JP7486163B2 - 寝具提案システム及び寝具提案方法 - Google Patents

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Description

本開示は、使用者に寝具を提案するときに用いられる寝具提案システム及び寝具提案方法に関する。
特開2015-94740号公報には、枕の高さ決定装置が記載されている。枕の高さ決定装置は、タブレット端末によって用いられる。高さ決定装置は、制御部、カメラ、表示部、タッチパネル、記憶部、及び通信部を有する。記憶部には、枕の画像、枕の素材別の価格の一覧表、が記憶されている。
制御部は、取得部、位置決定部、第1直線算出部、第2直線算出部、角度算出部、高さ算出部、及び寝具画像生成部を有する。取得部は、被験者が真っ直ぐに立ったときの横の姿を撮影したカメラによって得られた人物画像を取得して表示部に表示する。位置決定部は、当該人物画像中の被験者の後頭部、頸椎、背中、腰及び臀部の位置を決定する。
第1直線算出部は後頭部の位置と背中の位置とを結ぶ第1直線を算出し、第2直線部は背中と臀部とを結ぶ第2直線を算出する。角度算出部は、第1直線と第2直線との交差角度である頭傾斜角度を算出する。高さ決定部は、頭傾斜角度が大きいほど枕の高さが高くなるように枕の高さを決定する。寝具画像生成部は、決定された枕の高さの画像、敷き寝具の画像、及び人物画像を表示し、これらの画像が被験者に示される。
特開2015-94740号公報
前述した枕の高さ決定装置では、枕及び敷き寝具が人物画像と共に表示される。しかしながら、枕、敷き寝具及び人物画像が表示されるのみでは、寝具の使用者に十分な提案を行うことができず、提案として不十分であるという現状がある。また、前述した枕の高さ決定装置では、位置決定部は、当該人物画像中の被験者の後頭部、頸椎、背中、腰及び臀部の位置を決定する。
しかしながら、被験者からカメラまでの距離、及び被験者に対するカメラの撮影角度によっては、撮影された画像にばらつきが生じる。従って、撮影された人物画像から後頭部、頸椎、背中、腰及び臀部の位置を決定する場合、撮影環境及び撮影条件によって決定された位置のばらつきが生じることがある。よって、取得する身体の各部の位置の正確性において改善の余地がある。
本開示は、より正確に身体の各部の位置を取得することができると共に、使用者に適した寝具を十分に提案することができる寝具提案システム及び寝具提案方法を提供することを目的とする。
本開示に係る寝具提案システムは、使用者に寝具を提案するときに用いられる寝具提案システムであって、使用者の身長を入力する身長入力部と、寝具の使用者の身体を撮影する撮影部と、身長入力部によって入力された身長、及び、撮影部によって撮影された身体から身体の各部の位置を取得する身体位置取得部と、身体位置取得部によって取得された身体の各部の位置から寝具の内容データを算出し、内容データを表示する内容データ算出部と、を備え、寝具は、パッドが挿入される複数の領域を有するマットレスであり、内容データ算出部は、パッドの挿入の要否を、領域毎に算出すると共に領域毎に表示する
本開示に係る寝具提案システムでは、身長入力部において使用者の身長が入力されると共に、撮影部によって使用者の身体が撮影される。そして、身体位置取得部は、入力された身長、及び撮影された使用者の身体から身体の各部の位置を取得する。身長は使用者自身が把握している可能性が高い数値であるため、使用者は自身の身長の数値を容易に入力することができる。従って、入力された身長を基に、使用者の身体の各部の位置測定を容易に行うことができる。また、入力された身長を用いて身体の各部の位置を取得するので、身長を基準とした正確な各部の位置取得を行うことができる。すなわち、身長を基準として頸椎及び背中等の位置が取得されるので、撮影環境及び撮影条件に依存せずに各部の位置を取得できる。その結果、より正確に身体の各部の位置を取得することができる。更に、取得された身体の各部の位置から内容データ算出部が寝具の内容データを算出し、寝具の内容データが表示される。従って、使用者は画面上の内容データを見るだけで自分に適した寝具の内容を把握することができる。よって、寝具の使用者に、使用者に適した寝具の提案を十分に行うことができる。
前述した寝具提案システムは、身体位置取得部によって取得された身体の各部の位置から各部のサイズを算出すると共に、サイズを表示するサイズ算出表示部を備えてもよい。この場合、サイズ算出表示部が身体の各部のサイズを表示するので、使用者は身体の各部の詳細を画面を見て把握することができる。
前述した寝具提案システムは、撮影部によって撮影された身体の画像と共に、画像上で移動可能なマークを表示するマーク表示部を備え、身体位置取得部は、画像上で移動されたマークの位置に基づいて各部の位置を取得してもよい。この場合、画像上でマークの位置を移動させて身体の各部の位置を指定することができる。従って、より正確な各部の位置取得が可能となる。
前述した寝具提案システムは、身体位置取得部によって取得された身体の各部の位置から使用者の体型を判定する体型パターン判定部を備えてもよい。この場合、体型パターン判定部は、身体の各部の位置から使用者の体型を判定する。従って、使用者は、自身の体型がどの体型パターンなのかを把握することができる。
ットレスに対するパッドの挿入の要否がマットレスの領域毎に表示される。従って、使用者だけでなく寝具の提案者もパッドの挿入の要否を把握できるので、より適切なマットレスの提案を行うことができる。
