JP7482800B2 - ハードディスクドライブ本体用取付部材 - Google Patents

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Description

本開示は、ハードディスクドライブを取り付けるハードディスクドライブ本体用取付部材に関する。
産業用コントローラなどの電子機器に取り付けられるHDDユニットに外部からの振動が加わることにより、HDDユニットが共振するのを防止するHDDの防振構造が特許文献1に示されている。
すなわち、特許文献1には、略コ形状に形成されたHDD用トレイの両側面部に、内面の略全体に固着された内側の防振ゴムと、HDDのねじ孔に連通する貫通孔の外面側の周囲に固着された外側の防振ゴムと、内外の防振ゴムの変形量を規制する貫通孔内に装着された円筒状のスペーサとを備えたHDDの防振構造が示されている。
特開2020-42883公報
しかるに、特許文献1に示されたHDDの防振構造では、HDD用トレイの両側面部に内外の防振ゴム及びスペーサを必要とし、部品点数が多く、防振ゴム及びスペーサの取付作業が煩雑である。
本開示は、上記した点に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、かつ、ハードディスクドライブ本体の取付強度が強く、ハードディスクドライブ本体が振動による影響を受けにくいハードディスクドライブ本体用取付部材を得ることを目的とする。
本開示に係るハードディスクドライブ本体用取付部材は、ハードディスクドライブ本体の取付面に対向する対向面を有する取付本体部と、この取付本体部の対向面から立設された立設部、及び、立設部から連続して対向面に並行して延在し、ハードディスクドライブ本体の取付位置が延在方向に変更可能な並行部を有する取付部とを備える。
本開示によれば、取付部により、ハードディスクドライブ本体が振動による影響が受けにくい取付位置に、ハードディスクドライブ本体を取り付けることができる。
実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材とハードディスクドライブ本体を示す斜視図である。 実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材にハードディスクドライブ本体を取り付けた状態での共振周波数を示す図である。 実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材とハードディスクドライブ本体を示す斜視図である。 実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材とハードディスクドライブ本体を示す斜視図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材を図1に基づいて説明する。
図1はハードディスクドライブ本体用取付部材100にハードディスクドライブ本体200を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
以下、ハードディスクドライブ(HDD:hard disk drive)をHDDと略称する。
HDD本体200はHDD用取付部材100に取り付けられ、HDD用取付部材100が数値制御装置又はロボットコントローラ等の制御装置に取り付けられることにより、HDD本体200はHDD用取付部材100に取り付けられた状態で制御装置に取り付けられる。
制御装置は工作機械又はロボットに近接して設置されるため、HDD本体200は工作機械又はロボットから大きな振動を受けやすい。
一方、HDD本体200は、自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い、振動を起こす。
HDD本体200は汎用品のHDD本体であり、裏面の4隅にそれぞれ1つづつ計4つのねじ穴である取付穴が形成され、対向した両側面それぞれに前後方向に並列に配置された3つのねじ穴である取付穴が形成されている。
図1では、一方の側面に形成された取付穴201~203を示しているが、裏面に形成された4つの取付穴及び他方の側面に形成された取付穴は図示していない。
HDD用取付部材100は金属からなる板材を板金加工により形成され、基部11と基部11から連なる対向した一対の側壁部12、13とを有し、基部11に対向した面と前面及び後面が開放され、基部11と一対の側壁部12、13による断面コ字形状である。
実施の形態1では、基部11がHDD本体200の取付面に対向する対向面を有する取付本体部である。
また、HDD本体200の取付面は裏面であり、HDD本体200は、裏面に形成された4つの取付穴によってHDD用取付部材100に取り付けられる。
HDD用取付部材100は、HDD本体200を取り付けるために、HDD本体200の裏面に形成された4つの取付穴それぞれに対向した位置の基部11に形成された4つの取付部31~34を有する。
HDD用取付部材100は、制御装置に固定するための固定部21、22を有する。
4つの取付部31~34それぞれは、基部11の対向面から立設された立設部31a~34a、及び、立設部31a~34aから連続して基部11の対向面に並行して延在した並行部31b~34bを有する。
並行部31b~34bそれぞれは、立設部31a~34aそれぞれからの延在方向が同じである。
つまり、並行部31b~34bそれぞれは、立設部31a~34aそれぞれから前面から後面に向かって延在する。
立設部31a~34a及び並行部31b~34bは、基部11から切り起こされた、つまり、板材である基部11を押し出し加工し、押し出し後曲げ加工によって形成された断面がL字形状の突起である。
