JP7476395B2 - 携帯端末装置及び送電システム - Google Patents
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Description
イクロ波エネルギーを経て電子電気デバイスに無線充電及び/又は主電力を供給するため
の無線電力送信システムを開示している。また、特許文献2は、無線電力の複数の受信機
への送達を最適化するのに有益である送信機アセンブリを用いて、パルス無線電力を最適
に送達するシステム及び方法を開示している。
らの無線給電に限られ、無線給電装置から給電可能な距離以上に離れた携帯端末装置が無
線給電を必要としている場合には、携帯端末装置に対して給電ができないことになる。ま
た、特許文献1における無線給電装置から携帯端末装置への無線給電には、少なくとも一
つの周波数の電磁波が用いられる。多数の携帯端末装置に給電が必要な場合には、特許文
献2のように、送信位相、周波数、タイミング、振幅、方向のうち少なくとも1つを変更
することでそれぞれの携帯端末装置に給電を行う。
り、この数を上回る数の携帯端末装置に対する給電が要求される場合には、給電されない
携帯端末装置が存在するという問題がある。無線給電専用の装置の数を増やすことにより
これに対処する場合には、無線給電装置のコストが嵩むという問題がある。特に近年、ス
マートフォンとそれに従属して動作する少なくとも一つのウエアラブル端末とを同一ユー
ザが使用することがあり、各携帯端末装置が同一の無線給電装置に対して給電要求をする
と、無線給電装置の周波数帯域等のリソースが不足するという懸念がある。
る際に、無線給電装置のリソースが特定ユーザに占有される時間をなるべく少なくし、リ
ソースを複数人で共用しやすくすることである。
が特定ユーザに占有される時間をなるべく少なくし、リソースを複数人で共用しやすくな
る。上記した以外の目的・構成・効果については以下の説明で明らかにされる。
の構成、工程には同一の符号を付し、重複説明を省略する。以下、本発明に係る携帯端末
装置、及びそれによる無線送電方法に関する実施形態について説明する。
図1は無線給電システム1の概要を示す図である。無線給電システム1は、携帯端末装
置のグループAを構成する主携帯端末装置(以下「A0」)と、A0との間で機器間通信
を行う少なくとも1つ以上の従属携帯端末装置(以下「A1、A2」)とが1つのグルー
プAを形成し、A0からA1、A2に対して電磁波(無線給電電波)41、42を送信し
、A1、A2に給電(送電)するシステムである。
スイヤフォンであり、A2はスマートウォッチである。従属携帯端末装置の他例として、
スマートグラス等のウェアラブルデバイスでもよく、A0をマスターとし、A0からの制
御信号を機器間通信31、32で受信し、動作するデバイスであればその種類を問わない
。
。更に、グループ関係の有無は、Bluetooth(登録商標)を介してA0とA1、
A2其々との間でペアリングがされているか否かで判断してもよい。
2は、移動体通信システム、例えば第5世代移動体通信システム(5G)の無線基地局で
あり、専用無線給電装置51と同等の無線給電による電力供給が可能なものとする。A0
は、専用無線給電装置51の他、無線基地局52など、少なくとも1つ以上の給電先から
電磁波61、62を受信し、電力供給を受ける。又はACアダプタ115(図2参照)か
ら電力供給を受けて充電してもよい。
スター構造をとる。
及び機器間通信機である第3通信機103と、ROM105a、RAM105b、センサ
106、カメラ107、マイク108、スピーカ109、ディスプレイ110、LED1
11、受電制御回路112、送電制御回路113を備え、これら各要素が制御装置104
に接続される。
1a、第2アンテナ102a、第3アンテナ103aの其々と、第1アンテナスイッチ(
SW)101b、第2アンテナSW102b、第3アンテナSW103bの其々と、第1
無線用IC101c、第2無線用IC102c、第3無線用IC103cの其々とを備え
