JP7493213B1 - エンドエフェクタ及びロボット装置 - Google Patents

エンドエフェクタ及びロボット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7493213B1
JP7493213B1 JP2024071067A JP2024071067A JP7493213B1 JP 7493213 B1 JP7493213 B1 JP 7493213B1 JP 2024071067 A JP2024071067 A JP 2024071067A JP 2024071067 A JP2024071067 A JP 2024071067A JP 7493213 B1 JP7493213 B1 JP 7493213B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing
restriction
attraction
permanent magnet
end effector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024071067A
Other languages
English (en)
Inventor
和巳 田村
Original Assignee
株式会社田村製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社田村製作所 filed Critical 株式会社田村製作所
Priority to JP2024071067A priority Critical patent/JP7493213B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7493213B1 publication Critical patent/JP7493213B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】永久磁石を用いながら、エンドエフェクタの高さ方向の厚みを抑えたエンドエフェクタを提供する。【解決手段】エンドエフェクタ1は、吸着部40の被押圧突起41Bを有する揺動部41に永久磁石43を支柱ボルトによって固定し、吸着部40揺動範囲を規制する揺動規制部30D及び吸着部40を傾斜状態から起立状態に戻す起立規制部30Eを有するガイド部30に吸着部40を揺動可能に設置し、変位部20の押圧傾斜23Eに被押圧突起41Bを押圧させて吸着部40を揺動規制部30Dまで傾斜させ、永久磁石43を傾斜離間させてから起立規制部30Eによって被吸着物から離間させる。【選択図】図1

Description

本発明は、エンドエフェクタ及びロボット装置に関する。
産業用ロボットのアームの末端にはエンドエフェクタが取り付けられる。特によく用いられるエンドエフェクタには、作業対象物品であるワークを把持し、把持したワークを移動させ、移動させたワークを解放するという、物品把持用のエンドエフェクタである。
物品把持用のエンドエフェクタの把持方法には、マニピュレータによって物品を挟むことにより把持するもの、陰圧のエアによって吸着するもの、静電気によって物品を吸着するもの、磁力によって物品を吸着するものなどがある。これらのうち、磁力によって物品を吸着するエンデエフェクタは、製造コストを低く押させることができるというメリットがある。
従来の永久磁石を用いる磁力式エンドエフェクタは、ワークを解放する際に、ワークを吸着する磁束の向きの反対方向に力を加え、永久磁石を引き離していた(例えば、特許文献1)。
従って、ワークから永久磁石を引き離すソレノイドやリンクなどの機構を、永久磁石を挟んでワークの対向方向に配置する必要があり、エンドエフェクタの高さ方向の厚みが厚くなっていた。エンドエフェクタの高さ方向の厚みが厚くなると、例えば複数の収容段を有する棚などにワークを収容している場合、エンドエフェクタと棚板とが物理干渉を起こして棚からワークを取り出すことができない。
特許第7107772号公報
本発明が解決しようとする課題は、永久磁石を用いながら、エンドエフェクタの高さ方向の厚みを抑えたエンドエフェクタを提供することである。
なお、上記の「背景技術」、および「発明が解決しようとする課題」に記載した内容は、本発明をするに至った契機(きっかけ)を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、また、本発明の技術的範囲の限定解釈を許容するものでもない(平成17年(行ケ)第10042号、及び出願日における特許庁審査基準第II部第2章 第2節3.2.1参照。)。
本発明は、厚み方向に貫通するベース部揺動孔を有し、ロボット装置のアームに駆動リンクを有する駆動部を介して固定されるベース部と、正面及び背面に被押圧突起を一つずつ有し、底面が平面状をなし、側面に曲面を有する揺動部、前記ベース部揺動孔に挿通され、前記揺動部に永久磁石を固定する支柱ボルト、及び前記永久磁石を被吸着物の方向に付勢する弾性体を備える吸着部と、正面視の上端部に開放し、前記吸着部の揺動範囲を規制する揺動規制部、及び前記揺動規制部の上端部に設けられ、前記吸着部を傾斜状態から起立状態に戻す起立規制部を有する揺動規制溝を備え、側面視の手前側から奥側に向かって切り欠かれ、前記揺動部を揺動可能に支持する揺動平面を形成する揺動受溝、及び前記揺動受溝と底面とを連通するガイド部揺動孔を有し、前記ベース部に前記ベース部揺動孔と前記ガイド部揺動孔が連通するように固定されるガイド部と、前記被押圧突起を位置決めする位置決凹部、前記位置決凹部の端部から0°より大きく、90°より小さい角度θ1を付けて上方に立ち上がり、前記被押圧突起を押圧して前記吸着部を前記揺動規制部まで傾斜させて前記永久磁石を前記被吸着物から傾斜離間させ、前記起立規制部を介して前記吸着部を起立させる押圧傾斜、及び前記押圧傾斜の前記位置決凹部の反対側端部に配置され、前記被押圧突起を押し上げて前記吸着部を上方に変位させ、前記永久磁石を前記被吸着物から離間させる離間変位部を有する変位作動部を備え、前記駆動リンクの変位によって変位する変位部と、を備えるエンドエフェクタを提供する。
本発明によれば、永久磁石を用いながら、エンドエフェクタの高さ方向の厚みを抑えたエンドエフェクタを提供することができる。
本実施形態のエンドエフェクタを備えるロボット装置の構成を示す模式図である。 エンドエフェクタの分解側面図である。 揺動部の3面図である。 ガイド部の3面図である。 作動部の3面図である。 ベース部の3面図である。 エンドエフェクタのワークの解放動作を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るエンドエフェクタ1及びロボット6装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のエンドエフェクタ1を備えるロボット装置6の構成を示す模式図である。
図1(A)に示すように、ロボット装置6は、ロボット装置本体部61と、制御装置65と、アーム62と、エンドエフェクタ1と、を備える。
ロボット装置本体部61は、内部にロボット装置6の動作を制御する演算装置を有する制御装置65を備える。ロボット装置本体部61はさらに、複数の関節を有するアーム62が設けられる。
アーム62は、先端部にエンドエフェクタ1が、エンドエフェクタ1を作動させる駆動リンク64を有する駆動部63を介して固定される。
図1(B)は、本実施形態のエンドエフェクタ1を示す側面図である。図1(B)に示すように、エンドエフェクタ1は、ベース部10と、変位部20と、ガイド部30と、吸着部40と、を備える。
ベース部10は、一端が駆動部63に固定され、他端が側面視においてほぼ直角に屈曲し、屈曲部位より先端部において直線状に延伸する支持部13を有する。
変位部20は、一端が駆動リンク64に接続され、駆動リンク64によって伝達部回動ピン22を回動の中心として矢印X1に示す支持部13の延伸方向前後方向に回動する伝達リンク21と、伝達リンク21の他端に一端が接続され、伝達リンク21の回動によって支持部13の矢印X2に示す延伸方向前後方向に直線状に変位する作動部23と、ベース部10に固定されるガイド部30と、一端がガイド部30に揺動可能に設置され、他端にワークWを吸着する永久磁石43を有する吸着部40と、を備える。
ガイド部30及び吸着部40は、ワークWの形状や重量に応じて必要な数だけ設置することができる。図1に示す例においては、ガイド部30及び吸着部40は、矢印X2に示す延伸方向前後方向に二つ配置されている。
図2は、エンドエフェクタ1の分解側面図である。図2に示すように、エンドエフェクタ1は、先ず、ガイド部30がベース部10にベース部10の締結孔10Aを介して締結タップ孔30Bに締結ボルト31をねじ込むことにより固定される。
次に、支柱ボルト42が永久磁石43、磁石ケース44、締め付けナット45、及び弾性体であるコイルスプリング46の順にガイド部30の下方からガイド部揺動孔30Aに挿通される。そして、伝達リンク21が伝達リンクピン21Bによって回動可能に係止された作動部23がベース部10の上方からベース部10に設置される。さらに、支柱ボルト42がベース部10のベース部揺動孔10B、揺動部41の揺動部締結孔41Aに挿通され、端部が締結ナット47によって締結される。
最後に、伝達リンク21の伝達リンク回動孔21A及びベース部10の回動支持部11のベース部回動孔11Aに伝達部回動ピン22がワッシャ22Aを介して挿通され、伝達リンク21がベース部10に回動可能に係止される。
図3は、揺動部41の3面図である。図3(S)は揺動部41の正面図、図3(A)は揺動部41の図3(S)A矢視図、図3(B)は揺動部41の図3(S)B矢視図である。
図3に示すように、揺動部41は、図3(S)に示す正面視が円の中心より下方を直径より短い第1直線と、円の中心より上方を第1直線より長く、第1直線と平行な直径より短い第2直線により区画した形状をなす。揺動部41は正面及び背面に被押圧突起41Bを一つずつ有する。
正面に設置される被押圧突起41Bは、正面手前側に向かって中心軸が延伸する円柱形状をなし、端部に被押圧突起41Bの中心軸を円の中心とする円周状に設けられるリング48を嵌め込む溝部41Cを備える。また、背面に設置される被押圧突起41Bは、背面奥側に向かって中心軸が延伸する円柱形状をなし、端部に被押圧突起41Bの中心軸を円の中心とする円周状に設けられるリング48を嵌め込む溝部41Cを備える。正面に設置される被押圧突起41Bと背面に設置される被押圧突起41Bは同形状である。
揺動部41は、図3(A)に示す平面視が、上辺と下辺が平行な直線と、左右の直線によって区画される形状をなす。揺動部41は、平面視において正面の被押圧突起41Bの中心軸と背面の被押圧突起41Bの中心軸の延長線が重複する部分の中央に、揺動部41を平面視において手前側から奥側に向かって貫通する揺動部締結孔41Aを有する。揺動部締結孔41Aは内側面に支柱ボルト42をねじ込むタップ41Dが切られる。
揺動部41は、図3(B)に示す側面視において、手前側から奥側に向かって切りかかれ、締結ナット47を支持する平面を形成する支持溝41Eを有する。支持溝41Eの深さは、締結ナット47の高さと同じかより深い。
図4は、ガイド部30の3面図である。図4(S)はガイド部30の正面図、図4(A)はガイド部30の図4(S)A矢視図、図4(B)はガイド部30の図4(S)B矢視図、図4(C)は図4(S)の破線円C1部分の拡大図である。
図4(S)及び図4(A)に示すように、ガイド部30には、上端部に開放する揺動規制溝30Gと、図4(B)に示す側面視において、手前側から奥側に向かって切り欠かれ、揺動部41を揺動可能に支持する揺動平面を形成する揺動受溝30Hと、揺動受溝30Hとガイド部30の底面とを連通するガイド部揺動孔30Aと、揺動規制溝30Gとガイド部30の底面とを連通し、締結ボルト31がねじ込まれる締結タップ孔30Bと、が設けられる。
図4(S)に示すように、ガイド部30の揺動規制溝30Gは、図4(S)の左側面側に凹み、吸着部40の揺動範囲を規制する揺動規制部30Dと、揺動規制部30Dの上端部に設けられる起立規制部30Eと、を有する。ガイド部30の揺動規制溝30Gの右側面は、揺動規制溝30Gの底面付近から鉛直方向上方に延びる平面をなす。
揺動規制部30Dは、揺動規制溝30Gの右側面端部から揺動規制部30Dの再左端の幅である揺動幅W2は揺動規制溝30Gの開口部の開口幅W3より広い。開口幅W3は、被押圧突起41Bの断面円の直径である断面直径W1よりも広い。
揺動規制部30Dは、揺動規制溝30Gの深さD1が被押圧突起41Bの断面直径W1よりも深い。
図4(B)に示すように、ガイド部30は、揺動規制溝30Gの両側壁にリング48が往復通過するリング溝30Cを有する。リング溝30Cは、最深部が揺動平面より深い。
図5は、作動部23の3面図である。図5(S)は作動部23の正面図、図5(A)は作動部23の図5(S)A矢視図、図5(B)は作動部23の図5(S)B矢視図、図5(C)は図5(S)の破線円C2部分の拡大図である。
図5(S)、図5(A)、及び図5(B)に示すように、作動部23は、作動部23の伝達リンク21側端部に設けられる作動部回動孔23Cに、伝達リンク21の他端に挿通される伝達リンクピン21Bが挿通され、伝達リンク21に対して回動可能に係止される。
作動部23は、一対の作動部23が平面矩形状の作動部連結部23Bを挟むように、板状の部材によって平面状に形成され、作動部連結部23Bの両端の作動部23が変位作動部23Aを上になるように下方に折り曲げられて形成される。