取付部31~34それぞれは、HDD本体200を取付ける機能と、立設部31a~34a及び並行部31b~34bを有する断面がL字形状の突起であるので、HDD本体200が取付部31~34に取り付けられた時、HDD本体200と基部11との間のばねとしての機能を有する。
並行部31b~34bはそれぞれの表面がHDD本体200の裏面と接してHDD本体200が取り付けられ、並行部31b~34bにおけるHDD本体200の取付位置が延在方向、つまり図1図示矢印方向である前後方向に変更可能である。
具体的には、並行部31b~34bにHDD本体200の裏面に形成された4つの取付穴それぞれに対応する第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54が延在方向に並んで形成される。
第1のHDD取付孔41~44の位置関係はHDD本体200の裏面に形成された4つの取付穴の位置関係と同じであり、第2のHDD取付孔51~54の位置関係はHDD本体200の裏面に形成された4つの取付穴の位置関係と同じである。
すなわち、HDD本体200は第1のHDD取付孔41~44を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第1の取付状態と称す。)と、第2のHDD取付孔51~54を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第2の取付状態と称す。)との2つの取付状態に取付可能である。
第2のHDD取付孔51~54は、立設部31a~34aにおける基部11から切り起こされた起点、つまり、立設部31a~34aと基部11との境界BRからの距離が、境界BRから第1のHDD取付孔41~44までの距離より長い。
従って、第2の取付状態が第1の取付状態より境界BRから長い位置にHDD本体200が取り付けられることになる。
なお、第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54の他に第3のHDD取付孔が延在方向に並んで形成されてもよく、複数のHDD取付孔が形成されたものであればよい。要は、取付部31~34の並行部31b~34bがHDD本体200の取付位置を延在方向に複数変更可能にされておればよい。
次に、HDD本体200がHDD用取付部材100に取り付けられた時の固有振動数と共振周波数の関係について説明する。
共振周波数とは共振を起こす振動周波数であり、固有振動数に近い値である。
HDD本体200がHDD用取付部材100に取り付けられた時の固有振動数Fは次式(1)で表される。

Figure 0007482800000001
式(1)中、mは質量、kはばね定数を示す。
この式(1)から理解されるように質量mが同じであれば、ばね定数kが変わることで固有振動数Fが変化する。ばねの弾性限度以下であれば、ばね定数kの増加に伴い固有振動数Fが増加する。
一例として、HDD本体200が第1のHDD取付孔41~44を介してHDD用取付部材100に取り付けられた第1の取付状態における、HDD本体200の固有振動数Fが30Hzになるように、第1のHDD取付孔41~44の位置を設定する。
第1の取付状態において、HDD本体200の振動による周波数とHDD本体200へ加わる加速度との関係は図2の点線Bにより示される。
図2において、横軸が周波数を、縦軸が加速度を示す。
第1の取付状態において、固有振動数Fが30Hzに設定されているので、第1の取付状態における共振周波数の中心値は30Hzである。
HDD本体200が振動する周波数が30Hzの周波数であるとき、共振する。
HDD本体200における振動は、HDD本体200が取り付けられた制御装置に近接して設置された工作機械又はロボットから受けた振動、及び、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い生じた振動である。
また、HDD本体200が第2のHDD取付孔51~54を介してHDD用取付部材100に取り付けられた第2の取付状態における、HDD本体200の固有振動数Fが25Hzになるように、第2のHDD取付孔51~54の位置を設定する。
第2の取付状態において、HDD本体200の振動による周波数とHDD本体200へ加わる加速度との関係は図2の実線Aにより示される。
第2の取付状態において、固有振動数Fが25Hzに設定されているので、第2の取付状態における共振周波数の中心値は25Hzである。
HDD本体200が振動する周波数が25Hzの周波数であるとき、共振する。
HDD本体200における振動は、HDD本体200が取り付けられた制御装置に近接して設置された工作機械又はロボットから受けた振動、及び、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い生じた振動である。
このように、第1の取付状態と第2の取付状態において、HDD本体200共振周波数が異なる値、つまり、HDD本体200の固有振動数Fが異なる値に設定できる理由は次の理由による。
すなわち、HDD本体200が取付部31~34に取り付けられ、取付部31~34がHDD本体200と基部11との間のばねとしての機能する場合、第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54が荷重点になり、立設部31a~34aと基部11との境界BRが支点となる。
荷重点となる第1のHDD取付孔41~44から支点までの距離は、荷重点となる第2のHDD取付孔51~54から支点までの距離より短い。その結果、第1の取付状態のばねとして機能する取付部31~34の剛性が、第2の取付状態のばねとして機能する取付部31~34の剛性より高くなる。
