JP2013226022A - 携帯端末および携帯端末間における電力融通方法 - Google Patents

携帯端末および携帯端末間における電力融通方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受電側の携帯端末が複数の送電側の携帯端末から電力を融通してもらう際の作業性を向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】携帯端末1−1は、電池残量が所定値未満に低下した場合、送電可否問合せを同報送信して、他の携帯端末1−2、1−4から送電可能通知を受信する。そして、送電可能通知の送信元を一つ選択し、この送信元に送電要求を送信する。それから、送電要求の送信先と非接触電力伝送を開始して電力を受電し電池を充電する。この処理を、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に送電可能通知の送信元を選択して繰り返す。一方、所定値以上の電池残量がある携帯端末1−2、1−4は、送電可否問合せを受信した場合、電池残量から所定値を減算して求めた送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を送電可否問合せの送信元に送信する。その後、送電要求を受信したならば、この送信元に非接触で電力を送電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末に関し、特に携帯端末間における電力融通技術に関する。
特許文献1には、電力低下に伴う機能低下を防止しながら、携帯端末間において電力を融通することを可能とする電力受渡システムが開示されている。この電力受渡システムにおいて、送電側の携帯端末は、ユーザの使用履歴に基づいて自携帯端末の必要電力量を算出し、電池残量がこの必要電力量を下回らない範囲で、受電側の携帯端末に電力を非接触で送電する。一方、受電側の携帯端末は、ユーザの使用履歴に基づいて自携帯端末の必要電力量を算出し、電池残量がこの必要電力量に達するまで充電されたならば、充電を終了して、送電側の携帯端末から電力を過剰に受電するのを防止する。
特開2010−237931号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電力受渡システムでは、送電側の携帯端末の電池残量が必要電力量に満たないか、あるいは必要電力量以上であっても、電池残量からこの必要電力量を除いた残余部分が受電側の携帯端末の必要電力量に満たない場合、送電側の携帯端末は、受電側の携帯端末に全くあるいは十分な電力を送電できない。この場合、受電側の携帯端末のユーザは、送電側の携帯端末となり得る他の携帯端末を見つけて、再度、電力受渡のために必要な操作をしなければならず、煩雑である。特に、送電側の携帯端末となり得る他の携帯端末が近くに複数ある場合、受電側の携帯端末のユーザは、どの携帯端末から受電するのが効率的なのか分からないため、結果として、電力受渡のための操作を何度も繰り返さなければならない可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受電側の携帯端末が複数の送電側の携帯端末から電力を融通してもらう際の作業性を向上させることが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明において、携帯端末は、電池残量が所定電力量未満となったならば、近距離無線通信により送電可否問合せを同報送信して、近距離無線通信可能な範囲に存在する携帯端末から送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信する。そして、送電可能通知の送信元を一つ選択し、近距離無線通信により、選択した送電可能通知の送信元に送電要求を送信する。それから、携帯端末は、送電要求の送信先との非接触電力伝送を開始し、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは送電要求の送信先が送電を終了するまで、送電要求の送信先から非接触で電力を受電する。この処理を、送電可能通知の送信元のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい方から順に送電要求の送信先を選択しながら、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、すべての送電可能通知の送信元が選択されるまで繰り返す。
また、携帯端末は、近距離無線通信により送電可否問合せを受信したならば、電池残量が所定電力量以上であるか否かを調べる。そして、所定電力量以上ならば、電池残量から所定電力量を除いた残余部分を送電可能電力量とし、送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を送電可否問合せの送信元に送信する。その後、送電可否問合せの送信元から送電要求を受信したならば、送電要求の送信元と非接触電力伝送を開始し、自携帯端末の電池残量が所定電力量未満に低下するまで、あるいは送電要求の送信元が受電を終了するまで、送電要求の送信元に非接触で電力を送電する。
例えば、本発明は、他の携帯端末から非接触で電力を受電する携帯端末であって、
自携帯端末の電池残量を計測する電池残量計測手段と、
前記電池残量計測手段により計測された前記電池残量が所定電力量未満となったならば、近距離無線通信により送電可否問合せを同報送信して、近距離無線通信可能な範囲に存在する前記他の携帯端末から送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信する送電可否問合せ手段と、
近距離無線通信により、前記送電可能通知の送信元に送電要求を送信する送電要求手段と、
前記送電要求手段により前記送電要求が送信された場合に、前記送電要求の送信先と非接触電力伝送を開始して、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは前記送電要求の送信先が送電を終了するまで、前記送電要求の送信先から電力を非接触で受電して、自携帯端末の電池を充電する受電手段と、を有し、
前記送電要求手段は、
自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、前記送電可能通知の送信元がすべて選択されるまで、前記送電可能通知の送信元を選択し、選択した前記送電可能通知の送信元に送電要求を送信する。
また、本発明は、他の携帯端末に非接触で電力を送電する携帯端末であって、
自携帯端末の電池残量を計測する電池残量計測手段と、
近距離無線通信により前記他の携帯端末から送電可否問合せを受信した場合に、前記電池残量計測手段により計測された前記電池残量が所定電力量以上ならば、当該電池残量から当該所定電力量を差し引いた値を送電可能電力量とし、当該送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を、前記送電可否問合せの送信元に送信する送電可否問合せ応答手段と、
前記他の携帯端末から送電要求を受信する送電要求受付手段と、
前記送電要求受付手段により前記他の携帯端末から前記送電要求を受信した場合に、前記他の携帯端末と非接触電力伝送を開始して、自携帯端末の電池残量が所定電力量に低下するまで、あるいは前記他の携帯端末が受電を終了するまで、前記他の携帯端末に非接触で電力を送電する送電手段と、を有する。
本発明において、携帯端末は、送電可否問合せを同報送信して、他の携帯端末から送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信する。そして、送電可能通知の送信元から非接触で電力を受電する処理を、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に方から順に送電可能通知の送信元を送電元として選択しながら、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、すべての送電可能通知の送信元から受電するまで繰り返す。このため、本発明によれば、受電側の携帯端末が複数の送電側の携帯端末から電力を融通してもらう際の作業性を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の第一実施の形態に係る複数の携帯端末1間における電力融通動作を説明するためのシーケンス図である。 図2は、携帯端末1の概略機能構成図である。 図3は、送電可能端末記憶部106の登録内容例を模式的に表した図である。 図4は、予約先端末記憶部109の登録内容例を模式的に表した図である。 図5は、携帯端末1の受電動作を説明するためのフロー図である。 図6は、携帯端末1の送電動作を説明するためのフロー図である。 図7は、本発明の第二実施の形態に係る複数の携帯端末1A間における電力融通動作を説明するためのシーケンス図である。 図8は、本発明の第二実施の形態に係る複数の携帯端末1A間における電力融通動作を説明するためのシーケンス図(図7の続き)である。 図9は、携帯端末1Aの概略機能構成図である。 図10は、携帯端末1Aの送電動作を説明するためのフロー図である。 図11は、携帯端末1Aの代行依頼端末処理(図10のS406)を説明するためのフロー図である。 図12は、携帯端末1Aの代表端末処理(図10のS409)を説明するためのフロー図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
<第一実施の形態>
本実施の形態に係る携帯端末1−1〜1−4(以下、単に携帯端末1とも称する)は、非接触電力伝送機能を有しており、自携帯端末1の電池残量が所定値B1未満に低下した場合に、自携帯端末1の近傍に位置する他の少なくとも一台の携帯端末1から電力を非接触で受電して、自携帯端末1の電池を充電する。また、携帯端末1は、自携帯端末1の近傍に位置する他の携帯端末1からの送電要求に従い、自携帯端末1の電池残量から自携帯端末1に必要な電力量を差し引いた値(送電可能電力量)を上限として、この他の携帯端末1に電力を非接触で送電する。
図1は、本実施の形態に係る複数の携帯端末1間における電力融通動作を説明するためのシーケンス図である。
携帯端末1−1〜1−4は、逐次、自携帯端末1の電池残量を監視している。ここで、携帯端末1−1の電池残量が所定電力量B1(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば30分)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)未満にまで低下すると、携帯端末1−1はこれを検知し(S100)、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信を用いて送電可否問合せをブロードキャスト送信する(S101)。そして、所定時間T1(例えば3分)を経過するまで、他の携帯端末1から送電可能通知が送られてくるのを待つ。