図5(C)に示すように、変位作動部23Aは、平坦な基準面部23Fよりも揺動部41の被押圧突起41Bの断面直径W1の1/2よりも浅く、被押圧突起41Bの位置決めに十分な深さH2を有し、被押圧突起41Bの断面直径W1の1/2よりも短い位置決幅W4を有する位置決凹部23Dを有する。また、変位作動部23Aは、位置決凹部23Dの端部から作動部23の伝達リンク21の反対側に向かって0°より大きく、90°より小さい角度θ1を付けて上方に立ち上がり、位置決凹部23Dからの高さが被押圧突起41Bの断面直径W1よりも低い傾斜高H1を有する押圧傾斜23Eを有する。さらに、変位作動部23Aは、押圧傾斜23Eの位置決凹部23Dの反対側端部に、平坦な離間変位部23Gを有する。
図6は、ベース部10の3面図である。図6(S)はベース部10の正面図、図6(A)はベース部10の図6(S)A矢視図、図6(B)はベース部10の図6(S)B矢視図である。
図6(S)、図6(A)、及び図6(B)に示すように、ベース部10は、ベース部10の延伸方向に長い長円状のベース部揺動孔10Bと、ベース部揺動孔10Bを囲むように配置される4つの締結孔10Aを一組として、吸着部40の設置数と同じ組数だけ設けられる。ベース部揺動孔10Bと締結孔10Aの組は、吸着部40が互いに物理干渉を起こさないように間隔をあけて設けられる。
回動支持部11は、ベース部10の幅方向に貫通するベース部回動孔11Aを有し、ベース部10の正面視上方に立ち上がる屈曲部位に設けられる。
図7は、エンドエフェクタ1のワークWの解放動作を示す図である。図7(A)はエンドエフェクタ1がワークWを吸着している状態を示す図であり、図7(B)は吸着部40が傾斜した状態を示す図であり、図7(C)はエンドエフェクタ1がワークWを解放した状態を示す図である。
図7(A)に示すように、位置決凹部23Dの底部に吸着部40の被押圧突起41Bが嵌り込む状態のとき、コイルスプリング46によってワークWの方向に向かって付勢される磁石ケース44の永久磁石43がワークWに達してワークWを吸着する。そして、揺動部41の下底面がガイド部30の揺動受溝30Hの上面に面接触するため、吸着部40は直立状態により安定する。
ロボット装置6の制御装置65からエンドエフェクタ1の駆動部63に解放動作の指示が送信されると、駆動部63は駆動リンク64を動作させて変位部20を矢印X3に示す解放動作方向に変位させる。
図7(B)に示すように、被押圧突起41Bが押圧傾斜23Eによって解放動作方向に押圧されると、吸着部40は傾斜を開始する。そして、吸着部40は被押圧突起41Bが揺動規制部30Dに達するまで傾斜する。このとき、吸着部40は揺動部41の側面の曲面が揺動受溝30Hの上面を転がるように変位するため、容易に傾斜される。
そして、吸着部40が傾斜すると、ワークWに面接触していた磁石ケース44の永久磁石43が、磁石ケース44の端部を支点とし、被押圧突起41Bの押圧傾斜23Eとの接触点を力点として永久磁石43が「梃の原理」により斜めに離間する。永久磁石43が斜めに離間すると、永久磁石43が面接触した状態から接触面に対して垂直方向に引き離すのに比べて少ない力によって永久磁石43をワークWから離間することができる。
図7(C)に示すように、被押圧突起41Bが押圧傾斜23Eによってさらに押圧されると、吸着部40は被押圧突起41Bが起立規制部30Eによって矢印X3に示す解放動作方向とは逆の方向に戻されることにより、傾斜状態から起立状態に戻される。そして、被押圧突起41Bが押圧傾斜23Eによってさらに押圧されると、被押圧突起41Bが離間変位部23Gの上方に達し、永久磁石43はワークWから完全に離間して解放動作が終了する。
ワークWの吸着は、ロボット装置6の制御装置65からエンドエフェクタ1の駆動部63に上記の逆の動作の指示がなされることにより実現される。
以上述べたように、本実施形態のエンドエフェクタ1は、厚み方向に貫通するベース部揺動孔10Bを有し、ロボット装置6のアーム62に駆動リンク64を有する駆動部63を介して固定されるベース部10と、正面視の上端部に開放し、吸着部40の揺動範囲を規制する揺動規制部30D、及び揺動規制部30Dの上端部に設けられ、吸着部40を傾斜状態から起立状態に戻す起立規制部30Eを有する揺動規制溝30Gを備え、側面視の手前側から奥側に向かって切り欠かれ、揺動部41を揺動可能に支持する揺動平面を形成する揺動受溝30H、及び揺動受溝30Hとガイド部30の底面とを連通するガイド部揺動孔30Aを有し、ベース部10にベース部揺動孔10Bとガイド部揺動孔30Aが連通するように固定されるガイド部30と、ガイド