JPH07156888A - 複合材フィッティング - Google Patents

複合材フィッティング

Info

Publication number
JPH07156888A
JPH07156888A JP5309029A JP30902993A JPH07156888A JP H07156888 A JPH07156888 A JP H07156888A JP 5309029 A JP5309029 A JP 5309029A JP 30902993 A JP30902993 A JP 30902993A JP H07156888 A JPH07156888 A JP H07156888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
end pad
parts
load
composite material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5309029A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomi Hasegawa
元美 長谷川
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Shigeru Nishiyama
西山  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5309029A priority Critical patent/JPH07156888A/ja
Publication of JPH07156888A publication Critical patent/JPH07156888A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、航空機の胴体構造に翼桁を結合す
るとき使用される、複合材フィッティングに関する。従
来の複合材フィッティングは、結合荷重を保持するテン
ションボルトの装着場所が1個しかないため、荷重の増
大に対処するために色々の不具合が生じていた。 【構成】 本発明は、複合材フィッティングの胴体構造
との結合部であるエンドパット部を複数にして、荷重の
増大に対応して、軽量特性を損わず、また荷重伝達効率
を損わず、テンションボルトを複数本にして、強度を増
大させることができる。また、翼桁との結合部である側
板部を3ヶ以上にすることにより、エンドパット部から
伝達された荷重を広く、小さく分散して翼桁に分散でき
る。また、側板部を広くとれることにより、ファスナボ
ルトの面圧を小さくできる利点もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機、宇宙機器、又
は自動車、若しくは建築構造物等の軽量、高強度を必要
とする、構造部材に適用される繊維強化複合材フィッテ
ィングに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量で、かつ高強度を必要とする構造部
材の結合部には、複合材フィッティングが使用されてい
る。図4は、その一例として航空機の胴体構造と、主翼
桁との結合部に適用された複合材フィッティングの使用
状況を示す図であって、図4(A)は正面図、図4
(B)は斜視図である。高強度アルミ材等で形成された
胴体構造01の両側部に、主翼を形成し、主翼の荷重を
保持するI型の翼桁02の端部が溶接等により固着され
る。さらに、翼桁02の端部と、胴体構造01との結合
部には、上,下に複合材フィッティング1が介装され
て、胴体構造01と翼桁02の結合力が補強されてい
る。なお、図4には本発明の一実施例としての複合材フ
ィッティング1を示している。
【0003】従来、使用されている複合材フィッティン
グ03の構造の例を、図5により説明する。図5(A)
に示すように、炭素繊維、アラミド繊維、又はガラス繊
維等の強化繊維が、繊維方向05を種々変えて配向され
た多数のプライシート010を、図5(B)に示すよう
に、高さ方向(Z方向)に多数積層し、これに熱を加
え、硬化させることにより、図5(C)に示すように立
体構造に形成する。この複合材フィッティング03は、
図5(C)に示すように大きく分けて、内側面が円弧状
にされ、外側面に結合面を設けたエンドパット部06
と、エンドパット部06の内側面の接線方向に、エンド
パット部06の両側から延長されて設けられた側板部0
7と、エンドパット部06と、側板部07との境界を形
成する繋ぎ部04とからなる。エンドパット部06は、
外側面に胴体構造01の外面(YZ面)と密着できるよ
うに、平面が形成されるとともに、内側面はその内部に
半円筒状の空間を形成する、ラウンド形状の円弧部08
を形成されている。円弧部08内側の半円筒状の空間に
は、半円筒形状の当て金09が嵌挿され、当て金09の
略中央からエンドパット部06を貫通して、テンション
ボルト011が挿入され、複合材フィッティング03
