JP7491093B2 - 物品搬送設備及び輪重測定装置 - Google Patents
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Description
このような物品搬送車では、物品搬送車の重量を求める場合、物品搬送車の重心を求める場合、或いは、走行レールに掛かる荷重を求める場合には、物品搬送車の車輪の輪重(物品搬送車の車輪に掛かる荷重)を測定する。
上記構成では、輪重測定装置は、運搬台車に載せられた物品搬送車の車輪を計測面に載置した状態で、車輪毎に車輪の輪重を測定する。
上記構成では、輪重測定装置は、物品搬送車の車輪を計測面に載置した状態で、車輪毎に車輪の輪重を測定する。その際、ガイドブロックのガイド面は、ガイドローラと当接する位置と、ガイドローラと当接する位置から離れた位置との間を移動可能である。
上記構成では、輪重測定装置は、物品搬送車の車輪の輪重の測定値を表示部に表示する。
上記構成では、輪重測定装置は、運搬台車に載せられた物品搬送車の車輪を計測面に載置した状態で、車輪毎に車輪の輪重を測定する。
上記構成では、輪重測定装置は、物品搬送車の車輪を計測面に載置した状態で、車輪毎に車輪の輪重を測定する。その際、ガイドブロックのガイド面は、ガイドローラと当接する位置と、ガイドローラと当接する位置から離れた位置との間を移動可能である。
搬送車本体23には、搬送車本体23に対して昇降可能に構成されて物品90を吊り下げ状態で支持する支持部24が設けられている。
走行部22には、不図示のモータによって駆動される左右一対の車輪21と、車体上下方向に沿う軸心周り(上下軸心周り)で自由回転する左右一対のサイドガイドローラ25と、が備えられている。
車輪21は、左右一対の走行レール12のそれぞれの上面(走行面12a)を走行可能に走行部22に設けられている。天井搬送車20には、4つの車輪21が設けられている。
サイドガイドローラ25は、天井搬送車20の走行時に左右一対の走行レール12のそれぞれの内側面12bに当接する位置で走行部22に設けられている。天井搬送車20には、1つの車輪21の近傍に2つのサイドガイドローラ25が設けられる。すなわち、天井搬送車20には、8つのサイドガイドローラ25が設けられている。
天井搬送車20では、サイドガイドローラ25が走行レール12の内側面12bに当接して案内されることによって、走行部22が搬送経路11に沿った姿勢を維持しながら搬送経路11に沿って走行する。天井搬送車20は、連結軸26によって、走行部22と搬送車本体23とが、上下方向に沿う縦軸心周りに相対回転可能に連結されている。
輪重測定装置30は、天井搬送車20の車輪21毎に、車輪21を載置可能な載荷台31と、天井搬送車20の車輪21の輪重を検出するためのロードセル32(「検出部」の一例)と、ロードセル32によって検出される結果(検出信号)に基づいて天井搬送車20の車輪21の輪重を表示するインジケータ33(「表示部」の一例)と、天井搬送車20のサイドガイドローラ25を案内するガイドブロック35と、を備えている。
インジケータ33は、ロードセル32から送信される検出信号に基づいて、車輪21の輪重を表示する。インジケータ33は、輪重測定装置30内に4つ設けられ、4つの載荷台31のそれぞれに設けられるロードセル32に対応させて個別に設けられている。インジケータ33には、ロードセル32によって検出された車輪21の輪重の値を表示する表示部33Aが設けられている。
ガイドブロック35は、その一端部にトグルクランプ36のシャフト36aが固定されている。ガイドブロック35は、トグルクランプ36のハンドル36bが上げ下げされてシャフト36aが水平に伸縮移動することで、水平方向に摺動する。図4(a)に示すように、ガイドブロック35は、サイドガイドローラ25を案内する際(輪重測定装置30が車輪21の輪重を測定する前後)には、ガイド面35aが載荷台31の側面に形成されるサイドガイド面31bと同一平面となる位置で保持される。一方で、図4(b)に示すように、ガイドブロック35は、輪重測定装置30が車輪21の輪重を測定する際には、トグルクランプ36の操作によって、ガイド面35aがサイドガイド面31bと同一平面となる位置からサイドガイド面31bより奥まった位置へ水平方向(ガイド面35aがサイドガイドローラ25と当接する位置から離れる方向)に移動して保持される。