る。
帯の無線通信に用いられる。第3通信機103はマイクロ波帯の無線通信あるいはミリ波
帯の無線通信に用いられる。第1通信機101及び第2通信機102は無線通信の中でも
、例えば第5世代移動体通信システム(5G)といった移動体通信システムの基地局との
無線通信を行うものである。従って、専用無線給電装置51は移動体通信システム通信機
に相当する。また、第1通信機101及び第2通信機102は、その内部のアンテナスイ
ッチを切り替えることにより、電磁波を用いた電力の受電もしくは送電を行う。よって、
第1通信機101および第2通信機102は、電磁波(無線給電電波)を受信する外部通
信機に相当する。第3通信機103は無線通信の中でもWi-Fi(登録商標)、WiG
ig(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を行うものであり、
複数あってもよい。よって、第3通信機103は、無線通信機として機能する。
て構成してもよい。また第2通信機102と第3通信機103のハードウェアを共通化し
、制御ロジックを変えて動作させてもよい。この場合、A0は、第1通信機101及び第
2通信機102の二つの通信機をハードウェアとして備え、制御ロジックとしては三つの
通信機を用いて動作する。
。また、受電制御回路112は、ACアダプタ115から商用電源を介して受電する。
通信機102から電磁波(電波)を送信し、A1に対して電力を供給する。
)を用いROM105aに記憶された制御プログラムをRAM105bにロードして実行
することにより、下記機能要素を構成する。
電力を制御する電力制御部104b、通信制御部104aによる通信周波数等の情報に基
づき第1アンテナSW101b、第2アンテナSW102b、及び第3アンテナSW10
3bを制御するアンテナ制御部104c、周囲にある専用無線給電装置51あるいは給電
機能を有する携帯端末装置を探索する無線給電装置探索部104d、周囲にある専用無線
給電装置51あるいは給電機能を有する携帯端末装置の位置情報を取得するとともに他の
携帯端末装置に送信する端末位置情報取得部104e、A0自体が属するグループA内の
無線端末のバッテリ容量や機能などの装置情報をはじめ、残存電力量、位置情報、使用周
波数情報など、その時々の情報やグループ外の通信を行った無線端末に関する同様の情報
を管理する端末グループ情報管理部104f、及び主携帯端末装置A0の全体の制御を行
う制御管理部104gを備える。
帯端末装置である。なお、後述する第2実施形態以降では、A1も送電機能を有する。
。従って、A1は周囲にある専用無線給電装置51やA0から電力を受け取るのみであり
、A0に対して電力を供給することはできない。
れる処理について説明する。図4はA1における給電要求から充電までの処理の流れを示
すフローチャートである。図5はA0における給電要求から送電までの処理の流れを示す
フローチャートである。図6はA1からA0に対して給電要求及び充電を行うシーケンス
を示す図である。
御を担うA0に対して給電要求通知、A1の位置情報、必要電力量P_A1を送信し(S
401)、A0が受信する(S501)。
RAM106bに格納する。
する(S402)。
)、待機状態に遷移する(S404)。
受信した必要電力量P_A1の無線給電が可能かどうかを判定する。本例では、PBとP
_A1との差がA0の動作に必要な電力量(給電許容下限値)Pthよりも高いかどうか
を判定する(S505)。
ってもよい。
れば(S505/Yes)、A1への無線給電が可能と判断し、給電可能通知をA1に対
して送信し(S506)、A1が受信する(S405/Yes)。
6)。
08)、バッテリ端子電圧VBが必要な電圧値(充電判定閾値)Vthを超えたかどうか
を判定する(S409)。充電判定閾値Vthを超えたら(S409/Yes)充電完了
と判断し(S410)、充電完了通知をA0に対して送信(S411)する。
了し(S510)、充電プロセスを完了する(S412)。
