JP7496113B2 - アクチュエータ及びロボット - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータ及びロボットに関する。
ロボットを動かす動力源には通常モータが使われる。しかし、動力源にモータを用いるロボットでは、形や大きさの異なる物体を自由に把持することが難しい。また、動力源にモータを用いるロボットでは、力加減を繊細に調節することが難しく、柔らかいものを把持することや、人とのインタラクションが苦手である。
一方、人とのインタラクションや異形物体の自由な把持においてエラストマー材料で形成されたソフトロボットに注目が集まっている。ソフトロボットのアクチュエータには、主に空気圧や水圧によるエラストマー材料の膨張を利用したものが用いられる(例えば、特許文献1、2参照)。
特表2018-523584号公報 特許第6620257号
しかし、従来のソフトロボットのアクチュエータは複雑な構造を有するため、製造コストが高くなる。また、小型化することが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低減された製造コストで製造でき小型化可能なアクチュエータを提供する。
本発明は、気体及び液体のうち少なくとも一方で満たされた内部空洞を有する細長いバルーンと、前記バルーンの周囲を覆い前記バルーンの膨張を制限するように設けられたシェルと、前記内部空洞内の気体又は液体に圧力を加えるように設けられた加圧装置とを備え、前記シェルは、第1管部と、第1ヒンジ部と、第1ヒンジ部を介して第1管部に連結された第2管部とを有し、前記バルーンは、前記加圧装置により加えられた圧力により膨張し第1管部に対して第2管部を第1ヒンジ部を支点として回動させるように設けられたことを特徴とするアクチュエータを提供する。
本発明のアクチュエータは、バルーンの膨張を制限するように設けられたシェルでバルーンの周囲を覆うという比較的簡素な構造を有するため、製造コストを低減することや小型化することが可能になる。
本発明の一実施形態のアクチュエータの概略斜視図である。 図1の破線A-Aにおけるアクチュエータの概略断面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の一実施形態のアクチュエータに含まれるシェルの構成部品の概略斜視図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータに含まれるバルーンの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略断面図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略斜視図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略斜視図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略斜視図である。 本発明の一実施形態のアクチュエータの概略斜視図である。 本発明の一実施形態のロボットの概略図である。 作製したアクチュエータの写真である。 バルーンに加えた空気圧と、アクチュエータの角度との関係を示すグラフである。
本発明のアクチュエータは、気体及び液体のうち少なくとも一方で満たされた内部空洞を有する細長いバルーンと、前記バルーンの周囲を覆い前記バルーンの膨張を制限するように設けられたシェルと、前記内部空洞内の気体又は液体に圧力を加えるように設けられた加圧装置とを備え、前記シェルは、第1管部と、第1ヒンジ部と、第1ヒンジ部を介して第1管部に連結された第2管部とを有し、前記バルーンは、前記加圧装置により加えられた圧力により膨張し第1管部に対して第2管部を第1ヒンジ部を支点として回動させるように設けられたことを特徴とする。
前記シェルは、第2ヒンジ部と、第2ヒンジ部を介して第2管部に連結された第3管部とを有することが好ましく、前記バルーンは、前記加圧装置により加えられた圧力により部分的に膨張し第2管部に対して第3管部を第2ヒンジ部を支点として回動させるように設けられることが好ましい。このことにより、複数の管部を連動して動かすことができる。
前記シェルは、第1管部と第2管部との間に前記バルーンを露出させる開口を有することが好ましく、前記開口は、第1ヒンジ部が配置された側面と反対側の側面に配置されることが好ましい。このことにより、ヒンジ部が配置された側面と反対側の側面においてバルーンが膨張しやすくなり、加圧装置を用いて内部空洞に加えた圧力エネルギーをシェルの機械的な動きに効率的に変換することができる。
