JP7473318B2 - 隔壁連結アセンブリ - Google Patents

隔壁連結アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP7473318B2
JP7473318B2 JP2019190290A JP2019190290A JP7473318B2 JP 7473318 B2 JP7473318 B2 JP 7473318B2 JP 2019190290 A JP2019190290 A JP 2019190290A JP 2019190290 A JP2019190290 A JP 2019190290A JP 7473318 B2 JP7473318 B2 JP 7473318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulkhead
cord
section
piece
secured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019190290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020097395A (ja
Inventor
ジョセフ ジョエル
ディエップ ポール
ドップカー バーンハード
ジェイ. バックレー マーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2020097395A publication Critical patent/JP2020097395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7473318B2 publication Critical patent/JP7473318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/06Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
    • B64C1/068Fuselage sections
    • B64C1/069Joining arrangements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/06Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
    • B64C1/064Stringers; Longerons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/26Attaching the wing or tail units or stabilising surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U20/00Constructional aspects of UAVs
    • B64U20/60UAVs characterised by the material
    • B64U20/65Composite materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/06Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
    • B64C1/10Bulkheads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/06Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
    • B64C1/12Construction or attachment of skin panels

Description

本開示の実施形態は、概して、航空機の胴体部に関し、より具体的には、胴体部の隔壁に関する。
胴体部は、航空機の本体部分である。胴体部の内部には、航空機の水平安定板を連結し、水平安定板から胴体部の構造部品に荷重を伝達する隔壁が設けられている。
隔壁は、胴体部を損傷することなく胴体部の部材に力を伝達するように細心の注意を払って適切に設置する必要がある。胴体部は、多くのセクションから構成されており、隔壁周辺のセクションは、隔壁に対して前方のセクションと後方のセクションに分けて考えることができる。隔壁はその両方に跨る。隔壁連結アセンブリ(bulkhead joint assembly)は、これらの部材を胴体部に連結、固定して、隔壁から前方セクション及び後方セクションの構成要素への力の伝達を促進する。
隔壁連結アセンブリの例としては、隔壁の両側に互いに対向するように取り付けられた、異なるサイズの隔壁取付け用ブレークリングコード(bulkhead attaching break ring chord)が知られている。一例では、隔壁の両側に設けられたコードに対して位置合わせされ、配置されたバスタブ型フィッティング(bathtub fitting)を、胴体部の前方セクション又は後方セクションに固定して、バスタブ型フィッティングの間に、隔壁の動きに抵抗する引張り接合(tension joint)を形成する。
しかしながら、引張り力を利用した隔壁連結アセンブリは、力の伝達が不十分であるとともに、設置作業に労力を要する。加えて、そのような胴体部隔壁連結アセンブリは、繋ぎ合わせを要する部品を多数含み、このことも、製造を困難で複雑にする要因となっている。また、隔壁に作用する力に対処すべく、多くの部材がアルミニウムなどの金属を含むが、金属は、例えば、腐食するおそれがある。また、そのような金属部品は高価であり、バリ取りなどの追加の製造工程を要し、最終的な取付け段階で行うフィットアップ(fit-up)工程をより高度に連係させる必要が生じる。また、取付け段階において金属部品を加工することは、通常容易ではない。加えて、そのような金属の腐食作用を低減するために耐食性のシーリング材を用いることが多く、コストがさらに増加する。
隔壁に作用する力を胴体部の他の部材に効率的に伝達しつつ、胴体部の内側に結合する、胴体部の隔壁連結アセンブリが必要とされている。また、胴体部に対する腐食の影響を極力抑制する必要があるとともに、部材の繋ぎ合わせが極力少なく、製造プロセスの簡素化、コスト低減を可能にする設計の隔壁連結アセンブリが必要とされている。加えて、隔壁構造の設置に関するコストや煩雑さを低減する隔壁連結部(bulkhead joint)が必要とされている。
このような要望を念頭に、本開示の特定の実施形態は、隔壁連結アセンブリを提供するものであり、前記隔壁連結アセンブリは、胴体部の後方セクション及び前記胴体部の前方セクションに固定されるよう構成されているとともに、前記胴体部の隔壁を超えて延びるストラップ片を備える。前記隔壁連結アセンブリは、さらに、前記ストラップ片に係合し、固定されたコードを備える。前記コードは、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁から受ける荷重を前記コードと前記ストラップ片の間のせん断力として伝達するよう構成されている。
少なくとも一実施形態では、胴体部が提供されており、当該胴体部は、後方セクションと、前記後方セクションを、隔壁連結部において嵌合させて保持する前方セクションと、を備える。隔壁は、前記隔壁連結部に隣接する、前記後方セクションの内部、及び、前記前方セクションの内部において周縁全体に拡がっている。隔壁連結アセンブリは、前記後方セクションを前記前方セクションに固定するとともに、ストラップ片を含む。当該ストラップ片は、前記後方セクションに固定されているとともに、前記前方セクションに対して延出し、固定されている。前記ストラップ片は、前記隔壁と前記隔壁連結部との間に延在する。前記隔壁連結アセンブリは、前記ストラップ片に係合し、固定されたコードをさらに含む。前記コードは、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁からの力を前記コードと前記ストラップ片との間のせん断力として伝達する。
