JP7482410B2 - 入出庫管理装置、入出庫管理システム、及び、入出庫管理方法 - Google Patents

入出庫管理装置、入出庫管理システム、及び、入出庫管理方法 Download PDF

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Description

本開示は、入出庫管理装置、入出庫管理システム、及び、入出庫管理方法に関する。
従来、物体が収納される収納庫に関する技術が提案されている。特許文献1には、冷蔵庫の入出庫管理システムが開示されている。特許文献1に開示された入出庫管理システムは、学習モデルを用いて冷蔵庫への物体の入出庫を判定する。この学習モデルは、冷蔵庫に設けられたセンサにより取得された情報が入力されると入出庫の判定結果を出力する。
特開2020-41761号公報
本開示は、収納庫内の物体の収納位置を管理することができる入出庫管理装置、入出庫管理システム、及び、入出庫管理方法を提供する。
本開示の一態様に係る入出庫管理装置は、第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像部と、前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定部とを備える。
本開示の一態様に係る入出庫管理システムは、第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像部と、前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定部とを備える。
本開示の一態様に係る入出庫管理方法は、第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像ステップと、前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定ステップとを含む。
本開示の一態様に係る入出庫管理装置、入出庫管理システム、及び、入出庫管理方法は、収納庫内の物体の収納位置を管理することができる。
図1は、実施の形態に係る入出庫管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る入出庫管理システムが備える冷蔵庫及び入出庫管理装置の外観図である。 図3は、実施の形態に係る入出庫管理システムの動作例1のフローチャートである。 図4は、撮像部によって撮像される動画の一例を示す図である。 図5は、食品管理情報の一例を示す図である。 図6は、上の棚に食品が入庫される場合の判定方法を説明するための図である。 図7は、下の棚に食品が入庫される場合の判定方法を説明するための図である。 図8は、撮像部によって撮像される、冷蔵庫の引き出しが引き出された状態の動画を示す図である。 図9は、実施の形態に係る入出庫管理システムの動作例2のシーケンス図である。 図10は、食品管理情報の内容を示す表示画面の一例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る入出庫管理システムの動作例3のシーケンス図である。 図12は、通知画面の一例を示す図である。 図13は、変形例に係る入出庫管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図14は、領域マーカの設定例を示す図である。 図15は、ドアポケットに収納容器に入った食品が収納された状態を示す図である。 図16は、冷蔵庫のドアが開いた状態を示す第一の図である。 図17は、冷蔵庫のドアが開いた状態を示す第二の図である。 図18は、設定情報の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る入出庫管理システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る入出庫管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示される入出庫管理システム10は、冷蔵庫20内に収納された食品を管理するためのシステムである。入出庫管理システム10は、冷蔵庫20と、入出庫管理装置30と、サーバ装置40と、情報端末50とを備える。
冷蔵庫20は、収納庫の一例であり、ユーザの自宅などに設置され、食品を冷蔵する。図2は、冷蔵庫20(及び入出庫管理装置30)の外観図である。図2に示されるように、冷蔵庫20は、本体部21と、本体部21内の第一収納室23へアクセスするためのドア22と、第一収納室23に設けられた複数の棚24と、引き出し25とを備える。ドア22が開けられれば、冷蔵庫20は、複数の棚24のそれぞれに食品を載置する(つまり、第一収納室23に食品を収納する)ことができる状態となる。また、ドア22が開けられれば、冷蔵庫20は、ドア22の内側に設けられたドアポケット22aに食品を収納することができる状態となる。また、引き出し25が開けられれば、冷蔵庫20は、引き出し25内の第二収納室26に食品を収納することができる状態となる。図2の例では、冷蔵庫20は、第一収納室23を覆うドア22を2つ備えているが、第一収納室23を覆うドア22は1つであってもよい。
入出庫管理装置30は、例えば、冷蔵庫20の上面に取り付けられ、冷蔵庫20内に収納された食品を管理するための情報処理を行う。入出庫管理装置30は、例えば、既存の冷蔵庫20に後付けされるが、冷蔵庫20に内蔵されてもよい。つまり、入出庫管理装置30は、冷蔵庫20と別体の装置であってもよいし、冷蔵庫20と一体的に製造された装置であってもよい。図1に示されるように、入出庫管理装置30は、撮像部31と、測距部32と、情報処理部33と、記憶部34と、通信部35と、報知部36とを備える。
撮像部31は、冷蔵庫20へ食品が出し入れされるときの様子を示す動画を、冷蔵庫20の上方から撮像する。つまり、撮像部31は、例えば、ドア22が開いた状態の冷蔵庫20の動画を、冷蔵庫20の上方から撮像する。動画には、ドア22、ドアポケット22a、第一収納室23、棚24、引き出し25、及び、冷蔵庫20の前方の室内空間の床などが撮像対象として含まれる。撮像部31は、例えば、魚眼レンズを有するカメラによって実現されるが、通常のレンズを有するカメラによって実現されてもよい。
なお、撮像部31は、冷蔵庫20へ物体が出し入れされるときの様子を、あらかじめ設定された時間間隔で撮像することで複数の画像(静止画)を生成してもよく、必ずしも動画を撮像する必要はない。また、撮像部31は、入出庫管理装置30の筐体に取り付けられているが、入出庫管理装置30の筐体から離れて冷蔵庫20に取り付けられてもよい。つまり、撮像部31は、冷蔵庫20に後付けされてもよい。この場合、撮像部31は、冷蔵庫20に後付け可能な構造として、磁石、吸盤、または、クリップなどを有する。
測距部32は、冷蔵庫20の上部において、測距部32からドア22までの距離を計測する。つまり、測距部32は、ドア22の開き具合を計測する。測距部32は、例えば、赤外線測距センサによって実現される。測距部32は、測距部32から右側のドア22までの距離、及び、測距部32から左側のドア22までの距離を個別に計測することができる。
なお、後述のように、測距部32は、ドア22の開閉を判定するために使用される。入出庫管理装置30は、測距部32に代えて、角度センサなどの、ドア22の開閉を判定するための他のセンサを備えてもよい。また、ドア22の開閉を判定するためのセンサは、冷蔵庫20によって備えられてもよく、この場合、入出庫管理装置30はドア22の開閉を判定するためのセンサを備えていなくてもよい。
情報処理部33は、冷蔵庫20内に収納された食品を管理するための情報処理を行う。情報処理部33は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部33は、機能的な構成要素として、判定部37、追尾部38、及び、設定部39を有する。判定部37、追尾部38、及び、設定部39の機能は、例えば、情報処理部33を構成するマイクロコンピュータ等が記憶部34に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。判定部37、追尾部38、及び、設定部39の機能の詳細については後述される。
記憶部34は、情報処理部33が実行するコンピュータプログラム、及び、上記情報処理に必要な各種情報(後述の設定情報、及び、食品管理情報など)が記憶される記憶装置である。記憶部34は、例えば、半導体メモリによって実現される。
通信部35は、入出庫管理装置30がサーバ装置40と広域通信ネットワーク60を介して通信を行うための通信回路である。通信部35は、例えば、無線通信を行う無線通信回路であるが、有線通信を行う有線通信回路であってもよい。通信部35が行う通信の通信規格については特に限定されない。
報知部36は、冷蔵庫20に出し入れされる食品の種別が判定不可能である場合に報知を行う。報知部36は、例えば、スピーカまたはブザーなどによって実現され、出音により報知を行うが、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子によって実現され、発光により報知を行ってもよい。
サーバ装置40は、冷蔵庫20が設置された施設外に位置するコンピュータであり、具体的には、クラウドサーバである。サーバ装置40は、冷蔵庫20内に収納された食品に関する情報を提示するための情報処理を行う。また、サーバ装置40は、通知装置の一例であり、冷蔵庫20内に収納された食品に関する情報を通知するための情報処理を行う。サーバ装置40は、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、サーバ装置40が入出庫管理装置30及び情報端末50と広域通信ネットワーク60を介して通信を行うための通信回路である。通信部41は、例えば、有線通信を行う有線通信回路であるが、無線通信を行う無線通信回路であってもよい。通信部41が行う通信の通信規格については特に限定されない。
情報処理部42は、冷蔵庫20内に収納された食品に関する情報を提示または通知するための情報処理を行う。情報処理部42は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部42は、機能的な構成要素として、提示部44及び通知部45を有する。提示部44及び通知部45の機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータ等が記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。提示部44及び通知部45の機能の詳細については後述される。
記憶部43は、情報処理部42が実行するコンピュータプログラム、及び、上記情報処理に必要な各種情報が記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、半導体メモリによって実現される。
情報端末50は、ユーザが所有する情報端末である。ユーザはサーバ装置40から通知を受けるために情報端末50を使用する。情報端末50は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末であるが、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。
[動作例1]
次に、入出庫管理システム10の動作例1として、食品の入庫または出庫の管理動作について説明する。図3は、入出庫管理システム10の動作例1のフローチャートである。
まず、判定部37は、測距部32の計測結果に基づいて、2つのドア22の少なくとも一方が開いたと判定すると(S11)、撮像部31を起動し、撮像部31による動画の撮像を開始する(S12)。図4は、撮像部31によって撮像される動画の一例を示す図である。図4に示されるように、撮像部31の撮像範囲には、本体部21(第一収納室23)と、2つのドア22の内側(ドアポケット22a)と、第一収納室23に設けられた上の棚24a及び下の棚24bとが含まれる。なお、図4には、食品の入庫判定、または、食品の出庫判定に用いられる境界線(破線)も合わせて図示されている。この境界線は、撮像部31によって撮像されるものではなく、仮想的なものである。
次に、追尾部38は、動画に映る食品を検出し(S13)、検出した食品を追尾する(S14)。食品の検出には、R-CNN(Regions with Convolutional Neural Networks)などの既存の各種アルゴリズムが用いられる。追尾部38は、例えば、ステップS13で検出された食品(以下、追尾対象とも記載される)が映るフレーム(以下、前フレームとも記載される)の次のフレーム(現フレームとも記載される)においても食品を検出する。追尾部38は、現フレームに映る食品のうち、前フレームにおける追尾対象の位置に対して最も近い場所にある食品を追尾対象の移動先として決定する。このような処理を繰り返すことにより、追尾部38は、ステップS13において検出された食品を追尾することができる。
なお、追尾部38は、さらに、ステップS13で検出された食品の画像特徴量を抽出し、画像特徴量を補助的な情報として用いて食品の追尾を行ってもよい。追尾部38は、例えば、現フレームにおいて検出された食品の追尾対象からの距離、及び、現フレームにおいて検出された画像特徴量の追尾対象との類似度に基づいて、追尾対象の移動先を決定してもよい。これにより、食品の追尾精度の向上を図ることができる。
また、このような食品の追尾の方法は一例であり、食品の追尾には、既存の他のアルゴリズムが用いられてもよい。
次に、判定部37は、食品の入庫判定、または、食品の出庫判定を行う(S15)。判定部37は、動画において、追尾中の食品が冷蔵庫20側から室内側へ移動して境界線を越えた場合に、当該食品が出庫されたと判定する。また、判定部37は、動画において、追尾の食品が室内側から冷蔵庫20側へ移動して境界線を越えた場合に、当該食品が入庫されたと判定する。なお、境界線は、経験的または実験的にあらかじめ定められる。
