JP7463093B2 - 押力センサ - Google Patents

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    • H01L29/84Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by variation of applied mechanical force, e.g. of pressure

Description

本発明の実施形態は、押力センサに関する。
感圧樹脂に多数の薄膜トランジスタを組み合わせた圧力センサが知られている。
特開2018-44937号公報 特開2016-4940号公報
本実施形態は、押力の検知を正確に行うことが可能な押力センサを提供する。
一実施形態に係る押力センサは、センサ領域と、前記センサ領域に、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向にマトリクス状に配置された、複数の個別電極と、前記複数の個別電極に対向する共通電極と、
前記複数の個別電極と前記共通電極との間に配置され、前記複数の個別電極と重畳する複数の第1スペーサと、前記センサ領域に設けられ、前記複数の第1スペーサと異なる材料で構成された複数の第2スペーサと、を備える。
また、一実施形態に係る押力センサは、第1基材と、前記第1基材上に設けられたトランジスタと、前記トランジスタ上に設けられた絶縁層と、第1基材上に設けられたセンサ領域と、前記センサ領域に、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向にマトリクス状に配置された、複数の個別電極と、前記複数の個別電極に対向する共通電極と、前記複数の個別電極と前記共通電極との間に配置され、前記複数の個別電極と重畳する複数の第1スペーサと、前記センサ領域に設けられた複数の第2スペーサと、を備え、前記複数の個別領域は、それぞれ前記絶縁層を介して、前記トランジスタに電気的に接続され、前記複数の第1スペーサの材料は、前記絶縁層と同じ材料である。
また、一実施形態に係る押力センサは、センサ領域と、前記センサ領域に、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向にマトリクス状に配置された、複数の個別電極と、前記複数の個別電極に対向する共通電極と、前記複数の個別電極と前記共通電極との間に配置され、前記複数の個別電極と重畳する複数の第1スペーサと、を備え、前記複数の第1スペーサはそれぞれ、スペーサビーズ及び前記スペーサビーズを被覆する硬化樹脂を有する。
図1(A)は、実施形態1の押力センサIPDの分解斜視図である。図1(B)は、図1(A)の一部を拡大した拡大斜視図である。 図2(A)は、実施形態1の押力センサIPDを示す回路図である。図2(B)は、図2(A)の1つの個別領域PAを示す拡大回路図である。 図3(A)は、押力センサIPDを示す平面図である。図3(B)は、図3(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。 図4は、図3(B)の線A-Aに沿った押力センサIPDの断面図である。 図5は、補助スペーサADSの形成方法を示す断面図である。 図6(A)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。図6(B)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。 図7は補助スペーサADSの形成方法を示す断面図である。 図8(A)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。図8(B)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。 図9(A)は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。図9(B)は、図9(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。 図10は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。 図11(A)は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。図11(B)は、図11(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。 図12は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。 図13は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。 図14(A)は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。図14(B)は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。 図15は、実施形態2の押力センサIPDを示す断面図である。 図16は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す断面図である。 図17は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す断面図である。 図18(A)は、実施形態3の押力センサIPDを示す平面図である。図18(B)は、図18(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。 図19は、図18(B)の線B-Bに沿った押力センサIPDの断面図である。 図20は、押力センサの他の構成例を示す平面図である。 図21(A)は、図20の線C-Cに沿った押力センサIPDの断面図である。図21(B)は、図20の線D-Dに沿った押力センサIPDの断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る押力センサについて詳細に説明する。
本実施形態においては、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第3方向Zの矢印の先端に向かう方向を上又は上方と定義し、第3方向Zの矢印の先端に向かう方向とは反対側の方向を下又は下方と定義する。
また、「第1部材の上方の第2部材」及び「第1部材の下方の第2部材」とした場合、第2部材は、第1部材に接していてもよく、又は第1部材から離れて位置していてもよい。後者の場合、第1部材と第2部材との間に、第3の部材が介在していてもよい。一方、「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」とした場合、第2部材は第1部材に接している。
また、第3方向Zの矢印の先端側に押力センサIPDを観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に向かって見ることを平面視という。第1方向X及び第3方向Zによって規定されるX-Z平面、あるいは第2方向Y及び第3方向Zによって規定されるY-Z平面における押力センサIPDの断面を見ることを断面視という。
