JP7472554B2 - 照合装置、照合方法及びプログラム - Google Patents

照合装置、照合方法及びプログラム Download PDF

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本開示は、照合装置、照合方法及びプログラムに関する。
例えば、クレジットカードの発行、銀行口座の開設等を申請者が申請した場合、クレジットカード、キャッシュカード等の配達に、例えば、本人限定受取郵便物等の本人確認が必要な配達物が用いられる。当該配達物の配達人は、受取人が申請者と一致していることが確認できた場合、配達物を受取人に受け渡す。換言すると、配達人は、本人確認が行えた場合に限り、配達物を受取人に受け渡す。
ここで、上記配達物の受け渡し時の本人確認には、例えば、パスポート等の公的証明書が用いられる。パスポートを本人確認に用いる場合、パスポートの写真が10年前の写真である可能性がある。配達人は、経年変化等の理由により、目視で受取人がパスポートを所持している人と一致しているかを正確に判断できない場合があり得る。また、配達人が、公的証明書の内容に基づいて本人確認を行うため、配達人が誤った判断をしてしまう可能性がある。配達人が誤った判断をしてしまう場合、配達人は、適切な受取人以外の第三者に配達物を受け渡してしまう可能性があり、セキュリティが確保された本人確認が行えていない可能性がある。そのため、本人確認におけるセキュリティを高める技術が検討されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、受取人に荷物を受け渡す際に、配達人が荷物に印字されたバーコードであって、受取人が荷主に通知した暗証番号を変換したバーコードから読み取った暗唱番号と、受取人が提示した暗証番号とを用いて本人確認を行うことが開示されている。
特開2002-288292号公報
特許文献1に開示された技術を用いて本人確認を行う場合、暗証番号が漏洩してしまう虞がある。暗証番号が漏洩した場合、暗証番号を知った第三者が、本人確認が必要な配達物を受け取ることができてしまう。したがって、特許文献1に開示された技術を用いた場合であっても、セキュリティが高い本人確認が行えるとは必ずしも言えず、配達物が第三者に受け渡されてしまう虞がある。
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、配達物が第三者に受け渡されることを抑制可能な照合装置、照合方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる照合装置は、
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信する受信部と、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う照合部と、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する送信部と、を備える。
本開示にかかる照合方法は、
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信し、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する、照合装置における照合方法である。
本開示にかかるプログラムは、
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信し、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本開示によれば、配達物が第三者に受け渡されることを抑制可能な照合装置、照合方法及びプログラムを提供できる。
実施の形態1にかかる照合装置の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。 データベースのデータの一例を説明するための図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態3にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。 実施の形態3にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態4にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。 実施の形態4にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態4にかかる照合処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態5にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。 データベースのデータの一例を説明するための図である。 実施の形態5にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。 実施の形態5にかかる照合処理のフローチャートを示す図である。 本開示の各実施の形態にかかる照合装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施の形態1)
図1を用いて、実施の形態1にかかる照合装置1の構成例について説明する。図1は、実施の形態1にかかる照合装置の構成例を示す図である。照合装置1は、配達物の配達人が、当該配達物を受取人に受け渡す際の本人確認において、受取人が配達物に関連する申請者であるか否かを判定する装置である。
照合装置1は、受信部2と、照合部3と、送信部4とを備える。
受信部2は、配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末(不図示)から受信する。第1通信端末は、配達物の配達人が携帯する通信端末であってもよく、受取人が携帯する通信端末であってもよい。
照合部3は、第1画像データと、配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、受取人が申請者であるか否かの照合を行う。配達物に関連する第1申請者情報は、配達物により配達される、例えば、クレジットカード発行、銀行口座開設等を申請した申請者情報である。なお、第1申請者情報は、申請時に登録したデータであるため、申請用データと称されてもよい。
送信部4は、照合部3の照合結果を第1通信端末又は第2通信端末(不図示)に送信する。第2通信端末は、配達人が携帯する通信端末及び受取人が携帯する通信端末のうち、第1通信端末と異なる通信端末であってもよい。
以上説明したように、照合装置1は上記構成を備えるため、配達人が、受取人に配達物を受け渡す際の本人確認を精度よく行うことが可能となる。したがって、実施の形態1にかかる照合装置1によれば、配達物が第三者に受け渡されてしまうことを抑制できる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1を具体的にした実施の形態である。
<本人確認システムの構成例>
図2を用いて、実施の形態2にかかる本人確認システム100の構成例について説明する。図2は、実施の形態2にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。本人確認システム100は、配達物を配達する配達システムである。本人確認システム100は、配達物の配達人が、受取人に受け渡す際の本人確認を行い、受取人が配達物に関連する申請者であるか否かを判定するシステムである。
なお、以降の説明では、配達物は、本人確認が必要な郵便物である本人限定受取郵便物であることとして説明するが、これに限られず、本人確認が必要な配達物であればよいため、例えば、本人確認が必要な宅配物であってもよい。
本人確認システム100は、通信端末10及び20と、照合サーバー30と、顧客情報データサーバー40と、集配管理システム50とを備える。
通信端末10は、例えば、クレジットカード発行、銀行口座開設の申請情報を送信する申請者が携帯する通信端末である。また、通信端末10は、クレジットカード発行、銀行口座開設に伴って発行されるクレジットカード、キャッシュカード等が配達される本人限定受取郵便物の受取人が携帯する通信端末でもある。通信端末10は、例えば、無線ネットワーク及び/又は有線ネットワークを介して照合サーバー30及び顧客情報データサーバー40に接続及び通信を行う。
なお、以降の説明では、申請者は、クレジットカード発行の申請を行う者であるとして説明する。そのため、本人限定受取郵便物により配達されるものは、クレジットカードとして説明するが、申請者が銀行口座開設の申請をしている場合、キャッシュカード及び口座通帳の少なくとも1つになる。このように、本人限定受取郵便物により配達されるものは、申請者が行う申請内容に対応したものになる。
通信端末20は、本人限定受取郵便物を配達する配達人が携帯する通信端末である。通信端末20は、例えば、無線ネットワーク、及び/又は有線ネットワークを介して、集配管理システム50と接続及び通信を行う。通信端末20は、集配管理システム50を介して、照合サーバー30と通信可能に構成されている。通信端末20は、集配管理システム50と、本人限定受取郵便物の本人確認に必要なデータのやり取りを行う。