携帯端末1−2〜1−4は、近距離無線通信により送電可否問合せを受信すると、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B2(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば3時間)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)以上あるか否かを確認する(S102〜S104)。ここでは、携帯端末1−2、1−4の電池残量は所定電力量B2以上あり、携帯端末1−3の電池残量は所定電力量B2未満であるとする。
携帯端末1−2、1−4は、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B2以上あることを確認すると、自携帯端末1の電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を、送電可能電力量として算出する(S105、S106)。そして、算出した送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を生成し、送電可否問合せの送信元である携帯端末1−1に、この送電可能通知を近距離無線通信により送信する(S107、S108)。
つぎに、携帯端末1−1は、送電可否問合せの送信後、所定時間T1を経過したならば、それまでに受信した送電可能通知の送信元のなかから、送電を依頼する電力予約先を決定する(S109)。具体的には、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に、この送電可能電力量の合計値に自携帯端末1の電池残量を加算した値が所定電力量B3(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば2時間)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)以上となるまで、もしくは送電可能通知の送信元がすべて選択されるまで、送電可能通知の送信元を選択し、選択した送電可能通知の送信元を電力予約先に決定する。ここでは、携帯端末1−2、1−4の順に、両方とも電力予約先に決定されたものとする。携帯端末1−1は、電力予約先に決定された携帯端末1−2、1−4のそれぞれに、近距離無線通信を用いて送電予約要求を送信する(S110、S111)。
携帯端末1−2、1−4は、送電可能通知の送信先である携帯端末1−1から送電予約要求を受信すると、携帯端末1−1に対する送電の予約を受け付ける(S112、S113)。そして、所定時間T2(例えば1時間)を経過するまでの間、他の携帯端末1からの送電可否問合せを無視し、送電可能通知を返信しないようにする。
つぎに、携帯端末1−1は、未選択の電力予約先のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい電力予約先を一つ選択する。ここでは、携帯端末1−2が選択されたものとする。携帯端末1−1は、近距離無線通信を用いて携帯端末1−2に送電要求を送信し(S114)、非接触電力伝送による受電機能を有効にして、携帯端末1−2から電力を非接触で受電できるように、携帯端末1−2に近づくなどの所定の準備を操作者に促すガイダンスを出力する。一方、携帯端末1−2は、携帯端末1−1から送電要求を受信すると、非接触電力伝送による送電機能を有効にして、携帯端末1−1に電力を非接触で送電できるように、携帯端末1−1に近づくなどの所定の準備を操作者に促すガイダンスを出力する。
その後、携帯端末1−2は、携帯端末1−1の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S115)、携帯端末1−1への非接触による送電を開始する(S117)。同様に、携帯端末1−1は、携帯端末1−2の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S116)、携帯端末1−2からの非接触による受電を開始する(S118)。以上により、携帯端末1−1の二次電池103の充電が開始される。
つぎに、携帯端末1−2の電池残量が所定電力量B2にまで低下すると、携帯端末1−2はこれを検知し(S119)、携帯端末1−1への非接触による送電を終了して、携帯端末1−1に送電終了通知を送信する(S120)。これを受けて、携帯端末1−1は、携帯端末1−2からの非接触による受電を終了する(S121)。
つぎに、携帯端末1−1は、未選択の電力予約先のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい電力予約先を一つ選択する。ここでは、携帯端末1−4が選択される。携帯端末1−1は、近距離無線通信を用いて携帯端末1−4に送電要求を送信する(S122)。また、携帯端末1−1は、携帯端末1−4から電力を非接触で受電できるように、携帯端末1−4に近づくなどの所定の準備を操作者に促すガイダンスを出力する。一方、携帯端末1−4は、携帯端末1−1から送電要求を受信すると、非接触電力伝送による送電機能を有効にして、携帯端末1−1に電力を非接触で送電できるように、携帯端末1−1に近づくなどの所定の準備を操作者に促すガイダンスを出力する。
その後、携帯端末1−4は、携帯端末1−1の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S123)、携帯端末1−1への非接触による送電を開始する(S125)。同様に、携帯端末1−1は、携帯端末1−4の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S124)、携帯端末1−4からの非接触による受電を開始する(S126)。以上により、携帯端末1−1の二次電池103の充電が開始される。
携帯端末1−1の電池残量が所定電力量B3にまで上昇すると、携帯端末1−1はこれを検知し(S127)、携帯端末1−4からの非接触による受電を終了して、携帯端末1−4に受電終了通知を送信する(S128)。これを受けて、携帯端末1−4は、携帯端末1−1への非接触による送電を終了する(S129)。
つぎに、携帯端末1の詳細を説明する。
図2は、携帯端末1の概略機能構成図である。
図示するように、携帯端末1は、携帯電話機能部100と、マンマシンインターフェース部101と、近距離無線インターフェース部102と、二次電池103と、電池残量計測部104と、送電可否問合せ部105と、送電可能端末記憶部106と、送電可否問合せ応答部107と、送電予約部108と、予約先端末記憶部109と、送電予約受付部110と、予約元端末記憶部111と、送電要求部112と、送電要求受付部113と、非接触受電部114と、非接触送電部115と、充電制御部116と、を備えている。
携帯電話機能部100は、携帯電話機としての本質的な機能に加え、電子メール、Webブラウザ等の付加的な機能を実現するための機能部であり、図示していないが、無線基地局あるいは無線アクセスポイントを介してWANに接続するための無線インターフェースを備えている。
マンマシンインターフェース部101は、操作者が、携帯電話、電子メール、Webブラウザを含む各種機能に対する操作を行うためのインターフェースであり、図示していないが、マイク・スピーカの入出力部、ダイヤルキー等の操作部、およびLCD、LED等の表示部を備えている。
近距離無線インターフェース部102は、ブルートゥース(登録商標)、無線LANによるアドホック通信、Zigbee(登録商標)等の近距離無線通信を用いて、自携帯端末1の近傍に存在する他の携帯端末1と通信するためのインターフェースである。
二次電池103は、携帯端末1の各部に電力を供給するための電源として機能する。
電池残量計測部104は、逐次あるいは定期的に、二次電池103の電池残量を計測する。
送電可否問合せ部105は、電池残量計測部104により計測された電池残量が所定電力量B1未満となった場合に、近距離無線インターフェース部102を用いて送電可否問合せをブロードキャスト送信する。そして、近距離無線インターフェース部102を介して、自携帯端末1の近傍に位置する他の携帯端末1から送電可能通知を受信する。
送電可能端末記憶部106には、送電可否問合せ部105で受信した送電可能通知の送信元である携帯端末(送電可能端末)1の情報が記憶される。図3は、送電可能端末記憶部106の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、送電可能端末記憶部106には、送電可能端末1毎にレコード1060が記憶される。レコード1060は、送電可能端末1のアドレス情報を登録するフィールド1061と、送電可能通知で指定されているユーザ情報(電話番号、ユーザ名等)および送電可能電力量を登録するフィールド1062、1063と、を有する。
送電可否問合せ応答部107は、近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1から送電可否問合せを受信した場合に、後述の予約元端末記憶部111に、送電予約要求の送信元である携帯端末(予約元端末)1の情報が登録されていないならば、電池残量計測部104により計測された電池残量が所定電力量B2以上であるか否かを調べる。そして、電池残量が所定電力量B2以上であるならば、この電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を送電可能電力量として算出し、この送電可能電力量と自携帯端末1のユーザ情報との指定を伴う送電可能通知を、近距離無線インターフェース部102を介して送電可否問合せの送信元に送信する。
送電予約部108は、送電可能端末記憶部106を参照し、送電可能端末1のなかから電力予約先を決定する。具体的には、フィールド1063に登録されている送電可能電力量の大きい順にレコード1060を順次選択しながら、電池残量計測部104により計測された電池残量に送電可能電力量を加算してゆき、その加算値が所定電力量B3以上となったら、もしくは送電可能端末記憶部106内のレコード1060がすべて選択されたら、それまでに選択したレコード1060により特定される送電可能端末1を電力予約先に決定する。そして、電力予約先に決定された各送電可能端末1に、自携帯端末1のユーザ情報の指定を伴う送電予約要求を、近距離無線インターフェース部102を介して送信する。