次に、判定部37は、入庫または出庫された食品の種別を判定する(S16)。判定部37は、例えば、機械学習モデルを用いて食品の種別を判定する。食品の種別とは、例えば、飲料、野菜、食肉などであるが、これよりも細かい種別であってもよい。なお、食品の種別は、ステップS13における食品の検出時に合わせて判定されてもよく、この場合、ステップS16は省略可能である。
次に、判定部37は、食品の収納位置を判定する(S17)。図4に示されるように、判定部37は、動画に映る、複数の第一マーカ27a、複数の第二マーカ27b、及び、複数の第三マーカ27cの見え隠れに基づいて、食品の収納位置を判定する。複数の第一マーカ27aは、上の棚24aに設けられており、複数の第二マーカ27bは、下の棚24bに設けられており、複数の第三マーカ27cは、ドアポケット22aの底部に設けられている。ステップS17における食品の収納位置の判定方法の詳細については後述する。
次に、判定部37は、ステップS15~ステップS17の判定結果に基づいて、記憶部34に記憶された食品管理情報を更新する(S18)。図5は、食品管理情報の一例を示す図である。食品管理情報は、冷蔵庫20内に収納されている食品の内訳を示す情報である。図5に示されるように、食品管理情報は、例えば、複数の収納位置のそれぞれにおける食品の種別と数量とを示す情報である。判定部37は、例えば、ステップS15~ステップS17において上の棚24aから飲料が出庫されたと判定した場合には、食品管理情報における上の棚24aの飲料の数量を1つ減らす。また、判定部37は、ステップS15~ステップS17において下の棚24bに野菜が入庫されたと判定した場合には、食品管理情報における下の棚24bの野菜の数量を1つ増やす。
その後、測距部32の計測結果に基づいて、判定部37により2つのドア22の両方が閉じたと判定されると(S19)、動作は終了となる。
以上説明したように、入出庫管理システム10(入出庫管理装置30)は、動画に映る食品が設定された境界線を超えるか否かに基づいて、食品の冷蔵庫20へ入出庫(食品の冷蔵庫20への入庫、または、食品の冷蔵庫20からの出庫)を判定することができる。
なお、ステップS16において食品の種別の判定に失敗した場合、つまり、食品の種別が判定不可能である場合に、判定部37は、報知部36を用いて食品の種別が判定不可能であることを報知してもよい。例えば、報知部36がスピーカによって実現される場合、報知部36は、食品の種別が判定不可能であることを示す音声メッセージ等を出力する。報知部36が発光素子によって実現される場合、報知部36は、発光により食品の種別が判定不可能であることを報知する。
このように、食品の種別の判定に失敗した場合にその旨が報知されれば、ユーザは、食品管理情報を手動で修正するなどの対処を行うことができる。
[収納位置の判定方法の詳細1]
次に、上記ステップS17における食品の収納位置の判定方法の詳細について説明する。まず、第一マーカ27a、第二マーカ27b、及び、第三マーカ27cについて説明する。
第一マーカ27aは、第一収納室23の上の棚24aの上面に設けられた二次元コードである。複数の第一マーカ27aは、棚24aのユーザ側(冷蔵庫20の前方側)に、冷蔵庫20の幅方向に沿って並んで配置される。判定部37は、動画を画像処理することで複数の第一マーカ27aをデジタルデータとして認識することができる。複数の第一マーカ27aは、例えば、互いに異なるデジタルデータを示すが、同一のデジタルデータを示してもよい。
第二マーカ27bは、第一収納室23の下の棚24bの上面に設けられた二次元コードである。複数の第二マーカ27bは、棚24bのユーザ側(冷蔵庫20の前方側)に、冷蔵庫20の幅方向に沿って並んで配置される。判定部37は、動画を画像処理することで複数の第二マーカ27bをデジタルデータとして認識することができる。複数の第二マーカ27bは、例えば、互いに異なるデジタルデータを示すが、同一のデジタルデータを示してもよい。
第三マーカ27cは、ドアポケット22aの底部に設けられた二次元コードである。第三マーカ27cは、1つのドアポケット22aに1つ設けられてもよいし、1つのドアポケット22aに複数設けられてもよい。判定部37は、動画を画像処理することで複数の第三マーカ27cをデジタルデータとして認識することができる。複数の第三マーカ27cは、例えば、互いに異なるデジタルデータを示す。例えば、第三マーカ27cは、ドア22ごとに異なるデジタルデータを示してもよい。つまり、右側のドア22に設けられた第三マーカ27cと左側のドア22に設けられた第三マーカ27cとが異なるデジタルデータを示してもよい。また、第三マーカ27cは、ドアポケット22aごとに異なるデジタルデータを示してもよい。
このような複数の第一マーカ27a、複数の第二マーカ27b、及び、複数の第三マーカ27cの配置は、あらかじめ記憶部34に記憶されている。
次に、このような複数の第一マーカ27a、複数の第二マーカ27b、及び、複数の第三マーカ27cの見え隠れに基づく食品の収納位置の判定方法について説明する。図6は、上の棚24aに食品が入庫される場合の判定方法を説明するための図である。図6は、撮像部31によって撮像された動画を示す図である。
図6に示されるように、上の棚24aに食品が入庫される場合には、上の棚24aに設けられた複数の第一マーカ27aのいずれかが少なくとも一時的に食品に隠れて見えなくなる。そこで、判定部37は、食品が入庫されるときに第一マーカ27aが隠れた場合に、食品の収納位置が棚24a上であると判定する。判定部37は、食品が棚24aに載置された後に第一マーカ27aが見えていても、食品が入庫される過程で第一マーカ27aが見えなくなったことに基づいて、入庫された食品の収納位置が棚24a上であると判定する。判定部37は、第二マーカ27bが隠れたか否かに関わらず、第一マーカ27aが隠れた場合に、食品の収納位置が棚24a上であると判定する。また、判定部37は、複数の第一マーカ27aのいずれが隠れたかに基づいて、食品の収納位置が、棚24a上のどの領域であるかを判定することもできる。
図示されないが、上の棚24aから食品が出庫される場合も同様である。判定部37は、食品が出庫されるときに第一マーカ27aが隠れた場合に、食品の収納位置が棚24a上であると判定する。判定部37は、食品が出庫される過程で第一マーカ27aが見えなくなったことに基づいて、出庫された食品の収納位置が棚24a上であったと判定する。
一方、図7は、下の棚24bに食品が入庫される場合の判定方法を説明するための図である。図7は、撮像部31によって撮像された動画を示す図である。図7に示されるように、下段の棚24bに食品が入庫される場合には、上の棚24aに設けられた複数の第一マーカ27aは見えたままで、下段の棚24bに設けられた複数の第二マーカ27bのいずれかが少なくとも一時的に食品に隠れて見えなくなる。そこで、判定部37は、食品が入庫されるときに第一マーカ27aが隠れず、かつ、第二マーカ27bが隠れた場合に、食品の収納位置が棚24b上であると判定する。判定部37は、食品が棚24bに載置された後に第二マーカ27bが見えていても、食品が入庫される過程で第二マーカ27bが見えなくなったことに基づいて、入庫された食品の収納位置が棚24b上であると判定する。また、判定部37は、複数の第二マーカ27bのいずれが隠れたかに基づいて、食品の収納位置が、棚24b上のどの領域であるかを判定することもできる。