照合サーバー30は、本人限定受取郵便物を配達人が受取人に受け渡す際に、本人確認を行うサーバーである。照合サーバー30は、顧客情報データサーバー40とネットワークを介して接続及び通信を行う。
顧客情報データサーバー40は、クレジットカードを発行する発行会社が管理するサーバーである。顧客情報データサーバー40は、クレジットカード発行時に登録された申請者に関する申請者情報を管理するサーバーであり、複数の申請者情報を管理する。申請者情報は、申請者を特定する申請者特定コード、氏名、住所、及び申請者の顔を含む申請者顔画像を含む。また、顧客情報データサーバー40は、発行されたクレジットカードを本人限定受取郵便物により配達する際、当該本人限定受取郵便物と、当該クレジットカード発行を申請した申請者の申請者情報とを紐付ける関連情報を印刷(発行)する。関連情報には、申請者特定コードが設定される。申請者特定コードは、各申請者の申請者情報を特定するためのコードである。
関連情報は、一次元コードであるバーコードであってもよいし、二次元コードであるQR(Quick Response)コード(登録商標)であってもよい。もしくは、関連情報は、IC(Integrated Circuit)チップ等、記憶領域を有するようなもの、申請者本人しかアクセスできないようなURL等であってもよい。なお、以降の説明では、関連情報は、QRコードであるとして説明する。また、本実施の形態では、発行会社は、本人しか受け取ることのできないクレジットカード発行を行う発行会社として説明するが、銀行口座開設時の通帳発行等を行う銀行、重要なものを発行する会社、自治体を含んでもよい。
集配管理システム50は、配送業者が所有するシステムである。集配管理システム50は、発行会社から申請者が申請したクレジットカードを配達する本人限定受取郵便物を含む種々の配達物を集荷し、受取人に受け渡すまでの配送情報を管理する。集配管理システム50は、本人限定受取郵便物等を集荷し配達する各支店に設置された端末(不図示)や中継局の端末(不図示)を通信回線で接続して物流ネットワークを構築しているシステムを含むシステムである。集配管理システム50は、通信回線を介して集配を担当する配達人が携帯する通信端末20とデータのやり取りを行う。
<通信端末の構成例>
次に、通信端末20の構成例について説明する。通信端末20は、撮像部21と、データ処理部22と、通信部23とを備える。
撮像部21は、例えば、カメラを含むように構成される。撮像部21は、所定の領域を撮像する。本実施の形態では、本人限定受取郵便物の配達人は、本人確認を行う際、撮像部21により受取人の顔を含む領域を撮像する。また、配達人は、顧客情報データサーバー40が本人限定受取郵便物に印刷したQRコードを含む領域を撮像する。
データ処理部22は、撮像部21が撮像した領域の画像データを生成する。データ処理部22は、撮像部21が撮像した受取人の顔を含む領域を受取人画像データとして生成する。また、データ処理部22は、撮像部21が撮像したQRコードを含む領域をQRコード画像データとして生成する。
通信部23は、データ処理部22が生成した、受取人画像データと、QRコード画像データとを、集配管理システム50を介して、照合サーバー30に送信する。通信部23は、照合サーバー30が実行した照合結果を、集配管理システム50を介して受信する。通信部23は、表示部としても機能し、照合結果を通信端末20のディスプレイに表示する。
<照合サーバーの構成例>
照合サーバー30は、受信部31と、照合部32と、送信部33とを備える。
受信部31は、実施の形態1の受信部2に対応する。受信部31は、受取人画像データと、QRコード画像データとを、集配管理システム50を介して通信端末20から受信する。受信部31は、QRコード画像データを通信端末20から受信することにより、QRコードを受信する。換言すると、受信部31は、QRコード画像データを受信することにより、顧客情報データサーバー40が発行したクレジットカード発行を申請した申請者の申請者情報と、本人限定受取郵便物とが関連付けられた関連情報を受信する。
照合部32は、実施の形態1の照合部3に対応する。照合部32は、受取人画像データと、本人限定受取郵便物に関連する申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された申請者画像データとに基づいて、受取人が申請者であるか否かの照合を行う。
具体的には、照合部32は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合部32は、QRコードに設定された、クレジットカード発行の申請を行った申請者の申請者情報を特定する申請者特定コードを取得する。照合部32は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に接続し、申請者特定コードに基づいて、本人限定受取郵便物により配達されるクレジットカード発行に関連する申請者情報を特定する。照合部32は、特定した申請者情報に含まれる申請者画像データを取得する。照合部32は、受取人画像データと、申請者画像データとを照合して、本人限定受取郵便物の受取人と、本人限定受取郵便物により配達されるクレジットカード発行の申請者とが一致するか否かを照合する。
照合部32は、受取人画像データ及び申請者画像データから顔の特徴を解析する顔特徴点検出技術、及び検出した特徴点に基づく顔照合技術を用いて、上記受取人と、上記申請者とが一致するか否かを照合する。照合部32は、照合結果を送信部33に出力する。照合部32は、照合結果、照合を行った時刻、及び受取人画像データを、取得した申請者情報に登録する。なお、照合部32は、後述するデータベース41のデータ容量を削減するために、受取人画像データを申請者情報に登録しなくてもよい。
送信部33は、実施の形態1の送信部4に対応する。送信部33は、照合結果を、集配管理システム50を介して、通信端末20に送信する。
<顧客情報データサーバーの構成例>
顧客情報データサーバー40は、データベース41と、発行部42とを備える。
データベース41は、顧客情報データサーバー40の記憶部(不図示)に記憶される。データベース41は、クレジットカード発行の申請を行った申請者に関する申請者情報を管理する。データベース41は、複数の申請者情報を管理する。
発行部42は、各申請者の申請者情報を特定するためのコードである申請者特定コードを発行する。発行部42は、クレジットカードが発行され、申請者にクレジットカードを本人限定受取郵便物により配達する際、配達する本人限定受取郵便物と、クレジットカードの申請者の申請者情報を特定する申請者特定コードとを一意に紐付けるQRコードを発行する。発行部42は、発行したQRコードを配達する本人限定受取郵便物に印刷する。
ここで、図3を用いて、顧客情報データサーバー40のデータベース41のデータの一例について説明する。図3は、データベースのデータの一例を説明するための図である。データベース41は、申請者情報テーブル(申請用データテーブル)を管理する。申請者情報テーブルは、クレジットカード発行の申請を行った申請者の申請者情報を管理するテーブルである。
申請者情報テーブルは、申請者特定コードと、氏名と、住所と、写真データと、審査結果と、照合に使用した画像データと、照合結果とが少なくとも登録される。
申請者特定コードは、各申請者の申請者情報を特定するためのコードであり、顧客情報データサーバー40の発行部42が発行したコードが設定される。
氏名には、各申請者の氏名が設定される。氏名には、各申請者が作成した申請者情報に含まれる氏名が設定される。
住所には、各申請者の住所が設定される。住所には、各申請者が作成した申請者情報に含まれる住所が設定される。
写真データには、各申請者の申請者画像データが設定される。写真データには、各申請者が作成した申請者情報に含まれる申請者画像データが設定される。
審査結果には、発行会社が各申請者の申請者情報に基づいてクレジットカードを発行するかしないかの審査の結果が設定される。
照合に使用した画像データには、照合サーバー30の照合部32が行った照合に使用した画像データが設定される。具体的には、照合に使用した画像データには、受取人画像データが設定される。
照合結果には、照合サーバー30の照合部32が行った照合の照合結果が設定される。照合結果には、照合部32が行った照合が成功したのか否かに関する情報と、照合を行った時刻とが設定される。照合が成功したのか否かに関する情報は、例えば、照合が成功した場合、「OK」が設定され、照合が失敗した場合、「NG」が設定される。
<本人確認システムの動作例>
次に、図4~8を用いて、本人確認システム100の動作例について説明する。図4~図8は、実施の形態2にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。
まず、図4を用いて、本人確認システム100の動作例の概要を説明する。図4は、クレジットカードの申請者がクレジットカードを申請し、クレジットカードを受け取るまでの概要を説明するための図である。