少なくとも一実施形態では、隔壁連結アセンブリが提供されており、当該隔壁連結アセンブリは、後方セクション及び前方セクションに固定されるよう構成されているとともに、隔壁を超えて延びるストラップ片を備える。前記隔壁連結アセンブリは、さらに、前記ストラップ片に係合し、固定されたコードであって、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁から受ける力を前記コードと前記ストラップ片との間のせん断力として伝達するよう構成されているコードと、前記ストラップ片に固定されているとともに、前記後方セクションに対して延出し、固定された後方ストリンガ端部と、前記ストラップ片に固定されているとともに、前記前方セクションに対して延出し、固定された前方ストリンガ端部フィッティングと、を備える。前記隔壁連結アセンブリは、さらに、前記ストラップ片に対して当接するT字型コード片を備える。
本開示の実施形態による胴体部の一部を示す側面図である。 本開示の実施形態による胴体部の一部を示す分解透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリを前方から見た透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリを後方から見た透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリの側断面図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリの一部を示す側断面図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリのストラップ片の側面透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリのストリンガ端部フィッティングの側面透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリのコードの側面透視図である。 本開示の実施形態による隔壁連結アセンブリのT字型コードの側面透視図である。
上述した概要及び後述するいくつかの実施形態の詳細な説明は、添付の図面を参照することによって、より明確に理解されよう。本明細書において、単数形で記載されている要素やステップは、複数の要素やステップを必ずしも排除するものではない。加えて、「一実施形態」に言及することは、その実施形態に記載した特徴を取り入れた別の実施形態の存在を排除することを意図するものではない。また、特に明記されていない限り、特定の特性を有する1つの要素あるいは複数の要素を「備える(comprising)」あるいは「有する(having)」実施形態は、その性質を有さない別の要素を追加的に含んでいてもよい。
本開示の特定の実施形態は、隔壁連結アセンブリを提供するものであり、これは、ストラップ片を含み、ストラップ片は、テーパー状であって、隔壁の下に延在し、隔壁の前方側と後方側の両方においてストリンガ端部フィッティングを係合させることができるように構成されている。隔壁連結アセンブリは、コード部材をさらに含み、このコード部材は、隔壁に固定されて延びているとともに、ストラップ片に固定されて延びている。コードは、概ね隔壁とストラップ片との間に配置されているので、隔壁から受けた力をせん断力としてストラップ片に伝達する。
図1は、航空機の胴体部100の一部を示す側面図である。図2は、胴体部100の一部を示す分解透視図である。図1及び図2に示すように、胴体部100は、後方セクション102、隔壁104(図2)、隔壁連結部106(図1)、ピボット継手(pivot fitting)108(図2)、水平安定板110、及び、前方セクション112を含む。
胴体部の後方セクション102は、航空機の後端114を含むとともに、外板であるハウジング116を有し、このハウジングの内部には、隔壁104を収容する内部チャンバ118(図2)が構成されている。ハウジング116は、胴体部の前方セクション112を収容する周縁(periphery)120を有する。
隔壁104は、ウェブ本体122を含み、これは、前方側124、後方側126、頂部周縁128、第1側周縁130、第2側周縁132、及び、キール(keel)周縁134を含む。ウェブ本体122は、前方側124に複数の水平支持部材136及び複数の垂直支持部材138を含み、これら支持部材は、一実施例では略矩形である隔壁開口部140を取り囲むように配置されている。水平支持部材136及び垂直支持部材138は相互接続されており、全体として隔壁開口部140の周りに格子パターンを形成する。このように、隔壁104は、ウェブ本体122に固定されたピボット継手108を介して水平安定板110から力を受け、これを吸収するよう構成されている。この例示的な実施形態では、隔壁104に含まれる水平支持部材136及び垂直支持部材138は、全体として格子状に配置されているが、他の実施形態では、ウェブ本体122における支持部材は、隔壁104を構造的に支持する任意の配置及び形状のものを用いることができる。また、他の実施形態では、水平支持部材136のみが前方側124又は後方側126に配置されている構成でもよく、他の実施形態では、垂直支持部材138のみが前方側124又は後方側126に配置されている構成でもよい。
ピボット継手108は、ウェブ本体122の前方側124に固定されており、水平安定板110と枢動可能に係合する。これにより、水平安定板110は、航空機の航行において、胴体部100の後方セクション102及び前方セクション112に対して枢動可能である。
水平安定板110は、ピボット継手108を枢動可能に連結するピボットピン142を含む。この連結によれば、水平安定板110と後方セクション102は相対的に枢動することができる。隔壁104には水平安定板110から荷重が加えられるので、隔壁は、この荷重を吸収し、他の胴体構造部に伝達する必要がある。
前方セクション112は、水平安定板110を嵌合させて、水平安定板110を前方セクション112に対して相対的に移動可能な態様で保持するよう構成されている。また、前方セクション112は、後方セクション102の周縁120が挿入されるように構成された周縁144を有する。
加えて、後方頂部ストリンガ端部フィッティング(aft crown stringer end fitting)146及び後方キールストリンガ端部フィッティング(aft keel stringer end fitting)148が設けられており、後方セクション102を隔壁104に結合する。同様に、前方キールストリンガ端部フィッティング(forward keel stringer end fitting)150及び前方頂部ストリンガ端部フィッティング(forward crown stringer end fitting)(図示せず)が設けられており、前方セクション112を隔壁104に結合する。
図3は、前方セクション308に配置されたウェブ本体302を含む隔壁300の一部を前方セクション308の中から見た様子を示しており、ウェブ本体302の前方側310が見えている。図4は、後方セクション304に配置されたウェブ本体302を含む隔壁300の一部を示す図であり、ウェブ本体302の後方側306が見えている。図5は、隔壁300のウェブ本体302を除いた状態で、後方セクション304及び前方セクション308の一部を示す透視図である。図3~図5は、集合的に隔壁連結アセンブリ312を示す。なお、図3~図5は、隔壁300のキール部分、つまり下側部分を示しているが、隔壁連結アセンブリ312は、隔壁300の頂部、つまり上側部分においても図示した構成と同様に設けられている。一実施形態では、隔壁300は、図1~図2の隔壁104であり、後方セクション304は、図1~図2の後方セクション102であり、前方セクション308は、図1~図2の前方セクション112である。