が給電許容下限値Pth以下であれば(S505/No)、A1からの要求電力の全量を
送電する処理はできないので、下記に示す送電可能量の送電処理又は無線給電装置探索処
理からなる代替処理を実行する(S521)。
図4~図6で示した処理では、送電元であるA0の送電可能電力量をA1が受電した段
階で、A1は送電元であるA0に対して完了通知を送信している。
。そこで代替処理として、送電可能量だけを送電してもよい。
求電力の全量は送電できなくとも、送電可能電力を演算し、A0からの送電が完了すると
充電プロセスを完了させてもよい。その場合、図5のステップS505で否定と判定され
ると、送電元であるA0が算出した送電可能電力、例えば、電力制御部104bは、(バ
ッテリ残量PB―A1の要求電力量P_A1)を演算する。(バッテリ残量PB―A1の
要求電力量P_A1)の値が給電許容下限値Pthを超えると、ステップS506におい
て送電可能電力をA1に送電に通知し、送電開始通知を送信(S507)する。そして制
御装置104は送電制御回路113に送電指示信号を出力し、送電を開始する(S508
)。給電許容下限値Pthは、本実施形態では、端末A0の動作に必要な電力量である。
信する。そして充電プロセスを完了する。
A0がA1への無線給電が可能かどうかを判定するプロセス(S505)において、P
B-P_A1が給電許容下限値Pthよりも低い場合には、A0はA1を待機させたまま
、別の無線給電装置を探してもよい(S521)。
装置)を探索する(S801)。例えば通信制御部104aによって第3通信機103の
Wi-Fi(登録商標)のアドホックモードを働かせて無線給電装置の探索を無線通信に
より行う。もしくは通信制御部104aによって第1通信機101又は第2通信機102
を用いて5Gなどの移動体通信システム経由で無線給電装置の探索を行ってもよい。無線
給電装置探索部104dが無線給電装置を発見できた場合(S801/Yes)は、発見
した無線給電装置に対して給電要求を送信する(S802)。
/No)は、無線基地局に給電要求を送信する(S807)。
る周波数を確認し、第1通信機101又は第2通信機102を選択し、第1アンテナスイ
ッチ101b又は第2アンテナスイッチ102bを受電制御回路側に設定する(S803
)。
すると第1アンテナ101a又は第2アンテナ102aから電磁波を受信し、受電制御回
路112が受電する。受電した電力はバッテリ114に充電する(S804)。
(S805/Yes)、充電完了通知を無線基地局又は無線給電装置に送信し、受電を終
了する(S806)。充電が完了するまでは(S805/No)、電磁波の受信を継続す
る。
を最小にするために下記の処理を行ってもよい。即ち、バッテリ残量が予め定められた受
電開始閾値以下の場合にのみ受電を開始し、受電停止閾値に到達すると受電を停止しても
よい。
が、受電停止閾値よりは小さい値である。また受電停止閾値は、バッテリ114の充電容
量、すなわち、フル充電した場合の値よりも小さい値、例えば最大蓄電量の80%の値で
あってもよい。これにより、課金の恐れがある5G経由の給電をなるべく少なくすること
ができる。
ずしも受電開始閾値や受電停止閾値を設けなくてもよい。
1に給電する。A0とA1とは機器間通信を行っているので、A1の受電に際して無線給
電装置との通信が不要となり、無線給電装置からの給電に用いる周波数帯域を占有するこ
とがなくなる。
ブルデバイスを一人のユーザが複数所有する場合、各デバイスが5G基地局(移動体無線
基地局に相当)や無線給電装置との間で個々に通信を行うとデバイスの数だけ周波数帯が
必要となるが、本実施形態によれば、個人の所有する携帯端末装置がグループを形成し、
その内部で無線電力伝送を行うことができることで有限な周波数帯を一人のユーザが複数
占有することを抑止し、複数ユーザに対して無線給電装置や5G基地局から無線電力伝送
がしやすくなる。
置探索処理を実行したが、A0のバッテリ114の残量に応じて給電要求の有無に関係な
く、無線給電装置探索処理を実行してもよい。
