JP6483355B2 - 航空機翼アセンブリの外弦翼ボックスと中央翼セクションとの下側結合部 - Google Patents

航空機翼アセンブリの外弦翼ボックスと中央翼セクションとの下側結合部 Download PDF

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Description

本開示は、航空機翼アセンブリの外弦翼ボックスと中央翼セクションとの下側結合部に関する。
歴史的に、航空機の主要構造要素は、アルミニウム合金から製作されてきた。最近、多くの航空機製造業者が、繊維強化型複合材料などの複合材料を、その高い強度対重量比ゆえに使用している。しかし、その種複合材料に関する機械器具および製造プロセスは安価ではない。したがって、航空機にとって、ある種の構造要素にはアルミニウム合金を使用し、他の構造要素には複合材料を使用することが望ましいことがある。しかし、アルミニウム合金と複合材料とは、腐食性の観点または熱膨張性の観点から、通常、相互に適合しない。
航空機、翼アセンブリ、翼アセンブリの下側結合部、および下側結合アセンブリを形成するキットが、本明細書に開示される。
一部の実施形態では、航空機の翼アセンブリは、左翼ボックスと、右翼ボックスと、翼中央セクションと、左翼ボックスと翼中央セクションとの左下側結合部を形成する左下側結合アセンブリと、右翼ボックスと翼中央セクションとの間の右下側結合部を形成する右下側結合アセンブリとを備え得る。左翼ボックスおよび右翼ボックスは、第1の熱膨張係数を有する第1の材料から実質的に製作することができる。翼中央セクションは、第1の材料とは異なり、第1の熱膨張係数より大きい第2の熱膨張係数を有する第2の材料から実質的に製作することができる。左下側結合アセンブリおよび右下側結合アセンブリは、第1の材料および第2の材料とは異なり、第1の熱膨張係数より大きく第2の熱膨張係数より小さい第3の熱膨張係数を有する第3の材料から実質的に製作することができる。
一部の実施形態では、航空機の翼アセンブリの下側結合部は、外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、翼中央セクションの中央下側翼パネルと、外弦翼ボックスと中央翼セクションとの境界面を形成する小骨と、外弦下側翼パネル、中央下側翼パネル、および小骨を機能的に相互連結する下側結合アセンブリとを備え得る。その結合アセンブリは、2つの外弦フランジであって、外弦下側翼パネルが2重剪断配置状態でそれらの間に延在する、2つの外弦フランジと、中央下側翼パネルに機能的に結合された内弦フランジと、小骨に機能的に結合された上側フランジとを備え得る。
一部の実施形態では、外弦翼ボックスの外弦下側翼パネル、翼中央セクションの中央下側翼パネル、および航空機翼アセンブリの小骨を結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットは、1つまたは複数の下側接合プレートと、上側T−フィッティングと、1つまたは複数の下側接合プレートと上側T−フィッティングとの間に配置される1つまたは複数の中間プレートとを備え得る。1つまたは複数の下側接合プレートは、外弦下側翼パネルを2つの外弦フランジの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方を形成する。上側T−フィッティングは、2つの外弦フランジの上側の方、および小骨に機能的に結合される上側フランジを形成する。1つまたは複数の中間プレートは、中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する。
一部の実施形態では、外弦翼ボックスの外弦下側翼パネル、翼中央セクションの中央下側翼パネル、および航空機翼アセンブリの小骨を結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットは、1つまたは複数の下側接合プレートと、上側T−フィッティングとを備え得る。1つまたは複数の下側接合プレートは、外弦下側翼パネルを2つの外弦フランジの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方を形成する。上側T−フィッティングは、2つの外弦フランジの上側の方、小骨に機能的に結合される上側フランジ、および中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する。
一部の実施形態では、外弦翼ボックスの外弦下側翼パネル、翼中央セクションの中央下側翼パネル、および航空機翼アセンブリの小骨を結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットは、1つまたは複数の下側プレートと、上側T−フィッティングとを備え得る。1つまたは複数の下側プレートは、外弦下側翼パネルを2つの外弦フランジの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方、および中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する。上側T−フィッティングは、2つの外弦フランジの上側の方、および小骨に機能的に結合される上側フランジを形成する。
