JP2007239747A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクロールのラップ又はプレート部の高さが異なるように形成されることによって、固定スクロールと旋回スクロールの加工精度が低いか、長時間使用しても、各ラップの先端面とこれに対応するプレート部間の軸方向隙間を未然に防止又は遅延させることができ、圧縮機の性能を向上させるスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機は、ケーシングの内部に固定結合されるフレームと、フレームに固定結合され、そのプレート部の底面に固定ラップが備えられる固定スクロールと、固定スクロールの固定ラップに噛み合って旋回運動して該固定スクロールの固定ラップと共に密閉体積が徐々に小さくなる圧縮室を形成するように、そのプレート部の上面に旋回ラップが備えられる旋回スクロールとを含み、固定スクロールと旋回スクロールの少なくとも一方のスクロールのプレート部の高さ又はラップの高さが位置によって異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機に関し、特にスクロール圧縮機に関する。
一般的に、スクロール圧縮機は、空調機分野において広く適用される高効率低騒音の圧縮機である。スクロール圧縮機は、2つのスクロールが相対旋回運動することによって2つのスクロール間に対称となる1対の圧縮室が形成され、その圧縮室が中心に向かって連続的に移動することによって体積が減少して冷媒を連続的に圧縮する。
スクロール圧縮機は、スクロールの半径方向に沿って高圧側圧縮室と低圧側圧縮室が共に形成されており、高圧側圧縮室の冷媒が低圧側圧縮室に漏洩する恐れがある。これに鑑みて、ケーシングの内部空間に吸入圧が形成される低圧式スクロール圧縮機においては、両スクロールのラップ上端にチップシールを備えて、冷媒が高圧側圧縮室から低圧側圧縮室に漏洩することを防止している。それに対して、ケーシングの内部空間に吐出圧が形成される高圧式スクロール圧縮機においては、高圧のオイルを利用して旋回するスクロールを固定したスクロールに密着させることにより、冷媒が高圧側圧縮室から低圧側圧縮室に漏洩することを防止している。
図9は従来の高圧式スクロール圧縮機の一例を示す断面図であり、図10は従来の旋回スクロールの各部位の高さを説明するために示す断面図である。
これらに示すように、従来の高圧式スクロール圧縮機は、密閉された内部空間が高圧状態を維持するケーシング10と、ケーシング10内部の上下両側にそれぞれ固定されるメインフレーム20及びサブフレーム30と、メインフレーム20とサブフレーム30との間に装着されて回転力を発生する駆動モータ40と、メインフレーム20の上面に固定設置され、ガス吸入管SPが直接連通するように結合される固定スクロール50と、固定スクロール50の固定ラップ52に噛み合って旋回運動することによって複数の圧縮室Pを対で形成するように螺旋状の旋回ラップ62が形成される旋回スクロール60と、旋回スクロール60とメインフレーム20との間に設置されて旋回スクロール60を旋回させるオルダムリング70とを含む。
このような従来の高圧式スクロール圧縮機は、駆動モータ40の巻線コイル80に電源が供給されると、駆動軸43が回転子42と共に回転し、オルダムリング70により旋回スクロール60がメインフレーム20の上面で偏心距離だけ旋回運動すると共に、旋回ラップ62と固定ラップ52との間に1対の圧縮室Pが連続的に形成され、圧縮室Pが旋回スクロール60の旋回運動により中心に向かって連続的に移動することによって体積が減少して、吸入される冷媒を圧縮した後に吐出する。
ここで、旋回スクロール60は、そのプレート部61の底面がメインフレーム20の上面に載せられて下側スラストベアリング面TSを形成すると共に、そのプレート部61の上面の外周縁は固定スクロール50のプレート部51の底面に接触して上側スラストベアリング面TSを形成して、軸方向に支持される。また、固定スクロール50のプレート部51の底面と旋回スクロール60の旋回ラップ61の先端面とが密着すると共に、固定スクロール50の固定ラップ52の先端面と旋回スクロール60のプレート部61の上面とが密着しており、高圧側圧縮室の冷媒が低圧側圧縮室に漏洩することを防止する。
図中の符号21は軸孔、22はボス部収容部、23は背圧空間部、41は固定子、42は回転子、53は吸入口、54は吐出口、63はボス部である。
