JP7490371B2 - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理システムに関する。
スーパーマーケットなどの店舗において、買い物客が、使用したショッピングカートを所定の場所に戻さずに放置する場合がある。このような場合、店舗の従業員などが、放置されたショッピングカートを所定の場所に移動する必要がある。このため、店舗にとって負担となる。
特開2019-185435号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、放置されたカートを所定の場所に戻すための店舗の負担を軽減する、情報処理装置及び情報処理システムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、放置検知部、範囲検知部、ログイン部及び出力部を備える。放置検知部は、カートが放置状態であることを検知する。範囲検知部は、放置状態の前記カートが第1の範囲に入ったことを検知する。ログイン部は、会員のログイン処理を行う。出力部は、放置状態の前記カートが前記第1の範囲に入った場合、前記会員に特典を付与するための情報を出力し、前記カートが放置状態であると検知される前に前記カートを使用していた第1の会員と、放置状態の前記カートを前記第1の範囲に入れた後にログイン処理を行った第2の会員とが異なる会員である場合、前記第2の会員に特典を付与するための前記情報を出力し、前記第1の会員と、前記第2の会員とが同一の会員である場合、前記第2の会員に特典を付与することができないこと示す画像を出力する
実施形態に係るショッピングカートの一例を示す斜視図。 実施形態に係るカート管理システム及び当該カート管理システムに含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図。 図2中の端末装置の補助記憶装置が記憶するエリアテーブルの一例を示す図。 図2中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図2中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図2中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図2中のサーバー装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図2中のタッチパネルが表示する迷子画面の一例を示す図。 図2中のタッチパネルが表示する第2のログイン画面の一例を示す図。 図2中のタッチパネルが表示する成功画面の一例を示す図。
以下、実施形態に係るカート管理システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
図1は、実施形態に係るショッピングカート10の一例を示す斜視図である。
ショッピングカート10は、スーパーマーケットなどの店舗において、買い物客などが商品を載せて運ぶカートである。また、ショッピングカート10は、カートPOS(point of sale)用のショッピングカートである。カートPOSは、例えば、買い物客が、買いたい商品をスキャンしてからショッピングカートに載せるようにしたものである。これにより、レジでの商品のスキャンが不要となる。なお、実施形態においては、カートPOSを用いる買い物客は、会員登録の必要があるものとする。ショッピングカート10は、一例として、カート部11、スキャナー12及び端末装置13を含む。
カート部11は、ショッピングカートとしての一般的な機能などを備える。例えば、カート部11は、商品及び買い物かごなどを載せることができる。また、カート部11は、車輪などを備える。
スキャナー12は、商品などに表示されたバーコード又は二次元コードなどを読み取って、このバーコード又は二次元コードなどが表す商品コードを出力する。あるいは、スキャナー12は、商品などに付されたRFID(radio frequency identifier)タグなどの無線タグを読み取って、この無線タグが記憶する商品コードを出力する。なお、スキャナー12は、カート部11に固定のタイプでも良いし、手で持って使用するタイプでも良い。また、スキャナー12は、端末装置13に外付けのものであっても良いし、端末装置13に内蔵のものであっても良い。
端末装置13は、典型的にはタブレットPC(personal computer)などである。あるいは、端末装置13は、スマートフォンなどであっても良い。端末装置13は、情報処理装置の一例である。
図2は、実施形態に係るカート管理システム1及びカート管理システム1に含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図である。カート管理システム1は、一例として、ショッピングカート10、サーバー装置20及びビーコン30を含む。なお、図2では、ショッピングカート10、サーバー装置20及びビーコン30をそれぞれ1つずつ示している。しかしながら、典型的にはショッピングカート10及びビーコン30は複数ある。また、サーバー装置20は、複数あっても良い。なお、カート管理システム1は、情報処理システムの一例である。
ショッピングカート10が備える端末装置13は、一例として、プロセッサー131、ROM(read-only memory)132、RAM(random-access memory)133、補助記憶装置134、タッチパネル135、第1の通信I/F(interface)136、第2の通信I/F137、カードリーダー138及びスピーカー139を含む。そして、バス140などが、これら各部を接続する。
