JP7492164B2 - 検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、一次電池および無線通信部を備えるキャップ、および、検知システムに関する。
従来、使い捨て一次電池としてアルカリ電池やマンガン電池、空気電池が広く使用されている。また、近年IoT(Internet of Things)の発展において、土壌や森の中など自然界のあらゆる所に設置して用いるばらまき型センサの開発も進んでいる。そのため、従来のモバイル機器のみならず、これらのセンサなど様々な用途に対応した小型の高性能なリチウムイオン電池が普及している。
これらの一般的な使い捨て電池は、電極が電解液(電解質溶液)に接触した状態であるため、自己放電を起こす。また、電解液として、水酸化ナトリウム水溶液などの強アルカリまたは有機電解液が使用されているため、安全性や環境への問題が指摘されており、取扱いが容易ではないという問題がある。そのため、使用時に電池セル内に電解液を注入するタイプの電池が研究されている。
特開2014-114066号公報 特開2005-321935号公報 特開2011-213378号公報
日本技能電子株式会社、"NOPOPO 災害時用水電池"、online、平成28年7月28日検索、インターネット(URL: http://www.aps-j.jp/pdf/NWPx3.pdf)
長期保存向けの非常用電池として、単3型または単4型の小型水電池:NOPOPO(商品名)が販売されている(非特許文献1)。この電池には、使用時に水や電解液を加えるための注入口が設けられている。しかしながら、専用のスポイトで水や電解液を注入する必要があり、注入が困難である。また、注入量が分かりにくく、電解液が漏洩する可能性、注入するための水や電解液がない状態では利用することが出来ないなどの問題が懸念される。
また、商品管理にRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いた情報表示技術が利用されている。RFIDタグでは、商品の形態にあわせた加工や小型化、薄型化が可能であり、また数百バイトのデータを記録でき、リーダーライタを近距離に持ってくることで、無線通信が可能となる(特許文献1-3)。
しかしながらパッシブ通信タイプのRFIDタグでは、電源を内蔵せず、リーダーライタから発信される信号を電力に変換して動作するため、リーダーライタから数センチから2m程度の至近距離でしか動作しない。また、RFIDタグの情報を利用する際には、リーダーライタの付近にRFIDタグを近付ける、あるいは、リーダーライタをRFIDタグに近付ける必要があり、煩雑である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、長期保存が可能な電源を用いて情報発信が可能な容器のキャップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、容器のキャップであって、無線通信部と、前記無線通信部に給電する一次電池とを備え、前記一次電池は、負極と、正極と、セパレータとを備える基本セルと、前記基本セルとは別室に内包された電解液と、前記別室の封止弁と、を備え、前記封止弁を引き抜くことで、前記セパレータに前記電解液が接触して発電が開始され、前記無線通信部は、前記一次電池の発電により動作し、前記容器の開封通知を送信する。
本発明の一態様は、上記キャップと、サーバとを備える検知システムであって、前記無線通信部は、当該キャップの容器に保存された商品の商品IDを含む前記開封通知を送信し、前記サーバは、前記開封通知を受信することで前記容器の開封を検知する検知部を備える。
本発明によれば、長期保存が可能な電源を用いて情報発信が可能な容器のキャップを提供することができる。
図1は、実施の形態におけるキャップの構成図である。 図2は、検知システムの構成図である。 図3は、サーバの動作を示すフローチャートである。 図4は、スタック化された一次電磁を備えるキャップの構成図である。 図5は、一次電池動作時の電池電圧の経時変化を示すグラフである。 図6は、ハードウェア構成例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<無線通信IC付キャップ>