しかし、このような従来の高圧式スクロール圧縮機においては、図10に示すように、旋回スクロール60のプレート部61の各部位A、B、Cでの高さHが同一に形成されることによって、固定スクロール50と旋回スクロール60の加工精度が低いか、又は長期間の使用によりラップの先端面が摩耗した場合は、固定スクロール50及び旋回スクロール60のラップの先端面とこれに対応するプレート部との間に隙間が発生して冷媒が高圧側圧縮室から低圧側圧縮室に漏洩し、これにより圧縮機の性能が大きく低下するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたもので、固定スクロールと旋回スクロールの加工精度が多少低いか、又は一部のラップの先端面が摩耗した場合も、固定スクロール及び旋回スクロールのラップの先端面とこれに対応するプレート部との間に冷媒が漏洩することを未然に防止するか、又は遅延させることのできるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、ケーシングの内部に固定結合されるフレームと、フレームに固定結合され、そのプレート部の底面に固定ラップが備えられる固定スクロールと、固定スクロールの固定ラップに噛み合って旋回運動して該固定スクロールの固定ラップと共に密閉体積が徐々に小さくなる圧縮室を形成するように、そのプレート部の上面に旋回ラップが備えられる旋回スクロールとを含み、固定スクロールと旋回スクロールの少なくとも一方のスクロールのプレート部の高さ又はラップの高さが位置によって異なることを特徴とするスクロール圧縮機を提供する。
本発明によるスクロール圧縮機は、スクロールのラップ又はプレート部の高さが異なるように形成されることによって、固定スクロールと旋回スクロールの加工精度が低いか、長時間使用しても、各ラップの先端面とこれに対応するプレート部間の軸方向隙間を未然に防止又は遅延させることができ、圧縮機の性能を向上させる。
また、圧縮機の運転中に旋回スクロールの部位別圧力が異なるため、その旋回スクロールのプレート部の外郭が撓んだ場合も、旋回スクロールのスラストベアリング面が過度に密着することを防止して摩擦面積の増加による摩擦損失の増加を防止でき、ラップの先端面がプレート部から離隔することによって冷媒の漏洩が増加することを未然に防止できる。
以下、本発明によるスクロール圧縮機の第1実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による高圧式スクロール圧縮機を示す部分断面図であり、図2及び図3は、本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の高さを説明するために示す断面図及び模式図である。
これらに示すように、本発明の第1実施形態による高圧式スクロール圧縮機は、密閉された内部空間が吐出圧により高圧状態を維持するケーシング110と、ケーシング110の内部空間の上下両側にそれぞれ固定されるメインフレーム120及びサブフレーム(図9参照)と、メインフレーム120の上面に固定設置され、ガス吸入管SPが直接連通するように結合される固定スクロール150と、固定スクロール150の固定ラップ152に噛み合って旋回運動することによって複数の圧縮室Pを対で形成するように螺旋状の旋回ラップ162が形成される旋回スクロール160と、旋回スクロール160とメインフレーム120との間に設置され、旋回スクロール160の自転を防止して旋回させるオルダムリング170とを含む。
メインフレーム120の中央には、駆動軸143を半径方向に支持する軸孔121が形成され、軸孔121の上半部には、旋回スクロール160のボス部163が旋回運動できるように拡張されたボス部収容部122が形成され、メインフレーム120の上面縁部には、旋回スクロール160の底面と共に所定の内部体積を有し、その内部体積に中間圧の冷媒ガスが充填されるように、環状の背圧空間部123が所定の深さで凹んで形成される。
固定スクロール150のプレート部151の底面には、1対の圧縮室Pを形成するように同一の高さと広さを有する固定ラップ152がインボリュート形状に形成され、固定スクロール150のプレート部151の一側には、ガス吸入管SPが挿入結合されるように吸入口153が形成され、固定スクロール150のプレート部151の中央には、最終圧縮室からケーシング110の内部空間に連通しており、圧縮された冷媒をケーシング110の内部空間に吐出する吐出口154が形成される。また、固定スクロール150のプレート部151の底面は、その外郭面が旋回スクロール160のプレート部161の上面とスラストベアリング面TSを形成するように、固定ラップ152の先端面と同一平面上に形成される。
旋回スクロール160のプレート部161の上面には、固定スクロール150の固定ラップ152と共に圧縮室Pを形成する旋回ラップ162がインボリュート形状に形成される。旋回ラップ162は同一の高さと広さを有する。また、旋回スクロール160のプレート部161の底面中央には、駆動軸143に結合されて駆動モータ140の動力が伝達されるボス部163が形成される。
また、旋回スクロール160は、図2に示すように、そのプレート部161上面の高さが部位によって異なるように形成することができる。例えば、図2及び図3に示すように、旋回スクロール160のプレート部161の上面は、旋回スクロール160の圧縮室Pのうち、密閉体積が大きい中間圧縮室Aの底面の高さHAが最も高く、密閉体積が小さい中央の最終圧縮室B側へ行くほどその底面の高さHBが低くなるように形成される。ここで、中間圧縮室Aの底面の高さHAと最終圧縮室Bの底面の高さHBとの差は、運転中のラップの温度差による熱膨張を考慮して、ラップの高さの約5/10000〜10/10000倍になるように形成できる。
