JP7468418B2 - 溶着判定方法およびスポット溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶着判定方法およびスポット溶接装置に関する。
従来、積層された複数の金属板で構成される被溶接材を溶接するスポット溶接装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。このようなスポット溶接装置は、一対の電極によって被溶接材を挟み込んで加圧した状態で、一対の電極を用いて被溶接材に通電して溶融させた後に、被溶接材への通電を停止して加圧状態で保持することにより、被溶接材にスポット溶接部を形成するように構成されている。
特許文献1のスポット溶接装置は、スポット溶接部と電極との溶着を判定可能に構成されている。具体的に、このスポット溶接装置は、スポット溶接部を形成した後において、電極を被溶接材から離間させる際に電極に作用する反力に基づいて、溶着の有無を判定するように構成されている。
特開2001-170778号公報
しかしながら、上記した従来のスポット溶接装置では、スポット溶接部と電極との溶着を判定することが可能であるが、溶着していた場合に電極に作用する反力によって電極が溶接ガンから抜けるおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、電極を被溶接材から離間させる際の反力によらずに、スポット溶接部と電極との溶着を判定することが可能な溶着判定方法およびスポット溶接装置を提供することである。
本発明による溶着判定方法は、積層された複数の金属板で構成される被溶接材を一対の電極によって挟み込んで加圧した状態で、一対の電極を用いて被溶接材に通電して溶融させた後に、被溶接材への通電を停止して加圧状態で保持することにより、被溶接材に形成されるスポット溶接部と電極との溶着を判定するものである。溶着判定方法は、一対の電極を用いた被溶接材への通電が行われているときにおける、一対の電極間の抵抗と一対の電極による加圧力と前記電極の位置とを導出するステップと、理想的な溶接が行われた場合の抵抗と導出された抵抗とを用いて算出される第1指標値、および、理想的な溶接が行われた場合の加圧力と導出された加圧力とを用いて算出される第2指標値、並びに、理想的な溶接が行われた場合の電極位置と導出された電極位置とを用いて算出される第3指標値に基づいて、電極がスポット溶接部に溶着しているか否かを判定するステップとを備える。そして、前記第1指標値は、予め設定された第1期間における前記導出された抵抗と前記理想的な溶接が行われた場合の抵抗との差の積算値であり、前記第2指標値は、予め設定された第2期間における前記導出された加圧力と前記理想的な溶接が行われた場合の加圧力との差の積算値であり、前記第3指標値は、予め設定された第3期間における前記導出された電極位置と前記理想的な溶接が行われた場合の電極位置との差の積算値であって、前記第2期間および前記第3期間が同じであり、前記第1期間が前記第2期間および前記第3期間に比べて短いことを特徴とする。
ここで、スポット溶接部と電極との溶着がある場合のその溶接の際には、抵抗増加に起因する過剰入熱によってスパッタ(散り)が発生するとともに、そのスパッタにより被溶接材の厚みが減少して加圧力が低くなる。そこで、スポット溶接時における抵抗に関する第1指標値および加圧力に関する第2指標値並びに電極位置に関する第3指標値を算出して溶着判定に用いることによって、電極を被溶接材から離間させる際の反力によらずに、スポット溶接部と電極との溶着を判定することができる。
上記溶着判定方法において、電極がスポット溶接部に溶着しているか否かの判定は、被溶接材への通電が停止されて加圧状態で保持されているときに行われるようにしてもよい。