図1は、実施の形態における無線通信IC付キャップ(以下、「キャップ」)100の構成例を示す構成図である。キャップ100(容器蓋)は、図示しない容器本体(以下「容器」)を密閉するための部材であり、容器の開口を閉塞し、容器口部の周りに被せられる。容器には、例えば、飲料、食品などの様々な物を保存することができる。
図示するキャップ100は、頂壁(天面部)111と、その周囲から垂下するスカート壁112とを有する。スカート壁112内周には、容器の口部外周のねじと係合するねじ部が備えらえている。
また、本実施形態のキャップ100は、無線通信IC(無線通信部)300と、一次電池200とを備える。図示する無線通信IC300と、一次電池200とは、頂壁111と、スカート壁112との間に配置されているが、これに限定されない。
(一次電池)
一次電池200は、基本セル210と、封止弁208と、貯水室207-2(別室)と、電池筐体207とを備える。
基本セル210は、負極201と、導電性材料を含む負極集電体202と、正極203と、導電性材料を含む正極集電体204と、負極201と正極203とに挾まれて配置されたセパレータ205とを備える。正極203は、セパレータ205と接する面以外の部分の一部は、大気に暴露されている。正極203は、キャップ100および電池筐体204の空気孔207-3から空気を取り込む。正極203は、ガス拡散型の正極である。負極201は、マグネシウムなどの金属を含む。
封止弁208は、貯水室207-2を封止する弁である。具体的には、封止弁208は、基本セル210と、貯水室207-2とを隔てる部材である。貯水室207-2は、基本セル210とは別の部屋であって、電解液209が内包される。
この一次電池200では、封止弁208を引き抜くことで、セパレータ205に電解液209が接触して発電が開始される。具体的な発電方法は、ユーザーがキャップ100から封止弁208を取り外す(引き抜く)ことで、セパレータ205の下部が貯水室207-2の電解液209と接して給水され、セパレータ205が湿潤する。これにより、セパレータ205が電解液209を吸い上げることで、セパレータ205を通じて電解溶液209が毛細管現象により取り込まれ、正極203および負極201と接することで発電が開始される。
このような一次電池において、セパレータ205は、吸水性を有する絶縁体であればよい。例えば、コーヒーフィルタ、キッチンペーパー、紙などをセパレータ205に用いることが可能である。植物繊維からつくられるセルロース系セパレータのような、強度を保ちつつ自然分解される材料のシートを、セパレータ205に用いると低環境負荷である。
電解液209を保水するために、電解液209に寒天、セルロース、吸水ポリマーなどを加えても良い。例えば、電解液209の作成時に粉末の寒天を加熱および冷却して混合して、電解液209を電解ゲルにして保液(水)性を高めることとしてもよい。
電池筐体207は、基本セル210および貯水室207-2を内部に維持することが可能な材料であれば材質や形状は特に限定はされない。電池筐体207には、例えば、公知のラミネートフィルム型を使用することができる。また、電池筐体207を自然分解される材料で構成する場合は、天然物系、微生物系、化学合成系のいずれの材料でも良い。例えば、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸、変性ポリビニルアルコール、カゼイン、変性澱粉などを用いることができる。特に、植物由来のポリ乳酸などの化学合成系が好ましい。電池筐体207に適用可能な材料の例としては、市販の生分解性プラスチックおよびそのフィルムの他、牛乳パックなどに用いられるポリエチレンなどの樹脂の被膜が形成されている用紙、寒天フィルムなども使用できる。
また、電池筐体207の形状は、生分解性プラスチックを加工することで得られる形状であれば限定されない。
なお、電池筐体207は、負極側の電池筐体と、正極側の電池筐体とを備えてもよい。上述した材料で構成した負極側の電池筐体と、正極側の電池筐体とを、周縁部で接着することで、電池内部を密閉することができる。
接着方法としては、熱シールまたは接着剤を使用する例が挙げられ、特に限定はされない。熱シールでの接着が困難な場合は、接着剤を使用することが好ましい。負極側の電池筐体および正極側の電池筐体の周縁部の一部を接着せずに開放しておくことで、空気孔207-3が形成され、空気の取り込が可能となる。
なお、負極201、負極集電体202、正極203、正極集電体204およびセパレータ205は、電池として作動するためのこれらの配置が損なわれない限り、これらの形状は限定されない。例えば、平面視で、四角形または円形のシート形状、あるいは、ロールした形状で使用することができる。
