JP7478946B2 - 無機繊維断熱ブロック複合体および無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法 - Google Patents

無機繊維断熱ブロック複合体および無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、無機繊維断熱ブロック複合体および無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法に関する。
従来、加熱炉などの炉殻鉄皮の内面に耐熱層を形成するには、キャスタブルと呼ばれる耐熱コンクリートが使用されていた。近年、耐熱層の施工性、形成した耐熱層の強度の点から、キャスタブルに替えて、耐火性および断熱性を有する無機繊維からなる断熱材を内張することが行われている。
無機繊維からなる断熱材によって断熱層を形成する方法としては、無機繊維のマットを炉壁(鉄皮面)に平行に積層し、炉壁に直角に設けたスタッドによって固定するペーパーライニング法、無機繊維のマットを炉壁に直角に積層し、炉壁に直角に固定された固定金具及びこの固定金具に固定されマットを炉壁に平行に貫通するロンドによって固定するスタックライニング法、無機繊維のマットをブロック化しその一つの面に断熱ブロック固定用取付金具(以下、「ブロック固定金具」という場合がある。)を取付けてなる断熱ブロック(例えば、特許文献1)を、炉壁に直角に設けたスタッドにブロック固定金具を介して取り付けるモジュール法等がある。これらの内、モジュール法が、施工が容易で且つ断熱材の炉壁への取付強度が高い等の利点があり、好適である。
加熱炉の排気口、出入り口(特に出口)では、高温の気流が生じており、炉壁への熱衝撃が大きい。特に、加熱炉の排気口、出入り口(特に出口)における炉の角部(出隅部、入隅部)は、このような大きな熱衝撃に曝されるので、断熱材により保護する必要がある。上記のモジュール法により、加熱炉の角部(出隅部)を保護する目的で、L字型の断熱ブロックが特許文献2に記載されている。
特開2011-226771 特開昭63-113292
上記のように、加熱炉の角部を覆う断熱材は大きな熱衝撃にさらされるので、他の部位の断熱材に比較すると更新頻度が高くなる。しかしながら、特許文献2のL字型断熱ブロックを用いた場合、炉壁に接する二つの面のそれぞれに設けたブロック固定金具と炉壁に立設されたスタッドとを接続する作業が構造的に難しく、設置が容易ではなかった。
また、特許文献2のL字型断熱ブロックは、L字の角度が固定されており、炉の角部が90度以外の場合に、柔軟に対応できないとう問題があった。
以上より、本発明は、加熱炉の角部に設置する際の施工性が良好であり、加熱炉の角部が90度以外の場合であっても、該角部に施工することが可能である、断熱ブロックを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の事項を見出した。
・複数の断熱ブロックを備え、これら断熱ブロック同士を接続部を介して回動自在とすることにより、種々の角度の炉壁に施工可能となる。
・各断熱ブロックから突出したマット片を組み合わせて、マット片同士の摩擦力により、接続部を構成することができる。
・接続部が回動自在となれば、さらに、炉壁への施工性が向上する。
以上の事項を元に、本発明者は以下の発明を完成させた。
第1の本発明は、積層された無機繊維集合体のマットを備えてなる断熱ブロックを複数備え、前記断熱ブロック同士が接続部を介して回動自在に接続されている、無機繊維断熱ブロック複合体であって、前記断熱ブロックが該ブロックから突出したマット片を備え、前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックの前記マット片を互いに組み合わせることにより回動自在な接続部とされている、無機繊維断熱ブロック複合体である。
第1の本発明において、前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックのマット片同士の摩擦力により、前記断熱ブロック同士が回動自在に接続されていることが好ましい。
第1の本発明において、前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックのマット片を、それぞれ交互に積層することで構成されていることが好ましい。
第1の本発明は、前記断熱ブロックを二つ備え、該断熱ブロックがなす角度を任意に変えることができることが好ましい。
第1の本発明において、前記積層された無機繊維集合体は、積層方向に圧縮されていることが好ましい。なお、ここでの「積層方向」とは、図8(b)のX方向を意味する。
