JP7488705B2 - 吸収体及びこれを備える吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収体及びこれを備える吸収性物品に関する。
尿取りパッド、テープ止めタイプ、パンツタイプ等の吸収性物品は、例えば、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体とから構成されている。このような吸収性物品は、通常、衣類の内部に装着して使用される。近年は、吸収性物品を装着していることが外部から目立たず、かつ、着用時の違和感及び着用感がないことが望まれている。このような観点から、薄型の吸収体を用いた吸収性物品が望まれている。
例えば、特許文献1には、表面シート、裏面シート、及び表面シートと裏面シートとの間に配された液保持性の吸収体を備え、表面シートと吸収体との間にセカンドシートが配されている吸収性物品が開示されている。
また、特許文献2には、親水性多孔体及び吸収性ポリマーを含んで構成される下部吸収層と、下部吸収層上に積層され、不織布及び吸収性ポリマーを含んで構成される上部吸収層とを具備する吸収体が開示されている。
特開2016-067897号公報 特開2009-131349号公報
しかし、上述した吸収性物品を薄型化又は軽量化する場合、吸収性を犠牲にしなければならないという問題がある。特に、軽失禁製品や尿取りパッド等の薄型の吸収性物品の場合には、吸収体の表面積が狭いため、このような問題が一層顕著となる。
特に、尿等の体液の吸収速度及び逆戻り量の少なさは、吸収性の指標としてどちらも重要なものであるが、薄型の吸収性物品では両者を高い次元で両立させることが難しいという問題がある。特に、体液の繰り返し吸収を前提する吸収性物品の場合には、このような問題が一層顕著となる。
また、吸収性物品の着用感を良好なものとする観点から、吸収した体液の拡散性に優れている吸収性物品であることも望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高い吸収速度を維持でき、逆戻り量が少なく、優れた吸収性を発揮できるとともに、体液の拡散性が高く、良好な着用感を得ることができる吸収体、及びこれを備える吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した目的を達成するために鋭意検討した結果、吸収体について、ポリウレタンを含む第一の連続多孔質体層と、第一の連続多孔質体層と対向するように配置された、ポリウレタンを含む第二の連続多孔質体層と、第一の連続多孔質体層の表面の一部と、第二の連続多孔質体層の表面の一部とが接合されることにより複数の領域が形成され、領域内にはブロック状の空間を形成するように高吸収性ポリマーが配置された、中間層とを設けることに知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
(1)
ポリウレタンを含む第一の連続多孔質体層と、前記第一の連続多孔質体層と対向するように配置された、ポリウレタンを含む第二の連続多孔質体層と、前記第一の連続多孔質体層の表面の一部と、前記第二の連続多孔質体層の表面の一部とが接合されることにより複数の領域が形成され、前記領域内にはブロック状の空間を形成するように高吸収性ポリマーが配置された、中間層と、を備え、かつ、フラッフパルプを含有しない、吸収体である。
(2)
前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、坪量が30~300g/mである、(1)の吸収体である。
(3)
前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、見かけ密度が100~200kg/mである、(1)又は(2)の吸収体である。
(4)
前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、その骨格表面が親水性である、(1)~(3)のいずれかの吸収体である。
(5)
前記中間層における前記高吸収性ポリマーの坪量は、30~300g/mである、(1)~(4)のいずれかの吸収体である。
(6)
前記第一の連続多孔質体層及び前記第二の連続多孔質体層を覆う、親水性シートを更に備える、(1)~(5)のいずれかの吸収体である。
(7)
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された、(1)~(6)のいずれかの吸収体と、を備える、吸収性物品である。
本発明によれば、高い吸収速度を維持でき、逆戻り量が少なく、優れた吸収性を発揮できるとともに、体液の拡散性が高く、良好な着用感を得ることができる吸収体、及びこれを備える吸収性物品を提供することができる。
図1は、第一の実施形態に係る吸収性物品の平面模式図である。 図2は、図1のX-X線における断面模式図である。 図3は、第一の実施形態に係る吸収性物品における吸収体の断面模式図である。 図4は、第二の実施形態に係る吸収性物品の断面模式図である。 図5は、第三の実施形態に係る吸収性物品の平面模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
