JP7484869B2 - 多段差込継手、継手付き鋼管、構造体、構造体の施工方法、多段差込継手の設計方法及び製造方法 - Google Patents

多段差込継手、継手付き鋼管、構造体、構造体の施工方法、多段差込継手の設計方法及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼管を接合するのに用いられる機械式継手に関し、特に、内側継手管を外側継手管に差し込んで嵌合する差込継手であって、係合部分が多段に設けられた多段差込継手、継手付き鋼管、構造体、構造体の施工方法、多段差込継手の設計方法及び製造方法に関する。
溶接に代わる鋼管の接続方法として、機械式継手を用いたものが多数出願されている。
機械式継手の一つに、接合対象となる鋼管の接合端部に外側継手管と内側継手管をそれぞれ設け、外側継手管に内側継手管を差し込むことにより鋼管同士を接続する差込式の継手がある。このような差込継手の一例が例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の「鋼管の継手構造」は、「外側継手管又は内側継手管の一方に形成され、これらを周方向複数に分割するスリットと、内側継手管の外周面に形成した凸部と、外側継手管の内周面に形成され、内側継手管を外側継手管に挿入した状態において凸部に係合して凸部と共に引張荷重に対して抵抗する係合部」を備えている(特許文献1の請求項1参照)。
内側継手管はスリットによって複数に分割されているので、挿入時には分割された各片部が内側に弾性変形し、挿入完了時に該弾性変形が回復することで内側継手管の凸部が外側継手管の係合部に係合する。
その状態で、外側継手管の基端側と内側継手管の先端側にそれぞれ設けられたボルト孔にボルトを挿通して締結することで接続が完了する。
特許文献1の凸部は係合部と協働して引張荷重に抵抗する部分であるので、大きな荷重が想定される場合や、大径鋼管等の高耐力が要求される場合には、凸部の強度を高めるなどして引張荷重に対する抵抗力を向上させる必要がある。凸部の強度を高めるには、凸部を大きくすればよいが、凸部を大きくすると挿入過程における弾性変形量が大きくなるので、嵌合に必要な荷重が増大する。
そこで、凸部を大きくすることなく荷重に対する抵抗力を向上させるものとして、凸部を2段以上設けた多段式の差込継手がある(特許文献1の図11、図12参照)。凸部及び凸部に対応する係合部を多段に設けることにより、複数の凸部で荷重に抵抗することができるので、個々の凸部を大きくすることなく、全体での抵抗力を向上させることができる。
特許第4600407号公報
しかしながら、内側継手管又は外側継手管の一方に凸部を多段に設けた場合、他方には係合部となる凹部が多段に設けられるので、挿入の途中で係合対象ではない凸部と凹部が噛み合ってひっかかりが生じ、作業性を悪化させる場合がある。このような例について、図5、図6を用いて具体的に説明する。
図5は従来の多段差込継手27の挿入過程を示す模式図であり、特許文献1の図1のA-A断面に相当する部分の断面図を示している。
図5の例は、上側の鋼管7の下端に内側継手管3が取り付けられており、下側の鋼管7の上端に外側継手管5が取り付けられている。内側継手管3には周方向に分割された複数の分割片9からなる分割円筒部11が設けられ、分割円筒部11の外周面には径方向外側に突出する凸部13が軸方向に2段設けられている。また、外側継手管5には円筒部17が設けられ、円筒部17の内周面には、凸部13に係合する凹部19が軸方向に2段設けられている。
なお、本説明においては、継手嵌合時に軸方向の同じ位置で係合する凸部13と凹部19をひとつの「段」とし、図中下側から1段目、2段目と数える。
以下、2段の凸部13のうち、下側(内側継手管の先端側)の凸部13を1段目凸部131、上側(内側継手管の基端側)の凸部13を2段目凸部132とする。同様に、2段の凹部19のうち、下側(外側継手管の基端側)の凹部19を1段目凹部191、上側(外側継手管の先端側)の凹部19を2段目凹部192とする。
また、継手嵌合状態において、係合状態にある凸部13と凹部19を合わせて、係合部23とする。
上記のように構成された従来の多段差込継手27は、下側の鋼管7を拘束した状態で内側継手管3を外側継手管5に挿入すると、内側継手管3の1段目凸部131が外側継手管5の円筒部17の内面に当接することで、内側継手管3の分割片9が、図5(a)に白抜き矢印で示す水平力を受け、径方向内側に弾性変形する。複数の分割片9がそれぞれ径方向内側に弾性変形することで、分割円筒部11が縮径する。
この状態でさらに挿入し、図5(b)に示すように、1段目凸部131が2段目凹部192に到達すると、受けていた水平力が一時的に失われ、分割片9には弾性変形を回復しようとする復元力が生じる。
上記復元力により分割円筒部11が拡径すると、1段目凸部131の外周部が2段目凹部192に噛み合いひっかかりが生じる。
