JP7490294B2 - フィルタを有するバイオリアクタ - Google Patents

フィルタを有するバイオリアクタ Download PDF

Info

Publication number
JP7490294B2
JP7490294B2 JP2021530231A JP2021530231A JP7490294B2 JP 7490294 B2 JP7490294 B2 JP 7490294B2 JP 2021530231 A JP2021530231 A JP 2021530231A JP 2021530231 A JP2021530231 A JP 2021530231A JP 7490294 B2 JP7490294 B2 JP 7490294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bioreactor
filter
flexible
port
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021530231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022514203A (ja
Inventor
マシュー・ウェチャラタナ
ヤッサー・アリ
ドナルド・フレーザー
ジェームズ・ブリュッゲマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Global Life Sciences Solutions USA LLC
Original Assignee
Amersham Biosciences Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amersham Biosciences Corp filed Critical Amersham Biosciences Corp
Publication of JP2022514203A publication Critical patent/JP2022514203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7490294B2 publication Critical patent/JP7490294B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
    • C12M29/10Perfusion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/02Form or structure of the vessel
    • C12M23/14Bags
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/26Constructional details, e.g. recesses, hinges flexible
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/16Vibrating; Shaking; Tilting
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/14Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus with filters, sieves or membranes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

本発明はバイオプロセッシング技術の分野に関する。より詳細には、本発明は、内部に1つまたは複数のフィルタが配設されたバイオリアクタに関する。
再生医療品を生産するための細胞の培養は、後に患者に注入することができる細胞を採取する目的で行われる。細胞の健全性および生存性は最も重要なことである。細胞は、制御された条件の下で再生され、増殖するために栄養分を供給されることを必要とする。1つの商業的に成功した使い捨てバイオリアクタシステムは、揺動可能なプラットフォームに載置された可撓性細胞バッグバイオリアクタを用いる。バイオリアクタは液体細胞培養培地で部分的に満たされ、対象の細胞がバイオリアクタに導入される。培養培地および細胞は、揺動プラットフォームに配置された事前に減菌された使い捨てのチャンバのみと接触する。プラットフォームの揺動運動は培養流体に波を引き起こし、それによって継続的な混合および酸素の移動を与え、その結果、細胞の増殖にとって良好な環境が生じる。このバイオリアクタは、洗浄や殺菌を必要とせず、操作しやすく、相互汚染から保護される。
灌流バイオリアクタは、バイオリアクタ内の細胞培養培地の量を一定に保ちながら、使用済み細胞培養培地すべてを取り換えるように、新鮮な細胞培養培地をバイオリアクタに連続的に供給することによって細胞を増殖させる。細胞が再生の定常状態に達し、必要細胞密度に達するまで数週間の間、その状態を保つことができる。灌流バイオリアクタは典型的には、健全で生存可能な細胞をバイオリアクタ内に保持しながら、細胞の増殖を妨げる使用済み細胞培養培地および有毒な細胞代謝物質の両方をバイオリアクタから除去するためにバイオリアクタ内でフィルタを使用する。
灌流バイオリアクタの1つのタイプは、米国特許第9017997(B2)号に開示されており、ここでは、フィルタはバイオリアクタの底壁の内面に取り付けられ、したがって、培養培地の表面を浮遊していない。フィルタのこの配置は、フィルタがねじれたり、バイオリアクタの壁にくっついたりして損傷することを防ぐ。しかしながら、フィルタは詰まったり汚れたりしやすくなり得る。同様に、WO2012/158108A1には、マイクロキャリア上での細胞の培養のための灌流バイオリアクタが開示されており、ここでは、フィルタはバイオリアクタの壁の内面に固定されている。さらに、WO2015/034416A1には、細胞の透析培養に適する内部透析モジュールを有するバイオリアクタが開示されている。透析区画は、自由に動ける中空糸膜の束、バッグの内壁に取り付けられたパウチ、自由に動くパウチ、またはバッグの内壁に固定された膜のシートのいずれかとして形成される。
別の灌流バイオリアクタがWO2017/055059A1に開示されており、ここでは、フィルタはフィルタ保持装置によって保持されている。フィルタとバイオリアクタの内壁との間に限られた空間があって、バイオリアクタに供給された液体培地がフィルタの両側を流れることができるように、フィルタ保持装置はバイオリアクタの内壁に取り付けられている。フィルタ保持装置をこのように配置するとクロスフロー濾過効果が生じるが、フィルタとバイオリアクタの内壁との間の空間が限られていることにより、フィルタの目詰まりおよび汚損の低減は極めて限定的である。
