JP7462867B1 - 文具 - Google Patents
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Abstract
Description
このところ、例えば、荷物等で片手が塞がっている場合や、片手を負傷しているような場合には、定規を抑えることができず、綺麗な直線を描画する作業が困難となる。
前記土台部は、略直線状に延びる複数の磁極が所定の着磁ピッチでもって多極着磁された着磁面を有し、
前記移動体は、略板状体の移動体本体と、前記移動体本体に設けられ、前記着磁面に磁着する磁性体と、を有し、
前記磁性体は、前記着磁面と略同一の着磁ピッチで着磁され、
前記移動体本体には、前記筆記具の先端側が挿通可能に構成された貫通孔が設けられている。
そして、使用者は、筆記具の先端側を貫通孔に挿通させることで、この先端側を貫通孔に係止させ、筆記具で牽引するようにして、移動体を摺動させることができる。
このとき、移動体が土台部に磁着していることで、使用者は、筆記具を把持していない手で移動体を抑える必要が無く、片手での直線の描画が可能となる。
前記被覆体には、前記貫通孔と連通し、前記筆記具の先端側が挿通可能に構成されたスリットが設けられ、
前記スリットは、平面視における面積が、前記貫通孔の平面視における面積よりも小さく、その全長が前記貫通孔に連通可能に構成されている。
このとき、スリットにより、筆記具の可動領域が制限されるため、不意の外力等により直線がぶれてしまうような事態を抑制し、安定した描画が可能となる。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係る文具を示す。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の各実施形態に限定するものではない。
以下、図1~図3を用いて文具Xの構成について説明する。
なお、以下、説明の便宜上、図1に示すx軸方向を左右方向、y軸方向を上下方向と称することとする。
また、土台部1は、特に図2に示すように、表側シート体11と、裏側シート体12と、着磁面Mが形成された着磁シート体13と、を有している。
なお、各構成は、例えば塩化ビニル等の樹脂素材が好適に用いられる。
なお、舌片tは、表側シート体11や着磁シート体13に設けられていても良い。
なお、着磁ピッチとは、各磁極ms、mn間の距離、つまり、隣り合うS極とN極との間の距離のことをいう。
また、これにより、隣接する各磁極ms、mnの境界線bは、略直線状(左右方向)に延びている。
また、着磁面Mは、等方性マグネット、又はこれと比して吸着力の大きい異方性マグネットの何れで構成されていても良いが、後述する移動体2の摺動動作を行う観点から、等方性マグネットにより構成されることが好ましい。
さらに、境界線bは、図示した態様よりも太くして、隣接する磁極ms、mnの間隔がより大きくなるように構成しても良く、着磁ピッチは2.0mm~5.0mm程度とすることが好ましい。
また、移動体本体21の略中央には、筆記具Wの先端側が挿通可能に構成された貫通孔Tが設けられている。
なお、移動体本体21の素材としては、例えば塩化ビニルや可塑性エラストマー等の樹脂素材が好適に用いられる。
第二磁着部22bも、移動体本体21の周縁に沿うように、移動体本体21の裏面の下部に一対設けられている。
また、各第一磁着部22a及び各第二磁着部22bは、略長方形状の薄板状体であり、例えばラバーマグネットとして構成されることで、全体として柔軟性を有している。
このように、磁性体22が所定の厚みを有することにより、筆記対象Pと貫通孔Tとの間に所定の間隔が生じ、移動体本体21や被覆体23に付着したインク等が筆記対象Pに付着する事態が抑制される。
即ち、各磁性体22は、正面視で、副貫通孔T2を介して部分的に視認可能に設けられている。
また、被覆体23は、貫通孔Tを覆って移動体本体21に着脱可能に取付けられる。
詳述すれば、被覆体23は、貫通孔Tと略同一の外形状を呈しており、これにより、副貫通孔T2を部分的に覆っている各磁性体22に積層されるように、貫通孔Tに嵌合可能に構成されている。
なお、被覆体23の移動体本体21への着脱手段は、上記に限られず、例えば、被覆体23の裏面を移動体本体21の表面に貼付ける、互いに磁着させる、といった手段を用いても良い。
また、スリットSは、中央に配置されたスリットS(以下、第一スリットS1)と、左右に配置されたスリットS(以下、第二スリットS2)と、により構成されている。
詳述すれば、第一スリットS1は、被覆体23の中央から上下及び左右に一対、計4つ配置され、第二スリットS2は、左右の第一スリットS1の左方及び右方に一つずつ、計2つ配置されている。
また、第一スリットS1の全長は、一般的な蛍光ペンのペン幅が4mmであることを考慮し、後述する上下位置の微調整を行う観点から、6mm程度に設定しておくことが好ましい。
また、第二スリットS2の全長は、第一スリットS1よりもやや短く構成されており、例えば4mm程度に設定しておくことが好ましい。
