JP7480805B2 - 電子装置、光源装置、及び投影装 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置、光源装置、及び投影装置に関する。
従来から、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子や液晶板を用いて形成した画像をスクリーンに投影する投影装置等の電子装置が提案されている。例えば、特許文献1の投影装置は、光源とされる半導体発光素子やレンズアレイを備えるホルダを保持する固定対象部材を、固定対象部材の挿入方向に配置したシール部材を介して該シール部材を圧縮するようにして、筐体の被固定部に取り付けている。これにより、半導体発光素子の塵埃の付着が抑制されている。
特開2019-66625号公報
ところで、上記特許文献1に示されるような投影装置では、通常、ホルダに設けられた光源に接続されるFPC等の配線は、シール部材の内側において固定対象部材の挿入方向に沿って引き回される。しかしながら、例えば光源態様の変化に伴い配線を上記挿入方向とは異なる方向に引き回す場合、シール部材と筐体の被固定部との間に配線を通過させる必要が生じることがあった。この場合、配線の通過部分においてシール部材と筐体の被固定部との間に隙間が生じ、シール部材による防塵効果が十分に得られない虞があった。
本発明は、防塵効果に優れた電子装置、光源装置、及び投影装置を提供することを目的とする。
本発明の電子装置は、蓋状部材である固定対象部材と、前記固定対象部材が固定される被固定部と、前記固定対象部材と前記被固定部との間を第1方向に密閉する第1密閉部、及び前記固定対象部材と前記被固定部との間を前記第1方向と略直交する第2方向に密閉する第2密閉部を有し、前記第1密閉部及び前記第2密閉部が一体に設けられた密閉部材と、前記第2密閉部と前記被固定部との間に挿通される配線と、を備え、前記蓋状部材は、前記第1密閉部の形状に沿って設けられて該第1密閉部と当接する第1当接部、及び前記第2密閉部の形状に沿って設けられて該第2密閉部と当接する第2当接部を有し、前記第1当接部と前記被固定部の間は、前記第1密閉部が前記第1方向に圧縮されることで前記第1密閉部により密閉され、前記第2当接部と前記被固定部の間は、前記第2密閉部が前記第2方向に圧縮されることで前記第2密閉部により密閉されるように、前記固定対象部材が前記被固定部に固定される。
本発明の光源装置は、上記の電子装置を備え、前記被固定部は、光源ケースに設けられ、前記固定対象部材は、光源が設けられた板状部材を有する光源パッケージを保持し、前記第1方向は前記板状部材の板面に沿った方向とされ、前記第2方向は前記板状部材の板面の法線方向とされる。
本発明の投影装置は、上記の光源装置と、前記光源装置からの光源光が出射され、画像光を形成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、前記表示素子と前記光源装置とを制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、防塵効果に優れた密閉部材、電子装置、光源装置、及び投影装置を提供することができる。
実施形態に係る投影装置の機能回路ブロックを示す図である。 実施形態に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 実施形態に係る光源ケース及び第1受熱部材を右斜め前方上側から視た斜視図である。 実施形態に係る光源ケースを右斜め前方から視た斜視図である。 実施形態に係る光源ケース及び第1受熱部材を右斜め前方上側から視た分解斜視図である。 実施形態に係る光源ケース及び第1受熱部材を左斜め後方上側から視た分解斜視図である。 実施形態に係るパッキンを右斜め前方上側から斜視図である。 実施形態に係る第1受熱部材を左斜め後方上側から視た斜視図である。 実施形態に係る第1光源ケースの被固定部にパッキンが取り付けられた状態を示す正面図である。 実施形態に係る光源ケース及び第1受熱部材の縦断面図であり、図3におけるX-X断面の断面図である。 実施形態に係る光源ケース及び第1受熱部材の横断面図であり、図3におけるXI-XI断面の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、投影装置10は、画像変換部23と制御部38とを含むCPU、入出力インターフェース22を含むフロントエンドユニット、表示エンコーダ24と表示駆動部26とを含むフォーマットユニットを備える。入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバスSBを介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶した上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜のフレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子50を駆動する。表示素子50は、例えばDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)である。投影装置10は、光源装置(電子装置)60から出射された光線束を、導光光学系180(図2参照)を介して表示素子50に照射することにより、表示素子50の反射光で光画像を形成し、投影光学系220(図2参照)を介して図示しないスクリーン等の被投影体に画像を投影表示する。なお、この投影光学系220の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動を行うことができる。
また、画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体であるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力する。よって、画像圧縮/伸長部31は、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の出力を行うことができる。
