JP7482578B2 - 多段メカニカルシール装置およびこれを備えるポンプ - Google Patents

多段メカニカルシール装置およびこれを備えるポンプ Download PDF

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本発明は、回転軸の周囲を軸封する軸封部を有する機器に用いられるメカニカルシール装置に係り、特に、一の軸封部に配置される複数のメカニカルシール部(摺動部の組)を有する多段メカニカルシール装置に関する。
多段メカニカルシール装置としては、複数のメカニカルシール部を軸方向に沿って直列に配置(以下、「タンデム配置」ともいう)したものが知られている(たとえば特許文献1参照)。この種の多段メカニカルシール装置によれば、例えば、シングル型のメカニカルシール装置ではシールが困難なスラリー液であっても高い信頼性をもってシールできる。
特開2012-197907号公報(段落0015-0016)
しかし、タンデム配置型の多段メカニカルシール装置は、2組以上の摺動部の組を軸方向に沿って直列に配置するので、シングル型のメカニカルシールと比較して軸方向に大型化するという問題がある。そのため、関連機器のレイアウトによっては、軸方向の設置スペースを確保することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、軸方向に省スペース化できる多段メカニカルシール装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る多段メカニカルシール装置は、回転軸の周囲を軸封する軸封部を有する機器に用いられる多段型のメカニカルシール装置であって、前記機器の一の軸封部でのシール部位が径方向に並ぶ複数のメカニカルシール部を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る多段メカニカルシール装置によれば、機器の一の軸封部に対して、複数のメカニカルシール部を有するので、機器の一の軸封部での多段シールが可能である。そのため、例えば、シングル型のメカニカルシール装置ではシールが困難なスラリー液であっても高い信頼性をもってシールできる。
そして、本発明の一態様に係る多段メカニカルシール装置によれば、タンデム配置ではなく、各段のメカニカルシール部の摺動部の組が径方向に並ぶように配置されるので、軸方向に対してコンパクトな構成によってシールできる。そのため、例えば、関連機器のレイアウトによっては、シングル型のメカニカルシール装置同様の軸方向レイアウトを採用し得て軸方向に省スペース化できる。
上述のように、本発明によれば、高い信頼性をもってシール可能とし、軸方向に省スペース化できる。
本発明の一態様に係る多段メカニカルシール装置を備える機器の一実施形態である遠心ポンプの説明図であり、同図では軸線に沿った断面を示している。 図1に示す多段メカニカルシール装置の部分の要部拡大図である。 本発明の一態様に係る多段メカニカルシール装置の他の実施形態を説明する図である。 従来の多段シール装置を備えるポンプの一例の説明図であり、同図では、軸線に沿った断面を示している。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
本実施形態の遠心ポンプは、図1に示すように、前面が吸込側1inとされたケーシング1と、ケーシング1内の空間に片持ち支持されたインペラ3と、インペラ3を回転させるシャフト2と、シャフト2を水平に且つ回転自在に支持するハウジング4と、を備える。
ケーシング1は、シャフト2と直交する面に沿って略中央で二分割可能に構成され、上部中央が吐出側1outとされている。本実施形態のケーシング1は、その内周面の接液部を覆うように、耐摩耗に優れたゴム製のライナ5が装着される。
シャフト2は、ハウジング4の後端から後方に突設され、この突設部が不図示のモータの出力軸に駆動力を伝達可能に連結される。インペラ3は、自身の前面に複数枚の羽根3aが設けられるとともに、背面に複数枚の裏羽根3bが設けられている。
ケーシング1には、その背面側に軸封装置30が設けられている。本実施形態の軸封装置30は、径方向内側に設けられた一次側メカニカルシール部10と、径方向外側に設けられた二次側メカニカルシール部20と、を備える。