プロセッサー131は、端末装置13の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー131は、ROM132又は補助記憶装置134などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、端末装置13の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー131は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー131の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー131は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー131は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM132は、プロセッサー131を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM132は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM132は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM132は、プロセッサー131が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM133は、プロセッサー131を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM133は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM133は、プロセッサー131が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM133は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶装置134は、プロセッサー131を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶装置134は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶装置134は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶装置134は、プロセッサー131が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー131での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
また、補助記憶装置134は、図3に示すようなエリアテーブルT1を記憶する。図3は、補助記憶装置134が記憶するエリアテーブルT1の一例を示す図である。エリアテーブルT1は、エリアIDにエリア名、放置フラグ及び解除フラグを関連付ける。エリアIDは、エリアごとにユニークに割り当てられた識別情報である。なお、エリアとは、店舗内又は店舗外の特定の範囲を示す。ただし、エリアID00の「不明」については、どのエリアにあるか不明であることを示す。あるいは、エリアID00の「不明」は、ID01以降のどのエリアでもない場所にあることを示す。なお、放置フラグ及び解除フラグについては後述する。
タッチパネル135は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。タッチパネル135が備えるディスプレイは、端末装置13の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル135は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
第1の通信I/F136は、端末装置13がネットワークNWなどを介してサーバー装置20などと通信するためのインターフェースである。ネットワークNWは、LAN(local area network)又はインターネットなどである。
第2の通信I/F137は、端末装置13が店舗内に設置されたビーコン30などと通信するためのインターフェースである。第2の通信I/F137は、ビーコン30が発信する電波を受信する。
カードリーダー138は、磁気カード(磁気ストライプカード)、接触型ICカード又は非接触型ICカードなどと通信を行う。また、カードリーダー138は、電子機器(例えば携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等)に搭載された非接触型ICチップなどと通信を行う。なお、カードリーダー138は、端末装置13に外付けのものであっても良いし、端末装置13に内蔵のものであっても良い。
スピーカー139は、入力される音声信号を音波として出力する。
バス140は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、端末装置13の各部で授受される信号を伝送する。
サーバー装置20は、会員ごとのポイントを管理するサーバー装置である。当該ポイントは、例えば、店舗での買い物において現金の代わりに用いることができたり、商品又はサービスなどと交換することができたりする企業通貨である。サーバー装置20は、一例として、プロセッサー21、ROM22、RAM23、補助記憶装置24及び通信インターフェース25を含む。そして、バス26などが、これら各部を接続する。
プロセッサー21は、サーバー装置20の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー21は、ROM22又は補助記憶装置24などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、サーバー装置20の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー21は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー21の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー21は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー21は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM22は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM22は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM22は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM22は