制御部38は、投影装置10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成される。キー/インジケータ部37は、筐体に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成される。キー/インジケータ部37の操作信号は、制御部38に直接送出される。また、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36でコード信号に復調されて制御部38に出力される。
制御部38はシステムバスSBを介して音声処理部47と接続されている。音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させる。また、制御部38は、光源制御回路41を制御している。光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の励起光照射装置(光源)70、赤色光源装置(光源)80、蛍光ホイール装置100等の動作を個別に制御する。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファン300(図2参照)の回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等により投影装置10本体の電源オフ後も冷却ファン300の回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によっては投影装置10本体の電源をオフにする等の制御も行う。
次に、図2を参照して投影装置10の内部構造について述べる。図2に示すように、投影装置10の筐体20は、略箱状に形成されており、上面、下面、左側面20c、右側面20d、前面20e、及び後面20fを備えている。投影装置10は、前面20e側に投影口11を有する。筐体20には、レンズ鏡筒200が収納されている。レンズ鏡筒200には、可動可能な調整リング30がレンズ鏡筒200側に設けられている。なお、以下に述べる投影装置10の内部構造の説明においては、投影装置10における左右とは投影口11からの投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10のスクリーン側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
投影装置10は、筐体20の略中央前方寄りの部分に光源装置60を備えている。光源装置60は、第1光源ケース(ケース)C1及び第2光源ケースC2によって、内部に光源、レンズ、ミラー等の光学部材を収容する。光源装置60と左側面20cとの間には、導光光学系180や投影光学系220が配置されている。このうち導光光学系180は、第2光源ケースC2に収容されている。筐体20の後方部分には、上述した制御部38等が実装された制御回路基板260が配置されている。制御回路基板260は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備えている。
また、投影装置10は、筐体20の右側前方部分に励起光照射装置70を冷却するための第1冷却装置310を備えており、筐体20の右側に赤色光源装置80を冷却するための第2冷却装置320を備えており、制御回路基板260の右側に表示素子50を冷却するための第3冷却装置330を備えている。さらに、投影装置10は、光源装置60、制御回路基板260、第1冷却装置310、及び第2冷却装置320によって囲まれる部分(筐体20の右側部分)に、冷却ファン300を備えている。
第1冷却装置310は、第1ヒートシンク312、第1ヒートパイプ314、及び第1受熱部材(固定対象部材、蓋状部材)316を有している。第2冷却装置320は、第2ヒートシンク322、第2ヒートパイプ324、及び第2受熱部材326を有している。第3冷却装置330は、第3ヒートシンク332、第3ヒートパイプ334、及び第3受熱部材336を有している。各ヒートパイプ314,324.334の内部には図示しない冷媒が流れている。冷媒は、各ヒートパイプ314,324.334の一端側において各熱源から各受熱部材316,326,336を介して熱を与えられて気化し、より温度が低い他端側(各ヒートシンク312,322,332側)に移動する。他端側に移動した気化した冷媒は、各ヒートシンク312,322,332により冷却されて液化し、再び一端側へと移動する。
光源装置60は、青色波長帯域光の光源であって励起光源でもある励起光照射装置70と、赤色波長帯域光の光源である赤色光源装置80と、緑色波長帯域光の光源である緑色光源装置84と、を備える。緑色光源装置84は、励起光照射装置70と蛍光ホイール装置100により構成される。また、光源装置60には、青色波長帯域光、緑色波長帯域光、赤色波長帯域光を導光する光源光学系140が配置されている。光源装置60の構成のうち、励起光照射装置70は第1光源ケースC1に収容されており、赤色光源装置80、緑色光源装置84、及び光源光学系140は、第2光源ケースC2に収容されている。
励起光照射装置70は、投影装置10の筐体20の左右方向における略中央部分であって後面20f寄りに配置されている。励起光照射装置70は、半導体発光素子である複数の青色レーザダイオード71からなる2組の光源群が基板(板状部材)上に上下方向に並列に搭載された光源パッケージ(光源)72と(図5等参照)を有している。光源群を構成する青色レーザダイオード71は、後面20fと光軸が平行になるよう配置されている。光源パッケージ72は、いわゆるMCP(Multi Chip Package)であり、これにより光源装置60のコンパクト化が図られている。
また、励起光照射装置70は、反射ミラー群76、及び拡散レンズ78等を有している。反射ミラー群76は、階段状に配列された複数の反射ミラーを有し、青色レーザダイオード71から出射される光線束の有効径を一方向に縮幅して出射する。反射ミラー群76は、各青色レーザダイオード71からの出射光の光軸を前面20e方向に約90度変換する。拡散レンズ78は、反射ミラー群76で反射した各青色レーザダイオード71からの出射光を予め定められた拡散角度で拡散し、第2光源ケースC2内へと導光する。
