<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を使用する。これは、装置が、限定ではなく例として、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示す。
また、本明細書において、「コード情報」とは、限定ではなく例として、
(A)トークン(認証情報)
(B)コード画像(画像情報)
(C)エンコード等によってコード画像に格納されている情報(格納情報)、または格納される対象となる情報(格納対象情報)
のうちの少なくともいずれかを含む。
これらの具体例については後述する。
<システム構成>
図1-1は、本実施例における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
サーバ10は、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20にクーポンサービスを提供する機能を有する。サーバ10は、クーポンサーバやクーポンサービスサーバ等のように表現することもできる。
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一である。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービス(本実施例ではクーポンサービス)を提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
一実施形態として、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、動画像データの取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))等を含む。
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。そして、制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させる。
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
一次実施形態として、入出力部12は、表示部13を備える。
表示部13は、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、表示部13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらの表示部13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、表示部13は、これらに限定されない。
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
他の装置についても同様である。
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
他の装置についても同様である。
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
他の装置についても同様である。
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
<実施例>
友人同士や仲間同士といったグループの複数のユーザが、限定ではなく例として、レストランやファストフード店等の店舗に行き、その店舗で販売される商品やその店舗で提供されるサービスに関する特典(限定ではなく例として、クーポン)をみんなで利用したいような場合がある。
以下、これを実現するための実施例について説明する。
本明細書では、グループに含まれる複数のユーザがみんなで利用するクーポンのことを「参加クーポン」と称する。
「参加」の用語を用いているのは、一般的なシェアクーポンと区別するためである。
なお、クーポンをみんなで利用するために協力し合うという意味で、「参加クーポン」に代えて「協力クーポン」等のように表現してもよいし、そのように表現しなくてもよい。
また、本明細書では、参加クーポンの特典(クーポン特典)を利用するためのコード情報のことを「参加クーポン特典コード情報」と称する。
参加クーポン特典コード情報は、限定ではなく例として、トークンやコード画像とすることができる。
トークンは、限定ではなく例として、任意の桁数の文字列(ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字、またはこれらの組合せ)で表される。
また、コード画像は、限定ではなく例として、一次元のコード画像(限定ではなく例としてバーコード)や二次元のコード画像(限定ではなく例としてQRコード(登録商標))とすることができる。
また、以下では、クーポンサービス事業者によって、サーバ10が運用・管理されることとして説明する。また、以下では、クーポンアプリケーションの名称を、適宜「Coupon App」と称して図示・説明する。
また、クーポンアプリケーションは、いわゆるメッセージングサービス(MS:Messaging Service)の機能を有さない単体のアプリケーションとしてサーバ10によって提供されるようにしてもよいし、MSの機能を有する複合的なアプリケーションとしてサーバ10によって提供されるようにしてもよい。また、メッセージングサービスには、端末20間での簡単なメッセージ等のコンテンツの送受信を可能とするインスタントメッセージングサービス(IMS:Instant Messaging Service)を含めてもよいし、含めなくてもよい。
コンテンツには、単純なテキストや絵文字等を含むメッセージの他、限定ではなく例として、画像情報(静止画像、動画像等を含む。)、操作用情報(ボタン、アイコン等を含む。)、通信用情報・リンク情報(URI、URL等を含む。)など、端末20間で送受信可能な各種の情報を含めることができる。
また、クーポンアプリケーションは、いわゆるソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)の機能を有さない単体のアプリケーションとしてサーバ10によって提供されるようにしてもよいし、SNSの機能を有する複合的なアプリケーションとしてサーバ10によって提供されるようにしてもよい。
なお、メッセージングサービス:MS(IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。
このため、MSとSNSとは区別してもよいし、区別しなくてもよい。
また、以下では、端末20Aのユーザを「ユーザA.A」、端末20Bのユーザを「ユーザB.B」、端末20Cのユーザを「ユーザC.C」、・・・、として説明する。
参加クーポンを取得・利用する手法としては、大きく分けて、以下の2つの手法が考えられる。以下の実施例では、それぞれの手法について説明する。
(1)サーバ10が参加クーポンを有効化する手法
(2)端末20が参加クーポンを有効化する手法
<第1実施例>
第1実施例は、上記の(1)の手法に関する実施例である。
第1実施例では、マスター端末となる端末20の表示部24に表示されるコード情報が、賛同端末となる端末20によって読み取られることに基づいて、サーバ10によって参加クーポンが有効化される実施例である。
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
<データ構成>
(1)サーバ
図1-2は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によって読み出され、クーポンアプリケーション管理処理として実行されるクーポンアプリケーション管理処理プログラム151と、クーポンアプリケーションユーザ登録データ153と、クーポン情報管理データベース155と、参加クーポン管理データベース157とが記憶される。
クーポンアプリケーションユーザ登録データ153は、クーポンアプリケーションを利用する端末20、またはその端末20のユーザに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-3に示す。
クーポンアプリケーションユーザ登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、クーポンアプリケーションIDと、端末電話番号と、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
ユーザ名は、クーポンアプリケーションを利用する端末20のユーザの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがクーポンアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
クーポンアプリケーションIDは、クーポンアプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。このクーポンアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。クーポンアプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
端末電話番号は、このユーザ名のユーザの端末20の電話番号であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがクーポンアプリケーションを利用する際に登録する端末20の電話番号が記憶される。
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20のID:端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))、このユーザ名のユーザの端末20のメールアドレス(端末メールアドレス)、クーポンアプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワードを)等の認証情報等の情報を含めるようにすることができる。
なお、端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末IDとすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、クーポンアプリケーションIDとすることができる。なお、これをユーザIDと称してもよい。
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」とすることができる。
なお、限定ではなく例として、1つのユーザIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
クーポン情報管理データベース155は、クーポンに関する情報の管理用のデータベースである。本実施例におけるクーポン情報管理データベース155の一例であるクーポン情報管理データベース155Aのデータ構成例を図1-4に示す。
クーポン情報管理データベース155Aには、クーポンごとの管理データとして、クーポン情報管理データが記憶される。
各々のクーポン情報管理データには、限定ではなく例として、クーポンIDと、店舗名と、必要人数と、特典内容とが記憶される。
クーポンIDは、参加クーポンを識別するための識別情報として機能するIDである。このクーポンIDは、限定ではなく例として、サーバ10によってクーポンごとに固有のIDが設定されて記憶される。
店舗名は、そのクーポンIDによって識別されるクーポンを利用可能なサービスを提供する店舗の名称である。
必要人数は、そのクーポンIDによって識別されるクーポンを利用するために必要となる端末20のユーザの数である。マスター端末のユーザと賛同端末のユーザとを含め、サーバ10で登録されたユーザの数が必要人数に達した場合に、そのクーポンを利用可能となる。
なお、必要人数を必要端末数とし、マスター端末と賛同端末とを含め、サーバ10で登録された端末数が必要端末数に達した場合に、クーポンを利用可能としてもよい。
また、必要人数、または必要端末数に代えて、「必要人数-1」を閾値人数とし、「必要端末数-1」を閾値端末数とする。そして、登録されたユーザの数が閾値人数よりも多い場合、
または登録された端末数が閾値端末数よりも多い場合に、クーポンを利用可能としてもよい。
必要人数(または必要端末数)や閾値人数(または閾値端末数)は、限定ではなく例として、あらかじめサーバ10側で設定するようにすることができる。
特典内容は、そのクーポンIDによって識別されるクーポンの特典の内容である。
参加クーポン管理データベース157は、参加クーポンを管理するためのデータベースであり、その一例である参加クーポン管理データベース157Aのデータ構成例を図1-5に示す。
参加クーポン管理データベース157Aには、参加クーポンごとの管理データとして、参加クーポン管理データが記憶される。
各々の参加クーポン管理データには、限定ではなく例として、クーポンIDと、マスター端末IDと、マスター賛同日時と、賛同履歴データとが記憶される。
クーポンIDは、クーポン情報管理データベース155におけるクーポンIDと同様である。
マスター端末IDは、マスター端末の識別情報、またはマスター端末のユーザの識別情報である。マスター端末IDには、制御部11により、後述するマスター賛同処理において、限定ではなく例として、マスター端末、またはマスター端末のユーザのクーポンアプリケーションIDが記憶される。
マスター端末とは、参加クーポンを取得するにあたって主となる端末である。本実施例では、限定ではなく例として、複数の端末20のうち、サーバ10に対して参加クーポンの取得要求を行った端末20がマスター端末となる。
マスター賛同日時は、マスター端末、またはそのユーザが、参加クーポンのマスターとなることに賛同した日時である。このマスター賛同日時は、制御部11により、後述するマスター賛同処理において、そのタイミングでの時計部19の計時日時が記憶される。
賛同履歴データは、賛同端末による賛同の履歴に関するデータであり、限定ではなく例として、賛同端末IDと、賛同日時とが関連付けて記憶される。
賛同端末とは、上記の複数の端末20のうちのマスター端末以外の端末20であって、参加クーポンを取得することに賛同した端末である。
賛同端末IDは、賛同端末の識別情報、または賛同端末のユーザの識別情報である。賛同端末IDには、制御部11により、後述する賛同追加処理において、限定ではなく例として、賛同端末、または賛同端末のユーザのクーポンアプリケーションIDが記憶される。
賛同日時は、賛同端末、またはそのユーザが、参加クーポンの取得に賛同した日時である。この賛同日時は、制御部11により、後述する賛同追加処理において、そのタイミングでの時計部19の計時日時が記憶される。
(2)端末
図1-6は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21によって読み出され、クーポンアプリケーション処理として実行されるクーポンアプリケーション処理プログラム281と、クーポンアプリケーションID283と、参加クーポン詳細データ285とが記憶される。
クーポンアプリケーションID283は、自己の端末20または自己の端末20のユーザに関連付けられたクーポンアプリケーションIDである。
参加クーポン詳細データ285は、サーバ10から受信した参加クーポン詳細情報が記憶されたデータである。
<表示画面>
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
以下では、ユーザによる操作を、限定ではなく例として、タップ(タップ操作)として説明する。
タップ(タップ操作)とは、限定ではなく例として、ユーザが、タッチパネルが一体的に構成された表示部24(タッチスクリーン)を指やペン先などで軽く叩くように触れる動作、触れてから離す動作である。
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
図1-7は、本実施例において端末20の表示部24に表示されるクーポンアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。この表示画面は、ユーザA.Aの端末20である端末20Aの表示部24に表示される画面の一例である。
画面最上部中央には、クーポンアプリケーションの名称として「Coupon App」の文字が表示されている。また、画面最上部右には、この端末20のユーザのクーポンアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されている。
また、その下には、クーポンアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置がクーポンアプリケーションのホームであることを示す「クーポン ホーム」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域の下には、複数の店舗のアイコン画像とともに、各々の店舗についてサーバ10から取得可能なクーポンが表示されている。
このホーム画面に表示されるクーポンには、限定ではなく例として、個人で使用する通常のクーポン(以下、「通常クーポン」と称する。)と、参加クーポンとが含まれる。
具体的には、店舗「Mバーガー」におけるダブルチーズバーガーの通常クーポンがピックアップ表示され、その下に、その日に取得可能なクーポンが一覧表示されている。
この例では、その日に取得可能なクーポンとして、4種類のクーポンが表示されており、このうち、店舗「Mバーガー」のクーポンは、みんなで使用することで会計から「500円」が割り引かれる割引用の参加クーポンPC1である。
また、ホーム画面の左下には、上記のクーポンが表示される画像を背景画像とし、この背景画像に重畳するように、端末20Aの撮像部27(限定ではなく例としてコードリーダ)を起動させるためのコードリーダアイコンCN1が表示されている。コードリーダアイコンCN1がタップされると、コードリーダが起動する。
この店舗「Mバーガー」の割引用の参加クーポンPC1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-8に示すクーポン詳細画面が表示される。
このクーポン詳細画面には、限定ではなく例として、現在位置として「クーポン詳細」の文字が表示され、その下に、店舗「Mバーガー」の割引用の参加クーポンに関する情報が表示されている。具体的には、みんなが参加することでお得な参加クーポンを取得することができることを示す画像が表示され、その下に、その参加クーポンの詳細な情報(以下、「参加クーポン詳細情報」と称する。)が表示される参加クーポン詳細情報表示領域WR1が構成されている。
この例では、参加クーポン詳細情報表示領域WR1には、クーポンの種類が参加クーポンであることを示す握手マークと、必要人数と同数の人型のアイコン画像とが表示されている。
また、店舗「Mバーガー」のアイコン画像および店舗名とともに、「3人参加で! お会計より¥500 OFF」の文字が表示されている。
また、その下には、参加クーポンへの参加をサーバ10に要求するための、限定ではなく例として「参加クーポンをはじめる」の文字を含む参加クーポン要求ボタンBT1が表示されている。
参加クーポン要求ボタンBT1がタップされると、限定ではなく例として、このクーポン詳細画面の背景画像に重畳するように、図1-9に示す参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示される。
参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、上記の参加クーポン詳細情報に加えて、この参加クーポンの必要人数(この例では「3人」)に達するまでの残り人数が表示されている。この例では、自分の他に2人のユーザが必要であるため、「あと2人」の文字が表示されている。
また、その下には、参加クーポン詳細情報表示領域WR1と同様に、必要人数と同数の人型のアイコン画像が表示されている。この人型のアイコン画像は、ユーザが参加するごとに、1つずつ黒塗りで表示される。この例では、ユーザA.Aがマスターとして参加済みであるため、人型の3つのアイコン画像のうちの左から1つ目のアイコン画像が黒塗りで表示され、残り2つのアイコン画像は白抜きで表示されている。
また、その下には、サーバ10から端末20Aに送信されたコード情報として、参加クーポンマスターコード情報(この例ではコード画像)MC1が表示されている。コード画像は、限定ではなく例として、二次元のコード画像である。
参加クーポンマスターコード情報は、限定ではなく例として、賛同端末を製造するための賛同端末製造情報として機能する。
また、参加クーポンマスターコード情報MC1の表示の下には、ユーザA.Aが参加クーポンのマスターとなることに賛同したことを示す情報(以下、「参加クーポンマスター賛同情報」と称する。)として、限定ではなく例として、「A.Aがクーポンに参加しました」の文字が表示されている。
参加クーポンマスター賛同情報は、サーバ10から端末20Aに送信されて表示される。
また、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2の下には、参加クーポンの取得をサーバ10に要求するための、限定ではなく例として「参加クーポンゲット」の文字を含む参加クーポン取得ボタンBT2が表示されている。しかし、参加クーポンの必要人数に達していないため、参加クーポン取得ボタンBT2はグレーアウトしており、タップしても、その入力を受け付けないように構成されている。
この参加クーポンをみんなで使用したい場合、端末20Aの参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2に含まれる参加クーポンマスターコード情報MC1を、ユーザA.Aとは異なるユーザであって、この参加クーポンへの参加を希望するユーザの端末20に、撮像部27(限定ではなく例としてコードリーダ)によって読み取らせる。ここでは、ユーザB.Bが参加クーポンへの参加を希望しており、ユーザB.Bの端末20Bで、参加クーポンマスターコード情報MC1を読み取る場合を例示する。
図1-10は、端末20Bの表示部24に表示されるクーポンアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。
このホーム画面の構成は、端末20Aの表示部24に表示されるホーム画面と同様である。この例では、画面左下に表示されているコードリーダアイコンCN1がユーザB.Bによってタップされた状態が示されており、これにより、端末20Bのコードリーダが起動され、限定ではなく例として、図1-11に示すコードリーダ画面が端末20Bの表示部24に表示される。
このコードリーダ画面には、現在位置として「クーポン読み取り」と表示され、その下に、コード情報(コード画像)を読み取るためのコード読み取り領域WR3が表示されている。
コード読み取り領域WR3は、限定ではなく例として、矩形(限定ではなく例として正方形)の撮像領域WR31を含み、この撮像領域WR31にコード情報が収まるように端末20Bを移動させると、そのコード情報が撮像され、撮像されたコード情報に格納されている情報が、デコードによって取得される。この例では、端末20Aのクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2に含まれる参加クーポンマスターコード情報MC1が端末20Bによって読み取られた状態が示されている。
その結果、端末20Aのクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、限定ではなく例として、図1-12に示すように、ユーザB.Bが参加クーポンの参加に賛同し、そのメンバーとして追加されたことを示す情報(以下、「参加クーポン賛同追加情報」と称する。)として、限定ではなく例として、「B.Bがクーポンに参加しました」の文字が表示されている。
参加クーポン賛同追加情報は、サーバ10から端末20Aに送信されて表示される。
また、この場合、ユーザB.Bが参加クーポンのメンバーとして追加されたことで、参加クーポンの必要人数(この例では「3人」)に達するまでの残り人数の表示が更新されている。この例では、自分とユーザB.Bの他に1人のユーザが必要であるため、「あと1人」の文字が表示されるとともに、人型の3つのアイコン画像のうちの2番目のアイコン画像が黒塗りに変化し、残り1つのアイコン画像は白抜きのままとされている。
なお、この時点でも、参加クーポンの必要人数に達していないため、参加クーポン取得ボタンBT2はグレーアウトしたままである。
この場合、参加クーポンに必要な人数はあと1人である。ここでは、ユーザC.Cの端末20Cによって、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報MC1が読み取られたとする。この場合、端末20Aのクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、限定ではなく例として、図1-13に示すように、ユーザC.Cが参加クーポンの参加に賛同し、そのメンバーとして追加されたことを示す情報(参加クーポン賛同追加情報)として、限定ではなく例として、「C.Cがクーポンに参加しました」の文字が表示されている。
この場合も、参加クーポン賛同追加情報は、サーバ10から端末20Aに送信されて表示される。
また、この場合、ユーザC.Cが参加クーポンのメンバーとして追加されたことで、参加クーポンの必要人数(この例では「3人」)に達したことになる。このため、残り人数および人型のアイコン画像に重畳するように、「CLEARED」の文字を含む画像が表示されている。
また、参加クーポンの必要人数に達したことで、参加クーポン取得ボタンBT2のグレーアウトが解除され、タップによる操作を受付可能な状態に変化している。そして、参加クーポン取得ボタンBT2がタップされると、参加クーポンの特典情報が、サーバ10から端末20Aに送信される。そして、限定ではなく例として、図1-14に示すように、参加クーポンの特典情報が、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2に表示される。
この例では、参加クーポンの特典情報として、7桁のアルファベットおよび数字の組合せで表されるトークンである参加クーポン特典コード情報TK1が表示されている。
参加クーポン特典コード情報TK1の下には、「クーポン番号をスタッフにご提示ください」の文字が表示されている。ユーザにとって分かり易いように、この例では「クーポン番号」としているが、これは参加クーポン特典コード情報(トークン)のことである。
ユーザA.Aが、この参加クーポン特典コード情報を店舗「Mバーガー」のレジで店員に提示すると、参加クーポンに参加しているユーザA.A,ユーザB.B、ユーザC.Cの会計から「500円」が割り引かれる。
また、画面下部には、参加クーポン特典コード情報TK1を使用済みにするための操作用画像として、限定ではなく例として、「使用済みにする」の文字を含む使用済みボタンBT3が表示されている。
<処理>
(1)第1の処理
図1-15~図1-16は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
左から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
以下説明する各種のフローチャートでは、端末20の処理として、端末20Aの処理と、端末20Bの処理とを例示する。また、基本的に、マスター端末となる端末20を端末20Aとし、賛同端末となる端末20を端末20Bとして図示・説明する。
端末20B以外の端末20(限定ではなく例として、端末20C、端末20D、端末20E、・・・)が賛同端末となる場合も、端末20Bと同様の処理を実行すればよいため、図示・説明を適宜省略する。
また、端末20A以外の端末20がマスター端末となる場合は、端末20Aと同様の処理を実行すればよいため、図示・説明を適宜省略する。
また、以下説明する処理は、あくまでも本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、これらの処理に限定されるものではない。
以下説明する処理に、別のステップを追加してもよいし、一部のステップを省略(削除)してもよい。
これは、以下説明する各フローチャート(処理)について同様である。
まず、端末20Aの制御部21は、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報を含む参加クーポン要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A110)。この処理では、単純化した例とするために、参加クーポンを1種類として説明する。
これを受けて、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスター賛同処理を実行する(S110)。具体的には、限定ではなく例として、その参加クーポンに対応するクーポンIDを関連付けた参加クーポン管理データを新たに生成する。より具体的には、参加クーポン要求情報の送信元である端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報をマスター端末IDに記憶させ、時計部19の計時情報に基づき、マスター賛同日時に現在の日時を記憶させた参加クーポン管理データを生成して、参加クーポン管理データベース157Aに追加する。その結果、そのクーポンIDによって識別される参加クーポンについて、端末20Aがマスター端末として新規登録される。
その後、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aのうちの、上記のクーポンIDを含むクーポン情報管理データに記憶されている必要人数、特典内容といった参加クーポンの詳細な情報を含む参加クーポン詳細情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S120)。これを受けて、端末20Aの制御部21は、サーバ10から受信した参加クーポン詳細情報を表示部24に表示させる(A120)。
