JP7471678B1 - 型枠用パネル、およびコンクリートスラブを打設する方法 - Google Patents

型枠用パネル、およびコンクリートスラブを打設する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供する。【解決手段】コンクリートC10の打設に用いられる型枠用パネル90であって、コンクリートC10の打設側の板面111B、121Bが略面一となるように構成された第一金属折板110および第二金属折板120を備え、第一金属折板110および第二金属折板120は、打設側とは反対側となる非打設側の板面から突設されるリブ112、122を備え、リブ112、122は、上下方向に延びる中空の三角柱形状をなし、さらに、第一金属折板110および第二金属折板120における打設側の板面111B、121Bが、上下方向に延びる上下鉄筋161A、161Bの組および横方向に延びる横鉄筋163A、163B、163Cの組を備える矩形の鉄筋枠160に貼設固定された貼設構造を備えているものである。【選択図】図1

Description

本開示は、型枠用パネル、およびコンクリートスラブを打設する方法に関する。
特許文献1で示すように、建設業界においては、せき板となる波板の中間部分に補強棒をクランプで横設した構成の型枠用パネルが従来から用いられている。この型枠用パネルは、コンクリートの打設処理の際に現場で組み立てられるものである。
特開2002-250042号公報
ここで、上記従来の型枠用パネルは、その波板でコンクリートや土砂の圧力に耐えられるように設計されている。従って、型枠用パネルの波板は、上記圧力に耐えられる強度を確保するため、板厚が厚く、原材料をたくさん使用する必要がある。すなわち、上記従来の型枠用パネルでは、その波板をコストが高くついた重厚なものとする必要がある。
本開示は、強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供することである。
上記課題を解決するために、本開示は次の手段をとる。
まず、第1の開示は、コンクリートの打設に用いられる型枠用パネルであって、コンクリートの打設側の板面が略面一となるように構成された金属折板を備え、前記金属折板は、前記打設側とは反対側となる非打設側の板面から突設されるリブを備え、前記リブは、上下方向に延びる中空の三角柱形状をなし、さらに、前記金属折板における前記打設側の板面が、上下方向に延びる鉄筋の組および横方向に延びる鉄筋の組を備える矩形の鉄筋枠に貼設固定された貼設構造を備えているものである。
第1の開示に係る型枠用パネルは、金属折板の板厚方向から受けるコンクリートや土砂の圧力をリブと鉄筋枠とで支持する。このため、型枠用パネルは、上記従来の型枠用パネルにおけるせき板のように金属折板の板厚を厚くしなくても、コンクリートや土砂の圧力に耐えることができる。これにより、強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供することができる。
ここで、第1の開示に係る型枠用パネルは、後述する第2の開示に係る型枠用パネルであっても良い。この第2の開示に係る型枠用パネルにおいては、複数枚の前記金属折板が横方向に並べられた金属折板配列を備え、前記金属折板配列において互いに隣り合う2枚の前記金属折板のうち、一方側に位置される前記金属折板を第一金属折板とし、他方側に位置される前記金属折板を第二金属折板としたときに、前記第一金属折板における他方側の端縁には、前記非打設側に向かって突出する板状のシングルハゼが、上下方向に延設され、前記第二金属折板における一方側の端縁には、前記打設側の板面から前記非打設側に向かってへこんだ溝をなすダブルハゼが、上下方向に延設され、さらに、前記シングルハゼと前記ダブルハゼとが互いに連結された連結構造を備えているものである。
なお、ここでいう「シングルハゼ」は、板金加工で作製された板を接続させる場合に挿入する側として用いられる折り曲げ部分である。同じく、「ダブルハゼ」は、上記板を接続させる場合に挿入される側として用いられる、「シングルハゼ」と係合可能な形状の折り曲げ部分である。
金属折板は、一般に、長尺の金属板をロール成形機によって幅方向に折り畳むことで作製される。このため、金属折板により上下方向に延びるリブを設けた構成の金属板においては、その横幅が、ロール成形機にセット可能な金属板のサイズによる制約を受ける。ここで、第2の開示に係る型枠用パネルによれば、複数の金属板を横方向に並べて連結することで全体の横幅が延ばされた型枠用パネルを提供することができる。