第1ヒンジ部は、第1管部から第2管部を取り外すことができるように設けられた連結機構を有することが好ましい。このことにより、アクチュエータの設計を容易に変更することが可能になる。
また、本発明は、本発明のアクチュエータを用いて動くように設けられたロボットも提供する。
以下、複数の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図面や以下の記述中で示す構成は、例示であって、本発明の範囲は、図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
第1実施形態
図1は本実施形態のアクチュエータの概略斜視図であり、図2は図1の破線A-Aにおけるアクチュエータの概略断面図である。図3(a)(b)はそれぞれシェルの構成部品の概略斜視図であり、図4はバルーンの概略図である。図5~図8は、それぞれ本実施形態のアクチュエータの概略図である。
本実施形態のアクチュエータ30は、気体及び液体のうち少なくとも一方で満たされた内部空洞6を有する細長いバルーン2と、バルーン2の周囲を覆いバルーン2の膨張を制限するように設けられたシェル3と、内部空洞6内の気体又は液体に圧力を加えるように設けられた加圧装置7とを備え、シェル3は、第1管部4と、第1ヒンジ部5と、第1ヒンジ部5を介して第1管部4に連結された第2管部4とを有し、バルーン2は、加圧装置7により加えられた圧力により膨張し第1管部4に対して第2管部4を第1ヒンジ部5を支点として回動させるように設けられたことを特徴とする。
アクチュエータ30は、空気圧、油圧、水圧などのエネルギーを機械的な動きに変換し機器を動かす駆動装置である。アクチュエータ30は、例えば、空気圧、油圧、水圧などによりバルーン2が膨張することを利用したソフトアクチュエータである。
バルーン2は、細長い形状を有し、気体又は液体のうち少なくとも一方で満たされた内部空洞6を有する。バルーン2は、エラストマー材料(室温でゴム弾性を示す高分子物質)からできている。このことにより、内部空洞6の圧力が高くなるとバルーン2が膨張する。バルーン2の材料は例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどである。また、バルーン2が細長い形状を有することにより、アクチュエータ30が指や脚などのような形状を有することができ、アクチュエータ30をロボットハンドや歩行ロボットの駆動装置として利用することが可能になる。内部空洞6を満たす流体は、動力伝達媒体となる。この流体は、空気であってもよく、油であってもよく、水であってもよい。
バルーン2は例えばチューブ形状を有し、内部空洞6を満たした気体又は液体の圧力が高くなるとチューブの管壁が膨らむような構造を有することができる。バルーン2は、円管形状であってもよく、矩形管形状であってもよい。バルーン2は、例えば、図2のように内部空洞6を有する。
例えば、バルーン2は、図4に示したように、チューブ形状の長さ方向の両端部がより厚い壁部を有し、管壁が前記壁部よりも薄い厚さを有することができる。このことにより、内部空洞6の圧力を上昇させることにより管壁を膨張させることができる。また、加圧装置7に接続したチューブ13がバルーン2の端部の壁部を貫通していてもよい。このことにより、加圧装置7により、内部空洞6の内部圧力を制御することができる。加圧装置7は、例えば、シリンジポンプ、油圧ポンプ、水圧シリンダ、エアコンプレッサなどである。また、アクチュエータ30は、加圧装置7とバルーン2との間に圧力調整弁を有することができる。このことにより、内部空洞6の圧力を制御することができる。
シェル3は、バルーン2の膨張を制限するための部材である。シェル3はバルーン2よりも高い強度を有し、バルーン2よりも低い伸度を有する。シェル3の材料は、プラスチックであってもよく、金属であってもよく、セラミックスであってもよく、繊維で強化された樹脂フィルムであってもよい。
シェル3は、バルーン2の周囲を覆うように設けられる。例えば、バルーン2がチューブ形状を有する場合、シェル3は、バルーン2とシェル3とが内部空洞6の二重管壁となるように設けることができる。例えば、図2に示したようにバルーン2の周囲を覆うようにシェル3が設けられる。