S120の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスターコード情報を生成する。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報(限定ではなく例として、クーポンID)と、マスター端末(この例では端末20A)の識別情報またはそのユーザ(この例ではユーザA.A)の識別情報とを含むコード情報を、参加クーポンマスターコード情報として生成する。
参加クーポンマスターコード情報は、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報と、マスター端末の識別情報またはそのユーザの識別情報とを含む文字列の情報としてもよいし、この情報がエンコードされた一次元コード(バーコード等)や二次元コード(QRコード等)で表される参加クーポンマスターコード画像(画像情報)としてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、ユーザA.Aが参加クーポンのマスターとなることに賛同したことを示す参加クーポンマスター賛同情報とともに、生成した参加クーポンマスターコード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S130)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスターコード情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポンマスターコード情報を表示部24に表示させる(A130)。
端末20Bの制御部21は、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を、撮像部27によって読み取る(B130)。そして、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、読み取った参加クーポンマスターコード情報に含まれる情報と、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報とを含む参加クーポン賛同情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B140)。参加クーポン賛同情報は、参加クーポンの取得に賛同することを意思表示するための情報である。
S130の後、サーバ10の制御部11は、端末20から参加クーポン賛同情報を受信したか否かを判定し(S140)、受信したと判定したならば(S140:YES)、参加クーポン賛同追加処理を実行する(S150)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157Aのうち、上記の参加クーポンマスター賛同処理で生成した参加クーポン管理データの賛同履歴データに、参加クーポン賛同情報の送信元である端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を賛同端末IDとして記憶させる。また、時計部19の計時情報に基づき、賛同日時に現在の日時を記憶させる。その結果、端末20Aがマスター端末として登録された参加クーポンについて、端末20Bが賛同端末として登録される。
その後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンに賛同する端末20またはそのユーザを新たに追加したことを通知するための参加クーポン賛同追加情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S160)。参加クーポン賛同追加情報には、限定ではなく例として、追加した賛同端末(この例では端末20B)の識別情報または端末端末のユーザの識別情報を含めることができる。
A130の後、端末20Aの制御部21は、サーバ10から参加クーポン賛同追加情報を受信したか否かを判定し(A140)、受信したと判定したならば(A140:YES)、受信した参加クーポン賛同追加情報を表示部24に表示させる(A150)。
この場合、端末20Aでは、A130において参加クーポンマスターコード情報が表示部24に表示された状態である。このため、A150では、限定ではなく例として、参加クーポンマスターコード情報が表示されている画面に、参加クーポン賛同追加情報を含めることができる。この場合、限定ではなく例として、参加クーポン賛同追加情報に含まれる賛同端末の識別情報または賛同端末のユーザの識別情報に基づき、マスター端末のユーザが、賛同端末または賛同端末のユーザを認識・把握することのできる情報を表示させるようにすることができる。具体的には、この例では、「端末20Bが追加されました」や「ユーザB.Bが追加されました」といったメッセージを表示させることができる。
S160の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンを有効化するか否かを判定する(S170)。具体的には、限定ではなく例として、マスター端末のユーザと賛同端末のユーザとを含め、登録されたユーザの数が、クーポン情報管理データベース155Aのうちの対応するクーポン情報管理データに記憶されている必要人数に達しているか否か(または閾値人数を超えているか否か)を判定する。
参加クーポンを有効化しないと判定したならば(S170:NO)、サーバ10の制御部11は、S140に処理を戻す。一方、参加クーポンを有効化すると判定したならば(S170:YES)、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aのうちの対応するクーポン情報管理データに記憶されている特典内容が関連付けられた参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S180)。
参加クーポン特典コード情報は、限定ではなく例として、トークン(限定ではなく例として、所定の桁数の整数値や所定の桁数のアルファベットの文字列等)として機能する数字や文字列のコードや、トークンがエンコードされたコード画像等とすることができる。
その後、サーバ10の制御部11は、管理データ初期化処理を実行する(S190)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157Aのうち、対応するクーポンIDを含む参加クーポン管理データに含まれるマスター端末IDおよびマスター賛同日時を消去(削除、クリア)するとともに、賛同履歴データに含まれる賛同端末IDおよび賛同日時を消去(削除、クリア)する。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
A150の後、端末20Aの制御部21は、サーバ10から参加クーポン特典コード情報を受信したか否かを判定し(A160)、受信したと判定したならば(A160:YES)、参加クーポンが有効化されたことをユーザに知らせるための参加クーポン有効化表示を表示部24に表示させる(A170)。
その後、端末20Aの制御部21は、表示部24に表示された参加クーポン有効化表示に対して、参加クーポンを使用するための入力部に対する操作入力(限定ではなく、第1表示に対する入力の一例)がなされたか否かを判定し(A180)、なされたと判定したならば(A180:YES)、A160で受信した参加クーポン特典コード情報を表示部24に表示させる(A190)。そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
(2)第2の処理
図1-17は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの別例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-15の処理部分において、端末20Aの処理としてA110のステップをA101に置き換えるとともに、A111、A113のステップを追加したフローチャートである。また、サーバ10の処理として、S101のステップを追加したフローチャートである。
最初に、端末20Aの制御部21は、参加クーポンの一覧を要求するためのクーポン一覧要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A101)。
これを受けて、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aに基づいて、参加クーポンの一覧の情報であるクーポン一覧情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S101)。そして、サーバ10の制御部11は、S110に処理を移す。
通信I/F22によってサーバ10からクーポン一覧情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したクーポン一覧情報を表示部24に表示させる(A111)。そして、端末20Aの制御部21は、入力部に対するユーザ操作に従って、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と、表示部24に表示されたクーポン一覧情報の中から選択された参加クーポンの識別情報(限定ではなく例として、選択された参加クーポンのクーポンID)とを含むクーポン選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A113)。
S110の後、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aのうちの、参加クーポン選択情報に含まれる参加クーポンの識別情報(クーポンID)を含むクーポン情報管理データに記憶されている必要人数、特典内容等を含む参加クーポン詳細情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S130)。
上記の処理において、限定ではなく例として、参加クーポン賛同追加情報や参加クーポン特典コード情報は、本開示における「第2端末に関する第2情報、または第2端末のユーザに関する第2情報と、第1端末に関する情報、または第1端末のユーザに関する第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報」の一例である。
ただし、これはあくまでも一例に過ぎず、本実施例における特典に関する情報は、限定ではなく例として、第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく情報であって、参加クーポンに何らかの形で関係する情報とすることができる。
また、本実施例では、端末20において参加クーポンを使用(有効化)するための入力として、入力部に対するユーザによる操作入力を例示したが、音入力部25に対するユーザによる音入力(音声入力を含む。)によってこれを実現してもよい。
これは、端末20に対する各種の入力について同様である。他の各実施例についても同様である。
<第1実施例の効果>
第1実施例は、サーバ10と通信する端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報を含む参加クーポン要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)を、通信I/F22(限定ではなく、第1端末の通信部の一例)によってサーバ10に送信する。そして、端末20Aは、参加クーポン賛同追加情報や参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報の一例)をサーバ10から通信I/F22によって受信する。そして、端末20Aは、受信した参加クーポン特典コード情報に基づく表示として、参加クーポン有効化表示や参加クーポン特典コード情報表示(限定ではなく、特典に関する情報に基づく第1表示の一例)を表示部24(限定ではなく、第1端末の表示部の一例)に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末が、第1端末に関する第1情報、または第1端末のユーザに関する第1情報をサーバに送信するという簡単な動作を行うだけで、第1端末とは異なる第2端末に関する第2情報、または第2端末のユーザに関する第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報を受信し、その特典に関する情報に基づく第1表示を表示することで、特典に関する情報を第1端末のユーザに知らせることができる。その結果、複数のユーザがみんなで特典を使用すること(特典を受けること)が可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第1実施例は、端末20Aが、参加クーポン要求情報の送信に基づき、サーバ10から参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、コード情報の一例)を通信I/F22によって受信し、受信した参加クーポンマスターコード情報を表示部24に表示する。この場合、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報を含む参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)による、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報の読み取りに基づき、サーバ10に端末20Bから送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末がサーバから受信して表示したコード情報を、第1端末とは異なる第2端末に読み取らせるだけで、第1端末は、第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報を取得することができる。そして、その特典に関する情報に基づく第1表示を表示して、第1端末のユーザに知らせることができる。
また、第1実施例は、端末20Aが、サーバ10から取得したクーポン一覧情報の表示(限定ではなく、特典に関する情報の取得に関する第2表示の一例)を表示部24に表示する。そして、クーポン選択情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、クーポン一覧情報の表示に対する入力に基づいて端末20Aからサーバ10に送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示される、特典に関する情報の取得に関する第2表示に対する入力に基づいて、第1情報が第1端末からサーバに簡単に送信されるようにすることができる。
また、第1実施例は、参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)は、賛同端末または賛同端末のユーザの識別情報(限定ではなく、第2端末または第2端末のユーザに関する情報の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示によって、第2端末のユーザに関する情報を第1端末のユーザに知らせることができる。
また、第1実施例は、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への入力に基づいて、参加クーポン(限定ではなく、特典の一例)が使用される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第1表示への入力に基づいて、特典を簡単に使用することができる。
また、第1実施例は、複数の端末20(限定ではなく、複数端末の一例)と通信するサーバ10(限定ではなく、サーバの一例)は、複数の端末20の各々から、各々の端末20またはそれらのユーザの識別情報(限定ではなく、複数端末の各々に関する情報、または複数端末の各々のユーザに関する情報の一例)を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、マスター端末および賛同端末の数(限定ではなく、複数の情報の数の一例)に基づく参加クーポン賛同追加情報(限定ではなく、第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報の一例)や参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、第2情報と、第1情報とに少なくとも基づく特典に関する情報の一例)を、複数の端末20に含まれる少なくとも一つの端末20に通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数の情報(複数端末の各々の関する情報、または複数端末の各々のユーザに関する情報)に基づく特典に関する情報を、複数端末に含まれる少なくとも一つの端末に送信することができる。その結果、複数のユーザがみんなで特典を使用すること(特典を受けること)と可能とすることができる。
<第1変形例(1)>
第1実施例における端末20に関する情報、または端末20のユーザに関する情報は、これらの識別情報(限定ではなく例として、クーポンアプリケーションID)に限定されない。
これらの他にも、サーバ10がクーポンアプリケーションユーザ登録データ153で管理しており、サーバ10が端末20または端末20のユーザを特定することのできる情報、限定ではなく例として、端末電話番号や端末メールアドレス等の連絡先情報や、クーポンアプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード等の認証情報としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第1変形例(2)>
特典は、クーポンに限定されるものではなく、クーポンの他にも、限定ではなく例として、店舗から端末20のユーザに対して何らかのサービスが提供されるものとすることができる。
この場合、特典に関する情報は、店舗から提供されるサービスを端末20のユーザを受けるために必要な情報とすることができる。
また、第1実施例で説明した参加クーポンについての特典に関する情報は、参加クーポン賛同追加情報や参加クーポン特典コード情報に限らず、参加クーポン詳細情報や、参加クーポンを取得するために必要な条件に関する情報などの情報も、特典に関する情報に含めることができる。
<第1変形例(3)>
第1実施例では、参加クーポン詳細情報が、マスター端末にのみ送信されることとしたが、これに限定されない。
参加クーポン詳細情報が、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を読み取った端末20に対してもサーバ10から送信されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図1-18は、本変形例において端末20Bの表示部24に表示されるコードリーダ画面の一例を示す図である。
限定ではなく例として、ユーザB.Bが自己の端末20Bのクーポンアプリケーションにおいてコードリーダを起動し、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報MC1を読み取ると、読み取られた参加クーポンマスターコード情報MC1からデコードによって取得された情報(限定ではなく例として、クーポンID)が、端末20Bからサーバ10に送信される。これを受けて、サーバ10は、そのクーポンIDによって識別される参加クーポンの詳細な情報(参加クーポン詳細情報)を、端末20Bに送信する。その結果、端末20Bの表示部24に表示されているコードリーダ画面には、図1-18のような表示が表示される。
具体的には、コードリーダ画面の下部に、その参加クーポンについての参加クーポン詳細情報を含む参加クーポン詳細情報表示領域WR4が表示されている。この例では、店舗「Mバーガー」の参加クーポンについての参加クーポン詳細情報が表示されている。また、その下には、この参加クーポンに参加するための参加ボタンBT4が表示されている。そして、この参加ボタンBT4がタップされると、前述した参加クーポン賛同情報が、端末20Bからサーバ10に送信される。
以降の処理は、第1実施例と同様である。
<第1変形例(4)>
第1実施例では、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を読み取った他の端末20が、参加クーポン賛同情報をサーバ10に送信することとしたが、これに限定されない。
図1-19は、本変形例における端末20の機能構成の一例を示す図である。
本変形例では、端末20の機能構成のうち、通信I/F22の構成が、図1-1とは異なっている。
通信I/F22は、限定ではなく例として、標準通信I/F22Aと、端末間通信I/F22Bとを備える。
標準通信I/F22Aは、端末20が、ネットワーク30を介してサーバ10等の装置と通信を行うために用いられる通信インタフェースである。
端末間通信I/F22Bは、端末20が、限定ではなく例として、ピア・ツー・ピア(P2P)等の近距離の通信(通信方式)によって他の端末20と通信を行うための通信インタフェースである。
近距離の通信とは、基地局やサーバを介さない通信のこと、限定ではなく例として、ブルートゥースや超広帯域無線通信(UWB:Ultra Wide Band)等を利用した通信のことを意味する。
図1-20は、本実施例における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-16の処理部分において、端末20Aの処理としてA131,A133のステップを追加するとともに、端末20Bの処理としてB131のステップを追加したフローチャートである。
B130において端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を読み取ると、端末20Bの制御部21は、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を含む、参加クーポンマスターコード情報を読み取ったことを通知するためのコード情報読み取り通知を、端末間通信I/F22Bによって端末20Aに送信する(B131)。
端末間通信I/F22Bによって端末20Bからコード情報読み取り通知を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したコード情報読み取り通知を表示部24に表示させる(A131)。そして、端末20Aの制御部21は、表示したコード情報読み取り通知に対する入力に基づいて、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を含む参加クーポン賛同情報を、標準通信I/F22Aによってサーバ10に送信する(A133)。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポン賛同情報を受信すると(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、S150の処理を実行する。そして、サーバ10の制御部11は、S170に処理を移す。
この処理例では、端末20Bによって参加クーポンマスターコード情報が読み取られたことを端末20Aが把握可能である。このため、サーバ10が参加クーポン賛同追加処理(S150)の実行に伴い、参加クーポン賛同追加情報を端末20Aに送信するステップ(S160)は省略している。
図1-21は、本変形例における各装置が実行する処理の別例を示すフローチャートである。この処理は、端末20A側で、参加クーポン賛同追加確認を行う処理の一例である。
このフローチャートは、図1-16の処理部分において、端末20Aの処理としてA131,A135,A137,A139のステップを追加するとともに、端末20Bの処理としてB131のステップを追加したフローチャートである。また、サーバ10の処理としてS140~S170のステップを削除したフローチャートである。
端末間通信I/F22Bによって端末20Bからコード情報読み取り通知を受信し、A131のステップを実行した後、端末20Aの制御部21は、参加クーポン賛同追加確認処理を実行する(A135)。
具体的には、限定ではなく例として、表示部24に表示されたコード情報読み取り通知に対する入力に基づいて、端末20Bを賛同端末として追加するか否かを判定する。そして、端末20Bを賛同端末として追加すると判定したならば、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を、賛同端末に関する追加情報として、記憶部28に一時記憶する。
図面上は、端末20A以外の端末20として端末20Bのみを示しているが、端末20Aは、上記の処理を、端末20Aおよび端末20B以外の端末20に対しても同様に行う。
その後、端末20Aの制御部21は、参加クーポンが有効化されるための条件が成立したか否かを判定し(A137)、条件が成立していないと判定したならば(A137:NO)、A131に処理を戻す。
条件が成立しない場合とは、限定ではなく例として、自己の端末20(マスター端末)と賛同端末とを合計した数が、この参加クーポンの必要人数に達していない場合である。
一方、条件が成立したと判定したならば(A137:YES)、端末20Aの制御部21は、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と、各々の賛同端末の識別情報またはそれらのユーザの識別情報とを含む参加クーポン有効化要求情報を、標準通信I/F22Aによってサーバ10に送信する(A139)。
これを受けて、サーバ10の制御部11は、S180,S190の処理を実行する。
<第1変形例(5)>
第1実施例において、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポン有効化表示への入力(操作入力や音入力)がなされたことに基づいて、参加クーポン特典コード情報が、マスター端末のユーザと賛同端末のユーザとに関連付けられるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図1-22は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-16の処理部分において、端末20Aの処理としてA121,A123,A125,A165のステップを追加するとともに、端末20Bの処理としてB130,B140のステップを削除したフローチャートである。また、サーバ10の処理として、S180のステップを前段に移動し、S125,S185のステップを追加したフローチャートである。
S130の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S180)。
A120の後、端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン特典コード情報を受信したか否かを判定し(A121)、受信したと判定したならば(A121:YES)、参加クーポンへの賛同端末の追加をサーバ10に依頼する賛同端末または賛同端末のユーザを選択させるための賛同端末選択用情報を表示部24に表示させる(A123)。
その後、端末20Aの制御部21は、賛同端末選択用情報に対する入力に基づいて、選択した賛同端末または賛同端末のユーザの識別情報を含む参加クーポン賛同追加依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A125)。
S180の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから参加クーポン賛同追加依頼情報を受信したか否かを判定し(S125)、受信したと判定したならば(S125:YES)、S150に処理を移す。
S170において参加クーポンを有効化すると判定したならば(S170:YES)、サーバ10の制御部11は、参加クーポンを有効化したことを示す参加クーポン有効化情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S185)。そして、サーバ10の制御部11は、S190に処理を移す。
A150の後、端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン有効化情報を受信したか否かを判定し(A165)、受信したと判定したならば(A165:YES)、A170に処理を移す。
本変形例は、参加クーポン特典コード情報は、マスター端末(限定ではなく、第1端末の一例)の表示部24に表示された賛同端末選択用情報の表示(限定ではなく、第1表示の一例)に対する入力に基づいて、マスター端末のユーザと、賛同端末のユーザとに少なくとも関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末が特典に関する情報を受信し、その特典に関する情報に基づく第1表示を表示部に表示した後、表示された第1表示への入力がなされたことに基づいて、特典に関する情報が、第1端末のユーザと、第2端末のユーザとに少なくとも関連付けられるようにすることができる。
<第1変形例(6)>
第1実施例では、クーポンアプリケーション(クーポンサービス)を利用して、端末20が参加クーポンを取得する例を示したが、これに限定されない。クーポンアプリケーションとは異なるアプリケーション、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションを利用して、端末20が参加クーポンを取得するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
具体的には、インスタントメッセージングサービス(IMS)を含むメッセージングサービスを実現するためのメッセージングアプリケーションを利用して、参加クーポンを取得するようにすることができる。この場合、限定ではなく例として、クーポンアプリケーションの一機能としてメッセージングアプリケーションの機能を構成する、または、これとは逆に、メッセージングアプリケーションの一機能としてクーポンアプリケーションの機能を構成するようにすることができる。
図1-23は、本変形例において端末20の表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。この画面は、端末20Aの表示部24に表示される画面の一例である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されている。また、画面最上部右には、この端末20のユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例では「ユーザA.A」)が表示されている。
