JP7489805B2 - ロボットアーム - Google Patents

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Description

本開示は、ロボットアームに関する。
従来から、ロボットアームに作業をさせる場合、作業用途に適したエンドエフェクタ(「ハンド」とも呼ばれる場合もある)がロボットアームの先端に取り付けられる。例えば、特許文献1は、アームの先端にハンドが接続される多関節ロボットを開示する。アームの枠体の内部には、配線及び配管が敷設され、枠体の側面に形成された凹部内のコネクタ及び管継手と接続されている。ハンドとコネクタ及び管継手とが線条体によって接続される。線条体は配線及び配管を含む。
特許第6068548号公報
特許文献1のロボットのように、アームの内部に配線及び配管が配置されるロボットについて、アームに接続されるエンドエフェクタに対応して、必要な配線及び配管が決定され配置される。例えば、アームに接続されるエンドエフェクタが異なると、配置される配線及び配管も異なる。このため、エンドエフェクタに対応した配線及び配管の設計及び配置の変更、つまり、構造的な変更が必要になり、手間とコストとがかかる。
本開示は、エンドエフェクタに起因する構造的な変更を低減するロボットアームを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係るロボットアームは、複数の関節を有する中空のアーム本体と、前記アーム本体を支持する基部と、前記基部から前記アーム本体の先端部にまで前記アーム本体内を通って配置される複数の配線と、前記基部から前記先端部にまで前記アーム本体内を通って配置される複数の配管とを備え、前記複数の配線及び前記複数の配管は、前記先端部に接続され得る複数種類のエンドエフェクタに対応する配線及び配管を含み、前記複数の配線は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配線と接続可能であり、前記複数の配管は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配管と接続可能である。
本開示によれば、エンドエフェクタに起因するロボットアームの構造的な変更を低減することが可能になる。
実施の形態に係るロボットの構成の一例を示す側面図 実施の形態に係るエンドエフェクタの構成の一例を示す側面図 実施の形態に係るロボットの配線及び配管の構成の一例を示すブロック図 実施の形態に係る接続収容部の構成の一例を示す斜視図 実施の形態に係る接続収容部の構成の一例を示す上面図 実施の形態に係る接続収容部の構成の一例を示す正面図 実施の形態に係る付属ユニットの着脱構成の一例を示す上面図
(実施の形態)
以下において、本開示の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
実施の形態に係るロボット1000の構成を説明する。図1は、実施の形態に係るロボット1000の構成の一例を示す側面図である。図1に示すように、ロボット1000は、ロボットアーム1と、エンドエフェクタEと、付属ユニット100とを備える。ロボットアーム1は、床面等の支持面上に形成された設置部2の上面上に、固定して配置される。本実施の形態では、設置部2は、床面に形成され且つ水平な上面を有する台であるが、これに限定されず、例えば、床面の一部であってもよい。なお、ロボットアーム1の設置場所は、床面に限定されず、いかなる場所であってもよい。例えば、ロボットアーム1の設置場所は、棚などの台、壁又は天井等であってもよい。
エンドエフェクタEは、ロボット1000の処理対象物に作用を加える構成要素であり、ロボットアーム1の先端に取り付けられる。これに限定されないが、本実施の形態では、エンドエフェクタEは、エンドエフェクタ本体40及びリスト部材50を備える。リスト部材50がロボットアーム1の先端に取り付けられ、エンドエフェクタ本体40は、リスト部材50を介してロボットアーム1の先端に取り付けられる。付属ユニット100は、エンドエフェクタ本体40の構成に対応する機能を備えた構成要素であり、後述するロボットアーム1の基部20に取り付けられる。付属ユニット100は、エンドエフェクタ本体40を制御する制御機器を含む。
ロボットアーム1の構成を説明する。図1に示すように、ロボットアーム1は、エンドエフェクタEを自在に移動させる構成要素であり、アーム本体10と、基部20と、線条体30とを備える。基部20は、アーム本体10を旋回可能に支持し、設置部2の上面上に固定される。基部20は、箱状の接続収容部21を含み、接続収容部21には、付属ユニット100が着脱可能に取り付けられる。接続収容部21は、ロボット1000の外部の装置と接続するための電気コネクタ及び配管ジョイント等の接続要素を含む。接続収容部21は、基部20の一部として一体化されてもよく、着脱可能であってもよい。
アーム本体10は、基部20からアーム本体10の先端に向かって順に配置されたリンク11~16と、リンク11~16を順次回転可能に接続する関節JT1~JT6と、関節JT1~JT6それぞれを回転駆動するアーム駆動装置M1~M6とを備える。リンク11~16は、中空構造であり、その延在方向に沿って延びる空洞を有する。関節JT1~JT6は回転関節である。アーム本体10は、複数の関節JT1~JT6を有する中空構造である。
アーム本体10が中空構造であることは、アーム本体10の全体が中空構造であること、及び、アーム本体10の一部が中空構造であることを含み得る。例えば、アーム本体10の全体が中空構造であることは、リンク11~16の全て及び関節JT1~JT6の全てが中空構造であること、並びに、少なくともリンク11~16の全てが中空構造であることを含んでもよい。例えば、関節JT1~JT6の少なくともいくつかが非中空構造であってもよい。例えば、アーム本体10の一部が中空構造であることは、リンク11~16の少なくともいくつか及び関節JT1~JT6の少なくともいくつかが中空構造であること、並びに、リンク11~16の少なくともいくつかが中空構造であり且つ関節JT1~JT6の全てが非中空構造であることを含んでもよい。