内容データ算出部は、マットレスの領域に用いるパーツの種別が表示されるパーツ種別表を表示してもよい。この場合、マットレスの領域に用いるパーツの種別が表示されるので、例えば、マットレスの領域に用いる柔らかいパーツ(一例として「ソフト」)又は硬いパーツ(一例として「ハード」)等を表示できるので、使用者により相応しいマットレスの提案を行うことができる。
本開示に係る寝具提案方法は、使用者に寝具を提案する寝具提案方法であって、使用者の身長を入力する工程と、寝具の使用者の身体を撮影する工程と、入力する工程において入力された身長、及び、撮影する工程において撮影された身体から身体の各部の位置を取得する工程と、身体の各部の位置から寝具の内容データを算出すると共に、内容データを表示する工程と、を備え、寝具は、パッドが挿入される複数の領域を有するマットレスであり、内容データの算出では、パッドの挿入の要否を、領域毎に算出すると共に領域毎に表示する
本開示に係る寝具提案方法では、使用者の身長が入力されると共に、使用者の身体が撮影される。そして、入力された身長、及び撮影された身体から身体の各部の位置を取得する。前述したように、身長は使用者自身が把握している可能性が高いため、使用者に容易に身長を入力させることができるので、身体の各部の位置測定を容易に行うことができる。また、入力された身長を用いて身体の各部の位置を取得することにより、身長を基準としてより正確な各部の位置取得を行うことができる。従って、撮影環境及び撮影条件に依存せずに各部の位置を取得できるので、より正確に身体の各部の位置を取得することができる。更に、取得された身体の各部の位置に基づいて寝具の内容データが算出され、当該内容データが表示される。従って、前述した寝具提案システムと同様、寝具の使用者に、使用者に適した寝具の提案を十分に行うことができる。
本開示によれば、より正確に身体の各部の位置を取得することができると共に、使用者に適した寝具を十分に提案することができる。
実施形態に係る寝具提案システムの構成の一例を示すブロック図である。 使用者の身体の各部の位置の例を示す側面図である。 図2の各部のサイズの例を示す図である。 表示される身体の各部のサイズの例を示す図である。 (a)~(f)は、表示される体型パターンの例を示す図である。 表示されるマットレスの内容データの例を示す図である。 実施形態に係る寝具提案方法の工程の例を示すフローチャートである。 使用者の上半身の各部のサイズの例を示す図である。 使用者の上半身の各部のサイズの例を示す図である。 表示される身体の各部のサイズの例を示す図である。 (a)及び(b)は、表示される枕の内容データの例を示す図である。 図7とは別の実施形態に係る寝具提案方法の工程の例を示すフローチャートである。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る寝具提案システム及び寝具提案方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本開示に係る寝具提案システム及び寝具提案方法では、使用者に寝具を提案する。本開示において、「寝具」とは、身体を休めるときに身体に当てられるものを示している。「寝具」としては、例えば、マットレス若しくは敷き布団等の敷き寝具、掛け布団等の掛け寝具、枕、ベッドパッド、クッション又は座布団が挙げられる。
本開示において「使用者」は、寝具を使用する者を示している。「使用者」としては、寝具を購入する者、又は寝具を試用する者が挙げられる。寝具提案システムは、使用者の身体を撮影する撮影部を含む。本開示において「撮影部」とは、使用者の身体の像を取得するものを示している。「撮影部」には、カメラ、携帯端末、又は3Dスキャナ等のスキャナが挙げられる。
寝具提案システムは、身体の各部の位置を取得する身体位置取得部を含む。身体の「各部」とは、身体の部位を示しており、例えば、頭頂部、後頭部、頸椎、背中、臀部、膝裏及びかかとの少なくともいずれかが挙げられる。寝具提案システムは、寝具の内容データを算出し、内容データを表示する内容データ算出部を含む。「寝具の内容データ」とは、寝具の中身の情報を示している。「寝具の内容データ」としては、例えば、マットレスに挿入されるパッド、又は枕の内部空間に収容される内容物の量が挙げられる。
図1は、実施形態に係る寝具提案システム1のブロック図である。寝具提案システム1は、例えば、情報端末2と、サーバ10とを備える。サーバ10は情報端末2と通信可能とされている。サーバ10は、一例として、オペレーティングシステム及びソフトウェア(アプリケーション)等を実行するプロセッサ(例えばCPU)と、ROM及びRAMによって構成される主記憶部と、ハードディスク又はフラッシュメモリ等で構成される補助記憶部と、ネットワークカード又は無線通信モジュールで構成される通信制御部と、キーボード又はマウス等の入力装置と、モニタ等の出力装置とを備える。但し、サーバ10の構成は、上記に限定されず適宜変更可能である。
サーバ10の各機能要素は、プロセッサ又は記憶部(例えば上記の主記憶部又は補助記憶部)に所定のソフトウェアを読み込ませて当該ソフトウェアを実行することによって実現される。プロセッサは、当該ソフトウェアに従って、前述した通信制御部、入力装置又は出力装置を動作させ、記憶部におけるデータの読み出し及び書き出しを行う。サーバ10の処理に用いられるデータ又はデータベースは記憶部に格納される。
