JP7459618B2 - プログラムおよび情報処理端末 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術分野は、無線ネットワークに接続するためのプログラムおよび情報処理端末に関する。
近年、アクセスポイントを介して複数の電子デバイスを無線ネットワークに接続する通信システムが知られている。各電子デバイスを無線ネットワークに接続するには、各電子デバイスにおいて、接続情報を用いてその無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップが必要となる。セットアップに関する技術としては、例えば特許文献1がある。特許文献1では、情報処理端末(接続仲介装置)がアクセスポイント(第1の無線端末)から接続情報を取得し、アクセスポイントと未接続の電子デバイス(第2の無線端末)にその接続情報を送信し、その接続情報を用いて電子デバイスがアクセスポイントに接続する構成が開示されている。
特開2016-178412号公報
特許文献1に開示されている技術のように、モバイル端末等の情報処理端末が接続情報を取得し、その接続情報をそのアクセスポイントに未接続の電子デバイスに渡すことで、電子デバイスでのセットアップのためのユーザの作業が簡単になる。しかしながら、接続情報を取得した電子デバイスが、必ずしもその取得した接続情報に対応するアクセスポイントの通信範囲にあるとは限らない。アクセスポイントの通信範囲外にあるとセットアップに失敗してユーザが困惑することから問題になる。
本明細書は、電子デバイスにおける無線ネットワークのアクセスポイントに接続するためのセットアップについて、セットアップ対象の電子デバイスがセットアップに失敗する可能性を低減する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、情報処理端末のコンピュータに、第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記情報処理端末のメモリに記憶する記憶処理と、所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行させ、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させる、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムを実行することで、情報処理端末は、第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップを実行させる対象となる電子デバイスと接続することで、情報処理端末の近くにその電子デバイスがあることが担保される。さらに、情報処理端末は、あらかじめ記憶しておいた接続情報の中から、情報処理端末で取得される情報に基づいて、所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報を選択し、その接続情報を電子デバイスに送信するので、電子デバイスの近くにあるアクセスポイントの接続情報が送信されることになる。その結果、電子デバイスがアクセスポイントの通信範囲内にある可能性が高まり、セットアップが失敗する可能性を低減できる。
上記プログラムによって実現される制御方法、当該プログラムを実行する情報処理端末、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、電子デバイスにおける無線ネットワークのアクセスポイントに接続するためのセットアップについて、セットアップ対象の電子デバイスがセットアップに失敗する可能性を低減する技術が実現される。
実施の形態にかかる情報処理端末の概略構成図である。 デバイス設定手順の概略を示すシーケンス図である。 情報の入力を受け付ける画面の例を示す説明図である。 接続情報DBの例を示す説明図である。 デバイスの設定を受け付ける画面の例を示す説明図である。 設定済みの電子デバイスを示す概略構成図である。 デバイス設定処理の手順を示すフローチャートである。 選択設定処理の手順を示すフローチャートである。 アクセスポイント決定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、プログラムとそれを実行する情報処理端末とを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、電子デバイスを無線ネットワークに接続させるための処理を行う情報処理端末を開示するものである。
本形態の情報処理端末1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。また、情報処理端末1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、位置情報取得部15と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。情報処理端末1は、携帯可能な装置であり、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータである。なお、図1中のコントローラ10は、情報処理端末1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に情報処理端末1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。メモリ12は、情報処理端末1を起動するための起動プログラム、各種のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)等の各種のプログラムや、画像データ、文書データ等の各種のデータ、各種の設定情報が記憶される記憶領域である。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。
ユーザIF13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF13は、ディスプレイとキーボード、マウス、トラックボール等との組であっても良い。ユーザIF13は、表示デバイスの一例である。
通信IF14は、外部装置と通信を行うための各種のハードウェアを含む。通信IF14は、例えば、NFC(「Near Field Communication」の略)インタフェース(以下、「NFC-IF」とする)141と、無線LANインタフェース(以下、「無線LAN-IF」とする)142と、を含む。NFC-IF141は、ISO/IEC21481またはISO/IEC18092の国際標準規格に基づいて、NFC方式の無線通信を可能にするインタフェースである。無線LAN-IF142は、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(登録商標)方式の無線通信を可能にするインタフェースである。通信IF14は、さらに他の通信規格に対応する構成を含んでいても良く、例えば、Bluetooth(登録商標)や有線通信を行うハードウェアを含んでいても良い。