赤色光源装置80は、青色レーザダイオード71と光軸が平行となるように配置された赤色発光ダイオード81と、赤色発光ダイオード81からの出射光を集光する集光レンズ群とを有している。この赤色発光ダイオード81は、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子である。また、赤色光源装置80は、赤色光源装置80から出射される赤色波長帯域光の光軸が、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光の光軸、及び蛍光ホイール101から出射される緑色波長帯域光の光軸と交差するように配置されている。
緑色光源装置84を構成する蛍光ホイール装置100は、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光の光路上であって、前面20eの近傍に配置される。蛍光ホイール装置100は、前面20eと平行となるように(換言すれば、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように)配置された蛍光ホイール101と、この蛍光ホイール101を回転駆動する図示しないモータと、このモータを駆動制御する図示しない駆動制御装置と、を備えている。また、蛍光ホイール装置100の発光側には、集光レンズ群やレンズ部材が配置されている。なお、駆動制御装置は、前述の光源制御回路41により制御される。
光源光学系140は、複数のレンズとして、複数のレンズ群、及び2つのダイクロイックミラー141,142、及び複数の反射ミラーを有している。光源光学系140は、各色の光源装置(励起光照射装置70、赤色光源装置80及び緑色光源装置84)から出射される光線束を、光源光学系140の出射側に配置されたマイクロレンズアレイ88の入射面に集光する。
導光光学系180は、凹レンズ181、凸レンズ182、反射ミラー183及びコンデンサレンズ184を有しており、第2光源ケースC2に収容されている。なお、コンデンサレンズ184は、コンデンサレンズ184の後面20f側に配置される表示素子50から出射された画像光を投影光学系220に向けて出射するので、投影光学系220の一部ともされている。凹レンズ181は、マイクロレンズアレイ88と凸レンズ182との間(換言すれば、マイクロレンズアレイ88と表示素子50との間の光路)に配置される。また、凸レンズ182は、凹レンズ181と反射ミラー183との間(換言すれば、マイクロレンズアレイ88と表示素子50との間の光路)に配置される。
投影光学系220は、コンデンサレンズ184、可動レンズ群、固定レンズ群により構成される。コンデンサレンズ184の前面20e側の光軸上に配置される固定レンズ群は、固定鏡筒に内蔵され、上述した調整リング30による手動又は自動により移動されることにより、ズーム調整やフォーカス調整を可能としている。
次に、図3及び図4を参照して、第1光源ケースC1の構成及び第1受熱部材316の外面側の構成について詳しく説明する。図3及び図4に示すように、第1光源ケースC1の一方の側面は、水平方向に長い略長矩形状の面となっており、第1ヒートパイプ314の一端側に接続された第1受熱部材316が取り付けられて固定される被固定部61とされている。なお、以下の説明においては、被固定部61(図4参照)を基準として、被固定部61の手前側(反射ミラー群76側とは反対側、図4における手前側)に向かう方向を前方(正面側)、被固定部61の奥側(反射ミラー群76側、図4における奥側)に向かう方向を後方(背面側)、被固定部61を前方側から視た左側を左方向、被固定部61を前方側(正面側)から視た右側を右方向、被固定部61を前方側から視た上側及び下側を上方及び下方とする。
図4に示すように、被固定部61の四隅には、第1受熱部材316がネジ止めにより固定される第1ネジ孔H1が設けられている。また、被固定部61の左右両端部には、後述するフレキシブル基板110がネジ止めにより固定される第2ネジ孔H2がそれぞれ設けられている。被固定部61の略中央部には、左右方向を長手方向とする略長矩形状とされ、前方側に段差をなして突出する突出壁部62が設けられている。突出壁部62には、2つの開口部62aが左右方向に並列に設けられている。各開口部62aは、略矩形状をなしており、第1光源ケースC1の外側と内側を貫通する形で前後方向に開口している。各開口部62aの開口端側(前方側)には、後述するパッキン(密閉部材)90が配置される。各開口部62aの開口端の上下両側には、前方側に向けて略円柱状に突出し、各光源パッケージ72が取り付けられる取付突起62bがそれぞれ設けられている。
被固定部61の上下両端部の左右方向略中央部には、後方側に向けて凹状とされた嵌合凹部64aがそれぞれ設けられている。各嵌合凹部64aは、被固定部61の長手方向に延びる略横長矩形状とされている。また、被固定部61の前面における突出壁部62の左右両側には、前方側から視て略I字状をなすように前方側に突出する嵌合壁部64bがそれぞれ設けられている。各嵌合壁部64bは、前方側の面を構成する突出前面64b1と、上方及び下方に向けられた側面を構成する2つの突出側面64b2とを有している。突出壁部62の外周面、各嵌合凹部64a、及び嵌合壁部64bには、パッキン90が嵌合される。
一方、図3に示すように、第1受熱部材316は、左右方向を長手方向とする略横長矩形状であり、所定の厚みを有して第1光源ケースC1の各開口部62aを覆う蓋状部材とされている。第1受熱部材316は、略横長矩形状の受熱部316aと、受熱部316aの四隅から左右方向外側にわずかに延びるネジ止め部316bとを有している。第1受熱部材316は、各ネジ止め部316bが被固定部61の第1ネジ孔H1にそれぞれネジ止めされることにより、被固定部61の前方側に取り付けられる。受熱部316aの前面には、各第1ヒートパイプ314の一端側の外周面と当接する略円弧状の内周面を有し、各第1ヒートパイプ314と接続される弧状壁部316cが設けられている。なお、弧状壁部316cの外面側には、各第1ヒートパイプ314に伝えられた熱が投影装置10内に拡散されることを抑制するための遮熱板319が取り付けられる(図10参照)。
