JP7462163B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Description
従来、密閉容器内低圧型のスクロール圧縮機では、前述したように固定スクロールを軸方向に移動可能にし、固定スクロールの背面に圧縮ガスを導入し、固定スクロールを旋回スクロールに押し付ける構成が一般的である。また、近年、吐出温度を低下させるため冷凍サイクル中の液冷媒を圧縮室へインジェクションする技術が開示され実用化されている。しかし、このインジェクションタイプのスクロール圧縮機では、固定スクロールが軸方向に移動可能なため、密閉容器外から固定スクロールに直接インジェクション管を挿入することが困難である。そうした状況下において、上記特許文献1では、インジェクション管を静止部材に挿入し、静止部材と固定スクロールの間に、固定スクロールが軸方向に移動してもシールが可能なシール部材により閉空間を形成し、この閉空間を経由してインジェクションを行っている。
(実施の形態1)
以下、図1~図3を用いて、実施の形態1を説明する。
図1~3において、圧縮機100は、密閉容器110と、仕切板120と、圧縮機構部130と、電動機部140と、固定スクロール150と、旋回スクロール160と、自転抑制部材170と、主軸受180と、高圧付与領域190と、中圧付与領域200と、インジェクション室210と、を備える。
[1-2.動作]
以上のように構成された圧縮機100について、以下その動作、作用を図1~3に基づいて説明する。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、圧縮機100は、密閉容器110と、仕切板120と、圧縮機構部130と、電動機部140と、固定スクロール150と、旋回スクロール160と、自転抑制部材170と、主軸受180と、高圧付与領域190と、中圧付与領域200と、インジェクション室210と、を備える。仕切板120は、密閉容器110内を高圧空間220と低圧空間230に区画する。圧縮機構部130は、低圧空間230に配置されている。電動機部140は、低圧空間230に配置され圧縮機構部130を駆動する。固定スクロール150は、圧縮機構部130を構成し、仕切板120に隣接し、軸方向のみに移動可能である。旋回スクロール160は、圧縮機構部130を構成し、固定スクロール150と噛み合わされて圧縮室250を形成する。自転抑制部材170は、圧縮機構部130を構成し、旋回スクロール160の自転を防止する。主軸受180は、圧縮機構部130を構成し、旋回スクロール160を支持する。高圧付与領域190は、固定スクロール150の背面154に吐出圧を付与する。中圧付与領域200は、固定スクロール150の背面154に圧縮途中の圧力を付与する。インジェクション室210は、固定スクロール150の背面154にインジェクション圧力を付与する。そしてこのインジェクション室210は、固定スクロール150の中心に対して、点対称に複数個配置されている。
(実施の形態2)
以下、図4~7を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
図4~7において、圧縮機300は、密閉容器310と、仕切板320と、圧縮機構部330と、電動機部140と、固定スクロール340と、旋回スクロール160と、自転抑制部材170と、主軸受180と、高圧付与領域190と、中圧付与領域200と、インジェクション室350と、を備える。
[2-2.動作]
以上のように構成された圧縮機300について、以下その動作、作用を図4~7に基づいて説明する。
[2-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、圧縮機300は、密閉容器310と、仕切板320と、圧縮機構部330と、電動機部140と、固定スクロール340と、旋回スクロール160と、自転抑制部材170と、主軸受180と、高圧付与領域190と、中圧付与領域200と、インジェクション室350と、を備える。仕切板320は、密閉容器310内を高圧空間220と低圧空間230に区画する。圧縮機構部330は、低圧空間230に配置されている。電動機部140は、低圧空間230に配置され圧縮機構部330を駆動する。固定スクロール340は、圧縮機構部330を構成し、仕切板320に隣接し、軸方向のみに移動可能である。旋回スクロール160は、圧縮機構部330を構成し、固定スクロール340と噛み合わされて圧縮室250を形成する。自転抑制部材170は、圧縮機構部330を構成し、旋回スクロール160の自転を防止する。主軸受180は、圧縮機構部330を構成し、旋回スクロール160を支持する。高圧付与領域190は、固定スクロール340の背面344に吐出圧を付与する。中圧付与領域200は、固定スクロール340の背面344に圧縮途中の圧力を付与する。インジェクション室350は、固定スクロール340の背面344にインジェクション圧力を付与する。そしてこのインジェクション室350は固定スクロール340の中心に対して、同心に設けられている。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1および2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
