JP7471536B1 - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

照明装置(101)は、光源(1)と、結晶質または非晶質の固体からなる光学素子(2)とを備える。光学素子は、光源から出射した光が入射する入射面(21)と、入射面から入射した光が照射面に向けて出射する出射面(22)とを有している。光源の光軸方向から視て、光源は、光学素子の入射面及び出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されている。光学素子は、入射面から入射した光を屈折させて、出射面から照射面に不均一な強度分布の光を出射するように設けられている。

Description

本開示は、照明装置に関する。
特開2012-146559号公報(特許文献1)には、光源の光出射方向前方に配置された中空パネル内において透光性の液体の液面を波立たせて、当該液面を通過した光をゆらぎ光として照射する照明装置が開示されている。この照明装置は、中空パネルの外部に中空パネルとは別体として設けられている液体循環手段と中空パネルとの間で液体を循環させることによって、上記液面が波立つように設けられている。
特開2012-146559号公報
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置では、液体循環手段が必須とされており、その構造が複雑である。
本開示の主たる目的は、比較的簡易な構造を有しながらも、不均一な強度分布を有する光を照射可能である照明装置を提供することにある。
本開示に係る照明装置は、光源と、結晶質または非晶質の固体からなる少なくとも1つの光学素子とを備える。少なくとも1つの光学素子は、光源から出射した光が入射する入射面と、入射面から入射した光が照射面に向けて出射する出射面とを有している。光源の光軸方向から視て、光源は、少なくとも1つの光学素子の入射面及び出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されている。少なくとも1つの光学素子は、入射面から入射した光を屈折させて、出射面から照射面に不均一な強度分布の光を出射するように設けられている。
本発明によれば、比較的簡易な構造を有しながらも、不均一な強度分布を有する光を照射可能である照明装置を提供できる。
実施の形態1に係る照明装置を説明するための断面図である。 図1に示される照明装置の光学素子の正面図である。 図1に示される照明装置の光学素子の側面図である。 図1に示される照明装置の光学素子を出射面側から視た斜視図である。 実施の形態1に係る照明装置の変形例を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る照明装置を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る照明装置の変形例を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る照明装置を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る照明装置の変形例を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る照明装置の変形例を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。また、各図面において、構造は概略的に示されており、実際の寸法を示すことは意図されていない。
実施の形態1.
実施の形態1に係る照明装置101は、不均一な強度分布を有する光を照射面200に照射するための装置である。本明細書において、不均一な強度分布を有する光とは、強度分布が対称性を有していない光を意味する。照明装置101は、例えば、強度分布が回転対称性を有していない光を照射面に出射するように設けられている。なお、照射面200は、照明装置101の外部において光の出射する方向に位置する任意の面であればよく、例えば照明装置101が居室内の天井又は壁に取り付けられる場合には床面、壁面、机上面などであってもよい。
図1に示されるように、実施の形態1に係る照明装置101は、光源1及び光学素子2を主に備える。
光源1は、可視光を発する任意の光源であればよい。光源1は、可視光波長域のうち特定の波長域の光を発する光源であってもよいし、白色光を出射可能な光源であってもよい。光源1は、例えばLED(Light-Emitting Diode)又はレーザ等の発光素子を含む。光源1は、発光素子と、発光素子の発光波長域と補色の関係にある波長領域内に発光波長のピークを持つ蛍光体とを含んでいてもよい。光源1は、青色波長域の光を発するLED又はレーザと、発光素子から発せられた光の一部により励起され青色と補色の関係にある黄色の波長域に発光ピークを持つ蛍光体とを含んでいてもよい。光源1は、出射する光の色(波長域)を変更可能であってもよい。