と、胴体構造01とを結合している。また、円弧部08
には、円周方向に強化繊維が配向されたプライシート0
10が積層されており、テンションボルト011に作用
する引張り荷重013等の荷重は、当て金09を介して
円弧部08の強化繊維に伝達される。
【0004】また、前述の通り、エンドパット部06の
円弧部08の両側部から接線方向に延長されて設けられ
た側板部07の上、下面は、平面に形成されており、こ
の平面にZ方向に貫通し、複合材フィッティング03を
翼桁02に連結するファスナボルト012が設けられて
いる。そして、前述の円弧部08の強化繊維に伝達され
た荷重は、ファスナボルト012に伝達される。従来の
複合材フィッティング03は、上述のように構成され、
テンションボルト011により複合材フィッティング0
3にかかる全荷重を支え、しかも、複合材フィッティン
グ03は、荷重013をエンドパット部06の1点で受
けている。このため、荷重013の大きさに対応して、
ラウンド部08を貫通するテンションボルト011の強
度を増加させるため、テンションボルト011を2本以
上にして強度を増やそうとしても、これに応じて、当て
金09のサイズを大きくしなければならず、このため重
量が大きくなり、複合材フィッティング03使用による
軽量化のメリットが、充分享受できないという不具合が
ある。また、逆にテンションボルト011を1本だけ使
用して、大きな荷重に対応させようとすると、テンショ
ンボルト011単体の強度の上限が、そのまま複合材フ
ィッティング03の強度の上限となってしまうため、テ
ンションボルト011の径を大きくせざるを得ない。し
かし、テンションボルト011の径を大きくするとなる
と、図5(D)に示すように、荷重013のZ方向荷重
位置hがテンションボルト011の径によって決まり、
テンションボルト011の径が太くなれば、Z方向荷重
位置hも高くなり、オフセットモーメントMが大きくな
ってしまい、それに伴い、繋ぎ部04の断面係数も大き
くしなければならないという、不具合が生じる。断面係
数を大きくするためには、エンドパット部06と、側板
部07の繋ぎ部04は、図5(C)に示すように2箇所
しかないため、図5(A)に示すように、繋ぎ部04の
幅tを厚くする必要がある。しかし、幅tを厚くする
と、繋ぎ部04における荷重伝達効率が悪化するという
不具合が生じて来る。すなわち、繋ぎ部04の荷重伝達
効率は、(繋ぎ部04の幅t)/(エンドパット部06
の円弧部08内周直径d)で決まり、この値が小さいほ
ど応力集中が少なく、荷重伝達効率も良くなるという特
性がある。従って、荷重が大きくなり、これをテンショ
ンボルト011の径を太くすることで解決しようとする
と、Z方向荷重位置hが大きくなり、これに伴い繋ぎ部
04の幅tを大きくせざるを得ず、t/dが大きくな
り、大きな応力集中が起こり、荷重伝達効率は低下して
しまうという不具合が生じる。このように、従来の複合
材フィッティングでは、構造上、大荷重に耐えるものに
することができず、その改善が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の複合
材フィッティングの上述不具合を解消するため、荷重の
増加に応じて、複合材フィッティングの特徴である、軽
量化を阻害しないで、テンションボルトの本数を増加さ
せることができ、しかも、Z方向荷重位置を低くして、
オフセットモーメントの増大に伴う応力集中の増大を防
止し、荷重伝達効率を良くして、構造上大荷重に耐える
ことのできる、複合材フィッティングを提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材フィッテ
ィングは、軽量高強度化を達成させるため、次の手段と
した。
【0007】(1)少なくとも、周方向の強化繊維が配
向された、プライシートを含む多数のプライシートが積
層されて形成され、外側面に構造物との結合面が形成さ
れ、内側面に構造物との結合を行うテンションボルトを
装着する円弧部を形成したエンドパット部を複数個にし
た。
【0008】(2)少なくとも、エンドパット部のプラ
イシートの周方向に配向された強化繊維が延長されて、
配向されたプライシートを含む多数のプライシートが積
層されて形成され、エンドパット部の円弧部の接線方向
にエンドパット部から延長して設けられて、構造物に取
付ける桁との結合を行うファスナボルトが、装着される
平面が形成された側板部を3個以上にした。
【0009】(3)上記エンドパット部と、上記側板部
とを一体に成形した。また、他の本発明の複合材フィッ
ティングは、上記手段に加え、次の手段とした。
【0010】(4)側板部の一つに積層されたプライシ
ートに、エンドパット部から延長されて配向された多数
の強化繊維の他端側を、当該エンドパット部を経由して
他の特定の1つの側板部に積層されたプライシートに集
中して、又は複数の側板部の積層されたプライシートに
分散して配向した。
【0011】
【作用】本発明の複合材フィッティングは、上述の