さらに、本明細書において、「略」を付した用語は、当業者の技術常識の範囲内でその「略」を除いた用語の意味を示すものであり、「略」を除いた意味自体をも含むものとする。
図1は、第一の実施形態に係る吸収性物品の正面模式図であり、図2は、図1のX-X線における断面図であり、図3は、第一の実施形態に係る吸収性物品における吸収体の断面模式図である。
本実施形態に係る吸収性物品1は、着用時に肌側に位置する液透過性のトップシート20と、着用時に非肌側に位置する液不透過性のバックシート30と、トップシート20及びバックシート30の間に配置された吸収体10とを備えるものである。そして、トップシート20の長手方向の両端に一対の立体ギャザー21が設けられている。
そして、吸収体10は、ポリウレタンを含む第一の連続多孔質体層11と、第一の連続多孔質体層11と対向するように配置された、ポリウレタンを含む第二の連続多孔質体層12と、第一の連続多孔質体層11の表面の一部と、第二の連続多孔質体層12の表面の一部とが接合されることにより複数の領域が形成され、これらの領域内にはブロック状の空間Sを形成するように高吸収性ポリマー131が配置された、中間層13とを備えるものであり、かつ、フラッフパルプを含有しない。
吸収性物品1は、このような吸収体10を備えることにより、高い吸収速度を維持でき、逆戻り量が少なく、優れた吸収性を発揮できる。そして、体液の拡散性が高いことから良好な着用感を呈することを実現することもできる。また、吸収性物品1の薄型化及び軽量化を図ることもできる。例えば、吸収性物品1を薄型の使い捨て紙おむつに用いる場合、通常、紙おむつの大部分を占める吸収体10の薄型化が望まれるが、本実施形態によれば、ポリウレタンを含む連続多孔質体層11、12の複層間に、特定の空間を形成するように高吸収性ポリマー131を配置することによって、このような要求に応え得る薄型の吸収体10とすることができる。
なお、特に断りがない限り、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。着用とは、吸収性物品1を身体に装着した状態をいう。吸収性物品1は、通常衣類の内部において身体に装着されるものであるが、吸収性物品1の少なくとも一部が外部に露出するように身体に装着してもよい。
吸収性物品1は、ベビー用又は成人用を問わず、軽失禁製品、尿取りパッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等として好適に用いることができるが、これらに限定されるものではなく、その他の吸収性物品とすることもできる。また、アウターとしての各種紙おむつと、インナーとしての吸収性物品1とを組み合わせて用いることもできる。したがって、吸収性物品1は、その用途に応じて、体液の流出を防ぐための立体ギャザー21を設けてもよい。
また、吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1の長尺方向をいい、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して直交する方向である。吸収性物品1の厚み方向とは、トップシート20、吸収体10、及びバックシート30といった各部材の積層方向である。また、肌側面とは、吸収性物品1の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌を臨む面であり、非肌側面とは、吸収性物品1の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の衣服を臨む面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。
吸収性物品1の長手方向の寸法は、特に限定されないが、例えば100~800mmの範囲である。また、吸収性物品1の幅方向の寸法は、特に限定されないが、例えば50~500mmの範囲である。吸収性物品1の寸法をこのような範囲に調整することにより、軽失禁パッド、尿取りパッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等に適した吸収性物品1とすることができる。
<トップシート>
トップシート20は、吸収体10の全面を覆うように設けられているが、これに限定されず、例えば、吸収体10の一部が露出する(後述する親水性シート16を備える場合は、親水性シート16の一部が露出する)構成としてもよい。