図5に示すように、隔壁連結アセンブリ312は、後方セクション304及び前方セクション308を連結、固定し、加えて、後方セクション304及び前方セクション308を隔壁300に連結、固定するよう構成されている。隔壁連結アセンブリ312は、ストラップ片314、ストリンガ端部フィッティング316、コード又はコード片318、T字型コード片320(図3及び図5)を含む。隔壁連結アセンブリ312は、全体として隔壁周縁(bulkhead periphery)322に固定されている。
ストラップ片314は、後方セクション304に固定された隔壁300後方側324から、前方セクション308に固定された隔壁300前方側326に延びている。具体的には、各ストラップ片314は、概ね弧状(arcuate)であって、後方セクション304及び前方セクション308の双方を嵌め合うように係合させる。各ストラップ片314は、隔壁300の下側も通っている。一実施例では、ストラップ片314は、後方セクション304及び前方セクション308にファスナで固定されている。他の実施形態では、リベット、ボルト、ねじ、接着剤、溶接、その他のファスナ等を用いることができる。例示的な実施形態では、ストラップ片314として複数の部材が示されているが、製造要件によっては、ストラップ片は単一部材であってもよい。一実施例では、接合ストラップ(splice strap)を設けて隔壁300又は対応するコード片318を固定することで、隔壁連結アセンブリ312の強度をさらに高めている。一実施形態では、ストラップ片314は、複合繊維強化プラスチック(CFRP)で構成されている。CFRP製であることにより、連結アセンブリ312の腐食を最小限に抑えることができる上に、バスタブ型フィッティングなどの金属部品について行う切削、分解、バリ取りなどの製造ステップが不要なので、製造速度を高めることができる。
ストリンガ端部フィッティング316は、隔壁300の後方側324及び前方側326の双方に複数設けられており、隔壁300の隔壁周縁322に沿って互いに間隔を空けて配置されている。各ストリンガ端部フィッティング316は、ストラップ側端部328と胴体側端部330を両端に有する。各ストリンガ端部フィッティング316は、ストラップ側端部328においてストラップ片314に固定されており、各ストリンガ端部フィッティング316は、胴体側端部330において、後方セクション304又は前方セクション308のいずれかのストリンガに固定されている。したがって、ストリンガ端部フィッティング316は、隔壁300にモーメントを与える。ストリンガ端部フィッティング316は引張力を加えないので、隔壁300の両側のストリンガ端部フィッティング316を互いに位置合わせする必要はない。代わりに、隔壁の両側のストリンガ端部フィッティング316を互いにずらして配置することが可能である。加えて、隔壁連結アセンブリ312による荷重伝達の効率が改善されているので、必要なストリンガ端部フィッティング316の数が少なくなっている。よって、コストを削減し、設置時間を短縮し、製造時間を最短にすることができる。
一実施例では、ストリンガ端部フィッティング316は、後方セクション304、前方セクション308、及び、ストラップ片314にファスナで固定されている。他の実施形態では、リベット、ボルト、ねじ、接着剤、溶接、その他のファスナ等を用いることができる。各ストリンガ端部フィッティング316は、後方セクション304又は前方セクション308のストリンガに係合するような形状を有している。一実施例では、後方セクション304及び前方セクション308のそれぞれは、概ねL字型であって、ストラップ片314に固定された各ストリンガ端部フィッティング316の表面が、ストラップ片314の表面に対して平坦になるように、あるいは、連続的に係合するように構成されている。一方、ストリンガ端部フィッティング316の表面は、後方セクション304又は前方セクション308のストリンガにそれぞれ固定されており、よって、後方ストリンガ端部フィッティング316又は前方ストリンガ端部フィッティング316と言うことができる。加えて、ストリンガ端部フィッティング316が概ねL字型を有する実施形態では、ストリンガ端部フィッティング316における固定部分から延出する部分は、構造的な支持を付加するよう機能する。代替の実施形態においては、他の大きさや形状のストリンガ端部フィッティング316を用いることができ、これには、T字型ストリンガ端部フィッティング316も含まれる。一実施形態では、ストラップ片314は、複合繊維強化プラスチック(CFRP)で構成される。CFRP製であることにより、連結アセンブリ312の腐食を最小限に抑えることができる上に、バスタブ型フィッティングなどの金属部品について行う切削、分解、バリ取りなどの製造ステップが不要なので、製造速度を速くすることができる。
例示的な一実施形態におけるコード318は、概ねL字型であって、各コードは、水平部分332と、この水平部分332から所定の角度で延出する垂直部分334を有する。この角度は、鈍角、鋭角又は直角のいずれであってもよい。あるいは、コード318は、概ねT字型であってもよい。なお、図では、複数のコード318が示されているが、他の実施形態では、コード318は、単一部材であってもよい。水平部分332は、前方セクション308におけるストラップ片314に係合し、固定されている。これに対し、垂直部分334は、隔壁300のウェブ本体302に係合し、固定されている。一実施例では、コード318は、その他の部材にファスナで固定されている。他の実施形態では、リベット、ボルト、ねじ、接着剤、溶接等を用いることができる。一実施例におけるコード318は、隔壁300の片側において、ストラップ片314と隔壁300にファスナで固定されており、隔壁300の片側に配置されたコード318を介して荷重が伝達される。他の実施例では、各コード318は、少なくとも1つのマウスホール開口(mousehole opening)336を有しており、ストラップ片314の目視検査が容易になる。具体的には、各マウスホール開口336は、概ね弧状であって、部分的には垂直部分334から延びており、部分的には水平部分332に到達し、そこで終わっている。加えて、マウスホール開口336があるとコード318がより撓みやすくなるので、部品の製造が容易になり、また、取付け作業が促進される。一実施形態では、コード318は、複合繊維強化プラスチック(CFRP)で構成される。CFRP製であることにより、連結アセンブリ312の腐食を最小限に抑えることができる上に、バスタブ型フィッティングなどの金属部品について行う切削、分解、バリ取りなどの製造ステップが不要なので、製造速度を速くすることができる。
よって、隔壁連結アセンブリ312によれば、隔壁300から加わる荷重がコード318に伝達されてストラップ片314を伝わるようにでき、効率的な荷重伝達を実現することができる。コード318は、隔壁300の片側(本実施例では、前方側326)だけに配置すればよいので、必要なコードの数を少なくすることができる。加えて、効率的な荷重伝達が可能であることにより、隔壁連結アセンブリ312の部材であるストラップ片314、ストリンガ端部フィッティング316、コード片318、及び、T字型コード片320等を、腐食しやすいアルミニウムなどの金属材料に代えて、腐食を最小限に抑えるチタンやCFRPなどの複合材を用いて構成することが可能になる。この結果、コストを削減し、製造プロセスを簡易化し、腐食を最小限に抑え、部材の可撓性を高め、設置を容易にすることができる。加えて、接合部品を少なくすることができるので、これによっても、製造プロセスを簡易化することができる。また、設計が簡素であるので、隔壁300及びその他の胴体部材を交換及び修理する際に、いくつも重ねて配置されている他の部材を分解しなければ、目的とする部材に到達できないという状況が無くなるので、修理が容易になる。