各メカニカルシール部10、20は、図2に要部を拡大図示するように、機器の一の軸封部に対し、それぞれの摺動部の組によるシール部位MS1、MS2でのシール機能を径方向の内外で同時に発揮する。
特に、本実施形態では、各メカニカルシール部10、20は、ゴム弾性を利用したスプリングパッキンにより摺動部の組によるシール部位MS1、MS2に押圧力を加えるメカニカルシール機構を備えて構成されている。
詳しくは、本実施形態の軸封装置30は、ケーシング1の背面に固定される略円筒状の固定側ベース33と、固定側ベース33に軸方向で対向して配置される、略円筒状の一次側回転環支持ベース31および略円筒状の二次側回転環支持ベース32と、を備える。
一次側回転環支持ベース31は、シャフト2のスリーブ6に対して支持ベース固定ねじ36によって一体回転するように固定される。二次側回転環支持ベース32は、一次側回転環支持ベース31の外周面に、略円筒状のすべり軸受(水中軸受)34を介して回転自在に支持される。
一次側回転環支持ベース31と二次側回転環支持ベース32との間は、円環状の端部シール35によりシールされている。本実施形態の端部シール35は、すべり軸受34よりも後方の位置に介装されて、その円環状の基端部が二次側回転環支持ベース32の凹の段部に固定されるとともに、基端部先端から径方向内側に張り出すリップ部が一次側回転環支持ベース31の外周面に摺接するように配置される。
二次側メカニカルシール部20の回転環21は、二次側回転環支持ベース32がすべり軸受34を介して回転可能に支持されている。これにより、本実施形態では、二次側メカニカルシール部20の回転環21は、二次側回転環支持ベース32が、すべり軸受34を介して一次側回転環支持ベース31上に支持されてフリクション等の条件を含むつれまわり状態に応じて回転する。本実施形態の構成によれば、すべり軸受34を採用したので、スラリー混入時に弱い構造の玉軸受に比べて、スラリーポンプ用の軸受け構造として好ましい。
一次側メカニカルシール部10は、軸方向で略対向する固定側ベース33の円環状凹部33aと一次側回転環支持ベース31の円環状凹部31dとの間の位置に設けられる。二次側メカニカルシール部20は、一次側メカニカルシール部10よりも径方向の外側であって、軸方向で略対向する固定側ベース33の円環状凹部33bと二次側回転環支持ベース32の円環状凹部32dとの間の位置に設けられる。
径方向内側の一次側メカニカルシール部10は、シャフト2側の一次側回転環支持ベース31に配置される円環状の回転環11と、ポンプのケーシング1側となる固定側ベース33に配置されて回転環11の摺接面に対して軸方向に対向する摺接面を有する円環状の静止環12と、ポンプのケーシング1側となる固定側ベース33に配置されて静止環12を回転環11の方向に押圧付勢する円環状のゴムスプリングパッキン13と、を備える。
一次側メカニカルシール部10の回転環11は、略円環状に形成されて耐摩性に優れた金属またはセラミック製で縦断面視が略L字状の部材であり、軸方向前端面がシール部位MS1を構成する一方の摺接面とされている。
回転環11は、軸方向に沿ったすり割り部11sに、回転環支持ピン15が軸方向後方からスライド移動可能に嵌合された状態で、回転環11の基端部が円環状凹部31dに嵌合されることで、一次側回転環支持ベース31と一体で回転するとともに、軸方向の所定範囲でのスライド移動が可能に保持されている。
また、一次側メカニカルシール部10の静止環12は、略円環状に形成されて耐摩性に優れた金属またはセラミック製で縦断面視が略L字状の部材であり、軸方向後端面がシール部位MS1を構成する他方の摺接面とされている。
静止環12は、軸方向に沿ったすり割り部12sに、静止環支持ピン16が軸直方向外側からスライド移動可能に嵌合されるとともにゴムスプリングパッキン13で軸方向後方に押圧され且つ径方向の位置が保持された状態で固定側ベース33の円環状凹部33aに支持されている。
また、径方向外側の二次側メカニカルシール部20は、シャフト2側の二次側回転環支持ベース32に配置される円環状の回転環21と、ポンプのケーシング1側となる固定側ベース33に配置されて回転環21の摺接面に対して軸方向に対向する摺接面を有する円環状の静止環22と、ポンプのケーシング1側となる固定側ベース33に配置されて静止環22を回転環21の方向に押圧付勢する円環状のゴムスプリングパッキン23と、を備える。
