JP7468296B2 - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7468296B2 JP7468296B2 JP2020179533A JP2020179533A JP7468296B2 JP 7468296 B2 JP7468296 B2 JP 7468296B2 JP 2020179533 A JP2020179533 A JP 2020179533A JP 2020179533 A JP2020179533 A JP 2020179533A JP 7468296 B2 JP7468296 B2 JP 7468296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- leg
- connection point
- positive
- negative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 144
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 77
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 13
- 230000008569 process Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 7
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 5
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 3
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 3
- 102220492455 2'-5'-oligoadenylate synthase 3_S36A_mutation Human genes 0.000 description 2
- 102220534424 Pseudouridylate synthase 7 homolog-like protein_S34A_mutation Human genes 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 102220492451 2'-5'-oligoadenylate synthase 3_S31A_mutation Human genes 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Control Of Multiple Motors (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
最初に図1、図2を参照し、車両の制動装置の全体構成について説明する。制動装置90は、「電動液圧制御機能」及び「電動パーキングブレーキ機能」を有する。自動車技術分野において一般に「電動液圧制御」は、「ESC」すなわち電動安定化制御に関連する制御として知られている。安定化制御には、狭義の制動制御の他、システムにより、アンチロックブレーキ制御、車両挙動安定化制御、坂道発進補助制御、トラクション制御、車両追従制御、車線逸脱回避制御、障害物回避制御等が含まれる場合がある。電動パーキングブレーキ(以下「EPB」)機能は、駐車時に車輪をロックする機能である。
次に図3を参照し、EPBモータ制御装置400の構成を説明する。以下では、図1の要素名称における「EPB」を省略する。つまり、EPBモータ制御装置400、EPB制御部40及びEPB電力変換器45を、「モータ制御装置400」、「制御部40」及び「電力変換器45」と表す。また、第1EPBモータ71を「第1モータ71」と表し、第2EPBモータ72を「第2モータ72」と表す。
(i)いずれかのレッグの正側スイッチ素子もしくは負側スイッチ素子の短絡もしくは開放
(ii)いずれかのレッグの素子間接続点の天絡もしくは地絡
(iii)第1モータ又は第2モータの電流経路の短絡もしくは断線
(iv)電流検出器(すなわちシャント抵抗)の異常
次に図5~図7を参照し、「電流検出器」としてのシャント抵抗の配置例、及び、正常時を前提とした電流算出について説明する。各レッグに配置されるシャント抵抗の符号について、1文字目は「R」、2文字目はレッグの番号とし、3文字目は正側を「u」、負側を「d」とする。正極端子Tpと正側接続点N0uとの間に配置されるシャント抵抗を「正極経路のシャント抵抗R0u」と表し、負極端子Tnと負側接続点N0dとの間に配置されるシャント抵抗を「負極経路のシャント抵抗R0d」と表す。
Im1=I1u-I1d ・・・(1.1)
Im2=I3u-I3d ・・・(1.2)
I2u=0(S2Lオン時),-Im1-Im2(S2Lオフ時)・・・(2.1a)
I2d=Im1+Im2+I2u ・・・(2.2)
I2u=-Im1-Im2(S2Hオン時),0(S2Hオフ時)・・・(2.1b)
I2d=Im1+Im2+I2u ・・・(2.2)
I2u=I0u-I1u-I3u ・・・(3.1)
I2d=I0d-I1d-I3d ・・・(3.2)
I1u=Im1(S1Hオン時),0(S1Hオフ時)・・・(4.1a)
I1d=-Im1+I1u ・・・(4.2a)
