JP7464855B2 - 車両用内装品及び車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、車両用内装品及び車両用ドアに係り、特に加飾照明装置及びタッチスイッチを備える車両用内装品及び車両用ドアに関する。
特許文献1には、車両用ドアの加飾パネルよりも内側(ドアの内部方向、車両の幅方向外側)に配置され、それにより加飾パネルと重なる位置に配置されたスイッチ装置が開示されている。スイッチ装置は、加飾パネルの裏面側に配置される電極と、電極の静電容量を検出し、この検出に基づいて所定の車載機器の所定の制御を行うための回路が組まれた回路基板と、回路基板を収めるケースと、回路基板及び電極が備えられた電極シートとの間に位置し、電極シートを保持するホルダとを備える。また、回路基板には、電極シートに施された図柄に対し光を照射する光源が設けられている。光源の一例として、複数のLEDを用いる場合と、図柄より少ない光源に対して導光板を用いて図柄部分に導光する場合とが開示されている。
特開2006-321336号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用ドアでは、加飾パネル(加飾照明装置)と、スイッチ装置を構成する複数の部材(電極、光源、回路基板及びケース等)とが、ドアの幅方向(厚み方向)に重ねて配置されるため、車両用内装品の厚みが増加するためドアの厚みも増加するという課題があった。そのため、加飾照明装置とスイッチ装置と備えつつ車両用内装品の厚みが抑制された車両用内装品が求められていた。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、加飾照明装置とスイッチ装置を備えつつ車両用内装品の厚みの増加が抑制された車両用内装品及び車両用ドアを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用内装品によれば、車両に搭載された車載機器を制御するスイッチ装置と、透光性を有し、表面に操作位置を示す図柄が設けられた加飾パネルと、基材と、を備え、前記スイッチ装置は、前記加飾パネルを表面側から見て前記加飾パネルと重なる位置に配置される電極と、前記電極の変化を検出し、前記車載機器の動作を制御する制御部と、前記加飾パネルの裏面側から、前記電極が配置された位置又は前記電極が配置された前記位置の近傍を照らし、前記加飾パネルの表面に前記図柄を表示させる光源と、を有し、前記光源は、前記加飾パネルを表面側から見て前記加飾パネルと重ならない位置に配置され、前記基材は、前記光源を取り付ける光源取付部と、前記加飾パネルの裏面側に配置される遮光部と、を有し、前記光源取付部及び前記遮光部は、前記基材と一体に形成されることにより解決される。
加飾パネルを照らす光源が、加飾パネルを表面側から見て加飾パネルと重ならない位置に配置されるため、加飾照明装置とスイッチ装置を備え得つつ、車両用内装品の厚みの増加が抑制され、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、光源取付部及び遮光部が基材と一体に形成されるため、部品点数を削減することができる。
また、上記の構成において、前記光源は、前記加飾パネルの外周より外側に配置されるとよい。
光源が加飾パネルの外周より外側に配置されることにより、加飾パネルの厚み方向に光源が配置される場合と比較して車両用内装品の厚みの増加が抑制され、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、上記の構成において、前記光源は、前記加飾パネルを上側から見て前記加飾パネルと重なる位置に配置されるとよい。
光源が、加飾パネルを上側から見て加飾パネルと重なる位置に配置されることにより、加飾パネルの厚み方向に光源が配置される場合と比較して厚みの増加が抑制されるため、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、上記の構成において、前記基材は前記加飾パネルを固定するとよい。
光源取付部及び遮光部が、加飾パネルを固定する基材と一体に形成されることにより、部品点数を削減することができる。
また、上記の構成において、前記制御部は、前記基材に取り付けられるとよい。
制御部を基材に取り付けることで、基材を、制御部の取付部品として兼用することで、部品点数を削減することができる。
また、上記の構成において、前記制御部は、前記遮光部の裏面に配置されるとよい。
制御部を遮光部の裏面に配置することで、基材の裏面側の空間を有効利用することができる。
また、上記の構成において、前記加飾パネルは、平面部と、該平面部から、前記加飾パネルの厚み方向に向かって延出する壁部と、該壁部に形成され、前記基材に係合する係合部と、を有し、前記光源は、前記加飾パネルの前記係合部よりも上方かつ前記加飾パネルの厚み方向の表面側に配置されるとよい。
光源が、加飾パネルの係合部より上方かつ加飾パネルの厚み方向の表面側に配置されることで、光源からの光が係合部に干渉することを抑制することができる。
また、上記の構成において、前記光源は、前記加飾パネルを上側から見て前記加飾パネルの前記壁部と重なる位置に配置されるとよい。
光源が、加飾パネルの壁部と重なるため、光源が発光すると、加飾パネルにダイレクトに光を伝えることができる。
また、車両用ドアは、上記構成の車両用内装品と、開閉可能な窓部材と、該窓部材より下方に配置されるドアトリムと、前記ドアトリムに設けられ、着座した乗員の腕を支持可能なアームレストと、を備え、前記車両用内装品は前記ドアトリムに設けられ、前記加飾パネルは、前記ドアトリムの上端部と前記アームレストの上端部との間に配置されるとよい。
腕を置くことが想定されるアームレストよりも上方に加飾パネルが配置されるため、スイッチ装置を用いて車載機器を操作するにあたり、加飾パネルを視認しやすい。
また、上記構成の車両用ドアにおいて、前記ドアトリムは、前記窓部材より下方に配置される上部部材と、前記アームレストより下方に配置される下部部材と、前記上部部材より下方かつ前記アームレストより上方に配置される中部部材と、を備え、前記加飾パネルの前記表面は、前記上部部材の下端部より下方かつ前記アームレストの上端部より上方に配置されるとよい。
加飾パネルの車両内部の人から見える部位が、窓からの光を受ける上部部材の上端部よりも下方で、かつ腕を置くことが想定されるアームレストの上端よりも上方に配置されるため、車載機器を、スイッチ装置を用いて操作するにあたり、加飾パネルの発光を視認しやすい。
本発明の車両用内装品によれば、加飾パネルを照らす光源が、加飾パネルを表面側から見て加飾パネルと重ならない位置に配置されるため、加飾照明装置とスイッチ装置を備え得つつ、車両用内装品の厚みの増加が抑制され、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、光源が加飾パネルの外周より外側に配置されることにより、加飾パネルの厚み方向に光源が配置される場合と比較して車両用内装品の厚みの増加が抑制され、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、光源が、加飾パネルを上側から見て加飾パネルと重なる位置に配置されることにより、加飾パネルの厚み方向に光源が配置される場合と比較して厚みの増加が抑制されるため、車両用内装品の薄型化が可能となる。
また、光源取付部と遮光部とが一体に形成されるため、部品点数を削減することができる。
また、光源取付部と遮光部とが、加飾パネルを固定する基材と一体に形成されることにより、部品点数を削減することができる。