予約先端末記憶部109には、電力予約先である携帯端末(予約先端末)1の情報が記憶される。図4は、予約先端末記憶部109の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、予約先端末記憶部109には、予約先端末1毎にレコード1090が記憶される。レコード1090は、予約先端末1のアドレス情報を登録するフィールド1091と、予約先端末1のユーザ情報を登録するフィールド1092と、電力の予約順位を登録するフィールド1093と、を有する。ここで、電力の予約順位は、送電可能電力量の大きい順に設定される。
送電予約受付部110は、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1から送電予約要求を受信した場合に、この送電予約要求の送信元である予約元端末1の情報を予約元端末記憶部111に記憶する。
予約元端末記憶部111には、送電予約受付部110で受信した送電予約要求の送信元である予約元端末1の情報(端末ID、ユーザ情報、アドレス情報等)が記憶される。
送電要求部112は、予約先端末記憶部109を参照し、予約順位に従って未選択の予約先端末1を一つ選択し、近距離無線インターフェース部102を介して、選択した予約先端末1に送電要求を送信するとともに、後述する充電制御部116に、この予約先端末1からの受電を指示する。また、この予約先端末1から電力を非接触で受電できるように、マンマシンインターフェース部101を介して、この予約先端末1のユーザ情報等を操作者に知らせて、この予約先端末1に近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。送電要求部112は、以上の処理を、予約先端末記憶部109に記憶されている予約先端末1がすべて選択されるまで、あるいは電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B3以上に回復するまで繰り返す。
送電要求受付部113は、近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1から送電要求を受信した場合に、この送電要求の送信元への送電を、後述する充電制御部116に指示する。
非接触受電部114は、充電制御部116の指示に従い他の携帯端末1から電力を非接触で受電する。
非接触送電部115は、充電制御部116の指示に従い他の携帯端末1に二次電池103の電力を非接触で送電する。
充電制御部116は、送電要求部112の指示に従い、非接触受電部114を有効にして送電要求の送信先と非接触電力伝送を開始し、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B3以上に回復するまで、あるいは送電要求の送信先が送電を終了するまで、送電要求の送信先から電力を非接触で受電して、二次電池103を充電する。
また、充電制御部116は、送電要求受付部113の指示に従い、非接触送電部115を有効にして送電要求の送信元と非接触電力伝送を開始し、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2に低下するまで、あるいは送電要求の送信元が受電を終了するまで、二次電池103に蓄えられている電力を送電要求の送信元に非接触で送電する。
図5は、携帯端末1の受電動作を説明するためのフロー図である。
このフローは、電池残量計測部104で計測された二次電池103の電池残量が所定電力値B1未満にまで低下したことを、送電可否問合せ部105が検知することにより開始される。
まず、送電可否問合せ部105は、送電可能端末記憶部106をリセットして登録内容を消去するとともに、近距離無線インターフェース部102を用いて送電可否問合せをブロードキャスト送信する(S200)。そして、所定時間T1の経過によりタイムアウトするまでの間(S203)、近距離無線インターフェース部102を介して、自携帯端末1の近傍に位置する他の携帯端末1から送電可能通知が送られてくるのを待つ。ここで、送電可能通知を受信したならば(S201でYES)、送電可能端末記憶部106に新たな送電可能端末1のレコード1060を追加して、このレコード1060に、送電可能端末1のアドレス情報と、送電可能通知で指定されているユーザ情報、および送電可能電力量を登録する(S202)。
図示していないが、いずれの携帯端末1からも送電可能通知を受信せずにタイムアウトしたならば、例えば、送電可能な携帯端末1が近くに存在しない旨のメッセージ等をマンマシンインターフェース部101から出力してから、フローを終了する。一方、少なくとも1つの携帯端末1から送電可能通知を受信してからタイムアウトしたならば(S203でYES)、送電予約部108は、予約先端末記憶部109をリセットして登録内容を消去するとともに、送電可能端末記憶部106を参照し、送電可能端末1のなかから電力予約先を決定する。具体的には、フィールド1063に登録されている送電可能電力量の大きい順にレコード1060を順次選択しながら、電池残量計測部104により計測された電池残量に送電可能電力量を加算してゆき、その加算値が所定電力量B3以上となったら、もしくは送電可能端末記憶部106内のレコード1060がすべて選択されたら、これまでに選択したレコード1060により特定される携帯端末1を、電力予約先、つまり予約先端末1に決定する。そして、選択したレコード1060ごとに、予約先端末記憶部109に新たなレコード1090を追加し、この新たなレコード1090のフィールド1091〜1093に、選択したレコード1060のフィールド1061、1062のアドレス情報、ユーザ情報、および、レコード1060のフィールド1063の送電可能電力量の大きい順に割り当てた予約順位を登録する(S204)。
それから、送電予約部108は、予約先端末記憶部109を参照し、各レコード1090のフィールド1091に登録されているアドレス情報により特定される予約先端末1に、自携帯端末1のユーザ情報の指定を伴う送電予約要求を、近距離無線インターフェース部102を介して送信する(S205)。
つぎに、送電要求部112は、予約先端末記憶部109を参照し、各レコード1090のフィールド1093に登録されている予約順位に従って、未選択のレコード1090を一つ選択する(S206)。それから、近距離無線インターフェース部102を介して、選択したレコード1090のフィールド1091のアドレス情報により特定される予約先端末1に送電要求を送信するとともに、充電制御部116に、この予約先端末1からの受電を指示する(S207)。
また、送電要求部112は、選択したレコード1090のフィールド1092に登録されている予約先端末1のユーザ情報等を操作者に知らせ、自携帯端末1を、この予約先端末1に近づかせるなど、この予約先端末1から電力を非接触で受電するための所定の準備を促すガイダンスをマンマシンインターフェース部101から出力する(S208)。
つぎに、充電制御部116は、非接触受電部114を有効にして、自携帯端末1が、送電要求の送信先の予約先端末1の非接触電力伝送範囲内にいることを含む所定の受電開始条件を満足するのを待つ(S209)。そして、受電開始条件を満足したならば(S209でYES)、送電要求の送信先の予約先端末1から電力を非接触で受電して、二次電池103の充電を開始する(S210)。
さて、充電制御部116は、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B3以上にまで回復したことを検知すると(S211でYES)、非接触受電部114を無効にして、二次電池103の充電を終了し(S212)、送電要求部112に受電終了を通知する。これを受けて、送電要求部112は、近距離無線インターフェース部102を介して送電要求の送信先の予約先端末1に受電終了通知を送信する(S213)。
また、送電要求部112は、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B3に回復する前(S211でNO)に、近距離無線インターフェース部102を介して送電要求の送信先の予約先端末1から送電終了通知を受信すると(S214でYES)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、送電要求の送信先の予約先端末1からの受電を終了する。また、送電要求部112は、予約先端末記憶部109を参照し、未選択のレコード1090、つまり、送電要求を送信していない予約先端末1が存在するか否かを判断する(S215)。予約先端末記憶部109に未選択のレコード1090が存在するならば(S215でYES)、S206に戻る。一方、予約先端末記憶部109に未選択のレコード1090が存在しないならば(S215でNO)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、非接触受電部114を無効にして、二次電池103の充電を終了する(S216)。
図6は、携帯端末1の送電動作を説明するためのフロー図である。
このフローは、送電可否問合せ応答部107が近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1から送電可否問合せを受信することにより開始される。
まず、送電可否問合せ応答部107は、予約元端末記憶部111を参照し、予約元端末1の情報が既に登録されているか否かを判断する(S220)。予約元端末1の情報が既に登録されているならば(S220でYES)、送電可否問合せに応答することなくこのフローを終了する。
一方、予約元端末1の情報が登録されていない場合(S220でNO)、送電可否問合せ応答部107は、電池残量計測部104により計測された電池残量が所定電力量B2以上であるか否かをさらに調べる(S221)。そして、電池残量が所定電力量B2以上でないならば(S221でNO)、送電可否問合せに応答することなくこのフローを終了する。
一方、電池残量が所定電力量B2以上である場合(S221でYES)、送電可否問合せ応答部107は、この電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を送電可能電力量として算出する(S222)。それから、送電可否問合せ応答部107は、自携帯端末1のユーザ情報および送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を、近距離無線インターフェース部102を介して送電可否問合せの送信元に送信する(S223)。なお、送電可能電力量が所定値よりも小さい場合、つまり、送電可否問合せの送信元に提供できる電力量がわずかな場合には、送電可否問合せの送信元に送電可能通知を返信せずに、このフローを終了するようにしてもよい。