図6は、後方セクション602、前方セクション604、及び、隔壁606を結合する隔壁連結アセンブリ600の一部を示す側断面図である。一実施例では、隔壁連結アセンブリ600は、図3~図5に示す隔壁連結アセンブリ312である。隔壁連結アセンブリ600は、ストラップ片614、第1ストリンガ端部フィッティング616A、第2ストリンガ端部フィッティング616B、コード片618、及び、T字型コード片(図6には、図示せず)を含む。図7~図10は、隔壁連結アセンブリ600の個々の部材をそれぞれ示す図であり、ストラップ片614(図7)、第1ストリンガ端部フィッティング616A(図8)、コード片618(図9)、及び、T字型コード片1000(図10)が示されている。
ストラップ片614は、後方セクション602及び前方セクション604と係合するよう構成されている。具体的には、ストラップ片614は下面620を有しており、この下面は、後方セクション602の内側又は内表面624、及び、前方セクション604の内側又は内表面626に沿って、つまり外皮に沿って、第1端部622から第2端部628まで延びている。各ストラップ片614の第1端部622と、隣接するストリンガとの間には空隙が設けられており、この空隙は、設置の際には公差を許容するとともに、航空機この領域における液体の排液路を構成する。同様に、第2端部628と隣接するストリンガとの間にも空隙が設けられており、この空隙は、設置の際には公差を許容するとともに、航空機この領域における液体の排液路を構成する。
ストラップ片614は、上面630を有し、一実施例では、上面は、第1端部622及び第2端部628のそれぞれに向かって先細りになるテーパーが付けられている(図6)。あるいは、他の例示的な実施形態における上面630は、第1端部622からテーパー位置632までは下面620と平行に延出し、そこからは下面に向かって先細りする構成であって、一定厚部分634とテーパー付き部分636(図7)とが形成されている。図7に示す例示的な実施形態の一例では、一定厚部分634は、厚さ方向に約32パイル分積層されており、テーパー付き部分636は、テーパー位置632では32パイル分の厚みが、第2端部628では16パイル分の厚みに減っている。一定厚部分634とテーパー付き部分636があることにより、シムを追加する必要を大幅に低減させ、又は最小化させることができる。これにより、シムの無いストラップ片614を提供することができる。図7に示すように、下面620は、(紙面上の図6に向けて)弧状に延びている。したがって、下面620は、後方セクション602における弧状の内表面624、つまり外皮に嵌まり込むよう係合し、また、前方セクション604の内表面626、つまり外皮に嵌まり込むよう係合する。
第1ストリンガ端部フィッティング616A(図8)は、第1端部638において後方セクション602に係合して固定され、第2端部640においてストラップ片614を嵌め込ませる。同様に、第2ストリンガ端部フィッティング616Bは、第1端部642において前方セクション604に係合して固定され、第2端部644においてストラップ片614を嵌め込ませる。このように、軸方向の力も含む隔壁連結アセンブリ600の力に対しては、荷重を前後に伝達するために十分な荷重伝達経路が、第1ストリンガ端部フィッティング616Aとストラップ片614との間、及び、第2ストリンガ端部フィッティング616Bとストラップ片614との間に形成される。
例示的な実施形態におけるコード618は、概ねL字形状であって、ストラップ片614の上面630に沿って係合して延びる下面648を構成する水平部分646を有する。あるいは、コード618は、概ねT字型であってもよい。水平部分646は、垂直部分649に繋がっており、この垂直部分は、隔壁606のウェブ本体654の前面652に係合して延びる側面650を有する。一実施例におけるコード618は、隔壁606の片側において、ストラップ片614と隔壁606にファスナで固定されており、これにより、隔壁606の片側に配置されたコード618を介して荷重が伝達される。水平部分646と垂直部分649には、マウスホール開口655が形成されている。マウスホール開口655を設けることにより、ストラップ片614の目視検査が容易になる。加えて、マウスホール開口655があるとコード618がより撓みやすくなるので、部品の製造が容易になり、また、取付け作業が促進される。
図示のとおり、本実施形態のコード618は、直角ではなく、鈍角を形成する。具体的には、水平部分646の下面648がストラップ片614の上面630に係合して延びており、また、垂直部分649の側面650がウェブ本体654の前面652に係合して延びているので、隔壁606から伝達される荷重は、コード618によって、コード618とストラップ片614との間のせん断力に変換される。連結アセンブリ600に作用する荷重が効率的に伝達されるので、連結アセンブリ600をCFRPで構成することが可能になり、製造効率及び製造コストを改善することができる。加えて、これにより、必要な接合ジョイントの数を少なくし、部品の数を少なくすることができる。また、連結アセンブリ600により、取付け及び交換も容易になる。加えて、支持を補強することが望ましい場合には、接合ストラップを簡単に追加することができる。
図10は、例示的な隔壁連結アセンブリのT字型コード片1000を示しており、これは、一実施形態では、図3~図5に示す隔壁連結アセンブリ312のT字型コード片320に相当するT字型コード片である。T字型コード片1000は、本体部1002と、本体部1002から延出するフランジ1004と、上縁1006と、その反対側にある下縁1008と、後方縁1010と、前方縁1012と、フランジ縁1014と、を含む。一実施例では、フランジ1004は、本体部から直角に延出する。他の実施形態では、フランジ1004は、本体部に対して、鋭角及び鈍角を形成するように延出する。胴体部において、T字型コード片1000は、後方セクションから隔壁のウェブ本体の下を通って前方セクションまで延びている。T字型コード片1000は、隔壁のキール部におけるストラップ片及びコード片と、隔壁の頂部におけるストラップ片及びコード片との間で、隔壁のウェブ本体、後方セクション、及び、前方セクションに係合し、固定される。このように、T字型コードは、隔壁連結部におけるキール部から頂部に変化する部分を構成する。具体的には、キール側では、下縁1008が、キールコードに当接するなどして係合し、前方セクションのキールストラップ片に当接するなどして係合し、また、後方セクションのキールストラップ片に当接するなどして係合する。これに対し、頂部側では、上縁1006が頂部コードに当接または係合し、前方セクションの頂部ストラップ片に当接または係合し、また、後方セクションの頂部ストラップ片に当接または係合する。一実施例において、T字型コード1000は、隔壁のウェブ本体、後方セクション、及び、前方セクションにファスナで固定されている。他の実施形態では、リベット、ボルト、ねじ、接着剤、溶接、その他のファスナ等を用いることができる。一実施形態では、T字型コード1000は、チタン製である。他の実施形態では、T字型コード1000は、CFRPを使ってモノリシックプロセスで構成される。さらに他の実施形態では、T字型コードは、CFRP製コードと接合ストラップを組み合わせることで構成される。CFRP製であることにより、連結アセンブリの腐食を最小限に抑えることができる上に、バスタブ型フィッティングなどの金属部品について行う切削、分解、バリ取りなどの製造ステップが不要なので、製造速度を速くすることができる。
本体部1002は、後方縁1010からフランジ1004に延びる後方部分1016を含む。また、後方部分1016は、後方セクションの内部で延出し、その内壁に係合する部分でもある。後方縁1010は、後方上縁部1018から後方下縁部1020まで、弧状に拡がっている。具体的には、後方縁1010は、後方上縁部1018から内側に向かって細くなっており、また、後方下縁部1020からも内側に向かって細くなっている。
