JP7494149B2 - ケーブル保持装置およびシートケーブルモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル保持装置およびシートケーブルモジュールに関する。
従来、乗物用シートには、複数のシートケーブルを連結する連結装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。このような連結装置や複数のシートケーブルは、シートクッション(シート構成部材)におけるシートフレーム等に結束バンドにより取り付けられることが一般的である。
特開2020-60203号公報
ところで、上記のように連結装置やシートケーブルをシートフレームに取り付ける場合、取付作業の工数がかかる。そのため、連結装置等の取付作業の効率化を図るべく、連結装置等をモジュール化して、シートフレームに取付可能に構成されたシートケーブルモジュール(ケーブル保持装置)が検討されている。
しかしながら、シートケーブルモジュールが内包されるシート構成部材には、想定外の外力が作用する場合があるため、当該外力に起因してシートケーブルモジュールが破損することを抑制可能な構成が望まれる。
本発明の目的は、外力に起因してケーブル保持装置が破損することを抑制することが可能なケーブル保持装置およびシートケーブルモジュールを提供することである。
本発明に係るケーブル保持装置は、
乗物用シートにおけるシート構成部材の一対のサイドフレームを架橋する第1シートフレーム、および、前記第1シートフレームとは異なる位置で前記一対のサイドフレームを架橋する第2シートフレームに取り付けられ、前記乗物用シートのシートケーブルを保持するケーブル保持装置であって、
前記一対のサイドフレームの間に配置される本体部と、
前記本体部に設けられ、前記第1シートフレームを保持する第1保持部と、
前記本体部に設けられ、前記第2シートフレームを保持する第2保持部と、
を備え、
前記第2保持部は、前記本体部に外力が作用した際に、前記第2保持部に保持されたまま前記第2シートフレームが前記第2保持部に対して相対的に移動する空間を有する。
本発明に係るシートケーブルモジュールは、
乗物用シートのシートケーブルと、
上記のケーブル保持装置と、
を備える。
本発明によれば、外力に起因してケーブル保持装置が破損することを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るシートケーブルモジュールが適用された乗物用シートをZ方向から見た図である。 図1における乗物用シートのシートケーブルモジュール部分の拡大図である。 第1保持部部分の断面図である。 第2保持部における第1壁部または第2壁部部分の断面図である。 外力が作用した際の第2保持部における第1壁部または第2壁部部分の断面図である。 第2保持部における弾性部部分の断面図である。 外力が作用した際の第2保持部における弾性部部分の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシートケーブルモジュール100が適用された乗物用シート1をZ方向から見た図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るシートケーブルモジュール100は、例えば車両に設けられる乗物用シート1に適用される。
また、以下の説明では、直交座標系(X,Y,Z)を使用する。後述する図においても共通の直交座標系(X,Y,Z)で示している。この直交座標系のX軸は、乗物用シート1を有する車両における左右方向、Y軸が当該車両における前後方向、Z軸が当該車両における上下方向となるように設定される。
[乗物用シート]
乗物用シート1は、乗員の背凭れ部となるシートバック(不図示)と、乗員の着座部となるシートクッション(不図示)と、上記のシートケーブルモジュール100とを有している。この乗物用シート1には、例えば、リクライニング装置(不図示)が設けられている。そのため、乗員がリクライニング装置の操作レバー(不図示)を操作した際の操作力がシートケーブル2を介して、シートバックのロック解除用の解除レバーに伝達されると、シートバックのロックが解除されてシートバックがリクライニング状態となる。
[シートクッション]
シートクッション(不図示)は、乗物用シート1における着座部の骨格を構成するシートフレーム10を有する。シートフレーム10は、略矩形の枠状に構成されており、一対のサイドフレーム11と、フロントパイプ13と、リアパイプ14と、荷重受け部材15とを有する。
一対のサイドフレーム11は、X方向で互いに対向して配置されており、シートフレーム10の外枠の一部を構成する。
フロントパイプ13は、一対のサイドフレーム11を架橋する部分であり、サイドフレーム11における、Y方向の中央部よりもY方向の+側に位置する部位に配置されている。