図示されないが、下段の棚24bから食品が出庫される場合も同様である。判定部37は、食品が出庫されるときに第一マーカ27aが隠れず、かつ、第二マーカ27bが隠れた場合に、食品の収納位置が棚24b上であると判定する。判定部37は、食品が出庫される過程で第二マーカ27bが見えなくなったことに基づいて、出庫された食品の収納位置が棚24b上であったと判定する。
次に、ドアポケット22aに食品が入庫される場合の判定方法について説明する。ドアポケット22aに食品が入庫される場合、当該ドアポケット22aに設けられた第三マーカ27cが食品に隠れて見えなくなる。そこで、判定部37は、食品が入庫されるときに第三マーカ27cが隠れた場合に、入庫された食品の収納位置が、隠れた第三マーカ27cに対応するドアポケット22aであると判定する。上述のように、第三マーカ27cがドア22ごと、または、ドアポケット22aごとに異なるデジタルデータを示せば、判定部37は、食品の収納位置をより詳細に判定することができる。
一方、ドアポケット22aから食品が出庫される場合、当該ドアポケット22aに設けられた第三マーカ27cであって食品に隠れて見えなくなっていた第三マーカ27cが出現する。そこで、判定部37は、食品が出庫されるときに第三マーカ27cが出現した場合に、出庫された食品の収納位置が、出現した第三マーカ27cに対応するドアポケット22aであったと判定する。
以上説明したように、判定部37は、動画におけるマーカの見え隠れに基づいて、食品の収納位置を判定することができる。判定部37は、具体的には、食品の収納位置が棚24a、棚24b、及び、ドアポケット22aのいずれであるかを判定することができる。
なお、予期しないパターンでマーカが見え隠れした場合には、判定部37は、収納位置の判定に失敗する場合がある。そこで、報知部36は、ステップS17における食品の収納位置の判定に失敗した場合に報知を行ってもよい。このような報知によれば、ユーザは、食品管理情報を手動で修正するなどの対処を行うことができる。
[収納位置の判定方法の詳細2]
判定部37は、食品の収納位置が、ドア22に覆われた第一収納室23であるか、引き出し25内の第二収納室26であるかを判定することもできる。図8は、撮像部31によって撮像される、冷蔵庫20の引き出し25が引き出された状態の動画を示す図である。
図8に示されるように、第四マーカ27dは、引き出し25の前板の上面に設けられた二次元コードである。複数の第四マーカ27dは、冷蔵庫20の幅方向に沿って並んで配置される。判定部37は、動画を画像処理することで複数の第四マーカ27dをデジタルデータとして認識することができる。複数の第四マーカ27dは、例えば、互いに異なるデジタルデータを示すが、同一のデジタルデータを示してもよい。
判定部37は、例えば、このような複数の第四マーカ27d、及び、複数の第二マーカ27bの見え隠れに基づいて、食品の収納位置が、第一収納室23であるか第二収納室26であるかを判定することができる。なお、下記の判定方法の説明においては、複数の第二マーカ27bは、第一収納室23の底部(より具体的には、底面)に設けられているものとして説明が行われる。第二マーカ27bは、第一収納室23の底部の近くに設けられていればよく、例えば、上述のように棚24bに設けられていてもよい。
例えば、第一収納室23に食品が入庫される場合には、第一収納室23の底面に設けられた複数の第二マーカ27bのいずれかが少なくとも一時的に食品に隠れて見えなくなる。そこで、判定部37は、食品が入庫されるときに第二マーカ27bが隠れた場合に、食品の収納位置が第一収納室23であると判定する。判定部37は、食品が第一収納室23に収納された後に第二マーカ27bが見えていても、食品が入庫される過程で第二マーカ27bが見えなくなったことに基づいて、入庫された食品の収納位置が第一収納室23であると判定する。判定部37は、第四マーカ27dが隠れたか否かに関わらず、第二マーカ27bが隠れた場合に、食品の収納位置が第一収納室23であると判定する。また、判定部37は、複数の第二マーカ27bのいずれが隠れたかに基づいて、食品の収納位置が、第一収納室23内のどの領域であるかを判定(推定)することもできる。
なお、第一収納室23から食品が出庫される場合も同様である。判定部37は、食品が出庫されるときに第二マーカ27bが隠れた場合に、食品の収納位置が第一収納室23であると判定する。判定部37は、食品が出庫される過程で第二マーカ27bが見えなくなったことに基づいて、出庫された食品の収納位置が第一収納室23であったと判定する。
一方、第二収納室26に食品が入庫される場合には、複数の第二マーカ27bは見えたままで、複数の第四マーカ27dのいずれかが少なくとも一時的に食品に隠れて見えなくなる。そこで、判定部37は、食品が入庫されるときに第二マーカ27bが隠れず、かつ、第四マーカ27dが隠れた場合に、食品の収納位置が第二収納室26であると判定する。判定部37は、第二収納室26に収納された後に第四マーカ27dが見えていても、食品が入庫される過程で第四マーカ27dが見えなくなったことに基づいて、入庫された食品の収納位置が第二収納室26であると判定する。また、判定部37は、複数の第四マーカ27dのいずれが隠れたかに基づいて、食品の収納位置が、第二収納室26内のどの領域であるかを判定(推定)することもできる。
なお、第二収納室26から食品が出庫される場合も同様である。判定部37は、食品が出庫されるときに第二マーカ27bが隠れず、かつ、第四マーカ27dが隠れた場合に、食品の収納位置が第二収納室26であると判定する。判定部37は、食品が出庫される過程で第四マーカ27dが見えなくなったことに基づいて、出庫された食品の収納位置が第二収納室26であったと判定する。
以上説明したように、判定部37は、動画におけるマーカの見え隠れに基づいて、食品の収納位置が第一収納室23であるか第二収納室26であるかを判定することもできる。
[動作例2]
次に、入出庫管理システム10の動作例2として、冷蔵庫20内に収納された食品の提示動作について説明する。図9は、入出庫管理システム10の動作例2のシーケンス図である。
入出庫管理装置30の通信部35は、食品管理情報をサーバ装置40へ送信する(S21)。サーバ装置40の通信部41は、食品管理情報を受信し、提示部44は、受信された食品管理情報を記憶部43に記憶する(S22)。入出庫管理装置30の通信部35は、例えば、食品の入庫判定または出庫判定が行われるごとに食品管理情報をサーバ装置40へ送信する。あるいは、入出庫管理装置30の通信部35は、開いたドア22が閉じられるごとに食品管理情報をサーバ装置40へ送信する。これにより、最新の食品管理情報がサーバ装置40の記憶部43に記憶される。なお、食品管理情報は、所定時間に1回など定期的に入出庫管理装置30からサーバ装置40へ送信されてもよい。