本体部1002は、さらに、前方縁1012からフランジ1004に延びる前方部分1022を含む。また、前方部分1022は、前方セクションの内部で延出し、その内壁に係合する部分でもある。前方縁1012は、前方上縁部1023から発し、一旦内側に向かってから外側に戻る形状の中間弧状部(interior arcuate section)1024を経て、前方下縁部1025に繋がっている。よって、前方部分1022は、具体的には、外側幅1026と内側幅1028を有しており、この内側幅1028は、外側幅1026よりも狭い。弧状部1024があるとT字型コード1000がより撓みやすくなるので、部品の製造が容易になり、また、取付け作業が促進される。
フランジ1004は、下方に行くにつれ先細りし、頂部ストラップ片と係合するように当接するフランジ上面部1030を含む。例示的な本実施形態及び他の実施形態では、フランジ上面部1030は、頂部のストラップ片と係合するように当接するものとして示されているが、他の実施形態では、コードは、T字型コード片1000を重ね継ぎの接合部を形成してもよく、よって、T字型コード片1000に当接させるのではなく、重なるように配置してもよい。フランジ上面部1030は外側に延出して第1フランジ弧状部1032に至り、その後、内側に凹んで中間弧状部1034に至る。フランジ縁1014は、フランジ中間弧状部1036から外側に張り出し第2フランジ弧状部1038に至る。フランジ中間弧状部1036があるとT字型コードがより撓みやすくなるので、部品の製造が容易になり、また、取付け作業が促進される。次いで、第2フランジ弧状部1038は、先細りになってフランジ下面部1040に繋がっている。このフランジ下面部は、下方に向かうにつれ先細りしてキール部のストラップ片と係合するように当接している。
よって、例示的な一実施形態では、T字型コード片1000は、キールストラップ片とキールコードに当接し、ここから頂部ストラップ片と頂部コードまで延びて、これらに当接する構成である。あるいは、T字型コード片1000とキールストラップ片との間、また頂部ストラップ片との間に、1つ又は複数の重ね継ぎ接合部を設けて、T字型コード片1000がキールストラップ片及び/又は頂部ストラップ片の内の所望の一方又は両方に重なるように配置する構成も可能である。したがって、T字型コードは、隔壁連結部に作用する力を効率的に分散させることができる。加えて、T字型コードは、隔壁のウェブ本体に固定されたピボット継手の取付けを容易にするとともに、これらピボット継手を収容できるように形成されている。
さらに、本開示は、以下の付記に基づく実施形態も包含する。
付記1.胴体部(100)の後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)及び前記胴体部(100)の前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に固定されるとともに、前記胴体部(100)の隔壁(104、300、606)を超えて延びるよう構成されているストラップ片(314、614)と、
前記ストラップ片(314、614)に係合し、固定されたコード(318、618)と、を備え、前記コード(318、618)は、前記隔壁(104、300、606)に沿って延びており、前記隔壁(104、300、606)から受ける荷重を前記コード(318、618)と前記ストラップ片(314、614)の間のせん断力として伝達するよう構成されている、隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記2.前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)に対して延出し、固定されるよう構成された後方ストリンガ端部(328)フィッティングと、
前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に対して延出し、固定されるよう構成された前方ストリンガ端部(328)フィッティングと、をさらに備える、付記1に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記3.前記ストラップ片(314、614)、前記コード(318、618)、前記後方ストリンガ端部(328)フィッティング、及び、前記前方ストリンガ端部(328)フィッティングは、複合繊維強化プラスチックで構成されている、付記2に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記4.前記ストラップ片(314、614)は、一定厚部分(314、614)(634)及びテーパー付き部分(636)(314、614)を含む、付記1~3のいずれかに記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記5.前記コード(318、618)は、前記コード(318、618)の垂直部分(334、649)(314、614)において弧状に拡がるマウスホール開口(336)を有する、付記1~4のいずれかに記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記6.前記コード(318、618)は、前記ストラップ片(314、614)に係合して前記ストラップ片に沿って延びる水平部分(314、614)(332、646)と、前記隔壁(104、300、606)に係合して前記隔壁に沿って延びる垂直部分(334、649)(314、614)と、を含む、付記1~5のいずれかに記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記7.前記コード(318、618)の前記水平部分(314、614)(332、646)と前記コード(318、618)の前記垂直部分(334、649)(314、614)との間には鈍角が形成されている、付記6に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記8.前記ストラップ片(314、614)に対して当接するT字型コード(318、618)片(314、614)をさらに備える、付記1~7のいずれかに記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記9.前記ストラップ片(314、614)に重ねて配置されたT字型コード(318、618)片(314、614)をさらに備える、付記1~7のいずれかに記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記10.前記T字型コード(318、618)片(314、614)は、本体部(1002)と、前記本体部(1002)から延出するフランジ(1004)と、を含む、付記8又は9に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記11.前記T字型コード(318、618)片(314、614)の前記フランジ(1004)は、フランジ(1004)中間弧状部(314、614)(1024)(1024)を含む、付記10に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記12.後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)と、
前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)を、隔壁(104、300、606)連結部において嵌合させて保持する前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)と、
前記隔壁(104、300、606)連結部に隣接する、前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)の内部、及び、前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)の内部の周縁全体に拡がる隔壁(104、300、606)と、