また、制御部を基材に取り付けることで、基材を、制御部の取付部品として兼用することで、部品点数を削減することができる。
また、制御部を遮光部の裏面に配置することで、基材の裏面側の空間を有効利用することができる。
また、光源が、加飾パネルの係合部より上方かつ加飾パネルの厚み方向の表面側に配置されることで、光源からの光が係合部に干渉することを抑制することができる。
また、光源が、加飾パネルの壁部と重なるため、光源が発光すると、加飾パネルにダイレクトに光を伝えることができる。
また、腕を置くことが想定されるアームレストよりも上方に加飾パネルが配置されるため、スイッチ装置を用いて車載機器を操作するにあたり、加飾パネルを視認しやすい。
また、加飾パネルの車両内部の人から見える部位が、窓からの光を受ける上部部材の上端よりも下方で、かつ腕を置くことが想定されるアームレストの上端よりも上方に配置されるため、車載機器を、スイッチ装置を用いて操作するにあたり、加飾パネルの発光を視認しやすい。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアを室内側から見た側面図である。 図1のII-II線に沿った車両用内装品の断面図である。 加飾パネルの一部を示す斜視図である。 光源を示す斜視図である。 加飾パネルに表示されるアイコンの例を示す説明図である。 車両用内装品の別例を示す断面図である。 別例の車両用内装品の加飾パネルの一部を示す斜視図である。 他の実施形態の車両用ドアを室内側から見た側面図である。 図8のIX-IX線に沿った断面図である。 車両用内装品のハードウェア構成を示す図である。 ドアヒータの電源をONにしてから照明装置の発光態様を変更する変更処理を示すフロー図である。 電源をONにしてからの時間とヒータ温度との関係を示すグラフである。 電源がOFFにされた場合の処理内容を示すフロー図である。 電源がOFFにされた場合の処理内容を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用内装品及びそれを備える車両用ドアの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、以下の実施形態において同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付して示し、理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。
図1から図7は本実施形態に係るものであり、図1は車両用内装品10が取り付けられたドアトリム1と窓部材2とを備える車両用ドアD1を車室側から見た説明図、図2は図1のII-II線に沿った車両用内装品10の断面図である。図3は車両用内装品10の加飾パネル12の一部を示す斜視図である。図4は車両用内装品10に取り付けられる光源ユニット30Aを示す斜視図である。図5は、車両用内装品10の加飾パネル12に表示される図柄33の例を示す説明図である。図6は車両用内装品の別例(車両用内装品110)を示す断面図である。図7は別例の車両用内装品110の加飾パネル112の一部を示す斜視図である。
なお、以下の説明中、図1に記載の矢印で示すように、車両用ドアD1が設けられた車両(図示しない)の走行方向が前方側となり、その反対側を後方側とする。すなわち、以下の説明中「前後方向」とは、乗員が着座したときの前後方向を意味する。
また、車両の内側(以下、単に内側ともいう)とは、車室側(車両の室内側)のことを意味し、車両の外側(以下、単に外側ともいう)とは、車外側のことを意味している。車両用ドアD1の幅方向又は厚み方向とは、車両を前方又は後方から見た場合の車両用ドアD1の横幅方向を意味し、車両の内側から外側の方向又は外側から内側の方向を意味する。また、以下の説明において、上側(下側)とは、車両用内装品10及び車両用ドアD1が車両に組付けられた状態での上側(下側)を意味する。また、「上下方向」とは、車両及び車両用ドアD1の高さ方向を意味し、車両用ドアD1を側面から見たときの上下方向と一致する。
以下では、本実施形態に係る車両用内装品10の構成について説明する。車両用内装品10を説明するにあたり、まず、車両用内装品10が取り付けられる車両用ドアD1及びドアトリム1の全体構成について図1を参照しながら概説する。
<車両用ドアD1の全体構成>
車両用ドアD1は車両に設けられる後席ドアであり、ドアフレームF1に窓ガラスによって開閉可能な窓部材2と、窓部材2の下方に配置されるドアトリム1とを有する。ドアトリム1は、車両に開閉可能に支持された車両用ドアD1の車室側に車内装飾等の目的で設けられる部材である。ドアトリム1には、車両のシートに着座した乗員の腕を支持可能なアームレスト6が設けられている。車両用内装品10はドアトリム1に設けられていて、車両用内装品10の加飾パネル12はドアトリム1の上端部1aとアームレスト6の上端部6aとの間に配置されている。更に具体的に述べると、ドアトリム1は窓部材2より下方に配置され、ドアトリム1の上部に配置される上部部材3と、アームレスト6より下方に配置され、ドアトリム1の下部に配置される下部部材5を有する。また、ドアトリム1は、上部部材3より下方かつアームレスト6より上方に配置される中部部材4と、を有し、車両用内装品10の加飾パネル12の表面12aは、上部部材3の下端部3bより下方かつアームレスト6の上端部6aより上方に配置されている。ドアトリム1は、硬質樹脂のプレートからなるが、その材質については、樹脂に限定されず、例えば金属製のものであってもよい。
<車両用内装品10の構成>
車両用内装品10について、図1~図5を参照しながら説明する。
本実施形態の車両用内装品10は、上述したように、ドアトリム1に設けられていて、車両に搭載された車載機器の制御を行うためのスイッチ装置13を備える。スイッチ装置13が制御する車載機器は、例えばシートの角度を調整するリクライニング装置、車両の床面に対するシートの位置を調整する位置調整装置、シートに内蔵されたシートヒータ、ブロア、車両用シートのマッサージ装置、車内空調のためのエアコン、車載ウインドウ、音楽再生装置等である。スイッチ装置13には、車載機器を操作するために複数のスイッチが設けられている。
また、車両用内装品10は、透光性を有する加飾パネル12を有する。加飾パネル12は、その表面12aに、スイッチ装置13のスイッチの場所(操作位置)を示す図柄が描かれている。例えば、図5に示すように、スイッチ装置13の制御内容を示すアイコンが図柄33として表面12aに描かれている。また、加飾パネル12の表面12aに描かれた図柄33が電極14の位置を示している。
スイッチ装置13は、静電容量式のタッチパネルであり、スイッチ装置13の各スイッチの役割を果たす電極14は、加飾パネル12を表面12aから見たとき、加飾パネル12と重なる所定位置に配置される。特にスイッチ装置13の電極14は、加飾パネル12の図柄33の位置に対応するよう配置される。
車両用内装品10は、車載機器の動作を制御する検出回路17を有する。検出回路17は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり制御部として機能する。検出回路17は、スイッチ装置13の電極14とフラットケーブル14aにより接続されている。検出回路17は、常に電極14の静電容量を監視しており、電極14の静電容量の変化を検出した場合に、スイッチがONされたと判断し、接続された車載機器に、ONされたスイッチの内容に合わせて動作するよう指示する。電極14とフラットケーブル14aとは、図3に示すように電極14の上端から厚み方向裏面側に延びるフラットケーブル接続部14bによって接続されている。
