JP7470579B2 - 洗濯物移載装置、洗濯物移載システム - Google Patents

洗濯物移載装置、洗濯物移載システム Download PDF

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Description

本発明は、洗濯物移載装置、洗濯物移載システムに関する。
特許文献1(特開2000-51593号公報)は、洗濯後の洗濯物のかたまりから洗濯物を1枚ずつ引き上げ、引き上げた洗濯物を送り出しコンベアに移載する技術を開示している。具体的には、把持機構が洗濯物を把持した状態で洗濯物を所定位置まで引き上げたら把持機構による把持を解放すると同時に、エアジェットを洗濯物に対して噴射する。これにより、洗濯物は、送り出しコンベアとニップローラの間のニップに引き込まれて送り出しコンベアに移載される。洗濯物としては、例えば、シーツ、テーブルクロスなどの大物で平らな布製品を例示している。
上記特許文献1の構成では、把持機構による引き上げにより引き伸ばされた洗濯物が引き伸ばされたまま送り出しコンベアに移載されるようになっている。従って、送り出しコンベアが洗濯物を1枚ずつ重なることなく搬送しようとすると、単位時間あたりの移載回数を抑えなければならなかった。
これに対して、洗濯物全体を一度送り出しコンベアよりも上方に引き上げてから洗濯物を送り出しコンベアに落下させることが考えられる。この場合、洗濯物どうしが引き離された状態になりやすく、単位時間あたりの移載回数を増やす余地が生まれる。しかしながら、例えばシーツやテーブルクロスなど、吊り下げると4メートル程度の長さとなる大物の洗濯物全体を送り出しコンベアよりも上方に引き上げようとすると、装置自体が大型化してランドリー工場に設置できない虞がある。なお、洗濯物の種類に応じて、その後の洗濯方法が異なる場合があり、洗濯物の種類を搬送中に自動的に判別したいという要望もある。
本発明の目的は、装置自体を大型化することなく、複数の洗濯物から個別の洗濯物を抽出して搬出する技術を提供することにある。
本発明にかかる洗濯物移載装置は、洗濯物を把持して垂直方向に移動可能である垂直ピックアップユニットと、前記垂直ピックアップユニットにより把持されピックアップされた前記洗濯物を、移載グリップによって受け取り、水平に延在する移載レールに沿って前記移載グリップが水平方向に移動する水平ピックユニットと、前記水平ピックユニットの下方に配置され、前記移載レールと平行に延在し、前記洗濯物が前記水平ピックユニットに把持された状態で前記洗濯物の少なくとも一部が載置される上段搬送コンベアユニットと、前記水平ピックユニットによる把持状態が解除され、前記上段搬送コンベアユニットから搬送された前記洗濯物を、さらに下流に搬出する搬出コンベアユニットと、を備え、前記上段搬送コンベアユニットは、前記垂直ピックアップユニットの近傍側である前方側に配置される第1のコンベア部と、前記垂直ピックアップユニットから遠方側である後方側に配置される第2のコンベア部と、前記第1のコンベア部と前記第2のコンベア部の間に配置され前記洗濯物が落下する孔部と、を有し、前記第1のコンベア部は、前記水平ピックユニットによる把持状態が解除された場合に、前記第1のコンベア部に載置されている前記洗濯物が前記孔部に向かって移動するように動作し、前記孔部を介して前記洗濯物を前記搬出コンベアユニットに搬送する。
また、本発明にかかる洗濯物移載装置において、前記水平ピックユニットは、前記移載グリップが前記洗濯物の一部を把持した状態のまま、前記第1のコンベア部の上方から後方に動作し、さらに、前記第2のコンベア部の上方から前方に動作して前記洗濯物の折り曲げ動作を行う。
また、本発明にかかる洗濯物移載装置は、前記孔部に前記洗濯物が落下せずに前記第1のコンベア部に載置された状態で残留していることを検知する残留センサと、をさらに備え、前記洗濯物が第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部が、前記孔部に向けて移動させる方向と逆方向に動作する。
また、本発明にかかる洗濯物移載装置は、前記洗濯物が第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部が傾動する。
また、本発明にかかる洗濯物移載装置において、前記第1のコンベア部の傾動は、前方側が下方であり、後方側が上方となる傾動である。
また、本発明にかかる洗濯物移載装置において、前記第1のコンベア部は、前記水平ピックユニットに対向している上面部の前後方向の長さが可変であるように形成されており、前記洗濯物が前記第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部の前方側端部が後方側に動作するように前後方向に収縮した形状に変形する。
また、本発明にかかる洗濯物移載システムは、前記洗濯物移載装置と、前記洗濯物移載装置から下流に前記洗濯物を搬送する搬送部と、前記搬送部において搬送される前記洗濯物を撮影して種類を判定する判定部と、前記判定部により判定された前記洗濯物の種類に応じて前記洗濯物の分配を行う分配部と、を備える。
また、本発明にかかる洗濯物移載システムにおいて、前記搬送部は、前記洗濯物が撮影された場合に、前記洗濯物の表面と裏面が同時に撮影される状態で搬送を行い、前記判定部は、前記洗濯物を撮影する撮影部と、前記撮影部により取得された画像を解析して洗濯物の種類を判定する解析部と、を有し、前記分配部は、前記判定部により判定された前記洗濯物の種類に応じて、洗濯物の振り分けを実行する。
本発明によれば、装置自体を大型化することなく、複数の洗濯物から個別の洗濯物を抽出して搬出することができる。
第1の実施形態にかかるピックアップシステムの構成を示した概略図である。 第1の実施形態にかかるピックアップ装置の全体斜視図である。 第1の実施形態にかかるピックアップ装置の概略側面図である。 第1の実施形態にかかるピックアップ装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態にかかるピックアップユニットの側面図である。 第1の実施形態にかかる第1把持部の正面図である。 第1の実施形態にかかる第2把持部の正面図である。 第1の実施形態にかかる移載グリップの構成を示した概略図である。 第1の実施形態にかかる判定部を示した図である。 第1の実施形態にかかる分配部を示した図である。 第1の実施形態にかかるピックアップ装置の制御フローである。 第1の実施形態にかかるピックアップユニットによるピックアップ動作を示す図である。 第1の実施形態にかかるピックアップユニットが洗濯物を把持する様子を示す図である。 第1の実施形態にかかる水平ピックユニットで洗濯物を把持して搬出ユニットに搬送する制御フローである。 第1の実施形態にかかる移載グリップが垂直ピックアップユニットから洗濯物を受け取る状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる移載グリップを後方に向けて移動させた状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる移載グリップを第2のコンベアの上方まで移動させた状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる移載グリップを第1のコンベアの上方まで移動させて洗濯物を折り曲げた状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる孔部から洗濯物が落下する状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる第1のコンベア上に洗濯物が残留した状態を示した図である。 第1の実施形態にかかる第1のコンベアが傾動した状態を示した図である。 第2の実施形態にかかるピックアップシステムの構成を示した概略図である。 第2の実施形態にかかるピックアップ装置の概略側面図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、ピックアップシステム(洗濯物移載システム)100の概略を示している。ピックアップシステム100は、ピックアップ装置(洗濯物移載装置)200と、ピックアップ装置200の下流において洗濯物pを搬送する搬送部300と、搬送部300において搬送中の洗濯物pを撮影し、洗濯物pの種類を判定する判定部400と、判定部400の結果に応じて洗濯物pの振り分けを行う分配部500と、を備える。