従って、第1の取付状態の時の取付部31~34のばね定数は、第2の取付状態の時の取付部31~34のばね定数より大きい。
ゆえに、第1の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fと第2の取付状態にHDD本体200の固有振動数Fを異なる値にでき、第1の取付状態における共振周波数を第2の取付状態における共振周波数より大きくできる。
一方、設置環境がHDD本体200に与える振動周波数が変われば、HDD本体200に加わる加速度が異なることは既知である。
例えば、振動周波数が25Hzの時にHDD本体200に3Gの加速度が加わり、振動周波数が30Hz時にHDD本体200に1Gの加速度が加わる設置環境を想定する。
このような設置環境において、HDD本体200をHDD用取付部材100に第2の取付状態で取り付けるとHDD本体200の固有振動数Fが25Hzであるため、より大きな加速度が加わり、HDD本体200のデータの正確な読み取り等ができなくなる可能性がある。
これに対して、HDD本体200をHDD用取付部材100に第1の取付状態で取り付けるとHDD本体200の固有振動数Fが30Hzであるため、3Gの加速度が加わらず、HDD本体200に加わる振動周波数に伴うHDD本体200の共振による影響を抑えられ、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
従って、振動周波数が25Hzの時に3Gの加速度、振動周波数が30Hzの時に1Gの加速度がHDD本体200に加わる設置環境においては、HDD本体200をHDD用取付部材100に第1のHDD取付孔41~44を用いて第1の取付状態に取り付ける。
一方、振動周波数が30Hzの時に25Hzの時より大きな加速度がHDD本体200に加わる設置環境においては、HDD本体200をHDD用取付部材100に第2のHDD取付孔51~54を用いて第2の取付状態に取り付ける。
要するに、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100では、取付部31~34へのHDD本体200の取付位置を選択できるため、HDD本体200をハードディスクドライブ本体用取付部材100に取り付ける時、HDD本体200における共振周波数を大きな加速度が加わる振動周波数からずらした値にすることができ、HDD本体200が受ける加速度を抑えることができる。
また、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴う、HDD本体200の振動も、取付部31~34によるばねとしての機能により吸収され、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
なお、HDD本体200をハードディスクドライブ本体用取付部材100に取り付けた時のHDD本体200の固有振動数Fが25Hzと30Hz、設置環境として振動周波数が25Hzと30Hzとを例として説明したが、これらの固有振動数F及び振動周波数は一例にすぎない。
以上に述べたように、実施の形態1に係るHDD用取付部材100は、HDD本体200の裏面である取付面に対向する対向面を有する基部11である取付本体部と、この取付本体部の対向面から立設された立設部31a~34a、及び、立設部31a~34aから連続して対向面に並行して延在し、HDD本体200の取付位置が、第1のHDD取付孔41~44又は第2のHDD取付孔51~54を選択することにより、延在方向に変更可能な並行部31b~34bを有する取付部31~34とを備えるので、HDD本体200をHDD用取付部材100に取り付けると取付部31~34にたわみが発生し、取付部31~34がばねとして機能するので、HDD本体200をHDD用取付部材100に取り付ける時、HDD本体200における共振周波数を大きな加速度が加わる振動周波数からずらした値にすることができ、HDD本体200が受ける加速度を抑えることができる。
その結果、HDD本体200が振動による共振の影響を抑えられ、HDD本体200が取り付けられた制御装置に近接して設置された工作機械又はロボットから受けた振動、及び、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴い生じた振動による影響を受けにくく、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
しかも、HDD本体200は、取付部31~34に第1のHDD取付孔41~44又は第2のHDD取付孔51~54を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられるので、HDD本体200のHDD用取付部材100への取付強度が強い。
また、取付部31~34は、基部11から切り起こされた断面がL字形状の突起であるので、HDD本体200をHDD用取付部材100へ取り付けるための別部品を用意する必要もない。
さらに、HDD本体200がHDD用取付部材100へ取り付けられた状態において、HDD本体200の裏面と基部11の対向面との間に空間ができ、かつ、基部11に取付部31~34であるL字形状の突起を設けたことによる基部11に形成された穴により、空気の通り道ができ、HDD本体200を空冷できる。