第1の本発明において、前記複数の断熱ブロックのそれぞれが、1つ以上のブロック固定金具を備えていることが好ましい。
第1の本発明において、前記接続部が、耐火ロープにより、回動自在に固定されていることが好ましい。
第1の本発明における前記断熱ブロックにおいて、前記無機繊維集合体のマットがつづら折りで積層されていることが好ましい。「つづら折り」とは、図7(b)に示すように折りたたんだ形態を意味する。
第1の本発明において、前記無機繊維集合体のマットの積層方向端面に抑え板を備え、該抑え板が前記接続部に対応する位置にスリットを備えることで回動自在とされていることが好ましい。「無機繊維集合体のマットの積層方向端面」とは、図8(b)のX方向の無機繊維断熱ブロック複合体の端面を意味する。
第2の本発明は、第1の本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を、加熱炉の炉壁に沿うように前記接続部がなす角度を設定して炉壁に設置する工程を備える、無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法である。
第2の本発明において、前記無機繊維断熱ブロック複合体のなす角度を、前記加熱炉の炉壁の角度よりも広く設定した上で、前記無機繊維断熱ブロック複合体の一方の断熱ブロックを前記炉壁に設置し、その後、前記無機繊維断熱ブロック複合体のなす角度を前記加熱炉の炉壁の角度に近づけて他方の断熱ブロックを前記炉壁に設置することが好ましい。
本発明の無機繊維断熱ブロック複合体によれば、加熱炉の角部に設置する際の施工性が良好であり、加熱炉の角部が90度以外の場合であっても、該角部に施工することが可能である。また、複雑な形状の炉壁に対しても施工することが可能である。
図1(a)は、二つの断熱ブロックを有する無機繊維断熱ブロック複合体の模式図である。図1(b)は、三つの断熱ブロックを有する無機繊維断熱ブロック複合体の模式図である。 図2(a)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を炉壁の出隅部に施工する様子を示す概念図である。図2(b)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を炉壁の入隅部に施工する様子を示す概念図である。 図3は、断熱ブロックの模式図(斜視図)である。 図4は、無機繊維断熱ブロック複合体の模式図(斜視図)である。 図5(a)~(c)は、各断熱ブロックが有するマット片の組み合わせ例である。 図6(a)~(c)は、各断熱ブロックが有するマット片の組み合わせ例である。 図7(a)~(c)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体の製造方法の一例を示す概念図である。 図8(a)および(b)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体の製造方法の一例を示す概念図である。 図9(a)~(c)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を炉壁(略直角)へ施工する様子を示す概念図である。 図10(a)~(c)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を炉壁(直角よりも大きい角度)へ施工する様子を示す概念図である。 図11(a)~(c)は、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体を炉壁(複雑形状)へ施工する様子を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態の一例としての無機繊維断熱ブロック複合体について説明する。ただし、本発明の範囲が以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
なお、数値範囲を示す「a~b」の記述は、特にことわらない限り「a以上b以下」を意味すると共に、「好ましくはaより大きい」及び「好ましくはbより小さい」の意を包含するものである。
また、本明細書における数値範囲の上限値及び下限値は、本発明が特定する数値範囲内から僅かに外れる場合であっても、当該数値範囲内と同様の作用効果を備えている限り本発明の均等範囲に包含するものとする。
<無機繊維断熱ブロック複合体>
本発明の無機繊維断熱ブロック複合体は、積層された無機繊維集合体のマットを備えてなる断熱ブロックを複数備え、前記断熱ブロック同士が接続部を介して回動自在に接続されている、無機繊維断熱ブロック複合体である。