噛み合いが浅い場合には、大きな押し込み荷重をかけて噛み合いを解消できる場合もあるが、噛み合いが深い場合には、施工の継続が困難となる。その場合、補助器具を用いて分割円筒部11を再度縮径させないと内側継手管3を挿入することも引き抜くこともできなくなり、大きな労力を要することとなる。
上記のように、挿入途中で係合対象ではない凸部13と凹部19が噛み合うと、施工荷重を大幅に増大させて作業性を悪化させたり、嵌合不可となるような施工トラブルを引き起こす可能性がある。
また、図5の例は内側継手管3と外側継手管5の管軸3a、5aが一致している例であったが、内側継手管3と外側継手管5の管軸3a、5aがずれている場合には、上記のような問題がさらに生じやすくなる。そのような例について図6を用いて説明する。
図6は、図5と同様の従来の多段差込継手27において、内側継手管3の管軸3aと外側継手管5の管軸5aがずれた状態で内側継手管3を外側継手管5に挿入した場合の挿入途中の図である。
接続環境(現場、大径、長尺など)が悪い条件下での施工の場合、内側継手管3と外側継手管5の鉛直度を制御するのが難しく、図6に示すように、内側継手管3の管軸3aと外側継手管5の管軸5aがずれた状態で施工が行われる場合がある。
この場合、図6に示すように1段目凸部131が2段目凹部192の下側の側壁にぶつかりやすいので、前述した施工不良の問題がさらに生じやすくなる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、挿入時に係合対象ではない凸部と凹部が噛み合うことを防止し、鋼管接合時の作業性に優れた多段差込継手、継手付き鋼管、構造体、構造体の施工方法、多段差込継手の設計方法及び製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る多段差込継手は、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する凸部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する凹部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合するものであって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなっているものである。
(2)また、本発明に係る多段差込継手は、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた凹部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する凸部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合するものであって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなっているものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間は全ての係合部で同じであるものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記多段の凸部の突出高さは、最も先端側の凸部の突出高さ以下に設定され、かつ前記多段の凸部のうちの少なくとも一つは最も先端側の凸部より突出高さが低く設定されているものである。
(5)また、上記(4)に記載のものにおいて、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて突出高さが漸次低くなっているものである。
(6)また、本発明に係る継手付き鋼管は、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の多段差込継手における前記内側継手管及び/又は前記外側継手管を、両端又は一端に備えるものである。
(7)また、本発明に係る構造体は、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の多段差込継手で連結された複数の鋼管を備えるものである。
(8)また、本発明に係る構造体の施工方法は、上記(7)に記載の構造体の施工方法であって、前記外側継手管が端部に取り付けられた鋼管と、前記内側継手管が端部に取り付けられた鋼管のいずれか一方の軸方向位置を拘束した状態で、他方の鋼管の軸方向位置を前記一方の鋼管に位置合わせして差込嵌合するものである。
(9)また、本発明に係る多段差込継手の設計方法は、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する凸部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する凹部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定するものである。