なお、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100では、取付部31~34の並行部31b~34bに第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54を形成し、HDD本体200の取付位置が、第1のHDD取付孔41~44又は第2のHDD取付孔51~54を選択することにより、延在方向に変更可能にしたが、第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54の代わりに、第1のHDD取付孔41~44及び第2のHDD取付孔51~54の位置を含む、延在方向に長い長孔によってHDD取付孔が形成されたものでもよい。
HDD取付孔を長孔とした場合、HDD本体200をハードディスクドライブ本体用取付部材100に取り付ける場合、HDD本体200の裏面を取付部31~34における並行部31b~34bの表面に接して前後方向に移動させ、HDD本体200の固有振動数が設定した値になる位置で、HDD本体200を、長孔を介してねじ61~64によって裏面に形成された4つの取付孔にねじ込み、取り付ける。
すなわち、延在方向に延びた長孔により、立設部31a~34aと基部11との境界BRからHDD本体200が並行部31b~34bに取り付けられた位置、つまり、ねじ61~64の取付位置までの距離が変更可能である。
従って、境界BRからねじ61~64の取付位置までの距離により、HDD本体200の固有振動数を設定できる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aを図3に基づいて説明する。
実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aは、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100がHDD本体200を取り付けるための取付部31~34を基部11に形成したのに対して、左側壁部12及び右側壁部13にHDD本体200を取り付けるための左取付部71~73及び右取付部74~76を設けた点が異なり、その他の点については同じである。
図3中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施の形態2では、左側壁部12及び右側壁部13がHDD本体200の取付面に対向する対向面を有する取付本体部である。
また、HDD本体200の取付面は左側面及び右側面であり、HDD本体200は、左側面に形成された3つの取付穴及び右側面に形成された3つの取付穴によってHDD用取付部材100Aに取り付けられる。
HDD用取付部材100Aは、HDD本体200を取り付けるために、HDD本体200の左側面に形成された3つの取付穴それぞれに対向した位置の左側壁部12に形成された3つの左取付部71~73を有し、HDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴それぞれに対向した位置の右側壁部13に形成された3つの右取付部74~76を有する。
3つの左取付部71~73及び3つの右取付部74~76それぞれは、左側壁部12及び右側壁部13の対向面から立設された立設部71a~76a、及び、立設部71a~76aから連続して左側壁部12及び右側壁部13の対向面に並行して延在した並行部71b~76bを有する。
並行部71b~76bそれぞれは、立設部71a~76aそれぞれからの延在方向が同じである。
つまり、並行部71b~76bそれぞれは、立設部71a~76aそれぞれから前面から後面に向かって延在する。
立設部71a~76a及び並行部71b~76bは、左側壁部12及び右側壁部13から切り起こされた、つまり、板材である基部11を押し出し加工し、押し出し後曲げ加工によって形成された断面がL字形状の突起である。
取付部71~76それぞれは、HDD本体200の取付と、立設部71a~76a及び並行部71b~76bを有する断面がL字形状の突起であるので、HDD本体200が取付部71~76に取り付けられた時、HDD本体200と左側壁部12及び右側壁部13との間のばねとしての機能を有する。
並行部71b~76bはそれぞれの表面がHDD本体200の左側面及び右側面と接してHDD本体200が取り付けられ、並行部71b~76bにおけるHDD本体200の取付位置が延在方向、つまり図3図示矢印方向である前後方向に変更可能である。
具体的には、並行部71b~73bにHDD本体200の左側面に形成された3つの取付穴それぞれに対応する第3のHDD取付孔81~83及び第4のHDD取付孔91~93が延在方向に並んで形成され、並行部74b~76bにHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴それぞれに対応する第3のHDD取付孔84~86及び第4のHDD取付孔94~96が延在方向に並んで形成される。
第3のHDD取付孔81~83の位置関係はHDD本体200の左側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じであり、第3のHDD取付孔84~86の位置関係はHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じである。
第4のHDD取付孔91~93の位置関係はHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じであり、第4のHDD取付孔94~96の位置関係はHDD本体200の右側面に形成された3つの取付穴の位置関係と同じである。
