JP7479583B2 - 列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法 - Google Patents

列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7479583B2
JP7479583B2 JP2024510796A JP2024510796A JP7479583B2 JP 7479583 B2 JP7479583 B2 JP 7479583B2 JP 2024510796 A JP2024510796 A JP 2024510796A JP 2024510796 A JP2024510796 A JP 2024510796A JP 7479583 B2 JP7479583 B2 JP 7479583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
information
information management
ground
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024510796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023187994A5 (ja
JPWO2023187994A1 (ja
Inventor
達彦 村上
隆史 宮内
真吾 濱田
竜介 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2023187994A1 publication Critical patent/JPWO2023187994A1/ja
Publication of JPWO2023187994A5 publication Critical patent/JPWO2023187994A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7479583B2 publication Critical patent/JP7479583B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L25/00Recording or indicating positions or identities of vehicles or trains or setting of track apparatus
    • B61L25/02Indicating or recording positions or identities of vehicles or trains
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本開示は、列車の走行位置を算出する列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法に関する。
従来、レールなどの軌道を走行する列車は、起点となる位置からの車輪の回転数に応じた走行距離を算出することで列車の走行位置を算出し、地上装置などに列車の走行位置を通知している。しかしながら、レールと車輪との間で空転または滑走が発生すると、車輪の回転数に応じた列車の走行距離と実際の列車の走行距離との間に誤差が生じる。また、通常走行時でも走行距離の算出段階で誤差が生じることがある。これらの誤差は、列車の走行距離が長くなるほど累積されて大きくなる。
このような問題に対して、特許文献1には、電車が、車輪の回転数に応じた走行距離を演算しつつ、駅に停車するごとに走行距離をリセットすることで、車輪の回転数に応じた電車の走行距離と実際の電車の走行距離との間の誤差の累積を抑制し、誤差を低減する技術が開示されている。
特開2002-145070号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、電車は、回送時など、駅に停車しない運用中は走行距離をリセットできない。また、上記従来の技術によれば、電車は、特急列車のように各駅停車と比較して駅に停車する回数が少ない運用中も走行距離をリセットする回数が少なくなる。このような電車の運用中は、車輪の回転数に応じた電車の走行距離と実際の電車の走行距離との間の誤差が累積され、電車の走行距離が長くなるほど誤差が累積されて大きくなる、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、駅に停車しないまたは駅に停車する回数が少ない運用中においても列車の走行距離の誤差を低減可能な列車情報管理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の列車情報管理装置は、列車の車輪の回転数に基づいて列車の第1の走行位置を算出する算出部と、地上子からの情報を受信する地上子情報受信部と、地上に設置された基地局との間で通信を行い、基地局の識別情報を取得する車上通信部と、列車が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部が通信を行う基地局の識別情報、および列車の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する記憶部と、列車が規定された頻度で駅に停車せず走行距離をリセットできない運用中、列車が特定地上子を通過したとき、組み合わせの情報を用いて、第1の走行位置を第2の走行位置で補正する補正制御部と、を備えることを特徴とする。
本開示の列車情報管理装置は、駅に停車しないまたは駅に停車する回数が少ない運用中においても列車の走行距離の誤差を低減できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る列車情報管理システムの設置例を示す第1の図 実施の形態1に係る列車情報管理システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る列車情報管理システムの地上装置が列車の走行位置を表示する例を示す図 実施の形態1に係る列車情報管理システムの設置例を示す第2の図 実施の形態1に係る列車情報管理装置の動作を示す第1のフローチャート 実施の形態1に係る列車情報管理装置の動作を示す第2のフローチャート 実施の形態1に係る地上装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る列車情報管理装置の処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成の一例を示す図 実施の形態1に係る列車情報管理装置の処理回路を専用のハードウェアで実現する場合の処理回路の構成の一例を示す図 実施の形態2に係る列車情報管理システムの構成例を示す図 実施の形態2に係る列車10aに搭載される列車情報管理装置の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る地上装置の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る列車10bに搭載される列車情報管理装置の動作を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態に係る列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る列車情報管理システム100の設置例を示す第1の図である。図2は、実施の形態1に係る列車情報管理システム100の構成例を示す図である。列車情報管理システム100は、列車10に搭載される列車情報管理装置20と、地上に設置される地上装置50と、を備える。