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM23は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM23は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM23は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM23は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶装置24は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶装置24は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶装置24は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶装置24は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー21での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
通信インターフェース25は、サーバー装置20がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
バス26は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、サーバー装置20の各部で授受される信号を伝送する。
ビーコン30は、定期的に電波を発信する。ビーコン30は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) low energy)などを用いたビーコンである。あるいは、ビーコン30は、Wi-fiなどのアクセスポイントであっても良い。ビーコン30が発信する電波は、設置位置情報を含む。設置位置情報は、当該電波を発信したビーコン30の設置位置を示す情報である。設置位置情報は、例えば、当該設置位置のエリアを示すエリアIDを含むことで、当該設置位置を示す。
以下、実施形態に係るカート管理システム1の動作を図4~図7などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。また、以下の動作説明においては、1台のショッピングカート10に着目して処理の説明を行う。実際には各ショッピングカート10が同様の処理を行う。図4~図6は、端末装置13のプロセッサー131による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー131は、例えば、ROM132又は補助記憶装置134などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。図7は、サーバー装置20のプロセッサー21による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー21は、例えば、ROM22又は補助記憶装置24などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
端末装置13のプロセッサー131は、例えば、端末装置13の電源がオンになったことに応じて、あるいは特定のアプリケーションソフトウェアの実行開始にともなって図4~図6のフローチャートに示す処理を開始する。
図4のACT11においてプロセッサー131は、第1のログイン画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー131は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル135に対して指示する。表示の指示を受けてタッチパネル135は、第1のログイン画面を表示する。
第1のログイン画面は、ログインを行うように指示する画像、及びログインの仕方を示す画像などを含む。買い物客は、例えば、ショッピングカート10の使用開始時に、当該第1のログイン画面の指示に従ってログインのための操作などを行う。なお、買い物客は、例えば、ショッピングカート10の使用前に会員登録を行っておく。
買い物客は、例えば、会員カードなどをカードリーダー138に読み込ませることでログインを行う。あるいは、買い物客は、会員ID及びパスワードを端末装置13に入力することでログインを行う。あるいは、買い物客は、指紋認証又は虹彩認証などの生体認証を用いてログインを行う。あるいは、買い物客は、その他の公知の方法によりログインを行う。
ACT12においてプロセッサー131は、ログインに係る操作が行われるのを待ち受ける。プロセッサー131は、ログインに係る操作が行われたならば、ACT12においてYesと判定してACT13へと進む。
ACT13においてプロセッサー131は、ログインに係る操作に基づき、ログイン処理を行う。なお、ログイン処理については周知の方法を用いることができるので説明を省略する。この処理により、対象の会員は、ログイン状態となる。なお、ログイン状態の会員の会員IDを以下「ログインID」という。また、会員IDは、会員ごとにユニークに付与された識別情報である。
ACT14においてプロセッサー131は、RAM133又は補助記憶装置134などにログインIDを記憶する。
ACT15においてプロセッサー131は、商品コードが入力されたか否かを判定する。なお、商品コードは、例えばJAN(Japanese Article Number)コード又はPLU(price look-up)コードなどである。例えば、端末装置13の操作者は、商品に付されたバーコード、二次元コード又は無線タグなどをスキャナー12に読み込ませる。これにより、当該バーコード、二次元コード又は無線タグに記録された商品コードが端末装置13に入力される。プロセッサー131は、商品コードが入力されないならば、ACT15においてNoと判定してACT16へと進む。
ACT16においてプロセッサー131は、商品の登録を完了する完了操作が行われたか否かを判定する。プロセッサー131は、完了操作が行われないならば、ACT16においてNoと判定してACT15へと戻る。かくして、プロセッサー131は、商品コードが入力されるか、完了操作が行われるまでACT15及びACT16を繰り返す待受状態となる。