まず、ユーザU1が、ユーザU1が携帯する通信端末10によりクレジットカード発行の申請者情報A1を作成する。申請者情報A1には、ユーザU1の氏名、住所に加えて、ユーザU1の顔を含む申請者画像データが含まれる。ユーザU1は、例えば、パスポート、運転免許証等の公的証明書をスキャナでスキャンすることによりユーザU1の顔を含む画像データを取得して、申請者画像データを申請者情報A1に含める。ユーザU1は、申請者情報A1を、通信端末10を用いて、発行会社に送信する。なお、申請者情報A1は、申請用データA1としても記載することがある。
申請者情報A1は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に登録される。発行会社において、ユーザU1の申請者情報A1に基づいて、クレジットカード発行の拒否が判断される。
発行会社は、クレジットカード発行を許可する場合、ユーザU1が申請したクレジットカードを発行し、発行したクレジットカードを配達する場合、ユーザU1の住所が印刷された本人限定受取郵便物B1を準備する。顧客情報データサーバー40は、ユーザU1の申請者情報A1を特定する申請者特定コードを発行する。顧客情報データサーバー40は、本人限定受取郵便物B1と、申請者特定コードとを一意に紐付けるQRコードを発行し、本人限定受取郵便物B1に発行したQRコードを印刷する。
発行会社は、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達することを配送業者に依頼する。配送業者は、集配管理システム50を用いて、発行会社から本人限定受取郵便物B1を受け取り、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に受け渡すまでの配送情報が管理されている。
配送業者は、配達人U2を手配し、配達人U2は、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達する。配達人U2は、配達人U2が携帯する通信端末20を用いて、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域と、ユーザU1の顔を含む領域とを撮像する。通信端末20は、QRコード画像データと、受取人画像データとを生成する。通信端末20は、QRコード画像データと、受取人画像データとを、集配管理システム50を介して照合サーバー30に送信する。
照合サーバー30は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合サーバー30は、QRコードから申請者特定コードを取得する。照合サーバー30は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に接続し、取得した申請者特定コードに基づいて、申請者情報A1を特定する。照合サーバー30は、申請者情報A1に含まれる申請者画像データを取得する。照合サーバー30は、申請者画像データと受取人画像データとを照合する。照合サーバー30は、照合結果を、集配管理システム50を介して、通信端末20に送信する。配達人U2は、照合結果が成功(OK)である場合、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に受け渡す。
次に、図4を参照しながら、図5~図8を用いて、ユーザU1がクレジットカード発行の申請から本人限定受取郵便物B1を受け取るまでのフローチャートを説明する。
ユーザU1がクレジットカード発行の申請処理を行い、発行会社が、クレジットカードの発行審査処理を行う(ステップS1)。
発行会社が、クレジットカードの発行審査処理を行い、審査が通過した場合、クレジットカードのカード発行処理が行われ、クレジットカードをユーザU1に配達する処理が行われる(ステップS2)。
発行会社は、ユーザU1宛の本人限定受取郵便物B1を準備して配送業者に本人限定受取郵便物B1を集荷する依頼を行う(ステップS3)。
配送業者は、配達人U2を手配し、配達人U2は、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達する(ステップS4)。
通信端末20及び照合サーバー30は、照合処理を実行する(ステップS5)。通信端末20は、QRコード画像データと、受取人画像データとを生成し、集配管理システム50を介して照合サーバー30に送信する。照合サーバー30は、照合処理の結果である照合結果を、集配管理システム50を介して通信端末20の通信部23に送信する。
配達人U2は、通信部23が受信した照合結果を確認し(ステップS6)、照合結果が成功した(OKである)場合、本人限定受取郵便物B1をユーザU1(受取人)に受け渡す(ステップS7)。
次に、図6を用いて、図5のステップS1の詳細を説明する。
ユーザU1は、通信端末10を用いて、Web等を利用したオンラインにて、氏名、住所等、カード発行申請必要事項を入力して、申請者情報A1を作成する(ステップS11)。
ユーザU1は、申請者画像データを入力する(ステップS12)。ユーザU1は、本人確認資料として、例えば、免許証、パスポート、マイナンバーカード等の写真付き公的証明書をスキャナにより読み込み、又はカメラでの撮影を行い、GIF形式、JPEG形式等の画像データに変換する。ユーザU1は、変換した画像データを申請者画像データとして入力して、申請者情報A1に申請者画像データを含める。
ユーザU1は、発行会社が管理する顧客情報データサーバー40に作成した申請者情報A1を送信する(ステップS13)。
顧客情報データサーバー40は、ユーザU1から送信された申請者情報A1を受信する(ステップS14)。
ユーザU1の申請者情報A1が、顧客情報データサーバー40のデータベース41に登録される(ステップ15)。
発行会社は、データベース41に登録されたユーザU1の申請者情報A1に基づいて、ユーザU1にクレジットカードを発行するかしないかの審査を行う(ステップS16)。
発行会社は、審査結果をユーザU1に送信し(ステップS17)、ユーザU1は審査結果を受信する。
クレジットカード会社が行った審査結果が、審査通過である場合(ステップS19のYES)、図5のステップS2のカード発行処理が実行される。一方、クレジットカード会社が行った審査結果が、審査通過ではない場合(ステップS19のNO)、クレジットカード発行審査処理が終了する。
次に、図7を用いて、図5のステップS2のカード発行処理の詳細を説明する。
発行会社は、顧客情報データサーバー40のデータベース41からユーザU1の申請者情報A1を取得する(ステップS21)。発行会社は、ユーザU1が申請したクレジットカードを作成し、当該クレジットカードを配達するための本人限定受取郵便物B1を準備する。
顧客情報データサーバー40の発行部42は、ユーザU1の申請者情報A1を特定するための申請者特定コードを作成し、本人限定受取郵便物B1と申請者特定コードとを一意に紐付けるQRコードを作成する(ステップS22)。
発行部42は、作成したQRコードを本人限定受取郵便物B1に印刷する(ステップS23)。また、発行部42は、ユーザU1の申請者情報A1に基づいて、ユーザU1の住所、氏名を本人限定受取郵便物B1に印刷する。
発行会社は、配送業者に本人限定受取郵便物B1の集荷を依頼する(ステップS24)。なお、本実施の形態では、発行会社が、クレジットカードを発行し、配送業者へ配達を委託する業務を発行会社が行うこととしているが、クレジットカードの発行、配送業者への集荷依頼等を他社に委託してもよい。
次に、図8を用いて、図5のステップS5の照合処理の詳細を説明する。
配達人U2は、本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1宅に到着する。配達人U2は、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域を、撮像部21により撮像し、データ処理部22が生成したQRコード画像データを取得する(ステップS51)。
配達人U2は、本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1の顔を含む領域を通信端末20の撮像部21により撮像し、データ処理部22が生成した受取人画像データを取得する(ステップS52)。
通信部23は、取得したQRコード画像データ及び受取人画像データを、集配管理システム50を介して受信部31に送信する(ステップS53)。
照合部32は、QRコード画像データに基づいて、ユーザU1の申請者情報A1を特定する(ステップS54)。照合部32は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合部32は、QRコードからユーザU1の申請者情報A1を特定する申請者特定コードを取得する。照合部32は、取得した申請者特定コードに基づいて、顧客情報データサーバー40のデータベース41からユーザU1の申請者情報A1を特定する。
照合部32は、受取人画像データと、申請者画像データとを照合する(ステップS55)。照合部32は、受取人画像データと、申請者画像データとを照合し、本人限定受取郵便物B1の受取人が、申請者情報A1の申請者であるか否かを照合する。照合部32は、経年変化や表情変化によらず安定して顔の特徴を解析する顔特徴点検出技術を使用した顔照合技術を使用する。
照合部32は、照合結果を、顧客情報データサーバー40のデータベース41に格納されたユーザU1の申請者情報A1に記録(登録)する(ステップS56)。照合部32は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に格納されたユーザU1の申請者情報A1に、照合結果と、照合した時刻とを登録する。