図1(A)は、本実施形態の押力センサIPDの分解斜視図である。図1(B)は、図1(A)の一部を拡大した拡大斜視図である。図1(A)及び(B)に示す押力センサIPDは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を有している。
押力センサ(荷重センサ)IPDの第1基板SUB1は、第1基材BA1、第1基材BA1上のセンサ領域SA、センサ領域SAを囲む額縁領域FR、額縁領域FRに設けられた額縁スペーサFRSを備えている。センサ領域SAには、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配置された複数の個別電極PE、各個別電極PE上に設けられたスペーサSPCを有している。さらに図1に示す押力センサIPDは、第1方向Xに延伸する壁状の補助スペーサADSを有している。なお本実施形態では、スペーサSPCを第1スペーサ、補助スペーサADSを第2スペーサとも呼ぶ。
額縁スペーサFRSは、センサ領域SAを囲んで設けられており、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を接着する。これにより額縁スペーサFRSは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の間隔を維持している。額縁スペーサFRSとして、例えば粘着剤や両面テープが用いられる。
スペーサSPCは、感圧層FSLと個別電極PEとの隙間を正確に確保するための部材である。なお図1(A)において、図面を見やすくするために、スペーサSPCは第1方向Xに沿って1行のみ記載しているが、全ての行、すなわち全ての個別電極PEにスペーサSPCを設けてもよい。あるいはスペーサSPCは、全ての個別電極PEに設けず、個別電極PE数個おきに設けてもよい。あるいはスペーサSPCは、1つの個別電極PEに重畳して複数個設けてもよい。
また詳細は後述するが、図1(A)では補助スペーサADSを1行のみ記載しているが、全ての行に補助スペーサを設けてもよい。あるいは複数行の個別領域PAごとに、補助スペーサADSを設けてもよい。
図1(A)に示す第2基板SUB2は、第2基材BA2、共通電極CE、及び感圧層FSLを有している。共通電極CEは、第2基材BA2のうちセンサ領域SAに対向する領域に亘って形成されている。感圧層FSLの詳細については後述する。
なお第2基板SUB2の上方に、押力センサIPDの保護のために、保護フィルムを設けてもよい。
図2(A)は、本実施形態の押力センサIPDを示す回路図である。図2(B)は、図2(A)の1つの個別領域PAを示す拡大回路図である。図2(A)に示す押力センサIPDは、マトリクス状に配列された複数個の個別領域PA、複数の走査線Gと、複数の信号線Sを備えている。複数の走査線Gは、第1方向Xに延伸し、第2方向Yに並んで配置されている。複数の信号線Sは、第2方向Yに延伸し、第1方向Yに並んで配置されている。なお、走査線G及び信号線Sは、必ずしも直線的に延伸していなくてもよく、それらの一部が屈曲していてもよい。例えば、信号線Sは、その一部が屈曲していたとしても、第2方向Yに延伸しているものとする。
個別領域PAは、走査線Gと信号線Sの交差部近傍に設けられる。各個別領域PAは、トランジスタTr、個別電極PE、共通電極CE、感圧層FSL等を備えている。トランジスタTrは、薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、走査線G及び信号線Sと電気的に接続されている。走査線Gは、第1方向Xに並んだ個別領域PAの各々におけるトランジスタTrのゲート電極GEと電気的に接続されている。信号線Sは、第2方向Yに並んだ個別領域PAの各々におけるトランジスタTrのソース領域と電気的に接続されている。個別電極PEは、トランジスタTrのドレイン領域と電気的に接続されている。個別電極PEの各々は、感圧層FSLを挟んで共通電極CEと対向している。
図3(A)は、押力センサIPDを示す平面図である。図3(B)は、図3(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。図3(A)及び(B)に示すように、個別領域PAのトランジスタTrは、半導体層SCを有している。半導体層SCのソース領域はコンタクトホールCH1を介して信号線Sに接続されている。半導体層SCのドレイン領域はコンタクトホールCH2を介して個別電極PEに接続されている。
図3(A)及び(B)に示すスペーサSPCは、個別領域PA中に設けられ、個別電極PEと重畳して配置されている。
図3(A)に示す補助スペーサADSは、第1方向Xに並んで配置される複数の個別領域PAを亘って設けられている。補助スペーサADSについての詳細は後述する。
なお本実施形態において、押力センサIPDの個別電極PEは同じ形状及び同じ大きさを有しているが、これに限定されない。押力センサIPDの個別電極PEは異なる形状を有していてもよい。また押力センサIPDの個別電極PEは、異なる大きさを有していてもよい。
図4は、図3(B)の線A-Aに沿った押力センサIPDの断面図である。
図4に示すように、押力センサIPDの第1基板SUB1は、第1基材BA1、絶縁層UC、半導体層SC、絶縁層GI、走査線G、絶縁層ILI、絶縁層PLI、信号線S、及び個別電極PEを有している。絶縁層UC、半導体層SC、絶縁層GI、走査線G、絶縁層ILI、絶縁層PLIは、第1基材BA1上に第3方向Zにおいてこの順に積層されている。信号線S及び個別電極PEは、絶縁層PLI上に設けられている。なお絶縁層ILIは必要がなければ設けなくてもよい。
本実施形態のトランジスタTrにおいて、走査線G(ゲート電極)は、半導体層SC上に絶縁層GIを挟んで設けられている。また上述のように、トランジスタTrの半導体層SCのソース領域は、絶縁層GI、走査線G、絶縁層ILI、及び絶縁層PLIに設けられたコンタクトホールCH1を介して、信号線Sに接続されている。トランジスタTrの半導体層SCのドレイン領域は、絶縁層GI、走査線G、絶縁層ILI、及び絶縁層PLIに設けられたコンタクトホールCH2を介して、個別電極PEに接続されている。
なお本実施形態のトランジスタTrは、いわゆるトップゲート型トランジスタだが、これに限定されない。トランジスタTrは、ボトムゲート型トランジスタであってもよい。ボトムゲート型トランジスタは、走査線G(ゲート電極)上に絶縁層GIを介して半導体層SC、半導体層SC及び絶縁層GI上に絶縁層ILI、半導体層SCに電気的に接続し絶縁層ILI(並びに絶縁層PLI)上に設けられる信号線S(ソース電極)及び個別電極PEを有する。
第1基材BA1及び第2基材BA2として、可撓性を有する基材、例えば樹脂シート、具体的にはポリイミドやポリエチレンテレフタレート(PET)のシートを用いればよい。さらに第1基材BA1は、板厚の薄いガラスであってもよい。
走査線G及び信号線Sは、それぞれ、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Ag(銀)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Cu(銅)、Cr(クロム)などの金属材料や、これらの金属材料を組み合わせた合金などによって形成される。走査線G及び信号線、それぞれが単層構造であってもよいし、上述の金属材料を適宜積層した多層構造であってもよい。