航空機の透視図である。 本開示による翼アセンブリを示す概略構成図である。 本開示による下側結合部の説明的、非排他的な例を示す概略構成図である。 本開示による下側結合部の説明的、非排他的な例を含む、翼アセンブリの一部分の部分斜視図である。 図4の翼アセンブリおよび下側結合部の部分断面図である。 本開示による下側結合部の別の説明的、非排他的な例を含む、翼アセンブリの一部分の部分断面図である。 本開示による下側結合部の別の説明的、非排他的な例を含む、翼アセンブリの一部分の部分断面図である。
本開示は、航空機の外弦翼ボックスと中央翼セクションとの下側結合部に関する。図1で分かるように、通常の航空機10は、少なくとも、胴体11と、胴体に機能的に結合され、飛行中、胴体を事実上担持する翼アセンブリ12とを備える。通常の翼アセンブリは、左翼14と、右翼16と、左翼と右翼とを相互に連結する中央翼セクション18とを備える。左翼および右翼は、それに加えてあるいはその代わりに、外弦翼セクションと言われまたは呼称されることもある。中央翼セクションは、翼アセンブリを胴体と機能的に結合する翼アセンブリの構造体と言うことができる。一部の航空機では、翼中央セクションは、胴体を貫通して延在すると言うことができる。一部の航空機では、翼中央セクションは、胴体の下側に延在すると言うことができる。
図1に幾分概略的に示されているように、左翼14は、左翼ボックス20を備えるものとして表すことができ、右翼16は、右翼ボックス22を備えるものとして表すことができる。翼ボックスは、一般に翼の構造要素を意味する。図2は、翼アセンブリ12を輪郭で概略的に示し、それから分かるように、各翼ボックスは、少なくとも、外弦上側翼パネル24および外弦下側翼パネル26を備える。本明細書で使用される相対的用語「外弦」および「内弦」は、翼中央セクション18に対する位置および/または方向を意味する。したがって、左翼ボックスおよび右翼ボックスそれぞれは、外弦翼ボックスと呼ぶことができる。外弦上側翼パネルおよび外弦下側翼パネルは、全体的に翼アセンブリの上側および下側エーロフォイル面を形成し、パネルに剛性を与えるストリンガなどの補強材を翼ボックスの内側に通常備える。外弦翼セクションは、通常、翼の前縁を形成する前桁および翼の後縁を形成する後桁、ならびに上側パネル、下側パネル、前桁、後桁を相互に連結する離隔配置された小骨のようなさらに別の構造要素も備える。
図2に概略的に示されているように、翼中央セクション18は、中央上側翼パネル28および中央下側翼パネル30を備える。1対の小骨32が、翼中央セクションと外弦翼ボックスとの境界面を形成し、あるいはそれらを分ける。外弦下側翼パネル26、中央下側翼パネル30、および小骨32の間の連結部は、図2に概略的に示されるように下側結合部34として表すことができる。同様に、外弦上側翼パネル24、中央上側翼パネル28、および小骨32の間の連結部は、上側結合部36として表すことができる。図2に概略的に示されるように、外弦翼ボックスは、通常、翼中央セクションから上反角で延出する。航空機が地上にあるときは、翼の重量によって、一般に、上側結合部36は引張状態、下側結合部34は圧縮状態に置かれる。他方、航空機が空中にあるとき、翼が航空機に揚力を与えており、翼に対する胴体の重量が際立っている。したがって、飛行中、上側結合部は圧縮状態にあり、下側結合部は引張状態にある。これら圧縮および引張力が、これら結合部に対する主要荷重であり、したがって、これら結合部の健全性が重要である。
翼アセンブリ12の一部の実施形態では、外弦翼ボックス20、22は第1の材料から実質的に製作することができ、翼中央セクションは、第1の材料とは異なる第2の材料から実質的に製作することができる。材料から「実質的に製作」によって、翼ボックスまたは翼中央セクションの少なくとも上側パネルおよび下側パネルは、関連する締結具の製作、塗料または他のコーティングの存在などを除いて、該材料から製作されることを意味する。ただし、通常、補強材、小骨、桁などの他の構造要素もまた、付随する締結具、塗料などをやはり除いて、該材料から製作される。
一部の実施形態では、外弦翼ボックス20、22と翼中央セクション18との製作のために選択される材料は、それらの熱膨張特性が異なることがある。たとえば、一部の実施形態では、外弦翼ボックスは、第1の熱膨張係数を有する第1の材料から実質的に製作することができ、翼中央セクションは、第1の熱膨張係数より大きい第2の熱膨張係数を有する第2の材料から実質的に製作することができる。一部の実施形態では、第1の材料の熱膨張係数は、第2の材料の熱膨張係数の4倍、8倍、またはさらには10倍もしくはそれ以上の程度になることもある。
