JP7489866B2 - 可動式耐風フック - Google Patents
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Description
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部を収納姿勢から係止姿勢に移動させる爪部作動機構と、
を備え、
前記爪部作動機構は、収納姿勢にある爪部を先端側へスライド移動させる第1作動機構と、先端側へスライド移動した爪部を回動させて係止姿勢とする第2作動機構と、を備えている、
可動式耐風フック。
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の先端側に離間して被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接するまで作動し、前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記先端側部位に押されて前記爪部が先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接した後に作動し、前記基端側部位が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の基端側部位が前記先端側部位に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる。
前記爪部の基端側部位は第1部分と、第2部分と、第3部分と、を備えており、
前記爪部の基端側部位の第1部分は、前記凹溝内に遊びを有して受け入れられており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、爪部の基端側部位の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記第1立ち上がり片に係止しており、
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の第2部分の先端側に離間して前記被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構により、前記第2部分が前記被当接部に当接するまでスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記第2部分が前記被当接部に当接した後に作動し、前記第2部分が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記先端側部位(第1立ち上がり片、あるいは/および、第2立ち上がり片)に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる。
前記ケースの面部の先端側には開口が形成されており、前記開口は、先端から遠い側の第1縁部と、先端に近い側の第2縁部を備え、
前記爪部の基端側部位の第2部分は、前記開口内に位置しており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、基端側部位の第2部分が前記第1縁部側に位置しており、前記第2縁部が前記被当接部となっている。
前記第1作動機構の作動時には、前記爪部は、基端側部位の傾斜姿勢を維持した状態で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時に、傾斜姿勢にある爪部の基端側部位は、第1部分及び第2部分が前記第2立ち上がり片に沿う垂直姿勢となる。
前記先端側部位は、前記中間部材の先端側部位である。
1つの態様では、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記圧迫部材の先端は、前記爪部の基端側部位の第2部分に当接している。
前記中間部材と第2バネ材を介して連結されており、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記第1作動機構の初動時には、前記第1バネ材の付勢力は、前記第2バネ材の付勢力以上であり(前記第2バネ材の付勢力と同じか、前記第2バネ材の付勢力よりも大きい)、前記第1作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材と前記圧迫部材が一体で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材が一体で先端側へスライド移動し、前記第2バネ材が伸長することで当該第2バネの付勢力が増大する。
図1は本実施形態に係るシャッター装置の正面図、図2は本実施形態に係るシャッター装置の縦断面図である。本実施形態に係るシャッター装置は、手動式の軽量シャッターであるが、軽量シャッター、手動式シャッターは例示であって、本発明を限定するものではなく、本発明は、例えば、開閉機を備えた電動式シャッターにも適用され得る。
[B-1]概要
本実施形態に係る耐風フックFは、耐風フック組立体ないし耐風フックユニットであり、爪部4(図4)、中間板5(図5)、圧迫板6(図6)、操作板7(図7)、底板8(図8)、蓋板9(図9)、第1コイルスプリング12、第2コイルスプリング13、ロックスプリング14、から組み立てられている。これらの要素は、第1コイルスプリング12、第2コイルスプリング13を除いて、板状要素であり、所定形状の金属板を折り曲げたり打ち抜いたりすることで得られる。
図4に示すように、爪部4は、前側部分40と後側部分41とから側面視「く」状に一体形成された本体を備え、本体の先端(前側部分40の先端)には側面視「レ」状の係止片42が折り返し状に一体形成されている。前側部分40と係止片42との角度は鋭角である。