図2及び図3は、ピックアップ装置200を示している。図3に示すように、ピックアップ装置200は、堆積した複数の洗濯物pから成る堆積物Qから洗濯物pを1枚ずつピックアップするための装置である。図2はピックアップ装置200の斜視図であり、図3はピックアップ装置の側面図である。なお、図3ではピックアップ装置200の構成を判りやすくするために、フレーム等の一部の表示を省略している。
ピックアップ装置200は、例えば、ランドリー工場において使用される。具体的には、ランドリー工場内において、例えば宿泊施設や医療施設から入荷した洗濯物pを1枚ずつピックアップしたり、連続洗濯機から排出された洗濯物pを1枚ずつピックアップしたり、乾燥機から排出された洗濯物pを1枚ずつピックアップするのに用いられる。
洗濯物pは、例えば、シーツやデュベカバー、包布、浴衣、ピローカバー、バスタオルなどが挙げられるがこれに限定されない。
図2に示すように、ピックアップ装置200は、下段搬送コンベアユニット2と、仕切り板3、搬送検出センサ4、メインフレーム5、垂直ピックアップユニット支持バー6、垂直ピックアップユニット7、垂直ピックアップ検出センサ10、水平ピックユニット11、上段搬送コンベアユニット12、搬出コンベアユニット13、ストッカー14、制御装置15と、を備えている。
下段搬送コンベアユニット2は、2つのプーリ2aと、2つのプーリ2aに巻回された無端ベルト2bと、2つのプーリ2aのうち一方を回転駆動する下段コンベアモータ2c(図4参照)と、を備えている。以下、図3に示すように、下段搬送コンベアユニット2による堆積物Qの搬送方向を単に搬送方向と称する。
図2に戻り、仕切り板3は、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bから堆積物Qがこぼれ落ちることを防止するものであって、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bを平面視で取り囲むように設けられている。
メインフレーム5は、下段搬送コンベアユニット2の上方に配置されている。メインフレーム5は、下段搬送コンベアユニット2の搬送方向上流端に配置された2つの上流側支柱5aと、下段搬送コンベアユニット2の搬送方向下流端に配置された2つの下流側支柱5bと、2つの上流側支柱5aの上端、及び、2つの下流側支柱5bの上端を四隅とするように矩形枠状に配置された矩形梁5cと、を含む。
搬送検出センサ4は、2つの下流側支柱5bの間に堆積物Qが搬送されてきたことを検出するためのセンサであって、2つの下流側支柱5bのうち何れか一方に設けられている。搬送検出センサ4は、メインフレーム5に設けることに代えて仕切り板3に設けてもよい。搬送検出センサ4は、例えば、回帰反射型又は拡散反射型の光電センサを採用し得るがこれに限定されない。
垂直ピックアップユニット支持バー6は、垂直ピックアップユニット7を水平移動自在に支持するものであって、2つの下流側支柱5bに対して昇降自在に支持されている。図2に示すように、ピックアップ装置200は、更に、垂直ピックアップユニット支持バー6をメインフレーム5に対して昇降駆動する昇降駆動部6aと、垂直ピックアップユニット7を垂直ピックアップユニット支持バー6に対して水平駆動する水平駆動部6bと、を備える。
垂直ピックアップユニット7は、垂直ピックアップユニット支持バー6に対して水平移動自在に支持されており、水平駆動部6bによって垂直ピックアップユニット支持バー6の長手方向に沿って駆動される。以下、垂直ピックアップユニット支持バー6の長手方向を幅方向と称する。即ち、垂直ピックアップユニット7が水平移動可能な方向は幅方向である。幅方向は、平面視で、搬送方向と直交する方向である。
図5に示すように、垂直ピックアップユニット7は、ユニット支持本体30、第1把持部31、第1把持部昇降駆動部32、第1把持部開閉駆動部33、下死点メカニカルスイッチ34、第2把持部35、第2把持部昇降駆動部36、第2把持部開閉駆動部37、距離センサ38を含む。
ユニット支持本体30は、垂直ピックアップユニット支持バー6に対して水平移動自在に連結する部分である。
第1把持部31は、ユニット支持本体30によって昇降自在に支持されており、第1把持部昇降駆動部32によってユニット支持本体30に対して昇降駆動されるように構成されている。第1把持部昇降駆動部32としては、例えばエアシリンダや直動モータを採用し得るが、これに限定されない。
図6に示すように、第1把持部31は、把持部本体31aと、一対の可動部31bと、を備える。一対の可動部31bは、把持部本体31aの下端において水平方向に直線的に移動自在となるように、把持部本体31aに支持されている。一対の可動部31bは、垂直ピックアップユニット支持バー6に対して垂直ピックアップユニット7が移動可能な方向である幅方向において開閉可能に構成されている。各可動部31bは、L字状に折り曲げられた板状に構成されている。具体的には、各可動部31bは、幅方向に延びて把持部本体31aに支持される被支持部31cと、被支持部31cの端部であって他方の可動部31bに近い方の端部から下方に向かって延びる把持実行部31dと、を含む。従って、一対の可動部31bの把持実行部31dは、幅方向において対向しており、板厚方向が幅方向に一致するように配置されている。そして、一対の可動部31bは、第1把持部開閉駆動部33によって互いに近づき離れるように、幅方向において開閉駆動されるようになっている。第1把持部開閉駆動部33としては、例えばモータを採用し得るがこれに限定されない。
図5に戻り、第1把持部31はユニット支持本体30に対して所定長の昇降ストロークを有する。そして、下死点メカニカルスイッチ34は、第1把持部31が昇降ストロークの下死点に達したことを検出するように構成されている。本実施形態において昇降ストロークは70mmであるが、これに限定されず、50mmでもよいし、150mmでもよい。
引き続き図5を参照して、第2把持部35は、第1把持部31によって昇降自在に支持されており、第2把持部昇降駆動部36によって第1把持部31に対して昇降駆動されるように構成されている。第2把持部昇降駆動部36としては、例えばエアシリンダや直動モータを採用し得るが、これに限定されない。
図7に示すように、第2把持部35は、把持部本体35aと、一対の可動部35bと、を備える。一対の可動部35bは、把持部本体35aの下端において水平方向に直線的に移動自在となるように、把持部本体35aに支持されている。一対の可動部35bは、垂直ピックアップユニット支持バー6に対して垂直ピックアップユニット7が移動可能な方向である幅方向において開閉可能に構成されている。各可動部35bは、L字状に折り曲げられた板状に構成されている。具体的には、各可動部35bは、幅方向に延びて把持部本体35aに支持される被支持部35cと、被支持部35cの端部であって他方の可動部35bに近い方の端部から下方に向かって延びる把持実行部35dと、を含む。従って、一対の可動部35bの把持実行部35dは、幅方向において対向しており、板厚方向が幅方向に一致するように配置されている。そして、一対の可動部35bは、第2把持部開閉駆動部37によって互いに近づき離れるように、幅方向において開閉駆動されるようになっている。第2把持部開閉駆動部37としては、例えばモータを採用し得るがこれに限定されない。