本発明によるスポット溶接装置は、積層された複数の金属板で構成される被溶接材に通電するための一対の電極を備え、一対の電極によって被溶接材を挟み込んで加圧した状態で、一対の電極を用いて被溶接材に通電して溶融させた後に、被溶接材への通電を停止して加圧状態で保持することにより、被溶接材にスポット溶接部を形成するように構成されている。スポット溶接装置は、一対の電極を用いた被溶接材への通電が行われているときにおける、一対の電極間の抵抗と一対の電極による加圧力と電極の位置とを導出する導出部と、理想的な溶接が行われた場合の抵抗と導出された抵抗とを用いて算出される第1指標値、および、理想的な溶接が行われた場合の加圧力と導出された加圧力とを用いて算出される第2指標値、並びに、理想的な溶接が行われた場合の電極位置と導出された電極位置とを用いて算出される第3指標値に基づいて、電極がスポット溶接部に溶着しているか否かを判定する判定部とを備える。そして、第1指標値は、予め設定された第1期間における導出された抵抗と理想的な溶接が行われた場合の抵抗との差の積算値であり、第2指標値は、予め設定された第2期間における導出された加圧力と理想的な溶接が行われた場合の加圧力との差の積算値であり、第3指標値は、予め設定された第3期間における導出された電極位置と理想的な溶接が行われた場合の電極位置との差の積算値であって、第2期間および第3期間が同じであり、第1期間が第2期間および第3期間に比べて短くなっている。
本発明の溶着判定方法およびスポット溶接装置によれば、電極を被溶接材から離間させる際の反力によらずに、スポット溶接部と電極との溶着を判定することができる。
スポット溶接装置の構成を説明するための図である。 図1のスポット溶接装置の制御装置を示したブロック図である。 スポット溶接時における抵抗の経時変化の一例を示したグラフである。 図3の期間T1を拡大して示した図である。 スポット溶接時における加圧力の経時変化の一例を示したグラフである。 判定式について説明するための模式的なグラフである。 第1実施形態のスポット溶接装置によるスポット溶接時の動作を説明するためのフローチャートである。 スポット溶接時における電極位置の経時変化の一例を示したグラフである。 第2実施形態のスポット溶接装置によるスポット溶接時の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態によるスポット溶接装置100の構成について説明する。
スポット溶接装置100は、被溶接材150をスポット溶接するように構成されている。被溶接材150は、積層された複数の金属板151で構成されている。たとえば、金属板151は鋼板であり、三枚の金属板151によって被溶接材150が構成されている。スポット溶接装置100は、図1に示すように、ロボットアーム1と、溶接ガン2と、一対の電極3と、電極昇降装置4と、電流調整装置5とを備えている。
ロボットアーム1には、先端に溶接ガン2が取り付けられている。ロボットアーム1は、溶接ガン2を移動させるために設けられている。すなわち、溶接ガン2の位置および姿勢は、ロボットアーム1によって調整可能である。
溶接ガン2は上部2aおよび下部2bを有し、一対の電極3は対向配置される上部電極3aおよび下部電極3bを有する。上部2aには電極昇降装置4が設けられ、電極昇降装置4に上部電極3aが取り付けられている。下部2bには、上方に突出するように下部電極3bが設けられている。このため、上部電極3aが可動電極であり、下部電極3bが固定電極である。
電極昇降装置4は、サーボモータ41と、サーボモータ41によって昇降される昇降部材42とを含んでいる。昇降部材42には、下方に突出するように上部電極3aが設けられている。サーボモータ41によって昇降部材42が下降されることにより、一対の電極3の間に被溶接材150が挟持されるように構成されている。
電流調整装置5は、一対の電極3の間に被溶接材150が挟持されているときに、その挟持される被溶接材150に通電可能に構成されている。電流調整装置5は、一対の電極3の間に流す電流(溶接電流)を調整することが可能である。
このスポット溶接装置100では、一対の電極3によって被溶接材150を挟み込んで加圧した状態で、一対の電極3を用いて被溶接材150に通電して溶融させた後に、被溶接材150への通電を停止して加圧状態で保持することにより、被溶接材150にスポット溶接部150aが形成されるようになっている。具体的に、スポット溶接装置100は、被溶接材150に応じた溶接条件でスポット溶接を行うように構成されている。溶接条件には、一対の電極3による加圧力、被溶接材150に通電される溶接電流、通電が開始されてから停止されるまでの通電時間、および、通電が停止された後に加圧状態で保持される保持時間などが含まれている。