図1に、無機繊維断熱ブロック複合体の模式図を示す。無機繊維断熱ブロック複合体100は、断熱ブロック10を複数備えている。例えば、図1(a)に示すように、断熱ブロック(10a、10b)を二つ備えていてもよいし、または、図1(b)に示すように断熱ブロック(10a、10b、10c)を三つ備えていてもよいし、あるいは、それ以上の断熱ブロックを備えていても構わない。各断熱ブロック同士は、接続部20を介して回動自在に接続されている。図1では、無機繊維断熱ブロック複合体100A、100Bは、側面に後に説明する抑え板を備え、圧縮状態を保持するバンドを備えている。
図1(a)のように、二つの断熱ブロック10a、10bを備え、各断熱ブロック同士が回動自在に接続されているので、各断熱ブロック同士がなす角度を任意に調整することが可能となる。これにより、加熱炉の炉壁の角部の角度に応じて、無機繊維断熱ブロック複合体100の角度を調整することが可能ととなり、炉壁角部の角度に沿って断熱ブロックを設置することが可能となる。
なお、従来のL字の断熱ブロックでは、L字の角度および形状が固定されているため、断熱ブロックのブロック固定金具36に対応する位置の炉壁に、正確にスタッドを取り付けておく必要があった。しかし、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体では、断熱ブロック同士のなす角度を変更可能な他、それぞれの位置関係を多少調整可能であるので、炉壁のスタッドの位置が多少ずれていても取り付け可能であるという付加的効果を有する。
また、図1(b)に示すように、三つ以上の断熱ブロック10a、10b、10cを備える場合は、炉壁がより複雑な形状を有する場合であっても、その形状に沿って断熱材を設置することが可能となる。
また、図2に示すように、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100は、ブロック固定金具36を取り付ける位置を変更させることにより、炉壁の出隅部500aであっても、炉壁の入隅部500bであっても、いずれにも設置することが可能である。加熱炉の入口や出口部は熱衝撃が高く耐火材が劣化しやすいため、特に炉の入り口や出口の出隅部500aに適用することが、本願発明の効果をより発揮させる点から好ましい。また出隅部は耐火材自身の重量を支えることができず崩落のおそれがあるため、出隅部500aに適用することが、本願発明の効果をより発揮させる点から好ましい。
(断熱ブロック10)
断熱ブロック10は、積層された無機繊維集合体のマットを備えている。断熱ブロック10の一実施形態を図3に示す。
・無機繊維集合体のマット
上記断熱ブロック10を構成する無機繊維集合体のマットを形成する無機繊維は、特に制限されないが、例えば、シリカ、アルミナ/シリカ、これらを含むジルコニア、スピネル、チタニア及びカルシアの単独、または複合繊維が挙げられる。中でも、特に好ましいのは、耐熱性、繊維強度(靱性)、安全性の点で、アルミナ/シリカ系繊維、特に多結晶質アルミナ/シリカ系繊維である。特に、アルミナ比が70~80質量%でシリカ比が30~20質量%のアルミナ/シリカ繊維が好ましい。
無機繊維集合体のマットとしては、実質的に繊維径3μm以下を含まない無機繊維の集合体にニードリング処理が施されたマット(ニードルブランケット)が好ましい。このようなニードルブランケットを用いることにより、耐熱性や耐久性を高めることができる。
無機繊維集合体の嵩密度は特に限定されないが、形成される断熱ブロック10の耐熱性および強度の点から、85kg/m~150kg/mが好ましく、90kg/m~140kg/mがさらに好ましい。
無機繊維集合体のマットの厚みは適宜選択されるが、施工性や強度の点から10~30mmが好ましく、12.5~27mmがより好ましい。厚みが薄くなりすぎると、施工に手間がかかり、厚みが厚すぎると折りたたんだ時に、構造体を維持しづらいという問題点がある。
無機繊維集合体のマットのサイズは、マット片を備える断熱ブロックを形成できる限り特に限定されない。炉壁の施工場所に応じて、適宜好適な大きさに切り出して対応可能である。
・マットの積層方法
断熱ブロック10における無機繊維集合体のマットの積層方法は、特に制限されない。図5、図6に示すように、形成される断熱ブロック10の大きさを備えた無機繊維集合体の板状マットを複数積層したものであってもよいし、あるいは、図3に示すように長尺のマットを九十九折りしたものであってもよい。中でも、固定部付きロッド32(以下、「固定ロッド」と省略する場合がある。)を使用してブロック固定金具36を固定できるため、取付金具とブロックをより強固に取り付けられることができ、ブロックの耐久性があがるため、長尺のマットを九十九折りしたものであることが好ましい。断熱ブロック10の嵩密度に関して特に制限はないが、96kg/m~160kg/mが好ましく、100kg/m~140kg/mが好ましい。断熱ブロック10に使用する無機繊維集合体は、圧縮されていてもよい。
