JP7459279B2 - 撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示の技術は、撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラムに関する。
特許文献1に記載の撮像装置は、複数の画素が2次元的に配列された撮像素子であって、撮影レンズにより結像される被写体像を光電変換して画像生成用の信号を生成する撮像用画素と、複数の撮像用画素の間に離散的に配置され、撮影レンズの瞳領域を分割して、分割された瞳領域からの被写体像を光電変換して位相差検出用の信号を生成する焦点検出用画素とを有する撮像素子と、複数の画素の全画素の信号を読み出す全画素読み出しモードと、複数の画素の信号を間引いて読み出す間引き読み出しモードとを切り替える切り替え部と、切り替え部により間引き読み出しモードに切り替えられた場合に、画像生成のために用いられる撮像行と、焦点検出用画素を有する焦点検出行とで、独立して電荷の蓄積制御を行う制御部とを備える。
特開2010-219958号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態は、位相差画素の露光時間をフレーム周期以上とし、かつ、フレーム周期ごとに位相差画素から信号を読み出すことを可能とする撮像装置、駆動方法、及びプログラムを提供する。
上記目的を達成するために、本開示の撮像装置は、プロセッサと、第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、撮像素子は、複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、第1方向において、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有し、プロセッサは、撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行するように構成され、第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、撮像画素領域の露光時間と異なっている。
第1露光時間及び第2露光時間は、それぞれフレーム周期超過であることが好ましい。
第1露光時間と第2露光時間とは、互いに異なることが好ましい。
プロセッサは、第1読み出し処理と第2読み出し処理とを交互に実行し、第1露光時間及び第2露光時間をそれぞれフレーム周期の2倍未満とする、第1モードを実行可能とすることが好ましい。
プロセッサは、Kを2以上の整数とした場合に、第2露光時間をフレーム周期のK倍以上で、かつK+1倍未満とし、第2位相差画素領域の露光期間中に第1読み出し処理をK回実行し、第1読み出し処理をK回実行するたびに第2読み出し処理を1回実行する、第2モードを実行可能とすることが好ましい。
第2モードにおいて、第1露光時間は、フレーム周期未満であることが好ましい。
プロセッサは、被写体の明るさに応じて、第1モードと第2モードとを切り替えることが好ましい。
プロセッサは、第2読み出し処理を行わず、第1読み出し処理のみを繰り返す第3モードを実行可能とすることが好ましい。
プロセッサは、被写体の移動速度に応じて第1モードと第3モードとを切り替えることが好ましい。
Nを3以上の整数とした場合に、撮像素子は、第2方向に配列された第1位相差画素領域から第N位相差画素領域のN個の位相差画素領域を有し、プロセッサは、位相差画素領域の各々をフレーム周期ごとに選択して信号を読み出し、かつ、位相差画素領域の露光時間を、フレーム周期のN倍未満とすることが好ましい。
撮像素子は、第2方向に延在する複数の行選択線を含み、第1位相差画素領域は、複数の位相差画素として1対の第1位相差画素を含み、第2位相差画素領域は、複数の位相差画素として1対の第2位相差画素を含み、1対の第1位相差画素は、同一の行選択線によって選択され、1対の第2位相差画素は、同一の行選択線によって選択され、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域は、撮像画素領域を挟んで第1方向に交互に配置されていることが好ましい。
撮像素子は、第2方向に延在する複数の行選択線を含み、第1位相差画素領域は、複数の位相差画素として1対の第1位相差画素を含み、第2位相差画素領域は、複数の位相差画素として1対の第2位相差画素を含み、1対の第1位相差画素は、第1方向に並ぶ複数の行選択線によって各々選択され、1対の第2位相差画素は、第1方向に並ぶ複数の行選択線によって各々選択され、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域は、撮像画素領域を挟んで第1方向に交互に配置されていることが好ましい。
第1位相差画素領域及び第2位相差画素領域に含まれる複数の位相差画素と、撮像画素領域にある撮像画素とは、各々一対の光電変換素子を有し、プロセッサは、複数の位相差画素においては、一対の光電変換素子の一方の信号を読み出し、撮像画素から一対の光電変換素子の両方から信号を読み出し、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域は、撮像画素領域を挟んで第1方向に交互に配置されることが好ましい。
本開示の撮像装置の駆動方法は、第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、撮像素子は、複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、第1方向において、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有する撮像装置の駆動方法であって、撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行させ、第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、撮像画素領域の露光時間と異なっている。
本開示のプログラムは、第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、撮像素子は、複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、第1方向において、第1位相差画素領域と第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有する撮像装置を作動させるプログラムであって、撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行させ、第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、撮像画素領域の露光時間と異なっている。
