JP7477548B2 - 止血クリップ - Google Patents

止血クリップ Download PDF

Info

Publication number
JP7477548B2
JP7477548B2 JP2022031384A JP2022031384A JP7477548B2 JP 7477548 B2 JP7477548 B2 JP 7477548B2 JP 2022031384 A JP2022031384 A JP 2022031384A JP 2022031384 A JP2022031384 A JP 2022031384A JP 7477548 B2 JP7477548 B2 JP 7477548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal
clip
proximal
longitudinal slot
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022031384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022066329A5 (ja
JP2022066329A (ja
Inventor
ビラロボス、ゴンサロ ホセ サエンス
マケビリー、ケビン
アコスタ、アレハンドロ ブレネス
ベレンソン、ラファエル
サラス、ビビアナ アルタビア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boston Scientific Scimed Inc
Original Assignee
Boston Scientific Scimed Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boston Scientific Scimed Inc filed Critical Boston Scientific Scimed Inc
Publication of JP2022066329A publication Critical patent/JP2022066329A/ja
Publication of JP2022066329A5 publication Critical patent/JP2022066329A5/ja
Priority to JP2024067385A priority Critical patent/JP2024083610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7477548B2 publication Critical patent/JP7477548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/122Clamps or clips, e.g. for the umbilical cord
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/122Clamps or clips, e.g. for the umbilical cord
    • A61B17/1227Spring clips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/08Wound clamps or clips, i.e. not or only partly penetrating the tissue ; Devices for bringing together the edges of a wound
    • A61B17/083Clips, e.g. resilient
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/128Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord for applying or removing clamps or clips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/128Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord for applying or removing clamps or clips
    • A61B17/1285Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord for applying or removing clamps or clips for minimally invasive surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/10Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for applying or removing wound clamps, e.g. containing only one clamp or staple; Wound clamp magazines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00743Type of operation; Specification of treatment sites
    • A61B2017/00818Treatment of the gastro-intestinal system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B2017/12004Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord for haemostasis, for prevention of bleeding

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は、圧縮クリップに関し、より詳細には、内視鏡内を貫通して標的部位に搬送されて、胃腸管に沿って位置する血管の止血を行う圧縮クリップに関する。
食道、胃、胆管、十二指腸、結腸、及び関連する解剖学的構造などの胃腸(GI)系の疾患は、内視鏡を用いた処置によって治療されることがしばしばあり、多くの場合には、積極的及び/又は予防的な止血を行って内部出血を制御する必要がある。内視鏡を介して止血クリップを配備するカテーテルベースの低侵襲性装置を用いて、傷口または切開の端をまとめて挟持することにより内部出血が阻止されることが多い。止血クリップは、傷口周囲の組織を掴んで傷口の縁部をまとめて保持して自然治癒の過程で傷口を閉鎖可能にする。特殊な内視鏡クリップ装置が用いられ、クリップを体内の所望の位置に搬送して体内の所望する部位に位置決めして配備した後、クリップ搬送装置は体内から撤退され、クリップは体内に留置される。一般的な処置では、大きめの傷口を閉鎖したり複数の出血部位を処置したりする際には1つ以上のクリップが用いられる。