なお、一次電池200および無線通信IC300を内蔵するキャップ100の材料選択ポリシーは、上述の電池筐体207と同様であり、低環境負荷な材料を用いることが望ましい。
本実施形態における一次電池を構成する正極203には、一般的な金属空気電池の正極に用いられる導電性材料を用いることが出来る。例えば、炭素材料があげられるがこれに限定はされない。
正極203は、カーボン粉末をバインダーで成形するといった公知のプロセスで作製することができる。しかしながら、一次電池では、正極内部に反応サイトを多量に生成することが重要であり、正極は、高比表面積であることが望ましい。カーボン粉末をバインダーで成形してペレット化することで作製している正極の場合、高比表面積化した際に、カーボン粉末同士の結着強度が低下し、構造が劣化することで、安定して放電することが困難であり、放電容量が低下する。
これに対し、例えば、三次元ネットワーク構造を有する共連続体を正極に用いた場合、バインダーを使用する必要がなく、放電容量を高くできるようになる。したがって、正極203に三次元ネットワーク構造を有する共連続体を用いることが好ましい。
また、正極203は、触媒を担持していてもよい。触媒は、特に限定はされないが、Fe、Mn、Zn、CuおよびMoからなる群より選択される少なくとも1つの金属、あるいは、Ca、Fe、Mn、Zn、Cu、Moからなる群より選択される少なくとも1つの金属の金属酸化物を含むことが好ましい。金属としては、Fe、Mn、Znが好ましい。金属酸化物としては、Fe、Mn、Znからなる群より選択される1つの金属の金属酸化物、または、これらの群より選択される少なくとの2の金属の複合酸化物が好ましい。
次に、負極201について説明する。負極201は、負極活性物質を含む。この負極活性物質は、一次電池の負極材料として用いることができる材料であれば特に限定されない。例えば、負極201は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄からなる群より選択される少なくとも一種類の金属を含む。具体的には、負極201は、これらの群より選択される一種類以上の金属でもよいし、または、これらの群より選択される1種類以上の金属を主成分とした合金でもよい。
負極201は、公知の方法で形成することができる。例えば、市販の金属または合金の板または箔を所定の形状に成形して用いることができる。
次に、電解液209に含まれる電解質について説明する。電解質は、正極203および負極201間で金属イオンおよび水酸化物イオンの移動が可能な物質であれば特に限定はされない。例えば、電解質には、酢酸マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを用いることが好ましい。ただし、環境への影響を配慮した場合、中性の電解質を用いるのが好ましい。なお、電解液209は、上述の電解質が溶液中に入っているものを指す。
次に、正極集電体204について説明する。正極集電体204は、公知のものを使用することができる。例えば、カーボンシート、カーボンクロス、Fe、Cu、Al板を使用すればよい。
負極集電体202についても、公知のものを使用することができる。負極203に金属を用いる場合は、一次電池200は、負極集電体を備えなくてもよい。この場合、負極201から直接端子を外部(ここでは、無線通信IC300)に取り出しても良い。
ここで、正極203および負極201における電極反応について、負極にマグネシウム金属を用いた一次電池の場合を例にとって説明する。正極反応は、導電性を有する正極203の表面において、空気中の酸素および電解質が接することで、以下に示す反応が進行する。
1/2O2+H2O+2e-→2OH-・・・(1)
一方、負極反応は、セパレータ205により供給される電解液209に接している負極201において、以下に示す反応が進行し、負極201を構成するマグネシウムが電子を放出し、電解液209中にマグネシウムイオンとして溶解する。
Mg→Mg2++2e-・・・(2)
これらの反応により、放電を行うことが可能である。全反応は、以下のとおりであり、水酸化マグネシウムが生成(析出)する反応である。理論起電力は約2.7Vである。
Mg+1/2O2+H2O→Mg(OH)2・・・(3)
このように、一次電池は、負極201の表面において、式(2)で示す反応が進行する。