リンク11は関節JT1を介して基部20と接続される。リンク16は、アーム本体10の先端部の一例であり、リンク16の端面であるインタフェース面16a(図2参照)は、エンドエフェクタEと接続するためのメカニカルインタフェースを構成する。本実施の形態では、インタフェース面16aは、リスト部材50と接続され、リスト部材50を介してエンドエフェクタ本体40と間接的に接続される。なお、インタフェース面16aは、エンドエフェクタ本体40と直接的に接続されてもよい。アーム駆動装置M1~M6の動作は、後述するロボットコントローラ300によって制御される。アーム駆動装置M1~M6はそれぞれ、電力を動力源とし、これらを駆動する電気モータとしてサーボモータを有するが、これに限定されない。なお、アーム本体10の関節の数量は6つに限定されず、7つ以上又は5つ以下であってもよい。
例えば、関節JT1は、リンク11の基端部を基部20に、設置部2の上面に垂直な鉛直方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT2は、リンク12の基端部をリンク11の先端部に、設置部2の上面に沿う水平方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT3は、リンク13の基端部をリンク12の先端部に、水平方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT4は、リンク14の基端部をリンク13の先端部に、リンク13の長手方向の軸心の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT5は、リンク15の基端部をリンク14の先端部に、リンク14の回転軸と垂直な方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT6は、リンク16の基端部をリンク15の先端部に、捻じれ回転軸を中心に回動可能に連結する。
上記のようなアーム本体10は、その動作可能な範囲内において、リンク16の位置を任意の3次元の位置に自在に移動させることができ、リンク16の姿勢を任意の3次元の姿勢に自在に移動させることができる。
ここで、エンドエフェクタEのリスト部材50の構成を説明する。リスト部材50は、円筒状の部材であり、円筒軸方向の一端でエンドエフェクタ本体40と接続されており、本実施の形態ではエンドエフェクタEの付属部品を構成する。リスト部材50の円筒軸方向の他端は、リンク16と接続されるように構成される。リスト部材50は、エンドエフェクタ本体40とリンク16とを互いから離れた状態で物理的に接続する。リスト部材50は、円筒状の側壁に、側壁の内外を連通する少なくとも1つの開口部51を有する。リスト部材50は、エンドエフェクタ本体40の構成に対応するように構成される。本実施の形態では、リスト部材50は、エンドエフェクタ本体40に着脱可能であるが、エンドエフェクタ本体40に一体化されてもよい。
線条体30は、複数の配線と複数の配管とを含む。線条体30は、リンク16に接続される1つのエンドエフェクタEにのみ対応する配線及び配管を含むのではなく、リンク16に接続され得る複数種類のエンドエフェクタEに対応する配線及び配管を含む。線条体30は、基部20からリンク16までアーム本体10内を通って配置される。具体的には、線条体30は、リンク11~16の内部の空洞と基部20内とを通って、基部20からリンク16まで連続的に延びる。
線条体30が基部20からリンク16までアーム本体10内を通って配置されることは、線条体30がアーム本体10全体の内部を通って配置されること、及び、線条体30がアーム本体10の一部の内部を通って配置されることを含み得る。例えば、線条体30がアーム本体10全体の内部を通って配置されることは、線条体30がリンク11~16の全ての内部及び関節JT1~JT6の全ての内部を通って配置されること、並びに、少なくともリンク11~16の全ての内部を通って配置されることを含んでもよい。例えば、線条体30は関節JT1~JT6の少なくともいくつかの外部を通って配置されてもよい。例えば、線条体30がアーム本体10の一部の内部を通って配置されることは、線条体30がリンク11~16の少なくともいくつかの内部及び関節JT1~JT6の少なくともいくつかの内部を通って配置されること、並びに、線条体30がリンク11~16の少なくともいくつかの内部を通り且つ関節JT1~JT6の全ての外部を通って配置されることを含んでもよい。
線条体30の一方の端部は、接続収容部21内に至り、外部装置(図示略)から延びる配線及び配管と接続可能である。線条体30の他方の端部は、リンク16のインタフェース面16aからリンク16の外部に延び、リスト部材50の内側及び開口部51を通ってリスト部材50の外部に延び、エンドエフェクタ本体40と接続可能である。線条体30は、リスト部材50によって形成されるリンク16とエンドエフェクタ本体40との間隙を通ってリスト部材50の外部に延びる。これにより、インタフェース面16aから延びる線条体30がリンク16とエンドエフェクタ本体40との接続の支障となること、及び、リンク16とエンドエフェクタ本体40との接続が線条体30の延在の支障となることが、抑えられる。これに限定されないが、本実施の形態では、線条体30は、例えば、円形等であるインタフェース面16aの中心を通って、インタフェース面16aからリンク16の外部に延出し、当該中心からリスト部材50の側壁の開口部51に向かって、リスト部材50の円筒軸に対して側方へ延びる。リスト部材50は、線条体30の側方への広がりを抑え、線条体30のコンパクト化を可能にする。
エンドエフェクタEの構成を説明する。図2は、実施の形態に係るエンドエフェクタEの構成の一例を示す側面図である。図3は、実施の形態に係るロボット1000の配線及び配管の構成の一例を示すブロック図である。図2及び図3に示すように、本実施の形態では、エンドエフェクタEのエンドエフェクタ本体40は、スポット溶接の機能を有する溶接ガンであり、ワークWである重ね合わされた金属板を溶接することができる。
エンドエフェクタ本体40は、本体部41と、電極チップ42及び43と、移動機構44と、駆動装置45と、溶接駆動回路46と、撮像装置47と、温度検出器48とを備える。本体部41は、リンク16のインタフェース面16a又はリスト部材50に着脱可能に取り付けられるように構成される。本実施の形態では、本体部41は、大凡U字状の形状を有する。本体部41におけるU字の一方の脚部には、電極チップ42が取り付けられ、本体部41におけるU字の他方の脚部には、移動機構44を介して電極チップ43が取り付けられている。電極チップ42及び43は、対向して位置する。