撮像装置の前面側の一例を示す概略斜視図である。 撮像装置の背面側の一例を示す概略斜視図である。 撮像装置の内部構成の一例を示す図である。 プロセッサの機能構成の一例を示すブロック図である。 撮像センサの構成の一例を示す図である。 撮像画素の構成の一例を示す図である。 位相差画素の構成の一例を示す図である。 撮像センサの画素配列の一例を示す図である。 動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す図である。 撮像タイミングの一例を示す図である。 焦点調節制御の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る撮像タイミングの一例を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る撮像タイミングの一例を示す図である。 第1モードと第2モードとの切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態において動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す図である。 第3実施形態に係る撮像タイミングの一例を示す図である。 第3モードにおける撮像タイミングの一例を示す図である。 第1モードと第3モードとの切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第1変形例に係る撮像センサの画素配列の一例を示す図である。 第1変形例において動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す図である。 第2変形例に係る撮像センサの画素構成を示す図である。
添付図面に従って本開示の技術に係る実施形態の一例について説明する。
先ず、以下の説明で使用される文言について説明する。
以下の説明において、「IC」は、“Integrated Circuit”の略称である。「CPU」は、“Central Processing Unit”の略称である。「ROM」は、“Read Only Memory”の略称である。「RAM」は、“Random Access Memory”の略称である。「CMOS」は、“Complementary Metal Oxide Semiconductor”の略称である。EEPROMは、“Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory”の略称である。
「FPGA」は、“Field-Programmable Gate Array”の略称である。「PLD」は、“Programmable Logic Device”の略称である。「ASIC」は、“Application Specific Integrated Circuit”の略称である。「JPEG」は、“Joint Photographic Experts Group”の略称である。
本開示において、「等しい」とは、完全に等しいことの他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いで実質的に等しいことを含む。
[第1実施形態]
撮像装置の第1実施形態として、レンズ交換式のデジタルカメラを例に挙げて本開示の技術を説明する。なお、本開示の技術は、レンズ交換式に限られず、レンズ一体型のデジタルカメラにも適用可能である。
(撮像装置の構成)
図1は、撮像装置10の前面側の一例を示す。図1に示すように、撮像装置10は、レンズ交換式のデジタルカメラである。撮像装置10は、本体11と、本体11に交換可能に装着される撮像レンズ12とで構成される。撮像レンズ12は、カメラ側マウント11A及びレンズ側マウント12A(図3参照)を介して本体11の前面11C側に取り付けられる。撮像レンズ12は、本開示の技術に係るレンズの一例である。
本体11の上面には、ダイヤル13及びレリーズボタン14が設けられている。ダイヤル13は、動作モード等の設定の際に操作される。撮像装置10の動作モードとして、例えば、静止画撮像モード、動画撮像モード、及び画像表示モードが含まれる。レリーズボタン14は、静止画撮像、又は動画撮像の実行を開始する際にユーザにより操作される。
図2は、撮像装置10の背面側の一例を示す。図2に示すように、本体11の背面11Dには、ディスプレイ15、指示キー16、及び、図示しないファインダのファインダ接眼部18が設けられている。ファインダは、光学ビューファインダ又は電子ビューファインダが採用可能である。ディスプレイ15には、撮像により得られた画像信号に基づく画像、及び各種のメニュー画面等が表示される。指示キー16は、各種の指示を受け付ける。
図3は、撮像装置10の内部構成の一例を示す。本体11と撮像レンズ12とは、カメラ側マウント11Aに設けられた電気接点11Bと、レンズ側マウント12Aに設けられた電気接点12Bとが接触することにより電気的に接続される。
撮像レンズ12は、対物レンズ30、フォーカスレンズ31、後端レンズ32、及び絞り33を含む。各々部材は、撮像レンズ12の光軸LAに沿って、対物側から、対物レンズ30、絞り33、フォーカスレンズ31、後端レンズ32の順に配列されている。対物レンズ30、フォーカスレンズ31、及び後端レンズ32、撮像光学系を構成している。撮像光学系を構成するレンズの種類、数、及び配列順序は、図3に示す例に限定されない。
また、撮像レンズ12は、レンズ駆動制御部34を有する。レンズ駆動制御部34は、例えば、CPU、RAM、及びROM等により構成されている。ROMは、書き換え可能なEEPROM、フラッシュメモリ等も含む。レンズ駆動制御部34は、電気接点12B及び電気接点11Bを介して、本体11内のプロセッサ40と電気的に接続されている。
レンズ駆動制御部34は、プロセッサ40から送信される制御信号に基づいて、フォーカスレンズ31及び絞り33を駆動する。レンズ駆動制御部34は、撮像レンズ12の焦点調節を行うために、プロセッサ40から送信される焦点調節用の制御信号に基づいて、フォーカスレンズ31の駆動制御を行う。プロセッサ40は、位相差方式の焦点調節を行う。
本体11には、撮像センサ20、プロセッサ40、操作部42、メモリ45、及びディスプレイ15が設けられている。撮像センサ20、メモリ45、及びディスプレイ15は、プロセッサ40により動作が制御される。プロセッサ40は、例えば、CPU、RAM、及びROM等により構成される。この場合、プロセッサ40は、メモリ45に格納されたプログラム45Aに基づいて各種の処理を実行する。なお、プロセッサ40は、複数のICチップの集合体により構成されていてもよい。また、撮像センサ20は、例えば、CMOS型イメージセンサである。撮像センサ20は、本開示の技術に係る「撮像素子」の一例である。
ディスプレイ15は、画像処理部52(図4参照)が生成した画像データに基づき、画像を表示する。画像には、静止画、動画、及びライブビュー画像が含まれる。ライブビュー画像は、画像処理部52で生成された画像データを、ディスプレイ15に順次出力することにより、ディスプレイ15にリアルタイム表示される画像である。
画像処理部52が生成した画像データは、本体11に内蔵された内部メモリ(図示せず)、又は本体11に着脱可能な記憶媒体(例えば、メモリカード)に保存することが可能である。
操作部42は、前述のダイヤル13、レリーズボタン14、及び指示キー16(図1及び図2参照)を含む。プロセッサ40は、操作部42の操作に応じて、本体11内の各部と、撮像レンズ12内のレンズ駆動制御部34とを制御する。
(プロセッサの構成)
図4は、プロセッサ40の機能構成の一例を示す。プロセッサ40は、メモリ45に記憶されたプログラム45Aにしたがって処理を実行することにより、各種機能部を実現する。図4に示すように、例えば、プロセッサ40には、主制御部50、撮像制御部51、及び画像処理部52が実現される。
主制御部50は、操作部42から入力される指示信号に基づき、撮像装置10の動作を統括的に制御する。撮像制御部51は、撮像センサ20を制御することにより、撮像センサ20に撮像動作を行わせる撮像処理を実行する。撮像制御部51は、静止画撮像モード又は動画撮像モードで撮像センサ20を駆動する。