米国特許第6544788号に開示されている灌流バイオリアクタでは、灌流フィルタは、バイオリアクタの揺動運動中、液体細胞培養培地の頂部で自由に動くように構成されている。図1はこのような従来技術に使用されている典型的なフィルタ10を示す。フィルタ10は、多孔性の平面状の膜12が積層体の底面を形成し、比較的剛性の高い平面状のメッシュ14が中間層を形成し、流体不浸透性の平面状のフィルム16が頂部層を形成する積層材料設計を用いている。メッシュ14は、膜12とフィルム16の対向する面の間に画定されたフィルタ空洞15内を延在する。フィルム16は多孔性膜12を裏打ちするために使用され、膜12を通って濾過されてフィルタ空洞15に入り、ポート18からバイオリアクタの頂面に形成されたポートまで延在する細長い中空の導管20を通ってフィルタ10を出るように導かれる廃棄材料のための通路として排出ポート18を含む。フィルタ10は、排出導管20によってバイオリアクタの頂面につながれる。バイオリアクタの揺動運動は、細胞培養培地に対してフィルタが接線方向に動くことによって生じる乱流による、あらゆる破片の侵食に起因するフィルタの目詰まりを防ぐ。しかしながら、フィルタは自由に動くように構成されているので、フィルタはねじれたり、回ったりすることによって損傷することがある。この設計はまた、フィルタがバイオリアクタの内壁にくっつき、したがって、細胞培養培地のガス交換および濾過を損なう可能性がある。また、フィルタが細胞培養培地の表面を浮遊しているとき、膜表面全体が完全に濡れていなければ、灌流プロセスがうまくいかないことがある。例えば、それは、フィルタ膜がたわんで、膜全体が細胞培養培地に完全には曝されないような場合である。そのとき、排出ポンプは細胞培養培地だけの代わりに空気も吸い、それは、使用済み細胞培養培地の代わりに空気で廃棄物収集バッグをさらに膨張させるとともに、灌流速度を変えることがある。フィルタを通じて空気を引くこの現象は「バブリング」と呼ばれる。バブリングを軽減するためには、バイオリアクタバッグが部分的に流体で満たされているとき、フィルタを完全に沈めるようにバイオリアクタバッグを通じてフィルタを手で押すか、バイオリアクタプロセスを始める前に、流体を引く前にフィルタを沈めて完全に濡らすようにバイオリアクタバッグを流体で完全に満たすようにプロセスを変更するかどちらかが必要となり得る。
米国特許第9017997(B2)号 WO2012/158108A1 WO2015/034416A1 WO2017/055059A1 米国特許第6544788号
本発明は、単一の側面だけでなく、フィルタ積層体の両方の主面に多孔性膜を組み入れた積層フィルタ設計を提供する。この設計によって、廃棄物を頂部および底部の両方の膜表面から吸い込むことができるので、すなわち、廃棄物をフィルタの上方および下方の両方から引くことができるので、フィルタ占有面積全体を小さくすることができる。さらに、両方の膜を濡れた状態に保つことによって、すべての濡れた領域が流体をフィルタ積層体に引き込み、次いで細胞バッグバイオリアクタから出すので、本フィルタ設計は空気が吸い込まれる可能性を低減する。
細胞が灌流される細胞増殖操作中、本発明のフィルタは、より多くの流体を膜表面に曝すことを可能にし、したがって、より多くの量の廃棄物がフィルタに入ってバイオリアクタから吸い出され得る。さらに、フィルタの大きさを最適化することにより、バイオリアクタ内のフィルタの全占有面積を減らすこともできる。さらに、ポートをフィルタ積層体の頂部ではなくて底部に配置することによって、すべての濡れた領域が流体をフィルタ積層体に、さらに底側ポートに引き込むので、本フィルタ設計は空気が吸い込まれる可能性を低減する。
本発明は、細胞バッグバイオリアクタの底面からつなげられた灌流フィルタをさらに提供し、したがって、流体容積内のフィルタのためのアンカー点を提供する。テザーの長さを制御することによって、培養プロセス全体を通じてフィルタを濡れたままにすることができ、それによって、フィルタが表面に浮遊し、フィルタのいくつかの部分が流体に曝されない、または完全に濡れていない危険性が減る。
あるいは、本発明は、廃棄物導管をバイオリアクタバッグの底面に選択的につなげることによって、フィルタをバイオリアクタバッグの底部につなげることができ、それによって、フィルタに近接する導管の一部分が、バイオリアクタチャンバの所定の制約された容積内にフィルタを保つように底面から立ち上がって、フィルタの膜を濡れたままにすることができる。
本発明のフィルタおよびテザーは、フィルタが培養容積の頂面に浮遊して空気を吸い込む危険性を最小限にするために、細胞治療およびバイオプロセッシング用途に使用されることが望ましい。本発明は、プロセス全体を通してバイオリアクタの手動操作に対する危険性および必要性を減らす。さらに、本発明は、確実に濡らすためにバッグを手動操作する、または膨張前にバイオリアクタを液体で満たすことを必要とするユニット操作を変える必要性をなくするので、使用者のプロセスを能率化することができる。
従来技術のバイオリアクタフィルタの断面図である。 本発明のフィルタを斜め下から見た図である。 線X-Xで切り取った、図2のバイオリアクタフィルタの断面図である。 図2のフィルタを下から見た分解図である。 本発明のフィルタを有する細胞バッグバイオリアクタを斜め上から見た図である。 バイオリアクタシステムの一部として、揺動プラットフォーム上の本発明の細胞バッグバイオリアクタを描いた図である。 本発明のフィルタにテザーを用いた、本発明の細胞バッグバイオリアクタの側面図である。 バイオリアクタフィルタの下方で流体導管をつなぐ、本発明の細胞バッグバイオリアクタの図である。 本発明の代替のテザーを用いた細胞バッグバイオリアクタの図である。 図9のテザーの拡大図である。 バイオリアクタの上面を出る前に、廃棄物流体をフィルタの下方に引くようにフィルタをつなぐ、本発明の別の細胞バッグバイオリアクタの図である。 本発明の代替のフィルタを斜め下から見た図である。 図12のフィルタを斜めから見た部分分解図である。 線Y-Yで切り取った図12のフィルタの断面図である。 図12のフィルタを組み入れたバイオリアクタの図である。
図2~図4は本発明の例示的な積層フィルタ110を示す。フィルタ110は、実質的に平面状のオープンメッシュ114の周りの縁113に沿って外周を接合された第1および第2の平面状の多孔性膜112および116を含み、オープンメッシュ114は、膜112と膜116の接合されていない部分の間に画定されたフィルタ空洞115を横切って延在する。フィルタ110は、底部の膜112にポート118をさらに備える。ポート118は、膜112によって画定された拡大開口119(図4に仮想線で示す)の周りで膜112に取り付けられた開いた取付具であることが望ましい。ポート118は、バイオリアクタの表面に位置する第2のポートまで延在する細長い中空の流体導管120に接続される。したがって、導管120は、膜112および116を通過して空洞115に入りポート118を通って出る廃棄物、したがってそれぞれのバイオリアクタを出る廃棄物を導くことができる。当該技術分野で知られているように、ポート118は典型的には、一端から突出する環状へりを有する短い中空の円筒部分を含む。環状へりは、ポート118が膜112上に接合されるか、または導管120に流体密に接続されるように開口119において膜112を貫通して延在すると言えるように膜112のどちらかの主面に接合されてもよい。
膜112および116、メッシュ114、ポート118、ならびに導管120のそれぞれは、当該技術分野で知られているような、バイオプロセッシング操作に適する生体適合性親水性材料から形成される。膜112と116の外周接合、およびポート118と導管120との接合は、当該技術分野で知られているような、バイオプロセッシング操作に適し薬学的操作に適合する手段による。限定するのではなく例示として、膜112および116は超高分子量ポリエチレン(UHMWPE: Ultra-high-molecular-weight polyethylene)、ナイロン、またはポリエーテルスルホン(PE: Polyethersulfone)から形成されてもよく、メッシュ114はポリエチレンテレフタレート(PETE: Polyethylene terephthalate)から形成されてもよく、一方、ポート118および導管120は任意の適切なプラスチックまたはゴム材料から形成されてもよい。フィルタ110は、灌流プロセス中に廃棄材料ではなく空気を吸い出して廃棄する危険性を減じるために、細胞治療およびバイオプロセッシング操作に使用することができる。本発明の灌流フィルタの設計は、頂部および底部の両方の膜を用いて、細胞が廃棄されるために通り抜けるより大きな表面積を与え、他の特徴と組み合わせて使用されるとき、廃棄物バッグに吸い込まれるすべての空気を溶解することができる。メッシュ114に形成された開口114aは、膜112および116それぞれの細孔112aおよび116aより大きい。メッシュ114は、膜112と膜116との間を分離するが、また、膜112または116を通過した通過物がフィルタ空洞115を横切って開口119を通って導管120に出るように導かれることを可能にする、織り合わされた格子構造または任意の他の構造に近いものであってもよいことが企図される。