また、スポット溶接装置100は、スポット溶接部150aと電極3との溶着を判定可能に構成されている。このスポット溶接部150aと電極3との溶着には、スポット溶接部150aに対して上部電極3aのみが溶着する場合と、スポット溶接部150aに対して下部電極3bのみが溶着する場合と、スポット溶接部150aに対して上部電極3aおよび下部電極3bの両方が溶着する場合とが含まれている。スポット溶接装置100は、報知装置6と、制御装置7とを備えている。
報知装置6は、スポット溶接部150aと電極3との溶着があった場合にユーザに報知するように構成されている。制御装置7は、スポット溶接装置100を制御するように構成されている。具体的に、制御装置7は、ロボットアーム1を用いて溶接ガン2の位置および姿勢を調整するように構成されている。また、制御装置7は、被溶接材150に応じた溶接条件でスポット溶接が行われるように、電極昇降装置4および電流調整装置5を制御するように構成されている。さらに、制御装置7は、スポット溶接が行われる際に、スポット溶接部150aと電極3との溶着を判定して、溶着があった場合に報知装置6に通知するように構成されている。
また、制御装置7は、図2に示すように、制御部71と、記憶部72と、入力部73と、出力部74とを含んでいる。制御部71は、制御装置7を制御するように構成されている。なお、制御部71は、本発明の「導出部」および「判定部」の一例である。記憶部72には、後述する判定式72aおよびマスタパターン72bなどが記憶されている。
入力部73には、電圧測定部81、電流測定部82、加圧力測定部83および電極位置測定部84などが接続され、それら各測定部の測定結果が入力されている。電圧測定部81は、一対の電極3間の電圧を測定するために設けられ、電流測定部82は、被溶接材150に通電される溶接電流を測定するために設けられている。制御部71は、電圧測定部81および電流測定部82の測定結果に基づいて、一対の電極3間の抵抗を算出するように構成されている。加圧力測定部83は、一対の電極3による加圧力を測定するために設けられている。加圧力測定部83は、たとえば、歪センサであり、溶接ガン2の下部2bに配置されている。電極位置測定部84は、上部電極3aの位置を測定するために設けられている。電極位置測定部84は、たとえば、サーボモータ41の出力軸の回転角度位置を検出するエンコーダである。
出力部74には、電極昇降装置4、電流調整装置5および報知装置6などが接続されている。出力部74は、電極昇降装置4、電流調整装置5および報知装置6などに制御信号を出力するように構成されている。制御部71は、各測定部からの入力などに基づいて、電極昇降装置4、電流調整装置5および報知装置6を制御するように構成されている。
-溶着判定方法-
次に、図3~図6を参照して、第1実施形態のスポット溶接装置100による溶着判定方法について説明する。
ここで、スポット溶接部150aと電極3との溶着がある場合のその溶接の際には、抵抗増加に起因する過剰入熱によってスパッタ(散り)が発生するとともに、そのスパッタにより被溶接材150の厚みが減少して加圧力が低くなる。そこで、第1実施形態では、スポット溶接時における抵抗および加圧力を用いて溶着の有無が判定される。
図3は、理想的な溶接が行われた場合における通電時間中の抵抗の経時変化(マスタパターン)と、溶着があった場合のその溶接の際における通電時間中の抵抗の経時変化の一例と、溶着がなかった場合のその溶接の際における通電時間中の抵抗の経時変化の一例とを示したグラフである。図4は、図3の期間T1を拡大して示した図である。マスタパターンは、外乱の無い理想状態での波形であり、予め設定されている。
図3および図4に示すように、溶着ありの場合には、マスタパターンに比べて、通電初期において異物の噛み込み等により抵抗が高くなる。これに対して、溶着なしの場合には、溶着ありの場合に比べて、マスタパターンに倣った形状になる。そこで、マスタパターンに対する通電初期の抵抗の乖離が、溶着の有無を判定するための1つの指標として利用される。