ユーザは、操作部42により、静止画撮像モードと動画撮像モードとの選択を行うことができる。また、ユーザは、操作部42を操作することにより、シャッタ速度及び絞り値を含む露出値の設定を行うことができる。
また、ユーザは、操作部42を操作することにより、自動露出モードを選択することが可能である。自動露出モードが選択された場合には、主制御部50は、撮像センサ20により得られる画像信号の輝度とプログラム線図とを用いた演算により、シャッタ速度及び絞り値の最適値を求める。
画像処理部52は、画像信号に対して種々の画像処理を施すことにより、既定のファイル形式(例えば、JPEG形式等)の画像データを生成する。
(撮像センサの構成)
図5は、撮像センサ20の構成の一例を示す。図5に示す撮像センサ20は、CMOS型イメージセンサである。撮像センサ20は、撮像領域21、垂直走査回路22、ラインメモリ23、水平走査回路24、及び出力アンプ25を有する。
撮像領域21には、複数の画素26が、X方向及びY方向に沿って二次元マトリクス状に配列されている。また、撮像領域21には、X方向に沿って複数の行選択線L1及び複数の行リセット線L2が配線されており、かつ、Y方向に沿って複数の列信号線L3が配線されている。
列信号線L3は、Y方向に延在している。行選択線L1及び行リセット線L2は、Y方向と交差するX方向に延在している。Y方向は、本開示の技術に係る「第1方向」の一例である。X方向は、本開示の技術に係る「第2方向」の一例である。
画素26は、行選択線L1、行リセット線L2、及び列信号線L3に接続されている。以下、X方向に並ぶ複数の画素26を単に「行」と称することもある。詳しくは後述するが、複数の画素26のうちの一部は、焦点調節を行うための位相差画素である。
画素26は、フォトダイオードD1、アンプトランジスタM1、画素選択トランジスタM2、及びリセットトランジスタM3を有する。フォトダイオードD1は、入射光を光電変換することにより、入射光量に応じた信号電荷を生成し、生成した信号電荷を蓄積する。アンプトランジスタM1は、フォトダイオードD1に蓄積された信号電荷の電荷量に応じた電圧(以下、画素信号Sという。)を生成する。
画素選択トランジスタM2は、行選択線L1を介して垂直走査回路22により制御され、アンプトランジスタM1により生成された画素信号Sを列信号線L3に出力する。リセットトランジスタM3は、行リセット線L2を介して垂直走査回路22により制御され、フォトダイオードD1に蓄積された信号電荷を電源線に破棄する。以下、フォトダイオードD1から信号電荷を破棄することは、画素26をリセットするという。
垂直走査回路22は、撮像制御部51から入力される垂直同期信号に基づいて、行選択信号SEL及びリセット信号RSTを発生する。垂直走査回路22は、信号読み出し動作時に、行選択線L1に行選択信号SELを与えることにより、当該行選択線L1に接続された画素26から画素信号Sを列信号線L3に出力させる。
また、垂直走査回路22は、リセット動作時に、行リセット線L2にリセット信号RSTを与えることにより、当該行リセット線L2に接続された画素26をリセットする。例えば、第n行の行リセット線L2に接続された画素26のリセットは、第n+1行の行選択線L1に接続された画素26から画素信号Sが読み出されている間に行われる。
ラインメモリ23は、一行分の画素26から出力された画素信号Sを記憶する。ラインメモリ23は、キャパシタ等により構成されている。ラインメモリ23は、スイッチとしてのトランジスタ29を介して水平出力線24Aに接続されている。出力アンプ25は、水平出力線24Aの端部に接続されている。水平走査回路24は、トランジスタ29を順に選択する水平走査を行うことにより、ラインメモリ23に記憶された一行分の画素信号Sを順に水平出力線24Aに出力させる。水平出力線24Aに出力された画素信号Sは、出力アンプ25を介して、画像信号として外部の画像処理部52へ出力される。
垂直走査回路22、ラインメモリ23、及び水平走査回路24の動作は、撮像制御部51(図4参照)により制御される。撮像制御部51は、垂直走査回路22を制御することにより、一行ずつ順に行選択線L1を選択しながら画素信号Sを出力させる。また、撮像制御部51は、垂直走査回路22を制御することにより、一行ずつ順に行リセット線L2を選択しながら画素26をリセットさせる。
動画撮像モードでは、撮像制御部51は、フレーム周期T(図10参照)で撮像センサ20を駆動する。撮像制御部51は、フレームレートに対応するフレーム周期で、撮像センサ20に、画像信号の読み出し及びリセットの動作を繰り返し実行させる。
なお、撮像センサ20の構成は、図5に示す構成に限られない。例えば、撮像センサ20にA/D変換器が設けられていてもよい。
(画素の構成)
撮像領域21に配列された複数の画素26には、撮像用の撮像画素Nと、位相差画素P1,P2とが含まれる。図6は、撮像画素Nの構成の一例を示す。図7は、位相差画素P1,P2の構成の一例を示す。位相差画素P1,P2は、それぞれ主光線を中心としてX方向に分割された光束の一方を受光する。
図6に示すように、撮像画素Nは、光電変換素子としてのフォトダイオードD1、カラーフィルタCF、及びマイクロレンズMLを含んで構成されている。カラーフィルタCFは、フォトダイオードD1とマイクロレンズMLとの間に配置されている。
カラーフィルタCFは、R(赤色),G(緑色),B(青色)のうちのいずれかの色の光を透過させるフィルタである。マイクロレンズMLは、撮像レンズ12の射出瞳EPから入射する光束LFを、カラーフィルタCFを介してフォトダイオードD1のほぼ中央に集光する。
図7に示すように、位相差画素P1,P2は、それぞれフォトダイオードD1、遮光層SF、及びマイクロレンズMLを含んで構成されている。マイクロレンズMLは、撮像画素Nと同様に、撮像レンズ12の射出瞳EPから入射する光束LFを、フォトダイオードD1のほぼ中央に集光する。
遮光層SFは、金属膜等で形成され、フォトダイオードD1とマイクロレンズMLとの間に配置されている。遮光層SFは、マイクロレンズMLを介してフォトダイオードD1に入射する光束LFの一部を遮光する。
位相差画素P1では、遮光層SFは、フォトダイオードD1の中心を基準としてX方向に関して負側(第1側)を遮光する。すなわち、位相差画素P1では、遮光層SFは、第1側の射出瞳EP1からの光束LFをフォトダイオードD1に入射させ、かつ、X方向に関して正側(第2側)の射出瞳EP2からの光束LFを遮光する。
位相差画素P2では、遮光層SFは、フォトダイオードD1の中心を基準としてX方向に関して正側(第2側)を遮光する。すなわち、位相差画素P2では、遮光層SFは、第2側の射出瞳EP2からの光束LFをフォトダイオードD1に入射させ、かつ、X方向に関して負側(第1側)の射出瞳EP1からの光束LFを遮光する。
(画素配列)
図8は、撮像センサ20の画素配列の一例を示す。図8に示すカラーフィルタCFの色配列は、いわゆるベイヤ配列である。ベイヤ配列は、2×2の4画素のうち、対角の2画素にGのカラーフィルタCFを配置し、他の2画素にRとBのカラーフィルタCFを配置した色配列である。図8中の「R」は、RのカラーフィルタCFが設けられた撮像画素Nを表している。「G」は、GのカラーフィルタCFが設けられた撮像画素Nを表している。「B」は、BのカラーフィルタCFが設けられた撮像画素Nを表している。なお、カラーフィルタCFの色配列は、ベイヤ配列に限定されず、他の色配列であってもよい。