プロセッサー131は、ACT15及びACT16の待受状態にあるときに商品コードが入力されたならば、ACT15においてYesと判定してACT17へと進む。
ACT17においてプロセッサー131は、ACT15で入力された商品コードを、RAM133又は補助記憶装置134などに記憶された商品リストに追加する。プロセッサー131は、ACT17の処理の後、ACT15へと戻る。
プロセッサー131は、ACT15及びACT16の待受状態にあるときに完了操作が行われたならば、ACT16においてYesと判定してACT18へと進む。
ACT18においてプロセッサー131は、商品リストに登録されている商品の決済のための処理を行う。例えば、プロセッサー131は、決済装置に商品リストなどを送信する。決済装置への商品リストなどの転送の方法は、周知の方法を用いることができるので説明を省略する。当該決済装置は、例えば、商品リストに登録された商品についての決済行うための装置である。なお、当該決済装置は、店舗の店員が操作するものの他、買い物客自身が操作するセルフタイプのものであっても良い。買い物客は、当該決済装置の動作に基づき、商品リストに登録されている商品の代金の支払いなどを行う。
ACT19においてプロセッサー131は、ログイン状態の会員について、ログアウト処理を行う。これにより、プロセッサー131は、ACT13でログイン状態となった会員をログイン状態から解除する。プロセッサー131は、ACT19の処理の後、図5のACT20へと進む。
図5のACT20においてプロセッサー131は、ショッピングカート10の位置を推定する。ここでは、位置推定の方法の一例について説明する。
プロセッサー131は、第2の通信I/F137を用いてビーコン30が発信する電波の受信を試みる。そして、プロセッサー131は、当該電波の受信に成功したならば、当該電波に含まれる設置位置情報を取得する。これにより、プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置が、当該設置位置情報が示す設置位置又はその近くであることを推定することができる。なお、ここで、近くとは、例えば、当該設置位置に設置のビーコン30が発信する電波を受信し、当該電波を復調して設置位置情報を取得することができる範囲を示す。また、設置位置情報が示す設置位置とは、例えば、当該設置位置情報に含まれるエリアIDが示すエリアである。なお、プロセッサー131は、複数のビーコン30から電波を受信できた場合、例えば、受信強度が最も強い電波から設置位置情報を取得する。また、プロセッサー131は、いずれのビーコン30からも設置位置情報を取得することができなかった場合、ショッピングカート10の位置が、全てのビーコン30の設置位置のいずれの近くにも無いことを推定することができる。これは、図3のエリアテーブルT1における「不明」である。したがって、この場合、プロセッサー131は、ビーコン30からエリアIDを取得することに代えて、「不明」を示すエリアID00を取得する。
ACT21においてプロセッサー131は、ショッピングカート10が、所定の範囲内にあるか否かを判定する。ここで、所定の範囲は、例えば、エリアテーブルT1において、放置フラグの値がtrueであるエリアである。対して、所定の範囲の外は、例えば、エリアテーブルT1において、放置フラグの値がfalseであるエリアである。図3に示すエリアテーブルT1では、売り場及び駐車場並びに「不明」などが所定の範囲内である。以上より、プロセッサー131は、例えば、エリアテーブルT1を参照して、ACT20で取得したエリアIDに関連付けられた放置フラグの値がtrueであるならば、ショッピングカート10が所定の範囲内にあると判定する。プロセッサー131は、ショッピングカート10が所定の範囲内にあると判定するならば、ACT21においてYesと判定してACT22へと進む。なお、放置フラグの値は、例えば、カート管理システム1の管理者、設計者又は販売者などが設定する。また、上記の所定の範囲は、第2の範囲の一例である。
ACT22においてプロセッサー131は、タイマーがカウント中であるか否かを判定する。プロセッサー131は、タイマーがカウント中でないならば、ACT22においてNoと判定してACT23へと進む。ここで、タイマーがカウント中でないとは、例えば、タイマーのカウントがまだ開始されていない状態又はカウントを開始したが停止中である状態を含む。
ACT23においてプロセッサー131は、タイマーのカウントを開始させる。また、プロセッサー131は、停止中のタイマーのカウントを再開させる。
以上より、プロセッサー131は、所定の範囲内に入ったことに応じてタイマーのカウントを開始又は再開させる。
また、プロセッサー131は、ショッピングカート10が所定の範囲内にあると判定するならば、ACT21においてNoと判定してACT24へと進む。
ACT24においてプロセッサー131は、タイマーがカウント中であるか否かを判定する。プロセッサー131は、タイマーがカウント中であるならば、ACT24においてYesと判定してACT25へと進む。
ACT25においてプロセッサー131は、タイマーのカウントを停止させる。なお、プロセッサー131は、このとき、タイマーのカウントをリセットさせても良いし、タイマーのカウントの値はそのままで停止させても良い。プロセッサー131がどちらの動作をするかは、例えば、カート管理システム1の設計者又は管理者などが決定する。
以上より、プロセッサー131は、所定の範囲から外に出たことに応じて、タイマーのカウントを停止させる。
プロセッサー131は、ACT23又はACT25の処理の後、ACT26へと進む。また、プロセッサー131は、ACT22においてタイマーがカウント中であるならば、Yesと判定してACT26へと進む。また、プロセッサー131は、ACT24においてタイマーがカウント中でないならば、Noと判定してACT26へと進む。