I1d=-Im1(S1Lオン時),0(S1Lオフ時)・・・(4.2b)
I1u=Im1+I1d ・・・(4.1b)
I3u=Im2(S3Hオン時),0(S3Hオフ時)・・・(5.1a)
I3d=-Im2+I3u ・・・(5.2a)
I3d=-Im2(S3Lオン時),0(S3Lオフ時)・・・(5.2b)
I3u=Im2+I3d ・・・(5.1b)
次に図8を参照し、プルアップ抵抗及びモータ端子電圧モニタ回路の構成例について説明する。図8には、第1配置例でシャント抵抗が配置された電力変換器45にプルアップ抵抗Rp及びモータ端子電圧モニタ回路61、62、63が接続された構成例を示す。ここで、各レッグの素子間接続点N1、N2、N3を「モータ端子N1、N2、N3」と称する。プルアップ抵抗、上側抵抗、下側抵抗の符号「Rp、Rru、Rrd」は、抵抗素子を示すとともに各抵抗の抵抗値を示す。
図8の回路構成において、(i)スイッチ素子の短絡もしくは開放、(ii)モータ端子の天絡もしくは地絡、(iii)モータ電流経路の短絡もしくは断線、(iv)電流検出器の異常が発生したとき、電圧又は電流検出値に及ぼす影響について列挙する。この部分に記載する「閾値」は各パラメータに対して独立して設定されるものとし、各閾値の相互の関係には言及しない。
例えば第1レッグ51の正側スイッチ素子S1Hが短絡した場合、以下のようになる。
・非通電時:V1、V2、V3>閾値
・S1H/LのDuty駆動時:I1u、I1d>閾値
・S1Lオン時:I1u、I1d>閾値
・S1Hオン時:影響なし
第2、第3レッグの正側スイッチ素子S2H、S3H、各レッグの負側スイッチ素子S1L、S2L、S3Lの短絡の場合も同様である。
例えば第1レッグ51の正側スイッチ素子S1Hが開放した場合、以下のようになる。
・非通電時:影響なし
・S1H/LのDuty駆動時:|I1u|<閾値、V1<閾値、Im1<閾値
・S1Lオン時:影響なし
・S1Hオン時:|I1u|<閾値、V1<閾値、Im1<閾値
第2、第3レッグの正側スイッチ素子S2H、S3H、各レッグの負側スイッチ素子S1L、S2L、S3Lの開放の場合も同様である。
例えば第1レッグ51のモータ端子N1が天絡した場合、以下のようになる。
・非通電時:V1、V2、V3>閾値
・S1H/LのDuty駆動時:I1d>閾値、I1u<閾値、
|I0u-I0d|>閾値
・S1Lオン時:I1d>閾値、|I0u-I0d|>閾値
・S1Hオン時:|I0u-I0d|>閾値
第2、第3レッグのモータ端子N2、N3の天絡、各レッグのモータ端子N1、N2、N3の地絡の場合も同様である。
例えば第1モータ71の電流経路が短絡した場合、以下のようになる。
・非通電時:V1>閾値
・通電時 :|Im1|>閾値
第2モータ72の電流経路が短絡した場合も同様である。
例えば第1モータ71の電流経路が断線した場合、以下のようになる。
・非通電時:V1<閾値
・通電時 :|Im1|<閾値
第2モータ72の電流経路が断線した場合も同様である。
例えば第1レッグ51の正側電流I1u、又は正側合計電流I0uの検出異常の場合、以下のようになる。
・非通電時:|I1u|>閾値、電圧は正常
・S1H/LのDuty駆動時:|I1u|>閾値、|I0u-I0d|>閾値
・S1Lオン時:|I1u|>閾値
・S1Hオン時:|I0u-I0d|>閾値
第2、第3レッグの正側電流I2u、I3u、各レッグの負側電流I1d、I2d、I3d、負側合計電流I0dの検出異常の場合も同様である。
次に図9~図17を参照し、異常検出部41による異常検出処理例について説明する。まず図9、図10のフローチャートを参照し、起動時のイニシャルチェックにおけるショート系異常及びオープン系異常の検出について説明する。この異常検出処理では図8の回路が用いられる。以下のフローチャートの説明で記号「S」はステップを意味する。第1レッグ51について例示するが、第2レッグ52及び第3レッグ53についても同様である。また、正側スイッチ素子を「正側SW」、負側スイッチ素子を「負側SW」と記す。
Rp、Rru、Rrd>>巻線抵抗>>スイッチ素子、シャント抵抗
V1=Vbt×(Rrd)÷(Rru+Rrd)=β ・・・(6.2)
V1=Vbt×(Rrd)÷(Rp+Rrd)=γ ・・・(6.3)
V1=0 ・・・(6.4)
V1=Vbt ・・・(6.5)
α<VthH<β ・・・(7.1)
0<VthL<α ・・・(7.2)
V1-V2>ΔVth(+) and Im1<Imth(+) ・・・(8.1a)
V1-V2<ΔVth(-) and Im1>Imth(-) ・・・(8.2a)
V3-V2>ΔVth(+) and Im2<Imth(+) ・・・(8.1b)
V3-V2<ΔVth(-) and Im2>Imth(-) ・・・(8.2b)
次に図18、図19を参照し、異常検出時の処置について説明する。図18のS51で制御部40は、異常検出部41により異常が検出されたか判断する。S51でYESの場合、S52で制御部40は、当該異常に起因する影響を抑制するように、「正常時とは異なる制御」に切り替える。例えば制御部40は、三つのレッグの全てのスイッチ素子をオフしてもよいし、イニシャルチェックで異常箇所を特定し、異常箇所に応じた制御を継続してもよい。或いは制御部40は、モータ71、72への通電を何ら変更することなく、ランプ点灯などによるドライバへの通知のみを実施してもよい。