それに加えてあるいはその代わりに、外弦翼ボックスと翼中央セクションとを製作するために選定される材料が、それらのガルヴァニックまたは電気陰性度特性において異なることがある。たとえば、外弦翼ボックスが、翼中央セクションが実質的に製作されている第2の材料に比較してガルヴァニックスケールの陰極端寄りにある第1の材料から実質的に製作されている場合がある。それに加えてあるいはその代わりに、第1の材料が、第2の材料より電気陰性度が高い場合がある。それに加えてあるいはその代わりに、第1の材料と第2の材料とは、ガルヴァニ電気的に適合していないと表現することもできる。すなわち、通常のガルヴァニックスケール上での第1の材料と第2の材料との差が、一部の実施形態では、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35またはさらには0.4ボルトよりも大きくなることもある。
説明上の非排他的な例として、外弦翼ボックスを、炭素繊維強化型ポリマー(CFRP)材のような繊維強化型複合材料から実質的に製作することができ、翼中央セクションを、2000系アルミニウム合金および/または7000系アルミニウム合金(それらに限定されないが)を含めて1つまたは複数のアルミニウム合金などの金属から実質的に製作することができる。繊維強化型複合材料は、それに加えてあるいはその代わりに、繊維強化型ポリマーまたはプラスチックと称しまたは呼ぶことができる。本明細書で使用される繊維強化型複合材料は、少なくとも、(それらに限定されないが)炭素繊維、ボロン繊維、パラアラミド(たとえばKevlar(登録商標))繊維、および/またはその他の繊維などの繊維と共にエポキシもしくは他のポリマーまたは結合剤を含むことを理解されたい。
図2に概略的に示されているように、翼アセンブリ12の下側結合部34は、外弦下側翼パネル26、中央下側翼パネル30、および小骨32と共に下側結合部を形成する下側結合アセンブリまたは構造体38を備え得る。本明細書で使用される下側結合アセンブリ38は、外弦下側翼パネル26、中央下側翼パネル30、および小骨32とは別個であるが、外弦下側翼パネル、中央下側翼パネル、および小骨を機能的に相互連結して、全体で翼アセンブリ12の下側結合部34を形成する構造体、または構造体のアセンブリを意味する。
外弦下側翼パネル26と中央下側翼パネル30とが、本明細書で説明されたように、異なる熱膨張特性および/または異なるガルヴァニック特性を有するなどの、異なる材料から任意選択で製作されている翼アセンブリ12の実施形態では、下側結合アセンブリ38が、外弦下側翼パネルおよび中央下側翼パネルが製作されている材料とは異なる第3の材料から実質的に製作されることが望ましい。一部のその種の実施形態では、下側結合アセンブリが製作されるこの第3の材料は、外弦下側翼パネルが製作されている材料の熱膨張係数より大きいが、中央下側翼パネルが製作されている材料の熱膨張係数より小さい熱膨張係数を有し得る。それに加えてあるいはその代わりに、下側結合アセンブリが製作されている材料は、ガルヴァニックスケール上、外弦下側翼パネルが製作されている材料と中央下側翼パネルが製作されている材料との間にあり得る。それに加えてあるいはその代わりに、下側結合アセンブリが製作されている第3の材料が、外弦下側翼パネルが製作されている材料より電気陰性度が高く、中央下側翼パネルが製作されている材料より電気陰性度が低くてもよい。下側結合アセンブリ38を製作するために適切な材料の説明上の非排他的な例としては、グレード5またはTi6Al4Vチタニウム合金を含むチタニウム合金が挙げられる。
次に図3に移って、下側結合部34の説明上の非排他的な例が、縦断面で概略的に示されている。前に示し言及したように、下側結合部34は、外弦翼ボックスの外弦下側翼パネル26と、翼中央セクションの中央下側翼パネル30と、外弦翼ボックスと翼中央セクションとの間の境界面を形成する小骨32と、外弦下側翼パネル、中央下側翼パネル、および小骨を機能的に相互連結する下側結合アセンブリまたは構造体38とを備え得る。図3の概略表示に対応する下側結合アセンブリの例では、下側結合アセンブリは、上側外弦フランジ40と、下側外弦フランジ42と、内弦フランジ44と、上側フランジ46とを備え、または形成することができる。外弦下側翼パネルは、2重剪断配置状態で、2つの外弦フランジの間に延在し、それらと機能的に結合される。中央下側翼パネルは、内弦フランジに機能的に結合され、一部の実施形態では、やはり2重剪断配置状態で結合される。小骨は上側フランジに機能的に結合される。
図3を参照して分かるように、外弦フランジ40、42は、一般的に、外弦下側翼パネル26と中央下側翼パネル30との間、したがって外弦翼ボックスと翼中央セクションとの間に上半角を形成するために、内弦フランジ44に対して角度を付けられる。