二次側メカニカルシール部20の回転環21は、略円環状に形成されて耐摩性に優れた金属またはセラミック製で縦断面視が略L字状の部材であり、軸方向前端面がシール部位MS2を構成する一方の摺接面とされている。
回転環21は、軸方向に沿ったすり割り部21sに、回転環支持ピン25が軸方向後方からスライド移動可能にされた状態で、回転環21の基端部が円環状凹部32dに嵌合されることで、二次側回転環支持ベース32と一体で回転するとともに、軸方向の所定範囲でのスライド移動が可能に保持されている。
また、二次側メカニカルシール部20の静止環22は、略円環状に形成されて耐摩性に優れた金属またはセラミック製で縦断面視が略L字状の部材であり、軸方向後端面がシール部位MS2を構成する他方の摺接面とされている。
静止環22は、軸方向に沿ったすり割り部22sに、静止環支持ピン26が軸直方向外側からスライド移動可能に嵌合されるとともにゴムスプリングパッキン23で軸方向後方に押圧され且つ径方向の位置が保持された状態で固定側ベース33の円環状凹部33bに支持されている。
なお、上述の、一次側メカニカルシール部10と二次側メカニカルシール部20とは、内外の径寸法が相違する以外は、摺動部自体の基本構成は同様なので、以下、共通する構成については併記するかたちで同時に説明する。
内外の各メカニカルシール部10、20のゴムスプリングパッキン13、23は、円環状に形成されたゴム製の部材であり、静止環支持ベース33の液室内面側に形成された円環状凹部33a,33bに嵌め込まれる円環状の固定部13a、23aと、この固定部13a、23aを基端側として各静止環12、22を押圧付勢する部分に向けて斜めに張り出す円錐面部13b、23bと、この円錐面部13b、23bの先端の位置から液室内面側に向けて径方向に延びる円筒状の押圧部13c、23cと、を有する。押圧部13c、23cの内部には金属製の心金が埋入されている。
また、本実施形態では、内外の各メカニカルシール部10、20は、ゴムスプリングパッキン13、23の劣化による永久ひずみを回避するために、ゴムスプリングパッキン13、23の押圧部13c、23cを軸方向裏側から支持する、機械的な押圧部材として皿バネ14、24が設置されている。
つまり、各メカニカルシール部10、20は、ゴムスプリングパッキン13、23の円錐面部13b、23bの裏側(押圧部13c、23cの懐部分)に、静止環12、22への押圧付勢力を補助する押圧部材として皿バネ14、24が、ポンプのケーシング1側の部材である静止環支持ベース33の円環状凹部33a,33bの対向面との間に介装されている。
本実施形態の場合、一次側メカニカルシール部10と二次側メカニカルシール部20との間に中間室50を設けており、中間室50は、静止環支持ベース33に形成された注水路51から、クエンチング(洗浄注水も合わせることがある)を行えるように構成されている。
なお、本実施形態の例では、注水路51は、注水口が形成された上部横穴51aと、上部横穴51aに連通する竪穴51bと、竪穴51bに連通して中間室50内に開口する下部横穴51cと、を有し、上部横穴51aの注水口からクエンチング用の液体を注水して中間室50に満たすことが可能になっている。また、静止環支持ベース33の内周面に「洗浄水入口」を形成することができる。
次に、本実施形態の遠心ポンプの動作および作用効果について説明する。
本実施形態の遠心ポンプは、インペラ3を回転させることにより被送流体を昇圧して、ケーシング1の吸込側1inから吐出側1outに被送流体が移送される。
このとき、シャフト2が回転すると、インペラ3と共に、スリーブ6上に固定された一次側メカニカルシール部10の回転環11が一体で回転するとともに、一次側回転環支持ベース31に対してすべり軸受34を介して装着された二次側回転環支持ベース32がつれまわり、これにより、二次側メカニカルシール部20の回転環21が回転する。
そして、各メカニカルシール部10、20の内外の回転環11、21は、軸方向で対向する静止環12、22との協働により、軸封装置30の二段のメカニカルシール部10、20から被送流体が外部へ漏れるのを防止する。
ここで、従来の遠心ポンプにおいて、例えばスラリーポンプでは、図4に示す遠心ポンプのように、ケーシング101の背面側の軸封装置130として、ケーシング背面の画成空間131にエキスペラ107が配置され、エキスペラ107の背面側にスタフィングボックス132を有するものがある。