運搬台車40は、天井搬送車20及び輪重測定装置30を支持するための台車本体41と、台車本体41を走行させるための車輪42と、を備えている。
台車本体41は、複数の枠体によって箱状に形成され、その内部において天井搬送車20を支持可能に構成されている。
レール43には、天井搬送車20の車輪21が載置される位置に載荷台31が設けられている。すなわち、1本のレール43には、2つの載荷台31が所定の間隔を有して設けられている。ここで、所定の間隔とは、天井搬送車20の前後方向に設けられる車輪21間の間隔と同等の間隔のことをいう。さらに、レール43には、2つの載荷台31のそれぞれ両側にガイドブロック35が設けられている。すなわち、レール43には、4つのガイドブロック35が設けられている。さらに、レール43には、ガイドブロック35を摺動させるためのトグルクランプ36が4つのガイドブロック35のそれぞれに対応させて設けられている。すなわち、レール43には、4つのトグルクランプ36が設けられている。また、レール43の両端部には、端子台34が設けられている。
台車本体41の底部には、4つの車輪42が設けられている。さらに、台車本体41の底部には、脚46が設けられている。脚46は、台車本体41の底部から突出して設けられ、台車本体41の底部から突出する長さ(脚46の高さ)を調整可能に構成されている。脚46の高さを調整することで、運搬台車40を固定でき、また、レール43の傾きを調整することができる。
レール43(載荷台31の計測面31a)の傾きを図示しない角度計等で測定し、レール43(載荷台31の計測面31a)の傾きが所定の角度以内であることを確認する。ここで、レール43の傾きが所定の角度以内でない場合には、脚46の高さを調整することで当該傾きを調整する。
続いて、インジケータ33を起動し、計測面31aに分銅(おもり)等を載置させていない状態で表示部33Aの表示値がゼロであることを確認する。ここで、表示部33Aの表示値がゼロでない場合には、ロードセル32の初期設定を行う。
さらに、4つの載荷台31のそれぞれの計測面31aに分銅(おもり)を載置し、分銅の重さの測定値に乖離がないことを確認する。ここで、当該測定値に乖離がある場合には、ロードセル32の初期設定を行う。
さらにまた、図4(a)に示すように、トグルクランプ36のハンドル36bを押し上げてシャフト36aを移動させることで、ガイドブロック35のガイド面35aが載荷台31のサイドガイド面31bと同一平面となる位置までガイドブロック35を水平方向に摺動させる。すなわち、運搬台車40に載せる天井搬送車20のサイドガイドローラ25がガイド面35aに当接可能な位置までガイドブロック35を摺動させる。
続いて、図4(b)に示すように、トグルクランプ36のハンドル36bを押し下げてシャフト36aを移動させることで、ガイド面35aがサイドガイド面31bと同一平面となる位置から奥まった位置へ水平方向(ガイド面35aがサイドガイドローラ25と当接する位置から離れる方向)に移動するように、ガイドブロック35をレール43の幅方向に水平に摺動させる。これにより、ガイドブロック35のガイド面35aがサイドガイドローラ25から離れた位置となるため、車輪21の輪重の測定時に、サイドガイドローラ25がガイド面35aに噛み込んで摩擦にならない。それゆえに、車輪21の輪重を正確に測定することができる。
インジケータ33は、ロードセル32から送信される検出信号に基づいて、車輪21の輪重を表示部33Aに表示する。なお、4つのインジケータ33に表示される車輪21の輪重の値を合計することで天井搬送車20全体の重量を求めることができる。
また、本実施の形態では、物品を搬送する物品搬送車を天井搬送車20としたが、これに限定されるものではなく、地上に敷設したレール上を走行する有軌道台車であっても構わない。また、地上を走行する物品搬送車の場合には、レール上を走行する物品搬送車に限定されるものでなはく、レールが敷設されていない搬送経路上を走行する物品搬送車であっても構わない。
さらに、本実施の形態では、サイドガイドローラ25が当接して転動するガイドレールが、車輪21が転動する走行レール12に設けられているが、これに限定されるものではなく、ガイドレールと、走行レール12と、を別体に設けても構わない。
さらに、本実施の形態では、ガイドブロック35がトグルクランプ36を操作することによって摺動するが、これに限定されるものではなく、サイドガイドローラ25と当接するガイドブロック35をサイドガイドローラ25から離れる方向に摺動可能な構成であれば、例えば、エアシリンダ等によってシャフト36aを移動させてガイドブロック35を摺動させても構わない。
12 走行レール(搬送経路)
20 天井搬送車(物品搬送車)
21 車輪
30 輪重測定装置
31a 計測面
32 ロードセル(検出部)
33 インジケータ(表示部)
90 物品
Claims (5)
- 物品を搬送する物品搬送車と、
前記物品搬送車を運搬するための運搬台車と
を備え、
前記物品搬送車の車輪が前記物品の搬送経路に沿って転動することで前記物品搬送車が前記搬送経路上を走行する物品搬送設備であって、
前記物品搬送車の車輪の輪重を測定する輪重測定装置を備え、
前記輪重測定装置は、
前記物品搬送車の車輪毎に前記車輪を載置可能な計測面を有し、
前記計測面に載置される前記車輪の輪重を検出する検出部を備えるとともに、
前記輪重測定装置は、前記運搬台車に設けられること
を特徴とする物品搬送設備。 - 物品を搬送する物品搬送車を備え、
前記物品搬送車の車輪が前記物品の搬送経路に沿って転動することで前記物品搬送車が前記搬送経路上を走行する物品搬送設備であって、
前記物品搬送車の車輪の輪重を測定する輪重測定装置と、
前記物品搬送車を前記搬送経路に沿って案内するためのガイドレールと
を備え、
前記物品搬送車は、前記ガイドレールに当接して転動することで前記物品搬送車を前記搬送経路に沿って案内するガイドローラを有し、
前記輪重測定装置は、
前記物品搬送車の車輪毎に前記車輪を載置可能な計測面と、
前記計測面に載置される前記車輪の輪重を検出する検出部と、
前記ガイドローラを案内するガイドブロックと
を備え、
前記ガイドブロックは、
前記計測面に対して直交する方向に形成されるガイド面に前記ガイドローラが当接することで前記ガイドローラを案内するとともに、
前記ガイド面が前記ガイドローラと当接する位置から離れる方向に移動可能に構成されていること
を特徴とする物品搬送設備。 - 前記輪重測定装置は、前記車輪の輪重を表示する表示部を備えること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品搬送設備。 - 物品を搬送する物品搬送車と、
前記物品搬送車を運搬するための運搬台車と
を備える物品搬送設備において、
前記物品搬送車の車輪が前記物品の搬送経路に沿って転動することで前記搬送経路上を走行する前記物品搬送車の車輪の輪重を測定する輪重測定装置であって、
前記物品搬送車の車輪毎に前記車輪を載置可能な計測面を有し、
前記計測面に載置される前記車輪の輪重を検出する検出部を備えるとともに、
前記運搬台車に設けられること
を特徴とする輪重測定装置。 - 物品を搬送する物品搬送車と、
前記物品搬送車を搬送経路に沿って案内するためのガイドレールと
を備え、
前記物品搬送車は、前記ガイドレールに当接して転動することで前記物品搬送車を前記搬送経路に沿って案内するガイドローラを有する物品搬送設備において、
前記物品搬送車の車輪が前記物品の搬送経路に沿って転動することで前記搬送経路上を走行する前記物品搬送車の車輪の輪重を測定する輪重測定装置であって、
前記物品搬送車の車輪毎に前記車輪を載置可能な計測面と、
前記計測面に載置される前記車輪の輪重を検出する検出部と、
前記ガイドローラを案内するガイドブロックと
を備え、
前記ガイドブロックは、
前記計測面に対して直交する方向に形成されるガイド面に前記ガイドローラが当接することで前記ガイドローラを案内するとともに、
前記ガイド面が前記ガイドローラと当接する位置から離れる方向に移動可能に構成されていること
を特徴とする輪重測定装置。
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