列車10は、列車情報管理装置20を搭載する。列車10は、図1の例では矢印が示すように、左から右に向かって走行する。
列車情報管理装置20は、列車10の走行位置を算出する。列車情報管理装置20は、算出した列車10の走行位置を、アンテナ30および基地局40を介して地上装置50に送信する。列車情報管理装置20とアンテナ30すなわち基地局40との間の通信については、例えば、公衆網を利用することができるが、これに限定されない。
アンテナ30は、基地局40に接続され、基地局40が列車情報管理装置20と通信を行うときに列車情報管理装置20との間で信号の送受信を行う。なお、図1および図2の例では、基地局40に対してアンテナ30が1つ接続されているが、基地局40に対して複数のアンテナ30が接続されていてもよい。
基地局40は、アンテナ30を介して列車情報管理装置20との間で通信を行う。また、基地局40は、地上装置50と、インターネット回線などを通じて接続されている。基地局40は、アンテナ30を介して列車情報管理装置20から取得した列車10の走行位置を地上装置50に出力する。基地局40は、地上装置50から列車10に対する制御情報などを列車10に送信する場合、基地局40の識別情報を併せて送信する。これにより、列車10は、地上装置50からの制御情報などとともに基地局40の識別情報を受信することから、どの基地局40と通信を行っているのかを把握することができる。
地上装置50は、アンテナ30および基地局40を介して取得した列車10の走行位置に基づいて、列車10の運行を管理する。また、地上装置50は、取得した列車10の走行位置に基づいて、列車10の走行位置を表示する。図3は、実施の形態1に係る列車情報管理システム100の地上装置50が列車10の走行位置を表示する例を示す図である。地上装置50は、図3の例では、列車10が左から右に向かって走行している場合において、列車10がA駅とB駅との間、すなわち列車10がA駅からB駅に向かって走行中であることを表している。なお、地上装置50は、図1および図2の例では1つの列車10の運行を管理しているが、これに限定されない。地上装置50は、複数の列車10の運行を管理することも可能である。また、地上装置50は、図3に示すような表示画面においても複数の列車10を表示することが可能である。また、地上装置50は、図1および図2の例では1つの基地局40と接続しているが、地上装置50が列車10の運行を管理する管轄範囲に応じて複数の基地局40と接続することができる。
駅60は、列車10が停車可能な場所である。図1の例では駅60が1つのみであるが、列車10が停車可能な駅60は、実際には複数あるものとする。ここで、一般的に、駅60に対して、複数の閉塞区間が設けられており、各閉塞区間には信号機および複数の地上子が設置されている。列車10の走行方向に対して駅60から近い順に第一閉塞、第二閉塞、…、とし、各閉塞区間において、駅60から近い順に第一地上子、第二地上子、…、とする。図1の例では、第一閉塞61、第一閉塞61の第二地上子62、および第一閉塞61の信号機63を表している。第一閉塞61の第二地上子62などの地上子は、例えば、ATS-P(Automatic Train Stop system-Pattern)方式で使用される既存の地上子であるが、これに限定されない。
本実施の形態において、列車10に搭載される列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中、算出している列車10の走行位置を駅60の位置情報に基づいて補正する。駅60の位置は固定であることから、列車情報管理装置20は、駅60に対して予め設定されている起点からの走行位置である駅60の位置情報を用いて、列車10の走行位置を補正する。駅60の位置情報は、例えば、駅60での列車10の停止目標値の絶対キロ程である。列車情報管理装置20は、駅60の位置情報について、予め記憶していてもよいし、アンテナ30および基地局40を介して地上装置50から取得してもよい。図4は、実施の形態1に係る列車情報管理システム100の設置例を示す第2の図である。図1との違いは、図4では列車10が駅60に停車していることである。列車10の列車情報管理装置20は、例えば、列車10が駅60に停車し、列車10のドアが開いたことをトリガとして、列車10の走行位置を駅60の位置情報に基づいて補正する。
また、列車10に搭載される列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中、第一閉塞61の第二地上子62を通過したときの、通過した第二地上子62の情報、通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する。そして、列車10に搭載される列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中、算出している列車10の走行位置を、記憶している組み合わせの情報を用いて補正する。
ここで、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中とは、列車10が営業種別で運用している場合である。営業種別で運用している場合とは、例えば、列車10が各駅停車、快速などで運用している場合である。列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中には、快速などのように一部の駅60については停車しない場合を含めてもよい。また、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中とは、例えば、列車10が非営業種別で運用している場合である。非営業種別で運用している場合とは、例えば、列車10が回送などで乗客を乗せていない状態で走行中の場合である。なお、本実施の形態では、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用として、乗客を乗せることがない貨物列車、駅60に停車することはあるが駅60に停車する回数が少ない特急電車、特定の駅60のみに停車する団体列車などを含めてもよい。また、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中か規定された頻度で駅60に停車しない運用中かを判定する方法として、走行する路線に設けられている駅60の数に対して、規定された割合の駅60に停車する場合は列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中と判定することも可能である。