(1)〜(3)の手段により、次の作用が得られる。エ
ンドパット部を、荷重の大きさに応じて複数にすること
により、複合材フィッティングの当て金のサイズは大き
くせずに、テンションボルトを複数装着するこ6ができ
る。さらに、同一荷重においても、テンションボルトが
複数にできることにより、テンションボルト径を細くす
ることができ、Z方向荷重位置を低く抑えることができ
る。その結果、オフセットモーメントは小さくすること
ができる。また、エンドパット部を複数にすることによ
り、側板部も3個以上にすることができ、これに伴い、
繋ぎ部も3箇所以上となり、加わる荷重が分散されt/
dを小さくすることができ、応力集中を小さくでき、荷
重伝達効率を向上させることができる。また、側板部が
3個以上となるため、ファスナボルトを取付ける側板部
xy面の面積も広げることができ、ファスナボルト径を
細くし、本数を増やすことにより、ファスナボルトによ
る面圧を分散させることができる。
【0012】また、他の本発明の複合材フィッティング
は、上記作用に加え上述(4)の手段により、次の作用
が得られる。1つのエンドパット部に装着した、テンシ
ョンボルトにかかる、分散された荷重は、さらに必ず2
以上の側板部に分散されて伝達されるため、特定のファ
スナボルトにかかる荷重は小さく、ファスナボルト径を
細くできるとともに、ファスナボルトによる面圧を、よ
り効果的に分散させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の複合材フィッティングの実施
例を、図面により説明する。図1は、本発明の複合材フ
ィッティングの一実施例を示す斜視図である。なお、本
実施例の使用状況は、前述した図4(A),図4(B)
に示す通りである。複合材フィッティング1は、2個の
エンドパット部2、エンドパット部2に設けられた円弧
部5の接線方向に、エンドパット部2から延長して設け
た側板部3、およびエンドパット部2と、側板部3との
間の繋ぎ部4とからなり、これらが一体に成形されてい
る。すなわち、図2(A)〜図2(D)に示すように、
炭素繊維、アラミド繊維、又はガラス繊維等の強化繊維
を、種々の方向に配向した複数枚のプライシート11を
積層し、これに熱を加え硬化させることより、図1に示
すように立体構造に一体成形されている。エンドパット
部2の内側には、円周方向繊維8、半径方向繊維9及び
斜向方向繊維10が配向されたプライシート11を積層
して、ラウンド形状にされた前記円弧部5が形成されて
いる。この円弧部5が形成された内側面には、同一の円
弧面を外周面に形成した半円筒形状の当て金6が装着さ
れて、後述するテンションボルト7から、当て金6に伝
達される荷重Fを、円周方向繊維8により円滑に側板部
3へ伝達するようにしている。また、エンドパット部2
の外側は、図2(A)に示すように周方向繊維12が外
側面のすぐ近傍まで配向され、パットアップ13され
て、図4(B)に示す胴体構造01の側面に密着して、
後述するテンションボルト孔14による強度低下を補強
し、圧縮荷重時にはこの面で荷重を受け、エンドパット
部2、側板部3に圧縮応力を伝達できるように、平らな
結合面15が形成されている。さらに、円弧部5が形成
された内側面と、結合面15が形成された外側面の間に
は、テンションボルト6を挿通するテンションボルト孔
14があけられるとともに、当て金6にも、当て金6が
円弧部5に正規状態に挿入されたとき、テンションボル
ト孔14に連通する孔16が設けられている。テンショ
ンボルト7は、当て金6にあけられた孔16、およびエ
ンドパット部2にあけられたテンションボルト孔14に
挿通されて、エンドパット部2を胴体構造01の側面に
結合する。
【0014】本実施例においては、テンションボルト7
は、エンドパット部2にそれぞれ1本づつ設けられ、2
本で荷重を分担するので、1本の場合と比較し、径を細
くできる。特に、Z方向荷重位置hは、図3に示すよう
に、テンションボルト7の径によって決まり、前述の通
りテンションボルト7の径を細くできることにより、オ
フセットモーメントMを小さく抑えることができ、繋ぎ
部4の断面係数を大きくする必要がなく、軽量化するこ
とができる。また、間隔をあけた2本のテンションボル
ト7で、複合材フィッティング1を固定することによ
り、1本で固定した時と比較し、x軸回転方向及びz軸
回転方向の荷重に対し、安定した固定力が得られる。さ
らに、エンドパット部2と、テンションボルト7の間に
配した当て金6は、テンションボルト7からの荷重F
を、前述したように側板部3へ円滑に伝達するほか、テ
ンションボルト7からの荷重Fを分散し、圧縮応力及び
圧縮応力の分布により生じる層間せん断応力を低下させ
る働きもする。また、当て金6はテンションボルト7、
1本につき1つ設けられており、エンドパット部2に加
わる荷重Fも、2つに分散され小さくなるので、繋ぎ部
4の高さのみならず、幅tも狭く抑えることができる。
その結果、円弧部5の直径dおよび繋ぎ部4の幅tの