情報端末2は、例えば、サーバ10の機能を実行可能な機器である。情報端末2は、例えば、携帯端末である。「携帯端末」は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット又はノートパソコン等、携帯可能な端末を示している。情報端末2は、携帯端末以外の端末であってもよく、例えば、パソコンであってもよい。例えば、情報端末2は、寝具を使用する使用者の情報端末、及び寝具を提案する提案者の情報端末、の双方を含む。
一例として、サーバ10は、機能的構成要素として、身長入力部11、画像取得部12、マーク表示部13、身体位置取得部14、サイズ算出表示部15、体型パターン判定部16、及び内容データ算出部17を含む。
まず、寝具がマットレスである例(マットレスを提案する例)について説明する。図1、図2及び図3に示されるように、身長入力部11は、例えば、サーバ10から情報端末2に提供されたアプリケーションの使用時に入力される。身長入力部11に対する使用者Mの身長Lの入力は、使用者Mによって行われてもよいし、寝具の提案者(例えば、販売員等、寝具の提供者又は寝具アドバイザー)によって行われてもよい。身長入力部11に対する使用者Mの身長Lの入力と共に、身長入力部11に対する使用者Mの体重の入力がなされてもよい。
画像取得部12は、使用者Mの身体の画像を取得する。例えば、情報端末2のカメラ(撮影部)によって撮影された使用者Mの身体の画像が画像取得部12によって取得される。具体例として、情報端末2でアプリケーションを起動して情報端末2で使用者Mの身体を撮影することによって画像取得部12が当該身体の撮影画像を取得する。
なお、画像取得部12は、使用者Mの身体の後方に配置されたメモリRと共に撮影を行うことによって画像を取得してもよい。また、情報端末2のカメラ以外の撮影部(例えば情報端末2とは別のカメラ)によって撮影された画像が画像取得部12に取得されてもよい。
マーク表示部13は、画像取得部12によって取得された使用者Mの身体の画像と共に、身体の各部の位置を示すマークKを情報端末2の画像上に表示する。例えば、マーク表示部13は、複数のマークKを使用者Mの身体の部位ごとに表示する。マークKは、例えば、情報端末2の画面に指で触れることによって移動可能とされており、マークKを移動することによって使用者Mの身体の部位を指定可能とされている。
図2の例では、使用者Mの頸椎M1、背中M2、腰M3、臀部M4、膝裏M5、及びかかとM6のそれぞれに対応する複数(一例として6つ)のマークKが表示される。例えば、寝具の提案者又は使用者によって、各マークKが画像上の身体の各部(一例として頸椎M1、背中M2、腰M3、臀部M4、膝裏M5及びかかとM6のそれぞれの位置)に位置合わせされる。
身体位置取得部14は、身長入力部11によって入力された身長L、及び、前述した撮影部によって撮影された使用者Mの身体から当該身体の各部の位置を取得する。例えば、身体位置取得部14は、身長Lと画像上においてマークKが付された身体の位置とから当該各部の位置を取得する。すなわち、身体位置取得部14は、画像上で移動されたマークKの位置に基づいて当該身体の各部の位置を取得する。
サイズ算出表示部15は、身体位置取得部14によって取得された使用者Mの身体の各部の位置から当該各部のサイズを表示する。図3の例では、サイズ算出表示部15は、頸椎M1から頭頂部M7までの高さL1、背中M2から頭頂部M7までの高さL2、腰M3から頭頂部M7までの高さL3、臀部M4から頭頂部M7までの高さL4、及び、膝裏M5から頭頂部M7までの高さL5を算出する。
身長入力部11によって入力された身長Lの値は、身体の撮影画像上におけるかかとM6から頭頂部M7までの高さに相当する。前述した高さL1~L5及び後述する横位置W1~W6のそれぞれの値は、入力された身長Lに対する比率から算出される。一例として、身長入力部11において身長Lが170cmと入力され、画像上における身長Lに対する高さL4の比率が0.5であった場合、臀部M4から頭頂部M7までの高さL4は85cmと算出される。このように、入力された身長Lに対する比率から高さL1~L5及び横位置W1~W6が求められるので、高さL1~L5及び横位置W1~W6のそれぞれの値を高精度に取得できる。
また、サイズ算出表示部15は、頸椎M1の横位置W1、背中M2の横位置W2、腰M3の横位置W3、臀部M4の横位置W4、膝裏M5の横位置W5、及びかかとM6の横位置W6、の少なくともいずれかを算出してもよい。本開示において、「横位置」とは、身体の各部の横方向の位置を示しており、例えば、身体の前後方向における各部の突出具合及び窪み具合を示している。
一般的に、頸椎M1及び腰M3のそれぞれは背中M2に対して身体の前側に窪んでおり、臀部M4は腰M3から身体の後側に突出している。膝裏M5は臀部M4から前側に窪んでおり、かかとM6は膝裏M5から身体の後側に突出している場合がある。図3では、横位置W4の値を0としたときにおける横位置W1,W2,W3,W5,W6のそれぞれの値が正である例を示している。すなわち、図3の例では、横位置W1,W2,W3,W5,W6は、横位置W4に対する身体の前側への窪み具合を示している。しかしながら、横位置W1~W6の表示方法は適宜変更可能である。