(10)また、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた凹部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する凸部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定するものである。
(11)また、上記(9)又は(10)に記載のものにおいて、継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部の軸方向幅を設定するものである。
(12)また、本発明に係る多段差込継手の製造方法は、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する凸部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する凹部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成するものである。
(13)また、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた凹部とを有し、前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する凸部とを有し、前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成するものである。
(14)また、上記(12)又は(13)に記載のものにおいて、継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部を形成するものである。
本発明において、多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅よりも大きくなっていることにより、挿入時に係合対象ではない凸部と凹部が噛み合うことを防止できる。これにより、鋼管接合時におけるひっかかりを抑制し、施工荷重を大幅に増大させて作業性を悪化させたり、嵌合不可となるような施工トラブルの発生を低減でき、作業性が向上する。
本発明の実施の形態1に係る多段差込継手の説明図であり、嵌合状態における多段差込継手の一部の断面図である。 図1に示した多段差込継手の嵌合途中の状態を示す図である(軸ずれなしの場合)。 図1に示した多段差込継手の嵌合途中の状態を示す図である(軸ずれありの場合)。 本発明の実施の形態2に係る多段差込継手の説明図であり、嵌合途中の状態における多段差込継手の一部の断面図である。 従来の多段差込継手の課題を説明する図である(軸ずれなしの場合)。 従来の多段差込継手の課題を説明する図である(軸ずれありの場合)。
[実施の形態1]
本実施の形態における多段差込継手の全体構造は、前述した特許文献1の図12と概ね同様であるので図示を省略し、多段差込継手の一部の断面図のみ図1に示す。図1は、特許文献1の図1のA-A断面に相当する部分の断面を示したものである。なお、従来の多段差込継手27を説明した図5、図6と同一及び対応する部分には同一の符号を付す。
本実施の形態の多段差込継手1は、接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる内側継手管3と外側継手管5を備えたものであり、図1は、上側の鋼管7の下端に内側継手管3、下側の鋼管7の上端に外側継手管5が取り付けられた例を示している。図1のように内側継手管3を外側継手管5に差し込んで内側継手管3と外側継手管5を嵌合させることで、上下の鋼管7を接合する。
内側継手管3と外側継手管5について、以下、詳細に説明する。
<内側継手管>
内側継手管3は、略円筒体からなり、周方向に分割された複数の分割片9で構成される分割円筒部11を有する。分割円筒部11の外周面には全周に亘って、径方向外側に突出する凸部13が軸方向に2段設けられている。上記2段の凸部13について、図5、図6と同様に、下側(内側継手管3の先端側)の凸部13を1段目凸部131、上側(内側継手管3の基端側)の凸部13を2段目凸部132とする。
なお、図1は一つの分割片9の断面を示したものであるが、他の分割片9の断面も図1と同様である。
1段目凸部131よりさらに先端側には、外側継手管5とボルト接合するためのボルト孔15が設けられている。
<外側継手管>
外側継手管5は、円筒体からなり、分割されていない円筒部17を有する。円筒部17の内周面には全周に亘って、径方向外側に凹陥する凹部19が軸方向に2段設けられている。
上記2段の凹部19について、内側継手管の凸部13と同様に、下側(外側継手管5の基端側)の凹部19を1段目凹部191、上側(外側継手管5の先端側)の凹部19を2段目凹部192とする。
図1に示すように、継手嵌合状態において、1段目凹部191は1段目凸部131と係合し、2段目凹部192は2段目凸部132と係合する。
1段目凹部191よりさらに基端側には、内側継手管3のボルト孔15と相対する位置に、ボルトを挿入するためのボルト孔21が設けられている。
