JP7468108B2 - 画像形成装置、光沢度測定方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、光沢度測定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、光沢度測定方法及びプログラムに関する。
画像形成装置では、用紙(記録材の一例)上に形成(印刷)される画像(トナー画像)の光沢度を一定に保つことが重要とされる。このため、画像形成装置では、光沢センサ等によって、用紙に印刷された画像の光沢度が測定される。
特許文献1には、定着器による定着後の記録媒体の排出口、又は、排出口と定着器との間の搬送路に光沢度センサーを配置し、該光沢度センサーによるトナー画像の測定値及び非画像部の光沢度に基づいて、定着器の定着条件を設定する技術が開示されている。
特許第5932730号
ところで、光沢センサにより検出されるトナー画像の光沢度は、画像形成装置の定着部により画像が定着された用紙が時間とともに冷却される過程において、変化する。具体的には、定着部を通過した直後の、用紙の温度が高い状態で検出されるトナー画像の光沢度は、用紙の熱が冷めた後に検出される画像の光沢度よりも、低くなってしまう。
したがって、特許文献1に記載の技術では、光沢度センサーが配置された位置によっては、熱がとれていない用紙上のトナー画像の光沢度が測定され、本来の光沢度よりも低い値の光沢度が測定されてしまう可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、定着部により用紙に印加された熱の影響が排除されたトナー画像の光沢度を検出できる画像形成装置、光沢度測定方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面を反映した画像形成装置は、トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して記録材からの反射光の反射率を測定し、反射率に基づいてトナー画像の光沢度を測定する光沢度センサと、記録材に定着されたトナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、所定の閾値温度よりも高いと判定した場合において、光沢度センサにより測定されたトナー画像の光沢度の測定値を補正する光沢度補正部と、を備える。
また、本発明の一側面を反映した光沢度測定方法は、光沢度センサと光沢度補正部とを備える画像形成装置による光沢度測定方法であって、光沢度センサが、トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して記録材からの反射光の反射率を測定し、反射率に基づいてトナー画像の光沢度を測定する手順と、光沢度補正部が、記録材に定着されたトナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、所定の閾値温度よりも高いと判定した場合において、光沢度センサにより測定されたトナー画像の光沢度の測定値を補正する手順と、を含む。
さらに、本発明の一側面を反映したプログラムは、光沢度センサと光沢度補正部とを備える画像形成装置により実行されるプログラムであって、光沢度センサが、トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して記録材からの反射光の反射率を測定し、反射率に基づいてトナー画像の光沢度を測定する手順と、光沢度補正部が、記録材に定着されたトナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、所定の閾値温度よりも高いと判定された場合において、光沢度センサにより測定されたトナー画像の光沢度の測定値を補正する手順と、をコンピュータに実行させる
本発明によれば、定着部により用紙に印加された熱の影響が排除されたトナー画像の光沢度を検出できる画像形成装置、光沢度測定方法及びプログラムが提供される。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る定着部を通過した後の用紙上のトナー画像を光沢度センサが読み取って得られる反射率、及び、トナー画像温度の変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成の例を示す概要図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光沢度センサの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る反射率-トナー画像予測温度テーブルの構成例を示す表である。 本発明の一実施形態に係るトナー画像予測温度-補正値テーブルの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置による光沢度測定方法の手順の例を示すフローチャートである。 変形例2に係る定着温度・経過時間-補正値テーブルの構成例を示す図である。 変形例3に係る紙種-補正値テーブルの構成例を示す図である。 変形例4に係る受光素子がリニアセンサである光沢度センサの構成例を示す図である。 変形例4に係る光沢度センサの受光素子が検出する反射光の反射率と検出角度との対応を示すグラフである。 変形例4に係るトナー画像温度が異なる場合における受光素子が検出する反射光の反射率と検出角度との対応を示す図である。 変形例4に係る検出値-トナー画像予測温度テーブルの構成例を示す表である。 変形例4に係るトナー画像予測温度-補正値テーブルの構成例を示す図である。 変形例5に係る定着温度・経過時間-補正値テーブルの構成例を示す図である。 変形例6に係る紙種-補正値テーブルの構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素は、同一の符号を付し、構成要素の重複説明は省略する。まず、各種実施形態の構成例を説明する前に、本発明で解決する上記課題について、より具体的に説明する。
図1は、定着部を通過した後の用紙上のトナー画像を光沢度センサが読み取って得られる反射率、及び、トナー画像温度の変化を示すグラフである。図1のグラフの縦軸は反射率(%)及びトナー画像温度(℃)を示し、横軸は、定着部を通過後の経過時間(s)を示す。図1において、反射率の変化は破線で示し、トナー画像温度の変化は実線で示す。
図1のグラフに示すように、定着部を通過した直後においては、トナー画像の反射率は小さく、定着部を通過後の経過時間が長くなるにつれて、反射率は大きくなる。定着部を通過した直後は、トナー画像を形成するトナーの組成が安定していないため、光源から照射されてトナー画像による反射光の拡散方向も様々となり、それゆえ、検出される反射率も低くなる。しかし、定着部を通過後の経過時間が長くなり、トナー画像の温度が低くなるにつれて、トナーの組成が安定し、反射率も高くなる。このような状態においてトナー画像の光沢度を測定することにより、トナー画像が本来有する光沢度が検出されるようになる。