全ての実施形態に必要とされる訳ではないが、図3に破線で任意選択的に示されているように、下側結合アセンブリ38は、2個以上の構造体のアセンブリにすることができる。より具体的には、概略的に図示されているように、下側結合アセンブリは、下側外弦フランジ42を形成する1つまたは複数の下側接合プレート52と、上側外弦フランジ40および上側フランジ46を形成する上側T−フィッティングまたはT−コード56と、1つまたは複数の下側接合プレートと上側T−フィッティング56との間に配置され、それらに機能的に結合され、内弦フランジ44を形成する1つまたは複数の中間プレート54とを備え得る。一部の実施形態では、複数の下側接合プレートを、下側結合部の長手方向に沿って配置することができる。同様に、一部の実施形態では、複数の中間プレートを、下側結合部の長手方向に沿って配置することができる。複数の下側接合プレートおよび複数の中間プレートを備える下側結合アセンブリ38の実施形態では、下側接合プレートと中間プレートとは、隣接する下側接合プレート間の継目と隣接する中間プレート間の継目とが、互いに離隔配置され互いに一致しないように、寸法設定され配置される。そのような任意選択構成では、下側結合部34における翼弦方向の剪断荷重を効果的に伝達することができる。
下側接合プレート52がそう呼ばれるのは、下側接合プレートが、下側結合アセンブリ38の下方側に配置され、外弦下側翼パネル26を1つまたは複数の中間プレート54に結合または接合すると言えるからである。中間プレートがそう呼ばれるのは、中間プレートが、1つまたは複数の接合プレート52と上側T−フィッティング56との間、またはそれらの中間に配置されるからである。上側T−フィッティングがそう呼ばれるのは、上側T−フィッティングが、1つまたは複数の中間プレートの上に配置され、縦断面で全体として逆さのT字形を有するからである。したがって、T−フィッティングは、上側外弦フランジ40、上側フランジ46、および内弦T−フランジ48を含み、または形成すると言うことができ、図3に示されるように、上側フランジはT字形の垂直部分全体を形成し、上側外弦フランジと内弦T−フランジとは、合わせて、T字形の水平部分を形成する。
それに加えてあるいはその代わりに、一部の実施形態では、下側結合アセンブリ38が、下側外弦フランジ42を形成する1つまたは複数の下側接合プレート52と、上側外弦フランジ40、上側フランジ46、および内弦フランジ44を形成する上側T−フィッティングまたはT−コード57とを備え得る。そのような実施形態では、上側T−フィッティング57は、上側T−フィッティング56と1つまたは複数の中間プレート54との組合せであると言うことができる。
それに加えてあるいはその代わりに、一部の実施形態では、下側結合アセンブリ38が、上側外弦フランジ40、上側フランジ46、および内弦T−フランジ48を形成する上側T−フィッティング56と、下側外弦フランジ42および内弦フランジ44を形成する1つまたは複数の下側プレート59とを備え得る。そのような実施形態では、1つまたは複数の下側プレート59は、1つまたは複数の下側接合プレート52と1つまたは複数の中間プレート54との組合せであると言うことができる。
次に、図4〜7へ移ると、下側結合部34の説明のための非排他的例が示されている。適切な限り、図2〜3の概略的例示における参照番号が、図4〜7の下側結合部の対応する部品を示すのに使用されるが、図4〜7の例は、非排他的であり、下側結合部34およびその部品を図4〜7に例示される実施形態に限定するものではない。すなわち、下側結合部34、したがって翼アセンブリ12および航空機10は、図4〜7に示される下側結合部の特定の実施形態に限定されることはなく、下側結合部34、翼アセンブリ12、および航空機10は、図2〜3の概略的表示および/または図4〜7の実施形態に示され、それらを参照して説明される下側結合部34の任意の数の様々な態様、構成、特徴、特性など、ならびにそれらの変化形を、それら態様、構成、特徴、特性などの全てを含める必要なしに、組み込むことができる。簡潔化のために、既に説明された各構成要素、部品、部分、態様、領域など、またはそれらの変形形態は、図4〜7の下側結合部に関して再度説明、例示、および/または標記されないが、既に説明された特徴、変形形態などがそれら結合部にも適用され得ることは、本開示の範囲内である。
図4〜5を参照して分かるように、第1の下側結合部134は、複数の下側接合プレート52、複数の中間プレート54、およびT−フィッティング56を備える下側結合アセンブリ38を具備する下側結合部34の例である。下側結合部134の下側結合アセンブリは、下側結合アセンブリ138として、本明細書では呼称され、図4〜5に示されている。図4を参照すると最も良く理解されるように、下側結合アセンブリ138の下側接合プレートおよび中間プレートは、隣接する下側接合プレート間の継目と隣接する中間プレート間の継目とが互いに一致しないように、寸法設定され配置される。下側結合アセンブリ138の中間プレートは、図5で最も良く分かるように、その内弦側に向かって厚さが先細になっているので、楔プレートまたは楔と呼ぶことができる。
図4を参照すると分かるように、最端部の下側接合プレート52は、内弦翼構造体66および外弦翼構造体68を形成する。中央下側翼パネル30は、内弦翼構造体の上に配置されそれに係合し、外弦下側翼パネル26は、外弦翼構造体の上に配置される。ただし、図5を参照すると分かるように、内弦翼構造体以外では、中央下側翼パネルは、下側接合プレートに何ら係合しない。他方、外弦下側翼パネルは、下側接合プレートの長手方向全長の上に延在する。