図3及び図4に示されるように、サイズ算出表示部15は、算出した高さL1~L5及び横位置W1~W6を、例えば、画面21に表示する。一例として、画面21は情報端末2のディスプレイ上に表示される画面である。画面21は、身長21b、体重21c、頭~頸椎の長さ21d、頸椎の横方向位置21f、頭~背中の長さ21g、背中の横方向位置21h、頭~腰の長さ21j、腰の横方向位置21k、頭~臀部の長さ21m、臀部の横方向位置21p、頭~膝の長さ21q、及び頭~かかとの長さ21sを表示する。
身長21b及び体重21cのそれぞれには、入力された身長L及び体重のそれぞれが表示される。例えば、頭~頸椎の長さ21dには算出された高さL1の値が表示され、頸椎の横方向位置21fには算出された横位置W1の値が表示される。頭~背中の長さ21gには算出された高さL2の値が表示され、背中の横方向位置21hには算出された横位置W2の値が表示される。頭~腰の長さ21jには算出された高さL3の値が表示され、腰の横方向位置21kには算出された横位置W3の値が表示される。
頭~臀部の長さ21mには算出された高さL4の値が表示され、臀部の横方向位置21pには算出された横位置W4の値(一例として0)が表示される。頭~膝の長さ21qには算出された高さL5の値が表示される。頭~かかとの長さ21sには例えば0と表示される。
以上のように、画面21に使用者Mの身体の各部のサイズが表示されることにより、使用者Mは身体のサイズの詳細を把握することができる。サイズ算出表示部15は、図3に示される使用者Mの身長L、高さL1~L5、及び横位置W1~W6が示されたシルエット画像を生成し、このシルエット画像を画面21と共に表示してもよい。この場合、使用者Mの各部のサイズをより分かりやすく表示することができる。
体型パターン判定部16は、例えば、身体位置取得部14によって取得された身体の各部の位置から使用者Mの体型を判定し、判定した体型を表示する。また、体型パターン判定部16は、サイズ算出表示部15によって生成されたシルエット画像から使用者Mの体型を判定してもよい。
図5(a)~図5(f)は、判定される体型パターンの例(Aタイプ~Fタイプ)を示している。図3及び図5(a)~図5(f)に示されるように、Aタイプは、Wラインタイプの体型であり、背中M2、腰M3及び臀部M4のそれぞれの曲率が所定値以上である体型を示している。Bタイプは、Sラインタイプの体型であり、背中M2及び臀部M4が腰M3より突出するものの背中M2、腰M3及び臀部M4のそれぞれの曲率が所定値以上でない体型を示している。
Cタイプは、背出タイプの体型であり、背中M2が臀部M4よりも突出する体型を示している。Dタイプは、ヒップタイプの体型であり、臀部M4が背中M2よりも突出する体型を示している。Eタイプは、フラットタイプの体型であり、背中M2の曲率、腰M3の曲率、及び臀部M4の曲率が所定値未満である体型を示している。Fタイプは、丸背タイプであり、背中M2及び臀部M4よりも腰M3が突出している体型を示している。
例えば、体型パターン判定部16は、使用者Mの身体がAタイプ~Fタイプのどのタイプであるかを判定し、判定結果を画面21に表示してもよい。なお、体型パターン判定部16が判定する体型パターンの種類は、上記のAタイプ~Fタイプに限られず適宜変更可能である。
内容データ算出部17は、マットレスの内容データを算出し、当該内容データを表示する。内容データ算出部17は、例えば図6に示されるように、身体位置取得部14によって取得された身体の各部の位置からマットレスの内容データを算出し、内容データを画面22として表示する。
例えば、内容データ算出部17は、サイズ算出表示部15によって生成されたシルエット画像からマットレスの内容データを算出してもよい。また、内容データ算出部17は、体型パターン判定部16によって判定された体型パターンからマットレスの内容データを算出してもよい。この場合、使用者Mの体型に適したマットレスを自動的に選択することが可能となる。
一例として、画面22は、マットレスの側断面を模式的に示すマットレス模式図22bと、パッド挿入要否表22cと、パーツ種別表22dとを含んでいる。但し、この画面22のレイアウトは一例であって適宜変更可能である。マットレス模式図22bには、例えば、使用者が使用するマットレスが模式的に表示される。図6の例では、頭部側から脚側に向かって18の領域Aに分割されたマットレスの側断面が模式的に表示される。
パッド挿入要否表22cには、パッドの挿入の要否が領域A毎に表示される。図6では、挿入要の領域Aに「○」が付され、挿入不要の領域Aに「○」が付されない例を示している。パッドとは、マットレス本体の下に敷かれるパッドを示しており、パッドを挿入することによってマットレスを高くすることが可能である。パーツ種別表22dには、マットレスの領域Aに用いるパーツの種別が表示される。パーツの種別は、例えば、フィットパーツ、硬めのハードパーツ、及び柔らかめのソフトパーツのいずれかが、「フィット」、「ハード」又は「ソフト」と表示される。
以上のように内容データ算出部17がマットレスの内容データを画面22として表示することによって使用者Mが自身に適したマットレスを一目で把握することができる。しかしながら、画面22に表示するマットレスの内容データの詳細は、図6の例に限られず適宜変更可能である。
次に、寝具がマットレスである場合における寝具提案方法の工程の例について図7を参照しながら説明する。なお、図7に示す工程は、あくまで例示であって、これらの工程には限定されない。まず、例えば情報端末2でアプリケーションを起動して当該アプリケーションの画面上で使用者Mの身長及び体重を入力する(ステップS1)。