したがって、トナー画像の光沢度の検出は、図中に一点鎖線で示す、トナー画像の温度が所定の温度以下となり、かつ、反射率(光沢度)が安定するタイミング以降において測定されることが望ましい。
<画像形成装置の概要構成>
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について説明する。図2は、画像形成装置1の全体構成の例を示す概要図である。画像形成装置1は、図2に示すように、自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)22を備えた原稿読取部21と、操作表示部23と、排紙トレイ26と、を含む。
原稿読取部21は、ADF22の原稿給紙台上の原稿から画像を光学的に読み取り、読み取った画像をA/D変換して画像データ(スキャンデータ)を生成する。
操作表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどよりなる表示部に、操作入力部としてのタッチセンサが重畳されたタッチパネルで構成される。なお、本実施形態では、表示部と操作入力部とが一体に形成される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。ボタンやキーなどによる操作入力部と、LCD等による表示部とが、それぞれ別々に構成されてもよい。
操作表示部23は、操作部に入力されたユーザーからの操作の内容を表す操作信号を生成し、該操作信号を制御部10(図3参照)に供給する。例えば、ユーザーより、画像形成処理の開始を指示する操作が入力された場合には、操作表示部23は、画像形成処理を開始させる信号を生成して、制御部10に供給する。また、例えば、操作表示部23は、制御部10から供給される表示信号に基づいて、表示部に、ユーザーによる操作内容や設定情報等を表示する。
排紙トレイ26は、画像形成装置1で画像が形成された用紙が排出されるトレイである。
また、画像形成装置1は、給紙トレイ24、搬送経路25、画像形成部30及び光沢度センサ40を備える。
給紙トレイ24は、画像形成部30で画像形成が行われる用紙Shを収容する容器である。図2には、給紙トレイ24が2つある例を示すが、本発明はこれに限定されない。給紙トレイ24の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
搬送経路25は、給紙トレイ24から給紙された用紙Shを排紙トレイ26まで搬送する。搬送経路25には、用紙Shを搬送するための複数のローラ(搬送ローラ)が設けられる。なお、図2には、搬送経路25が両面印刷用の経路及び機構を有さない場合の構成を例示しているが、本発明はこれに限定されず、本発明は、両面印刷用の経路及び機構を有する画像形成装置に適用されてもよい。
画像形成部30は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナー画像を形成するための、4つの画像形成ユニット31Y,31M,31C及び31Kを備える。画像形成ユニット31Y,31M,31C及び31Kはそれぞれ、帯電部、LED書き込みユニット(レーザ光源)(いずれも図示略)、感光体ドラム32Y,32M,32C及び32K、並びに、現像部33Y,33M,33C及び33Kを備える。
現像部33Y,33M,33C及び33Kは、感光体ドラム32Y,32M,32C及び32Kの表面(外周部)に潜像を形成するとともに、該潜像に不図示の現像器から供給されたトナーを付着させる。これにより、感光体ドラム32Y,32M,32C及び32K上にトナー画像が形成される。
なお、以下の説明において、画像形成ユニット31Y,31M,31C,31Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを画像形成ユニット31と総称する。また、感光体ドラム32Y,32M,32C,32Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを感光体ドラム32と総称する。さらに、現像部33Y,33M,33C,33Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを現像部33と総称する。
また、画像形成部30は、中間転写ベルト34と、2次転写部35と、定着部36と、を含む。中間転写ベルト34は、各色の感光体ドラム32に形成された各トナー画像が一次転写されるベルトであり、図中に下向きの矢印で示す方向に回転する。2次転写部35は、中間転写ベルト34に1次転写された各色のトナー画像を、搬送経路25上を搬送された用紙Shに2次転写するローラである。
定着部36は、搬送経路25における2次転写部35の配置位置の下流に設けられ、2次転写部35で用紙Shに転写されたトナー画像を、用紙Sh上に定着させる定着処理を行う。定着部36によるトナー画像の定着処理は、トナー画像が転写された用紙Shを不図示のローラが押圧及び加熱することにより行われる。
光沢度センサ40は、定着部36の下流の、排紙トレイ26の近傍に配置される。光沢度センサ40は、光源41と、受光素子42(いずれも図4参照)と、演算部(図示略)と、を含む。光源41は、トナー画像が定着された用紙Shに光を照射する。受光素子42は、光源41から照射されて用紙Shのトナー画像定着面に反射した反射光を受光し、その反射率を算出する。演算部は、受光素子42で算出された反射率に基づいて、各色の光沢度を算出する。光沢度センサ40によって光沢度が測定された用紙Shは、搬送経路25上を搬送され、排紙トレイ26に排出される。
<画像形成装置の制御系の構成>
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の制御系の構成について説明する。図1は、画像形成装置1の制御系の構成例を示すブロック図である。
画像形成装置1は、図1に示すように、制御部10、記憶部14、原稿読取部21、操作表示部23、画像形成部30、光沢度センサ40及び光沢度補正部50を含む。
制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12と、CPU11の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)13と、を含む。
CPU11は、画像形成装置1を構成する各部とシステムバスBを介して接続される。そして、CPU11は、システムバスBを介して接続されたこれらの各部と通信を行うことにより、各部の動作を制御する。
例えば、CPU11は、画像形成部30を制御して、搬送経路25(図2参照)を搬送される用紙Shに画像を形成させる。また、CPU11は、光沢度センサ40を制御して、用紙Sh上に形成及び定着されたトナー画像の光沢度を検出させる。さらに、CPU11は、光沢度補正部50を制御して、光沢度センサ40により測定された光沢度を補正させる。
RAM13は、CPU11がプログラムを実行する為に必要なデータ等を一時的に記憶する。ROM12は、半導体メモリ等の不揮発性メモリ等により構成され、画像形成装置1に対応するシステムプログラム、及び、該システムプログラム上で実行可能な各種プログラム等を記憶する。ROM12に記憶されたプログラムは、コンピュータが読取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