前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)を前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に固定する隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)と、を備える胴体部(100)であって、前記隔壁連結アセンブリが、
前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)に固定されているとともに、前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に対して延出し、固定されたストラップ片(314、614)であって、前記隔壁(104、300、606)と前記隔壁(104、300、606)連結部との間に延びるストラップ片(314、614)と、
前記ストラップ片(314、614)に係合して延びる水平部分(314、614)(332、646)と、前記隔壁(104、300、606)に係合して延びる垂直部分(334、649)(314、614)と、を有し、前記隔壁(104、300、606)とストラップ片(314、614)との間にせん断力を与えるコード(318、618)と、を含むものである、胴体部。
付記13.前記隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)が、さらに、
前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)に対して延出し、固定された後方ストリンガ端部(328)フィッティングと、
前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に固定されるように延出する前方ストリンガ端部(328)フィッティングと、をさらに含む、付記12に記載の胴体部(100)。
付記14.前記ストラップ片(314、614)、前記コード(318、618)、前記後方ストリンガ端部(328)フィッティング、及び、前方ストリンガ端部(328)フィッティングは、複合繊維強化プラスチックで構成されている、付記13に記載の胴体部(100)。
付記15.前記隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)が、
前記ストラップ片(314、614)に対して当接するT字型コード(318、618)片(314、614)をさらに含む、付記12~14のいずれかに記載の胴体部(100)。
付記16.前記T字型コード(318、618)に隣接する前記隔壁(104、300、606)に固定された水平安定板(110)を枢動可能に保持するピボット継手をさらに備える、付記15に記載の胴体部(100)。
付記17.前記コード(318、618)は、マウスホール開口(336)を含む、付記12~16のいずれかに記載の胴体部(100)。
付記18.前記コード(318、618)は、前記隔壁(104、300、606)の一方の側において、前記ストラップ片(314、614)及び隔壁(104、300、606)にファスナで固定されている、付記12~17のいずれかに記載の胴体部(100)。
付記19.胴体部(100)の後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)及び前記胴体部(100)の前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に固定されるとともに、前記胴体部(100)の隔壁(104、300、606)を超えて延びるよう構成されているストラップ片(314、614)と、
前記ストラップ片(314、614)に係合し、固定されたコード(318、618)であって、前記隔壁(104、300、606)に沿って延びており、前記隔壁(104、300、606)から受ける荷重を前記コード(318、618)と前記ストラップ片(314、614)との間のせん断力として伝達するよう構成されているコード(318、618)と、
前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記後方セクション(314、614)(102、304、602、1016)に対して延出し、固定された後方ストリンガ端部(328)フィッティングと、
前記ストラップ片(314、614)に固定されているとともに、前記前方セクション(314、614)(112、308、604、1022)に対して延出し、固定された前方ストリンガ端部(328)フィッティングと、
前記ストラップ片(314、614)に対して当接するT字型コード(318、618)片(314、614)と、をさらに備える、隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
付記20.前記ストラップ片(314、614)は、前記隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)が有する複数のストラップ片(314)のうちの1つである、付記19に記載の隔壁(104、300、606)連結アセンブリ(312、600)。
本開示の実施形態の説明において、頂部、底部、下側、中央、側方、水平、垂直、前側などの、様々な空間及び方角に関する用語を用いたが、これらの用語は図面に示した向きについて用いたに過ぎない。これらの向きは、逆向きにしたり、回転したり、あるいは他の態様で変更することが可能であり、そのような場合には、その場合には、上側部分が下側部分となったり、その逆になったりすることなどがありうる。
上述の記載には、様々な変形及び修正を加えることが可能であり、それらも本開示の範囲に包含される。本明細書に開示及び定義する実施形態は、上述の記載及び/又は図面に含まれている特徴や、それにより明らかな特徴を2つ以上用いたすべての代替的組み合わせに拡張される。これらの異なる組み合わせは、いずれも本開示の様々な代替的側面を構成するものである。本明細書に記載の実施形態は、本開示を実施するために知られている最良の態様を説明し、当業者による本開示の利用を可能にするためのものである。請求の範囲は、先行技術により可能な範囲において可能な代替的実施形態を包含するものであると解釈すべきである。
添付の請求の範囲において用いられる「含む(including)」及び「であって(in which)」等の用語は、それぞれ、「具備する(comprising)」及び「において(wherein)」等と意味を同じくする表現として用いられている。加えて、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、単なる区別のための標識として用いられており、これらにより言及される対象にたいして数的な要件を課すものではない。
本開示の様々な特徴は、以下の請求の範囲に記載される。

Claims (15)

  1. 胴体部の後方セクション及び前記胴体部の前方セクションに固定されるよう構成されているとともに、前記胴体部の隔壁を超えて延びるストラップ片と、
    前記ストラップ片に係合し、固定されたコードと、を備え、前記コードは、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁から受ける荷重を前記コードと前記ストラップ片の間のせん断力として伝達するよう構成されており
    前記コードは、前記ストラップ片に対して当接するT字型コード片を備える、隔壁連結アセンブリ。
  2. 前記ストラップ片に固定されているとともに、前記後方セクションに対して延出し、固定されるよう構成された後方ストリンガ端部フィッティングと、
    前記ストラップ片に固定されているとともに、前記前方セクションに対して延出し、固定されるよう構成された前方ストリンガ端部フィッティングと、をさらに備える、請求項1に記載の隔壁連結アセンブリ。