照合部32は、送信部33を介して、照合結果を、集配管理システム50を介して、通信端末20の通信部23に送信する(ステップS57)。
以上のように、照合サーバー30は、配達人が受取人に本人限定受取郵便物を受け渡す際、受取人画像データと、申請者画像データとに基づいて、本人限定受取郵便物の受取人と、クレジットカードの申請者であるか否かの照合を行う。具体的には、照合サーバー30は、受取人画像データに含まれる顔の特徴と、申請者画像データに含まれる顔の特徴とに基づいて、受取人が申請者であるか否かの照合を行う。
顔認証は、顔の特徴の中から個人を識別する最適な特徴を選択することにより、経年変化の影響を受けにくく、精度よく照合できる。本人確認に使用される公的証明書の写真(申請者画像データ)が古く、配達人の目視で、申請者が受取人と同一であるかの判断が困難な場合でも、配達人は機械的な照合判断を基に、受取人に配達物を受け渡すことができる。そのため、実施の形態2にかかる照合サーバー30によれば、配達人が適切な受取人ではない第三者に、誤って本人限定受取郵便物を受け渡してしまうことを抑制できる。すなわち、実施の形態2にかかる照合サーバー30によれば、郵便物が第三者に受け渡されることを抑制でき、セキュリティを強化できる。
また、本実施の形態では、照合サーバー30が、受取人画像データと、申請者画像データとに基づいて、本人限定受取郵便物の受取人と、クレジットカードの申請者であるか否かの照合を行う。換言すると、照合サーバー30を用いることにより、受取人は、本人限定受取郵便物を受け取る際の本人確認において、公的証明書を提示することなく、本人確認ができ、本人限定受取郵便物を受け取ることができる。クレジットカードは、数年おきに更新が行われ、更新後のクレジットカードが本人限定受取郵便物により配達される。そのため、受取人は、クレジットカードが更新されるたびに公的証明書を用意して、配達人に提示しなければならない。これに対して、実施の形態2にかかる本人確認システム100を用いることにより、受取人は、公的証明書を提示する必要がないため、受取人の負担を軽減することができる。
さらに、近年では、通信販売等、消費者が店舗にいかずに買い物を行う形態が普及しており、物流事業者(配送業者)の負担軽減が求められている。配達人が受取人宅に配達物を配達した時点で受取人が公的証明書を携帯していない場合がある。この場合、受取人は、本人確認に使用する公的証明書を自宅内の保管場所に取りに行かなければならない。そのため、配達人は、受取人が公的証明書を準備する間、受取人を待っていなければならず、時間的負担がかかる。これに対して、本実施の形態にかかる本人確認システム100によれば、受取人は、本人確認に使用する公的証明書を携帯せずに、手ぶらで本人確認を行うことができる。したがって、実施の形態2にかかる本人確認システム100によれば、受取人が本人確認に使用する公的証明書を携帯したり、公的証明書を保管場所に取りに行くという負担を軽減するとともに、配達人の時間的負担も軽減できる。
また、一般的に、本人限定受取郵便物の受け渡し時の本人確認は、配達人の目視で行われるため、配達人が適切に本人確認を行ったかの証跡を残すことができない。そのため、配達人が、適切な受取人ではない第三者に誤って本人限定受取郵便物を受け渡してしまう虞がある。この場合、配送業者は、適切な受取人から本人確認が適切であったかの問合せに対して、適切な回答を行えない可能性がある。これに対して、実施の形態2にかかる照合サーバー30は、照合結果、照合を行った時刻、及び照合に用いた画像データ(受取人画像データ)を受取人の申請者情報に登録して証跡を残すことができる。したがって、実施の形態2にかかる照合サーバー30を用いることにより、配送業者は、適切な受取人からの本人確認についての問合せに対して、適切な回答が行える。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態2の変形例である。実施の形態3は、実施の形態2と基本的に同様であるため、実施の形態2を用いて、実施の形態2と共通する説明を適宜割愛して説明する。
実施の形態2では、照合サーバー30は、受取人画像データを、集配管理システム50を介して受信することで説明した。実施の形態2では、受取人画像データが配送業者を経由するため、配送業者は、受取人画像データが漏洩しないようにセキュリティ対策を講じる必要がある。一般的に、セキュリティ対策には設備及び費用がかかってしまうため、配送業者の負担が大きくなってしまう。そのため、実施の形態3では、照合サーバー30が、受取人画像データが配送業者を経由せずに、受取人画像データを受信し、受取人画像データを用いた照合を行うことを目的とする。
<本人確認システムの構成例>
図9を用いて、実施の形態3にかかる本人確認システム200の構成例について説明する。図9は、実施の形態3にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。本人確認システム200は、通信端末60と、照合サーバー70と、顧客情報データサーバー40と、集配管理システム50とを備える。
本人確認システム200は、実施の形態2の通信端末10が通信端末60に置き換わり、実施の形態2の照合サーバー30が照合サーバー70に置き換わった構成である。また、本人確認システム200は、実施の形態2の通信端末20を備えない構成である。
<通信端末の構成例>
次に、通信端末60の構成例について説明する。通信端末60は、本人限定受取郵便物の受取人が携帯する通信端末である。通信端末60は、本人限定受取郵便物の受取人がクレジットカード発行の申請情報を送信するための端末である。通信端末60は、例えば、無線ネットワーク、及び/又は有線ネットワークを介して照合サーバー30及び顧客情報データサーバー40に接続及び通信を行う。通信端末60は、撮像部61と、データ処理部62と、通信部63とを備える。
撮像部61は、例えば、カメラを含むように構成される。撮像部61は、所定の領域を撮像する。本人限定受取郵便物の受取人は、撮像部61により受取人の顔を含む領域を撮像する。また、受取人は、本人限定受取郵便物に印刷されたQRコードを含む領域を撮像する。
データ処理部62は、撮像部61により撮像された所定領域の画像データを生成する。データ処理部62は、撮像部61により撮像された、受取人の顔を含む領域を受取人画像データに変換して受取人画像データを生成する。また、データ処理部62は、撮像部61により撮像された、QRコードを含む領域をQRコード画像データに変換してQRコード画像データを生成する。
通信部63は、受取人画像データと、QRコード画像データとを、照合サーバー30に送信する。また、通信部63は、照合サーバー70において行われた照合結果を照合サーバー70から受信する。すなわち、通信部63は、受取人画像データと、QRコード画像データとを、集配管理システム50を介さずに、照合サーバー70に送信する。さらに、通信部63は、照合結果を、集配管理システム50を介さずに、照合サーバー70から受信する。通信部63は、表示部としても機能し、照合結果を通信端末60のディスプレイに表示する。
<照合サーバーの構成例>
照合サーバー70は、本人限定受取郵便物を配達人が受取人に受け渡す際に、本人確認を行うサーバーである。照合サーバー70は、顧客情報データサーバー40とネットワークを介して接続及び通信を行う。照合サーバー70は、受信部71と、照合部32と、送信部73とを備える。照合部32は、実施の形態2と同様の構成であるため、説明を適宜割愛する。
受信部71は、受取人画像データと、QRコード画像データとを、通信端末60から受信する。
送信部73は、照合結果を通信端末20に送信する。
<本人確認システムの動作例>
次に、図10を用いて、本人確認システム200の動作例の概要について説明する。図10は、実施の形態3にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。図10は、クレジットカードの申請者がクレジットカードを申請し、クレジットカードを受け取るまでの概要を説明するための図である。図10は、図4に対応しており、基本的に同様である。なお、実施の形態3は、基本的に実施の形態2と同様であるため、適宜割愛して説明する。
図10において、ユーザU1がクレジットカード発行の申請者情報A1を作成して、配達人U2が本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達するまでは、図4と同様であるため説明を割愛する。
配達人U2が本人限定受取郵便物B1をユーザU1宅に配達する。受取人であるユーザU1は、ユーザU1が携帯する通信端末60を用いて、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域と、ユーザU1の顔を含む領域とを撮像する。通信端末60は、QRコード画像データと、受取人画像データとを生成(取得)する。通信端末60は、QRコード画像データと、受取人画像データとを照合サーバー70に送信する。