受電開始を判断するための閾値(受電開始閾値)以下となったことを検知すると、無線給
電装置探索処理を実行してもよい。
置AOに給電し、自宅ではフル充電をすることができる。
第2実施形態は、A0のバッテリ残量ではA1の要求電力を充たせない場合に、グルー
プAを形成する他のA0のバッテリ残量を用いて最終的にA1に給電する態様である。
、第2実施形態における給電要求及び充電のシーケンスを示す図である。
が可能の判定を経て(S505、S506)、A0からA1に給電する態様を示す。
部104fのメモリに格納されていたA1の位置情報を送信し、A2から直接給電しても
よい。
装置A2から受電してもよい。
0はグループA内の携帯端末装置A2に対してバッテリ残量確認要求とA1の位置情報、
更にはA0からA1に対する給電量の不足量を送信する。
に通知する。
1、及びA2からA1にそれぞれ供給可能な電力量を算出する。そして、A1に対してA
2への給電量を通知する。
知を受信、次いでA0はA1からの給電完了通知をA2に送信する。A0からA1への送
電完了通知をA0から受信したA2は、A1に対して給電を開始する。
知を受信したA0はA2に完了通知を送信し、それをA2が受信すると、A2はA1への
送電を開始し、完了する。
A1がA2に対して、それぞれの送電可能電力量をA1が受電した段階で送電元に対して
完了通知を送信している。
通知を送信したが、図11に示すように、A0からA1に対して送電完了を通知し、A2
に対してA0からの送電完了通知を送信してもよい。
問わない。また、A0とA2が同時にA1に対して送電してもよい。
合であるが、グループA内の通信ネットワークはメッシュ構造、フルコネクト構造などで
もよい。
装置のみならず他の携帯端末装置からも給電が可能となる。また、これにより、無線給電
専用の無線給電装置の負荷が給電可能な携帯端末装置に分散され、無線給電専用の無線給
電装置の低減が可能となる。
第3実施形態は、携帯端末装置の複数のグループ間で給電する実施形態である。図12
は、第3実施形態に係る給電態様を示す図である。
を図示する。グループBの構成は既述グループAと同様である。各グループA,B内の通
信ネットワークはA0、B0を中心とするスター構造である。
)に制御される従属携帯端末装置(以下「B1」と記載する)が給電要求をするものの、
グループB内には電力の余裕がない場合、グループB外に電力を求めなければならない。
ートである。図14は、給電を要求するグループBの主携帯端末装置B0の処理を示すフ
ローチャートである。図15は、給電を要求されたグループAの主携帯端末装置A0の処
理を示すフローチャートである。図16は、グループA,B間の給電要求、応答処理のシ
ーケンス図である。
(S1401)。ステップS1402~S1421は第1実施形態と同様であるので説明
を省略する。
o)、B0の無線給電装置探索部104dが端末グループ情報管理部104fの情報に基
づきグループBの外部に無線給電装置を探しに行く。この時、例えば通信制御部104a
によって第3通信機103のWi-Fi(登録商標)のアドホックモードを働かせて無線
給電装置の探索を無線通信10abにより行う。
B0の端末位置情報取得部104eとA0の端末位置情報取得部104eとの間で、それ
ぞれのもつ端末グループ情報管理部104fの情報を交換するとともに、B0はA0に対
してB1の給電要求及び必要電力量を送信する(S1423、S1501)。
eが取得した位置情報を基に端末グループ情報管理部104fが送電可能かどうかを判定
する(S1502、S1503)。
に送信し、B0が受信する(S1504)。
05)。これにより、双方の相対的な位置関係を把握することが可能となる。
報については、携帯端末装置の無線通信ネットワークの基地局(図示なし)から入手して
もよい。この情報によりA0は送電承認依頼通知をB0へ送信し(S1506)、A0が
受信する(S1426)。
06)。
電開始承諾通知を受信したA0はB1に対して送電を開始する(S1307、S1508
)。