図2および図4は下から見たフィルタ110の斜視図であり、図3は相対的に逆の向きのフィルタ110を示している。以下に示すように、本発明は、フィルタ110がいずれの向きに用いられてもよいこと、すなわち、ポート118および導管120がフィルタ110の上方または下方のいずれかに突出して延在した状態で用いられてもよいことを企図する(ここで、「上方」、「上部」、および「頂部」、ならびに「下方」、「下部」、および「底部」という用語は、全体を通して、紙面の頂部(すなわち、「上方」、「上部」、および「頂部」に対応する)から紙面の底部(すなわち、「下方」、「下部」、および「底部」に対応する)の方へ概ね延在する、対応する重力ベクトルに関して言っているものである)。ここでの説明のため、操作時のフィルタ110の向きにかかわらず、膜112は常にポート118を支持し、一方、膜116は常にポート118とは反対側のフィルタ空洞115に位置する。
図5は、本発明の第1の実施形態による細胞バッグバイオリアクタ(バイオリアクタとして記述することもある)150を示す。バイオリアクタ150は、GE Healthcare Life Sciencesによって販売されているWAVE BIOREACTOR(登録商標)とともに使用されるような使い捨てバイオリアクタシステムの一構成要素であることが望ましい。さらに図6を参照すると、バイオリアクタシステムは、ベース142に枢動的に接続されたロッカ(rocker)プラットフォーム140、細胞バッグバイオリアクタ150、および通気/膨張ポンプ、ならびに様々な栄養補給およびセンサ接続部(図示せず)を含む。バイオリアクタ150は可撓性材料から作られ、実質的に平面状の頂部層152、実質的に平面状の底部層154、およびフィルタ110を備える。層152および154は、膨張可能なバイオリアクタチャンバ158を画定するように、周縁155に沿って外周を接合される。安定させるため、層152および154はまた、それぞれ、バイオリアクタ150の長手方向両端部150aおよび150bにおいて一対の実質的に剛性の高い細長い支持ロッド156を取り囲んでもよい。
フィルタ110は、廃棄材料が導管120を通って導かれてバイオリアクタ150から出ることができるようにチャンバ158内に位置する。バイオリアクタ150内の細胞培地151に矢印CおよびDのそれぞれの方向の対向流の波を与えるようにプラットフォーム140は矢印AおよびBの方向に前後に揺動させられる。必要な酸素と栄養分は、細胞の増殖と生産力のために与えられる。バイオリアクタ150の頂部層152および底部層154は、限定するものではないが、例示として、多層の薄層状のEVAの透明なフィルムなどのバイオプロセッシングに適する材料から形成される。頂部層152および底部層154はさらに、典型的には、操作者がバイオリアクタチャンバ158を全体的に観察することができる透明または半透明な多層の薄層状のフィルムから形成される。頂部層152は、適切に接続されたとき、必要な栄養分、酸素、またはセンサのためにバイオリアクタチャンバ158にアクセスすることができる多数のアクセスポート160を支持する。例えば、1つのポート160は、新鮮な液体培地をバイオリアクタ150の外部空間からバイオリアクタチャンバ158に移送するために使用することができ、一方、別のポート160は酸素レベルセンサに接続することができる。バイオリアクタ150は灌流ポート162をさらに支持し、導管120は灌流ポート162を通ってチャンバ158から上に移る。本発明は、廃棄物が培地164からフィルタ110を通って導管120に引かれる前に、フィルタ110の膜112および116の両方が適切に濡らされていることを企図する。さらに図8および図9を参照すると、バイオリアクタポート162は底部層154に配置されてもよいが、膨張したときのバッグの曲率を考えると、このポートは、操作中、プラットフォーム140が導管120を通る流れと干渉しないように、バイオリアクタ150の横方向の中心線A-Aの近くで、横方向の縁セグメント155aの近くの位置に配置されることが望ましい。
図7を参照すると、本発明は、バイオリアクタ250が、それぞれ、反対側にある第1および第2の端部170および172、ならびにそれらの間を延在する細長いテザー本体174を有する1つまたは複数の細長いテザー168を含むことをさらに企図する。バイオリアクタ250はバイオリアクタ150と類似するように企図され、類似の参照符号は類似の構成要素を示し、下記のような変更点を有する。テザー168の第1の端部170は、底部層154に接合されることが望ましく、一方、第2の端部172はフィルタ110の周縁113に接合される。テザー168の長さは、底部層154から設定された距離内にフィルタ110を保つように選ばれる。テザー168は、バブリングを防ぐために、バイオリアクタ250から廃棄物を排出する間、フィルタ110の両方の膜112および116を濡れた状態に保つことができることが望ましい。テザー168はまた、捕捉された培地がテザーを通過して流れることを妨げる、動かない渦の領域を生成することのないように、バイオリアクタ250の揺動中に培地が流れるテザー168の周りの外形を細くすべきである。本発明の各テザー168は、限定するものではなく、例示としてEVAを含む、バイオプロセッシングに使用するのに適するポリマーの可撓性片から形成されることが望ましい。バイオプロセッシング操作に対して知られているように、両方の膜112および116を濡れている状態に保つように、バイオリアクタ250が少なくとも部分的に液体培地で満たされているとき、テザー168は、フィルタ110の動きをチャンバ158の所定の制約された容積159(破線で示す)内に制限することが望ましい。
テザー168はフィルタ110の動きを制約するが、フィルタ110は、鉛直方向、すなわち底部層154に向かう、およびそこから離れる、横方向、すなわち、縁部155aに向かう、およびそこから離れる、長手方向、すなわち、長手方向端部150aおよび150bに向かう、およびそこから離れるようにある程度動くことができ、その結果、フィルタの動きは、各テザーのたるみ量、可撓性、または弾力性によって予め決めることができる、チャンバ158全体の制約された容積159内にある。理想的には、制約された容積159は、使用時に細胞バッグの内面から離隔されて、使用時にフィルタが細胞バッグをこすることを回避する。したがって、制約された容積159は、チャンバ158内の液体の量および体積が変わると使用時に変化し、テザー168および導管120の長さ、配置、ならびに可撓性に従って変化する。したがって、細胞バッグが比較的空いている細胞培養プロセスの初期段階では、制約された容積は、細胞バッグの内面とぴったりと一致することがある。しかし、液体の体積が増えると、細胞バッグは膨張し、その結果生じるその液体の波動は、細胞バッグの揺動運動中により大きなエネルギーに達し、次いで、細胞培養の高エネルギー段階では、フィルタの制約された容積は細胞バッグの内面を避けて、フィルタが細胞バッグをこすることを防ぐ。常にフィルタとバッグの内面との間にいくらかの隙間、例えば少なくとも10mmの隙間があるように、テザーの長さにすることが望ましい。実際には、これは、複数のテザーを組み合わせて働かせることによって達成することができ、その場合、フィルタが動くことができる範囲の極限では、少なくとも1つのテザーはぴんと張り、別のテザーはたるんでいる。さらに、導管120がフィルタと底部層154との間を延在する本発明のバイオリアクタの実施形態では、導管120はまた、底部層154から間隔をおいて離されているフィルタを支持することを助けながらも、層154と最小限の接触することが企図される。