リアパイプ14は、一対のサイドフレーム11における、Y方向の-側の端部を結合しており、シートフレーム10の外枠の一部を構成する。
荷重受け部材15は、シートクッションに乗員が着座した際の荷重を受ける部分であり、撓み変形可能なワイヤー等で構成されている。荷重受け部材15は、一対のサイドフレーム11を架橋する架橋部分15Aを有する。
架橋部分15Aは、サイドフレーム11における、Y方向の中央部よりもY方向の-側に位置する部位に取り付けられる。これにより、荷重受け部材15は、一対のサイドフレーム11の間に設けられて、乗物用シート1に乗員が着座した際の荷重を受けるようになっている。
[シートケーブルモジュール]
シートケーブルモジュール100は、乗物用シート1のシートケーブル2やシートケーブル2を連結する部材をシート構成部材に取付可能に構成されている。本実施の形態では、シートケーブルモジュール100は、シートクッションに設けられている。シートクッション(シートフレーム10)は、本発明の「シート構成部材」の一実施例である。
図1および図2に示すように、シートケーブルモジュール100は、一対のサイドフレーム11の間に配置されており、シートフレーム10に取り付けられる。シートケーブルモジュール100は、上記のシートケーブル2の他、連結部110と、本体部120と、第1保持部130と、第2保持部140とを有する。連結部110、本体部120、第1保持部130および第2保持部140は、本発明の「ケーブル保持装置」に含まれる。
シートケーブル2は、乗物用シート1のリクライニング装置の操作や、乗物用シート1が有する座面の位置を固定するロック機構の操作をするためのコントロールケーブルである。本実施の形態では、シートケーブル2として、上述の操作レバーに接続された第1シートケーブルと、上述の解除レバーに接続された第2シートケーブルとが設けられている。各シートケーブル2は、インナーケーブルと、インナーケーブルが挿通されるアウターケーシングとを有する。
[連結部]
連結部110は、第1シートケーブルと第2シートケーブルとの間に介在して、第1シートケーブルと第2シートケーブルとを連結するケーブルジョイントであり、本体部120に取り付けられる。
連結部110は、例えばジョイントケースと、ジョイントケースの内部に収容されたジョイントピースとを有する。ジョイントピースは、各シートケーブル2のインナーケーブルの端部同士を連結する部分である。
このように連結部110が設けられることで、乗員が操作レバーを操作することによって、第1シートケーブルに入力された操作力が、連結部110を介して、第2シートケーブルに伝達されて、解除レバーが駆動される。
[本体部]
本体部120は、板状に構成された樹脂部材(例えば、ポリプロピレン)であり、フロントパイプ13と、荷重受け部材15の架橋部分15Aとの間に対応する位置に配置される。本体部120は、Y方向において、フロントパイプ13と架橋部分15Aとの間のY方向の距離に対応する長さを有する。本体部120には、取付部121と、係合部122とが設けられている。なお、本体部120は、Y方向において上記距離に対応する長さ以上の長さを有していても良い。
取付部121は、連結部110が取り付けられる部分であり、シートケーブルモジュール100がシートフレーム10に取り付けられた場合、本体部120における、フロントパイプ13よりもY方向の-側の部位に配置されている。
係合部122は、本体部120のY方向の+側および-側の両端部(第1端部および第2端部)のうち、-側の端部側の部位に配置されており、取付部121よりもY方向の-側に位置する。係合部122は、本体部120からZ方向の+側に突出して、Y方向の+側に向けて延びて構成されている。
これにより、係合部122では、本体部120よりも突出した空間にシートケーブル2の一部を配置させて、当該一部を係合させることができるようになっている。
また、本体部120におけるY方向の+側の端部には、第1保持部130が設けられ、本体部120におけるY方向の-側の端部には、第2保持部140が設けられている。
[第1保持部]
図3に示すように、第1保持部130は、フロントパイプ13を保持可能に構成されている。フロントパイプ13は、本発明の「第1シートフレーム」に対応する。
具体的には、第1保持部130は、本体部120からZ方向の+側に突出してY方向の-側に延びて構成されており、フロントパイプ13のY方向の+側の部位、および、Z方向の+側の部位と接触するように配置される。第1保持部130における、フロントパイプ13とZ方向の+側で接触する面は、フロントパイプ13の周面に沿う形状を有している。