一方、ユーザは、外出先などから情報端末50に対して冷蔵庫20内に収納された食品(食品管理情報の内容)を確認するための所定の操作を行うと、情報端末50はこのような所定の操作を受け付け(S23)、受け付けられた所定の操作に基づいて、提示要求をサーバ装置40へ送信する(S24)。
サーバ装置40の通信部41は、提示要求を受信する。提示部44は、受信された提示要求に基づいて、記憶部43に記憶された食品管理情報の内容を提示するための提示情報を情報端末50へ送信する(S25)。提示情報の送信は、より具体的には、通信部41によって行われる。
情報端末50は、提示情報を受信し、受信した提示情報に基づいて、食品管理情報の内容を示す表示画面を情報端末50が備える表示部に表示する(S26)。図10は、食品管理情報の内容を示す表示画面の一例を示す図である。
このように、入出庫管理システム10のユーザは、外出先などから自宅の冷蔵庫20に収納された食品を確認することができる。
[動作例3]
次に、入出庫管理システム10の動作例3として、ユーザが自宅に不在時に冷蔵庫20へ食品の入出庫が行われたことの通知動作について説明する。図11は、入出庫管理システム10の動作例3のシーケンス図である。
入出庫管理装置30の通信部35は、例えば、食品の入庫判定または出庫判定が行われるごとに入出庫情報をサーバ装置40へ送信する(S31)。入出庫情報は、冷蔵庫20へ食品が出し入れされたことを示す情報の一例である。
サーバ装置40の通信部41は、入出庫情報を受信し、通知部45は、ユーザが自宅に不在であるか否かを判定する(S32)。言い換えれば、通知部45は、ユーザが冷蔵庫20の周辺に不在である期間に入出庫情報が受信されたか否かを判定する。
例えば、情報端末50は、GPS(Global Positioning System)モジュールなどの位置計測部を有し、定期的に位置情報をサーバ装置40へ送信する。この場合、通知部45は、受信された位置情報に基づいて、ユーザが自宅に不在であるか否かを判定することができる。なお、ユーザの自宅の位置(座標)は、あらかじめ記憶部43に登録される。
また、位置情報を使用する方法に代えて、ユーザは、情報端末50を操作することによりサーバ装置40に自宅に不在であることを申告してもよい。この場合、通知部45は、上記申告に基づく不在モードの動作中であることを、ユーザが自宅に不在であるとみなすことができる。
通知部45は、ユーザが自宅に不在であると判定すると、通知情報を情報端末50へ送信する(S33)。通知情報の送信は、より具体的には、通信部41によって行われる。
情報端末50は、通知情報を受信し、受信した通知情報に基づいて通知画面を表示する(S34)。図12は、通知画面の一例を示す図である。一方、ステップS32においてユーザが自宅にいる(不在ではない)と判定された場合、ステップS33及びステップS34の処理は行われない。
このように、入出庫管理システム10は、ユーザが冷蔵庫20の周辺に不在である期間に、冷蔵庫20へ物体が入庫されたこと、または、冷蔵庫から物体が出庫されたことを示す入出庫情報が受信された場合に、ユーザが所有する情報端末50へ通知を行う。これにより、ユーザは、冷蔵庫20の周辺に不在である期間に冷蔵庫20へ食品が出し入れされたことを認識することができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、食品の検出(ステップS13)から食品管理情報の更新(ステップS18)までの処理は、入出庫管理装置30によって行われたが、サーバ装置40によって行われてもよい。図13は、このような変形例1に係る入出庫管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図13に示されるように、入出庫管理システム10aは、冷蔵庫20と、入出庫管理装置30aと、サーバ装置40aと、情報端末50とを備える。入出庫管理システム10との違いは、入出庫管理装置30aではなく、サーバ装置40a(より詳細には情報処理部42)が判定部46及び追尾部47を備えている点である。判定部46は、判定部37と実質的に同一の機能を有する構成要素であり、追尾部47は、追尾部38と実質的に同一の機能を有する構成要素である。
このような入出庫管理システム10aにおいては、サーバ装置40aは、測距部32の計測結果、及び、撮像部31によって撮像された動画などを入出庫管理装置30aから取得することで、食品の検出(ステップS13)から食品管理情報の更新(ステップS18)までの処理を行うことができる。
なお、食品の検出(ステップS13)から食品管理情報の更新(ステップS18)までの処理は、一部が入出庫管理装置30aによって行われ、他の一部がサーバ装置40aによって行われてもよい。
[変形例2]
上記実施の形態では、食品の上下方向の位置が棚24aに設けられた第一マーカ27a、棚24bに設けられた第二マーカ27b、及び、引き出し25に設けられた第四マーカ27dに基づいて、食品の上下方向の収納位置の判定が行われた。しかしながら、マーカに代えて、棚24aのエッジ、棚24bのエッジ、及び、引き出し25のエッジを用いて、食品の上下方向の収納位置の判定が行われてもよい。ここでのエッジは、冷蔵庫20の開口部側(冷蔵庫20の前に立つユーザ寄り)のエッジである。
エッジは、例えば、設定部39が動画を画像処理することによって検出(設定)することができる。エッジの検出には、既存のどのようなアルゴリズムが用いられてもよい。また、エッジ(より具体的には、動画におけるエッジに相当する画素の位置)は、入出庫管理装置30(撮像部31)と冷蔵庫20との位置関係が確定した後に、ユーザによって設定されてもよい。この場合、例えば、情報端末50がユーザインタフェースとして用いられる。なお、情報端末50は、広域通信ネットワーク60を介して入出庫管理装置30と通信するものとして説明されているが、ユーザインタフェースとして用いられる場合には、入出庫管理装置30と局所通信ネットワークを介して通信してもよい。なお、エッジの検出(設定)に関する情報処理は、設定部39によって行われる。
エッジを用いた食品の上下方向の収納位置の判定方法は、上記実施の形態で説明した方法と同様である。上記実施の形態における「マーカ」は、適宜、「エッジ」に読み替えられてよい。
つまり、入出庫管理装置30は、第一収納構造、及び、第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する冷蔵庫20へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれの冷蔵庫20の開口部側のエッジが撮像対象として含まれる複数の画像を収納庫の上方から撮像する撮像部31と、複数の画像におけるエッジの見え隠れに基づいて、物体の収納位置を判定する判定部37とを備える。第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれは、例えば、棚24a、棚24b、及び、引き出し25のいずれかである。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置を管理することができる。
[変形例3:概要]