したがって、所定の制約された容積159は、フィルタ110が内部に留まるように制約され、望ましくはバイオリアクタ250の全操作中、少なくとも廃棄物がフィルタ空洞115から排出されて導管120に出る間、培地流体151が膜112および116を濡れた状態に保つことができるチャンバ158内の領域を示すように概ね描かれている。所定の制約された容積159は、揺動培地151の表面より下方に留まりながら、層152および154から離れるように定められることが望ましい。テザー168がフィルタ110を、例えば層154に対して完全に制約するとフィルタの目詰まりが生じることがあるので、完全には制約しない状態で、テザー168が培地151の表面下にフィルタ110をゆるく保持することが望ましい。したがって、本発明は、泡を形成すること、および廃棄物バッグが空気で満たされること(この場合、新しい廃棄物バッグを加えるために顧客がプロセスを中断する必要がある)を避けるために、フィルタの膜を培地によって完全に濡れた状態に保つ。
図8は、本発明の別のバイオリアクタ350を示す。バイオリアクタ350はバイオリアクタ150および250と類似するように企図され、類似の参照符号は類似の構成要素を示し、下記のような変更点を有する。バイオリアクタ350は、本発明のテザー168の代替の構成を使用する。図8は、導管120が通過する開いた通路176を画定するように、両方とも底部層154に接合された第1および第2の端部170および172を有する、導管120の長さに沿う複数のテザー168の適用を示す。この実施形態では、導管120が、縁155aの下方に位置するバイオリアクタポート162に出ることができるように、テザー168は、バイオリアクタ350の横断中央軸線と概ね並んで配置され、その結果、導管120は、載っている揺動プラットフォームから離れて延在することができる。この態様では、フィルタ110に近接した導管120の部分120aはチャンバ158内に自由に延在するが、それでも、本発明によるチャンバ158の所定の制約された容積内にフィルタ110を保持する。
導管120の部分120aは、チャンバ158の所定の制約された容積の方へ曲がるように自然に屈曲しているように描かれているが、導管120は、部分120aの周りを曲げて形成されても、図示し説明するように、導管本体を曲げるように配置された1つまたは複数の曲管部を含んでも、どちらでもよいことを本発明は企図する。このような曲管部は、バイオプロセッシング操作に適合するように、従来技術の適切な手段によって互いに接合されてもよい。さらに、ポート118および導管120は、平面状のフィルタ110に実質的に垂直に延在するように示されているが、本発明は、導管120と膜112との間に形成される角度を最小限にするように、ポート118は、導管120をフィルタ110に対して鋭角で接続してもよいことをさらに企図する。このように斜めに導管120に接続すると、フィルタ110とバイオリアクタ350の下部層154との間の最小間隔をさらに狭くすることができる。
図9は、本発明のさらに別のバイオリアクタ450を示す。バイオリアクタ450はバイオリアクタ150、250、および350と類似するように企図され、類似の参照符号は類似の構成要素を示し、下記のような変更点を有する。バイオリアクタ450のテザー168の構成では、各テザー168の第2の端部172は、導管120の外面に適切に接合することができる。図9のテザー168は、導管120のための囲まれた通路を画定しないが、それでも、導管120を縁155aの下方に位置するバイオリアクタポート162の方へ向けるように、それぞれ、バイオリアクタ450の横断軸線に沿って概ね並んで配置されることが望ましく、その結果、バイオリアクタ450を支持するロッカプラットフォームが導管120を通る流れに対して有し得る影響を軽減する。導管120の部分120aはまた、フィルタ110の実質的に平面状の本体が、バイオリアクタ450が載っているロッカに概ね平行に延在することができるように曲がっていることが望ましい。本発明は、膜112が下部層154に対向しているとき、導管120の部分120aの形状が、フィルタ110を層154から離すことをさらに確実にすることができることをさらに企図する。培地151の深さがより浅くても、部分120aのこのような形状が、廃棄物を、導管120を通して排出する前にフィルタ110が完全に濡れた状態であることを確実にすることが望ましい。さらに図10を参照すると、本発明は、テザー168の第1の端部170は底部層154に接合されるが、第2の端部172は、導管120が通過する通路178を画定するように、輪にしてテザー本体174に接合されてもよいことを企図する。望ましくはバイオリアクタ450に配置された通路178のそれぞれはまた、導管120を縁155aの下方に位置するバイオリアクタポート162の方へ向けるように、バイオリアクタ450の横断軸線に沿って概ね並んで配置され、その結果、バイオリアクタ450を支持するロッカプラットフォームが導管120を通る流れに対して有し得る影響を軽減する。図9および図10の両方の実施形態では、フィルタ110に近接した、または接続された導管120の部分120aが、本発明によるバイオリアクタチャンバの所定の制約された容積159にフィルタを制約するように自由に延在するように、各テザー168は、導管120の一部分を制約するような大きさと配置にされる。
バイオリアクタの操作に培地の充填を含むとき、フィルタを沈めた状態に保ち、したがって、フィルタ膜を培地の表面より下方になるように保ち、バイオリアクタバッグが揺動されているとき、培地が導管を通りすぎて流れることができるように、つなげられた導管の部分の上方および下方のどちらにも空間を与えながらもバブリングの危険性を軽減するような配置と大きさにテザーおよび/または導管をすることが望ましい。本発明はまた、廃棄物がフィルタ空洞115から導管120を通って排出される間、テザーおよび導管の配置および大きさによって、フィルタが膜を濡れた状態に保ってバブリングを避けることができることを企図する。
さらに、本発明は、図11に示すようなバイオリアクタ550をさらに企図する。望ましくは適切につながれているバイオリアクタ550では、導管120は膜112(すなわち、底面154に対向している膜)から延在して、バイオリアクタ550の頂面152に位置するバイオリアクタポート180を通ることができる。テザー168の端部172は、図10に示されたように、それらのそれぞれのテザー本体174で輪になっている。望ましくはバイオリアクタ550に配置された通路178のそれぞれはまた、導管120を縁155aの上方に位置するバイオリアクタポート180の方へ向けるように、上から見て、バイオリアクタ550の横断軸線に沿って概ね並んで配置される。この場合もまた、フィルタ110は、チャンバ158の所定の制約された容積159内を動くようにゆるく制約される。
図12~図14は、本発明の実質的に平面状の別の積層フィルタ210を示す。フィルタ110と類似のフィルタ210は、内部メッシュ214の周りのシールされた周縁213で外周を接合された対向する平面状の膜212および216を含む。しかしながら、フィルタ210では、ポート218は、フィルタ110のポート118に対して示されたようにフィルタ210に実質的に垂直ではなく、フィルタ210と実質的に同一平面を延在するように、縁213において膜212の周縁と膜216の周縁との間に取り付けられる。