次に図20~図22を参照し、通電可否判定部42による通電可能方向の判定について説明する。通電方向の正方向、負方向の定義は、図3に示す通りである。図20にはショート系異常時、図21にはオープン系異常時における異常箇所に応じた方向毎の通電可否判定表を示す。ショート系異常はさらに、異常経路(すなわち天絡又は地絡経路)に電流が流れることを許容して通電継続を優先する場合と、異常経路に電流が流れないようにフェールセーフを優先する場合とに分けられる。各場合の通電可否判定表を図20(a)、(b)に示す。(a)では「可」であり(b)では「不可」である箇所に丸印を付ける。
以上のように本実施形態では、異常検出部41により異常が検出されたとき、制御部40は、当該異常による影響を抑制するように、正常時とは異なる制御に切り替える。よって本発実施形態のモータ制御装置400は、フェールセーフにより信頼性を確保することができる。
(a)シャント抵抗は、上記第1配置例の六箇所、又は、第2配置例の六箇所、又は、第3配置例の四箇所に少なくとも配置された上で、さらにそれ以外の箇所に配置されてもよい。
40 ・・・(EPB)制御部、
41 ・・・異常検出部、
45 ・・・(EPB)電力変換器、
51 ・・・第1レッグ、 52 ・・・第2レッグ、 53 ・・・第3レッグ、
71 ・・・第1モータ、 72 ・・・第2モータ、
90 ・・・車両の制動装置。
Claims (13)
- 車両の制動装置(90)において、通電方向に応じて制動方向もしくは非制動方向にトルクを出力する第1モータ(71)及び第2モータ(72)を駆動するモータ制御装置であって、
直流電源(Bt)の正極端子(Tp)と負極端子(Tn)との間に並列に接続された第1レッグ(51)、第2レッグ(52)及び第3レッグ(53)の三つのレッグを有し、各前記レッグは、前記正極端子に接続された正側スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)と前記負極端子に接続された負側スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)とが素子間接続点(N1、N2、N3)を介して直列接続されており、前記直流電源の電力を変換して前記第1モータ及び前記第2モータに供給可能な電力変換器(45)と、
各前記レッグの前記正側スイッチ素子及び前記負側スイッチ素子を操作し、前記第1モータ及び前記第2モータへの通電を制御する制御部(40)と、
を備え、
前記第1レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの一方の端子に接続され、
前記第3レッグの前記素子間接続点は、前記第2モータの一方の端子に接続され、
前記第2レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの他方の端子、及び、前記第2モータの他方の端子に接続され、
前記制御部が前記第1レッグの前記正側スイッチ素子から前記第2レッグの前記負側スイッチ素子に通電し、且つ、前記第3レッグの前記正側スイッチ素子から前記第2レッグの前記負側スイッチ素子に通電したとき、前記第1モータ及び前記第2モータは制動方向もしくは非制動方向のいずれか同じ方向にトルクを出力するように構成されており、
前記三つのレッグの前記正側スイッチ素子の前記正極端子側における接続点を正側接続点(N0u)とし、前記三つのレッグの前記負側スイッチ素子の前記負極端子側における接続点を負側接続点(N0d)とすると、
前記三つのレッグと前記第1モータ及び前記第2モータとを含む電流経路、又は、前記正極端子と前記正側接続点との間もしくは前記負極端子と前記負側接続点との間、のうち少なくともいずれか一箇所に電流検出器(R1u、R1d、R3u、R3d、R2u、R2d、R0u、R0d、Rm1、Rm2)が設けられており、
前記制御部は、
いずれかのレッグの前記正側スイッチ素子もしくは前記負側スイッチ素子の短絡もしくは開放、いずれかのレッグの前記素子間接続点の天絡もしくは地絡、前記第1モータ又は前記第2モータの電流経路の短絡もしくは断線、又は、前記電流検出器の異常、のうち少なくとも一種類の異常を検出可能な異常検出部(41)を有し、
前記異常検出部により異常が検出されたとき、当該異常に起因する影響を抑制するように、正常時とは異なる制御に切り替えるモータ制御装置。 - 前記異常検出部は、いずれかのレッグの前記正側スイッチ素子もしくは前記負側スイッチ素子の短絡、又は、いずれかのレッグの前記素子間接続点の天絡もしくは地絡、のうち少なくとも一つの異常を検出可能であり、
前記制御部は、当該異常による過電流の発生を防止するように、少なくとも一つのスイッチ素子を遮断する請求項1に記載のモータ制御装置。 - 車両の制動装置(90)において、通電方向に応じて制動方向もしくは非制動方向にトルクを出力する第1モータ(71)及び第2モータ(72)を駆動するモータ制御装置であって、
直流電源(Bt)の正極端子(Tp)と負極端子(Tn)との間に並列に接続された第1レッグ(51)、第2レッグ(52)及び第3レッグ(53)の三つのレッグを有し、各前記レッグは、前記正極端子に接続された正側スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)と前記負極端子に接続された負側スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)とが素子間接続点(N1、N2、N3)を介して直列接続されており、前記直流電源の電力を変換して前記第1モータ及び前記第2モータに供給可能な電力変換器(45)と、