照合サーバー70は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合サーバー70は、QRコードから申請者特定コードを取得する。照合サーバー70は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に接続し、申請者特定コードを用いて申請者情報A1を特定する。照合サーバー70は、申請者情報A1に含まれる申請者画像データを取得する。照合サーバー70は、申請者画像データと受取人画像データとを照合して、照合結果を通信端末60に送信する。配達人U2は、通信端末60に送信された照合結果を確認し、照合結果が成功(OK)である場合、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に受け渡す。
次に、図10を参照しつつ、ユーザU1がクレジットカード発行の申請から本人限定受取郵便物B1を受け取るまでのフローチャートを説明する。図5~図8で示したフローチャートのうち、図5~図7は、実施の形態2と同様であるため説明を割愛する。実施の形態3は、図5のステップS5の照合処理の詳細が異なるが、図8の動作例と基本的に同様であるため、図8を参照して説明する。なお、図8のうち、実施の形態2と同様である動作については適宜割愛する。
配達人U2が本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1宅に到着する。ユーザU1は、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域を、通信端末60の撮像部61により撮像し、データ処理部62がQRコード画像データを生成して取得する(ステップS51)。
配達人U2は、本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1の顔を含む領域を、通信端末60の撮像部61により撮像し、データ処理部62が受取人画像データを生成して取得する(ステップS52)。
通信端末60の通信部63は、取得したQRコード画像データ及び受取人画像データを照合サーバー70の受信部71に送信する(ステップS53)。なお、上述したように、通信部63は、集配管理システム50を介さずに受信部71に送信する。
照合サーバー70の照合部32は、QRコード画像データに基づいて、ユーザU1の申請者情報A1を特定する(ステップS54)。
照合部32は、受取人画像データと、申請者情報A1に含まれる申請者画像データとを照合する(ステップS55)。
照合部32は、照合結果を、顧客情報データサーバー40のデータベース41に格納されたユーザU1の申請者情報A1に記録(登録)する(ステップS56)。
照合部32は、送信部73を介して、照合結果を通信端末60の通信部63に送信する(ステップS57)。なお、上述したように、送信部73は、照合結果を、集配管理システム50を介さずに通信部63に送信する。
以上説明したように、本人確認システム200は、実施の形態2にかかる本人確認システム100と基本的に同様であるため、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、受取人画像データが、集配管理システム50を経由することなく、照合サーバー70に送信する。そのため、実施の形態3にかかる本人確認システム200によれば、受取人画像データが漏洩することを抑制でき、配送業者が情報漏洩を防ぐためのセキュリティ対策にかかる設備及び費用を抑えることができる。
(実施の形態4)
続いて、実施の形態4について説明する。実施の形態4は、実施の形態2及び3の変形例である。実施の形態4は、実施の形態2及び3と基本的に同様であるため、実施の形態3を用いて、適宜割愛しながら説明する。
実施の形態3では、セキュリティの観点から、受取人画像データを受取人が携帯する通信端末60が送信し、照合サーバー70が行った照合結果を通信端末60が受信することで説明した。例えば、配達人が、本人限定受取郵便物を配達する配達先を間違えて、本人確認の照合結果が失敗(NG)となったとする。実施の形態3では、失敗(NG)である照合結果が書き換えられる可能性があり得る。そうすると、配達人が、照合結果を書き換えた、適切な受取人ではない第三者に、適切な受取人宛の本人限定受取郵便物を受け渡してしまうことになる。そのため、本実施の形態では、照合サーバーが行った照合結果が書き換えられてしまうことを防止することを目的とする。
<本人確認システムの構成例>
図11を用いて、実施の形態4にかかる本人確認システム300の構成例について説明する。図11は、実施の形態4にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。本人確認システム300は、通信端末60及び80と、照合サーバー90と、顧客情報データサーバー40と、集配管理システム110とを備える。
本人確認システム300は、実施の形態3にかかる本人確認システム200と比較して、通信端末80が追加されており、照合サーバー70及び集配管理システム50がそれぞれ照合サーバー90及び集配管理システム110に置き換わっている。通信端末60及び顧客情報データサーバー40は、実施の形態3と基本的に同様であるため説明を適宜割愛する。
<通信端末の構成例>
次に、通信端末60の構成例について説明する。通信端末60は、通信部63の構成が実施の形態3と異なる。実施の形態3では、通信部63が照合サーバー70の照合結果を受信したが、本実施の形態では、通信部63は、照合サーバー90の照合結果を受信しない。
通信端末80の構成例について説明する。通信端末80は、本人限定受取郵便物の配達人が携帯する通信端末である。通信端末80は、通信部81を備える。
通信部81は、照合サーバー90の照合結果を、集配管理システム110を介して受信する。
<照合サーバーの構成例>
照合サーバー90の構成例について説明する。照合サーバー90は、基本的に実施の形態3にかかる照合サーバー70と同様である。照合サーバー90は、実施の形態3にかかる照合サーバー70の送信部73が送信部93に置き換わっている。なお、受信部71及び照合部32は、実施の形態3と同様であるため説明を適宜割愛する。
送信部93は、照合部32が行った照合結果を、集配管理システム110を介して、通信端末80に送信する。
ここで、本実施の形態では、送信部93は、発行会社が発行したクレジットカードが含まれる本人限定受取郵便物の配達人を特定できない。そのため、送信部93は、照合部32が行った照合結果と、受信部71が受信したQRコード画像データとを集配管理システム110に送信する。そして、集配管理システム110が、通信端末80を特定し、照合結果を通信端末80に送信する。
<集配管理システムの構成例>
集配管理システム110の構成例について説明する。集配管理システム110は、通信部111と、特定部112とを備える。
通信部111は、照合部32が行った照合結果と、受信部71が受信したQRコード画像データを照合サーバー90から受信する。通信部111は、特定部112が、QRコード画像データから、通信端末60を携帯する受取人宛の本人限定受取郵便物の配達人を特定すると、配達人が携帯する通信端末80に照合結果を送信する。
特定部112は、複数の郵便物の各々と、配達人とを対応付けて管理する。特定部112は、通信部111が受信したQRコード画像データからQRコードを取得する。特定部112は、QRコードに基づいて、通信端末60を携帯する受取人宛の本人限定受取郵便物の配達人及び配達人が携帯する通信端末80を特定する。特定部112は、例えば、QRコードから申請者特定コードを取得し、申請者特定コードに基づいて、顧客情報データサーバー40から本人限定受取郵便物の宛先を確認する。特定部112は、宛先から配達人を特定して配達人が携帯する通信端末80を特定してもよい。
<本人確認システムの動作例>
次に、図12を用いて、本人確認システム300の動作例について説明する。図12は、実施の形態4にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。図12は、クレジットカードの申請者がクレジットカードを申請し、クレジットカードを受け取るまでの概要を説明するための図である。図12は、図10に対応しており、基本的に同様である。なお、実施の形態4の動作例は、基本的に実施の形態3と同様であるため適宜割愛して説明する。
図12において、ユーザU1がクレジットカード発行の申請者情報A1を作成して、配達人U2が本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達するまでは、図10と同様であるため説明を割愛する。
配達人U2が本人限定受取郵便物B1をユーザU1宅に配達する。受取人であるユーザU1は、ユーザU1が携帯する通信端末60を用いて、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域と、ユーザU1の顔を含む領域とを撮像する。通信端末60は、QRコード画像データと、受取人画像データとを生成(取得)する。通信端末60は、QRコード画像データと、受取人画像データとを照合サーバー90に送信する。
照合サーバー90は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合サーバー90は、QRコードから申請者特定コードを取得する。照合サーバー90は、顧客情報データサーバー40のデータベース41に接続し、取得した申請者特定コードに基づいて、申請者情報A1を特定する。照合サーバー90は、申請者情報A1に含まれる申請者画像データを取得する。照合サーバー90は、申請者画像データと受取人画像データとを照合する。照合サーバー90は、照合結果と、QRコード画像データとを、集配管理システム110に送信する。