トップシート20は、体液が吸収体10へ移動可能な液透過性を有する基材を用いることができる。液透過性のトップシート20としては、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の親水性の不織布;サーマルボンド/スパンボンド等の同種又は異種の不織布を積層した複合不織布;ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等からなる発泡フィルム、これらの2種以上の積層体である複合シート等が挙げられる。これらの中でも、体液の吸収体10への移行性(液透過性)、吸収性物品1内での体液の拡散性等の観点から、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、サーマルボンド/スパンボンド複合不織布等であることが好ましい。
トップシート20には、例えば液透過性を向上させる観点から、その表面にエンボス加工又は穿孔加工を施してもよい。エンボス加工や穿孔加工は、公知の方法によって実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート20には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
トップシート20の坪量は、特に限定されないが、強度、加工性、及び液戻り量の観点から、18g~400g/mであることが好ましい。トップシート20の形状は、特に限定されないが、漏れがないように体液を吸収体10へと誘導できる形状であればよい。このような観点から、トップシート20は吸収体10を覆うように配置されていることが好ましい。
<立体ギャザー>
また、吸収性物品1は、図1に示すように、使用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性物品1の長手方向に沿って、トップシート20の肌側面の両側端部に、一対の立体ギャザー21を備えている。吸収性物品1の幅方向における立体ギャザー21の幅方向一端は、バックシート30の肌側面の両側端部付近(又は非肌側面の両側端部付近)に固定されている。また、その幅方向途中部はトップシート20の肌側面の両側端部付近に固定され、その幅方向他端はトップシート20に固定されない自由端21aとなるように、立体ギャザーシートが配置されている。
また、立体ギャザー21の自由端21a付近に立体ギャザー用弾性伸縮部材(不図示)を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザー21の自由端21aに起立性を付与し、着用者の体型に合わせて変形可能とすることができる。立体ギャザー21の幅方向一端の固定位置は、例えば、バックシート30の非肌側面の幅方向両端、トップシート20とバックシート30とを部分的又は全体的に接合した袋体の幅方向両端、トップシート20の肌側面の幅方向両端等が挙げられる。なお、本実施形態の吸収性物品1は、立体ギャザー21を含まない実施形態をも包含する。
立体ギャザー用弾性伸縮部材としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用され、立体ギャザーシートとしては、疎水性繊維によって形成された撥水性又は液不透過性の不織布、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布の積層体である複合不織布等が使用される。
<バックシート>
バックシート30は、吸収体10が保持している体液が衣類を濡らしたり、皮膚表面に付着したりすることがないよう、通気性又は非通気性の液不透過性を有する基材を用いることができる。液不透過性のバックシート30としては、例えば、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体である複合シート等が挙げられる。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなるフィルム、ポリエチレンとポリプロピレンとの複合フィルム等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布とメルトブロー不織布との積層体である複合不織布、スパンボンド不織布とメルトブロー不織布とスパンボンド不織布との積層体である複合不織布等が挙げられる。
バックシート30の坪量は、特に限定されないが、強度及び加工性の観点から、15~40g/mであることが好ましい。また、着用時の蒸れを防止する観点から、通気性を有するバックシート30であることが好ましい。バックシート30に通気性を付与する方法は、特に限定されず、公知の方法を採用することができる。例えば、バックシート30の基材となる樹脂フィルムを多孔質化する方法、バックシート30の基材にエンボス加工を施す方法等が挙げられる。樹脂フィルムを多孔質化する方法の一例としては、樹脂にフィラーを含有させてフィルム化し、得られたフィルムからフィラーを除去する方法等が挙げられる。フィラーとしては、例えば炭酸カルシウム等の無機塩が挙げられる。
<吸収体>
吸収体10は、フラッフパルプを含有しないものであり、ポリウレタンを含む第一の連続多孔質体層11と、ポリウレタンを含む第二の連続多孔質体層12とが部分的に接合された領域内に、ブロック状の空間Sを形成するように高吸収性ポリマー131が配置されている。