また、その下には、メッセージングアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置がメッセージングアプリケーションのホームであることを示す「ホーム」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域の下には、この端末20のユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示され、その下に、メッセージングアプリケーションの各種の機能に対応する複数の機能アイコンが表示されている。機能アイコンには、限定ではなく例として、「友だち」、「事業者」、「サービス」といった、複数の機能の各々に対応するアイコンが含まれる。
「友だち」とは、メッセージングアプリケーションの機能の1つであり、一の端末20のユーザ(一のアカウント)が、自己の端末20から、他の端末20のユーザ(他のアカウント)を友だちとして追加するための処理を行い、サーバ10によって友だちを追加・登録する処理(友だち追加処理、友だち登録処理)が実行されることで、サーバ10を介して、友だち登録された端末20間でメッセージの送受信等を行うことが可能となる。個人のユーザが所有するメッセージングアプリケーションのアカウントのことを「一般アカウント」と称する。一般アカウントを所有するユーザの端末20間で送受信されたメッセージの履歴は、端末20の表示部24にトークルーム等として表示される。
「事業者」とは、限定ではなく例として、上記の友だちの機能の一種であり、一般アカウントではなく、事業者のユーザが所有するメッセージングアプリケーションのアカウント(以下、公式アカウントと称する。)を友だちとして登録することで、公式アカウントを所有する事業者から発信されるメッセージを、サーバ10を介して端末20で受信して表示することが可能となる。
なお、公式アカウントを所有する事業者の装置や端末も、一般アカウントを所有する個人のユーザの端末20と同様に、サーバ10を介して、他の装置との間でメッセージの送受信を行うことを可能とすることができる。限定ではなく例として、一の端末20から他の端末20にメッセージが送信される場合と同様に、一般アカウントを所有するユーザの端末20から公式アカウントを所有する事業者の装置や端末宛に送信されたメッセージも、サーバ10を介して、事業者の装置や端末に届けられる。そして、そのメッセージの履歴が、事業者の装置や端末の表示部(不図示)にトークルーム等として表示される。
この例では、複数の機能アイコンのうち、「事業者」の機能アイコンFC1がタップされた状態が示されている。そして、機能アイコンの表示領域の下には、ユーザA.Aが友だちとして登録済みの公式アカウントの一覧が表示されている。この一覧には、限定ではなく例として、店舗「Mバーガー」の公式アカウント、店舗「Lコーヒー」の公式アカウント、店舗「Nラーメン」の公式アカウント等が含まれる。
ここで、公式アカウントの一覧のうち、店舗「Mバーガー」の公式アカウントがタップされると、限定ではなく例として、図1-24に示す公式アカウントのトークルーム画面が表示される。
このトークルーム画面には、現在位置表示領域内に現在位置として「Mバーガー」の文字が表示されている。また、その下には、メッセージの送受信の履歴を含むトーク情報(トーク内容)が表示されている。限定ではなく例として、画面向かって左側には、公式アカウントから発信されたメッセージが表示され、画面向かって右側には、ユーザA.Aから発信されたメッセージが表示される。
この例では、公式アカウントから発信されたメッセージとして、参加クーポンに関するメッセージとして、「お得なクーポンをお届け! ぜひご利用ください!」のメッセージMS1とともに、その参加クーポンに関する広告内容を含む広告画像AD1が表示されている。この広告画像AD1には、限定ではなく例として「参加クーポンをはじめる」の文字を含む参加クーポン要求ボタンBT5が含まれる。この参加クーポン要求ボタンBT5がタップされると、限定ではなく例として、図1-25に示す画面が表示される。
この図1-25に示す画面には、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示されている。この参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2に表示される情報は、図1-9と同様であるため、再度の説明を省略する。
図1-26には、ユーザB.Bの端末20Bの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例を示している。
このホーム画面の構成は、端末20Aの表示部24に表示されるホーム画面と同様である。この例では、複数の機能アイコンのうち、「サービス」の機能アイコンFC2がタップされた状態が示されている。そして、機能アイコンの表示領域の下には、おすすめのサービスを示すアイコンが表示されており、この中には、クーポンサービスを利用するためのアイコンが含まれる。このクーポンサービスを利用するためのアイコンがタップされると、限定ではなく例として、表示中のホーム画面に、限定ではなく例として、図1-27に示すクーポン一覧情報を含むクーポン一覧情報表示領域WR6が表示される。
このクーポン一覧情報表示領域WR6には、その日に取得可能なクーポンの情報が含まれ、その中には、通常クーポンと、参加クーポンとが含まれる。
また、クーポン一覧情報の左下には、上記のクーポンの一覧を背景画像とし、この背景画像に重畳するように、端末20Bの撮像部27(限定ではなく例としてコードリーダ)を起動させるためのコードリーダアイコンCN1が表示されている。コードリーダアイコンCN1がタップされると、コードリーダが起動する。
第1実施例と同様に、端末20Aに表示された参加クーポンマスターコード情報が、端末20Bおよび端末20Cによってそれぞれ読み取られると、端末20Aの表示部24に表示されている公式アカウントのトークルーム画面には、限定ではなく例として、図1-28に示す参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示される。この内容は、図1-13と同様である。
画面下部の参加クーポン取得ボタンBT2がタップされると、限定ではなく例として、サーバ10を介して、店舗「Mバーガー」の公式アカウントから端末20Aにメッセージが送信される。この例では、店舗「Mバーガー」の公式アカウントから端末20A宛に、参加クーポンを届けた旨のメッセージが送信され、そのメッセージの内容が、プッシュ通知PS1として画面上部に表示されている。
ここで、プッシュ通知PS1は、情報をプッシュ送信することによって実現することができる。
プッシュ送信とは、情報の送信先の端末20(情報を受信する端末20)において、その情報がプッシュ通知として表示されるように送信することを意味する。
その後、限定ではなく例として、図1-29に示すように、端末20Aの表示部24の公式アカウントのトークルーム画面には、参加クーポン特典コード情報がメッセージとして表示される。この例では、参加クーポン特典コード情報として、7桁のトークンで表される参加クーポン特典コード情報TK1の他に、二次元のコード画像TC1が表示されている。
また、第1実施例の手法を、電子貨幣による支払い(決済)を行うためのアプリケーションに適用することも可能である。このアプリケーションは、支払いアプリケーションや決済アプリケーションである。
「電子貨幣」とは、物理的貨幣と区別される電子的な貨幣であって、支払いアプリケーションや決済アプリケーションにおいて、サーバによって管理される端末20またはそのユーザが所有する電子的な貨幣を意味する。
なお、電子貨幣は、「電子マネー」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」と表現してもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、「電子貨幣(電子マネー)」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」として、法定通貨を用いてもよいし、仮想通貨を用いてもよい。
また、「電子貨幣(電子マネー)」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」には、暗号通貨(暗号資産)を含めてもよい。
また、仮想通貨には、クーポンなどの物的貨幣を含めてもよい。
図1-30は、本変形例において端末20の表示部24に表示される支払いアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。この画面は、端末20Aの表示部24に表示される画面の一例である。
画面最上部中央には、支払いアプリケーションの名称として「Payment App」の文字が表示されている。また、画面最上部右には、この端末20のユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例では「ユーザA.A」)が表示されている。
また、その下には、支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置が支払いアプリケーションのホームであることを示す「ウォレットメインメニュー」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域の下には、電子貨幣の残高が表示される残高表示領域WR7が構成されている。この例では、電子貨幣の残高として「25,000円」が表示されている。また、その横には、電子貨幣をチャージするためのチャージボタンBT7が表示されている。
また、残高表示領域WR7の下には、支払いアプリケーションの各種の機能に対応する複数の機能アイコンが表示されている。機能アイコンには、限定ではなく例として、「送金」、「コード支払い」、「コードリーダ」、「おしらせ」、「ポイント」、「クーポン」といった、複数の機能の各々に対応するアイコンが含まれる。複数の機能アイコンのうち、「クーポン」の機能アイコンFC7がタップされると、限定ではなく例として、表示中のホーム画面に、図1-31に示すクーポン一覧情報を含むクーポン一覧情報表示領域WR6が表示される。
このクーポン一覧情報表示領域WR6は、図1-27と同様である。
図1-32は、端末20Bの表示部24に表示される支払いアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。
このホーム画面において、「コードリーダ」の機能アイコンFC8がタップされると、端末20Bにおいてコードリーダが起動される。そして、このコードリーダによって、端末20Aの表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報MC1が読み取られる。
第1実施例と同様に、端末20Aに表示された参加クーポンマスターコード情報MC1が、端末20Bおよび端末20Cによってそれぞれ読み取られると、端末20Aの表示部24に表示されているホーム画面には、限定ではなく例として、図1-33に示す参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示される。この内容は、図1-13と同様である。
画面下部の参加クーポン取得ボタンがタップされると、限定ではなく例として、サーバ10によって、店舗「Mバーガー」の参加クーポンに関するメッセージが端末20Aに送信される。この例では、参加クーポンが付与された旨のメッセージが端末20Aに送信され、そのメッセージの内容が、プッシュ通知PS2として画面上部に表示されている。
画面下部の参加クーポン取得ボタンBT2がタップされると、サーバ10から端末20Aに参加クーポン特典コード情報が送信されて、端末20Aの記憶部28に記憶される。
図1-34は、端末20Aの表示部24に表示されるマイクーポン画面の一例を示す図である。
このマイクーポン画面は、サーバ10から受信して取得した参加クーポンの一覧が表示される画面であり、画面上部に、店舗「Mバーガー」の参加クーポンが届いた旨の通知NT1が表示されている。
また、この通知NT1の下には、取得した参加クーポンの一覧として、限定ではなく例として、店舗「Mバーガー」の参加クーポンと、店舗「Lコーヒー」の参加クーポンとが表示されている。
この例では、前図において、店舗「Mバーガー」の参加クーポンを新たに取得したことに伴い、店舗「Mバーガー」の参加クーポンには、「新規」であることを示す「N(New)」のマークが付して表示されている。
図1-35は、図1-30のホーム画面において「コード支払い」の機能アイコンがタップされた場合に表示されるコード支払い画面の一例を示す図である。
このコード支払い画面には、コード支払い情報表示領域WR8が構成されている。
コード支払い情報表示領域WR8には、限定ではなく例として、支払いアプリケーションの自分のアカウントにおける電子貨幣の口座(自分のウォレット)の残高(以下、「電子貨幣口座残高」と称する。)と、決済を行う際に使用する参加クーポンを含む各種のクーポンを検索するためのクーポン検索ボタンBT8とが表示されている。
また、コード支払い情報表示領域WR8には、電子貨幣口座残高からコード支払いを行うためのコード情報として、支払いコード情報が表示されている。この例では、支払いコード情報として、1次元のコード画像と、2次元のコード画像と、これらのコード画像に格納されている12桁のトークンとが表示されている。
また、この例では、表示中の支払いコード情報を利用可能な期間として、限定ではなく例として、支払いコード情報の表示が開始されてから「5分」の期間が定められている。そして、この期間が経過するまでの残り時間が、カウントダウン形式で表示されている。
この期間が経過すると、表示中の支払いコード情報は、支払いに利用することができなくなる。
図1-30のホーム画面において「コード支払い」の機能アイコンがタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、支払いコード情報を要求する通知が送信される。そして、サーバ10において支払いコード情報が生成され、生成された支払いコード情報がサーバ10から端末20Aに送信されて、上記の表示がなされる。
ユーザが店舗で電子貨幣による決済を行う場合は、このコード支払い画面をレジで店舗の店員に提示し、コード画像を店舗のコードリーダ装置(以下、「店舗コードリーダ装置」と称する。)で読み取ってもらうことで、決済を行う。または、コード支払い画面に表示されているトークンを店舗の店員に店舗コードリーダ装置に入力してもらうことで決済を行う。
クーポン検索ボタンBT8がタップされると、限定ではなく例として、図1-36に示すクーポン選択画面が表示される。
このクーポン選択画面には、図1-34のマイクーポン画面に表示されているクーポンと同じクーポンが一覧表示されている。具体的には、店舗「Mバーガー」の参加クーポンと、店舗「Lコーヒー」の参加クーポンとが表示されている。
各々のクーポンには、ラジオボタンBT9が関連付けて表示されており、ラジオボタンBT9を「ON」とすることで、使用するクーポンを選択することができるように構成されている。この例では、店舗「Mバーガー」の参加クーポンに関連付けられたラジオボタンBT9が「ON」とされた状態が示されている。
この状態において、画面下部に表示されている確認ボタンBT10がタップされると、選択されたクーポンに関する情報(限定ではなく例として、クーポンID)が、端末20Aからサーバ10に送信される。そして、限定ではなく例として、図1-37に示すコード支払い画面が表示される。
このコード支払い画面の内容は、図1-35とほぼ同様であるが、選択されたクーポンに関する情報が追加して表示されている点が異なる。
具体的には、コード支払い情報表示領域WR8におけるコード画像の表示の上に、図1-36のクーポン選択画面で選択されたクーポンに関する情報が表示されている。この例では、店舗「Mバーガー」の参加クーポンが選択されたことに伴い、この参加クーポンに関する参加クーポン詳細情報が表示されている。
この状態で、ユーザA.Aが、コード支払い画面をレジで店舗の店員に提示し、コード画像を店舗のコードリーダ(店舗コードリーダ)で読み取ってもらう、またはトークンを店舗コードリーダ装置に入力してもらうと、限定ではなく例として、支払いコード情報を含む決済要求情報が店舗コードリーダ装置からサーバ10に送信され、サーバ10で決済処理が実行される。
この場合、サーバ10は、先に端末20AまたはユーザA.Aと関連付けて生成した支払いコード情報と、先に端末20Aから受信したクーポンに関する情報とに基づいて、決済処理を実行する。具体的には、決済しようとする金額からクーポンの割引額分の金額を減算した金額を、その支払いコード情報と関連付けられたアカウントの電子貨幣口座残高から減算する。
そして、サーバ10は、決済が完了した旨の通知(以下、「決済完了通知」と称する。)を、通信I/F14によって端末20Aに送信する。
図1-38は、端末20Aの表示部24に表示される決済完了通知画面の一例を示す図である。
この決済完了通知画面には、サーバ10から受信した決済完了通知が表示されている。この例では、決済を行ったことに対する感謝の意を示すロボットの画像とともに、決済された金額(決済金額、支払い金額、この例では「3,000円」)と、支払いが完了した旨のメッセージ(この例では「支払いが完了しました。」)と、支払い日と、支払い先と、支払いの内訳とが表示されている。
この例では、「3,000円」の支払いを行うにあたり、店舗「Mバーガー」の「500円」割引の参加クーポンが使用されている。その結果、支払い内訳には、自分の電子貨幣口座残高からの支払い金額として「2,500円」が、クーポンによる支払い金額として「500円」がそれぞれ表示されている。
<第2実施例>
第2実施例は、第1実施例に関連する実施例であり、参加クーポンマスターコード情報に、有効期間または有効時刻が関連付けられている実施例である。
マスター端末の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を他の端末20が無条件に読み取ることができるとすると、その場にいる他のユーザの端末20によって参加クーポンマスターコード情報が読み取られることが保障されない。限定ではなく例として、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報が、スクリーンショット等によって撮像され、その撮像画像が、その場にいないユーザの端末20に送信されるなどの悪用のリスクがある。
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成と同一の構成については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例において、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスターコード情報に、その有効期間(以下、「コード有効期間」と称する。)または有効時刻(以下、「コード有効時刻」と称する。)を関連付けて設定する処理を実行する。
コード有効期間は、その参加クーポンマスターコード情報を利用可能な期間として、始期および終期によって定まる期間であり、同日内の期間を設定することも可能であるし、日を跨いだ期間を設定することも可能である。始期から終期までの時間の長さのことを「コード有効時間」と称する。また、コード有効期間の終期を「コード有効期限」と称する。
それに対し、コード有効時刻は、その参加クーポンマスターコード情報を利用可能な時刻であり、日付に関係なく、任意の時刻を設定することができる。
なお、このコード有効時刻として、その参加クーポンマスターコード情報を利用することができる時刻(何時何分に利用可)を設定するようにしてもよいし、その参加クーポンマスターコード情報を利用することができなくなる時刻(何時何分まで利用可)を設定するようにしてもよい。
コード有効期間は、限定ではなく例として、サーバ10によって参加クーポンマスターコード情報が生成された日時を始期とし、コード有効時間を「5分」として、参加クーポンマスターコード情報が生成されてから5分間の期間とすることができる。
なお、コード有効期間の始期を、サーバ10によって参加クーポンマスターコード情報が生成された日時とするのではなく、端末20によって参加クーポンマスターコード情報が表示された日時としてもよい。
この場合、限定ではなく例として、コード有効時間を「5分」として、参加クーポンマスターコード情報が端末20で表示されてから5分の期間をコード有効期間とすることができる。この場合におけるコード有効期間は、参加クーポンマスターコード情報が端末20で表示される期間という意味で「コード表示期間」と表現することもできる。
<表示画面>
図2-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される参加クーポン詳細画面の一例を示す図である。
この参加クーポン詳細画面では、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2の上部であって、握手マークの左に、コード有効時間が「5分」であることを示すストップウォッチマークMK1が表示されている。
また、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2内の参加クーポンマスターコード情報(二次元のコード画像)MC1の下には、この参加クーポンマスターコード情報のコード有効期間に関する情報として、ストップウォッチの画像とともに、コード有効期限までの残り時間がカウントダウン形式で表示されている。コード有効期限までの残り時間の表示は、コード有効時間と時計部29Aの計時情報とに基づいて、随時更新される。
この例では、コード有効時間は「5分」であり、5分からカウントダウン形式で残り時間が表示されている。
<処理>
図2-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-16の処理部分に、端末20Aの処理としてA230のステップを、端末20Bの処理としてB230のステップを、サーバ10の処理としてS230、S240のステップをそれぞれ追加したフローチャートである。
S130の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスターコード情報に関連付けて設定されたコード有効期間またはコード有効時刻と、時計部19の計時情報とに基づき、タイムアウトした(参加クーポンマスターコード情報が利用不可となった)か否かを判定する(S230)。タイムアウトしていないと判定したならば(S230:NO)、サーバ10の制御部11は、S140に処理を移す。
一方、タイムアウトしたと判定したならば(S230:YES)、サーバ10の制御部11は、タイムアウトしたことを示す参加クーポンタイムアウト情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S240)。
A130の後、端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンタイムアウト情報を受信したか否かを判定し(A230)、受信したと判定したならば(A230:YES)、処理を終了する。
一方、参加クーポンタイムアウト情報を受信しなかったと判定したならば(A230:NO)、端末20Aの制御部21は、A140に処理を移す。
同様に、端末20Bの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンタイムアウト情報を受信したか否かを判定し(B230)、受信したと判定したならば(B230:YES)、処理を終了する。
一方、参加クーポンタイムアウト情報を受信しなかったと判定したならば(B230:NO)、端末20Bの制御部21は、B130に処理を移す。
<第2実施例の効果>
第2実施例は、端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、参加クーポンタイムアウト情報(限定ではなく、コード情報を利用可能な期間の情報の一例、コード情報を利用可能な時刻の情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末は、コード情報を利用可能な期間の情報、または利用可能な時刻の情報を受信することで、限定ではなく例として、これらの情報を表示部に表示させるなどして、コード情報を利用可能な期間の情報、または利用可能な時刻の情報をユーザに知らせることができる。
<第2変形例(1)>
第2実施例において、サーバ10が、設定したコード有効期間やコード有効時刻の情報を、参加クーポンマスターコード情報に含めるようにしてもよい。また、参加クーポンマスターコード情報に含めるクーポンID等の情報に、設定したコード有効期間やコード有効時刻の情報を関連付けてもよい。
この場合、サーバ10は、設定したコード有効期間やコード有効時刻の情報を含む参加クーポンマスターコード情報を、通信I/F14によって端末20に送信する。
または、サーバ10は、設定したコード有効期間やコード有効時刻の情報を、参加クーポンマスターコード情報とは別に、通信I/F14によって端末20に送信する。
そして、端末20は、限定ではなく例として、受信したコード有効期間やコード有効時刻の情報を表示部24に表示させる。
<第2変形例(2)>
第2実施例において、限定ではなく例として、コード有効期間やコード有効時刻の情報に加えて、参加クーポンマスターコード情報を読み取った端末20の位置情報を、サーバ10で確認できるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
具体的には、マスター端末となる端末20は、参加クーポン要求情報をサーバ10に送信する際に(図1-15のA110)、自己の端末20の最新の算出端末位置の情報をサーバ10に送信する。
また、賛同端末となる端末20は、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポン特典コード情報を読み取った後(図1-16のB130)、参加クーポン賛同情報をサーバ10に送信する際に(図1-16のB140)、自己の端末20の最新の算出端末位置の情報をサーバ10に送信する。
サーバ10の制御部11は、マスター端末となる端末20から受信した算出端末位置の情報と、賛同端末となる端末20から受信した算出端末位置の情報とに基づき、これらの端末20の算出端末位置間の距離を算出する。そして、サーバ10の制御部11は、タイムアウトしておらず、かつ、算出端末位置間の距離が閾値距離(限定ではなく例として「5メートル」~「10メートル」)以下または未満である場合に、参加クーポン賛同追加処理を実行する。
<第3実施例>
第3実施例は、第1実施例および第2実施例に関連する実施例であり、マスター端末の表示部24に参加クーポンマスターコード情報を表示させるばかりでなく、賛同端末の表示部24にも参加クーポンマスターコード情報を表示させる実施例である。
前述したように、参加クーポンマスターコード情報は、賛同端末製造情報として機能する。この場合、マスター端末の表示部24にのみ参加クーポンマスターコード情報を表示させるとすると、限定ではなく例として、多くのユーザが参加クーポンへの参加を希望するような場合に不便である。
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成と同一の構成については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
図3-1は、本実施例において端末20Bの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
端末20Bから参加クーポン賛同情報がサーバ10に送信されたことに基づき、サーバ10から端末20Bに、参加クーポン詳細情報が送信される。また、サーバ10から端末20Bに、参加クーポンマスターコード情報MC2が送信される。
その結果、このクーポン詳細画面には、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2内に、参加クーポンマスターコード情報MC2が表示されている。
なお、この参加クーポンマスターコード情報MC2は、マスター端末である端末20Aにサーバ10から送信されてクーポン詳細画面に表示される参加クーポンマスターコード情報MC1と同じコード情報としてもよいし、異なるコード情報としてもよい。
<処理>
図3-2~図3-3は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一理を示すフローチャートである。この処理は、賛同端末の表示部24に、参加クーポンマスターコード情報を表示させる処理の一例である。
このフローチャートは、図1-16の処理部分に、端末20Bの処理としてB320,B330,B340,B350のステップを、サーバ10の処理としてS350,S360,S370のステップを追加したフローチャートである。
S140において、端末20Bから参加クーポン賛同情報を受信したと判定したならば(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、S150の処理を実行する。
そして、サーバ10の制御部11は、賛同端末として新たに追加した端末20(以下、「新規賛同端末」と称する。)、この例では端末20Bに、通信I/F14によって参加クーポン詳細情報を送信する(S350)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン詳細情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン詳細情報を表示部24に表示させる(B320)。
S350の後、サーバ10の制御部11は、新規賛同端末(この例では端末20B)に、参加クーポンマスターコード情報を、通信I/F14によって送信する(S360)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスターコード情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポンマスターコード情報を表示部24に表示させる(B330)。