部30の揺動平面の上部に配置され、正面及び背面に被押圧突起41Bを一つずつ有し、底面が平面状をなし、側面に曲面を有する揺動部41、ベース部揺動孔10B及びガイド部揺動孔30Aに挿通され、揺動部41に永久磁石43を固定する支柱ボルト42、及び永久磁石43をガイド部30から被吸着物であるワークWの方向に付勢する弾性体であるコイルスプリング46を備える吸着部40と、被押圧突起41Bを位置決めする位置決凹部23D、位置決凹部23Dの端部から0°より大きく、90°より小さい角度θ1を付けて上方に立ち上がり、被押圧突起41Bを押圧して吸着部40を揺動規制部30Dまで傾斜させて永久磁石43を被吸着物であるワークWから傾斜離間させ、起立規制部30Eを介して吸着部40を起立させる押圧傾斜23E、及び押圧傾斜23Eの位置決凹部23Dの反対側端部に配置され、被押圧突起41Bを押し上げて吸着部40を上方に変位させ、永久磁石43を被吸着物であるワークWから離間させる離間変位部23Gを有する変位作動部23Aを備え、駆動リンク64の変位によって変位する変位部20と、を備える。
従って、本実施形態によれば、永久磁石43を用いながら、エンドエフェクタ1の高さ方向の厚みを抑えたエンドエフェクタ1を提供することができるという効果がある。
1 エンドエフェクタ
10 ベース部
10A 締結孔
10B ベース部揺動孔
11 回動支持部
11A ベース部回動孔
13 支持部
20 変位部
21 伝達リンク
21A 伝達リンク回動孔
21B 伝達リンクピン
22 伝達部回動ピン
23 作動部
23A 変位作動部
23B 作動部連結部
23C 作動部回動孔
23D 位置決凹部
23E 押圧傾斜
23F 基準面部
23G 離間変位部
30 ガイド部
30A ガイド部揺動孔
30B 締結タップ孔
30C リング溝
30D 揺動規制部
30E 起立規制部
30G 揺動規制溝
30H 揺動受溝
31 締結ボルト
40 吸着部
41 揺動部
41A 揺動部締結孔
41B 被押圧突起
41C 溝部
41D タップ
41E 支持溝
42 支柱ボルト
43 永久磁石
44 磁石ケース
45 締め付けナット
46 コイルスプリング
47 締結ナット
48 リング
6 ロボット装置
61 ロボット装置本体部
62 アーム
63 駆動部
64 駆動リンク
65 制御装置
W ワーク

Claims (2)

  1. 厚み方向に貫通するベース部揺動孔を有し、ロボット装置のアームに駆動リンクを有する駆動部を介して固定されるベース部と、
    正面及び背面に被押圧突起を一つずつ有し、底面が平面状をなし、側面に曲面を有する揺動部、前記ベース部揺動孔に挿通され、前記揺動部に永久磁石を固定する支柱ボルト、及び前記永久磁石を被吸着物の方向に付勢する弾性体を備える吸着部と、
    正面視の上端部に開放し、前記吸着部の揺動範囲を規制する揺動規制部、及び前記揺動規制部の上端部に設けられ、前記吸着部を傾斜状態から起立状態に戻す起立規制部を有する揺動規制溝を備え、側面視の手前側から奥側に向かって切り欠かれ、前記揺動部を揺動可能に支持する揺動平面を形成する揺動受溝、及び前記揺動受溝と底面とを連通するガイド部揺動孔を有し、前記ベース部に前記ベース部揺動孔と前記ガイド部揺動孔が連通するように固定されるガイド部と、
    前記被押圧突起を位置決めする位置決凹部、前記位置決凹部の端部から0°より大きく、90°より小さい角度θ1を付けて上方に立ち上がり、前記被押圧突起を押圧して前記吸着部を前記揺動規制部まで傾斜させて前記永久磁石を前記被吸着物から傾斜離間させ、前記起立規制部を介して前記吸着部を起立させる押圧傾斜、及び前記押圧傾斜の前記位置決凹部の反対側端部に配置され、前記被押圧突起を押し上げて前記吸着部を上方に変位させ、前記永久磁石を前記被吸着物から離間させる離間変位部を有する変位作動部を備え、前記駆動リンクの変位によって変位する変位部と、
    を備えるエンドエフェクタ。
  2. 請求項1に記載のエンドエフェクタを前記アームの先端部に備えるロボット装置。
JP2024071067A 2024-04-25 2024-04-25 エンドエフェクタ及びロボット装置 Active JP7493213B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024071067A JP7493213B1 (ja) 2024-04-25 2024-04-25 エンドエフェクタ及びロボット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024071067A JP7493213B1 (ja) 2024-04-25 2024-04-25 エンドエフェクタ及びロボット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7493213B1 true JP7493213B1 (ja) 2024-05-31