閾値)Vthを超えるまで受電する(S1308、S1309)。VBがVthを超える
と(S1309/Yes)、B1は充電を完了し(S1310)、充電完了通知をB0に
送信し(S1311)、B0が受信する(S1429)。B1から充電完了通知を受信し
たB0は、A0に対してB1の充電完了の通知を送信し(S1430)、A0が受信し(
S1509)、A0は送電を終了する(S1510)。
(S1423)、A0はA0からの送電可能な電力量をもとに送電可能かどうかを判定し
ている(S1503)。判定方法はこれに限定されるものではなく、A0は、グループA
内のA0以外の送電可能な携帯端末装置であるA1、A2から送電可能な電力量の総量で
判定してもよい。
て完了通知を送信している。送電元の電力事情を鑑みると、送電元であるA0が算出した
送電可能量を送電した時点でA0がB1に対する送電を停止してもよい。
ら図16で説明したケースは図17におけるケース2-1に相当する。
1、ケース4、ケース4-1、ケース4-2及びケース4-3はB1が給電要求を出す場
合である。
それ以外のケースではA1である。通信ネットワークがスター構造である場合は、A1、
B1の通信は必ずA0、B0を介してグループ外と通信することになるが、電力の流れは
、必ずしもグループ内の制御を担うA0やB0を通す必要がない。携帯端末装置を間に介
するほど電力の送電効率は低下するため、例えばケース4、ケース4-1、ケース4-2
及びケース4-3で比較すると、ケース4-1のA1⇒B1のように直接送電するのが最
も効率が良い。
104fの情報に基づきグループ外部に無線給電装置を探しに行く場合には、図18Aに
示したようなグループBの外部にある無線給電専用の無線給電装置1800であってもよ
い。グループBの外部にある無線給電専用の無線給電装置1800の場合には、グループ
B内の制御を担うB0が無線給電装置1800と通信1801bsを行い、B0が送電1
802bsを受け、A0からグループA内の従属携帯端末装置A1に給電を行うこともで
きる。
0にB1の位置情報、必要電力量を送信し、無線給電装置1800による給電に関する情
報をA0を介してB1が受信することにより、無線給電装置1800からB1に対して直
接給電してもよい。
び端末グループ情報管理部104fが、グループAからの送電ではB1の要求電力を十分
に満たすことができない(例えば要求電力の20%以下)と判定した場合には、B0はグ
ループA以外に無線給電装置の探索を行う。例えば、図19に示したように、B0はグル
ープC内の制御を担う携帯端末装置C0にアクセスし、グループC内に属する携帯端末装
置C1からB1に送電してもよい。また、無線給電装置の探索は携帯端末装置の無線通信
ネットワークの基地局(図示なし)を介して行ってもよい。
装置のみならず他の携帯端末装置からも給電が可能となる。また、これにより、無線給電
専用の無線給電装置の負荷が給電可能な携帯端末装置に分散され、無線給電専用の無線給
電装置の低減が可能となる。
第4実施形態は、複数のグループが無線給電専用の無線給電装置から受電している時に
グループ間送電を行う実施形態である。図20は、第4実施形態における各グループ及び
無線給電装置の給電関係の概要を示す図である。図21は、第4実施形態における給電シ
ーケンスを示す図である。
給電専用の無線給電装置1800があり、グループA及びグループCは無線給電装置18
00を挟んで、グループBとは反対側にある。
帯端末装置B0に対して周波数fBで送電しているものとする。この状態において、図2
1に示すように、C1が機器間通信10cを使ってC0に給電要求を送信する。
受信通知、次いで待機命令を送信する。C0の無線給電装置探索部104dは、端末グル
ープ情報管理部104fの情報に基づきグループ外部に無線給電装置を探しに行く。この
時、例えば通信制御部104aによって第3通信機のWi-Fi(登録商標)のアドホッ
クモードを働かせて無線給電装置の探索を行い、近接する無線給電装置1800を見出す
。
管理部に格納されている情報を交換する。