移動機構44は、電極チップ43を移動可能に支持する。移動機構44は、電極チップ42に接近する方向及び離れる方向に、電極チップ43を本体部41に対してスライド移動させることができる。駆動装置45は、電気モータとしてサーボモータを備え、サーボモータの駆動力により移動機構44を駆動する。溶接駆動回路46は、溶接のために電極チップ42に加える電流を制御する。温度検出器48は、電極チップ42及び43の少なくとも一方の温度を検出する。本実施の形態では、温度検出器48は、電極チップ42と溶接駆動回路46との間に設けられるサーモスイッチであり、検出される温度が所定の温度以上になると、溶接駆動回路46から電極チップ42に供給される電流を遮断する。
撮像装置47は、電極チップ42及び43並びにその周辺の画像を撮像する装置であり、例えば、デジタル画像を撮像するカメラである。撮像装置47は、被写体までの距離の検出が可能である画像を撮像する、ステレオカメラ等のカメラであってもよい。
また、本体部41の内部には、冷却水が流れる冷却水路(図示略)が設けられている。冷却水路は、電極チップ42を冷却するための第1冷却水路と、電極チップ43を冷却するための第2冷却水路と、トランス等を含む溶接駆動回路46を冷却するための第3冷却水路とを含む。
上述のようなエンドエフェクタ本体40は、電極チップ43を電極チップ42に向かって移動させることで、電極チップ42及び43によってこれらの間のワークWを加圧しつつ、電極チップ42に電流を流す。ワークWの金属板は、電極チップ42及び43の接触部で発生する抵抗熱により溶解凝固し溶接する。
また、コネクタ410とジョイント420とが、本体部41から露出して設けられている。コネクタ410は、本体部41内の配線と接続されており、当該配線とエンドエフェクタ本体40の外部の配線とを電気的に接続するための接続部である。ジョイント420は、本体部41内の配管又は水路と接続されており、当該配管又は水路とエンドエフェクタ本体40の外部の配管と流体連通可能に接続するための接続部である。本実施の形態では、図3に示すように、コネクタ410として、コネクタ411~415が設けられ、ジョイント420として、ジョイント421~425が設けられる。コネクタ411~415は第3コネクタの一例であり、ジョイント421~425は第3ジョイントの一例である。
なお、本明細書及び特許請求の範囲における「コネクタ」及び「ジョイント」は、いかなる電気的な接続部、及び、いかなる流体連通可能な接続部であってもよい。例えば、コネクタ及びジョイントの構造及びタイプ等は、いかなる構造及びタイプであってもよい。例えば、コネクタは、丸形端子及びギボシ端子などの端子タイプ、プラグ、ジャック及びレセプタクルなどのソケットタイプ、並びに、差込口及び差込プラグなどのコンセントタイプ等であってもよい。例えば、ジョイントは、配管同士を接続する継手及びワンタッチ継手などの継手タイプ、並びに、差込口及び差込プラグなどのコンセントタイプ等であってもよい。
コネクタ411は、情報及びデータ等を送受信可能なコネクタであり、例えば、イーサネット(登録商標)等の通信に対応するコネクタである。コネクタ411は、通信線等を介して撮像装置47と接続され、画像データ等の送受信を可能にする。
コネクタ412は、信号を送受信可能なコネクタであり、信号線等を介して温度検出器48と接続される。
コネクタ413は、信号を送受信可能なコネクタであり、信号線等を介して駆動装置45と接続される。コネクタ413は、駆動装置45のサーボモータに設けられた回転センサ及び電流センサ(図示略)と、回転量及び電流値の検知信号の送受信を可能にする。
コネクタ414は、電流を供給可能なコネクタであり、制御線及び動力線等を介して駆動装置45と接続される。コネクタ414は、駆動装置45のサーボモータへの電流の供給及び供給電流の制御信号の送受信を可能にする。
コネクタ415は、電流を供給可能なコネクタであり、制御線及び動力線等を介して溶接駆動回路46と接続される。コネクタ415は、溶接駆動回路46を介した電極チップ42への電流の供給及び供給電流の制御信号の送受信を可能にする。
ジョイント421は、外部から冷却水を受け入れるジョイントであり、電極チップ42及び43を冷却するための第1冷却水路及び第2冷却水路と接続される。ジョイント421は、電極チップ42及び43への冷却水の供給を可能にする。
ジョイント422は、外部から冷却水を受け入れるジョイントであり、溶接駆動回路46を冷却するための第3冷却水路と接続される。ジョイント422は、溶接駆動回路46への冷却水の供給を可能にする。
ジョイント423は、外部へ冷却水を排出するジョイントであり、第3冷却水路と接続され、溶接駆動回路46を冷却した後の冷却水のエンドエフェクタ本体40からの排出を可能にする。
ジョイント424は、外部へ冷却水を排出するジョイントであり、第1冷却水路と接続され、電極チップ42を冷却した後の冷却水のエンドエフェクタ本体40からの排出を可能にする。
ジョイント425は、外部へ冷却水を排出するジョイントであり、第2冷却水路と接続され、電極チップ43を冷却した後の冷却水のエンドエフェクタ本体40からの排出を可能にする。
線条体30の構成を説明する。図1~図3に示すように、線条体30は、複数の配線310a~310fと、複数の配管320a~320fとを含む。配線310a~310fのそれぞれは、動力線、制御線、信号線、通信線又はこれらの組み合わせを含む。動力線、制御線、信号線及び通信線はそれぞれ、メタル又は光ファイバで構成されてよい。配線310a~310fのそれぞれは、電線の構成、ケーブルの構成、ハーネスの構成又はこれらを組み合わせた構成等を有する。本実施の形態では、配線310aは、イーサネット(登録商標)等に対応する通信線を主体に含む。配線310b~310dは、信号線を主体に含む。配線310e及び310fは、制御線及び動力線を主体に含む。配管320a~320dは、液体を流通させる液体用配管であり、配管320e及び320fは、気体を流通させる気体用配管である。
配線310a~310fの一方の端部はそれぞれ、リンク16のインタフェース面16aから外部に延び、各端部にはコネクタ311が取り付けられている。コネクタ311は第1コネクタの一例である。配線310a~310fの他方の端部はそれぞれ、接続収容部21内に延び、各端部にはコネクタ312が取り付けられている。コネクタ312は第2コネクタの一例である。