各前記レッグの前記正側スイッチ素子及び前記負側スイッチ素子を操作し、前記第1モータ及び前記第2モータへの通電を制御する制御部(40)と、
を備え、
前記第1レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの一方の端子に接続され、
前記第3レッグの前記素子間接続点は、前記第2モータの一方の端子に接続され、
前記第2レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの他方の端子、及び、前記第2モータの他方の端子に接続され、
前記三つのレッグの前記正側スイッチ素子の前記正極端子側における接続点を正側接続点(N0u)とし、前記三つのレッグの前記負側スイッチ素子の前記負極端子側における接続点を負側接続点(N0d)とすると、
前記三つのレッグと前記第1モータ及び前記第2モータとを含む電流経路、又は、前記正極端子と前記正側接続点との間もしくは前記負極端子と前記負側接続点との間、のうち少なくともいずれか一箇所に電流検出器(R1u、R1d、R3u、R3d、R2u、R2d、R0u、R0d、Rm1、Rm2)が設けられており、
前記制御部は、
いずれかのレッグの前記正側スイッチ素子もしくは前記負側スイッチ素子の短絡、又は、いずれかのレッグの前記素子間接続点の天絡もしくは地絡、のうち少なくとも一種類の異常を検出可能な異常検出部(41)を有し、
前記異常検出部により異常が検出されたとき、当該異常による過電流の発生を防止するように、少なくとも一つのスイッチ素子を遮断し、正常時とは異なる制御に切り替えるものであり、
前記異常検出部により、
いずれかのレッグの前記正側スイッチ素子もしくは前記負側スイッチ素子の短絡が検出されたとき、そのレッグの短絡したスイッチ素子と対となるスイッチ素子を遮断し、
いずれかのレッグの前記素子間接続点の天絡が検出されたとき、そのレッグの前記負側スイッチ素子を遮断し、
いずれかのレッグの前記素子間接続点の地絡が検出されたとき、そのレッグの前記正側スイッチ素子を遮断するモータ制御装置。 - 前記異常検出部は、過電流異常に関する前記第2レッグについての異常検出閾値を、前記第1レッグ及び前記第3レッグについての異常検出閾値とは異なる値とする請求項3に記載のモータ制御装置。
- 前記制御部が前記第1モータ及び前記第2モータに同時に通電するとき、
前記異常検出部は、過電流異常に関する前記第2レッグについての異常検出閾値を、前記第1レッグ及び前記第3レッグについての異常検出閾値とは異なる値に切り替える請求項3または4に記載のモータ制御装置。 - 車両の制動装置(90)において、通電方向に応じて制動方向もしくは非制動方向にトルクを出力する第1モータ(71)及び第2モータ(72)を駆動するモータ制御装置であって、
直流電源(Bt)の正極端子(Tp)と負極端子(Tn)との間に並列に接続された第1レッグ(51)、第2レッグ(52)及び第3レッグ(53)の三つのレッグを有し、各前記レッグは、前記正極端子に接続された正側スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)と前記負極端子に接続された負側スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)とが素子間接続点(N1、N2、N3)を介して直列接続されており、前記直流電源の電力を変換して前記第1モータ及び前記第2モータに供給可能な電力変換器(45)と、
各前記レッグの前記正側スイッチ素子及び前記負側スイッチ素子を操作し、前記第1モータ及び前記第2モータへの通電を制御する制御部(40)と、
を備え、
前記第1レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの一方の端子に接続され、
前記第3レッグの前記素子間接続点は、前記第2モータの一方の端子に接続され、
前記第2レッグの前記素子間接続点は、前記第1モータの他方の端子、及び、前記第2モータの他方の端子に接続され、
前記三つのレッグの前記正側スイッチ素子の前記正極端子側における接続点を正側接続点(N0u)とし、前記三つのレッグの前記負側スイッチ素子の前記負極端子側における接続点を負側接続点(N0d)とすると、
前記三つのレッグと前記第1モータ及び前記第2モータとを含む電流経路、又は、前記正極端子と前記正側接続点との間もしくは前記負極端子と前記負側接続点との間、のうち少なくともいずれか一箇所に電流検出器(R1u、R1d、R3u、R3d、R2u、R2d、R0u、R0d、Rm1、Rm2)が設けられており、
前記制御部は、
いずれかのレッグの前記正側スイッチ素子もしくは前記負側スイッチ素子の短絡もしくは開放、いずれかのレッグの前記素子間接続点の天絡もしくは地絡、前記第1モータ又は前記第2モータの電流経路の短絡もしくは断線、又は、前記電流検出器の異常、のうち少なくとも一種類の異常を検出可能な異常検出部(41)と、
検出された異常の状態、及び、異常検出に伴って遮断されたスイッチ素子に応じて、前記第1モータ及び前記第2モータのそれぞれについて制動方向及び非制動方向への通電可否を判定する通電可否判定部(42)と、を有し、