ACT26においてプロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であるか否かを判定する。プロセッサー131は、例えば、ACT20で取得したエリアIDに関連付けられている解除フラグがtrueであるならば、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定する。プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定するならば、ACT26においてYesと判定してACT27へと進む。なお、解除フラグの値は、例えば、カート管理システム1の管理者、設計者又は販売者などが設定する。また、カート置き場以外のエリアの解除フラグの値をtrueに設定することも可能である。ただし、解除フラグがtrueであるエリアは、放置フラグの値がfalseでなければならないものとする。なお、解除フラグの値がtrueであるエリアは、第1の範囲の一例である。
ACT27においてプロセッサー131は、タイマーを停止してカウントをリセットする。
ACT28においてプロセッサー131は、図4のACT14で記憶した会員IDを消去する。プロセッサー131は、図5のACT28の処理の後、図4のACT11へと戻る。
対して、プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定しないならば、ACT26においてNoと判定してACT29へと進む。
ACT29においてプロセッサー131は、タイマーのカウントが閾値T1以上であるか否かを判定する。プロセッサー131は、タイマーのカウントが閾値T1未満であるならば、ACT29においてNoと判定してACT20へと進む。かくして、プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定するか、タイマーのカウントが閾値T1以上であると判定するまで、ACT20~ACT26及びACT29を繰り返す。
プロセッサー131は、タイマーのカウントが閾値T1以上であるならば、ACT29においてYesと判定してACT30へと進む。また、プロセッサー131は、ACT29においてYesと判定するとともに、ショッピングカート10が放置状態であるとみなす。すなわち、プロセッサー131は、ショッピングカート10が所定の範囲外に閾値T1以上の時間ある場合、当該ショッピングカート10が放置状態であるとみなす。
以上より、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ACT20~ACT26及びACT29の処理を行うことで、ショッピングカート10が放置状態であることを検知する放置検知部として機能する。
ACT30においてプロセッサー131は、タイマーを停止してカウントをリセットする。
ACT31においてプロセッサー131は、迷子画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー131は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル135に対して指示する。表示の指示を受けてタッチパネル135は、迷子画面を表示する。
図8は、タッチパネル135が表示する迷子画面SC1の一例を示す図である。
迷子画面SC1は、ショッピングカート10が放置されていることを買い物客などに放置するための画面である。迷子画面SC1は、一例として、文字列ST11~文字列ST13及び領域AR11を含む。
文字列ST11は、ショッピングカート10が所定の範囲外に放置されていることを示す文字列である。文字列ST11は、一例として「この子は今、迷子です」のような文字列である。なお、文字列ST11は、例として示したように、ショッピングカート10を擬人化した表現を用いることが好ましい。
文字列ST12は、ショッピングカート10をカート置き場に戻すことを指示する文字列である。文字列ST12は、一例として「ここまで連れて行ってください。」のような文字列である。なお、文字列ST12中の「ここ」とは、領域AR11に示す地図上の一点を示す。
なお、文字列ST12は、例として示したように、ショッピングカート10を擬人化した表現を用いることが好ましい。
文字列ST13は、放置状態のショッピングカート10をカート置き場に戻すとポイントがもらえることを示す文字列である。文字列ST13は、一例として「ポイントがもらえます」のような文字列である。
領域AR11は、店舗の地図を示す領域である。当該地図は、カート置き場の場所が分かるようになっている。
以上より、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ACT31の処理を行うことで、タッチパネル135と協働して、カートが放置状態であることを報知する報知部として機能する。
ACT32においてプロセッサー131は、ショッピングカート10が放置されていることを報知する音の、スピーカー139からの出力を開始する。当該音は、例えば、ブザー音、ビープ音又はメロディなどである。あるいは、当該音は、例えば、「この子は今、迷子です」又は「このショッピングカートは放置されています」などのような音声でも良い。このような音により、買い物客の注目を集める。プロセッサー131は、ACT32の処理の後、図6のACT33へと進む。
以上より、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ACT32の処理を行うことで、スピーカー139と協働して、カートが放置状態であることを報知する報知部として機能する。
ACT33においてプロセッサー131は、ACT20と同様にして位置を推定する。
ACT34においてプロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であるか否かを判定する。プロセッサー131は、例えば、ACT33で取得したエリアIDに関連付けられている解除フラグがtrueであるならば、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定する。プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定しないならば、ACT34においてNoと判定してACT33へと戻る。かくして、プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定するまでACT33及びACT34を繰り返す。
以上より、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ACT33及びACT34の処理を行うことで、カートがカート置き場に入ったことを検知する範囲検知部として機能する。