次に、図2に示されるように、起立している使用者Mを側方から撮影する(ステップS2)。このとき、身長のラインが出るようにしてもよい。また、画像取得部12が使用者Mの身体の画像を取得し、例えば、マーク表示部13が情報端末2の画面に当該身体の画像と共に複数のマークKを表示する。その後、使用者M、又は寝具の提案者が、画像上でマークKを移動させてマークKの位置を身体の各部(例えば頸椎M1、背中M2、腰M3、臀部M4、膝裏M5及びかかとM6)の位置に合わせてマーキングを行う(ステップS3)。
そして、入力された身長、及びマーキングされた画像上の位置から身体位置取得部14が使用者Mの身体の各部の位置を取得し、サイズ算出表示部15が当該位置のサイズを算出する。例えば図3及び図4に示されるように、サイズ算出表示部15は、高さL1~L5及び横位置W1~W6のそれぞれの値を算出する。そして、サイズ算出表示部15は、画面21の各項目に身長L、体重、高さL1~L5及び横位置W1~W6のそれぞれの値を表示する。
また、身体位置取得部14によって取得された身体の各部の位置から体型パターン判定部16が体型パターンを判定する(ステップS4)。図5(a)~図5(f)に例示されるように、体型パターン判定部16は、身体位置取得部14によって取得された頸椎M1、背中M2、腰M3、臀部M4、膝裏M5及びかかとM6の位置からAタイプ~Fタイプのうちのいずれかを選択して表示する。
その後、例えば、マットレスの内容データの表示及び選択がなされる(ステップS5)。具体的には、図6に示されるように、内容データ算出部17がマットレスの内容データを画面22として表示する。例えば、画面22を見て提案者が使用者Mの身体に適したマットレスを提案し、使用者Mはこの提案を聞いてマットレスを選択及び決定する。
使用者Mがマットレスを決定した後には、提案者がマットレスを用意して、マットレスに使用者Mが寝て提案者が情報端末2で使用者Mの寝姿勢を撮影する(ステップS6)。この撮影によって得られた寝姿勢を使用者Mが見て確認を行うことにより、例えば使用者Mがマットレスを購入して一連の工程が完了する。
次に、寝具が枕である例(枕を提案する例)について説明する。なお、後述する枕の例は、前述したマットレスの例の一部と重複するため、重複する説明を適宜省略する。まず、身長入力部11に対して使用者Mの身長が入力される。図8及び図9に示されるように、画像取得部12は、使用者Mの上半身の側方画像、及び使用者Mの上半身の正面画像を取得する。なお、使用者Mの正面画像を取得するときには、横向き寝を適切に再現するため、使用者Mの一方の腕M11を他方の腕M12側の肩に当てさせた状態で撮影を行う。
そして、マーク表示部13がマークK(図2参照)を表示してマークKの移動によって身体位置取得部14が頸椎M1、背中M2及び後頭部M8の位置を取得する。サイズ算出表示部15は、身体位置取得部14によって取得された使用者Mの上半身の各部の位置から当該各部のサイズを表示する。
図8及び図9の例では、サイズ算出表示部15は、頸椎M1から後頭部M8の高さL6、後頭部M8の横位置X1、頸椎M1の横位置X2、及び(横向き寝を再現した)肩M9から耳M10までの距離X3を算出する。距離X3は使用者Mの肩幅に相当する。高さL6、横位置X1、横位置X2及び距離X3は、入力された身長に対する比率から算出される。また、サイズ算出表示部15は、高さL6、横位置X1、横位置X2及び距離X3、の少なくともいずれかを算出してもよい。一般的に、頸椎M1は背中M2及び後頭部M8に対して身体の前側に窪んでいる。
図8、図9及び図10に示されるように、サイズ算出表示部15は、算出した高さL6、横位置X1、横位置X2及び距離X3を、例えば、画面23に表示する。そして、体型パターン判定部16は、仰向き寝時における枕の高さ、横向き寝時における枕の高さ、及び頸椎部長さを表示する。画面23は、サイズ算出表示部15によって表示される身長23b、後頭部の横方向位置23c、頸椎の横方向位置23d、頸椎に対する後頭部の高さ23f、肩幅23g、背中の横方向位置23hを含む。更に、画面23は、体型パターン判定部16によって判定される仰向き寝時における枕の高さ23j、横向き寝時における枕の高さ23k、及び頸椎部長さ23mを含む。
身長23bには入力された身長が表示される。例えば、後頭部の横方向位置23cには算出された横位置X1の値が表示され、頸椎の横方向位置23dには算出された横位置X2の値が表示され、頸椎に対する後頭部の高さ23fには算出された高さL6の値が表示される。肩幅23gには算出された距離X3の値が表示され、背中の横方向位置23hには例えば0と表示される。この場合、横位置X1及び横位置X2のそれぞれの値は、背中の横方向位置23hが0であるときの相対的な値を示している。
仰向き寝時における枕の高さ23j、横向き寝時における枕の高さ23k、及び、頸椎部長さ23mは、体型パターン判定部16によって判定された値である。例えば、体型パターン判定部16は、頸椎M1の横位置X2と後頭部M8の横位置X1との差を計算する。体型パターン判定部16は、例えば、当該差が第1閾値以上である場合には「高」と判定し、当該差が第1閾値未満且つ第2閾値以上である場合に「中」と判定し、当該差が第2閾値未満である場合に「低」と判定する。これらの「高」、「中」及び「低」のいずれかが仰向き寝時における枕の高さ23jに表示される。すなわち、体型パターン判定部16は、頸椎M1の横位置X2と後頭部M8の横位置X1との差が大きいほど枕の高さが高くなるように判定を行う。上記の第1閾値、第2閾値、並びに、後述する第3閾値、第4閾値、及び第5閾値は、適宜設定される閾値であり、適宜変更可能である。