上述した構成の一次電池を自然分解される材料から構成した場合、例えば、土壌の水分センサなどの使い捨てデバイスで使用した際に、時間がたつにつれて自然分解され、電池を回収する必要がない。また、自然由来の材料や肥料成分で構成されているため、土壌以外にも、森の中や海中などの自然界で使用しても環境に対する負荷が極めて低い。
(無線通信IC)
次に無線通信IC300について説明する。無線通信IC300は、任意の情報が記録された無線通信が可能なIC(Integrated Circuit)であって、一次電池200の発電により動作する。図示する 無線通信IC300は、通信回路310と、演算回路311と、
アンテナ(通信用アンテナ)312と、 給電回路313とを備える。
給電回路313には、一次電池20が直列に接続されている。一次電池200の電圧が十分で演算回路311の動作が可能であり、昇圧の必要がない場合は、給電回路313は省略してもよい。
演算回路311は、所定の処理を実行する。本実施形態の演算回路311は、通信回路310およびアンテナ312を制御して所定の情報を送信する。演算回路311は、所定の情報として、キャップ100の容器の開封通知を送信してもよい。また、演算回路311は、キャップ100の容器に保存された商品(製品)の商品ID(識別情報)を含む開封通知を送信してもよい。演算回路311には、商品IDが格納されているものとする。
通信回路310は、演算回路311の制御に従って、アンテナ312を用いて所定の情報を送信する。通信回路310は、モバイル通信、小電力無線局を介した通信、および音波を用いた通信の少なくとも1つを用いて、開封通知などの所定の情報を送信する。小電力無線局には、小電力データ通信システムの無線局(無線LAN、Bluetoothなど)、および、ARIB(STD-T67、STD-T93、STD-T108など)の標準規格に準拠した特定小電力無線局の少なくとも1つが含まれる。音波を用いた通信の場合、アンテナ312は、スピーカに置き換えることも可能である。
無線通信IC300についても、自然界で使用しても環境に対する負荷が極めて低い材料で構成すること、あるいは、環境への負荷が懸念される材料の使用量を極力低減することが望ましい。
前述のとおり、一次電池200のセパレータ205が電解液209に接していない状態では、負極集電体202及び正極集電体204は、互いに絶縁されている。また負極集電体202および正極集電体204は、給電回路313に接続されている。
一次電池200から封止弁208を取り外すことで、セパレータ205の一部(図1では、下部)が貯水室207-2の電解液209と接する。これにより、セパレータ205が電解液209を吸い上げることで、電解液209がセパレータ205を通じて毛細管現象により基本セル210に取り込まれ、正極203および負極201と接することで発電が開始される。
この発電のエネルギーを用いて、無線通信IC300は動作し、所定の情報を送信する。これにより、後述するサーバ1は、キャップ100の容器が開封されたことを検知する。
<検知システム>
次に、本実施形態の検知システムについて説明する。本実施形態では、サーバ1がキャップ100から送信される情報を収集し、ユーザーの健康管理、商品の発注処理など処理を行うものとする。
図2は、実施形態の検知システムの構成を示す構成図である。図示する検知システムは、前述のキャップ100と、ゲートウェイ4と、サーバ1と、データベース(DB)2と、EC(Electronic Commerce)システム3とを備える。図示する例では、キャップ10
0は、飲み物が格納されたボトル(飲料用容器)を密閉する蓋である。
ユーザーは、ボトルの飲み物を飲む際に、キャップ100をボトルから外してボトルを開封するとともに、キャップ100から封止弁208を引き抜き、取り外す。ユーザーは、ボトルを開封した後に封止弁208を取り外してもよいし、ボトルを開封する前に後封止弁208を取り外してもよい。
キャップ100の封止弁208の引き抜きに連動し、キャップ100内の一次電池200が発電し、無線通信IC300が駆動する。無線通信IC300が送信する情報は、ゲートウェイ4を介してサーバ1へ送信される。ここでは、無線通信IC300は、キャップ100の容器に保存された商品の商品IDを含む開封通知を送信する。
ゲートウェイ4は、キャップ100から商品IDを含む開封通知を受信すると、開封通知に自身の装置IDを付加してサーバ1に送信する。各ユーザーは、自身のゲートウェイ4を所有している。したがって、ゲートウェイ4の装置IDは、ユーザーIDとしての役割を有する。