次に、図5~図9を参照して、光源ケースC1と第1受熱部材316の間に取り付けられる各部材の構成、及びそれらの取付態様について説明する。各光源パッケージ72の上下両側には、突出壁部62の各取付突起62bが挿通される貫通孔である取付孔部72aがそれぞれ設けられている(図9参照)。各光源パッケージ72は、光源部分がその光出射側を後方側(第1光源ケースC1の内側、反射ミラー群76側)に向けた形で各開口部62a内に挿入され、基板部分の各取付孔部72aに各取付突起62bが挿通されることにより、その両板面を前後方向に向けた鉛直姿勢で突出壁部62に取り付けられる。そして、各光源パッケージ72は、第1受熱部材316と被固定部61との間に挟み込まれる形で配置される。
また、被固定部61の左右両側には、被固定部61に取り付けられた各光源パッケージ72に駆動電流や制御信号を出力するためのフレキシブル基板(配線)110がそれぞれ取り付けられる。各フレキシブル基板110は、各光源パッケージ72の基板の板面に沿った形で左右方向に延びるとともにその延在方向の略中央部が撓んだ状態で配置される。被固定部61の左右両端部には、フレキシブル基板の一端部110E1が取り付けられる基板取付部66がそれぞれ設けられている。各基板取付部66には、フレキシブル基板110がネジ止めされる第2ネジ孔H2がそれぞれ設けられている。
各フレキシブル基板110は、その一端部110E1が基板取付部66の第2ネジ孔H2にネジ止めされて取り付けられ、その他端部110E2(図5及び図11参照)が開口部62a内において接続端子を介して各光源パッケージ72の後面(第1光源ケースC1内に向けられる面)に接続される。各フレキシブル基板110の他端部110E2は、その板面が光源パッケージ72の板面に沿った形で各光源パッケージ72に接続される。各フレキシブル基板110の一端部110E1には、図示しない接続配線を介して制御回路基板260と電気的に接続される配線接続部110aがそれぞれ設けられている。
なお、第1受熱部材316と被固定部61に取り付けられた光源パッケージ72との間には、伝熱性に優れたシート状の2つの放熱シート120が挟み込まれる形で配置される。各放熱シート120は、各光源パッケージ72の形状及び大きさと対応する略矩形状とされており、各光源パッケージ72と前後に重畳する位置に配置される。これにより、青色レーザダイオード71からの光出射により各光源パッケージ72に発生した熱は、各放熱シート120を介して第1受熱部材316の受熱部316aへ効果的に放熱される。
ここで、図7を参照して、パッキン90の構成について詳しく説明する。パッキン90は、被固定部61に取り付けられ、第1受熱部材316と被固定部61との間を密閉する部材とされる。図7に示すように、パッキン90は、左右方向を長手方向とする略横長矩形状の略円状とされた第1密閉部91、及び第1密閉部91の左右両側部分にそれぞれ設けられた第2密閉部92を有している。即ち第1密閉部91は、その一部に第2密閉部92を含んでいる。パッキン90は、その全体が例えばシリコンゴムにより一体成形されており、第1密閉部91と各第2密閉部92が一体に設けられている。
第1密閉部91は、四隅が角R状とされ、その外周面91aが後述する第1受熱部材316の収容凹部317に収まる形状及び大きさとされており、その内周面91bの上下両側部分が被固定部61の突出壁部62の外周面に沿った形状及び大きさとされている。第1密閉部91の上下両側部分における左右方向略中央部には、後方側に突出する嵌合凸部91cがそれぞれ設けられている。各嵌合凸部91cは、左右方向を長手方向とする略横長矩形状とされており、被固定部61に設けられた各嵌合凹部64aに対応する(嵌合可能な)形状及び大きさとされている。
各第2密閉部92は、後方側に開放された略半円状(略C字状、略浅皿状)とされている。各第2密閉部92の外周面92aは、第1密閉部91と連なる上下両端部を除き、前方側に向けられている。各第2密閉部92の内周面は、後方側に向けられた第1内周面92b1と、下方及び上方に向けられた2つの第2内周面92b2とを有している。第1密閉部91と各第2密閉部92は、上記のような形状とされることにより、両者が連なる境界部においてその屈曲方向が略直交している。即ち、パッキン90は、第1密閉部91と各第2密閉部92との境界部(4箇所)において、その屈曲方向が変化する屈曲変化部94を有している。換言すれば、屈曲変化部94は第1密閉部91及び第2密閉部92と一体に設けられ、第1密閉部91と第2密閉部92は屈曲変化部94を介して連なっている。
次に、図8を参照して、第1受熱部材316の後面側(第1光源ケースC1内に向けられる側)の構成について詳しく説明する。図8に示すように、第1受熱部材316の後面側には、パッキン90及び光源パッケージ72が収容される収容凹部317が設けられている。収容凹部317の開口底面318は、受熱部316aの後面であり、収容凹部317に収容される光源パッケージ72の前面と対向する。収容凹部317は、その内側面の四隅が角R状とされている。収容凹部317の内側面のうち上下両側の面は、それぞれパッキン90の第1密閉部91の外周面91aと当接する第1当接部317aとなっている。各第1当接部317aは、第1密閉部91の外周面91aに沿った形状及び大きさとされている。
また、収容凹部317の左右両側には、第1当接部317aと連なる形で開口底面318から立ち上がるとともに第2密閉部92の外周面92aと当接する第2当接部317bがそれぞれ設けられている。各第2当接部317bは、開口底面318からリブ状に突出する形で設けられており、外周面92aと当接する突出先端部がR状とされている。各第2当接部317bは、第2密閉部92の外周面92aに沿った形状及び大きさとされている。各第2当接部317bは、開口底面318から浅く立ち上がっている。即ち、各第2当接部317bの開口底面318からの立ち上がり寸法は、各第1当接部317aの開口底面318からの立ち上がり寸法よりも小さくされている。
収容凹部317は、上記のような構成とされることにより、第1当接部317aが第1密閉部91の外周面91aに当接する方向(上下方向)と、第2当接部317bが第2密閉部92の外周面92aに当接する方向(前後方向)とは互いに略直交している。そして、収容凹部317における第1当接部317aと第2当接部317bとの境界部(4箇所)には、第1密閉部91の外周面91a及び第2密閉部92の外周面92aに対する当接方向を規定する形状が滑らかに除変するとともにパッキン90の屈曲変化部94と当接する形状変化部317cが設けられている。換言すれば、第1当接部317aと第2当接部317bは、形状変化部317cを介して連なっている。