配管320a~320fの一方の端部はそれぞれ、リンク16のインタフェース面16aから外部に延び、各端部にはジョイント321が取り付けられている。ジョイント321は第1ジョイントの一例である。配管320a~320fの他方の端部はそれぞれ、接続収容部21内に延び、各端部にはジョイント322が取り付けられている。ジョイント322は第2ジョイントの一例である。
配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ311はそれぞれ、第1接続部材70Aによって、エンドエフェクタ本体40のコネクタ411~415と電気的に接続される。第1接続部材70Aは、配線と、当該配線の両端のコネクタ71A及び72Aとを含む。5つの第1接続部材70Aのコネクタ71Aはそれぞれ、配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ311と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。5つの第1接続部材70Aのコネクタ72Aはそれぞれ、コネクタ411~415と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。
配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ312はそれぞれ、第2接続部材70Bによって、アーム本体10の外部の外部装置と電気的に接続される。第2接続部材70Bは、配線と、当該配線の両端のコネクタ71B及び72Bとを含む。5つの第2接続部材70Bのコネクタ71Bはそれぞれ、配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ312と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。
配線310aと接続される第2接続部材70Bのコネクタ72Bは、第4コネクタの一例である画像処理装置400のコネクタ91と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。画像処理装置400は、撮像装置47によって撮像された画像データを、第1接続部材70A、配線310a及び第2接続部材70Bを介して取得し、予め設定された画像処理を実行する。画像処理装置400は、処理後の画像データをロボットコントローラ300及び表示装置(図示略)等に出力する。例えば、画像処理装置400は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置である。
配線310b、310d及び310eと接続される第2接続部材70Bのコネクタ72Bは、第4コネクタの一例であるロボットコントローラ300のコネクタ91と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。ロボットコントローラ300は、第1接続部材70A、配線310b、310d又は310e、及び第2接続部材70Bを介して、駆動装置45及び温度検出器48の動作を制御する。
ここで、ロボットコントローラ300は、コンピュータ装置及び電源回路等を含む。ロボットコントローラ300のコンピュータ装置は、プロセッサ及びメモリ等を有する演算器で構成される。メモリは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリなどの半導体メモリ、ハードディスク及びSSD(Solid State Drive)等の記憶装置で構成される。例えば、メモリは、演算器が実行するプログラム、及び各種固定データ等を記憶する。
演算器の機能は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリ及びROM(Read-Only Memory)などの不揮発性メモリ等からなるコンピュータシステム(図示略)により実現されてもよい。演算器の機能の一部又は全部は、CPUがRAMをワークエリアとして用いてROMに記録されたプログラムを実行することによって実現されてもよい。なお、演算器の機能の一部又は全部は、上記コンピュータシステムにより実現されてもよく、電子回路又は集積回路等の専用のハードウェア回路により実現されてもよく、上記コンピュータシステム及びハードウェア回路の組み合わせにより実現されてもよい。
配線310fと接続される第2接続部材70Bのコネクタ72Bは、第4コネクタの一例である溶接用電源装置500のコネクタ91と接続可能であるように構成され、当該コネクタと接続される。溶接用電源装置500は、第1接続部材70A、配線310f及び第2接続部材70Bを介して、溶接駆動回路46に電力を供給する。溶接用電源装置500は、ロボットコントローラ300によって動作の制御を受けるように構成される。
第1接続部材70Aは、配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ311とコネクタ411~415とが直接接続できないように構成されていても、両者の接続を可能にする。第2接続部材70Bは、配線310a、310b、310d、310e及び310fのコネクタ312と、ロボットコントローラ300、画像処理装置400及び溶接用電源装置500のコネクタ91とが直接接続できないように構成されていても、両者の接続を可能にする。また、本実施の形態に係るエンドエフェクタEがアーム本体10に接続される場合、配線310cが用いられない。
配管320aは、第3接続部材80Aによって、エンドエフェクタ本体40のジョイント421及び422と流体連通可能に接続される。第3接続部材80Aは、1つのジョイント81Aと、2つのジョイント82Aと、1つのジョイント81Aと2つのジョイント82Aとを接続する2系統の配管とを含む。ジョイント81Aは、配管320aのジョイント321と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。2つのジョイント82Aはそれぞれ、エンドエフェクタ本体40のジョイント421及び422と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。