  3. 前記ストラップ片、前記コード、前記後方ストリンガ端部フィッティング、及び、前記前方ストリンガ端部フィッティングは、複合繊維強化プラスチックで構成されている、請求項2に記載の隔壁連結アセンブリ。
  4. 前記ストラップ片は、一定厚部分及びテーパー付き部分を含む、請求項1~3のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリ。
  5. 前記コードは、前記コードの垂直部分において弧状に拡がるマウスホール開口を有する、請求項1~4のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリ。
  6. 前記コードは、前記ストラップ片に係合して延びる水平部分と、前記隔壁に係合して延びる垂直部分と、を含む、請求項1~5のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリ。
  7. 前記コードの前記水平部分と前記コードの前記垂直部分との間には鈍角が形成されている、請求項6に記載の隔壁連結アセンブリ。
  8. 胴体部の後方セクション及び前記胴体部の前方セクションに固定されるよう構成されているとともに、前記胴体部の隔壁を超えて延びるストラップ片と、
    前記ストラップ片に係合し、固定されたコードと、を備え、前記コードは、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁から受ける荷重を前記コードと前記ストラップ片の間のせん断力として伝達するよう構成されており、
    前記コードは、前記ストラップ片に重ねて配置されたT字型コード片を備える、請求項1~7のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリ。
  9. 前記T字型コード片は、本体部と、前記本体部から延出するフランジと、を含む、請求項1~8のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリ。
  10. 前記T字型コード片の前記フランジは、フランジ中間弧状部を含む、請求項に記載の隔壁連結アセンブリ。
  11. 後方セクションと、
    前記後方セクションを、隔壁連結部において嵌合させて保持する前方セクションと、
    前記隔壁連結部に隣接する、前記後方セクションの内部、及び、前記前方セクションの内部の周縁全体に拡がる隔壁と、
    前記後方セクションを前記前方セクションに固定するために、請求項1~10のいずれかに記載の隔壁連結アセンブリと、を備える、胴体部。
  12. 前記T字型コードに隣接する前記隔壁に固定された水平安定板を枢動可能に保持するピボット継手をさらに備える、請求項11に記載の胴体部。
  13. 前記コードは、前記隔壁の一方の側において、前記ストラップ片及び隔壁にファスナで固定されている、請求項11又は12に記載の胴体部。
  14. 胴体部の後方セクション及び前記胴体部の前方セクションに固定されるよう構成されているとともに、前記胴体部の隔壁を超えて延びるストラップ片と、
    前記ストラップ片に係合し、固定されたコードであって、前記隔壁に沿って延びており、前記隔壁から受ける荷重を前記コードと前記ストラップ片との間のせん断力として伝達するよう構成されているコードと、
    前記ストラップ片に固定されているとともに、前記後方セクションに対して延出し、固定された後方ストリンガ端部フィッティングと、
    前記ストラップ片に固定されているとともに、前記前方セクションに対して延出し、固定された前方ストリンガ端部フィッティングと、
    前記ストラップ片に対して当接するT字型コード片と、をさらに備える、隔壁連結アセンブリ。
  15. 前記ストラップ片は、前記隔壁連結アセンブリが有する複数のストラップ片のうちの1つである、請求項14に記載の隔壁連結アセンブリ。
JP2019190290A 2018-10-22 2019-10-17 隔壁連結アセンブリ Active JP7473318B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/166,785 2018-10-22
US16/166,785 US20200122816A1 (en) 2018-10-22 2018-10-22 Bulkhead joint assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020097395A JP2020097395A (ja) 2020-06-25
JP7473318B2 true JP7473318B2 (ja) 2024-04-23

Family

ID=68296142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190290A Active JP7473318B2 (ja) 2018-10-22 2019-10-17 隔壁連結アセンブリ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20200122816A1 (ja)
EP (1) EP3643600B1 (ja)
JP (1) JP7473318B2 (ja)
CN (1) CN111071428A (ja)
AU (1) AU2019250263A1 (ja)
CA (1) CA3059226A1 (ja)
RU (1) RU2019133186A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11260951B2 (en) * 2020-03-16 2022-03-01 The Boeing Company Pivot fittings back up beam architecture

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253393A (ja) 2000-03-10 2001-09-18 Fuji Heavy Ind Ltd 複合材パネルおよびその製造方法
US20100044514A1 (en) 2008-04-14 2010-02-25 Stefan Tacke Connection arrangement for connecting a first and second reinforcing element for an aircraft or spacecraft, and a shell component
US20100243806A1 (en) 2009-03-31 2010-09-30 Vera Villares Enrique Aircraft pressure bulkhead assembly structure
JP2010538892A (ja) 2007-09-18 2010-12-16 エアバス・オペレイションズ・ゲーエムベーハー 航空機又は宇宙船の細分化用圧力隔壁及び細分化方法
JP2011500416A (ja) 2007-10-18 2011-01-06 エアバス オペレーションズ (エスアーエス) 補強材縁部の接続部を有する航空機構造
JP2011526861A (ja) 2008-07-07 2011-10-20 エアバス オペラツィオンス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 航空機後部にドーム型圧力隔壁を取り付ける方法及びこの方法を実施する装置
JP2012066818A (ja) 2004-09-23 2012-04-05 Boeing Co:The 複合航空機胴体および他の構造物のための継手接合
JP2014500185A (ja) 2010-12-15 2014-01-09 ザ・ボーイング・カンパニー 重ね継ぎおよび胴体セクションを結合するための関連する方法