買い物客は前述したような迷子画面SC1を見て、またACT32の音を聞いてショッピングカート10をカート置き場に移動させる。これにより、ショッピングカート10の位置は、カート置き場となる。
プロセッサー131は、ショッピングカート10の位置がカート置き場であると判定するならば、ACT34においてYesと判定してACT35へと進む。
ACT35においてプロセッサー131は、ACT32で開始した音の出力を停止する。
ACT36においてプロセッサー131は、第2のログイン画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー131は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル135に対して指示する。表示の指示を受けてタッチパネル135は、第2のログイン画面を表示する。
図9は、タッチパネル135が表示する第2のログイン画面SC2の一例を示す画像である。
第2のログイン画面SC2は、ショッピングカート10をカート置き場に戻した買い物客に対する報知を行うための画面である。第2のログイン画面SC2は、一例として、文字列ST21~文字列ST23を含む。
文字列ST21は、例えば、ショッピングカート10をカート置き場に戻した買い物客に対して、ショッピングカート10をカート置き場に戻してくれたことへのお礼を示す文字列である。文字列ST21は、一例として、「もどしてくれて、ありがとう」のような文字列である。
文字列ST22は、例えば、ショッピングカート10をカート置き場に戻した買い物客に対して、ポイントをプレゼントすることを示す文字列である。文字列ST22は、一例として、「お礼に5ポイント加算します」のような文字列である。
文字列ST23は、例えば、上記のポイントを貰うためには会員のログインが必要であることを示す文字列である。文字列ST23は、一例として「ログインしてください」のような文字列である。
また、第2のログイン画面SC2は、第1のログイン画面と同様にログインの仕方を示す画像などを含んでも良い。
ACT37においてプロセッサー131は、ログインに係る操作が行われたか否かを判定する。プロセッサー131は、ログインに係る操作が行われないならば、ACT37においてNoと判定してACT38へと進む。
ACT38においてプロセッサー131は、所定の時間内にログインに係る操作が行われずにタイムアウトしたか否かを判定する。プロセッサー131は、タイムアウトしていないならば、ACT38においてNoと判定してACT37へと戻る。かくして、プロセッサー131は、ログインに係る操作が行われるか、タイムアウトするまでACT37及びACT38を繰り返す待受状態となる。
プロセッサー131は、ACT37及びACT38の待受状態にあるときにタイムアウトしたならば、ACT38においてYesと判定してACT39へと進む。
ACT39においてプロセッサー131は、図4のACT14で記憶した会員IDを消去する。プロセッサー131は、図6のACT39の処理の後、図4のACT11へと戻る。
一方、プロセッサー131は、ACT37及びACT38の待受状態にあるときにログインに係る操作が行われたならば、ACT37においてYesと判定してACT39へと進む。
ACT40においてプロセッサー131は、ACT13と同様にログイン処理を行う。なお、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ログイン処理を行うことで、ログイン部として機能する。
ACT41においてプロセッサー131は、ログインIDと、ACT14で記憶した会員IDが同一の会員のIDであるか否かを判定する。プロセッサー131は、同一の会員のIDでないならば、ACT41においてNoと判定してACT42へと進む。ここで、ACT14で記憶された会員IDは、第1の会員のIDの一例である。また、ログインIDは、第2の会員のIDの一例である。したがって、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ACT41の処理を行うことで、第1の会員と第2の会員とが異なることを判定する。
ACT42においてプロセッサー131は、付与情報を生成する。付与情報は、ログインID及びポイント数を示すポイント情報を含む。付与情報は、ログインIDが示す会員にポイント情報が示す数のポイントを付与するようにサーバー装置20に要求する情報である。プロセッサー131は、付与情報を生成した後、当該付与情報をサーバー装置20に送信するように第1の通信I/F136に対して指示する。この送信の指示を受けて第1の通信I/F136は、当該付与情報をサーバー装置20に送信する。送信された当該付与情報は、サーバー装置20の通信インターフェース25によって受信される。
プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、付与情報を送信することで、会員にポイントを付与するための情報を出力する出力部として機能する。
一方、サーバー装置20のプロセッサー21は、例えば、サーバー装置20の電源がオンになったことに応じて、あるいは特定のアプリケーションソフトウェアの実行開始にともなって図7のフローチャートに示す処理を開始する。
図7のACT51においてサーバー装置20のプロセッサー21は、通信インターフェース25によって付与情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー21は、付与情報が受信されたならば、ACT51においてYesと判定してACT52へと進む。
ACT52においてプロセッサー21は、付与情報が含む会員IDに、付与情報が含むポイント情報が示す数のポイントを付与する処理を行う。したがって、プロセッサー21又はプロセッサー21を中枢とするコンピューターは、ACT52の処理を行うことで、会員にポイントを付与する付与部の一例として機能する。
ACT53においてプロセッサー21は、完了情報を生成する。完了情報は、ポイントの付与が完了したことを示す情報である。プロセッサー21は、完了情報を生成した後、当該完了情報を端末装置13に送信するように通信インターフェース25に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース25は、当該完了情報を端末装置13に送信する。送信された当該完了情報は、端末装置13の第1の通信I/F136によって受信される。プロセッサー21は、ACT53の処理の後、ACT51へと戻る。