位相差画素P1,P2は、ベイヤ配列の一部の撮像画素Nを置き換えることにより、撮像領域21内に配置されている。位相差画素P1,P2は、X方向に配列されている。例えば、位相差画素P1,P2は、X方向に3画素ごと(すなわち、2画素おき)にいずれかが配置されている。すなわち、位相差画素P1と位相差画素P2との間には、2つの撮像画素N(B及びG)が配置されている。
位相差画素P1,P2は、Y方向に18画素ごとに配列されている。Y方向に配列された位相差画素P1の間には、複数の撮像画素N(R及びG)が配列されている。Y方向に配列された位相差画素P2の間には、複数の撮像画素N(B及びG)が配列されている。
なお、位相差画素P1,P2の配列パターンは、図8に示す例には限定されない。例えば、位相差画素P1,P2は、X方向に隣接して配置されていてもよい。
符号R1は、X方向に複数の位相差画素P1,P2が配列された第1位相差画素領域を表す。同様に、符号R2は、X方向に複数の位相差画素P1,P2が配列された第1位相差画素領域を表す。第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2は、撮像画素Nのみを含む撮像画素領域RAを挟んでY方向に配列されている。
第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2は、画素構成は同一である。動画撮像モードにおいて、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2は、垂直走査回路22により走査されるタイミングが異なり、同一フレーム周期内に信号の読み出しは行われない(図10参照)。すなわち、第1位相差画素領域R1と第2位相差画素領域R2とは、インターレース読み出し方式で、フレーム周期ごとに交互に信号の読み出しが行われる。
図9は、動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す。第1位相差画素領域R1と第2位相差画素領域R2とは、撮像画素領域RAを挟んでY方向に交互に配列されている。動画撮像モード時には、撮像画素領域RA、第1位相差画素領域R1、及び第2位相差画素領域R2は、それぞれリセット及び信号読み出しが互いに独立して行われる。
本実施形態では、撮像画素領域RAは画素間引き読み出しが行われる。撮像画素領域RAは、3行ごとに画素が間引かれる。図9においてハッチングを施した画素は、信号読み出しが行われない画素である。
(撮像タイミング)
図10は、動画撮像モードにおける撮像センサ20の撮像タイミングの一例を示す。動画撮像のフレーム周期Tは、撮像制御部51から垂直走査回路22に供給される垂直同期信号VDにより規定される。垂直走査回路22は、垂直同期信号VDに基づき、撮像画素領域RA、第1位相差画素領域R1、及び第2位相差画素領域R2に対して、それぞれ独立に、行選択信号SEL及びリセット信号RSTを供給する。
垂直走査回路22は、垂直同期信号VDに同期して、撮像画素領域RA、第1位相差画素領域R1、及び第2位相差画素領域R2に対して、行選択信号SELを供給する。垂直走査回路22は、撮像画素領域RAには、フレーム周期Tごとに行選択信号SELを供給する。垂直走査回路22は、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2には、フレーム周期Tの2倍の周期(フレーム周期Tの2倍の期間)で行選択信号SELを供給する。なお、第1位相差画素領域R1に供給される行選択信号SELと、第2位相差画素領域R2に供給される行選択信号SELとは、フレーム周期Tだけ位相がずれている。
垂直走査回路22は、撮像画素領域RA、第1位相差画素領域R1、及び第2位相差画素領域R2のそれぞれの露光時間に応じてリセット信号RSTを供給する。露光時間は、各行において、リセット信号RSTが入力されてから行選択信号SELが入力されるまでの時間(すなわち電荷蓄積時間)である。露光期間は、行ごとにずれる。すなわち、撮像センサ20は、フォーカルプレーン方式の電子シャッタで露光を行う。なお、図10中においてハッチングを施した期間は、遮光期間である。遮光期間においてリセットを繰り返し実行してもよい。
撮像画素領域RAは、フレーム周期Tごとに信号読み出しが行われる。このため、撮像画素領域RAの露光時間(以下、撮像用露光時間という。)ERAは、フレーム周期T未満(すなわち、ERA<T)に設定される。例えば、撮像用露光時間ERAは、操作部42の操作により設定されたシャッタ速度に対応する。また、撮像用露光時間ERAは、自動露出モードにより決定されたシャッタ速度に対応する。
第1位相差画素領域R1は、フレーム周期Tの2倍の周期で信号読み出しが行われる。このため、第1位相差画素領域R1の露光時間(以下、第1露光時間という。)ER1は、フレーム周期Tの2倍未満(すなわち、ER1<2T)に設定される。例えば、第1露光時間ER1は、固定値である。なお、第1露光時間ER1は、撮像用露光時間ERAと連動して変化する値であってもよい。第1露光時間ER1は、撮像用露光時間ERAと異なっており、例えば、ERA<ER1<2Tの関係を満たす値に設定される。
第2位相差画素領域R2は、第1位相差画素領域R1と同様に、フレーム周期Tの2倍の周期で信号読み出しが行われる。このため、第2位相差画素領域R2の露光時間(以下、第2露光時間という。)ER2は、フレーム周期Tの2倍未満(すなわち、ER2<2T)に設定される。例えば、第2露光時間ER2は、固定値である。なお、第2露光時間ER2は、撮像用露光時間ERAと連動して変化する値であってもよい。第2露光時間ER2は、撮像用露光時間ERAと異なっており、例えば、ERA<ER2<2Tの関係を満たす値に設定される。
本実施形態では、第1露光時間ER1は、第2露光時間ER2と等しい(すなわち、ER1=ER2)。また、第1露光時間ER1及び第2露光時間ER2は、それぞれフレーム周期T超過である(すなわち、T≦ER1,T≦ER2)。なお、第1露光時間ER1と第2露光時間ER2とは、互いに異なっていてもよい。
図10に示すように、第1位相差画素領域R1から信号を読み出す期間を第1フレーム期間とし、第2位相差画素領域R2から信号を読み出す期間を第2フレーム期間とする。撮像画素領域RAからの信号読み出しは、第1フレーム期間と第2フレーム期間のいずれのフレーム期間においても行われる。本実施形態では、第1フレーム期間において撮像画素領域RAからの信号読み出しが終了した直後に、第2フレーム期間における第2位相差画素領域R2から信号読み出しを開始する。また、第2フレーム期間において撮像画素領域RAからの信号読み出しが終了した直後に、第1フレーム期間における第1位相差画素領域R1から信号読み出しを開始する。
(焦点調節制御)
次に、動画撮像モードにおける焦点調節制御を、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の開始指示があったか否かを判定する(ステップS10)。
主制御部50は、動画撮像の開始指示があったと判定した場合には(ステップS10:YES)、撮像制御部51を制御することにより、撮像センサ20にフレーム周期Tで撮像動作を行わせるとともに、第1読み出し処理を実行させる(ステップS11)。第1読み出し処理は、第1フレーム期間中に第1位相差画素領域R1から信号を読み出す処理である。
主制御部50は、第1読み出し処理が終了すると、第1位相差画素領域R1に含まれる位相差画素P1,P2から出力された信号に基づいて、位相差方式の焦点調節を行う(ステップS12)。具体的には、主制御部50は、位相差画素P1から出力された信号に基づく像と、位相差画素P2から出力された信号に基づく像との位相差が少なくなるようにフォーカスレンズ31の位置調整を行う。
次に、主制御部50は、撮像センサ20に第2読み出し処理を実行させる(ステップS13)。第2読み出し処理は、第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に第2位相差画素領域R2から信号を読み出す処理である。
主制御部50は、第2読み出し処理が終了すると、第2位相差画素領域R2に含まれる位相差画素P1,P2から出力された信号に基づいて、位相差方式の焦点調節を行う(ステップS14)。ステップS14の処理は、ステップS12の処理と同様である。
次に、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の終了指示があったか否かを判定する(ステップS15)。主制御部50は、動画撮像の終了指示がなかったと判定した場合には(ステップS15:NO)、処理をステップS11に移行して、撮像センサ20に第1読み出し処理を実行させる。一方、主制御部50は、動画撮像の終了指示があったと判定した場合には(ステップS15:YES)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態の焦点調節制御では、第1読み出し処理と第2読み出し処理とが繰り返し実行される。本実施形態では、第1位相差画素領域R1と第2位相差画素領域R2とをそれぞれ独立してフレーム周期Tの2倍の周期で信号読み出しを行っているので、第1露光時間ER1及び第2露光時間ER2をそれぞれフレーム周期T超過(すなわち、T≦ER1,T≦ER2)とすることができる。すなわち、本実施形態によれば、位相差画素P1,P2の露光時間をフレーム周期T超過とし、かつ、フレーム周期Tごとに位相差画素P1,P2から信号を読み出すことができる。
位相差画素P1,P2は、それぞれ遮光層SFを有するので、撮像画素Nと比較して、受光量が小さい(図6及び図7参照)。仮に、第1露光時間ER1及び第2露光時間ER2を、それぞれ撮像用露光時間ERAと等しくすると、位相差画素P1,P2の受光量が小さいことにより、焦点調節の精度が低下する。これに対して、本実施形態によれば、第1露光時間ER1及び第2露光時間ER2を、それぞれ撮像用露光時間ERAより長くすることができ、さらにはフレーム周期Tよりも長くすることができるので、位相差画素P1,P2の受光量が増加する。これにより、焦点調節の精度が向上する。第1実施形態は、特に撮像用露光時間が短い(すなわち、設定されたフレームレートが高い又はシャッタースピードが速い)場合に適している。
なお、上記の焦点調節は、動画データをメモリ45等に記録する動画撮像モードに限られず、動画データを記録せずにディスプレイ15又はファインダにリアルタイム表示させるライブビュー表示モードに適用することも可能である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、動画撮像モードにおける焦点調節制御が第1実施形態と異なる。
図12は、第2実施形態に係る動画撮像モードにおける撮像タイミングの一例を示す。本実施形態では、撮像センサ20は、主制御部50の制御に基づいて、前述の第1読み出し処理を2回実行し、第1読み出し処理を2回実行するたびに前述の第2読み出し処理を1回実行する。したがって、本実施形態では、第2フレーム期間に続いて、第1フレーム期間が2回連続する。
本実施形態では、第2露光時間ER2がフレーム周期Tの2倍以上で、かつ3倍未満であり(すなわち、2T≦ER2<3T)、かつ第2位相差画素領域R2の露光期間中に第1読み出し処理が2回実行される。また、第1露光時間ER1は、フレーム周期T未満である。
このように、本実施形態では、フレーム周期T未満の第1露光時間ER1で露光された第1位相差画素領域R1からの信号と、フレーム周期Tの2倍以上の第2露光時間ER2で露光された第2位相差画素領域R2からの信号とを取得することができる。本実施形態では、主制御部50は、露光時間が大きく異なる位相差画素P1,P2の信号に基づいて、被写体の明るさに応じた焦点調節制御を行うことができる。
主制御部50は、被写体の明るさに応じて、長時間露光の信号と、短時間露光の信号とのいずれかを選択して焦点調節を行えばよい。また、主制御部50は、長時間露光の信号と、短時間露光の信号との加算信号に基づいて焦点調節を行ってもよい。なお、被写体の明るさは、撮像画素領域RAから読み出される信号に基づいて検出すればよい。本実施形態の焦点調節制御は、被写体の明暗さが大きい(すなわち、ダイナミックレンジが広い)場合に実行することが好適である。
なお、図12では、連続する2つの第1露光時間ER1は等しいが、2つの第1露光時間ER1の一方を他方より長くすることが可能である。
図13は、第2実施形態の変形例に係る動画撮像モードにおける撮像タイミングの一例を示す。本変形例では、第2フレーム期間に続く第1フレーム期間中に信号読み出しが行われる第1位相差画素領域R1の第1露光時間ER1を、フレーム周期T超過(すなわち、T≦ER1)とする。このように、本変形例では、フレーム周期Tの2倍以上の第2露光時間ER2、フレーム周期T超過の第1露光時間ER1、及びフレーム周期T未満の第1露光時間ER1の3種の露光時間を設定することができる。
なお、第2実施形態では、第2露光時間ER2をフレーム周期Tの2倍以上で、かつ3倍未満としているが、第2露光時間ER2をフレーム周期Tの2倍以上とすることも可能である。第2露光時間ER2をフレーム周期TのK倍以上で、かつK+1倍未満とする場合には、第2位相差画素領域R2の露光期間中に第1読み出し処理をK回実行し、第1読み出し処理をK回実行するたびに第2読み出し処理を1回実行すればよい。ここで、Kは2以上の整数である。
また、第1実施形態の焦点調節制御(図10参照)を第1モードとし、第2実施形態の焦点調節制御(図12参照)を第2モードとした場合に、第1モードと第2モードとを切り替え可能としてもよい。例えば、主制御部50が、被写体の明るさに応じて、第1モードと第2モードとを切り替えるように構成してもよい。
図14は、第1モードと第2モードとの切り替え処理の一例を示すフローチャートである。まず、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の開始指示があったか否かを判定する(ステップS20)。
主制御部50は、動画撮像の開始指示があったと判定した場合には(ステップS20:YES)、撮像画素領域RAから読み出される信号に基づき被写体の明るさを検出する(ステップS21)。次に、主制御部50は、ダイナミックレンジが一定値以上必要であるか否かを判定する(ステップS22)。主制御部50は、ダイナミックレンジが一定値以上必要でないと判定した場合には(ステップS22:NO)、第1モードを選択する(ステップS23)。一方、主制御部50は、ダイナミックレンジが一定値以上であると判定した場合には(ステップS22:YES)、第2モードを選択する(ステップS24)。
次に、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の終了指示があったか否かを判定する(ステップS25)。主制御部50は、動画撮像の終了指示がなかったと判定した場合には(ステップS25:NO)、処理をステップS21に移行して、被写体の明るさを検出する。一方、主制御部50は、動画撮像の終了指示があったと判定した場合には(ステップS25:YES)、処理を終了する。