図5は、理想的な溶接が行われた場合における通電時間中の加圧力の経時変化(マスタパターン)と、溶着があった場合のその溶接の際における通電時間中の加圧力の経時変化の一例と、溶着がなかった場合のその溶接の際における通電時間中の加圧力の経時変化の一例とを示したグラフである。マスタパターンは、外乱の無い理想状態での波形であり、予め設定されている。
図5に示すように、溶着ありの場合には、マスタパターンと異なり、スパッタによる被溶接材150の厚みの減少により加圧力が低くなる。これに対して、溶着なしの場合には、溶着ありの場合に比べて、マスタパターンに倣った形状になる。そこで、マスタパターンに対する加圧力の乖離が、溶着の有無を判定するための1つの指標として利用される。
具体的には、以下の判定式(1)および(2)を用いて、溶着の有無が判定される。すなわち、式(1)を用いて判定値Y1が算出され、式(2)が成立する場合に溶着ありと判定される。
Figure 0007468418000001
式(1)において、R(t)は、スポット溶接の際に算出された抵抗であり、RM(t)は、抵抗のマスタパターンである。F(t)は、スポット溶接の際に測定された加圧力であり、FM(t)は、加圧力のマスタパターンである。a1およびb1は、それぞれ、予め設定された係数である。たとえば、a1が正値であり、b1が負値である。式(2)のn1は、予め設定された判定閾値である。なお、判定式(1)および(2)や抵抗および加圧力のマスタパターンなどは、制御装置7の記憶部72に格納されている。
すなわち、通電時間中の期間T1(図4参照)における算出された抵抗とマスタパターンとの差の積算値が、第1指標値として算出される。期間T1は、時点t1から時点t2までの予め設定された期間であり、たとえば通電初期に設定されている。また、通電時間中の期間T2(図5参照)における測定された加圧力とマスタパターンとの差の積算値が、第2指標値として算出される。期間T2は、時点t1から時点t3までの予め設定された期間であり、たとえば通電初期から通電末期までの期間である。そして、第1指標値および第2指標値を用いて判定値Y1が算出され、その判定値Y1が判定閾値n1と比較されることにより、溶着の有無が判定される。
なお、期間T1は、期間T2に比べて短い。たとえば、期間T1およびT2の開始時点t1が同じに設定されており、期間T1の終了時点t2が期間T2の終了時点t3よりも早期に到来する。また、期間T1は本発明の「第1期間」の一例であり、期間T2は本発明の「第2期間」の一例である。
ここで、係数a1、b1および判定閾値n1は、過去の溶接時において溶着があった場合のその溶接の際の抵抗および加圧力と、過去の溶接時において溶着がなかった場合のその溶接の際の抵抗および加圧力とを用いて算出されている。具体的には、溶着ありのデータの集合と、溶着なしのデータの集合とを区別できるように、係数a1およびb1が設定される。そして、溶着ありのデータの集合と、溶着なしのデータの集合との中間に判定閾値n1が設定される。たとえば、過去データのサンプル番号を横軸とし、各サンプルの判定値Y1を縦軸としてプロットすると、図6のようになる。すなわち、溶着ありのサンプルの判定値Y1は判定閾値n1よりも大きくなり、溶着なしのサンプルの判定値Y1は判定閾値n1よりも小さくなる。つまり、上記した判定式(1)および(2)を用いて、溶着の有無を判定することが可能である。
-スポット溶接時の動作-
次に、図7を参照して、第1実施形態のスポット溶接装置100によるスポット溶接時の動作について説明する。このスポット溶接動作は、ロボットアーム1により溶接ガン2が被溶接材150に対して所定の位置および姿勢に配置された後に行われる。なお、以下の各ステップは、制御装置7の制御部71によって実行される。
まず、図7のステップST1において、電極昇降装置4のサーボモータ41が駆動され、上部電極3aが下降されることにより、被溶接材150が一対の電極3によって挟み込まれて加圧される。なお、一対の電極3による加圧力が溶接条件で設定された値(加圧力)となるようにサーボモータ41が制御される。
次に、ステップST2において、電流調整装置5により被溶接材150への通電が行われる。なお、被溶接材150に流れる溶接電流が溶接条件で設定された値(溶接電流)となるように電流調整装置5が制御される。このため、被溶接材150でジュール熱が発生して、被溶接材150の温度が上昇されると、被溶接材150が溶融される。