キャップ100の通信回路310は、前述のとおり、モバイル通信、小電力無線局を介した通信、音波などを用いてゲートウェイ4と通信する。それに伴い、経由するゲートウェイ4の通信方式も異なる。
なお、ゲートウェイ4には、ユーザーが所有するスマートフォンなどの情報端末を用いることも可能である。ゲートウェイ4にスマートフォンを使用した場合、当該スマートフォンは、サーバ1からの通知または問い合わせに用いるユーザー端末としても利用することができる。
サーバ1は、キャップ100からの情報を収集し、キャップ100の商品の在管管理、ユーザーの健康管理、情報発信などの処理を行ってもよい。図示するサーバ1は、検知部11と、処理部12とを有する。
検知部11は、キャップ100から送信された情報(開封通知)を受信することで、キャップ100の容器が開封されたことを検知する。検知部11は、ゲートウェイ4を介して、当該ゲートウェイ4により装置IDが付加された開封通知を受信してもよい。
処理部12は、検知部11が開封通知を受信すると、開封通知に含まれる装置IDに対応するユーザーのサービス種類に応じて、開封通知に含まれる商品IDの商品を発注し、または、前記商品を摂取が所定の閾値を超えた場合にアラートを通知してもよい。
具体的には、処理部12は、開封通知に基づいて、データベース2を更新してもよい。また、処理部12は、各ユーザーが契約しているサービス情報(所定のポリシー)に従って、健康情報等に関するアラートの通知、外部のECシステム3と連携し、キャップ100の商品の発注処理を行ってもよい。
データベース2には、各種の情報が登録されている。本実施形態では、ユーザテーブル、在庫管理デーブル、健康管理テーブル、商品情報テーブルが格納されている。ユーザテーブルには、検知システムのサービスを利用する各ユーザーに関するユーザー情報が記憶されている。ユーザー情報には、ユーザー毎に、商品ID、ゲートウェイ4の装置ID、サービス種類等が含まれる。
在庫管理テーブルには、ユーザー毎に、商品IDの商品の在庫数が記憶されている。健康管理テーブルには、ユーザー毎に、糖分、カロリー等の所定の管理対象の項目(栄養成分)の摂取量が記憶されている。商品情報テーブルには、商品ID毎に、当該商品に含まれる各種の栄養成分が記憶されている。
ECシステム3は、複数の企業や個人商店がインターネット上で出店するシステムである。なお、検知システムのキャップ100、ゲートウェイ4、サーバ1、データベース2の数は図2に示す例に限定されるものではなく、運用規模に応じて変更が可能である。
<サーバの動作>
次に、キャップ100から開封通知を受信したサーバ1の処理について説明する。
図3は、サーバ1の処理を示すフローチャートである。サーバ1の検知部11は、キャップ100から送信された開封通知を受信する(S11)。開封通知には、無線通信IC300が設定したキャップ100の容器の商品IDと、ゲートウェイ4が付加した装置IDとが含まれる。
検知部11は、ユーザテーブルを参照し、受信した開封通知の正当性を判定する(S12)。具体的には、検知部11は、データベース2の開封通知に含まれる商品IDおよび装置IDの組み合わせが、ユーザテーブルに登録されている場合は正当なユーザーから送信された開封通知であると判定し、ユーザテーブルに登録されていない場合は正当なユーザーから送信された開封通知でないと判定する。
正当なユーザーからの開封通知でないと判定した場合(S12:NO)、検知部11は、受信した開封通知を廃棄する(S26)。これにより、誤って送信された開封通知を排除することができる。
正当なユーザーからの開封通知であると判定した場合(S12:YES)、処理部12は、ユーザテーブルを参照して装置IDに対応するユーザーのサービス種類(動作ポリシー)を取得する(S13)。
例えば、サービス種別が発注サービスの場合、処理部12は、開封通知に含まれる商品IDの商品の在庫を管理し、在庫が少なくなるとECシステム3に発注指示を送信してもよい。具体的には、処理部12は、開封通知を受信すると、ユーザーがキャップ100の商品を消費したとみなし、当該ユーザーの在庫管理テーブルの当該商品の在庫の数を1つ減算して更新する(S14)。