車両用内装品10は、加飾パネル12の表面12a側から、すなわち図2の矢印A方向に見て加飾パネル12と重ならない位置に配置された光源ユニット30A(光源の一例)を有する。光源ユニット30Aは、加飾パネル12の外周より外側に配置されている。また、加飾パネル12を上側から見て加飾パネル12と重なる位置に配置されている。それにより、光源ユニット30Aから発光された光は、透明基材である加飾パネル12の内部を通り、加飾パネル12の裏面12b側から、電極14が配置された位置又はその位置の近傍を照らす。
本実施形態の加飾パネル12の裏面12bは、図2及び図3に示すように鋸状に形成されていて、上方から加飾パネル12内に入った光を表面12aに向けて屈折させる。そのため、光源ユニット30Aが加飾パネル12の上方に配置されても十分に加飾パネル12の表面12aを照らして、加飾パネル12の表面12aに図柄33を表示させることができる。
従来のように、光源ユニット30Aを加飾パネル12の裏面側に配置すると、光源ユニット30Aの厚さ分、車両用内装品10は厚さが増加する。本実施形態のように、表面側から見て加飾パネル12と重ならない位置に、光源ユニット30Aを配置すると、車両用内装品10の厚さが増加することが抑制され、薄型化が可能となる。
なお、本実施形態では光源ユニット30Aを加飾パネル12の上方に配置しているが、光源ユニット30Aの位置はこれに限定されず、加飾パネル12内に入光可能であれば、加飾パネル12の前方、後方、又は下方に配置されてもよい。
また、本実施形態の車両用内装品10は、図2に示すように光源ユニット30Aを取り付ける光源取付部21と、加飾パネル12の裏面12b側に配置される遮光部16とを有する基材11を有する。光源取付部21と遮光部16とは、基材11と一体に形成されている。また、基材11は加飾パネル12を固定している。基材11には検出回路17が取り付けられており、検出回路17は図2に示すように基材11の遮光部16の裏面に配置される。また、検出回路17及び光源ユニット30Aはハーネス20により車両の電源等に接続されている。また、図2に示すように基材11はその上下端において固定部18により上部部材3及び中部部材4に固定されている。
車両用内装品10の加飾パネル12は、車内に向けて表出する平面部12cと、平面部から加飾パネル12の厚み方向裏面側に向かって延出する壁部12dを有する。壁部12dの先端には、鉤状に形成され基材11と係合する係合部12eが設けられている。基材11には、壁部12dと対応する位置に貫通孔11cが形成されている。加飾パネル12の壁部12dを、基材11の貫通孔11cに挿入し、先端にある係合部12eを引掛けることにより、加飾パネル12は基材11に固定される。
図2に示すように、光源ユニット30Aは、加飾パネル12の係合部12eより上方かつ加飾パネル12の厚み方向の表面12a側に配置されている。換言すれば、光源ユニット30Aは、加飾パネル12を上側から(図2の矢印A方向)見て加飾パネル12の壁部12dと重なる位置に配置されている。
また、加飾パネル12の表面12aには、上述したようにタッチスイッチとなる電極が配置されていて、更に表面側に加飾フィルム15が貼着されている。加飾フィルム15にはコーティング(表面処理)が施されている。
本実施形態の車両用内装品10では、スイッチの場所を示す図柄33は加飾フィルム15に印刷されている。図柄33は、加飾パネル12の表面12aに直接印刷されてもよく、また、加飾パネル12の裏面12bから印影と透過させる加飾パネル12とは別体のものを貼着してもよい。
車両用内装品10は、スイッチ装置として使用されていない状況においてはドアの意匠性を向上させるための加飾部品(内装品)として機能している。そのため、車内側に表出する加飾パネル12の表面12aは、メタリック調に着色されている。なお、表面12aは、メタリック調に限定されるものではなく、例えば木目調やカーボン調になっていてもよい。
車両用内装品10の加飾パネル12を照らす光源ユニット30Aについて、図4を参照しながら説明する。
光源ユニット30Aは、棒状の導光体32と、導光体32の一端に接続される発光部31とを備える。導光体32は、線形の中心軸線を有する円筒面で形成される発光面32aから光を照射する。なお、光源取付部21は、光源ユニット30Aの導光体32を保持することにより、光源ユニット30Aを固定している。
図4に示されるように、発光面31aのうち、上面には平面32bが形成されていて、平面32b上には、導光体32の長手方向に配列されて、光の侵入方向(矢印B方向)に直交する方向に延びる凸部32cが形成される。凸部32cは、長手方向の全域にわたって一定のピッチPで配列される。図5に示すように、凸部32cは、光の侵入方向に直交する後方に稜線を有する三角形状に形成される。光の侵入方向(矢印B方向)に直交する方向に凸部32cの幅は、発光部31から離れるにつれ大きくなるよう形成される。
発光部31が発光すると、導光体32の線方向(長手方向)に光が導光体32内を進む。光は上面に形成された凸部32cで乱反射し、導光体32の線方向に直交する向きに屈折する。屈折した光は発光面32aから下方に照射される。照射された光は、加飾パネル12を入光して加飾パネル12の裏面12bにより屈折して加飾パネル12の表面12aから車室内に放出される。このように、車両用内装品10の加飾パネル12には、表面12aに設けられた図柄33が照らしだされる。
なお、本実施形態の車両用内装品10は、図1、2に示されるように、加飾パネル12の下方に光源ユニット30Bが設けられている。光源ユニット30Bは、主にドアトリム1の中部部材4の表面を照らすためのものであるが、光源ユニット30Bから発光された光が車両用内装品10の加飾パネル12を下方からも照らしている。加飾パネル12を上下から照らすことで、加飾パネル12をむらなく光らせることができる。
次に図6及び図7を参照して、車両用内装品10の変形例である車両用内装品110について説明する。車両用内装品110は、図2に示す車両用内装品10と同様、車両に搭載された車載機器を制御するスイッチ装置を備えるが、加飾パネル112とスイッチ装置113の電極114の位置関係が異なっている。光源ユニット30A、30B、基材11、遮光部16、検出回路17等は、図2に示す車両用内装品10と同様であるため詳細な説明は省略する。
図6に示す車両用内装品110の加飾パネル112は、裏面112b側が平らに形成されて裏面112b側に、スイッチ装置113の電極114が配置されている。光源ユニット30Aから発光される光は、加飾パネル112の上端から加飾パネル112内に入光して拡散されることで表面112aを照らしている。
タッチスイッチとなる電極114が、加飾パネル112の裏面112b側に配置されることで、電極114が加飾パネル112の表面112aを通る光を遮ることがない。そのため、より明るく光らせることができる。
加飾パネル112の表面112a側には、直接加飾フィルム115が配置されると共にコーティングが施されている。加飾パネル112の表面112aには図柄33が印刷されていて、加飾パネル112の表面112aが照らされることにより、図柄33が浮かび上がる。
電極114と検出回路17とはフラットケーブル14aにより接続されている。図6及び図7に示すように、加飾パネル112の裏面112b側に電極114が配置されているため、電極114とフラットケーブル114aとのフラットケーブル接続部114bが、加飾パネル112の上端部を渡っていない。光源ユニット30Aは、加飾パネル112の上方に位置していて、光源ユニット30Aから放射される光は、加飾パネル112の上端部から入光するが、フラットケーブル接続部114bは渡っていないため光源ユニット30Aから放射される光を遮ることがなく、むらなく加飾パネル112を照らすことができる。