入出庫管理システム10(入出庫管理装置30)は、動画において本体部21及びドア22の輪郭に沿う境界線を設定し、動画に映る食品が設定された境界線を超えるか否かに基づいて、食品の冷蔵庫20へ入出庫(食品の冷蔵庫20への入庫、または、食品の冷蔵庫20からの出庫)を判定してもよい。入出庫管理システム10は、本体部21及びドア22の輪郭に沿う境界線を設定することで、輪郭に無関係な境界線が設定される場合に比べて、食品の冷蔵庫20への入出庫の判定精度を向上することができる。入出庫管理システム10は、特に、ドアポケット22aに対する食品の入出庫を正確に判定することができる。なお、境界線は、経験的または実験的にあらかじめ定められる。
同様に、入出庫管理システム10(入出庫管理装置30)は、動画において2つのドア22の内側に設けられたドアポケット22aの底面を所定の領域に分割する領域マーカ22a122a222a3を設定してもよい。図14は、領域マーカ22a122a222a3の設定例を示す図である。なお、図14は、ドアポケット22aの底部を3つに分割した場合を示しているが、これに限定されない。
また、入出庫管理システム10(入出庫管理装置30)は、2つのドア22の内側に設けられたドアポケット22aの底面を所定の領域に分割する領域マーカ22a122a222a3を予め設定しておくこともできるが、ユーザにより設定することもできる。ユーザにより設定される場合、例えば、情報端末50がユーザインタフェースとして用いられる。なお、情報端末50は、広域通信ネットワーク60を介して入出庫管理装置30と通信するものとして説明されているが、ユーザインタフェースとして用いられる場合には、入出庫管理装置30と局所通信ネットワークを介して通信してもよい。領域マーカ22a122a222a3の設定に関する情報処理は、設定部39によって行われる。なお、この領域マーカ22a122a222a3は、撮像部31によって撮像されるものではなく、仮想的なものである。
以下、領域マーカ22a122a222a3を用いた動作例について説明する。動作例1のステップS11及びステップS12と同様に、判定部37は、測距部32の計測結果に基づいて、2つのドア22の少なくとも一方が開いたと判定すると、撮像部31を起動し、撮像部31による動画の撮像を開始する。ここで、測距部32は、例えば、赤外線測距センサによって実現される。測距部32は、測距部32から右側のドア22までの距離、及び、測距部32から左側のドア22までの距離を個別に計測することができる。
上記図14は、撮像部31によって撮像される動画の一例を示す図でもあるが、図14に示されるように、撮像部31の撮像範囲には、本体部21(第一収納室23)と、2つのドア22の内側(ドアポケット22a)とが含まれる。食品の入庫判定、または、食品の出庫判定に用いられる境界線(破線)も合わせて図示されている。この境界線は、撮像部31 によって撮像されるものではなく、仮想的なものである。
次に、動作例1のステップS17と同様に、判定部37は、食品の収納位置を判定する。図14に示されるように、判定部37は、動画に映る、ドアポケット22aの底部に設定された複数の領域マーカ22a122a222a3の見え隠れ(領域マーカ上に食品が重なっているか否か)に基づいて、食品の収納位置を判定する。
図15は、ドアポケット22aに収納容器に入った食品70が収納された状態を示す図である。ドアポケット22aの底面には3つの領域マーカ22a122a222a3が設定されているが、食品70が領域マーカ22a2に重なって収納される。判定部37は、動画に映る、ドアポケット22aの底部の状態から領域マーカ22a122a3は見えるが、領域マーカ22a2は隠れたことに基づき、領域マーカ22a2の位置に食品70が収納されたと判定することができる。
[変形例3:食品の高さの影響]
なお、図15で食品の高さによっては領域マーカ22a3に置かれた食品(不図示)が撮像部31の画像で視認できない場合がある。しかし、ドアの開き角度が小さくなるにしたがって領域マーカ22a3に置かれた食品が視認できるようになる。そこで、判定部37は、食品の収納位置を判定する際、複数のドアの開き角度で収納位置を判定するようにしてもよい。
[変形例3:ドアの開閉に伴う領域マーカの位置補正について]
また、設定部39は、ドア22の開き具合に応じて領域マーカ22a122a222a3を動的に変更してもよい。図16、及び、図17は、ドア22を開いた状態を示す図である。ここで、図17は、図16よりもドア22が大きく開いている状態を示す図である。このようにドア22の開き具合に応じて領域マーカ22a122a222a3を動的に変更するために、例えば、左右のドアの開き角度を検出すればよい。
[変形例3:ドアの開き角度を測距部で測定]
例えば、記憶部34には、領域マーカを設定するための設定情報があらかじめ記憶される。図18は、設定情報の一例を示す図である。図18の設定情報中の数値は、説明のための仮の数値としている。
図18の設定情報においては、測距部32から右側のドア22までの距離と、側のドア22に設定した点Rの座標とが対応付けられ、測距部32から左側のドア22までの距離と左側のドア22に設定した点Lの座標とが対応付けられている。設定部39は、設定情報において、測距部32の計測結果に該当する点R、点Lの座標を特定し、特定した座標に基づき、ドア22の開き角度を特定し、ドア22の開き角度に応じて領域マーカ22a122a222a3の位置を設定することができる。なお、図18の設定情報においては、ドア22の開き具合が4段階に区分されているが、5段階以上に区分されていてもよいし、3段階以下に区分されていてもよい。
なお、本実施の形態では、ユーザから見て右側のドア22に点Rを1点規定し、ユーザから見て左側のドア22に点Lを1点規定した。しかしながら、ドアの開き具合が特定されればよく、計測対象とする点の位置、及び、個数は必要に応じて決定することができる。
[変形例3:ドアの開き角度を角度センサで測定]
あるいは、入出庫管理装置30は、測距部32に代えて、角度センサなどの、ドア22の開き具合(開き角度)を計測する他のセンサを備えてもよい。また、ドア22の開き具合を計測するセンサは、冷蔵庫20によって備えられてもよく、この場合、入出庫管理装置30はドア22の開き具合を計測するセンサを備えていなくてもよい。
上記で説明したように、設定部39は、ドア22の開き具合に応じて、設定情報によって領域マーカ22a122a222a3を設定することができる。なお、設定部39は、例えば、直近のN個(Nは自然数)の計測結果(データ)の平均値及び分散を求め、分散が所定値以下の場合のみ、その平均値を有効な距離として採用する。
[その他の変形例]
上記実施の形態において、冷蔵庫20は、一般家庭用の冷蔵庫であってもよいし、コンビニエンスストアなどの小売店で用いられる商品展示用の冷蔵庫であってもよいし、その他の業務用の冷蔵庫であってもよい。
また、冷蔵庫20内に単一種別の食品が収納されるような場合には、食品の種別の判定は行われなくてもよい。
また、冷蔵庫20は、収納庫の一例であり、本開示は、冷蔵機能を有しない他の収納庫としても実現できる。また、収納庫に収納される物品(言い換えれば、物体)は、食品に限定されず、その他の物品であってもよい。冷蔵庫20に食品以外の物品が収納されるような場合も考えられる。