処理部12は、更新後の在庫の数が閾値Nより小さいか否かを判定する(S15)。在庫の数が閾値Nより小さい場合で(S15:YES)、自動発注が可能なユーザーで(S16:YES)、発注時にユーザーの確認が不要な場合(S17:NO)、処理部12は、開封通知で指定された商品IDの商品を所定数だけ発注する発注指示を、ECシステム3に送信する(S18)。そして、処理部12は、在庫管理テーブルの在庫数に発注した数を加算し、在庫管理テーブルを更新する(S19)。なお、S15~S19の閾値N、自動発注可能なユーザーか否か、ユーザーの確認の要否については、ユーザテーブルに設定されている。
発注時にユーザーの確認が必要な場合(S17:YES)、処理部12は、ユーザー端末に発注するか否かを問い合わせるメッセージを送信し(S20)、ユーザー端末から発注指示を受信した場合(S21:YES)、ECシステム3に発注し(S18)、在庫管理テーブルの在庫数を更新する(S19)。在庫の数が閾値N以上の場合(S15:NO)、または、自動発注しないユーザーの場合(S16:NO)、処理部12は処理を終了する。
また、サービス種別が健康管理サービスの場合、処理部12は、開封通知に含まれる商品IDの商品(食品)の摂取量、栄養成分などをデータベース2の健康管理テーブルに登録し、あらかじめ設定された糖分、カロリー等の摂取量が閾値を超えた場合に、ユーザー端末へアラートを通知してもよい。
具体的には、処理部12は、開封通知を受信すると、ユーザーがキャップ100の商品を消費したとみなし、当該ユーザーの健康管理テーブルの摂取量を更新する(S22)。健康管理テーブルには、糖分、カロリー等の所定の管理対象の項目(栄養成分)の摂取量が設定されている。処理部12は、データベース2の商品情報テーブルから当該商品IDの管理対象の栄養成分をそれぞれ取得し、栄養管理テーブルの糖分、カロリー等の管理対象項目の数値に、取得した値を加算する。
処理部12は、更新後の摂取量が閾値Mを超えるか否かを項目毎に判定する(S23)。閾値Mは項目毎に設定されている。少なくとも1つの項目の摂取量が閾値Mを超えた場合で(S23:YES)、アラートを要求するユーザーの場合(S24:YES)、処理部12は、ユーザー端末にアラート(警告メッセージ)を送信する(S25)。なお、S23~S24の閾値M、アラートを要求するユーザーか否かについては、ユーザテーブルに設定されている。
いずれの項目についても、摂取量が閾値M以下の場合(S23:NO)、または、アラートを要求しないユーザーの場合(S24:NO)、処理部12は処理を終了する。
なお、図示するフローチャートは、一例であり様々な数値及びロジックによる変形が可能である。
<実施例>
次に、図1に示すキャップ100に内蔵された一次電池200の実施例について説明する。実施例では、カーボンナノファイバを正極203に使用した一次電池を作製した。
(一次電池の作製)
まず、正極203の作製方法について説明する。市販のカーボンナノファイバーゾル[分散媒:水(H2O)、0.4重量%、Sigma-Aldrich製]を試験管に入れ
、この試験管を液体窒素中に30分間浸すことでカーボンナノファイバーゾルを完全に凍結させた。カーボンナノファイバーゾルを完全に凍結させた後、凍結させたカーボンナノファイバーゾルをナスフラスコに取り出し、これを凍結乾燥機(東京理科器械株式会社製)により10Pa以下の真空中で乾燥させることで、カーボンナノシートを含む三次元ネットワーク構造を有する伸縮性共連続体を得た。
次に、実施例における一次電池(図1)の作製方法について説明する。負極201は、市販のマグネシウム合金板AZ31B(厚さ300μm、日本金属製)を、ファイバーレーザマーカ LW-EF 50W(レーザーワークス製)などを用いてΦ20の円形の一部に集電用
のタブ(端子)を有する形状に切り抜くことで作製した。本実施例では、負極集電体を備えず、負極201にタブを形成した。
電解液209は、塩化ナトリウム(NaCl、関東化学製)を1mol/Lの濃度で純水に溶解した溶液を用いた。セパレータ205には、電池用のセルロース系セパレータ(日本高度紙工業製)を用い、Φ21mmの円形の一部に封止弁を引き抜いた際に、貯水室207-2内の電解液209に浸ることが出来る程度の長さのタブを有する形状にカットして用いた。
正極集電体204には、カーボンクロスを用い、Φ20mm×20mmの正方形の一部に集電用のタブを有する形状にカットして用いた。正極はΦ19mmの円形サイズにポンチで切り抜いて用いた。