また、本体部120は、フロントパイプ13のZ方向の-側の部位と対向して配置される。本体部120におけるフロントパイプ13と対向する部分123は、フロントパイプ13の周面に沿う形状を有している。
そのため、第1保持部130は、第1保持部130を支点として本体部120を回動可能に、フロントパイプ13に取り付けられる。
[第2保持部]
図2に示すように、第2保持部140は、荷重受け部材15の架橋部分15Aを保持可能に構成されており、第1壁部141と、第2壁部142と、第3壁部143と、弾性部144とを有する。架橋部分15Aは、本発明の「第2シートフレーム」に対応する。
第1壁部141および第2壁部142は、架橋部分15AよりもZ方向の+側に位置する部分である(図4Aも参照)。第1壁部141および第2壁部142は、本体部120のY方向の-側の端部からY方向の-側に突出して設けられており、Y方向の+側に開口するU字状に構成されている。
第1壁部141は、本体部120のY方向の-側の端部における、X方向の-側に設けられている。第2壁部142は、本体部120のY方向の-側の端部における、X方向の+側に設けられている。第1壁部141および第2壁部142は、略同一の形状を有する。
第3壁部143は、架橋部分15AよりもZ方向の-側に位置する部分であり(図4Aも参照)、本体部120のY方向の-側の端部からY方向の-側に突出して設けられている。第3壁部143は、本体部120のY方向の-側の端部における、X方向の中央部分に設けられている。言い換えると、第1壁部141および第2壁部142は、架橋部分15Aが延びる方向であるX方向(第1方向)において、第3壁部143を挟む位置に配置されている。
そして、図4Aに示すように、第1壁部141および第2壁部142と、第3壁部143とのZ方向における間隔Dは、架橋部分15AのZ方向の長さよりも長くなっている。そのため、第1壁部141および第2壁部142と、第3壁部143とで架橋部分15AをZ方向で挟むように第2保持部140を配置すると、第1壁部141および第2壁部142と、架橋部分15Aとの間には、架橋部分15Aが、第2保持部140に対してZ方向に相対的に移動する空間が形成される。
例えば、図4Bに示すように、シートケーブルモジュール100にZ方向への外力が作用した場合、架橋部分15Aが、第1壁部141および第2壁部142と、第3壁部143との間でZ方向に移動できるようになっている。
図2に示すように、弾性部144は、第1壁部141および第2壁部142のY方向の-側の端部のそれぞれから、Y方向の+側に向けて延びる弾性変形可能な爪部である。言い換えると、弾性部144は、第1壁部141および第2壁部142のU字形状の底部分からY方向の+側(第1方向と直交する第2方向)に向けて延びている。図4Aおよび図5Aに示すように、弾性部144は、第1壁部141および第2壁部142よりもZ方向の-側に位置するように設けられている。
具体的には、弾性部144は、架橋部分15Aを保持させるように第2保持部140を配置した際、架橋部分15Aを第3壁部143に押し付けるように配置される。つまり、弾性部144は、第3壁部143に向けて架橋部分15Aを付勢する。これにより、第3壁部143は、架橋部分15Aに対して第1壁部141および第2壁部142とは反対側で、架橋部分15Aを支持するように配置される。
そのため、第1壁部141および第2壁部142は、架橋部分15Aとの間に、架橋部分15Aの移動を許容可能な間隔をあけて配置されることとなる。
そして、上記のように、シートケーブルモジュール100にZ方向への外力が作用した場合、図5Bに示すように、弾性部144が撓み変形しつつ、その復元力により、架橋部分15Aを第3壁部143に押し付けようとする。そのため、架橋部分15Aに第3壁部143に支持される位置(二点鎖線の位置)に戻ろうとする力が作用するので、架橋部分15Aが第2保持部140内で振動することを低減することが可能となっている。
また、弾性部144は、規制部144Aを有する。規制部144Aは、弾性部144におけるY方向の略中央部からZ方向の-側に突出して設けられており、第2保持部140により架橋部分15Aが保持された際、架橋部分15AよりもY方向の-側に位置する。
これにより、規制部144Aは、架橋部分15Aの、弾性部144に対するY方向の相対的な移動を規制するようになっている。
また、規制部144Aは、Z方向の-側に最も突出した部分である頂点部分から、架橋部分15Aの保持位置とは反対側(Y方向の-側)に向かうにつれ、Z方向の+側に位置するように傾斜する傾斜面を有している。
この傾斜面を有することで、架橋部分15Aを第2保持部140に保持させる際に、傾斜面をスライドさせることで、架橋部分15Aが頂点部分を乗り越えやすくすることができる。その結果、架橋部分15Aを第2保持部140の保持位置に位置させやすくすることができる。
また、規制部144Aと架橋部分15Aとの間には、Y方向において所定の間隔があけられている。言い換えると、規制部144Aは、架橋部分15Aと所定の間隔をあけて配置されている。すなわち、規制部144Aと、架橋部分15Aとの間には、架橋部分15Aが、第2保持部140に対してY方向に相対的に移動する空間が形成されている。
これにより、外力の作用により架橋部分15AがY方向に相対的に移動しても、その移動が、所定の間隔により許容されるようになっている。つまり、シートケーブルモジュール100にY方向への外力が作用した場合、架橋部分15AがY方向に移動できるようになっている。
[シートケーブルモジュールの作用効果]
以上のように構成された本実施形態の作用効果について説明する。シートケーブルモジュール100は、例えばシートケーブル2を連結された連結部110を本体部120に取り付けて、フロントパイプ13を第1保持部130に保持させる。そして、第1保持部130を支点として本体部120を回動して架橋部分15Aを第2保持部140に保持させる。これにより、シートケーブルモジュール100がシートフレーム10に取り付けられる。
このように、シートケーブルモジュール100では、シートケーブル2と、連結部110とを一体にしてシートフレーム10に容易に取り付けることができる。そのため、シートケーブルと、連結部とのそれぞれをシートフレームに取り付ける構成と比較して、取付作業の効率化を図ることができる。
ところで、シートクッション等のシート構成部材においては、乗員が乗物用シート1に着座する際に作用する外力よりも大きい外力、つまり、通常の使用範囲を超えるような想定外の外力が作用する場合がある。例えば、乗員が膝等により、シートクッションを局所的に押圧するような場合である。
このような場合、シートフレーム10とシートケーブルモジュール100との相対的な位置関係がずれて、シートフレーム10がシートケーブルモジュール100に対して相対的に移動する状況が発生する。
例えば、シートケーブルモジュールをシートフレームに移動不能に取り付ける構成の場合、想定外の外力がシート構成部材に作用すると、シート構成部材とシートケーブルモジュールとの位置関係が変動せず、シートケーブルモジュールの取付部分が破損するおそれがある。
それに対し、本実施の形態では、第2保持部140が、本体部120に外力が作用した際に、第2保持部140に保持されたまま架橋部分15Aが、第2保持部140に対して相対的に移動する空間を有する(図4A、図4B、図5Aおよび図5B参照)。
これにより、第2保持部140により、外力の作用に起因する架橋部分15Aの相対的な移動が吸収されやすくので、当該外力に起因してシートケーブルモジュール100(ケーブル保持装置)が破損することを防止することができる。
また、第2保持部140が第1壁部141、第2壁部142および第3壁部143を有することで、第2保持部140において、架橋部分15Aの移動を許容可能に構成しやすくなるので、より効果的に架橋部分15Aの相対的な移動を吸収することができる。
また、架橋部分15Aやフロントパイプ13の設置位置にばらつきが生じた場合、第2保持部140内の空間によって、第2保持部140の架橋部分15Aへの取付位置を調整しやすくすることができる。すなわち、第2保持部140内の空間によって当該ばらつきを吸収することができるので、シートケーブルモジュール100の取付を容易にすることができる。
また、第1壁部141および第2壁部142が、X方向において第3壁部143を挟む位置に配置されているので、Z方向において、第1壁部141または第2壁部142と、第3壁部143とで、X方向の同じ位置で架橋部分15Aを挟むことがなくなる。
X方向の同じ位置で架橋部分を、第1壁部または第2壁部と、第3壁部とで挟む構成であると、架橋部分が第2保持部内で振動した際、当該位置に、架橋部分からかかる力が集中しやすくなる。
それに対し、本実施の形態では、第1壁部141または第2壁部142と、第3壁部143とで、X方向の同じ位置で架橋部分15Aを挟まないので、架橋部分15Aが第2保持部140内で振動した際、架橋部分15Aからの力かかる位置を、X方向で異ならせることができる。その結果、架橋部分15Aからかかる力を、第1壁部141、第2壁部142および第3壁部143に分散させやすくすることができる。
また、弾性部144が第3壁部143に向けて架橋部分15Aを付勢するので、車両が振動した際における架橋部分15Aの第2保持部140内の振動を抑制することができる(図5Aおよび図5B参照)。その結果、第2保持部140内の空間内で、架橋部分15Aが振動して、壁部と衝突することに起因する振動音の発生を抑制することができる。
また、弾性部144が、第1壁部141および第2壁部142のそれぞれに設けられているので、第1壁部141と第2壁部142との2箇所で架橋部分15Aを付勢することができる。その結果、第1壁部141および第2壁部142と、架橋部分15Aとの位置関係を安定させることができる。
また、弾性部144が規制部144Aを有するので、架橋部分15AがY方向に移動して、弾性部144(第2保持部140)から外れることを防止することができる。
また、第1保持部130が、本体部120を回動可能にフロントパイプ13に取り付けられる。そのため、第1保持部130をフロントパイプ13に取り付けた後、本体部120を回動させることで、第2保持部140の位置を架橋部分15Aに合わせやすくすることができ、ひいては取付作業を容易にすることができる。
また、連結部110が本体部120、つまり、第1保持部130と第2保持部140との間に設けられるので、本体部120を必要以上に大きく構成しなくて良くなり、ひいてはシートケーブルモジュール100の小型化に寄与することができる。
また、シートケーブル2と係合し、かつ、保持する部分である係合部122が本体部120、つまり、第1保持部130と第2保持部140との間に設けられるので、係合部122がフロントパイプ13および架橋部分15A以外の部位と干渉することを抑制することができる。
また、係合部122が本体部120におけるY方向の-側寄りの位置(一方側)から、Y方向の+側(他方側)に向けて延びているので、シートケーブル2が係合部122から外れても、シートケーブル2が本体部120内に留まりやすくなる。その結果、シートケーブル2が、シートケーブルモジュール100(ケーブル保持装置)の範囲外に位置することを抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、連結部110が本体部120に取付可能に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、連結部が本体部と一体に構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、シートケーブル2を保持する連結部110と係合部122を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、連結部および係合部以外の部分でシートケーブルを保持する限り、連結部および係合部が設けられていなくても良い。
また、上記実施の形態では、弾性部144が、第1壁部141および第2壁部142のそれぞれに設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、弾性部が第1壁部および第2壁部の何れかのみに設けられていても良いし、第1壁部および第2壁部以外の箇所に設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、弾性部144が第2保持部140に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、弾性部が第2保持部に設けられていなくても良い。ただし、第2シートフレームの第2保持部内での振動音抑制の観点から、弾性部が第2保持部に設けられていることが好ましい。
また、上記実施の形態では、弾性部144が規制部144Aを有していたが、本発明はこれに限定されず、弾性部が規制部を有していなくても良い。
また、上記実施の形態では、第1壁部141および第2壁部142が、X方向において第3壁部143を挟む位置に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第1壁部および第2壁部がX方向において第3壁部を挟む位置に設けられなくても良い。
また、上記実施の形態では、第2保持部が第1壁部および第2壁部と、第3壁部とを有していたが、本発明はこれに限定されず、第1壁部および第2壁部の何れかと、第3壁部とを有する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、第1保持部が、第1保持部を支点として本体部を回動可能に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、本体部を回動可能に設けられていなくても良い。
また、上記実施の形態では、第1シートフレームとしてフロントパイプ13を例示したが、本発明はこれに限定されず、フロントパイプ以外のシートフレームを第1シートフレームとしても良い。
また、上記実施の形態では、第2シートフレームとして架橋部分15Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、架橋部分以外のシートフレームを第2シートフレームとしても良い。
また、上記実施の形態では、シート構成部材としてシートクッションを例示したが、本発明はこれに限定されず、シートバック等、シートクッション以外の部材をシート構成部材としても良い。
また、上記実施の形態では、乗物用シート1が車両に搭載されるシートであったが、本発明はこれに限定されず、車両以外の乗物に搭載されるシートであっても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係るケーブル保持装置は、外力に起因してケーブル保持装置が破損することを抑制することが可能なケーブル保持装置およびシートケーブルモジュールとして有用である。
1 乗物用シート
2 シートケーブル
10 シートフレーム
11 サイドフレーム
13 フロントパイプ
14 リアパイプ
15 荷重受け部材
15A 架橋部分
100 シートケーブルモジュール
110 連結部
120 本体部
121 取付部
122 係合部
123 部分
130 第1保持部
140 第2保持部
141 第1壁部
142 第2壁部
143 第3壁部
144 弾性部
144A 規制部

Claims (11)

  1. 乗物用シートにおけるシート構成部材の一対のサイドフレームを架橋する第1シートフレーム、および、前記第1シートフレームとは異なる位置で前記一対のサイドフレームを架橋する第2シートフレームに取り付けられ、前記乗物用シートのシートケーブルを保持するケーブル保持装置であって、
    前記一対のサイドフレームの間に配置される本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記第1シートフレームを保持する第1保持部と、
    前記本体部に設けられ、前記第2シートフレームを保持する第2保持部と、
    を備え、
    前記第2保持部は、前記本体部に外力が作用した際に、前記第2保持部に保持されたまま前記第2シートフレームが前記第2保持部に対して相対的に移動する空間を有する、
    ケーブル保持装置。
  2. 前記第2保持部は、
    前記第2シートフレームとの間に、前記第2シートフレームの移動を許容可能な間隔をあけて配置される第1壁部および第2壁部と、
    前記第2シートフレームに対して前記第1壁部および前記第2壁部とは反対側に設けられ、前記第2シートフレームを支持する第3壁部と、
    を有する、
    請求項1に記載のケーブル保持装置。
  3. 前記第1壁部および前記第2壁部は、前記第2シートフレームが延びる第1方向において、前記第3壁部を挟む位置に配置されている、
    請求項2に記載のケーブル保持装置。
  4. 前記第2保持部は、前記第2シートフレームに対して前記第3壁部とは反対側に設けられ、前記第2シートフレームを前記第3壁部に向けて付勢する弾性変形可能な弾性部を有する、
    請求項2または請求項3に記載のケーブル保持装置。
  5. 前記弾性部は、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれに設けられている、
    請求項4に記載のケーブル保持装置。
  6. 前記弾性部は、
    前記第2シートフレームが延びる第1方向と直交する第2方向に延びており、
    前記第2シートフレームの、前記弾性部に対する前記第2方向への相対的な移動を規制する規制部を有する、
    請求項4または請求項5に記載のケーブル保持装置。
  7. 前記第1保持部は、前記第1保持部を支点として前記本体部を回動可能に、前記第1シートフレームに取り付けられる、
    請求項1~6の何れか1項に記載のケーブル保持装置。
  8. 前記本体部は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に設けられ、複数のシートケーブルを連結する連結部を有する、
    請求項1~7の何れか1項に記載のケーブル保持装置。
  9. 前記本体部は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に設けられ、前記シートケーブルの一部と係合する係合部を有する、
    請求項1~8の何れか1項に記載のケーブル保持装置。
  10. 前記係合部は、
    前記本体部における前記第1保持部側の第1端部、および、前記第2保持部側の第2端部のうち、一方側に配置され、
    前記第1端部および前記第2端部のうち、他方側に向けて延びている、
    請求項9に記載のケーブル保持装置。
  11. 乗物用シートのシートケーブルと、
    請求項1~10の何れか1項に記載のケーブル保持装置と、
    を備えるシートケーブルモジュール。
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