端末20Bの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報は、端末20Aおよび端末20B以外の他の端末20(限定ではなく例として端末20C)で読み取られる。この場合、端末20Aに表示された参加クーポンマスターコード情報が端末20Bによって読み取られた場合と同様の処理が行われる。
つまり、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報が他の端末20(限定ではなく例として端末20C)によって読み取られ(B130と同様)、他の端末20から、参加クーポン賛同情報がサーバ10に送信される(B140と同様)。そして、サーバ10の制御部11によって、参加クーポン賛同追加処理が実行されて(S150)、他の端末20が賛同端末として追加される。
S360の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンに賛同する端末20またはそのユーザ(この例では、端末20CまたはユーザC.C)を新たに追加したことを通知するための参加クーポン賛同追加情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S370)。そして、サーバ10の制御部11は、S170に処理を移す。
B330の後、端末20Bの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン賛同追加情報を受信したと判定したならば(B340:YES)、受信した参加クーポン賛同追加情報を表示部24に表示させる(B350)。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
なお、上記の処理においてサーバ10から端末20Bに送信される参加クーポンマスターコード情報は、サーバ10から端末20Aに送信される参加クーポンマスターコード情報と同じコード情報としてもよいし、異なるコード情報としてもよい。
<第3実施例の効果>
第3実施例は、端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)による、端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、第1コード情報の一例)の読み取りに基づき、参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、第2コード情報の一例)がサーバ10から端末20Bに送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第1コード情報が第2端末によって読み取られたことに基づいて、第2コード情報を第2端末が取得できるようにすることができる。その結果、限定ではなく例として、第2端末が取得したコード情報を、第1端末および第2端末とは異なる端末で読み取ることを可能とすることができる。その結果、多くのユーザが参加クーポンへの参加を希望するような場合であっても、それらのユーザを簡単に追加させることができる。
また、第3実施例は、サーバ10から端末20Bに送信される参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、第2コード情報の一例)は、サーバ10から端末20Aに送信される参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、第1コード情報の一例)と同じコード情報、または異なるコード情報である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、同じコード情報とする場合、異なるコード情報とする場合、のいずれの場合であっても、限定ではなく例として、第2端末が取得したコード情報を、第1端末および第2端末とは異なる他の端末で読み取ることができるようにすることができる。また、サーバから同じコード情報が第2端末に送信される場合は、限定ではなく例として、サーバ側でコード情報を再生成するなどせずに済むため、サーバの処理負荷が軽減される。
<第3変形例(1)>
第3実施例では、参加クーポンマスターコード情報がサーバ10から端末20Bに送信されて表示される例を示したが、参加クーポン特典コード情報がサーバ10から端末20Bに送信されて表示されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
この場合、端末20Bに送信されて表示されるコード情報は、参加クーポンマスターコード情報と、参加クーポン特典コード情報とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。
図3-4は、本変形例において端末20Bの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
端末20Bから、参加クーポン賛同情報がサーバ10に送信されたことに基づき、サーバ10から端末20Bに、参加クーポン詳細情報が送信される。その結果、このクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、限定ではなく例として、マスター端末である端末20Aのクーポン詳細画面に表示される参加クーポン詳細情報と同様の参加クーポン詳細情報が表示されている。
端末20Bの他に、限定ではなく例として、端末20Cが賛同端末としてサーバ10によって登録されると、参加クーポン賛同追加情報が、マスター端末である端末20Aと、既に登録されていた賛同端末である端末20Bとにそれぞれ送信される。その結果、端末20Bの表示部24には、限定ではなく例として、図3-5に示すように、ユーザC.Cが参加クーポンに参加したことを示す参加クーポン賛同追加情報が表示される。
その後、参加クーポン取得ボタンBT2がタップされ、サーバ10によって参加クーポンが有効化されると、参加クーポン特典コード情報が、マスター端末である端末20Aと、賛同端末である端末20Bと、賛同端末である端末20Cとにそれぞれ送信される。その結果、端末20Bの表示部24には、限定ではなく例として、図3-6に示すように、参加クーポン特典コード情報TK1(この例では7桁のトークン)が表示される。
図3-7~図3-8は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図3-2~図3-3のフローチャートから、端末20Bの処理として、B330のステップを削除するとともに、B360~B390のステップを追加したフローチャートである。また、図3-2~図3-3のフローチャートから、サーバ10の処理として、S360のステップを削除するとともに、S180のステップをS380に置き換えたフローチャートである。
端末20Bの制御部21は、B320の後、B340に処理を移す。
また、サーバ10の制御部11は、S350の後、S370に処理を移す。
S380において、サーバ10の制御部11は、参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(B380)。
B350の後、端末20Bの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン特典コード情報を受信したか否かを判定し(B360)、受信したと判定したならば(B360:YES)、B370~B390の処理を実行する。このB370~B390の処理は、端末20AのA170~A190の処理とそれぞれ同様である。
なお、上記の処理において、図3-2~図3-3のフローチャートにおける、端末20BのB330のステップと、サーバ10のS360のステップとを削除せず、残しておくようにしてもよい。
本変形例は、端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)が、参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)を通信I/F22によって受信し、受信した参加クーポン特典コード情報を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末ばかりでなく、第2端末の表示部にも特典に関する情報に基づく表示を表示させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第3変形例(2)>
第3変形例(1)において、端末20Aと端末20Bとにそれぞれサーバ10から参加クーポン特典コード情報が送信された後、その参加クーポン特典コード情報に基づき、端末20Aと端末20Bとのいずれかの端末20で参加クーポンが使用された場合に、参加クーポンの使用を無効化するようにしてもよい。
図3-9は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
限定ではなく例として、賛同端末である端末20Bにおいて参加クーポンを使用することが選択され、端末20Bにおいて参加クーポン特典コード情報が表示されたことに基づいて、サーバ10から端末20Aに対して、参加クーポンが使用されたことにより無効化されたことを示す参加クーポン無効化情報が送信される。その結果、端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面では、画面下部に表示される使用済みボタンBT3がグレーアウトして表示されるとともに、使用済みボタンに含まれる文字が、デフォルトである「使用済みにする」から「使用済み」に更新されて表示されている。その結果、端末20Aでは、使用済みボタンに対する入力を受け付けない状態となっている。
図3-10は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図3-8の処理部分に、端末20Aの処理としてA385,A395のステップを、端末20Bの処理としてB385,B395のステップを、サーバ10の処理としてS383,S385のステップをそれぞれ追加したフローチャートである。
A180において参加クーポンを使用すると判定したならば(A180:YES)、端末20Aの制御部21は、サーバ10から参加クーポン無効化情報を受信したか否かを判定する(A385)。受信したと判定したならば(A380:YES)、端末20Aの制御部21は、そのまま処理を終了する。
一方、参加クーポン無効化情報を受信しなかったと判定したならば(A385:NO)、端末20Aの制御部21は、A190の処理を実行した後、参加クーポンを使用したことを示す参加クーポン使用情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A395)。そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
端末20Bの制御部21も、上記の端末20Aの制御部21が実行する処理と同様の処理を実行する(B385,B395)。
サーバ10の制御部11は、端末20Aまたは端末20Bから参加クーポン使用情報を受信したか否かを判定し(S383)、受信したと判定したならば(S383:YES)、参加クーポン(またはその使用)を無効化することを示す参加クーポン無効化情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S385)。そして、サーバ10の制御部11は、S190に処理を移す。
本変形例は、端末20Aの表示部24(限定ではなく、第1端末の表示部の一例)に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への操作入力や音入力(限定ではなく、第1表示に対する入力の一例)に基づいて、サーバ10によって、管理データ初期化処理(限定ではなく、特典に関する情報と、第1情報との関連付けの解除の一例)が実行される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第1表示に対する入力に基づいて、特典に関する情報と、第1情報との関連付けが適切に解除されるようにすることができる。
また、本変形例は、端末20Bの表示部24(限定ではなく、第2端末の表示部の一例)に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への操作入力や音入力(限定ではなく、第1表示に対する入力の一例)がされた後に、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポン有効化表示への操作入力や音入力がされた場合、端末20Aは、参加クーポン無効化情報(限定ではなく、特典が使用済みであることを示す情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、一のユーザによって特典が使用された後は、その特典を他のユーザが使用できないようにすることができる。
<第4実施例>
第4実施例は、第1実施例~第3実施例に関連する実施例であり、複数の端末20がマスター端末として登録された場合に、マスター端末を1つに統合(マージ)する実施例である。
複数のユーザのうちの1人のユーザのみが自己の端末20から参加クーポンを取得しようとするとは限らず、その場にいる同じグループの別のユーザも、自己の端末20から参加クーポンを取得しようとしてしまい、その結果、参加クーポンが重複してしまうような場合が想定される。
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成と同一の構成については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図4-1は、本実施例において端末20Bの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
ユーザB.Bが、自己の端末20Bから参加クーポンの取得をサーバ10に要求し、端末20Bがサーバ10によってマスター端末として登録された結果、端末20Bの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、サーバ10から送信された参加クーポンマスターコード情報として、参加クーポン第2マスターコード情報MC3が表示されている。
参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、ユーザB.Bが参加クーポンに参加したことを示す情報が表示されている。
また、二次元の参加クーポン第2マスターコード情報MC3の下には、この参加クーポンについて、自己の端末20のマスター権限をマージ先とし、自己の端末20のマスター権限に、他の端末20のマスター権限を統合(マージ)させるためのマージボタンBT11が表示されている。このマスター権限をマージすることを「マスターマージ」と称する。
図4-2は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
ユーザB.Bと同様に、ユーザA.Aも、自己の端末20Aから参加クーポンの取得をサーバ10に要求し、端末20Aがサーバ10によってマスター端末として登録された結果、端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、サーバ10から送信された参加クーポンマスターコード情報MC1が表示されている。
参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、ユーザA.Aが参加クーポンに参加したことを示す情報が表示されている。また、図4-1と同様に、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、マージボタンBT11が表示されている。
ここで、限定ではなく例として、端末20AにおいてマージボタンBT11がタップされると、限定ではなく例として、図4-3に示すように、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2に重畳するように、参加クーポンマスターマージ候補情報を含む参加クーポンマスターマージ候補領域WR11が表示される。
参加クーポンマスターマージ候補領域WR11には、限定ではなく例として、「マージするアカウントを選んでください」という文字とともに、この参加クーポンについてマスター端末として登録されている他の端末20のユーザのユーザ名がマスターマージ候補として表示されている。この例では、同じ参加クーポンについて、端末20A以外でマスター端末として登録されている端末20のユーザのユーザ名として、「ユーザB.B」と「ユーザX.X」とがマスターマージ候補として表示されている。各々のユーザには、チェックアイコンが関連付けて表示されており、チェックアイコンをタップしてチェックを「ON」とすることで、そのマスターマージ候補を、マスターマージ対象として選択することが可能となる。
また、参加クーポンマスターマージ候補領域WR11には、選択されたマスターマージ対象で決定してサーバ10にマスターマージを依頼するための、限定ではなく例として「マージする」の文字が示されたマージボタンBT12と、マスターマージの依頼をやめるための、限定ではなく例として「やめる」の文字が示されたキャンセルボタンBT13とが表示されている。
限定ではなく例として、「ユーザB.B」のチェックアイコンのチェックが「ON」とされた状態で、マージボタンBT12がタップされると、サーバ10によって、マスターマージ処理が実行される。その結果、端末20Bのマスター権限が、端末20Aのマスター権限にマージされる。
図4-4は、この場合に端末20Bの表示部24に表示されるマスターマージ結果画面の一例を示す図である。
この画面では、サーバ10によってマージが実行されたことを示すマスターマージ結果情報を含むマスターマージ結果表示領域WR12が表示されている。マスターマージ結果表示領域WR12には、マスターマージ結果情報として、限定ではなく例として、マスターマージされたことを示す画像と、「クーポンをマージしました」という文字と、マスターマージ先のユーザ(この例では「ユーザA.A」)とが含まれる。また、この内容で了承するための、限定ではなく例として、「OK」の文字を含むOKボタンBT14が表示されている。
<処理>
(1)第1の処理
図4-5~図4-7は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を含む参加クーポン要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B410)。
これを受けて、サーバ10の制御部11は、第2参加クーポンマスター賛同処理を実行する(S410)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157Aのうち、対応するクーポンIDを含む参加クーポン管理データのマスター端末IDに、参加クーポン要求情報の送信である端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を記憶させる。また、時計部19の計時情報に基づき、マスター賛同日時に現在の日時を記憶させる。
その後、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aのうちの、対応するクーポンIDを含むクーポン情報管理データに記憶されている必要人数、特典内容等を含む第2参加クーポン詳細情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S430)。これを受けて、端末20Bの制御部21は、サーバ10から受信した第2参加クーポン詳細情報を表示部24に表示させる(B420)。
S420の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポン第2マスターコード情報を生成する。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報(限定ではなく例として、クーポンID)と、マスター端末(この例では端末20B)の識別情報またはそのユーザ(この例ではユーザB.B)の識別情報を含むコード情報を、参加クーポン第2マスターコード情報として生成する。参加クーポン第2マスターコード情報は、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報と、マスター端末の識別情報またはそのユーザの識別情報とを含む文字列の情報としてもよいし、この情報がエンコードされた一次元コード(バーコード等)や二次元コード(QRコード等)で表される参加クーポンマスターコード画像(画像情報)としてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、生成した参加クーポン第2マスターコード情報を通信I/F14によって端末20Bに送信する(S430)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン第2マスターコード情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン第2マスターコード情報を表示部24に表示させる(B430)。
A130の後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づき、マスターマージをサーバ10に依頼するか否かを判定し(A440)、依頼すると判定したならば(A440:YES)、マスターマージを依頼するための参加クーポンマスターマージ依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A450)。
S430の後、サーバ10の制御部11は、いずれかの端末20から参加クーポンマスターマージ依頼情報を受信したか否かを判定し(S440)、受信したと判定したならば(S440:YES)、マスターマージ候補選出処理を実行する(S450)。具体的には、限定ではなく例として、同じ参加クーポンについて、マスター端末として登録されている他の端末20をマスターマージ候補として選出する。
その後、サーバ10の制御部11は、選出したマスターマージ候補を含む参加クーポンマスターマージ候補情報を、通信I/F22によって端末20Aに送信する(S460)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスターマージ候補情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポンマスターマージ候補情報を表示部24に表示させる(A455)。
その後、端末20Aの制御部21は、入力部を介して選択されたマージ対象の端末20(この例では端末20B)を含む参加クーポンマスターマージ対象選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A460)。これは、限定ではなく例として、自己の端末20(この例では端末20A)をマージ先とし、マージ対象とする端末20のマスター権限(この例では端末20Bのマスター権限)を、マージ先である自己の端末20のマスター権限(この例では端末20Aのマスター権限)にマージさせるようにサーバ10に依頼することに相当する。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンマスターマージ対象選択情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した参加クーポンマスターマージ対象選択情報に基づき、限定ではなく例として、マージ対象とされたことを通知するための参加クーポンマスターマージ対象情報を、通信I/F22によって、マージ対象とされた端末20(この例では端末20B)に送信する(S470)。
その後、サーバ10の制御部11は、マスターマージ処理を実行する(S480)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157のうち、端末20Bをマスター端末として登録した第2参加クーポンの参加クーポン管理データを削除するとともに、端末20Aをマスター端末として登録した第1参加クーポンの参加クーポン管理データのうち、その賛同履歴データの賛同端末IDに、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を記憶させるとともに、現在の日時を賛同日時に記憶させる。
次いで、サーバ10の制御部11は、マスターマージ処理のマージ結果に関するマスターマージ結果情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S490)。
B430の後、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスターマージ対象情報を受信すると(B440:YES)、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、受信した参加クーポンマスターマージ対象情報を表示部24に表示させる。
なお、サーバ10のS470のステップと、端末20BのB440のステップ(および参加クーポンマスターマージ対象情報を表示するステップ)とは、省略してもよい。
その後、通信I/F22によってサーバ10からマスターマージ結果情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信したマスターマージ結果情報を表示部24に表示させる(B450)。
S490の後、サーバ10の制御部11は、上記の参加クーポン管理データの賛同端末履歴データの更新内容を含む参加クーポン賛同更新情報を、通信I/F22によって端末20Aに送信する(S495)。これを受けて、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポン賛同更新情報を表示部24に表示させる(A470)。
なお、上記の第1の処理において、サーバ10によってマスターマージ処理が行われる前に、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報が、端末20A以外の端末(限定ではなく例として、端末20C)によって読み取られていた場合、サーバ10によって、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報が、端末20Bをマスター端末とする参加クーポン管理データ(端末20Bのマスター権限)に関連付けられることになる。
この場合、サーバ10によってマスターマージ処理が実行されると、端末20Bをマスター端末とする参加クーポン管理データの削除に伴い、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報と、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報との関連付けは解除される。そして、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報は、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と関連付けられることになる。
(2)第2の処理
上記の処理において、端末20Aの制御部21が、マージ対象を選択するのではなく、マージ先を選択するようにすることも可能である。
図4-8~図4-10は、この場合に各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S440において端末20Aから参加クーポンマスターマージ依頼情報を受信したと判定したならば(S440:YES)、サーバ10の制御部11は、マスターマージ先候補選出処理を実行する(S451)。具体的には、限定ではなく例として、同じ参加クーポンについて、マスター端末として登録されている他の端末20をマスターマージ先候補として選出する。
その後、サーバ10の制御部11は、選出したマスターマージ先候補を含む参加クーポンマスターマージ先候補情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S461)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスターマージ先候補情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポンマスターマージ先候補情報を表示部24に表示させる(A456)。
その後、端末20Aの制御部21は、入力部を介して選択されたマージ先の端末20(この例では端末20B)を含む参加クーポンマスターマージ先選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A461)。これは、限定ではなく例として、自己の端末20(端末20A)のマスター権限を、マージ先の端末20(この例では端末20B)のマスター権限にマージさせるようにサーバ10に依頼することに相当する。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンマスターマージ先選択情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、第2のマスターマージ処理を実行する(S481)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157のうち、端末20Aをマスター端末として登録した第1参加クーポンの参加クーポン管理データを削除するとともに、端末20Bをマスター端末として登録した第2参加クーポンの参加クーポン管理データのうち、その賛同履歴データの賛同端末IDに、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報を記憶させるとともに、現在の日時を賛同日時に記憶させる。
その後、サーバ10の制御部11は、第2のマスターマージ処理の結果に関するマスターマージ結果情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S491)。