次に、図9~図11を参照して、被固定部61と第1受熱部材316の間に配置されるパッキン90の取付態様及びパッキン90による密閉態様について説明する。まず、パッキン90を被固定部61に取り付ける前工程として、各光源パッケージ72と各フレキシブル基板110の他端部110E2との間がそれぞれ接続され、各光源パッケージ72が突出壁部62に取り付けられるとともに各フレキシブル基板110の一端部E1が基板取付部66に取り付けられる。
その後、パッキン90の第1密閉部91の内周面91bが突出壁部62の外周面と当接するように、第1密閉部91が被固定部61の突出壁部62に嵌め込まれる。パッキン90は、第1密閉部91が被固定部61の前面と当接するまで嵌め込まれる。これにより、パッキン90の各嵌合凸部91cが被固定部61の各嵌合凹部64aにそれぞれ嵌合され、パッキン90の各第2密閉部92の各第2内周面92b2が被固定部61の嵌合壁部64bにおける各突出側面64b2とそれぞれ当接する。
また、パッキン90の各第2密閉部92の各第1内周面92b1は、嵌合壁部64bの突出前面64b1との間にフレキシブル基板110を挟み込んだ状態で突出前面64b1と当接する。即ち、第2密閉部92と嵌合壁部64bとの間にフレキシブル基板110が挿通された状態とされる(以下、第2密閉部92と嵌合壁部64bとの間に位置するフレキシブル基板110の一部を「挿通部分110I」という。)。各フレキシブル基板110の一端部110E1は、第2密閉部92を介して第1密閉部91の外側に配置され、被固定部61の各第2ネジ孔H2にネジ止めされて固定される。各フレキシブル基板110の他端部110E2は、各光源パッケージ72と接続された状態で第2密閉部92を介して第1密閉部91の内側に配置される。
以上の手順により、図9に示すように、被固定部61に対してパッキン90が取り付けられて固定される。その後、各光源パッケージ72と対応する位置にそれぞれ放熱シート120が配置され、収容凹部317内にパッキン90が収容されるように第1受熱部材316がパッキン90に嵌め込まれる。第1受熱部材316は、収容凹部317の開口底面318が放熱シート120及び光源パッケージ72を介してパッキン90の第1密閉部91と当接するまで嵌め込まれる。各放熱シート120は、開口底面318と光源パッケージ72の間で圧縮されることにより保持される。パッキン90に嵌め込まれた第1受熱部材316は、各ネジ止め部316bが第1ネジ孔H1にネジ止め締結されることにより、被固定部61に固定される。第1受熱部材316が被固定部61に固定された状態では、各光源パッケージ72は、第1受熱部材316の開口底面318と開口部62aの開口端との間に挟み込まれて保持される(図10参照)。
以上のようにして第1受熱部材316が被固定部61に固定されることにより、収容凹部317の第1当接部317a、第2当接部317b、形状変化部317cが、それぞれパッキン90の第1密閉部91、第2密閉部92、及び屈曲変化部94を押圧した状態で、それぞれ第1密閉部91の外周面91a、第2密閉部92の外周面92a、及び屈曲変化部94と当接する。これにより、第1当接部317aと被固定部61の間が第1密閉部91により密閉され(図10参照)、第2当接部317bと被固定部61の間が両者の間にフレキシブル基板110が挿通された状態で第2密閉部92により密閉され(図11参照)、形状変化部317cと被固定部61の間が屈曲変化部94により密閉される。
ここで、図9等に示すように、第1当接部317aと被固定部61の間は、第1密閉部91がその径方向(図6参照。以下、「第1方向D1」という。)に圧縮されることで第1密閉部91により密閉され、これにより、第1当接部317aと被固定部61の間から開口部62a内(第1光源ケースC1内)に塵等が混入することが防止される。即ち、第1密閉部91は、第1方向D1を径方向とする略円状とされていることにより、被固定部61に対して第1方向D1に防塵を図る防塵機能(開口部62aの開口面の側方に防塵を図る側圧防塵機能)を有している。
一方、第2当接部317bと被固定部61の間は、第2密閉部92がその径方向の一部である前後方向(図6参照。以下、「第2方向D2」という。)に圧縮されることで第2密閉部92により密閉され、これにより、第2当接部317bと被固定部61の間から開口部62a内に塵等が混入することが防止される。即ち、第2密閉部92は、第2方向D2を径方向の一部に含むとともに第2方向D2の一方側に開放された形状とされた略半円状とされていることにより、被固定部61に対して第2方向D2に防塵を図る防塵機能(開口部62aの開口面と重畳する方向に防塵を図る面圧防塵機能)を有している。第1密閉部91による密閉方向である第1方向D1と第2密閉部92による密閉方向である第2方向D2は略直交する。
また、第1密閉部と第2密閉部との境界部である屈曲変化部94では、形状変化部317cと被固定部61の間は、第1方向D1における密閉と第2方向D2における密閉が併存している。これにより、形状変化部317cと被固定部61の間においても開口部62a内に塵等が混入することが防止される。なお、本実施形態では、第1方向D1は、光源パッケージ72の基板の板面に沿った方向であり、第2方向D2は、光源パッケージ72の基板の板面の法線方向(前後方向)である。また、図6では、第1方向D1として上下方向及び左右方向のみ図示しているが、第1方向D1は第2方向D2と略直交する全ての方向を含む。
また、第2密閉部92がリブ状に突出する形状とされていることにより、第2当接部317bと被固定部61の間では、左右方向(第1方向D1)に沿って延在するフレキシブル基板110の挿通部分110Iが第2密閉部92により第2方向D2に強く押圧され、第2密閉部92とフレキシブル基板110の間に隙間が生じることが防止される(図11に示す拡大図E1参照)。なお、形状変化部317cと被固定部61の間は、形状変化部317cが屈曲変化部94に沿った形状とされていることにより、屈曲変化部94により隙間なく密閉される。このため、形状変化部317cと被固定部61の間から開口部62a内(第1光源ケースC1内)に塵等が混入することが防止される。