図5に戻り、距離センサ38は、堆積物Qの表面輪郭を測定する輪郭測定部の一具体例である。距離センサ38は、例えばTOF(Time-Of-Flight)式や三角測距式のものを採用し得るが、これに限定されない。距離センサ38は、第2把持部35に固定されている。距離センサ38は、垂直ピックアップユニット7が幅方向に移動することで、一対の下流側支柱5bの間における堆積物Qの表面輪郭を二次元的に測定可能に構成されている。なお、距離センサ38が水平移動することで堆積物Qの表面輪郭を測定することに代えて、例えばラインセンサや3Dセンサを用いて堆積物Qの表面輪郭を測定するようにしてもよい。
図5に示すように、第1把持部31、第2把持部35、距離センサ38は、搬送方向においてこの順となるように配置されている。しかし、これに代えて、第1把持部31、第2把持部35、距離センサ38は、幅方向においてこの順となるように配置されてもよい。また、距離センサ38は、第1把持部31と第2把持部35の間に配置されてもよい。
図2に戻り、垂直ピックアップ検出センサ10は、垂直ピックアップユニット7によってピックアップされた洗濯物pを検出するためのセンサであって、例えば一対の下流側支柱5bの何れかに設けられている。垂直ピックアップ検出センサ10としては、例えば光電センサを採用し得るが、これに限定されない。
図2及び図3に示すように、水平ピックユニット11は、垂直ピックアップユニット7によってピックアップされた洗濯物pを上段搬送コンベアユニット12(搬送コンベア)に移載するためのものであって、メインフレーム5に支持されている。すなわち、水平ピックユニット11は、垂直ピックアップユニット7によって堆積物Qからピックアップされた洗濯物pを把持し、搬送方向と反対の方向に引っ張る。
水平ピックユニット11は、移載レール11aと、移載グリップ11b、移載グリップ走行駆動部11c、移載グリップ開閉駆動部11dを備える。
移載レール11aは、平面視で搬送方向と平行に延びているとともに、側面視で水平であるように延びている。ここで水平ピックユニット11は、上段搬送コンベアユニット12より上方に配置されており、移載レール11aは、上段搬送コンベアユニット12の延在方向と略平行に延在するように配置されている。移載グリップ11bは、移載レール11aに沿って移動自在となるように移載レール11aに支持されている。移載グリップ11bは、移載グリップ走行駆動部11cによって移載レール11aに沿って走行駆動される。移載グリップ11bは、移載グリップ開閉駆動部11dによって開閉駆動されることで洗濯物pを把持し又は解放するように構成されている。
なお、移載レール11a自身が延在方向に対して、伸縮自在に形成されていてもよい。これにより、移載グリップ11bが移載レール11aに対して相対的に動作する距離を短くしながら、把持した洗濯物pを大きく移動させることができる。
なお図6に示すように、移載グリップ11bは、開閉動作を行う2枚の板の把持部41と、把持部41の後部側に配置された開閉軸であって上下方向に延びる軸部42と、軸部42と移載レール11aとを接続する接続部43と、により形成されている。
例えば移載グリップ11bは、移載グリップ走行駆動部11cから与えられた駆動力によって、接続部43が移載レール11aに対してスライド動作することにより、前後方向の位置を変更できる。
把持部41は、後端側に設けられた上下に延びる軸部42を軸として、移載グリップ開閉駆動部11dの駆動力に応じて、2枚の板部41a,41bが開閉動作する。これにより、把持部41は前方側が大きく開閉して、洗濯物pを把持することができる。また、把持部41として用いられる2枚の板部41a,41bの合わせ面には、それぞれ洗濯物pの把持を補助する複数の凹部44と複数の凸部45を設けることができる。なお、図8(a)は把持部41が閉じた状態を示している。図8(b)は把持部41が開いた状態であり、把持部41を形成する第1の板部41aに凹部44が形成され、第2の板部41bに凸部45が設けられた例である。
なお把持部41を構成する板部41a、41bには、凹部44を設けずに複数の凸部45のみを設けることとしてもよい。また、板部41a,41b上において、凹部44や凸部45が形成されている位置は、任意に変更できる。
また、板部41a,41bの形状は、板面が図8(a)、図8(b)に示したような矩形である必要はなく、板面を矩形以外の多角形にしてもよい。例えば板部41a,41bは、垂直ピックアップユニット7から洗濯物pが受け渡されやすい形状とすることができる。
図2に戻り、上段搬送コンベアユニット12は、前方側に配置される第1のコンベア部12aと、後方側に配置される第2のコンベア部12bと、第1のコンベア部12aと第2のコンベア部12bとの間において洗濯物pを落下させる孔部12cと、を有する。上段搬送コンベアユニット12の延在方向は、平面視において、移載レール11aの延在方向に対して平行であるとともに、上段搬送コンベアユニット12は水平ピックユニット11の下方に配置されている。
第1のコンベア部12aは、コンベア本体12dと、コンベア本体12dの後端を軸としてコンベア本体12dを傾動させる可動部12eと、を備える。なお、第1のコンベア部12aは、垂直ピックアップユニット7の近傍側である前方側に配置されている。
例えば、コンベア本体12dは、可動部12eを動作させていない初期状態では、いずれも前後方向にコンベアが延在するように設けられている。なお、コンベア本体12dには、それぞれ2つのプーリ12fと、2つのプーリ12fに巻回された無端ベルト12gと、上段搬送コンベアモータ12hにより構成されている。なおコンベア本体12dに設けられた無端ベルト12gの動作方向は任意に変更可能であり、制御装置15によって制御される。
さらに、第1のコンベア部12aには、洗濯物pが孔部12cに落ちずに第1のコンベア部12a上に残った場合に、洗濯物pが残った旨を感知する残留センサ12iが配置されている。なお後述するように、制御装置15は、残留センサ12iの測定結果に応じて、後述するように第1のコンベア部12aの動作を変更することができる。例えば、残留センサ12iには、図3に示すように第1のコンベア部12aに設けた重量センサを用いることや、第1のコンベア部12a上を測定する光電センサを用いることができる。
可動部12eは、コンベア本体12dの後端部に配置され、コンベア本体12dの後端を軸として、コンベア本体12dを傾動させる。ここで可動部12eは、コンベア本体12dの前方側が下方、後方側が上方となるように傾動させる。また可動部12eは、コンベア本体12dが傾いた状態から、前後方向に延在する元の水平状態に戻るように動作する。例えば、可動部12eには可動部モータ12jが設けられており、その動作は、制御装置15によって制御される。
第2のコンベア部12bは、上段搬送コンベアユニット12の後方部に設けられている。すなわち、第2のコンベア部12bは、第1のコンベア部12aに比べて、垂直ピックアップユニット7から遠方に配置されている。また、第2のコンベア部12bは、前後方向に延びる載置台である。第2のコンベア部12bには、移載グリップ11bが第2のコンベア部12bの上方まで移動したときに、移載グリップ11bに把持された洗濯物pの一部が一時的に載置される。
孔部12cには、移載グリップ11bにより把持された洗濯物pが投入される。なお後述するように、移載グリップ11bが、第1のコンベア部12a上で洗濯物pを垂直ピックアップユニット7から受け渡された後に、移載グリップ11bが孔部12cの上方を後方に向けて一旦通過し、その後、移載グリップ11bが孔部12cより前方に向けて通過しながら、孔部12cに洗濯物pが投入される。これにより、孔部12cの下方に配置される搬出コンベアユニット13に、洗濯物pが供給される。