一方、旋回スクロール160のプレート部161のうち、最外郭圧縮室Cの底面の高さHCは、中間圧縮室Aの底面の高さHAと最終圧縮室Bの底面の高さHBとの中間に位置するように中間高さにすることにより、スラストベアリング面TS間や固定ラップ152と旋回ラップ162間に冷媒が過度に漏洩することを防止できる。このために、中間圧縮室Aの底面の高さHAと最外郭圧縮室Cの底面の高さHCとの差は、初期運転時にラップの先端面がある程度摩耗した後、最外郭圧縮室Cの底面がスラストベアリング面TSを形成できるように、約0.003〜0.03mm、より好ましくは、0.01〜0.02mmにする。
図中、従来と同一の部分には同一の符号を付した。
図中の符号141は固定子、142は回転子である。
以下、このような本発明による高圧式スクロール圧縮機の作用効果について説明する。
駆動モータ140の巻線コイル80に供給された電源により駆動軸143が回転し、これにより、旋回スクロール160が偏心距離だけ旋回すると共に固定スクロール150との間で連続的に移動して、中央へ行くほど体積が徐々に小さくなる複数の圧縮室Pを対で形成し、冷媒を持続的に吸入圧縮した後に冷凍サイクルに吐出する。
ここで、圧縮機が所望の冷却能力を発揮するためには、固定スクロール150と旋回スクロール160の加工精度を向上させることにより、固定スクロール150の固定ラップ152及び旋回スクロール160の旋回ラップ162の先端面とこれに対応するプレート部161、151とを緊密に密着させて、圧縮される冷媒の漏洩を効率的に防止しなければならないが、この場合、加工コストが高価であるため量産時に生産コストが大きく増加するだけでなく、精密に稼動しても、圧縮機を長時間使用すると固定スクロール150の固定ラップ152及び旋回スクロール160の旋回ラップ162が摩耗して隙間が発生して、高圧側圧縮室から低圧側圧縮室に冷媒が漏洩することを防止しにくい。
これを解決した本発明においては、圧縮機の初期起動時、吸入側となる旋回スクロール160のプレート部161の中間圧縮室Aの底面が最初に固定スクロール150の固定ラップ152に密着して冷媒が圧縮室外に漏洩することを防止した後、圧縮室での冷媒圧縮が正常に行われるようにすることにより、固定スクロール150と旋回スクロール160の加工精度が多少低いか、又は長時間使用しても、圧縮室間の軸方向漏洩を効率的に防止できる。
これを詳細に説明すると、まず、図4に示すように、圧縮機の初期起動時には、旋回スクロール160のプレート部161のうち、底面の高さが最も高い中間圧縮室Aの底面のみ固定スクロール150の最外郭固定ラップ152aの先端面に密着し、中間圧縮室Aをシールする。
次に、図5に示すように、圧縮機の正常運転時には、固定スクロール150の最外郭固定ラップ152aが旋回スクロール160のプレート部161の中間圧縮室Aの底面に密着した状態で運転を継続して、最外郭固定ラップ152aの先端面が一定程度摩耗する。これと同時に、旋回スクロール160のプレート部161の中央側底面は駆動軸を介して吸い上げられるオイルなどにより吐出圧を受け、メインフレーム120の背圧空間部123に属する旋回スクロール160のプレート部161の外郭側底面は中間圧を受ける。それに対して、旋回スクロール160のプレート部161の中央側上面は最終圧縮室Bから吐出圧を受け、旋回スクロール160のプレート部161の外郭側上面は吸入口153から吸入される冷媒により吸入圧を受ける。これにより、旋回スクロール160の旋回ラップ162よりも外側に位置するプレート部161の上面が、固定スクロール150の最外郭圧縮室Cよりも外側に位置するプレート部151の底面に接触してスラストベアリングTSを形成し、最外郭固定ラップ152aがそれ以上摩耗することを防止する。
次に、図6に示すように、次第に圧縮が行われて最終圧縮室Bの圧力と温度がさらに上昇し、最終固定ラップ152bが熱膨張して旋回スクロール160の最終プレート部の底面に密着することにより、最終圧縮室Bからそれより低圧の外郭側圧縮室に冷媒が漏洩することを防止し、冷媒を正常に圧縮する。
以下、本発明によるスクロール圧縮機の第2実施形態及び第3実施形態について詳細に説明する。
前述した第1実施形態は、旋回スクロール160のプレート部161の高さが位置によって異なるように形成されるものであるが、図7に示す第2実施形態は、旋回スクロール160のプレート部161と固定スクロール150のプレート部151の両方ともその高さが位置によって異なるように形成されるものであり、図8に示す第3実施形態は、旋回スクロール160のプレート部161の高さと固定スクロール150の固定ラップ152の高さが位置によって異なるように形成されるものである。もちろん、図には示していないが、旋回スクロール160の旋回ラップ162の高さが位置によって異なるように形成することもできる。