位置情報取得部15は、例えば、衛生測位システム(Global Positioning System、以下、「GPS」とする)を利用して地理的な現在の位置を示す情報を取得する構成であり、例えば、GPS受信機とGPSを利用した測位機能とを含む。地理的な現在位置は、例えば、地球上の現在位置を示す緯度と経度との組の情報である。
本形態の情報処理端末1のメモリ12には、図1に示すように、デバイス設定アプリ121と、接続情報データベース(以下、「接続情報DB」とする)122と、が記憶されている。デバイス設定アプリ121は、電子デバイスを無線ネットワークに接続させるための処理を行うプログラムである。デバイス設定アプリ121は、プログラムの一例である。接続情報DB122は、無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いられる接続情報を記憶するデータベースである。
アクセスポイントは、Wi-Fi方式の無線通信によって、各種の装置をインターネットやLAN等の無線ネットワークに接続するための通信機器である。各アクセスポイントには、それぞれ固有の接続情報が設定されている。アクセスポイントを利用する装置は、アクセスポイントの接続情報を用いて、アクセスポイントに接続する手順であるセットアップを完了させる必要がある。アクセスポイントを利用したWi-Fi方式の無線通信は、第1の通信方式の一例である。
接続情報は、例えば、アクセスポイントを識別する識別情報(以下、「SSID」(Service Set IDentifierの略)とする)と、そのSSIDに対応して予め設定されたパスワードとの組である。セットアップを行う装置は、SSIDによって指定されるアクセスポイントに対して、対応して設定されているパスワードを送信し、アクセスポイントから発行されるIPアドレスを取得することによりセットアップを完了させる。接続情報は、SSIDとパスワードとが組み合わされた1つの組み合わせ情報(Wi-Fi Easy Connectの接続情報)であっても良い。パスワードや組み合わせ情報は、認証情報の一例である。
本形態の情報処理端末1は、図1に示すように、アクセスポイント3およびアクセスポイント4を含む複数のアクセスポイントへのセットアップが完了している。情報処理端末1の接続情報DB122には、アクセスポイント3の接続情報と、アクセスポイント4の接続情報とを含む複数の接続情報が記憶可能である。情報処理端末1は、例えば、デバイス設定アプリ121を実行することで、アクセスポイントの接続情報を取得し、接続情報DB122に記憶させる。
また、情報処理端末1は、Wi-Fi方式の無線通信可能な所定範囲内にセットアップ済みのアクセスポイントがあれば、そのアクセスポイントに自動的に接続される。例えば、図1に示すように、情報処理端末1の現在位置が、アクセスポイント3から所定範囲外であって、アクセスポイント4から所定範囲内である場合、情報処理端末1の通信IF14はアクセスポイント4に接続される。
さらに、本形態の情報処理端末1は、デバイス設定アプリ121を実行することで、接続情報を電子デバイスに渡して、電子デバイスのセットアップを完了させるデバイス設定処理を行う。図1に示す電子デバイス2は、情報処理端末1によるデバイス設定処理の対象となる装置であり、デバイス設定処理の実行前には無線ネットワークに接続されていない。電子デバイス2は、少なくとも無線通信機能を有している装置であり、例えば、複合機、プリンタ、スキャナ、FAX装置、ミシン、カメラ、である。
電子デバイス2は、図1に示すように、CPU21と、メモリ22と、を含むコントローラ20を備えている。また、電子デバイス2は、ユーザIF23と、通信IF24と、を備え、これらがコントローラ20に電気的に接続されている。ユーザIF23は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。通信IF24は、例えば、NFC-IF241と、無線LAN-IF242と、を含み、さらに他の通信規格に対応する構成、例えば、Bluetoothや有線通信を行うハードウェアを含んでいても良い。なお、電子デバイス2は、図示した構成の他、各装置の機能を実現するための構成を有している。例えば、プリンタであれば印刷のための構成を有しており、スキャナであれば画像を読み取るための構成を有している。
電子デバイス2は、電源オンの間、NFC-IF241から定期的に発せられる信号によって、NFC方式の無線通信が実行可能な情報処理端末を検出する状態になる。例えば、NFC機能を有効にした状態の情報処理端末1が、NFC-IF241に対して所定距離範囲内に近接すると、電子デバイス2は、近接した情報処理端末1を検出し、情報処理端末1と電子デバイス2との間でNFC方式による無線通信が自動的に可能になる。なお、NFC方式は、Wi-Fi方式とは通信方式が異なり、Wi-Fi方式よりも通信範囲が狭く通信速度も遅い通信方式である。NFC方式による無線通信は、第2の通信方式の一例である。情報処理端末1は携帯可能な装置であることから、ユーザは、情報処理端末1のNFC-IF141を、電子デバイス2のNFC-IF241に近接させることが可能である。
電子デバイス2は、さらに、無線LANのアクセスポイント機能を備え、Wi-Fiダイレクト(以下、「WFD」とする)方式の無線通信に対応可能である。つまり、電子デバイス2は、WFD方式の接続情報を記憶しており、ネットワークを管理するグループオーナー機器となって、クライアント装置とでネットワークを構築する機能を有している。なお、WFD方式は、NFC方式とは通信方式が異なり、NFC方式よりも通信範囲が広く通信速度も速い通信方式である。
具体的には、電子デバイス2は、例えば、NFC方式での無線通信が可能となった際に、自装置のWFD方式の接続情報をNFC方式にて送信する。情報処理端末1は、NFC方式にてWFD方式の接続情報を受信した場合、無線LAN-IF142を介して、受信したWFD方式の接続情報を送信することで、クライアント装置となり、電子デバイス2とのWFD方式による通信が可能となる。
電子デバイス2のメモリ22には、セットアップアプリ221が記憶されている。セットアップアプリ221は、情報処理端末1のデバイス設定アプリ121と協働し、情報処理端末1から送信された接続情報を用いてアクセスポイントに接続するためのセットアップを行うプログラムである。
続いて、本形態の情報処理端末1のデバイス設定アプリ121を用いて、電子デバイス2でのセットアップを完了させるためのデバイス設定手順の概略について、図2のシーケンス図を参照して説明する。図2に示した手順は、アクセスポイント4を利用した無線ネットワークに電子デバイス2を接続するための手順である。なお、図2中、情報処理端末1の処理は、CPU11にて実行され、電子デバイス2の処理は、CPU21にて実行される。