通信I/F22によってサーバ10からマスターマージ結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したマスターマージ結果情報を表示部24に表示させる(A491)。そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
S491の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポン賛同更新情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S496)。そして、サーバ10の制御部11は、図4-10のS170に処理を移す。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン賛同更新情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン賛同更新情報を表示部24に表示させる(B496)。そして、端末20Bの制御部21は、図4-10のA160に処理を移す。
なお、上記の第2の処理において、サーバ10によって第2のマスターマージ処理が行われる前に、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報が、端末20B以外の端末(限定ではなく例として、端末20C)によって読み取られていた場合、サーバ10によって、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報が、端末20Aをマスター端末とする参加クーポン管理データ(端末20Aのマスター権限)に関連付けられることになる。
この場合、サーバ10によって第2のマスターマージ処理が実行されると、端末20Aをマスター端末とする参加クーポン管理データの削除に伴い、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報と、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報との関連付けは解除される。そして、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報は、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報と関連付けられることになる。
<第4実施例の効果>
第4実施例は、端末20AまたはユーザA.Aにはマスター権限(参加クーポンの特典情報)(限定ではなく、第1特典情報の一例)が関連付けられる。端末20Aは、サーバ10から受信した参加クーポンマスターマージ候補情報(限定ではなく、第2特典情報の一例)を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)に関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第2特典情報に対する入力に基づいて、この入力を行った側の特典情報(第1特典情報)に、第2情報が簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第4実施例は、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)と関連付けられている。
この場合、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第3情報の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)に関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第2特典情報に対する入力に基づいて、この入力を行った側の特典情報(第1特典情報)に、第2情報ばかりでなく、第2特典情報と関連付けられていた情報(第3情報)も併せて、簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第4実施例は、端末20AまたはユーザA.Aにはマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)が関連付けられる。端末20Aは、サーバ10から受信した参加クーポンマスターマージ候補情報(限定ではなく、第2特典情報の一例)を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)に関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第2特典情報に対する入力に基づいて、この入力を行った側に関する情報(第1情報)が、第2特典情報に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第4実施例は、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)と関連付けられている。
この場合、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)に関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第2特典情報に対する入力に基づいて、この入力を行った側に関する情報(第1情報)ばかりでなく、第1特典情報と関連付けられていた情報(第2情報)も併せて、第2特典情報に簡単に関連付けられるようにすることができる。
<第4変形例>
第4実施例において、マスター端末として登録された一の端末20が、同じくマスター端末として登録された他の端末20の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を読み取ることに基づいて、サーバ10によってマスターマージが行われるようにすることもできる。
図4-11は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示されるコードリーダ画面の一例を示す図である。
このコードリーダ画面には、限定ではなく例として、マスター端末として登録された端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報MC3が撮像領域WR31内に収まり、コードリーダによって読み取られた状態が示されている。この場合、参加クーポンマスターマージ依頼情報が、端末20Aからサーバ10に送信され、サーバ10によって、マスターマージ処理が実行される。
(1)第1の処理
図4-12は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、第4実施例における第1の処理(図4-5~図4-7)に対応する処理である。
このフローチャートは、図4-5の処理部分に、端末20Aの処理としてA443,A445のステップを追加したフローチャートである。
A130の後、端末20Aの制御部21は、撮像部27を起動させるための入力がなされたか否かに基づいて、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報を読み取るか否かを判定する(A443)。
読み取ると判定したならば(A443:YES)、端末20Aの制御部21は、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報を撮像部27に読み取らせる制御を実行する(A445)。そして、端末20Aの制御部21は、A450の処理を実行した後、A470に処理を進める。
なお、この第1の処理において、サーバ10によってマスターマージ処理が行われる前に、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報が、端末20A以外の端末(限定ではなく例として、端末20C)によって読み取られていた場合、サーバ10によって、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報が、端末20Bをマスター端末とする参加クーポン管理データ(端末20Bのマスター権限)に関連付けられることになる。
この場合、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づき、サーバ10によってマスターマージ処理が実行されると、端末20Bをマスター端末とする参加クーポン管理データの削除に伴い、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報と、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報との関連付けは解除される。そして、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報は、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と関連付けられることになる。
<第2の処理>
図4-13は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、第4実施例における第2の処理(図4-8~図4-10)に対応する処理である。
このフローチャートは、図4-8の処理部分に、端末20Aの処理としてA443,A445のステップを追加したフローチャートである。
A130の後、端末20Aの制御部21は、撮像部27を起動させるための入力がなされたか否かに基づいて、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報を読み取るか否かを判定する(A443)。
読み取ると判定したならば(A443:YES)、端末20Aの制御部21は、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報を撮像部27に読み取らせる制御を実行する(A445)。そして、端末20Aの制御部21は、A450の処理を実行した後、A491に処理を進める。
なお、上記の第2の処理において、サーバ10によって第2のマスターマージ処理が行われる前に、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報が、端末20B以外の端末(限定ではなく例として、端末20C)によって読み取られていた場合、サーバ10によって、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報が、端末20Aをマスター端末とする参加クーポン管理データ(端末20Aのマスター権限)に関連付けられることになる。
この場合、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づき、サーバ10によって第2のマスターマージ処理が実行されると、端末20Aをマスター端末とする参加クーポン管理データの削除に伴い、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報と、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報との関連付けは解除される。そして、端末20Cの識別情報またはユーザC.Cの識別情報は、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報と関連付けられることになる。
本変形例は、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)が、端末20Bの識別情報(限定ではなく、第1端末に関する第1情報の一例)またはユーザB.Bの識別情報(限定ではなく、第1端末のユーザに関する第1情報の一例)と関連付けられ、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)が、端末20Aの識別情報(限定ではなく、第3端末に関する第3情報の一例)またはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第3端末のユーザに関する第3情報の一例)と関連付けられる。
そして、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づいて、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)と関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3端末による、第1端末の表示部に表示されたコード情報の読み取りに基づいて、コード情報が読み取られた側に関する情報(第1情報)が、コード情報を読み取った側の特典情報(第2特典情報)に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、本変形例は、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第4情報の一例)は、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)と関連付けられる。
この場合、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づいて、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第4情報の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)と関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3端末による、第1端末の表示部に表示されたコード情報の読み取りに基づいて、コード情報が読み取られた側に関する情報(第1情報)ばかりでなく、コード情報が読み取られた側の特典情報(第1特典情報)に関連付けられていた情報(第4情報)も併せて、コード情報を読み取った側の特典情報(第2特典情報)に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、本変形例は、サーバ10により、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)が、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)と関連付けられ、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第3情報の一例)と関連付けられる。
そして、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づいて、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第3情報の一例)が、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)と関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3端末による、第1端末の表示部に表示されたコード情報の読み取りに基づいて、コード情報を読み取った側に関する情報(第3情報)が、コード情報が読み取られた側の特典情報(第1特典情報)に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第4実施例は、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第4情報の一例)は、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(限定ではなく、第2特典情報の一例)と関連付けられている。
この場合、端末20Aによる、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン第2マスターコード情報の読み取りに基づいて、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第4情報の一例)が、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(限定ではなく、第1特典情報の一例)と関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3端末による、第1端末の表示部に表示されたコード情報の読み取りに基づいて、コード情報を読み取った側に関する情報(第3情報)ばかりでなく、コード情報を読み取った側の特典情報(第2特典情報)に関連付けられていた情報(第4情報)も併せて、コード情報が読み取られた側の特典情報(第1特典情報)に簡単に関連付けられるようにすることができる。
<第5実施例>
第5実施例は、前述した(1)の別の手法に関する実施例である。
第1実施例~第4実施例では、クーポンアプリケーション内で、マスター端末となる端末20から第1情報がサーバ10に送信され、マスター端末の表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報が、賛同端末となる端末20によって読み取られることに基づいて、賛同端末となる端末20から第2情報がサーバ10に送信された。
第5実施例では、マスター端末となる端末20が、WEB(World Wide Web)等によって参加クーポンを検索する。そして、参加クーポンの検索結果の表示に対する入力に基づいて、第1情報が、マスター端末となる端末20からサーバ10に送信されるようにする。
また、マスター端末の表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報を読み取ることなく、第2情報が、賛同端末となる端末20からサーバ10に送信されるようにする。
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<処理>
図5-1~図5-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、端末20Aの制御部21は、入力部に対するユーザ操作に従って、通信I/F22によってネットワーク30に接続し、限定ではなく例として、WEBを利用して、取得可能な参加クーポンを検索する(A711)。そして、端末20Aの制御部21は、参加クーポンの検索結果を表示部24に表示させる(A713)。
その後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に従って、参加クーポンアプリケーションを起動し、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と、表示部24に表示された参加クーポンの検索結果の中から選択された参加クーポンを示す選択情報(限定ではなく例として、選択された参加クーポンの名称等の情報)とを含むクーポン選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A715)。そして、端末20Aの制御部21は、A120に処理を移す。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポン選択情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、S110の処理を実行する。そして、サーバ10の制御部11は、クーポン情報管理データベース155Aのうちの、参加クーポン選択情報に含まれる選択情報から特定される参加クーポンに対応するクーポン情報管理データに記憶されている必要人数、特典内容等を含む参加クーポン詳細情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S130)。
A120の後、端末20Aの制御部21は、参加クーポンに参加することへの賛同を要求するための参加クーポン賛同要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A731)。これを受けて、サーバ10の制御部11は、端末20Aから受信した参加クーポン賛同要求情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S731)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン賛同要求情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン賛同要求情報を表示部24に表示させる(B731)。
ここで、参加クーポン賛同要求情報は、限定ではなく例として、端末20Aから端末20Bに、サーバ10を介してメッセージ形式で送信するようにすることができる。また、この場合、参加クーポン賛同要求情報は、サーバ10を介して端末20Aから端末20Bにプッシュ送信されるようにすることができる。
B731の後、端末20Bの制御部21は、端末20Bの表示部24に表示された参加クーポン賛同要求情報から、入力部に対する入力に従って、参加クーポン賛同情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(B140)。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
なお、取得可能な参加クーポンをWEBによって検索して選択するのに限らず、限定ではなく例として、第1実施例で説明したように、クーポンアプリケーション内で、取得可能な参加クーポンの一覧情報がサーバ10から端末20に送信されて表示されるようにすることもできる。この手法は、本実施例の手法の一種ともいえる。
<第5実施例の効果>
第5実施例は、端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、参加クーポンの検索結果の表示(限定ではなく、特典に関する情報の取得に関する第2表示の一例)を表示部24に表示する。そして、クーポン選択情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、参加クーポン検索結果の表示に対する入力に基づいて端末20Aからサーバ10に送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示される、特典に関する情報の取得に関する第2表示に対する入力に基づいて、第1情報が第1端末からサーバに簡単に送信されるようにすることができる。
また、第5実施例は、端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)が、参加クーポン賛同要求情報の表示(限定ではなく、特典に関する情報の取得に関する第2表示の一例)を表示部24に表示する。そして、参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、参加クーポン賛同要求情報の表示に対する入力に基づいて端末20Bからサーバ10に送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2端末の表示部に表示される、特典に関する情報の取得に関する第2表示に対する入力に基づいて、第2情報が第2端末からサーバに簡単に送信されるようにすることができる。
<第5変形例(1)>
第5実施例では、参加クーポン賛同要求情報が、端末20Aからサーバ10を介して端末20Bに送信され、端末20Bに表示された参加クーポン賛同要求情報に対する入力に基づいて、参加クーポン賛同情報が端末20Bからサーバ10に送信されることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、端末間通信I/F22Bによって、参加クーポン賛同要求情報が、端末20Aから端末20Bに直接的に送信されるようにする。そして、端末20Bに表示された参加クーポン賛同要求情報に対する入力に基づいて、参加クーポン賛同情報が端末20Bからサーバ10に送信されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、第5実施例において、端末20Aの表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報が端末20Bによって読み取られることに基づいて、参加クーポン賛同情報が端末20Bからサーバ10に送信されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
つまり、図5-1の処理を行った後、図1-16の処理を実行するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第5変形例(2)>
第5実施例において、店舗に設置される(店舗に設置された)電子装置から送信される情報を端末20で受信することに基づいて、取得可能な参加クーポンに関する情報が端末20の表示部24に表示されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
店舗に設置される電子装置は、限定ではなく例として、ビーコン(ビーコン端末、ビーコン装置、BLE発信機)とすることができる。
ビーコンとは、限定ではなく例として、低消費電力の近距離無線技術の一種であるBLE(Bluetooth Low Energy)を利用した位置特定技術と、その技術を利用したBLE信号の発信機である。
ビーコンは、限定ではなく例として、定期的なタイミング(限定ではなく例として、数秒に1回のタイミング)で、ビーコン信号(限定ではなく例として、BLE信号)を発信するように構成されている。
図5-3は、本変形例における端末20の機能構成の一例を示す図である。
本変形例では、端末20の機能構成のうち、通信I/F22の構成が、図1-1とは異なっている。
通信I/F22は、限定ではなく例として、標準通信I/F22Aと、ビーコン用通信I/F22Cとを有する。
ビーコン用通信I/F22Cは、端末20が、店舗に設置されるビーコン50からビーコン信号を受信するために用いられる通信インタフェースである。
ビーコン用通信I/F22Cは、無線通信部(近距離無線通信部)の一種である。
ビーコン50は、限定ではなく例として、アドバタイズパケット等のID情報を含むBLE信号を発信する。端末20がBLE信号の受信圏内に入り、端末20がビーコン用通信I/F22CによってBLE信号を受信すると、端末20は、ビーコン50との距離(相対的な距離)を、電波の減衰の特性に基づいて検知する。
端末20は、標準通信I/F22Aによってサーバ10に通信接続し、ビーコン用通信I/F22Cによって受信したBLE信号に含まれるID情報を問い合わせる処理を実行する。これを受けて、サーバ10の制御部11は、そのID情報を含むBLE信号の発信元のビーコン50が設置されている店舗を特定し、特定した店舗が提供する参加クーポンの参加クーポン一覧情報を、通信I/F14によって端末20に送信する。
この場合、サーバ10から端末20に対して、限定ではなく例として、前述したプッシュ送信が行われるようにすることができる。そして、端末20に表示されたプッシュ通知に対する入力に基づいて、参加クーポン一覧情報が端末20の表示部24に表示されるようにすることができる。そして、表示された参加クーポン一覧情報の中から参加クーポンが選択され、前述したように、クーポン選択情報が、標準通信I/F22Aによって端末20からサーバ10に送信されるようにすることができる。
本変形例は、端末20の通信I/F22は、標準通信I/F22A(限定ではなく、第1通信部の一例)とビーコン用通信I/F22C(限定ではなく、第2通信部の一例)とを有する。クーポン選択情報は、標準通信I/F22Aによって端末20からサーバ10に送信される。参加クーポン特典コード情報は、標準通信I/F22Aによってサーバ10から受信される。この場合、クーポン一覧情報の表示は、店舗に設置されるビーコン50から送信されたBLE信号を端末20がビーコン用通信I/F22Cによって受信することに基づいて、端末20の表示部24に表示される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、店舗に設置される電子装置から送信された情報を第2通信部によって受信することに基づいて、第2表示が端末の表示部に簡単に表示されるようにすることができる。
<第6実施例>
第6実施例は、前述した(1)の別の手法に関する実施例である。
第1実施例~第4実施例では、クーポンアプリケーション内で、マスター端末となる端末20から第1情報がサーバ10に送信され、マスター端末の表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報が、賛同端末となる端末20によって読み取られることに基づいて、賛同端末となる端末20から第2情報がサーバ10に送信された。
また、第5実施例では、第2情報が、参加クーポンマスターコード情報を読み取ることなく、第2情報が、賛同端末となる端末20からサーバ10に送信された。
第6実施例では、近距離通信を利用して、マスター端末となる端末20が、賛同端末となる端末20から第2情報を受信する。そして、第2情報が、マスター端末となる端末20からサーバ10に送信されるようにする。
第6実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例における端末20の構成は、限定ではなく例として、図1-19に示した構成と同様の構成を適用することができる。
<処理>
図6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、図1-16の処理部分に、端末20Aの処理としてA830、A840のステップを、端末20Bの処理としてB830、B840のステップをそれぞれ追加したフローチャートである。
A120の後、端末20Aの制御部21は、参加クーポンの参加に賛同することを要求するための参加クーポン賛同要求情報を、端末間通信I/F22Bによって端末20Bに送信する(A830)。これを受けて、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン賛同要求情報を表示部24に表示させる(B830)。
その後、端末20Bの制御部21は、入力部に対する入力に従って、参加クーポン賛同情報を、端末間通信I/F22Bによって端末20Aに送信する(B840)。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