JP2015518794A (ja) 2012-06-05 2015-07-06 エアバス オペレーションズ ゲーエムベーハーAirbus Operations GmbH 胴体構造およびそこに特別に取り付けられる圧力隔壁を有する航空機の加圧胴体
US20170327199A1 (en) 2016-05-13 2017-11-16 Airbus Operations Gmbh Pressure bulkhead system

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07156888A (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合材フィッティング
US5518208A (en) * 1993-12-28 1996-05-21 The Boeing Company Optimum aircraft body frame to body skin shear tie installation pattern for body skin/stringer circumferential splices
US5893534A (en) * 1995-12-22 1999-04-13 The Boeing Company Structural apparatus and design to prevent oil can movement of webs in aircraft pressure bulkheads

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253393A (ja) 2000-03-10 2001-09-18 Fuji Heavy Ind Ltd 複合材パネルおよびその製造方法
JP2012066818A (ja) 2004-09-23 2012-04-05 Boeing Co:The 複合航空機胴体および他の構造物のための継手接合
JP2010538892A (ja) 2007-09-18 2010-12-16 エアバス・オペレイションズ・ゲーエムベーハー 航空機又は宇宙船の細分化用圧力隔壁及び細分化方法
JP2011500416A (ja) 2007-10-18 2011-01-06 エアバス オペレーションズ (エスアーエス) 補強材縁部の接続部を有する航空機構造
US20100044514A1 (en) 2008-04-14 2010-02-25 Stefan Tacke Connection arrangement for connecting a first and second reinforcing element for an aircraft or spacecraft, and a shell component
JP2011526861A (ja) 2008-07-07 2011-10-20 エアバス オペラツィオンス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 航空機後部にドーム型圧力隔壁を取り付ける方法及びこの方法を実施する装置
US20100243806A1 (en) 2009-03-31 2010-09-30 Vera Villares Enrique Aircraft pressure bulkhead assembly structure
JP2014500185A (ja) 2010-12-15 2014-01-09 ザ・ボーイング・カンパニー 重ね継ぎおよび胴体セクションを結合するための関連する方法
JP2015518794A (ja) 2012-06-05 2015-07-06 エアバス オペレーションズ ゲーエムベーハーAirbus Operations GmbH 胴体構造およびそこに特別に取り付けられる圧力隔壁を有する航空機の加圧胴体
US20170327199A1 (en) 2016-05-13 2017-11-16 Airbus Operations Gmbh Pressure bulkhead system

Also Published As

Publication number Publication date
EP3643600A1 (en) 2020-04-29
CN111071428A (zh) 2020-04-28
JP2020097395A (ja) 2020-06-25
AU2019250263A1 (en) 2020-05-07
EP3643600B1 (en) 2022-07-20
RU2019133186A (ru) 2021-04-19
US20200122816A1 (en) 2020-04-23
CA3059226A1 (en) 2020-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2727821B1 (en) Circumference splice for joining shell structures
US7887009B2 (en) Methods and systems for attaching aircraft wings to fuselages
EP2371706B1 (en) Torsion box with rib fitting
US9145197B2 (en) Vertically integrated stringers
CA2817735C (en) Splice and associated method for joining fuselage sections
JP6483355B2 (ja) 航空機翼アセンブリの外弦翼ボックスと中央翼セクションとの下側結合部
US8408495B2 (en) Fittings for attaching the vertical tail stabilizer of an aircraft
US20120193475A1 (en) Connector for stiffening frames between an aircraft fuselage and a wing box
JP2011500417A (ja) 航空機胴体の円周継手におけるオメガ形状の補剛材のスプライス(接合)
US5452867A (en) Shell structural component made of fiber composite material
JP7473318B2 (ja) 隔壁連結アセンブリ
JP6054105B2 (ja) 航空機胴体のフレーム要素
CA3010856C (en) Co-cured spar and stringer center wing box
JP2013056662A5 (ja)
US8783618B2 (en) Weathertight fitting for aircraft tail vertical stabiliser mounting
US20210101689A1 (en) Engine pylon for coupling a jet engine to a wing of an aircraft
US11332231B2 (en) Hollow fastener for coupling aerospace structures
US7677496B2 (en) Stringer for an aircraft wing and a method of reinforcing thereof
US20240017813A1 (en) Pressure bulkhead attachment
CN220865644U (en) Aircraft fuselage reinforcing frame and aircraft
BR102017006729B1 (pt) Anteparo de pressão para uma aeronave, e, método para montar um anteparo de pressão

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240411