次に、ステップST3において、抵抗および加圧力が導出される。具体的には、電圧測定部81により一対の電極3間の電圧が測定されるとともに、電流測定部82により溶接電流が測定される。そして、電圧測定部81および電流測定部82の測定結果に基づいて抵抗が算出される。また、加圧力測定部83により、一対の電極3による加圧力が測定される。
次に、ステップST4において、通電時間が経過したか否かが判断される。すなわち、通電を開始してからの経過時間が、溶接条件で設定された値(通電時間)を過ぎたか否かが判断される。そして、通電時間が経過したと判断された場合には、ステップST5に移る。その一方、通電時間が経過していないと判断された場合には、ステップST2に戻る。このため、通電時間が経過するまで、被溶接材150への通電と、抵抗および加圧力の導出とが継続される。
次に、ステップST5において、電流調整装置5による被溶接材150への通電が停止される。
次に、ステップST6において、スポット溶接部150aと電極3との溶着が判定される。この溶着判定は、上記した判定式(1)および(2)を用いて行われる。具体的には、ステップST3で算出された抵抗と、記憶部72に格納された抵抗のマスタパターンとから、第1指標値が算出される。第1指標値は、期間T1(図4参照)における算出された抵抗とマスタパターンとの差の積算値である。また、ステップST3で測定された加圧力と、記憶部72に格納された加圧力のマスタパターンとから、第2指標値が算出される。第2指標値は、期間T2(図5参照)における測定された加圧力とマスタパターンとの差の積算値である。次に、第1指標値および第2指標値を用いて、判定値Y1が算出される。そして、判定値Y1が判定閾値n1よりも大きい場合には、スポット溶接部150aと電極3とが溶着していると判定され、判定値Y1が判定閾値n1以下の場合には、スポット溶接部150aと電極3とが溶着していないと判定される。
次に、ステップST7において、溶着ありであるか否かが判断される。そして、溶着ありではないと判断された場合(溶着なしの場合)には、ステップST8に移る。その一方、溶着ありであると判断された場合には、ステップST10に移る。
次に、ステップST8において、保持時間が経過したか否かが判断される。すなわち、通電を停止してからの経過時間が、溶接条件で設定された値(保持時間)を過ぎたか否かが判断される。そして、保持時間が経過したと判断された場合には、ステップST9に移る。その一方、保持時間が経過していないと判断された場合には、ステップST8が繰り返し行われる。このため、一対の電極3により被溶接材150が加圧された状態で、保持時間が経過するまで待機する。これにより、溶融金属が冷却されて凝固し、ナゲットを有するスポット溶接部150aが形成される。
次に、ステップST9において、電極昇降装置4のサーボモータ41が駆動され、上部電極3aが上昇されるとともに、ロボットアーム1によって溶接ガン2が移動されることにより、一対の電極3が被溶接材150から離間される。このとき、電極3がスポット溶接部150aに溶着していないため、電極3が溶接ガン2から抜けることがなく、かつ、被溶接材150が溶接ガン2によって引っ張られることもない。そして、スポット溶接動作が終了される。
また、ステップST10において、溶着ありが報知装置6に通知され、報知装置6がユーザに溶着があったことを報知する。この場合、一対の電極3が被溶接材150から離間されることなく、スポット溶接動作が終了(非常停止)される。この非常停止後には、ユーザによる復帰作業が行われる。
-効果-
第1実施形態では、上記のように、スポット溶接時における抵抗に関する第1指標値および加圧力に関する第2指標値を算出して溶着判定に用いることによって、電極3を被溶接材150から離間させる際の反力によらずに、スポット溶接部150aと電極3との溶着を判定することができる。
また、第1実施形態では、溶着判定が保持時間に行われ、溶着ありの場合に非常停止されることによって、電極3が溶接ガン2から抜けないようにすることができるとともに、被溶接材150が溶接ガン2によって引っ張られないようにすることができる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態のスポット溶接装置100による溶着判定方法について説明する。なお、第2実施形態のスポット溶接装置100の構成は、第1実施形態とほぼ同様である。
ここで、スポット溶接部150aと電極3との溶着がある場合のその溶接の際には、上記したように、抵抗増加に起因する過剰入熱によってスパッタ(散り)が発生するとともに、そのスパッタにより被溶接材150の厚みが減少して加圧力が低くなる。さらに、被溶接材150の厚みの減少により電極位置の変化(上部電極3aの下方への移動)が発生する。そこで、第2実施形態では、スポット溶接時における抵抗および加圧力に加えて電極位置を用いて溶着の有無が判定される。
図8は、理想的な溶接が行われた場合における通電時間中の上部電極3aの位置の経時変化(マスタパターン)と、溶着があった場合のその溶接の際における通電時間中の上部電極3aの位置の経時変化の一例と、溶着がなかった場合のその溶接の際における通電時間中の上部電極3aの位置の経時変化の一例とを示したグラフである。マスタパターンは、外乱の無い理想状態での波形であり、予め設定されている。
図8に示すように、溶着ありの場合には、マスタパターンと異なり、スパッタによる被溶接材150の厚みの減少により上部電極3aの下方への移動(電極変位)が発生する。これに対して、溶着なしの場合には、溶着ありの場合に比べて、マスタパターンに倣った形状になる。そこで、マスタパターンに対する電極位置の乖離が、溶着の有無を判定するための1つの指標として利用される。
具体的には、以下の判定式(3)および(4)を用いて、溶着の有無が判定される。すなわち、式(3)を用いて判定値Y2が算出され、式(4)が成立する場合に溶着ありと判定される。
Figure 0007468418000002
式(3)において、R(t)は、スポット溶接の際に算出された抵抗であり、RM(t)は、抵抗のマスタパターンである。F(t)は、スポット溶接の際に測定された加圧力であり、FM(t)は、加圧力のマスタパターンである。S(t)は、スポット溶接の際に測定された電極位置であり、SM(t)は、電極位置のマスタパターンである。a2、b2およびc2は、それぞれ、予め設定された係数である。たとえば、a2が正値であり、b2およびc2が負値である。式(4)のn2は、予め設定された判定閾値である。なお、判定式(3)および(4)や、抵抗、加圧力および電極位置のマスタパターンなどは、制御装置7の記憶部72に格納されている。
すなわち、通電時間中の期間T1(図4参照)における算出された抵抗とマスタパターンとの差の積算値が、第1指標値として算出される。期間T1は、時点t1から時点t2までの予め設定された期間であり、たとえば通電初期に設定されている。また、通電時間中の期間T2(図5参照)における測定された加圧力とマスタパターンとの差の積算値が、第2指標値として算出される。期間T2は、時点t1から時点t3までの予め設定された期間であり、たとえば通電初期から通電末期までの期間である。また、通電時間中の期間T3(図8参照)における測定された電極位置とマスタパターンとの差の積算値が、第3指標値として算出される。期間T3は、時点t1から時点t3までの予め設定された期間であり、たとえば期間T2と同じである。そして、第1指標値および第2指標値に加えて第3指標値を用いて判定値Y2が算出され、その判定値Y2が判定閾値n2と比較されることにより、溶着の有無が判定される。なお、期間T3は、本発明の「第3期間」の一例である。
ここで、係数a2、b2、c2および判定閾値n2は、過去の溶接時において溶着があった場合のその溶接の際の抵抗、加圧力および電極位置と、過去の溶接時において溶着がなかった場合のその溶接の際の抵抗、加圧力および電極位置とを用いて算出されている。具体的には、溶着ありのデータの集合と、溶着なしのデータの集合とを区別できるように、係数a2、b2およびc2が設定される。そして、溶着ありのデータの集合と、溶着なしのデータの集合との中間に判定閾値n2が設定される。第2実施形態では、第1実施形態に比べて、溶着ありのデータの集合と、溶着なしのデータの集合との間隔を広くすることができるので、溶着判定の精度向上を図ることが可能である。
-スポット溶接時の動作-