次に、第3の開示は、上述した第1の開示または第2の開示に係る型枠用パネルを使用して、構築物のコンクリートスラブを打設する、コンクリートスラブを打設する方法であって、前記コンクリートスラブは、基礎スラブの上に土間スラブが一体に設けられた構成であり、前記型枠用パネルを使用して、前記基礎スラブ用の型枠を作製するステップと、前記基礎スラブ用の型枠を構成する前記型枠用パネルの上にデッキプレートを載せて前記土間スラブ用の型枠を作製するステップと、前記基礎スラブ用の型枠内部の空間および前記土間スラブ用の型枠内部の空間にコンクリートを一体打ちに打設するステップと、を有していることである。
本開示の型枠用パネルは、金属折板が備えるリブ、および鉄筋枠により保持されるため、それ自体で立設可能である。そして、型枠に使用されている型枠用パネルは、上下方向に延びるリブおよび鉄筋枠のため上下方向の耐荷重に優れている。このため、本開示の型枠用パネルを使用してなる基礎スラブ用の型枠は、その上に土間スラブ用の型枠を立設することができる。ここで、第3の開示に係るコンクリートスラブの打設方法によれば、足場を組むことなく、基礎スラブ用の型枠および土間スラブ用の型枠を立設し、これらの内部の空間にコンクリートを一体打ちに打設することができる。すなわち、第3の開示に係るコンクリートスラブの打設方法によれば、コンクリートスラブの打設に係る工数を減らすことができる。
本開示は、上記構成をもつことにより、強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供することができる。
型枠用パネル90の斜視図である。 型枠用パネル90の斜視図である。 型枠用パネル90の正面図である。 型枠用パネル90の背面図である。 型枠用パネル90の上面図である。 第一金属折板110の斜視図である。 基礎スラブC16用の型枠610の説明図である。 図7のVIII-VIII線断面矢視図である。 基礎スラブC66用の型枠710の説明図である。 図9のX-X線断面矢視図である。 図9のXI線拡大図である。
本開示の一実施形態に係る型枠用パネル90は、図8に示す基礎スラブC16用の型枠610、または図10に示す基礎スラブC66用の型枠710に用いられる。
<型枠の構成>
基礎スラブC16(図8参照)用の型枠610は、図7および図8に示すように、建築物の基礎工事においてコンクリートC10(図8参照)を凝固させる際、上面から見た建築物の壁に沿う形となるようにコンクリートC10を誘導する部材である。ここで、コンクリートC10の打設には、コンクリートC10をせき止める型枠用パネル90が基礎スラブC16用の型枠610の部材として用いられる。
また、基礎スラブC66(図10参照)用の型枠710は、図9および図10に示すように、柱状の構築物K90(例えば街灯)の基礎工事においてコンクリートC10(図10参照)を凝固させる際、上面から見た構築物K90の外殻を囲むようにコンクリートC10を誘導する部材である。ここで、コンクリートC10の打設には、コンクリートC10をせき止める型枠用パネル90が基礎スラブC66用の型枠710の部材として用いられる。
<型枠用パネルの構成>
型枠用パネル90は、図1および図2に示すように、2枚の金属折板が横方向に並べられた金属折板配列100を備えている。この金属折板配列100において互いに隣り合う2枚の金属折板は、横方向の一方側に位置される第一金属折板110と、同じく他方側に位置される第二金属折板120である。なお、第二金属折板120は第一金属折板110と同じ形状である。従って、第一金属折板110の各構成と共通する構成については、第一金属折板110の各構成に付した符号の数字に「10」を加えた符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
<第一金属折板の構成>