断熱ブロック10は、アルミナロープなどで縫製して、圧縮したり、構造を保持したりすることができる。また、無機繊維集合体のマットを積層し、圧縮面の両側をべニア板や金属板で抑えて圧縮し、バンドなどで固定することで、断熱ブロック10の嵩密度を高めることもできる。そうすることで施工後にバンドを切断することによって、圧縮を開放し、断熱ブロック同士を密着させて、炉壁に固定することができる。
断熱ブロック10の炉壁に接する面には、ブロック固定金具36を取り付けることができる。該ブロック固定金具36と、炉壁に立設したスタッドとを接続することにより(例えば、炉壁に固定されたスタッドをブロック固定金具36に設けた孔に挿入し、ブロック固定金具36裏面の断熱ブロック側からナットで固定することにより)、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体は、炉壁に設置される。
・マット片
断熱ブロックは、断熱ブロックから突出したマット片12(図3において、紙面右側のマット片のみ参照符号を付し、他は省略している。)を備えている。断熱ブロック10は、ブロック本体14からマット片12が突出した構造を有しており、各断熱ブロック10は、少なくとも一つのマット片12を備えている。また、断熱ブロック同士の接続部の安定性および強度の点から、接続部を構成する少なくとも一方の断熱ブロック10は、二つ以上のマット片12を備えていることが好ましく、さらに、接続部を構成する両方の断熱ブロックのいずれもが、二つ以上のマット片12を備えていることが好ましい。
また、各断熱ブロック10が備えるマット片12の数は、断熱ブロックにおける積層されたマットの積層数(図3では積層数は12、図5(a)~(c)および図6(a)および(b)では積層数は6、図6(c)では積層数は9)よりも多くても少なくても構わないが、好ましくは、積層数の半分である。また、マット片とは、独立したマット片12のことをいい、複数のマット片が一体となったものは一つのマット片と捉える。つまり、図5(a)の断熱ブロック10a、10bのマット片の数は、ぞれぞれ3であり、図5(b)の断熱ブロック10aのマット片の数は2であり、断熱ブロック10bのマット片の数は1であり、図5(c)の断熱ブロック10aのマット片の数は2であり、断熱ブロック10bのマット片の数は1であり、図6(a)の断熱ブロック10aのマット片の数は3であり、断熱ブロック10bのマット片の数は2であり、図6(b)の断熱ブロック10a、10bのマット片の数は1であり、図6(c)の断熱ブロック10aのマット片の数は5であり、断熱ブロック10bのマット片の数は2であり、断熱ブロック10cのマット片の数は2である。
また、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100は、上記したマット片およびマット本体からなる断熱ブロック10として、異なるサイズの断熱ブロック10を組み合わせて備えていてもよい。
(接続部20)
各断熱ブロック10が有するマット片12を組み合わせることにより、接続部20が形成される。図4に接続部20に着目した断熱ブロック10の模式図(斜視図)を示す。図4に示した形態では、断熱ブロック10a、10bが有する複数のマット片12が互い違いに組み合わされて、接続部20が形成されているが、マット片12および接続部20の形態は、これに限定されず、種々の形態とすることができる。
図5(a)~(c)および図6(a)および(b)に、種々のマット片12を有する断熱ブロック10a、10bの組み合わせの実施形態の一例を示した。各組の断熱ブロック10a、10bのマット片12を組み合わせることにより、接続部20が形成され、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100とすることができる。
また、三つ以上の断熱ブロック10を組み合わせて、無機繊維断熱ブロック複合体100を形成してもよく、図1(b)に示すように、各断熱ブロック10a、10b、10cを直列に接続して断熱ブロック複合体100Bとしてもよいし、図6(c)に示すように、一方の断熱ブロックを二つ並列に並べて(10b、10c)接続し、断熱ブロック複合体としてもよい。図1(b)の形態の断熱ブロック複合体100Bの場合は、炉壁の出隅部が多角形状の場合であっても、それに沿って、断熱材を設置することが可能となる。また、図6(c)の形態の断熱ブロック複合体の場合は、炉壁の出隅部の角度が変化している場合であっても、それに沿って断熱材を設置することが可能となる。