以上説明したように本実施形態に係る投影装置10は、第1受熱部材316と、第1受熱部材316が固定される被固定部61と、第1受熱部材316と被固定部61の間を第1方向D1に密閉する第1密閉部91、及び第1受熱部材316と被固定部61の間を第1方向D1と略直交する第2方向D2に密閉する第2密閉部92を有し、第1密閉部91及び第2密閉部92が一体に設けられたパッキン90と、第2密閉部92と被固定部61との間に挿通されるフレキシブル基板110と、を備える。
本実施形態の投影装置10によれば、パッキン90の第1密閉部91と第2密閉部92により第1受熱部材316と被固定部61の間が密閉され、第1受熱部材316と被固定部61の間の防塵が図られる。ここで、仮に第1方向D1に沿って延在するフレキシブル基板110を、第1密閉部91を跨ぐ形で第2方向D2とは異なる第1方向D1に引き回そうとすると、第1密閉部91の内周面91bと被固定部61(突出壁部62の外周面)との間でフレキシブル基板110を複数回屈曲させて挿通させる必要がある。このため、フレキシブル基板110の挿通部分110Iにおいて第1密閉部91と被固定部61の間に隙間が生じ、適切な防塵効果が得られない虞がある。
これに対し、本実施形態の投影装置10では、パッキン90が第1受熱部材316と被固定部61の間を第1方向D1と略直交する第2方向D2に密閉する第2密閉部92を有するため、フレキシブル基板110を屈曲させることなく、第2密閉部92と被固定部61(嵌合壁部64bの突出前面64b1)との間にフレキシブル基板110を挿通させることができる。このため、フレキシブル基板110の挿通部分110Iにおいて第1密閉部91と被固定部61の間を隙間なく当接させることができ、防塵効果を得ることができる。このように、投影装置10では、パッキン90と被固定部61との間に第1方向D1に沿って延在するフレキシブル基板110を挿通させる場合であっても、パッキン90により第1受熱部材316と被固定部61の間を密閉させることができ、優れた防塵効果を得ることができる。
また、投影装置10は、被固定部61を有し、第1受熱部材316が固定される第1光源ケースC1を備え、第1密閉部91は、第1方向D1を径方向とする略円状とされ、フレキシブル基板110は、第2密閉部92を介して、一端部110E1が第1密閉部91の外側に配置され、他端部110E2が第1密閉部91の内側に配置される。これにより、被固定部61の具体的な構成、第1受熱部材316と被固定部61の間を第1方向D1に密閉する第1密閉部91の具体的な形状、及びフレキシブル基板110の具体的な配置態様を提供することができ、第1光源ケースC1と第1受熱部材316の間がパッキン90により密閉される投影装置10を実現することができる。
また、投影装置10では、第2密閉部92は、第2方向D2を径方向の一部に含むとともに第2方向D2の一方側に開放された略半円状とされ、パッキン90は、第1密閉部91と第2密閉部92との境界部においてその屈曲方向が切り替わる屈曲変化部94を有する。これにより、第1受熱部材316と被固定部61の間を第1方向D1及び第2方向D2に密閉するためのパッキン90の具体的な形状を実現することができる。
また、投影装置10では、第1光源ケースC1は、第2方向D2に開口するとともにその開口端側にパッキン90が配置される開口部62aを有し、第1受熱部材316は、開口部62aを覆う蓋状部材とされる。これにより、第2密閉部92と第1光源ケースC1の被固定部61との間にフレキシブル基板110が挿通された状態で第1受熱部材316により開口部62aの開口端側を覆うことができ、パッキン90により第2方向D2に開口する開口部62a内への防塵を効果的に図ることができる。
また、投影装置10では、第1受熱部材316は、第1密閉部91の形状に沿って設けられて第1密閉部91と当接する第1当接部137a、第2密閉部92の形状に沿って設けられて第2密閉部92と当接する第2当接部137b、及び第1当接部137aと第2当接部137bとの境界部においてその形状が滑らかに除変するとともに屈曲変化部94の形状に沿って設けられて屈曲変化部94と当接する形状変化部137cを有する。これにより、第1密閉部91と第1当接部137aの間、第2密閉部92と第2当接部137bの間、及び屈曲変化部94と形状変化部137cの間をそれぞれ隙間なく当接させることができ、第1受熱部材136とパッキン90の間を隙間なく密着させることができる。このため、パッキン90による防塵効果を一層高めることができる。
また、投影装置10では、第2当接部137bは、第2密閉部92側に向けてリブ状に突出し、被固定部61との間でフレキシブル基板110を押圧する。これにより、フレキシブル基板110の挿通部分110Iでは、第2当接部137bのフレキシブル基板110に対する押圧力が、リブ状とされた第2当接部137bの突出先端部に集中するため、第2当接部137bがリブ状とされていない場合に比して弱い押圧力でフレキシブル基板110が効果的に押圧される。
ここで、仮に第2当接部137bがフレキシブル基板110に対して面で当接する場合、第2当接部137bとフレキシブル基板110の間を隙間なく当接させるためにフレキシブル基板110を強い力で押圧する必要があり、その結果、第1受熱部材316がフレキシブル基板110から強い反発力を受け、第1受熱部材316と被固定部61の間に挟持される部材(本実施形態では放熱シート120等)が脱離する虞がある。これに対し本実施形態の投影装置10では、上記のように弱い押圧力でフレキシブル基板110が第2当接部により効果的に押圧されるため、第1受熱部材316がフレキシブル基板110から強い反発力を受けることを防止することができる。このため、第1受熱部材316と被固定部61の間から放熱シート120等が脱離することを防止することができる。
また、投影装置10では、第2当接部137bは、その突出先端部がR状とされている。これにより、第2当接部137bの突出先端部が鋭利な構成とされている場合に比して、第2当接部37bの突出先端部により押圧されるフレキシブル基板110の挿通部分110Iが当該突出先端部により損傷、破損することを防止ないし抑制することができる。