シェル3は、管部4の開口が隣接するように複数の管部4が連なる構造を有し、隣接する2つの管部4はヒンジ部5を介して連結している。この連なった管部4の内側にバルーン2が位置する。バルーン2が円管形状を有する場合管部4も円管形状を有することができ、バルーン2が矩形管形状を有する場合管部4も矩形管形状を有することができる。また、シェル3は、隣接する2つの管部4が接触するように設けられてもよく、隣接する2つの管部4の間に隙間9が形成されるように設けられてもよい。
シェル3は、隣接する2つの管部4のうち一方の管部4に対しヒンジ部5を支点として他方の管部4が回動するように設けられる。シェル3がこのような構造を有することにより、加圧装置7を用いてシェル3内部に配置されたバルーン2の内部空洞6の圧力を上昇させると、バルーン2は、隣接する2つの管部4の間の隙間9又は開口8を押し広げて部分的に膨張する。シェル3のヒンジ部5が配置された側面は隣接する2つの管部4がヒンジ部5により連結しているため、バルーン2は、ヒンジ部5が配置された側面と反対側の側面の隙間9又は開口8を押し広げて部分的に膨張する。このようにバルーン2が部分的に膨張することにより、隣接する2つの管部4のうち一方の管部4に対しヒンジ部5を支点として他方の管部4が回動しシェル3が曲がる。従って、加圧装置7を用いて内部空洞6に加えた圧力エネルギーをシェル3の機械的な動きに変換することができる。
ヒンジ部5の構造は特に限定されないが、例えば、ヒンジ部5は、隣接する2つの管部4のうち一方の管部4に接続した連結部10のフック11が、他方の管部4に接続した連結部10の穴12に挿し込まれた構造を有することができる。
シェル3は、隣接する2つの管部4の間にバルーン2を露出させる開口8を有することができる。この開口8は、ヒンジ部5が配置された側面と反対側の側面に配置される。シェル3がこのような開口8を有することにより、ヒンジ部5が配置された側面と反対側の側面においてバルーン2が部分的に膨張しやすくなり、加圧装置7を用いて内部空洞6に加えた圧力エネルギーをシェル3の機械的な動きに効率的に変換することができる。
シェル3は、例えば、図3(a)に示したようなシェル3の構成部品14又は図3(b)に示したような構成部品14が複数連なった構造を有することができる。これらの構成部品14は、管部4と連結部10とを有し、連結部10は、フック11と開口12とを有する。連結部10は、管部4の一方の側面に配置され、シェル3の長さ方向の一方側にフック11が配置され、他方側に開口12が配置されている。また、隣接する2つの構成部品14のうち一方の構成部品14のフック11が他方の構成部品14の開口12に挿入されている。このような構造により複数の構成部品14が連結して連なることができる。また、シェル3の長さ方向における開口12の幅は、シェル3の長さ方向におけるフック11の厚さよりも大きいため、フック11は開口12中において動くことができる。このため、フック11が開口12に挿入された部分がヒンジ部5として機能することができる。また、フック11が開口12に挿入された連結構造とすることにより、複数の構成部品14を自由に組み合わせることが可能になり、シェル3の曲がる方向や曲げ角度を自由に設計することができる。また、アクチュエータ30の設計を容易に変更することができる。
図1に示したアクチュエータ30のシェル3では、図3(a)に示したような構成部品14が両端に2個ずつ配置され、図3(b)に示したような構成部品14が中央部に9個配置されている。そして、図2に示したように、これらの構成部品14は、開口12にフック11が挿入されることにより連結し、管部4a~4mの内部には、図4に示したようなバルーン2が配置されている。また、バルーン2の端部の壁部に加圧装置7に接続したチューブ13が挿入され、加圧装置7により内部空洞6に圧力を加えることができる。
図5、図6は、図1に示したようなアクチュエータ30を模式的に表した概略図である。この図を用いてアクチュエータ30の動きについて説明する。図5は、加圧装置7によりバルーン2を加圧していない状態である。加圧装置7を用いてバルーン2の内圧を高くすると、バルーン2がシェル3で覆われていない開口8においてバルーン2が部分的に膨張する。そして、この膨らんだ部分15が開口8を押し広げていき、図6に示したように、管部4dに対しヒンジ部5cを支点として管部4cが回動し、管部4cに対しヒンジ部5bを支点として管部4bが回動し、管部4bに対しヒンジ部5aを支点として管部4aが回動する。従って、アクチュエータ30は上向きに曲がる。また、バルーン2の内圧を抜き大気圧に戻すと、バルーン2は縮みアクチュエータ30は図5の状態に戻る。