図5に示すように、中間板5は、所定の長さ寸法、幅寸法を備えた概ね長方形状の面部50を備え、面部50の先端側は幅広部51となっており、面部50の先端(幅広部51の先端)には、幅広部51の全幅に亘って垂直状に立ち上がる立ち上がり片52が形成され、幅広部51の基端側には、垂直状に立ち上がる一対の立ち上がり片53が形成されている。
図6に示すように、圧迫板6は、略方形状の面部60と、面部60の先端の幅狭の当接部61と、面部60の基端の幅狭の垂下片62と、を備えている。面部60には、前後方向に延びる開口63が形成されており、開口63の後端は垂下片62の上半部まで達しており、垂下片62の下半部には第2コイルスプリング13の後端側の連結部620が形成されている。
図7に示すように、操作板7は、平面視略方形状の面部70と、面部70の先端に位置して垂下する垂下片71と、面部70の基端に位置して垂下する垂下片72と、垂下片72の下端から後方に向かって伸びる後面部73と、後面部73の後端から立ち上がる立ち上がり片74と、を備えている。垂下片71、72の幅寸法は、面部70の幅寸法よりも僅かに小さく、後面部73、立ち上がり片74の幅寸法は、垂下片72の幅寸法と同じである。
図8に示すように、底板8は、底面部80と、底面部80の側縁から対向状に立ち上がる第1側壁81、第2側壁82とを備えている。第1側壁81は垂直状の先端縁810を備え、後端には係止突縁811が形成されている。第2側壁82は垂直状の先端縁820を備え、後端には係止突縁821が形成されている。第1側壁81、第2側壁82の長さ寸法は、底面部80の長さ寸法よりも短く、底面部80は、第1側壁81、第2側壁82の先端縁810、820よりも前方に位置する前側部80Aと、第1側壁81、第2側壁82に対応する中間部80Bと、第1側壁81、第2側壁82の後側に位置する後側部80Cと、を備えている。底面部80(前側部80A)の先端には湾曲状の周縁を備えた突片83が突成されている。底面部80(後側部80C)の後端側には、立ち上がり片84と、水平片85と、垂下片86が形成されている。シャッター開閉時や開口部全閉姿勢時に、スラット10が開口部幅方向に片寄ると、突片83がガイドレール3の底壁32の内面に接触し得るが、突片83の湾曲状の周縁が底壁32の内面や底片231(テーパ2310、2311)に摺接することで、シャッターの円滑な開閉を可能とする。
図9に示すように、蓋板9は、平面視長方形状の上面部90と、上面部90の基端の垂下壁91と、上面部90の幅方向両端の側縁から垂下する第1側壁92と、第2側壁93と、を備えており、先端側は開放状となっている。蓋板9の長さ寸法は、底板8の長さ寸法よりも短く、底板8の側壁81、82の長さ寸法よりも長い。上面部90の先端側には開口94が形成されており、上面部90の基端側には開口95が形成されている。第1側壁92、第2側壁93には、上面部90の開口94の後方に位置する部位において、U字状の挿通孔920、930が形成されている。基端の垂下壁91の下端を切り欠いて凹部910が形成されている。凹部910の幅寸法は、操作板7の後面部73の幅寸法よりも僅かに大きい。
底板8に対して、中間板5、爪部4、圧迫板6、操作板7、第1コイルスプリング12、第2コイルスプリング13、ロックスプリング14を配置してセットし、蓋板9を被せることで、底板8と蓋板9からなるケース内に、これらの要素を収納して耐風フックユニットを形成するようになっている。セット時には、爪部4が収納姿勢で操作板7が第1位置にある状態として、蓋板9を被せて、蓋板9を底板8に固定することで、各要素の位置を固定する。
可動式耐風フックFは、取付板15を介して、スラット10の長さ方向端部に取り付けられる。図10に示すように、取付板15は平面視長方形状の面部150からなる。面部150は長さ方向に延びる側縁1500、1500と、前端縁1501と、を備え、側縁1500、1500の長さ方向の中間より前方に位置して一対のスライド係止片151が立ち上がり状に形成されている。面部150の後端側には立ち上がり片152が形成され、さらに、立ち上がり片152から後方に向かって後片153が形成されており、後片153には螺子孔154が形成されている。
ガイドレール3の内部には、作動状態にある耐風フックFが係止可能なフック受け16が設けてある。図2、図21(C)に示すように、ガイドレール3はガイドレール下地材3´を介して躯体ないし壁体Wから持ち出し状に取り付けられている。ガイドレール3は、対向状の第1側壁30、第2側壁31と、第1側壁30、第2側壁31の基端側を接続する底壁32と、から断面視コ字形状を備え、第2側壁31がガイドレール下地材3´に固定されている。第1側壁30の前側部位33と第2側壁31の前側部位34との間にスラット10の長さ方向端部を受け入れるガイド溝35が形成されている。ガイドレール3の内部において、ガイド溝35から同幅で底壁32に延びる空間がスラット端部受け入れ空間となっている。本実施形態では、フック受け16は、ガイドレール3の所定高さに位置して、ガイドレール3の第1側壁30の内面に固定される。フック受け16は、ガイドレール3の内部に設けられるが、スラット端部受け入れ空間には位置しておらず、シャッターカーテン1の開閉動作に影響を与えることが無い。なお、本実施形態に係るシャッターは正巻であるが、シャッターが逆巻の場合には、ガイドレール3の第2側壁1に代えて第1側壁30がガイドレール下地材3´に固定される。したがって、正巻の場合には、フック受け16はシャッター芯に対して、ガイドレール下地材3´から遠い側に位置するが、逆巻の場合には、フック受け16はシャッター芯に対して、ガイドレール下地材3´に近い側に位置することになる。
係止姿勢にある爪部4がそのまま上動すると、上面162に当接して、それ以上のシャッターカーテン1の上動を規制するようになっている。本実施形態に係るフック受け16は上下対称形状となっており、上下を反転させた時には、下面163は被当接部として機能するようになっている。上下反転させて用いることを考慮しない場合には、下面163は任意要素である。フック受け16は所定形状の板材を折り曲げ形成して一体的に形成されている。