以上のように、ダイナミックレンジが大きい場合には、第2モードが選択される。第2モードでは、上述のように、位相差画素P1,P2が複数の露光時間で露光されるので、ダイナミックレンジが大きい場合であっても位相差画素P1,P2から読み出された信号に基づき、精度よく焦点調節を行うことができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、撮像センサ20に、第1位相差画素領域R1、第2位相差画素領域R2、及び第3位相差画素領域R3の3個の位相差画素領域を設ける。
図15は、第3実施形態において動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す。第3実施形態では、第1位相差画素領域R1、第2位相差画素領域R2、及び第3位相差画素領域R3が、Y方向に繰り返し配列されている。Y方向において、第1位相差画素領域R1と第2位相差画素領域R2との間、第2位相差画素領域R2と第3位相差画素領域R3との間、第3位相差画素領域R3と第1位相差画素領域R1との間には、それぞれ撮像画素領域RAが配置されている。
第3実施形態では、3個の位相差画素領域に対してそれぞれ独立してリセット及び信号読み出しを行うことにより、位相差画素P1,P2の露光時間を、フレーム周期Tの2倍以上で、かつ3倍未満とすることができる。
図16は、第3実施形態に係る撮像タイミングの一例を示す。本実施形態では、主制御部50は、第1位相差画素領域R1、第2位相差画素領域R2、及び第3位相差画素領域R3をフレーム周期Tごとに順に選択して信号を読み出す。本実施形態では、第1露光時間ER1、第2露光時間ER2、及び第3露光時間ER3は、それぞれ撮像用露光時間ERAと異なっている。第1露光時間ER1、第2露光時間ER2、及び第3露光時間ER3は、それぞれ異なっていてもよい。
なお、撮像センサ20に4個の位相差画素領域を設けることも可能である。撮像センサ20に、Y方向に配列された第1位相差画素領域R1から第N位相差画素領域RNのN個の位相差画素領域を設ける場合には、主制御部50は、位相差画素領域の各々をフレーム周期Tごとに順に選択して信号を読み出す。この場合、主制御部50は、位相差画素領域の露光時間を、フレーム周期のN倍未満とすればよい。ここで、Nは3以上の整数である。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2のうち、第1位相差画素領域R1のみから繰り返し信号を読み出す第3モードを実行可能とする。
図17は、第3モードにおける撮像タイミングの一例を示す。第3モードでは、主制御部50は、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2(図9参照)のうち、第2位相差画素領域R2からは信号を読み出さず、第1位相差画素領域R1のみからフレーム周期Tごとに信号を読み出す。すなわち、主制御部50は、第2読み出し処理を行わず、第1読み出し処理のみを繰り返す第3モードを実行可能とする。
本実施形態では、上述の第1モードと第3モードとが切り替え可能に構成されている。例えば、主制御部50は、被写体の移動速度に応じて、第1モードと第3モードとを切り替える。例えば、主制御部50は、フレーム周期Tごとに撮像画素領域RAから読み出される信号に基づき、フレーム間の被写体の移動ベクトルを求めることにより、被写体の移動速度を検出する。
第1実施形態で示した第1モードは、フレーム間で異なる位相差画素P1,P2から信号を読み出すため、解像度の高い位相差情報が得られる。このため、第1モードは、特に、被写体の動きが小さい状況における焦点調節制御に適している。これに対して、第3モードは、フレーム間で読み出す位相差画素P1,P2の位置が変化しないため、被写体の動きが大きい状況における焦点調節制御に適している。
図18は、第1モードと第3モードとの切り替え処理の一例を示すフローチャートである。まず、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の開始指示があったか否かを判定する(ステップS30)。
主制御部50は、動画撮像の開始指示があったと判定した場合には(ステップS30:YES)、撮像画素領域RAから読み出される信号に基づき被写体の移動速度を検出する(ステップS31)。次に、主制御部50は、検出した移動速度が一定値以上であるか否かを判定する(ステップS32)。主制御部50は、移動速度が一定値未満であると判定した場合には(ステップS32:NO)、第1モードを選択する(ステップS33)。一方、主制御部50は、移動速度が一定値以上であると判定した場合には(ステップS32:YES)、第3モードを選択する(ステップS34)。
次に、主制御部50は、操作部42の操作による動画撮像の終了指示があったか否かを判定する(ステップS35)。主制御部50は、動画撮像の終了指示がなかったと判定した場合には(ステップS35:NO)、処理をステップS31に移行して、被写体の明るさを検出する。一方、主制御部50は、動画撮像の終了指示があったと判定した場合には
(ステップS35:YES)、処理を終了する。
以上のように、被写体の移動速度が大きい場合には、第3モードが選択される。第3モードでは、フレーム間で読み出す位相差画素P1,P2の位置が変化しないので、精度よく焦点調節を行うことができる。
[撮像センサの第1変形例]
次に、撮像センサ20の第1変形例について説明する。本変形例に係る撮像センサ20は、位相差画素P1,P2の配置が第1実施形態と異なる。以下、本変形例に係る撮像センサ20の構成を、第1実施形態に係る撮像センサ20の構成と対比して説明する。
第1実施形態に係る撮像センサ20では、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2のそれぞれに一対の位相差画素P1,P2が含まれている(図8及び図9参照)。以下、第1位相差画素領域R1に含まれる位相差画素P1,P2は、「一対の第1位相差画素P1,P2」という。また、第2位相差画素領域R2に含まれる位相差画素P1,P2は、「一対の第2位相差画素P1,P2」という。
第1実施形態では、一対の第1位相差画素P1,P2は、同一の行に配列されているので、同一の行選択線L1(図5参照)によって選択される。同様に、一対の第2位相差画素P1,P2は、同一の行に配列されているので、同一の行選択線L1によって選択される。
図19は、本変形例に係る撮像センサ20の画素配列の一例を示す。本変形例では、第1位相差画素領域R1a及び第1位相差画素領域R1bの2種の第1位相差画素領域が設けられている。同様に、第2位相差画素領域R2a及び第2位相差画素領域R2bの2種の第2位相差画素領域が設けられている。
第1位相差画素領域R1aは、一対の第1位相差画素P1,P2のうち、第1位相差画素P1のみを含む。第1位相差画素領域R1bは、一対の第1位相差画素P1,P2のうち、第1位相差画素P2のみを含む。本変形例では、第1位相差画素領域R1aと第1位相差画素領域R1bとは、撮像画素領域RAを挟んでY方向に配列されている。
第2位相差画素領域R2aは、一対の第2位相差画素P1,P2のうち、第2位相差画素P1のみを含む。第2位相差画素領域R2bは、一対の第2位相差画素P1,P2のうち、第2位相差画素P2のみを含む。本変形例では、第2位相差画素領域R2aと第2位相差画素領域R2bとは、撮像画素領域RAを挟んでY方向に配列されている。
