JP7494385B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP7494385B2
JP7494385B2 JP2023514270A JP2023514270A JP7494385B2 JP 7494385 B2 JP7494385 B2 JP 7494385B2 JP 2023514270 A JP2023514270 A JP 2023514270A JP 2023514270 A JP2023514270 A JP 2023514270A JP 7494385 B2 JP7494385 B2 JP 7494385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axial direction
guide portion
guide
base
table base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023514270A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022219772A1 (ja
Inventor
充 多賀
忠治 森本
喜則 山本
辰哉 合澤
勇介 池田
良平 草間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
DMG Mori Co Ltd
Filing date
Publication date
Application filed by DMG Mori Co Ltd filed Critical DMG Mori Co Ltd
Priority claimed from PCT/JP2021/015558 external-priority patent/WO2022219772A1/ja
Publication of JPWO2022219772A1 publication Critical patent/JPWO2022219772A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7494385B2 publication Critical patent/JP7494385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、工作機械に関する。
たとえば、国際公開第2017/080760号(特許文献1)には、機械ベッドと、機械ベッド上に設けられ、Z軸方向に移動可能なワーク位置決め装置とを備える工作機械が開示されている。ワーク位置決め装置は、水平方向に平行な軸を中心にして旋回可能に構成されている。
国際公開第2017/080760号
上述の特許文献1に開示されるように、水平方向に平行な軸(A軸)を中心に旋回可能なテーブル(ゆりかご式テーブル)を備えた工作機械が知られている。このような工作機械においては、旋回のための機構が備わったテーブルが大重量となるため、テーブルを水平方向に移動させる場合に円滑な移動を実現できない可能性がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、ゆりかご式テーブルを円滑に水平移動させることが可能な工作機械を提供することである。
この発明に従った工作機械は、ベッドと、ベッド上に設けられ、水平方向に平行な第1軸方向に移動可能なテーブルとを備える。テーブルは、ワークを着脱可能に保持するワーク保持部と、水平方向に平行で、かつ、第1軸方向に直交する第2軸方向において互いに離れた位置でワーク保持部を回動可能に支持する第1支持部および第2支持部を有し、ワーク保持部を搭載するテーブルベースと、第1支持部に設けられ、ワーク保持部を、第2軸方向に延びる旋回中心軸を中心に旋回させる旋回装置とを有する。工作機械は、ベッドに設けられ、第1支持部および第2支持部にそれぞれ接続され、テーブルを第1軸方向に駆動させる第1送り装置および第2送り装置をさらに備える。
このように構成された工作機械によれば、第1送り装置が、旋回装置が設けられるテーブルベースの第1支持部に接続され、第2送り装置が、旋回装置が設けられないテーブルベースの第2支持部に接続される。これにより、第1軸方向におけるテーブルの移動時に、第1支持部および第2支持部の相互の追従性が良好となるため、テーブルを第1軸方向に円滑に移動させることができる。
また好ましくは、ベッドは、第2軸方向におけるベッドの両端部にそれぞれ設けられ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなしながら第1軸方向に沿って延びる第1周壁部および第2周壁部を有する。第1送り装置および第2送り装置は、それぞれ、第1周壁部および第2周壁部上に設けられる。
このように構成された工作機械によれば、第1送り装置および第2送り装置が、それぞれ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなすベッドの第1周壁部および第2周壁部上に設けられるため、第1送り装置および第2送り装置を、テーブルの重心が位置する上方に寄せて設けることができる。これにより、第1軸方向におけるテーブルの移動時に振動が発生することを抑制できる。
また好ましくは、テーブルベースは、第1支持部を有する第1テーブルベースと、第2支持部を有し、第2軸方向において第1テーブルベースと離れて設けられる第2テーブルベースとを含む。
このように構成された工作機械によれば、第1送り装置が、第1テーブルベースの第1支持部に接続され、第2送り装置が、第2テーブルベースの第2支持部に接続される。これにより、テーブルベースが第1テーブルベースおよび第2テーブルベースに分断された構造にもかかわらず、テーブルを第1軸方向に円滑に移動させることができる。
また好ましくは、工作機械は、第1テーブルベースに設けられ、第1テーブルベースを第1軸方向に沿って案内する第1ガイド部および第2ガイド部と、第2テーブルベースに設けられ、第2テーブルベースを第1軸方向に沿って案内する第3ガイド部および第4ガイド部とをさらに備える。第1ガイド部は、第2ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、第3ガイド部は、第4ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置される。