絶縁層UC、絶縁層GI、及び絶縁層ILIは、それぞれ、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)などの無機絶縁材料によって形成される。絶縁層UC、絶縁層GI、絶縁層ILIは、それぞれが単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
絶縁層PLIは、アクリルやポリイミド等の有機絶縁材料によって形成された有機絶縁層に相当する。
個別電極PE及び共通電極CEは、透光性を有しない導電材料、例えば上記の金属材料や合金によって形成されていてもよい。あるいは個別電極PE及び共通電極CEは、透明導電体、例えばインジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)を用いて形成してもよい。
図4に示す第2基板SUB2において、共通電極CEは、第1基板SUB1の個別電極PEと感圧層FSLを挟んで対向している。感圧層FSLは、絶縁性樹脂及び導電性粒子を含む。押力が加わると、感圧層が変形し、絶縁樹脂内の導電性粒子同士が接触し、感圧層の電気抵抗が低下する。押力が除去されると、絶縁樹脂の弾性により押力が加わる前の形状に回復し、電気抵抗が高い状態に復帰する。
共通電極CEが個別電極PEに向かって押し下げられると、共通電極CEが押し下げられている領域(以降押し下げ領域とする)に対向する個別電極PEと共通電極CEとが、感圧層FSLを介して、電気的に導通する。押し下げられる量(力、及び/或いは、面積)により、感圧層FSLの抵抗値が変化する。トランジスタTrがオン状態の際、感圧層FSLに流れる電流値がトランジスタTrを介して信号線Sに流れ、信号線Sに接続された検出回路にて、押力センサIPDにどの程度の押力が加わったかが検知される。
また押し下げ領域の面積により、感圧層FSLに流れる電流値の変化量を検出することができる。これにより押力センサIPDにかかる押力値(フォース量ともいう)が検出可能である。なお、走査線Gを順次駆動し、走査線Gの順次駆動毎の各信号線Sの電流量を検出することで、各個別領域PAにどれほどの押力(つまり圧力)が加わっているのかを検出することが可能である。また、すべての走査線Gをオン状態とすることで、押力センサIPD全体に印加されている押力全体を一括して検出することも可能である。
感圧層FSLとして、透明導電材料、例えばインジウム錫酸化物(ITO)、やインジウム亜鉛酸化物(IZO)を用いてもよい。感圧層FSLとしてこのような透明導電材料を用いた場合でも、押力を検知することが可能である。
また、感圧層FSLとして、コイル状に巻いた金属細線を用いてもよい。上述した通り、感圧層FSLとして、絶縁性樹脂及び導電性粒子を含むものやコイル状に巻いた金属細線を用いた場合、所定面積における押力が大きくなることで、感圧層FSLの抵抗値が低下するものがある。このような材料を用いることで、押力センサIPDを圧力センサとして用いることが可能となる。
感圧層FSLとして、インジウム錫酸化物(ITO)等の透明導電体を用いた場合、共通電極CEと個別電極PEとは、離間している、或いは、接触している、の2値しか検出出来ない場合がある。ただし、この場合であったとしても、押力を印加する側が柔軟性の物質(例えば指や樹脂)の場合、押力センサIPDに印加する圧力を高めるに従い物質と押力センサIPDの接触面積が大きくなる。これにより、感圧層FSLとして、インジウム錫酸化物(ITO)等の透明導電体を用いたとしても、押力量と押力の印加されている面積とを考慮することにより、圧力の測定が可能な場合がある。
またこのような感圧層FSLとして、透明導電体に代えて、珪素等の半導体や、酸化珪素や高分子等の絶縁体であって、トンネル電流が流れる程度の絶縁体を用いてもよい。
尚、感圧層FSLは、共通電極CE側に設けられているが、個別電極PE側に設けてもよい。但し、個別電極PE側に設けるためには、感圧層FSLを個別電極PEと同形状にパターニングするか、隣接する個別電極PE間でのリークを避けるために異方性の導電性を有するものを用いても良い。また、感圧層FSLは共通電極CE側と個別電極PE側との双方に設けるものであってもよい。スペーサとスペーサとの間には気体が封入されている構造となっているが、特にこの構造に限定されるものではない。
また感圧層FSLとして、透明導電体を用いた場合、感圧層FSLは共通電極CEを兼ねてもよい。すなわち感圧層FSL及び共通電極CEは別々に設けず単一の層であってもよい。
また感圧層FSLの抵抗値(導電性)は、感圧層FSLの層厚や材料等で適宜変更可能である。
図4に示すように、押力センサIPDは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2との間、より具体的には個別電極PE及び感圧層FSLとの間にスペーサSPCを有している。スペーサSPCは、感圧層FSL(及び共通電極CE)が自重で個別電極PEに接触することを防止する。このようなスペーサSPCの材料として、樹脂材料、具体的にはアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、又はノボラック樹脂等が挙げられる。
額縁スペーサFRS及びスペーサSPCは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の間隔を維持する機能を有する。しかしながら第1基板SUB1の第1基材BA1及び第2基板SUB2の第2基材BA2が可撓性を有する基材、例えば樹脂シート等である場合、個別電極PEに対応したスペーサSPCの位置がずれることがある。特に第2基板SUB2は押力により曲げられる頻度が高く、このような位置ずれが起きやすい。これにより、第2基板SUB2及び第1基板SUB1にずれやしわが発生する恐れが生じる。さらに第2基板SUB2の曲率が大きくなると、額縁スペーサFRS及びスペーサSPCが剥離する恐れがある。これらにより押力センサIPDが押力の検知を正しく行えなくなる恐れが生じる。
本実施形態では、上記を鑑み、額縁スペーサFRS及びスペーサSPCに加えて、補助スペーサADSを設ける。図4に示すように、補助スペーサADSは、絶縁層PLI上に設けられ、絶縁層PLI及び感圧層FSLとの間に位置している。
補助スペーサADSは、スペーサSPCとは異なる材料で構成される。補助スペーサADSの材料として、接着剤、例えば光学透明接着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)や、UV硬化型樹脂である光学透明樹脂(OCR:Optical Clear Resin)が挙げられる。
補助スペーサADSを設けることにより、額縁スペーサFRS及びスペーサSPCに加えて、補助スペーサADSによっても、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の間隔が維持される。これにより第2基材BA2(及び第1基材BA1)を曲げた場合においても、第1基板SUB1及び第2基板SUB2におけるずれやしわの発生が抑制可能である。また押力により第1基板SUB1及び第2基板SUB2の曲率が大きくなった場合においても、額縁スペーサFRS及びスペーサSPCの剥離を抑制できる。以上から本実施形態の押力センサIPDは押力の検知を正確に行うことが可能である。