110 密閉容器
120 仕切板
121 インジェクション経路
130 圧縮機構部
140 電動機部
150 固定スクロール
151 固定スクロール端板
152 固定渦巻きラップ
153 吐出ポート
154 背面
155 中圧ポート
156 周壁
157 吸入部
158 インジェクションポート
160 旋回スクロール
161 旋回スクロール端板
162 旋回渦巻きラップ
163 ボス部
170 自転抑制部材
180 主軸受
190 高圧付与領域
200 中圧付与領域
210 インジェクション室
220 高圧空間
230 低圧空間
240 主軸
250 圧縮室
260 ガイドピン
270 第1シール部材
271 第2シール部材
272 第3シール部材
280 インジェクション管
290 逆止弁
300 圧縮機
310 密閉容器
320 仕切板
321 インジェクション経路
330 圧縮機構部
340 固定スクロール
341 固定スクロール端板
344 背面
348 インジェクションポート
349 環状溝
350 インジェクション室
360 第3シール部材
370 弾性部材
Claims (5)
- 密閉容器と、
前記密閉容器内を高圧空間と低圧空間に区画する仕切板と、
前記低圧空間に配置された圧縮機構部と、
前記低圧空間に配置され前記圧縮機構部を駆動するための電動機部と、
前記圧縮機構部を構成し、前記仕切板に隣接し、軸方向のみに移動可能な固定スクロールと、
前記圧縮機構部を構成し、前記固定スクロールと噛み合わされて圧縮室を形成する旋回スクロールと、
前記圧縮機構部を構成し、前記旋回スクロールの自転を防止する自転抑制部材と、
前記圧縮機構部を構成し、前記旋回スクロールを支持する主軸受と、
前記固定スクロールの背面に吐出圧を付与する高圧付与領域と、
前記固定スクロールの前記背面に圧縮途中の圧力を付与する中圧付与領域と、
前記固定スクロールの前記背面にインジェクション圧力を付与するインジェクション室と、
を備え、
前記固定スクロールの中心に対して同心の第1シール部材と、
前記固定スクロールの前記中心に対して同心で、前記第1シール部材の外側に配置した第2シール部材と、
を有し、
前記第1シール部材の内側に前記高圧付与領域が形成され、
前記第1シール部材の前記外側で前記第2シール部材の内側に前記中圧付与領域が形成され、
それぞれの圧力により前記固定スクロールを前記旋回スクロールに押し付ける構成のスクロール圧縮機であって、
前記インジェクション室は、前記第2シール部材の外側に、前記固定スクロールの前記中心に対して点対称に配置したことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 密閉容器と、
前記密閉容器内を高圧空間と低圧空間に区画する仕切板と、
前記低圧空間に配置された圧縮機構部と、
前記低圧空間に配置され前記圧縮機構部を駆動するための電動機部と、
前記圧縮機構部を構成し、前記仕切板に隣接し、軸方向のみに移動可能な固定スクロールと、
前記圧縮機構部を構成し、前記固定スクロールと噛み合わされて圧縮室を形成する旋回スクロールと、
前記圧縮機構部を構成し、前記旋回スクロールの自転を防止する自転抑制部材と、
前記圧縮機構部を構成し、前記旋回スクロールを支持する主軸受と、
前記固定スクロールの背面に吐出圧を付与する高圧付与領域と、
前記固定スクロールの前記背面に圧縮途中の圧力を付与する中圧付与領域と、
前記固定スクロールの前記背面にインジェクション圧力を付与するインジェクション室と、
を備え、
前記固定スクロールの中心に対して同心の第1シール部材と、
前記固定スクロールの前記中心に対して同心で、前記第1シール部材の外側に配置した第2シール部材と、
を有し、
前記第1シール部材の内側に前記高圧付与領域が形成され、
前記第1シール部材の前記外側で前記第2シール部材の内側に前記中圧付与領域が形成され、
それぞれの圧力により前記固定スクロールを前記旋回スクロールに押し付ける構成のスクロール圧縮機であって、
前記インジェクション室は、前記第2シール部材の外側に、前記固定スクロールの前記中心に対して同心に設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 前記インジェクション室を、前記固定スクロールの背面に設けた環状溝に挿入されたシール部材で囲われた空間で構成したことを特徴とする、
請求項2に記載のスクロール圧縮機。 - 前記シール部材を弾性部材により前記仕切板に押し付けたことを特徴とする、
請求項3に記載のスクロール圧縮機。 - 前記インジェクション室の入口に逆止弁を設けたことを特徴とする、
請求項1~4のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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- 2020-06-24 JP JP2020108295A patent/JP7462163B2/ja active Active
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