このようにバルーン2の内圧を制御することにより、アクチュエータ30を動かすことができ、圧力エネルギーを機械的な動きに変換しロボットなどを動かすことができる。
図7は、9個の構成部品14を組み合わせたシェル3を有するアクチュエータ30を模式的に表した概略図である。管部4a~4d、4f~4iを有する構成部品14は、図3(b)に示したような構造を有し、中央の構成部品では、管部4eの上側に穴12を有する連結部10が配置されており、管部4eの下側にフック11が配置されている。管部4aから管部4eまでは上側に配置された連結部10により連結し、ヒンジ部5a~5dは上側に配置されている。また、管部4eから管部4iまでは下側に配置された連結部10により連結し、ヒンジ部5e~5hは下側に配置されている。また、開口8は、管部4a~4eの間では下側に配置され、管部4e~4iの間では上側に配置されている。また、図7の破線B-Bの断面は、図2に示した断面図と同様の断面となり、バルーン2は1つの内部空洞6を有する。また、図7は、加圧装置7によりバルーン2を加圧していない状態である。
このようなアクチュエータ30に含まれるバルーン2の内圧を加圧装置7を用いて高くすると、バルーン2がシェル3で覆われていない開口8においてバルーン2が部分的に膨張する。そして、この膨らんだ部分15が開口8を押し広げていき、図8に示したように、管部4iに対しヒンジ部5hを支点として管部4hが反時計回りに回動し、管部4hに対しヒンジ部5gを支点として管部4gが反時計回りに回動し、管部4gに対しヒンジ部5fを支点として管部4fが反時計回りに回動し、管部4fに対しヒンジ部5eを支点として管部4eが反時計回りに回動し、管部4eに対しヒンジ部5dを支点として管部4dが時計回りに回動し、管部4dに対しヒンジ部5cを支点として管部4cが時計回りに回動し、管部4cに対しヒンジ部5bを支点として管部4bが時計回りに回動し、管部4bに対しヒンジ部5aを支点として管部4aが時計回りに回動する。従って、アクチュエータ30はS字型に曲がる。また、バルーン2の内圧を抜き大気圧に戻すと、バルーン2は縮みアクチュエータ30は図7の状態に戻る。
このように構成部品14を組み換えてヒンジ部5が配置される側面を変えることにより、アクチュエータ30の曲がる向きを変えることができる。従って、アクチュエータ30の設計の自由度を向上させることができる。
ここでは、ヒンジ部5をアクチュエータ30の上側側面と下側側面に配置した例を示しているが、ヒンジ部5は、上側及び下側側面に加えてアクチュエータ30の右側側面、左側側面などに配置されてもよい。また、ヒンジ部5は、アクチュエータ30が所望の動きをするように配置することができる。
第2実施形態
第2実施形態のアクチュエータ30は、バルーン2の長さ方向に伸びる隔壁により分割された2つの内部空洞を有するバルーン2を備える。
第2実施形態のアクチュエータ30は、例えば、図7に示したような構造を有し、図7の破線B-Bにおける断面は、図9に示したような断面となる。バルーン2は、チューブ形状を有し、隔壁17で分割された長さ方向に伸びる内部空洞6a及び長さ方向に伸びる内部空洞6bを有する。内部空洞6aと内部空洞6bは繋がっていない。また、加圧装置7は、内部空洞6a、6bのそれぞれを加圧できるように設けられる。また、隔壁17の厚さは、チューブ形状の管壁の厚さよりも厚い。このことにより、チューブ形状の管壁を優先的に膨張させることができる。
加圧装置7を用いて内部空洞6aの圧力を高くする(内部空洞6bの圧力は高くしない)と、バルーン2がシェル3で覆われていない開口8においてバルーン2の上側が部分的に膨張する。そして、この膨らんだ部分15が開口8を押し広げていき、図10に示したように、管部4iに対しヒンジ部5hを支点として管部4hが反時計回りに回動し、管部4hに対しヒンジ部5gを支点として管部4gが反時計回りに回動し、管部4gに対しヒンジ部5fを支点として管部4fが反時計回りに回動し、管部4fに対しヒンジ部5eを支点として管部4eが反時計回りに回動する。管部4a~4dは、アクチュエータ30の上側にヒンジ部5a~5dが配置されているため、回動しない。
従って、アクチュエータ30は右半分だけが下向きに曲がる。また、内部空洞6aの圧力を大気圧に戻すと、バルーン2は縮みアクチュエータ30は図7の状態に戻る。