光源1は、例えば強度分布が対称性を有している光を、後述する光学素子2の入射面21に出射するように設けられている。光源1から出射される光は、例えば光軸から離れるにつれて強度が低下する強度分布を有する。このような強度分布は、光軸周りに回転対称性を有している。
図1~図4に示されるように、光学素子2は、結晶質または非晶質の固体からなる。光学素子2は、光源1から出射した光が入射する入射面21と、入射面21から入射した光が照射面200に向けて出射する出射面22とを有している。光源1の光軸方向Aから視て、光源1は、光学素子2の入射面21及び出射面22の各々の外周縁よりも内側に配置されている。光源1の光軸方向Aから視て、光学素子2の最小幅は、光源1の最大幅よりも広い。
光学素子2は、入射面21から入射した光を屈折させて、出射面22から照射面200に不均一な強度分布の光を出射するように設けられている。光学素子2は、例えば強度分布が回転対称性を有していない光を照射面200に出射するように設けられている。
図2~図4は、光学素子2の一例を示す正面図、側面図、及び斜視図である。図1~図4に示されるように、光学素子2の入射面21及び出射面22の少なくともいずれかは、自由曲面である。本明細書では、自由曲面とは、少なくとも回転対称性を有していない凹凸面を意味する。入射面21及び出射面22の少なくともいずれかは、面内及び面外のいずれにも回転対称軸を有していない。好ましくは、光学素子2の入射面21及び出射面22の少なくともいずれかは、線対称性をも有していない。
図1~図4に示される光学素子2では、入射面21が平面であり、出射面22が自由曲面である。なお、入射面21が自由曲面であり、出射面22が平面であってもよい。また、入射面21及び出射面22の各々が自由曲面であってもよい。入射面21は、光源1の光軸と交差していればよい。入射面21は、光源1の光軸と直交していてもよい。
光学素子2を構成する材料は、光源1から出射する光を透過しかつ光学素子2の周囲を充填している媒質(例えば、空気)と屈折率が異なる限りにおいて、任意の材料であればよい。好ましくは、光学素子2を構成する材料は、非晶質材料を含む。光学素子2を構成する材料は、例えば、アクリルもしくはポリカーボネートに代表される非晶性樹脂材料、又はガラス等の非晶質固体を含む。
光源1と光学素子2の入射面21との間には、光源1から出射した光に対して透明であって、光学素子2を構成する材料とは屈折率が異なる媒質が充填されている。このような媒質は、例えば空気である。
光源1と光学素子2の入射面21との間の距離(照射距離)は、例えば光学素子2の入射面21と出射面22との間の距離(厚み)よりも長くてもよい。
照明装置101は、光源1及び光学素子2を内部に収容するケース3をさらに備えていてもよい。この場合、光源1及び光学素子2は、ケース3に固定されている。ケース3は、光学素子2の出射面22から出射した光が透過する部分を有している。好ましくは、ケース3の内部において、光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域には、光源1から出射した光を反射させる反射部材が配置されていない。より具体的には、ケース3の内部において光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域であって、光源1よりも後方(光源1に対して光学素子2とは反対側)には、光学素子2の入射面21にて反射した光を反射させる反射部材が配置されていない。なお照明装置101は、ケース3を備えていなくてもよい。光源1及び光学素子2は、照明装置101が設置される天井又は壁等に固定されてもよい。この場合、照明装置101が設置されている状態において、光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域には、光源1から出射した光を反射させる反射部材が配置されていない。光源1よりも後方に反射部材が配置されていないことが好ましい。
<効果>
照明装置101は、液体を用いずに、光源1から出射した光を結晶質または非晶質の固体からなる光学素子2において屈折させることにより、不均一な強度分布を有する光を照射面200に出射できる。照明装置101では、液体循環手段が不要であるため、照明装置101の構造は液体循環手段を備える従来の照明装置と比べて簡易である。つまり、照明装置101は、比較的簡易な構造を有しながらも、不均一な強度分布を有する光からなる照明パターンを照射面200に形成可能である。このような照明装置101の空間演出効果は、強度分布が対称性を有する光のみを照射可能な照明装置と比べて、高い。
照明装置101において、光源1は、強度分布が回転対称性を有している光を入射面21に出射するように設けられていてもよい。異なる観点から言えば、光源1は、例えば光軸から離れるにつれて強度が低下する強度分布を有する光を出射するように設けられていてもよい。この場合、光学素子2は、強度分布が回転対称性を有していない光を照射面200に出射するように設けられていることが好ましい。このような照明装置101は、比較的入手が容易な光源1を備えながらも、不均一な強度分布を有する光を照射可能である。より好ましくは、光学素子2は、強度分布が回転対称性及び線対称性を有していない光を照射面200に出射するように設けられている。このような照明装置101によれば、強度分布の不均一性が高い光を照射可能である。
照明装置101では、ケース3の内部において、光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域には、光源1から出射した光を反射させる反射部材が配置されていない。より具体的には、ケース3の内部において光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域であって、光源1よりも後方(光源1に対して光学素子2とは反対側)には、光学素子2の入射面21にて反射した光を反射させる反射部材が配置されていない。
仮に、反射部材が、ケース3の内部において光源1の光軸方向から視て光学素子2と重なる領域であって、光源1よりも後方(光源1に対して光学素子2とは反対側)に配置されている場合には、光軸に近い領域に迷光によるノイズが生じやすい。例えば、反射部材の反射面が光学素子2の入射面21と平行である場合、光学素子2の入射面21に対して小さな入射角(例えば45度未満)で入射し光は、入射面21及び反射部材の反射面の各々での反射角も同等に小さくなるため、再び光学素子2の入射面21に入射して迷光となりやすい。他方、光学素子2の入射面21に対して大きな入射角(例えば45度以上)で入射した光は、入射面21及び反射部材の反射面の各々での反射角も同等に大きくなるため、再び光学素子2の入射面21に入射せずにケース3に吸収あるいは遮光されやすい。その結果、光軸に近い領域には、光軸に遠い領域と比べて、迷光によるノイズが生じやすく、照明装置の品位が低下する。
これに対し、照明装置101は迷光の発生要因となる反射部材を備えていないため、照明装置101では、光軸に近い領域においても迷光によるノイズが生じにくく、品位の低下が抑制され得る。
照明装置101では、光学素子2の入射面21及び出射面22の少なくともいずれかが自由曲面である。このような光学素子2にて屈折して出射面22から出射した光は、不均一な強度分布を有する。
照明装置101では、好ましくは、光学素子2を構成する材料が非晶質材料である。非晶質材料は結晶性材料と比べて成形収縮率が低い。そのため、光学素子2を構成する材料が非晶質材料であれば、光学素子2は金型を用いて比較的容易に成形され得る。また、非晶質材料は結晶性材料と比べて透明性が高い。そのため、光学素子2を構成する材料が非晶質材料であれば、照明装置101の光利用効率が高められ得る。
<変形例>
照明装置101は、以下のように変形され得る。
光源1は、強度分布が光軸からの距離によらずに均一である光を出射するように設けられていてもよい。光源1は、強度分布が対称性を有していない光を出射するように設けられていてもよい。前者の場合にも、光学素子2は、入射面21から入射した光を屈折させて、出射面22から照射面200に不均一な強度分布の光を出射できる。後者の場合、光学素子2は、入射面21から入射した光よりも強度分布の不均一性が高められた光を出射面22から照射面200に出射できる。
光学素子2は、出射面22から照射面200に不均一な強度分布の光を出射し得る限りにおいて、任意の構成を有していればよい。光学素子2の入射面21及び出射面22の少なくともいずれかは自由曲面ではなくてもよい。例えば、入射面21及び出射面22の少なくともいずれかにおいて、表面粗度の大小、色の濃淡等について面内で不均一な分布が形成されていてもよい。
照明装置101は、複数の光源1を備えていてもよい。複数の光源1は、光軸方向に直交する方向において互いに並んで配置されていてもよい。
図5に示されるように、照明装置101は、複数の光学素子2を備えていてもよい。複数の光学素子2は、光軸方向に互いに並んで配置されている第1光学素子2A及び第2光学素子2Bを含んでいてもよい。第2光学素子2Bの入射面21Bは、第1光学素子2Aの出射面22Aと対向配置されている。例えば、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの各々の入射面21A,21B及び出射面22A,22Bの少なくともいずれかが、自由曲面である。第1光学素子2Aの出射面22A及び第2光学素子2Bの入射面21Bが自由曲面であってもよい。このような第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの各々を通り第2光学素子2Bの出射面から出射した光も、照射面200において不均一な強度分布を有する。
実施の形態2.
実施の形態2に係る照明装置102は、特に説明しない限り、実施の形態1に係る照明装置101と同一の構成及び効果を有している。
図6に示されるように、照明装置102は、光源1に対して光学素子2を回転させる回転部4をさらに備える。回転部4は、光学素子2の回転周期を変化させてもよい。光学素子2の回転軸は、例えば光源1の光軸と同軸上に配置されている。なお、光学素子2の回転軸は、光源1の光軸と同軸上に配置されていなくてもよい。
回転部4は、光学素子2を回転可能な限りにおいて、任意の構成を備えいればよい。回転部4は、例えばモータ及びベルトを含む。ベルトは、例えばモータの回転軸及び光学素子2の外周端面に渡されており、モータの回転力を光学素子2に伝達するように設けられている。
照明装置102によれば、不均一な強度分布の光からなる照明パターンを照射面200に形成可能であるとともに、当該照明パターンを経時的に変化させることができる。つまり、照明装置102は、上記照明パターンにゆらぎを生じさせることができる。このような照明装置102の空間演出効果は、照明装置101よりもさらに高い。
好ましくは、回転部4は、光学素子2の回転周期に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている。言い換えると、回転部4は、光学素子2の回転周期に関するパワースペクトル密度が周波数に対して反比例するように、光学素子2の回転周期を制御する。
このような照明装置102は、回転部4が上記のように光学素子2の回転周期を制御することにより、上記照明パターンに1/fゆらぎを生じさせることができる。1/fゆらぎは、物理量が経時的に変化する様々な自然現象において発見されているが、人に快適感あるいはリラクゼーション効果を与えるものとして一般に認知されている。照明装置102によれば、比較的簡易な構造を有しながらも、照明パターンを視認した人に快適感又はリラクゼーション効果を与えることができる。
<変形例>
照明装置102は、以下のように変形され得る。
図7に示されるように、照明装置102は、図5に示される照明装置101と同様に、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bを備えていてもよい。図7に示される第1光学素子2A及び第2光学素子2Bは、図5に示される第1光学素子2A及び第2光学素子2Bと同様の構成を備えている。
回転部4は、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの一方を他方に対して相対的に回転させる。例えば、回転部4は、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bのいずれかのみを回転させてもよい。回転部4は、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの各々を、それぞれの回転周期あるいは回転周期の変化量が互いに異なるように回転させてもよい。あるいは、回転部4は、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bのいずれかのみを回転させている状態と、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの各々を、それぞれの回転周期あるいは回転周期の変化量が互いに異なるように回転させている状態とを切り替え可能であってもよい。第1光学素子2A及び第2光学素子2Bの各々が回転する場合、第1光学素子2Aの回転軸は第2光学素子2Bの回転軸と同軸上に配置されていてもよいし、同軸上に配置されていなくてもよい。
このような照明装置102も、比較的簡易な構造を有しながらも、照明パターンを視認した人に快適感又はリラクゼーション効果を与えることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る照明装置103は、特に説明しない限り、実施の形態1に係る照明装置101と同一の構成及び効果を有している。
図8に示されるように、照明装置103は、光源1から出射する光の光量を制御する光量制御部5をさらに備える。光量制御部5は、光源1から出射する光の光量の変動周期を変化させる。
光量制御部5は、光源1から出射する光の光量を制御可能な限りにおいて、任意の構成を備えいればよい。光量制御部5は、例えば直流電圧を出力するドライバーと、パルス幅(PWM:Pulse Width Modulation)制御回路とを含み、PWM制御回路がドライバーから出力された直流電圧のデューティー比を制御するように設けられている。
照明装置103によれば、不均一な強度分布の光からなる照明パターンを照射面200に形成可能であるとともに、当該照明パターンを経時的に変化させることができる。つまり、照明装置103は、上記照明パターンにゆらぎを生じさせることができる。このような照明装置103の空間演出効果は、照明装置101よりもさらに高い。
好ましくは、光量制御部5は、光源1から出射する光の光量に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている。言い換えると、光量制御部5は、光源1から出射する光の光量に関するパワースペクトル密度が周波数に対して反比例するように、光源1から出射する光の光量を制御する。
このような照明装置103は、光量制御部5が上記のように光源1から出射する光の光量の変動周期を制御することにより、上記照明パターンに1/fゆらぎを生じさせることができる。照明装置103によれば、比較的簡易な構造を有しながらも、照明パターンを視認した人に快適感又はリラクゼーション効果を与えることができる。