ここで、図1の拡大図に示すように、1段目凸部131の軸方向幅をT1、径方向外側への突出高さをH1とし、1段目凹部191の軸方向幅をK1、径方向外側への凹陥深さをL1とする。
同様に、2段目凸部132の軸方向幅をT2、径方向外側への突出高さH2とし、2段目凹部192の軸方向幅をK2、径方向外側への凹陥深さをL2とする(拡大図省略)。
なお、上記T1、T2は、凸部13の頂部(先端部)における軸方向幅とする。
また、上記K1、K2は、凹部の開口部における軸方向幅とする。
上述したように、軸方向幅T1、T2は1段目凸部131と2段目凸部132の頂部における軸方向幅であるが、1段目凸部131と2段目凸部132の根元部における軸方向幅は、凸部13全体に求められるせん断耐力に基づいて設定すればよい。一般的に凸部13のせん断耐力は十分余裕をもって設定できるので、凸部13の頂部の軸方向幅を変更することによって凸部13のせん断耐力が多少変動しても、継手全体の耐力に対する影響は小さい。
1段目凹部191の凹陥深さL1は、1段目凸部131と1段目凹部191が係合可能なように、1段目凸部191の突出高さH1より大きくなっている(H1<L1)。同様に、2段目凹部192の凹陥深さL2は、2段目凸部132の突出高さH2より大きくなっている(H2<L2)。
そして、内側継手管3の分割円筒部11に設けられた2段の凸部13は、基端側の凸部13(2段目凸部132)の軸方向幅T2の方が先端側の凸部13(1段目凸部131)の軸方向幅T1より小さくなっている(T2<T1)。
また、外側継手管5の円筒部17に設けられた2段の凹部19は、先端側の凹部19(2段目凹部192)の軸方向幅K2の方が基端側の凹部19(1段目凹部191)の軸方向幅K1より小さくなっている(K2<K1)。
さらに、1段目凸部131の軸方向幅T1は、継手嵌合時に係合する凹部19(1段目凹部191)よりも先端側にある凹部19(2段目凹部192)の軸方向幅K2以上の大きさとなっている(K2≦T1)。
上記より、本実施の形態の多段差込継手1は下記の関係式(1)~(3)を満たしている。
H1<L1 ・・・(1)
H2<L2 ・・・(2)
T2<K2≦T1<K1 ・・・(3)
なお、前述したように内側継手管3の分割円筒部11は周方向に並ぶ複数の分割片9から構成されたものであり、上述した2段の凸部13の軸方向幅T1、T2及び突出高さH1、H2の大きさは全ての分割片9で同様に形成されているものとする。
また、外側継手管5の円筒部17に設けられた2段の凹部19は、円筒部17の内周面に周方向に連続して設けられたものであり、軸方向幅K1、K2及び凹陥深さL1、L2の大きさは全周に亘って一定であるものとする。
また、図1の拡大図に示す1段目の係合部23の軸方向隙間δ(具体的には、1段目凸部131の側壁の突出方向真ん中の位置から1段目凹部191の側壁までの距離)は、2段目の係合部23における軸方向隙間と同じになっている。
上記のように、継手嵌合状態において係合する凸部13と凹部19によって形成される軸方向隙間を全ての係合部23で同じとすることで荷重伝達が適切に行われるので、多段差込継手1を構造体の一部として用いる場合などに好適である。
上記のように構成された本実施の形態の多段差込継手1の効果について、以下、具体的に説明する。
従来の多段差込継手27では、図5で説明したように、嵌合途中で1段目凸部131が2段目凹部192に到達したとき、1段目凸部131の先端部が2段目凹部192に入り込み、ひっかかりが生じていた。
この点、本実施の形態の多段差込継手1は、1段目凸部131の軸方向幅T1が2段目凹部192の軸方向幅K2以上の大きさなので(K2≦T1)、上記のような問題が生じることがない。具体的には、図2に示すように、1段目凸部131が2段目凹部192に到達しても、1段目凸部131の一部が常に円筒部17の内周面に当接したままなので、分割片9の径方向内側への弾性変形を保ったまま1段目凸部131は2段目凹部192を越えることができ、ひっかかりが生じにくい。なお、K2=T1でも、摩擦等により入り込みが浅くひっかかりが小さいため、上記のような問題が生じることはないが、各凸部の軸方向幅T1は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅K2よりも大きい方が、よりひっかかり難くなることから、より好ましい。
また、従来の多段差込継手27では、図6で説明したように、内側継手管3の管軸3aと外側継手管5の管軸5aが合っていない状態で施工した場合に特にひっかかりが生じていた。
この点、本実施の形態は、上記のように軸ずれ状態で施工する場合にもひっかかりを抑制する効果がある。これについて、図3を用いて説明する。
図3は、本実施の形態の多段差込継手1において、内側継手管3の管軸3aと外側継手管5の管軸5aがずれた状態で内側継手管3を外側継手管5に挿入した場合の挿入途中の図である。