なお、加飾パネル112には、図3に示す加飾パネル12と同様、車内に向けて表出する平面部112cと、平面部112cから加飾パネル112の厚み方向裏面側に向かって延出する壁部112dを有する。壁部112dの先端には、鉤状に形成され基材11と係合する係合部112eが設けられている。基材11には、壁部112dと対応する位置に貫通孔11cが形成されている。加飾パネル112の壁部112dを、基材11の貫通孔11cに挿入し、先端にある係合部112eを引掛けることにより、加飾パネル112は基材11に固定される。
以上、図1~図7を用いて、本発明の実施形態である車両用内装品10、110及び車両用内装品10、110を備える車両用ドアD1、D2について説明した。
本実施形態ではタッチスイッチであるスイッチ装置13の電極14として静電容量式のものを用いていたが、電極14は静電容量式のものに限定されず、電極14は感圧式のものであってもよい。電極14が静電容量式である場合、検出回路17は、静電容量の変化を検出していたが、電極14が感圧式である場合、検出回路17は電極14の接触状況の変化を検出する。
また、光源として、棒状の導光体を利用して発光部からの光を拡散する光源ユニット30Aを用いていたが、光源は、光源ユニット30Aのような構成に限定されず、例えば複数のLEDを加飾パネル112の上方において直線状に並べて配置して、加飾パネル12を照らしてもよい。
<<他の実施形態>>
以下では、他の実施形態に係る車両用内装品及びその車両用内装品を備える車両用ドアの構成について図を参照しながら説明する。
他の実施形態は、車両用内装品及び車両用ドアに係り、温熱装置及び照明装置を備える車両用内装品及び車両用ドアに関する。
国際公開第2019/064359号には、ヒータ機能を有する車両用内装品が開示されている。具体的には車両用ドアのドアトリムに備えられ着座した乗員が触れやすい位置に配置されたアームレストの上方に、面状ヒータが配置されている。この面状ヒータは、アームレストの上方かつ車両幅方向外側に配置される中接部材に配置され、通電可能な発熱線が中接部材の表層を構成する不織布に被覆されることで構成される。この発熱線に通電されることで、発熱線が発熱し、乗員がアームレストに腕等を支持させた際に、中接部材に触れた乗員の腕等を加温することができる。
ところで、国際公開第2019/064359号における面状ヒータは、着座した乗員が温度を把握するためには、面状ヒータをONにするスイッチの状態を目視で確認するか、直接面状ヒータに触れる必要があった。また、面状ヒータのスイッチがON状態であっても、発熱線自体が発熱するまでタイムラグがあったり、発熱線がアームレストの表層を温めるまでタイムラグがあったりするため、乗員は実際に触れることでしか温感を知ることができなかった。そのため、乗員が実際に触れることなく、面状ヒータの温度を知覚できることが望まれていた。また、乗員が実際に触れるよりも温度を高く感じられる技術が求められていた。
以下に説明する他の実施形態の車両用内装品は例えば上記の問題に鑑みて発明されたものであり、その目的は、乗員が温熱装置に実際に触れることなく温熱装置の状態を知覚することができる車両用内装品を提供することにある。
前記課題は、他の実施形態の車両用内装品によれば、車室内に放熱し乗員を温める温熱装置と、該温熱装置の状態を検出する検出装置と、前記車室内に設けられる表示装置と、該表示装置の表示を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態に基づいて、前記表示装置の表示を変化させることにより解決される。
温熱装置の状態に基づいて表示装置の表示を変化せせることにより、温熱装置の状態を表示装置により可視化することができ、乗員は温熱装置に実際に触れることなく温熱装置の状態を知覚することができる。また、温熱装置の状態を表示装置により温度が高く見えるようにすることで、温熱装置の実際の温度よりも、乗員に温度を高く感じさせることができるようになる。
また、上記の構成において、前記制御装置は、前記温熱装置が任意の状態である場合を基準状態として、前記温熱装置が前記基準状態である場合に、前記表示装置を初期表示態様で表示し、前記検出装置により検出された前記温熱装置の状態が、第1条件を満たした第1状態の場合に、前記表示装置を前記初期表示態様と異なる第1表示態様で表示するとよい。
温熱装置を状態ごとに可視化することにより、乗員は温熱装置の状態を知覚することができる。
また、上記の構成おいて、前記制御装置は、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第1条件と異なる第2条件を満たした第2状態の場合に、前記表示装置を前記第1表示態様と異なる第2表示態様で表示するとよい。
温熱装置を状態ごとに可視化することにより、乗員は温熱装置の状態を知覚することができる。
また、上記の構成において、前記表示装置は、前記車室内側に設けられる照明装置であり、前記制御装置は、前記照明装置の発光色及び/又は発光量の強弱を制御するとよい。
温熱装置の状態を照明装置により表示するために、注視せずとも情報を得ることができるため、温熱装置の状態表示について視認性を高めることができる。
また、上記の構成において、前記制御装置は、前記温熱装置が前記基準状態である場合、前記照明装置を前記初期態様で発光させ、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第1条件を満たした第1状態の場合、前記照明装置を第1発光態様で発光させ、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第2条件を満たした第2状態の場合、前記照明装置を第1発光態様と異なる第2発光態様で発光させるとよい。
温熱装置の状態を照明装置により表示するために、注視せずとも情報を得ることができるため、温熱装置の状態表示について視認性を高めることができる。
また、上記の構成において、前記制御装置は、前記検出装置で検出された前記温熱装置の温度に基づいて前記表示装置の表示態様を変化せるように制御し、前記基準状態は、前記温熱装置の温度が任意の基準温度から第1設定温度までの状態であり、前記第1状態は、前記温熱装置の温度が第1設定温度から、前記第1設定温度より高い温度として設定された第2設定温度までの状態であり、前記第2状態は、前記第2設定温度以上の状態であるとよい。
温熱装置の温度を表示装置により表現することができ、十分に温まった状態か否かを認識しやすくすることができる。
また、上記の構成において、前記制御装置は、色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部を更に有し、前記照明装置の前記第1発光態様の赤色を示すR値は、前記初期発光態様のR値より高く設定されており、前記第2発光態様のR値は、前記第1発光態様のR値より高く設定されているとよい。
RGB値のうち、赤色を濃くするように調整することで発光態様が寒色から暖色へ変更するため、温度の上昇を認識しやすくすることができ、また、乗員が実際に触れるよりも温度を高く感じさせることができる。