従来、吸収性物品を構成する吸収体については、フラッフパルプと高吸収性ポリマー(Super Absorbent Polymer、「SAP」とも称される。)を併用する手法が用いられてきたが、吸収体にフラッフパルプを用いると吸収体が厚くなる傾向にあった。そのため、フラッフパルプを用いずに、高吸収性ポリマーを充填した高吸収性シート(「SAPシート」とも称される。)を吸収体として用いることが試みられていた。しかし、従来のSAPシートを吸収体として用いると、吸収体の内部に充填された高吸収性ポリマーが着用時の着用者の動作によって位置ずれが起きてしまう。これによって、高吸収性ポリマーの分布に偏りが生じてしまい、吸収性の低下や着用感の悪化が生じてしまう。
この点、本実施形態によれば、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12(以下、これらを連続多孔質体層11,12と総称することがある。)として連続多孔質体であるポリウレタンシートを用いるとともに、これら複層間にブロック状の空間Sが形成されるように高吸収性ポリマー131を配置することによって、上述した不具合を抑制することができる。したがって、かかる吸収体10を用いることによって、吸収性物品1の好適な態様として、フラッフパルプを含有しない吸収性物品1でありながら、良好な吸収性及び着用感を実現することができる。
連続多孔質体層11,12は、連続多孔質体であるポリウレタンを含む層であり、例えば、ポリウレタン連続多孔質体シートを用いることができる。連続多孔質体層11,12は、細孔を多く含む構造であることにより、体液の吸収前(例えば、排尿前)は高吸収性ポリマー131の硬さを感じにくい。また、空間Sがブロック状となるように高吸収性ポリマー131を配置することによって、高吸収性ポリマー131の位置ずれによる分布の偏りを抑制できる。さらに、体液の吸収後(例えば、排尿後)も厚さや触感を長手方向及び幅方向にわたって均一に保つことができるから、良好な着用感を維持することができる。
なお、ブロック状の空間Sとするには、例えば、第一の連続多孔質体層11と第二の連続多孔質体層12を略直線状に設けられた複数の接合部14,15により部分的に接合する方法が挙げられる。図1に示すように、縁辺の長手方向が接合されて接合部15となり、さらに幅方向に延びて両端が縁辺の接合部15に繋がる複数の接合部14が、連続多孔質体層11,12の長手方向に間隔を空けて連なっている。連続多孔質体層11,12の内部では、略直線状の接合部14により区画された略矩形状の領域(内部空間又は隙間)が形成されている。そして、この領域には、例えばブロック状、薄葉状等である高吸収性ポリマー131の層(中間層13参照)が封入されている。本実施形態では、接合部14,15で四周を囲まれた領域が複数形成されている。
このように接合部14,15を設けることで、吸収体10からの高吸収性ポリマー131の脱落が防止されることから、体液を複数回吸収しても、吸収性及び体液吸収速度が高水準に維持され、また、体液拡散性も良好である。その結果、体液の逆戻りもなく、着用感の良好な吸収性物品1が得られる。
連続多孔質体層11,12はポリウレタンを含むものであればよいが、ポリウレタンが有する伸縮性等の各種特性を吸収体10に付与する観点から、ポリウレタンを主成分とすることが好ましい。ここでいう主成分とは、連続多孔質体層11,12においてポリウレタンを少なくとも50質量%以上含有することをいう。連続多孔質体層11,12の具体例としては、軟質ポリウレタンフォームの連続多孔質体層であることが好ましい。例えば、軟質ウレタンフォームの連続多孔質体から構成される単層シートであることがより好ましい。このような軟質ポリウレタンフォームのシートとしては、軟質ポリウレタンフォームからなる粒子又は繊維を他の合成樹脂中に分散させてシート状に成形した複合シート、軟質ポリウレタンフォームからなる粒子又は繊維を繊維から構成される布(不織布、編物、織物等)と混在させた複合シート等が挙げられる。
軟質ポリウレタンフォームは、公知の製造方法に従って、例えば、ポリオール、ポリイソシアネート等の原料化合物、発泡剤、整泡剤、触媒等の添加剤等を混合し、得られた混合物を加熱して発泡させることにより得ることができる。また、原料化合物を加熱下に反応させつつ、気体系の発泡剤を注入してもよい。原料化合物の種類、添加剤の種類と添加量、発泡時の加熱温度、発泡時間、発泡時の加圧力といった反応条件を適宜選択することにより、軟質ポリウレタンフォームの発泡倍率、見掛け密度、引張強度、引張破断伸び、伸長応力、平均摩擦係数(MIU)、摩擦係数変動(MMD)等の各特性を調整できる。
発泡倍率は、好ましくは10~60倍である。発泡倍率をかかる範囲内とすることにより、全方位に伸縮可能な材料となり易い。特に、発泡倍率が10倍以上であることにより、伸縮性が更に向上し、フィット性が更に向上する。また、発泡倍率が60倍以下であることにより、強度が一層向上し、体液を吸収した後の吸収体10の所定移置からのずり落ちを防ぐことができる。