さらに本実施形態の補助スペーサADSは、個別電極PEとは重畳しない領域に設けられている(図1、図3、及び図4参照)。これにより押力が検知可能な領域を減らすことなく、ずれやしわの発生の抑制及び額縁スペーサFRS及びスペーサSPCの剥離の抑制が可能である。
また補助スペーサADSを設けることにより、額縁スペーサFRSにかかる力が減少する。これにより額縁スペーサFRSの幅を短くすることができ、狭額縁化が可能である。
ここで補助スペーサADSの形成方法について説明する。図5は、補助スペーサADSの形成方法を示す断面図である。
まず第1基材BA1上に、図4に示す絶縁層PLIまでを形成する。絶縁層PLI上に、トランジスタTrと電気的に接続される個別電極PEを形成する。また絶縁層PLI上に、補助スペーサADSを形成する。図示しないが、第1基板SUB1には額縁スペーサFRSも形成される。このようにして第1基板SUB1を形成する。
第2基材BA2には、共通電極CE及び感圧層FSLがこの順に形成され、これらが第2基板SUB2を構成している。感圧層FSLに接してスペーサSPCを形成する。スペーサSPCは、個別電極PEと対向する位置に設けられる。
次いで、スペーサSPCが個別電極PEと接するように、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を貼り合わせる。図示しないが、第1基板SUB1の額縁スペーサFRSも第2基板SUB2に接する。補助スペーサADSは、図4に示すように第2基板SUB2の感圧層FSLと接する。その後、補助スペーサADSに硬化処理が必要な場合は、硬化処理を行って補助スペーサADSを固定する。
また、スペーサSPCは第1基板SUB1及び第2基板SUB2との間隔を維持するのに十分な強度を有しているので、補助スペーサADS内にスペーサSPCを設けてもよい。図6(A)及び(B)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。
まず図6(A)に示すように、第1基板SUB1の絶縁層PLI上に補助スペーサADSの前駆体PRCを設ける。第2基板SUB2の感圧層FSLと接し、補助スペーサADSの前駆体PRCと対向する位置に、スペーサSSPCを形成する。
次いで図6(B)に示すように、スペーサSSPCが絶縁層PLIに接するように、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を貼り合わせる。このときスペーサSSPCは、補助スペーサADSの前駆体PRCの内部に配置される。
次いで前駆体PRCに硬化処理を行い、補助スペーサADSを形成する。
図7を用いて補助スペーサADSの別の形成方法について説明する。図7は補助スペーサADSの形成方法を示す断面図である。
図5においては、スペーサSPCを第2基板SUB2(第2基材BA2)側に設けたが、図7では第1基板SUB1(第1基材BA1)側に設ける。
まず図5と同様に、第1基材BA1上に絶縁層PLIまでを形成する。絶縁層PLI上に個別電極PEを形成する。個別電極PE上に、スペーサSPCを形成する。また絶縁層PLI上に、補助スペーサADSを形成する。このようにして第1基板SUB1を形成する。
第2基材BA2には、共通電極CE及び感圧層FSLがこの順に形成され、これらが第2基板SUB2を構成する。
次いで、第1基板SUB1のスペーサSPC及び補助スペーサADSが、第2基板SUB2の感圧層FSLと接するように、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を貼り合わせる。図示しないが、第1基板SUB1の額縁スペーサFRSも第2基板SUB2に接する。補助スペーサADSは、図4に示すように第2基板SUB2の感圧層FSLと接する。その後、補助スペーサADSに硬化処理が必要な場合は、硬化処理を行って補助スペーサADSを固定する。
図6と同様に、このとき、補助スペーサADS内にスペーサSPCを設けてもよい。図8(A)及び(B)は、補助スペーサADSの形成方法を示す拡大断面図である。
まず図8(A)に示すように、第1基板SUB1の絶縁層PLI上にスペーサSSPCを形成する。スペーサSSPCを覆って、補助スペーサADSの前駆体PRCを設ける。換言すると、スペーサSSPCは、補助スペーサADSの前駆体PRCの内部に配置される。
次いで図8(B)に示すように、第2基板SUB2の感圧層FSLがスペーサSSPCに接するように、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を貼り合わせる。
次いで前駆体PRCに硬化処理行い、補助スペーサADSを形成する。
なお図6乃至図8に補助スペーサADSがスペーサSSPCを内部に含む構成について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。スペーサSPCと補助スペーサADSとを離間して設ける構造であってもよい。
以上本実施形態により、押力センサIPDにおいて、第1基板SUB1及び第2基板SUB2のずれやしわの発生が抑制できる。また押力センサIPDの額縁スペーサFRS及びスペーサSPCの剥離が抑制可能である。これにより本実施形態の押力センサIPDは、押力の検知を正しく行うことができる。
<構成例1>
図9(A)及び(B)は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図9(A)及び(B)に示した構成例では、図3に示した構成例と比較して、補助スペーサの形状が異なるという点、及び補助スペーサが個別電極を囲んで形成されるという点で異なっている。
図9(A)は、本構成例の押力センサIPDを示す平面図である。図9(B)は、図9(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。図9(A)及び(B)に示す補助スペーサADSは、平面視でドット状に散在して設けられている。補助スペーサADSは個別電極PEと重畳しない領域で、個別電極PEを囲んで設けられている。補助スペーサADSが個別電極PEに重畳しないことで、押力を検知可能な領域を減らすことなく検知が可能である。
なお図9に示す補助スペーサADSは、1つの個別電極PEの周りに4個の補助スペーサADSが設けられる構成であるが、これに限定されない。補助スペーサADSの数は適宜変更可能である。また複数の個別領域PAごとに、補助スペーサADSの数を変えてもよい。すなわち補助スペーサADSの散在密度が不均一であってもよい。
また図9に示す補助スペーサADSは、信号線Sに重畳し、トランジスタTrに重畳しない。補助スペーサADSがトランジスタTrに重畳しないことで、押力によるトランジスタTrの特性の変化が抑制可能である。なお図9では信号線Sに重畳する補助スペーサADSを示したが、走査線Gに重畳していてもよい。あるいは信号線S及び走査線Gの両方に重畳していなくてもよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例2>
