの機能を示す説明画像を生成する説明画像生成部56を備える施設案内装置2について説明する。
図15は、実施の形態5に係る施設案内装置2を示す構成図である。図15において、図1、図8、図10及び図13と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図16は、実施の形態5に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図16において、図2、図9、図11及び図14と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
施設案内装置2は、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、説明画像生成部56、画像表示処理部57及び音声出力部16を備えている。
説明画像生成部56は、例えば、図16に示す説明画像生成回路66によって実現される。
説明画像生成部56は、接触センサ72aによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71aの機能を示す説明画像を生成する。
説明画像生成部56は、接触センサ72bによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71bの機能を示す説明画像を生成する。
画像表示処理部57は、例えば、図16に示す画像表示処理回路67によって実現される。
画像表示処理部57は、案内画像生成部14により生成された案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
また、画像表示処理部57は、説明画像生成部56により生成された説明画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
図15に示す施設案内装置2は、説明画像生成部56及び画像表示処理部57のそれぞれが図1に示す施設案内装置2に適用されたものである。しかし、これは一例に過ぎず、説明画像生成部56及び画像表示処理部57のそれぞれが、図8に示す施設案内装置2、図10に示す施設案内装置2、又は、図13に示す施設案内装置2に適用されたものであってもよい。
図15では、施設案内装置2の構成要素である登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、説明画像生成部56、画像表示処理部57及び音声出力部16のそれぞれが、図16に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、説明画像生成回路66、画像表示処理回路67及び音声出力回路26によって実現されるものを想定している。
登録受付回路21、個人情報取得回路22、視覚障がい者判定回路23、案内画像生成回路24、説明画像生成回路66、画像表示処理回路67及び音声出力回路26のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、登録受付部11、個人情報取得部12、視覚障がい者判定部13、案内画像生成部14、説明画像生成部56、画像表示処理部57及び音声出力部16におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムが図3に示すメモリ31に格納される。そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図16では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図15に示す施設案内装置2の動作について説明する。ただし、説明画像生成部56及び画像表示処理部57以外は、図1に示す施設案内装置2と同様であるため、ここでは、主に、説明画像生成部56及び画像表示処理部57の動作について説明する。
施設利用者がサイネージ3の前に立ち、施設利用者が操作スイッチ71aに触れると、接触センサ72aは、操作スイッチ71aに対する施設利用者の接触を検知し、接触検知信号Saを説明画像生成部56に出力する。
施設利用者が操作スイッチ71bに触れると、接触センサ72bは、操作スイッチ71bに対する施設利用者の接触を検知し、接触検知信号Sbを説明画像生成部56に出力する。
説明画像生成部56は、接触センサ72aから、接触検知信号Saを取得した場合、操作スイッチ71aの機能を示す説明画像Eaを生成する。
説明画像生成部56は、説明画像Eaを画像表示処理部57に出力する。
操作スイッチ71aの機能が、例えば、施設内の地図表示の要求を受け付けるものであれば、施設内の地図表示の要求を受け付ける旨を示す説明画像Eaが生成される。
説明画像生成部56は、接触センサ72bから、接触検知信号Sbを取得した場合、操作スイッチ71bの機能を示す説明画像Ebを生成する。
説明画像生成部56は、説明画像Ebを画像表示処理部57に出力する。
操作スイッチ71bの機能が、例えば、路線図表示の要求を受け付けるものであれば、路線図表示の要求を受け付ける旨を示す説明画像Ebが生成される。
画像表示処理部57は、案内画像生成部14により生成された案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
また、画像表示処理部57は、説明画像生成部56から説明画像Eaを取得した場合、説明画像Eaをディスプレイ43に表示させる。
画像表示処理部57は、説明画像生成部56から説明画像Ebを取得した場合、説明画像Ebをディスプレイ43に表示させる。
以上の実施の形態5では、施設利用者の操作を受け付ける操作スイッチ71a,71bと、操作スイッチ71a,71bに対する施設利用者の接触を検知する接触センサ72a,72bとがサイネージ3に設けられている。接触センサ72a,72bによって接触が検知されたときに、操作スイッチ71a,71bの機能を示す説明画像を生成する説明画像生成部56を備えるように、施設案内装置2を構成した。したがって、施設案内装置2は、操作スイッチ71a,71bの機能を施設利用者に知らせることができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、情報処理装置4から、施設の案内画像を受信する案内画像受信部59を備える施設案内装置2について説明する。