電池筐体207は、Raise3D Pro2(Raise3D社製)を用いたFFF (Fused Filament Fabrication) 方式により、PLAフィラメント(Raise3D社製)を溶解、積層することで正極側の筐体、負極側の筐体、貯水室および封止弁を作成した。
負極側の筐体の上に、負極201およびセパレータ205を配置し、セパレータ205のタブの部分を負極側の筐体の下(負極側の筐体の外)に出しておく。この上に、正極203、正極集電体204、および正極側の筐体を順に被せ、2枚の筐体を圧着する。この際、空気孔207-3が形成される。
最後に貯水室207-2の筐体に電解液209を封入し、封止弁208を取り付け、セパレータ205のタブが電解液209で濡れないよう圧着して、一次電池200を作製した。 このようにして得られた一次電池200の総重量は約2gであった。
なお、一次電池200は、スタック化することも可能である。図4に示すキャップ100Aように、図1の基本セル210を複数段重ねたスタック構造を有する一次電池200Aを用いてもよい。図4に示すキャップ100Aは、複数の基本セル210を備え、複数の基本セル210が直列に接続された一次電池200Aを備える。
(無線通信ICの作成)
一次電池200の駆動に伴い、電波発信が可能なように改良したBLE回路CYALKIT-E02 Solar-Powered BLE Sensor Beacon Reference Design Kit(Cypress社製)を、無線通
信IC300として用いた。このBLE回路の外装および太陽光パネルを取り除き、キャップ100の筐体内に格納し、未発電状態の一次電池200の正極集電体204および負極201のタブをBLE回路に接続した。なお、電池電圧が1.5V程度であることが想定されるため、給電回路313(DCDCコンバータ)により、3.7Vに昇圧した。
(キャップの筐体の作成)
キャップ100の筐体は、図1に示すように、一次電池200および無線通信IC300が設置可能で、ペットボトルなどの容器を封止可能なように設計した。具体的には、Raise3D Pro2(Raise3D社製)を用いたFFF (Fused Filament Fabrication) 方式により、PLA
フィラメント(Raise3D社製)を溶解、積層することでキャップ100の筐体を作成した。
筐体の材料は低環境負荷な材料であるポリ乳酸を用いた。
(一次電池および無線通信ICの評価)
図4に、一次電池200の封止弁208を取り外すことで、セパレータ205のタブが貯水室207-2に落下し、1mol/lの電解液209(NaCl水溶液)をセパレータ2
05に吸わせた際の正極203と負極201間の電圧変化を示す。
セパレータ205が毛細管現象により電解液209を吸い上げるうえで、十分な量の電解液209を貯水室207-2に用意することが望ましい。セパレータ205から電解液209を吸い上げると電圧が立ち上がり、吸い上げ開始から約200秒で安定した電圧が得られた。このときの電圧は1.6V程度であった。
安定した電圧が得られた状態において無線通信IC300が発信した電波を、LT-100で用いる電波を受信可能なBLE-USB Bridge and Debug Board (Cypress社製)で受信し、当該電波に所定の商品IDが設定されていることをCypressBLE-Beacon for PCのソフトウェアを用いて確認した。
なお、動作終了後にキャップ100を土壌中に設置したところ、市販の回路部分を除き、約2ヶ月で筐体の分解が目視で確認できた。土壌中の微生物によって代謝され分解されたことが示された。
以上説明した本実施形態の容器のキャップ100は、無線通信IC300と、前記無線通信IC300に給電する一次電池200とを備え、一次電池200は、負極201と、正極203と、セパレータ205とを備える基本セル210と、基本セル210とは別室207-2に内包された電解液209と、別室207-2の封止弁208とを備え、封止
弁208を引き抜くことで、セパレータ205に電解液209が接触して発電が開始され、無線通信IC300は、一次電池200の発電により動作し、容器の開封通知を送信する。
このように本実施形態の一次電池200は、キャップ100の一部を引き抜くことで基本セル210内のセパレータ205に電解液209が供給されることで発電を開始し、無線通信IC300は、この一次電池200を用いて駆動する。これにより、無線通信IC300は平常時に動作することなく、容器を開封する際に封止弁208を引き抜いたときのみに動作して開封通知を送信するため、保存時の自己放電がなく、商品の消費期限を超えた場合においても長期的な運用が可能となる。