比、t/dで決まる、繋ぎ部4の荷重伝達効率は向上
し、軽量化することができる。
【0015】次に、側板部3について説明する。側板部
3は前記したように、エンドパット部2の円弧部5の接
線方向に、エンドパット部2から延長して設けられてお
り、図2(A)〜図2(D)に示すように、種々の方向
に配向されたプライシート11を積層して形成されてい
る点は、エンドパット部2と同様である。ここで、重要
なのは、エンドパット部2を構成するプライシート11
に配向された円周方向繊維8が、延長されて側板部3を
構成するプライシート11に配向されていることであ
る。これにより、当て金6を介して、エンドパット部2
に伝達されるテンションボルト7からの荷重Fは、スム
ーズに側板部3へ伝達される。また、側板部3は、先端
部になるほど幅(Y方向)が3°〜50°の開き角で拡
げられることにより、高さ(Z方向)を低くした、末広
がりのテーパ形状にすることができる。側板部3の下面
は、翼桁02の上面に密着できるように、平らな面にさ
れ、上面はテーパ角のついた平面に形成されている。ま
た、側板部3を翼桁02に固着するための、ファスナボ
ルト20を挿通する孔21が、Z方向に貫通されてい
る。そして、側板部3にファスナボルト20を貫通させ
ることにより、側板部3を構成するプライシート11間
の層間せん断強度を、ファスナボルト20のせん断強度
で補強することができる。また、ファスナボルト20を
貫通させる側板部3は、前述したように、種々の方向の
強化繊維が配向されたプライシート11を積層して形成
されているので、円周方向繊維8によってエンドパット
部2から荷重が伝達されても、ファスナボルト20は、
半径方向繊維9、又は斜向方向10、あるいは円周方向
繊維8によって、阻止されて側板部3から抜け出るよう
なことはない。さらに、前述のように、側板部3をx方
向に末広がり、テーパー形状とすることにより、ファス
ナボルト20を取付ける側板部3のxy面の面積を広げ
ることができ、ファスナボルト20径を細くし、本数を
増やすことにより、ファスナボルト20による面圧を分
散さるせることができる。また、形状をテーパ形状にす
ることにより、特定のファスナボルト20に対する応力
集中も避けることができる。さらに、3個の側板部3の
うち、中心のものを除く2個は特に開き角を大きくする
ことにより、当て金6との接点の応力集中を避けること
もできる。
【0016】なお、上記実施例においては、側板部3は
エンドパット部2の円弧部5の一方から1体で延長され
たものを示したが、これに限定されるものではなく、エ
ンドパット部2の一方から複数個に分けて形成しても良
い。また、この様にすることにより、翼桁02との取付
けの自由度が増し、さらには、荷重をより広く分散でき
るものである。また、エンドパット部は2個のものを示
したが、3個以上にすることもできるものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の複合材フィ
ッティングによれば、請求項1に示す構成により、 (1)エンドパット部を複数にすることにより、複合材
フィッティングの当て金のサイズは大きくせずに、テン
ションボルトを複数にすることができる。 (2)テンションボルトを複数にできることにより、テ
ンションボルトは1本の場合と比較し、径を細くするこ
とができ、、Z方向荷重位置が小さくなり、オフセット
モーメントを小さく抑えることができ、繋ぎ部を軽量化
することができる。 (3)テンションボルトが複数となるため、当て金を介
してエンドパット部に加わる荷重も複数に分散され、小
さくなるので、繋ぎ部の高さのみならず、幅tも狭く抑
えることができる。その結果、t/dで決まる繋ぎ部の
荷重伝達効率は向上し、軽量化することができる。 (4)側板部が3個以上となるため、ファスナボルトを
取付ける側板部3のxy面の面積を広げることができ、
ファスナボルト径を細くし、本数を増やすことにより、
ファスナボルトによる面圧を分散させことができ、ま
た、特定のファスナボルトに対する応力集中も避けられ
る。 (5)複数のテンションボルト7で複合材フィッティン
グを固定することにより、1本で固定した時と比較しx
軸回転方向、及びz軸回転方向の荷重に対しても、安定
した固定ができる。
【0018】また、他の本発明の複合材フィッティング
によれば、請求項2に示す構成により、 (6)複数のテンションボルトにかかる分散された荷重
は、さらに2以上の側板部3に分散されて伝達されるた
め、ファスナボルトにかかる荷重を小さくでき、ファス
ナボルトの径を細くできるとともに、ファスナボルトに
よる面圧をより広く分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の複合材フィッティングの1
実施例を示す斜視図。
【図2】図1の複合材フィッティングを形成するプライ
シートを示す図であって、図2(A)は円周方向の繊維
が配向されたプライシート、図2(B)は半径方向の繊
維が配向されたプライシート、図2(C)および図2