図3の拡大図に示すように、外側継手管5が傾いていると、2段目凹部192の下側の側壁に1段目凸部131がぶつかる場合がある。この場合、従来例では、図6の拡大図のように、弾性変形を回復しようとする復元力によって1段目凸部131の先端部全体が2段目凹部192に入り込むので、ひっかかりが深く、施工が継続できない場合がある。また、図6の状態では、施工のやり直しのため内側継手管3を引き抜こうとしても、2段目凹部192の上側の側壁に1段目凸部131がひっかかるので、分割円筒部11を縮径させるための補助器具を用いる必要がある。
この点、本実施の形態の多段差込継手1は、1段目凸部131の軸方向幅T1が2段目凹部192の軸方向幅K2以上の大きさなので(K2≦T1)、上記のような問題が生じることがない。具体的には、図3の拡大図に示すように、2段目凹部192の下側の側壁に1段目凸部131がぶつかったとしても、1段目凸部131の先端部全体が2段目凹部192に入り込むことがないので、ひっかかりが浅く、挿入荷重を少し増大すれば容易にひっかかりを解いて施工を継続することができる。なお、K2=T1でも、摩擦等により入り込みが浅くひっかかりが小さいため、上記のような問題が生じることはないが、各凸部の軸方向幅T1は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅K2よりも大きい方が、よりひっかかり難くなることから、より好ましい。
また、例えば施工のやり直しのため内側継手管3を引き抜こうとしても従来例のように1段目凸部131が2段目凹部192の上側の側壁にひっかかることがないので、施工途中での引き抜きも容易である。
なお、上記は下側の鋼管7に取り付けられた外側継手管5が傾いている場合の例であるが、上側の鋼管7に取り付けられた内側継手管3が傾いている場合も同様の効果を奏する。
上述したように、本実施の形態によれば、1段目凸部131の軸方向幅T1より2段目凸部132の軸方向幅T2が小さくなっており(T2<T1)、これに対応して1段目凹部191の軸方向幅K1より2段目凹部192の軸方向幅K2が小さくなっている(K2<K1)。これにより、1段目凸部131の軸方向幅T1は、継手嵌合時に係合する凹部19(1段目凹部191)よりも先端側の凹部19(2段目凹部192)の軸方向幅K1以上となり(K1≦T1)、挿入時に係合対象ではない凸部13と凹部19が噛み合うことを防止できる。これにより、接続環境が悪く、ガタつきが生じやすい条件であっても、施工荷重を大幅に増大させて作業性を悪化させたり、嵌合不可となるような施工トラブルの発生を低減でき、作業性が向上する。
なお、上述した実施の形態1は係合部23が2段のものであったが、係合部23の段数は加工可能な範囲内であれば何段であっても良い。なお、3段以上の場合は、先端側の凸部13から基端側の凸部13にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、これに対応して基端側の凹部19から先端側の凹部19にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部13の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部19よりも先端側にある凹部19の軸方向幅よりも大きくなっているようにする。
従来の多段差込継手27は、係合部23の段数が増えるほど挿入途中にひっかかりが生じるリスクが大きくなるものであったが、本実施の形態の多段差込継手1は、係合部23の段数に関わらずひっかかりを抑制できる。したがって、係合部の段数が多い多段差込継手には特に本発明が好適である。
[実施の形態2]
上述した実施の形態1は、凸部13の突出高さを全て同じとした例であったが(H1=H2)、本実施の形態では1段目凸部131の突出高さH1を2段目凸部132の突出高さH2より大きくした例について説明する。図4に本実施の形態の多段差込継手を示し、図1~図3と同一及び対応する部分には同一の符号を付す。
本実施の形態の多段差込継手25は、図4に示すように、1段目凸部131の突出高さH1が2段目凸部132の突出高さH2より大きくなっている(H2<H1)。また、1段目凸部131の突出高さH1を大きくしたのに伴い、H1<L1となるよう1段目凹部191の凹陥深さL1も大きくなっている。
上述した点以外は実施の形態1の多段差込継手1と同様であるので、本実施の形態の多段差込継手25は、実施の形態1で説明した関係式(1)~(3)に加えて下記関係式(4)を満たすものである。
H2<H1 ・・・(4)
1段目凸部131の突出高さH1が2段目凸部132の突出高さH2より大きい、言い換えれば、2段目凸部132の突出高さH2が1段目凸部131の突出高さH1より小さくなっていることにより、内側継手管3を外側継手管5に挿入する過程において、図4に示すように2段目凸部132と円筒部17の内周面との間に隙間が生ずる。これにより、2段目凸部132と円筒部17の内周面との間には摩擦が生じないので、内側継手管3を外側継手管5に挿入する際の施工抵抗を低減することができる。