端末間通信I/F22Bによって端末20Bから参加クーポン賛同情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポン賛同情報を、標準通信I/F22Aによってサーバ10に送信する(A840)。そして、端末20Aの制御部21は、A140に処理を移す。
<第6実施例の効果>
第6実施例は、端末20Aの通信I/F22は、標準通信I/F22A(限定ではなく、第1通信部の一例)と端末間通信I/F22B(限定ではなく、第2通信部の一例)とを有する。クーポン要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、標準通信I/F22Aによって端末20Aからサーバ10に送信され、参加クーポン特典コード情報は、標準通信I/F22Aによってサーバ10から受信される。
端末20Aは、参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)を端末間通信I/F22Bによって端末20Bから受信する。そして、端末20Aは、端末20Bから受信した参加クーポン賛同情報を、標準通信I/F22Aによってサーバ10に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報を第2通信部によって受信し、受信した第2情報が、第1端末からサーバに簡単に送信されるようにすることができる。
また、第6実施例は、端末間通信I/F22Bは、近距離で通信が行われる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、近距離の通信によって、第2情報を簡単に受信することができる。
<第7実施例>
第7実施例は、前述した(1)の別の手法に関する実施例である。
店舗に来店したユーザが参加クーポンを取得しようとする場合、取得可能な参加クーポンを検索することが面倒な場合がある。
第7実施例では、マスター端末となる端末20が、店舗に掲載されるコード情報を読み取ることに基づいて、マスター端末となる端末20から第1情報がサーバ10に送信されるようにする。
第7実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成と同一の構成については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例において、店舗に掲示されるコード情報は、複数のユーザの各々の端末20のうち、前述したマスター端末を製造するためのマスター端末製造情報として機能する。そこで、店舗に掲示されるコード情報を「参加クーポンマスター製造コード情報」と称する。
参加クーポンマスター製造コード情報は、限定ではなく例として、一次元のコード画像(限定ではなく例として、バーコード)や二次元のコード画像(限定ではなく例として、QRコード)とすることができる。この場合、参加クーポンマスター製造コード情報には、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報(限定ではなく例として、クーポンID)を含めることができる。
また、参加クーポンマスター製造コード情報は、限定ではなく例として、店舗に置かれる来店客用のテーブルの台の表面の任意の位置(限定ではなく例として、テーブルの中央部)に、着席した来店客が分かり易い形で張り付けておくようにすることができる。
なお、参加クーポンマスター製造コード情報を張り付ける位置は、店舗側で自由に決めてよい。
<データ構成>
図7-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶されるクーポン情報管理データベースの一例であるクーポン管理データベース155Bのデータ構成例を示す図である。
このクーポン管理データベース155Bに含まれる各々のクーポン情報管理データには、クーポンIDと、店舗名と、必要人数と、特典内容とに加えて、限定ではなく例として、店舗位置情報と、テーブル位置情報とが記憶される。
店舗位置情報には、このクーポンIDの参加クーポンを利用可能な店舗の位置情報が記憶される。この店舗位置情報は、高さ方向を含まない二次元の位置情報としてもよいし、高さ方向を含む三次元の位置情報としてもよい。
テーブル位置情報には、このクーポンIDの参加クーポンを取得するために用いられる、上記の参加クーポンマスター製造コード情報が張り付けられるテーブルの位置情報が記憶される。このテーブル位置情報は、高さ方向を含まない二次元の位置情報としてもよいし、高さ方向を含む三次元の位置情報としてもよい。
<表示画面等>
図7-2は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示されるクーポンアプリケーションのホーム画面の一例を示す図である。
このホーム画面において、画面左下のコードリーダアイコンCN1がタップされると、端末20Aにおいてコードリーダが起動され、コードリーダ画面が端末20Aの表示部24に表示される。
この状態で、図7-3に示すように、店舗のテーブルの台の表面に掲示された参加クーポンマスター製造コード情報MPC1を読み取るように、端末20Aを移動させる。そして、限定ではなく例として、参加クーポンマスター製造コード情報MPC1が、コードリーダ画面の撮像領域WR31に含まれると、限定ではなく例として、図7-4に示す画面が表示される。
すると、コードリーダによって参加クーポンマスター製造コード情報MPC1が読み取られ、この参加クーポンマスター製造コード情報MPC1に格納されている情報(限定ではなく例として、クーポンID)が、デコードによって取得される。その結果、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と、読み取った参加クーポンマスター製造コード情報MPC1からデコードによって取得した情報(限定ではなく例として、クーポンID)とを含む参加クーポンマスター製造情報が、端末20Aからサーバ10に送信される。そして、限定ではなく例として、端末20Aの表示部24には、限定ではなく例として、図7-5に示す画面が表示される。
図7-5では、画面下部に、その参加クーポンマスター製造コード情報を読み取ったことに基づき参加可能な参加クーポンについての参加クーポン詳細情報を含む参加クーポン詳細情報表示領域WR1が表示されている。この参加クーポン詳細情報表示領域WR1の下には、この参加クーポンに参加するための参加ボタンBT4が表示されている。
その後、この参加クーポンへの参加を希望する端末20A以外の端末20は、サーバ10から端末20Aに送信されて表示部24に表示される参加クーポンマスターコード情報をコードリーダで読み取る。
以降の処理は、第1実施例と同様である。
<処理>
図7-6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、端末20Aの制御部21は、店舗に提示される参加クーポンマスター製造コード情報を、撮像部27に読み取らせる制御を実行する(A701)。
その後、端末20Aの制御部21は、端末20Aの識別情報、またはユーザA.Aの識別情報と、読み取った参加クーポンマスター製造コード情報からデコードによって取得した情報(限定ではなく例として、クーポンID)とを含む参加クーポンマスター製造情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A703)。そして、端末20Aの制御部21は、A120に処理を移す。
通信I/F14によってサーバ10から参加クーポンマスター製造情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスター賛同処理を実行する(S110)。そして、サーバ10の制御部11は、S120に処理を移す。
<第7実施例の効果>
第7実施例は、端末20Aが、参加クーポンマスター製造コード情報(限定ではなく、第3コード情報の一例)を読み取る。そして、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、参加クーポンマスター製造コード情報からデコードによって取得したクーポンIDとを含む参加クーポンマスター製造情報が、通信I/F22によってサーバ10に送信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末によって第3コード情報を読み取るだけで、第1情報を簡単にサーバに送信することができる。結果的に、第3コード情報を読み取るという簡単な動作によって、特典に関する情報を取得することができる。
<第7変形例(1)>
第7実施例では、限定ではなく例として、参加クーポンマスター製造コード情報が、店舗のテーブルに張り付けられている場合を例示した。この場合、参加クーポンマスター製造コード情報を読み取った端末20のユーザが、どのテーブルのユーザであるかをサーバ10側で判定可能とするために、テーブルごとに異なる参加クーポンマスター製造コード情報を用意しなければならず、多くの参加クーポンマスター製造コード情報が必要となる。
そこで、第7実施例において、限定ではなく例として、端末20Aが、店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報を読み取ったことに基づき、自己の端末20の位置に関する情報を参加クーポンマスター製造情報に含めてサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、受信した参加クーポンマスター製造情報に含まれる端末20の位置に関する情報に基づく参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20に送信するようにすることができる。
具体的には、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて算出した最新の算出端末位置の情報を参加クーポンマスター製造情報に含めて、通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、受信した参加クーポンマスター製造情報に含まれる算出端末位置の情報に基づいて、その端末20が位置している店舗を特定する。そして、サーバ10の制御部11は、特定した店舗に関連付けられた参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20に送信する。
この場合は、端末20Aのユーザが位置している店舗をサーバ10側で特定可能となるため、異なる店舗であれば、同じ参加クーポンマスターコード情報(第3コード情報)を使用することができる。
本変形例は、端末20Aが、参加クーポンマスター製造コード情報を読み取ることに基づき、端末20Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)またはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、最新の算出端末位置の情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)とを含む参加クーポンマスター製造情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、端末20Aは、送信した最新の算出端末位置の情報に基づく参加クーポン特典コード情報を通信I/F22によって受信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末が第3コード情報を読み取ることに基づき、第1情報と、第1端末の位置に関する情報とがサーバに送信される。このため、第1情報と、第1端末の位置に関する情報とに基づいて、適切な特典に関する情報が端末に送信されるようにすることができる。
<第7変形例(2)>
第7変形例(1)では、第1端末の位置に関する情報を、第1端末で算出された算出端末位置情報としたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、第1端末が、店舗に設置される電子装置、限定ではなく例として、前述したビーコン50から送信(発信)される情報に基づいて、自己の端末20の位置を特定するようにしてもよい。この場合における端末20の通信I/F22の構成は、図5-3と同様とすることができる。
限定ではなく例として、端末20は、標準通信I/F22Aによってサーバ10に通信接続し、ビーコン用通信I/F22Cによって受信したBLE信号に含まれるID情報を問い合わせる処理を実行する。これを受けて、サーバ10の制御部11は、そのID情報を含むBLE信号の発信元のビーコン50の位置情報(場所情報)を端末20に送信して提供する。
なお、これとは異なり、ビーコン50から発信されるBLE信号に、ID情報として、そのビーコン50の位置情報(場所情報)、限定ではなく例として場所情報コードを含めるようにし、ビーコン50から端末20に対して位置情報(場所情報)を直接送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
本変形例は、端末20Aの位置情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)は、店舗に設置されるビーコン(限定ではなく、電子装置の一例)から送信されるBLE信号(限定ではなく、電子装置から送信された情報の一例)に基づく情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、店舗に設置される電子装置から送信された情報に基づいて、第1端末の位置を簡単に特定することができる。
また、上記の他にも、第1端末の位置に関する情報に、限定ではなく例として、第1端末によって選択された店舗に関する情報を含めるようにすることもできる。
この場合、店舗に関する情報には、限定ではなく例として、選択された店舗の識別情報(限定ではなく例として店舗IDや店舗名)(以下、「店舗識別情報」と称する。)を含めることができる。
なお、端末20Aの記憶部28にあらかじめ地図データを記憶しておくなどし、端末20Aの制御部21が、入力部に対するユーザ操作に従って選択した店舗の位置情報(以下、「店舗位置情報」と称する。)を検索することを可能としてもよい。この場合、店舗に関する情報には、この店舗位置情報を含めることができる。
この場合、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、店舗の選択をユーザに行わせる。そして、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に従って選択した店舗に関する情報を含む参加クーポンマスター製造情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。
参加クーポンマスター製造情報に店舗識別情報が含まれる場合、サーバ10の制御部11は、その店舗識別情報をデータベースで照会して、端末20Aが位置している店舗を特定する。そして、サーバ10の制御部11は、特定した店舗に関連付けられた参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20に送信する。
また、参加クーポンマスター製造情報に店舗位置情報が含まれる場合、サーバ10の制御部11は、その店舗位置情報をデータベースで照会して、端末20Aが位置している店舗を特定する。そして、サーバ10の制御部11は、特定した店舗に関連付けられた参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20に送信する。
なお、第1端末によって選択された店舗に関する情報には、上記の他にも、限定ではなく例として、第1端末のユーザが着席したテーブルの識別情報(限定ではなく例として、テーブル番号や席番号)(以下、「テーブル識別情報」と称する。)を含めることもできる。
この場合、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、着席したテーブルの選択をユーザに行わせる。そして、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に従って選択したテーブルの識別情報を含む参加クーポンマスター製造情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。
この場合、サーバ10の制御部11は、そのテーブル識別情報をデータベースで照会して、端末20Aのユーザが着席したテーブルを特定する。そして、サーバ10の制御部11は、特定したテーブルに基づき、そのテーブルが置かれた店舗に関連付けられた参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する。
この場合は、端末20Aのユーザが着席したテーブルをサーバ10側で特定可能となるため、店舗に関係なく、1つの参加クーポンマスターコード情報(第3コード情報)を用意すれば済む。
本変形例は、端末20Aの位置情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)は、端末20Aによって選択された店舗の識別情報や店舗の位置情報、テーブルの識別情報等(限定ではなく、第1端末によって選択された店舗に関する情報の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末によって選択された店舗に関する情報に基づいて、第1端末の位置を簡単に特定することができる。
<第7変形例(3)>
第7実施例において、店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報に、その店舗の情報を関連付けておくようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
具体的には、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、店舗ごとに、その店舗の店舗識別情報(限定ではなく例として、店舗IDや店舗名)や、その店舗の店舗位置情報(限定ではなく例として、店舗の所在地の位置座標)をエンコードした参加クーポンマスター製造コード画像(一次元コードや二次元コード)をあらかじめ生成する。そして、生成した参加クーポンマスター製造コード画像のデータを、対応する店舗に配布しておくようにすることができる。
本変形例は、参加クーポンマスター製造コード情報(限定ではなく、第3コード情報の一例)は、店舗識別情報や店舗位置情報(限定ではなく、店舗の情報の一例)が関連付けられている構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3コード情報は、店舗の情報が関連付けられているため、第1端末によって第3コード情報を読み取ることで、店舗の情報を第1端末で取得可能とすることができる。
<第8実施例>
第8実施例は、第7実施例において、一の端末20が読み取った参加クーポンマスター製造コード情報と同じ参加クーポンマスター製造コード情報が、他の端末20でも読み取られていた場合の実施例である。
複数のユーザのうちの1人のユーザのみが、店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報を自己の端末20で読み取るとは限らず、その場にいる同じグループの別のユーザも、店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報を自己の端末20で読み取ってしまい、その結果、参加クーポンが重複してしまうような場合が想定される。
第8実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図8-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
このクーポン詳細画面には、限定ではなく例として、端末20Aが参加クーポンマスター製造コード情報を読み取る前に、ユーザX.Xの端末20Xによって参加クーポンマスター製造コード情報が既に読み取られ、端末20Xがマスター端末として登録されていることを示す情報として、参加クーポンマスター情報を含む参加クーポンマスター情報表示領域WR21が表示されている。
この参加クーポンマスター情報表示領域WR21には、参加クーポンマスター情報として、この参加クーポンが既に開始されていることを示すメッセージとともに、ユーザX.Xが開始している参加クーポンに参加するか否かをユーザA.Aに選択させるためのメッセージと、この参加クーポンに参加するための参加ボタンBT21と、ユーザX.Xのマスター権限をリセットさせるためのリセットボタンBT22とが表示されている。
この画面において、限定ではなく例として、参加ボタンBT21がタップされると、端末20Aのコードリーダが起動される。そして、端末20Xの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報が端末20Aによって読み取られたことに基づいて、端末20Aが、端末20Xがマスター権限を有する参加クーポンに、賛同端末として追加されることになる。
また、限定ではなく例として、リセットボタンBT22がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、参加クーポンのマスター権限のリセットを依頼するための参加クーポンマスターリセット依頼情報が送信される。そして、サーバ10において、管理データ初期化処理が実行される。
図8-2は、上記の参加ボタンBT21がタップされた場合に端末20Xの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
このクーポン詳細画面には、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2内に、サーバ10から端末Xに送信された参加クーポンマスターコード情報MC4が表示されているとともに、その下に、ユーザX.Xが参加クーポンに参加していることを示すメッセージに加えて、ユーザA.Aが参加クーポンに参加したことを示すメッセージが表示されている。
<処理>
図8-3~図8-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この処理では、限定ではなく例として、端末20Xが参加クーポンのマスター端末として、サーバ10で登録済みであることとして説明する。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンマスター製造情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、その参加クーポンについて、参加クーポンマスター賛同処理を実行済みであるか否かを判定する(S601)。つまり、その参加クーポンについて、別の端末20がマスター端末として既に登録済みであるか否かを判定する。
参加クーポンマスター賛同処理を実行済みではないと判定したならば(S601:NO)、サーバ10の制御部11は、S110に処理を移す。この場合は、端末20Aがマスター端末として新規登録される。
一方、参加クーポンマスター賛同処理を実行済みであると判定したならば(S601:YES)、サーバ10の制御部11は、参加クーポンマスター情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S620)。
参加クーポンマスター情報は、その参加クーポンについて、参加クーポンマスター賛同処理で登録済みのマスター端末の情報である。
A703の後、端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポンマスター情報を受信したか否かを判定し(A610)、受信しなかったと判定したならば(A610:NO)、A120に処理を移す。
一方、参加クーポンマスター情報を受信したと判定したならば(A610:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポンマスター情報を表示部24に表示させる(A620)。
その後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、その参加クーポンマスター情報によって特定されるマスター端末のマスター権限をリセットさせるか否かを判定し(A630)、リセットさせないと判定したならば(A630:NO)、処理を終了する。
一方、マスター権限をリセットさせると判定したならば(A630:YES)、端末20Aの制御部21は、マスター権限をリセットさせることをサーバ10に依頼するための参加クーポンマスターリセット依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A640)。
S620の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンマスターリセット依頼情報を受信したか否かを判定し(S640)、受信したと判定したならば(S640:YES)、管理データ初期化処理を実行する(S190)。そして、サーバ10の制御部11は、S110に処理を戻す。
一方、参加クーポンマスターリセット依頼情報を受信しなかったと判定したならば(S640:NO)、サーバ10の制御部11は、S150に処理を移す。
S150の賛同追加処理では、端末20Xがマスター端末となっている参加クーポンの賛同端末として、端末20Aを追加する処理を実行する。これにより、端末20Aはマスター端末ではなく、端末20Xの賛同端末となる。
マスター端末として登録済みの端末20Xは、参加クーポンマスターコード情報を表示部24に表示させる(A640)。これを、端末20Bの制御部21が撮像部27(コードリーダ)によって読み取ると(B130)、端末20Bの制御部21は、B140に処理を移す。
サーバ10の制御部11は、端末20Bから参加クーポン賛同情報を受信したことに基づいて(S140:YES)、S150に処理を移す。S150の賛同追加処理では、端末20Cがマスター端末となっている参加クーポンの賛同端末として、端末20Bを追加する処理を実行する。
これにより、端末20Xの賛同端末として、端末20Aと、端末20Bとが登録される。
<第8実施例の効果>
第8実施例は、端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)により、参加クーポンのマスターとなることがサーバ10に要求されたことに基づいて、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、端末20Xの参加クーポンマスター情報(限定ではなく、第1特典情報とは異なる特典情報の一例)に関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報が第1特典情報とは異なる特典情報に簡単に関連付けられるようにすることができる。
<第8変形例>
第8実施例で説明した手法の他、複数のユーザのうちの1人のユーザに限らず、その場にいる同じグループの別のユーザも店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報を自己の端末20で読み取ってしまったような場合に、限定ではなく例として、第4実施例で説明したマスターマージの手法を同様に適用して、マスター権限をマージするようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
この場合は、ユーザによるマスターマージを行うための入力に基づいてマスターマージを行うのであれば、限定ではなく例として、
・図7-6→図4-5→図4-6→図4-7
・図7-6→図4-8→図4-9→図4-10
のいずれかの流れで処理を実行するようにすればよい。
また、マスター端末として登録された一の端末20が、同じくマスター端末として登録された他の端末20の表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報を読み取ることに基づいてマスターマージを行うのであれば、限定ではなく例として、
・図7-6→図4-12→図4-6→図4-7
・図7-6→図4-13→図4-9→図4-10
のいずれかの流れで処理を実行するようにすればよい。
<第9実施例>
第9実施例は、第7実施例、第8実施例と同様に、端末20が、店舗に掲載されるコード情報を読み取ることに基づいて、参加クーポンを取得する実施例である。
第7実施例および第8実施例では、店舗に掲示されるコード情報を参加クーポンマスター製造コード情報としたが、第9実施例では、店舗に掲示されるコード情報が参加クーポンマスター製造コード情報ではない点が異なる。
第9実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、店舗に掲示されるコード情報を「参加クーポンコード情報」と称する。
この参加クーポンコード情報は、前述した参加クーポンマスター製造コード情報とは異なり、マスター端末製造情報として機能しない。
マスター端末製造情報として機能しないとは、端末20がそのコード情報を読み取ってもマスター端末とはならないこと、より具体的には、サーバ10側でマスター端末が登録されないことを意味する。
参加クーポンコード情報は、参加クーポンマスター製造コード情報と同様に、限定ではなく例として、一次元のコード画像(限定ではなく例として、バーコード)や二次元のコード画像(限定ではなく例として、QRコード)とすることができる。
また、参加クーポンコード情報には、参加クーポンマスター製造コード情報と同様に、限定ではなく例として、参加クーポンの識別情報(限定ではなく例として、クーポンID)を含めることができる。
図9-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される参加クーポン管理データベース157の一例である参加クーポン管理データベース157Bのデータ構成例を示す図である。
この参加クーポン管理データベース157Bに含まれる各々の参加クーポン管理データには、限定ではなく例として、クーポンIDと、賛同履歴データとが記憶される。
前述した参加クーポン管理データベース157A(図1-5)に含まれる各々の参加クーポン管理データとは異なり、参加クーポン管理データベース157Bに含まれる各々の参加クーポン管理データには、マスター端末IDと、マスター賛同日時とは記憶されない。