このように構成された工作機械によれば、第1ガイド部が、第2ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置されるため、第1ガイド部および第2ガイド部の間の距離をより大きくすることができる。また、第3ガイド部が、第4ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置されるため、第3ガイド部および第4ガイド部の間の距離をより大きくすることができる。これにより、第1ガイド部および第2ガイド部によって、第1テーブルベースを第1軸方向に沿ってより安定して案内することができる。また、第3ガイド部および第4ガイド部によって、第2テーブルベースを第1軸方向に沿ってより安定して案内することができる。
また好ましくは、第1送り装置は、第2軸方向において第1ガイド部と並んで配置される。第2送り装置は、第2軸方向において第3ガイド部と並んで配置される。
このように構成された工作機械によれば、第1送り装置が、第2軸方向において第2ガイド部よりも上方に配置される第1ガイド部と並んで配置され、第2送り装置が、第2軸方向において第4ガイド部よりも上方に配置される第3ガイド部と並んで配置されるため、第1送り装置および第2送り装置を、テーブルの重心が位置する上方に寄せて設けることができる。これにより、第1軸方向におけるテーブルの移動時に振動が発生することを抑制できる。
また好ましくは、ベッドは、第2軸方向におけるベッドの両端部にそれぞれ設けられ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなしながら第1軸方向に沿って延びる第1周壁部および第2周壁部と、第1周壁部から下方に向けて凹む段差をなす第1段差部と、第2周壁部から下方に向けて凹む段差をなす第2段差部とを有する。第1ガイド部および第3ガイド部は、それぞれ、第1周壁部および第2周壁部上に設けられる。第2ガイド部および第4ガイド部は、それぞれ、第1段差部および第2段差部上に設けられる。
このように構成された工作機械によれば、第1周壁部および第1段差部がなす段差構造を利用して、第2ガイド部と、第2ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置される第1ガイド部とを設け、第2周壁部および第2段差部がなす段差構造を利用して、第4ガイド部と、第4ガイド部から第2軸方向および上方にずれた位置に配置される第3ガイド部とを設けることができる。
また好ましくは、第1テーブルベースは、第1ガイド部が設けられる第1ベース上端部と、第2ガイド部が設けられる第1ベース下端部と、第1ベース上端部から第1ベース下端部に向けて、第2軸方向に沿って斜め下方向に延び、上下方向においてワーク保持部と対向する第1ベース中間部とを有する。第2テーブルベースは、第3ガイド部が設けられる第2ベース上端部と、第4ガイド部が設けられる第2ベース下端部と、第2ベース上端部から第2ベース下端部に向けて、第2軸方向に沿って斜め下方向に延び、上下方向においてワーク保持部と対向する第2ベース中間部とを有する。
このように構成された工作機械によれば、第2軸方向における第1ベース中間部および第2ベース中間部の間に、旋回中心軸を中心とするテーブルの反転姿勢時の最大ワーク領域(ワークが占めることが可能な最大限の領域)を設けることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、ゆりかご式テーブルを円滑に水平移動させることが可能な工作機械を提供することができる。
この発明の実施の形態における工作機械(テーブルの基準姿勢時)を示す斜視図である。 この発明の実施の形態における工作機械(テーブルの反転姿勢時)を示す斜視図である。 図1中の工作機械を示す上面図である。 図1中の工作機械を示す側面図である。 テーブルを示す断面図である。 図1中の工作機械(テーブルの基準姿勢時)を部分的に示す前面図である。 図1中の工作機械(テーブルの反転姿勢時)を部分的に示す前面図である。 図6中の工作機械を模式的に示す斜視図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における工作機械(テーブルの基準姿勢時)を示す斜視図である。図2は、この発明の実施の形態における工作機械(テーブルの反転姿勢時)を示す斜視図である。図3は、図1中の工作機械を示す上面図である。図4は、図1中の工作機械を示す側面図である。
図中には、工作機械の外観をなすカバー体を透視することによって、工作機械の内部構造が示されている。
図1から図4を参照して、本実施の形態における工作機械100は、ワークに回転する工具を接触させることによって、ワーク加工を行なうマシニングセンタであり、より特定的には、工具の回転中心軸が水平方向に延びる横形マシニングセンタである。工作機械100は、コンピュータによる数値制御によって、ワーク加工のための各種動作が自動化されたNC(Numerically Control)工作機械である。
本明細書においては、水平方向に平行で、かつ、工具の回転中心軸に平行な軸を「Z軸(第1軸)」といい、水平方向に平行で、かつ、工具の回転中心軸に直交する軸を「X軸(第2軸)」といい、鉛直方向に平行な軸を「Y軸」という。図4中における左方向が「+Z軸方向」であり、右方向が「-Z軸方向」である。図3中における右方向が「+X軸方向」であり、左方向が「-X軸方向」である。上方向が「+Y軸方向」であり、下方向が「-Y軸方向」である。
まず、工作機械100の全体構造について説明する。工作機械100は、ベッド11と、コラム21と、サドル31と、クロススライド41と、工具主軸91と、テーブル51とを有する。
ベッド11は、コラム21、サドル31、クロススライド41、工具主軸91およびテーブル51等を支持するためのベース部材であり、工場などの床面に設置されている。ベッド11は、鋳鉄等の金属からなる。
ベッド11は、上面視した場合に、Z軸方向に延びる長辺と、X軸方向に延びる短辺とを有する矩形形状を有する。Y軸方向におけるベッド11の長さ(高さ)は、Z軸方向におけるベッド11の長さよりも小さく、X軸方向におけるベッド11の長さよりも小さい。
ベッド11は、第1周壁部12と、第2周壁部13とを有する。第1周壁部12および第2周壁部13は、上面視した場合のベッド11の周縁に設けられている。第1周壁部12および第2周壁部13は、X軸方向におけるベッド11の両端部に設けられている。第1周壁部12は、-X軸方向におけるベッド11の端部に設けられている。第2周壁部13は、+X軸方向におけるベッド11の端部に設けられている。第1周壁部12および第2周壁部13は、上方に向けて立ち上がる壁形状をなしながらZ軸方向に沿って延びている。
第1周壁部12は、第1頂面12aを有する。第2周壁部13は、第2頂面13aを有する。第1頂面12aおよび第2頂面13aは、X軸-Z軸平面に平行な平面である。第1頂面12aおよび第2頂面13aは、上方を向いている。
