JP7482800B2 - ハードディスクドライブ本体用取付部材 - Google Patents
ハードディスクドライブ本体用取付部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7482800B2 JP7482800B2 JP2021003906A JP2021003906A JP7482800B2 JP 7482800 B2 JP7482800 B2 JP 7482800B2 JP 2021003906 A JP2021003906 A JP 2021003906A JP 2021003906 A JP2021003906 A JP 2021003906A JP 7482800 B2 JP7482800 B2 JP 7482800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- hdd
- main body
- hard disk
- disk drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 19
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000005483 Hooke's law Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
すなわち、特許文献1には、略コ形状に形成されたHDD用トレイの両側面部に、内面の略全体に固着された内側の防振ゴムと、HDDのねじ孔に連通する貫通孔の外面側の周囲に固着された外側の防振ゴムと、内外の防振ゴムの変形量を規制する貫通孔内に装着された円筒状のスペーサとを備えたHDDの防振構造が示されている。
実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材を図1に基づいて説明する。
図1はハードディスクドライブ本体用取付部材100にハードディスクドライブ本体200を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
以下、ハードディスクドライブ(HDD:hard disk drive)をHDDと略称する。
制御装置は工作機械又はロボットに近接して設置されるため、HDD本体200は工作機械又はロボットから大きな振動を受けやすい。
一方、HDD本体200は、自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い、振動を起こす。
図1では、一方の側面に形成された取付穴201~203を示しているが、裏面に形成された4つの取付穴及び他方の側面に形成された取付穴は図示していない。
また、HDD本体200の取付面は裏面であり、HDD本体200は、裏面に形成された4つの取付穴によってHDD用取付部材100に取り付けられる。
HDD用取付部材100は、制御装置に固定するための固定部21、22を有する。
並行部31b~34bそれぞれは、立設部31a~34aそれぞれからの延在方向が同じである。
つまり、並行部31b~34bそれぞれは、立設部31a~34aそれぞれから前面から後面に向かって延在する。
取付部31~34それぞれは、HDD本体200を取付ける機能と、立設部31a~34a及び並行部31b~34bを有する断面がL字形状の突起であるので、HDD本体200が取付部31~34に取り付けられた時、HDD本体200と基部11との間のばねとしての機能を有する。
具体的には、並行部31b~34bにHDD本体200の裏面に形成された4つの取付穴それぞれに対応する第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54が延在方向に並んで形成される。
すなわち、HDD本体200は第1のHDD取付孔41~44を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第1の取付状態と称す。)と、第2のHDD取付孔51~54を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第2の取付状態と称す。)との2つの取付状態に取付可能である。
従って、第2の取付状態が第1の取付状態より境界BRから長い位置にHDD本体200が取り付けられることになる。
共振周波数とは共振を起こす振動周波数であり、固有振動数に近い値である。
HDD本体200がHDD用取付部材100に取り付けられた時の固有振動数Fは次式(1)で表される。
第1の取付状態において、HDD本体200の振動による周波数とHDD本体200へ加わる加速度との関係は図2の点線Bにより示される。
図2において、横軸が周波数を、縦軸が加速度を示す。
HDD本体200が振動する周波数が30Hzの周波数であるとき、共振する。
HDD本体200における振動は、HDD本体200が取り付けられた制御装置に近接して設置された工作機械又はロボットから受けた振動、及び、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い生じた振動である。
第2の取付状態において、HDD本体200の振動による周波数とHDD本体200へ加わる加速度との関係は図2の実線Aにより示される。
HDD本体200が振動する周波数が25Hzの周波数であるとき、共振する。
HDD本体200における振動は、HDD本体200が取り付けられた制御装置に近接して設置された工作機械又はロボットから受けた振動、及び、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い生じた振動である。
すなわち、HDD本体200が取付部31~34に取り付けられ、取付部31~34がHDD本体200と基部11との間のばねとしての機能する場合、第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54が荷重点になり、立設部31a~34aと基部11との境界BRが支点となる。
従って、第1の取付状態の時の取付部31~34のばね定数は、第2の取付状態の時の取付部31~34のばね定数より大きい。
例えば、振動周波数が25Hzの時にHDD本体200に3Gの加速度が加わり、振動周波数が30Hz時にHDD本体200に1Gの加速度が加わる設置環境を想定する。
このような設置環境において、HDD本体200をHDD用取付部材100に第2の取付状態で取り付けるとHDD本体200の固有振動数Fが25Hzであるため、より大きな加速度が加わり、HDD本体200のデータの正確な読み取り等ができなくなる可能性がある。
一方、振動周波数が30Hzの時に25Hzの時より大きな加速度がHDD本体200に加わる設置環境においては、HDD本体200をHDD用取付部材100に第2のHDD取付孔51~54を用いて第2の取付状態に取り付ける。
さらに、HDD本体200がHDD用取付部材100へ取り付けられた状態において、HDD本体200の裏面と基部11の対向面との間に空間ができ、かつ、基部11に取付部31~34であるL字形状の突起を設けたことによる基部11に形成された穴により、空気の通り道ができ、HDD本体200を空冷できる。
