JP7485187B1 - 端末、システム、端末の制御方法及びプログラム - Google Patents

端末、システム、端末の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アルバイトを募集する飲食店等の負担を軽減することに寄与する、端末を提供する。【解決手段】端末は、取得手段と、提供手段と、を備える。取得手段は、利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する。提供手段は、利用者がパートタイム労働者として第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、第2の事業者にデジタル社員証を提供する。提供手段は、デジタル社員証に基づいて生成された2次元バーコードを表示することで、デジタル社員証を第2の事業者に提供してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、端末、システム、端末の制御方法及びプログラムに関する。
アルバイト等の求人に関する技術が存在する。
例えば、特許文献1には、時間的制約のある働き手の空き時間を活用した就労を支援する求人情報提供サーバ等を提供する、と記載されている。特許文献1の求人情報提供サーバは、求職者の少なくとも一日における就業可能時間帯を含むスケジュール関連情報を受領する。情報提供サーバは、求職者が操作する端末の操作に応答して、求人情報の提供要求を受領し、受領したスケジュール関連情報に基づき、求人データベースを参照して就業可能時間帯に対応する求人情報を抽出する。情報提供サーバは、抽出された求人情報の中から、予め決められた情報を選択し、求職者が操作する端末で参照可能な求人情報として送出する。
特開2019-194823号公報
アルバイト等を募集する際、飲食店等は、求職者に履歴書の提供を求める。飲食店等は、取得した履歴書を確認した後に、アルバイトの採用可否を判定している。しかし、このような履歴書の確認作業等は、飲食店(飲食店等の経営者)にとって負担となっている。
なお、特許文献1に開示された技術を適用しても上記問題を解決することはできない。特許文献1は、求職者に適した求人情報を当該求職者の端末に情報提供する技術を開示することに留まる。
本発明は、アルバイトを募集する飲食店等の負担を軽減することに寄与する、端末、システム、端末の制御方法及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
本発明の第1の視点によれば、利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する、取得手段と、前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する、提供手段と、を備える、端末が提供される。
本発明の第2の視点によれば、第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末と、前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された、事業者端末と、前記複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行する、サーバ装置と、を含み、前記複数の端末のうち一の端末は、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行された前記デジタル社員証を前記事業者端末に提供する、システムが提供される。
本発明の第3の視点によれば、端末において、利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得し、前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する、端末の制御方法が提供される。
本発明の第4の視点によれば、端末に搭載されたコンピュータに、利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する処理と、前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する処理と、を実行させるためのプログラムが提供される。
本発明の各視点によれば、アルバイトを募集する飲食店等の負担を軽減することに寄与する、端末、システム、端末の制御方法及びプログラムが提供される。なお、本発明の効果は上記に限定されない。本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果と共に、他の効果が奏されてもよい。
図1は、一実施形態の概要を説明するための図である。 図2は、一実施形態の動作を示すフローチャートである。 図3は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 図4は、本開示の実施形態に係る端末の表示の一例を示す図である。 図5は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図6は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図7は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図8は、本開示の実施形態に係るサーバ装置の処理構成の一例を示す図である。 図9は、本開示の実施形態に係る社員管理データベースの一例を示す図である。 図10は、本開示の実施形態に係る案件管理データベースの一例を示す図である。 図11は、本開示の実施形態に係る端末の処理構成の一例を示す図である。 図12は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図13は、本開示の実施形態に係る端末の表示の一例を示す図である。 図14A及び図14Bは、本開示の実施形態に係る端末の表示の一例を示す図である。 図15は、本開示の実施形態に係る事業者端末の表示の一例を示す図である。 図16は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図17は、本開示の実施形態の変形例に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図18は、本開示の実施形態の変形例に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図19は、本開示に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、特段の釈明がない場合には、各図面に記載されたブロックはハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表す。各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
一実施形態に係る端末100は、取得手段101と、提供手段102と、を備える(図1参照)。取得手段101は、利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する(図2のステップS1)。提供手段102は、利用者がパートタイム労働者として第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、第2の事業者にデジタル社員証を提供する(ステップS2)。
企業の周辺で営業する飲食店等は、第1の事業者に勤務する社員を対象としたパートタイム労働(アルバイト)の募集を行う。社員は、企業から発行された社員証(デジタル社員証)をスマートフォン等の端末100に格納している。アルバイトに就業する社員は、アルバイト先(第2の事業者)に対して、スマートフォン等に格納されたデジタル社員証を提示する。アルバイト先の飲食店等は、社員が提示するデジタル社員証の有効性を検証し、デジタル社員証が有効であれば当該社員をアルバイト就業者として受け入れる。即ち、飲食店等は、企業の社員という身元(身分)が明らかな人物を信用して業務を任せることができる。その結果、飲食店の従業員等は、履歴書の確認等を行う必要がなく、アルバイトを募集する飲食店等の負担が軽減する。