例えば、体型パターン判定部16は、肩M9から耳M10までの距離X3の値が第3閾値以上である場合には「高」と判定し、当該値が第3閾値未満且つ第4閾値以上である場合には「中」と判定し、当該値が第4閾値未満である場合には「低」と判定する。これらの「高」、「中」及び「低」のいずれかが横向き寝時における枕の高さ23kに表示される。すなわち、体型パターン判定部16は、肩M9から耳M10までの距離X3の値が大きいほど枕の高さが高くなるように判定を行う。
また、体型パターン判定部16は、例えば、頸椎M1から後頭部M8の高さL6の値が第5閾値以上である場合には「ロングタイプ」と判定し、高さL6の値が第5閾値未満である場合には「ノーマルタイプ」と判定する。「ロングタイプ」及び「ノーマルタイプ」のいずれかが頸椎部長さ23mに表示される。
内容データ算出部17は、枕の内容データを算出し、当該内容データを表示する。内容データ算出部17は、例えば図11(a)及び図11(b)に示されるように、身体位置取得部14によって取得された上半身の各部の位置から枕の内容データを算出し、内容データを画面24に表示する。
一例として、画面24は、枕の入れ目表を表示する。枕は、綿又はパイプ剤等の内容物が収容される複数の内部空間を有する枕であり、内容データ算出部17は、当該内容物の量を、内部空間毎に算出すると共に内部空間毎に表示する。図11(a)は体型パターン判定部16によってノーマルタイプと判定された場合の枕24bを示しており、図11(b)は体型パターン判定部16によってロングタイプと判定された場合の枕24cを示している。
ロングタイプの枕24cは、ノーマルタイプの枕24bと比較して、頸椎が当たる内部空間24dの縦方向の長さが長くなっている。内部空間24dは、平面視における枕24b,24cの横方向(左右方向)中央であって且つ縦方向(上下方向)の一方側(一例として下側)に位置する領域である。
画面24に表示される内部空間毎の内容物の量の値は、頸椎M1の横位置X2と後頭部M8の横位置X1との差、及び、距離X3の値に対応している。内容データ算出部17は、横位置X2と横位置X1との差が大きいほど、平面視における枕24b,24cの横方向中央に位置する内部空間の値を大きくする。すなわち、内容データ算出部17は、横位置X2と横位置X1との差(頸椎のくびれ)が大きいほど、横方向中央の高さが高くなるように内容物の量を算出及び表示する。
内容データ算出部17は、距離X3の値が大きいほど、平面視における枕24b,24cの横方向両端側に位置する内部空間の値を大きくする。すなわち、内容データ算出部17は、距離X3の値(肩幅)が大きいほど、横方向両端側の高さが高くなるように内容物の量を算出及び表示する。
次に、寝具が枕である場合における寝具提案方法の工程の例について図12を参照しながら説明する。図12に示す工程も、あくまで例示であって、これらの工程には限定されない。まず、例えば情報端末2でアプリケーションを起動して当該アプリケーションの画面上で使用者Mの身長を入力する(ステップT1)。
次に、図8及び図9に示されるように、使用者Mの上半身を側方から及び正面から撮影する(ステップT2)。そして、画像取得部12が使用者Mの上半身の側方画像及び正面画像を取得し、例えば、マーク表示部13によって表示されたマークKを頸椎M1、背中M2及び後頭部M8の位置に合わせてマーキングを行う(ステップT3)。そして、マーク表示部13によって表示されたマークKを肩M9及び耳M10の位置に合わせてマーキングを行う(ステップT4)。
そして、入力された身長、及びマーキングされた画像上の位置から身体位置取得部14が使用者Mの上半身の各部の位置を取得し、サイズ算出表示部15が当該位置のサイズを算出する。例えば、サイズ算出表示部15は、高さL6、横位置X1,X2及び距離X3のそれぞれの値を算出する。
サイズ算出表示部15は、画面23の各項目に身長L、横位置X1、X2、高さL6及び距離X3のそれぞれの値を表示する。そして、体型パターン判定部16が仰向き寝時における枕の高さ23j、横向き寝時における枕の高さ23k、及び頸椎部長さ23mのそれぞれを判定し、判定した結果を画面23に表示する。
その後、例えば、枕の内容データの表示及び選択がなされる(ステップT5)。具体的には、図11(a)及び図11(b)に示されるように、内容データ算出部17が枕24b又は枕24cの入れ目表を画面24に表示する。例えば、画面24を見て提案者が使用者Mの身体に適した枕を提案し、使用者Mはこの提案を聞いて枕を選択及び決定する。
使用者Mが枕を決定した後には、画面24に表示されている入れ目表に従って提案者が枕を用意して、枕に使用者Mが寝て提案者が情報端末2で使用者Mの寝姿勢を撮影する(ステップT6)。この撮影によって得られた寝姿勢を使用者Mが見て確認を行うことにより、例えば使用者Mが枕を購入して一連の工程が完了する。
続いて、本実施形態に係る寝具提案システム1及び寝具提案方法から得られる作用効果について詳細に説明する。図3に例示されるように、本実施形態に係る寝具提案システム1及び寝具提案方法では、身長入力部11において使用者Mの身長Lが入力されると共に、撮影部(情報端末2のカメラ等)によって使用者Mの身体が撮影される。そして、身体位置取得部14は入力された身長L、及び撮影された使用者Mの身体から身体の各部(例えば、頸椎M1、背中M2、腰M3、臀部M4、膝裏M5及びかかとM6)の位置を取得する。身長Lは使用者M自身が把握している可能性が高い数値であるため、使用者Mは自身の身長Lの数値を容易に入力することができる。