つづいて、列車情報管理装置20の構成および動作について詳細に説明する。図2に示すように、列車情報管理装置20は、算出部21と、地上子情報受信部22と、車上通信部23と、記憶部24と、補正制御部25と、を備える。
算出部21は、列車10の車輪の回転数に基づいて、列車10の走行位置を算出する。算出部21は、例えば、列車10に搭載される速度発電機から得られるパルス情報に基づいて列車10の走行距離を算出し、起点となる位置に算出した走行距離を加算することで、列車10の走行位置を算出することができる。なお、算出部21における列車10の走行位置の算出方法については、一般的な方法でよいので、特に問わない。以降の説明において、算出部21が算出する列車10の走行位置を第1の走行位置と称することがある。
地上子情報受信部22は、図示しない車上子などを介して、地上子からの情報を受信する。地上子情報受信部22は、図1の例では、第一閉塞61の第二地上子62から、第一閉塞61の第二地上子62を示す番号などの情報を含む電文を受信する。なお、第一閉塞61の図示しない第一地上子は信号機63の付近に設置され、第一閉塞61の第一地上子からの電文は信号機63の表示内容によって内容が変化することが想定される。一方、第一閉塞61の第二地上子62からの電文は固定領域の多い電文である。ここで、第一閉塞61は、図1に示す駅60以外にも、列車10が停車可能な他の駅60にも設けられている。また、第一閉塞61の第二地上子62についても、他の駅60の手前に設置されている。第一閉塞61の第二地上子62を示す番号は、駅60ごとに設置される第一閉塞61の第二地上子62ごとに固有ではなく、共通の番号であることを想定している。
車上通信部23は、アンテナ30および基地局40を介して、地上装置50に対して列車10の走行位置の情報などを送信し、地上装置50から制御情報などを送信する。このとき、車上通信部23は、地上に設置された基地局40との間で通信を行い、基地局40の識別情報を取得する。
記憶部24は、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する。ここで、規定された地上子である特定地上子とは、列車10が停車可能な駅60ごとに設けられる規定された閉塞区間において、駅60に近い方から数えて規定された個数目の地上子である。本実施の形態において、特定地上子は、第一閉塞61の第二地上子62である。特定地上子の情報とは、前述の第一閉塞61の第二地上子62を示す番号である。すなわち、記憶部24は、列車10が第一閉塞61の第二地上子62を通過したときの、第一閉塞61の第二地上子62を示す番号、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および算出部21で算出されていた列車10の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する。ここで、列車情報管理装置20は、列車10が第一閉塞61の第二地上子62を通過したとき、2つ以上の基地局40と通信を行っていることも考えられる。そのため、記憶部24は、組み合わせの情報として、1つの特定地上子に対して複数の基地局40の識別情報を記憶していてもよい。なお、記憶部24は、補正制御部25の制御によって、これらの情報、すなわち組み合わせの情報を記憶する。以降の説明において、記憶部24に記憶されている列車10の走行位置を第2の走行位置と称することがある。
補正制御部25は、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶部24に記憶させる。また、補正制御部25は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中、列車10が特定地上子を通過したとき、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を用いて、車上通信部23が通信を行っている基地局40の識別情報に基づいて、算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を、記憶部24に記憶されている列車10の走行位置である第2の走行位置で補正する。また、補正制御部25は、車上通信部23を介して、補正後の第1の走行位置の情報を列車10の運行を管理する地上装置50に送信する制御を行う。
本実施の形態において、補正制御部25は、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中は列車10が駅60に停車するごとに駅60の位置情報に基づいて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正しつつ、記憶部24に記憶される組み合わせの情報を新規に取得または更新して記憶部24に記憶させる。また、補正制御部25は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中は記憶部24に記憶される組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正する。列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中とは、列車10が営業種別で運用している場合であり、前述のように、列車10が各駅停車、快速などで運用している場合である。列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中とは、列車10が非営業種別で運用している場合であり、前述のように、列車10が回送などで運用している場合である。列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中には、列車10が貨物列車、特急列車、団体列車などで運用している場合を含めてもよい。
本実施の形態では、補正制御部25は、基地局40の識別情報が基地局40ごとに固有であることを利用して、基地局40の識別情報を用いて、おおよその列車10の走行位置を推定することができる。しかしながら、1つの基地局40の通信エリアは広範囲に及ぶ。そのため、補正制御部25は、基地局40の通信エリア内のある1つの位置を、第一閉塞61の第二地上子62から電文を受信した位置で特定する。そして、補正制御部25は、第一閉塞61の第二地上子62から受信した電文に含まれる特定地上子の情報、基地局40の識別情報、およびこのとき算出部21で算出されていた列車10の走行位置の各情報を組み合わせて記憶部24に記憶させておく。これにより、補正制御部25は、各駅60に対して設けられている第一閉塞61の第二地上子62ごとに前述のような組み合わせの情報を記憶部24に記憶させておくことで、駅60の数と同数の組み合わせの情報を用いて、列車10の走行位置を補正することができる。
ここで、列車情報管理装置20はアンテナ30を介して基地局40と通信を行うが、基地局40は、列車10を運行する鉄道会社の所有物ではなく、通信会社の所有物であることを想定している。そのため、鉄道会社の意図とは関係なく、基地局40が交換、増設されることなどによって、列車情報管理装置20が通信を行う基地局40が変更される場合がある。このような場合、列車10がある駅60の手前の第一閉塞61の第二地上子62を通過したとき、列車情報管理装置20が通信を行う基地局40の識別情報と、列車情報管理装置20が記憶部24に記憶している基地局40の識別情報とが不一致になる。すなわち、列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中、記憶部24に記憶される組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正することができなくなる。従って、本実施の形態では、補正制御部25は、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を規定された周期で更新する。規定された周期は、例えば、一日ごとである。補正制御部25は、例えば、列車情報管理装置20が搭載される列車10のその日の最初の運用が各駅停車である場合、列車10が各駅停車で運用されている期間中、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を更新する。
列車情報管理装置20の動作を、フローチャートを用いて説明する。図5は、実施の形態1に係る列車情報管理装置20の動作を示す第1のフローチャートである。列車情報管理装置20において、算出部21は、列車10の車輪の回転数に基づいて列車10の第1の走行位置を算出する(ステップS101)。地上子情報受信部22は、地上子からの情報を取得する(ステップS102)。車上通信部23は、基地局40との間で通信を行い、基地局40の識別情報を取得する(ステップS103)。補正制御部25は、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶部24に記憶させる(ステップS104)。
図6は、実施の形態1に係る列車情報管理装置20の動作を示す第2のフローチャートである。列車情報管理装置20において、補正制御部25は、列車10が規定された頻度で駅60に停車する運用中の場合(ステップS111:Yes)、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を更新する(ステップS112)。また、補正制御部25は、列車10が駅60に停車したときに、駅60の位置情報に基づいて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正する(ステップS113)。補正制御部25は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中の場合(ステップS111:No)、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正する(ステップS114)。ステップS113またはステップS114の後、車上通信部23は、補正制御部25の制御によって、補正後の第1の走行位置を地上装置50に送信する(ステップS115)。
なお、本実施の形態では、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中の場合、列車情報管理装置20は、組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正していたが、これに限定されない。列車10が特急列車のように数は少ないが駅60に停車することがある運用中の場合、列車情報管理装置20は、列車10が駅60に停車したときは駅60の位置情報に基づいて算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を補正してもよい。すなわち、列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中の場合、規定された頻度で駅60に停車する運用中の場合の補正の動作を行うことができるときは、補正の動作を併用してもよい。
また、本実施の形態では、組み合わせの情報に含まれる情報として、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の走行位置の情報としていたが、これに限定されない。例えば、列車10の進行方向などの情報を組み合わせの情報に含めてもよい。
また、本実施の形態では、特定地上子が第一閉塞61の第二地上子62としているが、これに限定されない。特定地上子は、例えば、図示しない第二閉塞の第二地上子であってもよい。また、特定地上子は、1つの地上子に限定されず、複数の地上子を用いて特定地上子としてもよい。
つぎに、地上装置50の構成および動作について説明する。図2に示すように、地上装置50は、地上通信部51と、表示部52と、を備える。
地上通信部51は、基地局40およびアンテナ30を介して、列車情報管理装置20と通信を行い、列車情報管理装置20の算出部21で算出され、補正制御部25で補正された列車10の走行位置である補正後の第1の走行位置の情報を取得する。
表示部52は、地上通信部51で取得された補正後の第1の走行位置を表示する。表示部52は、図3に示すように、列車10がどの駅60とどの駅60との間を走行しているのか、またはどの駅60に停車しているのかを表示する。
地上装置50の動作を、フローチャートを用いて説明する。図7は、実施の形態1に係る地上装置50の動作を示すフローチャートである。地上装置50において、地上通信部51は、アンテナ30および基地局40を介して列車情報管理装置20と通信を行い、列車情報管理装置20から補正後の第1の走行位置を取得する(ステップS201)。表示部52は、補正後の第1の走行位置を表示する(ステップS202)。