(D)は斜向方向の繊維が配向されたプライシートを示
す。
【図3】図1の矢視A−A断面図。
【図4】図1の複合材フィッティングが航空機の翼胴結
合に適用された図であって、図4(A)は正面図、図4
(B)は斜視図。
【図5】従来の複合材フィッティングを示す図であっ
て、図5(A)はプライシートの平面図、図5(B)
は、図5(A)のプライシートの積層状態を示す斜視
図、図5(C)は図5(B)の成形状態を示す斜視図、
図5(D)は図5(C)の矢視B−B断面図である。
【符号の説明】
1 複合材フィッティング 2 エンドパット部 3 側板部 4 繋ぎ部 5 円弧部 6 当て金 7 テンションボルト 8 周方向繊維 9 径方向繊維 10 斜向方向繊維 11 プライシート 12 周方向繊維 13 パットアップ部 14 テンションボルト孔 15 結合面 16 孔 20 ファスナボルト 21 孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向の強化繊維を配向したプライシー
    トが少くとも積層されて、外側に構造物との結合面を形
    成し、内側に構造物との結合を行うテンションボルトを
    装着する円弧部を形成したエンドパット部と、前記強化
    繊維が延長されて配向されたプライシートが少くとも積
    層されて、前記円弧部の接線方向に延設され、桁との結
    合を行うファスナボルトを装着する面を形成した側板部
    とからなる複合材フィッティングにおいて、前記エンド
    パット部を複数個にして、前記側板部を3個以上にし
    て、一体成形により形成されていることを特徴とする複
    合材フィッティング。
  2. 【請求項2】前記側板部の一つに積層されたプライシー
    トに配向された前記強化繊維は、前記エンドパット部に
    積層されたプライシートを経由して、他の前記側板部を
    形成するプライシートに、配向されていることを特徴と
    する請求項1の複合材フィッティング。
JP5309029A 1993-12-09 1993-12-09 複合材フィッティング Withdrawn JPH07156888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309029A JPH07156888A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 複合材フィッティング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309029A JPH07156888A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 複合材フィッティング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07156888A true JPH07156888A (ja) 1995-06-20

Family

ID=17988029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5309029A Withdrawn JPH07156888A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 複合材フィッティング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07156888A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2447271A (en) * 2007-03-06 2008-09-10 Rolls Royce Plc A composite reinforced structure
WO2012081298A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 三菱重工業株式会社 ボルト継手構造
JP2015014365A (ja) * 2006-10-03 2015-01-22 エアバス オペレーションズ リミテッドAirbus Operations Limited 接合具
US10577939B2 (en) 2016-11-01 2020-03-03 Rolls-Royce Corporation Turbine blade with three-dimensional CMC construction elements
JP2020097395A (ja) * 2018-10-22 2020-06-25 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 隔壁連結アセンブリ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014365A (ja) * 2006-10-03 2015-01-22 エアバス オペレーションズ リミテッドAirbus Operations Limited 接合具