ユーザによってデバイス設定アプリ121が起動されると(T01)、情報処理端末1は、ユーザIF13に、ユーザの指示を受け付けるボタンを含む指示受付画面を表示させる(T02)。本形態のデバイス設定アプリ121は、例えば、図3の(A)に示すように、接続情報入力ボタン51と、デバイス設定ボタン52と、を表示させる。接続情報入力ボタン51は、接続情報DB122に新たな接続情報の追加、あるいは、記憶済みの接続情報の編集の指示を受け付けるボタンである。デバイス設定ボタン52は、接続情報DB122に記憶されている情報のうちの1つを選択して対象の電子デバイスに設定する指示を受け付けるボタンである。
そして、情報処理端末1は、いずれかのボタンへの入力を受け付けるまで待機する(T03)。受け付けたボタンが接続情報入力ボタン51であった場合([情報入力])、情報処理端末1は、ユーザIF13に接続情報の編集画面を表示させる(T04)。情報処理端末1は、例えば、図3の(B)に示すように、接続情報の追加指示を受け付ける追加ボタン53と、記憶されている各接続情報の編集指示を受け付ける複数の編集ボタン54と、を含む画面を表示させる。
そして、追加ボタン53への操作を受け付けた場合、情報処理端末1は、例えば、図3の(C)に示すように、SSIDとパスワードとの入力欄と、登録ボタン55と、を表示させて、入力を受け付ける。また、編集ボタン54への操作を受け付けた場合、情報処理端末1は、例えば、図3の(D)に示すように、登録済みのSSIDとパスワードとを表示させて編集を受け付ける欄と、更新ボタン56と、を表示させる。
情報処理端末1は、登録ボタン55または更新ボタン56への操作により、表示中の接続情報の入力指示を受け付けると(T05)、位置情報取得部15を利用して、その時点での現在位置を示す情報を取得する(T06)。さらに、情報処理端末1は、T05にて入力指示を受け付けた接続情報と、T06にて取得した位置情報と、を関係づけて、メモリ12の接続情報DB122に記憶する(T07)。
接続情報DB122の一例を図4に示す。この例の接続情報DB122は、接続情報としてのSSIDとパスワードとの組の情報と、位置情報としての緯度と経度との組の情報とを、互いに関連付けて記憶している。接続情報は、T05にて受け付けた情報であり、位置情報は、T06にて取得した情報である。接続情報を入力するユーザは、アクセスポイントまたはその説明書に記載されている接続情報を確認しつつ入力するので、アクセスポイントの近くにいる可能性が高い。つまり、接続情報DB122に記憶される位置情報は、対応する接続情報が示すアクセスポイントの地理的位置に近い位置を示す情報である可能性が高い。
一方、図3の(A)に示した画面にて、デバイス設定ボタン52への入力を受け付けた場合([設定])、情報処理端末1は、自装置の位置情報を取得し(T08)、取得した情報に基づいて、メモリ12に記憶されている接続情報DB122の中から所定の条件を満たす接続情報を、電子デバイス2にセットアップさせる接続情報として選択する(T09)。情報処理端末1は、例えば、図5の(E)に示すように、接続情報DB122に記憶されている各接続情報を一覧表示して、ユーザの選択を受け付ける(T10)。なお、T08とT09における処理についての詳細は、後述する。
接続情報が選択されたら、情報処理端末1は、自装置のNFC機能を有効にして、例えば、図5の(F)に示すように、情報処理端末1を設定対象の電子デバイス2にかざすよう指示するメッセージをユーザIF13に表示する(T11)。ユーザによって情報処理端末1が電子デバイス2にかざされると(T12)、情報処理端末1は、NFC-IF141を介して電子デバイス2からWFD方式の接続情報を受け取り(T13)、WFD方式の接続を電子デバイス2に要求する。これにより、情報処理端末1と電子デバイス2との間で、WFD方式の無線通信が可能となる(T14)。
情報処理端末1は、WFD方式にて、電子デバイス2に、セットアップアプリ221を起動させてセットアップ処理を開始する指示を送信する(T15)。電子デバイス2は、セットアップアプリ221を起動し(T16)、起動が完了したことを示す情報を情報処理端末1に送信する(T17)。起動完了の情報を受信した後、情報処理端末1は、T09にて選択した接続情報を電子デバイス2に送信する(T18)。電子デバイス2は、T18にて情報処理端末1から接続情報を受信する。
電子デバイス2は、受信した接続情報に含まれるSSIDを用いて、対応するアクセスポイントを検索する(T19)。そして、対応するアクセスポイントが検索された場合([有])、電子デバイス2は、そのアクセスポイントに接続情報に含まれるパスワードを送信する(T21)。選択された接続情報がアクセスポイント4の接続情報であれば、電子デバイス2は、アクセスポイント4に接続情報を送信する。
アクセスポイント4は、適切な接続情報を受信した場合、接続情報を送信した電子デバイス2にIPアドレスを割り当て、割り当てたIPアドレスを電子デバイス2に送信する(T22)。電子デバイス2は、IPアドレスの受信によりアクセスポイント4を用いた無線ネットワークへのセットアップが完了したので、情報処理端末1に完了通知を送信する(T23)。これにより、図6に示すように、電子デバイス2のメモリ22にアクセスポイント4の接続情報222が記憶され、電子デバイス2とアクセスポイント4とが接続可能になる。
一方、電子デバイス2は、T18にて受け取った接続情報に対応するアクセスポイントが検索されなかった場合([無])、セットアップを完了させることができないので、情報処理端末1にエラー通知を送信する(T24)。あるいは、アクセスポイント4に接続情報を送信したものの、アクセスポイント4からIPアドレスではなくエラーの情報を受信した場合も、電子デバイス2は、情報処理端末1にエラー通知を送信する。
情報処理端末1は、T23またはT24の後、WFD方式の接続を切断する(T25)。なお、情報処理端末1は、完了通知を受信した場合、Wi-Fi方式にて電子デバイス2と接続しても良い。また、情報処理端末1は、エラー通知を受信した場合、選択画面を再度表示させて、別の接続情報の選択を受け付けても良い。
次に、電子デバイス2にセットアップを完了させるために、情報処理端末1にて実行されるデバイス設定処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。デバイス設定処理は、情報処理端末1にてデバイス設定アプリ121が起動されたことを契機に、情報処理端末1のCPU11にて実行される。なお、デバイス設定アプリ121は、例えば、複合機に印刷やスキャンを実行させるためのアプリの一部であっても良い。つまり、デバイス設定処理は、他のアプリの実行中にデバイス設定の指示を受け付けたことを契機に実行されても良い。
デバイス設定処理では、CPU11は、まず、ユーザIF13に指示受付画面を表示させる(T02、S101)。指示受付画面は、図3の(A)に示したように、接続情報入力ボタン51とデバイス設定ボタン52とを含み、いずれかの指示を受け付ける画面である。そして、CPU11は、接続情報入力ボタン51の操作により接続情報入力の指示を受け付けたか否かを判断する(T03、S102)。接続情報入力の指示を受け付けていないと判断した場合(S102:NO)、CPU11は、デバイス設定ボタン52の操作によりデバイス設定の指示を受け付けたか否かを判断する(S103)。デバイス設定の指示を受け付けていないと判断した場合(S103:NO)、CPU11は、いずれかの指示を受け付けるまで待機する。