前記異常検出部により異常が検出されたとき、当該異常に起因する影響を抑制するように、正常時とは異なる制御に切り替えるモータ制御装置。 - 前記第1モータ又は前記第2モータについて、前記通電可否判定部が制動方向の通電可、且つ、非制動方向の通電不可であると判定したとき、前記制御部は制動方向の通電を非実施とする請求項6に記載のモータ制御装置。
- 前記第1モータ又は前記第2モータについて、前記通電可否判定部が制動方向の通電可、且つ、非制動方向の通電不可であると判定し、さらに車速が所定の速度閾値より小さいとき、前記制御部は制動方向の通電を非実施とする請求項6に記載のモータ制御装置。
- 前記制御部が前記第1レッグの前記正側スイッチ素子から前記第2レッグの前記負側スイッチ素子に通電し、且つ、前記第3レッグの前記正側スイッチ素子から前記第2レッグの前記負側スイッチ素子に通電したとき、前記第1モータ及び前記第2モータは制動方向もしくは非制動方向のいずれか同じ方向にトルクを出力するように構成されている請求項3~8のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- 前記正極端子と前記正側接続点との間、又は、前記負極端子と前記負側接続点との間の少なくとも一方にリレー(RYu、RYd)が設けられており、
前記制御部は、前記異常検出部により少なくとも一つの異常が検出されたとき、前記リレーを遮断する請求項1~9のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記電流検出器(R1u、R1d、R3u、R3d、R2u、R2d、R0u、R0d)は、
三つのレッグの前記素子間接続点と前記正側接続点との間、及び、三つのレッグの前記素子間接続点と前記負側接続点との間の少なくとも六箇所に配置されているか、又は、
いずれか二つのレッグの前記素子間接続点と前記正側接続点との間、いずれか二つのレッグの前記素子間接続点と前記負側接続点との間、前記正極端子と前記正側接続点との間、及び、前記負極端子と前記負側接続点との間、の少なくとも六箇所に配置されている請求項1~10のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記電流検出器(Rm1、Rm2、R0u、R0d)は、
前記第1レッグの前記素子間接続点と前記第2レッグの前記素子間接続点との間において前記第1モータと直列になる箇所、前記第3レッグの前記素子間接続点と前記第2レッグの前記素子間接続点との間において前記第2モータと直列になる箇所、前記正極端子と前記正側接続点との間、及び、前記負極端子と前記負側接続点との間、の少なくとも四箇所に配置されている請求項1~10のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記正極端子といずれかのレッグの前記素子間接続点との間にプルアップ抵抗(Rp)が接続されており、
前記異常検出部は、少なくとも一つのレッグの前記素子間接続点の電圧を検出する請求項1~12のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020179533A JP7468296B2 (ja) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020179533A JP7468296B2 (ja) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | モータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022070458A JP2022070458A (ja) | 2022-05-13 |
JP7468296B2 true JP7468296B2 (ja) | 2024-04-16 |
Family
ID=81534975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020179533A Active JP7468296B2 (ja) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7468296B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003083373A (ja) | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動ブレーキ制御方法 |
JP2005140165A (ja) | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電動式制動装置 |
JP2007295661A (ja) | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Mitsuba Corp | モータ制御装置 |
JP2009055760A (ja) | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Tokai Rika Co Ltd | 負荷駆動制御回路 |
JP2012170276A (ja) | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Jtekt Corp | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