下側結合部134の外弦下側翼パネル26は、外板72に機能的に結合された複数の補強材またはストリンガ70を備えるので、補強型外弦下側翼パネルと呼ぶことができる。図4で分かるように、T−フィッティング56の上側外弦フランジ40は、補強材の内弦終端領域に対応しそれを受け入れる一連のスリット74を形成する。
下側結合部134の中央下側翼パネル30は、外板78に機能的に結合された複数の補強材またはストリンガ76を備えるので、補強型中央下側翼パネルと呼ぶことができる。図4〜5を参照すると分かるように、補強材76の部分セットが、パドルフィッティング58によって中間プレート54に機能的に結合されている。パドルフィッティングは、互いにほぼ垂直である2つの構成要素を相互に連結するフィッティングである。図5を参照すると、外板78およびパドルフィッティングは、中間プレートと2重剪断配置を形成する。図4〜5に示された例では、パドルフィッティング58は、2列の締結具60を伴って使用されるように寸法設定され構成されているが、パドルフィッティング58が、それに加えてあるいはその代わりに、T−フィッティングの上側T−フランジ46に近接する、T−フィッティングの内弦側の2列の締結具60の片方または両方を伴うなど、T−フィッティングと、中間プレートと、下側接合プレートとを機能的に結合する1または複数列の締結具を含めて、3列以上の締結具60を伴って使用されるように寸法設定され構成されることも可能であることも、本開示による下側結合部34の範囲内である。
下側結合部134において、離隔配置された補強材76の離散部分セットではパドルフィッティングは使用されない。その代わりに、これら補強材それぞれは、それぞれの中間プレート54およびT−フィッティング56の内弦T−フランジ48の上に延在する外弦終端領域80を備える。これら外弦終端領域は、翼中央セクションの対応する翼弦方向ビームに機能的に取り付けられるようになっている。
下側結合部134の小骨32は、膜板84に機能的に結合された複数の補強材またはストリンガ82を備えるので、補強型小骨と呼ぶことができる。図5で最も良く分かるように、複数の締結具60が、外弦下側翼パネル26を外弦フランジ40、42に機能的に結合し、中央下側翼パネル30を中間プレート54に機能的に結合し、下側接合プレート52と、中間プレート54と、上側T−フィッティング56とを機能的に結合するために使用される。
引き続き図5を参照すると、下側外弦フランジ42と、外弦下側翼パネル26の外板72と、上側フランジ46に近接する上側外弦フランジ40とを組み合わせた厚さは、下側接合プレート52と、中間プレート54と、上側フランジ46に近接する内弦T−フランジ48とを組み合わせた厚さに等しく、または少なくとも実質的に等しい。そのような構成は、下側結合部34の全ての実施形態に必須ではないが、外弦翼ボックスと翼中央セクションとの間の荷重の伝達において偏心を無くすことができる。
さらに、下側結合アセンブリ138では、内弦T−フランジ48および下側接合プレート52の厚さが、下側結合アセンブリの内弦側で一段と下げられ、または減少している。そのような形状は、必須ではないが、そのような任意選択の減少形状が無い形状よりも重量が削減される結果になる。
次いで図6に移ると、第2の下側結合部234は、下側外弦フランジ42を形成する1つまたは複数の下側接合プレート52と、上側外弦フランジ40、上側フランジ46、および内弦フランジ44を形成する上側T−フィッティング57とを備える、238で示される下側結合アセンブリ38を具備する下側結合部34の例である。
図7は、下側外弦フランジ42および内弦フランジ44を形成する1つまたは複数の下側プレート59と、上側外弦フランジ40および上側フランジ46を形成する上側T−フィッティング56とを備える、338で示される下側結合アセンブリ38を具備する下側結合部34の例である第3の下側結合部334を示す。
本開示による発明の主題の説明のための非排他的な例が、以下の列挙式段落に記載される。
A.
航空機用の翼アセンブリであって、
第1の材料から実質的に製作された左翼ボックスと、
第1の材料から実質的に製作された右翼ボックスと、
第1の材料とは異なる第2の材料から実質的に製作された翼中央セクションと
を備える翼アセンブリ。
A1.
第1の材料が第1の熱膨張係数を有し、
第2の材料が、第1の熱膨張係数より大きい第2の熱膨張係数を有する、
段落Aの翼アセンブリ。
A2.
第1の材料が、第2の材料に比較してガルヴァニックスケールの陰極端寄りにあり、かつ/または
第1の材料が、第2の材料より電気陰性度が高い、
段落AまたはA1の翼アセンブリ。
A3.
第1の材料が、繊維強化型複合材料であり、任意選択的に炭素繊維強化型複合材料である、段落AからA2のいずれか1つに記載の翼アセンブリ。
A4.
第2の材料が金属であり、任意選択的にアルミニウム合金である、段落AからA3のいずれか1つに記載の翼アセンブリ。
A5.