図10は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図10に示した構成例では、図9に示した構成例と比較して、補助スペーサADSが個別電極PEと一部が重畳し、別の一部が重畳しないという点で異なっている。
図10に示す補助スペーサADSは、図9に示す補助スペーサADSと比較して、平面視での面積が広いので、より高い押力に耐えることができる。
また図10の補助スペーサADSは、個別電極PEとは一部しか重畳しないので、押力を検知可能な領域を減らすことなく検知が可能である。ただし補助スペーサADSと個別電極PEが重畳する面積は、押力検知に影響を及ぼさない大きさであることが好適である。なお、補助スペーサADSと絶縁層PLIとの密着性を高めるため、補助スペーサADSが設けられた箇所の個別電極PEを除去するものであってもよい。つまり、補助スペーサADSが設けられた個別領域PAにおける個別電極PEの形状が、補助スペーサADSが設けられていない個別領域PAにおける個別電極PEの形状と異なるものであってもよい。
なお図10示す押力センサIPDでは、補助スペーサADSは、第1方向Xにおいて4個の個別領域PAごと、かつ第2方向Yにおいて2個の個別領域PAごとに設けられているが、これに限定されない。補助スペーサADSの第1方向Xにおけるピッチと第2方向Yにおけるピッチとを異ならせてもよく、センサ領域の領域によって補助スペーサADSの配置密度を変えてもよい。すなわち補助スペーサADSの散在密度が不均一であってもよい。また、補助スペーサADSの平面形状は円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例3>
図11(A)及び(B)は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図11(A)及び(B)に示した構成例では、図3に示した構成例と比較して、補助スペーサADSが個別電極PEを覆っているという点で異なっている。
図11(A)は、本構成例の押力センサIPDを示す平面図である。図11(B)は、図11(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。図11(A)及び(B)に示す補助スペーサADSは、個別領域PAの個別電極PEを覆っている。補助スペーサADSに覆われている個別電極PEでは、押力がかかっても感圧層FSLとの間隔が変化しないので、押力量が検出できない。このような場合では、当該個別領域PAに隣接し、補助スペーサADSと重畳していない個別領域PAにて押力量を検出し、その結果から補助スペーサADSに重畳する個別領域PAでの押力量を推定する。補助スペーサADSが重畳する個別領域PAには、個別電極PEや薄膜トランジスタ(トランジスタTr)は設けない構成であってもよい。また、1つの走査線Gに対応して設けられる補助スペーサADSが重畳する個別領域PAの数を、複数の走査線Gに亘って均一、或いは、走査線Gの容量に影響が出ない範囲の差異とすることも可能である。
なお図11(A)に示す押力センサIPDでは、3×3個の個別領域PAのうち1つに補助スペーサADSを設けているが、これに限定されない。補助スペーサADSの数は適宜変更可能である。また複数の個別領域PAごとに、補助スペーサADSの数を変えてもよい。すなわち補助スペーサADSの散在密度が不均一であってもよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例4>
図12は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図12に示した構成例では、図11に示した構成例と比較して、補助スペーサADSが個別電極PEより小さいという点で異なっている。
図12は、本構成例の押力センサIPDを示す平面図である。図11に示す補助スペーサADSは、個別領域PAの個別電極PEと重畳するが、平面視で個別電極PEより小さい。すなわち、個別電極PEは、補助スペーサADSと一部が重畳し、別の一部が重畳していない。
図12の補助スペーサADSは、個別電極PEとは一部しか重畳しないので、押力を検知可能な領域を減らすことなく検知が可能である。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例5>
図13は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図13に示した構成例では、図9に示した構成例と比較して、補助スペーサADSの散在密度が不均一であるという点で異なっている。
図13に、本構成例の押力センサIPDのセンサ領域SAを示す。センサ領域SAには第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配置された複数の個別電極PEが設けられている。第1方向Xに沿って2個の個別電極PE(個別領域PA)ごと、及び、第2方向Yに沿って2個の個別電極PEごとに、補助スペーサADSHが配置されている。また第1方向Xに沿って6個ごと、及び、第2方向Yに沿って4個ごとに補助スペーサADSLが配置されている。ただし補助スペーサADSLが配置される行において、隣り合う行の補助スペーサADSLは互い違いに配置される。すなわち、1つの補助スペーサADSLに一番近い補助スペーサADSLは、4行3列離れた位置に配置される。
なお補助スペーサADSH及びADSLは同じ材料である、図13では、見やすくするために分けて記載しているが、補助スペーサADSH及びADSLはいずれも補助スペーサADSと同等である。また本構成例において、スペーサSPCの数は、領域によらず一定であるとする。
図13に示すように、センサ領域SAには、補助スペーサADSの散在密度が高い領域SAD及び散在密度が低い領域SASが形成される。具体的には、領域SADには、4×4個の個別電極PE(個別領域PA)に、5個の補助スペーサADSが配置される。領域SASには、4×4個の個別電極PE(個別領域PA)に、4個の補助スペーサADSが配置される。領域SADの方が領域SASよりも、単位面積当たりの補助スペーサADSの数が多い。
図13に示すように、補助スペーサADSの散在密度が不均一であると、押力が小さい場合では、補助スペーサADSの散在密度が低い領域SASの方が曲がりやすい。よって領域SASは、小さい押力でも検知可能である。
一方、押力が大きくなると、散在密度が高い領域SADでも曲がるため、領域SADにおいても押力が検知される。
以上から、領域SASは低押力用の領域、領域SADは高押力用の領域であると言える。このように低押力用の領域と高押力用の領域を設けることにより、押力センサIPDのダイナミックレンジが拡大する。
なお本構成例は、図9の構成例において補助スペーサの散在密度を変える例について述べたが、これに限定されない。本構成例は、実施形態1及びその構成例全てに適用可能である。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例6>
図14(A)及び(B)は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図14(A)及び(B)に示した構成例では、図9に示した構成例と比較して、スペーサの硬さにより補助スペーサの数を変えるという点で異なっている。なお本構成例において、スペーサSPC及び補助スペーサADSは平面視で同じ大きさであるとする。