<変形例>
照明装置103は、以下のように変形され得る。
図9に示されるように、照明装置103は、照明装置102と同様に、回転部4をさらに備えていてもよい。このような照明装置103は、光量制御部5によって光源1から出射する光の光量の変動周期を変化させることができるのみならず、回転部4によって光学素子2の回転周期を変化させることができる。好ましくは、回転部4及び光量制御部5は、光学素子2の回転周期の変化の挙動が光源1から出射する光の光量の変動周期の変化の挙動に同期するように、光源1及び回転素子2を制御可能である。例えば、光学素子2の回転速度が速くなり光学素子2の回転周期が短くなったときに、光源1から出射する光の光量が増加するように、回転部4及び光量制御部5は光源1及び回転素子2を制御可能である。より好ましくは、回転部4が光学素子2の回転周期に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられているとともに、光量制御部5が光源1から出射する光の光量に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている。この場合も、回転部4及び光量制御部5は、光学素子2の回転周期の変化の挙動が光源1から出射する光の光量の変動周期の変化の挙動に同期するように、光源1及び回転素子2を制御可能であることが好ましい。
照明装置103は、図5に示される照明装置101と同様に、第1光学素子2A及び第2光学素子2Bを備えていてもよい。
図10に示されるように、照明装置103は、複数の光源1を備えていてもよい。複数の光源1は、第1光源1A及び第2光源1Bを含んでいてもよい。第1光源1A及び第2光源1Bは、第1光源1Aの光軸方向A1に直交する方向において互いに並んで配置されている。第1光源1Aの光軸方向A1から視て、第1光源1A及び第2光源1Bは、光学素子2の入射面21及び出射面22の各々の外周縁よりも内側に配置されている。第1光源1Aの光軸方向A1は、第2光源1Bの光軸方向A2と平行であってもよいし、交差していてもよい。
光量制御部5は、第1光源1A及び第2光源1Bの少なくともいずれかから出射する光の光量の変動周期を変化させる。例えば、光量制御部5は、第1光源1A及び第2光源1Bのいずれかから出射する光の光量の変動周期のみを変化させてもよい。光量制御部5は、第1光源1A及び第2光源1Bの各々から出射する光の光量の変動周期の変化量が互いに異なるように変化させてもよい。あるいは、光量制御部5は、第1光源1A及び第2光源1Bのいずれかから出射する光の光量の変動周期のみを変化させている状態と、第1光源1A及び第2光源1Bの各々から出射する光の光量の変動周期の変化量が互いに異なるように変化させている状態とを切り替え可能であってもよい。
このような照明装置103も、比較的簡易な構造を有しながらも、照明パターンを視認した人に快適感又はリラクゼーション効果を与えることができる。
上述した各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。さらに、上記実施の形態は実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。
1 光源、1A 第1光源、1B 第2光源、2 光学素子、2A 第1光学素子、2B 第2光学素子、3 ケース、4 回転部、5 光量制御部、21 入射面、22 出射面、101,102,103 照明装置。

Claims (19)

  1. 光源と、
    結晶質または非晶質の固体からなる少なくとも1つの光学素子とを備え、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記光源から出射した光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光が照射面に向けて出射する出射面とを有し、
    前記光源の光軸方向から視て、前記光源は、前記少なくとも1つの光学素子の前記入射面及び前記出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されており、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記入射面から入射した光を屈折させて、前記出射面から前記照射面に不均一な強度分布の光を出射するように設けられており、
    前記入射面及び前記出射面の少なくともいずれかは、回転対称性及び線対称性を有していない凹凸面かつ曲面である、照明装置。
  2. 光源と、
    結晶質または非晶質の固体からなる少なくとも1つの光学素子とを備え、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記光源から出射した光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光が照射面に向けて出射する出射面とを有し、
    前記光源の光軸方向から視て、前記光源は、前記少なくとも1つの光学素子の前記入射面及び前記出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されており、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記入射面から入射した光を屈折させて、前記出射面から前記照射面に不均一な強度分布の光を出射するように設けられており、