GB2447271A (en) * 2007-03-06 2008-09-10 Rolls Royce Plc A composite reinforced structure
GB2447271B (en) * 2007-03-06 2010-02-17 Rolls Royce Plc A composite structure
US8715809B2 (en) 2007-03-06 2014-05-06 Rolls-Royce Plc Composite structure
WO2012081298A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 三菱重工業株式会社 ボルト継手構造
JP2012127387A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ボルト継手構造
CN103154534A (zh) * 2010-12-14 2013-06-12 三菱重工业株式会社 螺栓连接器结构
US9157462B2 (en) 2010-12-14 2015-10-13 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Bolted joint structure
US10577939B2 (en) 2016-11-01 2020-03-03 Rolls-Royce Corporation Turbine blade with three-dimensional CMC construction elements
JP2020097395A (ja) * 2018-10-22 2020-06-25 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 隔壁連結アセンブリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5848765A (en) Reduced amplitude corrugated web spar
EP3144128B1 (en) Use of composite stiffeners in aerospace vehicles
US4113910A (en) Composite load coupler for reinforcing composite structural joints
US9302427B2 (en) Aeropspace structure including composite beam chord clamped between reinforcement plates
US5862975A (en) Composite/metal structural joint with welded Z-pins
US4183261A (en) Shackle
US5951800A (en) Fiber/metal laminate splice
US7895810B2 (en) Crash paddle for reinforcing a primary fuselage structure of an aircraft
US8201371B2 (en) Composite beam chord between reinforcement plates
JP3997047B2 (ja) スキンと圧力隔壁の接合構造体
EP0293320A2 (en) Two-step composite joint
TW201313580A (zh) 裝載於航空器之貨物接收裝置及用於製造貨物接收裝置的方法
US6514593B1 (en) Mechanically locking Z-pins
US5567535A (en) Fiber/metal laminate splice
JP6732626B2 (ja) コーナーテンションフィッティング
JP2012035442A (ja) 繊維強化樹脂部材及び締結構造
JPH07156888A (ja) 複合材フィッティング
EP3450302B1 (en) Energy-absorbing under-floor airframe
US5104251A (en) Fitting assembly for a composite structure
JP4390322B2 (ja) ハニカムパネル構造体
CA3014235C (en) Energy-absorbing under-floor airframe
CN220483096U (zh) 轻量化耐冲击仪表台总成
CN217836009U (zh) 大型飞机方向舵悬挂接头
JP2841062B1 (ja) 鉄道車両用構体とその製作方法
SE544402C2 (en) Vehicle Chassis and Vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306