加圧装置7を用いて内部空洞6bの圧力を高くする(内部空洞6aの圧力は高くしない)と、バルーン2がシェル3で覆われていない開口8においてバルーン2の下側が部分的に膨張する。そして、この膨らんだ部分15が開口8を押し広げていき、図11に示したように、管部4eに対しヒンジ部5dを支点として管部4dが時計回りに回動し、管部4dに対しヒンジ部5cを支点として管部4cが時計回りに回動し、管部4cに対しヒンジ部5bを支点として管部4bが時計回りに回動し、管部4bに対しヒンジ部5aを支点として管部4aが時計回りに回動する。管部4f~4iは、アクチュエータ30の下側にヒンジ部5e~5hが配置されているため、回動しない。
従って、アクチュエータ30は左半分だけが上向きに曲がる。また、内部空洞6bの圧力を大気圧に戻すと、バルーン2は縮みアクチュエータ30は図7の状態に戻る。
加圧装置7を用いて内部空洞6bの圧力及び内部空洞6aの圧力の両方を高くすると、図8に示したように、アクチュエータ30はS字型に曲がる(第1実施形態と同様)。
このように、バルーン2が2つの内部空洞6a、6bを有することにより、アクチュエータ30を複雑に動かすことが可能になる。
ここでは、バルーン2が2つの内部空洞6a、6bを有する例を用いて説明したが、バルーン2は、長さ方向に伸びる隔壁により分割された3つの内部空洞6を有してもよく、長さ方向に伸びる隔壁により分割された4つの内部空洞6を有してもよい。このことにより、アクチュエータ30をより複雑に動かすことが可能になる。
その他の構成は第1実施形態と同様である。また、第1実施形態についての記載は矛盾がない限り第2実施形態についても当てはまる。
第3実施形態
図12は、第3実施形態のアクチュエータ30の概略斜視図である。このアクチュエータ30は、シェル3が開口8を有さないこと以外は第1実施形態のアクチュエータ30と同様の構成を有する。
加圧装置7を用いてシェル3内部に配置されたバルーン2の内部空洞6の圧力を上昇させると、バルーン2は、隣接する2つの管部4の間の隙間9を押し広げて部分的に膨張する。シェル3のヒンジ部5が配置された側面は隣接する2つの管部4がヒンジ部5により連結しているため、バルーン2は、ヒンジ部5が配置された側面と反対側の側面の隙間9を押し広げて部分的に膨張する。このようにバルーン2が部分的に膨張することにより、隣接する2つの管部4のうち一方の管部4に対しヒンジ部5を支点として他方の管部4が回動しシェル3が曲がる。
その他の構成は第1又は第2実施形態と同様である。また、第1又は第2実施形態についての記載は矛盾がない限り第3実施形態についても当てはまる。
第4実施形態
図13は、第4実施形態のアクチュエータ30の概略斜視図である。このアクチュエータ30では、隣接する2つの管部4が蝶番20(ヒンジ部5)により連結されている。このことにより、連結構造を小型化することができる。
その他の構成は第1~第3実施形態と同様である。また、第1~第3実施形態についての記載は矛盾がない限り第4実施形態についても当てはまる。
第5実施形態
図14は、第5実施形態のアクチュエータ30の概略斜視図である。このアクチュエータ30では、隣接する2つの管部4がテープ21により連結されている。隣接する2つの管部4の間の隙間9の上部のテープ21がヒンジ部5として機能する。ヒンジ部5にテープ21を用いることにより、連結構造を小型化することができる。
テープ21は、例えば高強度及び低伸度のフレキシブルテープである。テープ21は例えばフッ素樹脂テープ、繊維強化樹脂テープなどである。テープ21は、管部4a~4mにしっかりと接着している。例えば、テープ21の素材を管部4の素材と同じにし、テープ21と管部4とが一体化していてもよい(例えば、融着している)。また、テープ21を管部4に接着層又は粘着層を用いて接着してもよい。
その他の構成は第1~第4実施形態と同様である。また、第1~第4実施形態についての記載は矛盾がない限り第5実施形態についても当てはまる。
第6実施形態
図15は、第6実施形態のアクチュエータ30の概略斜視図である。このアクチュエータ30では、シェル3は、10本の切込み18(隙間9)が入れられたチューブ形状を有している。シェル3は、高強度・低伸度のフレキシブルチューブから形成される。例えば、シェル3はフッ素樹脂チューブ又は繊維強化樹脂チューブから形成される。
切込み18は、チューブの上部を残すようにシェル3に入れられている。この切込み18の上部の残った部分がヒンジ部5として機能する。また、2つの切込み18の間の部分が管部4b~4jとなる。また、ヒンジ部5の反対側に開口8が設けられる。