[効果等]
以上説明したように、入出庫管理装置30は、第一収納構造、及び、第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する冷蔵庫20へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を冷蔵庫20の上方から撮像する撮像部31と、複数の画像におけるマーカの見え隠れに基づいて、物体の収納位置を判定する判定部37とを備える。第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれは、例えば、棚、引き出し、ドアポケットのいずれかである。マーカは、具体的には、第一マーカ27a、第二マーカ27b、第三マーカ27c、または、第四マーカ27dなどである。冷蔵庫20は、収納庫の一例である。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置を管理することができる。
また、例えば、第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれは、同一の収納室(例えば、第一収納室23)に設けられた棚(例えば、棚24aまたは棚24b)である。判定部37は、複数の画像におけるマーカの見え隠れに基づいて、物体の収納位置が棚24a上であるか棚24b上であるかを判定する。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置が棚24a上であるか棚24b上であるかを管理することができる。
また、例えば、第一収納構造は、第一収納室23を形成し、第二収納構造は、第一収納室と上下方向の位置が異なる第二収納室26を形成する。判定部37は、複数の画像におけるマーカの見え隠れに基づいて、物体の収納位置が第一収納室23であるか第二収納室26であるかを判定する。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置が第一収納室23であるか第二収納室26であるかを管理することができる。
また、例えば、第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれは、冷蔵庫20が有するドア22に設けられたドアポケット22aである。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置が第一収納室23であるか第二収納室26であるかを管理することができる。
また、例えば、第一収納構造は、第二収納構造よりも上方に位置する。判定部37は、複数の画像において第一収納構造に設けられたマーカが隠れた場合に、物体の収納位置が第一収納構造に対応する位置であると判定する。判定部37は、複数の画像において第一収納構造に設けられたマーカが隠れず、かつ、第二収納構造に設けられたマーカが隠れた場合に、物体の収納位置が第二収納構造に対応する位置であると判定する。
このような入出庫管理装置30は、冷蔵庫20内の物体の収納位置を管理することができる。
また、例えば、第一収納構造、及び、第二収納構造のそれぞれには、複数のマーカが設けられる。
このような入出庫管理装置30は、複数のマーカのいずれが隠れたかに基づいて、物体の収納位置をさらに詳細に管理することができる。
また、例えば、判定部37は、さらに、物体の種別を判定する。入出庫管理装置30は、さらに、物体の種別が判定不可能である場合に報知を行う報知部36を備える。
このような入出庫管理装置30の報知によれば、ユーザは、食品管理情報を手動で修正するなどの対処を行うことができる。
また、例えば、撮像部31は、冷蔵庫20に後付け可能な構造を有する。
このような撮像部31は、冷蔵庫20に後付けすることができる。
また、入出庫管理システム10は、入出庫管理装置30と、サーバ装置40とを備える。サーバ装置40は、冷蔵庫20へ物体が入庫されたこと、または、冷蔵庫20から物体が出庫されたことを示す入出庫情報を入出庫管理装置30から受信する通信部41と、冷蔵庫20のユーザが冷蔵庫20の周辺に不在である期間に入出庫情報が受信された場合に、ユーザが所有する情報端末50へ通知を行う通知部45とを備える。
このような入出庫管理システム10の通知によれば、ユーザは、冷蔵庫20の周辺に不在である期間に冷蔵庫20へ食品が出し入れされたことを認識することができる。
また、入出庫管理システム10は、第一収納構造、及び、第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する冷蔵庫20へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を冷蔵庫20の上方から撮像する撮像部31と、複数の画像におけるマーカの見え隠れに基づいて、物体の収納位置を判定する判定部37とを備える。入出庫管理システム10aのように、判定部37は、サーバ装置40aによって備えられる場合もある。
このような入出庫管理システム10は、冷蔵庫20内の物体の収納位置を管理することができる。
また、入出庫管理システム10などのコンピュータが実行する入出庫管理方法は、第一収納構造、及び、第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する冷蔵庫20へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって第一収納構造及び第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を冷蔵庫20の上方から撮像する撮像ステップと、複数の画像におけるマーカの見え隠れに基づいて、物体の収納位置を判定する判定ステップとを含む。
このような入出庫管理方法は、冷蔵庫20内の物体の収納位置を管理することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、マーカは二次元コードであると説明されたが、マーカは二次元コードである必要は無く、図形であってもよいし、冷蔵庫の幅方向に延びるライン状であってもよい。また、冷蔵庫内に設けられた他の用途のために設けられた模様(例えば、棚に設けられた溝によって現れる模様など)がマーカとして使用されてもよい。マーカの具体的態様については特に限定されない。
また、マーカの収納構造への取り付け方法は、特に限定されない。例えば、マーカは、マーカが印刷されたシールを収納構造へ貼り付けることにより、収納構造に取り付けられてもよい。これにより、入出庫管理システムは、元々マーカが取り付けられていない収納庫(冷蔵庫)に収納された物品を管理することができるようになる。