Family

ID=91227011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024071067A Active JP7493213B1 (ja) 2024-04-25 2024-04-25 エンドエフェクタ及びロボット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7493213B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155534A (ja) 2018-03-13 2019-09-19 ルート工業有限会社 マグネットグリッパ
JP7107772B2 (ja) 2018-07-11 2022-07-27 株式会社Fuji 多関節ロボット用エンドエフェクタ装置および多関節ロボット
JP7436677B2 (ja) 2020-07-27 2024-02-22 ファナック株式会社 部品保持治具、ロボットシステム及び部品取付方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155534A (ja) 2018-03-13 2019-09-19 ルート工業有限会社 マグネットグリッパ
JP7107772B2 (ja) 2018-07-11 2022-07-27 株式会社Fuji 多関節ロボット用エンドエフェクタ装置および多関節ロボット
JP7436677B2 (ja) 2020-07-27 2024-02-22 ファナック株式会社 部品保持治具、ロボットシステム及び部品取付方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4182074B2 (ja) ハンド及びハンドリングロボット
US8991885B2 (en) Compliant underactuated grasper
EP2917002B1 (en) Compliant underactuated grasper
US7390041B2 (en) Micro-manipulator
US20150190931A1 (en) Compliant Underactuated Grasper
JP5713753B2 (ja) 挟持部の角度可変型ピンセット
CN106584495B (zh) 机械爪及机器人
US7810689B2 (en) Stapler
JPH0285515A (ja) 吸着装置
JP7493213B1 (ja) エンドエフェクタ及びロボット装置
EP1584414B1 (en) Electric tweezers
JPWO2019044923A1 (ja) 把持装置
EP4008501A1 (en) Parallel gripper with adaptive clamping surfaces
JP4698674B2 (ja) ワーク吸着ヘッド
JP3173803U (ja) 簡単組立且つ定位機能を具有するスライダーの構造
JP7013640B2 (ja) 把持機構
JP2008283915A (ja) 魚掴み器
JP3712560B2 (ja) 吸着把持機構
JPS60114483A (ja) ロボット用ハンド
JP2011104754A (ja) チャッキング装置
CN2850382Y (zh) 行李箱拉杆结构
KR200325811Y1 (ko) 다양한 크기의 물품을 집을 수 있는 플라이어
KR20240080548A (ko) 로봇용 멀티 그리퍼
CN216470825U (zh) 一种变速箱壳体的转移装置
CN217611952U (zh) 一种颈部按摩器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240427

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20240427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7493213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150