操作板7、中間板5、圧迫板6は、底板8と蓋板9からなるケースに対して前後方向に移動可能に収納されており、爪部4は、操作板7のスライド移動操作に連動して、収納姿勢と係止姿勢との間で可動となっている。耐風フックFの各要素の動作について、図12~図16を参照しつつ、詳細に説明する。なお、図12~図16は本実施形態に係る耐風フックFの各要素の姿勢や位置を例示するものであって、各要素の姿勢や位置についての説明は本発明を限定する目的で解釈されるものではない点に留意されたい。
図12において、爪部4は収納姿勢にあり、耐風フックFが非作動状態にある。耐風フックFの非作動状態における各要素の姿勢・位置について説明する。爪部4の本体は、前側部分40と後側部分41の折り曲り部が底板8の底面部80の前側部80Aの上面に当接し、前側部分40及び後側部分41は底面部80の前側部80Aの上面から傾斜状に立ち上がるように延びている。爪部4の基端側部位の垂下片43及び立ち上がり片44は、立ち上がり片44の上端が前方、垂下片43の下端が後方となるような位置関係で、凹溝58の底部に対して側面視傾斜姿勢にある。前側部分40の先端側部位及び係止片42は、蓋板9の先端縁900、第1側壁92の先端縁921、第2側壁93の先端縁931よりも先端側に位置し、爪部4の係止片42が底面部80の先端縁800の内側に位置し、係止片42の先端が蓋板9の上面部90と略同じ高さ位置にある。底板8の底面部80の先端縁800及び突片83は、爪部4の前側部分40の先端側部位及び係止片42の前方に位置している。
図12の状態において、操作板7を第1の方向へスライド移動させると、爪部4の基端側の立ち上がり片44が開口94の先端側の第2縁部941に当接するまで、操作板7、中間板5、圧迫板6が一体で第1の方向へ移動して、図13の状態となる。
図15において、爪部4は係止姿勢にあり、耐風フックFが作動状態にある。耐風フックFの作動状態における各要素の姿勢・位置について説明する。爪部4の本体は、前側部分40と後側部分41の折り曲り部が底板8の底面部80の前側部80Aから離間するように立ち上がり、後側部分41が底面部80の前側部80Aの上面に略平行に延びている。
図16は、爪部4が係止姿勢にあり、耐風フックFが作動状態にある時に、係止姿勢の爪部4に対して、当該爪部4を収納姿勢に戻すような力が作用した状態を示す図である。底板8の底面部80前側部80Aから離間するように回動した爪部4を前側部80Aに近づけるように押し込むと、爪部4は、爪部4の基端側部位の立ち上がり片44が開口94の第2縁部941に当接した状態で、垂下片43及び立ち上がり片44が垂直姿勢から傾斜姿勢となるように回動し、後側部分41の基端側部位41´あるいは/および、垂下片43が、中間板5の先端側部位の立ち上がり片52の上端に当接して、あるいは/および、垂下片43が立ち上がり片53に当接して、中間板5を後方(ケース内に押し込むように)に移動させる。
図28、図29を参照しつつ、他の実施形態に係る耐風フックF´について説明する。耐風フックF´は、爪部4、中間板5、圧迫板6、操作板7、底板8、蓋板9、第1コイルスプリング12、第2コイルスプリング13、ロックスプリング14、を備えている点において、耐風フックFと共通しており、これらの要素の説明や動作については、以下の相違点を除いて、耐風フックFの説明を援用することができる。
本実施形態に耐風フックを備えたシャッターについて説明する。図1、図2に示すように、全閉姿勢にあるシャッターカーテン1の高さ方向の中間部位に位置する複数枚のスラット(本実施形態では4枚)10の長さ方向両端部には可動式の耐風フックFが設けてある。可動式の耐風フックFは、可動の爪部4を備えており、非作動状態(爪部4が収納姿勢)と作動状態(爪部4が係止姿勢)の間で切替操作が必要となる。シャッターカーテン1の開閉時や通常の開口部全閉時には、爪部4は収納姿勢にあり、開口部全閉時に爪部4が突出姿勢となることで耐風フックとして機能するようになっている。ガイドレール3の内部には、開口部全閉姿勢におけるシャッターカーテン1の各耐風フックFの高さ位置に対応する高さに位置して、フック受け16が設けてある。
図19は、耐風フックFが取り付けられたスラット10の長さ方向端部を裏面側から見た正面図、及び、側面図である。耐風フックFは、底板8の底面部80をスラット10に向け、蓋板9の上面部90が裏面側(屋内側)に対向するようにして、スラット10の裏面側の凹状部に取り付けられている。耐風フックFは、底板8の底面部80の先端縁800をスラット10の長さ方向端縁103に一致させて、スラット10に取り付けられている。本実施形態では、耐風フックFは、取付板15を介してスラット10に取り付けてある。
図21は、開口全閉状態にあるシャッター装置の幅方向端部の横断面図であり、耐風フックFが取り付けられたスラット10の長さ方向端部がガイドレール内に受け入れられた状態を示し、耐風フックFはガイドレール内に位置する第1部分(内側部位)とガイドレールの外側に位置する第2部分(外側部位)とを備えている。
本実施形態では、上述の通り、開口部全閉状態において、耐風フックFの作動状態、非作動状態を目視確認する手段を備えており、耐風フックFの状態を表示することで、耐風フックFが作動状態にある場合(第1表示部Gが表示されている時)には、シャッターカーテン1の開放操作を行わないようになっている。しかしながら、1つないし複数の耐風フックFが作動状態(爪部4が係止姿勢にある)にあることを見落として、シャッターカーテン1を開放させてしまうことがあり得る。この場合、ガイドレール3の上端の上部ガイド23の下面232に爪部4が勢いよく当たって、爪部4ないし上部ガイド23が損傷してしまうおそれがある。また、仮に、上部ガイド23を設計変更したとしても、シャッターカーテン1が巻取体2に巻き取られる時に、係止姿勢にある爪部4が干渉して巻きが乱れたり、異音が発生したりするおそれがある。