以下に具体的な実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
[システムの構成]
図3に示すように、第1の実施形態に係る情報処理システムには、企業等の事業者と、飲食店、小売店等の事業者と、が含まれる。企業は第1の事業者に相当し、飲食店等は第2の事業者に相当する。
企業は、サーバ装置10を備える。サーバ装置10は、企業に属する社員等の管理を行うサーバである。サーバ装置10は、社員のアカウントを生成したり、社員に社員証を発行したりする。具体的には、サーバ装置10は、複数の利用者それぞれに、各利用者が第1の事業者(企業)に勤務していることを証明する、電子的な社員証(デジタル社員証)を発行する。
サーバ装置10は、企業の建物内に設置されていてもよいし、ネットワーク上(クラウド上)に設置されていてもよい。
飲食店等は、企業のビル周辺で営業を行う。飲食店等は、事業者端末20を備える。事業者端末20は、第1の事業者(企業)とは異なる第2の事業者(飲食店等)に設置された装置、デバイスである。
飲食店等の従業員は、事業者端末20を用いて顧客にサービスを提供する。例えば、事業者端末20は、POS(Point of Sale)端末である。あるいは、事業者端末20は、コンピュータでもよいし、タブレット型の端末でもよい。なお、図3では、便宜上、店舗の外部に事業者端末20を図示しているが、事業者端末20は店舗内に設置されるのが通常である。
企業に勤務する各利用者(社員)は、端末30を所持する。社員は、端末30を操作して、サーバ装置10等にアクセスする。情報処理システムには、第1の事業者(企業)に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末30が含まれる。
図3に示す各装置は、ネットワークに接続されている。具体的には、サーバ装置10、事業者端末20及び端末30は、有線又は無線の通信手段によりネットワークに接続されている。
図3に示す情報処理システムの構成は例示であって、その構成を限定する趣旨ではない。例えば、複数のサーバ装置10が情報処理システムに含まれていてもよい。さらに、本願開示の情報処理システムには、複数の組織(企業、団体)が含まれていてもよい。
[概略動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの概略動作について説明する。
<デジタルウォレットの準備>
利用者(社員)の端末30は、デジタルウォレット機能を備える。デジタルウォレットは、データの完全性、信頼性、可用性などの情報セキュリティ性が担保された、電子情報保存サービスである。
社員は、所持する端末30にデジタルウォレットを実現するためのアプリケーションをインストールする。社員は、デジタルウォレットを端末30に開設することで、電子マネー、社員証等の身分証明書、パスポートや運転免許証等の公的な身分証明書、航空券や搭乗券等の各種チケット情報、ワクチン接種証明書等の各種デジタルコンテンツを端末30に保管できる。
例えば、端末30は、図4に示すようなデジタルコンテンツを保管する。端末30に格納されるデジタルコンテンツのなかには、デジタル社員証、電子マネー、デジタルパスポート等が含まれる。
<アカウントの生成>
企業に入社すると、社員は、社員登録を行う。社員は、端末30を操作してサーバ装置10にアクセスする。
サーバ装置10は、社員登録のためのウェブページ等において、社員の氏名、性別、生年月日、住所、社員番号、所属部署、連絡先(電話番号、メールアドレス等)、生体情報等を取得する。あるいは、人事部の担当者等が社員の氏名、性別等をサーバ装置10に入力してもよい。
なお、生体情報には、例えば、顔、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様(パターン)といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ(特徴量)が例示される。あるいは、生体情報は、顔画像、指紋画像等の画像データであってもよい。生体情報は、利用者の身体的特徴を情報として含むものであればよい。本願開示では、人の「顔」に関する生体情報(顔画像又は顔画像から生成された特徴量)を用いる場合について説明する。
サーバ装置10は、社員から氏名、生体情報等を取得すると、当該社員を識別するための社員IDを生成する。サーバ装置10は、生成した社員IDと取得した情報を対応付けて社員管理データベースに記憶する。社員管理データベースの詳細は後述する。
社員IDや氏名等が社員管理データベースに記憶されることで、社員のアカウント(社員アカウント)が生成される。
社員アカウントを生成すると、サーバ装置10は、デジタル社員証(ワーカーパス)を生成する。サーバ装置10は、デジタル社員証によって当該デジタル社員証の発行を受けた人物は自社(企業)の社員であることを保証する。サーバ装置10は、社員の氏名、社員番号、所属部署、連絡先等の情報を含むファイルにデジタル署名を付すことでデジタル社員証を生成する。
サーバ装置10は、生成した社員ID及びデジタル社員証を社員に払い出す。具体的には、サーバ装置10は、生成した社員ID及びデジタル社員証を端末30に送信する。端末30は、受信した社員ID及びデジタル社員証を記憶する。端末30は、例えば、受信したデジタル社員証をデジタルウォレットに格納する。
<社員アルバイトの募集>
飲食店等は、企業に勤める社員を対象としてパートタイム労働者の募集を行う。第1の実施形態では、飲食店等は、社員を対象としたアルバイトを募集する場合について説明する。例えば、飲食店等の従業員は、事業者端末20を操作して、アルバイトの募集要項をサーバ装置10に入力する。
例えば、従業員等は、自店舗の情報(例えば、店名、連絡先)、業務内容、勤務日時、報酬等に関する情報をサーバ装置10に入力する。なお、飲食店等が募集する社員アルバイトは、1度の勤務で契約が終了することを基本とする。例えば、飲食店等は、勤務日及び時間帯を指定して、「皿洗い」や「接客」等を業務内容とする社員アルバイトを募集する。
サーバ装置10は、募集要項を取得すると、社員アルバイト(案件)を識別するための案件IDを生成する。サーバ装置10は、生成した案件ID及び取得した募集要項を案件管理データベースに記憶する。案件管理データベースの詳細は後述する。
また、サーバ装置10は、生成した案件ID及び募集要項を事業者端末20に送信する。事業者端末20は、受信した案件IDと募集要項を記憶する。
サーバ装置10は、社員アルバイトの募集があった旨を各社員に通知する。具体的には、サーバ装置10は、飲食店等から取得した募集要項及び対応する案件ID等を含む「アルバイト募集通知」を各社員の所持する端末30に送信する(図5のステップS01)。
端末30は、取得した募集要項を表示する。端末30は、募集要項を表示しつつ、社員の意思(社員アルバイトに応募するか否か)を取得する。
社員が社員アルバイトに応募する意思を示すと、端末30は、社員ID及び案件IDを含む「アルバイト応募通知」をサーバ装置10に送信する(ステップS02)。
サーバ装置10は、例えば、先着順で社員アルバイトに就業する社員を決定する。社員アルバイトを行う社員が決定されると、サーバ装置10は、「募集締切通知」を各社員の端末30に送信する(ステップS03)。
具体的には、サーバ装置10は、社員アルバイトを行う社員の端末30に対しては、就業者に選択された旨のメッセージや対応する社員アルバイトの案件ID等を含む募集締切通知を送信する。社員アルバイトを行わない他の社員の端末30に対しては、サーバ装置10は、アルバイトの募集は終了した旨のメッセージ及び案件ID等を含む募集締切通知を送信する。
さらに、サーバ装置10は、アルバイトの募集要項を登録した飲食店等に、社員アルバイトに就業する社員が決定した旨を通知する。具体的には、サーバ装置10は、事業者端末20に向けて「就業者決定通知」を送信する(ステップS04)。
なお、就業者決定通知には、就業者が決まった社員アルバイトの案件ID等が含まれ、実際にアルバイトを行う社員の個人情報(例えば、氏名)等は含まれない。
<社員アルバイトの受け入れ>