現在の止血クリップは、一般に配備後に組織を把持するアームの所定の長さの一部を収容するのに十分な長さを備えるカプセルと、アームをカプセルから出し入れしてアームを開閉する展開機構とを備える。さまざまな理由により、現在のクリップはサイズが大きい場合が多く、狭い場所で移動させたり、1つ以上のクリップが既に配備されている傷口部の近くに更なるクリップを配置させたりすることは困難である。
本発明は、組織を処置する為の装置に関する。装置は、内部を貫通して延びるチャンネルと、遠位部材に着脱可能に連結される近位部材を備える第1のクリップアーム及び第2のクリップアームと、第1,第2のクリップアームそれぞれの遠位部材の少なくとも近位部はカプセルのチャンネル内に摺動可能に受承されて第1,第2のクリップアームが第1,第2のクリップアームの遠位端が互いに離間した組織受け入れ姿勢と、第1,第2のクリップアームの遠位端が互いに接近した組織クリップ姿勢との間で近位方向と遠位方向とに相対移動されることと、第1,第2のクリップアームの近位部材は対応する特定の遠位部材から離脱されて第1,第2のクリップアームの遠位部材をクリップされるべき標的組織の一部にロックすることと、第1,第2のクリップアームの近位部材は体内から除去されることと、を備える。
一実施形態では、カプセルは、チャンネル内に延びるカムを含み、カムは、近位部材の第1の長手方向スロット内を通過して延びてクリップアームをカプセルに着脱可能に連結する寸法と形状とに形成され、第1の長手方向スロットは、近位部材の遠位端の遠位開口部からスロットの近位端まで延び、第1の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された第1の一対の対向部を形成する。
一実施形態では、第1の長手方向スロットは、アームが組織受け入れ姿勢にある時、カムを受承する近位部と、遠位開口部と近位部との間に延びる遠位部とを含み、遠位部は、カムの断面積より小さな断面積を有する。
一実施形態では、連結機構は、遠位部材の外面から遠位方向に延びるフックを含み、フックは、近位部材のフック受容空間に着脱可能に受承され、フック受容空間は、第1の長手方向スロットの近位部の遠位に配置される。
一実施形態では、第1の長手方向スロットの近位部は、遠位部に向かって遠位方向に先細りする遠位テーパ部を含み、カムが遠位テーパ部に当接した時、近位部材にかかる近位方向の力は第1の対向部を広げ、カム及びフックが第1の長手方向スロットの外側に遠位方向に進行することを可能にして、近位部材をカプセル及び遠位部材から離脱させる。
一実施形態では、遠位部材は、第2の長手方向スロットを含み、第2の長手方向スロットは遠位部材の近位端の近位開口部からスロットの遠位端まで延び、第2の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された一対の対向部を形成し、対向部は広げられて、カムが第2の長手方向スロットの中に遠位方向に進入することを可能にして、遠位部材を組織クリップ姿勢でカプセルにロックする。
一実施形態では、第2の長手方向スロットは、近位ネック部と遠位部とを含み、ネック部は、カムの断面積よりも小さな断面積を有する。
一実施形態では、近位開口部は、近位端からネック部に向かって先細りして、カムを第2の長手方向スロットに案内する。
一実施形態では、カプセルは、第1の対向部がカムの周囲を移動する為に必要とされる空間を形成する一対のウインドウを含む。
本発明は、組織をクリップする為のシステムにも関する。システムは、内部を貫通して延びるルーメンと、挿入部材のルーメン内を貫通して延びる制御部材と、連結部材に連結される制御部材の遠位端と、装置使用者にアクセス可能にアクチュエータに接続される制御部材の近位端とを含み、アクチュエータの駆動により、制御部材及び連結部材は、挿入部材と連結部材とに連結されたクリップに対して遠位方向と近位方向とに移動され、クリップは、挿入部材の遠位端に着脱可能に連結された近位端を含むカプセルであって、内部を貫通して延びるチャンネルを形成するカプセルを備え、第1のクリップアーム及び第2のクリップアームは、遠位部材に着脱可能に連結される近位部材を備え、第1,第2のクリップアームの遠位部材の少なくとも近位部はカプセルのチャンネル内に摺動可能に受承され、アクチュエータの駆動により制御部材及び連結部材が挿入部材に対して近位方向と遠位方向とに移動されると第1,第2のクリップアームは第1,第2のクリップアームの遠位端が互いに離間した組織受け入れ姿勢と、第1,第2のクリップアームの遠位端が互いに接近した組織クリップ姿勢との間で、カプセルに対して近位方向と遠位方向とに移動され、第1,第2のクリップアームの近位部材は、対応する特定の遠位部材から離脱されて第1,第2のクリップアームの遠位部材をクリップされるべき標的組織の一部にロックし、第1,第2のクリップアームの近位部材は体内から除去されることを備えてなる。
一実施形態では、カプセルはチャンネル内に延びるカムを含み、カムは、近位部材の第1の長手方向スロット内を通過して延びてクリップアームをカプセルに着脱可能に連結する寸法及び形状に形成され、第1の長手方向スロットは、近位部材の遠位端の遠位開口部からスロットの近位端まで延び、互いに向かって付勢された第1の一対の対向部を画定する。
一実施形態では、第1の長手方向スロットは、アームが組織受け入れ姿勢にある時、カムを受承する近位部と、遠位開口部と近位部との間に延びる遠位部とを含み、遠位部の断面積は、カムの断面積より小さい。
一実施形態では、連結機構は、遠位部材の外面から遠位方向に延びて近位部のフック受容空間内に着脱可能に受承されるフックを含み、フック受容空間は、第1の長手方向スロットの近位部の遠位に配置される。
一実施形態では、第1の長手方向スロットの近位部は、第1の長手方向スロットの遠位部に向かって遠位方向に先細りする遠位テーパ部を含み、カムが遠位テーパ部に当接した時、近位部材にかかる近位方向の力により第1の対向部は広げられて、カム及びフックが第1の長手方向スロットの外側に遠位方向に進行することを可能にし、近位部材はカプセル及び遠位部材から離脱される。
一実施形態では、遠位部材は、第2の長手方向スロットであって、遠位部材の近位端の近位開口部からスロットの遠位端まで延びる第2の長手方向スロットを含み、第2の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された一対の対向部を画定し、対向部は広げられてカムが遠位方向に第2の長手方向スロットの中に進入することを可能にして、遠位部材を組織クリップ姿勢でカプセルにロックする。