配管320aは、第4接続部材80Bによって、冷却水の供給源である冷却水源600と流体連通可能に接続される。第4接続部材80Bは、1つのジョイント81Bと、1つのジョイント82Bと、ジョイント81Bとジョイント82Bとを接続する1系統の配管とを含む。第4接続部材80Bのジョイント81Bは、配管320aのジョイント322と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。第4接続部材80Bのジョイント82Bは、第4ジョイントの一例である冷却水源600のジョイント92と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。冷却水源600は、第3接続部材80A、配管320a及び第4接続部材80Bを介して、電極チップ42及び43並びに溶接駆動回路46に冷却水を供給する。
配管320b~320dはそれぞれ、第3接続部材80Aによって、エンドエフェクタ本体40のジョイント423~425と流体連通可能に接続される。第3接続部材80Aは、1つのジョイント81Aと、1つのジョイント82Aと、ジョイント81Aとジョイント82Aとを接続する1系統の配管とを含む。3つの第3接続部材80Aのジョイント81Aはそれぞれ、配管320b~320dのジョイント321と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。3つの第3接続部材80Aのジョイント82Aはそれぞれ、ジョイント423~425と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。
配管320b~320dはそれぞれ、第4接続部材80Bによって、冷却水を受け入れる受入装置700と流体連通可能に接続される。第4接続部材80Bは、3つのジョイント81Bと、1つのジョイント82Bと、ジョイント81Bとジョイント82Bとを接続する3系統の配管とを含む。第4接続部材80Bの3つのジョイント81Bはそれぞれ、配管320b~320dのジョイント322と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。第4接続部材80Bのジョイント82Bは、第4ジョイントの一例である受入装置700のジョイント92と接続可能であるように構成され、当該ジョイントと接続される。受入装置700は、第3接続部材80A、配管320b~320d及び第4接続部材80Bを介して、電極チップ42及び43並びに溶接駆動回路46を冷却後の冷却水を受け入れる。例えば、受入装置700又は冷却水源600は、冷却水を冷却する熱交換器等の冷却装置を備え、受け入れられた冷却水を再利用するように構成されてもよい。
第3接続部材80Aは、配管320a~320dのジョイント321とジョイント421~425とが直接接続できないように構成されていても、両者の接続を可能にする。第4接続部材80Bは、配管320a~320dのジョイント322と冷却水源600及び受入装置700のジョイント92とが直接接続できないように構成されていても、両者の接続を可能にする。また、本実施の形態に係るエンドエフェクタEがアーム本体10に接続される場合、気体用の配管320e及び320fが用いられない。
接続収容部21の構成を説明する。図4は、実施の形態に係る接続収容部21の構成の一例を示す斜視図である。図5は、実施の形態に係る接続収容部21の構成の一例を示す上面図である。図6は、実施の形態に係る接続収容部21の構成の一例を示す正面図である。図4~図6に示すように、接続収容部21の上面21a上には、付属ユニット100が着脱可能に取り付けられるように構成される。アーム本体10の背面側の接続収容部21の側面には、複数のコネクタ及びジョイントが当該側面から露出して配置されている。
具体的には、コネクタ312a~312fが、エンドエフェクタ本体40用のコネクタとして配置され、コネクタ331が、アーム本体10のアーム駆動装置M1~M6用のコネクタとして配置されている。ジョイント322a~322dが、エンドエフェクタ本体40用のジョイントとして配置されている。
コネクタ312a~312fはそれぞれ、図3に示す配線310a~310fのコネクタ312である。コネクタ331は、電流を供給可能なコネクタであり、アーム本体10内に配置された配線330を介してアーム駆動装置M1~M6と接続されている。配線330は、制御線及び動力線を主体に含む。ジョイント322a~322dはそれぞれ、図3に示す配管320a~320dのジョイント322である。なお、配管320e及び320fのジョイント322は、用いられないため、接続収容部21内に収められているが、必要な場合には、接続収容部21の側面から露出して配置され得る。
本実施の形態では、付属ユニット100は、図3に示す第4接続部材80B及び制御機器等を搭載する。図4~図6に示すように、付属ユニット100は、第4接続部材80B及び制御機器等を支持する基台101を備える。基台101は、板状の部材で構成され、複数のボルト105によって、接続収容部21に着脱可能に取り付けられる。付属ユニット100は、第4接続部材80Bとして、第4接続部材80Ba及び80Bbを備える。第4接続部材80Baは、配管320aのジョイント322aと接続されるように構成され、第4接続部材80Bbは、配管320b~320dのジョイント322b~322dと接続されるように構成される。
第4接続部材80Baは、1つの配管80Baaと、配管80Baaの両端に取り付けられたジョイント81Ba及び82Baとを含む。ジョイント81Baは、ジョイント322aと接続可能であるように構成され、図3に示すジョイント81Bである。ジョイント82Baは、図3に示す冷却水源600のジョイント92と接続可能であるように構成され、図3に示すジョイント82Bである。
第4接続部材80Bbは、3つの配管80Bba、80Bbb及び80Bbcと、ジョイント81Bba、81Bbb、81Bbc及び82Bbとを含む。配管80Bba、80Bbb及び80Bbcそれぞれの一方の端部には、ジョイント81Bba、81Bbb及び81Bbcが取り付けられている。ジョイント82Bbには、配管80Bba、80Bbb及び80Bbcの他方の端部が接続されている。ジョイント81Bba、81Bbb及び81Bbcはそれぞれ、ジョイント322b、322c及び322dと接続可能であるように構成され、図3に示すジョイント81Bである。ジョイント82Bbは、図3に示す冷却水の受入装置700のジョイント92と接続可能であるように構成され、図3に示すジョイント82Bである。