図14(A)に、本構成例の押力センサIPDのセンサ領域SAを示す。センサ領域SAには第1方向Xに沿って2個の個別電極PE(個別領域PA)ごと、及び、第2方向Yに沿って1個の個別電極PEごとに、スペーサSPCが配置されている。ただしスペーサSPCが配置される行において、隣り合う行のスペーサSPCは互い違いに配置される。すなわち、1つのスペーサSPCに一番近いスペーサSPCは、1行1列離れた位置に配置される。
図14(A)に示す補助スペーサADSは、スペーサSPCより硬い材料で構成されている。補助スペーサADSがスペーサSPCより硬いと、補助スペーサADSの数がスペーサSPCより少ない数であっても、押力に耐えることができる。よって図14(A)に示す押力センサIPDでは、補助スペーサの数を、スペーサSPCの数より少なくすることができる。
補助スペーサADSがスペーサSPCより硬い材料であると、上記のように補助スペーサADSの数を少なくすることができ、製造工程がより簡素化できる。また押力センサIPDに透光性が求められる場合、補助スペーサADSの数が少ないと、光を透過する領域が増大する。よって押力センサIPD全体の透光性が高くなる。
補助スペーサADSは、第1方向Xに沿って4個の個別電極PE(個別領域PA)ごと、及び、第2方向Yに沿って2個の個別電極PEごとに配置されている。ただし補助スペーサADSが配置される行において、隣り合う行の補助スペーサADSは互い違いに配置される。すなわち、1つの補助スペーサADSに一番近い補助スペーサADSは、2行2列離れた位置に配置される。上述のように隣り合うスペーサSPCは、1行1列ごとに配置されているので、補助スペーサADSの数はスペーサSPCより少ない。
上記を換言すると、単位面積当たりの補助スペーサADSの数がスペーサSPCの数より少ない場合は、補助スペーサADSの硬さはスペーサSPCより硬ければよい。さらに換言すると、単位面積当たりの補助スペーサADSの占有面積がスペーサSPCの占有面積より小さい場合は、補助スペーサADSの硬さはスペーサSPCより硬ければよい。
ただしスペーサSPCの数及び補助スペーサADSの数は、上記に限定されるものでない。補助スペーサADSの数がスペーサSPCの数より少なければ、適宜変更可能である。
なお先にスペーサSPCと補助スペーサの大きさは同じであると述べたが、スペーサSPCと補助スペーサを単位面積当たりの占有面積で比較した場合、スペーサSPCと補助スペーサの大きさは異なっていてもよい。すなわち、補助スペーサADSがスペーサSPCより硬い場合、スペーサSPCと補助スペーサの大きさに拘わらず、単位面積当たりの補助スペーサADSの占有面積がスペーサSPCの占有面積より小さければよい。
図14(B)に、本構成例の押力センサIPDのセンサ領域SAを示す。図14(B)に示すセンサ領域SAにおいて、スペーサSPCの数は図14(A)と同様である。
図14(B)に示す補助スペーサADSは、スペーサSPCより柔らかい材料で構成されている。補助スペーサADSがスペーサSPCより柔らかい場合は、補助スペーサADSの数をスペーサSPCより多くすることで押力に耐えることができる。よって図14(B)に示す押力センサIPDでは、補助スペーサの数がスペーサSPCの数より多い。
補助スペーサADSがスペーサSPCより柔らかい材料であると、補助スペーサADSがスペーサSPCの機能を妨げることがない。すなわち補助スペーサADSが押力及びその変化量(押力量)の検知に影響を及ぼさない。
図14(B)においては、補助スペーサADSは、第1方向X及び第2方向Yに沿って、各個別電極PEごとに配置されている。上述のように隣り合うスペーサSPCは、2行2列ごとに配置されているので、補助スペーサADSの数はスペーサSPCより多い。
上記を換言すると、単位面積当たりの補助スペーサADSの数がスペーサSPCの数より多い場合は、補助スペーサADSの硬さはスペーサSPCより柔らかければよい。さらに換言すると、単位面積当たりの補助スペーサADSの占有面積がスペーサSPCの占有面積より大きい場合は、補助スペーサADSの硬さはスペーサSPCより柔らかければよい。
ただしスペーサSPCの数及び補助スペーサADSの数は、上記に限定されるものでない。補助スペーサADSの数がスペーサSPCの数より多ければ、適宜変更可能である。
また図14(A)と同様、スペーサSPCと補助スペーサを単位面積当たりの占有面積で比較した場合、スペーサSPCと補助スペーサの大きさは異なっていてもよい。すなわち、補助スペーサADSがスペーサSPCより柔らかい場合、スペーサSPCと補助スペーサの大きさに拘わらず、単位面積当たりの補助スペーサADSの占有面積がスペーサSPCの占有面積より大きければよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<実施形態2>
図15は、本実施形態の押力センサIPDを示す断面図である。本実施形態は、実施形態1に比較して、スペーサを絶縁層材料を用いて形成するという点で異なっている。
図15に示す押力センサIPDは、トランジスタTr上に絶縁層ILI、絶縁層ILI上に絶縁層PLIが設けられている。信号線S及び個別電極PEは、絶縁層PLI上に設けられている。絶縁層ILIまでの構成、並びに、信号線S及び個別電極PEは、図4と同等である。なお絶縁層ILIは必要がなければ設けなくてもよい。
図15のスペーサHSPCは、絶縁層PLIと同じ材料で形成されている。スペーサHSPCは、感圧層FSLに接している。個別電極PEは、スペーサHSPCを避けて形成されている。
本実施形態では、補助スペーサHADSもスペーサHSPC同様、絶縁層PLIと同じ材料で形成されている。補助スペーサHADSは、絶縁層PLIの上面PLIu及び感圧層FSLに接している。
なお絶縁層PLI及び感圧層FSLの間隔を距離dとすると、スペーサHSPC及び補助スペーサHADSの高さは距離dである。また絶縁層PLIの膜厚を距離tとする。
次いで補助スペーサHADS及びスペーサHSPCの形成方法について説明する。
まず第1基材BA1上にトランジスタTrの走査線G(ゲート電極)までを形成し、走査線G及び絶縁層GIを覆って、絶縁層ILIを形成する。
次いで絶縁層ILIを覆って、距離(d+t)の厚さで絶縁層PLIの材料層を成膜する。なお上述のように絶縁層ILIを設ける必要がない場合は、走査線G及び絶縁層GIを覆って絶縁層PLIの材料層を距離(d+t)の厚さで成膜する。
絶縁層PLIの材料層を成膜後、フォトリソグラフィにより当該材料層をエッチングし、スペーサHSPC及び補助スペーサHADSを形成する。このとき絶縁層PLIの膜厚が距離tとなるようにエッチングする。
次いで信号線S並びに貫通孔PEHを有する個別電極PEを形成する。
ここで補助スペーサHADS及びスペーサHSPCの別の形成方法について以下に説明する。
絶縁層ILIを覆って絶縁層PLIの材料層を距離tの膜厚で成膜する。当該材料層を成膜後、当該材料層上に個別電極PE及び信号線Sを形成する。このとき個別電極PEには貫通孔PEHが設けられ、貫通孔PEHはスペーサHSPCが形成される領域に重畳している。