搬出コンベアユニット13は、2つのプーリ13aと、2つのプーリ13aに巻回された無端ベルト13bと、2つのプーリ13aのうち一方を回転駆動する搬送コンベアモータ13c(図4参照)と、を備えている。
ストッカー14は、孔部12cと搬出コンベアユニット13の間に配置されている。ストッカー14は、上方が開口しているとともに、下部の底面は所定のタイミングで開閉自在な容器である。なお例えば、ストッカー14の底面は、所定のタイミングで、観音開きで開閉することができる。これにより、孔部12cから落下した洗濯物pを一時的に蓄積し、任意のタイミングで搬出コンベアユニット13に搬送できる。
図4に示すように、制御装置15は、下段コンベアモータ2c、搬送検出センサ4、昇降駆動部6a、水平駆動部6b、第1把持部昇降駆動部32、第1把持部開閉駆動部33、下死点メカニカルスイッチ34、第2把持部昇降駆動部36、第2把持部開閉駆動部37、距離センサ38、垂直ピックアップ検出センサ10、移載グリップ走行駆動部11c、移載グリップ開閉駆動部11d、上段搬送コンベアモータ12h、可動部モータ12j、残留センサ12i、搬送コンベアモータ13cと電気的に接続されている。
次に、図2及び図3を参照して、ピックアップ装置200の動作を概略的に説明する。
まず、制御装置15は、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bを走行させることにより、ピックアップ装置200に投入された堆積物Qを搬送方向に搬送する。搬送検出センサ4が堆積物Qを検出したら、制御装置15は、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bの走行を停止させる。
制御装置15は、垂直ピックアップユニット7の動作を制御することにより、堆積物Qから洗濯物pを1枚ピックアップする。そして、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7によりピックアップした洗濯物pを水平ピックユニット11に受け渡す。次に、制御装置15は、移載グリップ11bを移載レール11aに沿って走行動作させる。
ここで、制御装置15は、移載グリップ11bを前後方向に動作させることで、移載グリップ11bに保持されている洗濯物pを、孔部12cに落下しやすい位置に配置させるとともに、移載グリップ11bによる洗濯物pの把持を解除する。これにより制御装置15は、洗濯物pを搬出コンベアユニット13に載置する。そして、制御装置15は、搬出コンベアユニット13の無端ベルト13bを走行させることにより、搬出コンベアユニット13に載置された洗濯物pを、下流側の装置に搬送する。
ここで、洗濯物移載装置200より下流に配置されている各部について説明する。
搬送部300は、例えば搬出コンベアユニット13と一体に形成されている。搬送部300は、孔部12cを介して落下して搬出コンベアユニット13に載置された洗濯物pを、下流に配置されている判定部400及び分配部500に向けて搬送するコンベアである。
図9に示すように、判定部400は、搬送部300により搬送されている洗濯物pを所定の方向から撮影する撮影部51と、撮影部51により取得された画像から洗濯物pの種類を解析する解析部52と、を備える。例えば、判定部400は箱状に形成されており、撮影部51は箱の上部に取り付けられているものとしてもよい。
撮影部51には、搬送部300で搬送されてきた洗濯物pを撮影可能であるように、撮影用装置が配置されている。典型的には撮影部51に配置されている撮影用装置は、上面視において所定の方向に延在する搬送部300から垂直方向に離間した位置であって、搬送部300の上方から、搬送部300を斜め下に見下ろした状態で撮影できるように配置されている。
なお典型的には、撮影部51により取得される画像は、洗濯物pの表面と裏面が同時に撮影されるものとする。これは後述するように、洗濯物移載装置200において、洗濯物pを把持した水平ピックユニット11を前後方向に動作させ、洗濯物pが折り畳まれた状態で搬送部300に載置された状態となることで、一方向からの撮影であっても、高確率で表面と裏面を同時に取得可能となる。また撮影部51では、このように表面と裏面が一方向から撮影可能であるように搬送された洗濯物pについて、その裾を高確率で撮影することができる。
解析部52は、撮影部51により取得された画像に基づいて洗濯物pの種類を解析する。なお解析部52には、CPUやメモリ、外部記憶装置などを備えたコンピュータを用いることができる。ここで解析部52では、AI(artificial intelligence)や機械学習によって洗濯物pの解析を行う。
特に、解析部52では、解析方法としてディープラーニングによる方法を用いることができる。例えば解析部52は、学習モードで動作している際には、洗濯物pが撮影されている多数のサンプル画像を、教師あり信号として用いながら学習を行う。その後、解析部52は、実際に撮影部51により撮影された画像について、学習モードで設定された基準を利用して解析する実行モードとして動作し、解析結果を分配部500に出力する。
したがって、撮影部51では、洗濯物pの表面、裏面、および裾等が同時に撮影される状態で撮影を行い、解析部52では、撮影された洗濯物pについて、表面の模様や裏面の模様等、入力される情報として十分な情報量を有した状態で解析を行うことができる。
なお判定部400には、撮影部51からの角度ではできない洗濯物pの面を撮影するための鏡部53が設けられていてもよい。すなわち撮影部51は、鏡部53に写っている洗濯物pを撮影することによって、撮影部51の位置から直接撮影できない面の情報を取得できる。
図10に示すように、分配部500は、判定部400に出力された判定結果に基づいて、洗濯物pの分配を行う。分配部500には、延在するコンベア状の搬送部300の側方に隣接するとともに、搬送部300に沿って連続して配置されている複数のボックス61と、それぞれのボックス61に対応して配置された分配ユニット62と、を備える。
分配ユニット62は、判定部400により判定された洗濯物pの種類に応じて、洗濯物pを所定のボックス61に挿入させるように動作する。より具体的には、複数の分配ユニット62のそれぞれには、判定部400の判定結果が入力され、判定結果に応じた分配ユニット62が、搬送部300のコンベア上において洗濯物pを捉えるように動作する。これにより、分配ユニット62により捉えられた洗濯物pが、対応するボックス61に挿入される。
なお例えば、上流側に配置されている分配ユニット62において、分配対象でない洗濯物pが搬送されてきたと判定された場合には、より下流の分配ユニット62で分配されるものとして洗濯物pを捉える動作を行わない。またはこの場合には、上流側に配置されている分配ユニット62では、洗濯物pをより下流の分配ユニット62に流すように動作してもよい。
ここで例えば、分配ユニット62は、搬送部300を構成しているコンベアの側部近傍に軸部を有しており、判定部400の結果に応じて洗濯物pを捉える際には、軸部を中心として搬送部300上をスイングするように動作する。これにより分配ユニット62は、洗濯物pを捉えて、異なるボックス61に挿入させることができる。なお、分配ユニット62によるボックス61への挿入方法はこれに限られない。
次に、図11から図13を参照して、垂直ピックアップユニット7の動作を詳細に説明する。
S100:
まず、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7の距離センサ38を幅方向に移動させて堆積物Qの表面輪郭を走査することで、堆積物Qの表面輪郭、具体的には堆積物Qの表面輪郭の高さを測定する。本実施形態では、図12に示すように、制御装置15は、距離センサ38が堆積物Qの表面輪郭Rを走査して測定するに際し、符号W1で示すように、垂直ピックアップユニット7をホームポジションから水平方向及び下方に向かって斜めに直線的に移動させるように昇降駆動部6a及び水平駆動部6bを制御する。なお、垂直ピックアップユニット7のホームポジションとは、垂直ピックアップユニット支持バー6が昇降ストロークの上死点に位置し、垂直ピックアップユニット7が垂直ピックアップユニット支持バー6の長手方向一端に位置するときの垂直ピックアップユニット7の位置を意味する。そして、堆積物Qの表面輪郭Rの高さは、距離センサ38の高さ位置と距離センサ38の出力値の差分により求めることができる。
S110:
次に、制御装置15は、距離センサ38による測定結果に基づいて、堆積物Qの上方に突出したすべての突部i(突出部分)を検出する。突部iの検出は、公知の方法を採用し得る。例えば、距離センサ38の走査方向(=幅方向)をX軸とし、鉛直方向をY軸とし、X軸方向における測定分解能をdとし、位置Xiにおける堆積物Qの高さをy(Xi)と表現できるとすると、y(Xi)-y(Xi-d)>0、y(Xi)-y(Xi+d)>0を満足する位置Xiに突部iが存在することになる。突部iは、1つしか検出できない場合もあれば、2つ以上検出できる場合もある。
S120-S150:
次に、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7によって把持するのに適した突部iが存在するか検証する。具体的には、以下の通りである。
S120:
制御装置15は、距離センサ38による測定結果に基づいて、すべての突部iの第1急峻度Tp1iを算出する。第1急峻度Tp1iは、各突部iの幅方向における急峻さの度合いを示す指標である。制御装置15は、第1急峻度Tp1iを以下の式により算出する。ただし、Xiは、突部iのX座標値である。
Tp1i=2y(Xi)-y(Xi+s)-y(Xi-s)
第1急峻度Tp1iが大きければ大きいほど、対応する突部iの幅方向に大きな落ち込みが存在することになる。従って、すべての突部iのうち、第1急峻度Tp1iが最も大きい突部iが垂直ピックアップユニット7による把持対象の有力候補となり得る。
なお、第1急峻度Tp1iを算出するに際し、変数sは、少なくとも、第1把持部31の2つの把持実行部31d間の最大間隙Dの2分の1よりも小さく設定することが好ましい。その理由は、2つの把持実行部31dの間における突部iの急峻さが第1把持部31による突部iの把持のし易さに直結するからである。本実施形態では、変数sは、最大間隙Dの3分の1から5分の1としている。このように変数sを十分小さく設定することで、突部iが幅方向において狭い範囲で大きく突出していることを第1急峻度Tp1iとして評価できるようになる。
S130:
次に、制御装置15は、第1急峻度Tp1iが最大である突部iを有力候補とし、第1急峻度Tp1iが最大である突部iが垂直ピックアップユニット7による把持に適しているか更に具体的に検証する。
即ち、制御装置15は、第1急峻度Tp1iが最大である突部iの左落差Δ1及び右落差Δ2を以下の式により算出する。そして、制御装置15は、左落差Δ1及び右落差Δ2が所定値以上であるか判定する。
Δ1=y(Xi)-y(Xi-s)
Δ2=y(Xi)-y(Xi+s)
これにより、制御装置15は、第1急峻度Tp1iが最大である突部iが幅方向における両側において十分な落差を有するか判定することができる。本実施形態では、所定値を3mmから5mmの間で設定しているが、これに限定されない。そして、制御装置15は、左落差Δ1及び右落差Δ2が所定値以上であると判定した場合、処理をS160に進める。一方、制御装置15は、左落差Δ1及び右落差Δ2が所定値以上でないと判定した場合、処理をS140に進める。
S140:
S130において、第1急峻度Tp1iが最大である突部iが垂直ピックアップユニット7による把持に適していないと判断された場合(S130:NO)、制御装置15は、距離センサ38による測定結果に基づいて、すべての突部iの第2急峻度Tp2iを算出する。第2急峻度Tp2iは、第1急峻度Tp1iと同様、各突部iの幅方向における急峻さの度合いを示す指標である。制御装置15は、第2急峻度Tp2iを以下の式により算出する。ただし、Xiは、突部iのX座標値である。
Tp2i=2y(Xi)-y(Xi+2s)-y(Xi-2s)
第2急峻度Tp2iが大きければ大きいほど、対応する突部iの幅方向に大きな落ち込みが存在することになる。従って、すべての突部iのうち、第2急峻度Tp2iが最も大きい突部iが垂直ピックアップユニット7による把持対象の有力候補となり得る。
なお、第2急峻度Tp2iを算出するに際し、第1急峻度Tp1iを算出する際に使用した変数sに2を掛けている。これにより、より緩やかに突出する突部も垂直ピックアップユニット7による把持の候補となり得る。即ち、S140において、制御装置15は、把持対象とする突部iの急峻さに関する候補条件を緩和している。
S150:
次に、制御装置15は、第2急峻度Tp2iが最大である突部iを有力候補とし、第2急峻度Tp2iが最大である突部iが垂直ピックアップユニット7による把持に適しているか更に具体的に検証する。
即ち、制御装置15は、第2急峻度Tp2iが最大である突部iの左落差Δ3及び右落差Δ4を以下の式により算出する。そして、制御装置15は、左落差Δ3及び右落差Δ4が所定値以上であるか判定する。
Δ3=y(Xi)-y(Xi-2s)
Δ4=y(Xi)-y(Xi+2s)
これにより、制御装置15は、第2急峻度Tp2iが最大である突部iが幅方向における両側において十分な落差を有するか判定することができる。本実施形態では、所定値を3mmから5mmの間で設定しているが、これに限定されない。そして、制御装置15は、左落差Δ3及び右落差Δ4が所定値以上であると判定した場合(S150:YES)、処理をS160に進める。一方、制御装置15は、左落差Δ3及び右落差Δ4が所定値以上でないと判定した場合(S150:NO)、垂直ピックアップユニット7による把持に適した突部iを見出だせなかったとして、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bを所定距離だけ走行させ(S170)、処理をS100に戻す。
S160:
次に、制御装置15は、S130やS150において垂直ピックアップユニット7による把持に適していると判定された突部i(以下、把持対象突部J)を利用して、洗濯物pを垂直ピックアップユニット7でピックアップする。
具体的には、図12に示すように、制御装置15は、符号W2で示すように、走査動作が完了した垂直ピックアップユニット7を把持対象突部Jの直上に移動させる。具体的には、図13(a)に示すように、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7の第1把持部31の一対の可動部31bが把持対象突部Jの直上であって把持対象突部Jに対して可及的に近づくように、垂直ピックアップユニット7を移動させる。
この状態で、制御装置15は、第1把持部昇降駆動部32を制御して、第1把持部31をユニット支持本体30に対して更に降下させる。すると、第1把持部31の一対の可動部31bが洗濯物pに接触すると共に、洗濯物pを下方へ向かって押し下げて圧縮させる。
このとき、もし、第1把持部31がユニット支持本体30に対する昇降ストロークの下死点に到達したことを下死点メカニカルスイッチ34が検出したら、制御装置15は、第1把持部昇降駆動部32を制御して、第1把持部31をユニット支持本体30に対する昇降ストロークの上死点に戻し、垂直ピックアップユニット7全体を、距離センサ38で垂直ピックアップユニット7と洗濯物pの間の鉛直距離を測長し第1把持部31の先端が洗濯物pに接触するように降下させるか、又は、上記昇降ストローク分だけ降下させ、改めて第1把持部31をユニット支持本体30に対して更に降下させる。