なお、上述した実施の形態2は係合部が2段のものであったが、係合部23の段数は加工可能な範囲内であれば何段であっても良い。例えば係合部が3段ある場合には、挿入時に2段目凸部は3段目凹部を越えてから2段目凹部に係合することになるので、図4のように2段目凸部が円筒部17の内周面に当接していなければ、2段目凸部は3段目凹部にひっかかりにくい。
3段以上の多段の凸部13を有する場合は、多段の凸部13の突出高さが、最も先端側の凸部13の突出高さ以下に設定され、かつ多段の凸部13のうちの少なくとも一つは最も先端側の凸部13より突出高さが低く設定されていればよい。
即ち、1段目凸部131と同じ突出高さの凸部13を数段おきに配置してもよく、その場合も凸部13の突出高さが全て同じものに比べて施工抵抗が低減される。また、1段目凸部131より突出高さが低い凸部13に関しては、1段目凸部131と同じ突出高さの凸部13よりも挿入途中のひっかかりが生じにくい。
もっとも、1段目凸部131及び1段目凸部131と同じ突出高さの他の凸部13に関しても、挿入途中で乗り越える凹部19より軸方向幅が大きいので、従来例よりひっかかりが生じにくい。
また、上記は、多段の凸部13のうちの少なくとも一つは最も先端側の凸部13より突出高さが低く設定されていればよいので、例えば先端側の凸部13から基端側の凸部13にかけて突出高さが漸次低くなっていてもよい。
なお、凸部13の高さは、対応する凹部19を有する継手管に必要な鋼材板厚の照査により上限値が決定され、凸部13と凹部19の外れ破壊を防ぐために必要な支圧力によって下限値が決定される。各凸部13の高さは、上述した上限値と下限値の範囲内であれば、高さを変更することは可能であり、複数段の合計の支圧力が、要求される支圧力の値以上となっていればよい。
上述した実施の形態1、2は、内側に挿入する側(内側継手管3)を分割した例であったが、本発明はこれに限られるものではなく、外側に配置される側(外側継手管5)を分割するようにしてもよい。即ち、内周面に多段の凸部13が形成された分割円筒部11を有する外側継手管5と、外周面に多段の凹部19が形成された円筒部17を有する内側継手管3によって構成されたものでもよい。
この場合も、多段の凸部13は、先端側の凸部13から基端側の凸部13にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、多段の凹部19は、基端側の凹部19から先端側の凹部19にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部13の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部19よりも先端側にある凹部19の軸方向幅以上の大きさとなっている。
また、上記は分割した側(分割円筒部11)に多段の凸部13が形成され、分割しない側(円筒部17)に多段の凹部19が形成される例であるが、本発明はこれに限られるものではなく、分割円筒部11に多段の凹部19、円筒部17に多段の凸部13を設けたものでもよい。
即ち、特許文献1の図11のように、多段の凹部19が形成された分割円筒部11を有する外側継手管5と、多段の凸部13が形成された円筒部17を有する内側継手管3から構成されたものでもよい。また、多段の凹部19が形成された分割円筒部11を有する内側継手管3と、多段の凸部13が形成された円筒部17を有する外側継手管5から構成されたものでもよい。
この場合も、多段の凸部13は、先端側の凸部13から基端側の凸部13にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、多段の凹部19は、基端側の凹部19から先端側の凹部19にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、各凸部13の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部19よりも先端側にある凹部19の軸方向幅以上の大きさとなっている。
上記のいずれの場合においても実施の形態1、2と同様の効果を発揮できる。
また、上述した実施の形態1、2は、鉛直移動による接続を示したが、移動方向は鋼管軸方向であれば良く、斜杭や水平方向の横継ぎによる接続を行っても良い。
また、前述した関係式(1)~(3)、または、それに加えて関係式(4)を満たすものであれば(係合部23が2段の場合)、凸部13や凹部19の形状は特に限定されない。実施の形態1、2で例示したものと異なる形状であっても効果を発揮することができる。
また、上記の実施の形態では、鋼管7の端部に取り付ける多段差込継手1、25を説明したが、この多段差込継手1、25における内側継手管3及び/又は外側継手管5を、予め工場等において、鋼管7の端部に溶接等によって取り付けることで、継手付き鋼管を製造することができる。つまり、上記継手付き鋼管は、実施の形態1、2で説明した多段差込継手1、25における内側継手管3及び/又は外側継手管5を、両端又は一端に備えている。