本実施例では、参加クーポンコード情報を読み取った端末20は、賛同端末として、賛同端末履歴データに順次追加・記憶される。
<処理>
(1)第1の処理
図9-2~図9-3は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、端末20Aの制御部21は、店舗に掲示される参加クーポンコード情報を、撮像部29に読み取らせる制御を行う(A1001)。そして、端末20Aの制御部21は、端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報と、読み取った参加クーポンコード情報からデコードによって取得した情報とを、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A1003)。そして、端末20Aの制御部21は、A120に処理を移す。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンコード情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、参加クーポン第1賛同追加処理を実行する(S1010)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データベース157Bのうち、対応するクーポンIDが記憶された参加クーポン管理データの賛同履歴データに、参加クーポン賛同情報の送信元である端末20Aの識別情報またはユーザA.Aの識別情報を賛同端末IDとして追加・記憶させる。また、時計部19の計時情報に基づき、賛同日時に現在の日時を記憶させる。その結果、上記のクーポンIDによって識別される参加クーポンについて、端末20Aが賛同端末として追加・登録される。そして、サーバ10の制御部11は、S120に処理を移す。
A120の後、端末20Aの制御部21は、参加クーポンコード情報を表示部24に表示させる(A1030)。そして、端末20Aの制御部21は、A140に処理を移す。
その後、端末20Bの制御部21は、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンコード情報を、撮像部27に読み取らせる制御を行う(B1030)。そして、端末20Bの制御部21は、端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報と、読み取った参加クーポンコード情報からデコードによって取得した情報とを、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B1040)。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
通信I/F14によって端末20Bから参加クーポンコード情報を受信すると(S1040:YES)、サーバ10の制御部11は、参加クーポン第2賛同追加処理を実行する(S1050)。
この参加クーポン第2賛同追加処理の処理内容は、S1010の参加クーポン第1賛同追加処理と同様である。つまり、参加クーポン管理データベース157Bのうち、対応するクーポンIDを含む参加クーポン管理データの賛同履歴データに、参加クーポン賛同情報の送信元である端末20Bの識別情報またはユーザB.Bの識別情報を賛同端末IDとして記憶させる。また、時計部19の計時情報に基づき、賛同日時に現在の日時を記憶させる。その結果、最初に端末20Aが賛同端末として登録された賛同履歴データに、端末20Bが賛同端末として追加・登録される。そして、サーバ10の制御部11は、S160に処理を移す。
ここで、上記の処理では、参加クーポンコード情報が端末20によって読み取られるごとに、その端末20が賛同端末として、サーバ10によって賛同履歴データに追加・登録されていくことになる。この場合、参加クーポンを取得しようとするグループの代表者の端末20(上記の例では端末20A)が、その参加クーポンについて最初に賛同端末として登録されれば問題ないが、同じ参加クーポンについて登録済みの賛同端末が存在する場合は問題が生ずる。これは、限定ではなく例として、自分のグループよりも前にその店舗に来店した別のグループのユーザの端末20によって、同じ参加クーポンコード情報が読み取られていたような場合である。
自分のグループとは別のグループのユーザの端末20が最初に登録された賛同端末である場合、この最初に登録された賛同端末に対して、自分の端末20が賛同端末として追加されてしまう。その結果、自分の情報を含む参加クーポン賛同追加情報が、最初に登録された別のグループのユーザの端末20に対してサーバ10から送信されるため、見知らぬユーザに、自分の個人的な情報が知られてしまうことになる。
そこで、限定ではなく例として、以下説明する処理を実行するようにすることができる。
(2)第2の処理
図9-4~図9-5は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この処理では、限定ではなく例として、別のグループのユーザZ.Zの端末20Zが、参加クーポンの賛同端末として、サーバ10で登録済みであるものとして図示する。
通信I/F14によって端末20Aから参加クーポンコード情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、その参加クーポンについて、参加クーポン賛同追加処理を実行済みであるか否かを判定する(S1001)。つまり、その参加クーポンについて、別の端末20が賛同端末として既に登録済みであるか否かを判定する。
参加クーポン賛同追加処理を実行済みではないと判定したならば(S1001:NO)、サーバ10の制御部11は、S1010に処理を移す。この場合は、端末20Aが賛同端末として新規登録される。
一方、参加クーポン賛同追加処理を実行済みであると判定したならば(S1001:YES)、サーバ10の制御部11は、参加クーポン賛同端末情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1020)。
参加クーポン賛同端末情報は、その参加クーポンについて、参加クーポン賛同追加処理で登録済みの賛同端末の情報である。
なお、別のグループのユーザの端末20(この例では端末20Z)が賛同端末として登録済みである場合、その賛同端末の情報やその賛同端末のユーザの情報が、見ず知らずのユーザ(この例では端末20AのユーザA.A)に知られ得ることになる。このため、プライバシーの問題を考慮し、他の賛同端末に関する情報または賛同端末のユーザに関する情報に、賛同端末の装置IDや、賛同端末のユーザのユーザ名等の情報は含めず、賛同端末として登録済みの端末20が存在することのみを通知するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
A1003の後、端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン賛同端末情報を受信したか否かを判定し(A1010)、受信しなかったと判定したならば(A1010:NO)、A120に処理を移す。
一方、参加クーポン賛同端末情報を受信したと判定したならば(A1010:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポン賛同端末情報を表示部24に表示させる(A1020)。
その後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、その参加クーポン賛同端末情報によって特定される賛同端末の権限をリセットさせるか否かを判定し(A1030)、リセットさせないと判定したならば(A1030:NO)、処理を終了する。
一方、賛同端末の権限をリセットさせると判定したならば(A1030:YES)、端末20Aの制御部21は、賛同端末の権限をリセットさせることをサーバ10に依頼するための参加クーポン賛同端末リセット依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A1040)。
S1020の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから参加クーポン賛同端末リセット依頼情報を受信したか否かを判定し(S1045)、受信したと判定したならば(S1045:YES)、管理データ初期化処理を実行する(S190)。そして、サーバ10の制御部11は、S1010に処理を戻す。
一方、参加クーポン賛同端末リセット依頼情報を受信しなかったと判定したならば(S1045:NO)、サーバ10の制御部11は、S1050に処理を移す。
この場合、S1050の参加クーポン第2賛同追加処理では、端末20Yが賛同端末となっている参加クーポンの賛同端末として、端末20Aが追加されることになる。
<第9実施例の効果>
第9実施例は、端末20Aからの参加クーポンコード情報の送信に基づき、対応する参加クーポンに、端末20Aとは異なる端末20Z(限定ではなく、第5端末の一例)に関する情報(限定ではなく、第5端末に関する第5情報の一例)、またはその端末20Zのユーザに関する情報(限定ではなく、第5端末のユーザに関する第5情報の一例)が賛同端末の情報として登録済みである場合、端末20Aが、参加クーポン賛同端末情報(限定ではなく、第5情報に関する情報の一例)をサーバ10から通信I/F22によって受信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報を送信したにも関わらず、特典に関する情報に、第1端末とは異なる第5端末に関する情報、または第5端末のユーザに関する情報が関連付けられている場合、第5情報に関する情報を受信することができるため、特典に関する情報に第5情報が関連付けられていることをユーザに知らせることができる。
また、第9実施例は、端末20Aが、参加クーポン賛同端末リセット依頼情報(限定ではなく、特典に関する情報と、第5情報との関連付けを解除することに関する解除情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、特典に関する情報と、第5情報との関連付けをサーバに解除させることができる。
<第9変形例(1)>
第9実施例において、第1条件が成立したことに基づいて、端末20の制御部21が、参加クーポン賛同端末情報を表示部24に表示させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。第1条件は、「表示条件」と表現することもできる。
図9-6は、本変形例における第1条件を説明するためのテーブルの一例を示す図である。
このテーブルには、限定ではなく例として、条件Noと、条件内容と、条件判定主体とが関連付けて定められている。
条件No「M1」には、条件内容として「端末のユーザが賛同端末のユーザを友だち登録、またはフォローしていないこと」が、条件判定主体として「端末またはサーバ」がそれぞれ定められている。これは、自己の端末20のユーザが賛同端末のユーザを友だち登録、またはフォローしていない場合、賛同端末のユーザは見ず知らずの人であると考えられるため、その旨を自己の端末20のユーザに知らせる意図である。
「フォロー」とは、メッセージングアプリケーションの機能の1つ、またはメッセージングアプリケーションとは異なるSNSアプリケーションの機能の1つである。
限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションとは異なるSNSアプリケーションとして、基本的に誰でも閲覧可能なメッセージ(コンテンツ)を端末20から発信可能なオープン形式のSNSアプリケーションを構成することができる。
この場合、限定ではなく例として、SNSアプリケーションにおいて、一のユーザのアカウントと他のユーザのアカウントとを関連付けること(一のユーザと他のユーザとを関連付けること)を「フォロー」と称し、自分をフォローしてくれているユーザ、またはそのユーザのアカウントのことを「フォロワー」と称することができる。
この場合、SNSアプリケーションで第1のユーザの端末20から発信された情報を、第2のユーザが自分の端末20で閲覧できるようにすることができる。そして、第2のユーザが、限定ではなく例として、第1のユーザから発信された情報に興味を持ったような場合に、第2のユーザは、自分の端末20からフォロー操作を行うことで、第1のユーザをフォローするようにサーバ10に依頼するようにすることができる。
この場合、クーポンアプリケーションの一機能としてメッセージングアプリケーションやSNSアプリケーションを構成する、または、メッセージングアプリケーションやSNSアプリケーションの一機能としてクーポンアプリケーションを構成するようにすることができる。
条件No「M1」の条件を第1条件として適用する場合、端末20の制御部21は、記憶部28に記憶されている自己の端末20のユーザが友だち登録しているユーザや、フォローしているユーザのデータを参照して、条件の成否を判定するようにすることができる。
条件No「M2」には、条件内容として「賛同端末が登録されてから設定時間、または設定時刻が経過していないこと」が、条件判定主体として「端末またはサーバ」がそれぞれ定められている。これは、賛同端末が登録されてから間もないうちは、賛同端末のユーザによって参加クーポンが使用されていない可能性があるため、その旨を自己の端末20のユーザに知らせる意図である。
設定時間には、限定ではなく例として、「1時間」程度の時間を設定することができる。
また、設定時刻には、限定ではなく例として、「1時間」ごとの時刻を設定することができる。
なお、これらの設定は、端末20側で行うようにしてもよいし、サーバ10側で行うようにしてもよい。
条件No「M1」または「M2」の条件を第1条件として適用する場合、サーバ10から端末20に送信される参加クーポン賛同端末情報に、賛同端末に関する情報または賛同端末のユーザに関する情報として、参加クーポン管理データの賛同履歴データに記憶されている賛同日時の情報を含めるようにすることができる。そして、端末20の制御部21は、受信した賛同日時の情報と、時計部29Aの計時情報とに基づいて、条件の成否を判定するようにすることができる。
なお、上記の第1条件の成否の判定を、端末20に代えてサーバ10が行うようにすることもできる。この場合、サーバ10が参加クーポン賛同端末情報を端末20に送信するための条件として、上記と同様の第1条件を定めておくようにすることができる。
この場合における第1条件は、限定ではなく例として、「解除情報送信条件」と表現することもできる。
条件No「M1」の条件を適用する場合、サーバ10の制御部11は、友だち登録を管理するための友だち登録管理データ(不図示)やフォローの登録を管理するためのフォロー登録管理データ(不図示)を参照して、参加クーポンコード情報の送信元の端末20のユーザが賛同端末のユーザを友だち登録していないこと、またはフォローしていないことを判定するようにすればよい。
また、条件No「M2」の条件を適用する場合、サーバ10の制御部11は、参加クーポン管理データの賛同履歴データに記憶されている賛同日時の情報と、時計部19の計時情報とに基づいて、条件の成否を判定するようにすることができる。
本変形例は、端末20のユーザ(限定ではなく、第1端末のユーザ)が、賛同端末のユーザ(限定ではなく、第5端末のユーザ)を友だち登録していない場合やフォローしていない場合(限定ではなく、第5端末のユーザに対する登録を行っていない場合)、端末20が、参加クーポン賛同端末情報(限定ではなく、解除情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末のユーザが、第5端末のユーザに対する登録を行っていない場合に、解除情報を第1端末の表示部に表示して、特典に関する情報と、第5情報との関連付けを解除することに関する情報を、第1端末のユーザに知らせることができる。
<第9変形例(2)>
第9実施例において、第2条件が成立したことに基づいて、サーバ10の制御部11が、賛同端末の登録を解除するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。第2条件は、「解除条件」と言うこともできる。
図9-7は、本変形例における第2条件を説明するためのテーブルの一例を示す図である。
このテーブルには、図9-6のテーブルと同様に、限定ではなく例として、条件Noと、条件内容と、条件判定主体とが関連付けて定められている。
条件No「N1」、「N2」には、それぞれ図9-6の条件No「M1」、「M2」と逆の条件が定められている。また、条件判定主体として「サーバ」が定められている。
条件No「N3」の条件には、条件内容「賛同端末から参加クーポン使用情報を受信したこと」が、条件判定主体として「サーバ」がそれぞれ定められている。参加クーポン使用情報は、前述した通りである。
これは、賛同端末によって参加クーポンが使用されたことをもって、賛同端末の登録を解除する意図である。
本変形例は、端末20のユーザ(限定ではなく、第1端末のユーザ)が、賛同端末のユーザ(限定ではなく、第5端末のユーザ)を友だち登録している場合やフォローしている場合(限定ではなく、第5端末のユーザに対する登録を行っている場合)、賛同端末の登録がサーバ10によって解除される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1端末のユーザが、第5端末のユーザに対する登録を行っていない場合、特典に関する情報と、第5情報との関連付けが解除されるようにすることができる。
また、本変形例は、設定期間(限定ではなく、設定された期間の一例)が経過した場合、または設定時刻(限定ではなく、設定された時刻の一例)を経過した場合、賛同端末の登録がサーバ10によって解除される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、設定された期間が経過した場合、または設定された時刻を経過した場合、特典に関する情報と、第5情報との関連付けが解除されるようにすることができる。
また、本変形例は、賛同端末の表示部24に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への入力(限定ではなく、第1表示に対する入力の一例)に基づいて、賛同端末の登録がサーバ10によって解除される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、特典が使用された場合、その特典に関する情報と、第5情報との関連付けが解除されるようにすることができる。
<第10実施例>
第10実施例は、参加クーポン特典情報の特典(特典内容)を変更する実施例である。
第10実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
参加クーポンの特典内容は、必ずしも固定的な特典内容としなければならないわけではない。限定ではなく例として、サーバ10で登録された端末20またはそのユーザの数に基づいて、特典内容を変更するようにすることができる。
<表示画面>
図10-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示されるクーポン詳細画面の一例を示す図である。
このクーポン詳細画面には、画面下部の参加クーポン詳細情報表示領域WR1内にクーポン詳細情報が表示されているが、その内容が、前述した実施例とは異なっている。
具体的には、参加クーポンの必要人数が「1人~3人」であり、参加人数に応じて、会計から最大で「500円」が割り引かれる旨が表示されている。参加クーポン詳細情報表示領域WR1内の参加クーポン要求ボタンBT1がタップされると、限定ではなく例として、図10-2に示すように、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示される。
この参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、参加クーポンマスターコード情報MC1の他に、限定ではなく例として、現在の参加人数がユーザA.Aの「1人」であるため、割引額は「200円」である旨が表示されている。そして、次の段階として、あと「2人」が参加することで割引額が「500円」となることを示す特典アップ情報TU1が表示されている。
以降の表示画面は、前述した実施例と同様である。
図10-3は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される参加クーポン詳細画面の別例を示す図である。
この参加クーポン詳細画面では、画面下部の参加クーポン詳細情報表示領域WR1内にクーポン詳細情報が表示されているが、その内容が、図10-1とは異なっている。
具体的には、参加クーポンの必要人数が「1人~無限(∞)」であり、参加人数が増えるほど、割引額が大きくなる旨が表示されている。この場合、参加クーポン要求ボタンBT1がタップされると、限定ではなく例として、図10-4に示すように、参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2が表示される。
この参加クーポンマスターコード情報表示領域WR2には、参加クーポンマスターコード情報MC1等の他に、限定ではなく例として、切替表示可能な複数の参加クーポンの画像(以下、「参加クーポン画像」と称する。)を含む参加クーポン画像群MG1(参加クーポン画像セット)が表示されている。
参加クーポン画像群MG1の左右には、参加クーポン画像を切り替えるための切替ボタンが設けられており、これらの切替ボタンをタップすることで、次の参加クーポン画像または前の参加クーポン画像が最も手前側に表示されるように、参加クーポン画像の表示を切り替えることができるように構成されている。
この図では、現在の参加人数がユーザA.Aの「1人」である旨が表示されている。
また、デフォルトの表示として、参加人数を「1人」、割引額を「200円」とする参加クーポン画像が最も手前側に表示されている。
この状態で、参加クーポン画像の右側に設けられた切替ボタンが2回タップされると、限定ではなく例として、図10-5に示すように、参加人数を「3人」、割引額を「500円」とする参加クーポン画像が最も手前側に表示される。
同様に、参加クーポン画像の右側に設けられた切替ボタンが5回タップされると、限定ではなく例として、図10-6に示すように、参加人数を「5人」、割引額を「900円」とする参加クーポン画像が最も手前側に表示される。
また、現在の参加人数に基づき、必要人数が既に条件を満たしている参加クーポン画像には、限定ではなく例として、「CLEARED」の文字を含むマークが重畳表示される。
このような表示を行うことで、端末20のユーザは、参加クーポンの特典(特典内容)の相違、および、既に条件を満たしている参加クーポンの特典をユーザが一見して把握することが可能となる。
<処理>
(1)第1の処理
図10-7は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S130の後、サーバ10の制御部11は、無条件クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1110)。
無条件クーポンコード情報は、限定ではなく例として、必要人数に関係なく利用可能なクーポンであってデフォルトのクーポン(以下、「無条件クーポン」と称する。)のコード情報(限定ではなく例としてトークン)としてサーバ10で生成されたコード情報である。
A130の後、通信I/F22によってサーバ10から無条件クーポン特典コード情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、無条件クーポンが有効化されたことをユーザに知らせるための無条件クーポン有効化表示を表示部24に表示させる(A1110)。
その後、端末20Aの制御部21は、表示部24に表示された無条件クーポン有効化表示に対して、無条件クーポンを使用するための入力部に対する入力がなされたか否かを判定し(A1120)、なされたと判定したならば(A1120:YES)、無条件クーポン特典コード情報を表示部24に表示させる(A1130)。そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
一方、無条件参加クーポンを使用するための入力部に対する入力がなされなかったと判定したならば(A1120:NO)、サーバ10の制御部11は、A140に処理を移す。
この場合、サーバ10では、S140~S160の処理を経て、S170の処理が実行される。つまり、サーバ10の制御部11は、参加クーポンを有効化するか否かを判定する(S170)。具体的には、前述したように、限定ではなく例として、マスター端末のユーザと賛同ユーザとを含め、クーポン情報管理データベース155Aのうちの対応するクーポン情報管理データに記憶されている必要人数に達した場合に、参加クーポンを有効化すると判定することができる。
参加クーポンを有効化すると判定したならば(S170:YES)、サーバ10の制御部11は、S180に処理を進める。その結果、無条件クーポン特典コード情報とは異なるコード情報として、参加クーポン特典コード情報が、サーバ10から端末20Aに送信される。
(2)第2の処理
図10-8は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの別例を示すフローチャートである。
S160の後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンの特典レベルが更新されたか否かを判定する(S1160)。
特典レベルは、限定ではなく例として、マスター端末および賛同端末の合計数と正の相関を有するレベルとして設定しておくことができる。より具体的には、限定ではなく例として、合計数が「1」であれば「特典レベル1」、合計数が「2」であれば「特典レベル2」、合計数が「3」であれば「特典レベル3」、・・・、といったように、合計数に応じて特典レベルをアップさせることができる。
なお、特典レベルを際限なくアップさせることを可能とすると、店舗側が不利益を被ることがあり得るため、特典レベルに上限値を設定しておくようにすることもできる。
この場合、特典レベルが上限値に達した後は、合計数がそれ以上増えても、特典レベルをアップさせないようにすればよい。この場合、S1160の判定結果は「NO」となる。
特典レベルを更新すると判定したならば(S1160:YES)、サーバ10の制御部11は、更新後の特典レベルに応じた参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1170)。
この場合、特典レベルが高いほど、より価値の高い特典が設定された参加クーポン特典コード情報が、サーバ10から端末20Aに送信されるようにすることができる。
特典の価値が高いとは、限定ではなく例として、割引を行う特典であれば、その割引額(ディスカウント額)や割引率(ディスカウント率)が高いことである。
また、何らかの付加的な商品やサービスの提供を行う特典であれば、この付加的な商品やサービスの数が多いことやその質が高いことである。
その後、サーバ10の制御部11は、参加クーポンの特典内容を更新したことを示す参加クーポン更新情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1180)。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン特典コード情報を受信した後(A160:YES)、通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン更新情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した参加クーポン更新情報を表示部24に表示させる(A1170)。また、端末20Aの制御部21は、参加クーポンの特典レベルが更新されたことを示す特典レベル更新情報を表示部24に表示させる(A1180)。そして、端末20Aの制御部21は、A180に処理を移す。
なお、上記の処理において、マスター端末は特典レベルの判定対象から除外し、賛同端末の数に基づいて特典レベルを決定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
つまり、マスター端末が決定された後、いくつの端末20が賛同端末として登録されたかに基づいて、特典レベルを決定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第10実施例の効果>
第10実施例は、無条件クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)が、登録された端末20またはそのユーザの数(限定ではなく、関連付けられた情報の一例)に基づいて、参加クーポン特典コード情報に変更される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、関連付けられた情報の数に基づいて、特典に関する情報が変更されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第10実施例は、参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)は、サーバ10によって登録された端末20またはそのユーザの数(限定ではなく、関連付けられた情報の数の一例)に基づいて、変更される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、特典に関する情報が、関連付けられた情報の数に基づいて変更されるため、限定ではなく例として、関連付けられた情報の数が多いほど、より価値の高い特典が提供されるようにするといったことが可能となる。