本開示は、組織を処置する方法にも関する。方法は、生体内の標的組織にクリップ装置の遠位部を挿入する工程であって、クリップ装置の遠位部は、近位端から遠位端に長手方向に延びるカプセルであって、内部を貫通するチャンネルを備えて、カプセルの第1の壁からカプセルの第1の壁に対向する壁までカプセルの長手方向軸に直交する方向に延びるカムを備えるカプセルと、近位端から遠位端に延びるクリップアームであって、カプセルのチャンネル内に受承されて、クリップアームの遠位端が互いに離間した組織受け入れ姿勢と、クリップアームの遠位端が互いに接近した組織クリップ姿勢との間で移動されるクリップアームとを備え、クリップアームは、連結機構で互いに連結された近位部材と遠位部材とを含み、近位部材は遠位部材から離脱されて、遠位部材は組織クリップ姿勢で体内に留置され、近位部材は体内から除去されるように構成されていることと、クリップアームを標的組織に接触して配置する工程と、開いた姿勢のクリップアームの間に組織の標的部を配置することにより組織の標的部位をクリップする工程と、クリップアームを閉じた姿勢に向かって引いて組織の標的部分を把持する工程と、を備える。
本開示の例示的な実施形態に係るクリップ装置を示す長手方向部分透視上面図。 図1のクリップ装置のクリップアームの近位部材及び遠位部材を示す拡大側面図。 図1のクリップ装置の一部を示す拡大斜視図。 図1のクリップ装置の一部を示す拡大部分透視図。 クリップ姿勢にある図1のクリップ装置を示す部分透視上面図。 図1のクリップ装置の一部の示す拡大部分透視図。 図1のクリップ装置の一部を示す拡大部分透視図。 配備された姿勢の図1のクリップ装置の一部を示す部分透視上面図。
本開示は、以下の説明及び添付図面を参照してさらに理解することができる。図面では、類似の要素は、同一参照番号で参照する。本開示は、組織の穿孔、欠損、及び/又は出血を処置するための内視鏡クリップ装置に関する。本開示の例示的な実施形態は、2部材からなるアームの構成を有する止血クリップについて説明する。具体的には、アームは、近位部材と遠位部材とを含み、クリップを配備する時、近位部材は遠位部材から離脱されるため、体内に留置するクリップの寸法は小さくされる。本願の実施形態は、遠位部材をクリップ姿勢に保持するためのより小さなカプセルの構成も含む。本明細書で使用される「近位」、「遠位」という用語は、装置使用者に向かう方向(近位)及び離間する方向(遠位)を指すことが意図されていることに留意されたい。
図1に示すように、本開示の例示的な実施形態にかかるクリップ装置100は、内部、例えば、処置されるべき標的組織に内視鏡のワーキングチャンネル内を貫通して生体内に挿入される遠位部102を備える。装置100は、装置が体内の蛇行路を通過する(例えば、生来の身体開口部を介してアクセスされる生来の体管腔内に挿入される内視鏡のワーキングチャンネル内を進行する)ことを許容するのに十分な可撓性を備える。遠位部102は、カプセル108の長手方向チャンネル106内に摺動可能に受承される、第1,第2のクリップアーム104を含む。両クリップアーム104は、これら遠位端110が互いに離間され、両者間に標的組織を受承する開いた姿勢と、両クリップアーム104の遠位端110が互いに接近され、標的組織を把持する閉じた姿勢との間で移動させることができる。遠位部102は、装置100の近位部112に着脱可能に連結され、装置100は搬送システムを含み、搬送システムは制御部材114と、連結部材124と、ハンドル(図示せず)とを備え、ハンドルは、遠位部102が配備された際、装置使用者がアクセス可能なように体外に留まる。クリップアーム104は、カプセル108内に延びる制御部材114を介して、開いた姿勢と閉じた姿勢との間で移動させることができる。制御部材114の近位端は、ハンドルでアクチュエータに接続される。この実施形態では、制御部材の遠位端116は、例えば成形されたコア部材などの連結部材124を用いてクリップアーム104の近位端118に連結され、アーム104の近位部材120が連結部124の面で湾曲された時、アーム104の湾曲は、開いた組織受け入れ姿勢に向かう付勢力を発生させる。
図1にさらに示すように、装置100は、本開示の例示的な実施形態によれば、クリップアーム104を含み、クリップアーム104はそれぞれ、近位端118から遠位端110に延びる。この実施形態のクリップアーム104は、開いた組織受け入れ姿勢に向かって付勢されているため、カプセル108の外側に遠位方向に移動された時、開いた組織受け入れ姿勢に戻ることは、当業者であれば理解できる。しかしながら、ギア機構、カム接続、追加の付勢部材など、クリップを開くために他の任意の機構を使用できることは、当業者であれば理解できる。組織受け入れ姿勢では、クリップアーム104の遠位端110は、互いに離間する方向に広がり、組織を受承する空間を形成する。しかしながら、装置100は、付勢に加えて又は付勢に代えて、アーム104を互いに離間させるように押圧する別個の部材を含んでもよいことは、当業者であれば理解できる。クリップアーム104がカプセル108内に引き込まれた時、カプセル108はクリップアーム104を拘束し、クリップアームの遠位端118は、ともに引かれて組織クリップ姿勢に保持され、クリップアームは間に捕捉した組織を把持する。この実施形態では、クリップアーム104の近位端118は、連結部材124に連結される。例示的な実施形態では、クリップアーム104の遠位端118は、連結部材124と一体形成される。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、クリップアセンブリ(例えば、クリップアームを含むカプセル)を挿入装置に着脱可能に連結するための様々な任意の公知の機構を使用できることは、当業者であれば理解できる。クリップアーム104は、間に組織の把持し易くするように構成された任意の把持要素を含み得る。例えば、クリップアーム104の遠位端110は、互いに向かって横方向内方に延びる先端、及び/又は歯、突起、スパイク、又はクリップアーム104の遠位端110間に組織を把持する別の構造を含んでもよい。
図1~3に示す本開示の例示的な実施形態に係るクリップアーム104は、互いに着脱可能に連結された近位部材120と遠位部材122とを有する。特には、アーム104の近位部材120は、近位端118から遠位端126まで延び、遠位部材122は、遠位部材の近位端128から遠位端110まで延びる。近位部材120及び遠位部材122は、連結された時、任意の公知のクリップアームとほぼ同一形状及び長さを有し得る。近位部材120の遠位湾曲部121は、クリップアーム104の遠位部材122の近位湾曲部123の外面に沿って適合するような寸法と形状とで形成され、湾曲部121は、遠位部材122の湾曲部123にほぼ対応する。
近位部材120は、長手方向スロット132を画定する対向部材144を介して遠位部材122のフック130に連結される。長手方向ロット132は、近位部材120の遠位端126の遠位開口部134から近位部材120の長手方向軸に沿ってスロット132の近位部136まで延び、スロット132の近位部136は、カプセル108のカム138を受承する寸法と形状とに形成される。スロット132は、フック130を受承するような寸法及び形状に形成された近位部136の遠位に配置されたフック受容空間140を含む。遠位開口部134とフック受容空間140との間に延びるスロット132の遠位部142の断面積(例えば、直径)は、フック受容空間140の断面積よりも小さい。対向部材144は広げられてフック130を受承することが可能であり、互いに向かって付勢されているため、フック130が近位方向にフック受容空間140内に入ると、対向部材144は跳ね返ってフック144をフック受容空間140にロックし、クリップアーム104の近位部材120と遠位部材122とを互いに連結する。フック受容空間140とスロット132の近位部136との間に延びるスロット132の中間部143の断面積(例えば、直径)は、スロット136の近位部の断面積よりも小さい。図2に示すように、スロット132の近位部136の遠位端135は、スロット132の中間部143に向かって先細りにされ、スロット132の外側にカプセルのカム138を案内する。以下でさらに詳細に説明するが、対向部材144は、カム138がテーパ状の遠位端135内を通過して近位方向に移動させられた際に広げられ、カム138をスロット132及びアーム104の近位部材120から離脱する。カム138がスロット132内を通ってスムーズに移動可能にするために、フック受容空間140の長さは、カム138の直径よりも短い。
上記のように、遠位部材122は、遠位部材122の外面から遠位方向に延びるフック130を含む。フック130は、フック受容空間140内に収容され、アーム104の近位部材120と遠位部材122を遠位部材122に連結する。アーム104の遠位部材122は、一対の対向部材148であって、遠位部材122の長手方向軸に沿って遠位部材122の近位端128の近位開口部152からカプセル108のカム138を受承する寸法と形状とに形成されたスロットの遠位部154まで延びる長手方向スロット150を画定する一対の対向部材148を含む。図2に示すように、近位開口部152は、カプセルのカム138をスロット150の中に案内するために、近位端128からスロット150のネック部156まで先細りしている。対向部材148は、カム138の断面積よりも小さな断面積(例えば、直径)を有するスロット150のネック部156を画定する。対向部材148は、以下で詳細に説明するが、広げられてカムを受承することができ、互いに向かって付勢されている為、カム138が遠位方向にスロット150内に入ると、対向部材148は跳ね返ってカム138を長手方向スロット150にロックし、遠位部材122を組織クリップ姿勢でカプセル108にロックする。
この実施形態によれば、遠位部材122のフック130は、近位部材120の遠位開口部134を介して近位部材のスロット132内に挿入される。フック130が所定の閾値よりも大きな力で近位部材120の中に遠位方向に押された時、スロット132の対向部材144は変形して、フック130はその内部を通過してスロットのフック受容空間140に入ることができる。言い換えると、対向部材144は、フック130が遠位開口部134内を近位方向に通過してフック受容空間140内に移動することを可能な程度に十分な距離だけ互いに離間されている。フック130がフック受容空間140内に受承されると、遠位開口部134は元の寸法に戻って、フック130をフック受容空間140にロックする。フック130がフック受容空間140内に受承されると、フック130は、フック受容空間140の遠位壁によりフック受容空間140の外側に遠位方向に移動することが防止される。
図1に戻る。カプセル108は、近位端から遠位端まで延び、内部を貫通して長手方向に延びるチャンネル106を含む。チャンネル106は、内部にクリップアーム104の一部を摺動可能に受承するような寸法及び形状に形成される。上記のように、カプセル108は、カプセル108の第1の側壁からカプセル108の第2の対向する側壁までチャンネルの長手方向軸に直交して、チャンネル106の中間部を横切って延びるカム138を含む。カム138は略円筒形であり、この実施形態では、クリップアーム104の近位部材120及び遠位部材122の長手方向スロット132、150内に受承されるような寸法及び形状に形成される。しかしながら、カム138は、カム138が対向部材144,148を介してスロット132,150の中に受承される寸法で形成されていれば、任意の断面形状(すなわち、正方形、三角形、楕円形)を有してもよいことは、当業者であれば理解できる。以下でさらに詳細に説明するが、カプセル108は、クリップが離脱する工程で、近位部材120の対向部材144がカム138の周りを通過可能にする一対の直径方向に対向するウインドウ160をさらに含む。クリップアーム104の近位部材120は、クリップ100の配備後に、クリップアーム104の遠位部材122から離脱されて体内から除去されるため、カプセル108は、クリップアーム104の遠位部材122をクリップ姿勢に維持するのに十分な長ささえあればよい。したがって、この実施形態では、カプセル108は、標準的なクリップカプセルよりも長さが実質的に短い。例えば本願のカプセルは、一般には長さが約0.40から0.43である標準的なカプセルと比較して、長さが約0.19から0.22であってよい。
体内に挿入する前のクリップ100の初期構成を図1に示す。この構成では、クリップアームの近位部材120及び遠位部材122は、上記のように互いに連結される。さらに、近位部材120は、カプセル108内に配置され、カム138は、長手方向スロット132の長手方向軸に直交する方向に長手方向スロット132内を通過して延びる。近位部材120の近位端118は、カプセル108の外側に近位方向に延びて、装置100の近位部112の連結部材124及び制御部材114に連結される。
使用時には、クリップ100は内視鏡(又は他の挿入装置)のワーキングチャンネル内を貫通して挿入され、体内に(例えば、自然な体腔を通して)クリップされるべき組織の標的部位の隣接する部位まで挿入される。クリップ100は、ワーキングチャンネル内の進行を容易にする為に挿入姿勢で標的組織に挿入される。標的組織部位に到達すると、クリップ100はワーキングチャンネル106の遠位端の外側に進行されて、クリップアーム104はカプセル108の外側に延ばされて、クリップアーム104は組織受け入れ姿勢に移動される。標的組織がクリップアーム104の間に受承されると、クリップ100は、組織クリップ姿勢に向かって移動され、標的組織は、その遠位端110の間に把持される。クリップアーム104は、制御部材114をカプセル108に対して近位方向に引くことにより組織クリップ姿勢に向かって移動される。クリップ100が組織クリップ姿勢になったら、制御部材114をさらに近位に引いて、クリップアーム104をカプセル108にロックすることができる。具体的には、制御部材114を近位方向に引くと、クリップアーム104の近位部材120及び遠位部材122は近位に引かれ、カムは、図4,5に示すようにクリップアーム104の遠位部材122の対向部材148に当接するまで、近位部材120の長手方向スロット132内を通過して遠位方向に移動される。制御部材をさらに近位方向に引くと、対向部材148のテーパ端により、カムは、遠位部材122の近位開口部152内を通過して長手方向スロット150内に移動することができる。カム138が遠位方向にスロット150内に入ると、対向部材148が跳ね返ってカムを長手方向スロット150内にロックし、図5に示すように、遠位部材122を組織クリップ姿勢でカプセル108にロックする。
クリップ100を配備するために、制御部材114は、図6に示すように、カム138が長手方向軸スロットの近位部136の遠位テーパ端135に当接するまで、さらに近位方向に引かれる。図7に示すように、スロット132の遠位テーパ端135により、近位部材120はさらに近位方向に移動することが可能となり、フック130がフック受容空間140から離脱されるまで、近位部材120の対向部材144は互いに離間する方向に広げられる。対向部材144が離間する方向に広げられる際、カプセル108のウインドウ160は、対向部材144がカム138の周囲を移動するのに必要な空間を形成する。このようにして、近位部材120及び遠位部材122は、互いに分離され、遠位部材122及びカプセル108は体内に留置され、近位部112(すなわち、連結部材124、制御部材114など)及び取り付けられた近位部材120は、図8に示すように体内から除去される。
本発明の概念から逸脱することなく上記実施形態を変更できることは、当業者であれば理解できる。さらに、実施形態の1つに関連する構造的な特徴及び方法は、他の実施形態に組み込むことができることも理解できる。したがって、本発明は、説明した特定の実施形態に限定されず、変更形態も添付の請求項によって定義される本発明の範囲内に含まれることが理解できる。

Claims (15)

  1. 組織を治療するためのクリップ装置であって、
    前記クリップ装置は生体内に挿入可能な遠位部を備え、前記遠位部はカプセルの長尺状のチャンネル内に摺動可能に受け入れられる第1クリップアームおよび第2クリップアームを含み、前記第1、第2クリップアームはそれぞれ、遠位部材と、前記遠位部材に着脱自在に連結される近位部材とを有し、前記第1クリップアームの前記近位部材は、湾曲形状をなして、前記第1クリップアームの遠位端が前記第2クリップアームの遠位端から離間する組織受け入れ姿勢に向かって前記第1クリップアームの前記遠位部材を付勢するように構成されており、前記第1クリップアームの前記近位部材は、生体内から退出可能に構成されており、前記第1クリップアームの前記近位部材は、前記第1クリップアームの前記遠位部材クリップされるべき標的組織の一部にロックされた後に、前記第1クリップアームの前記遠位部材から離脱するように構成されており、
    前記クリップ装置は、前記遠位部に着脱自在に連結される近位部を備え、前記近位部は、前記チャンネル内に延びる制御部材を含み、前記制御部材の遠位端は、各第1、第2クリップアームの前記近位部材に対して作動可能に連結されて、前記組織受け入れ姿勢と、前記第1クリップアームの前記遠位端が前記第2クリップアームの前記遠位端に向かって接近する組織クリップ姿勢との間で前記第1、第2クリップアームを移動するように構成されている、クリップ装置。
  2. 前記カプセルは、前記チャンネル内に延びるカムを含み、前記カムは、各第1、第2クリップアームの前記近位部材の第1の長手方向スロットを貫通して延びて前記第1、第2クリップアームを前記カプセルに着脱自在に連結するサイズ及び形状に構成されており、前記第1の長手方向スロットは、各第1、第2クリップアームの前記近位部材の遠位端に設けられた遠位開口部からスロット近位端まで延びており、互いに向かって付勢された一対の第1の対向部分を有する、請求項1に記載のクリップ装置。
  3. 各第1の長手方向スロットは、前記第1、第2クリップアームが前記組織受け入れ姿勢にあるとき前記カムを受け入れる近位部と、前記遠位開口部と各第1の長手方向スロットの近位部との間に延びる遠位部とを含み、各第1の長手方向スロットの前記遠位部は、前記カムの横断面よりも小さな横断面を有する、請求項2に記載のクリップ装置。
  4. 各第1、第2クリップアームの前記近位部材及び前記遠位部材は、各第1、第2クリップアームの前記遠位部材の外面から遠位方向に延びるフックを介して互いに着脱自在に連結され、各フックは、各第1、第2クリップアームの前記近位部材のフック受容空間内に着脱自在に受け入れられるように構成されており、各フック受容空間は、各第1の長手方向スロットの前記近位部の遠位側に設けられている、請求項3に記載のクリップ装置。
  5. 各第1の長手方向スロットの各近位部は、各第1の長手方向スロットの前記遠位部まで遠位方向に先細りした遠位テーパ部を含んでいるため、前記カムがこの遠位テーパ部に当接したとき、各第1、第2クリップアームの前記近位部材に付与される近位方向の力により、前記一対の第1の対向部分は離間して、前記カム及び前記フックを前記第1の長手方向スロットの外方に遠位方向に進行可能にして、前記カプセル及び各第1、第2クリップアームの前記遠位部材から、各第1、第2クリップアームの前記近位部材を離脱させる、請求項4に記載のクリップ装置。
  6. 各第1、第2クリップアームの前記遠位部材は、各第1、第2クリップアームの前記遠位部材の近位端に設けられた近位開口部からスロット遠位端まで延びる第2の長手方向スロットを含み、前記第2の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された一対の第2の対向部分を形成しており、前記一対の第2の対向部分は離間して、前記カムを前記第2の長手方向スロットの中に遠位方向に進行可能にして、各第1、第2クリップアームの前記遠位部材を前記カプセルに対して前記組織クリップ姿勢でロックする、請求項2に記載のクリップ装置。
  7. 各第2の長手方向スロットは、近位ネック部と遠位部とを備え、各近位ネック部は、前記カムの横断面よりも小さな横断面を有する、請求項6に記載のクリップ装置。
  8. 各近位開口部は、各第2の長手方向スロットの前記近位端から前記近位ネック部までテーパを有し、前記カムを各第2の長手方向スロット内に案内する、請求項7に記載のクリップ装置。
  9. 前記カプセルは、前記一対の第1の対向部分が前記カムの周囲を移動するのに必要な空間を形成する一対のウインドウを含む、請求項2に記載のクリップ装置。
  10. 組織をクリップするためのシステムであって、前記システムは、
    内部を貫通して延びるルーメンを含む挿入部材と、
    前記挿入部材のルーメン内を通過して延びる制御部材であって、前記制御部材の遠位端は、連結部材に連結されており、前記制御部材の近位端は、アクチュエータの駆動により前記制御部材及び前記連結部材を前記挿入部材に対して遠位方向及び近位方向に移動するように使用者がアクセス可能な前記アクチュエータに連結されている、前記制御部材と、
    前記連結部材に連結されるクリップと、
    を備え、
    前記クリップは生体内に挿入可能な遠位部を備え、前記遠位部はカプセルの長尺状のチャンネル内に摺動可能に受け入れられる第1クリップアームおよび第2クリップアームを含み、前記第1、第2クリップアームはそれぞれ、遠位部材と、前記遠位部材に着脱自在に連結される近位部材とを有し、前記第1クリップアームの前記近位部材は、湾曲形状をなして前記第1クリップアームの遠位端が前記第2クリップアームの遠位端から離間する組織受け入れ姿勢に向かって前記第1クリップアームの前記遠位部材を付勢するように構成されており、前記第1クリップアームの前記近位部材は、生体内から退出可能に構成されており、前記第1クリップアームの前記近位部材は、前記第1クリップアームの前記遠位部材クリップされるべき標的組織の一部にロックされた後に、前記第1クリップアームの前記遠位部材から離脱するように構成されており、
    前記クリップは近位部を備え、前記近位部の遠位端は前記遠位部に対して着脱自在に連結されており、前記近位部の近位端は前記連結部材に連結されて、前記第1、第2クリップアームを前記組織受け入れ姿勢と、前記第1クリップアームの前記遠位端が前記第2クリップアームの前記遠位端に向かって接近する組織クリップ姿勢との間で移動するように構成されている、前記近位部とを備える、組織をクリップするためのシステム。
  11. 前記カプセルは、前記チャンネル内に延びるカムを含み、前記カムは、各第1、第2クリップアームの前記近位部材の第1の長手方向スロットを貫通して延びるサイズ及び形状に構成されて前記第1、第2クリップアームを前記カプセルに対して着脱自在に連結するように構成されており、前記第1の長手方向スロットは、各第1、第2クリップアームの前記近位部材の遠位端に設けられた遠位開口部からスロット近位端まで延びており、前記第1の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された一対の第1の対向部分を有する、請求項10に記載のシステム。
  12. 各第1の長手方向スロットは、前記第1、第2クリップアームが前記組織受け入れ姿勢にあるとき前記カムを受け入れる近位部と、前記遠位開口部と各第1の長手方向スロットの前記近位部との間に延びる遠位部とを含み、各第1の長手方向スロットの前記遠位部は、前記カムの横断面よりも小さな横断面を有する、請求項11に記載のシステム。
  13. 各第1、第2クリップアームの前記近位部材及び前記遠位部材は、各第1、第2クリップアームの前記遠位部材の外面から遠位方向に延びるフックであって、各第1、第2クリップアームの前記近位部材のフック受容空間内に離脱可能に受け入れられるように構成された前記フックを介して互いに着脱自在に連結されており、前記フック受容空間は、前記第1の長手方向スロットの前記近位部の遠位側に設けられている、請求項12に記載のシステム。
  14. 各第1の長手方向スロットの近位部は、各第1の長手方向スロットの遠位部まで遠位方向に先細りする遠位テーパ部を含んでおり、前記カムがこの遠位テーパ部に当接したとき、各第1の長手方向スロットの前記近位部に付与される近位方向に作用する力により、前記一対の第1の対向部分は離間して、前記カム及び各フックを各第1の長手方向スロットの外方に遠位方向に進行可能にして、前記カプセル及び前記第1、第2クリップアームの前記遠位部材から、前記第1、第2クリップアームの前記近位部材を離脱させる、請求項13に記載のシステム。
  15. 各第1、第2クリップアームの前記遠位部材は、前記第1、第2クリップアームの前記遠位部材の近位端に設けられた近位開口部からスロット遠位端まで延びる第2の長手方向スロットを含み、前記第2の長手方向スロットは、互いに向かって付勢された一対の第2の対向部分を形成しており、前記一対の第2の対向部分は離間されて、前記カムを前記第2の長手方向スロットの中に遠位方向に進行可能にして、前記第1、第2クリップアームの前記遠位部材を前記カプセルに対して前記組織クリップ姿勢でロックする、請求項11に記載のシステム。
JP2022031384A 2018-01-29 2022-03-02 止血クリップ Active JP7477548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024067385A JP2024083610A (ja) 2018-01-29 2024-04-18 止血クリップ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862623282P 2018-01-29 2018-01-29
US62/623,282 2018-01-29
JP2020535561A JP7035200B2 (ja) 2018-01-29 2019-01-18 止血クリップ
PCT/US2019/014160 WO2019147485A1 (en) 2018-01-29 2019-01-18 Hemostasis clip

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020535561A Division JP7035200B2 (ja) 2018-01-29 2019-01-18 止血クリップ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024067385A Division JP2024083610A (ja) 2018-01-29 2024-04-18 止血クリップ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022066329A JP2022066329A (ja) 2022-04-28
JP2022066329A5 JP2022066329A5 (ja) 2022-05-24
JP7477548B2 true JP7477548B2 (ja) 2024-05-01

Family

ID=65279785