連続多孔質体層11,12は、ポリウレタンを含むことにより、全方位への伸縮性を有するが、連続多孔質体であることによって伸縮性以外の特性を向上させることもできる。ここでいう連続多孔質体とは、多数の連続した気孔を有し、かつ、隣接した気孔間の壁面が開口して、連続しているものをいい、連続気泡体等と呼ばれることもある。例えば、ポリウレタンを含む層が連続気泡体であることにより、独立気泡体である場合よりも着用者のフィット性が更に向上する。なお、連続気泡体であることは、ポリウレタン含む層を切断し、その切断面を顕微鏡で観察することにより確認できる。
連続多孔質体層11,12について、その製造方法は特に限定されないが、例えば、発泡法、抽出法、又はW/Oエマルション法によって作製された連続多孔質体を用いることができる。また、連続多孔質体層11,12は、その厚さ方向に熱圧縮処理が施されていることが好ましい。熱圧縮処理により、連続多孔質体中の骨格が、圧縮方向に沿って変形され、折りたたまれたように変形させることができる。これにより、熱圧縮成形後の連続多孔質体は、熱圧縮成形される前と比較して、圧縮方向にセル空間が密な状態となり、かつ、セル骨格が水平方向に並ぶ状態となる。そのため、厚さ方向の透水性及び水平方向の拡散性が一層向上する。
第一の連続多孔質体層11及び/又は第二の連続多孔質体層12は、その坪量が30~300g/mであることが好ましい。この下限は50g/m以上であることがより好ましく、この上限は250g/m以下であることがより好ましい。坪量がこのような範囲であることにより、体液の漏れを効果的に防止できるとともに、通気性が更に向上し、蒸れ等の発生を更に効果的に防ぐことができる。このような観点から、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12のいずれの坪量も上記範囲であることが好ましい。
第一の連続多孔質体層11及び/又は第二の連続多孔質体層12は、その見かけ密度が100~200kg/mであることが好ましい。この下限は120kg/m以上であることがより好ましく、この上限は180kg/m以下であることがより好ましい。見かけ密度がこのような範囲であることにより、強度が一層向上し、体液を吸収した後の吸収体10のずり落ちを防ぐことができるとともに、伸縮性及びフィット性が更に向上する。このような観点から、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12のいずれの見かけ密度も上記範囲であることが好ましい。
第一の連続多孔質体層11及び/又は第二の連続多孔質体層12の厚みは、1.0~4.0mmであることが好ましい。この下限は1.5mm以上であることがより好ましく、この上限は3.2mm以下であることがより好ましい。厚みがこのような範囲であることにより、薄型の吸収体10でありながら、その連続多孔質体層11、12の破断を効果的に防ぐことができるため、着用感の負担を一層軽減することができる。厚みは、例えばハイトゲージ(ミツトヨ社製)を用いて、無荷重条件下で測定することができる。このような観点から、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12のいずれの厚みも上記範囲であることが好ましい。
第一の連続多孔質体層11及び/又は第二の連続多孔質体層12は、ポリウレタンの原料化合物を適宜選択することにより、その骨格表面を親水性にも疎水性にも調整することができるが、高吸収性ポリマー131の吸水性を発揮する観点から、これらの骨格表面はいずれも親水性であることが好ましい。
骨格表面が親水性であるか否かは、下記の方法により判断することができる。まず、連続多孔質体層11,12(幅10mm以上、長さ10mm以上)を撓みがないように静置する。そして、連続多孔質体層11,12上にイオン交換水の水滴(0.05mL)を10滴たらし、連続多孔質体層11,12に吸収されるまでの時間を測定する。この時間が5秒以内である場合、又は8滴以上の液滴が吸収された場合を親水性であると判断する。
骨格表面が親水性である連続多孔質体層11,12としては、例えば、骨格を構成するポリウレタン自体が親水性を有するもの、疎水性のポリウレタン連続多孔質体を親水化処理したもの等が挙げられる。例えば、骨格を構成するポリウレタン自体が親水性を有するものとしては、ポリオール成分にポリアルキレンオキシドポリオールを含有するものが挙げられる。また、疎水性のポリウレタン連続多孔質体を親水化処理したものとしては、ポリウレタン連続多孔質体の骨格表面の少なくとも一部が界面活性剤やエチレンオキシド等の反応性ガスによって処理され、その細孔表面に親水基が導入されたもの等が挙げられる。
第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12の材料、寸法形状、及び層構造は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