図2、図24に示すように、シャッターカーテン1は、高さ方向に延びた垂直姿勢において、下から上に向かって4つの部位1A~1Dから構成され、各部位1A~1Dは、複数枚のスラットを含んでいる。シャッターカーテン1は、開口部全閉状態において、建物開口部の全高に対応する開口部閉塞部位1´と、建物開口部の上方に位置する上方部位1Dと、からなり、開口部閉塞部位1´は、上方部位1Dの下方に位置する上側部位1Cと、下端に座板11を備えた下側部位1Aと、上側部位1Cと下側部位1Aの間の中間部位1Bと、からなる。シャッターカーテン1の上方部位1Dの少なくとも1枚のスラット10は、建物開口部上方で当該建物開口部の幅方向に延びる内まぐさ21、外まぐさ22に対向しており、開口部閉塞部位1´の幅方向両端部は、ガイドレール3の内部に位置している。
複数枚のスラットを高さ方向に連結してなるシャッターカーテンと、
建物開口部の幅方向両端に位置して、当該建物開口部の全高に延びる左右のガイドレールと、
前記シャッターカーテンの一部のスラットの長さ方向両端部に設けられた耐風フックと、
を備え、
前記耐風フックは、係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部を備えた可動式耐風フックであり、
前記ガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてある、
シャッター。
前記爪部が係止姿勢にある時に、前記爪部の上方に前記被当接部が位置している。
1つの態様では、前記被当接部は、前記被係止部と一体形成されている。
1つの態様では、前記被係止部と前記被当接部を備えたフック受けがガイドレール内に設けられる。
1つの態様では、開口部全閉状態において、係止姿勢にある前記爪部が前記被係止部に係止することで、スラット端部がガイドレールから抜け出すことを防止する耐風構造を備えている。
シャッターを用いた耐風構造の設置方法であって、
スラットの長さ方向両端部に耐風フックを備えたシャッターカーテンを用意し、
建物開口部の幅方向両端に位置するガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてあり、
前記耐風フックは、爪部が係止姿勢にある作動状態と、爪部が収納姿勢にある非作動状態と、をとる可動式の耐風フックであり、
耐風フックを非作動状態として、前記シャッターカーテンで前記建物開口部を閉鎖し、
開口部全閉状態において、前記耐風フックを非作動状態から作動状態とし、爪部を係止姿勢として、前記爪部を前記被係止部に係止可能な状態とする、
シャッターを用いた耐風構造の設置方法。
複数枚のスラットを高さ方向に連結してなり、下端に座板を備えたシャッターカーテンと、
建物開口部の幅方向両端に位置して、当該建物開口部の全高に延びる左右のガイドレールと、
を備えたシャッターにおいて、
前記シャッターカーテンは、開口部全閉状態において、建物開口部の全高に対応する開口部閉塞部位と、建物開口部の上方に位置する上方部位と、からなり、
前記上方部位の少なくとも1枚のスラット、あるいは/および、前記開口部閉塞部位の上端部位の少なくとも1枚のスラットは、建物開口部上方で当該建物開口部の幅方向に延びる構造体に対向しており、
前記開口部閉塞部位の幅方向両端部は、前記ガイドレール内に位置しており、
前記開口部閉塞部位の高さ方向の中間に位置する1枚ないし複数枚のスラットの長さ方向両端部には耐風フックが設けてあり、
前記ガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてあり、
開口部全閉状態のシャッターカーテンに所定以上の大きさの風圧が作用した場合には、前記少なくとも1枚のスラットの幅方向の中央部位が前記構造体に当接し、前記座板の幅方向両端部がガイドレールに内側から当接し、前記1つあるいは複数の耐風フックが前記被係止部に係止するようになっている、
シャッターの耐風構造。
前記中間部位は複数枚のスラットからなり、前記複数枚のスラットのうちの1枚ないし複数枚のスラットの長さ方向両端部には耐風フックが設けてある。
1つの態様では、前記下側部位の高さ寸法は、前記中間部位の高さ寸法以上である。
1つの態様では、前記複数の耐風フックは、スラット2枚おき、ないし、3枚おきに設けられている。
1つの態様では、前記複数の耐風フックは、シャッターカーテンの幅方向両端部にそれぞれ2個~6個設けてある。
1つの態様では、前記構造体はまぐさである。
1つの態様では、前記構造体は壁ないし躯体である。
1つの態様では、前記耐風フックは、係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部を備えた可動式耐風フックである。
1つの態様では、施錠装置を備えており、前記耐風フックは前記施錠装置の上側に設けてある。
シャッターを用いた耐風構造の設置方法であって、
スラットの長さ方向両端部に耐風フックを備えたシャッターカーテンを用意し、
前記シャッターカーテンは、開口部全閉状態において、建物開口部の全高に対応する開口部閉塞部位と、建物開口部の上方に位置する上方部位と、からなり、
前記開口部閉塞部位は、上側部位と、座板を備えた下側部位と、上側部位と下側部位の間の中間部位と、からなり、中間部位の1枚ないし複数枚のスラットの長さ方向両端部には耐風フックが設けてあり、
建物開口部の幅方向両端に位置するガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてあり、
前記耐風フックは、爪部が係止姿勢にある作動状態と、爪部が収納姿勢にある非作動状態と、をとる可動式の耐風フックであり、
耐風フックを非作動状態として、前記シャッターカーテンで前記建物開口部を閉鎖し、
開口部全閉状態において、前記座板の長さ方向両端部はガイドレール内に位置しており、前記上方部位の下端あるいは/および前記上側部位の上端は、建物開口部上方に位置する構造体に対向しており、