また、上記の構成において、前記表示装置は、車室内側に設けられる照明装置であり、前記制御装置は、前記照明装置の発光色及び/又は発光量の強弱を制御し、色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部と、前記温熱装置に通電されたON状態と、通電されていないOFF状態とを切り替え可能な状態切替部と、車両が走行不能状態から走行可能状態に切り替えられて、一度も前記温熱装置がON状態になっていない場合、前記温熱装置の温度を判定する温度判定部と、を更に備え、前記温度判定部により前記温熱装置の温度が前記基準温度より高いと判定された場合、青色を示すB値が、R値及びG値より高く設定されるとよい。
RGB値のうち、青色を示すB値を主に調整することで、例えば夏季のように温熱装置を必要としない温度環境において冷涼感を連想させやすくする。
また、上記の構成において、前記制御装置は、前記温熱装置に通電されたON状態と、通電されていないOFF状態に切り替え可能な状態切替部と、前記温熱装置が前記ON状態からOFF状態に切り替えられた場合、所定時間が経過したか否かを判定する経過時間判定部と、を更に有し、前記経過時間判定部により、前記所定時間が経過したと判定された場合、前記照明装置の発光態様を第3発光態様にするとよい。
温熱装置への通電がOFF状態になってから所定の時間が経過した際に、温熱装置が冷えたことを視認しやすくすることができる。
また、上記の構成において、前記制御装置は、色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部を更に有し、前記第3発光態様は、前記照明装置の発光態様のうち青色を示すB値を、R値及びG値より高く設定する態様であるとよい。
温熱装置への通電がOFF状態になってから所定の時間が経過した際に、RGB値のうち、青色を濃くするように調整することで温熱装置が冷えたことを視認しやすくする。
また、上記の構成において、前記表示装置は、前記温熱装置の近傍に配置されるとよい。
温熱装置の近傍に表示装置を配置するため、表示装置の表示が温熱装置の温度に連動することを連想させやすい。
また、車両用ドアは、上記構成の車両用内装品と、開閉可能な窓部材と、該窓部材より下方に配置されるドアトリムと、前記ドアトリムに設けられ、着座した乗員の腕を支持可能なアームレストと、を備え、前記表示装置は、前記ドアトリムの上端部と前記アームレストの上端部との間に配置されるとよい。
表示装置を、腕を置くアームレストよりも上方かつ窓部材よりも低い位置に配置するため、外の明るさの影響を受けづらい位置で表示装置を視認させることができる。
また、上記の車両用ドアにおいて、前記ドアトリムは、前記窓部材より下方に配置される上部部材と、前記アームレストより下方に配置される下部部材と、前記上部部材より下方かつ前記アームレストより上方に配置される中部部材と、を備え、前記温熱装置は、前記中部部材のうち、少なくとも前後方向において前記アームレストと同じ位置に配置され、前記表示装置は、前記温熱装置より上方に配置されるとよい。
アームレストには、人間の腕が温熱装置に触れた状態で配置されることが想定される。アームレストよりも上方に表示装置を配置することで、温熱装置に腕を当てた状態でも視認性が高い位置で乗員に温熱装置の温感を認識させることができる。
以下、他の実施形態に係る車両用内装品及びそれを備える車両用ドアの構成について図面を参照しながら説明する。
図8から図14は他の実施形態に係るものであり、図8は車両用内装品210が取り付けられたドアトリム201と、窓部材202とを備える車両用ドアD2を車室側から見た説明図、図9は、図8のIX-IX線に沿った車両用内装品210を含むドアトリム201の断面図である。図10は、車両用内装品210のハードウェア構成を示す図である。図11は、ドアヒータ211の電源をONにしてから照明装置213の発光態様を変更する変更処理を示すフロー図である。図12は、ドアヒータ211の電源をONにしてからの時間とヒータ温度との関係を示すグラフである。図13はドアヒータ211の電源をOFFにされた場合の処理内容を示すフロー図である。図14はドアヒータ211の電源をOFFにされた場合の処理内容を示すフロー図である。
以下では、他の実施形態に係る車両用内装品210の構成について説明する。車両用内装品210を説明するにあたり、まず、車両用内装品210が取り付けられる車両用ドアD2及びドアトリム201の全体構成について図8を参照しながら概説する。
<車両用ドアD2の全体構成>
車両用ドアD2は車両に設けられる前席ドアであり、ドアフレームF2に窓ガラスによって開閉可能な窓部材202と、窓部材202の下方に配置されるドアトリム201とを有する。ドアトリム201は、車両に開閉可能に支持された車両用ドアD2の車室側に車内装飾等の目的で設けられる部材である。ドアトリム201には、車両のシートに着座した乗員の腕を支持可能なアームレスト206が設けられている。車両用内装品210はドアトリム201に設けられていて、車両用内装品210の表示装置として用いられる加飾パネル213aは、ドアトリム201の上端部201aとアームレスト206の上端部206aとの間に配置されている。更に具体的に述べると、ドアトリム201は窓部材202より下方に配置され、ドアトリム201の上部に配置される上部部材203と、アームレスト206より下方に配置され、ドアトリム201の下部に配置される下部部材205を有する。また、ドアトリム201は、上部部材203より下方かつアームレスト206より上方に配置される中部部材204と、を有する。
他の実施形態の車両用内装品210は、ハードウェア構成として、図10に示すように、温熱装置であるドアヒータ211と、検出装置であるサーミスタ212と、表示装置である照明装置213と、入力装置である操作スイッチ214と、制御装置であるECU215と、を備える。ドアヒータ211、サーミスタ212、照明装置213、操作スイッチ214及びECU215はハーネス又は接続ケーブルにより接続されており、ドアヒータ211及び照明装置213はECU215により制御される。
ドアヒータ211は車室内に放熱して乗員を温める温熱装置であり、発熱線211aを含むヒータ基布211bからなる。ドアヒータ211は、図8及び図9に示すようにドアトリム201の中部部材204内及びアームレスト206内に配置されている。ドアヒータ211は、中部部材204において、少なくともドアの前後方向においてアームレスト206と同じ位置に配置される。図9に示すように、ドアトリム1の車内側の表面にはアームレスト206の基材226が設けられ、基材226の車内側表面には、ドアヒータ211からの熱を遮熱する遮熱材221が配置される。遮熱材221は熱を反射する反射材であってもよい。遮熱材221の車内側表面に、ドアヒータ211として発熱線211aを含むヒータ基布211bが設けられ、ドアヒータ211の車内側表面には更にスラブ222及び表皮材223が順に配置される。
ドアヒータ211の近傍には、ドアヒータ211の温度を検出するサーミスタ212が設けられている。サーミスタ212はハーネス212aによりECU215と接続されていて、サーミスタ212により検出された温度情報はECU215に送信される。
照明装置213は、透過性を有する加飾パネル213aと、加飾パネル213aの上方に配置される光源ユニット213bとから構成される。光源ユニット213bは、図4参照に示す光源ユニット30Aと同様に、発光体と、発光体に接続された細長い棒状の導光体とからなる。加飾パネル213aの裏面は図9に示すように断面が鋸状に形成されている。光源ユニット213bの導光体から照射された光は、加飾パネル213aの上端部から入光し、加飾パネル213aの裏面により屈折することにより加飾パネル213aの表面が光るよう構成されている。