したがって、ポート218の取付具本体219は、膜212および膜216の両方に接合される。取付具本体219は、対向する横方向縁221aと横方向縁221bとの間を延在する対称の、または対向する逆テーパ状の面219aおよび219bを含む「舟形取付具(boat fitment)」として知られている。面219aおよび219bは、縁221aおよび221bに隣接する膜212および膜216との間に隙間を形成する危険性を最小限にするような形状である。取付具本体219は、対向する取付具面292aおよび292bで開いているように、流体連通して取付具本体219を通って延在する細長い開いた取付具通路290を画定する。通路290は、面292bから突出する円筒部294の自由端でさらに開いている。したがって、膜212および216とポート218とが図示のように互いに接合されると、それらは、内部に平面状のオープンメッシュ214が配置されたフィルタ空洞215を画定する。メッシュ214は、流体が、膜212および216の細孔212a、216aからフィルタ空洞215を通ってポート218に流れてポート218から出ることができるような形状である。
円筒部294はアダプタ本体300に接合され、アダプタ本体300は、アダプタ本体300を貫通する細長いアダプタ通路302を画定する。したがって、通路302および290は互いに流体連通状態で配置され、したがって、膜212および216の細孔212aおよび216aと流体連通状態で配置される。アダプタ本体300の外面304はテーパ状の環状へり306を提供するような外形であり、導管120の一方の開放端はそれを覆って接続され、その結果、フィルタ空洞215からの流体は、アダプタ本体300が配置されたバイオリアクタから出る。アダプタ本体300は、半径方向にずらされた細長い突出部325をさらに支持し、突出部325は、少なくとも部分的に膜216と整列した離隔状態で配置された遠位端325aを有する。アダプタ本体300は、膜212および216が取付具本体219に接合され、フィルタ空洞215内にメッシュ214を接合した後に、取付具本体219に接合されることが望ましく、その結果、突出部325は、取付具本体に適切に接合した膜と干渉しない。
さらに図15を参照すると、フィルタ210は、本発明のバイオリアクタ650に使用されてもよい。バイオリアクタ650は、バイオリアクタ150、250、350、450、および550と類似するように企図され、類似の参照符号は類似の構成要素を示し、下記のような変更点を有する。フィルタ110に対して上で説明したような、特に培地流体151の深さが浅い場合に導管120の部分120aによって引き起こされる間隔の問題を取り除くように、フィルタ210は、望ましくはポート218において導管120に接合され、任意選択的に、1つまたは複数のテザー168によってバイオリアクタ層154に支持される。導管120は、膜212および216と実質的に同一平面で延在するので、フィルタ210とバイオリアクタ650の下部層154との間の隙間を狭くすることができる。突出部325は、フィルタ210とバイオリアクタ650の下部層154との間の隙間を確実に最小限にするような大きさと形状にされている。
図15に示すように、導管120は、バイオリアクタ650の長手方向の一端、例えば650bに隣接する位置でバイオリアクタ650から出るように、バイオリアクタ650の長手方向軸線B-Bに実質的に沿って延在してもよい。導管120は下部層154をずっと延在し、縁155bの下方に、または縁155bに隣接して位置するバイオリアクタポート180を通り抜ける。ポート180を通る導管120の突出部は、操作時にバイオリアクタを傾ける角度にかかわらず、流れが導管120を通ることができる角度にするべきである。さらに、本出願の譲渡人に譲渡され、その全体が本書に開示されているかのようにその内容全体が参照によって本明細書に組み入れられる米国仮特許出願第62/608,117号に開示されたものなど、他の知られているフィルタ設計は、本発明のテザーとともに使用することができる。フィルタと導管との間に接続される曲管コネクタを必要としないこのようなフィルタは、バイオリアクタに接触して損傷を与える危険性をさらに減らす。
したがって、フィルタ210はまた、本発明に対して説明してきたようにバイオリアクタチャンバ158の所定の制約された容積159内に留まるように設定することができる。フィルタ210のメッシュ214は、フィルタ110のメッシュ114に適する設計および構造と同様の設計および構造であるように企図され、また、バイオリアクタ650の揺動時に膜212および216が沈んだままになるように曲がることができるように、ある程度の可撓性を有するように形成されることが望ましい。さらに、突出部325は、フィルタ210の膜がバイオリアクタ650の下部層154に完全に載ることを防ぐように、下部層154の方へ十分な距離だけ突出する。突出部325は、フィルタ210の膜と下部層154との間で最小限の分離が維持されることを確実にすることが望ましい。本発明は、移送および貯蔵時、ならびにバイオリアクタ650の操作時に、万一、揺動中にフィルタ210が下部層154に接触した場合、突出部325が、バイオリアクタ650をひっかく、または穴をあける危険性を最小限にするように丸みのある、鈍らな、または鋭くない形状とすることをさらに企図する。
本発明のテザーは、本発明の積層フィルタ110を適切に配置するように使用されているようにそれぞれ示されているが、本発明のテザーは、従来技術の単一の膜のフィルタ10とともに図示し説明したように用いることができることも企図されている。
さらに、本発明は、本発明の所定の制約された容積内にフィルタを保って、廃棄物がフィルタ空洞115、215から排出される間、両方の膜が濡れているように、導管120の剛性と、本発明のバイオリアクタの外側の導管120に対する支持構成とを組み合わせることをさらに企図する。
テザーを用いる本発明の各実施形態において、底部層154に接合されるテザーへの言及は、特に、バイオリアクタチャンバ158に面する層154の表面に接合されるテザーのことを言っている。さらに、すべての実施形態では、各バイオリアクタポート180は、バイオリアクタ、およびバイオリアクタポート180を通って延在する導管の両方に接合されて漏れを防ぎ、したがってバイオリアクタの流体完全性を保つ。
本発明は、本書で説明された実施形態によって限定されるように見るべきではなく、当業者であれば容易に明らかになるように、添付の請求項の範囲内で変わり得る。例えば、代替の実施形態では、フィルタは、2つ、3つ、4つ、またはそれより多くのテザーによってバイオリアクタの内面に取り付けることができる。フィルタは、限定するものではないが、正方形、三角形、または円形を含む任意の適切な形状にすることができる。フィルタはまた、2つ以上のポートを有することができる。フィルタは、バイオリアクタ内を動くことができるが、フィルタがバイオリアクタの内面に接触するほど大きくは動くことができないように、バイオリアクタチャンバ内で様々な空間姿勢でゆるくつながれてもよい。さらに、本発明は、導管120がフィルタ110からバイオリアクタの上部層152または下部層154のどちらかの方へ延在するように示したが、本発明は、いずれの場合も、導管120はバイオリアクタの上部層152か下部層154のどちらから出てもよい。同様に、フィルタ210から延在する導管120は、限定するものではないが、バイオリアクタ150、250、350、450、550、または650に対して説明された位置を含む、バイオリアクタを運用するよう設定されたプロセスに適する位置において、上部層152か下部層154のどちらかを通ってバイオリアクタを出るように企図される。
さらに、バブリングの発生を軽減するための従来技術の低減技法は、本発明とともに用いることができるが、フィルタ、導管、および任意のテザーの特定の設計および構成を、このような従来技術の技法とは別にバブリングを軽減するように、本発明と矛盾せずに選ぶことができることを本発明はさらに企図する。
本発明の特定の実施形態が図示され説明されてきたが、当業者にとっては、本発明の教示から逸脱することなく変更および修正を行うことができることは明らかであろう。上記説明および添付図面で述べた事柄は、単に例示として提供しており、限定するものとして提供したものではない。本発明の実際の範囲は、従来技術に基づいて適切な観点で見たときに、以下の請求項に規定されるように意図されている。
10 フィルタ
12 膜
14 メッシュ
15 フィルタ空洞
16 フィルム
18 排出ポート
20 導管
110 フィルタ
112 膜
112a 細孔
113 縁
114 メッシュ
114a 開口
115 フィルタ空洞
116 膜
116a 細孔
118 ポート
119 開口
120 導管
120a 導管の部分
140 プラットフォーム
142 ベース
150 バイオリアクタ
150a 長手方向端部
150b 長手方向端部
151 培地、培地流体
152 頂部層、上部層、頂面
154 底部層、下部層、底面
155 縁
155a 縁、縁セグメント、縁部
155b 縁
156 ロッド
158 バイオリアクタチャンバ
159 制約された容積
160 ポート
162 灌流ポート、バイオリアクタポート
168 テザー
170 第1の端部
172 端部、第2の端部
174 テザー本体
176 通路
178 通路
180 バイオリアクタポート、ポート
210 フィルタ
212 膜
212a 細孔
213 周縁、縁
214 メッシュ
215 フィルタ空洞
216 膜
216a 細孔
218 ポート
219 取付具本体
219a 面
219b 面
221a 縁
221b 縁
250 バイオリアクタ
290 取付具通路、通路
292a 取付具面
292b 取付具面、面
294 円筒部
300 アダプタ本体
302 通路
304 外面
306 環状へり
325 突出部
325a 遠位端
350 バイオリアクタ
450 バイオリアクタ
550 バイオリアクタ
650 バイオリアクタ
650b 端部

Claims (21)

  1. バイオリアクタチャンバを画定する可撓性バイオリアクタ壁であって、前記可撓性バイオリアクタ壁を貫通するバイオリアクタポートをさらに画定する可撓性バイオリアクタ壁と、
    前記バイオリアクタポートにおいて前記可撓性バイオリアクタ壁に固定された開いたバイオリアクタポート取付具と、
    前記バイオリアクタチャンバ内に配設されたフィルタであって、
    重なっている平面状の第1および第2の多孔性膜であって、これらの膜の間にフィルタ空洞を画定するように外周で互いに結合された、第1および第2の多孔性膜、ならびに
    前記フィルタ空洞に配設された実質的に平面状のオープンメッシュを備え、
    前記第1および第2の多孔性膜のうちの一方がそれを貫通する開いた開口を画定し、
    前記開いた開口において前記フィルタに固定された開いた出口ポート取付具を備えるフィルタと、
    前記フィルタ空洞が前記バイオリアクタポートと流体連通するように、前記フィルタの前記出口ポート取付具に取り付けられた第1の部分、および前記バイオリアクタポートに取り付けられた第2の部分を有する細長い中空の導管と
    前記フィルタの下方で前記フィルタの下面および前記可撓性バイオリアクタ壁に取り付けられた、両端を有する少なくとも1つの可撓性テザーとを備え、
    前記少なくとも1つの可撓性テザーは、前記フィルタが前記バイオリアクタチャンバの所定の制約された容積内を動くことができるように、前記フィルタを前記バイオリアクタチャンバに可撓的につなげる、バイオリアクタ。
  2. 前記第1の多孔性膜が前記開いた開口を画定する、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  3. 前記導管が、前記バイオリアクタポートを通って延在するように前記第1の多孔性膜に固定された、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  4. 前記導管が、前バイオリアクタポート取付具を通って、前記バイオリアクタポート取付具との間でシールを形成するように延在する、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  5. 前記バイオリアクタポートが、前記バイオリアクタの下側に位置する、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  6. 前記可撓性バイオリアクタ壁は、外周を互いに接合された頂部層および底部層を含み、
    前記バイオリアクタポートが、前記頂部層と前記底部層との接合部の下方に位置する、請求項に記載のバイオリアクタ。
  7. 前記導管が、前記バイオリアクタチャンバの所定の制約された容積に前記フィルタの動きを制限することを助ける、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  8. 前記バイオリアクタチャンバが所与の量の流体をさらに含むとき、前記導管の長さが前記フィルタを沈めた状態に保持するように、前記バイオリアクタポートが前記フィルタの下方に配置された、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  9. 前記導管の一部分が、前記フィルタの下方で前記可撓性バイオリアクタ壁の一部分に取り付けられ、それによって、前記バイオリアクタチャンバが所与の量の流体をさらに含むとき、前記可撓性バイオリアクタ壁から前記フィルタに延在する前記導管の自由な部分が、前記フィルタを沈めた状態に保持するように前記フィルタのためのテザーとしてさらに動作する、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  10. バイオリアクタチャンバを画定する可撓性バイオリアクタ壁であって、前記可撓性バイオリアクタ壁を貫通するバイオリアクタポートをさらに画定する可撓性バイオリアクタ壁と、
    前記バイオリアクタポートにおいて前記可撓性バイオリアクタ壁に固定された開いたバイオリアクタポート取付具と、
    前記バイオリアクタチャンバ内に配設されたフィルタであって、
    重なっている平面状の第1および第2の多孔性膜であって、これらの膜の間にフィルタ空洞を画定するように外周で互いに結合された、第1および第2の多孔性膜、ならびに
    前記フィルタ空洞に配設された実質的に平面状のオープンメッシュを備え、
    前記第1および第2の多孔性膜のうちの一方がそれを貫通する開いた開口を画定し、
    前記開いた開口において前記フィルタに固定された開いた出口ポート取付具を備えるフィルタと、
    前記フィルタ空洞が前記バイオリアクタポートと流体連通するように、前記フィルタの前記出口ポート取付具に取り付けられた第1の部分、および前記バイオリアクタポートに取り付けられた第2の部分を有する細長い中空の導管とを備え、
    前記可撓性バイオリアクタ壁に取り付けられた第1の端部と反対側の第2の端部とを有する少なくとも1つの細長い可撓性テザーをさらに備え、前記第2の端部は両端間を延在する前記可撓性テザーの本体に取り付けられ、それによって、前記可撓性テザーが、開いた通路を画定し、前記導管は、前記通路を通って延在する、バイオリアクタ。
  11. バイオリアクタチャンバを画定する可撓性バイオリアクタ壁であって、前記可撓性バイオリアクタ壁を貫通するバイオリアクタポートをさらに画定する可撓性バイオリアクタ壁と、
    前記バイオリアクタポートにおいて前記可撓性バイオリアクタ壁に固定された開いたバイオリアクタポート取付具と、
    前記バイオリアクタチャンバ内に配設されたフィルタであって、
    重なっている平面状の第1および第2の多孔性膜であって、これらの膜の間にフィルタ空洞を画定するように外周で互いに結合された、第1および第2の多孔性膜、ならびに
    前記フィルタ空洞に配設された実質的に平面状のオープンメッシュを備え、
    前記第1および第2の多孔性膜のうちの一方がそれを貫通する開いた開口を画定し、
    前記開いた開口において前記フィルタに固定された開いた出口ポート取付具を備えるフィルタと、
    前記フィルタ空洞が前記バイオリアクタポートと流体連通するように、前記フィルタの前記出口ポート取付具に取り付けられた第1の部分、および前記バイオリアクタポートに取り付けられた第2の部分を有する細長い中空の導管とを備え、
    前記可撓性バイオリアクタ壁に取り付けられた、互いに反対側にある第1および第2の端部を有する少なくとも1つの細長い可撓性テザーをさらに備え、それによって、前記可撓性テザーおよび前記可撓性バイオリアクタ壁が、開いた通路を画定し、前記導管は、前記通路を通って延在する、バイオリアクタ。
  12. 前記バイオリアクタの操作中に前記フィルタが前記バイオリアクタチャンバの内面に接触しないように、前記制約された容積が、前記バイオリアクタチャンバの内面から離隔される、請求項に記載のバイオリアクタ。
  13. 前記オープンメッシュが、各多孔性膜と、前記フィルタ空洞から廃棄物を導くための前記導管との間に複数の流路を提供する、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  14. 前記バイオリアクタチャンバから前記フィルタ空洞を通って前記導管へ廃棄物を引くように、前記導管と選択的に係合するためのポンプをさらに備える、請求項1に記載のバイオリアクタ。
  15. バイオリアクタを操作する方法であって、
    請求項1に記載のバイオリアクタを用意するステップと、
    バイオリアクタチャンバに液体培地を少なくとも部分的に充填するステップと、
    前記バイオリアクタを揺動し、それによって、フィルタが前記バイオリアクタチャンバ内で所定の制約された容積内を動くように、前記フィルタを前記バイオリアクタチャンバに対して動かすステップと
    を含む方法。
  16. 液体培地に前記フィルタを浮いた状態または少なくとも部分的に沈んだ状態に保ちながら、使用時に前記フィルタが前記バイオリアクタチャンバの内面に接触することができないように、前記制約された容積が、前記バイオリアクタチャンバの内面から離隔される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記フィルタを通って前記フィルタ空洞に入り、前記導管を通って前記バイオリアクタを出るように、前記バイオリアクタチャンバからの廃棄物を吸い出すステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. バイオリアクタチャンバを画定する可撓性バイオリアクタ壁であって、前記可撓性バイオリアクタ壁を貫通するバイオリアクタポートをさらに画定する可撓性バイオリアクタ壁と、
    前記バイオリアクタポートにおいて前記可撓性バイオリアクタ壁に固定された開いたバイオリアクタポート取付具と、
    前記バイオリアクタチャンバ内に配設されたフィルタであって、
    重なっている平面状の第1および第2の多孔性膜であって、これらの膜の間にフィルタ空洞を画定するように外周で互いに結合された、第1および第2の多孔性膜、および
    前記フィルタに固定された、開いた出口ポート取付具
    を備えるフィルタと、
    前記フィルタ空洞が前記バイオリアクタポートと流体連通するように、前記フィルタの前記出口ポート取付具に取り付けられた第1の部分、および前記バイオリアクタポートに取り付けられた第2の部分を有する細長い中空の導管と、
    なくとも1つの細長い可撓性テザーであって、前記フィルタが前記バイオリアクタチャンバの所定の制約された容積内を動くことができるように、前記可撓性テザーが前記可撓性バイオリアクタ壁に沿って前記導管を前記可撓性バイオリアクタ壁に可撓的につなぎとめる、少なくとも1つの細長い可撓性テザーと
    を備えるバイオリアクタ。
  19. 前記少なくとも1つの細長い可撓性テザーが、前記可撓性バイオリアクタ壁に取り付けられた第1の端部と、両端間を延在する前記可撓性テザーの本体に取り付けられた反対側の第2の端部とを含み、それによって、前記可撓性テザーが、開いた通路を画定し、前記導管は、前記通路を通って延在する、請求項18に記載のバイオリアクタ。
  20. 前記少なくとも1つの細長い可撓性テザーが、前記可撓性バイオリアクタ壁に取り付けられた、互いに反対側にある第1および第2の端部を含み、それによって、前記可撓性テザーおよび前記可撓性バイオリアクタ壁が、開いた通路を画定し、前記導管は、前記通路を通って延在する、請求項18に記載のバイオリアクタ。
  21. バイオリアクタチャンバ内で使用するためのフィルタであって、
    外周で互いに結合された第1の部分をそれぞれが含む、重なっている平面状の第1および第2の多孔性膜と、
    フィルタ空洞に配設された実質的に平面状のオープンメッシュとを備え、
    前記第1および第2の多孔性膜のそれぞれが、間に配置された取付具本体に取り付けられた第2の部分を含み、前記第1および第2の多孔性膜、ならびに前記取付具本体が、それらの間にフィルタ空洞を画定し、前記取付具本体を貫通する開いた開口を画定し、
    前記取付具本体によって画定された開いた出口ポートであって、前記フィルタ空洞と流体連通して延在する出口ポートを備え、
    前記取付具本体が、前記バイオリアクタチャンバを画定する壁から前記フィルタを確実に一定距離離すように前記取付具本体からぶら下がっている鈍らな突出部をさらに含む、フィルタ。
JP2021530231A 2018-11-28 2019-11-27 フィルタを有するバイオリアクタ Active JP7490294B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862772175P 2018-11-28 2018-11-28
US62/772,175 2018-11-28
PCT/EP2019/082722 WO2020109377A1 (en) 2018-11-28 2019-11-27 Bioreactor with filter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022514203A JP2022514203A (ja) 2022-02-10
JP7490294B2 true JP7490294B2 (ja) 2024-05-27

Family

ID=68733047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021530231A Active JP7490294B2 (ja) 2018-11-28 2019-11-27 フィルタを有するバイオリアクタ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20210388303A1 (ja)
EP (1) EP3887496A1 (ja)
JP (1) JP7490294B2 (ja)
KR (1) KR20210096095A (ja)
CN (1) CN113039264A (ja)
WO (1) WO2020109377A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104451A (ja) 2006-09-26 2008-05-08 Toray Ind Inc 連続発酵によるd−乳酸の製造方法
WO2012158108A1 (en) 2011-05-16 2012-11-22 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Method of cultivating cells on microcarriers in a bag
JP2013502930A (ja) 2009-08-26 2013-01-31 エクセレレックス インク. 連続回収式の採取バッグ