左翼ボックスおよび翼中央セクションとの左下側結合部を形成する左下側結合アセンブリと、
右翼ボックスおよび翼中央セクションとの右下側結合部を形成する右下側結合アセンブリと
をさらに備え、
左下側結合アセンブリと右下側結合アセンブリとが、第3の材料から実質的に製作される、
段落AからA4のいずれか1つに記載の翼アセンブリ。
A5.1.
第3の材料が、第1の熱膨張係数より大きく、第2の熱膨張係数より小さい第3の熱膨張係数を有する、段落A1に従属する場合の段落A5に記載の翼アセンブリ。
A5.2.
第3の材料が、ガルヴァニックスケール上で第1の材料と第2の材料との間にあり、かつ/または
第3の材料が、第2の材料より電気陰性度が高く、第1の材料より電気陰性度が低い、
段落A2に従属する場合の、段落A5またはA5.1に記載の翼アセンブリ。
A5.3.
第3の材料が金属であり、任意選択的にチタニウム合金である、段落A5からA5.2のいずれか1つに記載の翼アセンブリ。
A5.4.
左下側結合部および右下側結合部それぞれが、段落BからB3.6のいずれか1つに記載の下側結合部を含む、段落A5からA5.3のいずれか1つに記載の翼アセンブリ。
A6.
胴体と、
段落AからA5.4のいずれか1つに記載の翼アセンブリと
を備える航空機。
B.
航空機の翼アセンブリ用の下側結合部であって、
外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、
翼中央セクションの中央下側翼パネルと、
外弦翼ボックスと中央翼セクションとの境界面を形成する小骨と、
外弦下側翼パネル、中央下側翼パネル、および小骨を機能的に相互に連結する下側結合アセンブリであって、
2つの外弦フランジであって、外弦下側翼パネルが2重剪断配置状態でそれらの間に延在する、2つの外弦フランジ、
中央下側翼パネルに機能的に結合された内弦フランジ、および
小骨に機能的に結合された上側フランジ
を備える下側結合アセンブリと
を具備する下側結合部。
B1.
内弦フランジが、2重剪断配置状態で中央下側翼パネルに機能的に結合されている、段落Bに記載の下側結合部。
B1.1.
中央下側翼パネルが、補強型中央下側翼パネルであり、補強型中央下側翼パネルを2重剪断配置状態で内弦フランジに機能的に結合する複数のパドルフィッティングを備える、段落B1に記載の下側結合部。
B2.
下側結合アセンブリが、
2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方および上側フランジを形成する上側T−フィッティングと、
1つまたは複数の下側接合プレートと上側T−フィッティングとの間に機能的に結合され、内弦フランジを形成する1つまたは複数の中間プレートと
を備える、段落BからB1.1のいずれか1つに記載の下側結合部。
B2.1.
1つまたは複数の下側接合プレートが、下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の下側接合プレートを備える、段落B2に記載の下側結合部。
B2.2.
1つまたは複数の中間プレートが、下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の中間プレートを備える、段落B2またはB2.1に記載の下側結合部。
B2.2.1.
複数の楔プレートである中間プレートのそれぞれが、複数の下側接合プレートの少なくとも2つの下側接合プレートと重なり合い、かつ/または
複数の中間プレートの隣接する中間プレート間の継目が、複数の下側接合プレートの隣接する下側接合プレート間の継目から離隔配置されている、
段落B2.1に従属する場合の段落B2.2の下側結合部。
B3.
下側結合アセンブリが、
2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方、上側フランジ、および内弦フランジを形成する上側T−フィッティングと
を備える、段落B1またはB1.1に記載の下側結合部。
B3.1.
1つまたは複数の下側接合プレートが、下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の下側接合プレートを備える、段落B3に記載の下側結合部。
B4.
下側結合アセンブリが、
2つの外弦フランジの下側の方、および内弦フランジを形成する1つまたは複数の下側プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方および上側フランジを形成する上側T−フィッティングと
を備える、段落BからB1.1のいずれか1つに記載の下側結合部。
B4.1.
1つまたは複数の下側プレートが、下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の下側プレートを備える、段落B4に記載の下側結合部。
B5.
外弦下側翼パネルが、第1の材料から実質的に製作され、
中央下側翼パネルが、第1の材料とは異なる第2の材料から実質的に製作され、
下側結合アセンブリが、第1の材料および第2の材料とは異なる第3の材料から実質的に製作されている、
段落BからB4.1のいずれが1つに記載の下側結合部。
B5.1.
小骨が第2の材料から実質的に製作されている、段落B5に記載の下側結合部。
B5.2.
第1の材料が第1の熱膨張係数を有し、
第2の材料が、第1の熱膨張係数より大きい第2の熱膨張係数を有し、
第3の材料が、第1の熱膨張係数より大きく、第2の熱膨張係数より小さい第3の熱膨張係数を有する、
段落B5またはB5.1に記載の下側結合部。
B5.3.