スタフィングボックス132は、シャフト102に装着されたスリーブ106の外周部分を囲繞するように形成され、その内面には、エラストマー等を材料とする複数のシール111を有するシール部110が配設される。シール部110の内周側に張り出すシール111のリップ先端はスリーブ106の外周面に摺接している。
エキスペラ107は、シャフト103の回転によって回転し、インペラ103の背面側圧力を低減して、被送流体がスタフィングボックス132のシール部110を通って外部へ漏れるのを防止する。
しかし、同図に示す遠心ポンプにおいては、軸封装置130が、軸方向に直列に配置された「エキスペラ+軸方向多段シール」により構成される。そのため、軸封装置130が軸方向に大型化し、関連機器のレイアウトによっては軸方向の設置スペースを確保することが難しいという点において、特許文献1に例示したような、タンデム配置型の多段メカニカルシール装置と同様の解決課題を有するといえる。
これに対し、本実施形態の多段メカニカルシール装置によれば、上述したように、径方向の内外に設けた二段のメカニカルシール部10、20は、摺動部の組によるシール部位MS1、MS2が径方向に配置されることで、機器の一の軸封部での径方向の多段シールが可能である。そのため、例えば、シングル型のメカニカルシール装置ではシールが困難なスラリー液であっても高い信頼性をもってシールできる。
そして、本実施形態の多段メカニカルシール装置によれば、径方向の内外に設けた二段のメカニカルシール部10、20がタンデム配置ではなく、内外のメカニカルシール部10、20の摺動部の組によるシール部位MS1、MS2が径方向に並んで配置されるので、図1に示したようなエキスペラを有しない構成として、軸方向に省スペース化を図ることができる。
また、タンデム配置の多段メカニカルシール装置は、シール部位を一か所有する通常のシングルメカニカルシール装置に比べて高価になるのに対し、本実施形態の多段メカニカルシール装置によれば、軸方向に省スペース化を図ることにより、機器の関連部材の構成によっては、機器側の設計変更を少なくすることができるため、安価に多段メカニカルシール装置を提供することが可能となる。
特に、本実施形態の場合、一次側メカニカルシール部10と二次側メカニカルシール部20との間に中間室50を設けており、中間室50は、静止環支持ベース33に形成された注水路51からクエンチングを行えるので、スラリー液用の軸封装置として優れた構成といえる。
以上説明したように、本実施形態の多段メカニカルシール装置によれば、高い信頼性をもってシール可能としつつも軸方向に省スペース化することができる。なお、本発明に係る多段メカニカルシール装置およびこれを備えるポンプは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る多段メカニカルシール装置が、遠心ポンプの軸封部に装備された例を示したが、これに限らず、本発明に係る多段メカニカルシール装置は、回転軸の周囲を軸封する軸封部を有する機器において、当該機器の一の軸封部に装備することができる。
また、上記実施形態では、一次側回転環支持ベース31の周囲で二次側回転環支持ベース32がつれ回りする構成例を示したが、これに限定されない。
例えば、図3に示すように、各メカニカルシール部10、20は、摺動部の組を径方向に離隔配置したことにより、一次側メカニカルシール部10に比べ、二次側メカニカルシール部20の周速が高くなる。そのため、回転速度の追従性に鑑みて、二次側メカニカルシール部20に、マグネットカップリングによる変速機構を付加することは好ましい。
図3に示す例では、マグネットカップリング40として直交マイタ型を採用した例であり、多極着磁がなされた円盤状の従動マグネット41と、これに非接触で直交配置されて多極着磁がなされた円筒状の駆動マグネット42と、を備える。なお、非接触配置のギャップは1mm以下が好ましい。
従動マグネット41は、二次側回転環支持ベース32に同軸に外嵌され、駆動マグネット42は、従動マグネット41の軸線に対して自身の駆動軸42mの軸線が直交配置される。駆動マグネット42は、駆動軸42mを駆動する動力を、ポンプを駆動するシャフト2から、例えばVベルト等の動力伝達手段を介して得るように設けることができる。
1 ケーシング
1in 吸込側
1out 吐出側
2 シャフト(回転軸)
3 インペラ
3a 羽根
3b 裏羽根
4 ハウジング
5 ライナ
6 スリーブ
10 一次側メカニカルシール部
11 回転環
12 静止環
13 ゴムスプリングパッキン
14 皿バネ
15 回転環支持ピン
16 静止環支持ピン
20 二次側メカニカルシール部
21 回転環
22 静止環
23 ゴムスプリングパッキン
24 皿バネ
25 回転環支持ピン
26 静止環支持ピン
30 軸封装置(軸封部)
31 一次側回転環支持ベース
32 二次側回転環支持ベース
33 固定側ベース
34 すべり軸受
35 端部シール
36 支持ベース固定ねじ
40 マグネットカップリング
41 従動マグネット
42 駆動マグネット
50 中間室
51 注水路
101 ケーシング
102 シャフト
103 インペラ
106 スリーブ
107 エキスペラ
110 シール部
111 シール
130 軸封装置
131 画成空間
132 スタフィングボックス

Claims (8)

  1. 回転軸の周囲を軸封する軸封部を有する機器に用いられる多段型のメカニカルシール装置であって、
    前記機器の一の軸封部でのシール部位が径方向に並ぶ複数のメカニカルシール部を備え、
    各メカニカルシール部は、前記回転軸側に配置される円環状の回転環と、前記機器のケーシング側に配置されて前記回転環の摺接面に対して軸方向に対向する摺接面を有する円環状の静止環と、を有し、
    前記複数のメカニカルシール部は、前記シール部位に対するシール機能を同時に発揮する、径方向の内側の一次側メカニカルシール部と、径方向の外側の二次側メカニカルシール部と、によって構成され、
    前記一次側メカニカルシール部の回転環は、前記機器の前記回転軸側に配置される一次側回転環支持ベースに支持され、
    前記二次側メカニカルシール部の回転環は、前記一次側回転環支持ベースの外周面にすべり軸受を介して装着された二次側回転環支持ベースに支持され、
    前記二次側回転環支持ベースは、前記すべり軸受で支持された状態で回転するように構成されていることを特徴とする多段メカニカルシール装置。
  2. 各メカニカルシール部は前記機器のケーシング側に配置されて前記静止環を前記回転環の方向に押圧付勢する円環状のゴムスプリングパッキン備える請求項1に記載の多段メカニカルシール装置。
  3. 前記ゴムスプリングパッキンは、前記ケーシング側に配置される支持部材の内面に形成された円環状凹部に嵌め込まれる円環状の固定部と、該固定部を基端側として前記静止環を押圧付勢する部分に向けて斜めに張り出す円錐面部と、該円錐面部の先端の位置から前記回転軸側に向けて径方向に延びる円筒状の押圧部と、を有する請求項2に記載の多段メカニカルシール装置。
  4. 各メカニカルシール部は、前記ゴムスプリングパッキンの前記円錐面部の裏側に、前記静止環への押圧付勢力を補助する押圧部材としての皿バネが、前記ケーシング側に配置されて前記静止環を支持するための固定側ベースに形成された装着面との間に介装されている請求項3に記載の多段メカニカルシール装置。
  5. 前記一次側メカニカルシール部と前記二次側メカニカルシール部との間には、クエンチングが可能に構成された中間室が設けられている請求項1~4のいずれか一項に記載の多段メカニカルシール装置。
  6. 前記二次側メカニカルシール部には、マグネットカップリングによる変速機構が設けられている請求項1~のいずれか一項に記載の多段メカニカルシール装置。
  7. 前記マグネットカップリングは、前記二次側メカニカルシール部の前記回転環を支持する支持部材に前記回転軸と同軸に装着される円盤状の従動マグネットと、該従動マグネットの軸線とは自身軸線が直交配置される円筒状の駆動マグネットと、を備え、
    前記駆動マグネットは、当該駆動マグネットを回転駆動する動力を前記機器の回転軸から得る動力伝達手段を介して設けられている請求項6に記載の多段メカニカルシール装置。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の多段メカニカルシール装置を軸封部に備えることを特徴とするポンプ。
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