記憶部14は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、光沢度補正部50が反射率の補正に使用する反射率-トナー画像予測温度テーブルT1(図5参照)、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2(図6参照)等を記憶する。なお、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2は、記憶部14ではなくROM12に記憶されてもよい。
原稿読取部21、操作表示部23、画像形成部30については、図2を参照して説明済みであるため、ここではこれらについての説明は省略する。なお、光沢度センサ40の構成の詳細については、後述の図4を参照して詳述する。
光沢度補正部50は、光沢度センサ40による検出値に基づきトナー画像の温度を予測し、トナー画像の予測温度が所定の閾値温度よりも高い場合に、光沢度センサ40による検出値(光沢度)を補正する。具体的には、光沢度補正部50は、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1(図5参照)を参照してトナー画像の温度を予測し、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2(図6参照)を参照して、補正値を決定する。そして、決定した補正値を用いて、光沢度センサ40による検出値(光沢度)を補正する。
<光沢度センサの構成>
次に、図4を参照して、光沢度センサ40の構成について説明する。図4は、光沢度センサ40の構成例を示す図である。光沢度センサ40は、図4に示すように、光源41と、受光素子42と、を含む。光源41は、例えばLED(Light Emitting Diode)等よりなり、測定対象物である用紙Shの面上に形成されたトナー画像Pを照射する。受光素子42は、例えば、PD(Photo Diode:フォトダイオード)等よりなり、光源41から照射されて用紙Shに反射した反射光を受光し、受光した光量に基づいて反射率を算出する。
そして、不図示の演算部が、受光素子42が算出した反射率に基づいて光沢度を算出する。光沢度は、黒色鏡面ガラス板を基準とし、規定された入射角θでの鏡面反射率の鏡面光沢度を“100”と定義した場合における、ガラス板の鏡面反射率と、入射角θとの関係に基づいて、算出することができる。
<反射率-トナー画像予測温度テーブルの構成>
次に、図5を参照して、光沢度補正部50が光沢度の補正時に参照する、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1の構成について説明する。図5は、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1の構成例を示す表である。図5に示すように、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1は、「光沢度センサ検出値(反射率)[%]」及び「トナー画像予測温度[℃]」の各フィールドを有する。
「光沢度センサ検出値(反射率)[%]」のフィールドには、光沢度センサ40の検出値としての反射率(%)が格納される。「トナー画像予測温度[℃]」のフィールドには、光沢度センサ40が検出した反射率に基づいて予測されるトナー画像Pの温度(予測温度)が格納される。
この反射率-トナー画像予測温度テーブルT1は、図1で示したグラフに一点鎖線で示した、トナーの状態(組成)が安定するタイミングで検出される反射率が、“5%”であり、トナー画像温度が“10℃”である場合における、反射率とトナー画像予測温度との対応を示す。
具体的には、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1の最下段のレコードに示されるように、光沢度センサ40の検出値の“5%”に対しては、トナー画像予測温度の“10℃”が対応付けられる。
また、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1の最上段のレコードにおいては、光沢度センサ40により検出された反射率の“3%”に対して、トナー画像予測温度の“50℃”が対応付けられ、上から2番目のレコードにおいては、反射率の“4%”に対して、トナー画像予測温度の“30℃”が対応付けられている。
光沢度補正部50は、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1に基づき、光沢度センサ40の検出値(反射率)が“3%”である場合には、トナー画像Pの温度は“50℃”であると予測し、検出値が“4%”である場合には、トナー画像Pの温度は“30℃”であると予測する。また、検出値が“5%”である場合には、トナー画像Pの温度は“10℃”であると予測する。
<トナー画像予測温度-補正値テーブルの構成>
次に、図6を参照して、光沢度補正部50が光沢度の補正時に参照する、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2の構成について説明する。図6は、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2の構成例を示す図である。
図6に示すように、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2は、「トナー画像予測温度[℃]」及び「補正値」の各フィールドを有する。「トナー画像予測温度[℃]」のフィールドには、光沢度センサ40が検出した反射率に基づいて予測されるトナー画像Pの温度(予測温度)が格納される。「補正値」のフィールドには、光沢度センサ40による検出値に乗算される係数(補正値)が格納される。
トナー画像予測温度-補正値テーブルT2において、「トナー画像予測温度[℃]」の“50℃”には、補正値“1.666”が対応付けられ、“30℃”には、補正値“1.25”が対応付けられている。「トナー画像予測温度[℃]」の“10℃”には、補正値は対応付けられていない。
光沢度補正部50は、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2に基づき、トナー画像予測温度が“50℃”である場合には、光沢度センサ40の検出値(反射率)に“1.666”を乗算することにより、光沢度を補正する。また、光沢度補正部50は、トナー画像予測温度が“30℃”である場合には、光沢度センサ40の検出値(反射率)に“1.25”を乗算することにより、光沢度を補正する。トナー画像予測温度が“10℃”である場合には、光沢度補正部50は、光沢度を補正しない。すなわち、光沢度センサ40の検出値に基づいて光沢度を算出する。