例えば、図7に示す第2実施形態においては、固定スクロール150の固定ラップ152の高さが、全てスラストベアリング面TSとなる、固定スクロール150のプレート部151の圧縮室外郭側部分と同一の高さを有するように形成し、固定スクロール150の各圧縮室A、B、Cでのプレート部151の高さが異なるように形成することができる。この場合、固定スクロール150のプレート部151の高さは、最外郭圧縮室Cでの高さが最も高く、中間圧縮室A及び最終圧縮室Bでの高さは同一に形成することができる。最外郭圧縮室Cと中間圧縮室A及び最終圧縮室Bとのプレート部151の高さ差t2は、少なくともスラストベアリング面TSとなる、固定スクロール150のプレート部151の圧縮室外郭側部分とこれに対応する旋回スクロール160のプレート部161間の間隔t1と等しいか、間隔t1より大きく形成することができる。プレート部間の高さ差は第1実施形態と同一にすることができる。
また、図8に示す第3実施形態においては、固定スクロール150のプレート部151の高さを同一に形成し、固定スクロール150の固定ラップ152の高さが各圧縮室別に異なるように形成する反面、旋回スクロール160のプレート部161の高さが各圧縮室別に異なるように形成し、旋回スクロール160の旋回ラップ162の高さを同一に形成することができる。この場合、固定スクロール150の固定ラップ152の高さは、中間圧縮室Aでの高さが最も高く、その内側の最終圧縮室Bでの高さは同一に形成することができる。固定スクロール150の圧縮室側プレート部151と旋回スクロール160の旋回ラップ162の端部間の間隔t2は、少なくともスラストベアリング面TSとなる、固定スクロール150のプレート部151の圧縮室外郭側部分とこれに対応する旋回スクロール160のプレート部161間の間隔t1と等しいか、間隔t1より大きく形成することができる。もちろん、図には示していないが、旋回スクロール160の旋回ラップ162の高さが異なるように形成することもでき、固定スクロール150の固定ラップ152と旋回スクロール160の旋回ラップ162の高さがそれぞれ異なるように形成することもできる。ラップ間の高さ差は第1実施形態と同一にすることができる。
また、図7及び図8においてt1とt2はそれぞれ接触する順序を示すもので、t1は1番目に接触する間隔を意味し、t2は2番目に接触する間隔を意味する。これに関するより具体的な説明は第1実施形態の図4〜図6の作動順序に準ずる。
第2実施形態と第3実施形態の作用効果は前述した第1実施形態と同様であるので、具体的な説明は省略する。
本発明の第1実施形態による高圧式スクロール圧縮機を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の高さを説明するために示す断面図である。 本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の高さを説明するために示す模式図である。 本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の密着段階を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の密着段階を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による旋回スクロールの各部位の密着段階を示す概略図である。 本発明の第2実施形態によるスクロール圧縮機を説明するために示す断面図である。 本発明の第3実施形態によるスクロール圧縮機を説明するために示す断面図である。 従来の高圧式スクロール圧縮機の一例を示す断面図である。 従来の旋回スクロールの各部位の高さを説明するために示す断面図である。
符号の説明
150 固定スクロール
151 固定スクロールプレート部
152 固定ラップ
153 吸入口
154 吐出口
160 旋回スクロール
161 旋回スクロールプレート部
162 旋回ラップ
A 中間圧縮室
B 最終圧縮室
C 最外郭圧縮室
A 中間圧縮室のプレート部の高さ
B 最終圧縮室のプレート部の高さ
C 最外郭圧縮室のプレート部の高さ

Claims (20)

  1. ケーシングの内部に固定結合されるフレームと、
    前記フレームに固定結合され、そのプレート部の底面に固定ラップが備えられる固定スクロールと、
    前記固定スクロールの固定ラップに噛み合って旋回運動して該固定スクロールの固定ラップと共に密閉体積が徐々に小さくなる圧縮室を形成するように、そのプレート部の上面に旋回ラップが備えられる旋回スクロールとを含み、