次に、図9を参照して、第2実施形態のスポット溶接装置100によるスポット溶接時の動作について説明する。このスポット溶接動作は、ロボットアーム1により溶接ガン2が被溶接材150に対して所定の位置および姿勢に配置された後に行われる。なお、以下の各ステップは、制御装置7の制御部71によって実行される。また、ステップST11、ST12、ST14、ST15、ST17、ST18、ST19およびST20は、それぞれ、図7のステップST1、ST2、ST4、ST5、ST7、ST8、ST9およびST10と同様であるため、説明を省略する。
図9のステップST13では、抵抗、加圧力および電極位置が導出される。具体的には、電圧測定部81により一対の電極3間の電圧が測定されるとともに、電流測定部82により溶接電流が測定される。そして、電圧測定部81および電流測定部82の測定結果に基づいて抵抗が算出される。また、加圧力測定部83により、一対の電極3による加圧力が測定される。また、電極位置測定部84により、上部電極3aの位置が測定される。
また、ステップST16では、スポット溶接部150aと電極3との溶着が判定される。この溶着判定は、上記した判定式(3)および(4)を用いて行われる。具体的には、ステップST13で算出された抵抗と、記憶部72に格納された抵抗のマスタパターンとから、第1指標値が算出される。第1指標値は、期間T1(図4参照)における算出された抵抗とマスタパターンとの差の積算値である。また、ステップST13で測定された加圧力と、記憶部72に格納された加圧力のマスタパターンとから、第2指標値が算出される。第2指標値は、期間T2(図5参照)における測定された加圧力とマスタパターンとの差の積算値である。また、ステップST13で測定された電極位置と、記憶部72に格納された電極位置のマスタパターンとから、第3指標値が算出される。第3指標値は、期間T3(図8参照)における測定された電極位置とマスタパターンとの差の積算値である。次に、第1指標値、第2指標値および第3指標値を用いて、判定値Y2が算出される。そして、判定値Y2が判定閾値n2よりも大きい場合には、スポット溶接部150aと電極3とが溶着していると判定され、判定値Y2が判定閾値n2以下の場合には、スポット溶接部150aと電極3とが溶着していないと判定される。
-効果-
第2実施形態では、上記のように、スポット溶接時における抵抗に関する第1指標値および加圧力に関する第2指標値に加えて、スポット溶接時における電極位置に関する第3指標値を算出して溶着判定に用いることによって、溶着判定の精度向上を図ることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
(他の実施形態)
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、第1および第2実施形態では、被溶接材150が三枚の金属板151で構成される例を示したが、これに限らず、被溶接材が二枚の金属板で構成されていてもよいし、被溶接材が四枚以上の金属板で構成されていてもよい。
また、第1および第2実施形態では、金属板151が鋼板である例を示したが、これに限らず、金属板がアルミニウム合金板などであってもよい。また、被溶接材が、材質の異なる金属板(たとえば、鋼板およびアルミニウム合金板)によって構成されていてもよい。
また、第1および第2実施形態では、第1指標値が、算出された抵抗とマスタパターンとの差の積算値である例を示したが、これに限らず、第1指標値が、算出された抵抗とマスタパターンとの差の最大値などであってもよい。なお、第2指標値および第3指標値についても同様である。
また、第1実施形態では、抵抗の乖離を積算する期間T1の開始時点t1と、加圧力の乖離を積算する期間T2の開始時点t1とが同じに設定される例を示したが、これに限らず、抵抗の乖離を積算する期間の開始時点と、加圧力の乖離を積算する期間の開始時点とが異なっていてもよい。また、第2実施形態では、抵抗の乖離を積算する期間T1の開始時点t1と、加圧力の乖離を積算する期間T2の開始時点t1と、電極位置の乖離を積算する期間T3の開始時点t1とが同じに設定される例を示したが、これに限らず、抵抗の乖離を積算する期間の開始時点と、加圧力の乖離を積算する期間の開始時点と、電極位置の乖離を積算する期間の開始時点とが異なっていてもよい。
また、第1および第2実施形態では、通電時間が経過した場合に通電が停止される例を示したが、これに限らず、予め設定されたサイクル数の通電が完了された場合に通電が停止されるようにしてもよい。
本発明は、被溶接材に形成されるスポット溶接部と電極との溶着を判定する溶着判定方法、および、その溶着判定方法を実行するスポット溶接装置に利用可能である。
3 電極
71 制御部(導出部、判定部)
100 スポット溶接装置
150 被溶接材
150a スポット溶接部
151 金属板

Claims (3)

  1. 積層された複数の金属板で構成される被溶接材を一対の電極によって挟み込んで加圧した状態で、前記一対の電極を用いて前記被溶接材に通電して溶融させた後に、前記被溶接材への通電を停止して加圧状態で保持することにより、前記被溶接材に形成されるスポット溶接部と前記電極との溶着を判定する溶着判定方法であって、
    前記一対の電極を用いた前記被溶接材への通電が行われているときにおける、前記一対の電極間の抵抗と前記一対の電極による加圧力と前記電極の位置とを導出するステップと、
    理想的な溶接が行われた場合の抵抗と導出された抵抗とを用いて算出される第1指標値、および、理想的な溶接が行われた場合の加圧力と導出された加圧力とを用いて算出される第2指標値、並びに、理想的な溶接が行われた場合の電極位置と導出された電極位置とを用いて算出される第3指標値に基づいて、前記電極が前記スポット溶接部に溶着しているか否かを判定するステップとを備え
    前記第1指標値は、予め設定された第1期間における前記導出された抵抗と前記理想的な溶接が行われた場合の抵抗との差の積算値であり、
    前記第2指標値は、予め設定された第2期間における前記導出された加圧力と前記理想的な溶接が行われた場合の加圧力との差の積算値であり、
    前記第3指標値は、予め設定された第3期間における前記導出された電極位置と前記理想的な溶接が行われた場合の電極位置との差の積算値であって、
    前記第2期間および前記第3期間が同じであり、前記第1期間が前記第2期間および前記第3期間に比べて短いことを特徴とする溶着判定方法。
  2. 請求項1記載の溶着判定方法において、
    前記電極が前記スポット溶接部に溶着しているか否かの判定は、前記被溶接材への通電が停止されて加圧状態で保持されているときに行われることを特徴とする溶着判定方法。
  3. 積層された複数の金属板で構成される被溶接材に通電するための一対の電極を備え、
    前記一対の電極によって前記被溶接材を挟み込んで加圧した状態で、前記一対の電極を用いて前記被溶接材に通電して溶融させた後に、前記被溶接材への通電を停止して加圧状態で保持することにより、前記被溶接材にスポット溶接部を形成するように構成されているスポット溶接装置であって、
    前記一対の電極を用いた前記被溶接材への通電が行われているときにおける、前記一対の電極間の抵抗と前記一対の電極による加圧力と前記電極の位置とを導出する導出部と、
    理想的な溶接が行われた場合の抵抗と導出された抵抗とを用いて算出される第1指標値、および、理想的な溶接が行われた場合の加圧力と導出された加圧力とを用いて算出される第2指標値、並びに、理想的な溶接が行われた場合の電極位置と導出された電極位置とを用いて算出される第3指標値に基づいて、前記電極が前記スポット溶接部に溶着しているか否かを判定する判定部とを備え、
    前記第1指標値は、予め設定された第1期間における前記導出された抵抗と前記理想的な溶接が行われた場合の抵抗との差の積算値であり、
    前記第2指標値は、予め設定された第2期間における前記導出された加圧力と前記理想的な溶接が行われた場合の加圧力との差の積算値であり、
    前記第3指標値は、予め設定された第3期間における前記導出された電極位置と前記理想的な溶接が行われた場合の電極位置との差の積算値であって、
    前記第2期間および前記第3期間が同じであり、前記第1期間が前記第2期間および前記第3期間に比べて短いことを特徴とするスポット溶接装置。
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