社員アルバイトの勤務日時が到来すると、社員は、アルバイト先の飲食店等に向かう。飲食店等に到着した社員は、端末30を操作して、アルバイト先の飲食店等にデジタル社員証を提示する。例えば、端末30は、2次元バーコードの形式でデジタル社員証を表示する(図6参照)。
飲食店等の従業員は、事業者端末20を操作して、表示された2次元バーコードを読み取る。事業者端末20は、2次元バーコードをデコードしてデジタル社員証を取得する。
事業者端末20は、取得したデジタル社員証の検証を行う。具体的には、事業者端末20は、デジタル社員証に付された署名を検証し、デジタル社員証の真正性を検証する。事業者端末20は、デジタル社員証の検証結果(検証に成功、検証に失敗)を従業員等に通知する。
デジタル社員証の検証に成功した場合(企業により発行された正しいデジタル社員証である場合)、飲食店等の従業員は、店頭に現れた人物を信用して業務を依頼する。デジタル社員証の検証に失敗した場合(企業により発行された正しいデジタル社員証ではない場合)、飲食店等の従業員は、店頭に現れた人物が業務を行うことを拒否する。
このように、サーバ装置10は、事業者端末20からパートタイム労働(社員アルバイト)に関する募集要項を取得し、当該取得した募集要項を、複数の端末30それぞれに送信する。複数の端末30のうち特定の端末30は、当該特定の端末30の所持者である利用者がパートタイム労働者として第2の事業者(飲食店等)に勤務する際、当該利用者に発行されたデジタル社員証を事業者端末20に提供する。事業者端末20は、提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、上記利用者をパートタイム労働者(社員アルバイト)として受け入れ可能であることを飲食店等の従業員に通知する。
<社員アルバイトの終了>
社員によるアルバイトが終了すると、飲食店等の従業員又はアルバイトを行った社員は、その旨をサーバ装置10に報告する。例えば、飲食店等の従業員は、事業者端末20を操作して業務が終了した社員アルバイトを選択する。事業者端末20は、当該選択された社員アルバイトに対応する案件IDを含む「アルバイト終了通知」をサーバ装置10に送信する(図7参照)。
また、社員アルバイトが終了した社員には、報酬が支払われる。報酬(例えば、現金)は、飲食店等から直接支払われてもよいし、企業(サーバ装置10)を介して支払われてもよい。
企業を介して報酬が支払われる場合、サーバ装置10は、社員アルバイトの報酬の支払に関する制御を行う。例えば、サーバ装置10は、報酬(現金)を給料と共に社員の口座に振り込むための制御を行う。あるいは、サーバ装置10は、飲食店等を含む地域で使用可能なポイント(地域限定ポイント)を報酬として社員に支払ってもよい。
なお、地域の事業者等からなる組合等が、社員に支払われる地域限定ポイントに関する原資の全部又は一部を負担してもよい。
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムに含まれる各装置の詳細について説明する。
[サーバ装置]
図8は、本願開示の実施形態に係るサーバ装置10の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図8を参照すると、サーバ装置10は、通信制御部201と、社員管理部202と、アルバイト制御部203と、記憶部204と、を備える。
通信制御部201は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部201は、事業者端末20からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部201は、事業者端末20に向けてデータを送信する。通信制御部201は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部201は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部201を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部201は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
社員管理部202は、自社(企業)に属する社員の管理等を行う手段である。
社員管理部202は、所定のウェブページ等において、社員の氏名、性別、生年月日、住所、社員番号、所属部署、連絡先(電話番号、メールアドレス等)、生体情報(顔画像)等を取得する。
社員管理部202は、取得した顔画像から特徴量を生成する。なお、特徴量の生成処理に関しては既存の技術を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。例えば、社員管理部202は、顔画像から目、鼻、口等を特徴点として抽出する。その後、社員管理部202は、特徴点それぞれの位置や各特徴点間の距離を特徴量として計算する(複数の特徴量からなる特徴ベクトルを生成する)。
さらに、社員管理部202は、社員を識別するための社員IDを生成する。社員IDは、社員を一意に識別できる情報であればどのような情報であってもよい。例えば、社員管理部202は、社員登録のたびに一意な値を採番し社員IDとしてもよい。
社員管理部202は、生成した社員ID、生体情報(特徴量)等を社員管理データベースに記憶する(図9参照)。なお、図9に示す社員管理データベースは例示であって、記憶する項目等を限定する趣旨ではない。例えば、社員管理データベースには、社員の顔画像が記憶されていてもよい。
アカウントを生成すると、社員管理部202は、デジタル社員証を生成する。具体的には、社員管理部202は、氏名、社員番号、所属部署、連絡先等の情報を含むファイルにデジタル署名を付すことでデジタル社員証を生成する。
社員管理部202は、生成した社員ID及びデジタル社員証を端末30に送信する。
なお、社員が退職すると、社員管理部202は、当該退職した社員に発行されたデジタル社員証を無効にする処理を実行する。具体的には、社員管理部202は、退職した社員に発行された署名を検証するための電子証明書を失効リストに登録する制御を行う。
アルバイト制御部203は、自社の社員を対象としたアルバイトに関する制御を実行する手段である。
アルバイト制御部203は、飲食店等の事業者端末20から社員アルバイトに関する募集要項を取得する。例えば、アルバイト制御部203は、飲食店等の従業員が募集要項を入力するためのウェブサイトを提供する。
アルバイト制御部203は、事業者端末20が所定のウェブサイトにアクセスすると、GUI(Graphical User Interface)等を用いて募集要項を取得する。例えば、アルバイト制御部203は、アルバイト募集元の情報(店名、メールアドレス等)、業務内容、勤務日時、業務場所、報酬等に関する情報を取得する。
募集要項を取得すると、アルバイト制御部203は、取得した募集要項(社員アルバイト)を識別するための案件IDを生成する。案件IDは、社員アルバイトを一意に識別できる情報であればどのような情報であってもよい。例えば、アルバイト制御部203は、募集要項を取得するたびに一意な値を採番し案件IDとしてもよい。
アルバイト制御部203は、案件管理データベースに新たなエントリを追加し、当該追加したエントリに生成した案件IDと募集要項を対応付けて記憶する(図10参照)。なお、ステータスフィールドの初期値には「募集中」が設定され、就業者フィールドの初期値にはブランク(就業者未定)が設定される。また、図10に示す案件管理データベースは例示であって、記憶する項目等を限定する趣旨ではない。
また、アルバイト制御部203は、生成した案件IDを飲食店等に通知する。具体的には、アルバイト制御部203は、案件ID及び募集要項を事業者端末20に送信する。
さらに、アルバイト制御部203は、取得した募集要項を各社員に通知する。アルバイト制御部203は、社員管理データベースに記憶された各社員のメールアドレス(端末30が受信可能なメールアドレス)に向けて「アルバイト募集通知」を送信する。アルバイト募集通知には、案件IDと対応する募集要項が含まれる。
アルバイト制御部203は、端末30から「アルバイト応募通知」を受信する。アルバイト応募通知には、社員IDと案件IDが含まれる。アルバイト制御部203は、案件IDをキーとして案件管理データベースを検索し、対応するエントリを特定する。