また、照明装置213は、車室内に設けられECU215により制御され、その発光態様(表示態様)を変更させることができる。照明装置213は、色情報を示すRGB値のうち、赤色を示すR値、緑色を示すG値、青色を示すB値をそれぞれ個別に調整することにより、発光する色を変更することができる。より詳細には、照明装置213の光源ユニット213bが備える発光体の発光色が変更されることにより加飾パネル213aの表面が光る色が変更される。
ECU215は制御装置であり、プロセッサ215a(制御部)、メモリ215b(記憶部)、入力インターフェース215cを備える。プロセッサ41は、メモリ42に記憶されるプログラムやデータ、入力インターフェース215cを介して接続される各デバイスから受信した信号に基づいて各種の演算処理を実行すると共に、照明装置213、ドアヒータ211を制御する中央処理装置である。メモリ42は、例えば半導体メモリであり、各種のプログラムやデータを記憶するほか、プロセッサ41のワークメモリとしても機能する。他の実施形態では、後述する、照明装置213に表示させる発光態様、条件、設定温度等を記憶する。入力インターフェース215cは、ドアヒータ211、サーミスタ212、照明装置213、操作スイッチ214と接続し、各装置と通信する。
他の実施形態の車両用内装品210では、ドアヒータ211の温度をサーミスタ212が検出し、サーミスタ212は検出した温度情報をECU215に送信する。ECU215は受信した温度情報、換言すればドアヒータ211の状態に基づいて、照明装置213の表示を変更する。例えばECU215は、ドアヒータ211の温度が高くなると、それに対応するよう、照明装置213の発光色を黄色からオレンジに、オレンジから赤色に変更して表示する。
より具体的に、ECU215が実施する発光色の変更処理について図11及び図12を参照して説明する。
照明装置213が発光する3つの態様(初期発光態様、第1発光態様、第2発光態様)を設定する。初期発光態様、第1発光態様、第2発光態様は、その発光態様が異なるよう設定される。具体的には、各態様でどのように照明装置213を発光させるかを設定する。例えば初期発光態様では黄色で発光し、第1発光態様では橙色で発光し、第2発光態様では赤色で発光するよう設定する。なお、初期発光態様、第1発光態様、第2発光態様は、本発明の初期表示態様、第1表示態様、第2表示態様の一例であり、発光色を変化させる以外に、照明装置213の輝度を変更したり、温度の状態を数値で表示したりしてもよい。
また、初期発光態様から第1発光態様に変更する条件(第1条件)の閾値となる第1温度を設定する。また、第2発光態様に変更する条件(第2条件)の閾値となる第2温度を設定する。閾値となる第1温度、第2温度はECU215のメモリに予め記憶されている。また、第1温度、第2温度は乗員が操作スイッチ214等を用いて変更してもよい。
乗員は、操作スイッチ214を用いてドアヒータ211の電源をONにする(S101)。サーミスタ212がドアヒータ211の温度を検出する(S102)。電源をONにした直後は、ドアヒータ211の発熱線211aはまだ温まっていない状態である(基準状態)。発熱線211aが十分に温まるまでには時間がかかる(タイムラグがある)。サーミスタ212は、まだ温まっていない状態の温度を検出し、その温度情報をECU215に送信する(S102)。ECU215は、ドアヒータ211の温度(温度情報)が第1温度以上であるかを判定する(S103)。ドアヒータ211の温度が第1温度以上でないとECU215が判定した場合(S103でNo)、ECU215は照明装置213を初期表示態様で表示、例えば黄色で発光させる。サーミスタは引き続きドアヒータの温度を検出し、ECU215はドアヒータ211の温度を判定する。ECU215が、ドアヒータ211の温度が第1温度以上であると判定した場合(S103でYes)、ECU215は照明装置213を第1表示態様で表示、例えば橙色で発光させる。
サーミスタ212は引き続きドアヒータ211の温度を検出し、検出した温度情報をECU215に送信する(S106)。ECU215は、ドアヒータ211の温度(温度情報)が第2温度以上であるかを判定する(S107)。ドアヒータ211の温度が第2設定温度以上でないとECU215が判定した場合(S107でNo)、ECU215は照明装置213を第1表示態様で表示する。サーミスタ212は引き続きドアヒータ211の温度を検出し、ECU215はドアヒータ211の温度を判定する。ECU215が、ドアヒータ211の温度が第2設定温度以上であると判定した場合(S107でYes)、ECU215は照明装置213を第2表示態様で表示、例えば赤色で発光させる。
図12に示すように、ドアヒータ211の電源をONにしてから十分に時間が経過して第2温度以上となると、ある程度以上に温度が上昇することがない。
その後、ドアヒータ211の電源をOFFにした場合(S109)、照明装置213を消灯してもよい。
なお、上記の例では、初期発光態様を黄色、第1発光態様を橙色、第2発光態様を赤色と設定したが、これは一例であり、この組み合わせに限定されるものではない。照明装置の光源ユニットがRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することが可能である場合、ECU215が照明装置213の発光態様を変化させるRGB調整部を有し、それにより、赤色を示すR値が高く設定されるようにする。具体的には、第2発光態様のR値は、第1発光態様のR値より高く設定され、第3発光態様のR値を、第2発光態様のR値より高く設定される。
夏場に駐車された車の車内空間のように環境温度が高いと、ドアヒータ211を使用していなくても、サーミスタ212が検出するドアヒータ211の温度が高い場合がある。そのような場合、照明装置213の発光色を寒色とすることにより冷涼感を演出してもよい。より具体的には、ドアヒータがOFFの状態で、サーミスタ212が検出する温度が、所定の第4温度を越えていた場合、光源ユニットが発光する発光色のうち青色を示すB値が、R値及びG値より高くなるように設定する。
図13を参照して、上記の処理について説明する。まず、ドアヒータ211の電源がONになっている否かを確認する(S201)。ドアヒータ211がONである場合(S201でYes)は、図11に示す照明装置213の発光色を変更する処理S100を実施する。ドアヒータ211がONでない場合(S201でNo)、ECU215は、直前までドアヒータ211が駆動していたか否かを確認する(S202)。直前までドアヒータ211が駆動していた場合(S202でYes)の場合は、ドアヒータ211の電源がONなっているか否かの確認を続ける。ドアヒータ211が駆動していなかった場合(S202でNo)、ドアヒータ211の温度を検出し(S203)、検出された温度が、予め設定された第4温度以上か否かを確認する。第4温度以上でない場合(S204でNo)、引き続きドアヒータ211の電源がONになっているか否かを確認する。第4温度以上となっている場合(S204でYes)、ドアヒータ211を使用していないが室内の環境温度によって高くなっている場合であるので、照明装置213の発光色を寒色として発光させる。具体的には、発光色をB値がR値及びG値より高くなるように設定し(S205)、照明装置213を発光させる(S206)。次に表示のOFFが選択されたか否かを検知する(S207)。表示のOFFが選択されていない状態(S207でNo)、照明装置213は発光を継続し、照明装置213の表示が乗員によりOFFされるまで発光する。乗員によりOFFが選択された場合(S207でYes)、照明装置213を消灯し、処理を終了する。