従って、境界BRからねじ61~64の取付位置までの距離により、HDD本体200の固有振動数を設定できる。
実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aを図3に基づいて説明する。
実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aは、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100がHDD本体200を取り付けるための取付部31~34を基部11に形成したのに対して、左側壁部12及び右側壁部13にHDD本体200を取り付けるための左取付部71~73及び右取付部74~76を設けた点が異なり、その他の点については同じである。
図3中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
また、HDD本体200の取付面は左側面及び右側面であり、HDD本体200は、左側面に形成された3つの取付穴及び右側面に形成された3つの取付穴によってHDD用取付部材100Aに取り付けられる。
並行部71b~76bそれぞれは、立設部71a~76aそれぞれからの延在方向が同じである。
つまり、並行部71b~76bそれぞれは、立設部71a~76aそれぞれから前面から後面に向かって延在する。
取付部71~76それぞれは、HDD本体200の取付と、立設部71a~76a及び並行部71b~76bを有する断面がL字形状の突起であるので、HDD本体200が取付部71~76に取り付けられた時、HDD本体200と左側壁部12及び右側壁部13との間のばねとしての機能を有する。
具体的には、並行部71b~73bにHDD本体200の左側面に形成された3つの取付穴それぞれに対応する第3のHDD取付孔81~83及び第4のHDD取付孔91~93が延在方向に並んで形成され、並行部74b~76bにHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴それぞれに対応する第3のHDD取付孔84~86及び第4のHDD取付孔94~96が延在方向に並んで形成される。
第4のHDD取付孔91~93の位置関係はHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じであり、第4のHDD取付孔94~96の位置関係はHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じである。
従って、第4の取付状態が第3の取付状態より境界BRから長い位置にHDD本体200が取り付けられることになる。
また、第3のHDD取付孔81~86及び第4のHDD取付孔91~96の代わりに、第3のHDD取付孔81~86及び第4のHDD取付孔91~96の位置を含む、延在方向に長い長孔によってHDD取付孔が形成されたものでもよい。
すなわち、第3の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fと第4の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fを異なる値にでき、第3の取付状態における共振周波数を第4の取付状態における共振周波数より大きくできる。
従って、HDD本体200への外部からの振動及び自身による振動による影響を受けにくく、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bを図4に基づいて説明する。
実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bは、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100に、実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aにおける左側壁部12及び右側壁部13に形成した左取付部71~73及び右取付部74~76をさらに設けた点が異なり、その他の点については同じである。
図4中、図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
従って、第3の取付状態及び第4の取付状態の時のHDD本体200における固有振動数が第1の取付状態及び第2の取付状態の時の固有振動数よりも高い。
この場合、HDD本体200は、第1のHDD取付孔43、44を介してねじ63、64によって裏面に形成された右側に位置する2つの取付穴にねじ込まれ、第3のHDD取付孔81~83を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第5の取付状態と称す。)と、第2のHDD取付孔53、54を介してねじ63、64によって裏面に形成された右側に位置する2つの取付穴にねじ込まれ、第4のHDD取付孔91~93を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第6の取付状態と称す。)との2つの取付状態に取付可能である。
この場合、第1のHDD取付孔41~44と第3のHDD取付孔81~86を介して取り付けられる第7の取付状態と、第2のHDD取付孔51~54と第4のHDD取付孔91~96を介して取り付けられる第8の取付状態との2つの取付状態に取付可能である。
従って、HDD本体200への外部からの振動及び自身による振動による影響を受けにくく、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
Claims (6)
- ハードディスクドライブ本体の取付面に対向する対向面を有する取付本体部と、
この取付本体部の対向面から立設された立設部、及び、前記立設部から連続して前記対向面に並行して延在し、前記ハードディスクドライブ本体の取付位置が延在方向に変更可能な並行部を有する取付部と、
を備えたハードディスクドライブ本体用取付部材。 - ハードディスクドライブ本体における取付穴が形成された取付面に対向する対向面を有する取付本体部と、
この取付本体部の対向面から立設された立設部、及び、前記立設部から連続して前記対向面に並行して延在し、前記ハードディスクドライブ本体の取付面に形成された取付穴が取付可能なHDD用取付孔が延在方向に複数形成された並行部を有する取付部と、
を備えたハードディスクドライブ本体用取付部材。 - 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
前記取付本体部が前記基部である請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。 - 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