つぎに、送電予約受付部110は、送電可能通知の送信後、所定時間T3(例えば1分)内に送電予約要求を受信しなければ(S224でNO)、このフローを終了する。一方、送電可能通知の送信後、所定時間T3内に送電予約要求を受信したならば(S224でYES)、送電予約要求の送信元の携帯端末1のアドレス情報およびこの送電予約要求で指定されているユーザ情報を含む情報を、予約元端末1の情報として予約元端末記憶部111に登録する(S225)。
つぎに、送電要求受付部113は、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1から送電要求を受信することなく(S226でNO)、所定時間T2の経過によりタイムアウトしたならば(S227でYES)、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去し(S228)、このフローを終了する。
一方、送電要求受付部113は、所定時間T2の経過によりタイムアウトする前に(S227でNO)、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1から送電要求を受信したならば(S226でYES)、予約元端末1への送電を充電制御部116に指示するとともに、予約元端末記憶部111に記憶されている予約元端末1のユーザ情報等を操作者に知らせ、自携帯端末1をこの予約元端末1に近づかせるなど、この予約元端末1へ電力を非接触で送電するための所定の準備を促すガイダンスをマンマシンインターフェース部101から出力する(S229)。
つぎに、充電制御部116は、非接触送電部115を有効にして、自携帯端末1が、送電要求の送信元である予約元端末1の非接触電力伝送範囲内にいることを含む所定の送電開始条件を満足するのを待つ(S230)。そして、送電開始条件を満足したならば(S230でYES)、二次電池103に蓄えられている電力を、非接触送電部115を介して予約元端末1へ非接触で送電する(S231)。
さて、充電制御部116は、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2にまで低下したことを検知すると(S232でNO)、非接触送電部115を無効にして、非接触による送電を終了し(S233)、送電要求受付部113に送電終了を通知する。これを受けて、送電要求受付部113は、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1に送電終了通知を送信するとともに(S234)、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去する(S237)。
また、送電要求受付部113は、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2に低下する前(S232でYES)に、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1から受電終了通知を受信すると(S235でYES)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、非接触送電部115を無効にして、非接触による送電を終了する(S236)。また、送電要求受付部113は、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去する(S237)。
以上、本発明の第一実施の形態を説明した。
本実施の形態に係る携帯端末1は、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B1未満にまで低下した場合に、近距離無線通信により送電可否問合せをブロードキャスト送信して、近傍に存在する他の携帯端末1から送電可能通知を受信する。そして、送電可能通知の送信元を一つ選択し、選択した送電可能通知の送信元に送電要求を送信する。それから、携帯端末1は、送電要求の送信先と非接触電力伝送を開始し、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B3以上となるまで、あるいは送電要求の送信先が送電を終了するまで、送電要求の送信先から非接触で電力を受電する。この処理を、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B3以上となるまで、あるいは、すべての送電可能通知の送信元が選択されるまで繰り返す。
また、携帯端末1は、近距離無線通信により送電可否問合せを受信したならば、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B2以上であるか否かを調べる。そして、所定電力量B2以上ならば、電池残量から所定電力量B2を除いた残余部分を送電可能電力量とし、この送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を送電可否問合せの送信元に送信する。その後、送電可否問合せの送信元から送電要求を受信したならば、送電要求の送信元と非接触電力伝送を開始し、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B2に低下するまで、あるいは送電要求の送信元が受電を終了するまで、送電要求の送信元に非接触で電力を送電する。
このように、本実施の形態に係る携帯端末1は、送電可否問合せをブロードキャスト送信して、他の携帯端末1から送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信する。そして、送電可能通知の送信元から非接触で電力を受電する処理を、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B3以上となるまで、あるいは、すべての送電可能通知の送信元から受電するまで自動的に繰り返す。このため、受電側の携帯端末1のユーザには、送電側の携帯端末1となり得る他の携帯端末1を、自携帯端末1の必要電力に応じた台数探す手間がかからず、受電側の携帯端末1が複数の送電側の携帯端末1から電力を融通してもらう際の作業性が向上する。
また、本実施の形態に係る携帯端末1は、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の合計値を電池残量に加えた値が所定電力量B3に達するまで、送電可能通知の送信元のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に少なくとも一台の電力予約先を決定し、決定した電力予約先に送電予約要求を送信する。そして、送電可能電力量の大きい順に電力予約先を選択し、選択した電力予約先に送電要求を送信する。また、携帯端末1は、他の携帯端末1から送電予約要求を受信した場合に、所定時間T2を経過するまでの間、新たに受信した送電可否問合せに対する送電可能通知の送信を規制する。
このように、本実施の形態に係る携帯端末1によれば、自携帯端末1の近傍に存在する複数の他の携帯端末1のうち、送電可能電力量がより大きい携帯端末1に対して送電予約を入れることにより、これらの電力に余裕ある携帯端末1の電力を優先的に受電することが可能となり、受電側の携帯端末1のユーザは、必要最小限の受電回数で必要電力をまかなうことが可能となるので、受電側の携帯端末1が複数の送電側の携帯端末1から電力を融通してもらう際の作業性がさらに向上する。
<第二実施の形態>
本実施の形態に係る携帯端末1A−1〜1A−4(以下、単に携帯端末1Aとも称する)も、非接触電力伝送機能を有しており、自携帯端末1Aの電池残量が所定値B1未満に低下した場合に、自携帯端末1Aの近傍に位置する他の携帯端末1Aから電力を非接触で受電して、自携帯端末1Aの電池を充電する点、および、自携帯端末1Aの近傍に位置する他の携帯端末1Aからの送電要求に従い、送電可能電力量を上限として、この他の携帯端末1Aに電力を非接触で送電する点において、上記第一実施の形態に係る携帯端末1と同様である。
しかし、本実施の形態に係る携帯端末1Aは、自携帯端末1Aの近傍に位置する他の携帯端末1Aから送電可否問合せを受信した場合に、自携帯端末1Aを含むこの送電可否問合せを送信した複数の携帯端末1A間で代表端末1Aを決定する、そして、代表端末1Aが、送電可否問合せを送信した携帯端末1Aへの送電を代行する。この点において、上記第一実施の形態に係る携帯端末1と異なる。
図7および図8は、本実施の形態に係る複数の携帯端末1A間における電力融通動作を説明するためのシーケンス図である。
携帯端末1A−1〜1A−4は、逐次、自携帯端末1Aの電池残量を監視している。ここで、携帯端末1A−1の電池残量が所定電力量B1(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば30分)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)未満にまで低下すると、携帯端末1A−1はこれを検知し(S300)、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信を用いて送電可否問合せをブロードキャスト送信する(S301)。そして、所定時間T1(例えば3分)を経過するまで、他の携帯端末1Aから送電可能通知が送られてくるのを待つ。
携帯端末1A−2〜1A−4は、近距離無線通信により送電可否問合せを受信すると、自携帯端末1の電池残量が所定電力量B2(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば3時間)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)以上あるか否かを確認する(S302〜S304)。ここでは、すべての携帯端末1A−2〜1A−4の電池残量が所定電力量B2以上あるとする。
携帯端末1A−2〜1A−4は、自携帯端末1Aの電池残量が所定電力量B2以上あることを確認すると、乱数タイマを起動する(S305〜S307)。そして、乱数に基づいて待ち時間を設定し、この待ち時間の経過により乱数タイマがタイムアウトするのを待つ。ここで、携帯端末1A−2の乱数タイマが最初にタイムアウトしたものとする(S308)。これを受けて、携帯端末1A−2は、自携帯端末1A−2が代表端末1A−2になった旨を他の携帯端末1Aに知らせるための代表宣言を、近距離無線通信によりブロードキャスト送信する(S309)。そして、携帯端末1A−3、1A−4は、自携帯端末1Aの乱数タイマがタイムアウトする前に、携帯端末1A−2から代表宣言を受信して、携帯端末1A−2が代表端末1A−2となったことを認識し、自携帯端末1Aを代行依頼端末1Aに設定する(S310、S311)。