    前記固定スクロールと前記旋回スクロールの少なくとも一方のスクロールのプレート部の高さが位置によって異なることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記圧縮室を形成するプレート部の高さが前記圧縮室外郭のプレート部の高さよりも相対的に高く形成される部位を有する請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記圧縮室を形成するプレート部の高さが前記圧縮室外郭のプレート部の高さよりも相対的に低く形成される部位を有する請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記圧縮室外郭に該当するプレート部の高さが、前記圧縮室の密閉体積が大きい部位のプレート部の高さよりは低く、前記圧縮室の密閉体積が小さい部位のプレート部の高さよりは高く形成される請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記圧縮室を形成するプレート部のうち、前記圧縮室の密閉体積が大きい部位のプレート部の高さが、前記圧縮室の密閉体積が小さい部位のプレート部の高さよりも相対的に高く形成される請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記圧縮室を形成するプレート部の高さと前記圧縮室外郭のプレート部の高さとの差が、0.003〜0.03mmである請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記圧縮室を形成するプレート部間の高さ差が、前記ラップの最大高さの5/10000〜10/10000倍である請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  8. 前記ケーシングの内部空間に吐出圧の冷媒が充填される請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  9. 前記旋回スクロールのプレート部のうち、前記フレームに支持される底面の一部には吐出圧が作用し、他の一部にはその吐出圧よりも低い圧力が作用する請求項8に記載のスクロール圧縮機。
  10. 前記旋回スクロールのプレート部のうち、前記フレームに支持される底面の一部には吐出圧が作用し、他の一部には吸入圧が作用する請求項8に記載のスクロール圧縮機。
  11. ケーシングの内部に固定結合されるフレームと、
    前記フレームに固定結合され、そのプレート部の底面に固定ラップが備えられる固定スクロールと、
    前記固定スクロールの固定ラップに噛み合って旋回運動して該固定スクロールの固定ラップと共に密閉体積が徐々に小さくなる圧縮室を形成するように、そのプレート部の上面に旋回ラップが備えられる旋回スクロールとを含み、
    前記固定スクロールと前記旋回スクロールの少なくとも一方のスクロールのラップの高さが位置によって異なることを特徴とするスクロール圧縮機。
  12. 前記圧縮室を形成するラップの高さが前記圧縮室外郭のプレート部の高さよりも相対的に高く形成される部位を有する請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  13. 前記圧縮室を形成するラップの高さが前記圧縮室外郭のプレート部の高さよりも相対的に低く形成される部位を有する請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  14. 前記圧縮室外郭に該当するプレート部の高さが、前記圧縮室の密閉体積が大きい部位のラップの高さよりは低く、前記圧縮室の密閉体積が小さい部位のラップの高さよりは高く形成される請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  15. 前記圧縮室の密閉体積が大きい部位のラップの高さが、前記圧縮室の密閉体積が小さい部位のラップの高さよりも相対的に高く形成される請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  16. 前記ラップの最大高さと前記圧縮室外郭のプレート部の高さとの差が、0.003〜0.03mmである請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  17. 前記圧縮室を形成するラップ間の高さ差が、5/10000〜10/10000倍である請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  18. 前記ケーシングの内部空間に吐出圧の冷媒が充填される請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  19. 前記旋回スクロールのプレート部のうち、前記フレームに支持される底面の一部には吐出圧が作用し、他の一部にはその吐出圧よりも低い圧力が作用する請求項18に記載のスクロール圧縮機。
  20. 前記旋回スクロールのプレート部のうち、前記フレームに支持される底面の一部には吐出圧が作用し、他の一部には吸入圧が作用する請求項18に記載のスクロール圧縮機。
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