そして、施工現場等において、複数の継手付き鋼管を連結することで、鋼管杭、鋼管矢板、鋼管矢板を連結した鋼管矢板壁、鋼管柱、鋼管梁等の構造体を形成することができる。つまり、これら構造体は、上記の実施の形態1、25で説明した多段差込継手1、25で連結された複数の鋼管を備えている。
これら構造体を施工する場合には、外側継手管5が端部に取り付けられた鋼管7と、内側継手管3が端部に取り付けられた鋼管7のいずれか一方の軸方向位置を拘束した状態で、他方の鋼管7の軸方向位置を一方の鋼管7に位置合わせして差込嵌合すればよい。
また、実施の形態1、2は物の発明としての多段差込継手に関するものであったが、これを設計方法の発明、製造方法の発明に再構成することもでき、その場合は以下のようになる。
<設計方法の発明1>
接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する凸部とを有し、
前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する凹部とを有し、
前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、
前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定する多段差込継手の設計方法。
<設計方法の発明2>
接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた凹部とを有し、
前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する凸部とを有し、
前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、
前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定する多段差込継手の設計方法。
<設計方法の発明3>
継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部の軸方向幅を設定する上記設計方法の発明1又は2に記載の多段差込継手の設計方法。
<製造方法の発明1>
接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する凸部とを有し、
前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する凹部とを有し、
前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、
前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成する多段差込継手の製造方法。
<製造方法の発明2>
接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた凹部とを有し、
前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する凸部とを有し、
前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、
前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成する多段差込継手の製造方法。
<製造方法の発明3>
継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部を形成する上記製造方法の発明1又は2に記載の多段差込継手の製造方法。
1 多段差込継手(実施の形態1)
3 内側継手管
3a 管軸
5 外側継手管
5a 管軸
7 鋼管
9 分割片
11 分割円筒部
13 凸部
131 1段目凸部
132 2段目凸部
15 ボルト孔(内側継手管)
17 円筒部
19 凹部
191 1段目凹部
192 2段目凹部
21 ボルト孔(外側継手管)
23 係合部
25 多段差込継手(実施の形態2)
27 多段差込継手(従来例)

Claims (14)

  1. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する断面矩形状の凹部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、
    各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなっている多段差込継手。
  2. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた断面矩形状の凹部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなっており、
    各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなっている多段差込継手。