また、第10実施例は、参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)は、サーバ10によって登録された端末20またはそのユーザの数が、必要人数(限定ではなく、設定された数の一例)以上である場合、または閾値人数(限定ではなく、設定された数の一例)よりも多い場合、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)に対する入力(限定ではなく、第1表示への入力の一例)に基づいて、マスター端末のユーザと、賛同端末のユーザとに少なくとも関連付けられる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、参加クーポン特典コード情報が、関連付けられた情報の数が設定された数以上、または設定された数よりも多い場合、マスター端末の表示部24に表示された参加クーポン有効化表示への入力に基づいて、第1端末のユーザと、第2端末のユーザとに少なくとも関連付けられるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第10実施例は、参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)は、参加クーポンに参加した端末20の数またはユーザの数に基づいて、特典レベルが更新される条件(限定ではなく、特典が変更される条件の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示の表示によって、特典が変更される条件を第1端末のユーザに知らせることができる。
<第10変形例>
第10実施例では、参加クーポンに参加した端末20の数またはユーザの数に基づいて、特典レベルが更新される例を示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、参加クーポンに参加した端末20のユーザに関する情報に基づいて、特典レベルが更新されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、参加クーポンに初めて参加するユーザの端末20が登録された場合は、特典レベルをアップさせるようにすることができる。
また、限定ではなく例として、性別や年齢、職業等の属性情報が同じであるユーザの端末20が登録された場合は、特典レベルをアップさせるようにすることができる。
また、限定ではなく例として、その日が誕生日であるユーザの端末20が登録された場合は、特典レベルをアップさせるようにすることができる。
また、その参加クーポンが使用される店舗と同じ苗字のユーザの端末20が登録された場合や、店舗に関連する苗字や名前のユーザの端末20が登録された場合は、特典レベルをアップさせるようにすることができる。
また、その参加クーポンが使用される店舗へのユーザの来店履歴の情報に基づいて、特典レベルが更新されるようにすることもできる。
具体的には、限定ではなく例として、その店舗への来店回数や来店頻度が設定値以上であるユーザの数が多いほど、特典レベルをアップさせるようにすることができる。また、登録された全てのユーザの来店回数や来店頻度の平均値が大きいほど、特典レベルをアップさせるようにすることもできる。
なお、上記の各種の情報(参加人数の情報、ユーザに関する情報、来店履歴の情報等)は、任意に組み合わせて、特典レベルの判定に用いることができる。
<第11実施例>
第11実施例は、前述した(2)の手法に関する実施例である。
第11実施例では、参加クーポン特典コード情報をサーバ10側で有効化するのではなく、端末20側で有効化する。
図11-1は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、クーポンアプリケーション処理プログラム281と、クーポンアプリケーションID283と、参加クーポン詳細データ285とに加えて、限定ではなく例として、参加クーポン管理データ287が記憶される。
参加クーポン管理データ287は、参加クーポンを端末20側で管理するためのデータであり、そのデータ構成の一例を図11-2に示す。
参加クーポン管理データ287には、限定ではなく例として、クーポンIDと、参加クーポン特典コード情報と、賛同履歴データとが記憶される。
賛同履歴データのデータ構成は、サーバ10の記憶部15に記憶される参加クーポン管理データベース157の参加クーポン管理データに含まれる賛同履歴データと同様である。
<処理>
図11-3~図11-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから参加クーポン要求情報を受信すると、S120に処理を移す。そして、サーバ10の制御部11は、参加クーポン特典コード情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(A180)。この参加クーポン特典コード情報は、サーバから送信されて端末で受信される特典に関する情報の一例であり、本実施例における特典に関する情報の一例である。
通信I/F22によってサーバ10から参加クーポン特典コード情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、端末間通信I/F22Bによって端末20Bに通信接続し、参加クーポンに参加することへの賛同を要求するための参加クーポン賛同要求情報を、端末間通信I/F22Bによって端末20Bに送信する(A1210)。
端末間通信I/F22Bによって端末20Aから参加クーポン賛同要求情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した参加クーポン賛同要求情報を表示部24に表示させる(B1210)。そして、端末20Bの制御部21は、表示部24に表示された参加クーポン賛同要求情報に対する入力部を介してユーザ操作に従って、参加クーポン賛同情報を、端末間通信I/F22Bによって端末20Aに送信する(B1220)。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
端末間通信I/F22Bによって端末20Bから参加クーポン賛同情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、参加クーポン賛同追加処理を実行する(A1220)。具体的には、限定ではなく例として、参加クーポン管理データ287に含まれる賛同履歴データに、参加クーポン賛同情報の送信元である端末20BまたはユーザB.Bの識別情報を賛同端末IDとして記憶させる。また、時計部29Aの計時情報に基づき、賛同日時に現在の日時を記憶させる。その結果、端末20Aがマスターとなった参加クーポンについて、端末20Bが賛同端末として登録される。
その後、端末20Aの制御部21は、参加クーポンを有効化するか否かを判定する(A1230)。具体的には、限定ではなく例として、マスター端末(自己の端末20)のユーザと賛同端末のユーザとを含め、登録されたユーザの数が、参加クーポン詳細データ285に記憶されている参加クーポン詳細情報のうちの必要人数に達しているか否か(または閾値人数を超えているか否か)を判定する。
参加クーポンを有効化すると判定したならば(A1230:YES)、端末20Aの制御部21は、A170に処理を移す。
<第11実施例の効果>
第11実施例は、サーバ10と通信する端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報を含む参加クーポン要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)を、通信I/F22(限定ではなく、第1端末の通信部の一例)によってサーバ10に送信する。そして、端末20Aは、参加クーポン特典コード情報(限定ではなく、特典に関する情報の一例)をサーバ10から通信I/F22によって受信する。そして、端末20Aは、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報を含む参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、参加クーポン要求情報と、参加クーポン賛同情報とに少なくとも基づき、参加クーポン有効化表示や参加クーポン特典コード情報表示(限定ではなく、特典に関する情報に基づく第1表示の一例)を表示部24(限定ではなく、第1端末の表示部の一例)に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末が、第1端末に関する第1情報または第1端末のユーザに関する第1情報をサーバに送信するという簡単な動作を行うだけで、サーバから特典に関する情報を受信することができる。また、第1端末が、第1端末とは異なる第2端末に関する第2情報または第2端末のユーザに関する第2情報を受信し、第1情報と第2情報とに少なくとも基づき、特典に関する情報に基づく第1表示を表示することで、特典に関する情報を第1端末のユーザに知らせることができる。その結果、複数のユーザがみんなで特典を使用すること(特典を受けること)が可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第11実施例は、端末20の通信I/F22は、標準通信I/F22A(限定ではなく、第1通信部の一例)と端末間通信I/F22B(限定ではなく、第2通信部の一例)とを有する。そして、参加クーポン要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、標準通信I/F22Aによってサーバ10に送信され、参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、端末間通信I/F22Bによって端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)から受信される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とを、異なる通信部によって送受信することができる。
<第11変形例(1)>
第11実施例では、端末20Aが、端末間通信I/F22Bによって端末20Bから参加クーポン賛同情報を受信することとしたが、これに限定されない。
端末20Bが、参加クーポン賛同情報をサーバ10に送信するようにし、サーバ10を介して、端末20Aが参加クーポン賛同情報を受信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、第11実施例において、マスター端末となる端末20側で生成した擬似的なコード情報(以下、「擬似コード情報」と称する。)を、賛同端末となる端末20が読み取ることに基づいて、参加クーポン賛同情報が賛同端末からマスター端末に送信されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図11-5は、この場合に各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
A120の後、端末20Aの制御部21は、擬似コード情報生成処理を実行する(A1270)。具体的には、限定ではなく例として、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報をエンコードした擬似コード画像を生成する。そして、端末20Aの制御部21は、生成した擬似コード情報を表示部24に表示させる(A1280)。
端末20Bの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、端末20Aの表示部24に表示された擬似コード情報を、撮像部27に読み取らせる制御を行う(B1280)。そして、端末20Bの制御部21は、読み取った擬似コード情報からデコードによって取得した情報に基づいて、端末間通信I/F22Bによって端末20Aに通信接続して、参加クーポン賛同情報を送信する(B1290)。
<第11変形例(2)>
第10実施例では、サーバ10が参加クーポン特典情報の特典を変更する手法を説明したが、これを第11実施例に適用して、端末20が参加クーポン特典情報の特典を変更するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図11-6は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
A1220の後、端末20Aの制御部21は、特典レベルが更新されたか否かを判定する(A1240)。
この場合、第10実施例と同様に、マスター端末を特典レベルの判定対象から除外し、賛同端末の数に基づいて、特典レベルを決定するようにすることができる。
また、これとは異なり、マスター端末も特典レベルの判定対象に含め、マスター端末および賛同端末の数に基づいて、特典レベルを決定するようにすることもできる。
特典レベルが更新されたと判定したならば(A1240:YES)、端末20Aの制御部21は、更新結果の特典レベルに基づいて、参加クーポン特典内容を変更する(A1250)。そして、端末20Aの制御部21は、参加クーポンの特典レベルが更新されたことを示す参加クーポン特典レベル更新情報を表示部24に表示させる(A1260)。そして、端末20Aの制御部21は、A180に処理を移す。
本変形例は、端末20Aが、端末20Bばかりでなく、端末20C(限定ではなく、第3端末の一例)またはそのユーザの識別情報を含む参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第3端末または第3端末のユーザに関する情報の一例)を端末間通信I/F22Bによって受信する。そして、参加クーポン特典コード情報は、少なくとも端末20Bからの参加クーポン賛同情報と端末20Cからの参加クーポン賛同情報とに基づき変更される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、少なくとも第2情報と第3情報とに基づいて、特典に関する情報を変更することができる。
この場合、端末20Bおよび端末20Cからの参加クーポン賛同情報を少なくとも含む複数の賛同端末からの参加クーポン賛同情報(限定ではなく、複数情報の一例)を、端末間通信I/F22Bによって受信する。そして、参加クーポン特典コード情報は、少なくとも複数の賛同端末からの参加クーポン賛同情報の数(限定ではなく、複数情報の数の一例)に基づき変更される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第2情報と第3情報とを少なくとも含む複数情報の数に基づき、特典に関する情報が適切に変更されるようにすることができる。その結果、限定ではなく例として、複数情報の数が多いほど、より価値の高い特典に変更するといったことが可能となる。
また、上記において、参加クーポン特典コード情報は、マスター端末に関する情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、複数の賛同端末からの参加クーポン賛同情報の数(限定ではなく、複数情報の一例)との数に基づき変更される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第2情報と第3情報とを少なくとも含む複数情報ばかりでなく、第1情報もカウントして、特典に関する情報が適切に変更されるようにすることができる。
また、本変形例は、端末間通信I/F22Bは、近距離で通信が行われる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、近距離の通信によって、第2情報を第2端末から簡単に取得することができる。
<他の実施例>
第11実施例で説明した端末20側で参加クーポンを有効化する実施例には、第1実施例~第10実施例で説明した各種の実施例の内容を適用可能である。
第1実施例~第10実施例ではサーバ10側で参加クーポンを有効化する手法を説明し、第11実施例では端末20側で参加クーポンを有効化する手法を説明したが、これは、参加クーポンを有効化する主体が異なるだけである。このため、それ以外の内容については、第1実施例~第10実施例の内容を、第11実施例に同様に適用することが可能である。
全てについて説明するのは冗長であるため、以下、部分的に例示する。
第11実施例に、限定ではなく例として第1実施例で説明した、参加クーポンマスターコード情報の読み取りに関する内容を適用する場合、
端末20Aが、参加クーポン要求情報の送信に基づき、サーバ10から参加クーポンマスターコード情報(限定ではなく、コード情報の一例)を通信I/F22によって受信し、受信した参加クーポンマスターコード情報を表示部24に表示する。この場合、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報を含む参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)による、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターコード情報の読み取りに基づき、端末20Bからサーバ10に送信され、サーバ10で受信された参加クーポン賛同情報が、サーバ10から端末20Aに送信されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末がサーバから受信して表示したコード情報を、第1端末とは異なる第2端末に読み取らせるだけで、第1端末は、サーバを介して第2端末から第2情報を取得することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第2実施例で説明した、コード有効期間やコード有効時間に関する内容を適用する場合、
端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、参加クーポンタイムアウト情報(限定ではなく、コード情報を利用可能な期間の情報の一例、コード情報を利用可能な時刻の情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信するようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末は、コード情報を利用可能な期間の情報、または利用可能な時刻の情報を受信することで、限定ではなく例として、これらの情報を表示部に表示させるなどして、コード情報を利用可能な期間の情報、または利用可能な時刻の情報をユーザに知らせることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第5実施例で説明した、WEB等によって参加クーポンを検索する内容を適用する場合、
端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)が、参加クーポンの検索結果の表示(限定ではなく、特典に関する情報の取得に関する第2表示の一例)を表示部24に表示する。そして、クーポン選択情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、参加クーポン検索結果の表示に対する入力に基づいて端末20Aからサーバ10に送信されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示される、特典に関する情報の取得に関する第2表示に対する入力に基づいて、第1情報が第1端末からサーバに簡単に送信されるようにすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第5実施例で説明した、WEB等によって参加クーポンを検索する内容を適用する場合、
端末20B(限定ではなく、第2端末の一例)が、参加クーポン賛同要求情報の表示(限定ではなく、特典に関する情報の取得に関する第2表示の一例)を表示部24に表示する。そして、参加クーポン賛同情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、端末20Bで表示された参加クーポン賛同要求情報の表示に対する入力に基づいて端末20Bからサーバ10に送信され、サーバ10で受信された参加クーポン賛同情報が、サーバ10から端末20Aに送信されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2端末の表示部に表示される、特典に関する情報の取得に関する第2表示に対する入力に基づいて、第1端末は、サーバを介して第2端末から第2情報を取得することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第5変形例で説明した、店舗に設置される電子装置に関する内容を適用する場合、
端末20の通信I/F22は、標準通信I/F22A(限定ではなく、第1通信部の一例)とビーコン用通信I/F22C(限定ではなく、第2通信部の一例)とを有する。クーポン選択情報は、標準通信I/F22Aによって端末20からサーバ10に送信される。参加クーポン特典コード情報は、標準通信I/F22Aによってサーバ10から受信される。この場合、クーポン一覧情報の表示は、店舗に設置されるビーコン50から送信されたBLE信号を端末20がビーコン用通信I/F22Cによって受信することに基づいて、端末20の表示部24に表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、店舗に設置される電子装置から送信された情報を第2通信部によって受信することに基づいて、第2表示が端末の表示部に簡単に表示されるようにすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第7実施例で説明した、店舗に掲示される参加クーポンマスター製造コード情報を読み取る内容を適用する場合、
端末20Aが、参加クーポンマスター製造コード情報(限定ではなく、コード情報の一例)を読み取る。そして、端末20AまたはユーザA.Aの識別情報と、参加クーポンマスター製造コード情報からデコードによって取得したクーポンIDとを含む参加クーポンマスター製造情報(限定ではなく、第1情報の一例)が、通信I/F22によってサーバ10に送信されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末によってコード情報を読み取るだけで、第1情報を簡単にサーバに送信することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第7変形例(1)で説明した、端末の位置に関する情報をサーバに送信する内容を適用する場合、
端末20Aが、参加クーポンマスター製造コード情報を読み取ることに基づき、端末20Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)またはユーザA.Aの識別情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、最新の算出端末位置の情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)とを含む参加クーポンマスター製造情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、端末20Aは、送信した最新の算出端末位置の情報に基づく参加クーポン特典コード情報を通信I/F22によって受信するようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末がコード情報を読み取ることに基づき、第1情報と、第1端末の位置に関する情報とがサーバに送信されるため、サーバは、第1端末の位置に関する情報に基づいて、第1端末が読み取ったコード情報の位置を推定した上で、第1端末に送信する特典に関する情報を決定することができる。その結果、コード情報を個別に用意せずとも、共通のコード情報を用意しておくだけで、適切な特典に関する情報を端末で取得可能とすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第7変形例(2)で説明した、端末の位置に関する情報が、店舗に設置される電子装置から送信された情報に基づく情報を含む内容を適用する場合、
端末20Aの位置情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)は、店舗に設置されるビーコン(限定ではなく、電子装置の一例)から送信されるBLE信号(限定ではなく、電子装置から送信された情報の一例)に基づく情報を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、店舗に設置される電子装置から送信された情報に基づいて、第1端末の位置に関する情報を簡単に特定することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第7変形例(2)で説明した、端末の位置に関する情報が、端末によって選択された店舗に関する情報を含む内容を適用する場合、
端末20Aの位置情報(限定ではなく、第1端末の位置に関する情報の一例)は、端末20Aによって選択された店舗の識別情報(限定ではなく、第1端末によって選択された店舗に関する情報の一例)を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末によって選択された店舗に関する情報に基づいて、第1端末の位置に関する情報を簡単に特定することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第7変形例(3)で説明した、コード情報は、店舗の情報が関連付けられている内容を適用する場合、
参加クーポンマスター製造コード情報(限定ではなく、コード情報の一例)は、店舗識別情報や店舗位置情報(限定ではなく、店舗の情報の一例)が関連付けられているようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、コード情報は、店舗の情報が関連付けられているため、第1端末によってコード情報を読み取ることで、店舗の情報を第1端末で取得可能とすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第4実施例で説明した、マスターマージの内容を適用する場合、
端末20AまたはユーザA.Aには、マスター権限(参加クーポンの特典情報)(限定ではなく、第1特典情報の一例)が関連付けられる。端末20Aは、サーバ10から受信した参加クーポンマスターマージ候補情報(限定ではなく、第2特典情報の一例)を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20BまたはユーザB.Bの識別情報が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(参加クーポンの特典情報)と関連付けられるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示される第2特典情報に対する入力に基づいて、第1情報が第2特典情報に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第4実施例で説明した、マスターマージの内容を適用する場合、
端末20CまたはユーザC.Cの識別情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、端末20BまたはユーザB.Bのマスター権限(参加クーポンの特典情報)と関連付けられている。
この場合、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポンマスターマージ候補情報に対する入力に基づいて、端末20CまたはユーザC.Cの識別情報が、端末20AまたはユーザA.Aのマスター権限(参加クーポンの特典情報)と関連付けられるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示される第2特典情報に対する入力に基づいて、第1情報ばかりでなく、第2情報も第2特典情報に簡単に関連付けられるようにすることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第10実施例で説明した、特典を変更する内容を適用する場合、
参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)は、参加クーポンの特典を変更するための条件を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、表示部への第1表示の表示によって、特典が変更される条件を第1端末のユーザに知らせることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第1実施例で説明した、第2端末のユーザに関する情報を表示する内容を適用する場合、
参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)は、賛同端末または賛同端末のユーザの識別情報(限定ではなく、第2端末または第2端末のユーザに関する情報の一例)を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示によって、第2端末のユーザに関する情報を第1端末のユーザに知らせることができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第1実施例で説明した、特典の使用に関する内容を適用する場合、
端末20Aの表示部24に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への入力に基づいて、参加クーポン(限定ではなく、特典の一例)が使用される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末の表示部に表示された第1表示への入力に基づいて、特典を簡単に使用することができる。
また、第11実施例に、限定ではなく例として第3変形例(2)で説明した、特典が使用済みであることを示す情報の表示の内容を適用する場合、
端末20Bの表示部24(限定ではなく、第2端末の表示部の一例)に表示された参加クーポン有効化表示(限定ではなく、第1表示の一例)への操作入力や音入力(限定ではなく、第1表示に対する入力の一例)がされた後に、端末20Aの表示部24に表示された参加クーポン有効化表示への操作入力や音入力がされた場合、端末20Aは、参加クーポン無効化情報(限定ではなく、特典が使用済みであることを示す情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一のユーザによって特典が使用された後は、その特典を他のユーザが使用できないようにすることができる。