光沢度補正部50により、反射率-トナー画像予測温度テーブルT1、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2に基づく補正が行われることにより、例えば、光沢度センサ40により検出された反射率が3%である場合には、トナー画像Pの予測温度は“50℃”であると想定され、“3%”の反射率に“1.666”が乗算される。つまり、光沢度センサ40により検出された反射率は、3%×1.666≒5%に補正される。
また、例えば、光沢度センサ40により検出された反射率が4%である場合には、トナー画像Pの予測温度は“30℃”であると想定され、“4%”の反射率に“1.25”が乗算される。つまり、光沢度センサ40により検出された反射率は、4%×1.25=5%に補正される。
すなわち、本実施形態によれば、定着部36を通過後の用紙Shの冷却が不十分であることに起因して、想定される光沢度よりも低い光沢度が検出された場合にも、光沢度センサ40による検出値に基づき想定されるトナー画像予測温度に基づいて、光沢度補正部50によって、光沢度センサ40による検出値が補正される。具体的には、トナー画像予測温度が所定の閾値温度(10℃等)よりも高い場合に、光沢度補正部50によって、光沢度センサ40による検出値が補正される。これにより、画像形成装置1で検出される光沢度を、トナー画像Pが十分に冷却されたことによりトナーの組成が安定している状態において検出される本来の光沢度と、略同一とすることができる。
なお、図5の反射率-トナー画像予測温度テーブルT1に示した反射率、トナー画像予測温度、図6のトナー画像予測温度-補正値テーブルT2に示した補正値等は一例であり、これらの値には、実験等に基づいて得られる最適な値が設定されるものとする。
<画像形成装置による光沢度測定方法>
次に、図7を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1による光沢度測定方法について説明する。図7は、画像形成装置1による光沢度測定方法の手順の例を示すフローチャートである。
まず、トナー画像Pが形成されて定着部36によって定着処理が行われた用紙Shが、定着部36を通過する(ステップS1)。次いで、定着部の下流に配置された光沢度センサ40は、用紙Sh上のトナー画像Pの光沢度(反射率)を検出する(ステップS2)。次いで、光沢度補正部50は、ステップS2で光沢度センサ40が検出した光沢度に基づいて、トナー画像Pの温度を予測する(ステップS3)。
次いで、光沢度補正部50は、トナー画像Pの予測温度は所定の閾値温度(10℃等)以下であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4で、トナー画像Pの予測温度は所定の閾値温度以下であると判定された場合(ステップS4がYES判定の場合)、光沢度補正部50は、光沢度の補正を行わずに、ステップS2で光沢度センサ40によって検出された光沢度をそのまま採用する(ステップS5)。
一方、ステップS4で、トナー画像Pの予測温度は所定の閾値より高いと判定された場合(ステップS4がNO判定の場合)、光沢度補正部50は、ステップS3で予測されたトナー画像Pの温度に応じて、ステップS2で検出されたトナー画像Pの光沢度を補正する(ステップS6)。ステップS6の処理後、画像形成装置1の制御部10は光沢度検出処理を終了する。
上述した実施形態では、光沢度補正部50は、用紙Shに定着されたトナー画像Pの温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、すなわち、光沢度センサ40による検出値に基づき予測されたトナー画像Pの温度が所定の閾値温度よりも高い場合に、光沢度補正部50が、光沢度センサ40による検出値(光沢度)を補正する。それゆえ、本実施形態によれば、定着部36を通過した用紙Sh上のトナー画像Pが十分に冷却されていないことにより、本来検出されるべき光沢度とは異なる光沢度が検出されてしまった場合にも、画像形成装置1は、トナー状態が安定している状態で検出される光沢度と略同一の光沢度を検出することができる。
<各種変形例>
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
[変形例1]
例えば、上述した実施形態では、光沢度補正部50が、光沢度センサ40による検出値から予測したトナー画像Pの温度を用いて、光沢度の補正を行う例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置1の内部、例えば、光沢度センサ40の近傍等に温度計を設け、光沢度補正部50は、該温度計で実際に測定されたトナー画像Pの温度に基づいて、光沢度の補正を行ってもよい。
[変形例2]
また、上述した実施形態では、トナー画像Pの予測温度(又は温度計による実測温度)に基づいて、光沢度補正部50が光沢度センサ40による検出値を補正する例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。光沢度補正部50は、定着部36における定着温度及び/又は定着部36を通過後の経過時間の情報に基づいて、光沢度センサ40による検出値を補正してもよい。
図8は、定着部36における定着温度及び定着部36を通過後の経過時間と、補正値とを対応付けた定着温度・経過時間-補正値テーブルT3の構成例を示す図である。定着温度・経過時間-補正値テーブルT3は、例えば、画像形成装置1の記憶部14(図3参照)等に格納される。
図8に示すように、定着温度・経過時間-補正値テーブルT3は、「No.」、「定着温度[℃]」、「定着部通過後の経過時間[ms]」及び「補正値」の各フィールドを有する。
「No.」のフィールドには、定着温度・経過時間-補正値テーブルT3を構成する各レコードに割り振られる通し番号が格納される。「定着温度[℃]」のフィールドには、定着部36における定着温度が格納される。定着部36における定着温度は、例えば、定着部36の近傍に配置された不図示の温度センサ等により計測される、定着部36の加熱ローラ(図示略)の表面温度である。もしくは、定着部36の加熱ローラの設定温度であってもよい。
「定着部通過後の経過時間[ms]」は、トナー画像Pが印字された用紙Shが定着部36を通過した時点(定着部36による定着処理が施された時点)からの経過時間が格納される。定着部通過後の経過時間は、不図示のタイマーによって実際に計測された、不図示の通紙センサによる用紙Shの検知後からの経過時間であってもよく、設定済の用紙搬送速度のモード(高速又は低速等)に基づいて算出される、定着部36を通過後の経過時間であってもよい。
「補正値」のフィールドには、光沢度センサ40による検出値に乗算される係数(補正値)が格納される。
No.1のレコードには、光沢度補正部50による補正を行う必要のない、「定着温度」及び「定着部通過後の経過時間」の各パラメータが示されている。本変形例では、「定着温度」が“200℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“500ms”である場合に、光沢度センサ40によって本来の光沢度が検出されることを想定している。したがって、「定着温度」が“200℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“500ms”であるNo.1のレコードにおいては、補正値は設定されていない。