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020535561A Active JP7035200B2 (ja) 2018-01-29 2019-01-18 止血クリップ
JP2022031384A Active JP7477548B2 (ja) 2018-01-29 2022-03-02 止血クリップ
JP2024067385A Pending JP2024083610A (ja) 2018-01-29 2024-04-18 止血クリップ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020535561A Active JP7035200B2 (ja) 2018-01-29 2019-01-18 止血クリップ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024067385A Pending JP2024083610A (ja) 2018-01-29 2024-04-18 止血クリップ

Country Status (7)

Country Link
US (3) US11071552B2 (ja)
EP (1) EP3745966A1 (ja)
JP (3) JP7035200B2 (ja)
CN (2) CN111655172B (ja)
AU (1) AU2019212055B2 (ja)
CA (1) CA3084157C (ja)
WO (1) WO2019147485A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11234707B2 (en) * 2019-01-22 2022-02-01 Beijing Donglin Fushi Medical Devices Co., Ltd. Disposable hemostatic clip system
AU2020284207B2 (en) * 2019-05-28 2022-12-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Hemostasis clip deployment
AU2020316063B2 (en) * 2019-07-24 2022-12-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Hemostasis clip two stage deployment mechanism to eliminate shed parts
CN114340517B (zh) * 2019-11-01 2024-07-12 奥林巴斯株式会社 夹具设备
WO2021156930A1 (ja) * 2020-02-04 2021-08-12 オリンパス株式会社 アプリケータおよび結紮装置
CN111421752A (zh) * 2020-04-20 2020-07-17 广东造裕力讯智能科技有限公司 管件埋入取出治具
WO2022152187A1 (zh) * 2021-01-13 2022-07-21 杭州安杰思医学科技股份有限公司 一种夹子装置、夹子器械及夹子解锁方法
CN118119352A (zh) * 2021-09-30 2024-05-31 杭州安杰思医学科技股份有限公司 一种夹子器械
CN115399831A (zh) * 2022-08-31 2022-11-29 宁波新跃医疗科技股份有限公司 插入式组织夹闭装置
CN116919512B (zh) * 2023-08-03 2024-08-27 江苏唯德康医疗科技有限公司 组织夹闭装置
CN117860333A (zh) * 2023-12-06 2024-04-12 海川医疗供应链(深圳)有限公司 一种可拆装式钛夹组件及使用方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053256A1 (fr) 2001-12-13 2003-07-03 Sumitomo Bakelite Company Limited Dispositif de pince pour endoscope et pince pour endoscope utilisee dans ce dispositif
JP2009273677A (ja) 2008-05-15 2009-11-26 Sumitomo Bakelite Co Ltd クリップ
JP2013063108A (ja) 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp クリップユニット及びこれを用いる結紮装置
US20150190136A1 (en) 2009-08-19 2015-07-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Multifunctional Core for Two-Piece Hemostasis Clip
WO2017066987A1 (zh) 2015-10-23 2017-04-27 杭州安杰思医学科技有限公司 结扎装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7727246B2 (en) * 2000-12-06 2010-06-01 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods for endoluminal treatment
US20020138086A1 (en) * 2000-12-06 2002-09-26 Robert Sixto Surgical clips particularly useful in the endoluminal treatment of gastroesophageal reflux disease (GERD)
US7494461B2 (en) * 2003-09-30 2009-02-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Through the scope tension member release clip
WO2005032381A2 (en) * 2003-09-30 2005-04-14 Scimed Life Systems, Inc. Through the scope tension member release clip
JP5246394B2 (ja) 2007-11-28 2013-07-24 住友ベークライト株式会社 クリップ、クリップユニット及びクリップ装置
JP5519656B2 (ja) * 2008-06-19 2014-06-11 ボストン サイエンティフィック サイムド, インコーポレイテッド 止血クリッピングデバイスおよび方法