開口部全閉状態において、前記耐風フックを非作動状態から作動状態とし、爪部を係止姿勢として、前記爪部を前記被係止部に係止可能な状態とする、
シャッターを用いた耐風構造の設置方法。
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
を備え、
前記操作部が前記第1位置にある時に前記爪部は収納姿勢にあり、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部が収納姿勢から係止姿勢となる、
耐風フックであって、
前記爪が収納姿勢にある時に耐風フックは非作動状態にあり、前記爪が係止姿勢にある時に耐風フックは作動状態にあり、
耐風フックの作動状態を保持するロック手段を備えている、
可動式耐風フック。
1つの態様では、前記耐風フックはケースを備え、前記ケースは前記操作部の側縁に対向する部位を有しており、
前記操作部の側縁と、前記ケースの前記部位のいずれか一方には嵌合突部が、他方には嵌合受部が設けてあり、
前記操作部が第2位置にある時に、前記嵌合突部が前記嵌合受部と嵌合状態にあり、
前記嵌合状態は、所定の力で前記操作部をスライド移動させることで、解除可能である。
1つの態様では、前記嵌合突部と前記嵌合受部の嵌合状態(耐風フックが作動状態)にある時に、係止姿勢にある爪部は、バネ材によって係止姿勢を維持する方向に付勢されており、
耐風フックが作動状態にある時に、係止姿勢にある爪部を収納姿勢へと移動させるように作用する力は、前記バネ材が吸収することで、前記嵌合突部と前記嵌合受部の嵌合状態が維持される。
1つの態様では、前記操作部とバネ材を介して連結されており、当該操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材を備え、
前記爪部は、前記中間部材のスライド移動に連動して、収納姿勢と係止姿勢との間で可動となっており、
耐風フックが作動状態にある時に、係止姿勢にある爪部を収納姿勢へと移動させるように作用する力は、前記バネ材が吸収することで、前記嵌合突部と前記嵌合受部の嵌合状態が維持される。
さらに、耐風フックの非作動状態を保持する第2ロック手段を備えている。
1つの態様では、前記第2ロック手段は、前記操作部が第1位置にある状態を保持する保持手段である。
1つの態様では、前記耐風フックはケースを備え、前記ケースは前記操作部の側縁に対向する部位を有しており、
前記操作部の側縁と、前記ケースの前記部位のいずれか一方には嵌合突部、が、他方には第1嵌合受部、第2嵌合受部が設けてあり、
前記操作部が第1位置にある時に、前記嵌合突部が前記第1嵌合受部と嵌合状態にあり、
前記操作部が第2位置にある時に、前記嵌合突部が前記第2嵌合受部と嵌合状態にあり、
前記嵌合状態は、所定の力で前記操作部をスライド移動させることで、解除可能である。
上記可動式耐風フックを備え、
建物開口部の幅方向両端に位置するガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてあり、
開口部全閉状態において、係止姿勢にある前記爪部が前記被係止部に係止することで、スラット端部がガイドレールから抜け出すことを防止する耐風構造を備えたシャッター。
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
を備え、
前記操作部が前記第1位置にある時に前記爪部は収納姿勢にあり、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部が収納姿勢から係止姿勢となる、
耐風フックであって、
前記爪部が収納姿勢にある時に耐風フックは非作動状態にあり、前記爪部が係止姿勢にある時に耐風フックは作動状態にあり、
耐風フックの作動状態・非作動状態を判別可能な目視確認手段を備えている、
可動式耐風フック。
前記操作部、あるいは、前記操作部のスライド移動に連動してスライド移動する要素は、前記ケースの面部の内面に対向する部位を備え、
前記部位には、非作動状態を示す第1表示部と、作動状態を示す第2表示部が、スライド移動方向に並設されており、
前記ケースの面部には、目視確認用開口が形成されており、
前記操作部が前記第1位置にある時に、前記第1表示部が前記目視確認用開口に位置して露出し、前記操作部が前記第2位置にある時に、第2表示部が前記目視確認用開口に位置して露出する。
1つの態様では、前記第1表示部、前記第2表示部は、色によって識別されている。
1つの態様では、前記第1表示部、前記第2表示部は、文字あるいは/および記号によって識別されている。
1つの態様では、前記耐風フックは、ガイドレール内に位置する部位と、ガイドレールの外側に位置する部位と、を備え、前記目視確認用開口は、ガイドレールの外側に位置する部位に形成されている。
1つの態様では、前記耐風フックはシャッターカーテンの裏面に位置して取り付けてあり、屋内側から耐風フックの状態を目視可能となっている。
1つの態様では、複数の耐風フックが、開口部全閉状態のシャッターカーテンの開口部閉塞部位の高さ方向の中間の高さ方向に限定された領域のスラットの長さ方向両端部に設けてあり、全高に亘って耐風フックを設けたような場合に比べて、目視確認の作業性が良い。
上記可動式耐風フックを備え、
前記ガイドレール内には、前記耐風フックの高さ位置に対応して被係止部が設けてあり、
開口部全閉状態において、係止姿勢にある前記爪部が前記被係止部に係止することで、スラット端部がガイドレールから抜け出すことを防止する耐風構造を備えたシャッター。
スラットの長さ方向端部に設けた耐風フックは、収納姿勢と係止姿勢との間で可動な爪部を備え、
係止姿勢にある爪部の先端の係止部がガイドレール内に設けた被係止部に係止可能となっており、
爪部が収納姿勢にある時には、前記爪部は、前記係止部がスラット端縁と同じか内側に位置する第1の位置にあり、
爪部が係止姿勢にある時には、前記爪部は、前記係止部がスラット端縁から外側に突出した状態の第2の位置にあり、
スラットの長さ方向端部には、スラット端縁より突出する凸部が設けてあり、
前記凸部の先端は、前記爪部が第1の位置にある時に、前記係止部よりもガイドレール底側に位置している、
可動式耐風フック。
1つの態様では、前記耐風フックはケースを備え、前記凸部は、前記ケースの部分である。
1つの態様では、前記爪部が第2の位置にある時には、前記係止部の少なくとも部分は、前記凸部の先端と略同じか、あるいは、前記凸部の先端よりもガイドレール底側に位置している。
1つの態様では、前記凸部の先端は曲面である。
1つの態様では、
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
を備え、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部が収納姿勢から係止姿勢となり、
前記操作部は前記第2位置まで移動すると第2位置が保持され、
スラットがガイドレール底側に片寄っている場合に、前記凸部がガイドレール底部に当接することで、前記爪部が前記底側に突出するスペースを確保することで、前記操作部の前記第2位置までの移動を許容し、
前記爪部が前記底部に当接した状態で前記操作部が前記第2位置まで移動する時に、前記爪部は、係止姿勢となる方向に付勢され、
片寄りが解消されて、前記凸部が前記底部から離間すると、前記爪部は付勢力によって係止姿勢となる。
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
前記操作部と第1バネ材を介して連結されており、当該操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材と、
前記中間部材と第2バネ材を介して連結されており、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記操作部のスライド移動に連動して、収納姿勢と係止姿勢との間で可動な爪部と、
を備え、
前記爪部の基端側部位は、前記中間部材の先端側部位に遊嵌しており、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置にスライド移動することに連動して、前記爪部が収納姿勢から係止姿勢へ移動するようになっており、
前記圧迫部材の先端は、前記爪部の基端側部位に当接して、当該基端側部位を先端側へ押圧している、
可動式耐風フック。
1つの態様では、前記爪部の基端側部位は第1部分(垂下片43)と、第2部分(立ち上がり片44)と、第3部分(後側部位の基端側部位41´)と、を備えており、
前記爪部の基端側部位の第1部分、および/あるいは、第3部分は、前記中間部材の先端側部位に係止しており、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置にスライド移動することに連動して、前記爪部が収納姿勢から係止姿勢へ移動するようになっており、
前記圧迫部材の先端は、前記爪部の基端側部位の第2部分に当接して、当該第2部分を先端側へ押圧している。
1つの態様では、前記中間部材の先端側部位は、先端に近い側の第1立ち上がり片と、先端から遠い側の第2立ち上がり片と、を備え、前記第1立ち上がり片と前記第2立ち上がり片から凹溝が形成されており、
前記凹溝には、前記爪部の基端側部位の第1部分が遊びを有して受け入れられており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、爪部の基端側部位の第1部分、および/あるいは、第3部分、が前記第1立ち上がり片に係止している。
1つの態様では、前記操作部が前記第1位置にある時には、爪部の基端側部位は、第2部分が第1部分よりも先端側に位置した傾斜姿勢にあり、
前記操作部が前記第2位置にある時には、爪部の基端側部位は、第1部分及び第2部分が前記第2立ち上がり片に沿う垂直姿勢となり、前記第3部分は水平姿勢にある。
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記第2部分が前記被当接部に当接するまで、前記操作部と前記中間部材と前記圧迫部材が一体で先端側へスライド移動して、前記爪部が先端側へスライド移動し、
前記第2部分が前記被当接部に当接した状態で、前記操作部と前記中間部材が前記第2バネ材を伸長させながら先端側へスライド移動することで、前記爪部の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記先端側部位(第1立ち上がり片、あるいは/および、第2立ち上がり片)に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる。
1つの態様では、ケースを備え、
前記ケースの面部の先端側には開口が形成されており、前記開口は、先端から遠い側の第1縁部と、先端に近い側の第2縁部を備え、
前記爪部の基端側部位の第2部分は、前記開口内に位置しており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、基端側部位の第2部分が前記第1縁部側に位置しており、前記第2縁部が前記被当接部となっている。
1つの態様では、前記操作部の面部は、前記中間部材の面部の後方部位に対向しており、前記操作部の面部と前記中間部材の面部の後方部位との間の空間には第1バネ材が位置しており、前記操作部の面部、前記中間部材の面部の後方部位の一方あるいは両方には、第1バネ材の一部を受け入れる開口ないし凹溝が形成されている。
1つの態様では、前記圧迫部材の面部は、前記中間部材の面部の前方部位に対向しており、前記圧迫部材の面部と前記中間部材の面部の前方部位との間の空間には、第2バネ材が位置しており、前記圧迫部材の面部、前記中間部材の面部の前方部位の一方あるいは両方には、第2バネ材の一部を受け入れる開口ないし凹溝が形成されている。
第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部を収納姿勢から係止姿勢に移動させる爪部作動機構と、