コラム21は、ベッド11上に立設されている。コラム21は、全体として、ベッド11から上方に向けて立ち上がる門型形状を有する。コラム21は、ベッド11に対して固定されている。コラム21は、-Z軸方向におけるベッド11の端部に配置されている。
サドル31は、コラム21により支持されている。サドル31は、+Z軸方向を向くコラム21の前面に設けられている。サドル31は、全体として、ベッド11から上方に向けて立ち上がる門型形状を有する。サドル31は、コラム21等に設けられた送り装置22,23およびガイド部26,27によって、コラム21に対してX軸方向に移動可能に設けられている。
クロススライド41は、サドル31により支持されている。クロススライド41は、+Z軸方向を向くサドル31の前面に設けられている。クロススライド41は、全体として、X軸-Y軸平面に平行な板形状を有する。クロススライド41は、サドル31等に設けられた送り装置42,43およびガイド部46,47によって、サドル31に対してY軸方向(上下方向)に移動可能に設けられている。
工具主軸91は、クロススライド41により支持されている。工具主軸91は、クロススライド41に対して固定されている。工具主軸91は、クロススライド41から+Z軸方向に向けて突出している。
工具主軸91は、Z軸に平行な中心軸110を中心に、モータ駆動により回転可能に設けられている。工具主軸91には、工作機械100におけるワーク加工のための工具が保持される。工具主軸91の回転に伴って、工具主軸91に保持された工具が中心軸110を中心に回転する。
テーブル51は、ベッド11により支持されている。テーブル51は、ベッド11上に設けられている。テーブル51は、コラム21、サドル31およびクロススライド41から+Z軸方向に離れた位置に設けられている。テーブル51は、ワークを保持するための装置である。テーブル51は、Z軸方向において工具主軸91と対向する位置にワークを保持する。
続いて、テーブル51の構造について詳細に説明する。図5は、テーブルを示す断面図である。図1から図5を参照して、テーブル51は、ワーク保持部61と、テーブルベース71と、旋回装置81とを有する。
ワーク保持部61は、ベッド11上に設けられている。ワーク保持部61は、上面視した場合に、第1周壁部12および第2周壁部13の間に跨がって設けられている。ワーク保持部61は、テーブルベース71により支持されている。ワーク保持部61は、ワークを着脱可能なように保持する。ワーク保持部61には、パレットPが着脱可能に装着されている。図5に示されるように、パレットPは、主面Paを有する。主面Pa上には、たとえば、ワークが取り付けられるイケール等の治具が搭載される。
テーブルベース71は、ワーク保持部61を搭載している。テーブルベース71は、第1支持部72と、第2支持部73とを有する。第1支持部72および第2支持部73は、X軸方向において、ワーク保持部61を介して互いに対向している。第1支持部72および第2支持部73は、X軸方向において互いに離れた位置でワーク保持部61を回動可能に支持している。第1支持部72は、第1頂面12aから上方に離れた位置でワーク保持部61を支持している。第2支持部73は、第2頂面13aから上方に離れた位置でワーク保持部61を支持している。
旋回装置81は、第1支持部72に設けられている。旋回装置81は、第1支持部72および第2支持部73のうちの第1支持部72にのみ設けられている。旋回装置81は、第1支持部72に内蔵されている。
旋回装置81は、ワーク保持部61を、X軸方向に延びる旋回中心軸120を中心に旋回させる。旋回中心軸120は、第1頂面12aおよび第2頂面13aから上方に離れた位置でX軸方向に延びている。
図5に示されるように、ワーク保持部61は、第1腕部312と、ベース部311と、第2腕部313とを有する。ベース部311は、X軸方向において、第1腕部312および第2腕部313の間に設けられている。ベース部311は、旋回中心軸120からその半径方向に離れた位置に設けられている。ベース部311には、パレットPを、旋回中心軸120に直交する回転中心軸130を中心に回転させるための回転機構部316が内蔵されている。
第1腕部312は、-X軸方向におけるベース部311の端部から、旋回中心軸120の半径方向内側に向けて延出している。第2腕部313は、+X軸方向におけるベース部311の端部から、旋回中心軸120の半径方向内側に向けて延出している。
パレットP(主面Pa)は、旋回中心軸120の半径方向において、旋回中心軸120およびベース部311の間に配置されている。パレットP(主面Pa)は、旋回中心軸120の軸方向において、第1腕部312および第2腕部313の間に配置されている。
第1支持部72は、ベアリングハウジング331と、ベアリング332と、シャフト333とを有する。ベアリングハウジング331は、旋回中心軸120を中心とする筒形状を有する。シャフト333は、旋回中心軸120を中心とする軸形状を有する。シャフト333は、ベアリングハウジング331の内側に配置されている。シャフト333は、旋回中心軸120の軸上において、ワーク保持部61(第1腕部312)と接続されている。ベアリング332は、ベアリングハウジング331およびシャフト333の間に介挿されている。
旋回装置81は、モータ320と、ブレーキ機構部334,335とを有する。モータ320は、ロータ321と、ステータ322とを有する。ロータ321は、シャフト333の外周面に固定されている。ロータ321は、シャフト333と一体に回転可能に設けられている。ステータ322は、ベアリングハウジング331の内周面に固定されている。ステータ322は、ロータ321の外周上に設けられている。このような構成により、モータ320は、シャフト333に対して旋回中心軸120を中心とする回転力を付与する。
ブレーキ機構部334,335は、ベアリングハウジング331に内装されている。ブレーキ機構部334,335は、シャフト333の外周上に設けられている。ブレーキ機構部334,335は、旋回中心軸120を中心とするシャフト333の回転を規制するロック状態と、旋回中心軸120を中心とするシャフト333の回転を許容するアンロック状態との間で動作する。
第2支持部73は、ベアリングハウジング341と、ベアリング342と、シャフト343とを有する。ベアリングハウジング341は、旋回中心軸120を中心とする筒形状を有する。シャフト343は、旋回中心軸120を中心とする軸形状を有する。シャフト343は、ベアリングハウジング341の内側に配置されている。シャフト343は、旋回中心軸120の軸上において、ワーク保持部61(第2腕部313)と接続されている。ベアリング342は、ベアリングハウジング341およびシャフト343の間に介挿されている。ベアリングハウジング341には、旋回中心軸120の軸周りにおけるワーク保持部61の旋回位置を検出するためのセンサ344が内装されている。