第一金属折板110は、型枠用パネル90においてせき板として用いられる。型枠用パネル90は、コンクリートC10(図8、図10参照)や土砂G11(図8、図10参照)の圧力を支持する構成である。また、第一金属折板110におけるコンクリートC10の打設側の板面111Bは、図3に示すように、鉄筋枠160の一部を覆うことが可能となるように設定されている。なお、本実施形態の第一金属折板110には、例えば、長方形状の鉄製の板をロール成形機によって幅方向に折り畳むことで作られている。このため、金属折板により上下方向に延びるリブ112、122を設けた構成の鉄製の板においては、図4に示すように、その横幅が、ロール成形機にセット可能な板のサイズによる制約を受ける。
<リブの構成>
第一金属折板110は、図2に示すように、コンクリートC10(図8、図10参照)の打設側の反対側となる非打設側の板面111Aから突設される、リブ112を備えている。ここで、リブ112は、上下方向に延びる中空の三角柱形状をなし、この三角柱形状の側面の1つである側面112Dが非打設側の板面111Aに略平行となるよう設けられている。これにより、第一金属折板110は、リブ112の延びる方向と直交する方向(図2および図5の板厚方向)において変形しにくくなり、もって第一金属折板110の板厚方向における強度が向上される。さらに、第一金属折板110は、そのリブ112により断面二次モーメントが大きく設定されることから、このリブ112の延びる方向(図2の上下方向)における強度が向上される。なお、リブ112には、図5に示すように、非打設側の板面111Aから突出する付け根112Fが上下方向に延設されている。ここで、付け根112Fは、非打設側の板面111Aから突設する板材112Eを面同士で突き合わせたものである。本実施形態では、側面112Dにおける上下方向(図2参照)の両端には、その三角柱の内方に向かって折り曲げられるへこみ(図示せず)が設けられている。
第一金属折板110は、図4に示すように、縦格子状に3つのリブ112A、112B、112Cを備えている。ここで、リブ112Aは第一金属折板110の横方向における一方側の端縁から繋ぎ代117A(後述)を挟んで設けられ、リブ112Bおよびリブ112Cは第一金属折板110の横方向で非打設側の板面111Aの面積を均等とするように設けられている。そして、リブ112Bは、リブ112Aとリブ112Cとの間に位置されている。そのため、第一金属折板110は、リブ112Aとリブ112Bとの間、およびリブ112Bとリブ112Cとの間のそれぞれの部分における板厚方向(図5参照)の強度が向上される。
また、リブ112Bおよびリブ112Cにおける、それぞれの付け根112Fには、図2に示すように、矩形に空いた留め孔112Gが設けられている。ここで、留め孔112Gは、付け根112Fの板材112E(図5参照)を打ち抜き加工する際に打ち抜いた縁が噛み合い状態となることで当該板材112Eの面同士を接合させている。これにより、第一金属折板110は、図5に示すように、打設側の板面111Bが略面一となるように構成され、もって打設側の板面111Bは鉄筋枠160に貼設することが可能となる。さらに、リブ112Bの付け根112Fには、図2に示すように、丸形に空いた掛け孔112Hが設けられている。ここで、掛け孔112Hは、付け根112Fの板材112Eを打ち抜いた孔であり、第一金属折板110の上下方向において、中央と上端との間、および中央と下端との間に位置されている。これにより、型枠用パネル90は、図10に示すように、掛け孔112Hにつっかい棒320(後述)の一端を引っ掛け、穴底G10にその他端を支持させることで基礎スラブC66用の型枠710を立設することができる。
<エンボスの構成>
第一金属折板110は、図2に示すように、コンクリートC10(図8、図10参照)の打設側の反対側となる非打設側に突設される、エンボス114を備えている。ここで、エンボス114は、図5に示すように、打設側の板面111Bに対して略面一とみなせる段差114D、および張り出し面114Eが上下方向に延びるものである。言い換えると、エンボス114の段差114Dは、打設側の板面111Bにおいて2つのリブ112の間の寸法より小さい寸法となるように設定されている。
第一金属折板110は、図4に示すように、リブ112に平行な3つのエンボス114A、114B、114Cを備えている。ここで、エンボス114Aはリブ112Aとリブ112Bとの間における中央に設けられ、エンボス114Bはリブ112Bとリブ112Cとの間における中央に設けられている。また、エンボス114Cはリブ112Cとシングルハゼ116(後述)との間における中央に設けられている。これにより、第一金属折板110は、角無コンクリートスラブC11に対してエンボス114で引っ掛かる。