は、既にA0及びB0に対してそれぞれ周波数fA、fBで送電しているため、C0に対
して送電の拒絶を返信する。
104fの情報に基づき、A0及びB0を見出す。A0、B0、C0のそれぞれが備える
端末位置情報取得部104eは、それぞれが備える端末グループ情報管理部104fの情
報を無線通信10ca、10bを介して、C0とA0、及びC0とB0との間で、交換す
る。同時に、C0は、A0及びB0の其々に対してC1の給電要求及び必要電力量を送信
する。
104e及び端末グループ情報管理部104fにより、送電可能な電力量を計算し、使用
できる周波数を決定して、送電可能かどうかを判定する。送電可能であれば、A0及びB
0は送電可能通知、送電可能電力量、送電周波数を、他のグループ内の制御を担う携帯端
末装置及び無線給電装置1800に送信する。
800を挟んで、グループBとは反対側に位置しているため、無線給電装置1800から
B0への送電1802bsで用いている周波数fBを用いれば、この送電1802bsと
も、無線給電装置1800からA0への送電1802as(周波数fA)と干渉すること
もないため、携帯端末装置のグループA、グループB及びグループCと無線給電専用の無
線給電装置1800が存在するエリアでの周波数利用効率が上がる。
はA0に対してC0及びC1の端末ID、位置情報を再送する。これにより、双方の相対
的な位置関係を把握することが可能となり、端末IDは課金情報として利用することが可
能となる。端末IDや端末の位置情報については、携帯端末装置の無線通信ネットワーク
の基地局(図示なし)から入手してもよい。この情報によりA0は送電承認依頼通知をC
0へ送信し、C0はC1にA0からの送電承認通知を送信し、A0には送電開始承諾通知
を送信する。送電開始承諾通知を受信したA0は、周波数fBの帯域のアンテナを第1ア
ンテナスイッチ101b又は第2アンテナスイッチ102bにより送電制御回路113側
に切り替える。また、C1は周波数fBの帯域のアンテナを第1アンテナスイッチ101
b又は第2アンテナスイッチ102bにより受電制御回路112側に切り替える。その後
、A0からC1への送電を開始する。
止し、送電完了通知をC0に送信する。A0及びC1は周波数fBの帯域のアンテナスイ
ッチを第1無線用IC101c側、又は第2無線用IC102c側に切り替える。
。一方、グループ間送電を行う際に周波数干渉が発生する場合は、異なる制御を行うこと
ができる。例えば、A0の電力制御部104b、端末位置情報取得部104e及び端末グ
ループ情報管理部104fは、送電可能な電力量を計算し、使用できる周波数を決定して
、送電可能通知、送電可能電力量、送電周波数を、他のグループ内の制御を担う携帯端末
装置及び無線給電装置1800に送信する。この時点で、無線給電装置1800がB0へ
送電する電力残量と、A0からC1への送電電力量を比較する。比較した結果、無線給電
装置1800がB0へ送電する電力残量が、A0からC1への送電電力量より多ければ(
例えば30%以上)、B0は周波数fBをC1への送電のために明け渡すように制御する
ことも可能である。このような制御を行うことによって、より充電必要性の高い携帯端末
装置又は従属携帯端末装置に無線給電を行うための周波数を確保することが可能となる。
みならず他の携帯端末装置からも給電が可能となる。また、これにより、無線給電専用の
無線給電装置1800の負荷が給電可能な携帯端末装置に分散され、無線給電専用の無線
給電装置1800の低減が可能となる。更に、複数グループの位置関係を利用することに
より、複数グループの存在するエリアでの周波数利用効率を上げることも可能となる。
旨から逸脱しない範囲での具体的構成の変更態様は、本発明の技術的範囲に含まれる。
ないが、グループあたりの携帯端末装置数は3つに限られない。一般に、グループXはグ
ループX内の制御を担う携帯端末装置X0とそれに従う携帯端末装置Xi(i=1、2、
・・・)とで構成され、グループX内はX0を中心とするスター構造のネットワークを構