図6は、図1中の工作機械(テーブルの基準姿勢時)を部分的に示す前面図である。図7は、図1中の工作機械(テーブルの反転姿勢時)を部分的に示す前面図である。図8は、図6中の工作機械を模式的に示す斜視図である。
図6および図8中には、図5中のパレットPの主面Paが上方を向いた基準姿勢時のテーブル51が示されている。図7中には、ワーク保持部61が図6および図8中に示す基準姿勢から旋回中心軸120を中心に180°旋回し、図5中のパレットPの主面Paが下方を向いた反転姿勢時のテーブル51が示されている。
図6から図8を参照して、ベッド11は、第1段差部14と、第2段差部15とをさらに有する。第1段差部14は、第1周壁部12から下方に向けて凹む段差をなしている。第2段差部15は、第2周壁部13から下方に向けて凹む段差をなしている。
第1段差部14は、X軸方向において、第1周壁部12および第2段差部15の間に設けられている。第2段差部15は、X軸方向において、第1段差部14および第2周壁部13の間に設けられている。第1頂面12aは、第1段差部14よりも上方に配置されている。第1周壁部12は、第1段差部14から上方に向けて突出する凸形状をなしている。第2頂面13aは、第2段差部15よりも上方に配置されている。第2周壁部13は、第2段差部15から上方に向けて突出する凸形状をなしている。
テーブルベース71は、第1テーブルベース71Jと、第2テーブルベース71Kとを有する。第1テーブルベース71Jおよび第2テーブルベース71Kは、X軸方向において、互いに離れて設けられている。第1テーブルベース71Jおよび第2テーブルベース71Kは、X軸方向において分断されている。
第1テーブルベース71Jは、第1支持部72を有する。第2テーブルベース71Kは、第2支持部73を有する。第1支持部72は、第1周壁部12の上方に設けられている。第2支持部73は、第2周壁部13の上方に設けられている。
第1テーブルベース71Jは、第1ベース上端部351と、第1ベース下端部352と、第1ベース中間部353とをさらに有する。
第1ベース上端部351は、第1周壁部12上に設けられている。第1ベース上端部351は、第1頂面12aに平行な板形状を有する。第1ベース上端部351上には、第1支持部72が設けられている。第1ベース下端部352は、第1段差部14上に設けられている。第1ベース下端部352は、ワーク保持部61(ベース部311)よりも下方に配置されている。第1ベース下端部352は、第1ベース上端部351から、+X軸方向および-Y軸方向にずれた位置に設けられている。
第1ベース中間部353は、第1ベース上端部351および第1ベース下端部352の間で延びている。第1ベース中間部353は、第1ベース上端部351から第1ベース下端部352に向けて、X軸方向に沿って斜め下方向に延びている。第1ベース中間部353は、第1腕部312の下方に設けられている。第1ベース中間部353は、第1ベース上端部351および第1ベース下端部352の間において、第1腕部312と平行に延びている。
第2テーブルベース71Kは、第2ベース上端部361と、第2ベース下端部362と、第2ベース中間部363とをさらに有する。
第2ベース上端部361は、第2周壁部13上に設けられている。第2ベース上端部361は、第2頂面13aに平行な板形状を有する。第2ベース上端部361上には、第2支持部73が設けられている。第2ベース下端部362は、第2段差部15上に設けられている。第2ベース下端部362は、ワーク保持部61(ベース部311)よりも下方に配置されている。第2ベース下端部362は、第2ベース上端部361から、-X軸方向および-Y軸方向にずれた位置に設けられている。
第2ベース中間部363は、第2ベース上端部361および第2ベース下端部362の間で延びている。第2ベース中間部363は、第2ベース上端部361から第2ベース下端部362に向けて、X軸方向に沿って斜め下方向に延びている。第2ベース中間部363は、第2腕部313の下方に設けられている。第2ベース中間部363は、第2ベース上端部361および第2ベース下端部362の間において、第2腕部313と平行に延びている。
第1テーブルベース71Jおよび第2テーブルベース71Kの間には、開口部370が設けられている。開口部370は、第1ベース下端部352および第2ベース下端部362の間において、X軸-Z軸平面に平行な開口面をなしている。開口部370は、ベッド11の上方に設けられている。開口部370は、ワーク保持部61の下方に設けられている。開口部370は、ベース部311の下方に設けられている。
図1から図8を参照して、工作機械100は、第1送り装置52と、第2送り装置53とをさらに有する。第1送り装置52および第2送り装置53は、テーブル51をZ軸方向に駆動させる。第1送り装置52および第2送り装置53は、ベッド11に設けられている。
第1送り装置52は、第1支持部72に接続されている。第1送り装置52からの駆動力は、第1支持部72に伝達される。第1送り装置52は、第1周壁部12上に設けられている。第1送り装置52は、上下方向において、第1頂面12aと対向する位置に設けられている。
第1送り装置52は、ネジ軸221と、ナット222と、サーボモータ223とを有する。ネジ軸221は、Z軸方向に延びている。ネジ軸221は、上下方向において第1頂面12aと対向する位置で延びている。ネジ軸221は、Z軸方向において互いに離れて配置された複数の軸受け(不図示)によって、回転可能に支持されている。ナット222は、複数のボールを介して、ネジ軸221に嵌め合わされている。ナット222は、第1テーブルベース71Jに固定されている。ナット222は、第1ベース上端部351に固定されている。ネジ軸221およびナット222は、ボールネジを構成している。サーボモータ223の出力軸は、ネジ軸221に連結されている。サーボモータ223からの回転は、ネジ軸221に入力される。
第2送り装置53は、第2支持部73に接続されている。第2送り装置53からの駆動力は、第2支持部73に伝達される。第2送り装置53は、第2周壁部13上に設けられている。第2送り装置53は、上下方向において、第2頂面13aと対向する位置に設けられている。