一方、図6のACT43において端末装置13のプロセッサー131は、通信インターフェース25によって完了情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー131は、完了情報が受信されたならば、ACT43においてYesと判定してACT44へと進む。
ACT44においてプロセッサー131は、成功画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー131は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル135に対して指示する。表示の指示を受けてタッチパネル135は、ポイントを付与したことを示す成功画面を表示する。
図10は、タッチパネル135が表示する成功画面SC3の一例を示す図である。
成功画面SC3は、ログイン中の会員に対して、ポイントを付与したことを報知するための画面である。成功画面SC3は、一例として、文字列ST21及び文字列ST31を含む。
文字列ST31は、ポイントを付与したことを示す文字列である。文字列ST31は、一例として、「お礼に5ポイント加算しました。」のような文字列である。
また、プロセッサー131は、ログインIDと、ACT14で記憶した会員IDが同一の会員のIDであるならば、ACT41においてYesと判定してACT45へと進む。
ACT45においてプロセッサー131は、失敗画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー131は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル135に対して指示する。表示の指示を受けてタッチパネル135は、失敗画面を表示する。
失敗画面は、ログイン中の会員に対して、ポイントを付与することはできないことを報知する。失敗画面は、例えば、ショッピングカート10を放置した会員とショッピングカート10をカート置き場に戻した会員が同一である場合はポイントを付与することができない旨を示す画像を含む。
プロセッサー131は、ACT44又はACT45の処理の後、ACT46へと進む。
ACT46においてプロセッサー131は、ACT19と同様にログアウト処理を行う。
ACT47においてプロセッサー131は、ACT39と同様に会員IDを消去する。プロセッサー131は、ACT47の処理の後、図4のACT11へと戻る。
実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、放置状態のショッピングカート10をカート置き場に戻した会員に対してポイントを付与する。これにより、店舗などは、会員がポイントを目当てとしてショッピングカート10をカート置き場に戻すことが期待できる。したがって、店員がショッピングカート10をカート置き場に戻す手間が減り、店舗の負担が軽減される。
また、実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、ショッピングカート10が使用後にカート置き場に戻されなかった場合に、ショッピングカート10が放置状態であるとみなす。これにより、端末装置13は、ショッピングカート10が放置状態にあることを適切に判定することができる。
また、実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、ショッピングカート10を放置した会員と、ショッピングカート10をカート置き場に戻した会員が異なる場合に、ポイントを付与し、同じである場合にポイントを付与しない。これにより、端末装置13は、ショッピングカート10を放置状態にした会員が自分で当該ショッピングカート10をカート置き場に戻してポイントを稼ぐ不正を防ぐ。
また、実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、ショッピングカート10が所定の範囲外にある時間が閾値T1以上である場合に、当該ショッピングカート10が放置状態であるとみなす。これにより、端末装置13は、ショッピングカート10が放置状態にあることを適切に判定することができる。
また、実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、ショッピングカート10が放置状態である場合、迷子画面SC1の表示及びACT32における音の出力などによって買い物客に、ショッピングカート10が放置状態であることを報知する。これにより、端末装置13は、買い物客にショッピングカート10が放置状態であることをアピールすることができる。
また、実施形態のカート管理システム1によれば、端末装置13は、ショッピングカートが放置状態にあることを迷子と表現するなど、擬人的表現を用いる。このような表現は、買い物客に対して、ショッピングカート10をカート置き場に戻そうという意思を誘引する効果が得られる可能性がある。これにより、放置状態のショッピングカート10をカート置き場に戻す買い物客が増える可能性がある。
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
端末装置13は、ビーコン30を用いる以外の方法でショッピングカート10の位置を推定しても良い。例えば、端末装置13は、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(global navigation satellite system)、IMES(Indoor MEssaging System)などのIPS(indoor positioning system)、AR(augmented reality)マーカー若しくは自然特徴点などを用いた測位、地磁気を用いた測位、慣性航法、又はDR(dead reckoning)などを用いてショッピングカート10の位置を推定する。あるいは、端末装置13は、複数の方法を用いてショッピングカート10の位置を推定しても良い。
上記の実施形態におけるカート管理システム1は、放置状態のショッピングカート10をカート置き場に戻した買い物客に対してポイントを付与する。しかしながら、カート管理システム1は、当該買い物客に対してポイント以外の特典を付与しても良い。例えば、カート管理システム1は、商品券、割引券、クーポン券、応募券、又は粗品との交換券などを特典として付与する。