特定したエントリのステータスフィールドに「募集中」が設定されていれば、アルバイト制御部203は、ステータスフィールドに「決定済」を設定すると共に就業者フィールドにアルバイト応募通知に含まれる社員IDを設定する。
特定したエントリのステータスフィールドに「決定済」や「終了」が設定されていれば、アルバイト制御部203は、特段の処理を行わない。
社員アルバイトの就業者が決定すると、アルバイト制御部203は、その旨を各社員に通知する。具体的には、アルバイト制御部203は、社員アルバイトを行う社員の端末30に対しては、社員アルバイトの就業者に選択された旨のメッセージや対応する案件ID等を含む募集締切通知を送信する。社員アルバイトを行わない社員の端末30に対しては、アルバイト制御部203は、アルバイトの募集は終了した旨のメッセージや対応する案件ID等を含む募集締切通知を送信する。
さらに、社員アルバイトの就業者が決定すると、アルバイト制御部203は、当該社員アルバイトの募集元に、就業者が決定した旨を通知する。具体的には、アルバイト制御部203は、対応する案件ID等を含む「就業者決定通知」を事業者端末20(社員アルバイト募集元の事業者端末20)に送信する。
社員によるアルバイトが終了すると、アルバイト制御部203は、飲食店等の従業員又はアルバイトを行った社員から、その旨の報告を受ける。例えば、アルバイト制御部203は、事業者端末20から、終了した社員アルバイトに対応する案件IDを含む「アルバイト終了通知」を受信する。
アルバイト終了通知を受信すると、アルバイト制御部203は、当該通知に含まれる案件IDをキーとして案件管理データベースを検索する。アルバイト制御部203は、検索によって特定されたエントリのステータスフィールドに「終了」を設定する。
アルバイト制御部203は、必要に応じて、社員アルバイトを完了した社員に対して、報酬の支払いに関する制御を行う。具体的には、アルバイト制御部203は、上記特定されたエントリの就業者フィールドに設定された社員IDをキーとして社員管理データベースを検索し、対応するエントリを特定する。
例えば、アルバイト制御部203は、案件管理データベースに記憶された報酬(金額)を上記特定された社員の給料に加算して支払うように給料管理システムに指示する。あるいは、アルバイト制御部203は、案件管理データベースに記憶された報酬(地域限定ポイント)を上記特定された社員(エントリ)のポイントフィールドに加算する。
なお、社員アルバイトの報酬に関する支払は本願開示の趣旨とは異なるので、詳細な説明を省略する。
記憶部204は、サーバ装置10の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[事業者端末]
事業者端末20には、POS端末、コンピュータ(パーソナルコンピュータ、ノートパソコン)、タブレット等が例示される。事業者端末20は、利用者(飲食店等の従業員)の操作を受け付け、サーバ装置10等と通信可能であれば任意の機器、デバイスとすることができる。また、事業者端末20の構成等は当業者にとって明らかであるので、詳細な説明を省略する。
[端末]
端末30には、スマートフォン、携帯電話機、ゲーム機、タブレット等の携帯端末装置やコンピュータ(パーソナルコンピュータ、ノートパソコン)等が例示される。端末30は、利用者(社員)の操作を受け付け、サーバ装置10等と通信可能であれば任意の機器、デバイスとすることができる。
図11は、本願開示の実施形態に係る端末30の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図11を参照すると、端末30は、通信制御部301と、取得部302と、提供部303と、記憶部304と、を備える。
通信制御部301は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部301は、サーバ装置10からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部301は、サーバ装置10に向けてデータを送信する。通信制御部301は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部301は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部301を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部301は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
取得部302は、デジタル社員証を取得する手段である。取得部302は、サーバ装置10から送信されたデジタル社員証を受信し、当該受信したデジタル社員証をデジタルウォレットに格納する。
あるいは、取得部302は、利用者からの明示的な指示に応じて、デジタル社員証の発行をサーバ装置10に要求してもよい。この場合、サーバ装置10は、利用者からの要求に応じてデジタル社員証を発行してもよい。
提供部303は、利用者がパートタイム労働者として第1の事業者(勤務先の企業)とは異なる第2の事業者(アルバイト先の飲食店等)に勤務する際、当該第2の事業者にデジタル社員証を提供する。
具体的には、提供部303は、デジタル社員証に基づいて生成された2次元バーコードをディスプレイに表示することで、当該デジタル社員証を第2の事業者に提供する。
記憶部304は、端末30の動作に必要な情報を記憶する手段である。
なお、アルバイト募集通知、アルバイト応募通知、募集締切通知等の各通知を処理するためのモジュールに関する説明を省略する。これらの通知を処理するためのモジュールの動作は当業者にとって明らかなためである。端末30は、サーバ装置10から通知された情報を表示したり、利用者の操作に応じた情報をサーバ装置10に送信したりすればよい。
[システムの動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作について説明する。
図12は、本願開示の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図12を参照し、社員アルバイトの募集から就業者決定までのシステム動作について説明する。
サーバ装置10は、飲食店等から募集要項を取得すると、各社員が所持する端末30に対してアルバイト募集通知を送信する(ステップS11)。
当該通知を受信すると、端末30は、図13に示すようなGUIを表示する。端末30は、募集要項を表示しつつ、社員が社員アルバイトに応募する意思があるか否か取得する(ステップS12)。
社員に社員アルバイトに応募する意思がなければ、端末30は、特段の処理を行わない。社員に社員アルバイトに応募する意思があれば、端末30は、アルバイト応募通知をサーバ装置10に送信する(ステップS13)。
当該アルバイト応募通知に対応する社員アルバイトに就業者が決まっていなければ、サーバ装置10は、当該社員を就業者として決定する(就業者の決定;ステップS14)。この場合、サーバ装置10は、各社員の端末30に募集締切通知を送信する(ステップS15)。
募集締切通知を受信した端末30は、当該通知に含まれるメッセージ等を表示する(ステップS16)。具体的には、社員アルバイトの就業者の端末30は、図14Aに示すような表示を行い、当該社員が社員アルバイトの就業者である旨を通知する。社員アルバイトの就業者ではない社員の端末30は、図14Bに示すような表示を行い、社員アルバイトが締め切られた旨を通知する。
さらに、社員アルバイトの就業者が決定されると、サーバ装置10は、飲食店等の事業者端末20に対して就業者決定通知を送信する(ステップS17)。
就業者決定通知の受信に応じて、事業者端末20は、募集をしていた社員アルバイトの就業者が決まった旨を従業員等に通知する(就業者決定を通知;ステップS18)。例えば、事業者端末20は、図15に示すような表示を行う。
図16は、本願開示の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図16を参照し、社員アルバイトの受け付けから終了までのシステム動作について説明する。
端末30は、利用者(社員)の操作に応じて、デジタルウォレットに格納されたデジタル社員証を2次元バーコードに変換して表示する(デジタル社員証の提示;ステップS21)。
事業者端末20は、端末30に表示された2次元バーコードを読み取りデジタル社員証を取得する(ステップS22)。
事業者端末20は、取得したデジタル社員証の検証を行う(ステップS23)。事業者端末20は、デジタル社員証に付与された電子署名を検証する。事業者端末20は、電子署名の検証に成功すると、デジタル社員証の検証に成功したと判定する。事業者端末20は、電子署名の検証に失敗すると、デジタル社員証の検証に失敗したと判定する。
事業者端末20は、取得したデジタル社員証の検証結果を飲食店等の従業員に通知する(ステップS24)。デジタル社員証の検証に成功した場合には、事業者端末20は、店頭に現れた人物をアルバイトとして受け入れ可能であることを飲食店等の従業員に通知する。飲食店の従業員等は、当該社員に業務を依頼する。デジタル社員証の検証に失敗した場合には、飲食店の従業員等は、店等に現れた人物の受け入れを拒否する。
なお、デジタル社員証の検証に成功したが、飲食店等が募集中のアルバイトがない場合や募集要項の日時と異なる日時に社員が現れた場合には、飲食店の従業員と社員は話合いを行い、問題を解決する。
社員アルバイトが終了すると、事業者端末20は、アルバイト終了通知をサーバ装置10に送信する(ステップS25)。
アルバイト終了通知を受信したサーバ装置10は、案件管理データベースを更新する(データベースの更新;ステップS26)。また、サーバ装置10は、必要に応じて、社員アルバイトの報酬に関する制御を実行する。
続いて、第1の実施形態に係る変形例について説明する。
<変形例1>
サーバ装置10は、企業に勤務する各社員に対してアルバイト募集通知を送信するのではなく、当該通知の送信先を選択(絞り込み)してもよい。
例えば、アルバイト制御部203は、各社員の属性、所持する技術(スキル)や特技、スケジュール等に基づいてアルバイト募集通知の送信先となる社員(社員が所持する端末30)を抽出してもよい。
例えば、アルバイト制御部203は、社員の属性(性別、年齢、役職等)に基づいてアルバイト募集通知の送信先を選択してもよい。例えば、アルバイト制御部203は、所定の役職以上の社員(例えば、課長以上の社員)にはアルバイト募集通知を非送信としてもよい。
このように、サーバ装置10は、複数の利用者それぞれの属性情報を記憶すると共に、当該記憶された属性情報に基づいて、複数の利用者のなかから取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出してもよい。サーバ装置10は、当該抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する端末30に募集要項を含むアルバイト募集通知を送信する。
あるいは、社員管理データベースに各社員のスキル、特技等が記憶されている場合には、アルバイト制御部203は、募集要項に記載された業務内容と各社員のスキル等に基づいてアルバイト募集通知の送信先を決定してもよい。アルバイト制御部203は、業務内容に適合する特技や趣味等を持つ社員を対象として、アルバイト募集通知を送信してもよい。例えば、アルバイト制御部203は、伝票処理に関する業務に対して、経理に関する知識を有する社員をアルバイト募集通知の送信先に選択してもよい。
あるいは、社員管理データベースに各社員のスケジュールが記憶されている場合には、アルバイト制御部203は、各社員のスケジュール情報と募集要項に記載された勤務日時等に基づいてアルバイト募集通知の送信先を決定してもよい。例えば、アルバイト制御部203は、勤務予定日に出勤予定の社員に対してアルバイト募集通知を送信してもよい。
このように、サーバ装置10は、複数の利用者それぞれのスケジュールを記憶すると共に、当該記憶されたスケジュールに基づいて、複数の利用者のなかから取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出してもよい。サーバ装置10は。当該抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する端末30募集要項を含むアルバイト募集通知を送信する。
<変形例2>
アルバイト制御部203は、飲食店等から募集要項を取得した直後にアルバイト募集通知を送信するのではなく、所定のタイミングや所定の期間にアルバイト募集通知を送信してもよい。アルバイト制御部203は、社員の業務の妨げにならないタイミング、期間にアルバイト募集通知を送信してもよい。
例えば、アルバイト制御部203は、昼休みの時間帯や終業時刻以降にアルバイト募集通知を端末30に向けて送信する。あるいは、社員のスケジュールが社員管理データベースに記憶されている場合には、アルバイト制御部203は、帰宅中の社員や有給休暇を取得している社員(社員の端末30)に向けてアルバイトの募集通知を送信してもよい。
即ち、アルバイト制御部203は、アルバイトの募集通知を一斉送信(ブロードキャスト)するのではなく、各社員の状況やスケジュール等に応じてアルバイト募集通知を個別に送信してもよい。
<変形例3>
アルバイト制御部203は、社員アルバイトに就業が決まっている社員に対し、所定のタイミングでアルバイト先に向かうような案内を行ってもよい。この場合、アルバイト制御部203は、定期的又は所定のタイミングで、案件管理データベースにアクセスし、所定時間後に社員アルバイトの勤務時刻が到来する社員アルバイトを検出する。
アルバイト制御部203は、検出した社員アルバイト(案件管理データベースのエントリ)の就業者フィールドに設定された社員に対し、社員アルバイトの勤務時刻が近づいている旨を通知する。アルバイト制御部203は、案件IDや募集要項等を当該社員の端末30に送信する。端末30は、受信した情報を表示しつつ、社員アルバイトに向かう準備等を促す。
<変形例4>
上記実施形態では、2次元バーコードを用いてデジタル社員証が送受信される場合について説明した。デジタル社員証は、他の手段を用いて送受信されてもよい。
例えば、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信手段を用いてデジタル社員証が端末30から事業者端末20に送信されてもよい。
この場合、事業者端末20は、デジタル社員証の提供を端末30に要求してもよい。具体的には、事業者端末20は、端末30に対して「デジタル社員証提供要求」を送信する(図17参照)。
デジタル社員証提供要求の受信に応じて、端末30は、デジタルウォレットに格納されたデジタル社員証を読み出す。端末30は、読み出したデジタル社員証を事業者端末20に送信する。事業者端末20は、取得したデジタル社員証を検証し、その結果を授業員等に通知する。
このように、端末30の提供部303は、第2の事業者(飲食店等)に設置された事業者端末20からの要求に応じて、デジタル社員証を当該第2の事業者に提供してもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、所謂、公開鍵認証基盤に基づく認証局の存在を前提としたデジタル社員証の発行について説明した。しかし、企業は、認証局の存在を必要とせず、内容の検証がオンラインで可能なVCs(Verifiable Credentials)を社員証として発行してもよい。なお、以降の説明において、VCsとして発行される社員証をクレデンシャル社員証と表記する。
クレデンシャル社員証の取得に先立ち、社員の端末30は、公開鍵と秘密鍵のペアを生成する。また、端末30は、分散型識別子(DID;Decentralized Identifier)を生成する。端末30は、生成したDID(保有者ID)と公開鍵をブロックチェーンに登録する(図18のステップS31)。
端末30は、保有者IDを提示しつつ、社員証の発行者である企業(企業のサーバ装置10)に対してVCsの発行を要求する(VCs発行要求;ステップS32)。
当該要求に応じて、サーバ装置10は、発行者IDと保有者IDが付与されたクレデンシャル社員証を生成する。はじめに、サーバ装置10は、発行者のDID、秘密鍵及び公開鍵を生成する。その後、サーバ装置10は、VCsの種別(クレデンシャル社員証)、発行組織名、発行日時等を含むメタデータと、資格情報本体と、発行者の公開鍵情報や電子署名等を含むクレデンシャル社員証を生成する。資格情報本体に、発行者が証明する具体的な情報(例えば、社員の氏名や所属部署等の具体的な内容)が記載される。