US9005219B2 (en) * 2009-08-19 2015-04-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Multifunctional core for two-piece hemostasis clip
AU2011316696B2 (en) 2010-10-11 2015-07-02 Cook Medical Technologies Llc Medical devices with detachable pivotable jaws
WO2012083041A2 (en) * 2010-12-15 2012-06-21 Cook Medical Technologies Llc Medical devices with detachable pivotable jaws
JP5427857B2 (ja) * 2011-09-15 2014-02-26 富士フイルム株式会社 クリップユニット及びこれを用いた結紮装置、並びにクリップユニットの製造方法
CN103930054A (zh) 2011-09-15 2014-07-16 泰利福医疗公司 手动外科结扎夹钳施用器
US9138234B2 (en) * 2011-11-14 2015-09-22 Anrei Medical (Hz) Co., Ltd. Clip apparatus for ligature of living tissue
CN102626335B (zh) 2012-04-16 2014-04-09 常州市久虹医疗器械有限公司 一种四连杆结构的止血夹
US9358008B2 (en) 2012-04-30 2016-06-07 Zsx Medical, Llc Surgical device
WO2014013860A1 (ja) 2012-07-20 2014-01-23 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 止血クリップ
US9895153B2 (en) * 2014-07-01 2018-02-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Hemostatic clip with needle passer
CN206714786U (zh) 2016-10-28 2017-12-08 上海威尔逊光电仪器有限公司 一种夹持装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053256A1 (fr) 2001-12-13 2003-07-03 Sumitomo Bakelite Company Limited Dispositif de pince pour endoscope et pince pour endoscope utilisee dans ce dispositif
JP2009273677A (ja) 2008-05-15 2009-11-26 Sumitomo Bakelite Co Ltd クリップ
US20150190136A1 (en) 2009-08-19 2015-07-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Multifunctional Core for Two-Piece Hemostasis Clip
JP2013063108A (ja) 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp クリップユニット及びこれを用いる結紮装置
WO2017066987A1 (zh) 2015-10-23 2017-04-27 杭州安杰思医学科技有限公司 结扎装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024083610A (ja) 2024-06-21
CA3084157C (en) 2023-05-09
JP2021508531A (ja) 2021-03-11
CN111655172A (zh) 2020-09-11
EP3745966A1 (en) 2020-12-09
CN118021380A (zh) 2024-05-14
AU2019212055B2 (en) 2021-04-29
CN111655172B (zh) 2024-03-12
AU2019212055A1 (en) 2020-06-18
US20240307068A1 (en) 2024-09-19
CA3084157A1 (en) 2019-08-01
WO2019147485A1 (en) 2019-08-01
US20190231353A1 (en) 2019-08-01
US12023038B2 (en) 2024-07-02
US11071552B2 (en) 2021-07-27
JP2022066329A (ja) 2022-04-28
JP7035200B2 (ja) 2022-03-14
US20210307755A1 (en) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7477548B2 (ja) 止血クリップ
JP7266079B2 (ja) スリーブに係合部を備える再搭載可能な止血クリップ装置
JP6694975B2 (ja) 組織を治療するためのシステム
JP7239663B2 (ja) 再搭載可能なクリップの複数の開閉手段
EP3019093B1 (en) Tissue grasping and wound closing clipping device
JP2019528884A (ja) 再装填可能な止血クリップ止め装置用圧縮カプラ
JP7474733B2 (ja) 再装荷可能な回動式クリップ
JP6810254B2 (ja) ユーザ作動式の再装填可能なクリップカートリッジ
JP7442707B2 (ja) 再装填可能な止血クリップ装置のための伸縮性フープカプラー
US12076015B2 (en) Hemostasis clip short system
JP2023053329A (ja) 止血クリップの配備
CN111526804A (zh) 双支撑钳口设计
US11395661B2 (en) Spring loaded mechanism for the deployment of a hemostatic clip
KR20240005090A (ko) 콜릿 전개가능한 지혈 클립
US20240108356A1 (en) Locking feature for hemostasis clip
JP2024511499A (ja) ポジティブロックを有する内視鏡クリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7477548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150