接続情報入力の指示を受け付けたと判断した場合([情報入力]、S102:YES)、CPU11は、図3の(B)に示したように、編集画面にて、接続情報DB122から登録済みの接続情報を読み出してユーザIF13に一覧表示させ(T04、S104)、追加ボタン53または編集ボタン54への操作を受け付ける。そして、CPU11は、追加ボタン53への操作により追加の指示を受け付けたか否かを判断する(S105)。追加の指示を受け付けていないと判断した場合(S105:NO)、CPU11は、編集ボタン54への操作により編集の指示を受け付けたか否かを判断する(S106)。編集の指示も受け付けていないと判断した場合(S106:NO)、CPU11は、いずれかの指示を受け付けるまで待機する。
追加の指示を受け付けたと判断した場合(S105:YES)、CPU11は、図3の(C)に示したように、接続情報の入力を受け付ける入力欄をユーザIF13に表示させ、ユーザによる入力を受け付ける(S107)。さらに、CPU11は、登録ボタン55への操作による登録の指示を受け付けたか否かを判断し(S108)、受け付けていないと判断した場合(S108:NO)、受け付けるまで待機する。なお、登録ボタン55の操作は、入力欄に入力されていない状態では受け付けないとしても良い。また、登録をキャンセルして前の画面に戻る指示を受け付けるボタンがあっても良い。
登録済みの接続情報の1つへの編集の指示を受け付けたと判断した場合(S106:YES)、CPU11は、図3の(D)に示したように、指定された接続情報をユーザIF13に表示させ、ユーザによる編集を受け付ける(S109)。なお、編集のみではなく、登録を削除する指示をも受け付けても良い。さらに、CPU11は、更新ボタン56への操作による更新の指示を受け付けたか否かを判断し(S110)、受け付けていないと判断した場合(S110:NO)、受け付けるまで待機する。また、編集をキャンセルして前の画面に戻る指示を受け付けるボタンがあっても良い。
登録の指示を受け付けたと判断した場合(S108:YES)、または、更新の指示を受け付けたと判断した場合(S110:YES)、CPU11は、登録又は更新の指示を受け付けた際に表示中であった情報を接続情報として取得する(T05、S111)。S111は、取得処理の一例である。
そして、CPU11は、位置情報取得部15を利用して、現在位置の情報を取得する(T06、S112)。S112にて取得される位置の情報は、第1の位置情報の一例である。CPU11は、現在位置の情報として、例えば、GPS機能による緯度および経度の情報を取得する。さらに、CPU11は、S112にて取得した位置情報と、S111にて取得した接続情報とを関連付けて接続情報DB122に記憶する(T07、S113)。S113は、記憶処理の一例である。CPU11は、新規の情報の登録指示であれば、接続情報DB122に新たに接続情報を追加して位置情報とともに記憶し、登録済みの情報の更新指示であれば、接続情報DB122の情報を更新する。
なお、情報処理端末1は、デバイス設定アプリ121がバージョンアップされた場合、旧バーションのデバイス設定アプリ121にて記憶した接続情報DB122を引き継いで利用する。また、情報処理端末1は、デバイス設定アプリ121以外のプログラムでアクセスポイントの接続情報を取得した場合、その接続情報も接続情報DB122に記憶させても良い。情報処理端末1は、旧バーションのプログラムや他のプログラムにて入力された接続情報も利用できることで、デバイス設定アプリ121の利便性が高まる。また、例えば、他のプログラムで入力された接続情報など、位置情報が付加されていない接続情報が接続情報DB122に記憶されている場合、情報処理端末1は、位置情報のみの入力指示を受け付けても良い。
そして、CPU11は、アプリ終了の指示を受け付けたか否かを判断する(S114)。受け付けていないと判断した場合(S114:NO)、CPU11は、S101に戻り、接続情報入力の指示またはデバイス設定の指示をさらに受け付ける。
一方、図3の(A)に示した指示受付画面にて、デバイス設定の指示を受け付けたと判断した場合([設定]、S103:YES)、CPU11は、選択設定処理を実行する(S115)。選択設定処理は、登録済みの接続情報のうちの1つを選択して、設定対象の電子デバイス2に送信し、電子デバイス2のセットアップを完了させる処理である。選択設定処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
選択設定処理では、CPU11は、まず、アクセスポイント決定処理を実行する(S201)。アクセスポイント決定処理は、接続情報DB122に登録済みの接続情報のうち、電子デバイス2に渡す接続情報のアクセスポイントを決定する処理である。アクセスポイント決定処理の手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図9では、アクセスポイントを「AP」と略記する。
アクセスポイント決定処理では、CPU11は、セットアップを完了させる設定対象の電子デバイス2に近づくよう促すメッセージをユーザIF13に表示させる(S301)。CPU11は、例えば、電子デバイス2とのNFC方式の通信を行う必要があることを報知して、電子デバイス2のNFC-IF241に届く位置まで移動するよう促す。さらに、CPU11は、移動が完了した場合に完了したことを示す入力を受け付けても良い。
CPU11は、情報処理端末1が設定対象の電子デバイス2の近くにある状態で、情報処理端末1自身が接続されているアクセスポイントが有るか否かを判断する(T08、S302)。前述したように、情報処理端末1は、セットアップが完了しているアクセスポイントとの無線通信が可能であれば、自動的に接続される。CPU11は、現在接続中のアクセスポイントのSSIDの情報をオペレーティングシステムから取得できる。
接続中のアクセスポイントが有ると判断した場合(S302:YES)、CPU11は、接続中のアクセスポイントのSSIDに対応するパスワードを含む接続情報を電子デバイス2に設定する接続情報として選択し(T09)、選択した接続情報を、接続情報DB122から読み出す(S303)。S303は、選択処理の一例である。前述したように、接続情報DB122には、旧バージョンのプログラムや他のプログラムにて入力された接続情報も記憶されており、CPU11は、これらの接続情報の中から接続情報を選択する。
接続中のアクセスポイントが有れば、情報処理端末1は、そのアクセスポイントから所定の距離範囲内にあり、電子デバイス2もそのアクセスポイントから所定の距離範囲内にある可能性が高い。所定範囲は、例えば、Wi-Fi方式の無線通信が可能な最大距離以下であり、予め決めた固定値であっても良いし、ユーザの入力に基づく可変値であっても良い。情報処理端末1自身が接続されているか否かを示す情報は、現在位置で取得される情報の一例であり、情報処理端末1自身が接続されているアクセスポイントは、所定の条件を満たすアクセスポイントの一例である。S303にて読み出される接続情報は、特定の接続情報の一例である。
