JP7474276B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、電源システムに関する。
複数の電池モジュールを直列に接続して、負荷に電力を供給(力行)する電源装置が利用されている。電池モジュールに含まれる電池を二次電池とした場合、負荷側から電池へ充電(回生)を行うこともできる。このような電源装置において、ゲート駆動信号に基づいて各電池モジュールを負荷に接続したり、切り離したりするスイッチング回路を備えた電源装置が提案されている(特許文献1)。
また、3相の電力系統の電力補償を行う電力補償装置が開示されている。補償する電力を貯蔵する電力貯蔵部、該電力貯蔵部の充放電を行って単相電力と直流電力との変換を行う単相インバータ、を有するセルパワーモジュールを、電力系統の各相に対してN台(Nは2以上の整数)設置し、電力系統の相毎に設置されたN台のセルパワーモジュールの単相インバータの単相電力側を直列に接続するとともに、単相インバータの直流電力側に電力貯蔵部を接続した構成としている(特許文献2)。
特開2018-074709号公報 特開2007-37290号公報
ところで、中古電池等の劣化状態が異なる複数の電池を用いて電源システムを構成した場合、各相のモジュール群に含まれる電池の容量にばらつきが生ずる可能性がある。このような場合、各相で電池容量の総和が少ないモジュール群の電池が先に使用下限に達し、電池システムからの電力の供給を継続できなくなるおそれがある。
そこで、電源システム全体として力率の低下を抑制しつつ、各相の電力供給を不平衡化して電池容量を平均化する技術が必要とされている。
また、コンデンサを介した中性線を追加した4線式とすると配線、コンデンサ、接続リレー等の設備コストの増大を招くので、設備コストの増大を招かない電源システムを構成することが望まれている。
本発明の1つの態様は、電池を有する電池モジュールを複数含んだ電池モジュール群を複数組使用し、制御コントローラからのゲート駆動信号に基づいて複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能である電源システムであって、前記電池モジュール群毎に位相の異なる交流電圧を発生させることによって単相又は3相の交流電圧を生成し、前記電池モジュール群毎に出力電力が異なるように制御可能であることを特徴とする電源システムである。
ここで、前記制御コントローラからの前記ゲート駆動信号を前記電池モジュール間で転送することによって複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能であることが好適である。
また、前記電池モジュール群の各相における総残容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することが好適である。
また、前記電池モジュールに含まれる前記電池の残容量を推定する電池残量推定手段と、前記電池残量推定手段において推定された前記電池の残容量推定値から前記電池モジュール群の各相における前記総残容量を算出する総残容量算出手段と、を備え、前記電池モジュール群の各相における前記総残容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電力を制御することが好適である。
また、前記電池モジュール群の各相における平均満充電容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することが好適である。
前記電池モジュール群の各相における平均SOCに応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することが好適である。
また、前記電池モジュール群の各相における平均出力電圧に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することが好適である。
また、前記電池モジュール群毎に出力のオフセット電圧を異ならせることによって、3相平衡の交流電圧を出力することが好適である。
また、前記電池モジュール群毎に前記オフセット電圧に正弦波状の電圧を重畳させて出力することが好適である。
本発明の少なくとも1つの態様によれば、力率を低下させることなく、各相の電力を不平衡にできる電源システムを提供することができる。これにより、各相の電池容量にばらつきがある場合においても電池電力をより効果的に利用することが可能になる。
本発明の実施の形態における電源装置の基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態における電池モジュールの制御を説明するタイムチャートである。 本発明の実施の形態における電池モジュールの作用を示す図である。 本発明の実施の形態における電源装置の制御を説明するタイムチャートである。 本発明の実施の形態における強制切り離し制御の具体例を説明するタイムチャートである。 第1の実施の形態における3相交流電源の構成を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源から出力される3相平衡時の交流電圧を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源から出力される3相不平衡時の交流電圧を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の具体的な構成例を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の制御ブロックを示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の制御ブロックを示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の各相の相電圧波形を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の各相の相電流波形を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の各相のストリング電圧波形を示す図である。 第1の実施の形態における3相交流電源の系統連系制御の各相のストリング電力波形を示す図である。 第2の実施の形態における単相交流電源の構成を示す図である。 第2の実施の形態における単相交流電源の制御ブロックを示す図である。
[電源回路の基本構成]
本実施の形態における電源回路100(電源モジュール群)は、図1に示すように、電池モジュール102及び制御コントローラ104を含んで構成される。電源回路100は、複数の電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)を含んで構成される。電源回路100に含まれる複数の電池モジュール102は、端子T1及びT2に接続される負荷(図示しない)に対して電力を供給(力行)し、又は、端子T1及びT2に接続される電源(図示しない)から電力を充電(回生)することができる。
電池モジュール102は、電池10、チョークコイル12、コンデンサ14、第1スイッチ素子16、第2スイッチ素子18、ゲート駆動信号処理回路20、AND素子22、OR素子24及びNOT素子26を含んで構成される。本実施の形態において、各電池モジュール102は同一の構成を備える。各電源回路100に含まれる電池モジュール102内の電池10は、制御コントローラ104による制御によって互いに直列に接続可能である。