    前記光源と前記少なくとも1つの光学素子とを内部に収容するケースをさらに備え、
    前記ケースの内部において、前記光源の光軸方向から視て前記少なくとも1つの光学素子と重なる領域には、前記光源から出射した光を反射させる反射部材が配置されていない、照明装置。
  3. 光源と、
    結晶質または非晶質の固体からなる少なくとも1つの光学素子とを備え、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記光源から出射した光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光が照射面に向けて出射する出射面とを有し、
    前記光源の光軸方向から視て、前記光源は、前記少なくとも1つの光学素子の前記入射面及び前記出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されており、
    前記少なくとも1つの光学素子は、前記入射面から入射した光を屈折させて、前記出射面から前記照射面に不均一な強度分布の光を出射するように設けられており、
    前記光源に対して前記少なくとも1つの光学素子を回転させる回転部をさらに備える、照明装置。
  4. 前記少なくとも1つの光学素子は、強度分布が回転対称性を有していない光を前記照射面に出射するように設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記光源と前記少なくとも1つの光学素子とを内部に収容するケースをさらに備え、
    前記ケースの内部において、前記光源の光軸方向から視て前記少なくとも1つの光学素子と重なる領域には、前記光源から出射した光を反射させる反射部材が配置されていない、請求項1又は3に記載の照明装置。
  6. 前記入射面及び前記出射面の少なくともいずれかは、自由曲面である、請求項2又は3に記載の照明装置。
  7. 前記光源に対して前記少なくとも1つの光学素子を回転させる回転部をさらに備える、請求項1又は2に記載の照明装置。
  8. 前記回転部は、前記少なくとも1つの光学素子の回転周期を変化させる、請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記回転部は、前記少なくとも1つの光学素子の回転周期に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記回転部は、前記少なくとも1つの光学素子の回転周期を変化させる、請求項3に記載の照明装置。
  11. 前記回転部は、前記少なくとも1つの光学素子の回転周期に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている、請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記少なくとも1つの光学素子は、前記光軸方向に互いに並んで配置されている第1光学素子及び第2光学素子を含み、
    前記第2光学素子の前記入射面は、前記第1光学素子の前記出射面と対向配置されており、
    前記回転部は、前記第1光学素子及び前記第2光学素子の一方を他方に対して相対的に回転させる、請求項7に記載の照明装置。
  13. 前記少なくとも1つの光学素子は、前記光軸方向に互いに並んで配置されている第1光学素子及び第2光学素子を含み、
    前記第2光学素子の前記入射面は、前記第1光学素子の前記出射面と対向配置されており、
    前記回転部は、前記第1光学素子及び前記第2光学素子の一方を他方に対して相対的に回転させる、請求項3、10、11のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記光源から出射する光の光量を制御する光量制御部をさらに備え、
    前記光量制御部は、前記光源から出射する光の光量の変動周期を変化させる、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記光量制御部は、前記光源から出射する光の光量に1/fゆらぎの特性を持たせるように設けられている、請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記光源は、第1光源及び第2光源を含み、
    前記第1光源の光軸方向から視て、前記第1光源及び前記第2光源は、前記少なくとも1つの光学素子の前記入射面及び前記出射面の各々の外周縁よりも内側に配置されており、
    前記光量制御部は、前記第1光源及び前記第2光源の少なくともいずれかから出射する光を制御する、請求項14に記載の照明装置。
  17. 前記少なくとも1つの光学素子を構成する材料は、非晶性樹脂材料を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明装置。
  18. 前記光源は、白色光を出射可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明装置。
  19. 前記光源は、出射する光の波長域を変更可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の照明装置。
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