<シングルハゼの構成>
また、第一金属折板110には、図6に示すように、その横方向における他方側の端縁にシングルハゼ116が設けられている。このシングルハゼ116は、第一金属折板110の非打設側に向かって突出する板状のものであり、上下方向に延設されている。言い換えると、シングルハゼ116は、図5に示すように、板金加工で作製された第一金属折板110を第二金属折板120と接続させる場合に挿入する側として用いられる折り曲げ部分である。これにより、第一金属折板110は、シングルハゼ116を第二金属折板120のダブルハゼ127に挿入させることができる。
<ダブルハゼの構成>
同じく、第一金属折板110には、図6に示すように、その横方向における一方側の端縁にダブルハゼ117が設けられている。ここで、ダブルハゼ117は、図5に示すように、第一金属折板110の打設側の板面111Bから非打設側に向かってへこんだ溝をなし、この溝の大きさがシングルハゼを挿入可能となるように設定されている。
ダブルハゼ117は、図5に示すように、リブ112Aと一方側の端縁との間を繋ぐ繋ぎ代117A、当該リブ112Aにおける付け根112Fの板材112E、および当該リブ112Aにおける三角柱形状の側面を有する構成である。繋ぎ代117Aは、ダブルハゼ117の溝から横方向の一方側に所定の寸法(図11の寸法117L参照)で延び出される。言い換えると、ダブルハゼ117は、他の金属折板を第一金属折板110と接続させる場合に挿入される側として用いられる、シングルハゼと係合可能な形状の折り曲げ部分である。これにより、他の金属折板は、シングルハゼを第一金属折板110のダブルハゼ117に挿入させることができる。また、繋ぎ代117Aの寸法117Lは、図11に示すように、シングルハゼが金属折板の非打設側に向かって突出する寸法126Lに上下鉄筋161B(後述)の外径161Lを足した寸法と略同一である。そうすると、基礎スラブC66用の型枠710(後述)において、型枠用パネル90における、上下鉄筋161Aおよび繋ぎ代117Aの打設側の面と、別の型枠用パネル90における、上下鉄筋161Bおよびシングルハゼ126の面とが係合可能となる。これにより、基礎スラブC66用の型枠710は、アングル(図示せず)を用いることなく、型枠用パネル90と別の型枠用パネル90とを位置決めすることができる。
また、図3の第一金属折板110には、リブ112Bとリブ112Cとの間の位置に立設孔(図示せず)が穿設されている。ここで、立設孔はセパレーター310(図7および図8参照)を通すことが可能な大きさの孔である。これにより、基礎スラブC16用の型枠610(図7および図8参照)を立設する際、2つの型枠用パネル90を対向するように配置することができる。同じく、打設側の板面111Bに鉄筋枠160(後述)が貼設された状態の第一金属折板110には、上下鉄筋161Aとエンボス114Aとの間、シングルハゼ116とエンボス114Cとの間で対となる位置に接続孔118がそれぞれ穿設されている。ここで、接続孔118は、針金330(図11参照)を通すことが可能な大きさの孔である。これにより、後述する基礎スラブC66用の型枠710(図9参照)を立設する際、斜(はす)の位置関係となる2つの型枠用パネル90は、対応する接続孔118、128に針金330を通して結ぶことで、接続することができる。
<鉄筋枠の構成>
鉄筋枠160は、上下方向に延びる上下鉄筋161A、161Bの組および横方向に延びる横鉄筋163A、163B、163Cの組を備える矩形の枠組みである。ここで、鉄筋枠160は、横鉄筋163A、163Cの横方向における先端の面が上下鉄筋161A、161Bの上下方向における、上端の側面および下端の側面のそれぞれと溶接されている。同じく、横鉄筋163Bの横方向における先端の面が上下鉄筋161A、161Bの上下方向における中央の側面と溶接されている。これにより、略同一となる2つの矩形の開口を備えた鉄筋枠160を構成することができる。ここで、上下鉄筋161A、161Bには、金属折板配列100の上下方向における寸法より短い軸長の鉄筋が用いられる。本実施形態の上下鉄筋161A、161Bは、例えば、丸鋼である。同じく、横鉄筋163A、163B、163Cには、金属折板配列100の横方向における寸法から繋ぎ代117Aの横方向における寸法を引いた寸法より短い軸長の鉄筋が用いられる。本実施形態の横鉄筋163A、163B、163Cは、例えば、丸鋼である。