また、上記実施の形態では、入出庫管理システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置によって実現されてもよい。例えば、入出庫管理システムは、上記実施の形態の入出庫管理装置に相当する単一の装置として実現されてもよいし、サーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。入出庫管理システムが複数の装置によって実現される場合、入出庫管理システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置が介在してもよい。また、上記実施の形態で説明された情報の伝達経路は、シーケンス図に示される伝達経路に限定されない。
例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本開示の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、本開示の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本開示は、コンピュータによって実行される物体の入出庫管理方法として実現されてもよいし、入出庫管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。本開示は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
10、10a 入出庫管理システム
20 冷蔵庫(収納庫)
21 本体部
22 ドア
22a ドアポケット
23 第一収納室
24 棚
24a 上の棚
24b 下の棚
26 第二収納室
27a 第一マーカ
27b 第二マーカ
27c 第三マーカ
27d 第四マーカ
30、30a 入出庫管理装置
31 撮像部
32 測距部
33、42 情報処理部
34、43 記憶部
35、41 通信部
36 報知部
37、46 判定部
38、47 追尾部
39 設定部
40、40a サーバ装置(通知装置)
44 提示部
45 通知部
50 情報端末
60 広域通信ネットワーク

Claims (11)

  1. 第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像部と、
    前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定部とを備え、
    前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれは、前記収納庫が有するドアに設けられたドアポケットであって、
    前記マーカは、前記画像において、前記第一収納構造及び前記第二収納構造のうち少なくとも一方の前記ドアポケットの底面を所定の領域に分割して設定された複数の領域マーカである、
    入出庫管理装置。
  2. 前記領域マーカは、前記ドアの開き角度に応じて変更可能であって、
    前記判定部は、
    前記ドアの開き角度に応じて設定された前記領域マーカを用いて前記物体の収納位置を判定する、
    請求項1に記載の入出庫管理装置。
  3. 前記入出庫管理装置は、さらに、前記ドアまでの距離を計測する測距部を有し、
    前記ドアの開き角度は、
    前記測距部が計測した、前記測距部から前記ドアまでの距離を用いて特定され、
    前記判定部は、
    特定された前記ドアの開き角度に応じて設定された前記領域マーカを用いて前記物体の収納位置を判定する、
    請求項2に記載の入出庫管理装置。
  4. 前記入出庫管理装置は、さらに、前記領域マーカを設定する設定部を有し、
    前記設定部は、
    前記測距部が前記ドアまでの距離を所定回数について計測した結果を用いて、前記ドアの開き角度を特定するために用いる距離を決定する、
    請求項3に記載の入出庫管理装置。
  5. 前記入出庫管理装置は、さらに、前記ドアの開き角度を計測するセンサを有し、
    前記判定部は、
    前記センサが計測した前記ドアの開き角度に応じて設定された前記領域マーカを用いて前記物体の収納位置を判定する、
    請求項2に記載の入出庫管理装置。
  6. 前記判定部は、前記複数の領域マーカが設定された前記ドアポケットにおいて、前記複数の画像における前記領域マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置がどの領域マーカ上であるかを判定する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の入出庫管理装置。
  7. 前記判定部は、さらに、前記物体の種別を判定し、
    前記入出庫管理装置は、さらに、前記物体の種別が判定不可能である場合に報知を行う報知部を備える、
    請求項1~のいずれか1項に記載の入出庫管理装置。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載の入出庫管理装置と、
    通知装置とを備え、
    前記通知装置は、
    前記収納庫へ前記物体が入庫されたこと、または、前記収納庫から前記物体が出庫されたことを示す情報を前記入出庫管理装置から受信する通信部と、
    前記収納庫のユーザが前記収納庫の周辺に不在である期間に前記情報が受信された場合に、前記ユーザが所有する情報端末へ通知を行う通知部とを備える、
    入出庫管理システム。
  9. 第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像部と、
    前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定部とを備え、
    前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれは、前記収納庫が有するドアに設けられたドアポケットであって、
    前記マーカは、前記画像において、前記第一収納構造及び前記第二収納構造のうち少なくとも一方の前記ドアポケットの底面を所定の領域に分割して設定された複数の領域マーカである、
    入出庫管理システム。
  10. 第一収納構造、及び、前記第一収納構造と上下方向の位置が異なる第二収納構造を有する収納庫へ物体が出し入れされるときの様子を示す複数の画像であって前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれに設けられたマーカが撮像対象として含まれる複数の画像を前記収納庫の上方から撮像する撮像ステップと、
    前記複数の画像における前記マーカの見え隠れに基づいて、前記物体の収納位置を判定する判定ステップとを含み、
    前記第一収納構造及び前記第二収納構造のそれぞれは、前記収納庫が有するドアに設けられたドアポケットであって、
    前記マーカは、前記画像において、前記第一収納構造及び前記第二収納構造のうち少なくとも一方の前記ドアポケットの底面を所定の領域に分割して設定された複数の領域マーカである、
    入出庫管理方法。
  11. 請求項10に記載の入出庫管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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