また、ドアヒータ211の電源をOFFにした場合でも、発熱線211aの温度は急に下がることがない。そのため、ドアヒータ211の電源をOFFにした後、温度が下がったことを、照明装置213を用いて知らせると、乗員はドアヒータ211の温度が低下したことを認識することができる。そのため、電源をOFFしてから一定時間経過した場合に、照明装置の発光色を寒色とするとよい。より具体的には、ドアヒータ211がOFFの状態となってから、その経過時間を計測し、ある一定の時間が経過した後、第3発光態様で、光源ユニットを発光させる。この時、光源ユニットが発光する発光色のうち青色を示すB値が、R値及びG値より高くなるように設定する。
図12と図14を参照して、上記の処理について説明する。まず、ドアヒータ211の電源がONになっている否かを確認する(S301)。ドアヒータ211がONである場合(S301でYes)は、図11に示す、照明装置213の発光色を変更する処理S100を実施する。ドアヒータ211がONでない場合(S301でNo)、ECU215は、直前までドアヒータ211が駆動していたか否かを確認する(S302)。直前までドアヒータが駆動していなかった場合(S302でNo)は、S301に戻り、ドアヒータ211の電源がONになっている否かの確認を続ける。
ドアヒータ211が駆動していた場合(S302でYes)、ドアヒータ211がOFFにされた時点(図12で時間がt3となった時点)からの経過時間を計測し、所定時間経過しているか否かを判定する(S303)。所定時間経過していない場合(S303でNo)は、S301に戻る。所定時間経過した場合(S303でYes)、例えば図12で示す時間がt4となった場合、ECU215は、光源ユニット213bの表示内容を第3発光態様に設定し、照明装置213を発光させる。具体的には、照明装置213の発光色を、B値がR値及びG値より高くなるように設定し(S304)、照明装置213を発光させる(S305)。その後、表示のOFFが選択されたか否かを検知する(S306)。表示のOFFが選択されていない状態(S306でNo)、照明装置213は発光を継続し、照明装置213の表示を乗員によりOFFされるまで発光する。乗員によりOFFが選択された場合(S306でYes)、照明装置213を消灯、すなわち表示を終了する。
このように照明装置213を制御し、ドアヒータ211への通電がOFF状態になってから所定の時間が経過した際に、RGB値のうち、青色を濃くするように調整することでドアヒータ211が冷えたことを視認しやすくすることができる。
また、車両用ドアD2において、照明装置213はドアヒータ211の近傍、より具体的にはドアトリム201の上端部201aと、ドアヒータ211が設けられたアームレスト216の上端部206aとの間に配置されている。ドアヒータ211の近傍に照明装置213を配置することで、照明装置213の表示がドアヒータ211の温度に連動することを乗員に連想させやすくする。
また、車両用ドアD2において、照明装置213は、ドアトリム201の上端部201aと、アームレスト206の上端部206aの上端部との間に配置されている。腕を置くことが想定されるアームレスト206よりも上方で、窓部材202よりも低い位置に配置するため、外の明るさの影響を受けづらい位置で照明装置213を視認させることができる。
また、車両用ドアD2において、ドアヒータ211は、中部部材204の内、少なくとも前後方向においてアームレスト206と同じ位置に配置されている。また、照明装置213は、ドアヒータ211よりも上方に配置されている。
乗員の腕がドアヒータ211に触れた状態で配置されることが想定されるアームレスト206よりも上方に照明装置213が配置されるため、ドアヒータ211に腕を当てた状態でも視認性が高い位置で乗員に照明装置213の温感を認識させることができる。
以上、図8~図14を用いて、他の実施形態である車両用内装品210及び車両用内装品210を備える車両用ドアD2について説明した。車両用内装品210では、表示装置として、導光体を用いた光源ユニット213bを用いて発光させる照明装置213を用いていたが、表示装置はこれに限定されず、光源ユニットとして複数のLEDを直線状に並べた照明装置であってもよく、また、表示装置は液晶パネルであってもよい。
また、車両用内装品210では、温熱状態としてドアヒータ211の温度を検出していたが、これは一例であり、ドアヒータ211が温める位置を個別に制御できるようになっている場合、温めている位置に応じて、表示装置を用いてその場所を表示するようにしてもよい。
また、昼夜問わず照明装置213により表示するために、より強力な出力によってより強力に発光させることが可能なPOWER LEDを用いてもよい。その場合はヒートシンクや送風機によって照明装置213の発光体の温度上昇を抑制する必要がある。この場合、ヒートシンクを、温熱装置であるドアヒータ211の代わりに用いてもよい。また、冷却に送風機を用いる場合は、送風機を通過した温風をもって、ドアヒータ211の代わりとなる温熱装置としてもよい。部品点数を削減できるだけでなく、発光体の温度上昇を抑えつつ、発光体の発光エネルギーを有効利用できる。
上述の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<付記1>
車室内に放熱し乗員を温める温熱装置と、
該温熱装置の状態を検出する検出装置と、
前記車室内に設けられる表示装置と、
該表示装置の表示を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態に基づいて、前記表示装置の表示を変化させることを特徴とする車両用内装品。
<付記2>
前記制御装置は、
前記温熱装置が任意の状態である場合を基準状態として、前記温熱装置が前記基準状態である場合に、前記表示装置を初期表示態様で表示し、
前記検出装置により検出された前記温熱装置の状態が、第1条件を満たした第1状態の場合に、前記表示装置を前記初期表示態様と異なる第1表示態様で表示することを特徴とする付記1に記載の車両用内装品。
<付記3>
前記制御装置は、前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第1条件と異なる第2条件を満たした第2状態の場合に、前記表示装置を前記第1表示態様と異なる第2表示態様で表示することを特徴とする付記2に記載の車両用内装品。
<付記4>
前記表示装置は、前記車室内側に設けられる照明装置であり、
前記制御装置は、前記照明装置の発光色及び/又は発光量の強弱を制御することを特徴とする付記3に記載の車両用内装品。
<付記5>
前記制御装置は、
前記温熱装置が前記基準状態である場合、前記照明装置を初期発光態様で発光させ、
前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第1条件を満たした第1状態の場合、前記照明装置を第1発光態様で発光させ、
前記検出装置で検出された前記温熱装置の状態が、前記第2条件を満たした第2状態の場合、前記照明装置を第1発光態様と異なる第2発光態様で発光させることを特徴とする付記4に記載の車両用内装品。
<付記6>
前記制御装置は、
前記検出装置で検出された前記温熱装置の温度に基づいて前記表示装置の表示態様を変化せるように制御し、
前記基準状態は、前記温熱装置の温度が任意の基準温度から第1設定温度までの状態であり、
前記第1状態は、前記温熱装置の温度が前記第1設定温度から、前記第1設定温度より高い温度として設定された第2設定温度までの状態であり、
前記第2状態は、前記第2設定温度以上の状態であることを特徴とする付記5に記載の車両用内装品。