つづいて、実施の形態1に係る列車情報管理装置20のハードウェア構成について説明する。列車情報管理装置20において、地上子情報受信部22は地上子からの電文を受信可能な通信機である。車上通信部23は基地局40と通信が可能な通信機である。記憶部24はメモリである。算出部21および補正制御部25は処理回路により実現される。処理回路は、プログラムを格納するメモリ、およびメモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図8は、実施の形態1に係る列車情報管理装置20の処理回路をプロセッサ91およびメモリ92で実現する場合の処理回路90の構成の一例を示す図である。図8に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、列車情報管理装置20の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能を列車情報管理装置20に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、算出部21が、列車10の車輪の回転数に基づいて列車10の第1の走行位置を算出する第1のステップと、地上子情報受信部22が、地上子からの情報を受信する第2のステップと、車上通信部23が、地上に設置された基地局40との間で通信を行い、基地局40の識別情報を取得する第3のステップと、補正制御部25が、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶部24に記憶させ、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中、列車10が特定地上子を通過したとき、組み合わせの情報を用いて、第1の走行位置を第2の走行位置で補正する第4のステップと、を列車情報管理装置20に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図9は、実施の形態1に係る列車情報管理装置20の処理回路を専用のハードウェアで実現する場合の処理回路93の構成の一例を示す図である。図9に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路93については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路93は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
地上装置50のハードウェア構成について説明する。地上装置50において、地上通信部51は基地局40と通信が可能な通信機である。表示部52はLCD(Liquid Crystal Display)などを用いて列車10の走行位置などを表示するディスプレイである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車情報管理装置20は、列車10が規定された地上子である特定地上子を通過したときの、通過した特定地上子の情報、車上通信部23が通信を行う基地局40の識別情報、および列車10の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する。列車情報管理装置20は、列車10が規定された頻度で駅60に停車しない運用中、列車10が特定地上子を通過したとき、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を用いて、車上通信部23が通信を行っている基地局40の識別情報に基づいて、算出部21で算出される列車10の走行位置である第1の走行位置を、記憶部24に記憶されている列車10の走行位置である第2の走行位置で補正する。これにより、列車情報管理装置20は、駅60に停車しないまたは駅60に停車する回数が少ない運用中においても列車10の走行距離の誤差を低減することができる。
また、地上装置50は、列車10が駅60に停車しないまたは駅60に停車する回数が少ない運用中においても、列車10から補正された走行位置を取得することで、列車10の走行位置を正確に表示することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、列車情報管理装置20は、記憶部24に記憶させる組み合わせの情報を得るため、最初に各駅停車などで営業種別の運用を行う場合を想定していた。実施の形態2では、ある列車に搭載される列車情報管理装置20が、地上装置を介して、他の列車に搭載される列車情報管理装置20で得られた組み合わせの情報を取得する場合について説明する。
図10は、実施の形態2に係る列車情報管理システム100aの構成例を示す図である。列車情報管理システム100aは、列車10aに搭載される列車情報管理装置20と、列車10bに搭載される列車情報管理装置20と、地上に設置される地上装置50aと、を備える。図10に示す列車10aおよび列車10bに搭載される列車情報管理装置20の構成は、図2に示す実施の形態1の列車10に搭載される列車情報管理装置20の構成と同様である。以降の説明において、列車10aを第1の列車と称し、列車10bを第2の列車と称することがある。
地上装置50aは、地上通信部51と、表示部52と、配信制御部53と、を備える。地上装置50aは、図2に示す実施の形態1の地上装置50に、配信制御部53を追加したものである。配信制御部53は、組み合わせの情報を配信する制御を行う。
本実施の形態において、列車10aに搭載される列車情報管理装置20の補正制御部25は、列車10aが規定された頻度で駅60に停車する運用中は列車10aが駅60に停車するごとに駅60の位置情報に基づいて算出部21で算出される列車10aの走行位置である第1の走行位置を補正しつつ、記憶部24に記憶される組み合わせの情報を新規に取得または更新して記憶部24に記憶させ、さらに、車上通信部23を介して、記憶部24に記憶される組み合わせの情報を地上装置50aに送信する制御を行う。また、列車10aに搭載される列車情報管理装置20の補正制御部25は、列車10aが規定された頻度で駅60に停車しない運用中は記憶部24に記憶される組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10aの走行位置である第1の走行位置を補正する。
地上装置50aの地上通信部51は、アンテナ30aおよび基地局40aを介して列車10aの列車情報管理装置20から組み合わせの情報を取得する。配信制御部53は、地上通信部51で取得された組み合わせの情報を、地上通信部51から配信する制御を行う。地上通信部51は、組み合わせの情報を、基地局40bおよびアンテナ30bを介して列車10bに搭載される列車情報管理装置20に配信する。
列車10bに搭載される列車情報管理装置20の補正制御部25は、地上装置50aから、車上通信部23を介して、列車10aで得られた組み合わせの情報を取得して記憶部24に記憶させ、列車10bが規定された頻度で駅60に停車しない運用中は記憶部24に記憶される組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10bの走行位置である第1の走行位置を補正する。
図11は、実施の形態2に係る列車10aに搭載される列車情報管理装置20の動作を示すフローチャートである。ステップS104までの動作は、図5に示す実施の形態1の列車情報管理装置20の動作と同様である。列車10aに搭載される列車情報管理装置20において、車上通信部23は、補正制御部25の制御によって、記憶部24に記憶されている組み合わせの情報を地上装置50aに送信する(ステップS121)。列車10aに搭載される列車情報管理装置20のその後の動作は、図6のフローチャートに示す実施の形態1の列車情報管理装置20の動作と同様である。
図12は、実施の形態2に係る地上装置50aの動作を示すフローチャートである。地上装置50aにおいて、地上通信部51は、列車10aに搭載される列車情報管理装置20から組み合わせの情報を取得する(ステップS211)。地上通信部51は、配信制御部53の制御によって、組み合わせの情報を列車10bに搭載される列車情報管理装置20に配信する(ステップS212)。地上装置50aは、図12に示すフローチャートの動作とは別に、図7のフローチャートに示す実施の形態1の地上装置50と同様の動作を行う。
図13は、実施の形態2に係る列車10bに搭載される列車情報管理装置20の動作を示すフローチャートである。列車10bに搭載される列車情報管理装置20において、車上通信部23は、地上装置50aから、基地局40bおよびアンテナ30bを介して、列車10aで得られた組み合わせの情報を取得する(ステップS131)。補正制御部25は、車上通信部23で取得された組み合わせの情報を記憶部24に記憶させる(ステップS132)。補正制御部25は、列車10bが規定された頻度で駅60に停車しない運用中は組み合わせの情報を用いて算出部21で算出される列車10bの走行位置である第1の走行位置を補正する(ステップS133)。車上通信部23は、補正制御部25の制御によって、補正後の第1の走行位置を地上装置50aに送信する(ステップS134)。
なお、本実施の形態では、地上装置50aが、列車10aに搭載される列車情報管理装置20で得られた組み合わせの情報を列車10bに搭載される列車情報管理装置20に配信する場合について説明したが、地上装置50aが配信対象とする列車情報管理装置20の数は1つに限定されない。地上装置50aは、列車10aに搭載される列車情報管理装置20で得られた組み合わせの情報を、複数の列車10bに搭載される各列車情報管理装置20を対象にして配信することも可能である。また、ある路線を複数の列車10aが走行区間を分割して走行するような運用が行われている場合、地上装置50aの配信制御部53は、複数の列車10aに搭載される各列車情報管理装置20から各走行区間についての組み合わせの情報を取得し、各走行区間についての組み合わせの情報をまとめて、ある路線全体についての組み合わせの情報を生成し、生成したある路線全体についての組み合わせの情報を配信するような制御を行ってもよい。
また、地上装置50aは、図10の例では、列車10bに搭載される各列車情報管理装置20に対して組み合わせの情報を配信する際、列車10aに搭載される列車情報管理装置20から組み合わせの情報を取得したときに使用した基地局40aと異なる基地局40bを使用していたが、これに限定されない。例えば、列車10a,10bの位置が近い場合、地上装置50aは、列車10aに搭載される列車情報管理装置20から組み合わせの情報を取得したときに使用した基地局40aと同じ基地局40aを使用して、列車10bに搭載される各列車情報管理装置20に対して組み合わせの情報を配信してもよい。
地上装置50aのハードウェア構成について説明する。地上装置50aにおいて、地上通信部51は基地局40a,40bと通信が可能な通信機である。表示部52はLCDなどを用いて列車10a,10bの走行位置などを表示するディスプレイである。配信制御部53は処理回路により実現される。処理回路は、プログラムを格納するメモリ、およびメモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車10bに搭載される列車情報管理装置20は、他の列車10aに搭載される列車情報管理装置20から、他の列車10aに搭載される列車情報管理装置20で得られた組み合わせの情報を取得し、列車10bの走行位置の補正に利用することができる。これにより、列車10bに搭載される列車情報管理装置20は、列車10bが貨物列車、特急列車などで運用される場合、列車10bが実際の運用前に走行予定の路線を走行して組み合わせの情報を取得しなくても、各駅停車などで運用される列車10aに搭載される列車情報管理装置20から組み合わせの情報を取得することで、列車10bの走行位置の補正を行うことができる。また、列車10a,10bなどを運行する鉄道会社は、組み合わせの情報を取得する目的で列車10bを走行させる必要がないことから、効率的な列車10a,10bの運行を行うことができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10a,10b 列車、20 列車情報管理装置、21 算出部、22 地上子情報受信部、23 車上通信部、24 記憶部、25 補正制御部、30,30a,30b アンテナ、40,40a,40b 基地局、50,50a 地上装置、51 地上通信部、52 表示部、53 配信制御部、60 駅、61 第一閉塞、62 第二地上子、63 信号機、100,100a 列車情報管理システム。

Claims (14)

  1. 列車の車輪の回転数に基づいて前記列車の第1の走行位置を算出する算出部と、
    地上子からの情報を受信する地上子情報受信部と、
    地上に設置された基地局との間で通信を行い、前記基地局の識別情報を取得する車上通信部と、
    前記列車が規定された前記地上子である特定地上子を通過したときの、通過した前記特定地上子の情報、前記車上通信部が通信を行う前記基地局の識別情報、および前記列車の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する記憶部と、
    前記列車が規定された頻度で駅に停車せず走行距離をリセットできない運用中、前記列車が前記特定地上子を通過したとき、前記組み合わせの情報を用いて、前記第1の走行位置を前記第2の走行位置で補正する補正制御部と、
    を備えることを特徴とする列車情報管理装置。
  2. 前記特定地上子は、前記列車が停車可能な前記駅ごとに設けられる規定された閉塞区間において、前記駅に近い方から数えて規定された個数目の地上子であり、
    前記補正制御部は、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車する運用中は前記列車が前記駅に停車するごとに前記駅の位置情報に基づいて前記第1の走行位置を補正しつつ、前記組み合わせの情報を新規に取得または更新して前記記憶部に記憶させ、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
  3. 前記補正制御部は、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車する運用中はさらに、前記車上通信部を介して、前記組み合わせの情報を前記列車の運行を管理する地上装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の列車情報管理装置。
  4. 前記特定地上子は、前記列車が停車可能な前記駅ごとに設けられる規定された閉塞区間において、前記駅に近い方から数えて規定された個数目の地上子であり、
    前記補正制御部は、前記列車の運行を管理する地上装置から、前記車上通信部を介して、他の列車で得られた前記組み合わせの情報を取得して前記記憶部に記憶させ、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
  5. 前記補正制御部は、前記記憶部に記憶されている前記組み合わせの情報を規定された周期で更新する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の列車情報管理装置。
  6. 前記補正制御部は、前記車上通信部を介して、補正後の前記第1の走行位置の情報を前記列車の運行を管理する地上装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の列車情報管理装置。
  7. 列車の走行位置を算出する列車情報管理装置と、
    前記列車の運行を管理する地上装置と、
    を備え、
    前記列車情報管理装置は、
    前記列車の車輪の回転数に基づいて前記列車の第1の走行位置を算出する算出部と、
    地上子からの情報を受信する地上子情報受信部と、
    地上に設置された基地局との間で通信を行い、前記基地局の識別情報を取得する車上通信部と、
    前記列車が規定された前記地上子である特定地上子を通過したときの、通過した前記特定地上子の情報、前記車上通信部が通信を行う前記基地局の識別情報、および前記列車の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶する記憶部と、
    前記列車が規定された頻度で駅に停車せず走行距離をリセットできない運用中、前記列車が前記特定地上子を通過したとき、前記組み合わせの情報を用いて、前記第1の走行位置を前記第2の走行位置で補正し、前記車上通信部を介して、補正後の前記第1の走行位置を前記地上装置に送信する制御を行う補正制御部と、
    を備え、
    前記地上装置は、
    前記基地局を介して前記列車情報管理装置と通信を行い、補正後の前記第1の走行位置の情報を取得する地上通信部と、
    補正後の前記第1の走行位置を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする列車情報管理システム。
  8. 前記特定地上子は、前記列車が停車可能な前記駅ごとに設けられる規定された閉塞区間において、前記駅に近い方から数えて規定された個数目の地上子であり、
    第1の列車および第2の列車がそれぞれ前記列車情報管理装置を搭載し、
    前記地上装置は、さらに、前記組み合わせの情報を配信する制御を行う配信制御部を備え、
    前記第1の列車に搭載される前記列車情報管理装置の前記補正制御部は、前記第1の列車が規定された頻度で前記駅に停車する運用中は前記第1の列車が前記駅に停車するごとに前記駅の位置情報に基づいて前記第1の走行位置を補正しつつ、前記組み合わせの情報を新規に取得または更新して前記記憶部に記憶させ、さらに、前記車上通信部を介して、前記組み合わせの情報を前記地上装置に送信する制御を行い、前記第1の列車が規定された頻度で駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正し、
    前記地上装置の前記配信制御部は、前記地上通信部で取得された前記第1の列車の前記列車情報管理装置からの前記組み合わせの情報を、前記地上通信部から前記第2の列車に搭載される前記列車情報管理装置に配信する制御を行い、
    前記第2の列車に搭載される前記列車情報管理装置の前記補正制御部は、前記地上装置から、前記車上通信部を介して、前記第1の列車で得られた前記組み合わせの情報を取得して前記記憶部に記憶させ、前記第2の列車が規定された頻度で駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の列車情報管理システム。
  9. 列車情報管理装置の列車情報管理方法であって、
    算出部が、列車の車輪の回転数に基づいて前記列車の第1の走行位置を算出する第1のステップと、
    地上子情報受信部が、地上子からの情報を受信する第2のステップと、
    車上通信部が、地上に設置された基地局との間で通信を行い、前記基地局の識別情報を取得する第3のステップと、
    補正制御部が、前記列車が規定された前記地上子である特定地上子を通過したときの、通過した前記特定地上子の情報、前記車上通信部が通信を行う前記基地局の識別情報、および前記列車の第2の走行位置の情報の組み合わせの情報を記憶部に記憶させ、前記列車が規定された頻度で駅に停車せず走行距離をリセットできない運用中、前記列車が前記特定地上子を通過したとき、前記組み合わせの情報を用いて、前記第1の走行位置を前記第2の走行位置で補正する第4のステップと、
    を含むことを特徴とする列車情報管理方法。
  10. 前記特定地上子は、前記列車が停車可能な前記駅ごとに設けられる規定された閉塞区間において、前記駅に近い方から数えて規定された個数目の地上子であり、
    前記第4のステップにおいて、前記補正制御部は、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車する運用中は前記列車が前記駅に停車するごとに前記駅の位置情報に基づいて前記第1の走行位置を補正しつつ、前記組み合わせの情報を新規に取得または更新して前記記憶部に記憶させ、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の列車情報管理方法。
  11. 前記第4のステップにおいて、前記補正制御部は、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車する運用中はさらに、前記車上通信部を介して、前記組み合わせの情報を前記列車の運行を管理する地上装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10に記載の列車情報管理方法。
  12. 前記特定地上子は、前記列車が停車可能な前記駅ごとに設けられる規定された閉塞区間において、前記駅に近い方から数えて規定された個数目の地上子であり、
    前記第4のステップにおいて、前記補正制御部は、前記列車の運行を管理する地上装置から、前記車上通信部を介して、他の列車で得られた前記組み合わせの情報を取得して前記記憶部に記憶させ、前記列車が規定された頻度で前記駅に停車しない運用中は前記組み合わせの情報を用いて前記第1の走行位置を補正する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の列車情報管理方法。
  13. 前記第4のステップにおいて、前記補正制御部は、前記記憶部に記憶されている前記組み合わせの情報を規定された周期で更新する、