付属ユニット100は、制御機器として、流量制御バルブ102と、流量センサ103及び104とを備える。流量センサ103及び104はそれぞれ、配管80Bbb及び80Bbcに設けられ、エンドエフェクタ本体40から排出され且つ配管80Bbb及び80Bbcを流れる冷却水の流量を検出し、検出結果をロボットコントローラ300に出力する。流量センサ103及び104はそれぞれ、電極チップ42及び43を冷却した後の冷却水の流量を検出する。本実施の形態では、流量センサ103及び104は、フロースイッチであるが、これに限定されず、流量を検出できればよい。
流量制御バルブ102は、配管80Baaに、具体的には、配管80Baaとジョイント82Baとの間に配置され、冷却水源600から供給される冷却水の流量を制御する。流量制御バルブ102は、電磁バルブであり、ロボットコントローラ300による動作の制御を受ける。例えば、ロボットコントローラ300は、温度検出器48から受け取る検出温度に基づき、流量制御バルブ102の開度を調節し、冷却水の流量を制御してもよい。ロボットコントローラ300は、流量制御バルブ102の開度と、流量センサ103及び104から受け取る検出流量とに基づき、電極チップ42及び43の周辺での冷却水の漏れを検出してもよい。
なお、本実施の形態では、エンドエフェクタ本体40がスポット溶接ガンであるため、付属ユニット100は、上記のような制御機器を備えるが、付属ユニット100の制御機器は、用いられるエンドエフェクタ本体40に応じて変更され得る。又は、用いられ得るエンドエフェクタ本体40それぞれに対して、当該エンドエフェクタ本体40に対応する制御機器を備える付属ユニット100が用意され、用いられるエンドエフェクタ本体40に応じて、対応する付属ユニット100が接続収容部21に取り付けられてもよい。
付属ユニット100に搭載される制御機器は、流量制御バルブ102並びに流量センサ103及び104に限定されない。例えば、制御機器は、エンドエフェクタ本体40に供給される気体及び/又は液体の制御に関連する装置を含んでもよい。例えば、上記装置は、止水弁、逆止弁、三方弁及びエアバルブ等のいかなるバルブであってもよく、温度センサ及び圧力センサ等のいかなるセンサであってもよい。例えば、上記装置は、気液分離器、ルブリケータ(油噴霧器)及びフィルタ等の流体の処理装置であってもよく、レギュレータ等の流量の制御装置であってもよい。
図7は、実施の形態に係る付属ユニット100の着脱構成の一例を示す上面図である。図7に示すように、付属ユニット100の基台101には、ボルト105が挿入可能である複数の穴106が、基台101を貫通して形成されている。さらに、接続収容部21の上面21aには、複数の穴106と同じ配列で、ボルト105が螺合可能である複数の雌ネジ穴21bが形成されている。
付属ユニット100を接続収容部21に取り付ける場合、付属ユニット100の基台101が、複数の穴106のそれぞれと複数の雌ネジ穴21bのそれぞれとを位置合わせするように上面21a上に配置され、さらに、各穴106及び雌ネジ穴21bにボルト105が捩じ込まれることによって、上面21aに固定される。さらに、付属ユニット100のジョイント81Ba、81Bba、81Bbb及び81Bbcがそれぞれ、接続収容部21のジョイント322a~322dと接続される。付属ユニット100は、ボルト105を用いたネジ締結及びその解除により、接続収容部21に着脱され得る。
図6に示すように、接続収容部21のコネクタ312a~312fには、第2接続部材70Bのコネクタ71Bが接続され、コネクタ312a~312fは、第2接続部材70Bを介して、ロボットコントローラ300、画像処理装置400又は溶接用電源装置500と電気的に接続される。このような第2接続部材70Bは、本実施の形態のように接続収容部21の外部に配置されてもよいが、接続収容部21の内部に配置されてもよい。接続収容部21の内部に配置された第2接続部材70Bのコネクタ72Bは、接続収容部21から露出して配置されてもよい。
また、複数の第2接続部材70Bは、個別に配置されてもよいが、付属ユニット100と同様に、図3に示す付属ユニット200として、着脱可能な1つのユニットにまとめられてもよい。付属ユニット200は、付属ユニット100とは別に設けられてもよく、付属ユニット100と一体化されてもよい。付属ユニット200には、電気的な制御機器が設けられてもよい。例えば、電気的な制御機器は、電流及び信号等の制御に関連する装置を含んでもよい。例えば、上記装置は、種々の電気機器及び電子機器等であってもよい。
上述のようなロボットアーム1では、アーム本体10に取り付けられるエンドエフェクタEが変更された場合、接続部材70A、70B、80A及び80B並びに付属ユニット100を変更するだけでよく、アーム本体10内の線条体30並びにそのコネクタ及びジョイントの構成を変更する必要がない。つまり、アーム本体10の構造を変更する必要がない。これにより、用いられるエンドエフェクタEに起因するロボットアーム1の構造的な変更が低減される。そして、アーム本体10の汎用性が向上する。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の実施の形態の例について説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されない。すなわち、本開示の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、各種変形を実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、ロボットアーム1のアーム本体10内に配置される配線及び配管の種類及び数量は、実施の形態での記載例に限定されない。アーム本体10内において、より多くの種類の配線及び配管、より少ない種類の配線及び配管、より多くの数量の配線及び配管、並びに、より少ない数量の配線及び配管が配置されてもよい。例えば、液体用配管及び気体用配管の一方のみが配置されてもよい。また、液体用配管として、水用配管、油脂用配管及び塗料用配管等が配置されてもよい。
また、実施の形態では、ロボットアーム1は、垂直多関節型のロボットアームであるが、これに限定されず、中空のアーム本体10を備えるロボットアームであればよい。例えば、ロボットアーム1は、水平多関節型、極座標型、円筒座標型、直角座標型、又はその他の型式のロボットアームとして構成されてもよい。