鉄筋枠160には、第一金属折板110における打設側の板面111B、および第二金属折板120における打設側の板面121Bが貼設固定されている。ここで、鉄筋枠160に貼設固定する、第一金属折板110および第二金属折板120は、横方向に並べられた金属折板配列100をなし、シングルハゼ116とダブルハゼ127とが互いに連結された連結構造を実現している。また、鉄筋枠160に貼設固定する、打設側の板面111Bおよび打設側の板面121Bは、図5に示すように、金属折板配列100全体から見て略面一となる。また、横鉄筋163A、163B、163Cは、図3に示すように、打設側の板面111Bおよび打設側の板面121Bにおける、エンボス114、124が突設していない部分である非エンボス115、125で溶接されることとなる。これらにより、型枠用パネル90は、金属折板配列100におけるコンクリートC10(図8、図10参照)の打設側の板面111B、121Bが、鉄筋枠160に貼設固定された貼設構造を実現することができる。そして、第一金属折板110は、横鉄筋163A、163B、163Cの延びる方向と直交する方向(図5の板厚方向)において変形しにくくなり、もって第一金属折板110の板厚方向における強度が向上されることとなる。以上により、第一金属折板110および第二金属折板120を横方向に並べて連結することで全体の横幅が延ばされた型枠用パネル90を提供することができる。なお、打設側の板面111Bおよび打設側の板面121Bに貼設固定されている横鉄筋163Bは、鉄筋枠160が型枠用パネル90を偏りなく支持されるように、金属折板配列100の上下方向における中央に位置されている。また、本実施形態において、横鉄筋163A、163B、163Cと、非エンボス115との溶接は、スポット溶接である。
<角無コンクリートスラブの打設方法>
次に、型枠用パネル90を使用して、建築物の角無コンクリートスラブC11を打設する、角無コンクリートスラブC11の打設方法を以下に説明する。ここで、角無コンクリートスラブC11は、図8に示すように、基礎スラブC16の上に土間スラブC17が一体に設けられた構成である。すなわち、角無コンクリートスラブC11は、本開示の「コンクリートスラブ」に相当する。
まず、施工者(図示せず)は、型枠用パネル90の上下方向における両端に保護材であるランナーキャップ340をそれぞれ取り付ける。これにより、ランナーキャップ340のそれぞれは、型枠用パネル90の上下方向における両端をデッキプレートD10や穴底G10から保護することができる。なお、ランナーキャップ340には、断面がコの字形状の鉄製の板が用いられる。
次に、施工者は、基礎スラブC16用の型枠610を設置できるように地面から土砂G11を取り除いて穴底G10を形成する。すなわち、施工者は、型枠610を設置するための穴を掘る。
次に、施工者は、ランナーキャップ340が取り付けられた型枠用パネル90を使用して、基礎スラブC16用の型枠610を作製する。ここで、施工者は、2つの型枠用パネル90における打設側の板面111Bがそれぞれ向き合うように並設する。そして、施工者は、セパレーター310を2つの型枠用パネル90における立設孔(図示せず)に挿し込んで固定する。型枠用パネル90は、図1に示すように、第一金属折板110および第二金属折板120が備えるリブ112、122と、鉄筋枠160とにより保持されるため、それ自体で立設可能である。なお、セパレーター310には、例えば、鉄製の長ねじおよびナットが用いられる。
ここで、図8の型枠用パネル90は、そのダブルハゼ117に別の型枠用パネル90のシングルハゼ126を挿し込んだ連結構造により連結可能である。そして、この連結構造は、それぞれの型枠用パネル90の接続孔118、128に針金330(図11参照)を通して括ることができる。これにより、施工者は、型枠用パネル90の使用数を変更して基礎スラブC16用の型枠610のサイズを変えることができる。
次に、施工者は、基礎スラブC16用の型枠610外部の空間S20に土砂G11を埋め戻す。
次に、施工者は、基礎スラブC16用の型枠610の内部の空間S10に基礎梁K10を設置する。ここで、基礎梁K10は、セパレーター310に干渉しないように位置されている。
次に、施工者は、基礎スラブC16用の型枠610を構成する型枠用パネル90の上にデッキプレートD10を載せて土間スラブC17用の型枠810を作製する。ここで、デッキプレートD10は、図7に示すように、基礎スラブC16用の型枠610内部の空間S10が上方で開放されるように位置されている。このように、基礎スラブC16用の型枠610に使用されている型枠用パネル90は、上下方向に延びるリブ112、122(図1参照)および鉄筋枠160(図1参照)のため上下方向の耐荷重に優れている。このため、型枠用パネル90を使用してなる基礎スラブC16用の型枠610は、その上に土間スラブC17用の型枠810を立設することができる。
次に、施工者は、図8に示すように、基礎スラブC16用の型枠610内部の空間S10、および土間スラブC17用の型枠810内部の空間S11にコンクリートC10を一体打ちに打設する。以上により、施工者は、足場を組むことなく、基礎スラブC16用の型枠610および土間スラブC17用の型枠810を立設し、これらの内部の空間S10、S11にコンクリートC10を一体打ちに打設できる。すなわち、角無コンクリートスラブC11の打設に係る工数を減らすことができる。
<角有コンクリートスラブの打設方法>
次に、型枠用パネル90を使用して、構築物の角有コンクリートスラブC61を打設する、角有コンクリートスラブC61の打設方法を以下に説明する。ここで、角有コンクリートスラブ61は、図10に示すように、基礎スラブC66でもある。
まず、施工者(図示せず)は、型枠用パネル90の上下方向における両端に保護材であるランナーキャップ340をそれぞれ取り付ける。
次に、施工者は、基礎スラブC66用の型枠710を設置できるように地面から土砂G11を取り除いて穴底G60を形成する。すなわち、施工者は、型枠710を設置するための穴を掘る。
次に、施工者は、ランナーキャップ340が取り付けられた型枠用パネル90を使用して、基礎スラブC66用の型枠710を作製する。ここで、施工者は、図9に示すように、4つの型枠用パネル90における打設側の板面111Bが構築物K90を囲むように設置する。そして、施工者は、つっかい棒320の一端を型枠用パネル90の掛け孔112H、122H(図2参照)に引っ掛け、その他端を穴底G60に支持させることで型枠用パネル90を設置する。また、施工者は、図11に示すように、基礎スラブC66用の型枠710の四隅で、型枠用パネル90における、上下鉄筋161Aおよび繋ぎ代117Aの打設側の面と、別の型枠用パネル90における、上下鉄筋161Bおよびシングルハゼ126の面とを係合させる。そして、施工者は、針金330を斜の位置関係となる2つの型枠用パネル90の接続孔118、128に通して括ることで、2つの型枠用パネル90を接続する。なお、つっかい棒320(図9参照)には、一端および他端が曲げられた鉄製の棒が用いられる。
次に、施工者は、基礎スラブC66用の型枠710外部の空間S70に土砂G11を埋め戻す。
次に、施工者は、基礎スラブC66用の型枠710内部の空間S60に構築物K90を設置する。
次に、施工者は、基礎スラブC66用の型枠710内部の空間S60に基礎梁K60を設置する。ここで、基礎梁K60は、構築物K90に干渉しないように位置されている。
次に、施工者は、図10に示すように、基礎スラブC66用の型枠710内部の空間S60にコンクリートC10を打設する。以上により、施工者は、足場を組むことなく、基礎スラブC66用の型枠710を立設し、空間S60にコンクリートC10を打設できる。すなわち、角有コンクリートスラブC61の打設に係る工数を減らすことができる。
<作用・効果>
上述した型枠用パネル90は、第一金属折板110および第二金属折板120の板厚方向から受けるコンクリートC10や土砂G11の圧力をリブ112、122と鉄筋枠160とで支持する。このため、型枠用パネル90は、上記従来の型枠用パネルにおけるせき板のように金属折板の板厚を厚くしなくても、コンクリートC10や土砂G11の圧力に耐えることができる。これにより、強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネル90を提供することができる。
金属折板は、一般に、長尺の金属板をロール成形機によって幅方向に折り畳むことで作製される。このため、金属折板により上下方向に延びるリブを設けた構成の金属板においては、その横幅が、ロール成形機にセット可能な金属板のサイズによる制約を受ける。ここで、上述した型枠用パネル90によれば、2枚の金属板を横方向に並べて連結することで全体の横幅が延ばされた型枠用パネル90を提供することができる。
上述した型枠用パネル90は、第一金属折板110および第二金属折板120が備えるリブ112、122、および鉄筋枠160により保持されるため、それ自体で立設可能である。そして、型枠に使用されている型枠用パネル90は、上下方向に延びるリブ112、122および鉄筋枠160のため上下方向の耐荷重に優れている。このため、上述した型枠用パネルを使用してなる基礎スラブC16用の型枠610は、その上に土間スラブC17用の型枠810を立設することができる。ここで、上述した角無コンクリートスラブC11の打設方法によれば、足場を組むことなく、基礎スラブC16用の型枠610および土間スラブC17用の型枠810を立設し、これらの内部の空間S10、S11にコンクリートC10を一体打ちに打設することができる。すなわち、上述した角無コンクリートスラブC11の打設方法によれば、角無コンクリートスラブC11の打設に係る工数を減らすことができる。
上述した角有コンクリートスラブC61の打設方法によれば、基礎スラブC66用の型枠710は、アングル(図示せず)を用いることなく、型枠用パネル90と別の型枠用パネル90とを位置決めすることができる。
本開示は、上記構成をもつことにより、強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について、上述した実施形態によって説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の目的を逸脱することなく種々の代用、手直し、変更が可能であることは明らかである。すなわち、本発明の目的を実施するための形態は、本明細書に添付した請求の範囲の精神および目的を逸脱しない全ての代用、手直し、変更を含みうるものである。例えば、本発明を実施するための形態として、以下のような各種の形態を実施することができる。
本開示に係る型枠用パネルにおいて、金属折板配列は、3枚以上の金属折板が横方向に並べられても良い。同じく、型枠用パネルは、金属折板配列の代わりに1枚の金属折板が用いられても良い。そして、金属折板における打設側の板面に貼設する鉄筋枠は、横鉄筋が当該金属折板または上記金属折板配列における、横方向の寸法に対応する長さとなるように設定されても良い。
本開示に係る型枠用パネルにおいて、金属折板配列として横方向に並べられた金属折板には、シングルハゼが設けられなくても良い。
本開示に係る型枠用パネルにおいて、横鉄筋と、非エンボスとの溶接は、アセチレンと酸素との混合ガスを用いたガス溶接であっても良い。
本開示に係る型枠用パネルの鉄筋枠における、上下鉄筋および横鉄筋は、異形鉄筋が用いられても良い。係る場合、鉄筋枠と、コンクリートとの密着性が向上される。
本開示に係る型枠用パネルの金属折板は、ボルトの軸を通すことが可能な大きさの孔となる第二接続孔をシングルハゼに設けても良い。そして、金属折板は、当該ボルトの軸をその径方向から挿し込むことが可能な大きさの切り欠きとなる接続切り欠きを繋ぎ代に設けても良い。ここで、当該接続切り欠きは、金属折板の上下方向において第二接続孔に対応する位置にあり、かつ、金属折板の横方向において他方側の端縁から第二接続孔までの寸法以上の寸法となるように一方側の端縁から切り欠きが設けられている。そうすると、2つの型枠用パネルにおいて、型枠用パネルの第二接続孔にボルトの軸を通し、このボルトの軸に別の型枠用パネルの接続切り欠きを挿し込み、当該別の型枠用パネルの繋ぎ代から突出するボルトの軸をナットで締めることが可能となる。係る場合、斜の位置関係となるように2つの型枠用パネルを接続することができる。
本開示に係るコンクリートスラブの打設方法において、型枠用パネルの上端にランナーキャップ取り付けることは、土砂の埋め戻し後に行っても良い。同じく、基礎スラブ用の型枠内部の空間にコンクリートを打設することは、型枠用パネルにランナーキャップを取り付けた後であれば、土砂の埋め戻し前に行っても良い。
90 型枠用パネル
100 金属折板配列
110 第一金属折板
111A 非打設側の板面
111B 打設側の板面
112 リブ
112A リブ
112B リブ
112C リブ
112D 側面
112E 板材
112F 付け根
112G 留め孔
112H 掛け孔
114 エンボス