上記したように、各断熱ブロック10a、10bは、少なくとも一つのマット片12を備えており、好ましくは、接続部20を構成する少なくとも一方の断熱ブロック10は、二つ以上のマット片12を備えており、さらに好ましくは、接続部20を構成する両方の断熱ブロック10のいずれもが、二つ以上のマット片12を備えている点からすると、図4、図5(a)、(b)、(c)、および、図6(a)、(c)の形態が好ましく、図4、図5(a)、図6(a)、および、図6(c)の形態がより好ましい。
断熱ブロック10は、上記した接続部20において回動自在となっている。回動自在とは、断熱ブロック10同士のなす角度が、接続部20において任意の角度に調整可能であることを意味する。接続部20では、マット片12同士が交互に組み合わされており、マット片12同士の摩擦力により相互に固定されている。該摩擦力を超える力を付与することにより、断熱ブロック同士のなす角度を変更すること、つまり、接続部を回動させることができる。
なお、図6(b)の形態では、マット片12が相互に触れているのみで、このままでは接続部20を形成し得ないが、後に説明するように、接続部20では、各マット片12を貫くように、アルミナロープなどの耐熱性ロープを貫通させて回動可能に固定することができる。これにより、図6(b)の形態であっても、接続部20において回動自在とすることができる。
また、接続部20において、各マット片12の大きさ、形状は特に限定されず、図示したように矩形のマット片であってもよいし、角部が面取りされていてもよく、接続部において、マット片同士が摩擦力により固定され、接続部において回動自在とされていれば、マット片の形状は限定されない。また、マット片12同士を組み合わせた際に、接続部に隙間ができてもよいし、また、逆に、マット片12が一部はみ出していても構わない。
<無機繊維断熱ブロック複合体の製造方法>
上記した無機繊維断熱ブロック複合体の製造方法は、本発明の効果を奏する無機繊維断熱ブロック複合体を製造できるのでれば特に限定されないが、以下に、製造方法の一例を示す。図7に沿って、製造手順について説明する。
まず、無機繊維集合体のマットを図7(a)の形状に二枚切り出す。図7(b)に示すように、交互に折り畳み積層させて、図7(c)に示すパーツを二つ作製する。この二つのパーツのマット片を交互に組み合わせて、図8(a)に示すL字のブロックを形成する。また、図7(b)に示すように、L字ブロックの内側に刃が出るように、無機繊維集合体のマットの折り目の内側に、固定ロッド32を取り付ける。固定ロッド32は、ブロック固定金具36とブロック10とを固定する機能を有しており、図示したように、無機繊維集合体のマットの折り畳み部に挿入され、固定ロッド32の刃がマットを突き抜けて、L字ブロックの内側に突出し、後に説明するように、この刃がブロック固定金具36に固定される。また、固定ロッド32は、無機繊維集合体のマットに挿入されており、かつ、炉壁に設置した際に、炉壁側に位置しているので、熱による損傷を抑えることができる。
固定ロッド32の個数は、ブロック固定金具36を取り付けられるのであれば特に限定されないが、接合強度の点から、4個以上とすることが好ましい。固定ロッド32の材質は、炉内で使用した際に耐熱性を発揮できれば特に限定されないが、例えば、SUS310S、SUS304を挙げることができる。固定ロッド32の形状は、ブロック10とブロック固定金具36とを固定できるのでれば特に限定されないが、例えば、図示したような丸棒に三角形状の刃が溶接された形状を挙げることができる。
なお、無機繊維集合体のマットを九十九折りにした断熱ブロックではなく、図5に示したように、板状の無機繊維集合体のマット積層した断熱ブロックの場合は、固定ロッド32を使用してブロック固定金具36と断熱ブロック10とを固定することができない。この場合は、積層したマットを貫くように支持金具が溶接された横串を貫通させる。耐久性の観点からすと、上記の固定ロッド32を用いてブロック固定金具36と断熱ブロック10とを固定する方が好ましい。
また、図7(b)に示すように、ガイドパイプ34を無機繊維集合体のマットの折り目の内側に取り付ける。ガイドパイプ34の孔は、ブロック固定金具36の孔に対応しており、炉壁のスタッドとブロック10に固定したブロック固定金具36とを接合させるために、ナット締めを炉内側から行うためのガイドの役割を担う。各ブロック10におけるガイドパイプ34の数は、各ブロック10に対応するスタッドの数と対応している。なお、ガイドパイプ34は、ナット締めが行われた後は、その機能が果たされたので除去することが好ましい。
ガイドパイプ34の材質は特に限定されず、金属、段ボール、プラスチックの筒が使用可能である。内径は、スタッドの径やボルトの大きさによるが、10~30mmとすることが好ましい。また、ナットは、SUS310S、SUS304等の耐熱ステンレス製のナットを使用することが好ましい。
一般的に、炉壁に設置した無機繊維集合体のマットは、それ自体の反発力により、炉壁に固定されるが、ブロック固定金具36は、このマットの反発力に加えて、ブロック10を強固に炉壁に固定するために使用される。具体的には、上記したように、ブロック固定金具36は、固定ロッド32を介して、ブロック10の炉壁に設置される側に取り付けられる。なお、ブロック10(および断熱ブロック複合体100)は、該ブロックに固定したブロック固定金具36を介して、炉壁に立設されたスタッドに取り付けられる。そして、炉内側からスタッドにブロック固定金具36を介してナットで固定することで、炉壁に設置される。ブロック固定金具36は、炉壁(鉄皮)に取り付けられるため、熱による損傷を抑えることができる材質で構成されることが好ましく、例えば、SUS310S、SUS304などの耐熱性ステンレスにより構成することが好ましい。
その後、図8(b)に示すように、L字のブロックの側面を同様のサイズの抑え板39で抑え、該抑え板39を介して、圧縮梱包機等により図示X方向に所定の厚みまで圧縮して、バンド38により固定する。バンド38は、断熱ブロック10を所定の寸法に圧縮し固定するために使用される。バンド38の材質は、この機能を奏するのであれば特に限定されないが、例えば、PPバンド、PEバンド、鉄帯等を使用することができる。
抑え板39は、断熱ブロック複合体100の側面に取り付られる。バンド38でブロックを圧縮するときに、ブロックを保護する役割を有する。断熱ブロック複合体100を炉壁に施工した後、バンド38を切断後、抑え板39も取り除かれる。抑え板39の材質は、特に限定されず、ベニヤ板、木板、鉄板、プラスチック板、段ボール等、適宜選択することができる。抑え板39の形状は特に限定されず、L字としてもよいし、台形を組み合わせてL字としてもよいが、断熱ブロック複合体100の接続部20に対応する抑え板の位置には、切れ目(スリット)37が設けられており、断熱ブロック複合体100が回動可能に構成されている。抑え板39の大きさは、特に指定されないが、断熱ブロック複合体100の大きさよりも少し大きいことが好ましい。
その後、ブロックから突出している固定ロッド32の刃に、ブロック固定金具36を取り付ける。例えば、ブロック固定金具36に設けたスリットに、固定ロッド32の刃を通して、該刃を折り曲げて溶接やビスで止めることによりブロック固定金具36を固定ロッド32に固定することができる。さらに、断熱ブロック複合体100の接続部20を、積層した無機繊維集合体のマットを貫くように、ロープを用いて縫製することが好ましい。ロープの材質は、特に限定されないが、例えば、アルミナロープ、セラミックロープ、麻等、適宜選択可能である。中でも、アルミナロープが好ましい。ロープで縫製する位置は、接続部20の中心付近、つまり、縫製しても断熱ブロック10が回動できる位置において、一か所以上縫製することが好ましい。
<無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法>
本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100の施工方法は、加熱炉の炉壁70に沿うように、無機繊維断熱ブロック複合体の接続部20がなす角度を設定して、該断熱ブロック複合体100を炉壁70に設置する工程を備える。
また、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を、加熱炉の炉壁70の角度よりも広く設定した上で、無機繊維断熱ブロック複合体100の一方の断熱ブロックを炉壁に設置し、その後、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を加熱炉の炉壁70の角度に近づけて他方の断熱ブロックを炉壁に設置する構成を備えることが好ましい。該施工方法の好ましい形態について、図9~11に示す。
図9は、炉壁70が略直角の出隅角に無機繊維断熱ブロック複合体100を施工する場合の、工程を示す概念図である。炉壁70の各面には、各面から立設するようにスタッド72が設けられている。まず、図9(a)では、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を、炉壁70の角度よりも広く設定する。無機繊維断熱ブロック複合体100は、断熱ブロック10a、10bが接続部20を介して回動自在となっている。よって、接続部におけるマット片同士の摩擦力に抗した力を付与することにより、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を広くすることができる。