集配管理システム110は、QRコード画像データからQRコードを取得する。集配管理システム110は、QRコードに基づいて、ユーザU1宛の本人限定受取郵便物B1の配達人U2及び通信端末80を特定する。集配管理システム110は、照合結果を通信端末80に送信する。配達人U2は、通信端末80に送信された照合結果を確認し、照合結果が成功(OK)である場合、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に受け渡す。
次に、図12を参照しつつ、ユーザU1がクレジットカード発行の申請から本人限定受取郵便物B1を受け取るまでのフローチャートを説明する。実施の形態4は、図8で説明した照合処理の詳細が実施の形態2及び3と異なる。図5~図7については、実施の形態3と同様であるため説明を割愛する。
図13は、実施の形態4にかかる照合処理を説明するためのフローチャートである。なお、図13は、図8と基本的に同様であるため適宜割愛しながら説明する。
配達人U2が本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1宅に到着する。ユーザU1は、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域を、通信端末60の撮像部61により撮像し、データ処理部62がQRコード画像データを生成して取得する(ステップS51)。
配達人U2は、本人限定受取郵便物B1の受取人であるユーザU1の顔を含む領域を、通信端末60の撮像部61により撮像し、データ処理部62が受取人画像データを生成して取得する(ステップS52)。
通信端末60の通信部63は、取得したQRコード画像データ及び受取人画像データを照合サーバー90の受信部71に送信する(ステップS53)。
照合サーバー90の照合部32は、QRコード画像データに基づいて、ユーザU1の申請者情報A1を特定する(ステップS54)。
照合部32は、受取人画像データと、申請者情報A1に含まれる申請者画像データとを照合する(ステップS55)。
照合部32は、照合結果を、顧客情報データサーバー40のデータベース41に格納されたユーザU1の申請者情報A1に記録(登録)する(ステップS56)。
照合部32は、送信部93を介して、照合結果及びQRコード画像データを集配管理システム110の通信部111に送信する(ステップS111)。
集配管理システム110の特定部112は、QRコード画像データに基づいて、配達人の通信端末80を特定する(ステップS112)。特定部112は、QRコード画像データからQRコードを取得する。特定部112は、QRコードに基づいて、配達人の通信端末80を特定する。
集配管理システム110の通信部111は、照合結果を通信端末80の通信部81に送信する(ステップS113)。
以上説明したように、本人確認システム300は、実施の形態2にかかる本人確認システム100と基本的に同様であるため、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、照合サーバー90が行った照合結果が、受取人の通信端末60に送信されず、配達人の通信端末80に送信されるため、受取人が照合結果を書き換えることが防止される。したがって、実施の形態4にかかる本人確認システム300によれば、受取人が照合結果を書き換えられることを防止でき、適切ではない第三者に本人限定受取郵便物が受け渡されることを防止できる。
(実施の形態5)
続いて、実施の形態5について説明する。実施の形態5は、実施の形態2~4の改良例である。実施の形態5を実施の形態2を用いて説明する。なお、実施の形態2と同様の構成及び動作については適宜割愛して説明する。
<本人確認システムの構成例>
図14を用いて、実施の形態5にかかる本人確認システム400の構成例を説明する。図14は、実施の形態5にかかる本人確認システムの構成例を示す図である。本人確認システム400は、通信端末10及び120と、照合サーバー130と、顧客情報データサーバー140と、集配管理システム50とを備える。
本人確認システム400は、実施の形態2の通信端末20、照合サーバー30及び顧客情報データサーバー40がそれぞれ通信端末120、照合サーバー130及び顧客情報データサーバー140に置き換わった構成である。なお、通信端末10及び集配管理システム50は、実施の形態2と同様であるため適宜割愛しながら説明する。
<通信端末の構成例>
次に、通信端末120の構成例について説明する。通信端末120は、撮像部21と、データ処理部22と、位置情報取得部121と、通信部122とを備える。通信端末120は、実施の形態2にかかる通信端末20と比較すると、位置情報取得部121が追加され、通信部23が通信部122に置き換わった構成である。撮像部21及びデータ処理部22は、実施の形態2と同様であるため適宜説明を割愛する。
位置情報取得部121は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機を備えるように構成される。位置情報取得部121は、GPS受信機でGPS信号を受信し、GPS信号に基づいて通信端末120の位置情報を取得する。
通信部122は、QRコード画像データ及び受取人画像データに加えて、通信端末120の位置情報を、集配管理システム50を介して照合サーバー130の受信部131に送信する。
<照合サーバーの構成例>
照合サーバー130の構成例について説明する。照合サーバー130は、受信部131と、照合部132と、送信部33とを備える。照合サーバー130は、実施の形態2にかかる照合サーバー30と比較すると、受信部31及び照合部32がそれぞれ受信部131及び照合部132に置き換わった構成である。
受信部131は、QRコード画像データ及び受取人画像データに加えて、通信端末120の位置情報を、集配管理システム50を介して通信端末120から受信する。
照合部132は、受取人画像データ及び申請者画像データに加えて、通信端末120の位置情報と、QRコード画像データから取得されるQRコードにより特定される申請者情報に含まれる住所とをさらに用いて、受取人が申請者であるか否かの照合を行う。
照合部132は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合部132は、QRコードから申請者特定コードを取得する。照合部132は、顧客情報データサーバー140のデータベース141に接続し、申請者特定コードに基づいて、本人限定受取郵便物に関連する申請者情報を特定する。照合部132は、特定した申請者情報に含まれる申請者画像データ、及び住所を取得する。照合部132は、例えば、緯度経度情報から住所に変換するための変換テーブルを保持しており、当該変換テーブルに基づいて、通信端末120の位置情報を住所に変換する。
照合部132は、受取人画像データ及び取得した申請者画像データから顔の特徴を解析する顔特徴点検出技術、及び検出した特徴点に基づく顔照合技術を用いて、受取人が申請者と一致するか否かを照合する。照合部132は、変換した住所と、取得した住所との距離を算出し、算出した距離が所定距離以内であるか否かに応じて、受取人が申請者と一致するか否かを照合する。照合部132は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功し、変換した住所及び取得した住所の照合が成功した場合、照合結果を成功(OK)とする。一方、照合部132は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功しなかった場合、及び変換した住所及び取得した住所の照合が成功しなかった場合の少なくとも1つを満たす場合、照合結果を失敗(NG)とする。
なお、照合部132は、上記変換テーブルを用いて、取得した住所を緯度経度情報に変換して、通信端末120の位置情報と、変換した緯度経度情報とに基づいて、受取人が申請者と一致するか否かを照合してもよい。
照合部132は、照合結果を送信部33に出力する。照合部132は、照合結果、照合を行った時刻、受取人画像データ、及び照合に用いた住所を、取得した申請者情報に登録する。
<顧客情報データサーバーの構成例>
顧客情報データサーバー140の構成例について説明する。顧客情報データサーバー140は、データベース141と、発行部42とを備える。顧客情報データサーバー140は、実施の形態2にかかる顧客情報データサーバー40と比較すると、データベース41がデータベース141に置き換わった構成である。
データベース141は、複数の申請者情報を管理する。データベース141は、顧客情報データサーバー140の記憶部(不図示)に格納されている。
ここで、図15を用いて、データベース141のデータの一例について説明する。図15は、データベースのデータの一例を説明するための図である。データベース41は、申請者情報テーブル(申請用データテーブル)を管理する。申請者情報テーブルは、クレジットカード発行の申請を行った申請者の申請者情報を管理するテーブルである。