また、実施の形態では、リスト部材50は、エンドエフェクタEに含まれる部材であるが、これに限定されない。例えば、リスト部材50は、アーム本体10に含まれる部材であってもよく、エンドエフェクタE及びアーム本体10とは別個の部材であってもよい。例えば、アーム本体10に含まれる場合、リスト部材50は、リンク16に着脱可能であってもよく、リンク16に一体化されてもよい。
また、実施の形態では、アーム本体10の外部の装置として、ロボットコントローラ300、画像処理装置400及び溶接用電源装置500が例示されているが、外部の装置はこれらに限定されず、用いられるエンドエフェクタEに応じて適宜変更され得る。例えば、エンドエフェクタEが空気圧又は油圧等により動作するように構成される場合、外部の装置は、圧縮機、ポンプ及び空気圧又は液圧シリンダ等を含んでもよい。エンドエフェクタEが塗装ガンの構成を有する場合、外部装置は、塗料の圧送装置等を含んでもよい。
また、実施の形態では、付属ユニット100及び200は、制御機器と接続部材70B及び80Bとを含むように構成されるが、これに限定されない。例えば、接続部材70B及び80Bの一部又は全部は、付属ユニット100及び200とアーム本体10の外部の装置との間に設けられ、これらを接続してもよい。例えば、接続部材70B及び80Bの一部又は全部は、接続収容部21内に配置されてもよい。例えば、制御機器は、付属ユニット100及び200の外部に設けられてもよい。
また、本開示の技術の各態様例は、以下のように挙げられる。本開示の一態様に係るロボットアームは、複数の関節を有する中空のアーム本体と、前記アーム本体を支持する基部と、前記基部から前記アーム本体の先端部にまで前記アーム本体内を通って配置される複数の配線と、前記基部から前記先端部にまで前記アーム本体内を通って配置される複数の配管とを備え、前記複数の配線及び前記複数の配管は、前記先端部に接続され得る複数種類のエンドエフェクタに対応する配線及び配管を含み、前記複数の配線は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配線と接続可能であり、前記複数の配管は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配管と接続可能である。
上記態様によると、アーム本体内には、アーム本体に接続され得る複数種類のエンドエフェクタに対応する配線及び配管が配置される。さらに、アーム本体内の配線及び配管は、アーム本体の先端部及び基部において、エンドエフェクタ並びに外部の配線及び配管と接続可能である。これにより、ロボットアームは、アーム本体内の配線及び配管を変更することなく、様々なエンドエフェクタと当該エンドエフェクタを駆動する外部装置とに先端部及び基部において接続され得る。よって、エンドエフェクタに起因するロボットアームの構造的な変更が低減される。
本開示の一態様に係るロボットアームにおいて、前記複数の配線は、前記先端部での端部及び前記基部での端部にそれぞれ複数の第1コネクタ及び複数の第2コネクタを有し、前記複数の配管は、前記先端部での端部及び前記基部での端部にそれぞれ複数の第1ジョイント及び複数の第2ジョイントを有してもよい。
上記態様によると、エンドエフェクタから延びる配線及び配管は、第1コネクタ及び第1ジョイントと接続されることで、アーム本体内の配線及び配管と接続される。外部装置から延びる配線及び配管は、第2コネクタ及び第2ジョイントと接続されることで、アーム本体内の配線及び配管と接続される。よって、エンドエフェクタ及び外部装置とアーム本体内の配線及び配管との接続及び接続解除が簡易になる。
本開示の一態様に係るロボットアームにおいて、前記複数の配線は、動力線、制御線、信号線及び通信線の少なくとも1つを含み、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタは、前記動力線、前記制御線、前記信号線及び前記通信線のそれぞれに対応して設けられてもよい。
上記態様によると、動力線、制御線、信号線及び通信線毎に、第1コネクタ及び第2コネクタが設けられ得る。エンドエフェクタ及び外部装置に必要な動力線、制御線、信号線及び通信線を選択してエンドエフェクタ及び外部装置と接続することが容易になる。
本開示の一態様に係るロボットアームにおいて、前記複数の配管は、液体用配管及び気体用配管の少なくとも1つを含み、前記第1ジョイント及び前記第2ジョイントは、前記液体用配管及び前記気体用配管のそれぞれに対応して設けられてもよい。
上記態様によると、液体用配管及び気体用配管毎に、第1ジョイント及び第2ジョイントが設けられ得る。エンドエフェクタ及び外部装置に必要な液体用配管及び気体用配管を選択してエンドエフェクタ及び外部装置と接続することが容易になる。
本開示の一態様に係るロボットアームは、前記エンドエフェクタに設けられる第3コネクタと前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第1コネクタとを電気的に接続する第1接続部材をさらに備えてもよい。
上記態様によると、第1コネクタ及び第3コネクタは、それぞれの構成が異なり、互いに直接的に接続できない場合でも、第1接続部材を介して接続され得る。よって、接続のために、既に設けられているコネクタの構成を変更する必要がない。
本開示の一態様に係るロボットアームは、前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第2コネクタと前記外部配線の第4コネクタとを電気的に接続する第2接続部材をさらに備えてもよい。
上記態様によると、第2コネクタ及び第4コネクタは、それぞれの構成が異なり、互いに直接的に接続できない場合でも、第2接続部材を介して接続され得る。よって、接続のために、既に設けられているコネクタの構成を変更する必要がない。
本開示の一態様に係るロボットアームは、前記エンドエフェクタに設けられる第3ジョイントと前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第1ジョイントとを流体連通可能に接続する第3接続部材をさらに備えてもよい。
上記態様によると、第1ジョイント及び第3ジョイントは、それぞれの構成が異なり、互いに直接的に接続できない場合でも、第3接続部材を介して接続され得る。よって、接続のために、既に設けられているジョイントの構成を変更する必要がない。