吸収体10は、第一の連続多孔質体層11と第二の連続多孔質体層12とを接合部14によって一体化した複合シートである。第一の連続多孔質体層11と第二の連続多孔質体層12とは線状に設けられた複数の接合部14により部分的に接合されている。そして、吸収体10の縁辺の全周も接合部15によって接合されている。
吸収体10の内部には、略直線状の接合部14により区画形成された略矩形状の領域(内部空間又は隙間)が複数設けられており、各領域には、ブロック状の空間Sを形成するように高吸収性ポリマー131が封入されている。これによって、中間層13が形成されている。すなわち、中間層13は、高吸収性ポリマー131を含む層であり、第一の連続多孔質体層11と第二の連続多孔質体層12とが部分的に接合されることにより形成された領域内において、ブロック状の空間Sを形成するよう高吸収性ポリマー131が配置されている。
中間層13としては、例えば、高吸収性ポリマー131のみからなる層(例えば、高吸収性ポリマー131の粒子(SAP粒子)をシート状の形状である型に充填し、高吸収性ポリマー131の粒子形状が残存する程度に加熱及び/又は加圧したシート状の層等)、高吸収性ポリマー131とバインダーとを含む層(例えば、高吸収性ポリマー粒子、吸収性に影響を与えない程度の適量のバインダー、及び溶剤との分散液を、スパンボンド不織布の表面に塗布し、加熱及びバインダーを固化させた層等)、高吸収性ポリマー131とパルプ繊維ウェブを構成するパルプ繊維とを含む層等が挙げられる。
高吸収性ポリマー131の形状は、特に限定されず、粒子状、繊維状、薄片状、薄葉状等の種々の形状を採ることができるが、ブロック状の空間Sを形成しやすいという観点から、粒子状(SAP粒子)であることが好ましい。
高吸収性ポリマー131は、体液を吸収し、かつ、体液の逆流を防止できるものであれば特に限定されないが、例えば、カルボキシル基含有モノマーを含む重合体が挙げられる。かかる重合体としては、例えば、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン・無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、重量当たりの体液吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムがより好ましい。
中間層13における高吸収性ポリマー131の坪量は、特に限定されないが、例えば吸収量、触感、及び吸収後の快適性等の観点から、30~300g/mであることが好ましい。このような観点から、この下限は50g/m以上であることがより好ましく、この上限は250g/m以下であることがより好ましい。
高吸収性ポリマー131を吸収体10の内部に固定化する観点から、複数の接合部14を互いに離隔して設けることが好ましい。接合部14により区画される領域の形状は特に限定されず、例えば、矩形状、同心円状、ハニカム状、複数の三角形が長手方向及び幅方向に並び、隣り合う一対の三角形が一辺を共有する形状、複数の斜線が連続配置される形状等が挙げられる。
接合部14,15を設けることで、吸収体10の内部から高吸収性ポリマー131が脱落することを防止することができる。これにより、高吸収性ポリマー131が体液を繰り返し吸収しても、吸収性及び吸収速度が低下することなく、高水準に維持される。また、体液拡散性も良好である。
本実施形態に係る吸収体10及び吸収性物品1は、親水性シートを設けてもよい。以下にその一例を説明する。
図4は、第二の実施形態に係る吸収性物品の断面模式図である。
図4に示す吸収性物品2は、吸収体40が、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12を覆う、親水性シート16を更に備えた態様である点で、第一の実施形態である吸収性物品1と相違する。親水性シート16を設けることで、吸収体40の形状の更なる安定化や、高吸収性ポリマー131の更なる脱落防止を図ることができる。親水性シート16は、第一の連続多孔質体層11の少なくとも一部と第二の連続多孔質体層12の少なくとも一部とを覆うように配置されていればよいが、上述した高吸収性ポリマー131の安定的な配置及び脱落防止の観点から、第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12の全体を覆うように配置されていることが好ましい。
親水性シート16の材料は、親水性を有するものであればよく、ティッシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布等が挙げられる。親水性シート16は複数用いてもよく、その場合、複数の親水性シート16の基材は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