第2送り装置53は、ネジ軸231と、ナット232と、サーボモータ233とを有する。ネジ軸231は、Z軸方向に延びている。ネジ軸231は、上下方向において第2頂面13aと対向する位置で延びている。ネジ軸231は、Z軸方向において互いに離れて配置された複数の軸受け(不図示)によって、回転可能に支持されている。ナット232は、複数のボールを介して、ネジ軸231に嵌め合わされている。ナット232は、第2テーブルベース71Kに固定されている。ナット232は、第2ベース上端部361に固定されている。ネジ軸231およびナット232は、ボールネジを構成している。サーボモータ233の出力軸は、ネジ軸231に連結されている。サーボモータ233からの回転は、ネジ軸231に入力される。
基準姿勢とされたワーク保持部61のベース部311は、X軸方向において、第1送り装置52(ネジ軸221,ナット222)と、第2送り装置53(ネジ軸231,ナット232)との間に配置されている。第1送り装置52(ネジ軸221,ナット222)は、上面視において、第1支持部72および旋回装置81と重なる位置に設けられている。第1送り装置52および第2送り装置53は、基準姿勢とされたワーク保持部61に搭載されるパレットPよりも下方に設けられている。
テーブル51に対してZ軸方向に移動するための駆動力を付与する送り装置が、旋回装置81が設けられた第1テーブルベース71Jの第1支持部72にのみ設けられる場合、Z軸方向におけるテーブル51の送りが、駆動力が付与される第1支持部72の側で先行し、駆動力が付与されない第2支持部73の側で遅れる現象が生じ得る。特に、テーブルベース71が、第1支持部72が設けられる第1テーブルベース71Jと、第2支持部73が設けられる第2テーブルベース71Kとに分断された構造を有する場合、このような現象の発生が顕著となる。
これに対して、本実施の形態では、第1送り装置52が、旋回装置81が設けられた第1テーブルベース71Jの第1支持部72に接続され、第2送り装置53が、旋回装置81が設けられない第2テーブルベース71Kの第2支持部73に接続されている。このような構成により、Z軸方向におけるテーブル51の移動時に、第1支持部72および第2支持部73の相互の追従性が良好となるため、テーブル51をZ軸方向に円滑に移動させることができる。
また、テーブルベース71が第1テーブルベース71Jおよび第2テーブルベース71Kに分断された構造により、第1テーブルベース71Jおよび第2テーブルベース71Kの間に開口部370が設けられる。これにより、ワーク加工時にパレットP上で生じた切屑の排出性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、第1送り装置52および第2送り装置53が、それぞれ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなすベッド11の第1周壁部12および第2周壁部13上に設けられている。このような構成により、第1送り装置52および第2送り装置53を、イケールまたはワーク等を搭載した場合のテーブル51の重心が位置する上方に寄せて設けることができる。これにより、Z軸方向におけるテーブル51の移動時に振動が発生することを抑制できる。
また、本実施の形態では、第1ベース中間部353が、第1ベース上端部351から第1ベース下端部352に向けて、X軸方向に沿って斜め下方向に延び、第2ベース中間部363が、第2ベース上端部361から第2ベース下端部362に向けて、X軸方向に沿って斜め下方向に延びている。このような構成により、X軸方向における第1ベース中間部353および第2ベース中間部363の間に、テーブル51の反転姿勢時の最大ワーク領域(図7中に示すハッチング領域160)を設けることができる。
工作機械100は、第1ガイド部56と、第2ガイド部58と、第3ガイド部57と、第4ガイド部59とをさらに有する。
第1ガイド部56および第2ガイド部58は、第1テーブルベース71Jに設けられている。第1ガイド部56および第2ガイド部58は、第1テーブルベース71JをZ軸方向に沿って案内する。
第1ガイド部56は、第2ガイド部58からZ軸方向および上方にずれた位置に配置されている。第1ガイド部56は、第2ガイド部58から、-Z軸方向および+Y軸方向にずれた位置に設けられている。第1ガイド部56は、第1周壁部12上に設けられている。第1送り装置52および第1ガイド部56は、X軸方向において並んで配置されている。第2ガイド部58は、第1段差部14上に設けられている。第1ガイド部56は、X軸方向において、第1送り装置52および第2ガイド部58の間に設けられている。
第1ガイド部56は、レール241と、スライダー242とを有する。レール241は、Z軸方向に延びている。レール241は、第1周壁部12(第1頂面12a)に取り付けられている。スライダー242は、複数のボールを介して、レール241に嵌め合わされている。スライダー242は、レール241に案内されることによってZ軸方向にスライド可能である。スライダー242は、第1テーブルベース71Jに固定されている。スライダー242は、第1ベース上端部351に固定されている。レール241およびスライダー242は、直動案内機構であるリニアガイドを構成している。
第2ガイド部58は、レール261と、スライダー262とを有する。レール261は、Z軸方向に延びている。レール261は、第1段差部14に取り付けられている。スライダー262は、複数のボールを介して、レール261に嵌め合わされている。スライダー262は、レール261に案内されることによってZ軸方向にスライド可能である。スライダー262は、第1テーブルベース71Jに固定されている。スライダー262は、第1ベース下端部352に固定されている。レール261およびスライダー262は、直動案内機構であるリニアガイドを構成している。
第3ガイド部57および第4ガイド部59は、第2テーブルベース71Kに設けられている。第3ガイド部57および第4ガイド部59は、第2テーブルベース71KをZ軸方向に沿って案内する。
第3ガイド部57は、第4ガイド部59からZ軸方向および上方にずれた位置に配置されている。第3ガイド部57は、第4ガイド部59から、+Z軸方向および+Y軸方向にずれた位置に設けられている。第3ガイド部57は、第2周壁部13上に設けられている。第2送り装置53および第3ガイド部57は、X軸方向において並んで配置されている。第4ガイド部59は、第2段差部15上に設けられている。第3ガイド部57は、X軸方向において、第2送り装置53および第4ガイド部59の間に設けられている。
第3ガイド部57は、レール251と、スライダー252とを有する。レール251は、Z軸方向に延びている。レール251は、第2周壁部13(第2頂面13a)に取り付けられている。スライダー252は、複数のボールを介して、レール251に嵌め合わされている。スライダー252は、レール251に案内されることによってZ軸方向にスライド可能である。スライダー252は、第2テーブルベース71Kに固定されている。スライダー252は、第2ベース上端部361に固定されている。レール251およびスライダー252は、直動案内機構であるリニアガイドを構成している。
第4ガイド部59は、レール271と、スライダー272とを有する。レール271は、Z軸方向に延びている。レール271は、第2段差部15に取り付けられている。スライダー272は、複数のボールを介して、レール271に嵌め合わされている。スライダー272は、レール271に案内されることによってZ軸方向にスライド可能である。スライダー272は、第2テーブルベース71Kに固定されている。スライダー272は、第2ベース下端部362に固定されている。レール271およびスライダー272は、直動案内機構であるリニアガイドを構成している。
基準姿勢とされたワーク保持部61のベース部311は、X軸方向において、第1ガイド部56および第2ガイド部58の間に配置されている。第1ガイド部56は、上面視において、第1支持部72および旋回装置81と重なる位置に設けられている。第2ガイド部58は、上面視において、第2支持部73と重なる位置に設けられている。第1ガイド部56および第2ガイド部58は、基準姿勢とされたワーク保持部61に搭載されるパレットPよりも下方に設けられている。
第3ガイド部57および第4ガイド部59は、基準姿勢とされたワーク保持部61のベース部311よりも下方に設けられている。第3ガイド部57は、上面視において、第1腕部312と重なる位置に設けられている。第4ガイド部59は、上面視において、第2腕部313と重なる位置に設けられている。
X軸方向における第1送り装置52および第1ガイド部56の間の距離は、X軸方向における第1ガイド部56および第2ガイド部58の間の距離よりも小さい。X軸方向における第2送り装置53および第3ガイド部57の間の距離は、X軸方向における第3ガイド部57および第4ガイド部59の間の距離よりも小さい。X軸方向における第2ガイド部58および第4ガイド部59の間の距離は、X軸方向における第1ガイド部56および第2ガイド部58の間の距離よりも大きく、X軸方向における第3ガイド部57および第4ガイド部59の間の距離よりも大きい。
上下方向(Y軸方向)における第1ガイド部56および第2ガイド部58の間の距離は、上下方向(Y軸方向)における第1ガイド部56および旋回中心軸120の間の距離よりも小さい。上下方向(Y軸方向)における第3ガイド部57および第4ガイド部59の間の距離は、上下方向(Y軸方向)における第3ガイド部57および旋回中心軸120の間の距離よりも小さい。
本実施の形態では、第1ガイド部56が、第2ガイド部58からX軸方向および上方にずれた位置に配置されているため、第1ガイド部56および第2ガイド部58の間の距離をより大きくすることができる。また、第3ガイド部57が、第4ガイド部59からX軸方向および上方にずれた位置に配置されているため、第3ガイド部57および第4ガイド部59の間の距離をより大きくすることができる。これにより、第1ガイド部56および第2ガイド部58によって、第1テーブルベース71JをZ軸方向に沿ってより安定して案内し、第3ガイド部57および第4ガイド部59によって、第2テーブルベース71KをZ軸方向に沿ってより安定して案内することができる。
また、本実施の形態では、第1送り装置52が、X軸方向において、第2ガイド部58よりも上方に配置される第1ガイド部56と並んで配置され、第2送り装置53が、X軸方向において、第4ガイド部59よりも上方に配置される第3ガイド部57と並んで配置されている。このような構成により、第1送り装置52および第2送り装置53を、イケールまたはワーク等を搭載した場合のテーブル51の重心が位置する上方に寄せて設けることができる。これにより、Z軸方向におけるテーブル51の移動時に振動が発生することを抑制できる。
また、本実施の形態では、第1ガイド部56および第3ガイド部57が、それぞれ、第1周壁部12および第2周壁部13上に設けられ、第2ガイド部58および第4ガイド部59が、それぞれ、第1段差部14および第2段差部15上に設けられている。このような構成により、ベッド11がなす段差構造を利用して、第1ガイド部56および第3ガイド部57を上下に異なる高さに設け、第2ガイド部58および第4ガイド部59を上下に異なる高さに設けることができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態における工作機械100の構造についてまとめると、本実施の形態における工作機械100は、ベッド11と、ベッド11上に設けられ、水平方向に平行な第1軸方向としてのZ軸方向に移動可能なテーブル51とを備える。テーブル51は、ワークを着脱可能に保持するワーク保持部61と、水平方向に平行で、かつ、Z軸方向に直交する第2軸方向としてのX軸方向において互いに離れた位置でワーク保持部61を回動可能に支持する第1支持部72および第2支持部73を有し、ワーク保持部61を搭載するテーブルベース71(71J,71K)と、第1支持部72に設けられ、ワーク保持部61を、X軸方向に延びる旋回中心軸120を中心に旋回させる旋回装置81とを有する。工作機械100は、ベッド11に設けられ、第1支持部72および第2支持部73にそれぞれ接続され、テーブル51をZ軸方向に駆動させる第1送り装置52および第2送り装置53をさらに備える。
このように構成された、この発明の実施の形態における工作機械100によれば、ゆりかご式のテーブル51を備えた工作機械100において、テーブル51を円滑にZ軸方向に移動させることができる。
なお、本発明における工作機械は、横形マシニングセンタに限られず、立形マシニングセンタ、または、旋削機能と、ミーリング機能とを有する複合加工機等にも適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、ゆりかご式のテーブルを備えた工作機械に適用される。