本変形例では、一対の第1位相差画素P1,P2は、異なる行に配列されているので、Y方向に並ぶ2つの行選択線L1によって各々選択される。同様に、一対の第2位相差画素P1,P2は、異なる行に配列されているので、Y方向に並ぶ2つの行選択線L1によって各々選択される。
第1位相差画素領域R1a,R1bと、第2位相差画素領域R2a,R2bとは、撮像画素領域RAを挟んでY方向に繰り返し配列されている。
図20は、本変形例において動画撮像モード時に信号が読み出される画素を示す。動画撮像モード時には、第1位相差画素領域R1a,R1bは、第1フレーム期間に読み出しが行われる。第2位相差画素領域R2a,R2bは、第2フレーム期間に読み出しが行われる。その他の撮像動作は、第1実施形態の撮像動作と同様である。
なお、第1位相差画素領域R1aと第1位相差画素領域R1bとは、Y方向に隣接して設けられていてもよい。また、第2位相差画素領域R2aと第2位相差画素領域R2bとは、Y方向に隣接して設けられていてもよい。
[撮像センサの第2変形例]
次に、撮像センサ20の第2変形例について説明する。本変形例に係る撮像センサ20は、各画素26が2つのフォトダイオードで構成された、いわゆるデュアルピクセルのCMOS型イメージセンサである。
図21は、本変形例に係る撮像センサ20の画素構成を示す。本変形例では、位相差画素及び撮像画素は、同一の構成である。画素26は、一対のフォトダイオードD1a,D1b、カラーフィルタCF、及びマイクロレンズMLを含んで構成されている。一対のフォトダイオードD1a,D1bは、カラーフィルタCFの下方に、X方向に隣接して配置されている。
フォトダイオードD1aは、X方向に分割された射出瞳EP1,EP2のうち、射出瞳EP1からの光束LFを受光する。フォトダイオードD1bは、X方向に分割された射出瞳EP1,EP2のうち、射出瞳EP2からの光束LFを受光する。
画素26は、一対のフォトダイオードD1a,D1bの両方から信号が読み出され、読み出された信号が加算されることにより撮像画素として機能する。また、画素26は、一対のフォトダイオードD1a,D1bのうち一方から信号が読み出されることにより位相差画素として機能する。
本変形例における第1位相差画素領域R1、第2位相差画素領域R2、及び撮像画素領域RAの配列は、第1実施形態と同様である(図8及び図9参照)。
本変形例では、主制御部50は、第1位相差画素領域R1に含まれる画素26のうち、少なくとも一部の画素26については、一対のフォトダイオードD1a,D1bのうち一方から信号を読み出す。同様に、主制御部50は、第2位相差画素領域R2に含まれる画素26のうち、少なくとも一部の画素26については、一対のフォトダイオードD1a,D1bのうち一方から信号を読み出す。また、主制御部50は、撮像画素領域RAに含まれる画素26については、一対のフォトダイオードD1a,D1bの両方から信号を読み出す。
なお、第1位相差画素領域R1及び第2位相差画素領域R2の全ての画素26を位相差画素として機能させてもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例では、撮像センサ20は、撮像領域21、垂直走査回路22、ラインメモリ23、水平走査回路24、及び出力アンプ25で構成されているが、撮像センサ20は、撮像領域21のみで構成されていてもよい。垂直走査回路22、ラインメモリ23、水平走査回路24、及び出力アンプ25は、プロセッサ40内に設けられていてもよい。
また、上記各実施形態及び各変形例は、矛盾が生じない限り、互いに組み合わせることが可能である。
上記実施形態において、プロセッサ40を一例とする制御部のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサを用いることができる。上記各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGAなどの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサが含まれる。FPGAには、PLD、又はASICなどの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
制御部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の制御部は1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の制御部を1つのプロセッサで構成する例は複数考えられる。第1の例に、クライアント及びサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の制御部として機能する形態がある。第2の例に、システムオンチップ(System On Chip:SOC)などに代表されるように、複数の制御部を含むシステム全体の機能を1つのICチップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、制御部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成できる。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路を用いることができる。
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 撮像装置
11 本体
11A カメラ側マウント
11B 電気接点
11C 前面
11D 背面
12 撮像レンズ
12A レンズ側マウント
12B 電気接点
13 ダイヤル
14 レリーズボタン
15 ディスプレイ
16 指示キー
18 ファインダ接眼部
20 撮像センサ
21 撮像領域
22 垂直走査回路
23 ラインメモリ
24 水平走査回路
24A 水平出力線
25 出力アンプ
26 画素
29 トランジスタ
30 対物レンズ
31 フォーカスレンズ
32 後端レンズ
33 絞り
34 レンズ駆動制御部
40 プロセッサ
42 操作部
45 メモリ
45A プログラム
50 主制御部
51 撮像制御部
52 画像処理部
CF カラーフィルタ
D1,D1a,D1b フォトダイオード
EP,EP1,EP2 射出瞳
ER1 第1露光時間
ER2 第2露光時間
ER3 第3露光時間
ERA 撮像用露光時間
L1 行選択線
L2 行リセット線
L3 列信号線
LA 光軸
LF 光束
M1 アンプトランジスタ
M2 画素選択トランジスタ
M3 リセットトランジスタ
ML マイクロレンズ
N 撮像画素
P1,P2 位相差画素
R1,R1a,R1b 第1位相差画素領域
R2,R2a,R2b 第2位相差画素領域
R3 第3位相差画素領域
RA 撮像画素領域
RST リセット信号
S 画素信号
SEL 行選択信号
SF 遮光層
T フレーム周期
VD 垂直同期信号

Claims (15)

  1. プロセッサと、
    第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、
    前記撮像素子は、前記複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、前記第1方向において、前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有し、
    前記プロセッサは、
    前記撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、