電池10は、少なくとも1つの二次電池を含む。電池10は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等を複数直列又は/及び並列接続した構成とすることができる。チョークコイル12及びコンデンサ14は、電池10からの出力を平滑化して出力する平滑回路(ローパスフィルタ回路)を構成する。すなわち、電池10として二次電池を使用しているので、内部抵抗損失の増加による電池10の劣化を抑制するため、電池10、チョークコイルL及びコンデンサ14によってRLCフィルタを形成して電流の平準化を図っている。なお、チョークコイル12及びコンデンサ14は、必須の構成ではなく、これらを設けなくてもよい。
第1スイッチ素子16は、電池10の出力端を短絡するためのスイッチ素子を含む。本実施の形態では、第1スイッチ素子16は、スイッチ素子である電界効果トランジスタに対して並列に環流ダイオードを接続した構成としている。第2スイッチ素子18は、電池10と第1スイッチ素子16との間において電池10に直列接続される。本実施の形態では、第2スイッチ素子18は、スイッチ素子である電界効果トランジスタに対して並列に環流ダイオードを接続した構成としている。第1スイッチ素子16及び第2スイッチ素子18は、制御コントローラ104からのゲート駆動信号によってスイッチング制御される。なお、本実施の形態では、第1スイッチ素子16及び第2スイッチ素子18は、電界効果トランジスタとしたが、IGBT等の他の種類のスイッチ素子を適用してもよい。
ゲート駆動信号処理回路20は、制御コントローラ104から電池モジュール102に入力されるゲート駆動信号に基づいて電池モジュール102を制御する回路である。ゲート駆動信号処理回路20は、ゲート駆動信号を所定の時間だけ遅延させる遅延回路を含む。電源回路100では、各電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)にそれぞれゲート駆動信号処理回路20が設けられており、それらが直列接続されている。したがって、制御コントローラ104から入力されたゲート駆動信号は所定の時間ずつ遅延させられながら各電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)に順次入力されることになる。ゲート駆動信号に基づく制御については後述する。
AND素子22は、強制切断信号に応じて電池モジュール102内の電池10を直列接続状態から強制的に切り離す切断手段を構成する。また、OR素子24は、強制接続信号に応じて電池モジュール102内の電池10を直列接続状態に強制的に接続する接続手段を構成する。AND素子22及びOR素子24は、制御コントローラ104から強制切断信号又は強制接続信号を受けて制御される。AND素子22の一方の入力端子には制御コントローラ104からの制御信号が入力され、他方の入力端子にはゲート駆動信号処理回路20からのゲート駆動信号が入力される。また、OR素子24の一方の入力端子には制御コントローラ104からの制御信号が入力され、他方の入力端子にはゲート駆動信号処理回路20からのゲート駆動信号が入力される。AND素子22及びOR素子24からの出力信号は、第2スイッチ素子18のゲート端子に入力される。また、AND素子22及びOR素子24からの出力信号は、NOT素子26を介して第1スイッチ素子16のゲート端子に入力される。
通常制御時において、制御コントローラ104からAND素子22に対してハイ(H)レベルの制御信号が入力され、OR素子24に対してロー(L)レベルの制御信号が入力される。したがって、ゲート駆動信号がそのまま第2スイッチ素子18のゲート端子に入力され、ゲート駆動信号を反転した信号が第1スイッチ素子16のゲート端子に入力される。これによって、ゲート駆動信号がハイ(H)レベルのときに第1スイッチ素子16がオフ状態及び第2スイッチ素子18がオン状態となり、ゲート駆動信号がロー(L)レベルのときに第1スイッチ素子16がオン状態及び第2スイッチ素子18がオフ状態となる。すなわち、ゲート駆動信号がハイ(H)レベルのときに電池モジュール102内の電池10は他の電池モジュール102内の電池10と直列に接続された状態となり、ゲート駆動信号がロー(L)レベルのときに電池モジュール102内の電池10は他の電池モジュール102内の電池10と切り離されたスルー状態となる。
強制切断時においては、制御コントローラ104は強制的に切り離す対象となる電池モジュール102のAND素子22及びOR素子24に対して強制切断信号を送信する。制御コントローラ104からAND素子22に対してロー(L)レベルの制御信号(強制切断信号)が入力され、OR素子24に対してロー(L)レベルの制御信号(強制切断信号)が入力される。これによって、AND素子22からはロー(L)レベルが出力され、OR素子24を介して、第1スイッチ素子16のゲート端子にはNOT素子26によってハイ(H)レベルが入力され、第2スイッチ素子18のゲート端子にはロー(L)レベルが入力される。したがって、第1スイッチ素子16は常時オン状態となり、第2スイッチ素子18は常時オフ状態とされ、電池モジュール102内の電池10はゲート駆動信号の状態によらず直列接続から強制的に切り離された状態(パススルー状態)となる。
このような強制切断制御は、電源回路100における電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを抑制する制御に利用することができる。すなわち、電源回路100が放電状態にある場合、電源回路100の出力に関与している電池モジュール102内の電池10のSOCが低下するのに対して、電池モジュール102内の電池10を強制切断状態とすることによって当該電池モジュール102内の電池10のSOCを維持することができる。また、電源回路100が充電状態にある場合、電源回路100の充電に関与している電池モジュール102内の電池10のSOCが増加するのに対して、電池モジュール102内の電池10を強制切断状態とすることによって当該電池モジュール102内の電池10のSOCを維持することができる。
強制接続時には、制御コントローラ104は強制的に接続する対象となる電池モジュール102のAND素子22及びOR素子24に対して強制接続信号を送信する。制御コントローラ104から電池モジュール102のOR素子24にハイ(H)レベルの制御信号(強制接続信号)を入力する。これによって、OR素子24からはハイ(H)レベルが出力され、第1スイッチ素子16のゲート端子にはNOT素子26によってロー(L)レベルが入力され、第2スイッチ素子18のゲート端子にはハイ(H)レベルが入力される。したがって、第1スイッチ素子16は常時オフ状態となり、第2スイッチ素子18は常時オン状態とされ、電池モジュール102内の電池10はゲート駆動信号の状態によらず強制的に直列接続に繋がれた状態となる。