WO2016063367A1 (ja) | 2014-10-22 | 2016-04-28 | 三菱電機株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
-
2020
- 2020-10-27 JP JP2020179533A patent/JP7468296B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003083373A (ja) | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動ブレーキ制御方法 |
JP2005140165A (ja) | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電動式制動装置 |
JP2007295661A (ja) | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Mitsuba Corp | モータ制御装置 |
JP2009055760A (ja) | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Tokai Rika Co Ltd | 負荷駆動制御回路 |
JP2012170276A (ja) | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Jtekt Corp | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
WO2016063367A1 (ja) | 2014-10-22 | 2016-04-28 | 三菱電機株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022070458A (ja) | 2022-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108473156B (zh) | 电动助力转向装置 | |
JP6606780B1 (ja) | 車両用電動制動装置およびその制御方法 | |
US8049363B2 (en) | Motor drive circuit | |
CN112351933B (zh) | 具有冗余配置的控制单元的机动车辆转向系统 | |
US10994769B2 (en) | Electronic control unit and diagnostic method therefor | |
EP3605834A1 (en) | Electric power steering device | |
US20070046274A1 (en) | Failure detecting device for a load driving system | |
CN106716822A (zh) | 多相交流电动机驱动用逆变器装置 | |
JP2001078480A (ja) | モータ駆動装置のための異常検出装置 | |
US9755569B2 (en) | Motor control apparatus | |
US11431274B2 (en) | Motor control device and failure detection method for motor control device | |
US11760284B2 (en) | Electronic control unit and power supply system | |
CN110231560B (zh) | 电感负载控制设备 | |
CN115552787A (zh) | 一种用于变流器的控制装置、一种电驱动系统以及一种用于设定安全的运行状态的方法 | |
CN109247058B (zh) | 具有多系统电路的电子控制装置 | |
JP7468296B2 (ja) | モータ制御装置 | |
CN109951135B (zh) | 电力控制单元 | |
JP2000125586A (ja) | 故障診断方法および装置 | |
KR20160008227A (ko) | 전기 기계를 동작시키기 위한 여분의 하프 브리지를 갖는 회로 배열 | |
WO2019131609A1 (ja) | インバータの異常診断装置、インバータ装置およびこのインバータ装置を搭載した電気自動車 | |
CN115339506A (zh) | 转向辅助装置 | |
US20240136915A1 (en) | Power converter and control method for power converter | |
JP5724913B2 (ja) | 電力変換装置 | |
EP4325711A1 (en) | Power conversion device | |
CN113165687B (zh) | 马达控制装置、马达控制方法及电动助力转向系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240318 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7468296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |