JP2016194612A - 視覚認識支援装置および視覚認識支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】視覚認識支援装置1の演算制御装置13aは、被写体像に含まれる文字列,及び物体の少なくともいずれかをオブジェクトとして検出する。また、演算制御装置13aは、オブジェクトの称呼を規定する称呼データベース13cを参照して、検出手段によって検出されるオブジェクトについての称呼を取得する。また、演算制御装置13aは、1つの被写体像から複数のオブジェクトが検出される場合において、それぞれのオブジェクトに対して取得される称呼を、イヤホン14を介して並列的に読み上げる制御を行う。
【選択図】図1
Description
本実施形態において、演算制御装置13aは、第1カメラ11によって撮像される画像を処理して、画像に含まれるオブジェクトを検出する。本実施形態では、オブジェクトとして、文字列が検出される。なお、文字列の検出には、様々な手法が知られており、これが適用されてもよい。一手法では、まず、レイアウト解析が行われ、これにより、被写体像300において文字を含む領域(文字領域)が検出される。その後、その文字領域において文字列の切り出しが行われる。その結果として、文字列が検出される。
次に、演算制御装置13aは、文字認識が行われた後の文字列を単語等の要素に分解し、その後、分解された単語等に対し、称呼データベース13cに登録されている称呼をあてあめることで、文字列の称呼を取得する。称呼データベース13cは、文字および単語(つまり、検出処理で検出されるオブジェクト)に対し、その称呼(読み方)が対応付けられた辞書である。称呼データベース13cは、図1に示すように、視覚認識支援装置1のメモリに記憶されていてもよいし、通信ネットワークを介してアクセス可能なサーバ上のメモリに記憶されていてもよい。この場合、視覚認識支援装置1は、外部との通信装置(図示せず)を備える。
演算制御装置13aは、文字列の称呼を、文字列における並び順にイヤホン14から出力させることによって、文字列を読み上げる。本実施形態では、1枚の画像に含まれる複数の文字列(オブジェクト)の称呼を、称呼情報取得処理において取得した場合、各文字列301〜304を並列的に読み上げる。ここでいう並列的とは、ある文字列を読み上げる期間が、少なくとも1つの他の文字列を読み上げる期間と重複していることをいう。
11 第1カメラ
13 制御ユニット
13a 演算制御装置
13c 称呼データベース
15 第2カメラ
300 被写体像
301〜304 文字列
310 注視点
Claims (14)
- 被写体像に含まれる文字列,および物体の少なくともいずれかをオブジェクトとして検出する検出手段と、
前記オブジェクトの称呼を規定するデータベースを参照して、前記検出手段によって検出されるオブジェクトについての称呼を取得する称呼情報取得手段と、
少なくとも前記ユーザに対して音声を出力するスピーカと、
1つの被写体像から複数のオブジェクトが検出される場合において、それぞれのオブジェクトに対し前記称呼情報取得手段によって取得される称呼を、前記スピーカを介して並列的に読み上げる読み上げ制御手段と、を備える視覚認識支援装置。 - ユーザの周囲環境を前記被写体像として撮影する撮影部と、
前記撮影部をユーザに装着するための装着部と、を備える請求項1記載の視覚認識支援装置。 - 前記検出手段は、被写体像におけるユーザの注目位置とそれぞれの前記オブジェクトとの位置関係に関する位置関係情報を、前記オブジェクト毎に更に検出し、
前記読み上げ制御手段は、前記注目位置と前記オブジェクトとの前記位置関係情報に基づく位置関係に応じて、それぞれの前記オブジェクト毎に異なる態様で称呼を読み上げる請求項2記載の視覚認識支援装置。 - ユーザの眼における視線を検出する視線検出手段を備え、
前記検出手段は、前記被写体像における注目位置を、前記視線検出手段で検出される視線に応じて設定する請求項3記載の視覚認識支援装置。 - 前記読み上げ制御手段は、前記検出手段で検出される前記位置関係情報に基づいて、前記注目位置対して距離が近いオブジェクトほど大きな音声で読み上げる請求項3又は4記載の視覚認識支援装置。
- 前記読み上げ制御手段は、それぞれの前記オブジェクトを読み上げる速度、読み上げ開始の時間、および、繰り返し読み上げる場合の間隔のうち、少なくともいずれかを、前記位置関係情報に基づく前記注目位置とそれぞれの前記オブジェクトとの距離に応じてそれぞれ設定する請求項3から5のいずれかに記載の視覚認識支援装置。
- 前記読み上げ制御手段は、前記検出手段で検出される前記位置関係情報に基づいて、前記注目位置との距離が近いオブジェクトほど、読み上げ開始時間を早くする請求項6記載の視覚認識支援装置。
- 前記スピーカは、少なくとも左右2つのスピーカを持つステレオスピーカであり、
前記読み上げ制御手段は、それぞれの前記オブジェクトの称呼を読み上げる際の音量、音質、および音の位相のうち、少なくとも1つを、それぞれの前記オブジェクトの前記位置情報に基づいて、左右それぞれについて設定し、その設定に応じて前記スピーカから出力する請求項3から7のいずれかに記載の視覚認識支援装置。 - 前記注目位置の周囲において前記検出手段が前記オブジェクトを検出する範囲である検出範囲を、ユーザに指示させるための指示入力手段を備え、
前記検出手段は、前記指示入力手段によって入力される指示に基づいて、前記検出範囲を被写体像に対して設定する請求項3から8のいずれかに記載の視覚認識支援装置。 - 前記読み上げ制御手段は、前記オブジェクト毎に声質,声量,およびトーン、読み上げ開始のタイミングの少なくともいずれかを異ならせて称呼を読み上げる請求項1から9のいずれかに記載の視覚認識支援装置。
- 前記オブジェクトとして文字列を検出する場合において、前記検出手段は、更に、それぞれの前記文字列に含まれる文字のフォントを検出し、
読み上げ制御手段は、それぞれの文字列において検出されるフォントに応じた音声で、それぞれのオブジェクトを読み上げる請求項1から11のいずれかに記載の視覚認識支援装置。 - 前記読み上げ制御手段は、前記オブジェクトのフォント毎に、声質,声量,およびトーン、読み上げ開始のタイミングの少なくともいずれかを異ならせて読み上げる請求項11記載の視覚認識支援装置。
- 前記視覚認識支援装置は、
複数の電極を有し、ユーザの眼に装着される電極基盤と、
前記電極基盤からユーザの視覚に関わる組織または細胞に対して電気刺激パルス信号を出力する刺激制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の視覚認識支援装置。 - 視覚認識支援プログラムであって、コンピュータのプロセッサで実行されることによって、
被写体像に含まれる文字列,および物体の少なくともいずれかをオブジェクトとして検出する検出ステップと、
前記オブジェクトの称呼を規定するデータベースを参照して、前記検出手段によって検出されるオブジェクトについての称呼を取得する称呼情報取得ステップと、
1つの被写体像から複数のオブジェクトが検出される場合において、それぞれのオブジェクトに対し前記称呼情報取得ステップによって取得される称呼を、スピーカを介して並列的に読み上げる読み上げ制御ステップと、
を前記コンピュータに実行させる視覚認識支援プログラム。
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