このような強制接続制御は、電源回路100における電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを抑制する制御に利用することができる。すなわち、電源回路100が放電状態にある場合、ゲート駆動信号に応じて断続的に直列接続される電池モジュール102内の電池10のSOCの低下に対して、強制接続状態にされた電池モジュール102内の電池10のSOCをより早く低下させることができる。また、電源回路100が充電状態にある場合、ゲート駆動信号に応じて断続的に直列接続される電池モジュール102内の電池10のSOCの増加に対して、強制接続状態にされた電池モジュール102内の電池10のSOCをより早く増加させることができる。
なお、本実施の形態における電源回路100では、制御コントローラ104からAND素子22及びOR素子24のいずれか又は両方を直接制御する構成としたが、制御コントローラ104からゲート駆動信号処理回路20を介してAND素子22及びOR素子24を制御する構成としてもよい。
[通常制御]
以下、電源回路100の制御について図2を参照して説明する。通常制御時において、各電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)のAND素子22に対して制御コントローラ104からハイ(H)レベルの制御信号が入力される。また、各電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)のOR素子24に対して制御コントローラ104からロー(L)レベルの制御信号が入力される。したがって、第1スイッチ素子16のゲート端子にはゲート駆動信号処理回路20からのゲート駆動信号がNOT素子26を介して反転信号として入力され、第2スイッチ素子18のゲート端子にはゲート駆動信号処理回路20からのゲート駆動信号がそのまま入力される。
図2は、電池モジュール102aの動作に関するタイムチャートを示す。また、図2では、電池モジュール102aを駆動するゲート駆動信号D1のパルス波形、第1スイッチ素子16のスイッチング状態を示す矩形波D2、第2スイッチ素子18のスイッチング状態を示す矩形波D3、及び、電池モジュール102aにより出力される電圧Vmodの波形D4を示している。
電池モジュール102aの初期状態、すなわち、ゲート駆動信号が出力されていない状態では、第1スイッチ素子16はオン状態、第2スイッチ素子18はオフ状態である。そして、制御コントローラ104からゲート駆動信号が電池モジュール102aに入力されると、電池モジュール102aはPWM制御によってスイッチング制御される。このスイッチング制御では、第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子18とが交互にオン状態/オフ状態にスイッチングされる。
図2に示すように、制御コントローラ104からゲート駆動信号D1が出力されると、このゲート駆動信号D1に応じて、電池モジュール102aの第1スイッチ素子16及び第2スイッチ素子18が駆動される。第1スイッチ素子16は、ゲート駆動信号D1の立ち上がりに応じたNOT素子26からの信号の立ち下がりによって、オン状態からオフ状態に切り替わる。また、第1スイッチ素子16は、ゲート駆動信号D1の立ち下がりから僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて、オフ状態からオン状態に切り替わる。
一方、第2スイッチ素子18は、ゲート駆動信号D1の立ち上がりから僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて、オフ状態からオン状態に切り替わる。また、第2スイッチ素子18は、ゲート駆動信号D1の立ち下がりと同時に、オン状態からオフ状態に切り替わる。このように、第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子18とは交互にオン状態/オフ状態が切り替わるようにスイッチング制御される。
なお、第1スイッチ素子16がゲート駆動信号D1の立ち下がり時に僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて動作することと、第2スイッチ素子18がゲート駆動信号D1の立ち上がり時に僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて動作することは、第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子18とが同時にオン状態となることを防止するためである。すなわち、第1スイッチ素子16と第2スイッチ素子18とが同時にオンして電池10が短絡することを防止している。この動作を遅らせているデッドタイムdtは、例えば、100nsに設定しているが、適宜設定することができる。なお、デッドタイムdt中は電流がダイオードを還流し、その還流したダイオードと並列にあるスイッチ素子がオンしたときと同じ状態になる。
このような制御によって、電池モジュール102aは、ゲート駆動信号D1がオフ時(すなわち、第1スイッチ素子16がオン、第2スイッチ素子18がオフ)では、コンデンサ14及び電池10が電池モジュール102aの出力端子から切り離される。したがって、出力端子には電池モジュール102aから電圧が出力されない。この状態では、図3(a)に示すように、電池モジュール102aの電池10(コンデンサ14)がバイパスされたスルー状態となっている。
また、ゲート駆動信号D1がオン時(すなわち、第1スイッチ素子16がオフ、第2スイッチ素子18がオン)では、コンデンサ14及び電池10が電池モジュール102aの出力端子に接続される。したがって、出力端子には電池モジュール102aから電圧が出力される。この状態では、図3(b)に示すように、電池モジュール102aにおけるコンデンサ14を介して電圧Vmodが出力端子に出力されている。
図1に戻り、制御コントローラ104による電源回路100の制御について説明する。制御コントローラ104は、電池モジュール102の全体を制御する。すなわち、複数の電池モジュール102a,102b,・・・102nを制御して電源回路100としての出力電圧を制御する。
制御コントローラ104は、各電池モジュール102に対して矩形波のゲート駆動信号を出力する。ゲート駆動信号は、電池モジュール102aに含まれるゲート駆動信号処理回路20、電池モジュール102bに含まれるゲート駆動信号処理回路20・・・と順次後段の電池モジュール102へと伝達される。すなわち、電源回路100において直列に接続されている電池モジュール102の最上流側から順に所定の遅延時間ずつゲート駆動信号が遅延されて下流側へと伝達される。
通常制御時においては、AND素子22に対してハイ(H)レベルの制御信号が入力され、OR素子24に対してロー(L)レベルの制御信号が入力されているので、各電池モジュール102のゲート駆動信号処理回路20から出力されたゲート駆動信号がそのまま第2スイッチ素子18のゲート端子に入力され、ゲート駆動信号を反転した信号が第1スイッチ素子16のゲート端子に入力される。したがって、ゲート駆動信号がハイ(H)レベルのときに第1スイッチ素子16がオフ状態及び第2スイッチ素子18がオン状態となり、ゲート駆動信号がロー(L)レベルのときに第1スイッチ素子16がオン状態及び第2スイッチ素子18がオフ状態となる。