  3. 継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間は全ての係合部で同じである請求項1又は2に記載の多段差込継手。
  4. 前記多段の凸部の突出高さは、最も先端側の凸部の突出高さ以下に設定され、かつ前記多段の凸部のうちの少なくとも一つは最も先端側の凸部より突出高さが低く設定されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多段差込継手。
  5. 前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて突出高さが漸次低くなっている請求項4に記載の多段差込継手。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多段差込継手における前記内側継手管及び/又は前記外側継手管を、両端又は一端に備える継手付き鋼管。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多段差込継手で連結された複数の鋼管を備える構造体。
  8. 請求項7に記載の構造体の施工方法であって、前記外側継手管が端部に取り付けられた鋼管と、前記内側継手管が端部に取り付けられた鋼管のいずれか一方の軸方向位置を拘束した状態で、他方の鋼管の軸方向位置を前記一方の鋼管に位置合わせして差込嵌合する構造体の施工方法。
  9. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する断面矩形状の凹部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
    各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定する多段差込継手の設計方法。
  10. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた断面矩形状の凹部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の設計方法であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように設定し、
    各凸部の軸方向幅が、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように設定する多段差込継手の設計方法。
  11. 継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部の軸方向幅を設定する請求項9又は10に記載の多段差込継手の設計方法。
  12. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられて径方向に突出する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて前記凸部に係合する断面矩形状の凹部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
    各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成する多段差込継手の製造方法。
  13. 接合対象の鋼管の端部にそれぞれ取り付けられる円筒体の内側継手管と外側継手管を備え、
    前記内側継手管又は前記外側継手管のいずれか一方が、周方向に分割された複数の分割片で構成された分割円筒部と、前記複数の分割片に軸方向に多段に設けられた断面矩形状の凹部とを有し、
    前記内側継手管又は前記外側継手管の他方が、分割されていない円筒部と、該円筒部に軸方向に多段に設けられて径方向に突出し前記凹部に係合する断面矩形状の凸部とを有し、
    前記分割円筒部を径方向に撓ませながら前記内側継手管を前記外側継手管に差し込んで前記凸部と前記凹部を係合させることで前記鋼管を接合する多段差込継手の製造方法であって、
    前記多段の凸部は、先端側の凸部から基端側の凸部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
    前記多段の凹部は、基端側の凹部から先端側の凹部にかけて軸方向幅が漸次小さくなるように形成し、
    各凸部の軸方向幅は、継手嵌合時に係合する凹部よりも先端側にある凹部の軸方向幅以上の大きさとなるように形成する多段差込継手の製造方法。
  14. 継手嵌合状態において、係合する凸部と凹部によって形成される軸方向隙間が全ての係合部で同じになるように、各凸部と各凹部を形成する請求項12又は13に記載の多段差込継手の製造方法。
JP2021177106A 2021-10-29 2021-10-29 多段差込継手、継手付き鋼管、構造体、構造体の施工方法、多段差込継手の設計方法及び製造方法 Active JP7484869B2 (ja)

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