一方、接続中のアクセスポイントが無いと判断した場合(S302:NO)、CPU11は、位置情報取得部15を利用して、現在位置の情報として、緯度と経度との情報を取得する(T08、S304)。S304は、デバイス設定処理のS112と同様の処理である。S304にて取得される位置の情報は、現在位置で取得される情報の一例であり、第2の位置情報の一例である。
そして、CPU11は、取得した位置情報と、メモリ12の接続情報DB122に記憶されている登録済みの接続情報に関連付けられている位置情報とから、現在位置との距離が所定範囲内のアクセスポイントの接続情報を、接続情報DB122から抽出する。前述したように、接続情報DB122には、旧バージョンのプログラムや他のプログラムにて入力された接続情報も記憶されており、CPU11は、これらの接続情報の中から接続情報を抽出する。CPU11は、抽出されたアクセスポイントが有るか否か、すなわち、現在位置から所定範囲内の位置にあるアクセスポイントが有るか否かを判断する(S305)。
接続情報には、登録時の情報処理端末1の位置を示す情報が関連付けられていることから、CPU11は、S304にて取得した現在位置の位置情報に基づいて、接続情報が登録された際の位置と現在位置との距離が所定範囲内であるか否かを判断できる。位置情報に基づいて情報処理端末1の近くにあるアクセスポイントの接続情報を取得できることで、その接続情報を受信した電子デバイス2がアクセスポイントに接続できる可能性が高まる。登録時の位置と現在位置との距離が所定範囲内であるアクセスポイントは、所定の条件を満たすアクセスポイントの一例である。
所定範囲内の位置のアクセスポイントが有ると判断した場合(S305:YES)、CPU11は、所定範囲内のアクセスポイントが1つだけであったか否かを判断する(S306)。1つだけではなく、複数のアクセスポイントが所定範囲内に有ると判断した場合(S306:NO)、CPU11は、所定範囲内のアクセスポイントのうちで、現在位置との距離が最も近いアクセスポイントの接続情報を強調して、ユーザIF13に表示させる(S307)。さらに、CPU11は、抽出された残りのアクセスポイントを、接続情報の位置と現在位置との距離が近いものほど優先的に、ユーザIF13に一覧表示させる(S308)。さらに、CPU11は、一覧表示中の接続情報のうちの1つに対するユーザの選択操作を受け付ける(S309)。
CPU11は、例えば、図5の(E)に示したように、最も近いアクセスポイントの接続情報57を他の接続情報58と区別して強調して表示させ、他の接続情報58を、距離が近い順に上から並べて表示させる。強調表示の例としては、例えば、最初または一番上に表示する、他と異なるフォント(例えば、太字、イタリック、大サイズ、色反転)で表示する、下線、文字囲、網掛け等で装飾して表示する、がある。なお、一覧表示では、SSIDのみを表示してパスワードは表示しないとしても良い。
情報処理端末1の現在位置から近い位置情報が関連付けられた接続情報から優先的に表示することで、電子デバイス2が情報処理端末1の近くにあれば電子デバイス2から近い位置情報が関連付けられた接続情報が選択される可能性が高くなり、その結果として、電子デバイス2がアクセスポイントに接続できる可能性が高まる。なお、距離が近いものを優先的に表示すればよく、一覧で表示する代わりに、まず最も近いアクセスポイントの接続情報のみを表示し、ユーザの指示入力を受け付けた場合に他の接続情報も表示するとしても良い。
S303またはS309の後、または、抽出されたアクセスポイントが1つだけであったと判断した場合(S306:YES)、CPU11は、その接続情報を電子デバイス2にセットアップさせるアクセスポイントの情報として選択する(T09、S310)。つまり、CPU11は、S303にて読み出した接続情報、または、S305にて1つだけ抽出された接続情報、または、S309にて選択された接続情報を、電子デバイス2にセットアップさせる特定の接続情報として選択する。S310は、選択処理の一例である。
一方、現在位置から所定範囲内の位置にアクセスポイントが無いと判断した場合(S305:NO)、CPU11は、近くにアクセスポイントが無いことを示すメッセージをユーザIF13に表示させる(S311)。S311は、通知処理の一例である。アクセスポイントが近くに無いこと通知することで、ユーザはセットアップが失敗する可能性を知ることができ、セットアップに失敗してもユーザが困惑する可能性を低減できる。S310またはS311の後、アクセスポイント決定処理を終了して、選択設定処理に戻る。
図8の選択設定処理の説明に戻る。選択設定処理のS201のアクセスポイント決定処理の後、CPU11は、アクセスポイント決定処理にて接続情報が選択済みとなったか否かを判断する(S202)。アクセスポイント決定処理のS311にてメッセージを表示させた場合、アクセスポイントが決定しておらず、接続情報が選択されていない。接続情報が選択されていないと判断した場合(S202:NO)、CPU11は、選択設定処理を終了して、デバイス設定処理に戻る。
一方、接続情報が選択されたと判断した場合(S202:YES)、CPU11は、選択された接続情報を用いて、電子デバイス2にセットアップを完了させる。そのために、CPU11は、前述したように、電子デバイス2とNFC方式を介してWFD方式の通信を開始し、電子デバイス2にセットアップアプリ221を起動させる(T11~T17、S205)。S205にてNFC方式で電子デバイス2と接続する処理は、接続処理の一例である。
さらに、CPU11は、アクセスポイント決定処理にて決定した接続情報を送信対象として、WFD方式にて電子デバイス2に送信する(S207)。S207は、送信処理の一例である。S207では、CPU11は、接続情報と共に、セットアップを指示するコマンドを電子デバイス2に送信する。
これにより、前述したように、電子デバイス2は、受信した接続情報に該当するアクセスポイントを検索し、そのアクセスポイント、例えば、アクセスポイント4に接続情報を送信する(T19~T21)。接続情報が適切であれば、電子デバイス2は、アクセスポイント4からIPアドレスの情報を受信し、完了通知を情報処理端末1に送信する(T22~T23)。一方、アクセスポイント4からIPアドレスの情報を受信できなかった場合、電子デバイス2は、エラー通知を情報処理端末1に送信する(T24)。
CPU11は、電子デバイス2から完了通知を受信したか否かを判断する(S208)。完了通知を受信していないと判断した場合(S208:NO)、CPU11は、エラー通知を受信したか否かを判断する(S209)。エラー通知を受信していないと判断した場合(S209:NO)、CPU11は、完了通知またはエラー通知を受信するまで待機する。
エラー通知を受信したと判断した場合(T24、S209:YES)、CPU11は、エラーの内容がパスワードの不一致であるか否かを判断する(S210)。パスワードの不一致ではないと判断した場合(S210:NO)、CPU11は、エラーが発生したことを示すメッセージをユーザIF13に表示させる(S211)。
エラーの内容がパスワードの不一致であると判断した場合(S210:YES)、CPU11は、ユーザIF13にパスワード入力画面を表示させ(S212)、ユーザの入力を受け付ける。パスワード入力画面は、例えば、図3の(D)に示したような画面であり、更新の指示を受け付ける。そして、CPU11は、ユーザによる更新の指示を受け付けたか否かを判断する(S213)。
更新の指示を受け付けたと判断した場合(S213:YES)、CPU11は、更新後の接続情報を電子デバイス2に再度送信する(S214)。S214は、再送信処理の一例である。そして、CPU11は、電子デバイス2から完了通知を受信したか否かを判断する(S215)。完了通知を受信したと判断した場合(S215:YES)、CPU11は、更新後の接続情報を接続情報DB122に記憶させることで接続情報DB122を変更する(S216)。S216は、変更処理の一例である。
以前に記憶された接続情報のパスワードに誤りがある、あるいはアクセスポイントに設定されているパスワードが変更されている場合、電子デバイス2はセットアップを完了させることができない。本形態では、エラー通知を受信したことを受けて、新たなパスワードの入力を受け付け、適切な接続情報を取得できるので、セットアップを完了できる可能性が高まる。さらに、新たに入力されたパスワードによってセットアップが成功した場合には、そのパスワードを接続情報DB122に記憶させるので、別の電子デバイスに接続情報を送信する際にその別の電子デバイスでのセットアップが成功する可能性が高まる。
完了通知を受信せず、再びエラー通知を受信したと判断した場合(S215:NO)、CPU11は、エラーを表示する(S217)。なお、CPU11は、再度入力を受け付けても良い。
初回の接続情報にて完了通知を受信したと判断した場合(T23、S208:YES)、更新しない指示を受け付けたと判断した場合(S213:NO)、または、S211、S216、S217の後、CPU11は、電子デバイス2とのWFD方式の通信を切断し(T25、S218)、選択設定処理を終了して、デバイス設定処理に戻る。
図7のデバイス設定処理の説明に戻る。デバイス設定処理では、CPU11は、S115の選択設定処理の終了後、終了指示を受け付けたか否かを判断する(S114)。受け付けていないと判断した場合(S114:NO)、CPU11は、S101に戻り、接続情報入力の指示またはデバイス設定の指示をさらに受け付ける。終了指示を受け付けたと判断した場合(S114:YES)、CPU11は、デバイス設定処理を終了し、デバイス設定アプリ121を終了させる。
以上、詳細に説明したように、本形態の情報処理端末1によれば、Wi-Fi方式よりも通信範囲が狭いNFC方式によって、Wi-Fi方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップを行わせる対象となる電子デバイス2と接続することで、情報処理端末1の近くにその電子デバイス2があることが担保される。さらに、情報処理端末1は、あらかじめ記憶しておいた接続情報DB122の中から、情報処理端末1の現在位置の情報に基づいて、所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報を選択し、その接続情報を電子デバイス2に送信する。これにより、電子デバイス2の近くにあるアクセスポイントの接続情報が送信されることになる。その結果、電子デバイス2がアクセスポイントの通信範囲内にある可能性が高まり、セットアップが失敗する可能性を低減できる。
なお、実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、設定対象の電子デバイスは複数台であっても良い。つまり、近隣に配置された複数の電子デバイスがあれば、情報処理端末1は、それらの電子デバイスに同じ接続情報を渡しても良い。
また、例えば、接続情報の入力方法は、SSIDとパスワードとの両方をユーザの入力にて取得する方法に限らない。例えば、情報処理端末1は、自装置がセットアップ済みのアクセスポイントのSSIDをオペレーティングシステムから取得して表示させ、パスワードのみの入力を受け付けても良い。あるいは、情報処理端末1は、カメラを備えていれば、アクセスポイントのSSIDおよびパスワードを格納するQRコード(登録商標)をカメラで読み取って、読み取った画像から接続情報を取得しても良い。
また、例えば、実施の形態では、アクセスポイント決定処理にて、接続中のアクセスポイントがあればそのアクセスポイントに決定するとしたが、接続中のアクセスポイントの有無の判断はしなくても良い。つまり、アクセスポイント決定処理のS302とS303とは、無くても良い。また、例えば、アクセスポイント決定処理では、接続中のアクセスポイントがある場合、ユーザの選択を受け付けることなく、そのアクセスポイントに決定するとしたが、ユーザの選択を受け付けても良い。例えば、接続中のアクセスポイントの接続情報を強調表示して、ユーザの選択を受け付けても良い。
また、例えば、所定範囲内の位置のアクセスポイントが複数有る場合、CPU11は、使用頻度の高いアクセスポイントを強調表示しても良い。情報処理端末1は、例えば、情報処理端末1にて実行される各種のアプリでアクセスポイントに接続された場合、その情報を接続情報DB122に記憶させ、接続された回数が所定回数よりも多いものを使用頻度が高いアクセスポイントと判断しても良い。
また、例えば、実施の形態では、選択設定処理にて、CPU11は、接続情報が決定した後に電子デバイス2とNFC方式の通信を開始するとしたが、逆順でも良い。つまり、情報処理端末1は、デバイス設定の指示を受け付けたら、ユーザに対象の電子デバイス2とのNFC方式の通信を行うよう促して、WFD方式の通信を開始させ、その後に送信する接続情報の選択を受け付けても良い。あるいは、情報処理端末1は、NFC方式の通信を確認した後、WFD方式の通信を開始せずに一旦接続を切断し、接続情報の選択を受け付け、その後に再び通信を開始するとしても良い。あるいは、情報処理端末1は、選択された接続情報をNFC方式の通信にて送信するとしてもよい。
また、例えば、実施の形態では、情報処理端末1は、電子デバイス2とNFC方式の通信を実行するとしたが、Bluetooth等の他の近距離無線通信を用いて電子デバイス2と通信を行っても良い。
また、例えば、実施の形態では、電子デバイス2がアクセスポイント4と接続するセットアップを完了していない装置であるとしたが、完了済みの装置であっても良い。その場合、電子デバイス2は、情報処理端末1から受け取った接続情報に基づいて、再度セットアップを行うとよい。例えば、電子デバイス2がアクセスポイント4とは異なるアクセスポイントと接続するセットアップを完了している状態で、アクセスポイント4の接続情報を受け取った場合、電子デバイス2は、アクセスポイント4と接続するセットアップを完了させる。この場合、電子デバイス2は、他のアクセスポイントの接続情報を削除して、アクセスポイント4の接続情報のみを記憶しても良い。