    第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、
    前記第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行するように構成され、
    前記第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、前記第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、前記撮像画素領域の露光時間と異なっている、
    撮像装置。
  2. 前記第1露光時間及び前記第2露光時間は、それぞれ前記フレーム周期超過である、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1露光時間と前記第2露光時間とは、互いに異なる、
    請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記第1読み出し処理と前記第2読み出し処理とを交互に実行し、前記第1露光時間及び前記第2露光時間をそれぞれ前記フレーム周期の2倍未満とする、第1モードを実行可能とする、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記プロセッサは、
    Kを2以上の整数とした場合に、前記第2露光時間を前記フレーム周期のK倍以上で、かつK+1倍未満とし、前記第2位相差画素領域の露光期間中に前記第1読み出し処理をK回実行し、前記第1読み出し処理をK回実行するたびに前記第2読み出し処理を1回実行する、第2モードを実行可能とする、
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第2モードにおいて、前記第1露光時間は、前記フレーム周期未満である、
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記プロセッサは、
    被写体の明るさに応じて、前記第1モードと前記第2モードとを切り替える、
    請求項5又は請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記第2読み出し処理を行わず、前記第1読み出し処理のみを繰り返す第3モードを実行可能とする、
    請求項4から請求項7のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記プロセッサは、
    被写体の移動速度に応じて前記第1モードと前記第3モードとを切り替える、
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. Nを3以上の整数とした場合に、前記撮像素子は、前記第2方向に配列された前記第1位相差画素領域から第N位相差画素領域のN個の位相差画素領域を有し、
    前記プロセッサは、前記位相差画素領域の各々を前記フレーム周期ごとに選択して信号を読み出し、かつ、前記位相差画素領域の露光時間を、前記フレーム周期のN倍未満とする、
    請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像素子は、前記第2方向に延在する複数の行選択線を含み、
    前記第1位相差画素領域は、前記複数の位相差画素として1対の第1位相差画素を含み、
    前記第2位相差画素領域は、前記複数の位相差画素として1対の第2位相差画素を含み、
    前記1対の第1位相差画素は、同一の前記行選択線によって選択され、
    前記1対の第2位相差画素は、同一の前記行選択線によって選択され、
    前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域は、前記撮像画素領域を挟んで前記第1方向に交互に配置されている、
    請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像素子は、前記第2方向に延在する複数の行選択線を含み、
    前記第1位相差画素領域は、前記複数の位相差画素として1対の第1位相差画素を含み、
    前記第2位相差画素領域は、前記複数の位相差画素として1対の第2位相差画素を含み、
    前記1対の第1位相差画素は、前記第1方向に並ぶ複数の前記行選択線によって各々選択され、
    前記1対の第2位相差画素は、前記第1方向に並ぶ複数の前記行選択線によって各々選択され、
    前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域は、前記撮像画素領域を挟んで前記第1方向に交互に配置されている、
    請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記第1位相差画素領域及び前記第2位相差画素領域に含まれる前記複数の位相差画素と、前記撮像画素領域にある撮像画素とは、各々一対の光電変換素子を有し、
    前記プロセッサは、前記複数の位相差画素においては、前記一対の光電変換素子の一方の信号を読み出し、前記撮像画素から前記一対の光電変換素子の両方から前記信号を読み出し、
    前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域は、前記撮像画素領域を挟んで前記第1方向に交互に配置される、
    請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、前記撮像素子は、前記複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、前記第1方向において、前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、
    第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、
    前記第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行させ、
    前記第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、前記第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、前記撮像画素領域の露光時間と異なっている、
    撮像装置の駆動方法。
  15. 第1方向に延在する信号を読み出す列信号線と、前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の位相差画素とを含む撮像素子とを備え、前記撮像素子は、前記複数の位相差画素を各々含む第1位相差画素領域と第2位相差画素領域と、前記第1方向において、前記第1位相差画素領域と前記第2位相差画素領域との間にある撮像画素領域とを有する撮像装置を作動させるプログラムであって、
    前記撮像素子にフレーム周期で撮像を行わせ、
    第1フレーム期間中に、第1位相差画素領域から信号を読み出す第1読み出し処理と、
    前記第1フレーム期間に続く第2フレーム期間中に、第2位相差画素領域から信号を読み出す第2読み出し処理と、を実行させ、
    前記第1位相差画素領域が露光される第1露光時間、及び、前記第2位相差画素領域が露光される第2露光時間は、前記撮像画素領域の露光時間と異なっている、
    プログラム。
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