を備え、
前記爪部作動機構は、収納姿勢にある爪部を先端側へスライド移動させる第1作動機構と、先端側へスライド移動した爪部を回動させて係止姿勢とする第2作動機構と、を備えている、
可動式耐風フック。
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の先端側に離間して被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接するまで作動し、前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記先端側部位に押されて前記爪部が先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接した後に作動し、前記基端側部位が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の基端側部位が前記先端側部位に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる。
1つの態様では、前記先端側部位は、先端に近い側の第1立ち上がり片と、先端から遠い側の第2立ち上がり片と、を備え、前記第1立ち上がり片と前記第2立ち上がり片から凹溝が形成されており、
前記爪部の基端側部位は第1部分と、第2部分と、第3部分と、を備えており、
前記爪部の基端側部位の第1部分は、前記凹溝内に遊びを有して受け入れられており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、爪部の基端側部位の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記第1立ち上がり片に係止しており、
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の第2部分の先端側に離間して前記被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構により、前記第2部分が前記被当接部に当接するまでスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記第2部分が前記被当接部に当接した後に作動し、前記第2部分が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記先端側部位(第1立ち上がり片、あるいは/および、第2立ち上がり片)に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる。
1つの態様では、ケースを備え、
前記ケースの面部の先端側には開口が形成されており、前記開口は、先端から遠い側の第1縁部と、先端に近い側の第2縁部を備え、
前記爪部の基端側部位の第2部分は、前記開口内に位置しており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、基端側部位の第2部分が前記第1縁部側に位置しており、前記第2縁部が前記被当接部となっている。
1つの態様では、前記操作部が前記第1位置にある時に、前記爪部の基端側部位は、前記第2部分が前記第1部分よりも先端側に位置した傾斜姿勢にあり、
前記第1作動機構の作動時には、前記爪部は、基端側部位の傾斜姿勢を維持した状態で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時に、傾斜姿勢にある爪部の基端側部位は、第1部分及び第2部分が前記第2立ち上がり片に沿う垂直姿勢となる。
1つの態様では、前記操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材を備え、
前記先端側部位は、前記中間部材の先端側部位である。
1つの態様では、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記圧迫部材の先端は、前記爪部の基端側部位の第2部分に当接している。
1つの態様では、前記操作部と第1バネ材を介して連結されており、当該操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材と、
前記中間部材と第2バネ材を介して連結されており、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記第1作動機構の初動時には、前記第1バネ材の付勢力は、前記第2バネ材の付勢力以上であり(前記第2バネ材の付勢力と同じか、前記第2バネ材の付勢力よりも大きい)、前記第1作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材と前記圧迫部材が一体で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材が一体で先端側へスライド移動し、前記第2バネ材が伸長することで当該第2バネの付勢力が増大する。
1´ 開口部閉塞部位
1A 下側部位
1B 中間部位
1C 上側部位
1D 上方部位
10 スラット
103 スラットの長さ方向端縁(スラット端縁)
11 座板
21 内まぐさ
22 外まぐさ
3 ガイドレール
31 第1側壁
32 第2側壁
32 底壁(底部)
4 爪部
40 前側部分
41 後側部分
41´ 後側部位の基端側部位(爪部の基端側部位、第3部分)
42 係止片(係止部)
43 垂下片(爪部の基端側部位、第1部分)
44 立ち上がり片(爪部の基端側部位、第2部分)
5 中間板(中間部材)
50 面部
51 幅広部(先端側部位)
52 立ち上がり片(第1立ち上がり片、先端側部位)
53 立ち上がり片(第2立ち上がり片、先端側部位)
58 凹溝(先端側部位)
6 圧迫板(圧迫部材)
60 面部
61 当接部
7 操作板(操作部)
70 面部
78 第1嵌合受部(ロック手段、保持手段)
79 第2嵌合受部(ロック手段、保持手段)
8 底板(ケース)
83 突片(凸部)
9 蓋板(ケース)
90 上面部
94 開口
940 第1縁部
941 第2縁部(被当接部)
95 開口(目視確認用開口、目視確認手段)
12 第1コイルスプリング(第1バネ材)
13 第2コイルスプリング(第2バネ材)
14 ロックスプリング(ロック手段、保持手段)
15 取付板
16 フック受け
160 第1辺(被係止部)
161 第2辺(被係止部)
162 上面(被当接部)
F 耐風フック
W 躯体
G 第1表示部
R 第2表示部
Claims (8)
- 第1位置と第2位置との間でスライド移動可能な操作部と、
係止姿勢と収納姿勢との間で可動な爪部と、
前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに連動して、前記爪部を収納姿勢から係止姿勢に移動させる爪部作動機構と、
を備え、
前記爪部作動機構は、収納姿勢にある爪部を前記収納姿勢を維持した状態で先端側へスライド移動させる第1作動機構と、先端側へスライド移動した爪部を前記収納姿勢から回動させて係止姿勢とする第2作動機構と、を備えている、
可動式耐風フック。 - 前記爪部の基端側部位は、前記操作部の先端側部位に遊嵌されており、
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の先端側に離間して被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接するまで作動し、前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記先端側部位に押されて前記爪部が先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記操作部が前記第1位置から前記第2位置へ移動する時に、前記基端側部位が前記被当接部に当接した後に作動し、前記基端側部位が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の基端側部位が前記先端側部位に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる、
請求項1に記載の可動式耐風フック。 - 前記先端側部位は、先端に近い側の第1立ち上がり片と、先端から遠い側の第2立ち上がり片と、を備え、前記第1立ち上がり片と前記第2立ち上がり片から凹溝が形成されており、
前記爪部の基端側部位は第1部分と、第2部分と、第3部分と、を備えており、
前記爪部の基端側部位の第1部分は、前記凹溝内に遊びを有して受け入れられており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、爪部の基端側部位の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記第1立ち上がり片に係止しており、
前記操作部が前記第1位置にある時に、爪部の基端側部位の第2部分の先端側に離間して前記被当接部が設けてあり、
前記第1作動機構により、前記第2部分が前記被当接部に当接するまでスライド移動し、
前記第2作動機構は、前記第2部分が前記被当接部に当接した後に作動し、前記第2部分が前記被当接部に当接した状態で前記先端側部位が先端側へスライド移動することで、前記爪部の第1部分、および/あるいは、第3部分が前記先端側部位に押されて、前記爪部が、前記被当接部を支点として、回動して係止姿勢となる、
請求項2に記載の可動式耐風フック。 - ケースを備え、
前記ケースの面部の先端側には開口が形成されており、前記開口は、先端から遠い側の第1縁部と、先端に近い側の第2縁部を備え、
前記爪部の基端側部位の第2部分は、前記開口内に位置しており、
前記操作部が前記第1位置にある時には、基端側部位の第2部分が前記第1縁部側に位置しており、前記第2縁部が前記被当接部となっている、
請求項3に記載の可動式耐風フック。 - 前記操作部が前記第1位置にある時に、前記爪部の基端側部位は、前記第2部分が前記第1部分よりも先端側に位置した傾斜姿勢にあり、
前記第1作動機構の作動時には、前記爪部は、基端側部位の傾斜姿勢を維持した状態で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時に、傾斜姿勢にある爪部の基端側部位は、第1部分及び第2部分が前記第2立ち上がり片に沿う垂直姿勢となる、
請求項3、4いずれか1項に記載の可動式耐風フック。 - 前記操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材を備え、
前記先端側部位は、前記中間部材の先端側部位である、
請求項2~5いずれか1項に記載の可動式耐風フック。 - 前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記圧迫部材の先端は、前記爪部の基端側部位の第2部分に当接している、
請求項6に記載の可動式耐風フック。 - 前記操作部と第1バネ材を介して連結されており、当該操作部のスライド移動に連動してスライド移動する中間部材と、
前記中間部材と第2バネ材を介して連結されており、前記中間部材のスライド移動に連動してスライド移動する圧迫部材を備え、
前記第1作動機構の初動時には、前記第1バネ材の付勢力は、前記第2バネ材の付勢力以上であり、前記第1作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材と前記圧迫部材が一体で先端側へスライド移動し、
前記第2作動機構の作動時には、前記操作部と前記中間部材が一体で先端側へスライド移動し、前記第2バネ材が伸長することで当該第2バネの付勢力が増大する、
請求項6、7いずれか1項に記載の可動式耐風フック。
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