すなわち、ゲート駆動信号がハイ(H)レベルのときに電池モジュール102内のコンデンサ14及び電池10は他の電池モジュール102内のコンデンサ14及び電池10と直列に接続された状態(接続状態)となり、ゲート駆動信号がロー(L)レベルのときに電池モジュール102内のコンデンサ14及び電池10は他の電池モジュール102内のコンデンサ14及び電池10と切り離されたスルー状態となる。
図4は、電池モジュール102a,102b,・・・102nのうち所定の個数を順次接続状態で動作させて電力を出力する制御シーケンスを示す。図4に示すように、ゲート駆動信号に応じて、電池モジュール102a,102b,・・・102nが、一定の遅延時間を持って上流側から下流側に次々と駆動される。図4において、期間E1は、電池モジュール102a,102b,・・・102nの第1スイッチ素子16がオフ、第2スイッチ素子18がオンして、電池モジュール102a,102b,・・・102nが出力端子から電圧を出力している状態(接続状態)を示している。また、期間E2は、電池モジュール102a,102b,・・・102nの第1スイッチ素子16がオン、第2スイッチ素子18がオフして、電池モジュール102a,102b,・・・102nが出力端子から電圧を出力していない状態(スルー状態)を示す。このように、電池モジュール102a,102b,・・・102nは、一定の遅延時間を持って順次駆動される。
図4を参照して、ゲート駆動信号や遅延時間の設定について説明する。ゲート駆動信号の周期Tは、電池モジュール102a,102b,・・・102nの遅延時間を合計することによって設定される。このため、遅延時間を長くするほどゲート駆動信号の周波数は低周波となる。逆に、遅延時間を短くするほどゲート駆動信号の周波数は高周波となる。どのように当該周波数(スイッチング周波数)を設定するかについて後述する。
以下では説明を簡単にするため、各電池モジュール102に対して強制切断及び強制接続を行わない場合について説明する。ゲート駆動信号の周期Tにおけるオン時比率D(オンデューティ)、すなわち、周期Tに対するゲート駆動信号がハイ(H)レベルにある時間TONの比率は、電源回路100の出力電圧/電池モジュール102a,102b,・・・102nの合計電圧(各電池モジュール102の電池電圧が等しい場合、電池モジュール102の電池電圧×電池モジュール数)により算出される。すなわち、オン時比率D=(電源回路100の出力電圧)/(電池モジュール102の電池電圧×電池モジュール102の総数)となる。なお、厳密には、デッドタイムdtだけオン時比率がずれてしまうので、チョッパ回路で一般的に行われているようにフィードバックまたはフィードフォワードでオン時比率の補正を行うことが好適である。
電源回路100の出力電圧は、上述したように、各電池モジュール102の電池電圧が等しい場合は、電池モジュール102の電池電圧に接続状態にある電池モジュール102の数を乗算した値によって表される。電源回路100の出力電圧が、一つの電池モジュール102の電池電圧で割り切れる値であれば、電池モジュール102がスルー状態から接続状態に切り替わる瞬間に、他の電池モジュール102が接続状態からスルー状態に切り替わるので、電池モジュール102の全体の出力電圧に変動はない。
しかし、電源回路100の出力電圧が各電池モジュール102の電池電圧で割り切れない値であれば、電源回路100の出力電圧(全体の出力電圧)が変動する。ただし、このときの変動振幅は1つの電池モジュール分の電圧であり、また、この変動周期は、ゲート駆動信号の周期T/電池モジュール102の総数となる。電池モジュール102の総数を多くすることによって変動周期を短くすることができ、また、電源回路100全体の寄生インダクタンスを大きな値とすることができるため、この電圧変動はフィルタされて電源回路100の出力電圧を安定化させることができる。
次に、具体例について説明する。図4において、例えば、電源回路100としての所望の出力電圧が400V、各電池モジュール102の電池電圧が15V、電池モジュール102a,102b,・・・102n数が40個、遅延時間が200nsであるとする。なお、この場合は、電源回路100の出力電圧(400V)が、電池モジュール102の電池電圧(15V)で割り切れない場合に相当する。
これらの数値に基づくと、ゲート駆動信号の周期Tは、遅延時間×電池モジュール総数により算出されるので200ns×40個=8μsとなる。したがって、ゲート駆動信号は125kHz相当の周波数の矩形波とされる。また、ゲート駆動信号のオン時比率Dは、電源回路100の出力電圧/(電池モジュール102の電池電圧×電池モジュール102の総数)により算出されるので、オン時比率Dは、400V/(15V×40個)≒0.67となる。
これらの数値に基づいて、電池モジュール102a,102b,・・・102nを順次駆動すると、電源回路100として、図4中、矩形波状の出力電圧H1が得られる。この出力電圧H1は、390Vと405Vとの間で変動する。すなわち、出力電圧H1は、ゲート駆動信号の周期T/電池モジュール総数により算出される周期、すなわち8μs/40個=200ns(5MHz相当)で変動する。この変動は、電池モジュール102a,102b,・・・102nの配線による寄生インダクタンスでフィルタリングされ、電源回路100全体としては約400Vの出力電圧H2として出力される。
なお、各電池モジュール102の第2スイッチ素子18には、接続状態の場合に電流が流れ、図4に示すように、第2スイッチ素子18の電流波形J1は矩形波になる。また、電池10とコンデンサ14はRLCフィルタを形成しているので、各電池モジュール102内の電池10にはフィルタリングされて平準化された電流J2が流れる。このように、全ての電池モジュール102a,102b,・・・102nにおいて電流波形は一様であり、また、全ての電池モジュール102a,102b,・・・102nから均等に電流を出力することができる。
以上説明したように、電源回路100を制御する際、最上流側の電池モジュール102aに出力したゲート駆動信号を、下流側の電池モジュール102bに一定時間遅延して出力して、さらに、このゲート駆動信号を一定時間遅延して下流側の電池モジュール102に順次伝達するので、電池モジュール102a,102b,・・・102nは、一定時間遅延しながら順次電圧をそれぞれ出力する。そして、これらの電圧が合計されることによって、電源回路100としての電圧が出力される。これにより、電源回路100から所望の電圧を出力させることができる。
電源回路100によれば、DCDCコンバータが不要になり、回路の構成を簡素化することができる。また、電力損失を生ずるバランス回路等も不要であり、電源回路100の効率を向上させることができる。さらに、複数の電池モジュール102a,102b,・・・102nから略均等に電圧を出力しているので、特定の電池モジュール102に駆動が集中することもなく、電源回路100の内部抵抗損失を低減することができる。
また、オン時比率Dを調整することによって、電池電圧の総和以下の所望の出力電圧を生成することが可能であり、電源回路100としての汎用性を向上することができる。
[強制切り離し制御]