また、無線通信IC300は、従来のRFIDタグのようにパッシブ通信ではないことから、中長距離での情報発信が可能である。
また、サーバ1は、開封通知をキャップ100から受信することにより、ユーザーの商品の摂取状態を管理すること、ECシステム3との連携を図ることで商品を自動発注することもできる。これにより、ユーザーの利便性を向上することもできる。
<ハードウェア構成>
上記説明したサーバ1は、例えば、図6に示すような汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。図示するコンピュータシステムは、CPU(Central Processing Unit、プロセッサ)901と、メモリ902と、ストレージ903(HDD:Hard Disk Drive、SSD:Solid State Drive)と、通信装置904と、入力装置905と、出力装置906とを備える。メモリ902およびストレージ903は、記憶装置である。このコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされたサーバ1のプログラムを
実行することにより、サーバ1の各機能が実現される。
また、サーバ1は、1つのコンピュータで実装されてもよく、あるいは複数のコンピュータで実装されても良い。また、サーバ1は、コンピュータに実装される仮想マシンであっても良い。サーバ1用のプログラムは、HDD、SSD、USB(Universal Serial Bus)メモ
リ、CD (Compact Disc)、DVD (Digital Versatile Disc)などのコンピュータ読取り可能
な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。すなわち、本発明の技術的思想内で当分野における通常の知識を有する者により、多くの変形及び組み合わせが実施可能であることは明白である。
100:無線通信IC付キャップ
200:一次電池
201:負極
202:負極集電体
203:正極
204:正極集電体
205:セパレータ
207:電池筐体
208:封止弁
209:電解液
300:無線通信IC(無線通信部)
310:通信回路
311:演算回路
312:アンテナ
313:給電回路

Claims (5)

  1. 容器のキャップと、サーバとを備える検知システムであって、
    前記キャップは、
    無線通信部と、前記無線通信部に給電する一次電池と、を備え、
    前記一次電池は、
    負極と、正極と、セパレータとを備える基本セルと、
    前記基本セルとは別室に内包された電解液と、
    前記別室の封止弁と、を備え、
    前記封止弁を引き抜くことで、前記セパレータに前記電解液が接触して発電が開始され、
    前記無線通信部は、前記一次電池の発電により動作し、前記容器の開封通知を送信し、
    前記無線通信部は、当該キャップの容器に保存された商品の商品IDを含む前記開封通知を送信し、
    前記サーバは、
    ゲートウェイを介して、当該ゲートウェイにより装置IDが付加された前記開封通知を受信することで、前記容器の開封を検知する検知部と、
    前記装置IDに対応するユーザーのサービス種類に応じて、前記商品IDの商品を発注する処理部と、を備える
    検知システム
  2. 前記負極は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄からなる群より選択される少なくとも1種類の金属を含む
    請求項1に記載の検知システム
  3. 前記一次電池は、複数の前記基本セルを備え、複数の前記基本セルが直列に接続される
    請求項1または2に記載の検知システム
  4. 前記無線通信部は、モバイル通信、小電力無線局との通信、および音波を用いた通信の少なくとも1つを用いて前記開封通知を送信する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の検知システム
  5. 前記小電力無線局には、小電力データ通信システムの無線局、およびARIBの標準規格に準拠した特定小電力無線局の少なくとも1つが含まれる
    請求項4に記載の検知システム
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