また、例えば、実施の形態では、GPS機能を備える位置情報取得部15を例示したが、位置情報取得部15は、ビーコン受信機を含む構成であっても良い。例えば、複数のビーコン発信器が配置されている建物内等で使用する場合、位置情報取得部15にて受信したビーコンの情報に基づいて、現在の位置を示す情報を取得しても良い。また、位置情報取得部15は、位置情報としてユーザの入力を受け付けても良い。例えば、建物の階数やフロア内の所定の区画を示す情報の入力を受け付け、現在の位置を示す情報として取得しても良い。
また、例えば、位置情報取得部15は、位置情報として情報処理端末1が接続しているアクセスポイントのSSIDを取得しても良い。例えば、接続情報DB122に記憶する位置情報として、ユーザが接続情報を入力したときの情報処理端末1が接続しているアクセスポイントのSSIDを記憶しておく。そして、アクセスポイント決定処理では、情報処理端末1が現在接続しているアクセスポイントのSSIDと一致するSSIDが位置情報として対応付けられた接続情報を接続情報DB122から読み出すように構成すればよい。アクセスポイントを介した無線通信は通信範囲が限られているため、情報処理端末1が接続しているアクセスポイントの情報で、情報処理端末1の位置を推定することができる。従って、アクセスポイントのSSIDを位置情報として利用することができる。
また、実施の形態に開示されているシーケンス図やフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 情報処理端末
2 電子デバイス
4 アクセスポイント
11 CPU
12 メモリ
13 ユーザIF

Claims (9)

  1. 情報処理端末のコンピュータに、
    第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記情報処理端末のメモリに記憶する記憶処理と、
    所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、
    前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、
    前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行させ、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させ、
    前記接続情報には、アクセスポイントを識別する識別情報が含まれ、
    前記情報処理端末は、地理的な位置情報を取得する機能を有し、
    前記取得処理では、
    前記接続情報を取得した際の前記情報処理端末の地理的な位置を示す第1の位置情報を取得し、
    前記記憶処理では、
    前記接続情報を、前記接続情報を取得した際に取得した前記第1の位置情報に関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記選択処理では、
    前記情報処理端末が現在位置で接続するアクセスポイントの識別情報を取得し、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から、前記現在位置で接続するアクセスポイントの前記識別情報を含む接続情報を、前記特定の接続情報として選択し、
    前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中に、前記現在位置で接続するアクセスポイントの前記識別情報を含む接続情報が無い場合、前記情報処理端末の前記現在位置での地理的な位置を示す第2の位置情報を取得し、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から、取得した前記第2の位置情報から所定範囲内の位置を示す前記第1の位置情報が関連付けられた接続情報の1つを、前記特定の接続情報として選択する、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 情報処理端末のコンピュータに、
    第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記情報処理端末のメモリに記憶する記憶処理と、
    所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、
    前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、
    前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行させ、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させ、
    前記情報処理端末は、地理的な位置情報を取得する機能を有し、
    前記取得処理では、
    前記接続情報を取得した際の前記情報処理端末の位置を示す第1の位置情報を取得し、
    前記記憶処理では、
    前記接続情報を、前記接続情報を取得した際に取得した前記第1の位置情報に関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記選択処理では、
    前記情報処理端末の現在位置での地理的な位置を示す第2の位置情報を取得し、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から、取得した前記第2の位置情報から所定範囲内の位置を示す前記第1の位置情報が関連付けられた接続情報の1つを、前記特定の接続情報として選択する、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 情報処理端末のコンピュータに、
    第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記情報処理端末のメモリに記憶する記憶処理と、
    所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、
    前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、
    前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行させ、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させ、
    前記情報処理端末は、地理的な位置情報を取得する機能を有し、
    前記取得処理では、
    前記接続情報を取得した際の前記情報処理端末の位置を示す第1の位置情報を取得し、
    前記記憶処理では、
    前記接続情報を、前記接続情報を取得した際に取得した前記第1の位置情報に関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記選択処理では、