第1の材料が、第2の材料に比較してガルヴァニックスケールの陰極端寄りにあり、第3の材料が、ガルヴァニックスケール上で第1の材料と第2の材料との間にあり、かつ/または
第1の材料が、第3の材料より電気陰性度が高く、第3の材料が、第2の材料より電気陰性度が高い、
段落B5からB5.2のいずれか1つに記載の下側結合部。
B5.4.
第1の材料が、繊維強化型複合材料であり、任意選択的に炭素繊維強化型複合材料である、段落B5からB5.3のいずれか1つに記載の下側結合部。
B5.5.
第2の材料が金属であり、任意選択的にアルミニウム合金である、段落B5からB5.4のいずれか1つに記載の下側結合部。
B5.6.
第3の材料が金属であり、任意選択的にチタニウム合金である、段落B5からB5.5のいずれか1つに記載の下側結合部。
C.
外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、翼中央セクションの中央下側翼パネルと、航空機翼アセンブリの小骨とを結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットであって、
外弦下側翼パネルを2つの外弦フランジの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方、および小骨に機能的に結合される上側フランジを形成する上側T−フィッティングと、
1つまたは複数の下側接合プレートと上側T−フィッティングとの間に配置され、中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する1つまたは複数の中間プレートと
を備えるキット。
C1.
1つまたは複数の下側接合プレートが複数の下側接合プレートを備え、1つまたは複数の中間プレートが複数の中間プレートを備える、段落Cに記載のキット。
C1.1.
複数の中間プレートの各中間プレートが、複数の下側接合プレートの少なくとも2つの下側接合プレートと重なり合うように寸法設定されており、かつ/または
複数の中間プレートの各中間プレートおよび複数の下側接合プレートの各下側接合プレートが、下側結合アセンブリが組み立てられたとき、隣接する中間プレート間の継目が、隣接する下側接合プレート間の継目から隔離配置されるように、寸法設定されている、
段落C1に記載のキット。
C2.
1つまたは複数の下側接合プレート、上側T−フィッティング、および1つまたは複数の中間プレートが、金属、そして任意選択的にチタニウム合金から実質的に製作されている、段落CからC1.1のいずれか1つに記載のキット。
D.
外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、翼中央セクションの中央下側翼パネルと、航空機翼アセンブリの小骨とを結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットであって、
外弦下側翼パネルをそれらの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方、小骨に機能的に結合される上側フランジ、および中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する上側T−フィッティングと
を備えるキット。
D1.
1つまたは複数の下側接合プレートが複数の下側接合プレートを備える、段落Dに記載のキット。
D2.
1つまたは複数の下側接合プレートおよび上側T−フィッティングが、金属、そして任意選択的にチタニウム合金から実質的に製作されている、段落DまたはD1に記載のキット。
E.
外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、翼中央セクションの中央下側翼パネルと、航空機翼アセンブリの小骨とを結合するように機能可能な下側結合アセンブリを形成するキットであって、
外弦下側翼パネルを2つの外弦フランジの間に機能的に受け入れる2つの外弦フランジの下側の方、および中央下側翼パネルに機能的に結合される内弦フランジを形成する1つまたは複数の下側プレートと、
2つの外弦フランジの上側の方、および小骨に機能的に結合される上側フランジを形成する上側T−フィッティングと
を備えるキット。
E1.
1つまたは複数の下側プレートが複数の下側プレートを備える、段落Eに記載のキット。
E2.