端末装置13は、サーバー装置20と通信することなく、会員にポイントを付与しても良い。この場合、プロセッサー131又はプロセッサー131を中枢とするコンピューターは、ポイントを付与する処理を行うことで、出力部として機能する。
上記の実施形態では、ショッピングカート10を用いるカート管理システム1について述べた。しかしながら、実施形態のカート管理システムは、荷物を運ぶためのカートなど、ショッピングカート以外のカートを用いたものであっても良い。
上記の実施形態において端末装置13が行う処理の一部をサーバー装置20が行っても良い。また、上記の実施形態においてサーバー装置20が行う処理の一部又は全部を端末装置13が行っても良い。
プロセッサー131は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
上記実施形態における各装置は、例えば、上記の各処理を実行するためのプログラムが記憶された状態で各装置の管理者などへと譲渡される。あるいは、当該各装置は、当該プログラムが記憶されない状態で当該管理者などに譲渡される。そして、当該プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作に基づいて当該各装置に記憶される。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体を用いて、あるいはインターネット又はLANなどを介したダウンロードにより実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、以下に本願の出願当初の特許請求の範囲の記載を付記する。
[C1]
カートが放置状態であることを検知する放置検知部と、
放置状態の前記カートが第1の範囲に入ったことを検知する範囲検知部と、
会員のログイン処理を行うログイン部と、
放置状態の前記カートが前記第1の範囲に入った場合、前記会員に特典を付与するための情報を出力する出力部と、を備える情報処理装置。
[C2]
前記放置検知部は、前記カートが、使用後に前記第1の範囲に入っていない場合に放置状態であると検知する、請求項1に記載の情報処理装置。
[C3]
前記出力部は、前記カートが放置状態であると検知される前に前記カートを使用していた第1の会員と、放置状態の前記カートを前記第1の範囲に入れた第2の会員とが異なる会員である場合、前記第2の会員に特典を付与するための前記情報を出力する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
[C4]
前記放置検知部は、前記カートが第2の範囲にある時間が閾値以上である場合に、前記カートが放置状態であると検知する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[C5]
前記カートが放置状態である場合、前記カートが放置状態であることを報知する報知部をさらに備える、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[C6]
カートが放置状態であることを検知する放置検知部と、
放置状態の前記カートが第1の範囲に入ったことを検知する範囲検知部と、
会員のログイン処理を行うログイン部と、
放置状態の前記カートが前記第1の範囲に入った場合、前記会員に特典を付与する付与部と、を備える情報処理システム。
1……カート管理システム、10……ショッピングカート、11……カート部、12……スキャナー、13……端末装置、20……サーバー装置、21,131……プロセッサー、22,132……ROM、23,133……RAM、24,134……補助記憶装置、25……通信インターフェース、26,140……バス、30……ビーコン、135……タッチパネル、136……第1の通信I/F、137……第2の通信I/F、138……カードリーダー、139……スピーカー

Claims (5)

  1. カートが放置状態であることを検知する放置検知部と、
    放置状態の前記カートが第1の範囲に入ったことを検知する範囲検知部と、
    会員のログイン処理を行うログイン部と、
    放置状態の前記カートが前記第1の範囲に入った場合、前記会員に特典を付与するための情報を出力する出力部と、を備え
    前記出力部は、前記カートが放置状態であると検知される前に前記カートを使用していた第1の会員と、放置状態の前記カートを前記第1の範囲に入れた後に、ログイン処理を行った第2の会員とが異なる会員である場合、前記第2の会員に特典を付与するための前記情報を出力し、前記第1の会員と、前記第2の会員とが同一の会員である場合、前記第2の会員に特典を付与することができないこと示す画像を出力する情報処理装置。
  2. 前記放置検知部は、前記カートが、使用後に前記第1の範囲に入っていない場合に放置状態であると検知する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記放置検知部は、前記カートが第2の範囲にある時間が閾値以上である場合に、前記カートが放置状態であると検知する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記カートが放置状態である場合、前記カートが放置状態であることを報知する報知部をさらに備える、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. カートが放置状態であることを検知する放置検知部と、
    放置状態の前記カートが第1の範囲に入ったことを検知する範囲検知部と、
    会員のログイン処理を行うログイン部と、
    前記カートが放置状態であると検知される前に前記カートを使用していた第1の会員と、放置状態の前記カートを前記第1の範囲に入れた第2の会員とが異なる会員である場合、前記第2の会員に特典を付与するための情報を出力し、前記第1の会員と、前記第2の会員とが同一の会員である場合、前記第2の会員に特典を付与することができないこと示す画像を出力する出力部と、
    放置状態の前記カートが前記第1の範囲に入った場合、前記第1の会員とは異なる前記第2の会員に特典を付与する付与部と、を備える情報処理システム。
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