No.2のレコードには、「定着温度」が“190℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“500ms”であるパターンが示されている。No.2のレコードに示される例においては、定着温度が通常の200℃よりも低い190℃であるが、定着部通過後の経過時間は“500ms”であり、この“500ms”は、用紙Shが冷却されるのに十分な時間であると考えられる。No.2のレコードに示す条件において、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、No.1のレコードに示される条件下において検出される光沢度よりも低くなる。しかしながら、この光沢度の低下は、定着部36の定着温度が低いことに起因するものであり、用紙Shが十分に冷却されていないことに起因するものではない。したがって、No.2のレコードにおいては補正値が設定されていない。
No.3のレコードには、「定着温度」が“210℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“500ms”であるパターンが示されている。No.3のレコードに示される例においては、定着温度が通常の200℃よりも高い210℃であるが、定着部通過後の経過時間は“500ms”であり、用紙Shが冷却されるのに十分な時間が経過していることが示されている。No.3のレコードに示す条件において、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、No.1のレコードに示される条件下において検出される光沢度よりも高くなる。しかしながら、この光沢度の増加は、定着部36の定着温度が高いことに起因するものであるため、光沢度の補正は要しない。したがって、No.3のレコードにおいては補正値が設定されていない。
No.4のレコードには、「定着温度」が“200℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“250ms”であるパターンが示されている。つまり、No.4のレコードにより示される例において、定着温度は通常と同じ200℃であるが、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも短い“250ms”である。No.4のレコードに示す条件下において光沢度センサ40により光沢度が測定されるトナー画像Pは、その温度が十分に下がりきっていないものと想定される。つまり、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、本来検出されるべき光沢度よりも低くなると考えられる。したがって、No.4のレコードには、光沢度センサ40による検出値をより高く補正するための、“1.25”の補正値が格納される。
No.5のレコードには、「定着温度」が“200℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“1000ms”であるパターンが示されている。つまり、No.5のレコードにより示される例において、定着温度は通常と同じ200℃であるが、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも長い“1000ms”である。No.5のレコードに示される条件下においては、光沢度センサ40により光沢度が測定されるトナー画像Pの温度は、十分に下がりきっているものと想定される。つまり、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、本来検出されるべき光沢度になると考えられる。したがって、No.5のレコードには補正値が設定されていない。
No.6のレコードには、「定着温度」が“190℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“250ms”であるパターンが示されている。つまり、No.6のレコードにより示される例において、定着温度は通常よりも低い190℃であり、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも短い“250ms”である。No.6のレコードに示される条件下において、光沢度センサ40により光沢度が測定されるトナー画像Pは、その温度が十分に下がりきっていないものと想定される。つまり、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、本来検出されるべき光沢度よりも低くなると考えられる。したがって、No.6のレコードには、光沢度センサ40による検出値をより高く補正するための、“1.333”の補正値が格納される。
No.7のレコードには、「定着温度」が“190℃”であり、「定着部通過後の経過時間」が“1000ms”であるパターンが示されている。つまり、No.7のレコードにより示される例において、定着温度は通常より低い190℃であるが、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも長い“1000ms”である。No.7のレコードに示される条件下において、光沢度センサ40により光沢度が測定されるトナー画像Pは、その温度が十分に下がりきっているものと想定される。つまり、光沢度センサ40によって検出される光沢度は、No.1の条件下において検出される光沢度よりは低いが、本来検出されるべき光沢度でなると考えられる。したがって、No.7のレコードには補正値が設定されていない。
上述の変形例2による制御が行われることにより、光沢度センサ40を、定着が行われた後のトナー画像Pの温度が、所定の閾値温度以下にならない位置(定着部36の近傍等)にしか設置できない場合であっても、画像形成装置1が、本来検出されるべきトナー画像Pの光沢度を検出することができる。
[変形例3]
また、光沢度補正部50は、用紙Shの種類(紙種)に応じて、光沢度センサ40による検出値を補正してもよい。図9は、紙種と補正値とを対応付けた紙種-補正値テーブルT4の構成例を示す図である。紙種-補正値テーブルT4は、例えば、画像形成装置1の記憶部14(図3参照)等に格納される。
図9に示すように、紙種-補正値テーブルT4は、「紙種」及び「補正値」の各フィールドを有する。「紙種」のフィールドには、用紙Shの種類が格納される。図9に示す例においては、「普通紙」、「厚紙」及び「薄紙」の3種類の紙種が格納されている。なお、図9に示す例は一例であり、紙種-補正値テーブルT4の「紙種」のフィールドには、これら以外の紙種が格納されてもよい。
「補正値」のフィールドには、光沢度センサ40による検出値に乗算される係数(補正値)が格納される。
図9に示す例では、「紙種」の“普通紙”には、「補正値」の“1.25”が対応づけられており、「紙種」の“厚紙”には、「補正値」の“1.666”が対応付けられている。そして、「紙種」の“薄紙”には、補正値は対応付けられていない。