その後、図9(b)に示すように、無機繊維断熱ブロック複合体100の一方の断熱ブロック10aを炉壁70に設置する。この時、炉壁に立設されたスタッド72を、断熱ブロック10aに固定したブロック固定金具36に接続する。具体的には、スタッド72をブロック固定金具36に設けた孔に挿入し、断熱ブロック10aの炉内側からナットにより締めることにより、接続される。
接続部において回動させることができない従来の断熱ブロックを施工する場合、なす角度を調整することができないので、L字の一方の断熱ブロックを固定する際に他方の断熱ブロックがスタッド32にぶつかってしまい、設置することが難しい。本願発明の無機繊維断熱ブロック複合体100では、このような問題を解消することができる。
その後、図9(c)に示すように、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を加熱炉の炉壁70の角度に近づけて、他方の断熱ブロック10bを炉壁70に設置する。この際も、炉壁に立設されたスタッド72が、断熱ブロック10bに固定したブロック固定金具36に接続される。なお、この際に、施工者が、スタッド72の位置と、断熱ブロック10bのブロック固定金具36の孔の位置の双方を確認しながら、これらを接続させることが可能であるので、従来の回動させることができないL字断熱ブロックに比べて、施工性が向上している。
図10は、炉壁70が直角ではない出隅角(直角よりも大きい角度を有する場合)に無機繊維断熱ブロック複合体100を施工する場合の、工程を示す概念図である。設置する手順としては、上記図9の場合と同様であり、まず、炉壁70の角度よりも広い角度に、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を設定し(図10(a))、その後、一方の断熱ブロック10aを炉壁70に設置し(図10(b))、その後、無機繊維断熱ブロック複合体100のなす角度を炉壁70の角度に近づけて、他方の断熱ブロック10bを炉壁70に設置する(図10(c))。このように、本願発明の無機繊維断熱ブロック複合体100は、接続部20のなす角度を任意に調整することができるので、炉壁70の出隅部あるいは入隅部が直角ではない場合においても、該角部を覆うように断熱ブロックを施工することができる。
図11は、炉壁70が複雑な形状の出隅部を有する形態において、無機繊維断熱ブロック複合体100を施工する場合の、工程を示す概念図である。まず、炉壁70の角度よりも広い角度に、無機繊維断熱ブロック複合体100の接続部20ab、20bcのなす角度を設定する(図11(a))。その後、一方の断熱ブロック10bを炉壁70に設置する(図11(b))。ここで、「一方の断熱ブロック」とは、複数の断熱ブロック10のうち、いずれか一つの断熱ブロックを指す。
その後、無機繊維断熱ブロック複合体100の接続部20ab、20bcのそれぞれのなす角度を炉壁70の角度に近づけて、他方の断熱ブロック10a、10bを炉壁70に設置する(図11(c))。ここで、「他方の断熱ブロック」とは、複数の断熱ブロック10のうち、上記一方の断熱ブロック以外の断熱ブロックを指す。このように、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100は、炉壁70が複雑な形状を有する場合であっても、該形状に沿って、隙間なく断熱材を設置することが可能である。
以上のように、無機繊維断熱ブロック複合体100を炉壁に設置した後は、各断熱ブロックを固定しているバンド38を切断し、圧縮を開放する。これにより、無機繊維集合体のマットの反発力により、断熱ブロックが炉壁に固定される。そして、各断熱ブロックの間の抑え板39およびガイドパイプ34を引き抜き、無機繊維断熱ブロック複合体100の施工が完了する。
以下、本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100の製造例を示す。なお、該製造例は本発明の一実施形態を示すに過ぎない。
(1) MAFTEC MLS 8pcf(128kg/m)厚さ25mm×長さ3600mmのブランケットを図7(a)のように2枚切出す。サイズは、a:3600mm、b600mm、c~e:300mmである。
(2)上記ブランケットを300mmで交互に折り畳み積層させ、図7(c)のようなパーツを2つ製作する。
(3)2つのパーツの隙間部分を交互に組み合わせて、図8(a)のようなL字のブロックにする。
(4)図7(b)に示すように、L字ブロックの内側面に刃がでるように、それぞれの内面に、固定ロッド32を4本取り付ける。また、長さ300mm内径Φ20mm、外径Φ30mmの紙製のガイドパイプをそれぞれの面に一つずつ取り付ける。
(5)図8(b)に示すように、L型ブロックの側面と同じサイズの6mm厚のベニヤ板39で両側面を抑える。断熱ブロック複合体100の接続部20に対応するベニヤ板の位置には、切れ目(スリット)37が設けられており、断熱ブロック複合体100が回動可能なようになっている。そして、圧縮梱包機で所定の厚みまで圧縮しPPバンド38で固定する。ブロック固定金具36をL型ブロックの固定ロッド32の刃に取り付ける。固定ロッド32の刃を折り曲げ、固定ロッド32の刃とブロック固定金具36とを溶接して固定する。図示の形態では、4本の固定ロッド32がそれぞれ二枚の刃を備えており、該二枚の刃をブロック固定金具36のスリットに通した後に、左右に折り広げ、その後所定箇所に溶接が施されている。
(6)2つのブロックが重ね合わさっている箇所(接続部)を、アルミナ長繊維ロープで1か所縫製する。
本発明の無機繊維断熱ブロック複合体100は、炉の角部に設置する際の施工性が良好であり、炉の角部が90度以外の場合にも施工することが可能であり、複数の角部を有する複雑な形状の炉壁にも施工することが可能である。
100:無機繊維断熱ブロック複合体
10:断熱ブロック
20:接続部
32:固定ロッド
34:ガイドパイプ
36:ブロック固定金具
37:スリット
38:バンド
39:抑え板
70:炉壁
72:スタッド

Claims (11)

  1. 積層された無機繊維集合体のマットを備えてなる断熱ブロックを複数備え、前記断熱ブロック同士が接続部を介して回動自在に接続されている、無機繊維断熱ブロック複合体であって、
    前記断熱ブロックが該ブロックから突出したマット片を備え、
    前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックの前記マット片を互いに組み合わせることにより回動自在な接続部とされている、
    無機繊維断熱ブロック複合体。
  2. 前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックのマット片同士の摩擦力により、前記断熱ブロック同士が回動自在に接続されている、請求項1に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  3. 前記接続部が、隣接する前記断熱ブロックのマット片を、それぞれ交互に積層することで構成されている、請求項1または2に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  4. 前記断熱ブロックを二つ備え、該断熱ブロックがなす角度を任意に変えることができる、請求項1~3のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  5. 前記積層された無機繊維集合体は、積層方向に圧縮されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  6. 前記複数の断熱ブロックのそれぞれが、1つ以上のブロック固定金具を備えている、請求項1~5のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  7. 前記接続部が、耐火ロープにより、回動自在に固定されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  8. 前記断熱ブロックにおいて、前記無機繊維集合体のマットがつづら折りで積層されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  9. 前記無機繊維集合体のマットの積層方向端面に抑え板を備え、該抑え板が前記接続部に対応する位置にスリットを備えることで前期無機繊維断熱ブロック複合体が回動自在とされている、請求項1~8のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の無機繊維断熱ブロック複合体を、加熱炉の炉壁に沿うように前記接続部がなす角度を設定して炉壁に設置する工程を備える、無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法。
  11. 前記無機繊維断熱ブロック複合体のなす角度を、前記加熱炉の炉壁の角度よりも広く設定した上で、前記無機繊維断熱ブロック複合体の一方の断熱ブロックを前記炉壁に設置し、その後、前記無機繊維断熱ブロック複合体のなす角度を前記加熱炉の炉壁の角度に近づけて他方の断熱ブロックを前記炉壁に設置する、請求10に記載の無機繊維断熱ブロック複合体の施工方法。
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