11 ベッド、12 第1周壁部、12a 第1頂面、13 第2周壁部、13a 第2頂面、14 第1段差部、15 第2段差部、21 コラム、22,23,42,43 送り装置、26,27,46,47 ガイド部、31 サドル、41 クロススライド、51 テーブル、52 第1送り装置、53 第2送り装置、56 第1ガイド部、57 第3ガイド部、58 第2ガイド部、59 第4ガイド部、61 ワーク保持部、71 テーブルベース、71J 第1テーブルベース、71K 第2テーブルベース、72 第1支持部、73 第2支持部、81 旋回装置、91 工具主軸、100 工作機械、110 中心軸、120 旋回中心軸、130 回転中心軸、160 ハッチング領域、221,231 ネジ軸、222,232 ナット、223,233 サーボモータ、241,251,261,271 レール、242,252,262,272 スライダー、311 ベース部、312 第1腕部、313 第2腕部、316 回転機構部、320 モータ、321 ロータ、322 ステータ、331,341 ベアリングハウジング、332,342 ベアリング、333,343 シャフト、334,335 ブレーキ機構部、344 センサ、351 第1ベース上端部、352 第1ベース下端部、353 第1ベース中間部、361 第2ベース上端部、362 第2ベース下端部、363 第2ベース中間部、370 開口部。

Claims (5)

  1. ベッドと、
    前記ベッド上に設けられ、水平方向に平行な第1軸方向に移動可能なテーブルとを備え、
    前記テーブルは、
    ワークを着脱可能に保持するワーク保持部と、
    水平方向に平行で、かつ、前記第1軸方向に直交する第2軸方向において互いに離れた位置で前記ワーク保持部を回動可能に支持する第1支持部および第2支持部を有し、前記ワーク保持部を搭載するテーブルベースと、
    前記第1支持部に設けられ、前記ワーク保持部を、前記第2軸方向に延びる旋回中心軸を中心に旋回させる旋回装置とを有し、さらに、
    前記ベッドに設けられ、前記第1支持部および前記第2支持部にそれぞれ接続され、前記テーブルを前記第1軸方向に駆動させる第1送り装置および第2送り装置を備え
    前記テーブルベースは、
    前記第1支持部を有する第1テーブルベースと、
    前記第2支持部を有し、前記第2軸方向において前記第1テーブルベースと離れて設けられる第2テーブルベースとを含み、さらに、
    前記第1テーブルベースに設けられ、前記第1テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第1ガイド部および第2ガイド部と、
    前記第2テーブルベースに設けられ、前記第2テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第3ガイド部および第4ガイド部とを備え、
    前記第1ガイド部は、前記第2ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、前記第3ガイド部は、前記第4ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、
    前記第2ガイド部は、前記第2軸方向において、前記第1ガイド部および前記第4ガイド部の間に配置され、前記第4ガイド部は、前記第2軸方向において、前記第3ガイド部および前記第2ガイド部の間に配置される、工作機械。
  2. 前記ベッドは、前記第2軸方向における前記ベッドの両端部にそれぞれ設けられ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなしながら前記第1軸方向に沿って延びる第1周壁部および第2周壁部を有し、
    前記第1送り装置および前記第2送り装置は、それぞれ、前記第1周壁部および前記第2周壁部上に設けられる、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第1送り装置は、前記第2軸方向において前記第1ガイド部と並んで配置され、
    前記第2送り装置は、前記第2軸方向において前記第3ガイド部と並んで配置される、請求項1または2に記載の工作機械。
  4. ベッドと、
    前記ベッド上に設けられ、水平方向に平行な第1軸方向に移動可能なテーブルとを備え、
    前記テーブルは、
    ワークを着脱可能に保持するワーク保持部と、
    水平方向に平行で、かつ、前記第1軸方向に直交する第2軸方向において互いに離れた位置で前記ワーク保持部を回動可能に支持する第1支持部および第2支持部を有し、前記ワーク保持部を搭載するテーブルベースと、
    前記第1支持部に設けられ、前記ワーク保持部を、前記第2軸方向に延びる旋回中心軸を中心に旋回させる旋回装置とを有し、さらに、
    前記ベッドに設けられ、前記第1支持部および前記第2支持部にそれぞれ接続され、前記テーブルを前記第1軸方向に駆動させる第1送り装置および第2送り装置を備え、
    前記テーブルベースは、
    前記第1支持部を有する第1テーブルベースと、
    前記第2支持部を有し、前記第2軸方向において前記第1テーブルベースと離れて設けられる第2テーブルベースとを含み、さらに、
    前記第1テーブルベースに設けられ、前記第1テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第1ガイド部および第2ガイド部と、
    前記第2テーブルベースに設けられ、前記第2テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第3ガイド部および第4ガイド部とを備え、
    前記第1ガイド部は、前記第2ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、前記第3ガイド部は、前記第4ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、
    前記ベッドは、前記第2軸方向における前記ベッドの両端部にそれぞれ設けられ、上方に向けて立ち上がる壁形状をなしながら前記第1軸方向に沿って延びる第1周壁部および第2周壁部と、前記第1周壁部から下方に向けて凹む段差をなす第1段差部と、前記第2周壁部から下方に向けて凹む段差をなす第2段差部とを有し、
    前記第1ガイド部および前記第3ガイド部は、それぞれ、前記第1周壁部および前記第2周壁部上に設けられ、
    前記第2ガイド部および前記第4ガイド部は、それぞれ、前記第1段差部および前記第2段差部上に設けられる、工作機械。
  5. ベッドと、
    前記ベッド上に設けられ、水平方向に平行な第1軸方向に移動可能なテーブルとを備え、
    前記テーブルは、
    ワークを着脱可能に保持するワーク保持部と、
    水平方向に平行で、かつ、前記第1軸方向に直交する第2軸方向において互いに離れた位置で前記ワーク保持部を回動可能に支持する第1支持部および第2支持部を有し、前記ワーク保持部を搭載するテーブルベースと、
    前記第1支持部に設けられ、前記ワーク保持部を、前記第2軸方向に延びる旋回中心軸を中心に旋回させる旋回装置とを有し、さらに、