サーバ装置10は、生成したクレデンシャル社員証を社員の端末30に送信する(VCs発行;ステップS33)。
さらに、サーバ装置10は、発行者IDと上記生成した公開鍵をブロックチェーンに登録する(ステップS34)。
端末30は、受信したクレデンシャル社員証をデジタルウォレットに格納する。
端末30は、飲食店等(クレデンシャル社員証の検証者)からの要求に応じて、デジタルウォレットに格納されたデジタル社員証をサービス提供者に提供する。
例えば、端末30は、近距離無線通信手段を用いてクレデンシャル社員証を事業者端末20に提供する(VCs提示;ステップS35)。具体的には、端末30は、デジタルウォレットに格納された複数のデジタルコンテンツのなかからクレデンシャル社員証を選択する。その後、端末30は、自身のDID(保有者ID)に対応する秘密鍵を用いて上記選択したクレデンシャル社員証に署名する。端末30は、署名が付されたクレデンシャル社員証を事業者端末20に送信する。
事業者端末20は、受信したクレデンシャル社員証に含まれる発行者IDと保有者IDを取得する。事業者端末20は、取得した発行者IDに対応する公開鍵と取得した保有者IDに対応する公開鍵をブロックチェーンから取得し、署名の検証を行う(ステップS36)。具体的には、事業者端末20は、クレデンシャル社員証に付与された保有者の署名と発行者の署名を検証する。これらの署名の検証によって、事業者端末20は、社員(VCsの保有者)から取得したクレデンシャル社員証が改ざんされていないことや信頼できる発行者から発行された社員証であること等を検証する。
事業者端末20は、クレデンシャル社員証の検証に成功すると、飲食店等の従業員にその旨を通知する。クレデンシャル社員証の検証に成功すると、従業員は、社員をアルバイトの就業者として受け入れる。
以上のように、第1の実施形態に係るサーバ装置10は、自社に勤務する社員に対してデジタル社員証を発行する。また、サーバ装置10は、自社の周辺で営業する飲食店等からアルバイトの募集要項を取得し、各社員に当該募集要項を周知する。アルバイトに就業する社員は、アルバイト先に対して、スマートフォン等の端末30に格納されたデジタル社員証を提示する。アルバイト先の飲食店等は、社員が提示するデジタル社員証の有効性を検証し、デジタル社員証が有効であれば当該社員をアルバイト就業者として受け入れる。飲食店等は、デジタル社員証を検証した結果、面前の訪問者は企業の社員であることが確認できると、当該社員をアルバイトの就業者として受け入れる。即ち、飲食店等は、企業の社員という身元が明らかな人物を信用して業務を任せることができる。換言すれば、飲食店の従業員等は、アルバイトの受け入れ時等に履歴書の確認等を行う必要がなく、アルバイトを募集する飲食店等の負担が軽減する。
また、飲食店等のアルバイト募集及び受入に関する負担が軽減するので、企業等の周辺で営業する飲食店等の人手不足を解消できる。即ち、従業員のアルバイト募集等に関する業務が他の業務に転換され、結果的に人手不足が解消される。人手不足が解消することで、飲食店等を含む地域経済の活性化が期待される。このように、本願開示の情報処理システムは、企業を含む周辺地域の活性化に寄与する。また、報酬として地域限定ポイントが支払われる場合、企業を含む周辺地域の経済活性化がより一層期待できる。
さらに、社員が企業を退職すると、当該社員に発行されたデジタル社員証は無効となる。従って、企業の退職者が、企業の社員になりすまして社員アルバイトの就業者となることもない。
続いて、情報処理システムを構成する各装置のハードウェアについて説明する。図19は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置10は、情報処理装置(所謂、コンピュータ)により構成可能であり、図19に例示する構成を備える。例えば、サーバ装置10は、プロセッサ311、メモリ312、入出力インターフェイス313及び通信インターフェイス314等を備える。上記プロセッサ311等の構成要素は内部バス等により接続され、相互に通信可能に構成されている。
但し、図19に示す構成は、サーバ装置10のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。サーバ装置10は、図示しないハードウェアを含んでもよいし、必要に応じて入出力インターフェイス313を備えていなくともよい。また、サーバ装置10に含まれるプロセッサ311等の数も図19の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ311がサーバ装置10に含まれていてもよい。
プロセッサ311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルなデバイスである。あるいは、プロセッサ311は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスであってもよい。プロセッサ311は、オペレーティングシステム(OS;Operating System)を含む各種プログラムを実行する。
メモリ312は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。メモリ312は、OSプログラム、アプリケーションプログラム、各種データを格納する。
入出力インターフェイス313は、図示しない表示装置や入力装置のインターフェイスである。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、キーボードやマウス等のユーザ操作を受け付ける装置である。
通信インターフェイス314は、他の装置と通信を行う回路、モジュール等である。例えば、通信インターフェイス314は、NIC(Network Interface Card)等を備える。
サーバ装置10の機能は、各種処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ312に格納されたプログラムをプロセッサ311が実行することで実現される。また、当該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transitory)なものとすることができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、上記プログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。
なお、事業者端末20、端末30等もサーバ装置10と同様に情報処理装置により構成可能であり、その基本的なハードウェア構成はサーバ装置10と相違する点はないので説明を省略する。
情報処理装置であるサーバ装置10は、コンピュータを搭載し、当該コンピュータにプログラムを実行させることでサーバ装置10の機能が実現できる。また、サーバ装置10は、当該プログラムによりサーバ装置10の制御方法を実行する。
[変形例]
なお、上記実施形態にて説明した情報処理システムの構成、動作等は例示であって、システムの構成等を限定する趣旨ではない。
端末30は、デジタルウォレットの開設時に利用者の本人確認を行ってもよい。例えば、端末30は、マイナンバーカード、パスポートといった名義人の生体情報が記載された身分証明書を使って本人確認を行う。端末30は、身分証明書から取得した生体情報と利用者の生体情報を使った照合処理(認証処理)を実行する。端末30は、認証処理(1対1認証)に成功すると、デジタルウォレットを開設する。端末30は、身分証明書の発行を受けた名義人と端末30のデジタルウォレットを利用する利用者が同一人物であることを、生体情報を使った照合処理(認証処理)により確認する
飲食店等は、店頭に現れた利用者と、当該利用者が所持する端末30に開設されたデジタルウォレットの名義人と、が同一人物であることを検証してもよい。この場合、端末30は、デジタルウォレット開設時に本人確認を行い、本人確認に成功した生体情報(例えば、顔画像)を記憶する。利用者がアルバイト先に到着した際、端末30は、デジタル社員証と共に、上記記憶された生体情報を事業者端末20に送信する。事業者端末20は、店頭に現れた利用者の顔画像を取得する。事業者端末20は、2つの顔画像を用いた1対1認証を実行する。事業者端末20は、1対1認証を用いた本人確認に成功した場合に、店頭に現れた利用者(社員)を社員アルバイトの就業者として受け入れ可能と判定してもよい。