次に、複数の電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)のうち選択された電池モジュール102内の電池10を強制的に切り離す制御について説明する。制御コントローラ104は、強制的に切り離す対象とする電池モジュール102のAND素子22及びOR素子24に対して強制切断信号を出力する。すなわち、強制切断の対象となる電池モジュール102に属するAND素子22に対してロー(L)レベルの制御信号を出力し、OR素子24に対してロー(L)レベルの制御信号を出力する。これによって、AND素子22からはロー(L)レベルが出力され、OR素子24を介して、第1スイッチ素子16のゲート端子にはNOT素子26によってハイ(H)レベルが入力され、第2スイッチ素子18のゲート端子にはロー(L)レベルが入力される。したがって、第1スイッチ素子16は常時オン状態となり、第2スイッチ素子18は常時オフ状態とされ、該当する電池モジュール102内の電池10はゲート駆動信号の状態によらず強制的に切り離された状態(パススルー状態)となる。このような強制切り離し制御を用いることにより、特定の電池モジュール102内の電池10が故障した場合に切り離しを行うことで動作を継続させることが可能となる。強制切断した場合におけるオン時比率Dは(電源回路100の出力電圧)/(強制切断状態の電池モジュール102を除いた電池モジュール102の合計電圧)で表される。電池モジュール102a,102b,・・・102n内の電池10に故障が発生した場合、その故障した電池10を除外して、正常な電池モジュール102のみを使用して、ゲート駆動信号の周期T、オン時比率Dを再設定することによって、所望の電圧を得ることができる。すなわち、電池モジュール102a,102b,・・・102n内の電池10に故障が発生した場合でも、所望の電圧の出力を継続することができる。また、各電池モジュール102の電池容量にばらつきがある場合に電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを抑制する制御に利用することができる。
例えば、電源回路100が力行状態の場合、電源回路100に含まれる電池モジュール102の電池10の中からSOCが相対的に低い電池モジュール102内の電池10を強制切断状態とすることで、強制切断された電池10は電力消費量(単位時間当たりの放電電流積算量)が少なくなり、電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消することができる。その結果、電池モジュール102内の電池10のSOCをSOC制御目標値に近づけることができる。また、各電池モジュール102内の電池10の充電エネルギーを効率良く使い切ることが可能となる。
また、力行状態でなく、回生状態のときに電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消する制御を行うこともできる。この場合、SOCが相対的に高い電池モジュール102内の電池10を強制的に切り離す制御を行い、SOCが相対的に低い電池モジュール102内の電池10へ優先的に電力を回生させることで電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消させる。すなわち、電池モジュール102内の電池10の中からSOCが相対的に高い電池モジュール102内の電池10への電力供給(単位時間当たりの充電電流積算量)が少なくなり、電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消することができる。その結果、電池モジュール102内の電池10のSOCをSOC制御目標値に近づけることができる。また、電源回路100に含まれるすべての電池モジュール102内の電池10に対してバランスよく充電することができる。さらに、充電容量の小さい電池モジュール102内の電池10の過充電を防止することができる。
[強制接続制御]
次に、複数の電池モジュール102(102a,102b,・・・102n)内の電池10のうち選択されたものを強制的に接続する制御について説明する。制御コントローラ104は、強制的に接続する対象とする電池モジュール102のOR素子24に強制接続信号を出力する。すなわち、強制接続の対象となる電池モジュール102に属するOR素子24にハイ(H)レベルの制御信号を出力する。
これによって、OR素子24からはハイ(H)レベルが出力され、第1スイッチ素子16のゲート端子にはNOT素子26によってロー(L)レベルが入力され、第2スイッチ素子18のゲート端子にはハイ(H)レベルが入力される。したがって、第1スイッチ素子16は常時オフ状態となり、第2スイッチ素子18は常時オン状態とされ、電池モジュール102内の電池10はゲート駆動信号の状態によらず強制的に直列接続に繋がれた状態となる。このような強制接続制御は、電源回路100における電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを抑制する制御に利用することができる。
例えば、電源回路100が回生状態の場合、電源回路100に含まれる電池モジュール102内の電池10の中からSOCが相対的に低い電池モジュール102内の電池10を強制接続状態とすることで、強制接続された電池10への回生電力による充電が優先的に行われ、単位時間当たりの充電電流積算量が多くなり、電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消することができる。その結果、電池モジュール102内の電池10のSOCをSOC制御目標値に近づけることができる。また、電源回路100に含まれるすべての電池モジュール102内の電池10に対してバランスよく充電することができる。
また、回生状態でなく、力行状態のときに電源回路100に含まれる電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消する制御を行うこともできる。この場合、SOCが相対的に高い電池モジュール102内の電池10を強制的に接続する制御を行い、SOCが相対的に高い電池モジュール102内の電池10の消費電力量を大きくすることでSOCのアンバランスを解消させる。すなわち、電池モジュール102内の電池10の中からSOCが相対的に高い電池モジュール102内の電池10からの電力供給(単位時間当たりの放電電流積算量)が大きくなり、電池モジュール102内の電池10のSOCのアンバランスを解消することができる。その結果、電池モジュール102内の電池10のSOCをSOC制御目標値に近づけることができる。また、電源回路100に含まれるすべての電池モジュール102内の電池10の充電エネルギーを効率良く使い切ることが可能となる。
[強制切り離しの具体例]
図5は、強制切り離し制御を適用した電源回路100の電池モジュール102内の電池10の各々の電池接続状態を表したタイムチャートの具体例を示す。説明を分かりやすくするため具体的な事例として14個の電池モジュール102を用いた場合で説明している。
期間Aでは、すべての電池モジュール102に対する強制切り離し指令をオフにして、すべての電池モジュール102がスイッチング制御されている状態である。各電池モジュール102では強制切り離し指令がオフの場合、ゲート駆動信号を遅延時間tdelayだけ遅延させて次の電池モジュール102に伝送させる。したがって、ゲート周期は(遅延時間tdelay×14)となる。
制御コントローラ104からのゲート駆動信号ではオン時間として遅延時間tdelay×8とされており、8個の電池モジュール102が同時に接続されるように制御されている。