図17は、実施の形態6に係る施設案内装置2を示す構成図である。図17において、図1、図8、図10、図13及び図15と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
図18は、実施の形態6に係る施設案内装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図18において、図2、図9、図11、図14及び図16と同一符号は、同一又は相当部分を示すので、詳細な説明を省略する。
施設案内装置2は、個人情報取得部12、個人情報送信部58、案内画像受信部59、画像表示処理部60及び音声出力部16を備えている。
個人情報送信部58は、例えば、図18に示す個人情報送信回路68によって実現される。
個人情報送信部58は、個人情報取得部12により取得された個人情報を、無線回線又は有線回線を介して、情報処理装置4に送信する。
案内画像受信部59は、例えば、図18に示す案内画像受信回路69によって実現される。
案内画像受信部59は、情報処理装置4によって、個人情報に基づいて、施設利用者が非全盲視覚障がい者であるか否かが判定されたのち、情報処理装置4から、施設の案内画像を受信する。
施設の案内画像は、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定された場合に生成される視覚障がい者向けの案内画像、又は、施設利用者が非視覚障がい者であると判定された場合に生成される非視覚障がい者向けの案内画像である。
案内画像受信部59は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を画像表示処理部60に出力する。
画像表示処理部60は、例えば、図18に示す画像表示処理回路70によって実現される。
画像表示処理部60は、案内画像受信部59により受信された案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
図17に示す施設案内装置2は、個人情報送信部58、案内画像受信部59及び画像表示処理部60のそれぞれが図1に示す施設案内装置2に適用されたものである。しかし、これは一例に過ぎず、個人情報送信部58、案内画像受信部59及び画像表示処理部60のそれぞれが、図8に示す施設案内装置2、図10に示す施設案内装置2、図13に示す施設案内装置2、又は、図15に示す施設案内装置2に適用されたものであってもよい。
図17では、施設案内装置2の構成要素である個人情報取得部12、個人情報送信部58、案内画像受信部59、画像表示処理部60及び音声出力部16のそれぞれが、図18に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、施設案内装置2が、個人情報取得回路22、個人情報送信回路68、案内画像受信回路69、画像表示処理回路70及び音声出力回路26によって実現されるものを想定している。
個人情報取得回路22、個人情報送信回路68、案内画像受信回路69、画像表示処理回路70及び音声出力回路26のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
施設案内装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、施設案内装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
施設案内装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、個人情報取得部12、個人情報送信部58、案内画像受信部59、画像表示処理部60及び音声出力部16におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための施設案内プログラムが図3に示すメモリ31に格納される。そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されている施設案内プログラムを実行する。
また、図18では、施設案内装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、施設案内装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、施設案内装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
図19は、実施の形態6に係る情報処理装置4を示す構成図である。
図20は、実施の形態6に係る情報処理装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図19に示す情報処理装置4は、登録受付部81、個人情報受信部82、視覚障がい者判定部83、案内画像生成部84及び案内画像送信部85を備えている。
登録受付部81は、例えば、図20に示す登録受付回路91によって実現される。
登録受付部81は、ユーザ端末1から送信された視覚障がい者の個人情報を受信する。
登録受付部81は、視覚障がい者の個人情報に含まれている顔画像データが示す視覚障がい者の顔画像と、個人情報に含まれている種類情報が示す視覚障がいの種類との登録を受け付ける。
個人情報受信部82は、例えば、図20に示す個人情報受信回路92によって実現される。
個人情報受信部82は、施設案内装置2から送信された施設利用者の個人情報を受信する。
個人情報受信部82は、施設利用者の個人情報を視覚障がい者判定部83に出力する。
視覚障がい者判定部83は、例えば、図20に示す視覚障がい者判定回路93によって実現される。