<付記7>
前記制御装置は、色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部を更に有し、
前記照明装置の前記第1発光態様の赤色を示すR値は、前記初期発光態様のR値より高く設定されており、前記第2発光態様のR値は、前記第1発光態様のR値より高く設定されていることを特徴とする付記6に記載の車両用内装品。
<付記8>
前記表示装置は、車室内側に設けられる照明装置であり、
前記制御装置は、
前記照明装置の発光色及び/又は発光量の強弱を制御し、
色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部と、
前記温熱装置に通電されたON状態と、通電されていないOFF状態とを切り替え可能な状態切替部と、
車両が走行不能状態から走行可能状態に切り替えられて、一度も前記温熱装置がON状態になっていない場合、前記温熱装置の温度を判定する温度判定部と、を更に備え、
前記温度判定部により前記温熱装置の温度が所定温度より高いと判定された場合、青色を示すB値が、R値及びG値より高く設定されることを特徴とする付記2に記載の車両用内装品。
<付記9>
前記制御装置は、
前記温熱装置に通電されたON状態と、通電されていないOFF状態に切り替え可能な状態切替部と、
前記温熱装置が前記ON状態からOFF状態に切り替えられた場合、所定時間が経過したか否かを判定する経過時間判定部と、を更に有し、
前記経過時間判定部により、前記所定時間が経過したと判定された場合、前記照明装置の発光態様を第3発光態様にする、付記4から付記8のいずれか一項に記載の車両用内装品。
<付記10>
前記制御装置は、色情報を示すRGB値のR値、G値、B値を個別に調整することにより前記照明装置の発光態様を変化させるRGB調整部を更に有し、
前記第3発光態様は、前記照明装置の発光態様のうち青色を示すB値を、R値及びG値より高く設定する態様であることを特徴と付記9に記載の車両用内装品。
<付記11>
前記表示装置は、前記温熱装置の近傍に配置されることを特徴とする付記3から付記5のいずれか一項に記載の車両用内装品。
<付記12>
付記11に記載の車両用内装品と、
開閉可能な窓部材と、
該窓部材より下方に配置されるドアトリムと、
前記ドアトリムに設けられ、着座した乗員の腕を支持可能なアームレストと、を備え、
前記表示装置は、前記ドアトリムの上端部と前記アームレストの上端部との間に配置されることを特徴とする車両用ドア。
<付記13>
前記ドアトリムは、
前記窓部材より下方に配置される上部部材と、
前記アームレストより下方に配置される下部部材と、
前記上部部材より下方かつ前記アームレストより上方に配置される中部部材と、を備え、
前記温熱装置は、前記中部部材のうち、少なくとも前後方向において前記アームレストと同じ位置に配置され、
前記表示装置は、前記温熱装置より上方に配置されることを特徴とする付記12に記載の車両用ドア。
D1、D2 車両用ドア
F1、F2 ドアフレーム
1、201 ドアトリム
1a、201a 上端部
2、202 窓部材
3、203 上部部材
3b 下端部
4、204 中部部材
5、205 下部部材
6、206 アームレスト
6a、206a 上端部
10、110、210 車両用内装品
11 基材
11c 貫通孔
12、112 加飾パネル
12a、112a 表面
12b、112b 裏面
12c、112c 平面部
12d、112d 壁部
12e、112e 係合部
13、113 スイッチ装置
14、114 電極
14a、114a フラットケーブル
14b、114b フラットケーブル接続部
15、115 加飾フィルム
16 遮光部
17 検出回路(制御部)
18、218 固定部
20 ハーネス
21 光源取付部
30A、30B 光源ユニット(光源)
31 発光部
32 導光体
32a 発光面
32b 平面
32c 凸部
33 図柄
211 ドアヒータ
211a 発熱線
211b ヒータ基布
212 サーミスタ
212a ハーネス
213 照明装置
213a 加飾パネル
213b 光源ユニット
214 操作スイッチ
215 ECU
215a プロセッサ
215b メモリ
221 遮熱材
222 スラブ
223 表皮材
226 基材

Claims (10)

  1. 車両に搭載された車載機器を制御するスイッチ装置と、
    透光性を有し、表面に操作位置を示す図柄が設けられた加飾パネルと、
    基材と、を備え、
    前記スイッチ装置は、
    前記加飾パネルを表面側から見て前記加飾パネルと重なる位置に配置される電極と、
    前記電極の変化を検出し、前記車載機器の動作を制御する制御部と、
    前記加飾パネルの裏面側から、前記電極が配置された位置又は前記電極が配置された位置の近傍を照らし、前記加飾パネルの表面に前記図柄を表示させる光源と、を有し、
    前記光源は、前記加飾パネルを表面側から見て前記加飾パネルと重ならない位置に配置され
    前記基材は、前記光源を取り付ける光源取付部と、前記加飾パネルの裏面側に配置される遮光部と、を有し、
    前記光源取付部及び前記遮光部は、前記基材と一体に形成されることを特徴とする車両用内装品。
  2. 前記光源は、前記加飾パネルの外周より外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装品。
  3. 前記光源は、前記加飾パネルを上側から見て前記加飾パネルと重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装品。
  4. 前記基材は前記加飾パネルを固定することを特徴とする請求項に記載の車両用内装品。
  5. 前記制御部は、前記基材に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の車両用内装品。
  6. 前記制御部は、前記遮光部の裏面に配置されることを特徴とする請求項に記載の車両用内装品。
  7. 前記加飾パネルは、
    平面部と、
    該平面部から、前記加飾パネルの厚み方向に向かって延出する壁部と、
    該壁部に形成され、前記基材に係合する係合部と、を有し、
    前記光源は、前記加飾パネルの前記係合部よりも上方かつ前記加飾パネルの前記厚み方向の表面側に配置されることを特徴とする請求項に記載の車両用内装品。
  8. 前記光源は、前記加飾パネルを上側から見て前記加飾パネルの前記壁部と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項に記載の車両用内装品。
  9. 請求項に記載の車両用内装品と、
    開閉可能な窓部材と、
    該窓部材より下方に配置されるドアトリムと、
    前記ドアトリムに設けられ、着座した乗員の腕を支持可能なアームレストと、を備え、
    前記車両用内装品は前記ドアトリムに設けられ、前記加飾パネルは、前記ドアトリムの上端部と前記アームレストの上端部との間に配置されることを特徴とする車両用ドア。
  10. 前記ドアトリムは、
    前記窓部材より下方に配置される上部部材と、
    前記アームレストより下方に配置される下部部材と、
    前記上部部材より下方かつ前記アームレストより上方に配置される中部部材と、を備え、
    前記加飾パネルの前記表面は、前記上部部材の下端部より下方かつ前記アームレストの上端部より上方に配置されることを特徴とする請求項に記載の車両用ドア。
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