成する。もちろんグループは携帯端末装置X0単独で構成されてもよい。グループX内の
制御を担う携帯端末装置は、例えばBluetooth(登録商標)のペアリング機能を
用いてユーザが決めてもよいが、近距離にある携帯端末装置間で通信を行い、端末装置の
IDをはじめ、電池容量、位置情報、残存電力量、受電機能、送電機能、送電効率、受電
効率、などの情報を基に決めてもよい。例えば、送電機能と受電機能、多種の通信規格の
無線を有し、電池容量が大きな携帯端末装置がグループ内の制御を担う携帯端末装置とな
るようにしてもよい。
31 :機器間通信
32 :機器間通信
41 :電磁波
42 :電磁波
51 :無線給電装置
52 :5G基地局
61 :電磁波
62 :電磁波
A0 :携帯端末装置
A1 :従属携帯端末装置
A2 :携帯端末装置
Claims (4)
- 携帯端末装置であって、
前記携帯端末装置からの制御に応じて動作する少なくとも1つ以上の従属携帯端末装置、および他の携帯端末装置、と通信を行う通信機と、
バッテリと、
制御装置と、を備え、
前記通信機が前記従属携帯端末装置から給電要求信号を受信すると、前記制御装置は前記バッテリに充電されているバッテリ残量を検出し、
前記給電要求信号は、前記従属携帯端末装置が要求する要求電力量を含み、
前記制御装置は、前記バッテリ残量及び前記要求電力量と、前記従属携帯端末装置に対する送電の可否を判断するための給電許容下限値との比較結果に基づいて、前記従属携帯端末装置への送電可否を判断し、
前記制御装置は、
前記携帯端末装置から送電が可能と判断した場合、前記要求電力量に応じた電力量を前記従属携帯端末装置に送電するように制御を行い、
前記携帯端末装置から送電が不可能と判断した場合、送電可能な前記他の携帯端末装置を探索し、探索された前記送電可能な他の携帯端末装置から前記要求電力量に応じた電力量を前記従属携帯端末装置に送電するように、前記他の携帯端末装置に指示する制御を行う、
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項1記載の携帯端末装置であって、
前記通信機は、外部装置と通信を行い、
前記制御装置は、前記送電可能な他の携帯端末装置が探索できなかった場合、前記外部装置と通信し、前記要求電力量に応じた電力量を送電するように制御を行う、
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 送電システムであって、
携帯端末装置と、前記携帯端末装置からの制御に応じて動作する少なくとも1つ以上の従属携帯端末装置、および他の携帯端末装置、において、
前記従属携帯端末装置が給電要求信号を前記携帯端末装置に送信し、
前記給電要求信号は、前記従属携帯端末装置が要求する要求電力量を含み、
前記携帯端末装置は携帯端末装置に充電されているバッテリ残量を検出し、
前記携帯端末装置は、前記バッテリ残量及び前記要求電力量と、前記従属携帯端末装置に対する送電の可否を判断するための給電許容下限値との比較結果に基づいて、前記従属携帯端末装置への送電可否を判断し、
前記携帯端末装置は、
前記携帯端末装置から送電が可能と判断した場合、前記要求電力量に応じた電力量を前記従属携帯端末装置に送電し、
前記携帯端末装置から送電が不可能と判断した場合、送電可能な前記他の携帯端末装置を探索し、探索された前記送電可能な他の携帯端末装置から前記要求電力量に応じた電力量を前記従属携帯端末装置に送電するように、前記他の携帯端末装置に指示する通信を行う、
ことを特徴とする送電システム。 - 請求項3記載の送電システムであって、
前記送電システムは、外部装置を備え、
前記携帯端末装置は、前記送電可能な他の携帯端末装置が探索できなかった場合、前記外部装置と通信し、前記要求電力量に応じた電力量を送電するように通信を行い、
前記外部装置は、前記従属携帯端末装置に前記要求電力量に応じた電力量を送電する、
ことを特徴とする送電システム。
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