また、電子装置としての光源装置60では、被固定部61は、第1光源ケースC1に設けられ、第1受熱部材316は、光源が設けられた基板を有する光源パッケージ72を保持し、第1方向D1は光源パッケージ72の基板の板面に沿った方向とされ、第2方向D2は光源パッケージ72の基板の板面の法線方向とされる。これにより、第1受熱部材316に光源パッケージ72が保持された光源装置60において、光源パッケージ72の基板の板面に沿った方向及び光源パッケージ72の基板の板面の法線方向の両方向においてパッキン90による防塵効果を得ることができる。このため、防塵効果に優れた光源装置60を実現することができる。
また、電子装置としての投影装置10は、光源装置60と、光源装置60からの光源光が出射され、画像光を形成する表示素子50と、表示素子50から出射された画像光を被投影体に投影する投影光学系220と、表示素子50と光源装置60とを制御する制御部38と、を備える。これにより、第1方向D1及び第2方向D2の両方向においてパッキン90により光源装置60内への防塵を図ることができ、防塵効果に優れた投影装置10を実現することができる。
また、密閉部材であるパッキン90は、外周面91aは第1受熱部材316と当接し、内周面91bは第1受熱部材316が固定される第1光源ケースC1の被固定部61と当接し、第1受熱部材316と被固定部61との間を第1方向D1に密閉する第1密閉部91と、外周面92aが固定対象部材と当接し、第1内周面92b1及び第2内周面92b2が被固定部61と当接し、第1受熱部材316と被固定部61との間を第1方向D1と略直交する第2方向D2に密閉する第2密閉部92と、第1密閉部91と第2密閉部92との境界部においてその屈曲方向が滑らかに除変する屈曲変化部94と、を有し、第1密閉部91と第2密閉部92と屈曲変化部94が一体に設けられている。上記のパッキン90によれば、一体に設けられた第1密閉部91と第2密閉部92と屈曲変化部94により、第1方向D1及び第2方向D2の両方向において防塵を図ることができるため、優れた防塵効果を得ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば本実施形態では、パッキンにより、第1受熱部材と被固定部としての第1光源ケースの間が密閉される構成を例示したが、本発明のパッキンにより密閉される部位はこれに限定されない。例えば、パッキンにより、第2受熱部材又は第3受熱部材と被固定部としての第2光源ケースの間が密閉される構成であってもよく、投影装置以外の他の電子装置内の部位が密閉される構成であってもよい。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]固定対象部材と、
前記固定対象部材が固定される被固定部と、
前記固定対象部材と前記被固定部との間を第1方向に密閉する第1密閉部、及び前記固定対象部材と前記被固定部との間を前記第1方向と略直交する第2方向に密閉する第2密閉部を有し、前記第1密閉部及び前記第2密閉部が一体に設けられた密閉部材と、
前記第2密閉部と前記被固定部との間に挿通される配線と、を備える、
電子装置。
[2]前記被固定部を有し、前記固定対象部材が固定されるケースを備え、
前記第1密閉部と前記第2密閉部との境界部では、前記第1方向における密閉と前記第2方向における密閉が併存しており、
前記配線は、前記第2密閉部を介して、一端部が前記第1密閉部の外側に配置され、他端部が前記第1密閉部の内側に配置される、
前記[1]に記載の電子装置。
[3]前記第2密閉部は、前記第2方向を径方向の一部に含むとともに前記第2方向の一方側に開放された略半円状とされ、
前記密閉部材は、前記第1密閉部と前記第2密閉部との境界部においてその屈曲方向が切り替わる屈曲変化部を有する、
前記[2]に記載の電子装置。
[4]前記ケースは、前記第2方向に開口するとともにその開口端に前記密閉部材が配置される開口部を有し、
前記固定対象部材は、前記開口部を覆う蓋状部材とされる、
前記[3]に記載の電子装置。
[5]前記蓋状部材は、前記第1密閉部の形状に沿って設けられて該第1密閉部と当接する第1当接部、前記第2密閉部の形状に沿って設けられて該第2密閉部と当接する第2当接部、及び前記第1当接部と前記第2当接部との境界部においてその形状が滑らかに除変するとともに前記屈曲変化部の形状に沿って設けられて該屈曲変化部と当接する形状変化部を有する、
前記[4]に記載の電子装置。
[6]前記第2当接部は、リブ状に突出し、前記被固定部との間で前記第2密閉部を押圧する、
前記[5]に記載の電子装置。
[7]前記第2当接部は、その突出先端部がR状とされている、前記[6]に記載の電子装置。
[8]前記[1]から[7]のいずれかに記載の電子装置を備え、
前記被固定部は、光源ケースに設けられ、
前記固定対象部材は、光源が設けられた板状部材を有する光源パッケージを保持し、
前記第1方向は前記板状部材の板面に沿った方向とされ、前記第2方向は前記板状部材の板面の法線方向とされる、
光源装置。
[9]前記[8]に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光源光が出射され、画像光を形成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、
前記表示素子と前記光源装置とを制御する制御部と、を備える、
投影装置。
[10]外周面は固定対象部材と当接し、内周面は前記固定対象部材が固定されるケースの被固定部と当接し、前記固定対象部材と前記被固定部との間を第1方向に密閉する第1密閉部と、
外周面が前記固定対象部材と当接し、内周面が前記被固定部と当接し、前記固定対象部材と前記被固定部との間を前記第1方向と略直交する第2方向に密閉する第2密閉部と、
前記第1密閉部と前記第2密閉部との境界部においてその屈曲方向が滑らかに除変する屈曲変化部と、を有し、
前記第1密閉部と前記第2密閉部と前記屈曲変化部が一体に設けられている、
密閉部材。
10 投影装置 11 投影口
20 筐体 20c 左側面
20d 右側面 20e 前面
20f 後面 21 入出力コネクタ部
22 入出力インターフェース 23 画像変換部
24 表示エンコーダ 25 ビデオRAM
26 表示駆動部 30 調整リング