すなわち、HDD本体200は、第3のHDD取付孔81~83を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれ、第3のHDD取付孔84~86を介してねじ64R~66Rによって右側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第3の取付状態と称す。)と、第4のHDD取付孔91~93を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれ、第4のHDD取付孔94~96を介してねじ64R~66Rによって右側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第4の取付状態と称す。)との2つの取付状態に取付可能である。
第4のHDD取付孔91~96は、立設部71a~76aにおける左側壁部12及び右側壁部13から切り起こされた起点、つまり、立設部71a~76aと左側壁部12及び右側壁部13との境界BRからの距離が、境界BRから第3のHDD取付孔81~86までの距離より長い。
従って、第4の取付状態が第3の取付状態より境界BRから長い位置にHDD本体200が取り付けられることになる。
なお、第3のHDD取付孔81~86及び第4のHDD取付孔91~96の他に第5のHDD取付孔が延在方向に並んで形成されてもよく、複数のHDD取付孔が形成されたものであればよい。要は、左取付部71~73及び右取付部74~76の並行部71b~76bがHDD本体200の取付位置を延在方向に複数変更可能にされておればよい。
また、第3のHDD取付孔81~86及び第4のHDD取付孔91~96の代わりに、第3のHDD取付孔81~86及び第4のHDD取付孔91~96の位置を含む、延在方向に長い長孔によってHDD取付孔が形成されたものでもよい。
このように構成された実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aにおいても、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100と同様に、第3の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fを30Hzに、第4の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fを25Hzに設定できる。
すなわち、第3の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fと第4の取付状態におけるHDD本体200の固有振動数Fを異なる値にでき、第3の取付状態における共振周波数を第4の取付状態における共振周波数より大きくできる。
従って、実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aでも、左取付部71~73及び右取付部74~76へのHDD本体200の取付位置を選択できるため、HDD本体200をHDD用取付部材100Aに取り付ける時、HDD本体200における共振周波数を大きな加速度が加わる振動周波数からずらした値にすることができ、HDD本体200が受ける加速度を抑えることができる。
また、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴う、HDD本体200の振動も、左取付部71~73及び右取付部74~76によるばねとしての機能により吸収される。
従って、HDD本体200への外部からの振動及び自身による振動による影響を受けにくく、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
要するに、実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aも実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bを図4に基づいて説明する。
実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bは、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100に、実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aにおける左側壁部12及び右側壁部13に形成した左取付部71~73及び右取付部74~76をさらに設けた点が異なり、その他の点については同じである。
図4中、図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bは、実施の形態1に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100と同様にHDD本体200をハードディスクドライブ本体用取付部材100Bに第1の取付状態及び第2の取付状態に取付可能であるとともに、実施の形態2に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Aと同様にHDD本体200をハードディスクドライブ本体用取付部材100Bに第3の取付状態及び第4の取付状態に取付可能である
取付部31~34と左取付部71~73及び右取付部74~76を同じサイズのL字形状の突起により形成した場合、第1の取付状態及び第2の取付状態と第3の取付状態及び第4の取付状態とでは断面2次モーメントが異なり、フックの法則により、第1の取付状態及び第2の取付状態と第3の取付状態及び第4の取付状態とではばね定数が異なり、その結果、取付状態によってHDD本体200における固有振動数も異なり、共振周波数も異なる。
すなわち、第3の取付状態及び第4の取付状態の時の左取付部71~73及び右取付部74~76のばね定数が、第1の取付状態及び第2の取付状態の時の取付部31~34のばね定数より大きい。