一方、期間Bでは、上流から10番目の電池モジュール102に対する強制切断信号がオンとされている。これにより、10番目の電池モジュール102の出力電圧は0Vとなる。また、10番目の電池モジュール102に付属するゲート駆動信号処理回路20ではゲート駆動信号を遅延させず、次の11番目の電池モジュール102に伝搬させる。これにより、制御コントローラ104から出力されたゲート駆動信号の立ち上がりエッジが再び制御コントローラ104に戻ってくるまでの周期が遅延時間tdelay×13となり、遅延時間tdelay×1分短くなる。制御コントローラ104では戻ってきたゲート駆動信号の立ち上がりエッジを検出して、次のゲート駆動信号として遅延時間tdelay×8分だけオンになる信号を出力する。このようにして、期間Bにおいて常に8個の電池モジュール102が直列接続されて負荷に対して電圧を出力する。すなわち、期間Bにおいても期間Aと同じ電圧を出力することができる。
10番目の電池モジュール102が強制切断信号を受けると、ゲート駆動信号に関わらず10番目の電池モジュール102が切り離されるタイミングはゲート駆動信号がオフとなった後に実行される。すなわち、電池モジュール102が接続状態の時に強制切断信号を受け取っても、ゲート駆動信号がオンの間は強制切り離し制御を実行せず、ゲート駆動信号がオフになってから強制切り離しが行われる。そして、次の周期でゲート駆動信号がオンになっても強制切り離し状態を継続させる。
期間Cに移り、10番目の電池モジュール102の強制切断信号がオフにされると、10番目の電池モジュール102ではゲート駆動信号にしたがった通常のスイッチング制御が再開される。ただし、10番目の電池モジュール102に対するゲート駆動信号がオンのタイミングで強制切断信号がオフになっても直ちに電池モジュール102内の電池10を直列接続させることはせず、ゲート駆動信号がオフになるタイミングを待って通常のスイッチング制御に戻す。これによって、瞬間的に9個の電池モジュール102が負荷に接続されることを防止することができる。
[第1の実施の形態(3相交流電源)]
図6は、電源回路100を利用した3相交流電源200の構成を示す。3相交流電源200は、3組の電源回路100(電池モジュール群)を組み合わせて構成される。
3組の電源回路100(ストリングa,ストリングb,ストリングc)は、各ストリングの出力電圧極性が中性点で同じになるようにY結線される。図6では、3組の電源回路100(ストリングa,ストリングb,ストリングc)の負極側を中性点に接続されているが、すべてのストリングについて正極側が中性点に接続されるようにしてもよい。
3相交流電源200では、ストリングa~cの3組の電源回路100の各々において電池モジュール102内の電池10の接続数を制御することによって、それぞれ交流電圧E,E,Eを発生させる。電源回路100の各々は0V以上の電圧しか発生させることができないので、図7に示すように、交流電圧E,E,Eとしてオフセットを持ち、それぞれ120°の位相差を有する電圧を発生させる。
なお、ストリングa~cの各々で同じオフセット電圧を持った交流電圧を発生させることにより、線間電圧Vuv,Vvw,Vwuに平均電圧0Vの正負の交流電圧を生成させることができる。これにより、電源回路100に含まれる電池モジュール102において4つのスイッチを用いたフルブリッジ回路を用いることなく、ハーフブリッジ回路を使用することで製造コストを低減できる。
3相が平衡状態であれば、図7に示すように、各相のオフセット電圧Vofsは同じでよい。一方、電源システム全体として力率の低下を抑制しつつ、各相の電力供給を不平衡化して電池容量を平均化するためには、図8に示すように、各相で生成するストリング電圧のオフセット電圧Vofsを異なる値に変更する必要がある。
ストリングa~cの出力端は、フィルタ202に接続される。フィルタ202は、図9に示すように、連系リアクトルL(Lmu,Lmv,Lmw)、フィルタコンデンサC(Cfu,Cfv,Cfw)及びフィルタリアクトルL(Lfu,Lfv,Lfw)を含んで構成することができる。フィルタ202は、ストリングa~cの各相に設けられる。フィルタコンデンサは中性点接続される。フィルタ202の出力はトランス204の2次側に接続されている。フィルタ202とトランス204との間にリレーを設けてもよい。
また、ストリングa~cの電流を測定するために電流センサ(I、I、I)が設けられる。電流センサは2相だけ設置し、残りの1相は測定した2つの相電流から算出するようにしてもよい。たとえば、a相の電流Iとb相の電流Iを測定している場合、c相の電流Iは数式(1)にて算出することができる。
Figure 0007474276000001
また、フィルタ202の3つのフィルタコンデンサ電圧を測定する電圧センサ(V、V、V)が設けられる。フィルタコンデンサ電圧を測定することで、系統の各相電圧を測定できる。
以下、3相交流電源200の系統連系制御の詳細について説明する。図10及び図11に系統連系制御のブロック図を示す。
図10において、ストリングa~cの電圧指令値の算出について説明する。まず、フィルタ202の3つのフィルタコンデンサCfu,Cfv,Cfwに設けた電圧センサにより測定した系統相電圧の測定値V,V,Vを用いて、PLL(Phase Locked Loop)により系統電圧の位相θgを算出する。
次に、電圧位相θgと系統相電圧V,V,Vによりabc/dq変換を行うことでdq軸電圧v、vを算出する。abc/dq0変換は数式(2)及び数式(3)により行うことができる。ここで、数式(2)のu,u,uに系統相電圧V,V,Vを代入すればよい。
Figure 0007474276000002
Figure 0007474276000003
また、数式(2)のu,u,uにストリングa~cの電流I,I,Iを代入してdq変換を行うことでdq軸電流i、iを算出することができる。
次に、dq軸の電流指令値を求める。3相交流電源200の全体に対する指令電力Pとすると、d軸電圧vdと指令電力Pを用いて、数式(4)からd軸指令電流idcomを算出する。なお、q軸電流指令値iqcomは、無効電力をゼロに制御する場合は0に設定する。
Figure 0007474276000004
次に、dq軸指令電流idcom,iqcomとdq軸電流i,iを用いて、PI制御によりdq軸指令電圧フィードバック項vdfbおよびvqfbを算出する。これらのフィードバック項をvd指令フィードフォワード項およびvq指令フィードフォワード項に加算することで、dq軸電圧指令値v 、v を算出する。さらに、dq軸から3相のabc軸への変換を行うことによって各ストリングの電圧指令値V 、V 、V を算出する。dq/abc変換は、数式(5)を用いればよい。
Figure 0007474276000005
次に、ストリング電圧指令値を用いて、数式(6)を用いてa相、b相、c相の電源回路100のオン時間指令値を算出する。
Figure 0007474276000006
ここで、V abcはa相、b相、c相の各電圧指令値のいずれか、Vst_offsetは電圧指令オフセット値、tdelayは各電源回路モジュールにおけるGate信号の遅延時間、Vb_ave_abcは電源回路100であるストリングa,b,cの各々の電池モジュール平均電圧である。
本実施の形態では、電圧指令オフセット値Vst_offsetを可変とすることで各相の電力不平衡制御が可能となる。