31 画像圧縮/伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 光源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 50 表示素子
60 光源装置 61 被固定部
62 突出壁部 62a 開口部
62b 取付突起 64a 嵌合凹部
64b 嵌合壁部 64b1 突出前面
64b2 突出側面 66 基板取付部
70 励起光照射装置 71 青色レーザダイオード
72 光源パッケージ 76 反射ミラー群
78 拡散レンズ 80 赤色光源装置
81 赤色発光ダイオード 84 緑色光源装置
88 マイクロレンズアレイ 90 パッキン
91 第1密閉部 91a 外周面
91b 内周面 91c 嵌合凸部
92 第2密閉部 92a 外周面
92b1 第1内周面 92b2 第2内周面
94 屈曲変化部 100 蛍光ホイール装置
101 蛍光ホイール 110 フレキシブル基板
110E1 一端部 110E2 他端部
110I 挿通部分 110a 配線接続部
120 放熱シート 136 第1受熱部材
137a 第1当接部 137b 第2当接部
137c 形状変化部 140 光源光学系
141 ダイクロイックミラー 142 ダイクロイックミラー
180 導光光学系 181 凹レンズ
182 凸レンズ 183 反射ミラー
184 コンデンサレンズ 200 レンズ鏡筒
220 投影光学系 235 可動レンズ群
260 制御回路基板 300 冷却ファン
310 第1冷却装置 312 第1ヒートシンク
314 第1ヒートパイプ 316 第1受熱部材
316a 受熱部 316b ネジ止め部
316c 弧状壁部 317 収容凹部
317a 第1当接部 317b 第2当接部
317c 形状変化部 318 開口底面
319 遮蔽板 320 第2冷却装置
322 第2ヒートシンク 324 第2ヒートパイプ
326 第2受熱部材 330 第3冷却装置
332 第3ヒートシンク 334 第3ヒートパイプ
336 第3受熱部材 C1 第1光源ケース
C2 第2光源ケース D1 第1方向
D2 第2方向 H1 第1ネジ孔
H2 第2ネジ孔 SB システムバス

Claims (10)

  1. 蓋状部材である固定対象部材と、
    前記固定対象部材が固定される被固定部と、
    前記固定対象部材と前記被固定部との間を第1方向に密閉する第1密閉部、及び前記固定対象部材と前記被固定部との間を前記第1方向と略直交する第2方向に密閉する第2密閉部を有し、前記第1密閉部及び前記第2密閉部が一体に設けられた密閉部材と、
    前記第2密閉部と前記被固定部との間に挿通される配線と、を備え、
    前記蓋状部材は、前記第1密閉部の形状に沿って設けられて該第1密閉部と当接する第1当接部、及び前記第2密閉部の形状に沿って設けられて該第2密閉部と当接する第2当接部を有し、
    前記第1当接部と前記被固定部の間は、前記第1密閉部が前記第1方向に圧縮されることで前記第1密閉部により密閉され、前記第2当接部と前記被固定部の間は、前記第2密閉部が前記第2方向に圧縮されることで前記第2密閉部により密閉されるように、前記固定対象部材が前記被固定部に固定される、
    電子装置。
  2. 前記被固定部を有し、前記固定対象部材が固定されるケースを備え、
    前記第1密閉部と前記第2密閉部との境界部では、前記第1方向における密閉と前記第2方向における密閉が併存しており、
    前記配線は、前記第2密閉部を介して、一端部が前記第1密閉部の外側に配置され、他端部が前記第1密閉部の内側に配置される、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第2密閉部は、前記第2方向を径方向の一部に含むとともに前記第2方向の一方側に開放された略半円状とされ、
    前記密閉部材は、前記第1密閉部と前記第2密閉部との境界部においてその屈曲方向が切り替わる屈曲変化部を有する、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記ケースは、前記第2方向に開口するとともにその開口端に前記密閉部材が配置される開口部を有し、
    前記固定対象部材は、前記開口部を覆う、
    請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記蓋状部材は、前記第1当接部と前記第2当接部との境界部においてその形状が滑らかに除変するとともに前記屈曲変化部の形状に沿って設けられて該屈曲変化部と当接する形状変化部を有する、請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記第2当接部は、リブ状に突出し、前記被固定部との間で前記第2密閉部を押圧する、請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記第2当接部は、その突出先端部がR状とされている、請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記第2密閉部が前記第1方向から観察可能であるように露出し、前記第1密閉部が前記固定対象部材により遮蔽されるように、前記固定対象部材が前記被固定部に固定される、請求項1に記載の電子装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の電子装置を備え、
    前記被固定部は、光源ケースに設けられ、
    前記固定対象部材は、光源が設けられた板状部材を有する光源パッケージを保持し、
    前記第1方向は前記板状部材の板面に沿った方向とされ、前記第2方向は前記板状部材の板面の法線方向とされる、
    光源装置。
  10. 請求項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光源光が出射され、画像光を形成する表示素子と、
    前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、
    前記表示素子と前記光源装置とを制御する制御部と、を備える、
    投影装置。
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