従って、第3の取付状態及び第4の取付状態の時のHDD本体200における固有振動数が第1の取付状態及び第2の取付状態の時の固有振動数よりも高い。
さらに、基部11の右側に形成された取付部33、34と左側壁部12に形成された左取付部71~73を用いてHDD本体200をHDD用取付部材100Bに取り付けることも可能である。
この場合、HDD本体200は、第1のHDD取付孔43、44を介してねじ63、64によって裏面に形成された右側に位置する2つの取付穴にねじ込まれ、第3のHDD取付孔81~83を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第5の取付状態と称す。)と、第2のHDD取付孔53、54を介してねじ63、64によって裏面に形成された右側に位置する2つの取付穴にねじ込まれ、第4のHDD取付孔91~93を介してねじ61L~63Lによって左側面に形成された3つの取付穴にねじ込まれることにより取り付けられる状態(以下、第6の取付状態と称す。)との2つの取付状態に取付可能である。
このように、取付部33、34と左取付部71~73を用いてHDD本体200をHDD用取付部材100Bに取り付けることも可能であり、第5及び第6の取付状態の時のHDD本体200における固有振動数が、第3の取付状態及び第4の取付状態の時のHDD本体200における固有振動数と第1の取付状態及び第2の取付状態の時の固有振動数と異なる。
また、取付部31~34と左取付部71~73及び右取付部74~76の全てを用いて、HDD本体200をHDD用取付部材100Bに取り付けることも可能である。
この場合、第1のHDD取付孔41~44と第3のHDD取付孔81~86を介して取り付けられる第7の取付状態と、第2のHDD取付孔51~54と第4のHDD取付孔91~96を介して取り付けられる第8の取付状態との2つの取付状態に取付可能である。
従って、実施の形態3に係るハードディスクドライブ本体用取付部材100Bでも、取付部31~34と左取付部71~73及び右取付部74~76を用いて、HDD本体200の取付位置を選択できるため、HDD本体200をHDD用取付部材100Bに取り付ける時、HDD本体200における共振周波数を大きな加速度が加わる振動周波数からずらした値にすることができ、HDD本体200が受ける加速度を抑えることができる。
また、HDD本体200自身のディスクの回転又はヘッドの移動時等に伴う、HDD本体200の振動も、選択された取付部31~34と左取付部71~73及び右取付部74~76によるばねとしての機能により吸収される。
従って、HDD本体200への外部からの振動及び自身による振動による影響を受けにくく、HDD本体200の動作不良が起こることを抑制できる。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るハードディスクドライブ本体用取付部材は、数値制御装置又はロボットコントローラ等の制御装置など外部からの振動を受けやすい装置に使用されるハードディスクドライブを取り付けるハードディスクドライブ本体用取付部材に好適である。
100、100A、100B HDD用取付部材、200 HDD本体、11 基部、12 左側壁部、13 右側壁部、31~34 取付部、31a~34a 立設部、31b~34b 並行部、41~44 第1のHDD用取付孔、51~54 第2のHDD用取付孔、71~73 左取付部、74~76 右取付部、71a~76a 立設部、71b~76b 並行部、71~76 第3のHDD用取付孔、81~86 第4のHDD用取付孔。

Claims (6)

  1. ハードディスクドライブ本体の取付面に対向する対向面を有する取付本体部と、
    この取付本体部の対向面から立設された立設部、及び、前記立設部から連続して前記対向面に並行して延在し、前記ハードディスクドライブ本体の取付位置が延在方向に変更可能な並行部を有する取付部と、
    を備えたハードディスクドライブ本体用取付部材。
  2. ハードディスクドライブ本体における取付穴が形成された取付面に対向する対向面を有する取付本体部と、
    この取付本体部の対向面から立設された立設部、及び、前記立設部から連続して前記対向面に並行して延在し、前記ハードディスクドライブ本体の取付面に形成された取付穴が取付可能なHDD用取付孔が延在方向に複数形成された並行部を有する取付部と、
    を備えたハードディスクドライブ本体用取付部材。
  3. 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
    前記取付本体部が前記基部である請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。
  4. 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
    前記取付本体部が前記対向した側壁部のそれぞれである請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。
  5. 基部と前記基部から連なる対向した側壁部とを有し、
    前記取付本体部が前記基部及び前記対向した側壁部のそれぞれである請求項1又は請求項2に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。
  6. 前記取付部が、前記取付本体部から切り起こされた、断面がL字形状の突起である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のハードディスクドライブ本体用取付部材。
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