また、切込み18の端に小さな穴を設けることができる。このことにより、切込み18の端が裂けることを抑制することができる。
このように、ヒンジ部5をチューブ(シェル3)の一部に設けることにより、連結部が不要になる。また、部品数を少なくすることができ、製造コストを低減することができる。
その他の構成は第1~第5実施形態と同様である。また、第1~第5実施形態についての記載は矛盾がない限り第6実施形態についても当てはまる。
第7実施形態
第7実施形態は、第1、第2、第3、第4、第5又は第6実施形態で説明したアクチュエータ30を用いて動くように設けられたロボットに関する。ロボットは、例えば、ロボットハンド、二足歩行ロボット、四足歩行ロボット、介護ロボット、パワードスーツ(ロボットスーツ、パワーアシストスーツ)、運搬ロボット、癒し系ロボットなどである。
図16は、ロボットハンド40(ロボット)の概略図である。このロボットハンド40は、第2実施形態で説明したようなアクチュエータ30a、30b(バルーン2が内部空洞6a、6bを有する)を備えている。ただし、アクチュエータ30a、30bのヒンジ部5は、第5実施形態のアクチュエータ30のようにテープ21a~21dで構成されている。このアクチュエータ30a、30bがロボットハンド40の指として機能し、加圧装置7で内部空洞6a、6bの圧力を調節することにより対象物25を掴むことができる。このことを以下に説明する。
加圧装置7を用いてアクチュエータ30aに含まれるバルーン2a及びアクチュエータ30bに含まれるバルーン2bに圧力を加えていない場合、アクチュエータ30a、30bは、流路部材23からまっすぐ下方向に伸びた状態となる。アクチュエータ30a、30bとの間の間隔よりも対象物25が大きい場合、アクチュエータ30aとアクチュエータ30bとの間の間隔が広くなるようにアクチュエータ30a、30bを動かす。具体的には、加圧装置7を用いて、アクチュエータ30aに含まれるバルーン2aの内側の内部空洞に圧力を加えることにより、管部4aに対し管部4bを時計回りに回動させ、管部4bに対し管部4cを時計回りに回動させ、管部4cに対し管部4dを時計回りに回動させる。また、加圧装置7を用いて、アクチュエータ30bに含まれるバルーン2bの内側の内部空洞に圧力を加えることにより、管部4jに対し管部4kを反時計回りに回動させ、管部4kに対し管部4lを反時計回りに回動させ、管部4lに対し管部4mを反時計回りに回動させる。このことにより、アクチュエータ30aとアクチュエータ30bの間隔が広くなりロボットハンド40が開く。この状態で、アクチュエータ30aとアクチュエータ30bとの間に対象物25が位置するようにロボットハンド40を動かす。
次に、加圧装置7を用いて、アクチュエータ30aに含まれるバルーン2aの外側の内部空洞に圧力を加えることにより、管部4dに対し管部4eを反時計回りに回動させ、管部4eに対し管部4fを反時計回りに回動させ、管部4fに対し管部4gを反時計回りに回動させ、管部4gに対し管部4hを反時計回りに回動させ、管部4hに対し管部4iを反時計回りに回動させる。また、加圧装置7を用いて、アクチュエータ30bに含まれるバルーン2bの外側の内部空洞に圧力を加えることにより、管部4mに対し管部4nを時計回りに回動させ、管部4nに対し管部4oを時計回りに回動させ、管部4oに対し管部4pを時計回りに回動させ、管部4pに対し管部4qを時計回りに回動させ、管部4qに対し管部4rを時計回りに回動させる。このことにより、ロボットハンド40が対象物25を掴むことができる。また、バルーン2aの外側の内部空洞の圧力を抜き、バルーン2bの外側の内部空洞の圧力を抜くことにより、ロボットハンド40から対象物25を離すことができる。
このようにアクチュエータ30を用いたロボットハンド40を用いると、様々な大きさの対象物25を掴むことができる。また、バルーン2の内圧を調節することにより掴む力を調節することができるため、柔らかいもの、人、生物などを適切な力で掴むことができる。
ここでは、2本のアクチュエータ30a、30bで対象物25を掴むロボットハンド40について説明したが、ロボットハンド40は、3本、4本、5本又は6本のアクチュエータ30で対象物25を掴むように構成されてもよい。
第1~第6実施形態のアクチュエータについての記載は、矛盾がない限り第7実施形態のロボットに含まれるアクチュエータについて当てはまる。
アクチュエータ作製実験
図7、図8に示したようなアクチュエータを作製した。なお、部品40の数などは異なる。
3Dプリンタ(株式会社キーエンス製)を用いて図3(a)に示したような部品及び図3(b)に示したような部品を作製した。管部の内径は約20mmとした。管部の長さは約12.5mmとした。図3(a)に示したような部品はシェルの両端部に用い、図3(b)に示したような部品は両端部の間で連なる部品に用いた。また、これらの部品はフック及び開口を有する連結部を備えている。
シリコーンゴム(Smooth-on社製)を用いて図4に示したようなバルーンを作製した。バルーンの内径は15mmとし、外径は20mmとし、長さは150mmとした。なお、これらのサイズはバルーンの作製直後のサイズであり、バルーンを管部の内部に入れる際にバルーンを伸ばすと、バルーンは若干塑性変形し長さが長くなる。
そして、連結部が上側に位置するように7個の上記部品の管部の内部に作製したバルーンを入れ、連結部が下側に位置するように7個の上記部品の管部の内部に前記バルーンを入れた。そして、隣接する2つの部品のうち一方の連結部の開口中に他方の連結部のフックを挿入して、連結部が上側に位置する7個の部品を連結し、連結部が下側に位置する7個の部品を連結した。
その後、バルーンの端部の壁にシリンジポンプに接続した針を挿入し、アクチュエータが完成した。シリンジポンプを用いてバルーンの内圧を上昇させたアクチュエータの写真を図17に示す。
シリンジポンプによりバルーンに加える空気圧を変えて、図17に示したような曲がったアクチュエータの右の角度θ及び左の角度θを計測した。計測結果を図18に示す。この計測結果から、バルーンの内圧を変えることによりアクチュエータが曲がる角度を調節することができることが確認された。
2、2a、2b:バルーン 3、3a、3b:シェル 4、4a~4r:管部 5、5a~5h:ヒンジ部 6、6a、6b:内部空洞 7:加圧装置 8:開口 9:隙間(スリット) 10:連結部 11:フック 12:穴 13:チューブ 14:シェルの構成部品 15:膨らんだ部分 17:隔壁 18:切込み 20:蝶番 21、21a~21d:テープ 23:流路部材 25:対象物 30、30a、30b:アクチュエータ 40:ロボットハンド(ロボット)

Claims (5)

  1. 気体及び液体のうち少なくとも一方で満たされた内部空洞を有する細長いバルーンと、前記バルーンの周囲を覆い前記バルーンの膨張を制限するように設けられたシェルと、前記内部空洞内の気体又は液体に圧力を加えるように設けられた加圧装置とを備え、
    前記シェルは、第1管部と、第1ヒンジ部と、第1ヒンジ部を介して第1管部に連結された第2管部とを有し、
    前記バルーンは、前記加圧装置により加えられた圧力により膨張し第1管部に対して第2管部を第1ヒンジ部を支点として回動させるように設けられ
    前記バルーンは、チューブ形状を有し、前記内部空洞を満たした気体又は液体の圧力が高くなるとチューブの管壁が膨らむような構造を有し、
    前記バルーンは、チューブ形状の長さ方向の両端部がより厚い壁部を有し、管壁が前記壁部よりも薄い厚さを有することを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記シェルは、第2ヒンジ部と、第2ヒンジ部を介して第2管部に連結された第3管部とを有し、
    前記バルーンは、前記加圧装置により加えられた圧力により部分的に膨張し第2管部に対して第3管部を第2ヒンジ部を支点として回動させるように設けられた請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記シェルは、第1管部と第2管部との間に前記バルーンを露出させる開口を有し、
    前記開口は、第1ヒンジ部が配置された側面と反対側の側面に配置された請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 第1ヒンジ部は、第1管部から第2管部を取り外すことができるように設けられた連結機構を有し、
    第1ヒンジ部は、第1及び第2管部のうち一方の管部に接続した連結部のフックが、他方の管部に接続した連結部の穴に挿し込まれた構造を有する請求項1~3のいずれか1つに記載のアクチュエータ。
  5. 請求項1~4のいずれか1つのアクチュエータを用いて動くように設けられたロボット。
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