従って、入力された身長Lを基に、使用者Mの身体の各部の位置測定を容易に行うことができる。また、入力された身長Lを用いて身体の各部の位置を取得するので、身長Lを基準とした正確な各部の位置取得を行うことができる。すなわち、身長Lを基準として頸椎M1及び背中M2等の位置が取得されるので、撮影環境及び撮影条件に依存せずに各部の位置を取得できる。その結果、より正確に身体の各部の位置を取得することができる。
更に、取得された身体の各部の位置から内容データ算出部17が寝具の内容データを算出し、寝具の内容データが表示される。従って、使用者Mは画像上の内容データを見るだけで自分に適した寝具の内容を把握することができる。よって、寝具の使用者Mに、使用者Mに適した寝具の提案を十分に行うことができる。
寝具提案システム1は、身体位置取得部14によって取得された身体の各部の位置から各部のサイズを算出すると共に、サイズを表示するサイズ算出表示部15を備えてもよい。この場合、サイズ算出表示部15が身体の各部のサイズを表示するので、使用者Mは身体の各部の詳細を画面を見て把握することができる。
図2に示されるように、寝具提案システム1は、撮影部によって撮影された身体の画像と共に、画像上で移動可能なマークKを表示するマーク表示部13を備え、身体位置取得部14は、画像上で移動されたマークKの位置に基づいて各部の位置を取得してもよい。この場合、画像上でマークKの位置を移動させて身体の各部の位置を指定することができる。従って、より正確な各部の位置取得が可能となる。
寝具提案システム1は、身体位置取得部14によって取得された身体の各部の位置から使用者Mの体型を判定する体型パターン判定部16を備えてもよい。この場合、体型パターン判定部16は、身体の各部の位置から使用者Mの体型を判定する。従って、使用者Mは、自身の体型がどの体型パターンなのかを把握することができる。
図6に示されるように、寝具は、パッドが挿入される複数の領域Aを有するマットレスであってもよく、内容データ算出部17は、パッドの挿入の要否を、領域A毎に算出すると共に領域A毎に表示してもよい。この場合、マットレスに対するパッドの挿入の要否がマットレスの領域Aごとに表示される。従って、使用者Mだけでなく寝具の提案者もパッドの挿入の要否を把握できるので、より適切なマットレスの提案を行うことができる。
内容データ算出部17は、マットレスの領域Aに用いるパーツの種別が表示されるパーツ種別表22dを表示してもよい。この場合、マットレスの領域Aに用いるパーツの種別が表示されるので、例えば、マットレスの領域Aに用いる柔らかいパーツ(一例として「ソフト」)又は硬いパーツ(一例として「ハード」)等を表示できる。よって、例えばパターンオーダーのマットレスにおいて「ソフト」、「ハード」、「フィット」の配列を変えることができるので、使用者により相応しいマットレスの提案を行うことができる。
図11(a)及び図11(b)に示されるように、寝具は、内容物が収容される複数の内部空間を有する枕であってもよく、内容データ算出部17は、内容物の量を、内部空間毎に算出すると共に内部空間毎に表示してもよい。この場合、枕の各内部空間への内容物の量が枕の内容物毎に表示される。よって、使用者Mだけでなく寝具の提案者も内容物の量を内部空間毎に把握できるので、より適切な枕の提案を行うことができる。
以上、本開示に係る寝具提案システム及び寝具提案方法の実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、寝具提案システムの各部の構成及び機能、並びに、寝具提案方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、図7及び図12に示されるように、寝具がマットレスである場合における寝具提案方法の工程の例と、寝具が枕である場合における寝具提案方法の工程の例について説明した。上記の寝具がマットレスである場合、及び寝具が枕である場合の寝具提案方法は、1つのアプリケーションで実現されてもよいし、複数のアプリケーションで実現されてもよい。
例えば情報端末2において1つのアプリケ-ションを起動する場合、まず、身長(又は、身長及び体重)を入力する工程、及び身体を撮影する工程が実行される。身体の撮影では、横から全身(又は上半身)が撮影されてもよいし、背面から全身(又は上半身)が撮影されてもよい。なお、前述したように、正面から全身(又は上半身)が撮影されてもよい。
そして、横からの撮影画像にマーキング(例えば、図2に示される矢印であるマークKの位置合わせ)を行うか、又は、背面(若しくは正面)からの撮影画像にマーキングを行った後に、体型パターンの判定を行ってもよい。体型パターンの判定では、例えば情報端末2のディスプレイに、身体の各部のサイズを示す画面21(又は図10に示される画面23)が表示される。
その後、マットレスの内容データ(例えば、図6のマットレス模式図22b、パッド挿入要否表22c及びパーツ種別表22dの少なくともいずれか)の表示、又は、枕の入れ目表を示す画面24の表示、を行ってもよい。このように、マットレスの提案内容の表示、及び枕の提案内容の表示を同一のアプリケーションで実現することも可能である。