前記取付本体部が前記対向した側壁部のそれぞれである請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。 - 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
前記取付本体部が前記基部及び前記対向した側壁部のそれぞれである請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。 - 前記取付部が、前記取付本体部から切り起こされた、断面がL字形状の突起である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003906A JP7482800B2 (ja) | 2021-01-14 | 2021-01-14 | ハードディスクドライブ本体用取付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003906A JP7482800B2 (ja) | 2021-01-14 | 2021-01-14 | ハードディスクドライブ本体用取付部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022108781A JP2022108781A (ja) | 2022-07-27 |
JP7482800B2 true JP7482800B2 (ja) | 2024-05-14 |
Family
ID=82556866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003906A Active JP7482800B2 (ja) | 2021-01-14 | 2021-01-14 | ハードディスクドライブ本体用取付部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7482800B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008287791A (ja) | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Juki Corp | ハードディスクドライブ固定構造 |
JP2013168207A (ja) | 2012-02-17 | 2013-08-29 | Ricoh Co Ltd | 取付アダプタ及び情報処理装置 |
WO2016170714A1 (ja) | 2015-04-24 | 2016-10-27 | Necプラットフォームズ株式会社 | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 |
-
2021
- 2021-01-14 JP JP2021003906A patent/JP7482800B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008287791A (ja) | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Juki Corp | ハードディスクドライブ固定構造 |
JP2013168207A (ja) | 2012-02-17 | 2013-08-29 | Ricoh Co Ltd | 取付アダプタ及び情報処理装置 |
WO2016170714A1 (ja) | 2015-04-24 | 2016-10-27 | Necプラットフォームズ株式会社 | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022108781A (ja) | 2022-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7142419B2 (en) | Life extension in hard disk drives through vibration dampening using pre-stressed polymer springs | |
US8830673B2 (en) | Server | |
US9746887B2 (en) | Electronic device bracket | |
US7684180B2 (en) | Computer system with vibration absorbing cage | |
US20110096494A1 (en) | Hard disk drive vibration and shock dampening using polymer springs | |
WO2016170714A1 (ja) | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 | |
JP2015520963A (ja) | 改良されたインピーダンス整合を有する変換器 | |
JP7482800B2 (ja) | ハードディスクドライブ本体用取付部材 | |
US9189038B2 (en) | Cooling fan suspension vibration filter | |
KR101100832B1 (ko) | 먼지제거팬 | |
US6310769B1 (en) | Mounting bracket assembly for system components in a computer | |
JP2004192781A (ja) | 動吸振器、光ディスク装置および動吸振器の対応振動数決定方法 | |
JP7123784B2 (ja) | タッチパネル付き表示装置 | |
WO2021090677A1 (ja) | 連結装置、及び、補助装置 | |
US20220392665A1 (en) | Vibration absorbing assembly and server | |
US20100061219A1 (en) | Vibration reduction apparatus and disk drive using the same | |
JP2512694Y2 (ja) | 振動吸収機構 | |
JP6112642B2 (ja) | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 | |
JP5882698B2 (ja) | 情報記憶装置 | |
JP2004234740A (ja) | 内蔵機器の取付構造及び電子機器 | |
JP7450038B2 (ja) | 電子機器 | |
JP7203636B2 (ja) | スピーカ装置 | |
JP2007167405A (ja) | ミシンの支持構造 | |
JP7073995B2 (ja) | 防振構造 | |
JP5821725B2 (ja) | 防振構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230703 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7482800 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |