JP7492392B2 - 危険領域提示装置、危険領域提示システム、危険領域提示方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、危険領域提示装置、危険領域提示システム、危険領域提示方法及びプログラムに関する。
近年では各自治体等により洪水ハザードマップが整備されており、洪水に対して潜在的に危険性がある地域を知ることができる。また、予め指定された河川の或る区間における水位又は流量を示す指定河川洪水予報が気象庁により発表されており、リアルタイムで氾濫の危険度が高まっている河川やその周辺地域を知ることができる。
特開2019-113913号公報
しかしながら、洪水に対して潜在的に危険性がある地域と氾濫の危険度が高まっている河川の周辺地域の両方を同時かつ容易に確認できるような技術又はサービスは存在しなかった。洪水に対して潜在的に危険性がある地域で河川の氾濫の危険度が高まっている場合、その地域は現在特に危険であると考えられるため、このような地域のユーザに提示することで早期の避難を支援することが可能になると考えられる。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、災害に対して特に危険な領域を提示することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る危険領域提示システムは、洪水ハザードマップで指定されている浸水想定地域のうち、所定の危険度以上の指定河川から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定部と、前記判定部により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を作成する作成部と、前記作成部により作成された表示情報を、ユーザが利用する装置に送信する送信部と、を有する。
災害に対して特に危険な領域を提示することができる。
本実施形態に係る危険領域提示システムの全体構成の一例を示す図である。 ハザードマップの一例を示す図である。 指定河川洪水予報の一例を示す図である。 本実施形態に係る危険領域提示サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る危険領域提示サーバの機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る危険領域特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る危険領域提示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、河川の氾濫による洪水に対して特に危険な領域(すなわち、洪水に対して潜在的に危険性がある地域と氾濫の危険度が高まっている河川の周辺地域で重畳している領域)をユーザに提示することが可能な危険領域提示システム1について説明する。
<危険領域提示システム1の全体構成>
まず、本実施形態に係る危険領域提示システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る危険領域提示システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る危険領域提示システム1には、危険領域提示サーバ10と、クライアント20と、ハザードマップDBサーバ30と、指定河川洪水予報DBサーバ40とが含まれる。これらは、任意の通信ネットワーク(例えば、インターネットや構内LAN(Local Area Network)等)を介して相互に通信可能に接続される。
危険領域提示サーバ10は、クライアント20からの要求に応じて、地図上の危険領域を当該クライアント20のディスプレイ上に強調表示(例えば、点滅表示等)させるコンピュータ又はコンピュータシステムである。ここで、危険領域とは、洪水ハザードマップ上で浸水の深さが或る基準以上となる地域(つまり、洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域)と或る危険度以上の指定河川から所定の範囲内の領域(つまり、氾濫の危険性が高まっている河川の周辺地域)とで重畳している領域のことである。
クライアント20は、危険領域提示サーバ10から返信された危険領域を地図上に強調表示するコンピュータ又はコンピュータシステムである。クライアント20としては、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、タブレット端末等が用いられる。なお、クライアント20には地図及びこの地図上に重畳される危険領域を表示可能なアプリケーション(例えば、Webブラウザや専用のアプリケーション等)がインストールされているものとする。
ハザードマップDBサーバ30は、洪水ハザードマップを記憶するデータベースサーバである。ここで、洪水ハザードマップの一例を図2に示す。洪水ハザードマップでは、洪水の危険度が、洪水が発生した際の浸水の深さで表される。図2に示す例では、浸水の深さが「20m以上」、「10~20m」、「5~10m」、「3~5m」、「0.5~3m」、「0.5m未満」の6つに分類されている。なお、洪水の危険度が高い順に、「20m以上」、「10~20m」、「5~10m」、「3~5m」、「0.5~3m」、「0.5m未満」となる。
このような洪水ハザードマップは各自治体等によって整備(新規作成又は更新等)されるが、その整備頻度は一般に数か月~数年に1回程度である。このため、洪水ハザードマップは、洪水の危険度を表す静的な情報といえる。なお、洪水ハザードマップが整備された場合、ハザードマップDB30に記憶されている洪水ハザードマップが更新される。
なお、以降では、洪水が発生した際の浸水の深さが或る基準以上である地域を「洪水浸水想定地域」ともいう。本実施形態では、一例として、浸水の深さが「20m以上」の地域を洪水浸水想定地域であるものとする。ただし、これは一例であって、例えば、浸水の深さが「5~10m」以上の地域を洪水浸水想定地域としてもよいし、浸水の深さが「3~5m」以上の地域を洪水浸水想定地域としてもよいし、浸水の深さが「0.5~3m」以上の地域を洪水浸水想定地域としてもよい。
指定河川洪水予報DBサーバ40は、指定河川洪水予報に関する情報(以下、「指定河川洪水予報情報」ともいう。)を記憶するデータベースサーバである。指定河川洪水予報情報には、指定河川の形状を表す情報(以下、「河川形状情報」ともいう。)と、その指定河川の氾濫の危険度とが含まれる。ここで、指定河川洪水予報の一例を図3に示す。指定河川洪水予報は気象庁から発表され、指定河川の形状に沿った区間における氾濫の危険度を4段階(「氾濫発生」、「危険」、「警戒」、「注意」)で表したものである。なお、「氾濫発生」は既に河川が氾濫したことを表し、「危険」、「警戒」、「注意」はこの順に氾濫の危険度が高いことを表す。また、「発表なし」は指定河川洪水予報が発表されていないことを表す。
上述したように、指定河川洪水予報は気象庁から発表されるため、河川の氾濫の危険度(つまり、その河川の周辺地域の洪水の危険度)を表す動的(リアルタイム)な情報であるといえる。なお、指定河川洪水予報が発表された場合、指定河川洪水予報DBサーバ40に記憶されている指定河川洪水予報情報が更新される。
<危険領域提示サーバ10のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10のハードウェア構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10は一般的なコンピュータ又はコンピュータシステムにより実現され、ハードウェアとして、入力装置101と、表示装置102と、外部I/F103と、通信I/F104と、プロセッサ105と、メモリ装置106とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバス107を介して通信可能に接続されている。
入力装置101は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等である。表示装置102は、例えば、ディスプレイ等である。なお、危険領域提示サーバ10は、入力装置101及び表示装置102のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F103は、記録媒体等の外部装置とのインタフェースである。なお、記録媒体としては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等が挙げられる。
通信I/F104は、危険領域提示サーバ10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。プロセッサ105は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算装置である。メモリ装置106は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置である。
本実施形態に係る危険領域提示サーバ10は、図4に示すハードウェア構成を有することにより、後述する危険領域提示処理を実現することができる。なお、図4に示すハードウェア構成は一例であって、危険領域提示サーバ10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、危険領域提示サーバ10は、複数のプロセッサ105を有していてもよいし、複数のメモリ装置106を有していてもよい。
<危険領域提示サーバ10の機能構成>
次に、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10の機能構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10の機能構成の一例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10は、機能部として、予報取得部201と、強調表示判定部202と、通信部203と、地図取得部204と、表示情報作成部205とを有する。これら各機能部は、危険領域提示サーバ10にインストールされた1以上のプログラムが、プロセッサ105に実行させる処理等により実現される。
また、本実施形態に係る危険領域提示サーバ10は、記憶部として、タイル画像記憶部301と、地図情報記憶部302とを有する。これら各記憶部は、例えば、メモリ装置106等により実現される。ただし、これら各記憶部のうちの少なくとも1つの記憶部が、例えば、危険領域提示サーバ10と通信ネットワークを介して接続されるデータベースサーバ等により実現されていてもよい。
予報取得部201は、指定河川洪水予報が発表された場合(つまり、指定河川洪水予報DBサーバ40が更新された場合)、この指定河川洪水予報に関する情報を指定河川洪水予報DBサーバ40から取得する。