以下、図4~図7を用いて文具Xの使用方法について説明する。
なお、図4~図6においては、説明の便宜上、筆記対象Pを、独立した一枚のシート状体とする。
また、図4(b-2)は、(b-1)におけるQQ´線拡大断面模式図を示しており、着磁面M等の厚みについては、説明の便宜上、誇張して示している。
このように、各副貫通孔T2及び各磁性体22の構成により、被覆体23が貫通孔T内に安定的に取付けられる。
これにより、特に図4(b-2)に示すように、筆記対象Pは、土台部1(表側シート体11)と移動体2(磁性体22)とにより挟持された態様となる。
なお、使用者は、各ガイドラインgを目安に、土台部1と筆記対象Pとの長辺及び短辺が略平行となるように、筆記対象Pの傾きを調整する。
これにより、筆記具Wの先端部は、スリットS(及び貫通孔T)を介して、筆記対象Pに当接する。
なお、図5(a)において、各磁極ms、mnの境界線bを、仮想的に破線で示している。
また、移動体2の上方或いは下方への移動においては、所望の位置に磁着するにあたって、同極同士での反発力が生じた後、異極同士で磁着する、という過程を、一ないしは複数回経ることとなる。
そして、この一過程が、使用者にとって、自身の手に伝えられるクリック感として作用するため、このクリック感を得た回数に依拠して、直線同士の間隔を微調整することができ、等間隔の直線を引くことも容易に可能となる。
図6(b)は、同様に上側の第一スリットS1に、筆記具Wの先端側を挿通し、この先端側を第一スリットS1の内周面上部に押当てつつ、移動体2を牽引して、直線Lを描画している使用態様を示している。
なお、使用者は、筆記具Wとして、鉛筆やボールペンといった、先端側が円錐形状のものを用いた場合でも、必ずしも小孔hに係止させる必要はなく、第一スリットS1による上下位置の微調整を行い、直線Lを描画しても良い。
なお、上記場合で、直線Lの上下位置を微調整したい場合には、使用者は、左方の第一スリットS1を用いれば良い。
なお、使用者は、必要に応じて、鉛筆やボールペン、蛍光ペン等を筆記具Wとした場合であっても、被覆体23を移動体本体21から取外して、直線を描画しても良い。
このとき、使用者は、舌片tを冊子Bの綴込み部分に挿通・挟持させる。
そして、移動体2を図5や図6に示した流れで移動させる際、移動体2は、図7(b)に示すように、切込みnにより、冊子Bの湾曲に追従して、滑らかに湾曲する。
これにより、筆記対象Pと移動体本体21(及び被覆体23)との間に、常に一定の空間を維持することができ、筆記対象Pへのインク等の付着を抑制できる。
本実施形態によれば、移動体2を土台部1に磁着させ、移動体2を各磁極ms、mnの延びる方向に摺動させることができるため、使用者は、筆記具Wを把持していない手で移動体2を抑える必要が無く、片手で、貫通孔Tを介して直線の描画が可能となる。
また、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、スリットSの数や全長、配置態様について、設計者の意図等に合わせて、柔軟に変更可能である。
1 土台部
11 表側シート体
12 裏側シート体
13 着磁シート体
M 着磁面
ms、mn 磁極
b 境界線
2 移動体
21 移動体本体
T 貫通孔
22 磁性体
23 被覆体
S スリット
W 筆記具
P 筆記対象
B 冊子
Claims (6)
- 筆記具による筆記対象が積層される土台部と、前記土台部に移動可能に取付けられる移動体と、を備え、
前記土台部は、略直線状に延びる複数の磁極が所定の着磁ピッチでもって多極着磁された着磁面を有し、
前記移動体は、略板状体の移動体本体と、前記移動体本体に設けられ、前記着磁面に磁着する磁性体と、前記移動体本体に着脱可能に取付けられる被覆体と、を有し、
前記磁性体は、前記着磁面と略同一の着磁ピッチで着磁され、
前記移動体本体には、前記筆記具の先端側が挿通可能に構成された貫通孔が設けられ、
前記被覆体は、前記貫通孔を覆って前記移動体本体に着脱可能に取付けられ、
前記被覆体には、前記貫通孔と連通し、前記筆記具の先端側が挿通可能に構成されたスリットが設けられ、
前記スリットは、平面視における面積が、前記貫通孔の平面視における面積よりも小さく、その全長が前記貫通孔に連通可能に構成されている、文具。 - 前記被覆体は、前記スリットの延びる方向が、前記各磁極が延びる方向と略垂直方向となるように、前記移動体本体に取付け可能に構成されている、請求項1に記載の文具。
- 前記被覆体は、略透明に構成されている、請求項2に記載の文具。
- 前記スリットは、平面視で線対称となるように、複数配置されている、請求項2に記載の文具。
- 前記土台部及び前記移動体は、可撓性素材により形成されている、請求項1に記載の文具。
- 前記土台部には、その周縁から突設された舌片が設けられ、
前記舌片は、前記各磁極が延びる方向と略垂直方向に所定の長さを有している、請求項5に記載の文具。
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