JP2014509194A (ja) 2011-02-24 2014-04-17 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ フィルタアセンブリを通るフィード流及び回収流を有するバイオリアクタ
WO2015034416A1 (en) 2013-09-06 2015-03-12 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Cell culture bag with internal dialysis membrane
WO2017055059A1 (en) 2015-10-01 2017-04-06 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab A filter holding device
WO2018049420A1 (en) 2016-09-12 2018-03-15 Juno Therapeutics, Inc. Perfusion bioreactor bag assemblies

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3614712A1 (de) * 1986-04-30 1987-11-05 Diessel Gmbh & Co Vorrichtung zur kultivierung von zellkulturen
JPH0310678A (ja) * 1989-06-09 1991-01-18 Shimadzu Corp 細胞培養バッグ
US6544788B2 (en) 2001-02-15 2003-04-08 Vijay Singh Disposable perfusion bioreactor for cell culture
DE102008015386B4 (de) 2008-03-20 2015-10-01 Sartorius Stedim Biotech Gmbh Bioreaktor
JP5923529B2 (ja) * 2011-03-18 2016-05-24 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ 細胞培養用可撓性バッグ
US9376655B2 (en) * 2011-09-29 2016-06-28 Life Technologies Corporation Filter systems for separating microcarriers from cell culture solutions

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104451A (ja) 2006-09-26 2008-05-08 Toray Ind Inc 連続発酵によるd−乳酸の製造方法
JP2013502930A (ja) 2009-08-26 2013-01-31 エクセレレックス インク. 連続回収式の採取バッグ
JP2014509194A (ja) 2011-02-24 2014-04-17 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ フィルタアセンブリを通るフィード流及び回収流を有するバイオリアクタ
WO2012158108A1 (en) 2011-05-16 2012-11-22 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Method of cultivating cells on microcarriers in a bag
WO2015034416A1 (en) 2013-09-06 2015-03-12 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Cell culture bag with internal dialysis membrane
WO2017055059A1 (en) 2015-10-01 2017-04-06 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab A filter holding device
WO2018049420A1 (en) 2016-09-12 2018-03-15 Juno Therapeutics, Inc. Perfusion bioreactor bag assemblies

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210096095A (ko) 2021-08-04
EP3887496A1 (en) 2021-10-06
WO2020109377A1 (en) 2020-06-04
CN113039264A (zh) 2021-06-25
JP2022514203A (ja) 2022-02-10
US20210388303A1 (en) 2021-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10760041B2 (en) Cell culture bag with internal dialysis membrane
US7875448B2 (en) Bioreactor systems and disposable bioreactor
US8906688B2 (en) Cell expansion system and methods of use
US10610629B2 (en) Device with inlet portion for treating a biological liquid
US9663753B2 (en) Tangential flow perfusion system
JP7232259B2 (ja) チャネルを有する折り畳み式バッフルを含む一回使用の容器
JP2010501257A5 (ja)
ES2529429T3 (es) Sistema de separación de células de membrana de presión neumática alterna
ES2532631T3 (es) Recipiente que tiene un rompedor de vórtices y sistema
JP7490294B2 (ja) フィルタを有するバイオリアクタ
US20200140799A1 (en) Bioreactors with Filters
JP2007222063A (ja) 培養装置及び培養方法
AU2010316952B2 (en) Method for expanding and/or preserving cells by means of gas enrichment of the culture medium
CN214881577U (zh) 集成有细胞分离设备的生物反应器系统
WO2019157826A1 (zh) 生物片材培养装置和生物片材培养设备
JP2023543546A (ja) 細胞培養バッグ、バイオリアクター、細胞ろ過装置
CN109790503A (zh) 重力流式细胞培养装置、系统及其使用方法
US10421937B2 (en) High gas flow rate bio-reactive container filter apparatus
WO2013005193A2 (en) An oxygenator for oxygenating an organic fluid in an extracorporeal circuit
CN220099063U (zh) 一种灌流式细胞培养系统
JPH02156957A (ja) 中空糸膜型酸素富化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7490294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150