なお、本実施の形態では、乱数タイマが最初にタイムアウトした携帯端末1Aを代表端末にしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、携帯端末1Aが他の携帯端末1Aから送信される送電可否問合せの電波強度を監視し、送信可否問合せを受信した携帯端末1A間でこの送電可否問合せの電波強度を例えば同報送信により通知し合い、この電波強度の最も高い携帯端末1Aが代表端末となるようにしてもよい。
つぎに、代表端末1A−2および代行依頼端末1A−3、1A−4は、自携帯端末1Aの電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を送電可能電力量として算出する(S312〜S314)。そして、代行依頼端末1A−3、1A−4は、算出した送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を生成し、代表端末1A−2に、この送電可能通知を近距離無線通信により送信する(S315、S316)。
つぎに、代表端末1A−2は、代表宣言の送信後、所定時間T4(例えば2分)を経過したならば、それまでに受信した送電可能通知の送信元の携帯端末1A−3、1A−4を代行依頼端末1A−3、1A−4と認識するともに、これらの送電可能通知で指定されている送電可能電力量と、自携帯端末1A−2の送電可能電力量とを合計して、携帯端末1A−2〜1A−4の送電可能電力量を統合する(S317)。それから、代表端末1A−2は、送電可能電力量としてこの統合値の指定を伴う送電可能通知を生成し、送電可否問合せの送信元である携帯端末1A−1に、この送電可能通知を近距離無線通信により送信する(S318)。
つぎに、携帯端末1A−1は、送電可否問合せの送信後、所定時間T1を経過したならば、それまでに受信した送電可能通知の送信元のなかから、送電を依頼する電力予約先を決定する(S319)。具体的には、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に、この送電可能電力量の合計値に自携帯端末1A−1の電池残量を加算した値が所定電力量B3(電話機能、電子メール機能等の所定の機能を維持しつつ所定時間(例えば2時間)稼働するのに必要な電力量に所定のマージンを加えた電力量)以上となるまで、もしくは送電可能通知の送信元がすべて選択されるまで、送電可能通知の送信元を選択し、選択した送電可能通知の送信元を電力予約先に決定する。ここでは、代表端末1A−2のみが携帯端末1A−1に送電可能通知を送信しているため、代表端末1A−2のみが電力予約先に決定される。携帯端末1A−1は、電力予約先に決定された代表端末1A−2に、近距離無線通信を用いて送電予約要求を送信する(S320)。
代表端末1A−2は、送電可能通知の送信先である携帯端末1A−1から送電予約要求を受信すると、携帯端末1A−1に対する送電の予約を受け付け、携帯端末1A−1を予約元端末1−1Aとして登録する(S321)。そして、所定時間T2(例えば1時間)を経過するまでの間、他の携帯端末1Aからの送電可否問合せを無視し、送電可能通知を返信しないようにする。また、代表端末1A−2は、代行依頼端末1A−3、1A−4を電力予約先に決定し(S322)、電力予約先に決定された代行依頼端末1A−3、1A−4に、近距離無線通信を用いて送電予約要求を送信する(S323、S324)。
代行依頼端末1A−3、1A−4は、代表端末1A−2から送電予約要求を受信すると、代表端末1A−2に対する送電の予約を受け付ける(S325、S326)。そして、所定時間T2を経過するまでの間、他の携帯端末1Aからの送電可否問合せを無視し、送電可能通知を返信しないようにする。
つぎに、予約元端末1A−1は、唯一の電力予約先である代表端末1A−2に送電要求を近距離無線通信により送信し(S327)、非接触電力伝送による受電機能を有効にして、代表端末1A−2から電力を非接触で受電できるように、代表端末1A−2に近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。一方、代表端末1A−2は、予約元端末1A−1から送電要求を受信すると、非接触電力伝送による送電機能を有効にして、予約元端末1A−1に電力を非接触で送電できるように、予約元端末1A−1に近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。
その後、代表端末1A−2は、予約元端末1A−1の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S328)、予約元端末1A−1への非接触による送電を開始する(S330)。同様に、予約元端末1A−1は、代表端末1A−2の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S329)、代表端末1A−2からの非接触による受電を開始する(S331)。以上により、予約元端末1A−1の二次電池103の充電が開始される。
つぎに、代表端末1A−2は、未選択の電力予約先(代行依頼端末)1A−3、1A−4のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい電力予約先を一つ選択する。ここでは、一方の代行依頼端末1A−3が選択されたものとする。代表端末1A−2は、近距離無線通信を用いて代行依頼端末1A−3に、予約元端末1A−1への送電に使用しているチャネル以外のチャネルの指定を伴う送電要求を送信し(S332)、この指定チャネルによる非接触電力伝送による受電機能を有効にする。一方、電力予約先として選択された代行依頼端末1A−3は、代表端末A−2から送電要求を受信すると、この送電要求で指定されているチャネルを用いた非接触電力伝送による送電機能を有効にし、代表端末1A−2に電力を非接触で送電できるように、代表端末1A−2に近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。
その後、代行依頼端末1A−3は、代表端末1A−2の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S333)、代表端末1A−2から受信した送電要求で指定されているチャネルを用いて、代表端末1A−2への非接触による送電を開始する(S335)。同様に、代表端末1A−2は、代行依頼端末1A−3の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S334)、代行依頼端末1A−3に送信した送電要求で指定されているチャネルを用いて、代行依頼端末1A−3からの非接触による受電を開始する(S336)。以上により、代表端末1A−2は、予約元端末1A−1へ送電しつつも、代行依頼端末1A−3から受電した電力により二次電池103を充電する。
つぎに、代行依頼端末1A−3の電池残量が所定電力量B2にまで低下すると、代行依頼端末1A−3はこれを検知し(S337)、代表端末1A−2への非接触による送電を終了して、代表端末1A−2に送電終了通知を送信する(S338)。これを受けて、代表端末1A−2は、代行依頼端末1A−3からの非接触による受電を終了する(S339)。
つぎに、代表端末1A−2は、未選択の電力予約先(代行依頼端末)1A−4のなかから、送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい電力予約先を一つ選択する。ここでは、残りの代行依頼端末1A−4が選択される。代表端末1A−2は、近距離無線通信を用いて代行依頼端末1A−4に、予約元端末1A−1への送電に使用しているチャネル以外のチャネルの指定を伴う送電要求を送信し(S340)、この指定チャネルによる非接触電力伝送による受電機能を有効にする。一方、電力予約先として新たに選択された代行依頼端末1A−4は、代表端末1A−2から送電要求を受信すると、この送電要求で指定されているチャネルを用いた非接触電力伝送による送電機能を有効にして、代表端末1A−2に電力を非接触で送電できるように、代表端末1A−2に近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。
その後、代行依頼端末1A−4は、代表端末1A−2の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S341)、代表端末1A−2から受信した送電要求で指定されているチャネルを用いて、代表端末1A−2への非接触による送電を開始する(S343)。同様に、代表端末1A−2は、代行依頼端末1A−4の非接触電力伝送範囲内に進入したことを検知すると(S342)、代行依頼端末1A−4に送信した送電要求で指定されているチャネルを用いて、代行依頼端末1A−4からの非接触による受電を開始する(S344)。以上により、代表端末1A−2は、予約元端末1A−1へ送電しつつも、代行依頼端末1A−4から受電した電力により二次電池103を充電する。
つぎに、予約元端末1A−1の電池残量が所定電力量B3にまで回復すると、予約元端末1A−1はこれを検知し(S345)、代表端末1A−2からの非接触による受電を終了して、代表端末1A−2に受電終了通知を送信する(S346)。これを受けて、代表端末1A−2は、予約元端末1A−1への非接触による送電を終了する(S347)。
また、代表端末1A−2は、代行依頼端末1A−4からの非接触による受電を終了して、代行依頼端末1A−4に受電終了通知を送信する(S348)。これを受けて、代行依頼端末1A−4は、代表端末1A−2への非接触による送電を終了する(S349)。
つぎに、携帯端末1Aの詳細を説明する。
図9は、携帯端末1Aの概略機能構成図である。なお、本実施の形態に係る携帯端末1Aにおいて、図2に示す第一実施の形態に係る携帯端末1と同じ機能を有するものには、同じ符号を付している。
図示するように、本実施の形態に係る携帯端末1Aが、図2に示す第一実施の形態に係る携帯端末1と異なる点は、送電可否問合せ応答部107、送電予約部108、送電予約受付部110、送電要求部112、送電要求受付部113、非接触受電部114、および非接触送電部115に代えて、送電可否問合せ応答部107a、送電予約部108a、送電予約受付部110a、送電要求部112a、送電要求受付部113a、非接触受電部114a、および非接触送電部115aを設けたこと、および、新たに代表端末決定部117を設けたことである。その他の構成は、第一実施の形態に係る携帯端末1と同様であるため、それらについての詳細な説明は省略する。
送電可否問合せ応答部107aは、近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1Aから送電可否問合せを受信した場合に、予約元端末記憶部111に予約元端末1Aの情報が登録されていないならば、電池残量計測部104により計測された電池残量が所定電力量B2以上であるか否かを調べる。そして、電池残量が所定電力量B2以上であるならば、代表端末決定部117に対して、自携帯端末1Aが代表端末1Aであるか、それとも代行依頼端末1Aであるかを問い合わせる。
そして、自携帯端末1Aが代行依頼端末1Aであるならば、送電可否問合せ応答部107aは、代表端末1Aのアドレス情報を代表端末決定部117から入手して、自携帯端末1Aのユーザ情報および送電可能電力量(電池残量から所定電力量B2を差し引いた電力量)の指定を伴う送電可能通知を、近距離無線インターフェース部102を介して代表端末1Aに送信する。
一方、自携帯端末1Aが代表端末1Aであるならば、送電可否問合せ応答部107aは、所定時間T4が経過するまで、代行依頼端末1Aからの送電可能通知が届くのを待つ。そして、各代行依頼端末1Aの送電可能電力量と自携帯端末1Aの送電可能電力量1Aとの合計値を算出し、自携帯端末1Aのユーザ情報およびこの合計値(送電可能電力量の統合値)の指定を伴う送電可能通知を、近距離無線インターフェース部102を介して送電可否問合せの送信元に送信する。
送電予約受付部110aは、近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1Aから送電予約要求を受信した場合に、予約元端末記憶部111に、この送電予約要求の送信元(予約元端末1A)の情報を記憶するとともに、代表端末決定部117に対して、自携帯端末1Aが代表端末1Aであるか、それとも代行依頼端末1Aであるかを問い合わせる。そして、自携帯端末1Aが代表端末1Aであるならば、送電可否問合せ応答部107aが受信した送電可能通知の送信元(代行依頼端末1A)の情報を、送電可能端末1Aの情報として、送電可能端末記憶部106に記憶する。
送電予約部108aは、送電可能端末記憶部106を参照し、送電可能端末1Aのなかから電力予約先を決定する。具体的には、フィールド1063に登録されている送電可能電力量の大きい順にレコード1060を選択しながら、電池残量計測部104により計測された電池残量に送電可能電力量の合計値を加算してゆき、その加算値が所定電力量B3以上となったら、もしくは送電可能端末記憶部106内のレコード1060がすべて選択されたら、それまでに選択したレコード1060により特定される送電可能端末1Aを電力予約先に決定する。ただし、自携帯端末1Aが代表端末1Aに設定されている場合は、送電可能端末記憶部106に記憶されているすべてのレコード1060により特定される送電可能端末1Aを電力予約先に決定する。そして、電力予約先に決定された各送電可能端末1Aに、自携帯端末1Aのユーザ情報の指定を伴う送電予約要求を、近距離無線インターフェース部102を介して送信する。
送電要求部112aは、予約先端末記憶部109を参照し、予約順位に従って未選択の予約先端末1Aを一つ選択し、近距離無線インターフェース部102を介して、選択した予約先端末1Aに、使用中でないチャネルの指定を伴う送電要求を送信するとともに、充電制御部116に指定チャネルを用いた予約先端末1Aからの受電を指示する。また、この予約先端末1Aから電力を非接触で受電できるように、マンマシンインターフェース部101を介して、この予約先端末1Aのユーザ情報等を操作者に知らせてこの予約先端末1Aに近づくなどの所定の準備を促すガイダンスを出力する。送電要求部112は、以上の処理を、予約先端末記憶部109に記憶されている予約先端末1Aがすべて選択されるまで、あるいは電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B3以上に回復するまで繰り返す。
送電要求受付部113aは、近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1から送電要求を受信した場合に、この送電要求で指定されているチャネルを用いたこの送電要求の送信元への送電を充電制御部116に指示する。
非接触受電部114aは、複数のチャネルに対応しており、充電制御部116より通知されたチャネルを用いて他の携帯端末1Aから電力を非接触で受電する。
非接触送電部115aも、非接触受電部114aと同様、複数のチャネルに対応しており、充電制御部116より通知されたチャネルを用いて他の携帯端末1Aへ二次電池103の電力を非接触で送電する。
代表端末決定部117は、送電可否問合せ応答部107aからの自携帯端末1Aが代表端末1Aであるか、それとも代行依頼端末1Aであるかの問合せをトリガとして、図示していない乱数タイマを起動し、乱数に基づいて待ち時間を設定して、この待ち時間の経過により乱数タイマがタイムアウトするのを待つ。そして、タイムアウトする前に、他の携帯端末1Aから代表宣言を受信したならば、この代表宣言の送信元を代表端末1Aと認識し、自携帯端末1Aの代行依頼端末1Aに設定する。一方、他の携帯端末1Aから代表宣言を受信することなくタイムアウトしたならば、自携帯端末1Aを代表端末1Aに設定し、近距離無線インターフェース部102から代表宣言をブロードキャスト送信する。
図10は、携帯端末1Aの送電動作を説明するためのフロー図である。
このフローは、送電可否問合せ応答部107aが近距離無線インターフェース部102を介して他の携帯端末1Aから送電可否問合せを受信することにより開始される。
なお、本実施の形態に係る携帯端末1Aの受電動作は、図5に示す第一実施の形態に係る携帯端末1の受電動作と同様であるので、その説明を省略している。
まず、送電可否問合せ応答部107aは、予約元端末記憶部111を参照し、予約元端末1Aの情報が既に登録されているか否かを判断する(S400)。予約元端末1Aの情報が既に登録されているならば(S400でYES)、送電可否問合せに応答することなくこのフローを終了する。
一方、予約元端末1Aの情報が登録されていない場合(S400でNO)、送電可否問合せ応答部107aは、電池残量計測部104により計測された電池残量が所定電力量B2以上であるか否かをさらに調べる(S401)。そして、電池残量が所定電力量B2以上でないならば(S401でNO)、送電可否問合せに応答することなくこのフローを終了する。一方、電池残量が所定電力量B2以上である場合(S401でYES)、送電可否問合せ応答部107aは、代表端末決定部117に対して、自携帯端末1Aが代表端末1Aであるか、それとも代行依頼端末1Aであるかを問い合わせる。
これを受けて、代表端末決定部117は、乱数タイマを起動し(S402)、乱数に基づいて待ち時間を設定して、この待ち時間の経過により乱数タイマがタイムアウトするのを待つ(S404)。そして、タイムアウトする前に(S404でNO)、他の携帯端末1Aからの代表宣言を受信したならば(S403でYES)、代表端末決定部117は、この代表宣言の送信元のアドレス情報により特定される携帯端末1を代表端末1Aと認識し、自携帯端末1Aの代行依頼端末1Aに設定する(S405)。その後、携帯端末1Aは、後述の代行依頼端末処理を実施する(S406)。
一方、他の携帯端末1Aから代表宣言を受信することなく(S403でNO)、タイムアウトしたならば(S404でYES)、代表端末決定部117は、自携帯端末1Aを代表端末1Aに設定し(S407)、近距離無線インターフェース部102から代表宣言をブロードキャスト送信する(S408)。その後、携帯端末1Aは、後述の代表端末処理を実施する(S409)。
図11は、携帯端末1Aの代行依頼端末処理(図10のS406)を説明するためのフロー図である。
送電可否問合せ応答部107aは、電池残量計測部104により計測された電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を送電可能電力量として算出する(S420)。それから、送電可否問合せ応答部107aは、代表端末決定部117から代表端末1Aのアドレス情報を取得する。そして、近距離無線インターフェース部102を介して、この代表端末1Aに、自携帯端末1のユーザ情報および送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を送信する(S421)。
つぎに、送電予約受付部110aは、送電可能通知の送信後、所定時間T3(例えば1分)内に送電予約要求を受信しなければ(S422でNO)、このフローを終了する。一方、送電可能通知の送信後、所定時間T3内に送電予約要求を受信したならば(S422でYES)、送電予約要求の送信元である代表端末1Aのアドレス情報およびこの送電予約要求で指定されているユーザ情報を含む情報を、予約元端末1Aの情報として予約元端末記憶部111に登録する(S423)。
つぎに、送電要求受付部113aは、近距離無線インターフェース部102を介して、予約元端末1Aである代表端末1Aから送電要求を受信することなく(S424でNO)、所定時間T2の経過によりタイムアウトしたならば(S425でYES)、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去し(S426)、このフローを終了する。
一方、送電要求受付部113aは、所定時間T2の経過によりタイムアウトする前に(S425でNO)、近距離無線インターフェース部102を介して、予約元端末1Aである代表端末1Aから、チャネルの指定を伴う送電要求を受信したならば(S424でYES)、予約元端末1Aへの送電を充電制御部116に指示するとともに、予約元端末記憶部111に記憶されている予約元端末1Aのユーザ情報等を操作者に知らせ、自携帯端末1Aを予約元端末1Aである代表端末1Aに近づかせるなど、代表端末1Aへ電力を非接触で送電するための所定の準備を促すガイダンスをマンマシンインターフェース部101から出力する(S427)。
つぎに、充電制御部116は、非接触送電部115を有効にして、自携帯端末1Aが送電要求の送信元である代表端末1Aの非接触電力伝送範囲内にいることを含む所定の送電開始条件を満足するのを待つ(S428)。そして、送電開始条件を満足したならば(S428でYES)、送電要求で指定されているチャネルを用いて、二次電池103に蓄えられている電力を、非接触送電部115を介して、代表端末1Aへ非接触で送電する(S429)。
さて、充電制御部116は、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2にまで低下したことを検知すると(S430でNO)、非接触送電部115を無効にして、非接触による送電を終了して、送電要求受付部113aに送電終了を通知する(S431)。これを受けて、送電要求受付部113aは、近距離無線インターフェース部102を介して代表端末1Aに送電終了通知を送信するとともに(S432)、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去する(S435)。
また、送電要求受付部113aは、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2に低下する前(S430でYES)に、近距離無線インターフェース部102を介して代表端末1Aから受電終了通知を受信すると(S432でYES)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、非接触送電部115を無効にして、非接触による送電を終了する(S434)。そして、送電要求受付部113aは、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去する(S435)。
図12は、携帯端末1Aの代表端末処理(図10のS409)を説明するためのフロー図である。
送電可否問合せ応答部107aは、電池残量計測部104により計測された電池残量から所定電力量B2を差し引いた値を送電可能電力量として算出する(S440)。また、送電可否問合せ応答部107aは、所定時間T4を経過するまでの間、近距離無線インターフェース部102を介して、代行依頼端末1Aから送電可能通知を受信する(S441)。それから、送電可否問合せ応答部107aは、各代行依頼端末1Aの送電可能通知で指定されている送電可能電力量と自携帯端末1Aの送電可能電力量との合計値を算出し(S442)、自携帯端末1Aのユーザ情報およびこの合計値(送電可能電力量の統合値)の指定を伴う送電可能通知を、近距離無線インターフェース部102を介して送電可否問合せの送信元に送信する(S443)。
つぎに、送電予約受付部110aは、送電可能通知の送信後、所定時間T3(例えば1分)内に送電予約要求を受信したならば(S444でYES)、送電予約要求の送信元のアドレス情報およびこの送電予約要求で指定されているユーザ情報を含む情報を、予約元端末1Aの情報として予約元端末記憶部111に登録するとともに(S445)、代表端末1Aである自携帯端末1Aに送電可能通知を送信した代行依頼端末1Aのアドレス情報、ユーザ情報および送電可能電力量を、送電可否問合せ応答部107aから取得し、送電可能端末1Aの情報として送電可能端末記憶部106に記憶する。
これを受けて、送電予約部108aは、予約先端末記憶部109をリセットして登録内容を消去するとともに、送電可能端末記憶部106を参照し、送電可能端末1Aのなかから電力予約先を決定する。具体的には、フィールド1063に登録されている送電可能電力量の大きい順にレコード1060をすべて選択し、各レコード1060により特定される代行依頼端末1Aを電力予約先、つまり予約先端末1Aに決定する。そして、選択した各レコード1060ごとに、予約先端末記憶部109に新たなレコード1090を追加し、このレコード1090のフィールド1091〜1093に、レコード1060のフィールド1061、1062のアドレス情報、ユーザ情報および、レコード1060のフィールド1063の送電可能電力量の大きい順に割り当てた予約順位を登録する(S446)。
それから、送電予約部108aは、予約先端末記憶部109を参照し、各レコード1090のフィールド1091に登録されているアドレス情報により予約先端末1Aとして特定される各代行依頼端末1Aに、代表端末1Aである自携帯端末1Aのユーザ情報の指定を伴う送電予約要求を、近距離無線インターフェース部102を介して送信する(S447)。
つぎに、送電要求受付部113aは、所定時間T2内に、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1Aから送電要求を受信しなかった場合(S448でNO)、予約元端末記憶部111をリセットして登録内容を消去し(S466)、このフローを終了する。
一方、送電要求受付部113aは、所定時間T2内に、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1Aから、チャネルの指定を伴う送電要求を受信した場合(S448でYES)、予約元端末記憶部111に記憶されている予約元端末1Aのユーザ情報等を操作者に知らせ、自携帯端末1Aを予約元端末1Aに近づかせるなど、この予約元端末1Aへ電力を非接触で送電するための所定の準備を促すガイダンスをマンマシンインターフェース部101から出力する(S449)。
つぎに、充電制御部116は、非接触送電部115aを有効にして、代表端末1Aである自携帯端末1Aが、送電要求の送信元である予約元端末1Aの非接触電力伝送範囲内にいることを含む所定の送電開始条件を満足するのを待つ(S450)。そして、送電開始条件を満足したならば(S450でYES)、送電要求で指定されているチャネルを用いて、二次電池103に蓄えられている電力を、非接触送電部115を介して予約元端末1Aへ非接触で送電する(S451)。
つぎに、送電要求部112aは、予約先端末記憶部109を参照し、予約順位に従って未選択の予約先端末(代行依頼端末)1Aを一つ選択する(S452)。それから、近距離無線インターフェース部102を介して、選択した代行依頼端末1Aに、送電に使用中のチャネル以外のチャネルの指定を伴う送電要求を送信するとともに、充電制御部116に、この代行依頼端末1Aからの指定チャネルを用いた受電を指示する(S453)。
これを受けて、充電制御部116は、非接触受電部114aを有効にして、自携帯端末1Aが、送電要求の送信先である代行依頼端末1Aの非接触電力伝送範囲内にいることを含む所定の受電開始条件を満足するのを待つ(S454)。そして、受電開始条件を満足したならば(S454でYES)、指定のチャネルを用いて、送電要求の送信先の代行依頼端末1Aから電力を非接触で受電して、二次電池103の充電を開始する(S455)。
その後、携帯端末1Aでは、近距離無線インターフェース部102における、予約元端末1Aからの受電終了通知の受信、および、送電要求の送信先である代行依頼端末1Aからの送電終了通知の受信が監視される(S456、S459)。
送電要求部112aは、近距離無線インターフェース部102を介して送電要求の送信先である代行依頼端末1Aから送電終了通知を受信すると(S456でYES)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、送電要求の送信先である代行依頼端末1Aからの受電を終了する。また、送電要求部112aは、予約先端末記憶部109を参照し、未選択の予約先端末(代行依頼端末)1Aが存在するか否かを判断する(S457)。未選択の予約先端末1Aが存在するならば(S457でYES)、S452に戻る。一方、未選択の予約先端末1Aが存在しないならば(S457でNO)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116は、非接触受電部114aを無効にして、二次電池103の充電を終了する(S458)。
その後、充電制御部116が、電池残量計測部104で計測される電池残量が所定電力量B2にまで低下したことを検知するか、または、送電要求受付部113aが、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1Aから受電終了通知を受信して、その旨を充電制御部116に通知すると(S463でYES)、充電制御部116は、非接触送電部115aを無効にして、非接触による送電を終了し、送電要求受付部113aに送電終了を通知する(S464)。これを受けて、送電要求受付部113aは、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1Aに送電終了通知を送信する(S465)。ただし、S463において、予約元端末1Aから受電終了通知を受信している場合は、S465をスキップし、予約元端末1Aに送電終了通知を送信しない。また、送電要求受付部113aは、予約元端末記憶部111をリセットして、登録内容を消去する(S466)。
送電要求受付部113aは、近距離無線インターフェース部102を介して予約元端末1Aから受電終了通知を受信すると(S459でYES)、その旨を充電制御部116に通知する。これを受けて、充電制御部116、非接触送電部115aを無効にして、非接触による送電を終了するとともに(S460)、非接触受電部114aを無効にして、二次電池103の充電を終了し、送電要求部112aに充電終了を通知する(S461)。これを受けて、送電要求部112aは、近距離無線インターフェース部102を介して、送電要求の送信先の代行依頼端末1Aに受電終了通知を送信する(S462)。それから、送電要求受付部113aは、予約元端末記憶部111をリセットして、登録内容を消去する(S466)。
以上、本発明の第二実施の形態を説明した。
本実施の形態は、上記第一実施の形態の効果に加え、以下の効果を有する。すなわち、送電可能通知を返信した複数の携帯端末1Aのなかから代表端末1Aが選ばれ、電可否問合せの送信元は、電力を受電するための通信を代表端末1Aとのみ行う。このため、上記第一実施の形態に比べ、送電可否問合せの送信元が電力の受電開始までに行うメッセージのやり取り回数およびデータ量を減らすことができるので、送電可否問合せの送信元が電力の受電開始前に電池切れを起こす可能性を低減でき、これにより、送電可否問合せの送信元の二次電池103をより確実に充電することが可能となる。
また、代表端末1Aを介して、送電可能通知を返信した他の携帯端末1Aである代行依頼端末1Aおよび送電可否問合せの送信元間の非接触電力伝送が行われるので、上記第一実施の形態に比べ、代行依頼端末1Aが送電可否問合せの送信元から離れた位置にある場合でも、送電可否問合せの送信元は、代行依頼端末1Aの電力を受電できる。
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記第一の実施の形態においては、携帯端末1の電池残量に送電可能端末1の送電可能電力量を大きい順に順次加算してゆき、すべての送電可能端末1の送電可能電力量が加算される前に加算値が所定電力量B3以上となれば、送電可能電力量を加算した送電可能端末1を予約先端末1に決定し、すべての送電可能端末1の送電可能電力量が加算されても加算値が所定電力量B3とならなければ、すべての送電可能端末1を予約先端末1に決定しているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、予約先端末記憶部109に登録可能なレコード1060の数に制限を設けることによって、送電可能電力量がわずかしかない多くの予約先端末1に対して送電要求を送信し続けることを防止するようにしてもよい。
上記各実施の形態においては、電力に余裕がなくなった携帯端末1が、近距離無線通信により、送電可能電力量がより大きい携帯端末1を近距離圏内で探し、この携帯端末1から電力を非接触で融通してもらう場合を例に挙げたが、近距離無線通信により、送電可能電力量がより大きい携帯端末1を近距離圏内で探し、この携帯端末1から電力を有線で融通してもらうようにしてもよい。
また、電力に余裕がなくなった携帯端末1への電力供給元は、必ずしも携帯端末1等の携帯可能な装置である必要はない。例えば、近距離無線通信機能を有するチャージステーションを含めてよい。この場合、電力に余裕がなくなった携帯端末1の近傍にチャージステーションが存在していれば、電力に余裕がなくなった携帯端末1は、チャージステーションにユーザを誘導するメッセージを優先的に表示するようにしてもよい。
また、上記の各実施の形態において、図2、図9に示す携帯端末1−1Aの機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートホン、ノートPC、ネットブック、オーディオ機器等、様々な携帯可能な情報端末に広く適用可能である。
1、1−1〜1−4、1A、1A−1〜1A−4:携帯端末、 100:携帯電話機能部、 101:マンマシンインターフェース部、 102:近距離無線インターフェース部、 103:二次電池、 104:電池残量計測部、 105:送電可否問合せ部、 106:送電可能端末記憶部、 107、107a:送電可否問合せ応答部、 108、108a:送電予約部、 109:予約先端末記憶部、 110、110a:送電予約受付部、 111:予約元端末記憶部、 112、112a:送電要求部、 113、113a:送電要求受付部、 114、114a:非接触受電部、 115、115a:非接触送電部、 116:充電制御部、 117:代表端末決定部

Claims (6)

  1. 他の携帯端末から非接触で電力を受電する携帯端末であって、
    自携帯端末の電池残量を計測する電池残量計測手段と、
    前記電池残量計測手段により計測された前記電池残量が所定電力量未満となったならば、近距離無線通信により送電可否問合せを同報送信して、近距離無線通信可能な範囲に存在する前記他の携帯端末から、送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信する送電可否問合せ手段と、
    近距離無線通信により、前記送電可能通知の送信元に送電要求を送信する送電要求手段と、
    前記送電要求手段により前記送電要求が送信された場合に、前記送電要求の送信先と非接触電力伝送を開始して、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは前記送電要求の送信先が送電を終了するまで、前記送電要求の送信先から電力を非接触で受電して、自携帯端末の電池を充電する受電手段と、を有し、
    前記送電要求手段は、
    自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、前記送電予約要求の送信先がすべて選択されるまで、前記送電可能通知の送信元を選択し、選択した前記送電可能通知の送信元に前記送電要求を送信する
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記送電可能通知の送信元のなかから、自携帯端末の電池残量に前記送電可能通知で指定されている送電可能電力量の合計値を加算した値が所定値以上となるように、前記送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に前記送電可能通知の送信元を少なくとも一つ選択し、選択した前記送電可否通知の送信元に前記送電予約要求を、近距離無線通信により送信する送電予約手段をさらに有し、
    前記送電要求手段は、
    自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、前記送電予約要求の送信先がすべて選択されるまで、前記送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい順に、前記送電予約要求の送信先を選択し、選択した前記送電予約要求の送信先に前記送電要求を送信する
    ことを特徴とする携帯端末。
  3. 他の携帯端末に非接触で電力を送電する携帯端末であって、
    自携帯端末の電池残量を計測する電池残量計測手段と、
    近距離無線通信により前記他の携帯端末から送電可否問合せを受信した場合に、前記電池残量計測手段により計測された前記電池残量が所定電力量以上ならば、当該電池残量から当該所定電力量を差し引いた値を送電可能電力量とし、当該送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を、前記送電可否問合せの送信元に送信する送電可否問合せ応答手段と、
    近距離無線通信により前記他の携帯端末から送電要求を受信する送電要求受付手段と、
    前記送電要求受付手段により前記他の携帯端末から前記送電要求を受信した場合に、前記他の携帯端末と非接触電力伝送を開始して、自携帯端末の電池残量が所定電力量に低下するまで、あるいは前記他の携帯端末が受電を終了するまで、前記他の携帯端末に非接触で電力を送電する送電手段と、を有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項3に記載の携帯端末であって、
    前記他の携帯端末から前記送電予約要求を受信した場合に、所定時間を経過するまでの間、前記送電可否問合せ応答手段における新たに受信した前記送電可否問合せに対する前記送電可能通知の送信を規制する送電予約受付手段をさらに有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  5. 請求項3または4に記載の携帯端末であって、
    前記送電可否問合せ応答手段により前記送電可否問合せを受信した場合、任意に設定される時間の経過前に代表宣言を受信したならば、当該代表宣言の送信元を代表端末として認識するとともに、自携帯端末を代行依頼端末に設定し、当該時間の経過前に代表宣言を受信しなかったならば、自携帯端末を代表端末に設定して、近距離無線通信により前記代表宣言を同報送信する代表端末決定手段と、
    前記代表決定手段により自携帯端末が前記代表端末に設定された場合に、前記代行依頼端末から電力を非接触で受電して自携帯端末の電池を充電する受電手段と、さらに有し、
    前記送電可否問合せ応答手段は、
    前記送電可否問合せを受信した場合に、前記代表決定手段により自携帯端末が前記代行依頼端末に設定されたならば、前記送電可能通知を前記代表端末である前記代表宣言の送信元に送信し、前記代表決定手段により自携帯端末が前記代表端末に設定されたならば、前記代行依頼端末から前記送電可能通知を受信するとともに、自携帯端末の前記送電可能電力量および前記代行依頼端末から受信した前記送電可能通知で指定されている前記送電可能電力量の合計値が前記送電可能電力量として指定された前記送電可能通知を、前記送電可否問合せの送信元に送信し、
    前記送電要求受付手段は、
    前記代表決定手段により自携帯端末が前記代行依頼端末に設定された場合、前記代表宣言の送信元である前記代表端末から前記送電要求を受信し、
    前記送電手段は、
    前記送電要求受付手段により前記送電要求を受信した場合、前記代表決定手段により自携帯端末が前記代行依頼端末に設定されているならば、前記代表宣言の送信元である前記代表端末と非接触電力伝送を開始して、前記代表端末に非接触で電力を送電し、
    前記受電手段は、
    前記代表決定手段により自携帯端末が前記代表端末に設定された場合に、前記送電要求手段により前記送電可能通知の送信元である前記代行依頼端末に対して前記送電要求が送信されたならば、当該代行依頼端末と非接触電力伝送を開始して、前記送電手段による送電が終了するまで、あるいは、当該代行依頼端末が送電を終了するまで、当該代行依頼端末から電力を非接触で受電して、自携帯端末の電池を充電し、
    前記送電要求手段は、
    前記代表決定手段により自携帯端末が前記代表端末に設定された場合に、前記送電手段による送電が終了するまで、あるいは、前記送電可能通知の送信元である前記代行依頼端末がすべて選択されるまで、前記代行依頼端末を選択し、当該選択した前記代行依頼端末に前記送電要求を送信する
    ことを特徴とする携帯端末。
  6. 非接触電力伝送機能を備えた携帯端末間における電力融通方法であって、
    受電側の携帯端末は、
    電池残量が所定電力量未満となった場合に、近距離無線通信により送電可否問合せを同報送信して、近距離無線通信可能な範囲に存在する他の携帯端末から送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を受信するとともに、
    いずれかの前記送電可能通知の送信元に送電要求を送信して、当該送電可能通知の送信元と非接触電力伝送を開始し、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは当該送電可能通知の送信元が送電を終了するまで、当該送電可能通知の送信元から非接触で電力を受電する処理を、前記送電可能通知の送信元のなかから、前記送電可能通知で指定されている送電可能電力量の大きい方から順に前記送電要求の送信先を選択して、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上となるまで、あるいは、すべての前記送電可能通知の送信元が選択されるまで繰り返し、
    送電側の携帯端末は、
    近距離無線通信により送電可否問合せを受信した場合に、自携帯端末の電池残量が所定電力量以上であるならば、自携帯端末の電池残量から所定電力量を除いた残余部分を送電可能電力量とし、当該送電可能電力量の指定を伴う送電可能通知を前記送電可否問合せの送信元に送信し、前記送電可否問合せの送信元から送電要求を受信したならば、前記送電可否問合せの送信元と非接触電力伝送を開始し、自携帯端末の電池残量が所定電力量に低下するまで、あるいは前記送電可否問合せの送信元が受電を終了するまで、前記送電可否問合せの送信元に非接触で電力を送電する
    ことを特徴とする携帯端末間における電力融通方法。
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