視覚障がい者判定部83は、個人情報受信部82から、施設利用者の個人情報を取得する。
視覚障がい者判定部83は、図1に示す視覚障がい者判定部13と同様に、個人情報に基づいて、施設利用者が視覚障がい者であるか否かを判定する。
視覚障がい者判定部83は、施設利用者の視覚障がいの種類が、登録受付部81によって登録が受け付けられている種類であると判定する。
視覚障がい者判定部83は、判定結果を案内画像生成部84に出力する。
案内画像生成部84は、例えば、図20に示す案内画像生成回路94によって実現される。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83から、判定結果を取得する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、視覚障がいの種類が判定されれば、視覚障がいの種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、施設利用者が視覚障がい者でないと判定されれば、施設の案内画像として、非視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を案内画像送信部85に出力する。
案内画像送信部85は、例えば、図20に示す案内画像送信回路95によって実現される。
案内画像送信部85は、案内画像生成部74から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得する。
案内画像送信部85は、取得した案内画像を、無線回線又は有線回線を介して、施設案内装置2に送信する。
図19では、情報処理装置4の構成要素である登録受付部81、個人情報受信部82、視覚障がい者判定部83、案内画像生成部84及び案内画像送信部85のそれぞれが、図20に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、情報処理装置4が、登録受付回路91、個人情報受信回路92、視覚障がい者判定回路93、案内画像生成回路94及び案内画像送信回路95によって実現されるものを想定している。
登録受付回路91、個人情報受信回路92、視覚障がい者判定回路93、案内画像生成回路94及び案内画像送信回路95のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
情報処理装置4の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、情報処理装置4が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
図21は、情報処理装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
情報処理装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、登録受付部81、個人情報受信部82、視覚障がい者判定部83、案内画像生成部84及び案内画像送信部85におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムがメモリ101に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ102がメモリ101に格納されている情報処理プログラムを実行する。
また、図20では、情報処理装置6の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図21では、情報処理装置6がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、情報処理装置4における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図17に示す施設案内装置2の動作と、図19に示す情報処理装置4の動作とを説明する。
視覚障がい者は、施設を利用するに際して、事前に個人情報を情報処理装置4に登録する必要がある。ただし、施設案内装置2の個人情報取得部12が、施設利用者の個人情報として、視覚障がい者情報及び種類情報のそれぞれを取得する場合、事前に個人情報を情報処理装置4に登録する必要はない。
視覚障がい者は、ユーザ端末1を操作して、自己の顔を撮影する。また、視覚障がい者は、ユーザ端末1を操作して、視覚障がいの種類を入力する。
ユーザ端末1は、視覚障がい者の個人情報として、視覚障がい者の顔画像を示す顔画像データと、視覚障がいの種類を示す種類情報とを含む個人情報を情報処理装置4に送信する。
情報処理装置4の登録受付部81は、ユーザ端末1から送信された視覚障がい者の個人情報を受信する。
登録受付部81は、図1に示す登録受付部11と同様に、視覚障がい者の個人情報に含まれている顔画像データが示す視覚障がい者の顔画像と、個人情報に含まれている種類情報が示す視覚障がいの種類との登録を受け付ける。
施設利用者がサイネージ3の前に立つと、サイネージ3のカメラ41が、施設利用者の顔画像を撮影する。
施設案内装置2の個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報として、カメラ41により撮影された施設利用者の顔画像を取得する。
個人情報取得部12は、施設利用者の個人情報として、施設利用者の顔画像を個人情報送信部58に出力する。
施設案内装置2の個人情報送信部58は、個人情報取得部12により取得された個人情報を、無線回線又は有線回線を介して、情報処理装置4に送信する。
情報処理装置4の個人情報受信部82は、施設案内装置2から送信された施設利用者の個人情報を受信する。
個人情報受信部82は、施設利用者の個人情報を視覚障がい者判定部83に出力する。
情報処理装置4の視覚障がい者判定部83は、個人情報受信部82から、施設利用者の個人情報を取得する。
視覚障がい者判定部83は、登録受付部81によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、施設利用者の個人情報である施設利用者の顔画像とを照合する。
視覚障がい者判定部83は、登録受付部81によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。
また、視覚障がい者判定部83は、施設利用者の視覚障がいの種類が、登録受付部81によって登録が受け付けられている種類であると判定する。
視覚障がい者判定部83は、登録受付部81によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、施設利用者の顔画像が存在していなければ、施設利用者が非視覚障がい者であると判定する。
視覚障がい者判定部83は、判定結果を案内画像生成部84に出力する。
なお、視覚障がい者判定部83は、施設利用者の個人情報に視覚障がい者情報が含まれていれば、施設利用者が視覚障がい者であると判定する。視覚障がい者判定部83は、施設利用者の個人情報に種類情報が含まれていれば、施設利用者の視覚障がいの種類が、種類情報が示す種類であると判定する。
情報処理装置4の案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83から、判定結果を取得する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、図1に示す案内画像生成部14と同様に、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、視覚障がいの種類が判定されれば、図1に示す案内画像生成部14と同様に、視覚障がいの種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者判定部83によって、施設利用者が視覚障がい者でないと判定されれば、図1に示す案内画像生成部14と同様に、非視覚障がい者向けの案内画像を生成する。
案内画像生成部84は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を案内画像送信部85に出力する。
情報処理装置4の案内画像送信部85は、案内画像生成部74から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得する。
案内画像送信部85は、案内画像生成部74から、視覚障がい者向けの案内画像を取得すれば、視覚障がい者向けの案内画像を、無線回線又は有線回線を介して、施設案内装置2に送信する。
案内画像送信部85は、案内画像生成部74から、非視覚障がい者向けの案内画像を取得すれば、非視覚障がい者向けの案内画像を、無線回線又は有線回線を介して、施設案内装置2に送信する。
施設案内装置2の案内画像受信部59は、情報処理装置4から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を受信する。
案内画像受信部59は、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を画像表示処理部60に出力する。
施設案内装置2の画像表示処理部60は、案内画像受信部59から、視覚障がい者向けの案内画像、又は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得する。
画像表示処理部60は、視覚障がい者向けの案内画像を取得すれば、視覚障がい者向けの案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
画像表示処理部60は、非視覚障がい者向けの案内画像を取得すれば、非視覚障がい者向けの案内画像をサイネージ3のディスプレイ43に表示させる。
以上の実施の形態6では、施設利用者の個人情報を取得する個人情報取得部12と、個人情報取得部12により取得された個人情報を情報処理装置4に送信する個人情報送信部58とを備えるように、施設案内装置2を構成した。また、施設案内装置2は、情報処理装置4によって、個人情報に基づいて、施設利用者が非全盲視覚障がい者であるか否かが判定されたのち、情報処理装置4から、施設の案内画像として、施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定された場合に生成される視覚障がい者向けの案内画像、又は、施設利用者が非視覚障がい者であると判定された場合に生成される非視覚障がい者向けの案内画像を受信する案内画像受信部59とを備えている。したがって、施設案内装置2は、施設利用者が非全盲視覚障がい者であれば、非全盲視覚障がい者にとって見易い案内画像を表示させることができる。
実施の形態1~6において、係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの形状は、どのような形状でもよいが、例えば、機能に応じて形状が特徴付けられていてもよい。
図22Aは、係員呼出用のスイッチ42の形状例を示す説明図である。係員呼出用のスイッチ42は、係員と会話をするためのスイッチである。このため、図22Aの例では、係員呼出用のスイッチ42の形状が受話器の形状になっている。
図22Bは、係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの形状が、三角形、又は、四角形である例を示す説明図である。
図22Cは、係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの中央部が、凹んでいる形状、又は、膨らんでいる形状の例を示す説明図である。
係員呼出用のスイッチ42及び操作スイッチ17a,17bにおけるそれぞれの操作は、押下するものであってもよいし、図23Aに示すように、上下にスライドするものであってもよいし、図23Bに示すように、回転するものであってもよい。
図23Aは、スライドによって操作する例を示す説明図である。
図23Bは、回転によって操作する例を示す説明図である。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、施設案内装置、情報処理装置、施設案内方法及び施設案内プログラムに適している。
1 ユーザ端末、2 施設案内装置、3 サイネージ、4 情報処理装置、11 登録受付部、12 個人情報取得部、13 視覚障がい者判定部、14 案内画像生成部、15 画像表示処理部、16 音声出力部、17 個人情報取得部、18 視覚障がい者判定部、21 登録受付回路、22 個人情報取得回路、23 視覚障がい者判定回路、24 案内画像生成回路、25 画像表示処理回路、26 音声出力回路、27 個人情報取得回路、28 視覚障がい者判定回路、31 メモリ、32 プロセッサ、41 カメラ、42 係員呼出用のスイッチ、43 ディスプレイ、44 スピーカ、45 マイク、51 周囲音収集部、52 阻害音生成部、53 音声出力部、54 音声案内データ生成部、55 音声出力部、56 説明画像生成部、57 画像表示処理部、58 個人情報送信部、59 案内画像受信部、60 画像表示処理部、61 周囲音収集回路、62 阻害音生成回路、63 音声出力回路、64 音声案内データ生成回路、65 音声出力回路、66 説明画像生成回路、67 画像表示処理回路、68 個人情報送信回路、69 案内画像受信回路、70 画像表示処理回路、71a,71b 操作スイッチ、72a,72b 接触センサ、81 登録受付部、82 個人情報受信部、83 視覚障がい者判定部、84 案内画像生成部、85 案内画像送信部、91 登録受付回路、92 個人情報受信回路、93 視覚障がい者判定回路、94 案内画像生成回路、95 案内画像送信回路、101 メモリ、102 プロセッサ。

Claims (16)

  1. 視覚障がい者の顔画像の登録を受け付ける登録受付部と、
    サイネージが設置されている施設の利用者である施設利用者の個人情報であって、視覚障がいの種類を示す種類情報を含む前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
    前記個人情報取得部により取得された個人情報に基づいて、前記施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する視覚障がい者判定部と、
    前記視覚障がい者判定部によって、前記施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、前記サイネージのディスプレイに表示させるための施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する案内画像生成部と、を備え、
    前記登録受付部は、
    視覚障がい者の顔画像と一緒に、視覚障がいの種類の登録を受け付けるものであり、
    前記個人情報取得部は、
    前記施設利用者の個人情報として、前記施設利用者の顔画像を取得し、
    前記視覚障がい者判定部は、
    前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、前記個人情報取得部により取得された前記施設利用者の顔画像とを照合し、
    前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、前記施設利用者の顔画像が存在していれば、前記施設利用者が視覚障がい者であると判定し、かつ、前記施設利用者の視覚障がいの種類が、前記登録受付部によって登録が受け付けられている種類であると判定する、
    施設案内装置。
  2. 前記案内画像生成部により生成された案内画像をディスプレイに表示させる画像表示処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載の施設案内装置。
  3. 前記案内画像生成部は、
    前記視覚障がい者判定部によって、視覚障がいの種類が判定されれば、前記種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成することを特徴とする請求項2記載の施設案内装置。
  4. 前記個人情報取得部は、
    前記施設利用者の個人情報として、前記施設利用者が視覚障がい者である旨を示す視覚障がい者情報を取得し、
    前記視覚障がい者判定部は、
    前記個人情報取得部により視覚障がい者情報が取得されれば、前記施設利用者が視覚障がい者であると判定することを特徴とする請求項1記載の施設案内装置。
  5. 前記個人情報取得部は、
    前記施設利用者の個人情報として、前記施設利用者が視覚障がい者である旨を示す視覚障がい者情報のほかに、視覚障がいの種類を示す種類情報を取得し、
    前記視覚障がい者判定部は、
    前記個人情報取得部により視覚障がい者情報が取得されれば、前記施設利用者が視覚障がい者であると判定し、前記施設利用者の視覚障がいの種類が、前記個人情報取得部により取得された種類情報が示す種類であると判定することを特徴とする請求項4記載の施設案内装置。
  6. 前記案内画像生成部は、
    前記視覚障がい者判定部によって、視覚障がいの種類が判定されれば、前記種類に応じて、視覚障がい者向けの案内画像を生成することを特徴とする請求項5記載の施設案内装置。
  7. 前記施設の係員の音声を示す音声データをスピーカに出力する音声出力部を備えたことを特徴とする請求項1記載の施設案内装置。
  8. 前記施設利用者が存在している位置の周囲の音を収集する周囲音収集部と、
    前記周囲音収集部により収集された周囲の音を軽減するための音である阻害音を示す阻害音データを生成する阻害音生成部とを備え、
    前記音声出力部は、
    前記音声データをスピーカに出力するほかに、前記阻害音生成部により生成された阻害音データを前記スピーカに出力することを特徴とする請求項7記載の施設案内装置。
  9. 前記施設利用者が存在している位置の周囲の音を収集する周囲音収集部を備え、
    前記音声出力部は、
    前記周囲音収集部により収集された周囲の音の音量に応じて、前記音声データが示す音声の音量を切り替えることを特徴とする請求項8記載の施設案内装置。
  10. 前記画像表示処理部は、
    前記案内画像生成部により生成された案内画像を前記ディスプレイに表示させているときに、前記施設利用者に対して案内中であることを報知することを特徴とする請求項2記載の施設案内装置。
  11. 前記施設利用者の操作を受け付ける操作スイッチと、
    前記操作スイッチに対する前記施設利用者の接触を検知する接触センサとがサイネージに設けられており、
    前記接触センサによって接触が検知されたときに、前記操作スイッチの機能を音声によって案内するための音声案内データを生成する音声案内データ生成部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の施設案内装置。
  12. 前記施設利用者の操作を受け付ける操作スイッチと、
    前記操作スイッチに対する前記施設利用者の接触を検知する接触センサとがサイネージに設けられており、
    前記接触センサによって接触が検知されたときに、前記操作スイッチの機能を示す説明画像を生成する説明画像生成部を備えたことを特徴とする請求項1記載の施設案内装置。
  13. 視覚障がい者の顔画像の登録を受け付ける登録受付部と、
    サイネージが設置されている施設の利用者である施設利用者の個人情報であって、視覚障がいの種類を示す種類情報を含む前記個人情報として、施設案内装置から送信された施設利用者の個人情報を受信する個人情報受信部と、
    前記個人情報受信部により受信された個人情報に基づいて、前記施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する視覚障がい者判定部と、
    前記視覚障がい者判定部によって、前記施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、前記サイネージのディスプレイに表示させるための施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する案内画像生成部と、
    前記案内画像生成部により生成された案内画像を前記施設案内装置に送信する案内画像送信部と、を備え、
    前記登録受付部は、
    視覚障がい者の顔画像と一緒に、視覚障がいの種類の登録を受け付けるものであり、
    前記個人情報受信部は、
    前記施設利用者の個人情報として、前記施設利用者の顔画像を受信し、
    前記視覚障がい者判定部は、
    前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、前記個人情報受信部により受信された前記施設利用者の顔画像とを照合し、
    前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、前記施設利用者の顔画像が存在していれば、前記施設利用者が視覚障がい者であると判定し、かつ、前記施設利用者の視覚障がいの種類が、前記登録受付部によって登録が受け付けられている種類であると判定する、
    情報処理装置。
  14. サイネージが設置されている施設の利用者である施設利用者の個人情報であって、視覚障がいの種類を示す種類情報を含む前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
    前記個人情報取得部により取得された個人情報を請求項13に記載の情報処理装置に送信する個人情報送信部と、
    前記情報処理装置によって、前記個人情報に基づいて、前記施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かが判定されたのち、前記情報処理装置から、前記サイネージのディスプレイに表示させるための施設の案内画像として、前記施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定された場合に生成される視覚障がい者向けの案内画像を受信する案内画像受信部と、を備えた、
    施設案内装置。
  15. 登録受付部と、個人情報取得部と、視覚障がい者判定部と、案内画像生成部と、を備える施設案内装置の施設案内方法であって、
    視覚障がい者の顔画像の登録を受け付ける前記登録受付部が、視覚障がい者の顔画像と一緒に、視覚障がいの種類の登録を受け付け、
    サイネージが設置されている施設の利用者である施設利用者の個人情報であって、視覚障がいの種類を示す種類情報を含む前記個人情報を取得する前記個人情報取得部が、前記施設利用者の個人情報として、前記施設利用者の顔画像を取得し、
    前記個人情報取得部により取得された個人情報に基づいて、前記施設利用者が、全盲以外の視覚障がい者である非全盲視覚障がい者であるか否かを判定する前記視覚障がい者判定部が、前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像と、前記個人情報取得部により取得された前記施設利用者の顔画像とを照合し、前記登録受付部によって登録が受け付けられている視覚障がい者の顔画像の中に、前記施設利用者の顔画像が存在していれば、前記施設利用者が視覚障がい者であると判定し、かつ、前記施設利用者の視覚障がいの種類が、前記登録受付部によって登録が受け付けられている種類であると判定し、
    前記案内画像生成部が、前記視覚障がい者判定部によって、前記施設利用者が非全盲視覚障がい者であると判定されれば、前記サイネージのディスプレイに表示させるための施設の案内画像として、視覚障がい者向けの案内画像を生成する、
    施設案内方法。
  16. 請求項15に記載の方法をコンピュータに実行させるための、施設案内プログラム。
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