「紙種」が“薄紙”である場合には、定着処理により用紙Shに印加された熱が冷めるが速いため、光沢度センサ40による光沢度の検出時点におけるトナー画像Pの温度も、十分に冷めていることが想定される。したがって、紙種-補正値テーブルT4においては、「紙種」の“薄紙”に対しては、補正値は設定されていない。
「紙種」が“普通紙”である場合には、定着処理により用紙Shに印加された熱が冷める速度は、紙種が“薄紙”である場合よりも遅い。したがって、光沢度センサ40による光沢度の検出時点におけるトナー画像Pの温度も、十分に冷めきっていないことが想定される。したがって、紙種-補正値テーブルT4においては、「紙種」の“普通紙”に対しては、補正値の“1.25”が対応付けられている。
「紙種」が“厚紙”である場合には、定着処理により用紙Shに印加された熱が冷める速度は、紙種が“普通紙”である場合よりも遅い。したがって、光沢度センサ40による光沢度の検出時点におけるトナー画像Pの温度も、冷めきっていないことが想定される。したがって、紙種-補正値テーブルT4においては、「紙種」の“厚紙”に対しては、補正値の“1.666”が対応付けられている。
変形例3による制御が行われることにより、画像形成装置1によりトナー画像Pが形成される用紙Shの種類が異なる場合であっても、画像形成装置1が、用紙Shの種類に応じた、トナー画像Pの本来の光沢度を検出することが可能となる。
[変形例4]
また、光沢度センサの受光素子は、複数のPDがライン状に並んで配置されるリニアセンサで構成されてもよい。図10は、受光素子がリニアセンサである光沢度センサの構成例を示す図である。図10に示すように、光沢度センサ40Aは、光源41Aと、受光素子42Aと、を含む。光源41Aは、図4に示した光沢度センサ40と同様に、例えばLED等よりなり、用紙Shの面上に形成されたトナー画像Pを照射する。受光素子42Aはラインセンサよりなり、光源41Aから照射されて用紙Shに反射した反射光を受光し、受光した光量(鏡面反射率)及び該光量の拡散分布を算出する。そして、不図示の演算部が、受光素子42Aが受光した反射光の光量及び該光量の拡散分布に基づいて光沢度を算出する。
図11は、光沢度センサ40Aの受光素子42Aが検出する反射光の反射率と検出角度との対応を示すグラフである。図11に示すグラフの縦軸は反射率[%]を示し、横軸は検出角度[℃]を示す。図11の横軸は、ライン状に並んだラインセンサの複数の各PDが検出した反射光の検出角度の分布を示す。本変形例では、受光素子42Aは、反射率のピーク値と、反射率の半値の検出角度の拡がり角と、を検出する。
図12は、トナー画像温度が異なる場合における受光素子42Aが検出する反射光の反射率と検出角度との対応を示す図である。図12に示すグラフの縦軸及び横軸は、図11に示したグラフのそれらと同一である。図12において、破線は、定着部36を通過直後の用紙Shの冷却が十分に行われていないトナー画像の反射光の反射率及び拡散分布を示し、実線は、用紙Shの冷却が十分に行われたトナー画像の反射光の反射率及び拡散分布を示す。
用紙Shが十分に冷却されていない場合、トナー状態は安定していないため、破線のグラフに示されるように、トナー画像の反射光の反射率は低く、拡散分布も大きくなる。つまり、受光素子42Aによって検出される反射率のピーク値は小さくなり、検出角度の拡がり角は広くなる。一方、用紙Shが十分に冷却されると、実線のグラフに示されるように、トナー画像の反射光の反射率は高く、拡散分布は少なくなる。つまり、トナー画像の反射光の反射率のピーク値は大きくなり、検出角度の拡がり角は狭くなる。本変形例では、光沢度補正部50は、光沢度センサ40Aが検出した反射光の反射率のピーク値及び拡がり角が、冷却が十分に行われていない状態で検出される値である場合、光沢度センサ40Aによる検出値を補正する。
なお、変形例4においては、光沢度センサ40Aが検出したピーク値と拡がり角との両方の値に基づいて、光沢度補正部50が光沢度を補正する例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。ピーク値と拡がり角とのうち、いずれか一方の値に基づいて光沢度補正部50による補正が行われてもよい。また、変形例4においては、光沢度センサの受光素子をリニアセンサで構成する例を挙げたが、光沢度センサの受光素子は、二次元センサ等によって構成されてもよい。
<反射率-トナー画像予測温度テーブルの構成>
次に、図13を参照して、光沢度補正部50が光沢度の補正時に参照する、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aの構成について説明する。図13は、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aの構成例を示す表である。図13に示すように、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aは、「光沢度センサ検出値(反射率)[%]」及び「トナー画像予測温度[℃]」の各フィールドを有する。
「光沢度センサ検出値(反射率)[%]」のフィールドは、光沢度センサ40の検出値としての「ピーク値(%)」及び「拡がり角[°]」の各サブフィールドを有する。「トナー画像予測温度[℃]」のフィールドには、光沢度センサ40Aが検出した反射率に基づいて予測されるトナー画像Pの温度(予測温度)が格納される。
この検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aは、トナーの状態(組成)が安定するタイミングで検出される反射率のピーク値が、“5%”であり、拡がり角が“5°”であり、トナー画像温度が“10℃”である場合における、反射率のピーク値及び拡がり角とトナー画像予測温度との対応を示す。
具体的には、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aの最下段のレコードに示されるように、光沢度センサ40Aの検出値のピーク値の“5%”、及び、拡がり角の“5°”に対しては、トナー画像予測温度の“10℃”が対応付けられる。
また、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aの最上段のレコードにおいては、光沢度センサ40Aにより検出された反射率のピーク値の“3%”、及び、拡がり角の“15°”に対して、トナー画像予測温度の“50℃”が対応付けられる。さらに、上から2番目のレコードにおいては、反射率のピーク値の“4%”、及び、拡がり角の“10°”に対して、トナー画像予測温度の“30℃”が対応付けられている。
光沢度補正部50は、検出値-トナー画像予測温度テーブルT1Aに基づき、光沢度センサ40Aが検出した反射光のピーク値が“3%”であり、拡がり角が“15%”である場合には、トナー画像Pの温度は“50℃”であると予測する。また、ピーク値が“4%”であり、拡がり角が“10°”である場合には、トナー画像Pの温度は“30℃”であると予測する。さらに、ピーク値が“5%”であり、拡がり角が“5°”である場合には、トナー画像Pの温度は“10℃”であると予測する。