その後再度絶縁層PLIの材料層を距離dの膜厚で成膜する。当該材料層をフォトリソグラフィによりエッチングし、距離dの高さを有するスペーサHSPC及び補助スペーサHADSを形成する。
なお図15に示す補助スペーサHADSの形状は、図1及び3と同様壁状である。また図15に示す補助スペーサHADSは、実施形態1と同様個別電極PEに重畳しない。ただし補助スペーサHADSの形状や配置、これらに限定されない。本実施形態の補助スペーサHADSは、図9と同様、平面視でドット状に散在し、個別電極PEを囲んでいてもよい。また本実施形態の補助スペーサHADSは、図10と同様、個別電極PEと一部が重畳し、別の一部が重畳してもよい。また本実施形態の補助スペーサHADSは、図11と同様、個別電極PEを覆っていてもよい。また本実施形態の補助スペーサHADSは、図12と同様、補助スペーサADSが個別電極PEより小さくてもよい。さらに補助スペーサHADSが個別電極PEより小さい場合は、スペーサHSPCと同様、貫通孔を設けてもよい。また本実施形態の補助スペーサHADSは、図13と同様、補助スペーサHADSの散在密度が不均一であってもよい。
上述のように、本実施形態の補助スペーサHADS及びスペーサHSPCは、実施形態1の補助スペーサADS及びスペーサSPCに援用可能である。よってそれらの説明は、実施形態1及びその構成例の補助スペーサADS及びスペーサSPCを、補助スペーサHADS及びスペーサHSPCに置き換えればよく、ここでは詳細を省略する。
本実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例1>
図16は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す断面図である。図16に示した構成例では、図15に示す構成例と比較して、補助スペーサHADSが絶縁層材料ではなく、スペーサHSPCとは異なる材料で構成されるという点で異なっている。
図16に示す押力センサIPDは、スペーサHSPC、すなわち絶縁層PLIとは異なる材料で構成される補助スペーサHADSを有している。補助スペーサHADSの材料としては、実施形態1の補助スペーサADSと同様、接着剤、例えば光学透明接着剤(OCA)や、UV硬化型樹脂である光学透明樹脂(OCR)を用いればよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例2>
図17は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す断面図である。図17に示した構成例においては、図15に示す構成例と比較して、補助スペーサが絶縁層材料、及び当該絶縁層材料を覆い、スペーサとは異なる材料で構成されるという点で異なっている。
図17に示す押力センサIPDにおいて、補助スペーサHADSは、凸部HADSC、及び、凸部HADSCを覆う凸部HADSEを有している。凸部HADSCは、絶縁層PLIと同じ材料で構成されている。凸部HADSEは、スペーサHSPC、すなわち絶縁層PLIとは異なる材料で構成されている。
図17に示す補助スペーサHADSの形成方法を述べる。まず凸部HADSCをスペーサHSPCと同様に形成する。次いで凸部HADSCを覆い、凸部HADSEの前駆体をディスペンサ等で塗布する。次いで当該前駆体を硬化処理し、凸部HADSEを形成する。以上のようにして、凸部HADSC及び凸部HADSEを有する補助スペーサHADSを形成すればよい。
凸部HADSEの材料としては、実施形態1の補助スペーサADSと同様の材料を用いればよい。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<実施形態3>
図18(A)は、本実施形態の押力センサIPDを示す平面図である。図16(B)は、図18(A)の1つの個別領域PAを示す拡大平面図である。本実施形態は、実施形態1に比較して、スペーサ及び補助スペーサとしてスペーサビーズを硬化樹脂で被覆したもので構成するという点、及び、スペーサ及び補助スペーサの支持構造を有するという点で異なっている。
図18(A)及び(B)に示す押力センサIPDは、個別領域PA中に設けられ、個別電極PEと重畳して配置されるスペーサBSPCを有している。なお図18(A)及び(B)及びその説明では、図3及び図9と重複する部分はその説明を援用し、詳細は省略する。
補助スペーサBADSは、個別電極PEと重畳しない領域に設けられている。なお本実施形態のスペーサBSPC及び補助スペーサBADSは、両方とも設けてもよいし、いずれか一方のみ設けてもよい。図18では、スペーサBSPC及び補助スペーサBADSの両方を設けた場合について説明する。
図19は、図18(B)の線B-Bに沿った押力センサIPDの断面図である。
図19に示す押力センサIPDにおいて、第1基板SUB1は、トランジスタTr、トランジスタTr上に絶縁層ILI、絶縁層ILI上に絶縁層PLIを有している。絶縁層ILIまでの構成は、図4と同等である。なお絶縁層ILIは必要がなければ設けなくてもよい。
図19に示す第2基板SUB2は、図4と同様、第2基材BA2、共通電極CE、及び感圧層FSLを有している。
スペーサBSPCは、第1基板SUB1の個別電極PE及び第2基板SUB2の感圧層FSLとの間に設けられている。補助スペーサBADSは、第1基板SUB1の絶縁層PLIと第2基板SUB2の感圧層FSLとの間に設けられている。
スペーサBSPC及び補助スペーサBADSは、それぞれ、スペーサビーズSBD及び硬化樹脂TSRで構成される。スペーサビーズSBDは、高抵抗、或いは、絶縁性で、かつ、硬質な材料、例えばシリカやア酸化アルミニウムで構成される球体である。
硬化樹脂TSRは、スペーサビーズSBDを被覆しており、スペーサビーズSBDの位置を固定する。硬化樹脂TSRは、例えば熱硬化樹脂、具体的にはエポキシ樹脂やアクリル樹脂等で構成される。
ここでスペーサBSPC及び補助スペーサBADSの配置方法について述べる。
まずスペーサビーズSBD及びスペーサビーズSBDを被覆した未硬化の硬化樹脂TSRを、第1基板SUB1上に配置する。ここでスペーサBSPCとなるスペーサビーズSBD及び未硬化の硬化樹脂TSRは、個別電極PE上に配置される。補助スペーサBADSとなるスペーサビーズSBD及び未硬化の硬化樹脂TSRは、絶縁層PLI上に配置される。
次いで第2基板SUB2を、第1基板SUB1に対向して配置する。さらに硬化樹脂TSRを熱により硬化し、スペーサBSPC及び補助スペーサBADSそれぞれの位置を固定する。
なおスペーサビーズSBD及び未硬化の硬化樹脂TSRを、第2基板SUB2に設けてもよい。その場合は、第1基板SUB1を第2基板SUB2に対向して配置した後、未硬化の硬化樹脂TSRを硬化する。
スペーサビーズSBDは、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間隔を維持している。しかしながら、スペーサビーズSBDだけでは、位置が移動する可能性がある。スペーサビーズSBDが移動してしまうと、押力センサIPDが正確な押力を検知できない。
しかしながら、スペーサビーズSBDを覆った硬化樹脂TSRを硬化することにより、スペーサビーズSBDを含むスペーサSPC全体の位置を固定することができる。これにより本実施形態の押力センサIPDは、正確な押力を検知することができる。
またスペーサBSPC及び補助スペーサBADSとして、硬化樹脂TSRのみを設けた場合では、押力がかかると硬化樹脂TSRが潰れてしまう。このような押力センサIPDでは、正確な押力を検知できない。よって本実施形態のスペーサBSPC及び補助スペーサBADSは、押力センサIPDが正確な押力を検知できるという点で有用である。
さらに本実施形態の押力センサIPDは、スペーサBSPC及び補助スペーサBADSの支持構造を有している。
図19に示すように、第1基板SUB1の個別電極PEは、スペーサBSPCと接する領域に凹部SCAVが設けられている。凹部SCAVは、例えば個別電極PEを形成後、個別電極PEの一部を除去することにより形成される。
また第1基板SUB1の絶縁層PLIには、補助スペーサBADSと接する領域に凹部ACAVが設けられている。凹部ACAVは、例えば絶縁層PLIを形成後、絶縁層PLIの一部を除去することにより形成される。あるいは絶縁層PLIを形成する際に、凹部ACAVを有する絶縁層PLIを成膜してもよい。
本実施形態では、凹部SCAV及び凹部ACAVを総じて、支持構造CAVと呼ぶ。ただし上述の通り、スペーサBSPC及び補助スペーサBADSのいずれか一方のみ設ける場合は、凹部SCAVのみ又は凹部ACAVのみを設けてもよい。凹部SCAVのみを設ける場合は凹部SCAVが支持構造CAV、凹部ACAVのみを設ける場合は凹部ACAVが支持構造CAVとなる。
なお補助スペーサBADSの形状や配置は、上記に限定されない。本実施形態の補助スペーサBADSは、図10と同様、個別電極PEと一部が重畳し、別の一部が重畳してもよい。また本実施形態の補助スペーサBADSは、図11と同様、個別電極PEを覆っていてもよい。また本実施形態の補助スペーサBADSは、図12と同様、補助スペーサBADSが個別電極PEより小さくてもよい。
上記のような場合、凹部ACAVは、第1基板SUB1の層構成のうち補助スペーサBADSに接する領域に設けられる。
上述のように、本実施形態の補助スペーサBADS及びスペーサBSPCは、実施形態1の補助スペーサADS及びスペーサSPCに援用可能である。よってそれらの説明は、実施形態1及びその構成例の補助スペーサADS及びスペーサSPCを、本実施形態の補助スペーサBADS及びスペーサBSPCに置き換えればよく、ここでは詳細を省略する。
本実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
<構成例1>
図20は、本実施形態における押力センサの他の構成例を示す平面図である。図18に示した構成例では、図18に示した構成例と比較して、スペーサの散在密度が不均一という点で異なっている。
図20に示す押力センサIPDでは、第2方向Yに沿って、個別電極PE(個別領域PA)全てにスペーサBSPCが設けられている列と、個別電極PE(個別領域PA)1個おきにスペーサBSPCが設けられる列が、交互に配置されている。
図21(A)及び(B)は、それぞれ図20の線C-C及び線D-Dに沿った押力センサIPDの断面図である。ただし図21(A)及び(B)において、図面を見やすくするために、個別電極PE及び絶縁層PLIのみ示している。
図21(A)では、全ての個別電極PEに凹部SCAVが設けられる。図21(B)では、個別電極PE1個おきに凹部SCAVが設けられる。図21(A)及び(B)いずれにおいても、スペーサBSPCは凹部SCAVに嵌合して配置される。
図21においても、図13と同様、スペーサBSPCの散在密度が不均一である。これにより低押力用の領域と高押力用の領域が形成される。そのため押力センサIPDのダイナミックレンジが拡大する。
本構成例においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
ACAV…凹部、ADS…補助スペーサ、ADSH…補助スペーサ、ADSL…補助スペーサ、BA1…第1基材、BA2…第2基材、BADS…補助スペーサ、BSPC…スペーサ、CAV…支持構造、FR…額縁領域、FRS…額縁スペーサ、FSL…感圧層、HADS…補助スペーサ、HSPC…スペーサ、IPD…押力センサ、PA…個別領域、PE…個別電極、PEH…貫通孔、PLI…絶縁層、PLIu…上面、PRC…前駆体、SA…センサ領域、SAD…領域、SAS…領域、SBD…スペーサビーズ、SCAV…凹部、SPC…スペーサ、SSPC…スペーサ、SUB1…第1基板、SUB2…第2基板、TSR…硬化樹脂。

Claims (10)

  1. 第1基材と、
    前記第1基材上に設けられたトランジスタと、
    前記トランジスタ上に設けられた絶縁層と、
    第1基材上に設けられたセンサ領域と、
    前記センサ領域に、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向にマトリクス状に配置された、複数の個別電極と、
    前記複数の個別電極に対向する共通電極と、
    前記複数の個別電極と前記共通電極との間に配置され、前記複数の個別電極と重畳する複数の第1スペーサと、
    前記センサ領域に設けられた複数の第2スペーサと、
    を備え、
    前記複数の個別電極は、それぞれ前記絶縁層を介して、前記トランジスタに電気的に接続され、
    前記複数の第1スペーサの材料は、前記絶縁層と同じ材料である、押力センサ。
  2. 前記複数の個別電極及び前記共通電極との間に配置された感圧層とを、さらに備える請求項1に記載の押力センサ。
  3. 前記第2スペーサは、前記個別電極に重畳しない、請求項1又は2に記載の押力センサ。
  4. 前記第2スペーサは、前記第1方向に延伸する壁状である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の押力センサ。
  5. 前記第2スペーサは、前記個別電極を囲んで設けられる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の押力センサ。
  6. 前記第2スペーサの一部は、前記個別電極の一部と重畳する、請求項1又は2に記載の押力センサ。
  7. 前記個別電極と重畳する第2スペーサは、前記個別電極を覆う、請求項1又は2に記載の押力センサ。
  8. 前記複数の第2スペーサは、前記センサ領域内での散在密度が不均一である、請求項1又は2に記載の押力センサ。
  9. センサ領域と、
    前記センサ領域に、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向にマトリクス状に配置された、複数の個別電極と、
    前記複数の個別電極に対向する共通電極と、
    前記複数の個別電極と前記共通電極との間に配置され、前記複数の個別電極と重畳する複数の第1スペーサと、
    を備え、
    前記複数の第1スペーサはそれぞれ、スペーサビーズ及び前記スペーサビーズを被覆する硬化樹脂を有
    前記第1スペーサと重畳する前記個別電極は、凹部を有し、
    前記第1スペーサの前記凹部は、前記個別電極に接する、押力センサ。
  10. 前記複数の個別電極及び前記共通電極との間に配置された感圧層とを、さらに備える請求項9に記載の押力センサ。

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