    前記情報処理端末の現在位置での地理的な位置を示す第2の位置情報を取得し、前記特定の接続情報を選択する際、前記メモリに記憶されている前記接続情報を前記情報処理端末の表示デバイスに一覧表示させ、一覧表示された接続情報の1つの選択操作を受け付け、前記選択操作を受け付けた接続情報を、前記特定の接続情報として選択し、さらに複数の前記接続情報を一覧表示する際、取得した前記第2の位置情報が示す前記情報処理端末の前記現在位置との距離が近い位置を示す前記第1の位置情報に関連付けられた前記接続情報ほど優先的に表示する、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記選択処理にて前記特定の接続情報が選択されなかった場合、前記所定の条件を満たすアクセスポイントが近くに無いことを、前記情報処理端末に通知させる通知処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記接続情報には、前記セットアップに用いられる認証情報が含まれ、
    前記コンピュータに、
    前記送信処理の後、前記電子デバイスから前記送信処理にて送信した前記特定の接続情報を用いた前記セットアップに失敗したことを示す通知を受信した場合、新たな認証情報の入力を受け付け、受け付けた前記新たな認証情報を前記電子デバイスに送信する再送信処理を実行させ、前記電子デバイスは、前記再送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記新たな認証情報を用いて、前記セットアップを完了させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載するプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記再送信処理の後、前記電子デバイスから前記再送信処理にて送信した前記新たな認証情報を用いた前記セットアップに成功したことを示す通知を受信した場合、前記メモリに記憶されている前記接続情報のうち、前記送信処理にて送信対象となった前記接続情報の前記認証情報を、前記再送信処理にて送信対象となった前記新たな認証情報に変更する変更処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記メモリには、前記プログラムと異なる他のプログラムで入力された前記接続情報も記憶可能であり、
    前記選択処理では、
    前記他のプログラムで入力された前記接続情報を含む前記メモリに記憶されている前記接続情報の中から、前記所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を選択する、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. メモリと、
    コンピュータと、
    を備える情報処理端末において、
    前記コンピュータは、
    第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記メモリに記憶する記憶処理と、
    所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、
    前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、
    前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行し、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させ、
    前記情報処理端末は、地理的な位置情報を取得する機能を有し、
    前記取得処理では、
    前記接続情報を取得した際の前記情報処理端末の位置を示す第1の位置情報を取得し、
    前記記憶処理では、
    前記接続情報を、前記接続情報を取得した際に取得した前記第1の位置情報に関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記選択処理では、
    前記情報処理端末の現在位置での地理的な位置を示す第2の位置情報を取得し、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から、取得した前記第2の位置情報から所定範囲内の位置を示す前記第1の位置情報が関連付けられた接続情報の1つを、前記特定の接続情報として選択する、
    ことを特徴とする情報処理端末。
  9. メモリと、
    コンピュータと、
    を備える情報処理端末において、
    前記コンピュータは、
    第1の通信方式による無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップに用いる接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記接続情報を、前記メモリに記憶する記憶処理と、
    所定の条件を満たすアクセスポイントの接続情報である特定の接続情報を、前記メモリに記憶されている少なくとも1つの前記接続情報の中から選択する選択処理であって、前記特定の接続情報は、前記選択処理を実行する際に前記情報処理端末で取得される情報に基づいて選択される選択処理と、
    前記第1の通信方式よりも通信範囲が狭い第2の通信方式によって、電子デバイスと接続する接続処理と、
    前記選択処理にて選択した前記特定の接続情報を、前記接続処理にて接続された前記電子デバイスに送信する送信処理と、を実行し、前記電子デバイスは、前記送信処理によって前記情報処理端末から受信した前記特定の接続情報を用いて、前記セットアップを完了させ、
    前記情報処理端末は、地理的な位置情報を取得する機能を有し、
    前記取得処理では、
    前記接続情報を取得した際の前記情報処理端末の位置を示す第1の位置情報を取得し、
    前記記憶処理では、
    前記接続情報を、前記接続情報を取得した際に取得した前記第1の位置情報に関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記選択処理では、
    前記情報処理端末の現在位置での地理的な位置を示す第2の位置情報を取得し、前記特定の接続情報を選択する際、前記メモリに記憶されている前記接続情報を前記情報処理端末の表示デバイスに一覧表示させ、一覧表示された接続情報の1つの選択操作を受け付け、前記選択操作を受け付けた接続情報を、前記特定の接続情報として選択し、さらに複数の前記接続情報を一覧表示する際、取得した前記第2の位置情報が示す前記情報処理端末の前記現在位置との距離が近い位置を示す前記第1の位置情報に関連付けられた前記接続情報ほど優先的に表示する、
    ことを特徴とする情報処理端末。
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