事業者端末20は、デジタル社員証を用いた検証に加えて又は代えて、生体認証による社員アルバイトの受け入れ可否を判定してもよい。この場合、事業者端末20は、店頭に現れた社員の顔画像を取得する。事業者端末20は、取得した顔画像と案内IDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、案内IDをキーとして案内管理データベースを検索し、対応するエントリを特定する。サーバ装置10は、特定したエントリの就業者フィールドに設定された社員IDをキーとして社員管理データベースを検索し、対応するエントリを特定する。サーバ装置10は、特定されたエントリから得られる生体情報(特徴量)と事業者端末20から取得した生体情報(顔画像から生成された特徴量)を用いた1対1認証を実行する。サーバ装置10は、1対1認証に成功すると、アルバイト受け入れ可を事業者端末20に送信する。
サーバ装置10は、社員アルバイトの就業者を先着順ではなく、他の方法によって就業者を選択してもよい。例えば、サーバ装置10は、所定期間に応募した社員のなかから抽選で就業者を選択してもよい。あるいは、サーバ装置10は、社員アルバイトの就業実績(就業履歴)に基づいて就業者を選択してもよい。例えば、サーバ装置10は、既に社員アルバイトを経験している社員よりも社員アルバイトを経験していない社員を優先して選択してもよい。あるいは、サーバ装置10は、アルバイト募集先での勤務実績がある社員を優先して就業者として選択してもよい。
サーバ装置10は、社員に発行するデジタル社員証に有効期間を設定してもよい。事業者端末20は、取得したデジタル社員証の有効期間が徒過している場合、社員の受け入れを拒否してもよい。
上記実施形態では、アルバイト先を訪れた社員が、端末30を操作してデジタル社員証を飲食店等に提示する場合について説明した。しかし、飲食店等を訪れた社員が、サーバ装置10に対してデジタル社員証を飲食店等に提示するように指示(依頼)をしてもよい。例えば、端末30は、社員の操作に応じて、サーバ装置10から受信した募集要項の一覧を表示する。社員は、一覧のなかから訪れたアルバイト先に対応する募集要項を選択する。端末30は、選択した募集要項に対応する案件IDを含む「デジタル社員証提出要求」をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、受信した案件IDに対応する募集要項を特定し、当該募集要項の送付元の飲食店等にデジタル社員証を送信する。サーバ装置10は、飲食店等の事業者端末20にアルバイトの就業者に決定された社員のデジタル社員証を送信する。このように、社員がアプリケーションやブラウザ等を介して募集要項を閲覧し選択すると、端末30は、当該社員により選択された募集要項に対応するデジタル社員証をサーバ装置10から飲食店等の事業者端末20に直接送信するように要求してもよい。
各装置(例えば、サーバ装置10、端末30)間のデータ送受信の形態は特に限定されないが、これら装置間で送受信されるデータは暗号化されていてもよい。これらの装置間では、利用者の生体情報等が送受信され、これらの情報を適切に保護するためには、暗号化されたデータが送受信されることが望ましい。
上記実施形態では、サーバ装置10の内部に社員管理データベース等が構成される場合について説明したが、当該データベースは外部のデータベースサーバ等に構築されてもよい。即ち、サーバ装置10の一部の機能は別のサーバに実装されていてもよい。より具体的には、上記説明した「アルバイト制御部(アルバイト制御手段)」等がシステムに含まれるいずれかの装置に実装されていればよい。
上記説明で用いた流れ図(フローチャート、シーケンス図)では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。実施形態では、例えば各処理を並行して実行する等、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
上記の実施形態は本願開示の理解を容易にするために詳細に説明したものであり、上記説明したすべての構成が必要であることを意図したものではない。また、複数の実施形態について説明した場合には、各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。例えば、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることや、実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、実施形態の構成の一部について他の構成の追加、削除、置換が可能である。
上記の説明により、本発明の産業上の利用可能性は明らかであるが、本発明は、企業等の社員を対象としてアルバイトを募集する情報処理システムなどに好適に適用可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する、取得手段と、
前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する、提供手段と、
を備える、端末。
[付記2]
前記提供手段は、前記デジタル社員証に基づいて生成された2次元バーコードを表示することで、前記デジタル社員証を前記第2の事業者に提供する、付記1に記載の端末。
[付記3]
前記提供手段は、前記第2の事業者に設置された事業者端末からの要求に応じて、前記デジタル社員証を前記第2の事業者に提供する、付記1に記載の端末。
[付記4]
第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末と、
前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された、事業者端末と、
前記複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行する、サーバ装置と、
を含み、
前記複数の端末のうち一の端末は、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行された前記デジタル社員証を前記事業者端末に提供する、システム。
[付記5]
前記事業者端末は、前記提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、前記一の利用者を前記パートタイム労働者として受け入れ可能であることを前記第2の事業者の従業員に通知する、付記4に記載のシステム。
[付記6]
前記サーバ装置は、前記事業者端末からパートタイム労働に関する募集要項を取得し、前記取得した募集要項を、前記複数の端末それぞれに送信する、付記5に記載のシステム。
[付記7]
前記サーバ装置は、前記複数の利用者それぞれの属性情報を記憶すると共に、前記記憶された属性情報に基づいて、前記複数の利用者のなかから前記取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出し、前記抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する前記端末に前記募集要項を送信する、付記6に記載のシステム。
[付記8]
前記サーバ装置は、前記複数の利用者それぞれのスケジュールを記憶すると共に、前記記憶されたスケジュールに基づいて、前記複数の利用者のなかから前記取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出し、前記抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する前記端末に前記募集要項を送信する、付記6に記載のシステム。
[付記9]
端末において、
利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得し、
前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する、端末の制御方法。