前述の実施形態では、身長入力部11、画像取得部12、マーク表示部13、身体位置取得部14、サイズ算出表示部15、体型パターン判定部16及び内容データ算出部17を備えるサーバ10と、情報端末2とを備える寝具提案システム1について説明した。しかしながら、サーバ10において身長入力部11、画像取得部12、マーク表示部13、身体位置取得部14、サイズ算出表示部15、体型パターン判定部16及び内容データ算出部17の少なくともいずれかを有しない寝具提案システムであってもよい。また、本開示に係る寝具提案システム及び寝具提案方法は、情報端末2及びサーバ10の少なくとも一方を有しないものであってもよく、寝具提案システム及び寝具提案方法を実現させるための構成は適宜変更可能である。
前述の実施形態では、情報端末2のカメラ機能で使用者Mの身体を撮影して画像取得部12が身体の画像を取得し、取得した画像から身体位置取得部14が各部の位置を取得する例について説明した。しかしながら、身体位置取得部は取得した画像以外のものから各部の位置を取得してもよい。例えば、3Dスキャナによって身体のスキャニングを行い、スキャニングの結果得られたスキャニングデータが入力され、身体位置取得部が入力されたスキャニングデータから各部の位置を取得してもよい。この場合、カメラによる身体の撮影を省略することも可能となる。
前述の実施形態では、寝具がマットレスである例、及び寝具が枕である例、について説明した。しかしながら、本開示に係る寝具提案システム及び寝具提案方法は、マットレス又は枕以外の寝具に適用させることも可能である。また、前述した実施形態では、マットレスへのパッドの挿入の要否、及び枕の入れ目表を表示する例について説明した。しかしながら、内容データ算出部が表示する内容データの表示内容及び表示態様は、上記の例に限られず適宜変更可能である。
1…寝具提案システム、2…情報端末、10…サーバ、11…身長入力部、12…画像取得部、13…マーク表示部、14…身体位置取得部、15…サイズ算出表示部、16…体型パターン判定部、17…内容データ算出部、21…画面、21b…身長、21c…体重、21f,21h,21k,21p…横方向位置、22…画面、22b…マットレス模式図、22c…パッド挿入要否表、22d…パーツ種別表、23…画面、23b…身長、23c,23d…横方向位置、23g…肩幅、23h…横方向位置、23m…頸椎部長さ、24…画面、24b,24c…枕、24d…内部空間、A…領域、K…マーク、L…身長、M…使用者、M1…頸椎、M2…背中、M3…腰、M4…臀部、M5…膝裏、M6…かかと、M7…頭頂部、M8…後頭部、M9…肩、M10…耳、M11…腕、R…メモリ、W1…横位置、W1,W2,W3,W4,W5,W6,X1,X2…横位置、X3…距離。

Claims (6)

  1. 使用者に寝具を提案するときに用いられる寝具提案システムであって、
    前記使用者の身長を入力する身長入力部と、
    前記寝具の前記使用者の身体を撮影する撮影部と、
    前記身長入力部によって入力された前記身長、及び、前記撮影部によって撮影された前記身体から前記身体の各部の位置を取得する身体位置取得部と、
    前記身体位置取得部によって取得された前記身体の各部の位置から前記寝具の内容データを算出し、前記内容データを表示する内容データ算出部と、
    を備え
    前記寝具は、パッドが挿入される複数の領域を有するマットレスであり、
    前記内容データ算出部は、前記パッドの挿入の要否を、前記領域毎に算出すると共に前記領域毎に表示する、
    寝具提案システム。
  2. 前記身体位置取得部によって取得された前記身体の各部の位置から前記各部のサイズを算出すると共に、前記サイズを表示するサイズ算出表示部を備える、
    請求項1に記載の寝具提案システム。
  3. 前記撮影部によって撮影された前記身体の画像と共に、前記画像上で移動可能なマークを表示するマーク表示部を備え、
    前記身体位置取得部は、前記画像上で移動された前記マークの位置に基づいて前記各部の位置を取得する、
    請求項1又は2に記載の寝具提案システム。
  4. 前記身体位置取得部によって取得された前記身体の各部の位置から前記使用者の体型を判定する体型パターン判定部を備える、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の寝具提案システム。
  5. 前記内容データ算出部は、前記マットレスの前記領域に用いるパーツの種別が表示されるパーツ種別表を表示する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の寝具提案システム
  6. 使用者に寝具を提案する寝具提案方法であって、
    前記使用者の身長を入力する工程と、
    前記寝具の前記使用者の身体を撮影する工程と、
    前記入力する工程において入力された前記身長、及び、前記撮影する工程において撮影された前記身体から前記身体の各部の位置を取得する工程と、
    前記身体の各部の位置から前記寝具の内容データを算出すると共に、前記内容データを表示する工程と、
    を備え
    前記寝具は、パッドが挿入される複数の領域を有するマットレスであり、
    前記内容データの算出では、前記パッドの挿入の要否を、前記領域毎に算出すると共に前記領域毎に表示する、
    寝具提案方法。
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