<トナー画像予測温度-補正値テーブルの構成>
次に、図14を参照して、光沢度補正部50が光沢度の補正時に参照する、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2Aの構成について説明する。図14は、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2Aの構成例を示す図である。
図14に示すように、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2Aは、「トナー画像予測温度[℃]」及び「補正値」の各フィールドを有する。「トナー画像予測温度[℃]」のフィールドには、光沢度センサ40Aが検出した反射率に基づいて予測されるトナー画像Pの温度(予測温度)が格納される。「補正値」のフィールドには、光沢度センサ40Aによる検出値に乗算される係数(補正値)が格納される。「補正値」のフィールドは、「ピーク値[%]」及び「拡がり角[°]」の各サブフィールドを有する。
トナー画像予測温度-補正値テーブルT2Aにおいて、「トナー画像予測温度[℃]」の“50℃”には、ピーク値の補正値の“1.666”、及び、拡がり角の補正値の“0.333”が対応付けられている。また、「トナー画像予測温度[℃]」“30℃”には、ピーク値の補正値“1.25”、及び、拡がり角の補正値の“0.5”が対応付けられている。「トナー画像予測温度[℃]」の“10℃”には、補正値は対応付けられていない。
光沢度補正部50は、トナー画像予測温度-補正値テーブルT2Aに基づき、トナー画像予測温度が“50℃”である場合には、光沢度センサ40Aが検出した反射率のピーク値に“1.666”を乗算し、拡がり角に“0.333”を乗算することにより、光沢度を補正する。また、光沢度補正部50は、トナー画像予測温度が“30℃”である場合には、光沢度センサ40が検出した反射率のピーク値に“1.25”を乗算し、拡がり角に“0.5”を乗算することにより、光沢度を補正する。
光沢度補正部50による上記補正が行われることにより、定着処理後の用紙Shの温度が十分に冷め切っていないことにより、光沢度センサ40Aにより検出される反射率のピーク値が低く、拡がり角が広い場合にも、ピーク値は高く、拡がり角は狭く補正される。したがって、変形例4によれば、トナー状態が安定した状態において検出される、トナー画像が本来有する光沢度を検出できるようになる。
なお、上述した変形例4に係る制御においても、上述の変形例2のように、光沢度補正部50が、定着部36における定着温度及び/又は定着部36を通過後の経過時間の情報に基づいて、光沢度センサ40による検出値を補正してもよい。
図15は、定着温度・経過時間-補正値テーブルT3Aの構成例を示す図である。図15に示すように、定着温度・経過時間-補正値テーブルT3Aは、「No.」、「定着温度[℃]」、「定着部通過後の経過時間[ms]」及び「補正値」の各フィールドを有する。「補正値」のフィールドは、「ピーク値[%]」及び「拡がり角[°]」の各サブフィールドを有する。
No.1~No.7に示す、定着温度と定着部通過後の経過時間との組み合わせは、図8に示した定着温度・経過時間-補正値テーブルT3におけるそれらと同一である。
図15に示す定着温度・経過時間-補正値テーブルT3Aでも、No.4に示す、定着温度は通常と同じ“200℃”であるが、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも短い“250ms”である例において、補正値が設定されている。具体的には、ピーク値の補正値には、ピーク値をより高くする係数である“1.25”が格納され、拡がり角の補正値には、拡がり角をより狭くする係数である“0.5”が格納されている。
また、No.6に示す、定着温度は通常よりも低い“190℃”であり、定着部通過後の経過時間は、通常の“500ms”よりも短い“250ms”である例においても、補正値が設定されている。具体的には、ピーク値の補正値には、ピーク値をより高くする係数である“1.333”が格納され、拡がり角の補正値には、拡がり角をより狭くする係数である“0.666”が格納されている。変形例6によれば、変形例2により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
[変形例5]
また、上述した変形例4に係る制御においても、上述の変形例3においても述べたように、光沢度補正部50は、用紙Shの種類(紙種)に応じて、光沢度センサ40Aによる検出値を補正してもよい。図16は、紙種と補正値とを対応付けた紙種-補正値テーブルT4Aの構成例を示す図である。
図16に示すように、紙種-補正値テーブルT4Aは、「紙種」及び「補正値」の各フィールドを有する。「紙種」のフィールドには、用紙Shの種類が格納され、「補正値」のフィールドには、光沢度センサ40Aによる検出値に乗算される係数(補正値)が格納される。「補正値」のフィールドは、「ピーク値[%]」及び「拡がり角[°]」の各サブフィールドを有する。
図16に示す例においても、「紙種」の“普通紙”及び“厚紙”に対して、補正値が設定されている。具体的には、「紙種」の“普通紙”には、ピーク値の補正値の“1.25”が対応づけられており、拡がり角の補正値の“0.5”が対応付けられている。また、「紙種」の“厚紙”には、ピーク値の補正値の“1.666”が対応づけられており、拡がり角の補正値の“0.333”が対応付けられている。変形例5によれば、変形例3により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態又は各種変形例では、光沢度センサ40(又は40A)を、定着部36からの離れた排紙トレイ26(図2参照)の近傍に配置することにより、光沢度センサ40によって、十分に温度が下がった状態におけるトナー画像の光沢度を検出できるようにしたが、本発明はこれに限定されない。用紙Shの搬送方向における光沢度センサ40の手前に、冷却ファン等の冷却部を設けてもよい。冷却部を設けることにより、光沢度センサ40(又は40A)により光沢度が検出されるトナー画像を十分に冷却することができ、これにより、トナー状態が確実に安定しているトナー画像の光沢度を、光沢度センサ40(又は40A)が検出できるようになる。
または、トナー画像の温度を検出する温度計を設け、該該温度計により測定されたトナー画像の温度が閾値温度以下となったことを検出した場合に、光沢度センサ40(又は40A)が光沢度を検出する制御が、制御部10(図3参照)によって行われてもよい。このような制御が行われることにより、トナー状態が確実に安定しているトナー画像の光沢度を、光沢度センサ40(又は40A)が検出できるようになる。
また、上述した実施の形態では、本発明の画像形成装置を、トナー画像が形成された用紙Shに後処理を施す後処理装置と接続されていない画像形成装置1に適用した例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。本発明の画像形成装置は、後段に後処理装置が接続された画像形成装置に適用されてもよい。そして、本発明を、このような画像形成装置に適用する場合、光沢度センサは、画像形成装置1の内部ではなく、後処理装置の内部に設けられてもよい。
さらに、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置(画像形成装置)の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、図3において実線で示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…画像形成装置、10…制御部、30…画像形成部、31…画像形成ユニット、36…定着部、40、40A…光沢度センサ、41、41A…光源、42、42A…受光素子、50…光沢度補正部

Claims (14)

  1. トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して前記記録材からの反射光の反射率を測定し、前記反射率に基づいて前記トナー画像の光沢度を測定する光沢度センサと、
    前記記録材に定着された前記トナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、前記所定の閾値温度よりも高いと判定した場合において、前記光沢度センサにより測定された前記トナー画像の光沢度の測定値を補正する光沢度補正部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記光沢度補正部は、前記光沢度センサによる前記トナー画像の光沢度の測定結果に基づいて、前記トナー画像の温度を予測し、
    前記トナー画像の温度が前記所定の閾値温度よりも高いと想定される状況は、前記予測された前記トナー画像の温度が、前記所定の閾値温度よりも高い状況である
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録材に定着された前記トナー画像の温度を測定する温度計をさらに備え、
    前記光沢度補正部は、前記温度計により測定された前記トナー画像の温度が、前記所定の閾値温度よりも高い場合に、前記光沢度センサにより測定された前記トナー画像の光沢度を補正する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記光沢度補正部は、前記記録材に前記トナー画像を定着させる定着部における定着温度、及び、前記記録材が前記定着部を通過してからの経過時間を取得し、
    前記トナー画像の温度が前記所定の閾値温度よりも高いと想定される状況は、前記定着温度が所定の閾値定着温度よりも高い状況、及び/又は、前記経過時間が所定の閾値経過時間よりも短い状況である
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記光沢度補正部は、前記記録材の種類を取得し、取得した前記記録材の種類に基づいて、前記測定値を補正する
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー画像が定着された前記記録材を冷却する冷却部をさらに備え、
    前記光沢度センサは、前記冷却部の下流に配置される
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  7. 前記光沢度センサによる前記トナー画像の光沢度の測定タイミングを制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度計によって測定された前記トナー画像の温度が前記閾値温度以下となったことを検出した場合に、前記光沢度センサに前記トナー画像の光沢度を測定させる
    請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記光沢度補正部は、前記光沢度センサによって検出された、前記記録材からの反射光の反射率を補正することにより、前記トナー画像の光沢度を補正する
    請求項4~7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記光沢度補正部は、前記光沢度センサによって検出された、前記記録材からの反射光の反射率のピーク値、及び、前記反射光の拡散分布の拡がり角を補正することにより、前記トナー画像の光沢度を補正する
    請求項4~7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記光沢度センサは、前記定着が行われた後の前記トナー画像の温度が、予め定められた所定の閾値温度以下となっていると想定される位置に配置される
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記光沢度センサは、画像形成装置から前記記録材が排出される排出口の近傍に配置される
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記光沢度センサは、画像形成装置の後段に配置され、前記画像形成装置から出力された前記トナー画像が形成及び定着された前記記録材に後処理を施す後処理装置の内部に配置される
    請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 光沢度センサと光沢度補正部とを備える画像形成装置による光沢度測定方法であって、
    前記光沢度センサが、トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して前記記録材からの反射光の反射率を測定し、前記反射率に基づいて前記トナー画像の光沢度を測定する手順と、
    前記光沢度補正部が、前記記録材に定着された前記トナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、前記所定の閾値温度よりも高いと判定した場合において、前記光沢度センサにより測定された前記トナー画像の光沢度の測定値を補正する手順と、を含む
    光沢度測定方法。
  14. 光沢度センサと光沢度補正部とを備える画像形成装置により実行されるプログラムであって、
    前記光沢度センサが、トナー画像が形成及び定着された記録材に光を照射して前記記録材からの反射光の反射率を測定し、前記反射率に基づいて前記トナー画像の光沢度を測定する手順と、
    前記光沢度補正部が、前記記録材に定着された前記トナー画像の温度が、所定の閾値温度よりも高いと想定される状況、又は、前記所定の閾値温度よりも高いと判定した場合において、前記光沢度センサにより測定された前記トナー画像の光沢度の測定値を補正する手順と、をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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