このとき、もし、第1把持部31がユニット支持本体30に対する昇降ストロークの下死点に到達したことを下死点メカニカルスイッチ34が所定時間内に検出しなかったら、第1把持部31が洗濯物pから受ける上方への反発力と、第1把持部昇降駆動部32による下方への駆動力が釣り合って、第1把持部31が鉛直方向で静止しているとみなせる。この状態で、制御装置15は、図13(b)に示すように、第1把持部31に洗濯物pの把持対象突部Jを把持させる。
すると、把持対象突部Jが把持方向(=幅方向)で圧縮されることで把持対象突部J自体が鉛直方向上方に更に突出すると共に、第1把持部31の近傍において洗濯物pが上方に向かって局所的に隆起して隆起部分Kが形成される。具体的には、隆起部分Kは、平面視で、把持対象突部Jに対して、第1把持部31の一対の可動部31bが互いに近づく方向である把持方向(=幅方向)と直交する方向に隣り合うように形成される。
そして、制御装置15は、図13(c)に示すように、第2把持部昇降駆動部36及び第2把持部開閉駆動部37を制御することで、第2把持部35に隆起部分Kを把持させる。具体的には、制御装置15は、図13(b)の状態で、距離センサ38によって隆起部分Kの峰の高さを測定し、隆起部分Kの峰が第2把持部35の一対の可動部35bの間に高さ方向で1mmから3mm程度入り込むように、第2把持部35を第1把持部31に対して降下させ、この状態で、図13(c)に示すように、第2把持部35に隆起部分Kを把持させる。
本願発明者らの研究により、図13(b)に示すように、洗濯物pに隆起部分Kを形成したとき、洗濯物pは、隆起部分Kにおいて他の洗濯物pから鉛直方向で分離する知見が得られている。従って、第2把持部35で隆起部分Kの峰を把持させることにより、洗濯物pを一枚だけで確実に把持できるようになる。
上記の通り、第2把持部35が隆起部分Kを把持したら、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7を所定量、上昇させる。所定量は、例えば、100mmや200mmであるがこれに限定されない。そして、垂直ピックアップユニット7の上昇後、制御装置15は、第1把持部31による把持対象突部Jの把持を一旦解放し、再度、第1把持部31に洗濯物pを把持させる。これにより、第2把持部35に加えて第1把持部31が洗濯物pを把持することで、比較的重量のある洗濯物pも問題なくピックアップできるようになる。
S180:
次に、制御装置15は、図4において実線で示すように、昇降駆動部6aを制御して、垂直ピックアップユニット7を昇降ストロークの上死点まで上昇させる。そして、制御装置15は、垂直ピックアップ検出センサ10による検出結果に基づいて、垂直ピックアップユニット7による洗濯物pのピックアップが成功したか判定する。
もし、垂直ピックアップユニット7による洗濯物pのピックアップが失敗したと判定した場合(S180:NO)、制御装置15は、その失敗が1回目であれば(S190:YES)、処理をS160に戻し、再度、把持対象突部Jを利用して洗濯物pのピックアップを試行する。一方、その失敗が2回目であれば(S190:NO)、下段搬送コンベアユニット2の無端ベルト2bを所定距離だけ走行させ(S200)、処理をS100に戻す。このように失敗が1回目の場合に限り、同じ把持対象突部Jを利用して洗濯物pのピックアップを試行するのは、最初の試行により把持対象突部Jや隆起部分Kが前回失敗時よりも把持に適した状態に好転している可能性があるからである。これに対し、失敗が2回目以降の場合は、把持対象突部Jや隆起部分Kが現状よりも把持に適した状態に好転している可能性を期待できないので、把持対象突部Jを利用した洗濯物pのピックアップを断念した方が好ましい。
垂直ピックアップユニット7による洗濯物pのピックアップが成功したと判定した場合(S180:YES)、制御装置15は、垂直ピックアップユニット7から水平ピックユニット11へ洗濯物pを受け渡し(S210)、処理をS100に戻す。これにより、制御装置15は、別の洗濯物pのピックアップを進めることになる。
以上のように構成されたピックアップ装置200を用いることで、本願出願人らによる検証試験の結果、概ね3秒に1枚程度の洗濯物pを成功裏にピックアップできることを確認している。
以下、図14を参照して、水平ピックユニット11と上段搬送コンベアユニット12の動作に関して詳細に説明する。
S400:
まず、制御装置15は、水平ピックユニット11の移載グリップ開閉駆動部11dを制御し、図15に示すように、移載グリップ11bが垂直ピックアップユニット7から洗濯物pを受け取るように移載グリップ11bを駆動する。
S410:
次に図16に示すように、制御装置15は、水平ピックユニット11の移載グリップ走行駆動部11cを制御して、移載グリップ11bを搬送方向と反対の方向、すなわち後方へ走行動作させる。ここで、移載グリップ11bにより把持されている洗濯物pは、移載グリップ11bと上段搬送コンベアユニット12との距離に比べて十分に長いものとする。したがって、移載グリップ11bが把持する洗濯物pの少なくとも一部は、延在方向が略水平の状態である第1のコンベア部12aに載置される。なおこのとき典型的には、第1のコンベア部12aでは、載置された洗濯物が孔部12cに向かうように動作している。
S420:
図17に示すように、制御装置15は、移載グリップ11bが洗濯物pを把持した状態のまま、移載グリップ11bをさらに後方に走行動作させる。これにより、移載グリップ11bは、孔部12cの上方を通過し、第2のコンベア部12bの上方まで到達する。ここで、移載グリップ11bが第2のコンベア部12bの上方に配置された際には、すでに第1のコンベア部12aに載置されていた洗濯物pの一部は、第1のコンベア部12a上に載置されたままの状態であり、移載グリップ11bにより把持された箇所の近傍の一部は、第2のコンベア部12b上に載置された状態となる。なおここで、洗濯物pにおいて第1のコンベア部12aに載置されていた箇所が、孔部12cに向かって移動し、孔部12cから落下していてもよい。
S430:
図18に示すように、制御装置15は、移載グリップ11bが洗濯物pを把持した状態のまま、移載グリップ11bを前方に走行動作させる。これにより、移載グリップ11bは、孔部12cの上方を再度通過し、第1のコンベア部12aの上方まで移動する。
S440:
ここで移載グリップ11bは、第1のコンベア部12a上方かつ孔部12cの近傍において、洗濯物pの把持状態を解除する。これにより図19に示すように、典型的には洗濯物pが、自重により孔部12cに落下する。
このとき、第1のコンベア部12aでは、洗濯物pが載置されている無端ベルト12gにおける上面側が、後方向に動作する。すなわち第1のコンベア部12aは、載置された洗濯物pが、後方側の孔部12cに落下するように動作する。これにより、洗濯物pが孔部12cに向かって移動することを補助することができる。
S450:
次に、第1のコンベア部12aに洗濯物pが残留しているか否かを、残留センサ12iを用いて確認する。図20に示すように、第1のコンベア部12aに洗濯物pが残留している状態とは、例えばS420において移載グリップ11bを後方に走行動作させる際に、途中で移載グリップ11bから洗濯物pが外れてしまった場合が考えられる。
第1のコンベア部12aに洗濯物pが残留していると判定した場合(S450:YES)には、残留した洗濯物pを取り除くための処理S460に進む。一方、第1のコンベア部12aに洗濯物pが残留していないと判定された場合には(S450:NO)、S470に進む。
S460:
図21に示すように、制御装置15は、可動部12eを動作させることで、第1のコンベア部12aのコンベア本体12dの前方側が下方となるように傾動させるとともに、第1のコンベア部12aの無端ベルト12gを、第1のコンベア部12aの前方側から洗濯物pが落下するように動作させる。すなわち第1のコンベア部12aの無端ベルト12gを、逆方向に動作させる。これにより、上段搬送コンベアユニット12上に残留した洗濯物pは、第1のコンベア部12aから下段搬送コンベアユニット2に落下し、上段搬送コンベアユニット12から取り除かれる。
洗濯物pが第1のコンベア部12aから落下したら、制御装置15は、可動部12eを動作させ、第1のコンベア部12aを、傾動した状態から水平状態に戻す。その後、S480に進む。
S470:
孔部12cから落下した洗濯物pは、搬出コンベアユニット13の無端ベルト13b上に排出される。その後、搬出コンベアユニット13は、下流に配置された装置に向けて洗濯物pを搬出する。
ここで図18に示したように、移載グリップ11bが洗濯物pを把持した状態で、一旦、孔部12cの上方を前方側から後方側に通過し、さらに後方から前方に移動することで折り曲げ動作を行い、洗濯物pを孔部12cに落下させている。したがって、図19に示すように、折り曲げられた洗濯物pが、孔部12cを通過して、搬出コンベアユニット13上に落下する状態となる。これにより、搬出コンベアユニット13上において、洗濯物pは折り曲げられた状態となる。
したがって、搬出コンベアユニット13から搬出された洗濯物pは、さらに下流の装置により所定の角度から撮影した場合に、表面と裏面の両方の少なくとも一部が同時に撮影されやすくなる。ここで例えば、洗濯物pの表面と裏面の少なくとも一方において、洗濯物pの種類に応じた所定の模様などの特徴がある場合、下流に配置された撮像装置を用いて特徴を取得することで、洗濯物pの種類を自動的に判別できる。
S480:
次に、制御装置15は、移載グリップ走行駆動部11cを制御して、移載グリップ11bを垂直ピックアップユニット7から洗濯物pを受け取り可能な初期位置へと復帰させる。
以上に、本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
すなわち、洗濯物移載装置は、洗濯物pを把持可能な水平ピックユニット11と、洗濯物pの孔部12cへの落下を補助するとともに、洗濯物pが孔部12cに落下しなかった場合に、第1のコンベア部12aの傾動とコンベアの動作によって洗濯物pを取り除くことができる上段搬送コンベアユニット12と、を備える。以上の構成によれば、装置自体を大型化することなく、個別の洗濯物を搬送することができる。さらに洗濯物移載装置は、下流の装置において所定の方向から表面と裏面を同時に確認可能となる状態のまま、洗濯物を移載することができる。
実施の形態2.
図22は、ピックアップシステム(洗濯物移載システム)600の概略を示している。ピックアップシステム600は、ピックアップ装置(洗濯物移載装置)700と、ピックアップ装置700の下流において洗濯物pを搬送する搬送部300と、搬送部300において搬送中の洗濯物pを撮影し、洗濯物pの種類を判定する判定部400と、判定部400の結果に応じて洗濯物pの振り分けを行う分配部500と、を備える。なお、以下では実施の形態1に示したピックアップ装置200と同様の機能を奏する箇所については同一の符号を付し、説明を省略する。
図23はピックアップ装置の側面図である。なお、図23ではピックアップ装置700の構成を判りやすくするために、フレーム等の一部の表示を省略している。
ピックアップ装置700は、下段搬送コンベアユニット2と、仕切り板3、搬送検出センサ4、メインフレーム5、垂直ピックアップユニット支持バー6、垂直ピックアップユニット7、垂直ピックアップ検出センサ10、水平ピックユニット11、上段搬送コンベアユニット16、搬出コンベアユニット13、ストッカー14、制御装置15と、を備えている。
上段搬送コンベアユニット16は、前方側に配置される第1のコンベア部16aと、後方側に配置される第2のコンベア部16bと、第1のコンベア部16aと第2のコンベア部16bとの間において洗濯物pを落下させる孔部16cと、を有する。上段搬送コンベアユニット16の延在方向は、平面視において、移載レール11aの延在方向に対して平行であるとともに、上段搬送コンベアユニット16は水平ピックユニット11の下方に配置されている。
第1のコンベア部16aは、無端ベルト16dと、第1のコンベア部16aにおける前方側に配置されており無端ベルト16dが掛けられる3つの軸部16e,16f,16gと、第1のコンベア部16aにおける後方側に配置されており無端ベルト16dが掛けられる軸部16h、16iと、により構成されている。ここで第1の軸部16e及び第2の軸部16fは、軸部そのものが前後方向に動作可能である。なお例えば、第1の軸部16e、第2の軸部16f、第3の軸部16g、第4の軸部16h、第5の軸部16iは、それぞれピックアップ装置700における横方向に延在する円柱状である。
第2の軸部16fは、第1の軸部16eに比べて後方かつ下方に配置されているものとする。さらに、第3の軸部16gは、第1の軸部16eより後方かつ第2の軸部16fより前方かつ、第2の軸部16fより下方に配置されているものとする。また、第4の軸部16hは、第1の軸部16eと略同様の高さで第1の軸部16eの後方に、孔部16cに近接して配置されているものとする。また、第5の軸部16iは、第4の軸部16hの真下に配置されているものとする。
孔部16cに洗濯物pを落下させるように動作する通常動作時において、無端ベルト16dは、第1の軸部16eの上方及び前方側を当接するように配置され、第2の軸部16fの後方側に当接するように配置され、第3の軸部16gの前方側に当接するように配置され、第4の軸部16hの後方及び前方に当接するように配置され、第5の軸部の下方及び後方に当接するように配置されている。これにより無端ベルト16dは、テンションが張られた状態で第1のコンベア部16aに配置されている。なお通常動作時において、第1の軸部16eから第4の軸部16hの間では無端ベルト16dは後方側に向けて動作している状態である。
ここで、第1のコンベア部16a上において洗濯物pが孔部16cに向けて流れない場合には、第1の軸部16eから第4の軸部16hの間では無端ベルト16dは前方側に向けて動作する。
このとき、第1の軸部16eと第2の軸部16fは、後方に向けて動作する。これにより、第1の軸部16eより前方側において、洗濯物pが下段搬送コンベアユニット2の堆積物Qに向かって落ちるためのスペースが確保される。
ここで典型的には、第2の軸部16fは第1の軸部16eに比べて、後方に大きく動作する。これにより、第1~第5の軸部16e~16iに掛けられている無端ベルト16dは、テンションが張られた状態を維持することができる。
なお、第1の軸部16e、第2の軸部16f、第3の軸部16g、第4の軸部16h、第5の軸部16iは、それぞれ制御装置15により制御された図示されていない回転動作用のモータにより動力が与えられ、回転動作を行うことができる。同様に、第1の軸部16eと第2の軸部16fは、制御装置15により制御された図示されていない前後動作用のモータにより動力が与えられ、前後方に動作を行うことができる。
第2のコンベア部16bは、上段搬送コンベアユニット16の後方部に設けられている。すなわち、第2のコンベア部16bは、第1のコンベア部16aに比べて、垂直ピックアップユニット7から遠方に配置されている。また、第2のコンベア部16bは、前後方向に延びる載置台である。第2のコンベア部16bには、移載グリップ11bが第2のコンベア部16bの上方まで移動したときに、移載グリップ11bに把持された洗濯物pの一部が一時的に載置される。