114A エンボス
114B エンボス
114C エンボス
114D 段差
114E 張り出し面
115 非エンボス
116 シングルハゼ
117 ダブルハゼ
117A 繋ぎ代
117L 寸法
118 接続孔
120 第二金属折板
121A 非打設側の板面
121B 打設側の板面
122 リブ
122A リブ
122B リブ
122C リブ
122D 側面
122E 板材
122F 付け根
122G 留め孔
122H 掛け孔
124 エンボス
124A エンボス
124B エンボス
124C エンボス
124D 段差
124E 張り出し面
125 非エンボス
126 シングルハゼ
126L 寸法
127 ダブルハゼ
127A 繋ぎ代
128 接続孔
160 鉄筋枠
161A 上下鉄筋
161B 上下鉄筋
161L 外径
163A 横鉄筋
163B 横鉄筋
163C 横鉄筋
310 セパレーター
320 つっかい棒
330 針金
340 ランナーキャップ
610 型枠
710 型枠
810 型枠
C10 コンクリート
C11 角無コンクリートスラブ
C16 基礎スラブ
C17 土間スラブ
C61 角有コンクリートスラブ
C66 基礎スラブ
D10 デッキプレート
G10 穴底
G11 土砂
G60 穴底
K10 基礎梁
K60 基礎梁
K90 構築物
S10 内部の空間
S11 内部の空間
S20 外部の空間
S60 内部の空間
S70 外部の空間

Claims (4)

  1. 建築物または構築物における、せき板の板厚方向の片側からのみコンクリートが打設された構成を作るための、コンクリートの打設工事に用いられる金属製の型枠用パネルであって、
    前記せき板は、コンクリートの打設側の板面が略面一となるように構成された金属折板であり
    前記金属折板は、前記打設側とは反対側となる非打設側の板面から突設されるリブを備え、
    前記リブは、上下方向に延びる中空の三角柱形状をなし、
    さらに、前記金属折板における前記打設側の板面が、上下方向に延びる上下鉄筋の組および横方向に延びる鉄筋の組を備える矩形の鉄筋枠に貼設固定された貼設構造を備え
    前記各上下鉄筋および前記各横鉄筋の両方が、略面一となるように構成された前記金属折板の前記打設側の板面に沿って、前記打設側の板面に接触している、
    型枠用パネル。
  2. 請求項1に記載された型枠用パネルであって、
    前記鉄筋枠において、前記各横鉄筋の先端の面が、前記各上下鉄筋の側面に溶接されている、
    型枠用パネル。
  3. 請求項1に記載された型枠用パネルであって、
    複数枚の前記金属折板が横方向に並べられた金属折板配列を備え、
    前記金属折板配列において互いに隣り合う2枚の前記金属折板のうち、一方側に位置される前記金属折板を第一金属折板とし、他方側に位置される前記金属折板を第二金属折板としたときに、
    前記第一金属折板における他方側の端縁には、前記非打設側に向かって突出する板状のシングルハゼが、上下方向に延設され、
    前記第二金属折板における一方側の端縁には、前記打設側の板面から前記非打設側に向かってへこんだ溝をなすダブルハゼが、上下方向に延設され、
    さらに、前記シングルハゼと前記ダブルハゼとが互いに連結された連結構造を備えている、
    型枠用パネル。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載された型枠用パネルを使用して、築物のコンクリートスラブを一体打ちに打設する、コンクリートスラブを打設する方法であって、
    前記コンクリートスラブは、基礎スラブと前記基礎スラブの上に設けられる土間スラブとを備え、かつ、前記基礎スラブおよび前記土間スラブの両方を一体打ちに打設されたコンクリートによって一体に設けた構成であり、
    前記型枠用パネルを使用して、前記基礎スラブ用の型枠を作製するステップと、
    前記基礎スラブ用の型枠を構成する前記型枠用パネルの上にデッキプレートを載せて前記土間スラブ用の型枠を作製するステップと、
    前記基礎スラブ用の型枠内部の空間および前記土間スラブ用の型枠内部の空間にコンクリートを一体打ちに打設するステップと、を有している、
    コンクリートスラブを打設する方法。
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