各相の不平衡制御に対応できる電圧指令オフセット値Vst_offsetを以下の数式(7)~数式(11)に示す。
Figure 0007474276000007
Figure 0007474276000008
Figure 0007474276000009
Figure 0007474276000010
Figure 0007474276000011
ここで、Vofsは基準となる電圧オフセット値(例:250V一定)、V,Vはそれぞれd軸及びq軸変換後の電圧、φは電圧と電流の位相差(無効電力指令、力率指令等で用いる)、kpa,kpb,kpcは各相での分配係数である。
各ストリングa~cを構成する電池の劣化状態が異なり、電池に残っている電力(ストリングの残容量Q,Q,Q[kWh]と呼ぶ)が異なる場合、各相の残容量に応じて分配係数kpa,kpb,kpcを変更することによりエネルギーを効率的に使い切ることができる。すなわち、容量が小さいストリングに対しては分配係数kpa,kpb,kpcを小さく設定し、充放電ともに要求電力を他相に対し小さく設定する。ただし、各ストリングの総残容量を求める際には、強制切り離し制御によって強制的に切り離されている電池モジュール102に含まれる電池の残容量は考慮しないようにすることが好適である。
なお、数式(9)~(11)における分配係数kpa,kpb,kpcは、例えば数式(12)に基づいて設定することができる。具体的には、ストリングa,b,cの電池モジュール102毎に残容量Qa、Qb、Qcを推定する電池残量推定手段を設け、当該電池残量推定手段において推定された残容量Qa、Qb、Qcに基づいて制御を行えばよい。また、電池残量推定手段の代わりに、ストリングa,b,cの電池モジュール102毎に残容量Qa、Qb、Qcを測定する電池残量測定手段を設けてもよい。
Figure 0007474276000012
数式(6)を用いて算出したオン時間指令値だけのオン期間、それ以降はオフ期間としたゲート駆動信号(信号Gate_a,信号Gate_b,信号Gate_c)を電源回路100のストリングa,b,cの各々の先頭の電池モジュール102に与える。
電池モジュール102の各々ではゲート駆動信号に基づいてスイッチング制御が行われる。すなわち、ゲート駆動信号がオンである期間では第1スイッチ素子16はオフ状態及び第2スイッチ素子18はオン状態とされ、ゲート駆動信号がオフの期間では第1スイッチ素子16はオン状態及び第2スイッチ素子18はオフ状態とされる。そして、ゲート駆動信号はゲート駆動信号処理回路20に含まれる遅延回路により一定時間(遅延時間tdelay)だけ遅延された後、次の電池モジュール102に渡される。これが電源回路100のストリングa,b,cの各々に含まれる電池モジュール102で行われたのち、最後の電池モジュール102からのゲート駆動信号が制御コントローラ104へ戻される。
制御コントローラ104は、ゲート駆動信号の戻りを受けると、特開2018-174626に記載の方法で次の周期のゲート駆動信号を送信する。具体的には、最終段の電池モジュール102から戻されたゲート駆動信号(信号Gate_a_bk,信号Gate_b_bk,信号Gate_c_bk)の立ち上がりエッジを検出して、次のゲート駆動信号を1段目の電池モジュール102へ出力する。このようにすることで、適切なタイミングで次のゲート駆動信号を電池モジュール102へ送ることができる。
各相の電力は各ストリング電圧と各相電流の積となるため、電圧指令オフセット値Vst_offsetを調整して各相のストリング電圧を可変とすることで相間電力不平衡制御が可能となる。また、相電流の振幅は各相で一定となることから、定格電力での不平衡制御が可能となる。また、本実施の形態では、電源回路100から系統に出力される電力は平衡状態であることから、トランス設計としては一般的な方式でよい。
以下、本実施の形態における電源回路100を用いた場合の実験結果を示す。図12~図15は、交流200V及び負荷10kWの放電時において、分配係数kpa=1.2,kpb=0.8,kpc=1.0としたときの相電圧、相電流、ストリング電圧及びストリング電力の波形をそれぞれ示す。
ストリングa~cの各系統における相電圧及び相電流は3相で平衡状態となった。一方、ストリング電圧は分配係数kpa,kpb,kpcに従い電圧リプルの大きさがそれぞれ異なっており、ストリング電圧と相電流の積であるストリング電力の平均値をみるとU相/V相/W相それぞれで4.12kW/2.82kW/0.97kW、実分配率は1.2/0.83/0.97となった。すなわち、おおよそ指令した通りの分配率で各相の出力を制御できた。
[第2の実施の形態(単相交流電源)]
図16は、電源回路100を利用した単相交流電源300の構成を示す。単相交流電源300は、2組の電源回路100を組み合わせて構成される。2組の電源回路100は負極側が中性点Nで接続され、それぞれの正極側がフィルタ202を介してトランス204に接続される。
また、単相交流電源300では、電流センサ(I)及び電圧センサ(Vuv)を各1つずつ設置する。そして、電圧位相に一致する交流電流指令を生成し、電流測定値がその電流指令に追従するようにVabを制御する。
図17は、単相交流電源300の制御ブロックを示す。PLLを用いて電圧センサによって測定された系統電圧Vuvから位相を検出して電流指令値Icomを生成する。そして、電流指令値Icomと電流センサで測定された電流Iとの差分を小さくするような単相交流電源300の出力電圧指令Vab をPI制御により算出する。出力電圧指令Vab に対してa相及びb相の電源回路100(100a,100b)での電圧分担比を乗じて、a相及びb相の電圧指令値V ,V をそれぞれ算出する。
このとき、a相及びb相において電圧指令オフセット値Vst_offsetを可変とすることで各相の電力不平衡制御が可能となる。a相及びb相のストリングを構成する電池の劣化状態が異なり、電池に残っている電力(ストリングの残容量Q,Q[kWh]と呼ぶ)が異なる場合、各相の残容量に応じて分配係数kpa,kpbを変更することによりエネルギーを効率的に使い切ることができる。すなわち、容量が小さいストリングに対しては分配係数kpa,kpbを小さく設定し、充放電ともに要求電力を他相に対し小さく設定する。
電圧指令値V ,V に基づいてa相及びb相の電源回路100(100a,100b)のオン時間指令値を算出する。なお、オン時間指令値の算出方法は、第1の実施の形態における三相交流電源200と同様であるので説明は省略する。
[変形例1]
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、各ストリングにおける電池モジュール102毎の電池の残容量を測定又は推定して、電池の残容量に応じて充放電に対する分配係数を設定する態様とした。ただし、電池の残容量に応じた制御に限定されるものではなく、電池の満充電容量に応じて充放電に対する分配係数を設定する構成としてもよい。
電池の満充電容量に応じて制御を行う場合、各ストリングにおける電池モジュール102毎の電池の満充電容量を測定又は推定し、各ストリングの満充電容量の平均値(平均満充電容量)に応じて分配係数を設定する。電池の満充電容量の推定方法は、例えば、特許第6867987号に記載の方法を適用することができる。ただし、各ストリングの平均満充電容量を求める際には、強制切り離し制御によって強制的に切り離されている電池モジュール102に含まれる電池の満充電容量は考慮しないようにすることが好適である。