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1つに記載の列車情報管理方法。
  14. 前記第4のステップにおいて、前記補正制御部は、前記車上通信部を介して、補正後の前記第1の走行位置の情報を前記列車の運行を管理する地上装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9から13のいずれか1つに記載の列車情報管理方法。
JP2024510796A 2022-03-29 2022-03-29 列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法 Active JP7479583B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/015468 WO2023187994A1 (ja) 2022-03-29 2022-03-29 列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2023187994A1 JPWO2023187994A1 (ja) 2023-10-05
JPWO2023187994A5 JPWO2023187994A5 (ja) 2024-04-16
JP7479583B2 true JP7479583B2 (ja) 2024-05-08

Family

ID=88200053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024510796A Active JP7479583B2 (ja) 2022-03-29 2022-03-29 列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7479583B2 (ja)
WO (1) WO2023187994A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003306146A (ja) 2002-04-11 2003-10-28 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車制御システム、及び、列車制御方法
WO2018109830A1 (ja) 2016-12-13 2018-06-21 三菱電機株式会社 列車制御システム、地上制御装置および車上制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003306146A (ja) 2002-04-11 2003-10-28 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車制御システム、及び、列車制御方法
WO2018109830A1 (ja) 2016-12-13 2018-06-21 三菱電機株式会社 列車制御システム、地上制御装置および車上制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2023187994A1 (ja) 2023-10-05
WO2023187994A1 (ja) 2023-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107709136B (zh) 用于为轨道车辆确定行驶授权的方法和装置
CN111629950B (zh) 无线列车管理系统
JP6223608B2 (ja) 列車情報管理装置および列車情報管理方法
AU2019203608B2 (en) Train-service management device, system, and method
KR101661883B1 (ko) 교통수단의 도착시간 예측 방법 및 장치
CN110779546B (zh) 一种列车定位误差的校正方法和装置
JP4945286B2 (ja) 列車位置検知装置
US20190315382A1 (en) Train control system, ground control apparatus, and on-board control apparatus
US20190389498A1 (en) Method and system for vehicle data communication
CN104240529A (zh) 一种预测公交到站时间的方法及系统
CN109377758B (zh) 一种行驶时间预估方法及系统
US20190351919A1 (en) Course control device, wireless train control system, on-board device, course control method, and recording medium
JP6393766B2 (ja) 列車運行予測システム、列車運行予測方法、運転時分算出装置、および運転時分算出方法
JP7479583B2 (ja) 列車情報管理装置、列車情報管理システムおよび列車情報管理方法
US20200130716A1 (en) Wireless Train Management System
US8260480B2 (en) Automatic creation, maintenance and monitoring of a guideway database
JP5799460B2 (ja) 車上装置及び列車進行制御システム
US11318970B2 (en) Vehicle control system
US9049561B2 (en) System and method for distributing track information in a consist
JP6284723B2 (ja) 列車位置の補正方法
CN110654427B (zh) 列车运行通信控制方法、装置及车载设备
US20160133061A1 (en) Anomaly Detection For Road User Charging Systems
US20210019852A1 (en) Vehicle hours of service accommodation for availability and fulfillment planning
JP7462479B2 (ja) 車輪径算出システム、車輪径算出方法、情報処理装置、及びプログラム
CN110901688A (zh) 将物理分离无线传感器的报警数据链接到行驶列车的系统

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240227

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20240227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7479583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150