    前記ベッドに設けられ、前記第1支持部および前記第2支持部にそれぞれ接続され、前記テーブルを前記第1軸方向に駆動させる第1送り装置および第2送り装置を備え、
    前記テーブルベースは、
    前記第1支持部を有する第1テーブルベースと、
    前記第2支持部を有し、前記第2軸方向において前記第1テーブルベースと離れて設けられる第2テーブルベースとを含み、さらに、
    前記第1テーブルベースに設けられ、前記第1テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第1ガイド部および第2ガイド部と、
    前記第2テーブルベースに設けられ、前記第2テーブルベースを前記第1軸方向に沿って案内する第3ガイド部および第4ガイド部とを備え、
    前記第1ガイド部は、前記第2ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、前記第3ガイド部は、前記第4ガイド部から前記第2軸方向および上方にずれた位置に配置され、
    前記第1テーブルベースは、前記第1ガイド部が設けられる第1ベース上端部と、前記第2ガイド部が設けられる第1ベース下端部と、前記第1ベース上端部から前記第1ベース下端部に向けて、前記第2軸方向に沿って斜め下方向に延び、上下方向において前記ワーク保持部と対向する第1ベース中間部とを有し、
    前記第2テーブルベースは、前記第3ガイド部が設けられる第2ベース上端部と、前記第4ガイド部が設けられる第2ベース下端部と、前記第2ベース上端部から前記第2ベース下端部に向けて、前記第2軸方向に沿って斜め下方向に延び、上下方向において前記ワーク保持部と対向する第2ベース中間部とを有する、工作機械。
JP2023514270A 2021-04-15 工作機械 Active JP7494385B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/015558 WO2022219772A1 (ja) 2021-04-15 2021-04-15 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022219772A1 JPWO2022219772A1 (ja) 2022-10-20
JP7494385B2 true JP7494385B2 (ja) 2024-06-03

Family

ID=

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148620A1 (ja) 2006-06-19 2007-12-27 Jtekt Corporation 可動部旋回可能な工作機械
JP2008023709A (ja) 2006-07-24 2008-02-07 Deckel Maho Seebach Gmbh フライス・ボール盤
JP2011025386A (ja) 2009-07-29 2011-02-10 Mori Seiki Co Ltd 工作機械
JP2011528996A (ja) 2008-07-25 2011-12-01 ディッケル マホ ゼーバッハ ゲーエムベーハー ワーク、又は工具のためのキャリア装置を有する工作機械
JP2013166235A (ja) 2012-02-15 2013-08-29 Emag Holding Gmbh A軸を有する工作機械
CN106938395A (zh) 2016-12-27 2017-07-11 上海大侨誉远精密机械有限公司 一种新型的双立柱铣车复合加工中心
JP2018058205A (ja) 2016-10-04 2018-04-12 コマウ フランスComau France 垂直スピンドル式工作機械

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148620A1 (ja) 2006-06-19 2007-12-27 Jtekt Corporation 可動部旋回可能な工作機械
JP2008023709A (ja) 2006-07-24 2008-02-07 Deckel Maho Seebach Gmbh フライス・ボール盤
JP2011528996A (ja) 2008-07-25 2011-12-01 ディッケル マホ ゼーバッハ ゲーエムベーハー ワーク、又は工具のためのキャリア装置を有する工作機械
JP2011025386A (ja) 2009-07-29 2011-02-10 Mori Seiki Co Ltd 工作機械
JP2013166235A (ja) 2012-02-15 2013-08-29 Emag Holding Gmbh A軸を有する工作機械
JP2018058205A (ja) 2016-10-04 2018-04-12 コマウ フランスComau France 垂直スピンドル式工作機械
CN106938395A (zh) 2016-12-27 2017-07-11 上海大侨誉远精密机械有限公司 一种新型的双立柱铣车复合加工中心

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7043805B2 (en) NC lathe
US7039992B2 (en) Lathe
JP4410140B2 (ja) 工作機械
JP4870036B2 (ja) 旋回テーブル装置
JP4953599B2 (ja) 加工物のプロファイルの研削方法及び研削装置
EP2319656B1 (en) Grinding machine
JP5082569B2 (ja) 工作機械における高加速度回転テーブル装置
JP2011025386A (ja) 工作機械
JP3697697B1 (ja) 横形マシニングセンタ、および、それによる加工方法
KR101324666B1 (ko) 공작기계
WO2022219772A1 (ja) 工作機械
JP7494385B2 (ja) 工作機械
KR20030040151A (ko) 공작 기계
US20240189954A1 (en) Machine tool
JPH02116437A (ja) 同時5軸制御加工機
JPH10315077A (ja) 横形マシニングセンタ
WO2022219773A1 (ja) 工作機械
WO2023053335A1 (ja) 工作機械
JP2006055934A (ja) 工作機械
JP2008105158A (ja) 立形工作機械
WO2022219771A1 (ja) 工作機械
EP3603860B1 (en) 5-axis machining center
JP3184141U (ja) 立旋盤
WO2023037402A1 (ja) 工作機械
JP4371775B2 (ja) 工作機械