接合部14,15によって区画形成されている各領域の形状は、第一の実施形態及び第二の実施形態の形状に限定されず、用途及び寸法形状等を考慮して、適宜変形させることができる。以下にその一例を説明する。
図5は、第三の実施形態に係る吸収性物品の平面模式図である。
吸収性物品3は、吸収体50の幅方向に接合部14を設けただけでなく、その長手方向にも接合部17を設けている点で、第一の実施形態に係る吸収性物品3と相違する。また、吸収体50の幅方向の接合部14の配置間隔を密にしている点で、第一の実施形態に係る吸収性物品1と相違する。
図5に示すように、接合部14,15,17の配置を調整することによって、中間層13における高吸収性ポリマー131の配置を調整することができる。例えば、接合部14,15,17の配置間隔を密にすると、形成される領域は狭小になり、高吸収性ポリマー131を吸収体50の内部に固定することができる。
また図示はしないが、吸収体50の内部には、略直線状の接合部14,15,17により区画形成された略矩形状の領域(内部空間又は隙間)が形成され、これらの領域にはブロック状の空間Sを形成するように高吸収性ポリマー131が封入されることにより、中間層13を構成する。本実施形態では、接合部14,15,17により四周を囲まれた領域が複数形成されていてもよい。
<吸収体の製造方法>
本実施形態に係る吸収体10,40,50は、接合前の第一の連続多孔質体層11及び第二の連続多孔質体層12を、所定の位置で接合することにより作製できる。例えば、(1)接合前の第一の連続多孔質体層11に、高吸収性ポリマー131と第二の連続多孔質体層12とを積層して積層体とする工程と、(2)得られた積層体において第一の連続多孔質体層11の表面の一部と第二の連続多孔質体層12の表面の一部を接合する工程と、を行う製造方法が挙げられる。そして、上述した親水性シート16を有する吸収体40の場合には、(2)工程の後に、さらに(3)親水性シート16によって第一の連続多孔質体層11と第二の連続多孔質体層12を被覆する工程を行う製造方法によって得ることができる。
上述した接合方法は、特に限定されず、公知の方法を採用することができる。用いる部材の材質及び形状等を考慮して、適宜好適な方法を採用することができる。例えば、加圧、加熱、接着、縫製等による方法が挙げられる。加圧の場合、ロールを用いることができる。加熱の場合、ヒーターを用いることができる。接着の場合、化学的な接着剤を用いてもよいし、熱接着(ヒートシール)や超音波接着(超音波シール)等によってもよい。
1,2,3:吸収性物品、10,40,50:吸収体、11:(第一の)連続多孔質体層、12:(第二の)連続多孔質体層、13:中間層、14,15,17:接合部、16:親水性シート、20:トップシート、21:立体ギャザー、21a:(立体ギャザーの)自由端、30:バックシート、131,131a,131b,131c,131d,131e:高吸収性ポリマー、S:ブロック状の空間

Claims (6)

  1. ポリウレタンを50質量%以上含む第一の連続多孔質体層と、
    前記第一の連続多孔質体層と対向するように配置された、ポリウレタンを50質量%以上含む第二の連続多孔質体層と、
    前記第一の連続多孔質体層の表面の一部と、前記第二の連続多孔質体層の表面の一部とが接合されることにより複数の領域が形成され、前記領域内にはブロック状の空間を形成するように高吸収性ポリマーが配置された、中間層と、
    を備え、
    前記第一の連続多孔質体層及び前記第二の連続多孔質体層は、軟質ポリウレタンフォームから構成されるシートであり、
    前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、見かけ密度が100~200kg/m であり、
    前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層の厚みは、1.0~3.2mmであり、
    かつ、フラッフパルプを含有しない、
    吸収体。
  2. 前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、坪量が30~300g/mである、
    請求項1に記載の吸収体。
  3. 前記第一の連続多孔質体層及び/又は前記第二の連続多孔質体層は、その骨格表面が親水性である、
    請求項1又は2に記載の吸収体。
  4. 前記中間層における前記高吸収性ポリマーの坪量は、30~300g/mである、
    請求項1~のいずれか一項に記載の吸収体。
  5. 前記第一の連続多孔質体層及び前記第二の連続多孔質体層を覆う、親水性シートを更に備える、
    請求項1~のいずれか一項に記載の吸収体。
  6. 液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された、請求項1~のいずれか一項に記載の吸収体と、
    を備える、吸収性物品。

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