強調表示判定部202は、予報取得部201によって取得された指定河川洪水予報情報に含まれる危険度が所定以上(例えば、危険度が「危険」以上)である場合、当該指定河川から所定の範囲内にある領域と、洪水ハザードマップの洪水浸水想定地域とで重畳している領域を、危険領域として強調表示の対象としたタイル画像を作成する。タイル画像とは危険領域を強調表示(例えば、点滅表示等)するためのタイル状の画像であり、地図上にレイヤーとして重畳表示される。ただし、タイル状は正方形である必要はなく、長方形でもよい。また、本実施形態では、タイル画像を作成するものとするが、これに限られず、タイル画像の代わりに、例えば、危険領域を地図上で強調表示するためのポリゴン情報等が作成されてもよい。なお、タイル画像は、例えば、当該指定河川洪水予報が表す指定河川の識別情報と、このタイル画像が重畳表示される地図上の緯度及び経度の範囲とに対応付けられてタイル画像記憶部301に記憶される。
通信部203は、クライアント20からの要求を受信したり、この要求に対する返信を当該クライアント20に送信したりする。クライアント20からの要求には、地図の表示要求がある。地図の表示要求は、クライアント20で地図表示サービスの利用開始操作が行われた場合、クライアント20のディスプレイ上に表示されている地図のスクロール操作が行われた場合等に、クライアント20から危険領域提示サーバ10に送信される。また、地図の表示要求に対する返信としては、クライアント20のディスプレイ上に地図及び危険領域を表示させるための表示情報がある。なお、上述したように、危険領域は地図上に重畳して強調表示される。
地図取得部204は、通信部203によって受信された地図の表示要求に対応する地図情報(すなわち、当該表示要求で指定された範囲(緯度及び経度の範囲)の地図の地図情報)を地図情報記憶部302から取得する。なお、地図情報とは、クライアント20のディスプレイ上に表示される地図に関する情報であり、例えば、都道府県等の区間を表す情報を含むレイヤーに、緑地や河川、道路、鉄道、記号(アイコン)、注釈等の情報をそれぞれ含むレイヤーを重ねて背景を構成し、更にその上に店舗や家形枠等の情報を含むレイヤーを重ねることで作成される情報である。
表示情報作成部205は、クライアント20のディスプレイ上に地図を表示させるための表示情報を作成する。例えば、表示情報作成部205は、地図取得部204によって取得された地図情報と、この地図情報に対応するタイル画像(つまり、当該地図情報が表す地図の範囲内に重畳表示されるタイル画像)とを少なくとも含む表示情報を作成する。これにより、クライアント20のディスプレイ上には、地図情報が表す地図上に危険領域が重畳して強調表示(例えば、点滅表示等)される。すなわち、当該クライアント20のユーザに対して、洪水に対して特に危険な領域が提示される。
<危険領域特定処理>
次に、本実施形態に係る危険領域特定処理(つまり、指定河川洪水予報が発表された場合に、危険領域を特定し、この危険領域を強調表示させるためのタイル画像を作成する処理)の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る危険領域特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以降では、或る指定河川に関する指定河川洪水予報が発表されたものとする。
予報取得部201は、発表された指定河川洪水予報に関する情報を指定河川洪水予報DBサーバ40から取得する(ステップS101)。なお、予報取得部201は、例えば、気象庁による指定河川洪水予報の発表をトリガーとして、この指定河川洪水予報に関する情報を指定河川洪水予報DBサーバ40から取得してもよいし、指定河川洪水予報DBサーバ40の更新をトリガーとして、更新された指定河川洪水予報に関する情報を指定河川洪水予報DBサーバ40から取得してもよい。
次に、強調表示判定部202は、上記のステップS101で取得された指定河川洪水予報情報に含まれる危険度が所定以上(例えば、危険度が「危険」以上)であるか否かを判定する(ステップS102)。
上記のステップS102で指定河川洪水予報情報に含まれる危険度が所定以上であると判定された場合(ステップS102でYES)、強調表示判定部202は、ハザードマップDBサーバ30に記憶されている洪水ハザードマップを参照して、当該指定河川洪水予報情報に含まれる河川形状情報によって表される河川形状から所定の範囲内に洪水浸水想定地域があるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、河川形状情報とは指定河川の形状を表す情報であり、例えば、ポリライン等の線分の集合により表される。したがって、強調表示判定部202は、例えば、指定河川の形状を表す各線分上の各点から所定の範囲内に洪水浸水想定地域があるか否かを判定すればよい。なお、所定の範囲内は指定河川の規模等に応じて任意に決定され得るが、例えば、数十メートル範囲内~数百メール範囲内等とすることが考えられる。
上記のステップS103で当該河川形状から所定の範囲内に洪水浸水想定地域があると判定された場合(ステップS103でYES)、強調表示判定部202は、当該範囲内にある領域と洪水浸水想定地域とで重畳している領域(つまり、当該範囲内の洪水浸水想定地域)を、危険領域として強調表示の対象としたタイル画像を作成する(ステップS104)。これにより、現時点で氾濫の危険性がある指定河川の周辺地域と洪水ハザードマップで指定された洪水浸水想定地域とで重畳している領域を危険領域としてクライアント20のディスプレイ上に強調表示させるためのタイル画像が作成され、タイル画像記憶部301に記憶される。なお、上記のステップS102でNOと判定された場合及び上記のステップS103でNOと判定された場合は、タイル画像は作成されない。
なお、指定河川洪水予報情報に含まれる危険度が所定未満となった場合(又は、危険度が所定未満の指定河川洪水予報が発表された場合)、この指定河川に対応するタイル画像はタイル画像記憶部301から削除される。すなわち、タイル画像は、このタイル画像に対応する指定河川の危険度が所定以上の間だけタイル画像記憶部301に記憶されている。
<危険領域提示処理>
次に、本実施形態に係る危険領域提示処理の流れについて、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る危険領域提示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、通信部203は、地図の表示要求を受信する(ステップS201)。なお、上述したように、クライアント20で地図表示サービスの利用開始操作が行われた場合やクライアント20のディスプレイ上に表示されている地図のスクロール操作が行われた場合等に、クライアント20から危険領域提示サーバ10に地図の表示要求が送信される。この表示要求には、例えば、表示対象となる範囲を表す緯度及び経度等が指定される。
次に、地図取得部204は、上記のステップS201で受信された地図の表示要求に対応する地図情報を地図情報記憶部302から取得する(ステップS202)。すなわち、地図取得部204は、当該表示要求に指定された緯度及び経度の範囲内の地図を表す地図情報を地図情報記憶部302から取得する。
次に、表示情報作成部205は、上記のステップS202で取得された地図情報に対応するタイル画像(つまり、当該地図情報が表す地図の範囲内に重畳表示されるタイル画像)をタイル画像記憶部301から取得する(ステップS203)。なお、当該地図情報に対応するタイル画像が存在しない場合は、表示情報作成部205は、タイル画像を取得せずに、次のステップに進む。
次に、表示情報作成部205は、上記のステップS202で取得された地図情報と、上記のステップS203で取得されたタイル画像とを少なくとも含む表示情報を作成する(ステップS204)。なお、上記のステップS203でタイル画像が取得されなかった場合は、表示情報作成部205は、タイル画像が含まれない表示情報を作成する。
そして、通信部203は、上記のステップS204で作成された表示情報を、地図の表示要求に対する返信としてクライアント20に送信する(ステップS205)。これにより、クライアント20のディスプレイ上には、当該表示情報に基づく地図が表示される。このとき、この表示情報に危険領域を表す情報が含まれる場合、地図上に危険領域が重畳表示されると共に当該危険領域が強調表示される。したがって、クライアント20のユーザは、当該危険領域が、現在、洪水に対して特に危険であることを知ることができる。
なお、強調表示の態様としては、例えば、危険領域を点滅表示させることが考えられるが、これに限られず、例えば、危険領域を動的に振動させたり、危険領域の色を動的に変えたりしてもよい。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
≪変形例1≫
本実施形態では、洪水が発生した際の浸水の深さが或る基準以上である地域を洪水浸水想定地域として、洪水浸水想定地域と或る危険度以上の指定河川から所定の範囲内の領域とで重畳している領域を危険領域としたが、浸水の深さに応じて洪水浸水想定地域の危険性の程度が異なること考えられる。例えば、浸水の深さが「20m以上」の洪水浸水想定地域と、「10~20m」の洪水浸水想定地域とでは、その危険性の程度が異なり、「20m以上」の洪水浸水想定地域の方がより危険性が高いと考えられる。
したがって、危険領域に含まれる洪水浸水想定地域の浸水の深さに応じて、その強調表示の態様を異ならせるようにしてもよい。例えば、浸水の深さが「20m以上」の洪水浸水想定地域と重畳している危険領域は、浸水の深さが「10~20m」の洪水浸水想定地域と重畳している危険領域よりも目立つ態様で強調表示するようにしてもよい。
また、或る危険度以上の指定河川から所定の範囲内である洪水浸水想定地域を危険領域としたが、指定河川からの距離に応じてその危険性の程度が異なり、河川に近い方がより危険性が高いと考えられる。したがって、或る危険度以上の指定河川からの距離に応じて、危険領域の強調表示の態様を異ならせるようにしてもよい。例えば、当該指定河川から第1の距離以内の危険領域は、当該指定河川から第1の距離以上かつ第2の距離以内の危険領域よりも目立つ態様で強調表示するようにしてもよい。
≪変形例2≫
本実施形態では、指定河川洪水予報が発表された場合にタイル画像を作成したが、これに限られず、例えば、地図の表示要求をクライアント20から受信した場合に、当該表示要求に指定された緯度及び経度の範囲内の地図上に重畳して強調表示されるタイル画像を作成してもよい。すなわち、地図の表示要求をクライアント20から受信した場合に、必要なタイル画像がその都度作成されてもよい。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
1 危険領域提示システム
10 危険領域提示サーバ
20 クライアント
30 ハザードマップDBサーバ
40 指定河川洪水予報DBサーバ
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
104 通信I/F
105 プロセッサ
106 メモリ装置
107 バス
201 予報取得部
202 強調表示判定部
203 通信部
204 地図取得部
205 表示情報作成部
301 タイル画像記憶部
302 地図情報記憶部

Claims (8)

  1. 洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域のうち、所定の危険度以上の指定河川から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定部と、
    前記判定部により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を、ユーザが利用する装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記地域は、洪水が発生した際の浸水の深さが所定の深さ以上の領域であり、
    前記送信部は、
    前記危険領域に含まれる前記地域の浸水の深さに応じた態様で前記危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を送信する、危険領域提示装置。
  2. 前記判定部は、
    指定河川洪水予報が発表された場合、前記指定河川洪水予報に関する危険度が所定の危険度以上であるか否かを判定し、
    前記指定河川洪水予報に関する危険度が所定の危険度以上であると判定された場合、前記地域のうち、前記指定河川洪水予報に関する河川の形状を表す各線分中の各点から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する、請求項1に記載の危険領域提示装置。
  3. 前記送信部は、
    前記指定河川からの距離に応じた態様で前記危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を送信する、請求項1又は2に記載の危険領域提示装置。
  4. 前記態様には、前記危険領域を点滅表示させる態様が含まれる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の危険領域提示装置。
  5. 洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域のうち、所定の危険度以上の指定河川の形状を表す各線分中の各点から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定部と、
    前記判定部により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を、ユーザが利用する装置に送信する送信部と、
    を有する危険領域提示装置。
  6. サーバと、クライアントとが含まれる危険領域提示システムであって、
    前記サーバは、
    洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域のうち、所定の危険度以上の指定河川から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定部と、
    前記判定部により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を前記クライアントに送信する送信部と、を有し、
    前記地域は、洪水が発生した際の浸水の深さが所定の深さ以上の領域であり、
    前記送信部は、
    前記危険領域に含まれる前記地域の浸水の深さに応じた態様で前記危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を送信する、
    危険領域提示システム。
  7. 洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域のうち、所定の危険度以上の指定河川から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定手順と、
    前記判定手順により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を、ユーザが利用する装置に送信する送信手順と、
    コンピュータが実行し、
    前記地域は、洪水が発生した際の浸水の深さが所定の深さ以上の領域であり、
    前記送信手順では、
    前記危険領域に含まれる前記地域の浸水の深さに応じた態様で前記危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報が送信される、危険領域提示方法。
  8. 洪水に対して潜在的に危険性があると指定されている地域のうち、所定の危険度以上の指定河川から所定の範囲内にある領域を危険領域と判定する判定手順、
    前記判定手順により判定された危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報を、ユーザが利用する装置に送信する送信手順、
    をコンピュータに実行させ、
    前記地域は、洪水が発生した際の浸水の深さが所定の深さ以上の領域であり、
    前記送信手順では、
    前記危険領域に含まれる前記地域の浸水の深さに応じた態様で前記危険領域を強調して地図上に表示させるための表示情報が送信される、プログラム。
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