1つまたは複数の下側プレートおよび上側T−フィッティングが、金属、そして任意選択的にチタニウム合金から実質的に製作されている、段落EまたはE1に記載のキット。
本明細書に開示された装置の様々な開示要素は全ての装置に必須な訳ではなく、また、本開示は、本明細書に開示された様々な要素の新規で非自明な組合せおよび部分組合せを全て包含する。さらに、本明細書に開示された1つまたは複数の様々な要素は、開示された装置の全体とは別の、またそれから離れた独立の発明の主題を形成することができる。したがって、それら発明の主題は、本明細書に明示的に開示された特定の装置に関連付ける必要はなく、それら発明の主題は、本明細書に明示的に開示されていない装置に用途を見付けることができる。
10 航空機
11 胴体
12 翼アセンブリ
14 左翼
16 右翼
18 中央翼セクション
20 左翼ボックス
22 右翼ボックス
24 外弦上側翼パネル
26 外弦下側翼パネル
28 中央上側翼パネル
30 中央下側翼パネル
32 小骨
34 下側結合部
36 上側結合部
38 下側結合アセンブリ
40 上側外弦フランジ
42 下側外弦フランジ
44 内弦フランジ
46 上側フランジ
48 内弦T−フランジ
52 下側接合プレート
54 中間プレート
56 上側T−フィッティングまたはT−コード
57 上側T−フィッティングまたはT−コード
58 パドルフィッティング
59 下側プレート
60 締結具
66 内弦翼構造体
68 外弦翼構造体
70 補強材またはストリンガ
72 外板
74 スリット
76 補強材またはストリンガ
78 外板
80 外弦終端領域
82 ストリンガ
84 膜板
134 下側結合部
138 下側結合アセンブリ
234 第2の下側結合部
238 下側結合アセンブリ
334 第3の下側結合部
338 下側結合アセンブリ

Claims (13)

  1. 航空機の翼アセンブリ用の下側結合部であって、
    外弦翼ボックスの外弦下側翼パネルと、
    翼中央セクションの中央下側翼パネルと、
    前記外弦翼ボックスと前記中央翼セクションとの境界面を形成する小骨と、
    前記外弦下側翼パネル、前記中央下側翼パネル、および前記小骨を機能的に相互に連結する下側結合アセンブリであって、
    2つの外弦フランジであって、前記外弦下側翼パネルが2重剪断配置状態でそれらの間に延在する、2つの外弦フランジ、
    前記中央下側翼パネルに機能的に結合された内弦フランジ
    前記小骨に機能的に結合された上側フランジ
    前記2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレート、および
    前記2つの外弦フランジの上側の方および前記上側フランジを形成する上側T−フィッティング、
    を備える下側結合アセンブリと
    を具備し、
    1つまたは複数の前記下側接合プレートが、前記上側T−フィッティングに直接結合されているか、または前記下側結合部が、1つまたは複数の前記下側接合プレートと前記上側T−フィッティングとの間に機能的に直接結合され且つ前記内弦フランジを形成する1つまたは複数の中間プレートをさらに備える、
    下側結合部。
  2. 前記中央下側翼パネルが、補強型中央下側翼パネルであり、前記補強型中央下側翼パネルを2重剪断配置状態で前記内弦フランジに機能的に結合する複数のパドルフィッティングを備える、請求項1に記載の下側結合部。
  3. 前記1つまたは複数の下側接合プレートが、前記下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の下側接合プレートを備える、請求項1または2に記載の下側結合部。
  4. 前記1つまたは複数の中間プレートが、前記下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の中間プレートを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の下側結合部。
  5. 前記1つまたは複数の下側接合プレートが、前記下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の下側接合プレートを備え、
    前記1つまたは複数の中間プレートが、前記下側結合部の長手方向に沿って配置された複数の中間プレートを備え、
    前記複数の中間プレートの隣接する中間プレート間の継目が、前記複数の下側接合プレートの隣接する下側接合プレート間の継目から離隔配置されている、
    請求項からのいずれか一項に記載の下側結合部。
  6. 前記外弦下側翼パネルが、第1の材料から実質的に製作され、
    前記中央下側翼パネルが、前記第1の材料とは異なる第2の材料から実質的に製作され、
    前記下側結合アセンブリが、前記第1の材料および前記第2の材料とは異なる第3の材料から実質的に製作される、
    請求項からのいずれか一項に記載の下側結合部。
  7. 前記第1の材料が第1の熱膨張係数を有し、
    前記第2の材料が、前記第1の熱膨張係数より大きい第2の熱膨張係数を有し、
    前記第3の材料が、前記第1の熱膨張係数より大きく、前記第2の熱膨張係数より小さい第3の熱膨張係数を有する、
    請求項に記載の下側結合部。
  8. 前記第1の材料が、前記第3の材料より電気陰性度が高く、前記第3の材料が、前記第2の材料より電気陰性度が高い、請求項またはに記載の下側結合部。
  9. 前記第1の材料が繊維強化型複合材料であり、前記第2の材料がアルミニウム合金であり、前記第3の材料がチタニウム合金である、請求項からのいずれか一項に記載の下側結合部。
  10. 前記外弦下側翼パネルが繊維強化型複合材料から実質的に製作され、前記中央下側翼パネルがアルミニウム合金から実質的に製作され、前記下側結合アセンブリがチタニウム合金から実質的に製作される、請求項1からのいずれか一項に記載の下側結合部。
  11. 前記下側結合アセンブリが、
    前記2つの外弦フランジの下側の方を形成する1つまたは複数の下側接合プレートと、
    前記2つの外弦フランジの上側の方、前記上側フランジ、および前記内弦フランジを形成する上側T−フィッティングと
    を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の下側結合部。
  12. 前記下側結合アセンブリが、
    前記2つの外弦フランジの下側の方、および前記内弦フランジを形成する1つまたは複数の下側プレートと、
    前記2つの外弦フランジの上側の方、および前記上側フランジを形成する上側T−フィッティングと
    を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の下側結合部。
  13. 胴体と、請求項1から12のいずれか一項に記載の下側結合部を備える翼とを具備する航空機。
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