孔部16cには、移載グリップ11bにより把持された洗濯物pが投入される。なお移載グリップ11bが、第1のコンベア部16a上で洗濯物pを垂直ピックアップユニット7から受け渡された後に、移載グリップ11bが孔部16cの上方を後方に向けて一旦通過し、その後、移載グリップ11bが孔部16cより前方に向けて通過しながら、孔部16cに洗濯物pが投入される。これにより、孔部16cの下方に配置される搬出コンベアユニット13に、洗濯物pが供給される。
これにより、洗濯物pが孔部16cに入らなかった場合に、洗濯物pを堆積物Qに戻す動作を、上段搬送コンベアユニット16を折り曲げずに行うことができる。またこの場合、実施の形態1に示したように第1のコンベア部12aを折り曲げ動作する場合に比べて、上段搬送コンベアユニット16を縮める動作は、動作を行うための可動部にかかる応力が小さくなることから、ピックアップ装置700の長寿命化をはかることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。すなわち上記の記載は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされており、当業者であれば、実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
例えば、実施の形態1において第1のコンベア部12aに残留した洗濯物pを取り除くために、第1のコンベア部12aの前方側が下降するように傾動するものとして記載したが、これに限られない。第1のコンベア部12aは、幅方向に傾動する構造としてもよい。
また例えば、上記では、第1のコンベア部12aは1つのコンベア本体12dにより構成されており、可動部12eの動作によりコンベア本体12dの全体が傾動するものとして記載したが、コンベア本体12dを複数のコンベアからなる構造として、可動部12eによって一部のみを傾動させるようにしてもよい。さらに、この一部は、第1のコンベア部12aにおける前方側の一部とすることができる。
また、上段搬送コンベアユニット12に第2のコンベア部12bを設けない構成として、ストッカー14に洗濯物pを落としながら、水平ピックユニット11の動作により洗濯物pを折り曲げることも可能である。
2 下段搬送コンベアユニット
2a プーリ
2b 無端ベルト
2c 下段コンベアモータ
3 仕切り板
4 搬送検出センサ
5 メインフレーム
5a 上流側支柱
5b 下流側支柱
5c 矩形梁
6 垂直ピックアップユニット支持バー
6a 昇降駆動部
6b 水平駆動部
7 垂直ピックアップユニット
10 垂直ピックアップ検出センサ
11 水平ピックユニット
11a 移載レール
11b 移載グリップ
11c 移載グリップ走行駆動部
11d 移載グリップ開閉駆動部
12 上段搬送コンベアユニット
12a 第1のコンベア部
12b 第2のコンベア部
12c 孔部
12d コンベア本体
12e 可動部
12f プーリ
12g 無端ベルト
12i 残留センサ
12j 可動部モータ
13 搬出コンベアユニット
13a プーリ
13b 無端ベルト
13c 搬送コンベアモータ
14 ストッカー
15 制御装置
16a 第1のコンベア部
16b 第2のコンベア部
16c 孔部
16d 無端ベルト
16e 第1の軸部
16f 第2の軸部
16g 第3の軸部
16h 第4の軸部
16i 第5の軸部
30 ユニット支持本体
31 第1把持部
31a 把持部本体
31b 可動部
31c 被支持部
31d 把持実行部
32 第1把持部昇降駆動部
33 第1把持部開閉駆動部
34 下死点メカニカルスイッチ
35 第2把持部
35a 把持部本体
35b 可動部
35c 被支持部
35d 把持実行部
36 第2把持部昇降駆動部
37 第2把持部開閉駆動部
38 距離センサ
41 把持部
42 軸部
43 接続部
44 凹部
45 凸部
100 ピックアップシステム
200 ピックアップ装置
300 搬送部
400 判定部
500 分配部
600 ピックアップシステム
700 ピックアップ装置
p 洗濯物
Q 堆積物

Claims (7)

  1. 洗濯物を把持して垂直方向に移動可能である垂直ピックアップユニットと、
    前記垂直ピックアップユニットにより把持されピックアップされた前記洗濯物を、移載グリップによって受け取り、水平に延在する移載レールに沿って前記移載グリップが水平方向に移動する水平ピックユニットと、
    前記水平ピックユニットの下方に配置され、前記移載レールと平行に延在し、前記洗濯物が前記水平ピックユニットに把持された状態で前記洗濯物の少なくとも一部が載置される上段搬送コンベアユニットと、
    前記水平ピックユニットによる把持状態が解除され、前記上段搬送コンベアユニットから搬送された前記洗濯物を、さらに下流に搬出する搬出コンベアユニットと、を備え、
    前記上段搬送コンベアユニットは、前記垂直ピックアップユニットの近傍側である前方側に配置される第1のコンベア部と、前記垂直ピックアップユニットから遠方側である後方側に配置される第2のコンベア部と、前記第1のコンベア部と前記第2のコンベア部の間に配置され前記洗濯物が落下する孔部と、を有し、
    前記水平ピックユニットは、前記移載グリップが前記洗濯物の一部を把持した状態のまま、前記第1のコンベア部の上方から後方に動作し、さらに、前記第2のコンベア部の上方から前方に動作して前記洗濯物の折り曲げ動作を行い、
    前記第1のコンベア部は、前記水平ピックユニットによる把持状態が解除された場合に、前記第1のコンベア部に載置されている前記洗濯物が前記孔部に向かって移動するように動作し、前記孔部を介して前記洗濯物を前記搬出コンベアユニットに搬送する、
    洗濯物移載装置。
  2. 前記孔部に前記洗濯物が落下せずに前記第1のコンベア部に載置された状態で残留していることを検知する残留センサと、をさらに備え、
    前記洗濯物が第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部が、前記孔部に向けて移動させる方向と逆方向に動作する、
    請求項1に記載の洗濯物移載装置。
  3. 前記洗濯物が第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部が傾動する、
    請求項1又は請求項2に記載の洗濯物移載装置。
  4. 前記第1のコンベア部の傾動は、前方側が下方であり、後方側が上方となる傾動である、
    請求項に記載の洗濯物移載装置。
  5. 前記第1のコンベア部は、前記水平ピックユニットに対向している上面部の前後方向の長さが可変であるように形成されており、
    前記洗濯物が前記第1のコンベア部に残留している場合に、前記第1のコンベア部の前方側端部が後方側に動作するように前後方向に収縮した形状に変形する、
    請求項1又は請求項2に記載の洗濯物移載装置。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の洗濯物移載装置と、
    前記洗濯物移載装置から下流に前記洗濯物を搬送する搬送部と、
    前記搬送部において搬送される前記洗濯物を撮影して種類を判定する判定部と、
    前記判定部により判定された前記洗濯物の種類に応じて前記洗濯物の分配を行う分配部と、を備える、
    洗濯物移載システム。
  7. 前記搬送部は、
    前記洗濯物が撮影された場合に、前記洗濯物の表面と裏面が同時に撮影される状態で搬送を行い、
    前記判定部は、
    前記洗濯物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により取得された画像を解析して洗濯物の種類を判定する解析部と、を有し、
    前記分配部は、
    前記判定部により判定された前記洗濯物の種類に応じて、洗濯物の振り分けを実行する、
    請求項に記載の洗濯物移載システム。
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