本開示の一態様に係るロボットアームは、前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第2ジョイントと前記外部配管に設けられる第4ジョイントとを流体連通可能に接続する第4接続部材をさらに備えてもよい。
上記態様によると、第2ジョイント及び第4ジョイントは、それぞれの構成が異なり、互いに直接的に接続できない場合でも、第4接続部材を介して接続され得る。よって、接続のために、既に設けられているジョイントの構成を変更する必要がない。
本開示の一態様に係るロボットアームは、前記基部に着脱可能である付属ユニットをさらに備え、前記付属ユニットは、前記エンドエフェクタを制御する制御機器を含んでもよい。
上記態様によると、エンドエフェクタに対応する制御機器を含む付属ユニットが基部に取り付けられ得る。エンドエフェクタに必要な制御機器の取り付けが簡易になる。
また、上記で用いた序数、数量等の数字は、全て本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
1 ロボットアーム
10 アーム本体
20 基部
21 接続収容部
30 線条体
40 エンドエフェクタ本体
70A 第1接続部材
70B 第2接続部材
80A 第3接続部材
80B,80Ba,80Bb 第4接続部材
91 コネクタ(第4コネクタ)
92 ジョイント(第4ジョイント)
100,200 付属ユニット
310a~310f 配線
311 コネクタ(第1コネクタ)
312,312a~312f コネクタ(第2コネクタ)
320a~320f 配管
321 ジョイント(第1ジョイント)
322,322a~322d ジョイント(第2ジョイント)
410~415 コネクタ(第3コネクタ)
420~425 ジョイント(第3ジョイント)
1000 ロボット
E エンドエフェクタ

Claims (4)

  1. 複数の関節を有する中空のアーム本体と、
    前記アーム本体を支持する基部と、
    前記基部から前記アーム本体の先端部にまで前記アーム本体内を通って配置され且つ前記先端部に接続され得る複数種類のエンドエフェクタに対応する配線を含む複数の配線であって、前記先端部での端部及び前記基部での端部にそれぞれ複数の第1コネクタ及び複数の第2コネクタを有する複数の配線と、
    前記基部から前記先端部にまで前記アーム本体内を通って配置され且つ前記先端部に接続され得る複数種類のエンドエフェクタに対応する配管を含む複数の配管であって、前記先端部での端部及び前記基部での端部にそれぞれ複数の第1ジョイント及び複数の第2ジョイントを有する複数の配管
    第1接続部材と、
    第2接続部材と、
    第3接続部材と、
    第4接続部材とを備え、
    記複数の配線は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配線と接続可能であり、
    前記複数の配管は、前記先端部から外部に延び且つ前記エンドエフェクタと接続可能であり、前記基部において前記アーム本体の外部から延びる外部配管と接続可能であり、
    前記複数の配線及び前記複数の配管の数量は、前記アーム本体に接続され得且つそれぞれが使用する配線、配管又はこれらの両方の数量が互いに異なる複数種類のエンドエフェクタに対応し、
    前記第1接続部材は、前記エンドエフェクタに設けられる第3コネクタと前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第1コネクタとを電気的に接続するように構成され、前記第3コネクタと接続可能に構成される第3部材コネクタと、前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第1コネクタと接続可能に構成される第1部材コネクタと、前記第3部材コネクタと前記第1部材コネクタとを接続する配線とを含み、
    前記第2接続部材は、前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第2コネクタと前記外部配線の第4コネクタとを電気的に接続するように構成され、前記エンドエフェクタに対応する前記配線の前記第2コネクタと接続可能に構成される第2部材コネクタと、前記第4コネクタと接続可能に構成される第4部材コネクタと、前記第2部材コネクタと前記第4部材コネクタとを接続する配線とを含み、
    前記第3接続部材は、前記エンドエフェクタに設けられる第3ジョイントと前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第1ジョイントとを流体連通可能に接続するように構成され、前記第3ジョイントと接続可能に構成される第3部材ジョイントと、前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第1ジョイントと接続可能に構成される第1部材ジョイントと、前記第3部材ジョイントと前記第1部材ジョイントとを接続する配管とを含み、
    前記第4接続部材は、前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第2ジョイントと前記外部配管に設けられる第4ジョイントとを流体連通可能に接続するように構成され、前記エンドエフェクタに対応する前記配管の前記第2ジョイントと接続可能に構成される第2部材ジョイントと、前記第4ジョイントと接続可能に構成される第4部材ジョイントと、前記第2部材ジョイントと前記第4部材ジョイントとを接続する配管とを含む
    ロボットアーム。
  2. 前記複数の配線は、動力線、制御線、信号線及び通信線の少なくとも1つを含み、
    前記第1コネクタ及び前記第2コネクタは、前記動力線、前記制御線、前記信号線及び前記通信線のそれぞれに対応して設けられる
    請求項に記載のロボットアーム。
  3. 前記複数の配管は、液体用配管及び気体用配管の少なくとも1つを含み、
    前記第1ジョイント及び前記第2ジョイントは、前記液体用配管及び前記気体用配管のそれぞれに対応して設けられる
    請求項又はに記載のロボットアーム。
  4. 前記基部に着脱可能である付属ユニットをさらに備え、
    前記付属ユニットは、前記エンドエフェクタを制御する制御機器を含む
    請求項1~のいずれか一項に記載のロボットアーム。
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