[付記10]
端末に搭載されたコンピュータに、
利用者が第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を取得する処理と、
前記利用者がパートタイム労働者として前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に勤務する際、前記第2の事業者に前記デジタル社員証を提供する処理と、
を実行させるためのプログラム。
また、上述した付記1に従属する付記2~付記3に記載した構成の一部または全ては、付記7、付記9及び付記10に対しても付記2~付記3と同様の従属関係により従属し得る。さらには、付記1、付記4、付記9及び付記10に限らず、上述した各実施の形態から逸脱しない範囲において、様々なハードウェア、ソフトウェア、ソフトウェアを記録するための種々の記録手段、またはシステムに対しても同様に、付記として記載した構成の一部または全てを従属させ得る。
なお、引用した上記の先行技術文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。即ち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。
10 サーバ装置
20 事業者端末
30 端末
100 端末
101 取得手段
102 提供手段
201 通信制御部
202 社員管理部
203 アルバイト制御部
204 記憶部
301 通信制御部
302 取得部
303 提供部
304 記憶部
311 プロセッサ
312 メモリ
313 入出力インターフェイス
314 通信インターフェイス

Claims (9)

  1. 第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末と、
    前記第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された、事業者端末と、
    前記複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行する、サーバ装置と、
    を含み、
    前記複数の端末のうち一の端末は、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行された前記デジタル社員証を前記事業者端末に提供し、
    前記事業者端末は、前記提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、前記一の利用者を前記パートタイム労働者として受け入れ可能であることを前記第2の事業者の従業員に通知する、システム。
  2. 第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置され、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証であって、前記一の利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証が提供される、事業者端末であって、
    前記提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、前記一の利用者を前記パートタイム労働者として受け入れ可能であることを前記第2の事業者の従業員に通知する、事業者端末。
  3. 第1の事業者に勤務する、複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行する、サーバ装置であって、
    第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された事業者端末であって、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証が提供される、事業者端末からパートタイム労働に関する募集要項を取得し、前記取得した募集要項を、前記複数の利用者それぞれが所持する複数の端末それぞれに送信する、サーバ装置
  4. 記複数の利用者それぞれの属性情報を記憶すると共に、前記記憶された属性情報に基づいて、前記複数の利用者のなかから前記取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出し、前記抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する前記端末に前記募集要項を送信する、請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 記複数の利用者それぞれのスケジュールを記憶すると共に、前記記憶されたスケジュールに基づいて、前記複数の利用者のなかから前記取得した募集要項の送信先となる少なくとも1以上の利用者を抽出し、前記抽出された少なくとも1以上の利用者が所持する前記端末に前記募集要項を送信する、請求項3に記載のサーバ装置
  6. 第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置され、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証であって、前記一の利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証が提供される、事業者端末において、
    前記提供されたデジタル社員証を検証し、
    前記提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、前記一の利用者を前記パートタイム労働者として受け入れ可能であることを前記第2の事業者の従業員に通知する、事業者端末の制御方法。
  7. 第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置され、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証であって、前記一の利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証が提供される、事業者端末に搭載されたコンピュータに、
    前記提供されたデジタル社員証を検証する処理と、
    前記提供されたデジタル社員証の検証に成功した場合に、前記一の利用者を前記パートタイム労働者として受け入れ可能であることを前記第2の事業者の従業員に通知する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
  8. サーバ装置において、
    第1の事業者に勤務する、複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行し、
    第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された端末であって、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証が提供される、事業者端末からパートタイム労働に関する募集要項を取得し、
    前記取得した募集要項を、前記複数の利用者それぞれが所持する複数の端末それぞれに送信する、サーバ装置の制御方法。
  9. サーバ装置に搭載されたコンピュータに、
    第1の事業者に勤務する、複数の利用者それぞれに、各利用者が前記第1の事業者に勤務していることを証明する、デジタル社員証を発行する処理と、
    第1の事業者とは異なる第2の事業者に設置された端末であって、前記第1の事業者に勤務する複数の利用者それぞれが所持する、複数の端末のうちの一の端末から、前記一の端末の所持者である一の利用者がパートタイム労働者として前記第2の事業者に勤務する際、前記一の利用者に発行されたデジタル社員証が提供される、事業者端末からパートタイム労働に関する募集要項を取得する処理と、
    前記取得した募集要項を、前記複数の利用者それぞれが所持する複数の端末それぞれに送信する処理と、
    を実行させるプログラム。
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