具体的には、各ストリングにおける平均満充電容量が小さいほど分配係数をより小さく設定し、平均満充電容量が大きいほど分配係数をより大きく設定する。この場合、電源が力行状態であるか、回生状態にあるかによって制御を変更しなくてもよい。
[変形例2]
また、電池のSOCに応じて充放電に対する分配係数を設定する構成としてもよい。電池のSOCに応じて制御を行う場合、各ストリングにおける電池モジュール102毎の電池のSOCを測定又は推定し、各ストリングのSOCの平均値(平均SOC)に応じて分配係数を設定する。ただし、各ストリングの平均SOCを求める際には、強制切り離し制御によって強制的に切り離されている電池モジュール102に含まれる電池のSOCは考慮しないようにすることが好適である。
具体的には、力行(放電)時において、各ストリングにおける平均SOCが小さいほど分配係数をより小さく設定し、平均SOCが大きいほど分配係数をより大きく設定する。一方、回生(充電)時において、各ストリングにおける平均SOCが小さいほど分配係数をより大きく設定し、平均SOCが大きいほど分配係数をより小さく設定する。
[変形例3]
また、電池の出力電圧に応じて充放電に対する分配係数を設定する構成としてもよい。電池の出力電圧に応じて制御を行う場合、各ストリングにおける電池モジュール102毎の電池の出力電圧を測定又は推定し、各ストリングの電池の出力電圧の平均値(平均出力電圧)に応じて分配係数を設定する。ただし、各ストリングの平均出力電圧を求める際には、強制切り離し制御によって強制的に切り離されている電池モジュール102に含まれる電池の出力電圧は考慮しないようにすることが好適である。
具体的には、力行(放電)時において、各ストリングにおける平均出力電圧が小さいほど分配係数をより小さく設定し、平均出力電圧が大きいほど分配係数をより大きく設定する。一方、回生(充電)時において、各ストリングにおける平均出力電圧が小さいほど分配係数をより大きく設定し、平均出力電圧が大きいほど分配係数をより小さく設定する。
以上のように、本発明によれば、力率を悪化させることなく、各相の電力を不平衡にできる。したがって、各相の電池容量にばらつきがある場合でもすべてのエネルギーをより効果的に利用することができる。また、定格出力時においても各相の不平衡制御の実施が可能となる。また、電流振幅は一定のため最大定格においても不平衡制御が可能である。
10 電池、12 チョークコイル、14 コンデンサ、16 第1スイッチ素子、18 第2スイッチ素子、20 ゲート駆動信号処理回路、22 AND素子、24 OR素子、26 NOT素子、30 中性点コンデンサ、100(100a,100b) 電源回路、102(102a,102b) 電池モジュール、104 制御コントローラ、106 電池モジュール、200,210 3相交流電源、202 フィルタ、204 トランス、300 単相交流電源。

Claims (8)

  1. 電池を有する電池モジュールを複数含んだ電池モジュール群を複数組使用し、制御コントローラからのゲート駆動信号に基づいて複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能である電源システムであって、
    前記電池モジュール群毎に位相の異なる交流電圧を発生させることによって単相又は3相の交流電圧を生成し、前記電池モジュール群毎に出力電力が異なるように制御可能であり、
    前記電池モジュール群の各相における平均満充電容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することを特徴とする電源システム。
  2. 電池を有する電池モジュールを複数含んだ電池モジュール群を複数組使用し、制御コントローラからのゲート駆動信号に基づいて複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能である電源システムであって、
    前記電池モジュール群毎に位相の異なる交流電圧を発生させることによって単相又は3相の交流電圧を生成し、前記電池モジュール群毎に出力電力が異なるように制御可能であり、
    前記電池モジュール群の各相における平均SOCに応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することを特徴とする電源システム。
  3. 電池を有する電池モジュールを複数含んだ電池モジュール群を複数組使用し、制御コントローラからのゲート駆動信号に基づいて複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能である電源システムであって、
    前記電池モジュール群毎に位相の異なる交流電圧を発生させることによって単相又は3相の交流電圧を生成し、前記電池モジュール群毎に出力電力が異なるように制御可能であり、
    前記電池モジュール群の各相における平均出力電圧に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することを特徴とする電源システム。
  4. 電池を有する電池モジュールを複数含んだ電池モジュール群を複数組使用し、制御コントローラからのゲート駆動信号に基づいて複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能である電源システムであって、
    前記電池モジュール群毎に位相の異なる交流電圧を発生させることによって単相又は3相の交流電圧を生成し、前記電池モジュール群毎に出力電力が異なるように制御可能であり、
    前記電池モジュール群毎に出力のオフセット電圧を異ならせることによって、3相平衡の交流電圧を出力することを特徴とする電源システム。
  5. 請求項に記載の電源システムであって、
    前記電池モジュール群毎に前記オフセット電圧に正弦波状の電圧を重畳させて出力することを特徴とする電源システム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電源システムであって、
    前記制御コントローラからの前記ゲート駆動信号を前記電池モジュール間で転送することによって複数の前記電池モジュール内の前記電池を相互に直列接続可能であることを特徴とする電源システム。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電源システムであって、
    前記電池モジュール群の各相における総残容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電圧を制御することを特徴とする電源システム。
  8. 請求項に記載の電源システムであって、
    前記電池モジュールに含まれる前記電池の残容量を推定する電池残量推定手段と、
    前記電池残量推定手段において推定された前記電池の残容量推定値から前記電池モジュール群の各相における前記総残容量を算出する総残容量算出手段と、
    を備え、
    前記電池モジュール群の各相における前記総残容量に応じて、前記電池モジュール群毎に出力電力を制御することを特徴とする電源システム。
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