申請者情報テーブルは、申請者特定コードと、氏名と、住所と、写真データと、審査結果と、照合に使用した画像データと、照合位置情報と、照合結果とが少なくとも登録される。本実施の形態にかかる申請者情報テーブルは、図3で示した申請者情報テーブルと比較すると、照合位置情報が追加されている。その他の情報については、図3と同様であるため説明を割愛する。
照合位置情報には、照合部132が行った照合に使用した位置情報が設定される。具体的には、照合位置情報には、照合部132が、通信端末120の位置情報を変換テーブルに基づいて変換した住所が設定される。
<本人確認システムの動作例>
次に、図16を用いて、本人確認システム400の動作例の概要について説明する。図16は、実施の形態5にかかる本人確認システムの動作例を説明するための図である。図16は、クレジットカードの申請者がクレジットカードを申請し、クレジットカードを受け取るまでの概要を説明するための図である。図16は、図4に対応しており、基本的に同様である。なお、実施の形態5の動作例は、基本的に実施の形態2と同様であるため、適宜割愛しながら説明する。
図16において、ユーザU1がクレジットカード発行の申請者情報A1を作成して、配達人U2が本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達するまでは、図4と同様であるため説明を割愛する。
配達人U2は、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に配達する。配達人U2は、配達人U2が携帯する通信端末120を用いて、本人限定受取郵便物B1に印刷されたQRコードを含む領域と、ユーザU1の顔を含む領域とを撮像し、QRコード画像データと、受取人画像データとを取得(生成)する。位置情報取得部121は、撮像部21が撮像した場合、通信端末120の位置情報を取得する。通信端末120は、QRコード画像データと、受取人画像データと、通信端末120の位置情報とを、集配管理システム50を介して照合サーバー130に送信する。
照合サーバー130は、QRコード画像データからQRコードを取得する。照合サーバー130は、QRコードから申請者情報A1を特定し、申請者情報A1に含まれる申請者画像データ及び住所を取得する。照合サーバー130は、申請者画像データと受取人画像データとを照合する。また、照合サーバー130は、緯度経度情報を住所に変換する変換テーブルに基づいて、通信端末120の位置情報を住所に変換する。照合サーバー130は、変換した住所と、取得した住所とを照合する。照合サーバー130は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功し、変換した住所及び取得した住所の照合が成功した場合、照合結果を成功(OK)とする。一方、照合サーバー130は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功しなかった場合、及び変換した住所及び取得した住所の照合が成功しなかった場合の少なくとも1つを満たす場合、照合結果を失敗(NG)とする。照合サーバー130は、照合結果を通信端末120に送信する。配達人U2は、照合結果が成功(OK)である場合、本人限定受取郵便物B1をユーザU1に受け渡す。
次に、図16を参照しつつ、ユーザU1がクレジットカード発行の申請から本人限定受取郵便物B1を受け取るまでのフローチャートを説明する。図5~図8で示したフローチャートのうち、図5~図7については、実施の形態2とは同様であるため説明を割愛する。実施の形態5では、図5のステップS5の照合処理の詳細が異なる。
図17は、実施の形態5にかかる照合処理のフローチャートを示す図である。図17は、図7に対応しており、図7のフローチャートに、ステップS121及びS123が追加されており、図7のステップS53がステップS122に置き換わっている。なお、図17において、ステップS51、S52、S54~S57は、実施の形態2と同様であるため説明を適宜割愛する。
通信端末120の撮像部21が受取人の顔を含む領域を撮像し、データ処理部22が受取人画像データを取得(生成)すると(ステップS52)、位置情報取得部121は、通信端末120の位置情報を取得する(ステップS121)。
通信部122は、QRコード画像データ、受取人画像データ及び位置情報を、集配管理システム50を介して照合サーバー130の受信部131に送信する(ステップS122)。
ステップS123において、照合部132は、通信端末120の位置情報に基づく住所と、特定した申請者情報の住所とを照合する(ステップS123)。
照合部132は、ステップS54において、特定した申請者情報に含まれる住所を取得する。照合部132は、緯度経度情報から住所に変換するための変換テーブルを保持しており、当該変換テーブルに基づいて、通信端末120の位置情報を住所に変換する。照合部132は、変換した住所と、取得した住所との距離が所定距離以内であるか否かに応じて、受取人が申請者と一致するか否かを照合する。照合部132は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功し、変換した住所及び取得した住所の照合が成功した場合、照合結果を成功(OK)とする。一方、照合部132は、申請者画像データ及び受取人画像データの照合が成功しなかった場合、及び変換した住所及び取得した住所の照合が成功しなかった場合の少なくとも1つを満たす場合、照合結果を失敗(NG)とする。
照合部132は、照合結果を申請者情報に記録し(ステップS56)、集配管理システム50を介して、照合結果を通信端末120の通信部122に送信する(ステップS57)。
以上説明したように、本人確認システム400は、実施の形態2にかかる本人確認システム100と基本的に同様であるため、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、照合サーバー130は、画像データの照合に加えて、位置情報の照合を行い、当該2つの照合結果に基づいて本人確認を行う。そのため、本実施の形態にかかる照合サーバー130を用いることにより、本人限定受取郵便物の本人確認が、適切な受取人住所の場所で行うことができ、本人限定受取郵便物を適切な受取人に確実に受け渡すことができる。すなわち、実施の形態5にかかる本人確認システム400によれば、実施の形態2よりも本人確認の精度をさらに高めることができる。また、本人限定受取郵便物の配達についてトラブルが発生した場合、配送業者は、照合に用いた住所まで申請者情報に登録するため、本人確認の内容に加えて、本人確認を行った場所を証拠として提示することが可能となる。
(変形例)
実施の形態5では、照合部132が、画像データに加えて、位置情報による照合を行うこととして説明したが、位置情報に加えて、又は位置情報にかえて、受取人のサイン等、受取人が記入した手書き文字を含む画像データを用いてもよい。この場合、撮像部21が、受取人が記入した手書き文字を撮像し、データ処理部22が撮像画像データを生成し、通信部122が、当該撮像画像データを照合サーバー130に送信するようにしてもよい。もしくは、通信端末120が入力部をさらに備え、入力部を介して、受取人が記入した手書き文字を取得し、データ処理部22が当該手書き文字を含む画像データを生成し、通信部122が、当該画像データを照合サーバー130に送信するようにしてもよい。
この場合、データベース141は、申請者情報として、申請者がクレジットカード発行の申請時に記載した手書き文字を含む画像データを含めて記憶する。照合部132は、受取人が記入した手書き文字を含む画像データと、申請者情報に含まれる手書き文字を含む画像データとをさらに用いて照合を行うようにすればよい。照合部132は、例えば、上記2つの画像データの類似度を算出して、算出された類似度が所定値を超えるか否かにより、2つの画像データが一致するか否かを照合してもよい。このようにすれば、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
(他の実施の形態)
<1>上述した実施の形態2~5では、本人限定受取郵便物の受け取り場所は、受取人の自宅を想定して説明したが、受取人が本人限定受取郵便物を確実に受け取れる任意の場所であってもよい。
<2>上述した実施の形態2~5では、本人限定受取郵便物と、申請者情報とを関連付けるQRコードが本人限定受取郵便物に印刷されることで説明した。当該QRコードが、本人限定受取郵便物に印刷されずに、受取人又は配達人が携帯する通信端末に予めメール等で送信されてもよい。そして、受取人又は配達人が携帯する通信端末が、予め送信されたQRコードを撮像し、QRコード画像データを生成してもよい。もしくは、受取人又は配達人が携帯する通信端末が、メール等で送信されたQRコードをQRコード画像データとして用いてもよい。
<3>上述した実施の形態等において説明した照合装置1、通信端末10、20、60、80及び120、照合サーバー30、70、90及び130、顧客情報データサーバー40及び140、並びに集配管理システム50及び110(以下、照合装置1等と称する)は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図18は、本開示の各実施の形態にかかる照合装置等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図18を参照すると、照合装置1等は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信機能を有する他の通信装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.11 series、IEEE 802.3 series等を含む通信方式に準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された照合装置1等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図18の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された照合装置1等の処理を行うことができる。
図18を用いて説明したように、照合装置1等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1または複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信する受信部と、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う照合部と、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する送信部と、を備える照合装置。
(付記2)
前記照合部は、前記照合結果、前記照合を行った時刻、及び前記第1画像データを前記第1申請者情報に登録する、付記1に記載の照合装置。
(付記3)
前記受信部は、前記第1通信端末の位置情報をさらに受信し、
前記照合部は、前記位置情報と、前記第1申請者情報に含まれる住所とをさらに用いて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う、付記1又は2に記載の照合装置。
(付記4)
前記受信部は、前記受取人が記入した手書き文字を含む第3画像データをさらに受信し、
前記照合部は、前記第3画像データと、前記第1申請者情報に含まれる手書き文字を含む第4画像データとをさらに用いて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う、付記1~3のいずれか1項に記載の照合装置。
(付記5)
前記受信部は、前記配達物と前記第1申請者情報とを紐付ける関連情報をさらに受信し、
前記照合部は、前記関連情報に基づいて、複数の申請者情報を記憶する記憶部から前記第1申請者情報を特定する、付記1~4のいずれか1項に記載の照合装置。
(付記6)
前記関連情報は、二次元コードである、付記5に記載の照合装置。
(付記7)
前記関連情報は、前記配達物に印刷されている、付記6に記載の照合装置。
(付記8)
前記関連情報は、前記配達物が配達される前に、前記第1通信端末又は前記第2通信端末に送信される、付記6又は7に記載の照合装置。
(付記9)
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信し、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する、照合装置における照合方法。
(付記10)
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを第1通信端末から受信し、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
前記照合結果を前記第1通信端末又は第2通信端末に送信する、処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記11)
通信端末と、照合装置とを備え、
前記照合装置は、
配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを前記通信端末から受信し、
前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
前記照合結果を前記通信端末に送信する、本人確認システム。
1 照合装置
2、31、71、131 受信部
3、32、72、132 照合部
4、33、73、93、133 送信部
10、20、60、80、120 通信端末
21、61 撮像部
22、62 データ処理部
23、63、81、111 通信部
30、70、90、130 照合サーバー
40、140 顧客情報データサーバー
41、141 データベース
42 発行部
50、110 集配管理システム
100、200、300、400 本人確認システム
112 特定部
121 位置情報取得部

Claims (9)

  1. 配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを、前記受取人が携帯する第1通信端末から受信する受信部と、
    前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う照合部と、
    前記照合結果を、配送を管理する集配管理システムを介して、前記配達物の配達人が携帯する第2通信端末に送信する送信部と、を備え
    前記受信部は、前記配達物と前記第1申請者情報とを紐付ける関連情報をさらに受信し、
    前記照合部は、前記関連情報に基づいて、複数の申請者情報を記憶する記憶部から前記第1申請者情報を特定し、
    前記送信部は、前記照合結果と、前記関連情報とを前記集配管理システムに送信し、
    前記集配管理システムは、前記関連情報に基づいて前記第2通信端末を特定し、特定した前記第2通信端末に前記照合結果を送信する照合装置。
  2. 前記照合部は、前記照合結果、前記照合を行った時刻、及び前記第1画像データを前記第1申請者情報に登録する、請求項1に記載の照合装置。
  3. 前記受信部は、前記第1通信端末の位置情報をさらに受信し、
    前記照合部は、前記位置情報と、前記第1申請者情報に含まれる住所とをさらに用いて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う、請求項1又は2に記載の照合装置。
  4. 前記受信部は、前記受取人が記入した手書き文字を含む第3画像データをさらに受信し、
    前記照合部は、前記第3画像データと、前記第1申請者情報に含まれる手書き文字を含む第4画像データとをさらに用いて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行う、請求項1~3のいずれか1項に記載の照合装置。
  5. 前記関連情報は、二次元コードである、請求項1~4のいずれか1項に記載の照合装置。
  6. 前記関連情報は、前記配達物に印刷されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の照合装置。
  7. 前記関連情報は、前記配達物が配達される前に、前記第1通信端末又は前記第2通信端末に送信される、請求項1~6のいずれか1項に記載の照合装置。
  8. コンピュータが、
    配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを、前記受取人が携帯する第1通信端末から受信し、
    前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
    前記照合結果を、配送を管理する集配管理システムを介して、前記配達物の配達人が携帯する第2通信端末に送信し、
    前記第1画像データの受信では、前記配達物と前記第1申請者情報とを紐付ける関連情報をさらに受信し、
    前記受取人が前記申請者であるか否かの照合では、前記関連情報に基づいて、複数の申請者情報を記憶する記憶部から前記第1申請者情報を特定し、
    前記照合結果の送信では、前記照合結果と、前記関連情報とを前記集配管理システムに送信し、
    前記集配管理システムは、前記関連情報に基づいて前記第2通信端末を特定し、特定した前記第2通信端末に前記照合結果を送信する、照合装置における照合方法。
  9. 配達物の受取人の顔が撮像された第1画像データを、前記受取人が携帯する第1通信端末から受信し、
    前記第1画像データと、前記配達物に関連する第1申請者情報に含まれる、申請者の顔が撮像された第2画像データとに基づいて、前記受取人が前記申請者であるか否かの照合を行い、
    前記照合結果を、配送を管理する集配管理システムを介して、前記配達物の配達人が携帯する第2通信端末に送信し、
    前記第1画像データの受信では、前記配達物と前記第1申請者情報とを紐付ける関連情報をさらに受信し、
    前記受取人が前記申請者であるか否かの照合では、前記関連情報に基づいて、複数の申請者情報を記憶する記憶部から前記第1申請者情報を特定し、
    前記照合結果の送信では、前記照合結果と、前記関連情報とを前記集配管理システムに送信し、
    前記集配管理システムは、前記関連情報に基づいて前記第2通信端末を特定し、特定した前記第2通信端末に前記照合結果を送信する、処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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